千葉景子
ちばけいこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月26日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○千葉景子君 きょうは、まず裁判所職員定員法について何点か御質問させていただきたいと思います。 この裁判所職員定員法というのは、毎年審議をさせていただいている法律でございまして、その都度各部署についての定員の増加あるいは減員について審議をさせていただいているわけなんですけれど...全文を見る |
○千葉景子君 やはり弁論主義の実を上げるということになりますと、一人の裁判官が大量の手持ちの事件を抱えるということになりますと、これはなかなか難しい部分もあろうかというふうに思うんです。そういう意味で、やはり少しずつでも裁判官の数をふやしていくという方向は当然とられてしかるべきだ...全文を見る | ||
○千葉景子君 多分、そうなりますと今後も判事補を増加をしながら養成をしていくといいますか、判事の数がふえるような下準備をさらにされていくということになろうかというふうに思いますが、やはり迅速な処理ということを実現するために、私どももこういう増員についてはぜひ考えていただきたいとい...全文を見る | ||
○千葉景子君 今回は工業所有権関係の事件について少し体制を強化しようということなんですけれども、それ以外にも、特殊事件といいましょうか、専門事件と言われるようなものがございます。そういう部分についての処理の体制、例えば調査官を専門的分野でふやすとかあるいは体制を考えるとか、そうい...全文を見る | ||
○千葉景子君 この高裁の工業所有権それから地裁の事件処理のために増員ということの反面、これはこのところそういう傾向にあろうかと思うんですが、司法行政事務の簡素化ということで、今回は三十七人の減員ということになっています。 これは、お聞きするところによりますと、例えばタイピスト...全文を見る | ||
○千葉景子君 ところで、今回は定員の増加ということによって裁判の適正迅速な処理を図る条件をつくっていこうということの法律でございますけれども、もう一方でこういう人的、物的な部分を充実して裁判内容を深めていくということが必要だと思うんです。国民の裁判を受ける権利という意味から考えま...全文を見る | ||
○千葉景子君 なかなかこういう制度は、いざとなって何か訴え出るところはないだろうかというときにようやっと気がつくとか、あるいは逆に言えば検察審査会からあなたが任命をされましたということで通知が来てこれまたびっくりするとか、そういうことが大体の姿ではなかろうかなというふうに思うんで...全文を見る | ||
○千葉景子君 この簡裁での司法委員制度ですけれども、今は大体資料などからも、それからお聞きするところからも和解への関与というのがほとんどのケースではなかろうかというふうに思うんですね。これは裁判の効率化とか、先ほど問題が出ておりますけれども、やはり迅速な裁判を進め るという意味...全文を見る | ||
○千葉景子君 これも国民の司法参加の一つの形として十分に利用できるし、それから現在でも簡裁の場合に欠席裁判を除くと二二%ということですから、かなり機能しているのではなかろうかというふうに思うんですね。 ただ、先ほど言いましたように、専門的な知識を持った方が参加をするということ...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは一応民訴の規定の問題ですので、拡充とかまた制度を変えていくということになれば法改正などの問題も出てこようかと思いますので、一概にすぐに結論が出ない問題かと思いますけれども、やはり現在研究をなさっていらっしゃると思いますが、陪審とか参審とかこういう問題も、これも...全文を見る | ||
○千葉景子君 終わります。 | ||
04月16日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○千葉景子君 きょうは、中坊参考人とそして三ケ月参考人に御出席をいただきまして本当にありがとうございます。ただいま貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ぜひ私たちの審議に役立たせていただきたいというふうに思います。 この機会でございますので、数点それぞれの参考人の方からもう少...全文を見る |
○千葉景子君 今、合格者数あるいは司法修習あるいは司法試験について改善をしていく必要性の基本的な考え方をお示しをいただいたかというふうに思いますが、先ほどその関係で、もっと運用の改善というのができるのではないか、考査委員の問題あるいは報酬の問題、それから成績の通知とか正解の発表と...全文を見る | ||
○千葉景子君 今のお話ですと、こういう運用の面から改善を加えることによって大分司法試験のあり方そのものも改善できる部分があるんじゃないかというように私もちょっと感じるわけなんです。 さて、先ほどからお話が出ていますように、法曹人口あるいは合格者数の増加、これは今後当然考えられ...全文を見る | ||
○千葉景子君 ところで、今国民の方が進んでいるのではないか、あるいはもっと国民に対するアクセスが重要なのではないかというような御指摘をいただきまして、これはこれからも多分検察庁や裁判所そのものにもさまざまな取り組みをしていただく必要があろうかというふうに思うんですが、中坊会長、弁...全文を見る | ||
○千葉景子君 ありがとうございました。 いろいろな御意見を伺わせていただいたので、最後にちょっと中坊参考人にもう一点だけお聞きして終わらせていただきたいと思いますが、この法律に基づいて合格者が増加をしていくとしますと、今研修所の問題とかちらちらと耳にするようになってまいりまし...全文を見る | ||
○千葉景子君 終わります。 ありがとうございました。 | ||
○千葉景子君 きょうは、午前中に参考人の皆さんからも貴重な意見を伺わせていただきまして、それらの意見なども頭に置きながら、また質問をさせていただきたいというふうに思います。 さて、まず最初に、今回司法試験法の一部を改正する法律案ということで、司法試験制度を今後いかに考えていく...全文を見る | ||
