千葉景子

ちばけいこ



当選回数回

千葉景子の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第174回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○千葉国務大臣 御質問をいただきました。  この件について私の承知をしているところは、問い合わせに対して誤報だというようなことを御回答したということはないと承知をいたしております。
○千葉国務大臣 お尋ねがございました指揮権につきましては、もう谷垣委員が御承知のとおりでございます。  一般論として、検察庁法で指揮権というものがあるということは私も承知をいたしております。ただ、それ以上のことはお答えをすることは差し控えさせていただきたい。一般論としてはござい...全文を見る
○千葉国務大臣 具体的な指揮権にかかわることについて、前提がないままに何かお答えをする、そういう立場にはございません。  一般論として、指揮権というものが法務大臣に付与されている、これを承知している、こう申し上げているところでございます。
○千葉国務大臣 どのような場合ということを具体的に申し上げる、そういう性格のものではないというふうに私は思っております。
○千葉国務大臣 先ほど御答弁を申し上げたとおりでございます。
○千葉国務大臣 個別の問題についてはお答えを差し控えますが、一般論として申し上げれば、一定の犯罪類型構成要件に該当するということはあり得るのかと思います。
○千葉国務大臣 一般論としては柴山議員も御承知のとおり、条文をそのまま引用して、読んでいただければわかることだと思いますけれども、あくまでも一般論では、あっせん利得処罰法上の公職者あっせん利得罪は、公職にある者が、国もしくは地方公共団体が締結する契約または特定の者に対する行政庁の...全文を見る
○千葉国務大臣 全く私はそういうことを承知もしておりませんし、お答えをする立場にはございません。
○千葉国務大臣 お答えいたします。  今御指摘がございますように、検察の行動につきましては、基本的には公判遂行を通しましてそれが明らかになっていくものだと承知をいたしております。
○千葉国務大臣 当然のことだと思います。
01月25日第174回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○千葉国務大臣 返還の問題でございますけれども、まず一般論で申し上げますと、捜査機関が押収した証拠品の還付について、刑事訴訟法では、押収物で留置の必要がないものは、被告事件の終結を待たないでもこれを還付しなければならない、また、押収物は、関係者、所持者、保管者または差出人の請求に...全文を見る
○千葉国務大臣 このコピーが請求されているか、あるいはされていないかというのは、今の公判の問題にかかわっておりますので、具体的にお答えは差し控えさせていただきたいと思います。
○千葉国務大臣 今申し上げたとおりでございまして、今の公判にかかわっている、そういうことになりますので、私からはお答えは差し控えさせていただきます。
○千葉国務大臣 同じ答えになって大変恐縮ではございますけれども、公判の捜査手続にかかわる問題でございますので、お答えは差し控えさせていただきます。
01月26日第174回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(千葉景子君) お答えをいたします。  基本的に、検察は逮捕状を裁判所に、裁判官に請求をし、そして裁判官が逮捕状を認めて、そして逮捕をするという手続になります。
○国務大臣(千葉景子君) 一般論で申し上げます。  これは、刑事訴訟法に規定がございます。  まず、逮捕の場合、裁判官は被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当の理由があると認めるときは逮捕状を発するものと、こういうことになっております。  以上です。
○国務大臣(千葉景子君) お答えをいたします。これも規定にのっとったお答えをさせていただくことになります。  勾留の場合は、裁判官が被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当の理由があると認める場合で、被疑者に住居不定、罪証隠滅又は逃亡のおそれがあるときに勾留状を発付できると、規...全文を見る
01月27日第174回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(千葉景子君) 御指摘をいただきましてありがとうございます。  私も、この問題については多方面からいろいろな御提起をいただいているものですから、関心を深く持たせていただいております。  ただ、これが様々な経緯の下で閣議決定をされて決定をされているというものでございま...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これもかねてから御提起や御指摘をいただいている問題でございます。また、かなり国際的な人権機関からも度重ねてこの人権機関の制定ということを求められているところでございまして、こういうことを踏まえながら今検討をさせていただいております。政務三役、そしてまた今...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 大臣政務官の下で様々な検討課題、これについて議論を重ねさせていただいておりますので、そういう議論も踏まえつつ、また皆さんの御意見もいただいて御提起をすることができるようにしてまいりたいと思っております。
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘をいただきました問題につきましては、ちょっと前提が、もう少し正確に申し上げなければいけないかと思いますが、時間的なこともあろうかと思いますので。  私も、何かこれは見直しをしていかなければいけないというふうに申し上げたところでございます。ただ、...全文を見る
02月03日第174回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(千葉景子君) 松岡徹議員にお答えをさせていただきます。  まず、裁判員制度と取調べの可視化についてのお尋ねがございました。  裁判員裁判におきましては、裁判の長期化を避け、裁判員の負担を過重なものとしないようにする配慮が必要だと私も考えております。特に、自白の任意...全文を見る
02月04日第174回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(千葉景子君) 私も大分、二十年以上前のことでございますので、記憶がはっきりしておりませんし、やはりその署名についてどのようなものかというものは、今もう手元にありませんし、探しても今探し出せないというのが実情でございます。  ただ、御指摘のような形で、もしそこに辛光洙...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も可能な限り、あるのか、あるいはどういうところに写しなどが存在しているのか、私なりに調査をさせていただきましたが、かなわぬことでございました。
02月05日第174回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○千葉国務大臣 法務省で認定をいたしておりますのは、捜査によって何が立件できるか、こういうことでございます。この贈与かどうかということについての認定をしているということではありません。
02月08日第174回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○千葉国務大臣 検察については、公平公正に、そして法と証拠に基づいて捜査をいたしていると私は承知をしておりますし、そう確信をいたしております。  その上で、捜査について、捜査の過程で明らかになったことについてはきちっと立件をしたと承知をいたしております。
02月12日第174回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○千葉国務大臣 検察庁としては、この間の捜査で明らかになったことについてはすべて立件をしたということでございます。
○千葉国務大臣 今申し上げましたように、検察においては、この間の捜査において明らかになったことについてはすべて立件をした、これが経過でございます。
02月15日第174回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○千葉国務大臣 御質問ありがとうございます。  下村委員とは、国会の中では、親子の面接交流あるいは親権の問題等一緒に活動させていただいてまいりまして、御指導いただいてきたこと、心から感謝を申し上げたいと思っております。  そして、今お尋ねの件でございますけれども、法務省といた...全文を見る
○千葉国務大臣 今、世論調査の数字などを挙げていただきました。  今回の民法にかかわる改正の検討は、先生も御指摘をいただいておりますように、あくまでも選択的な夫婦別姓、こういうことを含めての検討をさせていただいているということでございます。そしてまた、この間、先ほどもお話を申し...全文を見る
○千葉国務大臣 ありがとうございます。  親子の関係は、どのような形になろうとも、これは切れるものではありませんし、そして、親子のきずなが十分に深く結ばれるということは私も願うところでございます。  この選択的夫婦別姓ということによって、私は、親子のきずなが切れる、あるいはそ...全文を見る
○千葉国務大臣 民主党の中で、今お話がございましたように、子供についてはそれぞれ別な、片方は母親の、片方は父親の氏でも構わないという案を検討し、あるいは提案をさせていただいてきたという経緯はそのとおりでございます。  それも一つの考え方であろうというふうに思っておりますが、法制...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、一人一人の個人を単位にした登録制度、戸籍制度、こういうものも一つの、世界的にも存在をするものでございますし、こういう考え方があってもおかしくないというふうに思っていることは確かでございます。  しかし、多くの皆さんの御議論あるいは御意見、それを私も十分に重...全文を見る
02月23日第174回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○千葉国務大臣 鳩山内閣の政治は、国民の命と生活を守る政治です。その中で、法務行政は、国民の命と生活を守るための基盤づくりというべき役割を担っています。私は、この役割を十分に果たしていくことにより、国民が安心して暮らせる社会を実現できるよう引き続き努力していく決意でございます。 ...全文を見る
02月24日第174回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○千葉国務大臣 大変貴重な御提起をありがとうございます。  今お話がございますように、これからの法曹について、環境を基本に考えられる、そういう人材を育成していく、養成していくということは私も大変大事なことだというふうに理解をいたしております。  ちょうど司法制度改革審議会の場...全文を見る
○千葉国務大臣 今の樋高委員のお考え方、私も同感をするところが大でございます。  今副大臣から御説明があったように、そういうことに対する、選択型の研修ではありますけれども、そういう機会が提供されている、こういうものをより充実していく、そして特に、なかなか一律にはできない部分もご...全文を見る
○千葉国務大臣 これも大変貴重な御提起をいただいて、ありがとうございます。  今、政務官からもお話を申し上げましたように、いろいろな形で自然との触れ合い、これを大事にした少年院での矯正教育が行われているという実情ではございますが、やはり、自然との触れ合いという中で、みずからが本...全文を見る
○千葉国務大臣 ありがとうございます。  とかく法務行政は、冒頭にお触れいただきましたように、環境あるいは生物多様性というような問題とは何か縁がほとんどないように思われがちではございますけれども、今、社会の一番大きな課題は、地球規模での環境、そして生態系、そういうものの中で人間...全文を見る
○千葉国務大臣 御質問をいただきまして、ありがとうございます。  これまでの我が国の外国人の皆さんの受け入れ方、ここに多分、委員の御視点がおありなのだというふうに思っております。  そういう意味では、出入国管理というだけでなかなか評価しにくいところはあるんですけれども、これま...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘をいただきましたように、どうやって外国人の皆さんを受け入れていくかという大きな問題は別といたしましても、やはり、今御指摘がありましたように、せっかく、日本に夢を持って、行こう、来ていただくという際に、手続が大変煩雑で、もうそれだけで夢も破れてしまうというよう...全文を見る
○千葉国務大臣 今数字でお示しをさせていただきましたように、やはりアジアの諸国の皆さんとの関係が大変深まっているというふうに思います。  国際貢献というのはいろいろなやり方があるだろうというふうに思います。資金を提供するというようなことも一つのやり方ではございますけれども、やは...全文を見る
○千葉国務大臣 今お話をいただきましたように、法務省の管轄だけでは十分ではありませんけれども、この間、できるだけ留学生の皆さんの就職に係る在留手続などについて簡素化をしたり支援をするというような努力はさせていただいております。  例えば、留学生が十分に就職活動を行うことができる...全文を見る
○千葉国務大臣 簡単に申し上げますと、すべてということではありませんけれども、例えば在留資格認定証明書の交付申請等について、その文書が多いという御指摘もいただいてまいりました。  例えば、昨年九月に、上場企業等一定の規模などを有するそういう企業に雇用されるというような場合ですと...全文を見る
○千葉国務大臣 児童虐待の問題は、本当に今、御指摘をいただいたように、大変深刻な社会問題だというふうに思っております。  この問題については、平成二十年四月一日に施行された児童虐待の防止等に関する法律及び児童福祉法の一部を改正する法律の附則で、児童虐待の防止を図るために、施行後...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほど、大部にわたる研究会の中身を逆に御紹介いただきました。多分、これまで、大変基本的な法律、民法ということがゆえに、いろいろな問題点の整理をしてきたものだというふうに思っております。ただ、確かにこれまでは、問題点を整理すればするほどなかなか前へ進むのが難しい、こ...全文を見る
○千葉国務大臣 この間、刑務所の出所者、満期で責任をある意味では果たしたという場合に、本当にその後の制度、仕組みというものはございませんでした。私も、そういう中で、やはり社会に本当にきちっと復帰をし、そして再犯を防止するということも改めて考えなければいけないというふうに正直考えて...全文を見る
○千葉国務大臣 大変感慨深い思いを今いたしております。  私も、長年にわたって国会での活動をさせていただいてまいりました。その基本は、やはり一人一人の暮らし、そして一人一人の人間が大切にされる、そういう社会をつくりたい、これが政権のいかんを問わずして私の基本だというふうに思いま...全文を見る
○千葉国務大臣 おっしゃることはそのとおりであろうというふうに思います。  先ほど申し上げましたように、そういうことを踏まえつつ、私もしっかりと態度をはっきりさせていかなければいけないというふうに考えております。     〔委員長退席、樋高委員長代理着席〕
○千葉国務大臣 ありがとうございます。  確かに、まだまだといいましょうか、選択的夫婦別姓という制度について、全員がそれを強制されるのではないか、こういうような誤解を持たれている方も少なからずおられるようにも思います。そういう制度ではないんだということをさらにさらに御理解いただ...全文を見る
○千葉国務大臣 私も法律を学んだ一人ではございますけれども、基本的に、委員のお考え方、憲法の基本になるものだというふうに私も思います。  そして、さらに申し添えれば、その中で、人権とそれから統治機構、統治機構についても、権力分立という形で、一つの機関に権限を集中させない、立法、...全文を見る
○千葉国務大臣 今、最高裁の方から運用の状況についての報告がございました。私も、それを受けとめながら、基本的には大変順調にスタートしているのではないかというふうに認識をいたしております。  当初は大変いろいろな心配をさせていただきましたが、裁判員の皆さんの姿勢といいましょうか、...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、個々の判断についてどう評価するかというのは一概になかなか申し上げられないといいますか、わからない問題だというふうに思います。  ただ、最高検察庁が取りまとめた裁判員裁判における検察の基本方針という中で、裁判員裁判による国民の視点や感覚等が反映された結果に...全文を見る
○千葉国務大臣 保護観察が付されることが多いというのも、その理由は私が述べる立場にはないかと思いますが、委員が御指摘をされたような、やはり裁判員の皆さんが、何とか立ち直りを図ってほしい、こういう心情もあらわれているのかな、何か私もそんな気持ちはいたします。  そういう意味では、...全文を見る
○千葉国務大臣 法教育について、これから大変重要な課題だろうと私も思っております。  法務省では、法教育シンポジウム、今御指摘をいただきましたシンポジウムを開催いたしておりまして、これはやはり、法律の専門家ではないそういう皆さんが、法や司法制度、そういうものを身につけていただい...全文を見る
○千葉国務大臣 法教育については、これは法務省だけで行うものでもないとは思いますが、先頭に立って積極的に法教育の実践をさせていただく必要があろうかというふうに思っております。  そこで、今、職員を講師として学校等に派遣する、こういう法教育授業をスタートさせていただいております。...全文を見る
○千葉国務大臣 検察審査会の起訴議決制度、これは、検察審査会の議決に基づいて公訴が提起される、こういう制度でございます。これは、公訴権の行使にやはり国民の感覚をできるだけ反映させよう、こういう趣旨、そして検察官が独善に陥るようなことがないように、やはり国民から捜査権を託されている...全文を見る
○千葉国務大臣 これにつきましても、やはり嘱託を受けた者がスムーズに、弁護士の職務遂行に支障がないような形で、積極的に協力、そしていろいろな配慮をしていくということだというふうに承知しております。
02月26日第174回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○千葉国務大臣 平成二十二年度法務省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  法務省は、犯罪や人権侵害から一人一人の安全と安心を守るという国の基本的任務を遂行するとともに、だれにとっても身近で充実した司法を目指し、司法制度改革を推進しており、現下の厳しい財政状況の...全文を見る
○千葉国務大臣 御質問ありがとうございます。  可視化につきましては、被疑者の取り調べの過程を録音、録画するということによって捜査の透明化を図っていこうということでございます。私ども、私を先頭にして、そして政務三役中心に、この実現に向けて全力で取り組んでいきたいと決意を固めて今...全文を見る
○千葉国務大臣 ありがとうございます。  私どもも努力をして野党時代に案をつくらせていただいた。これは決して不十分なものをつくったという気持ちは全くございません。  ただ、改めてこれを実際に運用していくということになりますので、そうすると、確かに法律としては非常によくできてい...全文を見る
○千葉国務大臣 この問題は、これまで継続審議となっておりましたが、昨年一たん廃案となりました。  ただ、既に国会で承認をいただいている条約はございます。国際組織犯罪防止条約、それからサイバー犯罪条約、これがございますので、私も決してこの問題について全くもうやらないという気持ちは...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘について、私も考えるところがございます。  国際的に見ても、例えば独立検察官のような形で国民のいろいろな承認を得たり選挙のような形で選ばれるような、そういうものも全くないわけではありません。そういう意味では、検察に対する、あるいは検察官をどういう形で選任す...全文を見る
○千葉国務大臣 昨日、岡田外務大臣、そして私、総理とハーグ条約についての意見交換といいますか、現状についての意見交換をさせていただきました。総理は、早く議論を、論点整理といいましょうか、そういう勉強を精力的に進めるように、こういうことでございました。  そういう意味では、まだま...全文を見る
○千葉国務大臣 わざわざお訪ねをいただき、そしてその思いをお話しいただいて、大変私も、何とかしてさしあげなければいけないんだなということを改めて感じさせていただいたところでございます、元気な赤ちゃんでもございましたし。  そういう意味で、ぜひその思いを受けとめて、どういう形で解...全文を見る
○千葉国務大臣 私も読ませていただきました。何というんでしょうね、重い心のうちというのがその文面からも本当に私も伝わってきたような気がします。  性同一性障害という障害を持たれながら本当に頑張って生きておられる、そういう皆さんに対して、私も本当に、当初十分に理解が及ばなかったと...全文を見る
○千葉国務大臣 この間、井戸委員にもいろいろな節目節目に御意見をいただくような機会もございました。  この生殖補助医療の問題、そしてそれに伴う法制審議会の議論、せっかく一定のところまで進んだものだというふうに思っております。ただ、あの当時、いろいろな各党各会派あるいは与党内での...全文を見る
○千葉国務大臣 今後、立法化あるいはさまざまな制度の改正、こういうものの運用上、考えていくに当たって、いろいろな場があると思うんですね。おっしゃったように、これから勉強するのは何事ぞということではありますけれども、最終的な、基本的な法律を改正するということになりますと、例えば法制...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘を念頭に置いていきたいと思います。
○千葉国務大臣 この問題については、私も、これも井戸委員にもいろいろな御意見をちょうだいする機会も多く、いささかなりとも取り組ませていただいてまいりました。そして、通達が出されたというときに、ここまで本当に多くの皆さんの後押しとかあるいは活動があったればこそ、通達という形ではあれ...全文を見る
