玉置一弥

たまきかずや



当選回数回

玉置一弥の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○玉置委員 久しぶりに通常国会で質問させていただきたいと思います。  ことしの国会は、冒頭からちょっと異例でございまして、発言のできる機会がないのではないかと一時は心配したのでございますが、ようやく落ちついたようでございます。選挙前とはいえ、ちゃんとやはり国政についてはみんなで...全文を見る
○玉置委員 今回は、乗降客五千人以上で段差が五メートル以上の駅を中心にやります、こういう話で、その数は二千ぐらいというふうにお伺いしておりますが、例えば、中小の都市を含めて大都市近辺の主要駅というと大体五千ぐらいあるということなんですね。それで、今の該当のものは二千だと。日本全国...全文を見る
○玉置委員 私たちの日本の社会は高齢社会に向かっている、向かっているというかもう入っているそうでございますが、六十五歳以上で仕事ができないわけでもないし、条件さえ整えばまだまだ社会参加もできる。場合によっては、余生を楽しんで、旅行に行ったりあるいは観劇、ゲートボールばかりじゃなく...全文を見る
○玉置委員 今お話がございましたように、やはり諸外国に比べて一番おくれている部分だというふうに思います。早くから手がけてきたヨーロッパで北欧は対応が早かったんですが、結局一番制度が充実されてきましたのは、やはりアメリカやイギリスということになってくるわけであります。  そういう...全文を見る
○玉置委員 特に、地方自治体における協議会とかいうことにつきましてはぜひ御指導いただいて、できたら明文化した、やはり市民参加という形をいただきたい。  というのは、私どもも、十二月の六日に一応素案をつくりまして、十二月二十日から全国展開で、パブリックコメントという形でいろいろな...全文を見る
○玉置委員 まだこれから法律が出て、場合によってはいろいろな視察も委員会の方でお願いをしたい、こういうふうに思います。  実際に、これはどの党がやったからいいという話ではなくて、おくれている部分をいかに取り戻していくか、逆に、人権そのものが非常に安易に扱われることがちょっと続い...全文を見る
○玉置委員 相互相殺というような形で相手に払うものが減額をされているというような形の制度があるんですが、あれもいろいろ問題になったと思うのですよね。それは結局保険屋さんがもうかるだけで、被害者とか加害者とか、ともに何にもメリットがないというようなことも言えるかと思うんですが、それ...全文を見る
○玉置委員 自賠責の方は加入率はほぼ一〇〇%だと思います。ほぼというか一〇〇%ですよね、それでなければ走れないことになっていますから。  任意保険は今どの程度でございますか。
○玉置委員 強制的な保険の方と任意保険と、金額は大分違うわけですね。自賠責の方は年間一万三千八百円だったと思いますが、任意保険の方は、車両保険は別にしまして、そのほかを入れますと、幾らでしたかちょっと覚えていないのですけれども、三万七千円ぐらいかな。
○玉置委員 ちょっと金額を忘れました。たしか五、六万ぐらいするかな。実際は車検のときに払うのが、人によっては十二、三万払っておられますね、任意保険。というのは車両保険があります。  だから、対人、対物、搭乗者だけだとたしか六万前後だと思いますが、強制保険に比べて非常に高いんです...全文を見る
○玉置委員 ちょっと数字を覚えていないので、多い、少ないは確実にけたが違うぐらい違うんですけれども。  そこで、例えば自賠責の運用益が今一兆三千億かな、それから任意保険が二千三百億ぐらいだったと思うんですね、剰余金。合計すると一兆六千億ということでございまして、これだけ払い出し...全文を見る
○玉置委員 運用益を一時期一般会計の方に納付、あれは二千億ずつぐらいでしたか。昔大蔵委員会で毎回出てきて、何でこんなに使うんだという話をしたことがあるんですが、それが今どういう状況で、将来返ってくるのかどうか、その辺も重ねてお伺いしたいと思います。
○玉置委員 私どもは、やはりユーザー還元ということを一番期待しているわけであります。  本来、一般会計繰り入れ分については、少なくとも財投金利ぐらいはつくわけですよね。ということで、運用益は本当はもっとあるんじゃないかというようなことを聞きたいんですが、繰り入れ部分についての運...全文を見る
○玉置委員 こういうのが既に預けてありまして、預けてあるというか、国の一般財源に繰り入れられて、整理基金に入っているわけですね、国債整理基金。そのお金が戻ってくるとして考えていきますと、剰余金、これが今一兆六千億という数字になっておりますが、これは一兆六千億と見ていいわけですか。