○千葉景子君 そこで、少し個々具体的にお尋ねをさせていただきたいと思いますが、まず司法試験というのは一体どういう試験なんだろうかということでございます。法曹資格を付与する試験としてこれが一体どういう性格を持っているものかという基本的な問題でございますけれども、従来から司法試験とい...全文を見る | ||
○千葉景子君 今、司法試験の根本的な理念そのものについては評価をしているということでございますが、今後もさまざまな議論が展開されていくようになるだろうというふうに思うんです。やはりこれまで積極的な意義を持ってきた理念、統一性あるいは平等である、資格試験制、こういう基本的な考え方と...全文を見る | ||
○千葉景子君 司法試験の基本的な理念そのものはだれしもが評価するところであろうというふうに思うんですが、さてそれが現状ということになりますと、午前中の参考人の御意見にもありましたように、中坊参考人の言葉を使わせていただきますと病理現象といいましょうか、そういう状況にもあるという指...全文を見る | ||
○千葉景子君 私は、今後やはり少しでも受け入れ体制を充実させて、法曹人口そして合格者の増加を図っていくということは基本的に当然のことであろうというふうに思っております。ただ、ここまで放置してしまったことに対しては、もう一回法務省としても反省をしていただかなければいけない部分があろ...全文を見る | ||
○千葉景子君 おっしゃっていることはわからないわけではないんですけれども、やはりこれまでのおくれていた対応に対する認識がもう一歩まだまだ甘いのではないかなという感じがしないでもありません。これから、もうここまで来てしまっている部分ですから、できるだけ受け入れがしやすいような、そう...全文を見る | ||
○千葉景子君 今できるだけ積極的に条件整備をしていただきたいという話をしたんですけれども、これは合格者が増加することに伴って法曹三者がバランスよくふえていく、増加をしていくということが必要だろうと思いますし、そういうことができないのであればこの合格者増というのも本当の改革になって...全文を見る | ||
○千葉景子君 法務省の方として期待をされているということでございますけれども、ただ私は、なかなかそう簡単に結びつくのかなと、率直にそう思うところもあるわけです。 これは以前にもお尋ねをさせていただいたりしたこともあるんですけれども、検察官になかなか希望をする方が少ないというこ...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは裁判所の方にもやはり問題点がないわけではなかろうかと思うんです。これは定員法の問題のときにもいろいろと議論がございましたので細かくは申しませんけれども、少なくとも決して今の裁判官の数で十分だということではなかろうというふうに思うんですね。そういう意味では、やは...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひそれぞれの部分で条件を整備していただきたいというふうに思います。 それと同時に、合格者がふえ法曹人口もふえてきた。しかしながら、これと国民との距離というものがこれまた遠いままであれば、合格者が増加し法曹人口がふえても、これは国民の負託にこたえるということには...全文を見る | ||
○千葉景子君 これにつきましては、また別途検討させていただくことにいたします。 さて、司法試験の合格者の増加に伴って司法修習の面でもさまざま変動が出てくるのではないだろうかという感がいたします。何点かについてお尋ねをしたいというふうに思うんですけれども、現在湯島に司法研修所が...全文を見る | ||
○千葉景子君 急な体制になりますので難しいとは思いますけれども、六百名で十クラスということは一クラス六十名ということですね。なかなかこれは質的な面からいってもかなり――今、普通小学校でもだんだん三十人とかそういうクラス編制が求められている時代ですから、その倍ほどの人数ということで...全文を見る | ||
○千葉景子君 埼玉県の朝霞とかそのあたりという話も漏れ承ることがあるんですけれども、その辺で検討なさっているというようなことはございませんですか。 | ||
○千葉景子君 これは物理的な器の問題もそうなんですが、人数がふえてくるということになりますと、その内容などについてもだんだん大きくなっていろいろな問題点が出てこようかというふうに思うんです。その中でやはり気になりますのは、例えば人数が多くなったから分けて研修をしようとか、あるいは...全文を見る | ||
○千葉景子君 それから、人数がふえてまいりますと、実務修習の受け入れもこれまた体制づくりが必要になってくるだろうというふうに思うんです。それに伴って、例えば、大変だから実務修習の期間をむしろ少なくしてそして研修所での修習の期間を長くしようとか、あるいはまた、午前中に中坊参考人から...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひその点についてはこれまでの修習の意義なども積極的な評価をいただきまして、関係者と十分協議をするということに努めていただきたいと思います。 時間も余りありませんので最後に、今後、平成七年にでしたか、この増加の状況を見ながら検討が加えられるということでございます...全文を見る | ||
○千葉景子君 最後に、大臣にお尋ねしたいと思いますけれども、今いろいろと私も意見なども述べさせていただいてきたんですが、こういう司法試験そのものが非常に異常なといいますか、ゆがんだ状況になっている、そういったことをもたらしてきたというのは法曹関係者の責任もやはり大きいというふうに...全文を見る | ||
04月22日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○千葉景子君 おはようございます。きょうは昭和六十二年度決算の総括質疑ということでございますので、六十二年度、大分振り返って考えなければいけませんが、まず、六十二年度の財政運営などについて質問をさせていただきたいと思います。 昭和六十二年度経済を今振り返ってみますと、表面的に...全文を見る |
○千葉景子君 これは、きょうは日銀にも来ていただいておりますので、その当時を振り返っていただきたいと思いますが、この当時は、金利が最低水準まで引き下げられていたときでございます。しかしながら、六十二年の秋以降もやはり土地価格の上昇などが顕著になる中で、金利を引き下げたまま推移した...全文を見る | ||