○千葉国務大臣 本当に井戸委員と思いは一つにさせていただいているのではないかというふうに思っております。そういう意味では、今国会にでき得れば民法の改正なども御提起できればと、今検討させていただいているわけでございます。  そういう意味では、この七百七十二条ということもまたあわせ...全文を見る
○千葉国務大臣 今、資料もわざわざお示しをいただきました。  この制度ができて、こういうぐらいかなというふうには思いつつ、一定は、一つの制度としては定着しているのではないかというふうには思うのですけれども、やはりまだまだいろいろな、こういう制度がよく知られていないということもあ...全文を見る
○千葉国務大臣 今、二つの調査結果といいましょうか、多くの皆さんのお声がどうなっているかという御紹介を先生の方からもいただきました。  こういうことを考えますと、国民の多くの方は、凶悪重大犯罪については、事案をはっきりさせて、そして刑事責任をきちっととってもらう、途中でそれが公...全文を見る
○千葉国務大臣 法制審から、大変十分な、多岐にわたる御議論をいただいた結果の答申をいただきました。私は、やはりこれをきちっとまずは重く受けとめて、それを基盤にしながら立案作業をしていきたいというふうには思っております。  ただ、民主党でこの間さまざまな知恵を絞ってつくっている政...全文を見る
○千葉国務大臣 そのような意見がいろいろなところから出されているということは私も承知をいたしております。  それぞれに個別にお答えをするということはさせていただきませんけれども、例えば捜査の技術というものの最近の大変な進展を見ますと、かなり長期間にわたって証拠を保全する、そうい...全文を見る
○千葉国務大臣 直接これとあわせてというようなことはありませんけれども、取り調べを透明化していくような、そういうこともあわさることによって、よりその懸念も払拭をされていくということにつながるのではないかというふうに思ってはおります。
○千葉国務大臣 前回の改正時にこの問題が盛り込まれなかったと。多分、そのときは罰則の強化というようなことが中心となっていたというふうに私も承知をしておりますので、この問題も余り議論の土台に上がらなかったのではないかなというふうには思います。  今の御指摘でございますけれども、憲...全文を見る
○千葉国務大臣 この調査研究費用、これはまさに調査研究、勉強等、あるいはいろいろな実情の調査等に充てたいというふうに考えております。新たな捜査手法を直接研究しようということではございませんけれども、可視化の捜査の実情等を調査したり、そういうことの関連で、新たな捜査手法というのは例...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、やはり直接に調査をさせていただくというのは意義のあることだなということを思いました。  今お話がありますように、韓国では、検察官の裁量によって行われている、弁護人の立ち会いも認めておるけれども、そんなに積極的に利用されていないというようなことでございました...全文を見る
○千葉国務大臣 なかなか難しい御質問。というのは、今の段階で仮にというお話をいただいても、お答えをすることはなかなか困難なんですけれども。  今、中井大臣ともいろいろな機会に話をさせていただいており、でき得るだけ、この国会が終わるときまでには両方の歩みを何とか一緒にするような、...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、単独で、私のもとだけでできるものではありませんで、やはり捜査機関、警察の方もございますので、そことどう調整をするか、こういう問題。それから、できるだけ早く皆さんの期待にこたえていく、こういうことも一方でやらなければいけませんので、その両方をあわせにらみなが...全文を見る
○千葉国務大臣 そこは、ただ、やはり機会を見て、いつでも出せる体制はできるだけ整えておかなければいけないということは考えておりますが、その調整等も含めて、これからどういう進展になっていくかということにかかってくるかというふうに思っております。
○千葉国務大臣 私も、この報告書については、取りまとめた上で、そんなに遠くないと思うんですけれども、公表されるという方向だというふうには承知をいたしております。  今、ホームページ上に載せてきちっと皆さんに御報告するようにという御提起でございます。そういうことも念頭にというか、...全文を見る
○千葉国務大臣 総理の御発言というのは、鳩山内閣として前向きな姿勢を持っているぞ、こういう御発言でございますので、私は大変力強い発信であったというふうに感じております。  いろいろと御意見があり、亀井大臣の御発言などもございますが、今、中身も含めて、本当にこういう趣旨なんだよと...全文を見る
○千葉国務大臣 今お話がございました難民問題、私も、これからの日本の社会の大きな、国際化に向けての課題であろうと思いますので、一生懸命頑張りたいというふうに思っております。  今、難民認定者の収容がふえているという御指摘がございました。確かに近年増加しているようには私も理解をい...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘、私も改めて考えさせていただきまして、調査をいたしたところですが、手続上は、入管の中で、入管法上、退去強制手続というのが収容ということを基本に、先ほど申し上げましたような原則に立っているということと、未成年の者も手続上は例外にされていないということがございま...全文を見る
○千葉国務大臣 二十二年の二月二十四日現在でございますけれども、難民認定申請中の未成年者で収容されている方が三人、十七歳の方が二名と十九歳の方が一名ということでございます。  これは多分、退去強制手続ということで収容になっているのだというふうに承知しております。
○千葉国務大臣 そういう御意見があること、それから御提起があることを私もよく存じております。そういうことが可能であれば、それも一つ考えなければいけないことかなというふうに感ずるところですが、まだまだそこまでちょっと論が煮詰まっていないというところではございます。御指摘は十分よくわ...全文を見る
○千葉国務大臣 今後、より一層難民の支援について、私たちも努力をしなければいけないというふうに思っております。  今御指摘いただいたように、この間、難民審査の参与員、ここに多くの民間の方に入っていただいて、それによって審査のスピード化を図ってきている、こういうこともございます。...全文を見る
○千葉国務大臣 今、これまでの経験を踏まえたお話を伺いながら、大変私も、一つ一つうなずかせていただく、こういうお話でございました。本当にありがとうございます。  やはり、今もう既に質問の中でも触れていただいておりますけれども、取り調べを録音、録画して可視化するということは、一つ...全文を見る
○千葉国務大臣 民主党は、取り調べの可視化というのを大きな、基本的な政策に掲げております。それを実現する方向、それは持ちながら、委員が御指摘をされましたように、実務上はどういう問題があるのだろうか、あるいは、すべてを可視化することが妥当なのか、あるいは必要なのか、いろいろな、そう...全文を見る
○千葉国務大臣 今委員からも御指摘をいただいたような課題もあり、そして、省内の勉強会、ワーキンググループでも、今そのような論点あるいは問題点をいろいろと整理させていただいているということでございますので、そういうことをきちっとまとめながら、実務的にも十分にそれを生かしていただける...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘の問題等、これは本当に現場からのお声だというふうに思います。  この問題については、法務省それから警察庁の方でも御議論をいただき、中井大臣のもとの勉強会もスタートしていただいて、そういう中では、新しい捜査手法等々にも大変研究を深めていただくという方向のよ...全文を見る
○千葉国務大臣 今、冒頭に被害者の方のお話をなさいました。私も、被疑者に対するいろいろな権利保護がされている、しかし、被害者の皆さんの救済とかあるいは保護というのは、これから本当に大事なことだ、いろいろな形でこれはやっていかなければいけないというふうに思います。  ただ、弁護人...全文を見る
03月01日第174回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○千葉国務大臣 ありがとうございます。  平成二十年四月に施行されました児童虐待の防止等に関する法律及び児童福祉法の一部を改正する法律の附則で、政府が、この改正法が施行された平成二十年四月一日から三年以内に、児童虐待の防止等を図り、児童の権利利益を擁護する観点から親権に係る制度...全文を見る
○千葉国務大臣 馳委員には、従来から大変子供の問題、児童虐待などについていろいろな御提言をされておられること、本当に心から私もうれしく、そして敬意を表させていただく次第でございます。  研究会の報告書におきましては、親権制度に係る制度について、民法、児童福祉法そして児童虐待防止...全文を見る
○千葉国務大臣 これはまだまだ難しい問題だというふうに思います。親権の一時的な制限あるいは一部制限、こういうことを設けたときに、今の丸ごと親権を喪失させるという制度と、どういう基準で、あるいはどういう区分けの仕方をするのかということを整理することが必要だというふうに思っております...全文を見る
○千葉国務大臣 今、大変重要な御指摘をいただいたというふうに思っております。どこが、だれが親子の関係にきちっと物を言っていくか、あるいはそれをまとめていくかということについては、さて、行政的に行うことがいいのか、あるいは裁判所が行うことがいいのか、その辺が難しいところだというふう...全文を見る
○千葉国務大臣 今、馳委員から御指摘がございました、親の権利か義務か。私も、それについては、御指摘があった責任という考え方というのは一つ大変重要なポイントではないかというふうに思っております。そして、今、もう既に御紹介がありましたように、学説でもそれぞれ考え方が分かれている、多岐...全文を見る
○千葉国務大臣 研究会のあの報告におきましても、懲戒権について定める民法の第八百二十二条、この規定について、これを理由に児童虐待を正当化したり、あるいは、懲戒権ということを持ち出して、子供に対するほかの皆さんの保護を大変阻害するというような事例があるというようなことは、やはりその...全文を見る
03月08日第174回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(千葉景子君) 本年度の合格者数、それはどれぐらいというのは試験の結果ということになりますのではっきりいたしませんが、三千人というのが目標であることは変わってはおりません。今、法曹養成制度、これは当初の司法制度改革の様々な論議に基づいて進んできたこと等いろんな問題点が出...全文を見る
03月09日第174回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○千葉国務大臣 法的性格ですか。一般的な団体という意味でしょうか。法的性格……。
○千葉国務大臣 こういうことでしょうか。例えば、法人格を有する場合には法人ということになります。権利能力なき社団は権利能力なき社団ですから。あと、それ以外だと、例えば組合とか、団体ではなくて全くの個人ということになるのかもしれませんが、ちょっと、法的性格というと、権利能力なき社団...全文を見る
○千葉国務大臣 権利能力なき社団ということに該当しないとすれば、考えられるのは、組合とか、あるいはあとは個人ということではないでしょうか。
○千葉国務大臣 これは、判例等で言われておりますように総有という概念だというふうに思います。
○千葉国務大臣 一般的に、不動産がだれの所有であるかということについては確定的なことは言えないというふうに思います。それは例えば、権利能力なき社団の要件に該当すれば先ほど言ったように総有ですけれども、そうじゃないとすれば、それまでの不動産の取得の経緯とか当事者の意思とか管理の状況...全文を見る
○千葉国務大臣 所有者が所有権を放棄した場合は、基本的には国庫に帰属をするということになるんじゃないでしょうか。
○千葉国務大臣 今、一定の仮定を立てて御質問なさっておられますので、それにお答えをすることは私はちょっとできない、差し控えさせていただきたいというふうに思いますけれども、先ほど言ったように、一般的に、放棄をしたという場合には国庫に帰属をする、こういうことは言えるとは思いますが、あ...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、権利能力なき社団かどうかということについても、稲田委員は権利能力なき社団ではないというお話ではございますけれども、そのように評価できるかどうかというのは、私にはそれを前提としたお答えをすることはできません。  先ほど言ったように、一般的に、放棄をしたとい...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、権利能力なき社団である場合には、権利能力なき社団を構成する者の全員の総有でございます。
○千葉国務大臣 権利能力なき社団の財産、総有の場合に、単独で財産を処分するというようなことはできないというふうに思います。
○千葉国務大臣 おっしゃるとおりです。
○千葉国務大臣 もう先生十分御承知のところだというふうに思いますけれども、贈与は、一方当事者が自己の財産を無償で相手方に与えるという意思を表示して、そして相手方がこれを承認するということによって成立をいたします。
○千葉国務大臣 基本的には、双方の契約ですので、全く承諾がないということで成立をするということは法的にはあり得ないものだというふうに思います。
○千葉国務大臣 全く知らないという場合に成立するかどうかはわかりませんけれども、どういうことが贈与を知ったことになるのか、あるいはどういう場合に承諾ということに評価されるのか、これは個々具体的に違うと思いますけれども、少なくとも、その意思があったと法的に評価をされなければ契約は成...全文を見る
○千葉国務大臣 一般論として、贈与を全く知らないで意思もなければ成立をいたしませんけれども、ただ、どこかで贈与を知った、そしてそれを承諾したということが認定されれば、意思表示が合致をする、それによって贈与契約は成立するということになるのではないでしょうか。
○千葉国務大臣 国民の知る権利は、それぞれの思想、信条あるいは表現の自由、そういう基本的な人権を担保するという意味で、知る権利をきちっと保障しなければならないというふうに私は理解をいたしております。
○千葉国務大臣 知る権利の基本的な考え方は、今、稲田委員も御指摘をされたように、民主主義、あるいはそれぞれの基本的人権の保障という意味から大変重要な権利だということは私も理解をいたしております。  あと、個別にそれをどういうふうに保障していくかということについては、いろいろなケ...全文を見る
○千葉国務大臣 基本的には、女性だけのことではございませんで、それは、女性にとっても男性にとってもそれぞれの選択をすることができる、こういうことが基本的な幸福追求にも資しますし、そういう意味では、女性、男性問わずして、憲法の規定をしている、大きく言えば人権の尊重あるいは幸福追求の...全文を見る
○千葉国務大臣 そればかりではありません。例えば男性と女性の両性の平等というようなことから考えても、一定の、人権を侵害するといいますか、抵触をする、それを脅かすような、そういうおそれは私はやはり持っているものだというふうに思います。
○千葉国務大臣 基本的に、私は、法律婚制度に全く反対ではございません。  それから、戸籍制度を廃止する、一つの考え方として、個人的な登録制度ということも選択肢としてあり得るのではないかということはこれまでも考えてきたことはございますけれども、別に、すべて廃止をするというふうには...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、そういう考え方もあるなというふうには、そこでも申しておるとおり、届け出をしなくてもみんながわかり合えるという社会だっていずれあり得るかなということは言ったこともありますけれども、別に、法律婚を今の段階ですべて否定するとか、あるいは戸籍とか登録の制度を全く否定...全文を見る
○千葉国務大臣 そういう考え方も全くないと私も考えているわけではありません。  ただ、私が、現在どのような制度が、あるいはどのような社会の形がいいかというふうに今考えをまとめているのは、法律婚をきちっとする、それから、戸籍という制度も多くの皆さんの納得を今いただいているというこ...全文を見る
○千葉国務大臣 内容は、もう稲田議員も御承知のとおり、法制審議会でさまざま検討をいただいたその内容を基本としながら、法案の取りまとめを、今、私のもと、法務省を中心にいたしまして、内閣の中で議論をさせていただいているということでございます。
○千葉国務大臣 民主党の案を捨てたとか捨てないとかいうことではございません。さまざまな議論をする中で、子供の姓については一つにまとめた方が皆さんの御理解もいただけるし、混乱も少ないという御意見も多々ございますので、やはりそういうものも取り入れるということも大切なことだということで...全文を見る
○千葉国務大臣 一般論として、あっせん利得処罰法上の公職者あっせん利得罪というのは、公職にある者が、国もしくは地方公共団体が締結する契約または特定の者に対する行政庁の処分に関し、請託を受けて、その権限に基づく影響力を行使して公務員にその職務上の行為をさせるように、またはさせないよ...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、取り調べの可視化法案、参議院で提案をさせていただくという際に、何回かその議論には加わっておりましたし、責任者になっていたこともあるかと承知をしております。  この取り調べの可視化については、今、その実現に向けて努力を続けているところでございます。決して出さ...全文を見る
○千葉国務大臣 確かにシンプルな法案であろうというふうに思います。  しかし、そのときに可能な限りで議論や、あるいは論点を党内で議論させていただいた、あるいはいろいろな皆さんから御意見をいただいたということもこれは事実でございます。ただ、そのときにまだまだ十分に議論し尽くしてい...全文を見る
○千葉国務大臣 その御指摘は、私は当たらないというふうに思っております。  参議院でも議論した際に、そのときはできるだけの詰めやあるいは論点を真剣に議論させていただいたというのは事実でございます。ただ、やはり改めて考え直してみますと、漏れていた論点や、あるいは実務的にここは詰め...全文を見る
○千葉国務大臣 そのような御質疑があったことは事実でございます。
○千葉国務大臣 基本的に概略になるかというふうに思いますけれども、そのときのお答えといたしましては、今の段階で提出時期について確定的に申し上げることはできない、政務三役を中心にして今論点を精力的に議論させていただいている、こういうことを概略御答弁申し上げたと承知をしております。
○千葉国務大臣 基本的に、これから親権制度、そしてその制限などについて、まだ、最終的な考え方がまとまった、法案になっているということではございません。  そういう中で、裁判所がどのような関与をするのか、あるいはどういう形で虐待防止のための何らかの役割を果たすのかということは、な...全文を見る
○千葉国務大臣 今この場での御質問でございますので確たることはなかなか申し上げられませんけれども、子ども手当の支給の対象が、子供ではなくて親権者を含む保護者という建前になっているというふうに承知をいたしております。  そういう際に、親権、財産管理権ということをもって、それを盾に...全文を見る
○千葉国務大臣 今、外務省西村政務官からも御答弁がございましたけれども、総理も今大変意欲的にこの問題を考えておられるということでございまして、外務省そして法務省、あるいは、これは多分関係省庁も大変多岐にわたることになろうかというふうに思います、そういう間で、できるだけ、論点や、あ...全文を見る
○千葉国務大臣 なぜ単独親権でなければいけないのか、私も、ちょっと今、確定的な、あるいは正確なことを申し上げることはなかなかできませんけれども、多分これまで、離婚をしたさまざまなトラブルが逆に子供に悪影響を及ぼしてはいけないのではないか、そういう意味で、監護をする親を決めて、なる...全文を見る
○千葉国務大臣 御質問いただきましてありがとうございます。  ちょっと先ほどの御質問にかかわって、母子中心のというお話がございました。ただ、私のつたないいろいろなこれまでの活動の経験からいいますと、一定のところまでは、父親が親権を持つというケースがやはり多かったのではないかとい...全文を見る
○千葉国務大臣 この法整備につきましては、これは当然、国会で、議員の皆さんの御議論の中で一定の方向をつくっていただくということも決して否定すべきものではないというふうに思っております。ただ、例えば共同親権というような形で民法を大きく改正するということになりますと、これは政府が責任...全文を見る
○千葉国務大臣 もう少し正確に申しますと、共同親権ということをこれから方向を定めるのであるとすれば、やはり民法の大きな改正といいましょうか、そういう形で行うことが筋ではないだろうか、こういうことを申し上げました。
○千葉国務大臣 それは当然、議論をさせていただいて、やはり必要だなという方向になれば、法制審議会なり、また国会などにも皆さんの御意見をいただかなければいけないというふうに思っております。  ただ、今御議論をさせていただいている民法の改正案という中でも、面接交渉については、離婚の...全文を見る
○千葉国務大臣 オウム真理教の現状について、公安調査庁においては、その実態解明にこの間努めておりますけれども、主流派及び上祐派ともに活発な動きを展開しており、依然として麻原彰晃の影響下にあるなど、本質的な危険性を引き続き保持している、こういう認識のもとで対応をさせていただいている...全文を見る
○千葉国務大臣 馳委員の本当に強いこの間の御要請、それから大変なる御活動、心から敬意を表させていただきたいというふうに思います。  その御意見もいただきまして、団体規制法、今回そのまま存続をさせるということにさせていただいたところでございます。  今、その団体規制法に基づいて...全文を見る
○千葉国務大臣 裁判員制度につきましては、施行されましてから三年を目途に検証をするということになっておりますので、既にさまざまな今の実情などを私どもも収集させていただき、検証に当てていかなければいけないと考えております。  そういう中で、やはり、今御指摘のあるように、控訴審のあ...全文を見る
○千葉国務大臣 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を改定しようとするものでありまして、その内容は、判事の員数を六十五人増加し、判事補の員数を二十人...全文を見る
