千葉景子

ちばけいこ



当選回数回

千葉景子の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第142回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○千葉景子君 まず、私は、大蔵省あるいは日銀にかかわる不祥事をめぐって何点かお尋ねをしたいと思います。  もう既にいろいろなところで論じられております、また質疑が展開をされておりますが、一月二十六日、大蔵省金融検査部管理課の検査官室長、課長補佐の逮捕、さらに三月五日にはいわゆる...全文を見る
○千葉景子君 刑事局長の方から何か補足がございましたら。
○千葉景子君 さらに、これまでの贈収賄罪で大変大きな壁になっていたことの一つに、職務権限との関連性というところがあろうかというふうに思います。一つのポストに長期間とどまって実務に精通しているいわゆるノンキャリアと言われる方、ここは職務の中身というのが割とわかりやすい。しかし一、二...全文を見る
○千葉景子君 今回これだけのキャリア官僚と言われるところまでに捜査が及んでいるということは、従来以上にこの問題が悪質であり、そしてまた非常に根深いものであるということを示しているんじゃないか。そこにメスを入れざるを得ないというところまで事態が立ち至っているということを示しているよ...全文を見る
○千葉景子君 今、大臣のお話も伺いまして、情報の提供のようなことも当然のこと贈収賄の適用の範囲になる、こういうこともきちっと御認識をいただいております。また、決してキャリア組と言われるところが特別な扱いをされているのではない、結果としてこういうことになったということも大臣の今お話...全文を見る
○千葉景子君 さて、これはこういう贈収賄罪で捜査をするということも一つの問題に対する対処の仕方ではございますけれども、やはりそれぞれの行政の情報の開示、公開、こういう問題が改めて大きな課題としてこれから注目をされるのではないかというふうに思います。もっと透明な行政というものが確立...全文を見る
○千葉景子君 時間がございません。  今の理由は私は全く理解に苦しみますし、わかりません。改めてこれについては論議をさせていただきたいと思いますけれども、先ほどもお話が出ておりましたサリン事件の被害者などの問題、あるいは今言われているような企業をめぐるさまざまな訴訟の問題、こう...全文を見る
03月27日第142回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○千葉景子君 きょうは両参考人に大変貴重な御意見をお述べいただきまして、ありがとうございました。  私も、実は率直に言いまして両案につきましてもなかなか難しいといいましょうか、わからない部分がたくさんあるんですけれども、まず奥島先生には、商法の基本といいましょうか、会社組織の基...全文を見る
○千葉景子君 ありがとうございます。  それでは、中川先生にお尋ねをさせていただきます。  先ほど、日本の簿価と時価が乖離をしている、それについて是正のために再評価をするということ自体には異議はないというお話でございました。ただ、先ほど何点が御指摘があったように、恣意的な対応...全文を見る
○千葉景子君 ありがとうございました。
○千葉景子君 きょうは提案者の方も大変御苦労さまでございます。  先ほど参考人の方から今回の株式の消却の手続に関する商法の特例法についての御意見をいただきました。商法例専門の参考人でもございますので、商法の理論ということを前提にいたしまして大変整然とした御意見をいただき、私もな...全文を見る
○千葉景子君 今、株式の消却についてもやはり会社財産をきちっと確保しておくということが大変重要なポイントになっておろうかというふうに思いますが、今回の株式の消却について、一面では、先ほどの参考人からの御指摘もございましたけれども、自己株式の取得規制の緩和をある意味では促進をすると...全文を見る
○千葉景子君 さらに、もう一方で、今回の自己株式の消却については資本準備金を消却の財源とするということになります。その点についてお尋ねをしておきたいというふうに思うんです。まず、ちょっとこれも基本的な問題なので法務省の方にお聞きしておきたいと思うんですが、いわゆる資本準備金と利益...全文を見る
○千葉景子君 今、資本準備金と利益準備金の違いをちょっと聞かせていただきました。資本準備金というのは、資本取引で出たものですからある意味では資本に準じていると言ってもいいと思います。利益準備金は、利益が出てそれを次の経営の安定のために一定の部分積み立てておくというものであろうとい...全文を見る
○千葉景子君 今、御説明をいただきましたが、もう一つこの株式消却特例法で配当可能利益を財源にする自己株の取得・消却、この際には取得株式総数について発行済み株式総数の十分の一以内という数量規制がございます。今回の改正は資本準備金をもって行うわけですけれども、その財源の規制はあるわけ...全文を見る