○千葉景子君 六十二年を振り返りながら今お話を伺ったんですが、それが現在まで続いてきているのが経済金融状況でございます。 最近の問題を少し伺わせていただきたいと思うんですが、日銀の方にお伺いしますが、最近大分経済界などでも金利の引き下げを望む声も高まってきているようでございま...全文を見る | ||
○千葉景子君 大蔵大臣にもちょっとお聞きしたいんですが、時間の関係もございますので、また後ほど、時間がございましたらお尋ねさせていただきたいと思います。 ところで、一点、国の情報公開制度にかかわります問題についてお尋ねをしたいと思います。 私ども、国でもぜひ情報公開制度を...全文を見る | ||
○千葉景子君 お聞きしても全然わかりませんで、これは国の方できちっと米側と協議をしていなかったのではないか、そういう疑いも持ちますし、もしそうでないとすれば、米側が最初とそれから次には態度が逆転をしたということを意味するとしか言いようがございません。こういうことを繰り返しているよ...全文を見る | ||
○千葉景子君 海部総理大臣、日ソ首脳会談につきましては大変精力的に頑張っていただきまして、お疲れさまでございました。この会談につきまして二、三お尋ねをさせていただきたいと思います。 今回のゴルバチョフ大統領と海部総理の一連の首脳会談では、今後日ソ間でより一層友好関係を増進をし...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひそこに両者の共同した認識が成り立ちますように、よろしくお願いをいたします。 さて、具体的な領土問題は進展ができなかったところでございますけれども、評価できる点も多々ございます。今回もソ連側から、これらの諸島に配置されたソ連の軍事力の削減に関する提案もございま...全文を見る | ||
○千葉景子君 抑留者の問題につきましても具体的な提案もございました。これについては今後実施がされていくということだと思いますけれども、具体的な方向性、めどなどについては、御見解ございますでしょうか。 | ||
○千葉景子君 ほかにもお聞きをしたい点はございますけれども、時間の関係もあります。今後も友好関係をより積極的に増進をしていく、そしてまたその中で相互理解を深めていくという、そういう積み重ねが必要であろうというふうに思います。経済支援などについても、今回は難しい点もあったかと思いま...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、ちょっと別な問題に移らせていただきたいと思います。 一九七五年国際婦人年以降、女性の地位の向上、権利の拡大、これについては国の内外を通じまして国際機関、そして政府、民間団体、いろいろな角度からその実行が進められているところでございます。我が国におきまし...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひこれまで以上に積極的な取り組みをお願いしたいと思います。 今総理の御発言の中にも触れていただいておりました審議会の問題ですが、これなども、政策・方針決定への女性の参画という意味では大変重要な問題でございます。昨日初めて女性の市長さんが新しく誕生されたというこ...全文を見る | ||
○千葉景子君 その他にもさまざまな問題がございますけれども、やはりこういうものを総合的に取り組むに当たりましてはナショナルマシーナリー、いわゆる国内本部機構というものの重要性というものが指摘をされているところでございます。これまでも本部を中心に取り組みをされているところでございま...全文を見る | ||
○千葉景子君 ちょっと趣旨に外れたような気がいたしますけれども、いずれにしても、今後二〇〇〇年に向けましてぜひより一層の御努力をお願いをしたいというふうに思います。 それでは次に、部落開放、同和問題について二、三お尋ねをしたいというふうに思います。 これは、一九六五年に同...全文を見る | ||
○千葉景子君 まあ総理に直接にどのような部分を見ていただいているかわかりませんけれども、私の認識からしますと、やはりこれは財特法からも千近くの地区が指定事業対象から排除をされている、あるいは対象地区においてもその改善というのはまだまだ不十分であるというのが私は実態であろうというふ...全文を見る | ||
○千葉景子君 今、心理的な差別についても啓発を進めていくということでございます。それはもうもちろん当然のことでございますけれども、これは審議会答申にもございますように、やはり心理的なものというのは実態的なものが作用している。そしてまた心理的なものも実態的なところに作用するという、...全文を見る | ||
04月25日 | 第120回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○千葉景子君 今回の法案につきましては、衆議院そして今同僚の北村委員からも多々質問がございましたので、できるだけ重なる部分がないように私の方も考慮しながら質問させていただきたいと思います。細かい点などでこれまでにも議論されている部分もあろうかと思いますが、その点については御容赦を...全文を見る |
○千葉景子君 この法案としての御説明というのはよくわかります。しかしながら、この問題はそもそも、やはり日本の戦争に対するあるいは侵略などに対するはっきりとした反省の上に立って本来ならば組み立てられるべき法律ではないかというふうに思います。そのきっかけといたしましては、確かに在日韓...全文を見る | ||
○千葉景子君 その永住資格は現在の中で持たれているという方もいらっしゃるかもしれません。これは衆議院の参考人の皆さんからも御指摘や御意見が出たというふうに私も聞いたところなんでございますけれども、やはり中国出身の方の中にはいわゆる旧満州の御出身の方というのが相当数いらっしゃる。旧...全文を見る | ||
○千葉景子君 私は、ちょっと根本的にそこは違うんじゃないかというふうに思うんです。 というのは、一般入管法上でできるだけ配慮をしてというお言葉はよくわかります。しかし、先ほど申しましたように、確かに朝鮮半島については日本の国籍をむしろ強要してきた。しかしながら、日本の支配ある...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、次の問題点に入らせていただきたいと思います。 これももう既に聞かれている部分かというふうに思うんですけれども、今回の法案で退去強制事由ですね、これに一定の限定がなされたということでございます。しかしながら、この内容を見ますと、本当にどういう基本的な考え...全文を見る | ||