03月11日第174回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(千葉景子君) おはようございます。  鳩山内閣の政治は、国民の命と生活を守る政治です。その中で、法務行政は、国民の命と生活、暮らしを守るための基盤づくりというべき役割を担っています。私は、この役割を十分に果たしていくことにより、国民が安心して暮らせる社会を実現できる...全文を見る
03月12日第174回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○千葉国務大臣 この資料、基本的にこのような推移だということを確認させていただきたいと思います。
○千葉国務大臣 基本的に私はそのように認識をいたしております。  そういう意味では、検事につきましても、なかなか十分ではございませんけれども、平成元年千百七十三人、平成二十一年度で千七百二十三人、こういう形で増加はいたしておりますが、これからも、やはり諸事情を含め、それから裁判...全文を見る
○千葉国務大臣 中島委員から御指摘をいただきまして、私も改めてこの問題について思い起こしているところでございます。  実は、私も、従来、判検交流ということを、本当にどうなのだろうかと、いろいろなことを考えたりしたことがあることも事実でございます。  根拠が確かにはっきりしてい...全文を見る
○千葉国務大臣 今御質問をいただきまして、弁護士会の方の取り組みということでございますので、私も直ちに、どのような取り組みがなされているのか、つぶさではございませんけれども、例えば司法修習の際に、前段にいろいろな導入のためのプログラムをつくられたり、そういう形で実務家の養成などに...全文を見る
○千葉国務大臣 これにつきましては、もう委員も御承知のとおり、最高裁の判決がございます。憲法十五条一項の規定というのは、権利の性質上日本国民のみを対象として、我が国に在留する外国人に及ばないと解するのが相当と判示をされております。私もそのように認識をいたしております。  他方で...全文を見る
○千葉国務大臣 これも判決の御紹介を含めて御答弁させていただきたいと思っておりますけれども、昭和五十三年に最高裁の判決がございますが、我が国に在留する外国人に憲法上の政治活動の自由の保障が及ぶか否かについて、「わが国の政治的意思決定又はその実施に影響を及ぼす活動等外国人の地位にか...全文を見る
○千葉国務大臣 最高裁の判例を私も解釈させていただきますと、そうだというふうに思っております。  ただ、具体的にどのようなことなのかということは、私、憲法解釈をする立場にございませんのでわかりませんけれども、最高裁の判示をそのまま読みますと、無制限ではないということは読み取れる...全文を見る
○千葉国務大臣 今御紹介をいただいたような、そういう事態といいましょうか、そこは私は承知をいたしませんので、そのようなことにコメントをさせていただくということは困難でございます。  一般的に、必ずしも、政治的な意思決定にどのような影響を及ぼすかということ、個別どのような場合かと...全文を見る
○千葉国務大臣 入管法の永住許可における法律上の要件あるいは審査基準についてお答えをさせていただきますと、要件としては、一般の場合に、素行が善良である、独立の生計を営むに足りる資産または技能を有する、法務大臣が、その者の永住が日本国の利益に合すると認めること。先ほどの三つの要件と...全文を見る
○千葉国務大臣 この内部基準が変更されたということにつきましては、旧基準はおおむね二十年というような基準で運用されておりました。旧基準のもとでございますと、おおむねということで若干の幅があるわけですね。そういうことで、統一した運用基準をきちっとしておいた方がいいのではないかという...全文を見る
○千葉国務大臣 お答えをさせていただきます。  私は、法曹人口の拡大は基本的には必要だという認識でこの間考えてまいりました。  委員も御承知のとおり、司法制度改革におきまして、審議会でも、二十一世紀にふさわしい司法制度のあり方ということが幅広く議論をされまして、その中で、これ...全文を見る
○千葉国務大臣 私としては、これまでと同様、法曹人口は十分にこれからも増大をさせていく、そういう方向で、当然のことながら、日弁連などの御協力もいただいてまいりたいというふうに思っております。  今度の会長の御真意といいましょうかお考え方、正式に伺っているものではございません。ま...全文を見る
○千葉国務大臣 基本的に、平成二十二年ごろには合格者数三千人程度を目指すという、既に閣議決定をいただきながら進めてきたものを今見直すということは考えておりません。
○千葉国務大臣 大変重要な御指摘だというふうに私も受けとめさせていただいております。  もう既にお触れいただけましたように、司法制度改革の中で、民間ADR、法務省としては認証制度、それを受け持つということで創設されておりますし、仲裁制度の整備、労働審判制度等々、さまざまな紛争解...全文を見る
○千葉国務大臣 今、大口委員がすべて、御答弁までいただいたような、そういうことがございますけれども、御指摘いただきましたように、プロセスによる法曹養成制度、これを前提とした上で検証させていただくということで設置をいたしました。  御指摘のように、法曹人口のあり方にも、関連はする...全文を見る
○千葉国務大臣 審議会の意見書、それから閣議決定でも、平成二十二年度三千人を目標にする、それ以降のことについては必ずしも確定をされているということではございません。  そういう意味では、この間の議論あるいはこれからスタートさせていただく法曹養成制度、この検証等もあわせながら、皆...全文を見る
○千葉国務大臣 基本的な考え方は大口委員とほぼ共通するものを私も持っているということでございます。ぜひ、日弁連のこれからの、どのような方向性をお持ちになるのか、そういうこともお聞かせをいただき、そして司法制度改革がいい意味でやはり前進をするということを私も念頭に置きながら対応をさ...全文を見る
03月12日第174回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(千葉景子君) 仮定の事例について御答弁することは差し控えさせていただきますが、一般論で申し上げますと、刑事罰の対象となるいわゆる逋脱罪、これは納税義務者が偽りその他不正の行為によって税を免れた場合等に成立すると、こういうことになっておりますので、それに該当するかどうか...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御質問いただきました事案につきましては、本年三月一日、検察当局において、北海道教職員組合の役員及び候補者陣営の資金管理を統括していた者を政治資金規正法違反の事実で逮捕したものと承知をいたしております。  その逮捕事実の概要を申し上げますと、北教組の役員...全文を見る
03月16日第174回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○国務大臣(千葉景子君) 所信に対して今野委員から大変心強い応援のお言葉をいただいて、ありがとうございます。  その中で今お尋ねがございました、三月八日、西日本入国管理センターに収容中の被収容者百三十三人のうち約八十人が、開放処遇終了時に帰室ですね、部屋に戻るのを拒否をしたとい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 入管行政については、従来どのような対応を取っていたかということは必ずしも私が確たるものを持ち合わせているわけではありませんけれども、私の基本的な認識といたしましては、政権替わって私がその責任者を務めさせていただくということになってから、基本的な考え方とし...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、ガイドライン等に照らして、在留特別許可を出せるものではなかったかという御指摘でございます。  私の認識では、様々な判断材料、当局でもきちっと状況を調査をした上で、本件については、改訂された在留特別許可に係るガイドラインに照らしても、在留を特別に許可...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、今野委員から様々な今回の事案についての御指摘をいただいております。これについては、私も大変重く受け止めさせていただいております。きちっとした報告を私も受けることが大切だということは当然のことでございますし、それに基づいてガイドラインあるいは人道的な観...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私もできるだけ報告を適切に受けるということはしたいというふうに思っておりますけれども、なかなかすべて私も決裁をするということは困難だというふうに思います。何か問題のある、あるいは御指摘があるような事例について、私も適宜報告を受けるように努力をしていきたい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、松岡委員からこの間の言わば部落問題、同和対策についての取組の経緯等についてお触れをいただきました。  そして、この間、これまでの間、取組については総務庁に設置をされていた地対協の意見具申におきまして、物的な生活環境を始め様々な面で存在していた格差が...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的にはそのような理解でよろしいというふうに思います。
○国務大臣(千葉景子君) 今お話がございましたように、この地対協の意見具申において、今後の残された問題として、依然として存在している差別意識を解消すること、そして人権侵害による被害の救済等への対応などが挙げられているというふうに思いますし、私もそのとおりだというふうに認識をいたし...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) なかなか難しい問いであろうかというふうに思います。  いわゆる、そういう、何というんでしょうね、部落を何か一つのキーワードにして差別をするというような行為とかあるいは問題、そういうものが存在しているということを私は承知をしているというか、そういう認識で...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この問題については、冒頭の委員からの御指摘がございましたが、昭和四十年以来、総務庁を窓口として様々な施策が推進をされてまいりました。そして、それが平成八年の地域改善対策協議会意見具申という形で大きく整理がされ、そして、それによってこの同和問題と言われるも...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これ、なかなか定義は難しいのではないかというふうに思います。  これもまた昭和四十年の同和対策審議会答申によれば、いわゆる同和問題というのが日本社会の歴史的発展の過程において形成された身分階層構造に基づく差別により、日本国民の一部の集団が経済的、社会的...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この問題について松岡委員が代表質問の中でも御指摘をされました。人権問題という大きな意味では、鳩山総理も、大変重要な、政府として考えていかなければいけない問題であるというような答弁もなさっております。  そういう意味では、やはりこれから政府全体として人権...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私の申し上げました基本的な所信について、大変御指摘をいただいてありがとうございます。  私は、この国民の命と生活を守るための基盤づくりということについて、法務省のそもそもの任務が法務省設置法に規定されておりますが、基本法制の維持及び整備、法秩序の維持、...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 民事法律扶助制度の重要性や、あるいはその利用件数が今のような経済状況を含めて大変増加傾向にあるということはもう御指摘のとおりでございます。こういうことに適切に対応するため、人的体制整備経費を含む平成二十二年度の日本司法支援センター、いわゆる法テラスの民事...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この法曹養成制度に関する検討ワーキングチーム、御指摘をいただきましたが、この設置の趣旨は、法曹養成制度の問題点を検証して、その改善方策の選択肢をまず整理をしようというのが設置の趣旨でございます。    〔委員長退席、理事風間昶君着席〕  検討の内容に...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のように、昨年四月初め、元法務教官四人による不適正処遇事案が広島少年院において発覚をいたしました。大変残念なことでございます。早速五月に矯正局内に広島少年院不適正処遇事案対策委員会を設けて、調査分析が実施をされ、その中で問題点が整理をされております...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) やはり、起こったときに対処をするということだけではなくて、こういうことがやはり起こらないような、そういう体制あるいは様々な措置を考えていかなければいけないというふうに私も思います。  この広島少年院における事案を受けまして、それでは再発防止、全体として...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、近年における人権侵犯事件について御指摘をいただきました。  最近の傾向として、これも御指摘をいただきましたように、インターネットを利用した名誉毀損等の事件の増加あるいは社会福祉施設における利用者に対する虐待事件などの増加などが挙げられようかというふ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘をいただきましたように、今日もこのような記事が出ているようでございます。  私も就任ちょうど半年という状況でございまして、この間、申し上げておりますように、私も死刑制度についてのいろんな議論をこの間させていただいてきたことも事実でございます。しか...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今委員が御指摘をされましたように、様々な問題を受けまして、最高検察庁が公表した報告書で基本に忠実な捜査を徹底させることが重要だということを指摘をしていることを承知をいたしております。  そのために、検察当局においても、例えば平成十九年そして平成二十年に...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 個々の捜査について、それがどうだったかというふうなことについて私からコメントをすることは差し控えさせていただきたいというふうに思っております。  また、法務大臣、一般的に検察に対して指揮をするということは可能であるとしても、捜査の具体的なやり方というよ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 森委員から御指摘をいただきました点については、私も今後、どのような形で裁判員裁判が実施をされていくかということを改めて考えていく必要があるなと。本当にそれぞれの立場から考えて、生かされるようなことを考えていく必要があるというふうに本当に痛感をいたします。...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も、性犯罪被害者の方々、あるいはそれに大変心を寄せて心配をなさっておられる、そういう皆さんから、選任手続及び証人尋問などにおいて二次被害を被る本当におそれがあるのではないか、そういう懸念の声を私も本当に聞いておりますし、この間、何とかそういうことがない...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 大変重い御指摘をいただき、私も本当に心に刺すものがございます。  この裁判員裁判につきましては、施行されてから三年の経過をしたところで検証をするということにもなっております。そういう意味では、この性犯罪被害という、そういうことに特化をするということでは...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 選択的夫婦別氏制度の導入につきましては、この間、私も民主党あるいは共同した形で提案をさせていただいてまいりました民法の改正ですが、そういう中では、確かに民主党案として子供の氏についてはそれぞれ生まれたときに選択をすればいいのではないかという形になっていた...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 自民党の中でも通称を使えるようなそういう制度にしたらどうかという御議論をされているということを私も耳にさせていただいております。  この問題は、この間、かなりいろんな形で国民的なあるいは議論というのも続けられてきたのではないかというふうに思っております...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ありがとうございます。  風間先生御指摘の、公明党で取調べの適正化について御議論をしてお取りまとめをされているということを私も承知をさせていただいております。そういう中で、可視化とそれから捜査手法については両方の角度からという御提言の内容であろうという...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) はい、基本的なことは承知しております。
○国務大臣(千葉景子君) 細かいことはあれでございますけれども、児童ポルノとの戦いの重要性が強調され、あらゆる形態の児童の性的搾取を強く非難をしているものというふうに承知をしております。
○国務大臣(千葉景子君) 私も、児童ポルノ事案が大変増加傾向にございますし、それからインターネット等の普及によって大変ゆゆしき事態が起きているということも認識をして、大変心は痛くしているところでございます。  検察当局におきましても、児童ポルノ事犯に対しては厳正な科刑の実現に努...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 児童虐待防止のための親権制度、今、親権制度の喪失の制度がございますけれども、それが大変利用がしにくい。親権そのものをすべて制約するということに対する大変抵抗感もあるということで、この報告では、民法の親権制度、親権について一時的に制限を設けることができない...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、法制審議会の方で御議論をいただいております。その御議論を煮詰めていただくことがまず第一ではあろうかというふうに思いますけれども、やっぱり法が三年を目途にということを要請をされておりますので、それをきちっと念頭に置いた結論を導いてまいりたいというふうに...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 大変重要な御指摘をいただいたのではないかというふうに思います。  これまでも両機関の間、連携をしながら対処をしてきたことは確かでございます。しかし、まだまだ十分でないところもあるのかもしれません。  調査というのは普通は抜き打ちなんだろうとは思います...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も、入国管理官署全体としても、是非人員は体制を強化をしていかなければいけないというふうに考えております。  全国の地方入国管理官署に配置している入国審査官というのが千七百三十七人でございます。入国審査官というのは、出入国審査、あるいは在留資格審査、違...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も、この熊本地裁の判決読ませていただき、そして大変、このような監理、監督、こういうことがきちっと行われていないという状況、憂慮をしているところでございます。多分、本件が特別なものではなくして、このような第一次受入れ機関が傘下の第二次受入れ機関に対する監...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のこと、私も重く受け止めて、必要に、きちっと実態を把握をするように努めてまいりたいと思います。
○国務大臣(千葉景子君) おっしゃるとおりだと思います。
03月18日第174回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(千葉景子君) おはようございます。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を改定しようとするものでありまして、その内容は、判事の員数を...全文を見る
