田村耕太郎
たむらこうたろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月16日 | 第174回国会 参議院 財政金融委員会 第2号 議事録を見る | ○田村耕太郎君 今、亀井大臣が帰られましたけれども、亀井大臣が国債は幾らでも発行できるんだというお話がありました。私は、この三法案、非常に三つとも関連性が高くて、そして日本の喫緊の課題であるこの困難な財政状況、これを何とか解決するのにうまく使っていけば使える法案ではないかと思って...全文を見る |
○田村耕太郎君 非常に的確なお答え、ありがとうございました。 そういう形で、いろんな属性、クロスチェックを掛けてさらに分かりやすい資料にしていただいて、この法案の中には国会に提出すると、行政の長の要請があったときには提供するという書きぶりでしたが、副大臣のお答えでは国民にきち...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 ありがとうございました。 やっぱりここまで財政状況が来ますと、調達したお金をどう使うかということに関して国民みんなで監視していくというたたき台が必要となってくると思われますので、是非ともよろしくお願いします。 次に、公債特例法の方に行こうと思うんですが、ギ...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 今大臣が言われました、世界中の財政再建の事例を見ると、大臣が言われた歳出カットと増税、それに加えてやっぱり経済成長ですね、成長をさせて税収を増やして、それで借金を返していくと、この三つをバランスよくやることが大事だということが研究者の間で確認されています。 経...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 ありがとうございます。 法人税の話が出ましたが、法人税、今大体実効税率四〇%で八兆円の収入になっています。単純計算すると、二〇%、半分にしたら四兆円。四兆円足らなくなるんですけど、四兆円になると。二〇%というと世界中で競争できる税率になります。一番安いのが香港...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 外準の話なんですけれども、ちょっと前までは中国がアメリカの国債を一番持っていたわけですけれども、あっという間に実はまた日本が一番持っている国になりまして、中国の方はまた多様化を始めているということです。 その外準は今言ったような資金調達の方式で、主に円売り介入...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 そのとおりだと思います。利益を生んでいる部分もあると思うんです。 為替の介入に使うお金なんで、特に円ドルの関連で使うお金なんでドル建てのものを持たなきゃいけないということはあると思うんですが、ユーロや人民元に多様化するという観点も近い将来出てくると思いますけれ...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 外準の議論をしますと、私、外貨準備というのが一つのこれからの国債発行の、国債のスタイルのモデルになるんじゃないかと思っていまして、今までみたいに、何に使うか分からないけどとにかく国債で何とか返すから買ってくれみたいな売り方、こういう売り方がやっぱりあと三年ぐらいで...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 まさに財投債を進化させたようなものを今考えていて、ちょっと説明が下手で申し訳なかったんですけれども、そういうことですね。 そうしないとなかなかもう買ってもらえなくなるんじゃないかと思っていまして、ロットの問題もありますし、借換えの需要も出てきますよね。しかし、...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 それで、私が危惧しているのは、北風と太陽だったら、北風政策みたいなのがまかり通ったら経済の成長はなかなか難しいなと思っていまして、北風というのは無理やりコートを脱がせよう、風で脱がせようみたいな話で、とにかく担税力のある人や法人、これをターゲットに、そこにより重い...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 その効果が出なかったとしたら、私は原因は資産課税にあるんじゃないかと思っているんですけど。といいますのも、ちょっと冒頭に申し上げましたが、日本の個人金融資産の三分の二、これが高齢者の手元にあって、その方々の相続が行われている年代が大体九十代から七十代みたいな平均像...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 資産課税に関しては、資産課税それだけで時間をいただきたいぐらい申し上げたいこともいろいろあるんですけど、例えば相続税と贈与税というのは相続税の補完が贈与税だという考えがあるんですけど、両方最高税率五〇%ですよね。しかし、相続税というのは平均的な家庭、奥さんと子供二...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 まさに今言われた住宅に関する贈与税の部分ですね、これもう拡充していただきまして、去年私が議員連盟をつくって、五百万円というのも緊急経済対策の中で林先生辺りに一生懸命やっていただいたんですけど、なかなか、金持ち優遇というのにかなりはね返されまして、私は、金持ち優遇と...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 最後に、新しい公共の観点ということがありましたが、その観点からすると、この寄附金の控除額、五千円から二千円に引き下げていただいたんですけれども、これゼロにしたらいいかと思うんですけれども、一気になしにしちゃったらいかがでしょう。 | ||
○田村耕太郎君 本当に最後に、大臣と副大臣に国有財産の有効活用、これに尽力されることをお願いして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
03月25日 | 第174回国会 参議院 財政金融委員会 第7号 議事録を見る | ○田村耕太郎君 この法律なんですが、もうこの段階で特段議論する点がなかなか発見できませんでかなり早く終わる可能性があるので、愛知先生、是非、席を立たれないようによろしくお願いします。 ここで触るとまた対象国や関連業界にいろんな影響が出ますし、ふだんの政治活動の方でいろんな働き...全文を見る |