○玉置委員 大体毎年一千億ぐらい赤字でございますかね。そういうのでいきますと、まだまだ余裕があるといいますか、今若干まだ状況が、去年はよくなってきた、よくなったというか、黒字にはなっていないとは思いますが、赤字幅が小さくなったという話も聞いております。確かに自賠責保険は昔に比べて...全文を見る
○玉置委員 介護保険の始まる前は、事故対策センターが行っておられます重度障害者に対する介護が非常に有効だということで、全国にそういうのをもっとつくろうじゃないかという話だったんですが、突然変わりまして、介護保険で、そちらがやるということになった。そのかかわりはどうなりますか。だか...全文を見る
○玉置委員 では、自賠責、あと一点だけ。  再保険制度について見直すべきだという意見があります。これは賛否両論ありますけれども、これについて私どもの方は、いわゆる民間でできるものは民間でやろう、そういうことを背景にして、再保険は要らないのじゃないか、再保険で発動されることはまず...全文を見る
○玉置委員 ありがとうございました。では、自賠責は以上で終わります。  それでは、山陽新幹線のコンクリート剥落事故のその後についてということでお聞きをしたいと思います。  昨年六月、十月と二度にわたり山陽新幹線、その他在来線でもいろいろございました。従来コンクリートの寿命とい...全文を見る
○玉置委員 今のお話を伺いますと、まだ大変だと言ってこないからいいという話ですよね。そういう話ですよね。だから、早く大変と言ってきた方がいいわけですよね。その辺、どうですか。
○玉置委員 実は二月の初めに、組合の方が全国の利用者の方にいろいろと、こういう文を示しながら署名活動をされております。というのは、やはり当時の責任を結局は会社全体でかぶるということになっている、それは経営者の責任でもあるけれども、関係のない一般の従業員の方が、全部そういうところに...全文を見る
○玉置委員 専門家の方に伺いますと、型枠を早く外して十分な養生ができなかったということが一つあるのではないかと。それから、水抜きの不備というのがありまして、その水抜きをやらないために、洗い流されていくといいますかだんだん風化していくわけですね。それと、中性化。原因はこの三つだ。大...全文を見る
○玉置委員 ありがとうございました。  最後に大臣に、観光に絡んだお話をちょっとお願いしたいと思います。  外国から来られる人数がなかなかふえない日本でございますが、これは、一つは受け入れ体制だと思うのですね。外国の人が観光に来て、泊まる場所とか一般的な受け入れとか、こういう...全文を見る
○玉置委員 ありがとうございました。終わります。
03月10日第147回国会 衆議院 本会議 第10号
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○玉置一弥君 平賀議員にお答えを申し上げます。  私どもにお聞きをいただきましたのは三点でございます。  まず一点目、当事者参加の重要性と当事者参加の位置づけについてお答え申し上げます。  民主党では、現在移動が困難な方々が、法律を策定することによって移動が自由になり、社会...全文を見る
03月22日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○玉置議員 高齢者、障害者等の移動の自由を確保するための法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  高齢者や障害者等移動について制約を持っている人々は、長い間公共交通機関や道路の利用について大変な制限を受けてきました。一九八一年からの国連・国際障害者の十年は、ノーマライ...全文を見る
○玉置委員 大変御苦労さまでございます。  寺嶋総裁、あの事故の後いろいろあったと思いますが、大変お忙しい中御出席をいただきまして、ありがとうございます。  また、今回の事故で犠牲になられました方々に、心からの御冥福をお祈り申し上げたいと思います。また、けがをされた皆さんに対...全文を見る
○玉置委員 運輸省は運輸省で、今までの調査結果をどう生かしていくかという話であります。警察の方は今までの結果に対する責任がだれにあるかという話で、大分方向が違うわけですね。その辺をうまくやらないと、目的がそれぞれ違うわけですから、なかなか調整が難しいのではないか。  それからあ...全文を見る
○玉置委員 一年前の一月にこれが出されたということは、その前から研究されているわけですね。当然、公の部分に出すから、社内の合意を得られるように事前に話をされているはずなんですね。そういう中で、これらの車両側の対策として以下の内容が挙げられますということで、制動力配分の再検討、制動...全文を見る