03月19日第174回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○国務大臣(千葉景子君) 丸山委員の御質問にお答えをさせていただきたいと思っております。  今委員が御指摘をされましたように、少年事件、そして家裁での少年審判等は、家庭裁判所が少年に対して後見的な役割を果たしながら審判を行うと、こういうことが大きな基本になっているというふうには...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的な認識といいましょうか、それは丸山委員と私も共通するところ、本当に大でございます。  先ほど申し上げましたような課題もございますけれども、それから、少年に対する様々なサポートというのがこういう国選付添人という形だけでいいのかどうかという、そういう...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ありがとうございます。  この人権救済機関につきましては、今委員が御指摘されましたように、これまでも、法務省等での検討もあり、あるいはそれぞれの各党会派での検討などもされてまいりました。しかしながら、今の段階まで実る形にはなっていないというのが実情では...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がございますように、人権ということは、言葉では人権と表現をしましても、個別具体的にどういうものが人権侵害か、あるいは時代、社会の状況によって本当に動くこともあるでしょうし変わっていくと、こういう面もあるのではないかと、私も大変難しい問題ではあると...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的な人権が保障されるべきであるということは当然でございます。  基本的に人権保障というのは、元々公権力とか、あるいはそういうものからの自由といいましょうか、そういうことから発祥して、そして成熟をしてきた概念であろうというふうに私は基本的な認識として...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘の点、人権救済については、やはり救済機関をきちっとシステムを設けるとすれば、一方ではそれなりに実効性のあるものでなければならない、こういうこともあると思います。しかし、反面、今御指摘のあるように、それが逆に非常に窮屈な社会をつくってしまったり、ある...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘をいただきました。基本的にはそのように考えております。  この可視化については、今お話があったように、やはり冤罪があってはならない、それから捜査の透明性、信頼性を高めていくということがあろうというふうに思います。  その冤罪を防ぐということは、...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ありがとうございます。  今お話をいただきました点は、私もこの可視化ということは、決してこの可視化というだけにとどまることなくして、やはり日本の刑事司法、刑事手続、そういうものの大きな骨組みと密接にかかわるものだというふうに思います。  これまで日本...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 大変重い問題だと思います。正直言いまして、私もそう単純な人間でもありませんので、いろんなことを思い巡らせ、あるいは頭の中を悩ますことの一つであることも確かでございます。  私自身は、御承知のとおり、この間、死刑制度廃止という、そういう方向も日本の社会の...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 丸山委員からは、先般からもこういうお考え方をお聞かせをいただいてまいりました。  本当に死刑については、今お話がございますように、その執行に至るまでの様々な対応とか、それから、自ら命を絶つ権利とまで言えるかどうかは分かりませんけれども、そういうある意味...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ありがとうございます。  法テラス、大分年ごとに認知がされてくるようになりました。しかし、まだ六割ぐらいの方は法テラス知らないという状況でございます。でき得る限り、いろいろな悩みを持ったり、あるいは相談などをどこかにしたいと思っている方が最初に訪れると...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 風間委員が御指摘のとおり、コンピューター化というのがもう済んでおります。  この財団法人民事法務協会、現状といたしましては、証明書の交付事務の包括的民間委託について、登記所で一般競争入札によって行われておりますけれども、その受託者を決定をいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今お話がございますように、登記事項証明書の作成業務も行っております。これも民間委託もされているのですが、登記事務ということでもあり、必ずしもそれを受託できる、そういう民間の組織がすべて受託している、できるということにもなっておりませず、そういう意味では一...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 対象になっていることはもう承知でございます。ただ、この対象になっているというのは、一定の要件に該当をする部分があるので、それで事業仕分の対象になるのではないかということで、事前の調査などが今されているということでございます。  そういう意味では、これか...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この登記事項証明の交付等も、この間、民間委託を進めております。基本的にすべて民間で担うことができるという状況であればそれは一つの方向であろうというふうに思いますが、今そこに至っていないというのも事実でございますので、現実にこの民事法務協会が担っているとい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今お話がございましたPFIの導入とこの過剰収容の解消というのも全く無関係ではありませんけれども、過剰収容の解消についてはそれ以外の形でも努力をしてきたところでもございます。  今、実際には、平成二十一年十二月末現在で収容定員は九万三百五十四人、それに対...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のとおりに、先ほどのように、全体とすれば過剰収容が解消されているとはいうものの、女子の場合はもう施設が決まっておりますので、そこの部分についてはまだ過剰収容の状況が続いていると。収容率が平成二十一年十二月末現在で一〇九・七%という状況でございます。...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 大分以前になりますけれども、沖縄を訪れて行ったことはございます。
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘をいただきましたように、国の訴訟につきまして私が代表者になっているという、そういう形で行われております。それは、制度的にそのようなことでございますので、私も承知をいたしております。  そして、本件については、被告の皆さんに対して通行妨害禁止を命ず...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この問題については、私の立場として、そしてまた、国全体としてどう対応するかと、国が起こしているわけですので。私自身は、この訴訟に対して、法的な観点から問題がないかどうかということで法務省そして国の代理役をさせていただいているという立場でございます。そうい...全文を見る
03月23日第174回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(千葉景子君) 今、被疑者取調べの過程を録画等の方法により可視化することについては、その実現、それを念頭に置いて省内に政務三役を中心とする勉強会を設けて精力的に議論、検討を進めております。そして、この勉強会の下に副大臣が座長となったワーキンググループをつくって、おおむね...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、先ほど申し上げましたように勉強会とワーキングチーム、これをつくっていろいろな問題点を整理をさせていただいておりますので、確たることを今申し上げられる段階ではございませんが、是非、勉強を重ねてしっかりと方向を定めて必ず実現をする、こういう目標に向かって...全文を見る
03月25日第174回国会 衆議院 本会議 第16号
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○国務大臣(千葉景子君) 私にも、B型肝炎訴訟の対応方針についてお尋ねをいただきました。  私は、国に対する訴訟の担当部署をさせていただいている立場でございます。今般、札幌地裁からの和解協議の席に着いたらどうかということにつきましては、訴訟担当の部署といたしましては、政府全体と...全文を見る
03月25日第174回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(千葉景子君) 裁判員制度、導入をされましてから、今のところ裁判員裁判自体は順調にといいましょうかスタートをし、そして裁判が行われているという状況と認識をいたしております。そういう意味では、増員を図ったということがそれなりに適切に効果を発揮をしている、あるいはその基盤の...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) いわゆる裁判官とそして他の省庁、そして法務省との言わば交流というんでしょうか、これについてのお尋ねであろうというふうに思っております。  この裁判官と言わば検察官といいましょうか、法務省との間での異動、交流、これが開始された時期とかあるいは経緯、あるい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘をいただいた問題については、私も共通なというか、認識としては同感をするところ大ではございます。  先ほどの裁判官と各省庁との交流ですね、これはちょっと法務省のことを差しおいて言うのはなんですけれども、いろんな形で裁判官が今外部の、行政機関ばかりで...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 法務省というよりは、その中での検事が裁判所に行くということはございます。
○国務大臣(千葉景子君) 我と思わん私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  私の認識とすると、法曹人口の拡大はこれからもやはり必要であろうというふうに私は思っております。これはそもそも、委員が御指摘になるように、日本の司法というのが大変小さい、司法をもっと大きなもの...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほどの松岡委員の質問にも答えさせていただきましたように、私も改めて、これまでもこの判検交流やあるいは裁判の独立ということを担保するためにこういう問題どうなんだろうかということを私自身も考えてきた経緯もございます。  確かに、いつから、それからどういう...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も、今後、どのような規模が裁判官必要なのか、あるいは目標を定めていくのかということは、確たるところをまだまだお示しをするということではございませんし、これは裁判所の方でまずは考えていただくということが第一であろうと、私の方からああだこうだと申し上げるこ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほども多少関連をしたお答えをさせていただきましたけれども、今、法曹人口、司法試験合格者三千人というのは、閣議決定をされたものが今継続をしているというのが実情ではございます。それが変更されたということはないと認識をいたしております。  これは、司法制度...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も裁判官をやったことはございませんものですから実感としてはよく分かりませんけれども、多分、その三十件が限界だろうという御指摘は、それ以上になるとどうしても裁判が、まあ粗雑と言うとあれですけれども、そういうことになりかねないのではないかという、多分そうい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がございますように、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律附則で、政府としては、この法律の施行後三年を経過した場合において検討を加えて、必要があるときはそれに基づいて措置をしなさいと、こういうことになっております。これを踏まえまして法務省におきまし...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、風間委員が御指摘のとおり、この裁判員制度に係る事件の内容でございますけれども、今は、現状では重い犯罪、そういうことを基準にしながら決めているわけでございますが、御指摘のように、性犯罪等、除外をすべきではないかというような御意見があることも私も承知をい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘をいただきました。確かに、仮釈放で出所した者よりも満期で出所した者の方の再犯率が高いということでございます。  これは、仮釈で出ますと、その後、そもそも出るときに就業の可能性があるとか、あるいはそれに対して受け入れられる環境があるとか、そしてまた...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘ありがとうございます。  私も、司法が機能を十分に果たす、そして裁判を受ける権利、これをきちっと保障するということを考えたときに、それを念頭に置いた裁判官の増員というか規模、こういうものを考えていかなければいけないというふうに思います。これは、第...全文を見る
03月26日第174回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○千葉国務大臣 ありがとうございます。  鳩山政権、おっしゃるように、地域主権の実現というのが鳩山内閣の改革の一丁目一番地、こう総理も主張されているところでございます。そういう意味では、地域主権、そして地域の皆さんの声というのはやはり大変重いものがあろうというふうに思いますし、...全文を見る
○千葉国務大臣 大変基本となる考え方についての御質問でございます。  私も、所信で述べさせていただいたとおり、まずは、一言で表現するのはなかなか難しいかと思いますけれども、やはり国民が安心して生活できる、そういう社会を実現していく、ここを基本にさせていただきたいというふうに思っ...全文を見る
○千葉国務大臣 ありがとうございます。  最初の大変理念的な部分と、そしていわばサービスの部分と、両方をしっかりというお話でございます。  御指摘のとおり、行政の運営に当たっては、コストパフォーマンスに配慮をしながら国民の皆さんのニーズにこたえていく、こういうことが今本当に一...全文を見る
○千葉国務大臣 一部の弁護士あるいは司法書士の方だと思いますけれども、このようなトラブルが発生しているということは、私は大変遺憾に思います。特に、国民の権利擁護の担い手と言われているそういう職務でございますので、そういう皆さんの中に不適切なこういう処理があるということは大変遺憾で...全文を見る
○千葉国務大臣 今委員から、この間の国会でのさまざまな御議論、そしてまたそれの本当に大きな成果も上げられているというお話がございました。私もその経緯を幾ばくかは承知しておりまして、何とかそういう流れを生かしていかなければというふうに思っているところでございます。何しろ非自然死体の...全文を見る
○千葉国務大臣 私の所管をする民法に関しましては、政府提案を念頭に準備をさせていただいております。
○千葉国務大臣 最近の特別永住者数の統計でございますが、平成二十年十二月三十一日現在で特別永住者は四十二万三百五人という数字になっております。これは、最新の統計から十年さかのぼった平成十一年の同じく十二月三十一日時点では特別永住者が五十二万二千六百七十七人でございましたので、その...全文を見る
○千葉国務大臣 今、さまざま御議論がございますように、総務省そして政府としての検討が続けられているということでございますので、私もその議論をしっかり見詰めていきたいというふうに思っております。  憲法論も、今、本当にやりとりを伺いながら、それぞれの意見がやはりあるのだということ...全文を見る
○千葉国務大臣 前回、御質問をいただきまして、お答えをさせていただきましたが、多少私も言葉足らずといいましょうか、そういうところもあったかと思います。今の制度自体が憲法に抵触をする、明確に違反をするということはないというふうに私は思います。  ただ、現実に、今の制度の実情を見ま...全文を見る
○千葉国務大臣 それは、私も確たる考え方を持っているわけではございませんけれども、やはり、例えばこれが実質的に女性の平等に反するということを考えられれば、通報されるということは可能性としてはあるのではないかというふうに思います。  ただ、それを、通報を受けた側がどのように受けと...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、必ずしも申し立てがなされるかどうかというのはわかりませんけれども、やはり、この制度あるいは実情が、男性、女性の対等な権利ということに抵触をする、そして、それによって不利益といいますか苦痛を受けているということを考える方にとっては、救済を求めるということもそ...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、ちょっと突然の御質問でございますので、確たる、いずれともなかなか、必ずしも人権侵害に当たるとも言えないのではないかというふうに思います。
○千葉国務大臣 どうでしょうか、ちょっと私も不勉強でございました、それを直接全文読んでいるものでもございませんので、どういう趣旨かというのがちょっとにわかにわかりかねますけれども。  確かに、一般論とすれば、何かを無理に歌わされないという、そういうことを認めることもあろうという...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほどからの御質疑、大阪弁護士会のものを引用されて御質問でございますので、この大阪弁護士会のおまとめになった考え方というのは、私からそれがいいとか悪いとか言うべき立場にはないというふうに思いますが、一般的に言って、先ほど申し上げましたように、それは事案事案で、やは...全文を見る
○千葉国務大臣 今、ちょっと私も頭の整理をしながら考えているんですけれども、校長の自由を奪うものになるかどうかというのは、校長の何か権利の問題なのかなと。ちょっと私も、直ちにそれが校長の何か権利を奪うものになるかどうかというのは一概に言えないのではないかとは思いますが。
○千葉国務大臣 私の考えでは、その参拝の問題というのは、むしろ政教分離といいましょうか、本来そういう問題なのかなというふうには理解はいたしております。
○千葉国務大臣 差しどめ訴訟を起こすこと自体は、私は別に、起こす方が意思を持って起こされることですから、問題はないんだろうというふうに思います。  あとは、それが本当に人権侵害か、差しどめ請求の訴えに当たるかどうかというのは、これは最終的に裁判所が御判断をされるということであろ...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がありますように、人権という問題は私も大変難しい問題だというふうに思います。一方の人権を強くする余り、もう一方の人権が阻害されるというようなことがあってはおかしいわけですね。ただ、そこに人権と人権の衝突といいましょうか、そういう場面も全く否定することもでき...全文を見る
○千葉国務大臣 これは常々申し上げているとおり、閣内いろいろな形で議論させていただき、そして意見の一致を見るよう努力を続けているということでございます。
○千葉国務大臣 閣議決定は、まだこれからでも十分に閣議決定をすることができるということになっておりまして、今それに向けて努力を継続しているということに尽きるというふうに申し上げておきたいと思います。
○千葉国務大臣 それはもう申し上げているとおりで、この間も意見交換もさせていただいておりますし、そして、これは最終的な判断というのがそれぞれまたあるだろうというふうに思いますので、これは今後ともそういう努力を最後まで続けていくということでございます。
○千葉国務大臣 これは、この間も、民主党案を提案するときもいろいろな御意見を伺ってまいりました。そして、法制審議会でどういう議論があって、どういう案がまとめられているかというのも承知をいたしておりました。  ただ、その中で、いろいろな選択肢があるだろうというふうに思いますが、民...全文を見る
○千葉国務大臣 今、稲田委員の御指摘のような問題があることを私も承知いたしております。やはり、お子さんを持たない、こういう考えの方もいらっしゃるかと思いますし、それから、なかなかお子さんができにくいということで悩んでおられる皆さんにとっては大変苦痛を伴うことになるのではないか、こ...全文を見る
○千葉国務大臣 いろいろな世論調査の結果やあるいは御意見があるということを、私もそれはもちろん承知をしております。  ただ、これはいろいろな立場によっても御意見が違うのではないかな。これから結婚されよう、あるいは仕事を持ってこれからも頑張っていきたいという立場の方と、先ほどお話...全文を見る
○千葉国務大臣 国際受刑者移送法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  現在、我が国は、欧州評議会の刑を言い渡された者の移送に関する条約に加入し、同条約の締約国たる外国との間で受刑者を一定の要件のもとで母国に移送することが可能となっております。しかしなが...全文を見る
03月30日第174回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○千葉国務大臣 山尾委員にお答えをさせていただきます。  我が国におきます刑事施設に収容している外国人受刑者であって欧州評議会の適用の対象となる者に対しては、次のような形で条約の内容の告知をさせていただいております。  まず、刑が確定した後、速やかに刑事施設において告知をする...全文を見る
○千葉国務大臣 今、坂口委員の基本的なお考え方を聞かせていただきました。ありがとうございます。  それで、御質問でございますけれども、戦後から現在まで、民法という本当にこれは基本的な法律でございますが、概要としては以下のような改正がございました。  まず、やはり大きいのは、昭...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、委員がおっしゃられますように、本当に、国民がどのような考え方を持っておられるかということは、法を整備する上に当たって大変大事なことだというふうに私も承知をしております。  この平成十八年の世論調査ですけれども、大きく、選択的夫婦別氏制度、こういうところに...全文を見る
○千葉国務大臣 民法九百条四号でございますけれども、嫡出子と非嫡出子の相続分に差異を設けているというのは、一つは、法律婚を尊重するということと嫡出でないお子さんの保護の調整を図ったものだというふうに理解をされております。  そのときに、法律婚を尊重すること、これは私も当然のこと...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、この法の趣旨から考えましても、受刑者の改善更生そしてまた円滑な社会復帰、こういうことを考えますときには、できる限り多くの受刑者に移送の可能性を開くということが大事だというふうに思います。中国との締結というのはこれも一つの大きな課題であろうというふうに思って...全文を見る
