千葉景子
ちばけいこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月30日 | 第123回国会 参議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○千葉景子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、宮澤総理並びに関係閣僚に質問いたします。 フランスのジスカールデスタン元大統領はことしの年頭インタビューで、今日のヨーロッパはかつてのフランス革命前後よりも緊迫した事態を迎えていると言われましたが、ヨーロッパに限らず、内外の...全文を見る |
05月12日 | 第123回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○千葉景子君 社会党の千葉景子でございます。 きょうは小此木参考人、床井参考人御両名に貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。 私の方から若干のお時間いただきまして、何点か質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。野村委員の質問とも...全文を見る |
○千葉景子君 小此木参考人にお尋ねをさせていただきます。 それぞれの国の違いがあり、取り扱いに違いがあることはやむを得ないのではないかというお話でございますけれども、長年にわたり日本に定住をしている、あるいはまた、先ほど御指摘がありましたけれども、強制連行などで自分の意思に基...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは床井参考人にお尋ねをいたしますが、今回は、一定の部分で指紋押捺制度にかわりまして署名、写真、家族登録という形での登録の方法がとられるようになってまいりました。 この指紋押捺制度に対して、一定の部分で署名あるいは写真、家族登録、乙ういう形での登録に変更がな...全文を見る | ||
○千葉景子君 続けて、床井参考人にお尋ねをいたしますが、今、家族登録制度の問題点などを御指摘いただきました。 私も基本的には同一人性の判断というものは写真などが存在すれば十分できるのではないだろうか、そうも考えているところですが、今回はこの外国人に対する同一人性の判断といいま...全文を見る | ||
○千葉景子君 今、床井参考人から、何らかの形で今後は一つに行政のあり方を統一すべきではないかという御指摘がございました。 それについて床井参考人にお尋ねをいたしますが、先ほどの御意見ですと、基本的には写真などで十分判断がつくのではないかというお考えもおありだったようですけれど...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、次に床井参考人そして小此木参考人にお尋ねをいたします。 先ほど両参考人から御意見をいただき、それぞれの御意見がちょっと共通点もあり、違いもあろうかというふうに思うのですけれども、罰則それから常時携帯の問題についてお尋ねをさせていただきます。 床井参...全文を見る | ||
○千葉景子君 時間もありませんので、最後になりますけれども、御両名に、今回の改正というのは一つの経過の中での一時期の改正ではなかろうかというふうに思います。今後の将来に向けた抱負といいますか、国会あるいは法務省等に対する要望といいましょうか、そういうものがございましたら御意見を伺...全文を見る | ||
○千葉景子君 ありがとうございました。 | ||
○千葉景子君 本日は、姜参考人、新美参考人そしてスティーブンス参考人、貴重な御意見をいただきまして本当にありがとうございます。 今、三人の参考人からのお話を伺いまして、いわば大変厳しい私たちにとっても御意見ではなかったかというふうに思っています。きょうは法務省からも担当の方も...全文を見る | ||
○千葉景子君 今それぞれの御意見をいただきましたが、そういう中で、ちょっと今回の法案にかかわる部分でございますけれども、今回は、一つのシステムとして押捺制度にかわって署名、写真、家族登録、こういうものを使っての登録というものが採用され提起をされたところでございます。これについて御...全文を見る | ||
○千葉景子君 ところで、新美先生にお伺いをしたいと思うんですけれども、先ほどから指紋の問題について大変詳細にお伺いをしたところでございます。 ただ、それと同時に、今ちょっと触れられましたけれども、その刑罰の問題、それからいわゆる常時携帯の問題、これについては先ほど時間の関係も...全文を見る | ||
○千葉景子君 終わります。 | ||