○千葉景子君 ところで、資本準備金につきましては、先ほどもちょっとお触れいただきましたけれども、利益準備金のような資本の四分の一に達するまでという積み立て限度の制限はございません。準備金が多過ぎたら資本に組み入れるということをすればいいわけでございまして、資本準備金の積み立て過ぎ...全文を見る
○千葉景子君 まだお聞きをしたいこともあるんですけれども、先ほどからお話がございますように、経済情勢を考えたときにやはり何らかの対応策をということについては私たちも十分に承知をしておりますし、そういう意味でのいろんな対策というのはともに議論させていただいてきたところでもございます...全文を見る
○千葉景子君 終わります。     ―――――――――――――
03月31日第142回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○千葉景子君 きょうは、提案者の大原先生、御苦労さまでございます。  土地の再評価に関する法律案につきまして、私もどうも専門外のことでもございまして、なかなかわからない部分もございます。教えていただくという気持ちも含めまして、きょうはよろしくお願いをしたいというふうに思っており...全文を見る
○千葉景子君 今、御説明がございましたように、これで貸し渋りがすべで解消するということではないというお話でもございました。ただ、この法案の目的が、できるだけ貸し渋り対策の一助になればと、こういうお話でもございます。  だとしますと、この法律案の再評価の対象となる法人を貸し渋りが...全文を見る
○千葉景子君 どうやら大原先生の最初のお考え、金融機関に限ってというのが貸し渋り対策という意味でも筋が通っておられたのかなという気がいたします。どうもほかのいろいろな思惑も含めて、何かちょっと統一がとれないような形に結果的にはなってしまっているんじゃないか、ちょっとそんな感想を持...全文を見る
○千葉景子君 強制ではなくて任意になさった理由をちょっと。
○千葉景子君 ちょっと大蔵省、来ていただいてございましょうか。お聞きをしたいんですけれども、この法案に伴って政令がつくられるということで、それがほぼこういう形になるのではないかというものを資料などで私たちも拝見をさせていただくわけですけれども、この再評価の際の時価の算定方法として...全文を見る
○千葉景子君 五種類のやり方があるということはわかるのですけれども、これはそのどれでやってもよいということになるわけですが、そうすると、その再評価された価格というのが非常に何種類にも及ぶということになって、企業の収益力などをはかる、あるいは経営実態を把握するのにせっかく再評価する...全文を見る
○千葉景子君 もう一点だけ確認をさせていただきたいんですけれども、その合理的な調整というのはだれがやることになるんでしょうか。例えば調整の基準というのは何らかで基準の表みたいなものを作成してそれに基づいてやるとか、そういうことになるんでしょうか。そこはどうですか。
○千葉景子君 ちょっと時間もあれなので、そこまでにしておきます。  ところで、提案者の方にお伺いしたいと思いますが、ちょっとこれまでの繰り返しの部分になろうかと思うんですけれども、再評価を行います、それが貸借対照表に表示をされることになるわけですが、貸借対照表というのは財産の構...全文を見る
○千葉景子君 ところで、今回の再評価の再評価差額金、これが今後どうなっていくのかはちょっとわかりませんけれども、いろいろ聞こえてくるところによりますと、貸借対照表に計上するんだけれども、負債の部に計上するということが検討されているようにもお聞きしております。  これはどうもわか...全文を見る
○千葉景子君 もう一回私も頭を整理してみたいと思います。  最後にちょっと法務省にお聞きをしておきたいと思うんですけれども、会社の計算のあり方、これについては、今話がございましたように、いわゆる原価主義、それから時価主義といいましょうか、財産法的と損益法的ということになろうかと...全文を見る
○千葉景子君 終わります。
04月07日第142回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○千葉景子君 きょうは、最初に、せっかくの機会でもございます、なかなかお聞きする機会がないものですから、海難審判庁にひとつ話を伺わせていただきたいと思っております。  私もちょうど横浜におりますので、横浜に横浜地方海難審判庁というのがございます。相当以前になりますが、見学という...全文を見る
○千葉景子君 細かい点でまだまだ整備をしなければいけない点もあろうかと思いますので、また今後引き続きいろいろな御説明もいただきたいというふうに考えております。きょうはこの程度にさせていただきたいと思います。  さて、私は、この法務委員会、そして国会自体は立法機関でもございますの...全文を見る