○千葉国務大臣 これは大変重要な必要な法案だということで、準備といいますか、そういうことがされておられたということを聞いております。これをぜひこの国会でというお話が事務方から上がってきたときには、これは逆に言えば、もう至極当然といいましょうか、早くきちっと整備すべきものだという認...全文を見る
○千葉国務大臣 基本的に、相当性の判断というのは、いろいろな要素を総合的に判断せざるを得ないということになろうかというふうに思いますけれども、その大きな指針といいましょうか、考慮すべき要素とすれば、例えば、執行する国において受刑者の改善更生あるいは円滑な社会復帰を促進することがで...全文を見る
○千葉国務大臣 基本的には、受刑者が改善更生をし社会にきちっと復帰をする、それによって、また再び犯罪を犯すというようなことがないように、それを防止するということが、私はやはり一番基本になるところだというふうに思っております。  そういう意味ではできるだけ、自分の言語が通じるとか...全文を見る
○千葉国務大臣 中国につきましては先ほど御答弁をさせていただきました。重複になりますので、御理解をいただけているかというふうに思っております。  二番目がブラジルなんですけれども、ブラジルについては、司法分野作業部会という協議の場がございますが、その中で、受刑者移送条約の締結の...全文を見る
○千葉国務大臣 大変根幹にかかわる議論ということになろうかというふうに思います。  今はなかなか監獄という用語が使われないようになりまして、日本では刑事施設というような形をとっておりますけれども、私は、基本的には、一つは、やはりきちっとみずからの犯した犯罪について責任を果たす、...全文を見る
○千葉国務大臣 これは私も所信などで基本的には述べさせてはいただいているんですけれども、やはり法務行政というのは、私たちが目指す安心、安全、そして、命を大切にする、希望ある、そういう社会、こういうものをつくっていこう、こういうことの一番の根底を支えていく役割だというふうに思ってお...全文を見る
○千葉国務大臣 私に答弁をさせていただくにはいささか大変大き過ぎる内容ではあろうかというふうに思いますが、先ほどコンダクターのお話がございました。リーダーというもの、コンダクターとして、やはり全体のさまざまな調和を図りながら、その力を十分に引き出して、そしてまとめていくということ...全文を見る
○千葉国務大臣 委員の御指摘のところは、やはり重要なポイントであろうというふうに思います。  移送法一条におきましては、「その改善更生及び円滑な社会復帰を促進することの重要性にかんがみ、及び刑を言い渡された者の移送に関する条約を実施するため、」と規定をいたしておりまして、CE条...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、受刑者にとってでございますけれども、やはり、言語、習慣、生活様式、宗教等、こういう点の相違がございます。また、外部交通、親族との接触等、これについても、受刑者の生活上の困難を除去して、改善更生、円滑な社会復帰を促進するというところがやはり大きな重要なところで...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のように、最低の服役期間などを設けるということも一つの考え方であろうというふうには思います。  今回、このような最低服役期間などを設けていないということについては、例えば、送出移送犯罪の内容とかあるいは被害の程度、また受刑者の状況、またこれまでの服役期間や...全文を見る
○千葉国務大臣 我が国の国際受刑者移送法は、執行国、我が国になるんですが、自国の刑罰法秩序に照らして裁判国の刑を容認した上、裁判国の刑全体の執行を請け負うという考え方、いわば刑の執行を継続するという考え方に立つものだというふうに解されると思います。  受刑者の改善更生及び円滑な...全文を見る
○千葉国務大臣 今回の法律において、受入移送については移送法の第五条三号、それから、送出の方は二十八条第二号で双罰性を確かに規定いたしております。しかし、刑の継続ということとはいささか何か矛盾するのではないかという御指摘であろうかというふうに思っております。  受刑者移送という...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のとおりでございまして、受刑者移送法四十一条においては、受入移送をしても訴追することを可能とする一方、同一事実について二度の拘禁を行うことを回避するために、訴追した後に刑に処す場合でも、刑の執行は全部免除する旨を規定いたしております。  御承知のとおり、刑...全文を見る
○千葉国務大臣 これも御指摘のとおり、刑法では、外国の判決について一事不再理効を認めていないわけでございますので、外国で受刑した犯罪について公訴を提起することは可能でございます。  ただ、今度、受刑者が我が国に対して受入移送の申し出があった場合、または裁判国から受入移送の要請が...全文を見る
○千葉国務大臣 受入受刑者が裁判国における判決手続の適正に不備があるとして受刑者移送の有効性について裁判国に訴えを提起するような、そういう場合は、多分、再審の手続は裁判国の法令に基づいて行われるもの、それから、再審の審判への出頭を求められた場合は、国際受刑者移送法第三十九条の規定...全文を見る
○千葉国務大臣 裁判国の方で行えるということです。
○千葉国務大臣 我が国が受刑者移送を拒否した場合、受刑者は、訴えを提起して争うことはできないものだというふうに理解をいたしております。  というのは、受刑者に移送を求める権利というのは認められているわけでは、権利性があるわけではございませんので、移送しないとの判断には処分性がな...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、今申し上げたことと多分重なり合うことではないかというふうに思いますので、それも認められないということであろうというふうに思います。
○千葉国務大臣 アジアの中で中国が一番数が多いわけでございます。CE条約にも加盟をしていないということでございますので、やはり個別の締結ということが求められる。  今委員が御指摘になられましたように、平成十五年、ここで受刑者移送に関する国際約束についての協議に言及がございまして...全文を見る
○千葉国務大臣 ブラジルにつきましては、日本・ブラジル間の司法分野に関する作業部会というところを通じまして、さまざまな意見交換を続けさせていただいております。  日本・ブラジル外相会談で、この分野についての協議の場をつくろうということになりまして、第一回が平成十九年の十月に東京...全文を見る
○千葉国務大臣 イランにつきましても、中国あるいはブラジル等に比較いたしますと数は多少少な目ではございますけれども、やはりこの受刑者移送ということについての締結あるいは取り決めがされるということが求められるところだというふうに思っております。  イランとの間では、受刑者移送に関...全文を見る
○千葉国務大臣 フィリピン、インドネシアでございますけれども、これも数は、例えば日本の刑事施設で受刑をしている者が、これは平成二十年十二月末日ですけれども、フィリピンで百十七人、約三・四%、それからインドネシアが十人、〇・二九%と、余り多いものではございませんけれども、やはりこれ...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘をいただきましたところは大変重要なポイントであろうと思いますので、私も、適切に、そしてきちっと対応してまいりたいと思います。  神崎委員におかれましては、きょうは御質問いただいてありがとうございました。この間、司法行政にも大変お力を注いでいただいたこと、...全文を見る
04月01日第174回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(千葉景子君) おはようございます。  刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  公訴時効制度については、近時、被害者の遺族の方々を中心として、殺人等の人を死亡させた犯罪について見直しを求める声が高まっており、この種事犯に...全文を見る
04月06日第174回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(千葉景子君) 松野委員からの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。  今、公訴時効制度の趣旨、それぞれの意義につきましては委員が御指摘になったとおりであろうというふうに思っております。一つには時の経過によって証拠が散逸をする、そして被害者を含む社会一般の処罰...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほど申し上げました公訴時効制度の趣旨、これには私は基本的にこの趣旨自体に今回の改正によって変更を加えるものではないというふうに解釈をさせていただきたいというふうに考えております。  ただ、申し上げましたように、この時効制度、公訴時効制度の趣旨というの...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がありましたように、この今回の法改正では、現に公訴時効が進行中の事件に改正法を適用するということとしておりまして、これについては、今これも御指摘あったように、憲法第三十九条とのかかわりで問題はないかという御指摘があることも承知をしております。 ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 平成十六年の改正、これは、凶悪犯罪を中心とする重大犯罪に対して、事案の実態及び軽重に即した適正な対処を可能にすることを目的として、時効制度、公訴時効制度そのもののまず前に法定刑を加重したと、それが一つの大きな内容でございました。そして、この法定刑を加重し...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がございましたけれども、公訴時効の方については実際にこれを適用する事例というのが考え得るわけですけれども、確定した、言渡しがあった刑の時効の方は、実質的に適用される場面といいましょうか、それが考えられないということも一つあろうかというふうに思って...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この事件については、検察のところで起訴をするか起訴をしないかという判断をする、そこまで至らない状況でございます。そういう意味では、警察の方でどういう御趣旨で、そしてまたどういうことでああいう会見なり話をなさったかというのは、私もなかなかその真意のほどは計...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、今回の公訴時効の延長あるいは一部の廃止ということに関して、より一層捜査の可視化ということが大変重要なことではないかという御指摘でございました。  当然のことでございますけれども、この公訴時効が延長あるいは廃止をされるということによって、確かに証拠の...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今回の公訴時効の延長あるいは一部についての廃止、この大きな改正の背景には、今お話がありましたように、被害者やあるいは家族等々、あるいはそれを超える国民の意識、それの変化ということが大変大きく私もこの背景に置かれているというふうに感じております。  被害...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がありました性犯罪等につきましては、私も大変深刻な問題だというふうに認識をいたしております。この間も多くの方々からこの被害の深刻さ、先ほど松岡委員がおっしゃいましたように、本当に心の殺人なんだというような、本当に心痛い、こういう指摘も私も承知をさ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この最高検の検証結果報告、これは、再審の判決において、捜査段階で実施されたDNA型鑑定のその科学的原理の正確性自体を否定したものではなくて、最終的にDNA型の異同識別に利用したとされるデータが一部しか証拠として提出されていないことなどを理由に証拠能力を否...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、古川委員、もう御専門でございますので、御指摘をいただきました。医療過誤事件、医療関係の事件というのは、非常に医師がこれによって訴追される可能性などがあると心理的に大変萎縮効果を与える、あるいはさらに捜査の手が入れば萎縮効果を与えると、こういう御指摘が...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほど、古川委員の御指摘の中で、厚労省といいますか、そちらで医療事故についての様々な取組がされていることは私も承知をしております。  それから、違った意味では、今度は一般的に死因を究明すると、こういう作業も、死因究明のシステム、これを充実するという、こ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 済みません、承知しておりません。
○国務大臣(千葉景子君) 私もまだ、今御指摘をいただいて十分に頭の整理が付いているとは言えませんけれども、確かにそういう証拠が、本当に保存期間がなくなって、その後どうやってじゃ立証の手段、そういうものを求めるんだと、こういうところ、今御指摘をいただいて私も改めて認識をした部分もご...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 公訴時効を廃止をした、しかし、やはり公訴提起するためには、当然のことながら裏付ける証拠、こういうものがきちっと備えられてなければこれはできないことでございます。そういう意味では、長くなればなるほど証拠の散逸というのがやはりどうしても強くなるというのは、私...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 森委員にお答えをさせていただきたいと思います。  この公訴時効見直しにつきましては、今、少し性急なことではないか、少し議論が足りないのではないかというお話でございましたが、もう御指摘をいただきましたように、この問題は前政権の下でもいろいろ御議論をいただ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 公訴時効の廃止あるいは延長ということになりますと、捜査体制、あるいは事件記録、そして証拠品等の保管、こういう面で大変捜査実務に影響があるのではないかというふうに思われます。今御指摘のように、言わば捜査資源といいましょうか、それが大変重たくなるということに...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今分けて御質問をいただきました。  今回の改正では、現に時効が進行中、こういうものについて遡及適用をするという改正でございます。既に時効が完成をしたというものにつきましては、ある意味では刑罰権がそこで消滅をしているという評価をされますので、それをまた改...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 制度を変えるということになりますと、施行の前と後で結果として差異が出るということは確かにあろうというふうに思っております。  被害者の皆さんにとっても、ほんの数日の違いで処罰を免れるような結果になってしまったり、あるいは、それからもきちっと捜査をして処...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 一番近く時効が、これまでの年数ですと、公訴時効が完成をするとなるのが東京の八王子市内のスーパーにおける強盗殺人事件、これは東京都八王子市内のスーパーマーケット事務所において女性三名が射殺された事件でございまして、時効の完成が本年の七月三十日ということにな...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のように、ひき逃げ事件等大変悲惨な事件が後を絶たない、そういうことがございます。  ただ、今回の改正で考えておりますのは、その行為によって因果関係として死亡という、そういう因果関係のある構成要件ですね、それに限定といいましょうか、それを基準にして...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 確かに、今御指摘がありますように、一つの行為あるいは結果を評価するときに、故意犯なのかあるいは過失犯なのかということは、個々のやはり証拠関係とかあるいは様々な裏付け等を含めて判断をされるということになりますので、客観的に何かそこに基準を設けるというのはな...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘いただいた問題、確かに公訴時効が完成して、そしてそれは、ひいては本当に実際の犯人は結局はどこに行ってしまったんだろう、どこにいるんだろう、あるいは結局は逃げ得になってしまった、こういう結果にはなるのだろうというふうに思います。  ただ、そうはい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 様々な問題があるんですけれども、まずは例えばDNA鑑定、こういうものについてできるだけきちっとした保管をしていくということで、平成二十二年度の予算案で検察庁における証拠品保管用冷凍庫の整備費用として約二千六百九十万円計上をいたしております。  それから...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この間、犯罪被害者の皆さんに対するやはり施策というのが大変重要なことだということで、犯罪被害者対策基本法、それに基づく様々な施策が講じられてまいりました。そして、今お話があったように、情報、これがなかなか得られないと、こういうやはり大変厳しい御指摘があっ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がございましたように、平成十六年にも確かに改正をいたしております。そして、今日午前の御答弁でも申し上げたんですけれども、この平成十六年改正というのは、法定刑の重大犯罪に対して重くすると、こういうことがむしろ中心でございまして、それとバランスをやは...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは、確かにこの間法務省で検討を進めてきていたという下地もございます。是非世論調査をという話がございまして、私どもも当然のことながらいろんな皆さんから御意見をいただいておりましたし、各党会派でも御議論が進んでいる、そういう意味では世論調査をするというこ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のこと、私も、これまでも、やはり性犯罪等々について大変日本の社会の中ではその扱いが軽過ぎるのではないかと、こういう認識は当然持たせていただいております。そういう意味では、公訴時効というそういうことの前に、やはり刑罰自体が、強姦罪、強姦致死罪などにつ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今申し上げましたような刑罰の問題等も含めまして、性犯罪に対するいろんな多角的な議論を、もう既にこれまでもされておりますけれども、より一層加速をしていく必要があるというふうに思います。
○国務大臣(千葉景子君) これはなかなか一概には言えないというふうに思いますけれども、公訴時効が廃止をされる、あるいは延長されることによってそれだけ捜査することのできる時間が広くなるわけですので、そういう意味では犯人に対する検挙が可能な時間的な余裕というのが広がっていくということ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的に、今マスコミの報道等御紹介をいただきましたけれども、この公訴時効延長、廃止をすることによって、やはり一定の期間逃げると処罰はされないんだということに対して、そんなことはないぞという明確なメッセージを出すことによって、抑止効果あるいは新しいまた犯罪...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) なかなか法学的にというのは、私もそこまでの造詣がございませんけれども、一つは、被害者の声、国民的な意識ということと、それから、多分冤罪があってはならない、それから被告人の、被疑者の防御権、こういうものをやはりきちっと保障する、それが損なわれるようなことが...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 制度的にということはなかなかございませんけれども、例えば、参考人の方が亡くなってしまったと。そうすると、供述を記載した書面、それを証拠として使わざるを得なくなる、反対尋問も受けない、その証拠能力がどれだけ高いものか、その辺りのやっぱり判断を裁判所等も十分...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これも国民のいろいろな調査等を考えますと、もう間もなくといいますか、時効にかかってしまう、こういう犯罪に対して、このままもう処罰の機会を逃してしまうというのはどうなのかという御意見があることは事実でございます。そういう意味では、進行している今の時効につい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほどの世論調査では項目として立ててはおりませんけれども、寄せられる意見、あるいは報道などの中でいろいろなインターネットなどを通じた意見を求めているその結果、あるいは法制審議会などの中でも、そういう意味ではいろいろな分野の方からの御意見をお聞きをしてこの...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のように、証拠関係については、警察から検察庁に事件が送致をされるということに伴って証拠品も一緒に送られてくるということですので、その前段、捜査の間の期間から考えますと、あるいは検察庁に送致をされるかどうかというところまでを考えますと、やはり警察がか...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がありましたように、この間、公訴時効の存在する趣旨、これについては、これも度重ねて恐縮でございますけれども、時が経過をすることによってやはり証拠が散逸をする、それから、今御指摘のあるように、被害者を含む社会一般の処罰感情が希薄化する、それから、犯...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今申し上げましたように、公訴時効の趣旨、大きく三点ほど挙げられておりますけれども、これ自体は、今でもその意義といいましょうか、それは私は認められるものだというふうに思います。  ただ、やはり人の命というもう回復できないこういう被害については、この被害感...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のとおり、そのような御意見をお持ちの被害者の方がいらっしゃることも私も承知をしております。直接お話も伺う機会はこの間もございました。逆に、公訴時効を何とか撤廃をし、あるいは延長するなどして、刑罰権、これを失わせるようなことはしてほしくないと、こうお...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がございますように、今、公訴時効が決められていても確かにその間際に何とか公訴提起をするというような事例がないわけではございませんし、それから、今の公訴時効の範囲内でも、やはり初動で見込み捜査あるいは客観的な捜査、証拠、そういうものの収集をなくして...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ちょっともう一度。