○玉置委員 先ほどの御質問の中でも、半径が当初二百メーターで、どんどんと小さくなって当該箇所は今百四十一メーターですか、百四十一メーターか二メーターか、外側が百六十ぐらいだと思いますけれども、そういうふうに小さくなってきているということでございますが、当初二百メーターあった半径が...全文を見る
○玉置委員 営団の中で、今度はいわゆる飛び出し防止のためのガードをつけようという話が今出ているそうでございますが、予定としてはどの程度つけなければいけないとお考えでございましょうか。
○玉置委員 今まである程度予測されながらこのガードがつかなかったということは、何が原因でございますか。どういう理由でつかなかったのか。
○玉置委員 確かに、保全から考えると、いわゆる保線の関係の工数とか、それからその作業時間のとれる範囲とかを考えていきますと、ガードがついていると作業時間がかなり延びるだろうというふうに思うんですね。そういうのがあって多分つかなくなったんじゃないかなというふうに推測をするんです。 ...全文を見る
○玉置委員 事故の原因はせり上がり脱線というふうに言われているようでございますが、実際にいろいろな車両の脱線事故を見ておりまして、低速で傾斜がついていて、本来だったら遠心力で外へ押し出されるところが、傾斜の方が強過ぎてそちら側に脱線するということもあるんですね。それはすべて大体、...全文を見る
○玉置委員 いろいろな脱線の研究はかなりやられているんですが、大体、専門家が見て危険箇所というのは前々からわかっているわけですね。  それで、私も昔は鉄道マニアでございまして、模型も一生懸命つくって、家の中をくぎで打ち抜いて、あるいは庭の中を線路を敷いて走り回した一人なんですけ...全文を見る
○玉置委員 実際に、営団だけではなくて、いろいろな地下鉄の駅でこういう問題が起きておりまして、この前も運輸大臣にちょっとそれを申し上げたことがありますが、まず一番身近な早くできることということで、対策をぜひお願いしたいというふうに思います。  それでは、事故調査の問題でございま...全文を見る
○玉置委員 大事故からいきますと、三河島とか鶴見とかいろいろありましたけれども、あれはいろいろな偶然が大きく重なったというのもありますし、高速でぶつかったというのもありますし、いろいろ考えられるのですね。しかし、こういうふうに、要するに駅に入る手前とか前後で脱線するのはしょっちゅ...全文を見る
03月29日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○玉置議員 お答え申し上げます。  ただいまのお話の交通権という概念でございますが、フランスでは、一九八二年国内交通基本法というものの中に交通権というものが権利として認められているということでございますが、我が国では法律で特に明記されたものがない、こういうところから、私たち民主...全文を見る
○玉置議員 おっしゃるように、四分の三の補助率のあるものはほとんどないという状況でございまして、二分の一というものが比較的多い。あるいは三分の一、バリアフリー法案の基礎になります、従来の交通施設に対する整備とかそういう問題では三分の一というのが多いわけであります。  私どもの方...全文を見る
○玉置議員 新設の場合には、機械設備本体の部分だけということでございまして、三千万、高くて五千万ということですね。ところが、既設の駅になりますと、改造費が入ってまいりまして、推定でございますが、聞き及ぶところによりますと約一億ということでございます。要するに二倍、場合によってはで...全文を見る
○玉置議員 金額は、先ほどおっしゃいましたように、ホームにつく側とそれから道路につく側と、施設的には両方あるわけですね。それで上りと下りがあるということで、数えていくとかなりたくさんになりますが、基本的に一つのホームを例に見るとそういう形で金額的に算出されるということです。駅によ...全文を見る
○玉置議員 交通バリアフリーの現状が諸外国よりおくれているということは、政府もそうですが、国民も周知の事実ということでございまして、このバリアフリーのおくれを取り戻すためにやろうという決断はやはり国だと思うのですね。国がそういう指針を決める。また、地方はそれを受けて、自分たちの地...全文を見る
○玉置議員 私どもも、すべての駅が同時にできるとはとても考えていませんで、やはり当然優先度をつけて物事を考えていかなきゃいけない。それから、年間の予算も、今まで五億、十億ぐらいしかとれなかったものが、一挙にことしは百十何億という数字がついていますけれども、今の財政状態からいきまし...全文を見る