○千葉景子君 やはり時代にも適切に対応し得るまた新たな体制をぜひお考えいただきたいと思います。  さて、それにかかわりまして、今度は逆に大変不思議に思いますのは、それだけ重みのある、そしていろいろな幅広い論議を積み重ねている法制審でございますが、そこからもう既に大分時間も経過い...全文を見る
○千葉景子君 既に、これは法制審の議論ばかりではなく、この問題が提起をされましてからまさに一人一人の人権やあるいは生活にもかかわるということで大変関心も深まり、いろいろな場所で市民の間でも議論が重ねられてきた、こういう経緯もあります。また、国際的な動向から見ても、いろいろな国際機...全文を見る
○千葉景子君 この問題は私も全く否定的に考えるわけではないんですけれども、出発は今御説明がありましたようにやはり規制緩和の流れ、あるいは良好な住宅の供給、こういうことがスタートであろうかというふうに思うわけです。しかし、この借地借家というのは、定期借地権も既にスタートをされており...全文を見る
○千葉景子君 次に、これも時代の要請と言ってもいいのでしょうか、成年後見制度の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  ちょうど昨年の十二月に介護保険法が成立をいたしまして、二〇〇〇年には新たな介護システム、保険制度を活用しての新たな社会システムというものがスタート...全文を見る
○千葉景子君 今のお話ですと、四月中旬ごろには、もう間もなくということになりますが、要綱試案も御提供いただけるというお話でもございますので、今の問題点なども含めて、その試案を私もいろいろと見せていただいた上でまた議論を今後とも続けさせていただきたいというふうに思います。  さて...全文を見る
○千葉景子君 もう時間もあれなので、最後に一つだけお尋ねをいたしたいと思います。  社会経済、先ほどから大きな変化と申しました。金融ビッグバンがスタートし、そして規制緩和、自由化の波、こういう中で、公正な社会を担保する意味ではこれから改めて司法の役割というのは大変大きくなってく...全文を見る
○千葉景子君 終わります。
04月30日第142回国会 参議院 本会議 第24号
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○千葉景子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案について、総理並びに厚生大臣に質問いたします。  まず、財政構造改革法の見直しに関連し、本改正案の取り扱いについて伺います。  そもそも本法案は、財政構造改革法により社会保障予算にキャップが...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○千葉景子君 今回は、債権譲渡の対抗要件に対して特例的なシステムを導入しようという趣旨の法案でございます。  まず、基本的なところからちょっとお尋ねをさせていただきたいんですけれども、今回の法案の目的が債権の流動化を図っていく、金銭債権の流動化を図る、それによって資金の調達をで...全文を見る
○千葉景子君 私も民法の基本が全く変更されるということを申し上げているわけではございませんで、基本は原則どおり、特定の個人間などの関係は原則どおりというのは当然わかっております。ただ、先ほど申し上げましたように、今や個人が負っている債務というのはやっぱりそういう大量の債権の債務側...全文を見る
○千葉景子君 そうすると、これは同時という扱いになるわけですね、なるほど。  今お尋ねしたように、これまでの民法と特債法で優劣関係を考えると、まれなことかもしれませんけれども、こういう優劣がなかなかはっきりしない、あるいは今のお話ですと解釈上は同時という扱いになる、こういう形式...全文を見る
○千葉景子君 こうして御説明をいただくと確かになるほどということになるわけですけれども、しょっちゅうこういうことが起こるなどとは私も申しませんけれども、やはり幾つもの制度が重なることによってこの対抗要件一つとっても非常に複雑になる、一体どれを基準にするのかということだけでも非常に...全文を見る
○千葉景子君 今回の法案のもとになっております研究会の議論を拝見をいたしますと、債権譲渡の態様について、今回の基本になる態様は、債権譲渡人が債権の回収者として残って、譲渡人、譲受人、債務者の三者関係が残る形態の債権譲渡に限定すべきというような研究会においては議論がなされていたよう...全文を見る
○千葉景子君 この間の議論で確かにそれぞれから御指摘がありましたように、特債法の時点でいろいろ検討され、そしてそれがベターなといいますか、一つの状況に適応できるシステムとして採用された。また、今いろいろなお話があったように、研究会の報告からもまた議論を煮詰めて今回の法案のような形...全文を見る