○国務大臣(千葉景子君) 副大臣が答弁をさせていただいたことは、その足立区の事件が必ずしも、じゃその後公訴を提起できた事件かどうかと、そういう具体的なことを申し上げたわけではなくて、例えとして、公訴時効が成立をした後発見されるようなそういう事件があったとすれば、中断論というのはそ...全文を見る
04月13日第174回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○国務大臣(千葉景子君) 今回の改正の基になる大変基本的なところであろうというふうに思います。  そもそも公訴時効制度の趣旨というのは、処罰の必要性と法的安定性、この調和を図るというところに基本がございます。すなわち、治安を守り、公共の福祉を維持するため、犯罪を犯した犯人を処罰...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘のとおり、この公訴時効制度、それの一つの要件として、時の経過によって証拠が散逸をすると、こういうことが言われております。これを更に公訴時効を延長する、あるいは公訴時効を撤廃をするということになりますれば、より一層この問題というのは大変懸念をされる...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘の点は、多分証拠の開示の問題等も含めた御提起ではないかというふうに受け止めさせていただきました。  これは、公訴時効という問題にかかわりませず指摘をされているという問題であることを私も承知をいたしております。基本的に証拠というのは、これまでも立...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のことは大変重要なことだというふうに思います。  基本的には、御指摘は私も理解をさせていただきますが、これまでの考え方というのが、やはり証拠というのがまずは立証の一つの手だてという形で収集をされ、そして保管をされていくということが大きな基本ではあ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘の点については、私も共通なほぼ認識を持たせていただけるところが大だというふうには思っております。  今お話がありましたように、まずは自白あるいは供述に頼ると、こういうこれまでのどちらかといえば刑事司法、こういうことから、できるだけ客観的な証拠の裏...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今の段階では私も理解、それから承知をしているのは、やはりDNA鑑定というのがかなり大きな捜査手法になっているということは言えるのではないかというふうに思います。  ただ、これも、今御指摘がありましたように、これだけで何か犯人を特定をするとか、そういうも...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私から被害者の皆さんのなかなか内心、本当の感情というのをせんさくさせていただくというのは大変僣越なことではないだろうかというふうに思います。ただ、被害者の皆さんのいろいろなお声を聞きますと、一つは、やはりきちっと犯人を見付けて、そしてきちっと処罰をしても...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この犯罪被害者の皆さんに対する救済というのは、多分政府一体となって取り組む大きな課題であろうというふうに思いますが、私としても、その一翼をしっかり担って、そして私の管轄をするそういう側面については全力できちっと救済に向けた施策をしっかりと講じていきたいと...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 丸山委員から大変本当に基本的な理念に基づいて、そしてまた大きな観点で御示唆と御苦言をいただいたものではないかというふうに思います。  ただ、私も決して全く、何というんでしょう、理念なくして、それから世論に振り回されてということではございませんで、基本的...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今お話を伺いながら、本当に、何というんでしょうね、共感をさせていただくことは、それは当然ございます。  今例に出していただいたように、二十歳で犯罪を犯して、そして逃亡なりして九十近いときになって処罰をする、これが本当に国民の感情であったり、あるいは本当...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘のことの基本ですけれども、公訴時効が一定の年限決められているとしても、やはりまずは初動といいましょうか、できるだけ早くやはりきちっとした捜査をして、そして処罰、公訴を提起をするということがやっぱり基本だというふうに思います。  ある程度限られた...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私は、やはり法定刑については不断にいろいろ検討はしていかなければいけないというふうに思います。特に、多分先生の御指摘の背景にもあろうかというふうに思いますけれども、先ほどに話がございましたいわゆる性的な犯罪、強姦罪、あるいはこの強姦致死罪もそうなんですけ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは常々問題になるところでございますけれども、要するに、放火の罪というのは人を言わば死亡させた罪というのには該当しないということになります。確かに、特に現住建造物放火などというのは人の命にかかわりは大変多いわけですし、それからそれによって亡くなられると...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今回のこの改正は、必ずしも世界の動きということと連動してとかあるいはこうしてということでは私はないというふうに考えておりますし、私も別にそういうことでこれを提起をさせていただいているということではありません。  公訴時効については、それぞれの諸外国を見...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘がございましたように、公訴時効とは違い、刑の時効、それによって刑の時効に係るというのは私もそんなにある事例ではないというふうには理解をいたしております。  今回の公訴時効制度とそして刑の時効を併せて改正をさせていただくということにつきましては、...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) いや、今申し上げましたように、具体的に均衡を考えるとおかしいなと思われるような事例がやはり出てくるわけですので、そういう意味では、積極的にというか、それを併せてやはりバランスが、均衡を逸しないような改正をする必要があるというふうに理解をいたしております。
○国務大臣(千葉景子君) 国民の皆さんの御意見をいろいろな角度から、それからその節目節目でお聞きをするということは当然なことだというふうに思いますし、私も今後そういう機会をつくっていかなければいけないというふうに思います。  ただ、ちょっと先生の御趣旨は、公訴時効の廃止と可視化...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、中井委員長と重なり合う部分があろうかというふうに思いますけれども、今、いつということは確定はできませんけれども、いずれにしても、もう実現をするということを前提に様々な課題の精査あるいは検討をさせていただいているということでございますので、当然のことな...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今回の法改正は、人を死亡させた犯罪、そして死刑という重い刑罰が適用、法定刑に存在をするということを一つの基準に取らせていただきました。これは、この間申し上げておりますように、人を死亡させるという取り返しの付かない、回復不可能な、こういう点に着目をしたとい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的には、なかなか行為態様のようなもので分けるというのは難しいことだというふうに思います。そういう意味では、一つの犯罪の構成要件として、人を殺害をしたと、そして法定刑としても死刑という大変重いものがあると、こういう一つの客観的な基準を取らざるを得ないの...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほどもちょっと触れさせていただきましたが、やはり法定刑については、例えばこの間のいろいろな社会的な変化やあるいは価値観の変化ということなども踏まえながら、よく例に挙げさせていただきますけれども、性犯罪とかあるいは強姦罪、こういうものに対するやっぱり考え...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ありがとうございます。私も、この間、性犯罪に対してのとらえ方、あるいは処罰の在り方、法定刑の在り方などを考える必要があるというふうに私も思っております。そういう意味では、今後、この法定刑の在り方、そして性犯罪の、何というんでしょうね、総合的な対応の仕方、...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘の問題、私も改めて勉強させていただくところでございますが、カルテとか、あるいは例えばレントゲン等の保存期間とか、こういうものは医療法そして医師法という、ある意味では公訴時効とかあるいは民事上の時効期間等、こういうものを考慮しながら設定されているもの...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘いただいておりますように、公訴時効が長くなる、こういうことによって確かに供述した者が、あるいは参考人等が亡くなるようなケースというのが率としては高まるということは言えようかというふうに思っています。そうなると、そのときに供述調書、供述に対する反対尋...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的に、裁判員裁判というそういう中では、でき得る限り、調書によることではなくして、やはり裁判廷での実際の供述、証言、こういうものを尊重するということが私は大事なところだろうというふうに思っております。  ただ、今お話しのようなケースというのは、それが...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) それは御指摘のとおりだと思います。
○国務大臣(千葉景子君) これは総合的に捜査をされるわけですので、必ずしもDNA鑑定で一致をしたということだから自白を強要すると、そこに直結するとは思われませんけれども、そういう意味では、できるだけDNA鑑定も大事な証拠の一つにはなりますけれども、更に他の証拠をできるだけ早期に収...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 応援をいただいて、ありがとうございます。  基本的な考え方というのは全く変わっているものではございません。もう是非、これまで皆さんと一緒に取り組んできたそういうものを具体的に現実な成果にしていきたいということは、全く変わるものではありません。  あと...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今日も答弁を申し上げましたように、証拠については、これは一つの捜査の手だてということが基本で、この間、証拠というものを位置付けられてきたというふうに思います。ただ、それが事案の解明あるいは被告人の防御権ということにも決して無縁なものではないということでも...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ただいま可決されました刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。
04月15日第174回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(千葉景子君) おはようございます。  国際受刑者移送法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  現在、我が国は、欧州評議会の刑を言い渡された者の移送に関する条約に加入し、同条約の締約国たる外国との間で受刑者を一定の要件の下で母国に移送すること...全文を見る
04月16日第174回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○千葉国務大臣 永江委員に御質問いただいて、ありがとうございます。  選択的夫婦別氏制度、この導入に向けて、私も大変多くの皆さんから御意見をちょうだいいたしてまいりました。そしてまた、もう御指摘がありましたように、法制審議会という、いろいろな立場からの御意見をまとめていただくこ...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘ございますように、近時、ドイツとタイで法改正が行われたというふうに承知をいたしております。  ドイツでございますけれども、これまで日本と同じように夫婦同氏を法制度の上で採用しておりましたけれども、一九九三年、平成五年ですけれども、次のような改正がなされまし...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、家族のきずな、人間と人間との関係のつくり方というのは、氏によってということではなくして、本当にさまざまな、人間の心といいましょうか、そういうことなどを含めた問題だというふうに思います。決して氏によって家族のきずなが弱まるというようなことではないというふうに私...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘をいただきました子の氏についてでございますけれども、これは幾つかの考え方、あるいはこれまでも検討をされてきた、こういうものがございます。  法制審議会でこれもいろいろな角度から御議論をされまして、まとめられたのが、結婚のときに子供の氏を決めてそれを統一し...全文を見る
○千葉国務大臣 更生保護施設というのは、御指摘のとおり、刑務所出所者等の中で、頼るべき親族や住居がない、そういう方に対して、宿泊場所や食事を提供しながら、就職の援助等の指導を行ったり、その社会復帰を促進する民間の施設でございます。  平成二十年までは全国で百一施設で推移をしてま...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、調査を実施していただいたこと、心からその活動に敬意を表する次第でございます。  まず、事実関係ということで答弁をさせていただきますが、一千五百万という長期貸付金、これは、香川理事長個人に対する貸付金でございます。
○千葉国務大臣 平成二十年度の貸借対照表に計上されているということは、昨年の六月ころに決算が確定した後、その送付を受けて、同年七月ころに把握はしていたということでございます。  また、長期貸付金の具体的な内容は、議員の調査、その御指摘を受けまして、今月七日に法人に確認して、把握...全文を見る
○千葉国務大臣 当該貸し付けが無利子無担保であることは事実でございます。また、弁済期についての定めがないことも確認をさせていただきました。
○千葉国務大臣 確かにこれは定款の定めで行うものでございますので、法的には法令違反というようなことにはならないかと思いますけれども、やはり、公益法人が理事長に多額の貸し付けを行うこと自体、特定の理事に対して便宜を図っているのではないか、こういうようなことを当然受けとめられる、こう...全文を見る
○千葉国務大臣 委員おっしゃるとおりだと私も思っております。  これもまた、確かに法違反ということではないとは思いますが、やはりどう考えても、お手盛りと言われても仕方がない、こういうことでもございますし、公益法人としてはやはりこれも極めて不相当だ、まずはガバナンスの体制もほとん...全文を見る
○千葉国務大臣 もちろん、当然のことではございますけれども、これをきちっと返済するようにということを要請いたしまして、昨日、四月十五日でございますけれども、法人に返還がされました。
○千葉国務大臣 先ほど申し上げましたように、無利息という形であったわけですけれども、今回の返済についても、利息等は受け取っておらないということでございます。
○千葉国務大臣 この家賃でございますけれども、当該法人理事長が複数の弁護士とともに経営する香川法律事務所、ここでございます。  平成二十年度の収支計算書に計上されているということにつきましては、平成二十一年六月に決算が確定した後、その送付を受けて、同年七月ごろに法務省としては把...全文を見る
○千葉国務大臣 間借りといいますか、そうなったのが平成十八年六月からでございます。現理事長が理事長に就任したのは、その一年前の平成十七年六月。理事長に就任してからちょうど一年後ということになります。
○千葉国務大臣 調査をしたところでは、当該法人はこの法律事務所から敷金、保証金は受け取っていないということでございます。
○千葉国務大臣 このブルーマップにつきましては、住居表示と重ね合わせることによって大変便利になるのではないかという、もともとそういう考え方を提供したのはこの情報センターと聞きました。確かに、そういうアイデアを出したということでございますけれども、それ以降はゼンリンが基本的には作成...全文を見る
○千葉国務大臣 まずは、私どもも本当に気づかぬ点について、こういう状況にあったということ、大変私もおわびを申し上げなければならないというふうに思っております。委員の皆さんの御活動によってこういう状況を明らかにしていただいたということ、本当に心から敬意を表する次第でございます。 ...全文を見る
○千葉国務大臣 委員の御著書については存じ上げております。  ただ、なかなか内容を十分にきちっと読ませていただくというところまでには至っておりませず、どういうお考え方かということなぞを少し整理をして報告を受けているところでございますので、また時間をつくってゆっくり読ませていただ...全文を見る
○千葉国務大臣 法曹養成制度が議論をされましたときには、従来の司法試験制度の弊害をなくし、そして線によって、法科大学院を中心として法曹を養成していこう、こういう一つの大きな流れをつくってよき法曹をつくっていこうということが、この法曹養成制度をつくったときの大きな基本的な考え方であ...全文を見る
○千葉国務大臣 適性試験の志願者が大変減少しているということは十分に承知をいたしております。  その原因というのは、私も、必ずしもこれだということを、確たるものを申し上げることはできませんし、そして、まだ、何が原因しているかということをよくよく検討してみなければいけませんけれど...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、当時を振り返りますと、まずは法科大学院というのがないときでございましたので、学部を出て直接司法試験を受けるということになるわけです。しかも、貸与制ではなくて給費制ということでございましたので、一定の期間で頑張ることができれば、その後、修習を経て法曹の道を何と...全文を見る
○千葉国務大臣 あくまでも私の雑感でございますけれども、法曹の質、これは一体どのようなことをもってよい質かどうかということをはかるのかというのは、非常に難しいことだというふうに思います。  我々が受験をした、そして法曹になった当時が法曹の質がそれなりによくて、今の法曹養成制度の...全文を見る
○千葉国務大臣 採点実感につきましては、私も、すべてではありませんけれども、指摘をされていることについて、いろいろと考えさせられるところがあるのは確かでございます。  そういう状況も踏まえて、確かに、もう変えるときだというお話ではございますけれども、ほかにもいろいろな、当初の理...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、先ほどから申し上げているように、法科大学院等々無関係なときでございましたので、全くそういう条件なしに司法試験を受けられる、そういう前提でなった人間でございますので、それも確かに一つのやり方かなというふうには感じたりはいたします。  ただ、この法科大学院、法...全文を見る
○千葉国務大臣 当然のことだと思います。  改革のための改革、それがそうであってはならないわけでして、私も国民の目線でしっかりと改革の道を進めてまいりたいと思っております。
○千葉国務大臣 この問題につきましては、かねてより申し上げておりますが、私も、みずからの職務、職責、十分に承知を、そして、それを重く受けとめて対処をしなければと考えているところでございます。  この間、歴代にも、その執行について、事前にサインをした、しない、こういうことは申し上...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、それぞれの国が持っている制度でございます刑事司法制度ということになりますので、それについて私が論評するということは、いささかいかがかというふうに思っております。  ただ、この間、制度といいましょうか、刑事手続、それから刑罰の範囲ですね、死刑適用の範囲、こ...全文を見る