○玉置議員 自動車のことは専門でございますので、大体概算は自分でもはじきますけれども、一応出た数字だけ申し上げますが、一応タクシーは二十六万台ございますね、正確に言うと二十五万七千台、そういう数字の中の五〇%を一応目標にしてやっていこう。  これは、いわゆるリフトつきとかいろい...全文を見る
04月04日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
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○玉置委員 きょうは、大変お忙しい中、参考人の皆さん方においでをいただきまして、ありがとうございます。  私ども、交通バリアフリーが諸外国に比して大変おくれておりますので、何とか進めていかなければいけないということで、数年前からいろいろとやってきたわけでありますが、今まではバリ...全文を見る
○玉置委員 私たちの中で、特に福祉輸送という問題で、これが究極として完全なバリアフリーの一番のポイントになるだろう。それから、その一部ですけれども、スペシャル・トランスポート。  スペシャル・トランスポートが一応町の中、鉄道、バス、鉄道は都市間輸送というふうに、それぞれ役目が分...全文を見る
○玉置委員 先ほどの御意見の中に、大都市、中核都市、田舎といいますか、地方の村、町、それぞれ事情が違うから、それぞれに合ったものをつくればいいというふうなお話をされておりましたけれども、特に、私どもから見ますと、スペシャル・トランスポートを取り入れていくとなりますと、既設のタクシ...全文を見る
○玉置委員 高橋参考人にお伺いします。  バリアフリーの前にハートビル法で大分活躍されたのでございますが、ハートビル法の事後的評価といいますか、ずっと見ておりまして、やはり既存のところに対しての部分がかなり弱かった。新しい部分についてはかなり進んだわけでありますが、既存の部分は...全文を見る
○玉置委員 今のお話の中で、確かに市町村と鉄道事業者の方々との間に、駅舎の改善について、費用負担でありますとかあるいはデザインとか、特に費用負担の関係が一番今ネックになっているようでございまして、バリアフリーが進まなかったのは、JRになってから余計収益を考えるようになったというこ...全文を見る
○玉置委員 時間が参りましたので終わりますが、いろいろな省庁が寄って成り立つ話でございますので、ぜひまた先生方の立場でいろいろな御助言をいただければありがたいと思います。  きょうは本当にありがとうございました。
04月14日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○玉置委員 おはようございます。きょうは、自治大臣にも大変お忙しい中御参加いただきまして、ありがとうございます。  このいわゆる交通バリアフリー法案、私たちにとってみれば、これからの高齢社会を迎えるに当たっての画期的な法案でございまして、これを土台に高齢社会対応という世の中をつ...全文を見る
○玉置委員 おっしゃるように、移動の権利というのはまだまだ日本の社会の中では確立されたものではないという意味で、私どもも交通権とかいう形で今論議を開始したところでございまして、そういう意味では、運輸省だけではなく、厚生省とか関係省庁それぞれ含めた中で、将来の権利保障という項目でぜ...全文を見る
○玉置委員 社会参加が行われれば、今体が不自由なために社会と離れてしまっている人たち、こういう方たちがいろいろな場面で活躍されることが非常にふえてくるのではないか。  それからもう一つは、運輸大臣お得意の観光でございますが、観光とか観劇とか、そういうふうに生きがいに通じる行動が...全文を見る
○玉置委員 確かに、おっしゃるような大変大きな効果が出る予測もされております。また、就労の機会がふえるということは非常にいいことでございますので、そういう意味でも、ぜひこれからいわゆる面のバリアフリーもやはり進めていかなければいけないのではないか、こういうふうに思います。  そ...全文を見る
○玉置委員 京都の場合は、いろいろ進んでいるところと進んでいないところとありまして、JR近辺は地元の意見が全然入っていないというのが大変有名な話でございます。そういう意味では、やはり自治体がある程度指導力を持ってやっていただけるような、この法案ができればそういうふうに変わっていく...全文を見る
○玉置委員 田舎に行くほどに段差が非常に高くて、電化のできていないところはもっと格差があるわけですね。その辺からいきますと、やはりホームと車両の関係というのは見直していかなければいけない。  この間、京浜急行の羽田空港駅にお邪魔いたしましたときに、ホーム側からスロープが出るとい...全文を見る