○千葉景子君 こういうことを言うとあれですけれども、それぞれの省庁の権益争いみたいなことは決してないと思いますが、万が一でもあればやめていただいて、やはり基本的にお互いに論議を進めるということで消費者、国民にとってもわかりやすい、そして不利益のない、そういう方向をぜひ目指していた...全文を見る
○千葉景子君 もう時間ですけれども、一言だけ。  やはり経済的な要請はもう本当にわからないわけではありませんが、その結果、やっぱり債務者あるいは個人、消費者、そういうものが本当に保護をされない、あるいは不利益な立場に置かれるというようなことだけは決してあってはならないことであろ...全文を見る
06月04日第142回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○千葉景子君 本日は、お三方の参考人から大変貴重な御意見、お考えを聞かせていただきましてありがとうございました。  お三方にちょっと共通の問題でまず質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  私も、先ほどのお話を伺いながら、債権の流動化、そして資金の...全文を見る
○千葉景子君 ありがとうございました。  今のお話にも関連をするんですけれども、小野先生にちょっとお尋ねしたいと思いますが、先ほどいろいろな細かい問題点についてはやはり立法者のところでできるだけ明確にしておく必要があるというお話がございました。私も、債務者の保護あるいは取引の安...全文を見る
○千葉景子君 時間ですので終わりにいたします。
○千葉景子君 前回、この法案につきましてお時間をいただいて御質問させていただきました。おおよその考え方についてはお聞かせをいただいたんですけれども、何点か確認をさせていただいたりあるいは御質問したいところがございますので、時間は三十分いただいておりますがそこまで必要ないかとは存じ...全文を見る
○千葉景子君 その分類は、わかったといえばわかるんですけれども、権利義務関係にかかわることを法律事項に、そしてその詳細については政省令という区分けというふうにお聞きいたしますけれども、ただ、やはりこの対抗要件の優劣をつけるときにどちらかという話は決して権利義務関係に無縁なことでは...全文を見る
○千葉景子君 それはやはり普通とられる手段でございまして、当然ながらそういうことは積極的にやっていただく必要があろうと思うんです。例えば債務を負うというのは消費者にとっては金融機関と契約を結ぶという時点があるわけですね。そういう際に、必ず債権が流動化されるとは限りませんけれども今...全文を見る
○千葉景子君 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  さて、債務者の保護という面で、これまでの民法上の債権譲渡でありますと、余りみずからのプライベートな信用力というのが外に出ていくということはそう多くないんですけれども、今回は登記ということになりますので、一定の方がこれを閲覧...全文を見る
○千葉景子君 今挙げられましたのは例示的になるんでしょうか。それとも政令などで逆に限定的な形で利害関係人という範囲を定めるという格好になるんでしょうか。その辺はいかがですか。
○千葉景子君 確かに限定するというのはなかなか難しいところもあるんですけれども、「債権の譲渡につき利害関係を有する者」、法的に利害関係が生ずる関係というのはある程度現行法上限定をされてくるんじゃないか。将来、確かにまたいろいろな法整備がされたり、あるいは他の法令との調整というよう...全文を見る
○千葉景子君 その他にも政省令にかかわる部分というのはこの法律も大分ございます。そういう意味では、その策定に当たりましてはいろんな機会に委員会などにもまた御説明いただきながら、ぜひ取引の安全あるいは債務者の保護に欠けるようなことがないようにしていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○千葉景子君 何が高額かというのは難しいんですけれども、私も不思議に思うのは、特債法の方は数とか何にも関係なくて、公告をすぽっと一つ出すと、その債権の数がどうであろうが一括で済むといいますか、そういう制度のようです。登記の場合ですと、やっぱりそれは債権の数とか額とか、そういうもの...全文を見る
○千葉景子君 この辺もなかなかよくわかりませんが、いずれにいたしましても、余りにも債権の流動化ということがゆえに、細かい点とかあるいは債務者の側にとっての複雑さとか、そういうものが十分にこなせないままにこの法案というのが出ているんじゃないかなという感が私は率直に言ってしないではご...全文を見る