○千葉景子君 その考えの御趣旨はわかりました。それに基づいてこの退去強制事由が定められているということなんですが、しかし今回定められている中でも、外国の元首等に対する犯罪行為により禁錮以上の刑に処せられた者、これは後に条件が付せられておりますけれども、これは外国の元首等に対する何...全文を見る | ||
○千葉景子君 この第三号ですが、外国の元首等、この犯罪につきましては「禁錮以上の刑に処せられた者」ということで、執行猶予の場合も含んでいると思いますけれども、これはその後の法務大臣の裁量といいますか、その部分で何らか考慮されたりするということはあり得るわけですか。 | ||
○千葉景子君 幾つかの質問をさせていただきましたけれども、最終的には「法務大臣においてその犯罪行為により日本国の外交上の重大な利益が害されたと認定したもの」という絞り方がされるわけですね。これは「外交上の重大な利益が害された」と認定されるかどうか、そこは後は法務大臣の御裁定という...全文を見る | ||
○千葉景子君 午前中はここで終わります。 | ||
○千葉景子君 午前に引き続きましてよろしくお願いいたします。 まず、指紋押捺制度につきましてお伺いをさせていただきたいと思います。 これは、日韓の交渉によりまして、この指紋押捺制度についての廃止ということが合意をされているところでございますが、これについてはそれにかわる代...全文を見る | ||
○千葉景子君 二年以内に実施ということでございますので、早急な検討が必要になろうというふうに思います。 ただ、これは廃止ということが決まりまして、そして二年以内に実施をするということですので、そのいわば二年という間、これについては、廃止は決まったけれども次の手段がないという非...全文を見る | ||
○千葉景子君 確かに現在の法がそのまま生きているわけですので、そのお答えというのはわからないではございません。ただ、同一性の確認の手段といいますと、今代替手段として検討なさっているということでございますけれども、その中には写真とかあるいは署名であるとか、そういうことも含めて検討が...全文を見る | ||
○千葉景子君 そうなりますと、少なくともその代替の手段がない、現在の法律を施行せざるを得ないということでございますれば、例えば指紋押捺をどうしてもこれは私はできないと拒否をするような方について、できる限りのやはりその心情なり、その思いというものを受けとめていただく必要があるだろう...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、少なくともそういう指紋押捺拒否などがあったときに、法務省として例えば市町村などに対してそういう場合には告発をしなさいとかすべきであるとか、特別にそういうことをなさるというようなことはありませんでしょうね。いかがでしょう。 | ||
○千葉景子君 警察庁にお伺いをさせていただきたいんですけれども、この指紋押捺が廃止をされるまでの間、確かに現在の法が生きておりますので、全くその法を無視するということは警察当局としてもできないだろうという気はしますけれども、例えば指紋押捺拒否に関する捜査などについてどんな態度で臨...全文を見る | ||
○千葉景子君 多分今のお言葉の行間ににじみ出ているものをぜひ配慮いただきたいというふうに思うところでございます。 さて、この指紋の問題は今後早急に代替手段を開発するということでございますが、一つちょっと今大きな問題になっております子供の権利条約、そことの関連で問題がないのかど...全文を見る | ||
○千葉景子君 この子供の権利条約については、私たちも検討させていただいている中ではかなり国内法の改正等の準備も必要なのではなかろうかというふうに思うんですが、これまで余り子供の権利条約批准に向けて法改正などは御提起をいただいていないように思われますけれども、ここはいかがなんでしょ...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、この指紋などにかかわる部分で、私も一点これは法改正なり検討していただく必要があろうかと思う部分なんですが、権利条約の二条、差別の禁止を規定している部分でございます。これは子供についてさまざまな社会的な事由によって差別をしてはならないということが規定をされて...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは必ずしも私と意見を同じくするというお答えではないわけでございますが、これは非常に指摘をされている部分でもございます。また機会を見て改めて話もさせていただきたいというふうに思いますが、これは国籍によって取り扱いを異にするという意味では、やはりこの差別条項、平等原...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは従来からも指摘をされているところでございまして、常時携帯というのは極めて一般の社会生活にはふさわしくないといいますか、かけ離れた現状にあるわけでございます。 要するに、いざというときに、私はこういう者で、ちゃんとこういうものを持っていますよということがわか...全文を見る | ||
○千葉景子君 さて、指紋押捺につきましては、今後これが廃止をされ、新しい代替の手段、制度が講じられる際、既に押捺をされています資料、この取り扱いについてはどう考えられておりますでしょうか。登録原票あるいは指紋原紙などについては、これは廃棄をするというようなことで考えてよろしいんで...全文を見る | ||
○千葉景子君 今後の検討課題では当然あろうかと思いますけれども、やはり少なくともこの指紋については代替の手段が講じられる、それによって同一性の確認なりもできるという段階になるわけですから、やはりこれまでの指紋、これは先ほど言いましたように大変な差別的な扱いであり、そしてそれによる...全文を見る | ||
○千葉景子君 それから、それとはちょっと別ですけれども、使用済みの外国人登録証明書などは既にこの間きちっと廃棄をされているんでしょうか。 | ||
○千葉景子君 この法案につきまして、法律の内容、それから覚書に記されているさまざまな諸点についてお尋ねをしてまいりました。ぜひこの法律のみならず、午前中にも話をさせていただきましたけれども、やはり歴史的な経緯なども踏まえて今後の検討をできるだけ早く、そしてまた納得できるような形で...全文を見る | ||