05月14日 | 第123回国会 参議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○千葉景子君 おはようございます。 きょうは、前回に引き続いて、少し細かい点になろうかというふうに思いますけれども、これまでに質問されていない部分などを中心に少し聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 そこで、まずきょうは今回初めて導入といいまし...全文を見る |
○千葉景子君 例えば、この家族事項の登録の際に、単身者、親族がいないというような者も当然おりますが、それについてはどうお考えですか。 | ||
○千葉景子君 そういうケースは、多分その署名、サインと写真ということでいわゆる同一人性の確認に足りるというふうにお考えになるんだと思うんです。そうなりますと、この単身者などを考えたときには、家族事項というものが必ずしも不可欠なものなのかどうか。写真、サインというようなものがそろう...全文を見る | ||
○千葉景子君 現行の制度と比較してみたいと思うんですけれども、現行の登録においても世帯主の氏名あるいはそれとの続柄ですね、そして取り扱い要領などにおいて、世帯主の登録原票備考欄には同居する世帯員全員の氏名、生年月日、続柄を書くということが指示されております。一般に各自治体において...全文を見る | ||
○千葉景子君 制度として一番正確だということになれば、指紋というもの自体を放棄した以上は、どこかにやっぱり不明確なものが残り始めてきたわけですね。それにもかかわらず、正確性ということによって、そのあいまいな目的によって非常に負担がふえる、あるいはそれぞれのプライバシーなどの問題に...全文を見る | ||
○千葉景子君 御理解いただきたいといっても、なかなか理解をしにくいわけでございまして、今回指紋を廃止してそれにかわる何かシステムをと考えるときに、基本的にやはり外国人の人権をきちっと保障していこう、こういう視点が一つは全く欠けているのではないか、こういう感じがいたします。 そ...全文を見る | ||
○千葉景子君 この家族事項の中身なんですけれども、現在例えば事実上婚姻関係にあるとか、それら今大変問題になっておりますけれども非嫡出の子供がいるとか、そういうケースがございます。例えば、ことしから健康保険の被保険者証などでは、法律婚、事実婚の区別をせずに夫、妻という表現がされるよ...全文を見る | ||
○千葉景子君 先ほどお話にございましたように、この家族事項というのはいずれにしてもできる限りその人の同一人性をこれによって確認をしようというための手段ということであろうかというふうに思うんですね。そうしますと、この人がどういう日常の事実上の人間関係、身分関係があるかということが実...全文を見る | ||
○千葉景子君 それでは、次にお尋ねしますけれども、最近、国際結婚とか国籍の壁を越えたいろいろな関係がふえております。そういう中で二重国籍ということもふえてきていることはもう当然御承知のとおりだというふうに思います。 例えば、永住者の家族である日本人あるいはその子供で日本国籍と...全文を見る | ||
○千葉景子君 今の御説明、確かに外国人の方の身分を確定するというために、日本人家族もその対象といいますか、そのために登録事項に入ってくる、こういうことで、それが目的ではないということではありますけれども、実際には自分の身分が戸籍上の登録とそれから外登法の中で一定の登録事項の中に記...全文を見る | ||
○千葉景子君 相当なことでは困るわけでして、これが本当に当該の者にとってきちっと人権が守られているとこれで言えるのかどうか、大変疑問に思います。 こういうことを考えてみますと、この家族登録の制度というのは、確かに同一人性確認の手段として他の署名やあるいは写真、そういうものにプ...全文を見る | ||
○千葉景子君 登録原票の方についてお尋ねをしたいんですけれども、これもこれまでも質問などが出ているようでございますが、登録原票については、技術的にも指紋を廃棄するというのは大変困難であるというようなお答えも出ているやに聞いております。いかがですか、実際に。 | ||
○千葉景子君 今、まだまだ検討してみなければいけないというお話ですけれども、その検討されているというのは廃棄をするということを検討されているわけですか。 | ||
○千葉景子君 しつこいようですけれども、要するに廃棄のために今その技術とかあるいは作業の仕方とかを検討されているという趣旨ですか。廃棄を目標として、それに向かっていろいろなことを今検討されていると、そういう趣旨ですか。それともあるいは廃棄できるかどうかわからないから、どっちにしよ...全文を見る | ||