○玉置委員 ということは、単なる低床式、ノンステップ、リフトつき、それぞれ選択されて、それを買えば今回のバリアフリー化の範囲に入るということでよろしいですか。
○玉置委員 今、差額が約八百万ということでございます。通常バスが千五百万から二千万までありますね。それに八百万オンされるということなので、本体に比べて付加される部分が結構高いんですね。これを詰めていけば、三百万から五百万以内におさまるのではないか、あるいはもっと下になるのではない...全文を見る
○玉置委員 ということは、中間で見直しをしますというふうに受け取っていいわけですね。
○玉置委員 十年という長いスパンでいきますと、いろいろな変化が出てくると思いますし、財政的な面でも、場合によっては、今最悪だと思うので、いい方に展開をしていくということもございますので、ぜひ全体の流れの中で見直しの方はお願いを申し上げたい、こういうふうに思います。  現在、バリ...全文を見る
○玉置委員 幾ら設備が整っても、やはり一〇〇%カバーできるというのはなかなか難しい話でございまして、人間的な教育を十分施して、そういう中で本当はカバーできるというのが一番いいわけでございますから、ぜひお願いを申し上げたいというふうに思います。  スペシャル・トランスポート・サー...全文を見る
○玉置委員 日本の場合には、地方へ行きますとバス路線も結構あります。そして、タクシーが諸外国に比べて発達をしている、こういうことでございまして、かなりタクシーあるいは地方のバス、あるいは市町村がバスを福祉バスとして運行されているところもあるわけで、そういうことを考えていきますと、...全文を見る
○玉置委員 私どももSTSの論議をしている中で、特にタクシー業界の方との将来の競合、この辺を大変気にしまして、労使ともに御意見を伺ったりしてまいりました。当初は、こんなことは絶対反対だ、こう言われて、大変な抵抗に遭ったのでございます。しかし、高齢者とか障害者の方のお話を聞きますと...全文を見る
○玉置委員 ずっとこの流れを見ておりまして、交通バリアフリーの進展というのは、まさに自治体がどのように積極的な事業計画を作成するか、また今のお話のように、例えばタクシー事業者とか、バス事業者とか、鉄道事業者とかを含めた実施計画の中での協議というものも非常に有効になってまいりますし...全文を見る
○玉置委員 今のは負担の話で、既にやっていただいているというのもよく存じておりますが、地方ではいわゆる超過負担が非常に後世に悪影響を及ぼす。ということはやはり財源不足で、地方債を発行してもなかなかそれを消化できないというのが現状でございまして、これも私どもが一番心配しているところ...全文を見る
○玉置委員 通常、駅にエレベーターなりエスカレーターを設置する場合に、国が三分の一、地方が三分の一、そして事業者が三分の一ということでございますが、何回も申し上げますけれども、採算路線は確かに乗客が多いということで事業者の方も積極的に対応されるだろうというように思いますが、地方へ...全文を見る
○玉置委員 自分たちの町をよくしていきたいという気持ちはそれぞれお持ちでございます。そういう面では、一番最初に、自治体の捻出するお金が調達できるかどうかということがかなりポイントになってくると思いますので、この辺をぜひ、いろいろ実施していかれる段階でまた考慮願いたい、このように思...全文を見る
○玉置委員 鉄道駅は全国で約一万近いというふうに言われておりますし、そのうち、いわゆる大都市周辺と中核都市の駅で五千ちょっとぐらいだというふうに言われておりますね。それで、JRと民鉄の大手だけで六千五百駅ぐらいあるのですかね。そういうことでいきますと、やはり平均的には六、七千ぐら...全文を見る
○玉置委員 時間がなくなってまいりましたので、最後の質問にしたいと思います。  この間からずっと審議をしておりまして特に言われておりますのは、路上の障害物が非常に多いということでございます。警察庁、お見えいただいていると思いますが、路上の障害物、これはいろいろな場合があると思い...全文を見る
○玉置委員 設備等を充実しても、やはり今のお話のような路上の障害物とか、実際には障害者に合っていない信号機とかあるいは歩道とか、そういうものが多々あるわけでございまして、その辺を改善していかなければ実際のバリアフリーというのはなかなか進展をしないだろう、こういうふうに思います。 ...全文を見る
○玉置議員 お答えいたします。  私どもの法案は、移動の自由を保障する、いわゆる権利保障だというふうに主張いたしております。これはあくまでも法律の基本概念でございまして、権利保障、いわゆる高齢者だから、あるいは障害者だから移動、外出ができないというような状態ではなく、そういう人...全文を見る