○千葉景子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律案に対する反対討論を行います。  本法律案は、法人による債権譲渡を円滑にするため、債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例として、法人が行う金銭債権の譲渡等について登記による新たな対抗...全文を見る
08月20日第143回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○千葉景子君 関連で質疑をさせていただきます。  先ほど今井理事の方から、小渕政権の政治姿勢というような点についてお尋ねをさせていただきました。  金融対策でこれまでの政権運営はどういうことをしてきたか、改めて考えてみますと、この間の政府の姿勢というのは、よく言われております...全文を見る
○千葉景子君 そうしますと、これからやはり実態を開示する、できるだけ明らかにする、こういう姿勢は当然持たれておられると思いますし、そうしていただかなければいけないと思いますが、改めてその一番のポイントとして、金融監督庁の検査結果、これについてきちっと発表、公表される、あるいは開示...全文を見る
○千葉景子君 総理に私はお尋ねするんですけれども、これまでやはり物事をはっきりさせないままに公的資金を投入してそれがむだに使われてきたと。こういうことを考えたときには、当然この検査結果を公表した上で、さて皆さん、こうしたいんですけれどもどうだろうか、こういうことをしなければ納得で...全文を見る
○千葉景子君 先ほども触れられましたけれども、例えば金融安定化法によって二十一行に一兆八千億円、長銀には一千七百六十六億円投入をされた。このときには優良な銀行だ、こういうもとに投入されたわけですね。ところが、今どうですか、長銀についてはいろいろなことが取りざたされている。万が一に...全文を見る
○千葉景子君 それだけは、ぜひ今の御答弁を守っていただきたいというふうに思います。  こういう、情報が開示をされない、あるいは隠ぺいされていく、そのためにはやはりきちっとした情報公開の制度、私はこれを改めて確立することが必要であろうというふうに思います。  情報公開制度の実現...全文を見る
○千葉景子君 国民は、やはり物事が隠ぺいされて、そして結果的にはツケだけを回される、こういうことにはうんざりしているわけですね。情報をきちっと得て、みずから責任を持って意思決定をしたい、これが今の国民の声だというふうに思うんです。  そういう意味では、情報公開法の制定に向けてぜ...全文を見る
○千葉景子君 総理、大局を見るからこそ申し上げているわけですから、今の案をよりよいものにする決意、あるいはそういう声を受けとめていく、こういうお気持ちはありますか。
○千葉景子君 そういう姿勢で私どもも取り組んでおりますので、ぜひ前向きに頑張っていただきたいと思います。  次に経済、この不況の状況を考えますと、さまざま深刻な問題が山積をいたしております。  そこで、何点かお聞きをいたしますが、今不況が非常に深まる中で、雇用の問題が大変深刻...全文を見る
○千葉景子君 例えば、考えられるのは、これまでも雇用調整助成金などの発動がされてまいりましたけれども、中小企業にはなかなか使いづらい。あるいは雇用給付ですね、これが三百日、そろそろこの期限も満了しようという人たちも出てきている状況、そういうことについて対応を何かとられることはでき...全文を見る
○千葉景子君 さらに、この不況の背景にあるのは将来への生活不安、こういうものが横たわっておろうかというふうに思います。  そこで、何点かお聞きをいたしますけれども、少子・高齢化というのも大変これからの厳しい問題でございます。少子化に対してどのように受けとめておられるのか、そして...全文を見る
○千葉景子君 子供を産む、産まないというのは基本的には個人の意思にかかわることですから、それを云々するわけにはいかないと思います。しかし、産みたいけれども産めない、子供を育てたいけれどもなかなか育てにくい、こういう状況についてはやはり解消していく必要があるだろうと思います。  ...全文を見る
○千葉景子君 漠然とした話だけでは事は進まないわけで、そういう意味では、現実に運用されているこういう制度を一つ一つ充実させていく、あるいは使いやすいような制度にしていく、こういう積み重ねが必要なんじゃないかと思うんですけれども、一気に六〇%に行かないとおっしゃいました。ただ、そう...全文を見る
○千葉景子君 さらに、先ほど今井理事からもお触れになりましたけれども、年金の問題もこれからの大きな課題です。特に、将来安心できる社会ということになれば、この問題の解決というのは大変重要なことであろうと思いますが、この中でいわば女性の年金がどういう状況になっているかということについ...全文を見る