○千葉景子君 どうもいま一つはっきりしませんけれども、これについては技術の進歩もあるというお話ですから、ぜひ廃棄ということを目標にして、そして技術の検討などをしていただきたいというふうに思うんですが、仮にそうするとしてもあしたすぐ廃棄というわけにはどうも技術的にはいかないようでご...全文を見る | ||
○千葉景子君 ところで、今回指紋押捺義務が一定の範囲で必要がなくなったわけでございますが、現在指紋押捺を拒否していらっしゃる方、これがかなりの数おいでのはずでございます。 まず、この状況についてお伺いをしたいというふうに思いますけれども、その人数そして国籍の別、そしてその皆さ...全文を見る | ||
○千葉景子君 そうしますと、百七十七名のうち百六十六名ですね、もうほとんど大多数の方が今回の永住者、特別永住者に該当してくるということになってまいります。 そうすると、この改正案が仮に施行がされるということになったとすれば、この指紋押捺を拒否されている方についてどういう取り扱...全文を見る | ||
○千葉景子君 次に、今回、署名、サイン、この制度が導入をされることになりましたが、ちょっとその署名が困難なケース、こういうことについてお尋ねをしたいと思います。 現行の外登法、そしてその関連の政省令においては、身体の障害などによって指紋が押捺できない人、そういう方の取り扱いは...全文を見る | ||
○千葉景子君 これまでも身体の障害などによって指紋押捺できない方については、それ自体は免除されている。今回それが署名ということになりましても、また同じように署名が身体の理由などで困難だとか、あるいはまた場合によっては文字が書けない、こういう方もいらっしゃるかと思います。こういう場...全文を見る | ||
○千葉景子君 こういうケースとしてちょっと具体的な例を触れさせていただきたいというふうに思うんですが、きょう厚生省の方にも来ていただいております。 現在、ハンセン病の方がいらっしゃいますけれども、この人数、それから年齢層、それから国籍の構成、このあたりについてちょっと現状を御...全文を見る | ||
○千葉景子君 その国籍の関係ですが、韓国・朝鮮籍の方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか。 | ||
○千葉景子君 今の数字からかなり平均年齢も高くなっているということが言えると思いますが、例えば韓国・朝鮮籍の方もかなり高齢になられているというふうに推測してよろしいでしょうか。 | ||
○千葉景子君 そこで、このハンセン病の皆さん、従来どういう取り扱いになっていたのでしょうか。身体の理由あるいはその他の理由があるかどうかわかりませんけれども、かなり指紋が免除をされていたケースが多いやに聞いておりますが、その点について何か確認されていらっしゃるようなことございます...全文を見る | ||
○千葉景子君 この皆さんですけれども、先ほどの国籍別の数を考えてみましてもかなりの皆さんがいらっしゃいます。それから年齢構成ですね、これを見ましてもかなり高齢になっていらっしゃるのではなかろうかと推測されます。 そういう中で、今回はそうなりますとこれまでの押捺から署名というこ...全文を見る | ||
○千葉景子君 これまでも、事情、背景もございますけれども、指紋が猶予されている。それから、期間も一年から四年という間でほとんど五年に近い多分期間を設定をされていたんだろうというふうに思います。そういう意味では高齢ということも考えられますし、それから文字の点についてもいろいろ歴史的...全文を見る | ||
○千葉景子君 この問題は技術的な問題とかということではなくて、やはり本人、外国人の方の基本的な人権という視点に立って、少し技術が難しければその技術を開発をするとか、そういうこともやりながら、できる限り配慮をしていく必要があるだろうというふうに思います。 それから、代理申請です...全文を見る | ||
○千葉景子君 何か今こうやって細かいことをお尋ねしていますと、実際にお答えになるにも何か一々調べてみないとなかなか細かい点ほどうもわかりにくいとか、非常に何か微細にわたって、何のためにこんな細かいことをやっているんだろうかと本当に率直に言ってそういう気がしてくるわけですね。 ...全文を見る | ||
○千葉景子君 終わろうと思ったんですけれども、どうも大臣、その程度の御認識じゃ、これからの新しい問題に対しては私は対処していかれないと思いますね。やはり人間、基本的に人権が保障されていく。そして、日本人であれ外国人であれ平等にやはり生きていくことができる。こういうきちっとした視点...全文を見る | ||
○千葉景子君 終わります。 | ||
06月02日 | 第123回国会 参議院 法務委員会 第12号 議事録を見る | ○千葉景子君 午後は、先ほど北村委員の方からお尋ねした続きといたしまして、私の方からは刑事補償法の改正案について主にお尋ねをさせていただきたいというふうに思います。 そこで、ちょっとその前に、これは質問の通告もさせていただいておりませんし、それから私もまだつぶさに調査をしてお...全文を見る |