○千葉国務大臣 国際機関が大変厳しい指摘をされるということは、私も承知をしておりますし、そして、それらの条約の観点から見て、国際社会から厳しく指摘がされるというのは、これは当然あり得ることだというふうに思います。  正直申し上げまして、逆に日本にも、いろいろな問題について国際機...全文を見る
○千葉国務大臣 日本の邦人を、さまざまな形できちっと権利を守り、そして救済をするということは、これは当然のことだというふうに思っております。それは、国際的な基準にのっとり、あるいはそれぞれの持つ法制度にのっとって権利をきちっと守っていくということ、これは当然のことだというふうに思...全文を見る
○千葉国務大臣 先生御指摘のとおり、我が国では、子供に対して、監護していない親からの養育費の支払い、これが大変低いということ、大変残念ですし、子供にとっても大変つらい問題だというふうに思っております。  なぜこういうことになっているかということ、これも一概にはなかなか言えません...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のとおりに、多分表にはなかなか出にくい、しかし、潜在的に、子供さんに会うことができないとか、国際結婚のもとで離婚等されて、それによって大変なトラブルや、あるいは法制度の違いによって先ほどのような犯罪扱いをされるというような事例、私もかなりの数に上るのではない...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のように、現行民法におきましても、離婚しても親子関係というのは決してそこで消滅するわけではございません。ただし、親権あるいは監護、実際に監護権は片方が行使をするということになります。  ただ、今御指摘の七百六十六条第一項、子の監護について必要な事項というと...全文を見る
○千葉国務大臣 ありがとうございます。  下村委員とも本当に共通して取り組みをさせていただいてきたという問題もあり、ぜひ一緒に実現すべきものを実現してまいりたいというふうに思います。  民法については、今、最終的にもまだまだ努力をさせていただいているところでございますので、面...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘の、親が離婚をしたとしても、当然、成人をするまで責任があるのだ、こういうことは、現行法でも、これはある意味では当たり前といいますか、そういう責任があるということだというふうに思います。ただ、実質的に、その監護をする、離婚をしたということになりますので、どち...全文を見る
○千葉国務大臣 慎重にというよりは、現在の制度をより一層生かす形でも、子供との面会交流あるいは養育費、こういうものをきちっと実現するということは決して否定することではありませんので、まずは現行法でも、やはりそれを十分に実効あらしめるということを考えていくことが大切なのではないかと...全文を見る
○千葉国務大臣 日弁連からそのような委員会を設けることについての御提言があるということを、私も承知をいたしております。  先ほどからもう既に指摘をいただいておりますように、これについては、司法の独立性ということともかかわりを持ちますので、そのあたりも十分に念頭にしながら、このよ...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、大変申しわけなく、言葉が足らずというか、ちょっと違う言葉でございました。無駄ではないという意味ではなくて、やはりきちっと検証することは必要だというふうに私も思うということでございます。  御指摘のように、どういう形でそれを進めていくことがいいのか、これは本...全文を見る
○千葉国務大臣 最高検察庁におきましても、さきにこの足利事件についての検証を行い、そして発表させていただいたところでございます。  この中で、DNA型鑑定の正確な理解や検討が不十分であったということを率直に反省しながら、やはりそれに頼った捜査だったのではないかということも改めて...全文を見る
○千葉国務大臣 いよいよ給付制から貸与制に変わるということで、やはりそれによって財政的な負担というのがより一層重くなるのではないかということは、私も懸念をするところでもございます。  ただ、法曹養成制度導入に当たっては、できるだけ法曹人口を拡大していく。そして、そういう中で、今...全文を見る
○千葉国務大臣 刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  公訴時効制度については、近時、被害者の遺族の方々を中心として、殺人等の人を死亡させた犯罪について見直しを求める声が高まっており、この種事犯においては、時間の経過による処罰感情の...全文を見る
04月20日第174回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○千葉国務大臣 まず、基本的な御質問でございました。公訴時効制度の趣旨、これは、処罰の必要性と法的安定性の調和を図ることというふうに解されているところでございます。  すなわち、治安を守り、公共の福祉を維持するため、犯罪を犯した犯人を処罰することは必要でございますけれども、他方...全文を見る
○千葉国務大臣 今申し上げましたように、公訴時効制度の趣旨、これについては、当然のことながら、合理性があるということは当然でございます。今もそれは維持されているというふうに考えております。  しかし一方で、特に人を死亡させたような犯罪の公訴時効については、やはり一定の特別の取り...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘をいただきました憲法第三十九条にかかわる問題でございますが、憲法第三十九条というのは、司法手続においても大変基本となる重要な条項でございます。  ただ、この三十九条が禁止しているというのがどういう守備範囲なのかということでございますが、これはまず、実行の...全文を見る
○千葉国務大臣 この法案につきましては、多くの国民の皆さんなどが大変期待をしていただいているということもございます。この委員会でも、それから、これまでも多角的ないろいろな御意見をちょうだいしながら取りまとめさせていただいてまいりました。ぜひこの委員会でも十分な御議論をいただいた上...全文を見る
○千葉国務大臣 この間、終身刑の是非という議論があることは私も承知をしております。そして、御指摘のように、民主党のインデックスにも触れられているということでございます。  特に、十年の服役の後、一定の期間がたつと仮釈放が認められる、懲役刑ですね。そうすると、無期刑といっても仮釈...全文を見る
○千葉国務大臣 平成十六年に改正がなされました。この改正は、凶悪犯罪を中心とする重大犯罪に対して、事案の実態及び軽重に即した適正な対処を可能にすることを目的として、公訴時効制度というのは所与の前提としながら、法定刑をまず加重する、それによって、法定刑の重い犯罪について公訴時効の期...全文を見る
○千葉国務大臣 これも御指摘をされることがございますし、ただ、なかなか、拙速なのかどうか、あるいはこれで十分なのかということの判断というのは大変難しいところはあろうかというふうに思います。  私は、この間の前政権下での勉強、それからそれに対応して野党の時代の民主党の中でも活発な...全文を見る
○千葉国務大臣 被害を受けられた皆さんあるいは御家族にとっての心情といいましょうか、これには本当に複雑なものがあろうかというふうに思います。  多くの被害者の方は、時間の経過によって処罰されなくなるのはやはりおかしい、こう感じておられる、あるいは、時間が経過しても被害者としての...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のとおり、いずれにいたしましても、無実の人が処罰をされるような、そういうことがあってはならない、これはもう当然のことだというふうに思います。  この公訴時効の廃止ということによって、やはりどうしても防御権が事実上行使しにくくなるというようなことがあるという...全文を見る
○千葉国務大臣 大変難しい問題提起をいただいたというふうに思います。  今直ちに、医療事故等について、刑事手続、刑事処罰から全く除くというところまでなかなか言い切れないところはあろうかというふうに思いますけれども、やはり医療が萎縮をするというようなことがあってはなりませんし、こ...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございましたように、この公訴時効の廃止、延長、こういうことによって、防御権の行使が非常に難しくなるケースが確かにふえるということは考えられようと思います。今でも、一定の時間が経過をしている、そういうようなときには、事実上、防御権の行使が大変困難だという事...全文を見る
○千葉国務大臣 今、所管に係る公益法人等については、その目的に沿った事業がなされているのか、あるいは、いろいろな、人事の面も含めまして、再度調査をさせていただいているということでございます。  御指摘の点、大変ポイントの御指摘であろうというふうに思いますので、これらも踏まえて、...全文を見る
○千葉国務大臣 今、御指摘をいただきました。もちろんのこと、天下りは許さない、そして税金の無駄遣いなぞは決してあってはならない、これはもう基本でございますので、先ほど申し上げましたように、今、それぞれの管轄をきちっと調査させていただいて、御指摘に沿って、そしてまた、その我々の理念...全文を見る
○千葉国務大臣 民主党の政策インデックス二〇〇九にはそのようになっております。
○千葉国務大臣 民主党のこのインデックスに記載をされている案、これは私は、捜査機関の負担、こういうものをある程度抑えながら、しかし重大な事案について刑事責任追及の機会の確保を図るということで、大変考えられた案だというふうに理解はいたしております。しかし一方で、御承知のとおり、もと...全文を見る
○千葉国務大臣 この間、私どもも野党のときに、ネクストキャビネット、そういうところで政策を最終的に決定していたということは事実でございます。しかし、政権がかわりまして、今回は、この法案も、民主党の中といいましょうか、委員で議論をしていただく政策会議などでも大変活発な、そしていろい...全文を見る
○千葉国務大臣 白紙でということは、これまで前政権で検討されていたそういう御議論もある、それから、民主党が政策インデックスに掲げているこういう考え方もある、こういうことも含めて、そういういろいろな議論、考え方、こういうものを全部合わせて検討いただく、こういうことでございまして、白...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、御指摘の、自公の案そのもの、そのままだというお話でございますけれども、ちょっと説明をさせていただきたいと思いますけれども、今回の法改正というのは、殺人罪等について公訴時効を廃止する、その他の人を死亡させた犯罪について公訴時効期間を延長する、これは確かに、基本...全文を見る
○千葉国務大臣 あったというか、この議論の中で、私たちももう一度検討させていただき、いろいろな皆さんからの御指摘をいただいた中で、今御指摘のあるような、民主党の案だとそういうことが起こるね、こういうことは御指摘もいただきましたので、私は理解をいたしております。
○千葉国務大臣 決して私は、基本的な姿勢といいましょうか、考え方が変わっているとは全く思いません。  ただ、政策というのは、やはりいろいろな角度から、一度考えても、例えばまた御指摘をいただいてより一層よいものにするとか、あるいは、多くの皆さんから御理解をいただける、そういう案に...全文を見る
○千葉国務大臣 この問題は、御承知のとおり、これも申し上げておきたいというふうに思いますけれども、議論はかなり前にさかのぼり、そして、そういうものを受けて法制審議会でも議論があって、そして一定の方向が取りまとめられてきたということだというふうに思います。  そして、決して強制を...全文を見る
○千葉国務大臣 諸外国の公訴時効制度について、すべてではありませんけれども、若干御紹介をさせていただきたいというふうに思います。  まず、英国でございますけれども、一般的には我が国の公訴時効制度に該当するような制度はございません。ただ、略式起訴犯罪、いわば軽微な犯罪については、...全文を見る
○千葉国務大臣 まだこれからどのような推移になるかは私も全く承知をいたしておりませんし、どのような御結論になるのかもわかりません。仮定に基づいたことについて、今私の方から答弁をさせていただくということは差し控えたいというふうに思います。
○千葉国務大臣 総理も、この間、答弁を、御説明をされていることでもございますので、多分的確に対応をとられるものだというふうに思います。それに基づいて、必要なことはきちっと法務省、検察の対応としてとっていくように私からも指導したいというふうに思います。
○千葉国務大臣 先ほど申し上げましたように、この間の総理の説明あるいは国会での答弁等を含めて、一定の裁判ということがはっきりした段階で適切に対処するとおっしゃっているわけですので、適切に対処されるものだと私は考えております。
○千葉国務大臣 同じことで恐縮でございますけれども、的確な対応をとられるものと思います。それ以上、どういう事態になるかは、仮定の話になりますので、お答えはできません。
○千葉国務大臣 今、一顧だにされなかったという、それを引用をなさりましたけれども、決してそういうことはございません。公訴時効の見直しについては、いずれにしてもやらなければならないという方向性は、いずれもが持ち合わせていたわけでございます。このようなそれぞれの考え方、幾つかの考え方...全文を見る
○千葉国務大臣 乗りかえるとか、あるいは全く同じものを採用したということではございません。いずれにしても、公訴時効を見直そうということについては方向性があったわけでございます。  ただ、どういう形で公訴時効の見直しを行うか。しかも、御承知のとおり、やはり重い犯罪について逃げ得を...全文を見る
○千葉国務大臣 インデックスで提起をされた案も、それからこれまで前政権下で、いろいろ自公で御議論をされてきた案と、それぞれ完璧なものということではないというふうに思っています。そのいろいろな案をもう一度議論をさせていただき、そしてまた専門的な見地やあるいは多くの国民的な意見、こう...全文を見る
○千葉国務大臣 私は、マニフェストは、昨年の政権交代において、これから与えていただいた四年間で実現をしていく、こういうことを掲げさせていただいているものでございますので、そういう意味では、これが今回で極端に変わるというものであってはならないというふうに思っております。
○千葉国務大臣 平成十六年の改正でございますけれども、これは、凶悪犯罪を中心とする重大犯罪に対して、事案の実態及び軽重に即した適正な対処を可能にすることを目的として、法定刑の重い犯罪について公訴時効の延長という手直しを図ったという内容でございます。すなわち、平成十六年の改正という...全文を見る
○千葉国務大臣 今回の、時効が進行中のものについて公訴時効、法改正を適用するということについては、憲法三十九条というのは、実行のときに適法だった行為を後から処罰するとか、あるいは刑罰を後から重くするということをこの三十九条が禁止することの趣旨であろうというふうに思いますので、進行...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘の点については、法制審議会でもかなり御議論があったところであるというふうに聞いているところでございます。  この憲法議論について私が結論を出すなぞということにはなかなかできませんけれども、法制審の中でも、一たん公訴時効が完成したものということについて改めて...全文を見る
○千葉国務大臣 今回の法改正で公訴時効を廃止する犯罪というのは、刑事責任の追及に期限を設けず、事案の真相をできる限り明らかにすることが強く要請されるほどの当罰性を備えた犯罪とすべきだということで、人を死亡させた犯罪のうちでも最も悪質であり最も刑も重い、故意に人を殺害した殺人等を中...全文を見る
○千葉国務大臣 これはもう委員御承知のところであろうというふうに思います。  強盗殺人といいますか、強盗致死という個別類型は、強盗致死と、それから強盗殺人という故意犯も含めて構成をされております。それに対して、強姦致死というのは故意犯を含めていないということになります。  た...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、法定刑を定める場合に考慮すべき要素としては、違法性の程度や責任の重さ等が法定刑を定めるに当たって一定の基準とされるものだというふうに思います。公訴時効期間を定めるに当たって、考慮すべき要素に影響を与える法定刑を基準として公訴時効期間を定めるということが、そう...全文を見る
○千葉国務大臣 死刑に当たる罪、すなわち、当該犯罪の法定刑として死刑が定められている犯罪は十九ございます。  このうち人を死亡させた罪に当たるものは十二ございまして、このうち死亡の結果について故意がない結果的加重犯は、御指摘をいただいた強盗致死のほか、例えば汽車転覆等致死罪、あ...全文を見る
○千葉国務大臣 このようなものと、それから死刑が定められている犯罪、これはやはり、その犯罪の態様において、違法性あるいは責任の重さ、こういうものがそこに盛り込まれて法定刑が定められているものだというふうに思います。
○千葉国務大臣 公訴時効制度の趣旨という御質問でございます。三つというお話、既に御指摘をいただきました。  公訴時効制度の趣旨といたしましては、一般に次の三つの点が挙げられております。これは、一つには、時の経過によって証拠が散逸すること、二つには、被害者を含む社会一般の処罰感情...全文を見る
○千葉国務大臣 公訴時効の趣旨というのは、先ほど三点申し上げました。これは、処罰の必要性と法的安定性の調和を図るということに基づいているものでございます。この法的安定を図る必要性の要素の一つとして事実状態の尊重ということが挙げられているわけでございます。  犯罪が重大であればあ...全文を見る
○千葉国務大臣 これも少し重なる答弁になろうかというふうに思いますけれども、公訴時効制度の趣旨、これは、基本は処罰の必要性と法的安定性の調和ということになります。それで、その三点の問題が指摘をされているわけでございます。  犯罪後、犯人が処罰されることなく一定の期間が経過した場...全文を見る
○千葉国務大臣 例えば、検察官の事件処理あるいは裁判所による量刑、こういうことにおいて、犯罪発生後一定期間訴追されなかった事件、その間における被疑者、被告人の生活状況等、そういうことを考慮して、御指摘のように執行猶予にするとかあるいは罰金刑を選択するというようなことは、個々当然あ...全文を見る
○千葉国務大臣 法制審議会の刑事法部会においては、そもそも、事実状態の尊重が公訴時効制度の存在理由になっているかどうか自体疑問である、あるいは、窃盗罪を犯して逃亡したような者の事実状態の尊重と、殺人罪を犯して逃亡した者の事実状態の尊重とでは大分条件が違うのじゃないか、こういう意見...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたように、処罰感情の希薄化ということが公訴時効制度の一つの要素となっております。この必要要素としてなっている処罰感情の主体というのは、基本的には、被害者を含む社会一般のものだというふうに指しているものと理解をいたしております。
○千葉国務大臣 私どもで把握しているところでは、公訴時効のあり方については、例えば、内閣府の世論調査、あるいは国民の皆さんからの意見募集の結果、また、報道機関などでも世論調査などをなさっておられます。また、被害者団体からのヒアリング、また、法務省に対してさまざまなところからちょう...全文を見る
○千葉国務大臣 今、算数というお話がございました。  少しその詳細を御報告させていただきますと、平成二十一年十一月二十六日から十二月六日までの間、内閣府でこの世論調査が実施されました。  調査の中で、公訴時効制度に関する国民の意識という項目が挙げられておりまして、まず一つは、...全文を見る
○千葉国務大臣 法制審議会に提供された資料としては、資料というか、まず法制審議会では、被害者団体からのヒアリングが行われたほか、内閣府においての先ほどの公訴時効制度に対する世論調査の結果、これも資料として出されている。それから、法務省において二回にわたって実施した国民の皆さんから...全文を見る
○千葉国務大臣 この公訴時効を廃止する犯罪の範囲を定めるに当たって、刑事責任の追及に期限を設けず、事案の真相をできる限り明らかにすることが強く要請されるほどの当罰性を備えた、そのような犯罪について公訴時効を廃止すべきではないか、こういう基本的な考え方に立ち、そのような犯罪としては...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、今回の法整備につきましては、現行の刑罰体系を前提として行っているということでございます。  そのときに、どういう刑の軽重とか、どういう種類の犯罪について公訴時効を廃止するかという一つの基準として、死刑という刑罰、それだけ重い評価がされているそういう犯罪につ...全文を見る
○千葉国務大臣 多分、わかりませんけれども、先ほど申し上げましたように、今回の法改正が、死刑の存廃に関する、これを何か議論をする、あるいはそれを定めるというようなことではございません、直接関係するものではございませんので、こういう改正だということを亀井大臣も多分御承知されているも...全文を見る
○千葉国務大臣 内閣府の世論調査でございますけれども、死刑制度に対する国民の意識等を調査されておられます。その結果、死刑制度の存廃に関する質問の回答結果ですが、「場合によっては死刑もやむを得ない」という選択肢は八五・六%、それから、「どんな場合でも死刑は廃止すべきである」、これが...全文を見る
○千葉国務大臣 サインをしたかしないか、あるいはするかどうかということについて、一般的に、お答えをするということは差し控えたいというふうに思っております。  ただ、先ほどから申し上げておりますように、死刑制度、これは今、日本の刑法、刑事訴訟法、刑事手続の中で定められているもので...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、しているかしていないか、あるいはするかしないかということは、私から申し上げるべきものではない、今の段階で申し上げるものではないというふうに考えております。
