樽床伸二

たるとこしんじ



当選回数回

樽床伸二の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月21日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
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○樽床委員 ありがとうございます。  懐かしい国土交通委員会で質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、大臣、今回の法案は、法案の名前がすべてではありませんが、四つの法案が今かかっております。そのうちの二つの法案は、法案の名前の中に民営化という言葉が入って...全文を見る
○樽床委員 私が聞いておりますのは、民営化という概念は一体何なのか。  私に言わせると、民営化というのはコストを意識するということと自己責任、つまり、つぶれることもあるというのが元来民営。要するに、民営化というのは企業にするということですから、民間企業はコスト意識を持ってちゃん...全文を見る
○樽床委員 そうであるならば、実は私は何年か前に、たまたまでありますが、我が党の国土交通の関係の仕事をさせていただいておりましたときに、ちょうど道路公団民営化のことにつきまして、当時の扇大臣、それから石原大臣はほかの役所の大臣をされておられましたけれども、一緒に国会で議論をさせて...全文を見る
○樽床委員 どうも中途半端なような気がしておりまして、民営化でしょう、民営化なんですよね。今のお話を聞いていると、要は、我々は、近いうちに無料化しよう、こう言っておるわけですが、四十五年先には無料化しますと政府は今回おっしゃっているわけなんですね。  民営化というか無料化に向け...全文を見る
○樽床委員 今、社会が非常に複雑になってきておりまして、昔のように、社会全体の、概念的な話をしますが、社会というのは見えないわけですから、概念的に言うと非常に複雑な社会の構造になってきております。複雑であればあるほど、私は、基本というか、原理原則、基本に立ち返らなければならぬ、そ...全文を見る
○樽床委員 実務的にはそうなんでしょうが、この道路公団の民営化というのは、現内閣の最優先テーマの一つなんですよ。この国会でも、年金と道路しか重要法案がないとすら与党の皆さん方がおっしゃっているわけでありまして、それほど重要な、小泉内閣としては、まさにこれは生命線の大きな法案、大き...全文を見る
○樽床委員 税務当局の意見というのはいろいろ、理屈はわかるんです。それは、役人さんは法律に基づいて物事をされなければならぬ、こういう大前提があるわけでありまして、そういう法律に恐らくなっておるんでしょう。ですから、税務当局はそういう判断をし、そういう助言をするわけであります。 ...全文を見る
○樽床委員 私は、一緒に、ワンセットで議論をして、別々に独立したものとして考えればいろいろあるかもわかりませんが、民営化のときにワンセットでその税金の問題をどうするのかということを議論するならば、国民の皆さん方の理解は得られるであろうというふうに思っております。  かけ声はいい...全文を見る
○樽床委員 その非課税にした理屈は、先ほど大臣がおっしゃったことなんでしょう。そういうふうに判断をしますが、何で十年なんですか。なぜ十年なんですか。四十五年後に無料化すると言っているのに何で十年なんですか。これをちょっと教えてください。
○樽床委員 局長、話が大変高尚で、ちょっと私もどこまでついていっているかわかりませんが、石原大臣、今の話は、結局、十年間の説明が私もよくわからぬのですが、十年後に石原大臣が大臣をされているかどうかというのは、首を横に振っておられますが、甚だ疑問でありますけれども、十年後に、これは...全文を見る
○樽床委員 ちょっと今不規則発言がいろいろ私の周辺から出ましたけれども、ということは、これは十年後に、状況を見て、もろもろ根底から考え直してもいい、そのときの状況で、十年後の状況で。  こういうことであるのか。それとも、いや、これは、そういうことだけ二つちょっとまとめて言います...全文を見る
○樽床委員 大臣の時間もあるようでございますので。  実は大臣、もうややこし過ぎてわけわからぬのですわ、正直言いまして。道路という、車に乗ったら走る、非常にわかりやすいものがある。それについてのあり方が、もうややこしくて、何か専門用語がぼんぼん出てきて、もうわけがわからぬ。こう...全文を見る
○樽床委員 この法案、私どもは対案を出してやらせていただいておりますが、一言で言うと、こういうややこしくてわからないものは、大概うまくいかないというのが大体世の常なんですよ。難しいことは言いませんけれども、大体、頭ひねくり回して、一時間も二時間も、ううんと考えて何とか理解できるな...全文を見る
○樽床委員 まだまだ一時間も二時間もしたいんですが、約束ですので、大臣どうぞ、参議院の本会議があるようでございますので。  我が党の岩國提出者にお聞きしますが、今の議論を聞いておられまして、結局、どうですか。政府の案は、昔言い始めた、昔の原点に四十五年後に返ります、こういうこと...全文を見る
○樽床委員 要は、これまで日本政府というのは一時の例外を除いて自民党ということであったわけでありますが、それを私は別に否定も何もしません。事実であります。そのこれまでやってこられたことをよりまじめにやろうというのが岩國議員の出された法案だ、こういう御主張であったわけであります。 ...全文を見る
○樽床委員 ちょっと整理して、簡単にお答えいただきたいんですが、要は、税金で賄う部分と、いろいろ上手な営業をして利益を上げる部分と両方で財源に充てます、こういう話ですが、どっちが主ですか。
○樽床委員 その姿勢が私は大事だと思うんですね。  国の借金がこれだけふえて、要は、四十兆円ちょっとしか税収がないのに八十兆円以上の予算を組んでいるわけでしょう。これははっきり言ったらむちゃくちゃな予算ですよ。  それは、いいことしか言わない政治の体質にあるわけですよ。現状を...全文を見る