○千葉景子君 制度はいいんですけれども、総理、聞いておいてください。  この制度というのは一九五五年に基本的に設計をされています。その当時の考え方としては、女性は働かずに主婦として家庭に、そして連れ合い、夫が働いている、ある意味ではこういうことを基盤に設計をされた制度なんです。...全文を見る
○千葉景子君 それで、この女性の問題については男女共同参画社会の実現ということが非常に今重要な課題になります。社会の改革、その大きなポイントだというふうに思います。  政府の方でも基本法への取り組みがなされておりますが、その取り組みの基本的な考え方、総理、男女共同参画本部の本部...全文を見る
○千葉景子君 基本的にはどんなポイントでこの基本法をつくられようとしているのか、そこをお聞きしたいと思います。
○千葉景子君 何か話が非常に抽象的、漠としておりまして、だれでも男女共同参画社会、この言葉は言えますが、ただそれを本当に実行していく、実現していくとなれば、この姿を見てもわかりますように、そんなに簡単なことじゃない。今答弁されているのも男性の皆さんばかりと、こういうことでもござい...全文を見る
○千葉景子君 これはいろいろな機会に全大臣にもいずれお聞きをしたいというふうに思っております。  ちょっと従軍慰安婦問題についてお尋ねをいたします。  ことしの四月二十七日に山口地裁の下関支部で一つの従軍慰安婦問題に対する判決が出ておりますが、その内容等について総理は御存じで...全文を見る
○千葉景子君 意外というのはどういう趣旨でしょうか、総理。
○千葉景子君 そういう意味ではなくて、この判決全体の内容を読んで、あるいはどういうふうにそれについて受けとめているかということをお聞きしたいんです。  この内容については、従軍慰安婦問題についての重要な指摘もあるわけです。立法不作為という問題もありますが、全体のこの厳しい判断に...全文を見る
○千葉景子君 この従軍慰安婦問題については、近隣諸国からも大変いろいろな問題が提起をされております、いまだに。それについて、各国の対応あるいは厳しい意見、こういうものについて小渕総理はどういうふうに御認識なさっているんでしょうか。これから江沢民主席が来日されたりあるいは金大中大統...全文を見る
○千葉景子君 そのアジア女性基金が、十分にそれだけでは納得されていない、そういう実態じゃないんですか。
○千葉景子君 基金に頼るということではなくて、やはり政府の姿勢これ自体が今改めて問われているのではないか、各国からもですね。総理、その点についてどうですか。
○千葉景子君 改めてこれもまたお尋ねしたいと思います。  そこで、ちょっと基地にかかわる問題をお聞きいたします。  神奈川県というのも沖縄に次ぐ第二の基地県でございまして、このたび横須賀に配備されている空母がインディペンデンスからキティーホークという空母にかわりました。この配...全文を見る
○千葉景子君 それにかかわりまして、やはり今、地元住民の安心できる条件整備というのが大変重要でありますが、その中で厚木基地では、ジェット機の訓練、NLPが硫黄島へと随分移転をされました。そういう意味では改善されているんですけれども、いわゆる開放日ですね、オープンハウスという地元の...全文を見る
○千葉景子君 その根拠になっておりますのが昭和三十八年につくられている騒音軽減措置、日米合同委員会のですね、そこに、こういう特定の日に行うものは例外として認める、そういう規定が盛り込まれています。  ただ、それは昭和三十八年ですから、厚木基地の周辺、人口五万人の当時です。今、人...全文を見る
○千葉景子君 ありがとうございました。
09月22日第143回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○千葉景子君 限られた時間ですので、きょうは二点ばかり大きな項目で御質問をさせていただきたいと思います。ちょっと質問を通告させていただいた順序と変わるかと思いますので、その点は御容赦をいただきたいと思います。  まず、先ほどから司法改革の問題の指摘が各委員からもございました。私...全文を見る
○千葉景子君 基本的なお考え方は今伺いましたが、その御認識のもとにやるべきことがこれから山積をいたしているだろうと思いますので、またその点については個々いろいろな機会にお伺いをしたいというふうに思います。  もう一点は、きょうは司法資料の保存の問題についてお尋ねをしたいと思いま...全文を見る
○千葉景子君 この保存期間がそれぞれ十年、五十年と定められておりますが、この保存期間を過ぎた記録あるいは判決原本、これについてはやはりこの規程において特別保存ができるという規定が設けられております。これは今どのように運用をされているでしょうか。
○千葉景子君 刑事の方もお聞きしておきたいと思うんですけれども、これは法律がございまして、刑事確定訴訟記録法というのに基づきまして保存がされているというふうに承知をいたしております。これも民事と同様、これは検察庁の方で記録を保存されるということになっておりますけれども、これも刑の...全文を見る