○千葉景子君 今概要を説明いただいたわけなんですけれども、やはり自白の任意性、信用性というところに大変重点が置かれた判決でもございます。 これは、内容を検討いたしますと、百八十二日 間、勾留期間のほとんどがいわゆる警察署の留置場で行われてきた。その間も、この留置場改築の直後...全文を見る | ||
○千葉景子君 お答えはよくわかりますけれども、ただこれは捜査に対するかなりの警告であろうというふうに思うんですね。そういう意味では、今のお答えはお答えとして受けとめておきますけれども、厳しく反省をしていただく、そういうことが必要ではなかろうかというふうに思うんです。 これは検...全文を見る | ||
○千葉景子君 お話の中には反省点も出ておりましたけれども、やはり私はもう一度、代用監獄、警察の留置場での勾留というものを真剣に問い直さなければいけない、そういうことではなかろうかというふうに思います。 今回の判決を考えましても、先ほど申しましたように、そのほとんどが警察の留置...全文を見る | ||
○千葉景子君 今のお答えでは、これからたび重ねてこういう問題が起こるだろうと思います。やはりそこの基本的な考え方をもう一回きちっと改め、そして認識をしていただくということを私は改めて要求をさせていただいて、質問を終わりにしたいと思います。 | ||
05月21日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○千葉景子君 今回、昭和六十三年度、平成元年 度の決算につき審査をさせていただくことになりましたものですから、まず最初に、この全体的な問題点などについてお聞きしたいというふうに思います。 昭和六十一年度、二年度両決算が国会で是認をされないという状況になっているところでござい...全文を見る |
○千葉景子君 今御報告をいただきましたが、大変多岐にわたるさまざまな問題点が指摘されているところでございます。特にこれからより一層活発になろうと思われますODAの問題などにも触れていただいておりますし、また、これは後ほどあるいはさまざまな各省の審議の中でも取り上げられようかと思い...全文を見る | ||
○千葉景子君 さて、六十三年度、元年度の経済、そして財政運営、その全体について振り返ってお考えを聞かせていただきたいというふうに思います。 六十三年度につきましては、経済は個人消費あるいは民間設備投資なども中心になりまして順調に拡大をしていく。内需も七・一%、経常海外余剰は輸...全文を見る | ||
○千葉景子君 さて、今経済企画庁そして大蔵省にお聞きしたのですが、そういう中で日銀の対応、これについてもやはり問題が指摘される部分があるのではなかろうかというふうに思います。 当時の状況を見ますと、今も御指摘がございましたけれども、金融の問題をどう転換するかというのは判断にな...全文を見る | ||
○千葉景子君 せっかくお越しをいただいたことでございますので、前回にも触れさせていただきましたけれども、今後の金融の見通し、そして日銀のお考え、今世界的にも金利の問題が大変取りざたをされておりまして、日本の経済もそういう中で大変重要な位置を占める時代になってきているわけですけれど...全文を見る | ||
○千葉景子君 さて、六十三年度、元年度ともに、これも従来から指摘をされているところでございますけれども、やはり大変大きな税収の見込み違いというものがなされております。その前年、昭和六十二年度は一三・六%ということで、これは大変な誤差ということになるわけですけれども、やはり六十三年...全文を見る | ||
○千葉景子君 この点については、また再度お聞かせいただきたいと思います。 前回の総括質疑でございますけれども、及川委員長の方から予備費の問題についての指摘がございました。予備費については大変巨額な支出がなされるということもございますが、その点については、その支出について全く事...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは見解を異にされるということでございますけれども、ぜひ、慎重な取り扱いという意味でも検討をいただきたいものだというふうに思います。 時間の関係もございますので、ちょっと違う問題に移らせていただきたいと思います。 五月十七日の新聞報道を見させていただきまし...全文を見る | ||
○千葉景子君 その中で、この陳情の趣旨としては朝鮮学校の生徒に対するJR定期の割引の問題、これについての陳情であったということでございます。そして新聞報道によりますと、その中で大臣が、やはりこれは同じ年代の生徒の間の差別に当たるだろう、これをぜひ是正していかなければいけないという...全文を見る | ||
○千葉景子君 この中で大臣は、文部省の方でもっと積極的に対応してもらえると、先ほどの精薄者の問題と同じように、すぐにでも解決できる問題だという御発言もなさっていらっしゃるようですね。そういう意味では、文部省の方でもやはりこの問題については積極的な対応をいただく必要があるのではない...全文を見る | ||
○千葉景子君 朝鮮人学校については各種学校の扱いではございますけれども、日本の学校と同じような六三三制という制度をとり、教育内容などについてもほぼ共通の実態を持っているというふうに私は認識させていただいているところでございまして、ぜひ積極的な文部省としての対応も考えていただきたい...全文を見る | ||
○千葉景子君 もう時間がございませんで、本来ならば信楽鐵道の問題もお聞きをしたいというふうに思いましたが、午前中に大渕委員からも質問がございましたし、また引き続き他の同僚議員からもさまざまな問題指摘があろうかと思いますので、時間が参りましたので、せっかく御出席いただきまして申しわ...全文を見る | ||
05月29日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号 議事録を見る | ○千葉景子君 きょうは、私の地元でもございますが、神奈川県にかかわる問題について、まずお尋ねさせていただきたいと思います。 神奈川は、日本の中でも沖縄に次ぎまして大変基地を多く抱えている県でございます。そういう意味では、基地をめぐるさまざまな問題点あるいは課題というのは、神奈...全文を見る |