○玉置議員 五千人以下と既存の駅につきましての考え方でございますが、今、JR、民鉄合わせますと約一万弱の駅がある。そのうち、中小都市近辺を含めて五千の駅ということになっております。残り半数がいわゆる町村の駅ということになるわけでありますが、その中で、やはり該当するのは全体の六五%...全文を見る
○玉置議員 パブリックコメントについて、まずお答えをしたいと思います。  私どもの方は、実施計画の中身をよくしていくということと、それからその効率性を高める、要するにユニバーサルデザインという形でやりながら、なおかつ身障者、高齢者の方々にふぐあいのないということと、その機能を十...全文を見る
○玉置議員 スペシャル・トランスポート・サービスにつきましては、アメリカあるいはヨーロッパの国々では既に実施をされているところでございまして、いろいろな文献も国内で出回っておりますし、政府の側もそういう調査をおやりでございます。そういう意味では、大体の概念というのは内々つかんでお...全文を見る
○玉置議員 理想と現実の話にもなるわけでございますが、私どもは、将来は二分の一の基準、バスもタクシーもやりたいなということでございますが、実際にはそこまではなかなかいかないだろうということで、バスの場合は、少なくとも二分の一を低床とかあるいはノンステップバスとかという形でいきます...全文を見る
○玉置議員 新たに交通バリアフリー法案をつくったということと、それから十年間をかけて欧米並みに追いついていくということで、当初の見込みと十年間の時間的な経過とを考えてみると、かなり行政が変化していくのではないかというふうに思われます。その辺を勘案すると、やはり見直し規定を中間ぐら...全文を見る
○玉置議員 移動の権利そのものを交通権という形で固めていきたい、こういう希望を持っております。  というのは、今、半島、離島とかの人たちあるいは過疎地の交通機関とかいろいろ見てみますと、都会の人から見ると、なぜそこに住むんだという話、いわゆる選択できるわけですね。ところが、交通...全文を見る
○玉置議員 裁判の構成要件に該当するかどうかということで、私ども、事前に当事者の方々にいろいろお話を聞いております。  例えば、満員のバスに乗れなかった、あるいはタクシーも乗せてくれなかったというときに、裁判をするということになるかどうかということなんですが、今の法律の規定によ...全文を見る
○玉置議員 私どもの法案は、国が一つの指針を示す、地方がそれを受けて市町村の基本方針を決めて、公共交通事業者に具体的な提言を出させるということになっております。  ですから、地方におけるいわゆる実施計画の協議を市民参加で行う際に、公共交通機関の事業者と市町村と、当事者であります...全文を見る
○玉置議員 私どもの法案の中には、基本計画、政府の指針あるいは地方での事業計画策定、こういう中に、啓発及び知識の普及に努めることという規定を設けておりまして、このことが実際に交通事業にかかわる方々の理解と円滑な安全移動ということにつながってくる。  それからもう一つは、実際に運...全文を見る
04月18日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
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○玉置委員 ただいま議題となりました高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案に対し附帯決議を付すべしとの動議につきまして、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、日本共産党、保守党及び自由党の六会派を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  ...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○玉置委員 今回の規制緩和の問題、時期的なことが大変大きな波紋を呼んでいるわけでございます。いろいろな方々にお聞きをいたしますと、これからの許可、認可、あるいはいろいろな特別措置、それぞれどういう基準でやっていかれるのかということが非常に注目すべきところである、従来のいろいろな規...全文を見る
○玉置委員 その際、参入の決定とか、いろいろな論議を地域でされるわけでございますが、この法律案のもとに地域協議会というものが開催できる。これは、私たちから見ると法律的にどういう位置づけなのかちょっとわかりにくいんですが、法律的な面と、それから交通体系の中における地域協議会の役割と...全文を見る