○千葉景子君 それぞれ努力の跡が見受けられるような気がいたしますけれども、やはりこの法律の構造そのものというんでしょうか、システムそのものがいま一つ不明確、あるいは基準などがはっきりしないということが、結局また人権の保障、適正手続の確保を努力せいと重ねて言わざるを得ないことにつな...全文を見る | ||
○千葉景子君 そうしますと、その数からいうと必ずしも補償決定がされた人数というのはそんな高い割合ではないような感じがいたします。それと同時に、刑事補償と別な制度として国家賠償の制度がございます。刑事補償の足らない分を補うというようなところもあろうかというふうに思いますけれども、た...全文を見る | ||
○千葉景子君 昭和四十八年からですから、なかなか数としては少ないですし、認容されたのが二件ということになりますので、なかなか厳しい状況にあろうかというふうに思います。そういう意味から見ると、やはりこの刑事補償というのをきちっと確立をしておくということはどうしても必要なことではなか...全文を見る | ||
○千葉景子君 今回、上限額の引き上げなどに取り組んでいただいたという意味では、私も結構なことだというふうに思うんですけれども、例えばスライドということでなくても、六年ぐらい見直しかなくて今度は例えば二年ぐらいで見直しもあると、こういうようなばらつきもあります。そういう意味では例え...全文を見る | ||
○千葉景子君 できる限り額を上げていこうという大変努力の跡のようなものが見受けられるような気がいたしますが、この逸失利益と慰謝料部分を分けたこの区分はどういう基準で行われておりますでしょうか。 | ||
○千葉景子君 その仕組みは御説明でほぼわかったわけですけれども、先ほどから申しましているように少しでも引き上げようという御努力は確かにわかります。そうなりますと、今回もそうですけれども、今後も例えば逸失利益の部分と慰謝料の部分、例えば慰謝料の部分も給与水準で考えますとさらにもう少...全文を見る | ||
○千葉景子君 せっかく頑張っていただいておりますので、素直にできる限り引き上げを図ろうというその意図を酌みまして、これからもぜひ頑張っていただきたい、適切なシステムを確立していただきたいというふうに思います。 上限の方は努力をいただいたんですけれども、下限の方ですね、これは今...全文を見る | ||
○千葉景子君 前回もお伺いをして、例えば責任無能力などで無罪になったような場合に高額の補償をするのはいかがなものか、こういうところが一番の論拠かというふうに私も受け取っています。 ただ、これは確かに国民感情といいますか、そういうものがあろうかというふうに思いますけれども、それ...全文を見る | ||
○千葉景子君 先ほど千円で補償された例というのを挙げられましたんですけれども、これも現在の基準が最低千円になっておりますので、こういう事例だったらば余り高いのは補償はできないと、一番最低で補償しようということで千円になっているのかもしれませんので、この基準が少しでも最低が上がって...全文を見る | ||
○千葉景子君 それから、ちょっと時間も限られておりますので、今回の改正のもう一つに死刑執行の場合の最高額、これの引き上げがされております。従来の二千五百万円から三千万円ということでこれもかなりのアップを図っていただいたということが言えるんではないかと思います。 ただ、これは実...全文を見る | ||
○千葉景子君 なかなか難しいところはあろうかというふうに思いますけれども、これは引き続きまして御検討をいただきたいというふうに思います。 さて、前回の審議の際に、あと何点か附帯決議で指摘がされました。一つは身柄不拘束のまま無罪となった場合、それからもう一つは再審請求の手続に関...全文を見る | ||
○千葉景子君 もう時間になりましたので、お話をいただきましたんですけれども、御説明は確かにいろいろな法的な論理から言えばわからないわけではありません。 ただ、個人一人一人の市民なりにとってはそもそも刑事手続なりそういうものにがかわらしめられるということ自体が大変大きな負担であ...全文を見る | ||
06月06日 | 第123回国会 参議院 本会議 第20号 議事録を見る | ○千葉景子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました議院運営委員長井上孝君の解任決議案に対しまして、賛成の討論を行うものであります。 賛成の第一の理由は、まず、日本の国際協力をめぐる国会審議に関する責任でございます。 昨年の第百二十二回国会におきま...全文を見る |