○田村耕太郎君 また、自国の、日本のいろんな技術の海外セールスというのは私も前政権時代から、また今もそれを積極的にやっていく立場だとして、最近はアブダビとかロシアとかベトナムとかでちょっと受注で残念ながら負けてきたんですけど、最近はトップセールスも含めて取り組むということもあって...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 関税というのは一つ国家の成長戦略の柱とすべきではないかと私思っておりまして、個別商品の取扱い、これを積み上げていくものが関税法の議論だというものであるべきではなくて、やはりさっき申し上げましたような日本で世界に売れる技術とかコンテンツ、これを支援していく措置として...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 力強い言葉をいただきました。 私も、成長戦略あっての、昨日、参議院の方で国税三法が通過しましたが、やっぱりワニの口と言われているような財政の状況、本当に心配でございます。税制の抜本改革と歳出削減、これ、ロードマップをしっかり出していただくということ、そして全体...全文を見る | ||
04月13日 | 第174回国会 参議院 財政金融委員会 第9号 議事録を見る | ○田村耕太郎君 最近、ちょっとぎっくり腰になっちゃいまして、立ったり座ったりがあれなんでちょっと長めに質問するかもしれませんけど、是非よろしくお願いします。 日本銀行さんに対しては建設的な提言を幾つかさせていただきたいと思うんですけど、一方的な提言だと、中央銀行の独立性いかん...全文を見る |
○田村耕太郎君 物価の下落を指すのか景気そのものの低迷を指すのかということでは、じゃ物価の下落のことを指すということでよろしいんでしょうか。 | ||
○田村耕太郎君 物価という話があって、これも神学論争みたいにならない範囲で端的に答えていただきたいんですけれども、物価の定義は何ですか。 | ||
○田村耕太郎君 そうなりますと、日本銀行がデフレ脱却のために行う貢献ということを今言われましたが、具体的には何を指すんでしょう。 | ||
○田村耕太郎君 日銀の方針は分かったんですけど、展望レポートを見ますと、コアCPIの見通しというのがあるんですけど、二〇〇九年度が前期比マイナス一・五、二〇一〇年度がマイナス〇・五、二〇一一年度マイナス〇・二と。新型オペは、今言われたことも含めて、もう白旗上げちゃっているような数...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 そのアメリカですけど、そういうこともあってインフレに持っていこう、それで、非伝統的な手段まで、バランスシートを、まあ日銀さんもリーマン・ショック以降バランスシートを一一四%ぐらい拡大されてますけど、アメリカはもう三〇〇%近く拡大していまして、アメリカは非伝統的な手...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 今、状況によっては直接市場に働きかける政策も、アメリカのモデルとなるようなことも考えていただけるような趣旨の発言があったんですけど、日銀さん頑張っていただいて、銀行に対する資金提供というのはやっていただいているんですけど、直接市場に対する資金供給というのが今の時点...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 今、住宅産業のすそ野の広さがアメリカの経済に与える影響は大きいという話をされましたけど、例えばGDPで見ますと、アメリカの住宅、不動産、建設産業というのは一六・四%ぐらいです。日本における住宅、不動産、建設、日本のGDPに占めるシェアというのは一八・六%ぐらいです...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 何かこんな言い方をしちゃいけませんけれども、理論的に正しいことと国民生活を守ることとどっちが重要なのかなと。理論的に正しい、例えば、私が証券会社に入った年の話をして恐縮なんですけど、株価が三万八千九百円でした。二十年前ですね、一番高かったときです。あのときに、二十...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 株価の話で見れば、一つ、PERという指標がありますよね。一株当たりの利益ですね、それを株価で割ったものですけど、やっぱり、今、日本は低いんですよね。収益性が株価に反映されてない部分があると思うんですよ。ほかの中国やアメリカの株価、だから、収益性が低いから株価が低い...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 極論をしましたけれども、でもほかの中央銀行というのは、もう御案内のとおり金をたくさん買ったり外国の債券を買ったり、自国の経済の危機脱出のためだけじゃなくてバランスシートを中央銀行としてリスクマネジメントの観点から多様化するということをやっているわけですね。ですから...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 日銀さんもリーマン・ショック以降、政府の方にいろいろ、昔からそうかもしれませんけれども、無理やり水を飲まされてきたという思いがおありになるのか、そして政治や政府の方も無理をお願いしてきた点もあるのか、そういうお気持ちを持っていらっしゃるのか。 そしてまた、逆に...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 本当に循環的には良くなっている数字がいっぱい出ていますけど、物価の問題は別問題ですので、是非、更に危機感を持って、政治も政府もしっかりやっていきますので、もう是非一緒になって、この日本だけが陥っているデフレのわなというのを脱却するためには何でもやるんだということで...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 学問の定義みたいな話じゃなくて、総裁がどう思われるかですね。こういう状況、つまり日銀が幾ら資金提供をしたって銀行が信用創造機能をほぼ失っている状況ですから、そこから先の企業や個人に行かないわけですから、技術革新も起こらないし、技術革新も労働投入も起こらなければ、経...全文を見る | ||
○田村耕太郎君 日本銀行さん、たくさんの武器を持っていらっしゃるわけですよね。新型オペもそうですし、日銀考査もそうですし、今日いろいろお聞きしましたが、最後は危機認識の差だと思うんですけど。 やっぱり、何度も申し上げますけれども、循環的な景気回復というのは過去十五年間ほぼゼロ...全文を見る |