○千葉景子君 私もそれほど調査能力を持っているわけではございませんので確かなことはわかりませんけれども、どうもいろいろな話あるいは情報から考えますと、こういう場所で長年にわたってNLPが行われているという例はないのではないだろうかというふうに私は認識をしているところです。また御調...全文を見る | ||
○千葉景子君 もともとミッドウェーは、当初から家族の居住あるいは隊員の休養などのために帰港するということで、その期間も三年ほどという話もされていたようでございます。国会などの審議の中でも当時はそのような議論がされていたということでございますけれども、実際には一九七三年十月以来十八...全文を見る | ||
○千葉景子君 やはり、乗組員の家族の皆さん、あるいは乗組員の皆さんの休養等考えますと、それは私も全く私も否定するものではございませんけれども、やはりそれに伴って周辺にさまざまな被害といいますか問題が生じているということになりますので、その点については、その中身は理解をしつつも、そ...全文を見る | ||
○千葉景子君 今の把握なさっていらっしゃることだけでも、規模も大きくなりますし、そして訓練も同じように続けられるということになります。これまでより騒音などが解消されるという方向には、どう考えても受けとめられないという状況でございますので、ぜひこの点についても十分協議なりあるいは内...全文を見る | ||
○千葉景子君 かなりの主要部分というのが完成をしているという状況のようでございますけれども、これが完全にでき上がるのはいつごろになるのでしょうか。そして、ここで実際にNLPができる、使用可能になるという時期は、今いつごろとお考えでしょうか。これまで、さまざまな地元自治体などからの...全文を見る | ||
○千葉景子君 せっかくこういう施設を建設をしていただいたわけでございますので、できる限り早期に使用できますようにぜひ努力をいただきたいと思います。 特に、ミッドウェーからインデペンデンスへの交代がこの夏などに行われるということになりますと、大体これまでの通例ですと、ミッドウェ...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、ぜひ頑張っていただくことをお願いいたしまして、次の問題に移らせていただきたいと思います。 先日、報道によりますと、警察庁の方でいわゆるDNAによる鑑定を今後積極的に使っていきたいという報道がなされておりました。これは、足立区で起こりましたパート主婦殺人...全文を見る | ||
○千葉景子君 これまでこのDNA鑑定が証拠として裁判などに申請をされたり、あるいは証拠として採用されたというような例はございますでしょうか。 | ||
○千葉景子君 私も専門外のところもございますので、今後またいろいろな勉強をさせていただきたいというふうに思っておりますが、DNAというのは、生物の細胞核に含まれる染色体の上にあって、遺伝子の本体というふうに言われているようでございます。私も簡単な勉強の範囲ではそういうふうに認識を...全文を見る | ||
○千葉景子君 今、確かにその鑑定に使われる部分というのは区分けをして使うことができるということでございますけれども、その採取したサンプルといいましょうか、その中には大変な情報が入っているということにもなってまいります。 そういう中で、やはり今回のこういう報道などを含めて、これ...全文を見る | ||
○千葉景子君 これからもまた私も議論をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 終わります。 | ||
06月26日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号 議事録を見る | ○千葉景子君 本日は女性の労働関係などについて、それを中心にして質問をさせていただきたいというふうに思います。 ここ数年来にわたりまして男女雇用機会均等法が施行され、そしてまた労働基準法の改正もあり、また労働者派遣法の制定もあり、そしてつい先日は、育児休業法の成立を見ることが...全文を見る |
○千葉景子君 今の御見解でございますけれども、やはり実際の状況を把握するためにはいろいろな現場の状況などの実態把握、そういうものが不可欠であろうというふうに思うんですね。その点については、この間あるいは現在その辺の調査とかあるいは把握はどういう形で行われておりますでしょうか。ある...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひこれは、やはり一番この法律によって影響を受け、あるいはその権利を行使するのは働く者の側でございますので、ぜひその面からも十分な実態把握あるいは意見聴取などを今後もしていただきたいというふうに思っているところです。 さて、こういう問題がそろそろ土台に上ってくる...全文を見る | ||
○千葉景子君 女子の意欲のある者というようなお話もございますけれども、既に特定の業種については前回の労基法改正においても深夜業などが解禁をされているということもあるわけです。そういう意味では、今この時点でほかの問題の進捗状況もまだ不十分なままに、一般の女子労働者にこういう時間外労...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひ、全体としての労働条件の整備あるいは女性の働きやすい条件づくりなどを含めて検討をいただきたいというふうに思います。 さて、こういう問題とともに、先ほど男女雇用機会均等法、私はぜひ今後の見直しというものについて積極的に取り組んでいただきたいというふうに思ってい...全文を見る | ||
○千葉景子君 女子だということで区別をしているわけではありませんので、なかなか難しい面があろうかとは思いますけれども、実質的な現状を十分労働省の方でも踏まえていただいて御指導いただきたいというふうに思います。 それから、これは労働省の方で直していただける面ではないかというふう...全文を見る | ||
○千葉景子君 何となく、いま一つそれだと余り実効がないのではないかなという感じがするんです。これはまた機会がありましたら、私もぜひ研究をさせていただきたいというふうに思います。 その他、これを実効あらしめるためには、やっぱり救済の仕方が簡易にあるいは迅速に行われるということが...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひ、その姿勢を崩さずに積極的に機能充実などを図っていただきたいというふうに思います。 そして、その他ございますけれども、一つ最近指摘をされるような問題として性的な嫌がらせ、いわゆるセクシャルハラスメントという形でも言われておりますが、なかなかこれは表にあらわれ...全文を見る | ||