○玉置委員 交通体系全体からいきまして、例えば東京、大都市近辺とか、それから近畿圏とか九州とか、いろいろありますが、そういう中での交通問題を論議する協議会と今の地域協議会との関連はどうなっていくのか。  それから、この地域協議会は常設されるものなのか、その都度、新規参入とかいろ...全文を見る
○玉置委員 今申し上げたのは、地域的な、いわゆる全体の交通体系の中で常設されるものなのか、あるいは、今おっしゃったように、生活路線を中心にしたサービスの中身とか運行、これについてだけを決める、そのためにその都度集められるものなのか。  そして、今私が申し上げたいのは、法律的にど...全文を見る
○玉置委員 今度のこの地域協議会で、生活路線とか赤字路線とか、そういうところに対しての補助、助成をされるというお話を聞いておりますが、この配分の仕方ですね。それから、今までは欠損の補てんのような形で補助されてきたと思いますが、今後はどういう形でされるのか。配分の仕方と補てんの仕方...全文を見る
○玉置委員 今回の生活路線につきましては、路線ごとの入札制という形をとるというお話です。今までは、どちらかというと運輸行政上の特別な補助金の枠で、運輸省さんがバス事業者に対する補てんをされてきたということであります。これから入札制ということになりますと、入札でございますから、幾ら...全文を見る
○玉置委員 JRバスについてお尋ねをいたします。  これは、民営化のときに、附帯決議か何かで、法律にはなっていないと思いますが、当時の取り決めの中で、自治体からの補助金を受けてはいけないということになっていたと思います。それから大分たっていまして、逆に、JRバスの運行路線がかな...全文を見る
○玉置委員 ずっとJRバスを見ていまして、昔は、地域でもいろいろなところにかなり一生懸命、鉄道のないところのカバーをしていただいたのでございますが、最近は、経営上の問題だと思うんですけれども、かなり整理をされてきて、路線が集約されてきているということがあります。やはりこれは補助、...全文を見る
○玉置委員 タクシー業界の昔からの大きな課題は、車の台数と運転者の方々の収入が比例しないということなんですね。この原因をどうやって追求するかとさんざん悩んでいつもやっているのですが、業界全体の総売り上げなのか、あるいは運転手さんを中心にして一人当たりの売上高の確保なのか、その時々...全文を見る
○玉置委員 地域によって最低賃金の基準というのがあると思いますが、この最賃の基準からいくとどうなんですか。沖縄とか今の宮崎とか収入の低いところ、この辺は大体クリアしているのですか。
○玉置委員 タクシー業界は雇用調整という機能を結構果たしているというふうに思うのですが、先ほども言いましたように、九一年に比べて九八年の方が運転者の数が増加をしているというような状況なんですね。全体の収入が下がってきているにもかかわらず、運転者の方が増員という形になっているという...全文を見る
○玉置委員 では、運輸省にお聞きをいたしますが、こういう問題点が従来からずっと指摘をされているわけですね。片や雇用調整の機能を果たしているということなんですが、そこに定職で、ずっと長期間働いておられる方にとっては、雇用調整というのは逆に迷惑な話なんですよね。不況になると人が集まる...全文を見る
○玉置委員 先ほど言いましたように、九一年と九八年では業界の総売り上げがダウンしていますね。これは労働省でもし答えられればお願いしたいんですが、不況業種の指定がございますね、これは、条件に売り上げもあったと思いますが、あとどういう形であれば指定できるのか、それをちょっとお聞きした...全文を見る
○玉置委員 今のお話を聞きますと、労働者数がふえていないということになるんですよね。ところが、タクシー業界は、かなりの売り上げダウンがありながら、労働者がふえているということで、いつまでたっても不況業種にならない、逆にそういうことになるんですね。この辺もちょっと何か問題だなと、私...全文を見る
○玉置委員 ありがとうございます。  続きまして、タクシー業務適正化臨時措置法、これの恒久化ということでございますが、今までのいわゆる近代化センターというものの位置づけ、これが東京と大阪にあるということでありまして、名古屋でこれをつくろうと思ってもなかなかできないということが言...全文を見る
○玉置委員 何か、台当たり、負担金三万五千円ですか、税金より高い負担金が課せられているということでございまして、その辺の見直しもぜひお願いをしたいというふうに思います。  やはりできるだけ負担を軽くして、必要なことだけをやるというようなことにしていかないと、抱えた人員をなかなか...全文を見る