○千葉景子君 そこで、細かいことはちょっと申し上げられませんけれども、保存期間を考えますと、五十年とかそれぞれ確かにそれなりの長さがあるといえば長さがあるわけですけれども、やっぱり今の長寿を考えますと、そこでもう基本的に要らなきゃ廃棄をされるという状況になっているわけですね、手続...全文を見る
○千葉景子君 私もどういう知恵があるのか、ぜひまた大臣とも機会がありましたらお話をさせていただきたいというふうに思います。何か従前からの資料が国立大学の方で保管をいただいていると、民事記録の方ですね、そういう経緯もあるようで、国立大学もそれを保管されていて、だんだんそれがふえてい...全文を見る
09月28日第143回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○千葉景子君 第一班につきまして御報告をさせていただきます。  去る十七日、仙台市において行われました地方公聴会の概要について御報告申し上げます。  派遣委員は、続委員長、鈴木理事、木村委員、山内委員、櫻井委員、岩佐委員、高橋委員及び私、千葉の八名でございます。  まず、公...全文を見る
○千葉景子君 きょうは、それぞれの公述人の皆様に大変貴重なお話を伺わせていただきまして、ありがとうございます。  何点かこの機会にぜひ御意見を聞かせていただければ、また私たちの議論の参考にもさせていただけるかと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  まず、天野公述...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 本会議 第19号
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○千葉景子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、自由民主党、平和・改革、自由党提出の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に反対する立場から討論を行います。  衆議院送付の自民党、平和・改革、自由党三党が提案する金融早期健全化法案は、金融危機管理のかなめである資産査...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○千葉景子君 冒頭、ちょっと一点お尋ねをいたします。  このところの防衛庁をめぐる腐敗や疑惑というのは泥沼の様相を呈しておりまして、どこまで発展をしていくのかまだまだこの先がわからない、こういう状況でございます。そういう中で、先般、富士重工業の会長が逮捕され、贈賄の容疑というこ...全文を見る
○千葉景子君 通告はしてあったと思いますが。
○千葉景子君 後ほどまでに改めて概要をあれしておいてください。  それと、まだこれ以外にも新しい機種の受注などにも不透明な部分があるやな、こういうことも指摘をされています。今後の捜査のあり方、捜査状況、見通しなどについてもお尋ねをしたいということで質問通告はさせておいていただき...全文を見る
○千葉景子君 先ほど指摘をさせていただきましたように、この事件のみならず、いろいろな調達問題あるいは航空機の受注などについてはその他にも疑惑があるのではないか、こういう指摘やあるいは意見、報道などもされているところです。  今後の捜査についてどのような態度で臨まれていくのか、御...全文を見る
○千葉景子君 今はその程度であろうかと思いますが、ぜひ適切な捜査をしていただきたいというふうに思っております。  さて、本日、先ほど大野理事の方からもいろいろな御質問がありましたが、先般、規約人権委員会におきまして日本の報告に対する最終見解がまとめられ、十分その点については御承...全文を見る
○千葉景子君 私たちも、この見解というのは決して政府のみならず立法機関である国会などにもある意味では注文がつけられた、あるいは指摘がされた、そういうふうにも受けとめているわけでもございまして、ぜひ今後真摯な議論ができますように大臣にもそのようなお心づもりでいていただきたいというふ...全文を見る
○千葉景子君 幅広い議論という意味での世論ということは私も否定するものではございませんが、やはり世論調査というのは、調査をした結果、むしろそれが行政にとってのみずからを省みるある意味では材料として使っていくべきではないか、この人権問題などについては。やっぱりまだまだ十分に情報が伝...全文を見る
○千葉景子君 やっぱり日本の社会が刑罰の一つとして死刑という制度を存置させているわけでもございます。その執行が適正に行われているのか、あるいはその刑罰というのが本当にどういう形で行われているのかということを知るというのは、その制度を持っている国、国民としてもある意味では当然のこと...全文を見る