○千葉景子君 均等法などにつきましては、今後も引き続き私もまた意見などを出させていただきたいというふうに思っているところでございます。 さて、この均等法に引き続いて派遣労働、これも女性なども大変多くこういう形で就労しているということもございます。ただ、なかなかこの派遣労働とい...全文を見る | ||
○千葉景子君 時間もなくなりましたので、大臣、まだまだ不十分なきょうは質疑でございましたけれども、男女雇用機会均等法の実情とかあるいはこの派遣法の実態であるとか、やはりそういうことをぜひよく見ていただいて、今後の新しい取り組み方、法改正、見直し、あるいはまた新しい制度、こういうこ...全文を見る | ||
○千葉景子君 終わります。 | ||
06月27日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号 議事録を見る | ○理事(千葉景子君) 午前の審査はこの程度とし、午後一時十五分まで休憩いたします。 午後零時二十二分休憩 ─────・───── 午後一時十五分開会 |
09月17日 | 第121回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○千葉景子君 今、同僚の糸久委員の方から総括的な質問がございました。若干重なる部分もあろうかと思いますけれども、具体的な法案の内容についてできる限り質問をさせていただきたいと思います。 その前にちょっと一、二点、総括的な問題について質問をさせていただきます。 この借地・借...全文を見る |
○千葉景子君 さて、今回のこの改正の目的ですけれども、それについては先ほども御答弁をいただいているところでございますので、これは重ねてお聞きはしませんけれども、ただ、この改正案の全体を眺めてみますと、方向としては、借り主のところに視点を置くよりむしろ社会的経済的な変化、その要請、...全文を見る | ||
○千葉景子君 私も、ぜひせっかく改正をするわけですから、今後国民の期待にこたえられるようなものであってほしい、そう思うことは当然でございます。しかし、順次内容について御質問をさせていただきますけれども、本当にその期待にこたえられるのかどうかやはり疑問点がございますので、これは個々...全文を見る | ||
○千葉景子君 大変懇切丁寧に御説明をいただきましてありがとうございます。この点につきましては、また他の機会に質問させていただくことがあろうかというふうに思います。 そのほかにも、先ほども糸久委員の方からも話がございました。なかなか技術的に難しいかと思いますけれども、やはり更新...全文を見る | ||
○千葉景子君 お話を伺っていますと、大体三十年程度でよろしいんではないかとか、そういう話で、いま一つなぜこうでなきゃいけないかということが明確でないのですね。では、何年がいいかというのはこれまた難しいことだとは思いますけれども、これまでよりもとりわけて改正をするという根拠として、...全文を見る | ||
○千葉景子君 いろんな御議論、御意見があるということはよくわかります。ただ、今のお答えからもわかりますように、結果的にはこれは従来よりも貸している側にさまざまな新しい機会をふやす、借りている側にはやはり明け渡しあるいは更新の負担という機会をふやすというふうに機能することは、これは...全文を見る | ||
○千葉景子君 さて、次に正当事由についてお尋ねをさせていただきたいというふうに思いますが、大変時間が限られてきておりますので、ちょっと一点だけお聞きして、またその他は後日なりに回させていただきたいというふうに思います。 正当事由に関してなんですけれども、これまでのいろいろな御...全文を見る | ||
09月19日 | 第121回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○千葉景子君 時間が限られておりますので、できるだけ御答弁の方もまた簡潔にお願いをしたいと思います。 大変恐縮なんですけれども、最高裁の方には質問を準備させていただきましたが、種田委員の方からの質問できょうの部分はほぼ重なり合いますので、私の方からはきょうは割愛させていただき...全文を見る |
○千葉景子君 ぜひここのところは、工夫の余地もあろうかというふうに思いますので、これからも引き続き検討方をお願いしたいというふうに思います。 さて、正当事由についてなんですけれども、これも先ほど種田委員の方からも細かく質問させていただきましたが、私もなるほどその中でこの法律の...全文を見る | ||
○千葉景子君 確かに、ほかの事情と総合的といいますか、重なり合って、これは例えば土地使用の必要性などとも絡み合ってくるわけでございまして、そういう意味では三つを並べて、そしてそのほかは別に挙げられていないわけですね。例示としてはこの三つが一応挙げられているということで、非常に何か...全文を見る | ||
○千葉景子君 今お聞きしておりましても、土地の利用状況というのは確かにその土地自体としてどういう使い方をしているかということもありますけれども、やはり周りと比較するとどうもとんでもない使い方をしているとか非常に落差のある使い方をしているというようなことも含まれてこざるを得ない内容...全文を見る | ||
○千葉景子君 その辺がまだどうも不明確さが残ってくるような感じがいたします。この点についてはまだ時間がございますので、その際に聞かせていただきたいというふうに思います。 限られた時間ですので、ちょっと十一条というところをお聞きさせていただきたいというふうに思うんです。 こ...全文を見る | ||
○千葉景子君 御説明をお聞きいたしましてなるほどと思うんですが、ただ、例えば土地が大変高騰するというような状況の中では、場合によってはそれに従って極めて地代などが急激に上昇させられてしまうということなども考えられないわけではないわけですね。そういう意味では土地の価格の問題、それを...全文を見る | ||
○千葉景子君 まだ質問をさせていただきたい部分がたくさん残っているんですけれども、ちょうど時間でございますので、また予定しているものは後日に回させていただくということで、きょうは終わりにしたいと思います。 | ||