○玉置委員 ただ、今タクシーに乗りまして、私は初めてで道がわかりませんとかいろいろなことをよく聞くわけですね。ロンドンなどは、ある程度ガイド的な試験とか地理を覚えるとかが必須条件になっていて、それをクリアしないとタクシーに乗車できないということなんですが、余りにも何でもオーケーで...全文を見る
○玉置委員 私どもから見て、やはりタクシーの運転手さんというのは運転の専門家なんですね。という意味で、運転技術だけでなくて接客という意味で、いろいろな知識を逆に勉強できるチャンスをぜひつくっていただきたい、こういうように思うわけでございまして、これから何回となくまたお願いをしなが...全文を見る
○玉置委員 特に、四月から介護保険が実施されまして、それにつれて通院の、デイケアとかを利用する方が非常にふえているというお話もありますし、また、地域のバス事業者の方に聞きますと、チャンスがあればなるべくそういう資格を取らせたいというお話がございますので、ぜひお願いをしたいと思いま...全文を見る
○玉置委員 あと五分でございますので、なるべくまとめてお聞きしたいと思います。  こういうSTSとか、いわゆるこれからの高齢社会に対応できるように、市町村あるいはボランティア団体、バス事業者、タクシー事業者、それぞれ対応をしていっていただくわけでございますが、例えばタクシー業界...全文を見る
○玉置委員 では、最後の質問になりますが、需給調整の中で今までいわゆる休車とか登録の抹消とかそういうことはやられていないと思うんですね。というのは、この前、何か財産権を脅かすとかいろいろな話をされておりました。それからもう一つ、暴力団の排除規定、港湾運送事業法のときには暴力団の排...全文を見る
○玉置委員 終わります。ありがとうございました。
11月29日第150回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○玉置委員 大臣、大変御苦労さまでございます。あっち行ったりこっち行ったり大変でございます。  きょうは、交通バリアフリー法案が十一月十五日に施行されましたので、これを中心にしてお話を伺っていきたいと思います。  その前に、後で赤羽先生が御質問されますけれども、JR東日本、西...全文を見る
○玉置委員 運輸省が、八月二十一日締め切りで、基本方針とかあるいは円滑化に対する政省令のパブリックコメントを求められたという中に、私たちも意見として出させていただいたのがございます。  これは、簡単に言いますと、プラットホームからの転落防止のさくをつけてほしいということと、プラ...全文を見る
○玉置委員 地元で関係する鉄道会社の駅へ行きまして、そこの管理職、経営者といいますか、その方にも一緒に来ていただいて、バリアフリーチェックを何カ所かやったんです。そのときのお話を聞きますと、まずやはり一番は、大幅な大改造を行うようなものではなかなか手がつけられないというのがありま...全文を見る
○玉置委員 次に、STS、スペシャル・トランスポート・サービスの今後についてということでお聞きをしたいと思います。  同じく附帯決議の中に、五項目めに入れさせていただいたのでございますが、スペシャル・トランスポート・サービスの導入について検討するようにということで書かせていただ...全文を見る
○玉置委員 どこが事業主体になるかとか、どの範囲までやるかというのは、いろいろあるわけでございまして、やれば切りがないし、これはヨーロッパの方で、それぞれの国に、どういうところに目標を置いていますかと聞くと、みんな、わからないと言うのですね。結局、やればやるほどに必要度を感じ、も...全文を見る
○玉置委員 自治省さん、お見えでございますが、今の内容、もしある程度自治省さんでお話が進んでいればちょっとお答えいただきたいと思います。
○玉置委員 予算編成がもうぼちぼち終わるんですか。そういう時期でもありますし、それからJRバスの路線廃止が着々と進んでいるわけですね。だから、ある時期に早く方針を決めないと間に合わなくなるんですが、一回廃止してから新たにというのはまずあり得ないですよね。だから、今あるうちに、これ...全文を見る
○玉置委員 時間が余りありませんので、まとめて言います。今の話はそのくらいで終わります。  これからSTSに関しても、あるいはバスを導入されていきます今のバリアフリーの流れについても、ある程度の規格化、標準化というものが必要になってくるだろう。今、ノンステップバスが一・五倍から...全文を見る
○玉置委員 時間が来ましたので終わります。ぜひ、これからのバリアフリー立ち上がりについて、それぞれ自治体に対して、積極的に参加するように、また呼びかけの方もよろしくお願いします。  ありがとうございました。