○千葉景子君 どういう手続をもって執行に至るのかということは確かに御説明をいただいたんですけれども、私のお聞きしたいことについてはちょっと直接お答えいただいていないような気がするんです。  これまでも、公表はされておりませんでしたけれども、いろいろな情報等で確認をさせていただい...全文を見る
○千葉景子君 個々具体的に述べるのはと言われてしまうと、偶然に同じ日なのかななんということになってしまうわけですけれども、そういう問題ではないというふうに私は思います。  もう一つそれに関連して伺いたいのは、結局その死刑の確定からその執行までの間というのはある意味では行刑ではな...全文を見る
○千葉景子君 そこで、その間を規定している根拠とか基準、そういうものはございますか。
○千葉景子君 この未決拘禁者に準じてということは私も承知をしているんですけれども、それ以上に規定といいますか準拠するようなものがないというふうに私も考えます。  この間のいろいろな問題点についてはまたいろいろな議論をしていきたいと思うんですが、例えばその間というのはおおよそどの...全文を見る
○千葉景子君 これは重要な事実関係なんですよ。  例えば、今言ったように、未決拘禁に準じている、しかしそれ以上については特段の根拠規定も持たずに、この間を処遇と言っていいのか何というんですか、している。その期間は平均をしてももう八年以上になる。そして、最長、最短もどのくらいにな...全文を見る
○千葉景子君 ちょっとこれは事前にあれですけれども、大臣、三名の執行の可能性、準備ができているという上申みたいなものは大臣のもとにはまとめて上がってこられるものなんでしょうか。
○千葉景子君 執行の手続について少しお尋ねいたします。  今回、この三名という確定者について、執行についてはその本人にはいつ知らされるんでしょうか。
○千葉景子君 直前というのはどのぐらいの時間ですか。
○千葉景子君 逆にこういうふうに聞いたらいいのでしょうか。その告知をされてから実際に刑が執行される、終了するまでどのくらいの時間ですか。
○千葉景子君 今回はどうだったでしょうか。その三名ということについて告知されてから執行が終わるまで、それぞれ時間はどうだったでしょうか。
○千葉景子君 立ち会う方は何名で、どういう方ですか。
○千葉景子君 教誨師の方なども立ち会われますか。
○千葉景子君 その立ち会われる拘置所などの職員の方はどうやって決定をされますか。事前に決められているものなのでしょうか、それともどのような形で指名をされるのでしょうか。
○千葉景子君 日本では刑の執行の方法は絞首ということになりますね。
○千葉景子君 具体的にといってもなかなか難しいところですけれども、この絞首で行う執行の方法、それによって死亡の確認に至るまで、概略でよろしいですが御説明いただけますか。
○千葉景子君 大臣、大臣に就任なさってからいろいろな視察などもなさっておられるとお聞きしておりますけれども、この刑場については大臣御自身は御視察なさったりしておられますか。
○千葉景子君 御感想はというのも変な聞き方ですけれども、何か印象あるいは御見解をお持ちになられましたか。
○千葉景子君 まだいろいろお聞きしたい部分はあるんですけれども、これを一回目といたしまして、具体的にいろいろな事実をきちっとこの場にも提供いただきながらまた議論をさせていただく機会を持ちたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  さて、この規約人権委員会の指摘の中...全文を見る
○千葉景子君 形式的にはわかりました。  ただ、実際この学校が日本の社会の中でもう既に大変長い実績を持ち、そして現実にはそのカリキュラムなども日本の学校に準じて行われている。違いますのは、やっぱり民族の文化あるいは言語、そういうものを大事にするという意味でそういう教育の時間を持...全文を見る
○千葉景子君 あしたからどうだとまでは私は言いませんけれども、その姿勢というのが私は非常に問題だと思うんですよ、消極的というか。日本の学校へどうぞと言っていると言いますけれども、そうしたら、そこで例えば朝鮮語、韓国語の教育をやるんですか、そういうことではないわけですよね。それぞれ...全文を見る
○千葉景子君 これまでの長い歴史を考えながら、ぜひこれは再度検討させていただきたいと思います。  出入国管理にかかわって、ちょっと一、二点だけお聞きをいたします。  外国人の皆さんのいろいろな意見交換の中で指摘をされている問題で、一つは家族滞在の在留資格がございます。これにつ...全文を見る
○千葉景子君 就労をすることによってプラスあるいは本当にお互いに安定感のある関係を築くことができるということもあると思いますので、ここをもう少し、本当に真剣に検討を加えていただきたいと思います。  他に通告もさせていただいておったんですけれども、時間の制約がございますので、それ...全文を見る