09月24日 | 第121回国会 参議院 法務委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○千葉景子君 きょうは、飯塚、宮尾両公述人にお忙しい中をおいでいただきましてありがとうございます。貴重な御意見、御提言をぜひ私たちも参考にさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。 さて、総括的な問題になろうかというふうに思いますが、飯塚公述人からも宮尾公述...全文を見る |
○千葉景子君 それでは、飯塚先生に何点がお尋ねしたいというふうに思います。 今回の改正では、新しく定期借地権などが取り入れられておりますけれども、一方、この委員会でも質問させていただきましたが、残された課題、例えば借地権の登記請求であるとか、あるいは担保化の問題であるとか、こ...全文を見る | ||
○千葉景子君 それから、先ほど存続期間あるいは更新後の存続期間の問題につきまして、衆議院で、初回に限ってですけれども、十年が二十年に修正をされたことについて評価をされるというお答えでございました。この存続期間あるいは更新後の存続期間、これについては今回堅固の建物、非堅固の建物、一...全文を見る | ||
○千葉景子君 今、更新料のお話が出ました。今回は存続期間あるいは更新後の存続期間というのが一定の限られた期間になってまいりまして、更新の回数とかが従来よりはふえてくるということになります。そうなりますと、その折に必ず更新料等が貸し主、借り主の間で問題となってこようかというふうに思...全文を見る | ||
○千葉景子君 今、新法のもとではなかなか予測が難しいというお話でございましたけれども、現行の中での問題点というのはございますでしょうか。更新料あるいはその他の金銭の授受に関連して問題点があれば御指摘ください。 | ||
○千葉景子君 更新料、あるいは先ほどお話にございました地代の問題などは、最終的には調停、それから裁判所の適切な判断などを積み重ねていく、それに期待をするしかないというようなことにもなろうかというふうに思うんですね。しかしながら、残念なことに裁判所に判断を仰ぐ場合、これですと適切な...全文を見る | ||
○千葉景子君 飯塚さん、もう一点。 従来の契約に適用されないということの周知徹底についてはどうお考えでしょうか。先取りして、旧来の契約でも新法になったら新法になりますよというような形で強制をされているというような実態もないわけではないようですが、その点今後の周知徹底について何...全文を見る | ||
○千葉景子君 では、最後に宮尾先生に。 先生の御専門は都市政策等の御研究ということでございます。今回は、この借地借家法案というものを通じてのこれからの家の問題あるいは土地の問題ということになりますが、やはりこれのみですべてが解決するわけではございません。そういう意味では、将来...全文を見る | ||
09月26日 | 第121回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○千葉景子君 きょうは、法案に入ります前にちょっと一点、ちょうど時期的に緊急の課題がございますものですからそれをお尋ねいたしまして、その後法案の方の質問を何点かさせていただきたいというふうに思います。 この問題といいますのは、昨年六月に入管法が改正になりました。それに基づく運...全文を見る |
○千葉景子君 内容には変更がないということでございますが、私の手元に資料として留学生種類別の在留資格変更申請及び許可、不許可件数というのがございます。これは平成元年、平成二年までの統計でございまして、それを見る限りでは確かに専門学校生につきましても必ずしも極端に減少しているという...全文を見る | ||
○千葉景子君 今のお話をお聞きいたしまして、これは個別の判断になろうかというふうに思いますので大変難しいと思いますけれども、私が最初に典型的な例ではないかということで紹介をした鄭さんの件ですが、この鄭さん、日本では専門学校卒業ですけれども、本国では実務経験も積んできているというこ...全文を見る | ||
○千葉景子君 これはここで、それはおかしい、違うと言っていても始まらないかと思いますが、実務経験の点それから給与ですか、その点についても若干の違いはあろうかというふうに思いますけれども、実際に経験を積んでいるということもございます。そして、きちっとした就職の決定もなされているとい...全文を見る | ||
○千葉景子君 特に、この九月とかあるいはまた来年の四月とか卒業される方も多いわけですから配慮をいただきたいと思います。それと同時に、仮にこの新入管法、基準も明確になったということで、今後そういう点を徹底していただくということは当然必要なことだというふうに思うんです。 ただ、き...全文を見る | ||
○千葉景子君 ぜひこれからも、せっかく学びそしてこれからの技術をという皆さんですので、それが逆に日本に対する反発などにならないように、ぜひ十分な配慮をいただきたいというふうに思います。 それでは、法案の方について何点か質問させていただきたいというふうに思います。 私の後、...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは繰り返しになりまして、私も局長も耳にたこという感じがなさると思うんですけれども、法はそのとおりなんですよね、法自体は。それから、御説明でも、そうではないしそうあってはならないと、もうこれはよくわかります。 ただ、実際、私人と私人との関係で、そしてしかも住ん...全文を見る | ||
○千葉景子君 これは「書面によって」ということでございますけれども、これは別に私的な普通の書面でいいわけですから、考えてみますと契約時点とか日常ですと、それを別に第三者が判断するとか見てこれはよろしいとかよろしくないというものではないわけですね。当事者間でこういう事情だからこの期...全文を見る | ||
○千葉景子君 私も時間がもうほぼ終わりになりましたので、最後にこれをお聞きして終わりにしたいというふうに思います。 今回のこの法律改正というのは非常に長期間にわたりまして検討が加えられ、そしてその間に問題のあるべきところが直され、あるいは修正が加えられ、そういう形で進んでまい...全文を見る |