○樽床委員 そういう前提で最後に一点お聞かせいただきたいんですが、今、年金法案もよそのところでやっていますけれども、消費税のことが、実は与野党の意見が違うわけであります。  私は、消費税の話を言い出すと、これは政治家としては非常につらい、しかし、言わないのは無責任だと思っている...全文を見る
○樽床委員 特定財源が、今使われているものが道路ということの考え方が非常に広まってきた、要するにはっきり言ったら、どんどん解釈が広がっていっているのでそれを厳密にして、この償還に充てましょう、こういうことでいいんですか、今の考え方は。
○樽床委員 そういうことも踏まえて特定財源をどうするかというのは、これはかなり大きなテーマでありますから、私は、特定財源も、これも実は何十年も前にできた法律に基づいて、それが五年か何年か知りませんが、順番に臨時措置法がずっと、永久に、四十年も五十年も続いている、何が臨時なんだ、こ...全文を見る
10月26日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○樽床委員 先ほどの午前中に、私どもの野田議員に対して、財務大臣の答弁の中で、今の国家財政の厳しい状況についての考え方、一端を述べられたとは思っておりますが、正直言いまして、この危機的とも言える我が国の財政状況を一々説明する必要はなかろう、このように思っております。当然御存じのこ...全文を見る
○樽床委員 モデストと言われても私はちょっと理解が難しいんですが、要は、プライマリーバランスの回復は入り口だというふうに私は認識をしております。ただ、入り口まで行くのも大変だ、こういうことだと思います。  しかし、今このときに、改革を標榜された内閣のもとで財務大臣をやられ、そし...全文を見る
○樽床委員 役所とすればそういうふうに言うのは当然だと思いますが、大臣は役所のトップであると同時に、小泉内閣のナンバーツー、ナンバースリーでもあります。政治家として、そういう目指すべき道筋というものを示す必要があるというふうに私は思っておりますが、私案でも結構でございますから、谷...全文を見る
○樽床委員 これ以上このことを言っても押し問答になると思いますが、先ほど、午前中の話もそうでした、今の話の中でも、経済の順調な回復も期待してというお話がありましたけれども、経済がこのまま回復したからといって、どれだけ国の財政の赤字が減っていくのかということを考えると、今の体制のま...全文を見る
○樽床委員 とにかく、入る方ですね、税収を経済を活性化させて、とにかく景気が回復すれば日本の財政はもうバラ色だ、一気に好転するというのは幻想であるということをぜひともきっちりと説明をしていただかなければならぬだろうというふうに私は思います。私も、景気が当然よくなってもらいたいし、...全文を見る
○樽床委員 三位一体の改革についてはまたいろいろ話があると思いますので。  今大臣がおっしゃった、まさに社会保障の問題ですね、この社会保障のところに制度的な抜本的解決をしなければ、これは国民の皆さん方の生活、老後の不安を解消するためにも大事であるという側面と、当然そこにはお金が...全文を見る
○樽床委員 我々は、一元化と同時に、その財源として消費税のことを提起させていただいております。正直言いまして、消費税の議論をするというのは、政治の世界においては、消費税で過去幾つ内閣がつぶれたのかという歴史を振り返ると、それなりに勇気の要ることであります。それを党の政策として、一...全文を見る
○樽床委員 我が国の中に当然いろいろな意見があります。一億三千万人おられますので、まあ、子供も入れての話でありますが、すべての人が同じ意見を持つとは考えられません。ですから、いろいろな意見があります。賛否両論、当然、難しい問題であればあるほど賛成と反対がいろいろあります。  そ...全文を見る
○樽床委員 先ほどもちょっと言いましたが、社会保険にことしだけでも十五兆以上出ているんですよ。それで、年金に対する国庫からの、一般会計から六兆円近いお金がことしでも出ているんですね。これで基礎年金の負担を三分の一から二分の一にすると、それだけでまたどんとはね上がっていく。しかも、...全文を見る
○樽床委員 私も、とにかく消費税さえ入れればいいという主張をしているわけではなくて、年金制度をつぶさないように、しかも、国の財政の状況の中で最も、最もというか、唯一ではありませんが、かなり重要な部分を占めるこの社会保障、社会保険の制度の改善のためにはということで、喜んで消費税を上...全文を見る
○樽床委員 今、大臣が苦しいとおっしゃいましたけれども、本当に苦しいんですよ。  ことしの予算で、特例公債は三十兆ですよ。建設国債は六兆五千億なんですよ。約四倍、五倍近く実は特例公債の方が多いんですよ。これで何で特例なんですか。しかも、一年だけ見たらそうかもしれぬと、ずっと残高...全文を見る
○樽床委員 私は、何も現実にどっぷりつかってやれというふうに言っているわけではございません。我々は机の上で生きているわけではございませんので、人間社会、現実の中で生きております。現状を踏まえて物を改革していかなければどうにもならぬわけであります。現状が丸なのに、理論的には四角です...全文を見る
○樽床委員 私も、経済学者ではありませんから、すべてコンピューターではじいたように全部だあっと計算ができません。もろ刃の剣だとも言いました。だから、非常にこれも微妙な話だと思うんです。でも、凝り固まるんじゃなくて、いろいろ考えていく必要があるんじゃないですかということを申し上げて...全文を見る
○樽床委員 一行二行書かれたからといってすべて解決するわけではございませんで、先ほど言いましたように、旧資金運用部を除いても、郵貯と簡保だけで二三・六%持っているんですよ、約四分の一、百三十六兆、六月の末の段階で。これは甚大なる影響を与えるわけですよ。  ここの問題について、当...全文を見る
○樽床委員 また今後この委員会で追跡していろいろ質問をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。