○千葉国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、基本的に、制度があり、そしてまた、私の職務の一つとしてこれをきちっと精査をして、そして、サインをするといいましょうか、執行についての責任をきちっととるということは当然でございます。  ただ、先ほど言ったように、これが質的にほか...全文を見る
○千葉国務大臣 これまでも死刑制度ということについてのさまざまな世論調査というのは続けられてきたものだというふうに思いますが、今御指摘のような死刑執行という、こういう形での世論調査というのは、考えてみますと、なかったのではないかなというふうに思います。  そういう意味では、どう...全文を見る
○千葉国務大臣 終身刑の議論があることは私も承知をしております。これは、一つはやはり、日本の無期刑というのが、十年を経過した後、かなり仮釈放という形で釈放される。そうなりますと、この仮釈放がある無期刑と死刑と、こういうものの間が非常に何か距離がある。そういう意味では、刑を選択する...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございました、裁判員制度のもとで、やはり選択ができる刑罰が、ある意味では非常に限られている。そういうときに、本当に重大な、大変重い犯罪に対して、どういう刑を選択するかというのは多分大変悩ましい問題であろうというふうに思います。  そういう意味で、裁判員...全文を見る
○千葉国務大臣 一般的に、被害者が死亡する形態でのひき逃げ犯については、刑法の自動車運転過失致死罪、それから道路交通法の救護義務違反の罪が成立し得るのではないかというふうに考えられます。  また、負傷者を一たん車に乗せて保護しようとした、しかし、そういうことで保護をする責任があ...全文を見る
○千葉国務大臣 なかなかひき逃げ犯の態様もさまざまであろうというふうに思いますので、実態調査というのはどういう形で行うか、あるいはどういう集計の仕方をするかということ、難しいところはあろうと思いますけれども、いずれにしても、ひき逃げ犯を許す、取り逃がすというようなことをできるだけ...全文を見る
○千葉国務大臣 公訴時効のあり方について、とりわけ被害者遺族の方々の御意見、これは例えば、被害者団体の皆さんからのヒアリングなど、法務省内の勉強会あるいは法制審議会などでも聞いていただいているということでございます。私も、直接いろいろな形で、この間、御意見を聞かせていただいてまい...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘がございました証拠散逸の問題、それから処罰感情の希薄化、あるいは事実状態を尊重する必要もないということでございますけれども、ゼロになるということではないというふうに思います。ただ、それだけの重い犯罪、これについてはやはり必ず処罰をする、逃げ得を許さないんだと...全文を見る
○千葉国務大臣 証拠の散逸については、近時、証拠の収集、あるいはまたDNA型鑑定のかなりの進歩、こういうこともございますので、そういう意味では、時間が経過をすることによって証拠の散逸ということもかなりクリアできるようになっているのではないかというふうに思われます。  ただ、証拠...全文を見る
○千葉国務大臣 今、大きな政策転換という御評価でございますが、民主党政策インデックス、これに掲げられた考え方について、すべてその議論の経過というのを私もかかわっていたわけではございませんけれども、いろいろな議論が展開をされたということは事実だったというふうに承知をしております。 ...全文を見る
○千葉国務大臣 今回は、一つの基準を設けて、少なくとも命を奪う、そして死刑に該当するような重い、そういう基準に基づいて、多くの皆さんのニーズにこたえていこう、意識にこたえていこうということでございます。これは、これで固まってしまって、未来永劫全くこれから先がないということではない...全文を見る
○千葉国務大臣 これも繰り返しになってしまうかと思いますけれども、公訴時効を廃止するということでございますので、要請されるほど重い、当罰性が高い、やはりこういう基準をとるべきではないかということでございます。  そういう意味で、人を死亡させた、しかも、最も重い死刑に当たる刑罰が...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほど申し上げましたように、当罰性の高いものということで、その高いということを何をもってはかるか、基準にするかということ、今回は死刑という法定刑があるということをもって、その当罰性の高さという一つのメルクマールにさせていただいたということでございます。  ただ、...全文を見る
○千葉国務大臣 十六年の改正の折でございますけれども、私が理解、承知をしているところでは、確かに実体法説の考え方もあり、この段階で公訴時効についての見直しを全体としてやるというところまでには至らなかったということだったようでございます。その折には、被害者の皆さん等からの声も、必ず...全文を見る
○千葉国務大臣 憲法三十九条の趣旨は、行為時に犯罪でなかったものを犯罪にする、あるいは行為時の刑罰をその後に重くする、こういうことを禁ずる、これが三十九条の基本的には趣旨であろうというふうに思っております。  そういう意味では、公訴時効そのものについては、公訴時効が今まだ継続を...全文を見る
○千葉国務大臣 一般論とすれば、公訴の提起をした検察の方が確実な、完全な立証をしなければならないわけですので、そういう意味では、やはりきちっとした証拠とかあるいは裏づけ、こういうものを備えて立件をしなければならない。できるだけそういう運用といいましょうか、そういうことをすることに...全文を見る
○千葉国務大臣 現在でも、犯罪の捜査をしたときには、刑事訴訟法の二百四十六条によりまして、「速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない。」こう規定をされております。これに基づいて行われているわけですけれども、今回、公訴時効が廃止をされたということになります...全文を見る
04月22日第174回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(千葉景子君) おはようございます。  今野委員の御質問に答えさせていただきますが、日本と中国との間の条約の締結についてでございます。  御指摘がございますように、この間、平成十五年十二月に犯罪対策閣僚会議で策定された行動計画において中国との間の受刑者移送に関する国...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 本件の手続について、確かにその過程で死亡をされたということがあることは大変重大なことだと受け止めさせていただいております。これについては、私からも改めて本当に哀悼の意を申し上げたいというふうに思っているところでございます。  ただ、本件の事案については...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 責任者は私です。最後の責任者は私でございます。  御指摘の点については、今捜査もあり、そしてまた自らも調査をさせていただいている。当然のことながら、その結果によって厳しい処遇あるいは対応をするのは当然のことだと考えております。また、今回の事案にかかわら...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 情報については、誤った情報に基づいて判断をするわけにはまいりませんので、適正な、そしてまた、誤りのない情報をきちっと得るように私も努めているところでございます。  今後ともこのような事態が起こらないように、それから、制度としてもこのようなことが起こらな...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今申し上げましたように、退去強制手続等の在り方あるいは適正、こういうものについては全体として検討をさせていただきたいと思っております。
○国務大臣(千葉景子君) 率直に言いまして、すべて事前にチェックできるかどうかというのは、私は今ここで確定的に申し上げることはできません。しかし、だとすれば、逆にチェックがどのようにすればきちっとなし得るか、それは最終的には政務三役でさせていただくわけですけれども、その間に客観的...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 中国で死刑制度を一つの刑事司法手続あるいは刑罰として存続をさせておられるということは承知をいたしておりますし、そしてそれは、それぞれの国の司法手続あるいは刑罰の在り方、こういうことで決められているものだというふうには承知をいたしております。  そういう...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この条約等では基本的に変わることはないということだと思います。
○国務大臣(千葉景子君) これからこの移送については、でき得る限りやはりその国の環境の中で、母国で執行されるということが、社会復帰やあるいはその後の生活にとっても、それから改善更生ということについても実益があるだろうということがまず言えようと思います。  そうなりますと、やはり...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これまでの実績でございますけれども、平成二十二年三月、直前でございますけれども、現在で申し上げますと、送り出し移送が百六十九人、それから受入れ移送が二名と、これが数としての実績でございます。
○国務大臣(千葉景子君) 受刑者数、まず、我が国の刑事施設に収容されている来日外国人受刑者は平成二十二年三月末日現在三千百七十七人、うち受刑者移送条約の締約国の国籍を有する者は三百八十九人という実情でございます。今度、逆に海外において服役している日本人受刑者は、これちょっと年月が...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) まず、移送の基本としては、申出ですね、その受刑者の申出が一つの条件になってございます。特に受入れ移送の実績が二人ということの中の原因の一つには、申出をした人数が少ないということが言えるのではないかというふうに思われます。ただ、そのほかにも、十分な残り刑期...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 委員が御指摘のことは、私も本当にそのとおりだと思います。  それで、実はこの日・タイの条約の締結に当たっては、どうもタイ王国側でこれまで受刑者移送の条約を様々な各国と締結をされているようでございますが、この条約がこのような努力義務という形で締結をされて...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 現在我が国の刑事施設に収容されている外国人受刑者でございますが、平成二十年のこれは数字になりますが、二十年十二月末日現在で三千四百四十二人。これの主な国籍は、多い方から申し上げますと、中国が千四百三人、約四〇%、ブラジルが四百四十九人で約一三%、イランが...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のとおりでございまして、私の方からも、是非積極的に各国との条約締結ができるような、いろいろな機会に話合いをしていくよう外務省にも要請をしていかなければならないと考えております。  先ほど御指摘がありました上位三つといいましょうか、それぞれについて...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 日中間につきましては、条約締結交渉を開始するところの前ですね、もうできるだけ早くその締結交渉そのものに入ろうということで協議をしているということでございます。
○国務大臣(千葉景子君) なかなかこれどういうところを基準にするかということがございますけれども、移送要請がありましてから移送までには約一年程度の期間が掛かっております。  それから、それとは別に、送り出し受刑者が受刑者移送に関する言わば関心を表明して我が国の法務省が認知した日...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) もう委員がよく本当に難しさを御指摘をいただきました。  確かに相手国の様々な手続あるいは考え方もあろうかというふうに、手続上のですね、あろうかというふうに思いますが、やはりでき得る限り母国に戻ってしっかりと責任を果たしてそして更生を果たすと、こういうこ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 当然のことながらですけれども、やはり公的な位置付けをさせていただかなければ、このような行為といいましょうか活動というのはできるものではないというふうに思いますので、基本的に公的な行為というふうに私は考えるものだというふうに思います。
○国務大臣(千葉景子君) 私も改めてちょっと検討させていただいたというか、どういう形で法的には位置付けられるかということを考えさせていただきました。  この事業仕分を実施する行政刷新会議、これは平成二十一年九月十八日に閣議決定された行政刷新会議の設置について、これに基づいて設置...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 現在のところで個別にどことという、是非というところまでには方針を固めているものではございません。しかし、できるだけ多くの国との間で、とりわけお互いに受刑者等が多い国などについては積極的に検討をしていかなければならないと私も指示をさせていただいているところ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 考えていないというか、具体的に何かの話合いとか、あるいはそういう緒に就いているという状況にはないということでございます。
○国務大臣(千葉景子君) その認識は私も風間委員と同様でございます。待っていてやってくるものではないというふうに思いますので、それぞれ関係機関、外務省等々にも是非積極的に、とりわけアジア諸国、受刑者などが多いところとの何らかのきっかけをこれからつくっていくように私も要請を強めてま...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これも委員が御指摘のとおりだというふうに私も思います。  我が国の刑事法制では十四歳未満の者が刑を科せられないということですから、当然のことながら刑事施設に収容されることはありません。ただ、国際的に諸外国を考えれば、必ずしも、同じかどうかというのは、す...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは今外務省の方での答弁がございましたけれども、同じようなことになろうかというふうに思いますけれども、具体的には、やはり在外公館を通して受刑者移送ガイドライン等々、分かりやすい日本語で記載をされたそういうものをきちっと手渡すと、こういうことなどを確実に...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これもできるだけ、努力義務ではございますけれども、これも積極的にきちっと告知をし、そして受刑者が分かるようにしていく必要があるというふうに考えております。CE条約と同じような取扱いということと考えていただいて結構だと思います。
○国務大臣(千葉景子君) この国際受刑者移送制度というものの意義を考えますときに、移送国において最低限服役すべき期間を定めてあるとしても、それがよっぽど著しく長期にわたるものでない限りは基本的には許されるものだというふうには思います。  しかし、先生の御指摘のとおり、これが社会...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も、風間委員の御指摘のことについては、確かに外国人受刑者に刑務作業、どういう意味があるんだということ、考えるところはございます。  ただ、これまでも一般的にこの刑務作業の意味とそれから効果、これは例えば、やはり規律ある生活、そういうものを身に付けると...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは、基本的には刑罰権の行使というのは、その主権に基づくものというふうに理解をされるというふうに思います。それに基づいて我が国では刑法第一条第一項において属地主義を取り、この法律は日本国内において罪を犯したすべての者に適用するという規定を設けているとこ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) そのとおりでございます。
○国務大臣(千葉景子君) これ、率直に言いまして、そのようなものが御指摘をされているということは承知をしておりますが、五十年以上になる話でございます。この議事録等についても、今調べてはおりますけれども、私ども法務省当局の元には全く見当たらないといいますか、存在をしていないという今...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 全くそれも、調査をしている今の現状の中では、ございません。いずれにしても、何とも現時点では、この五十年の期間の間にどういうことがあったのかということももう既に分からない部分も多々ございますので、何とも申し上げようがないというのが現状でございます。
○国務大臣(千葉景子君) これは現在も有効に継続をしております。
○国務大臣(千葉景子君) こう規定した理由というのは私も分かりませんけれども、この局長通達のまず、もう御指摘がありましたけれども、概要は、今お話があったように、米軍事件に対する裁判権の行使について、日本側において諸般の事情を勘案し実質的に重要であると認める事件についてのみ第一次の...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) ちょっと、御質問の趣旨でございますけれども、地位についてということでしょうか。ちょっと……
○国務大臣(千葉景子君) 適切なお答えになるのかどうか、私もちょっと十分にお答えできるものではありませんけれども、多分、この第一次の裁判権の行使については、日本国に駐留する合衆国軍隊の、今おっしゃったような地位とか、あるいは外国軍隊に対する刑事裁判権の行使、こういうものが国際先例...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは、前の政権のおっしゃっていた、あるいは認識されていたことと違うか同じかはこれは私は分かりませんけれども、今申し上げましたように、この当時、要するに外国軍隊ということにおいて裁判権の行使については慎重な配慮をしなさいと、こういうことと認識していたもの...全文を見る
04月27日第174回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○千葉国務大臣 基本的にはそのような考え方であろうと私も認識しております。
○千葉国務大臣 御指摘のとおり、公訴時効制度というのは、犯罪行為の終了時を起点として、一定の期間の経過によって原則として一律に公訴権を消滅させるという制度でございます。公訴権が消滅することによって、検察官は公訴を提起することができません。仮にこれがなされた場合にも免訴の裁判がなさ...全文を見る
○千葉国務大臣 今、辻委員から、大変歴史的な、さまざまな議論を踏まえた刑罰権のあり方、こういうものがあるんだということを御指摘いただきました。  私も勉強したことを改めて思い起こしているわけですけれども、基本的には、刑罰権、刑罰のあり方というのは、法益にどのような侵害が生じてい...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のとおり、今回の法律が成立をするとすれば、殺人罪の公訴時効は廃止、そして傷害致死罪の公訴時効期間は二十年ということでございます。そういう意味では、殺意の有無の認定によって公訴時効期間が大きく異なるということになりますが、これは、ある意味では、現在も同様に異な...全文を見る
○千葉国務大臣 おっしゃるとおりでございます。  附帯決議も踏まえて、今後十分に検証を続けてまいりたいというふうに考えております。
○千葉国務大臣 御指摘をいただきましたように、参考人質疑の中でもこのような御意見が供せられたということを私も承知をいたしております。  犯罪被害者の皆さんの経済的あるいは精神的も含めてサポートをしていく、救済をしていく、そういう支援の体制というのは、今後、より一層充実をしていか...全文を見る
○千葉国務大臣 債権の消滅時効期間につきましては、今議論がされているということでございます。  御指摘がありますように、これは本当に、経済関係あるいはビジネス上の債権関係とはやはり異なって、特に人身被害等については考える必要があるのではないかと私も感じます。  そういう意味で...全文を見る
○千葉国務大臣 今委員が御指摘をされましたこと、私は基本的に本当に同感でございます。そして、その被害の深刻さということも十分理解をさせていただいております。  今回は、違うメルクマールによりまして公訴時効の廃止、延長という形をとりましたけれども、引き続いてやはり性犯罪についての...全文を見る
○千葉国務大臣 それでは、細かいところは、ちょっと時間がございません。この問題については、昨日、法人の方から、自主的に解散することとしたいという旨の報告を受けました。今後、この方針に従いまして、私どももしっかりと監督をしながら、この方向を見定めていきたいと考えております。
○千葉国務大臣 御指摘のとおり、公訴時効の廃止をめぐりましては、被害者、御遺族の方々の中にもさまざまな御意見があるということ、それから、被害者の救済のためには経済的、精神的な支援が必要であるという意見が示されているということは、私も十分承知をさせていただいております。また、犯罪被...全文を見る
○千葉国務大臣 民事で賠償を請求した、そういう際でございますけれども、まず一つは、判決を得て、加害者から訴訟外で任意に支払いを受けるというケースがあろうかと思います。これはなかなか難しいだろう。加害者が任意に支払いをしない場合には、被害者は判決に基づいて強制執行の申し立てをしてそ...全文を見る
○千葉国務大臣 国が賠償した上で求償するという制度、一つの考え方ではないだろうかというふうに私も思います。馳委員も、ほかの課題でも、お子さんの養育費などもこういう制度はどうだろうかという議論があったりいたします。ただ、これについては、結局は国民の税金をみんなでそれに使っていこうと...全文を見る
○千葉国務大臣 日弁連の方からそのような御指摘があることは、私も承知をいたしております。  取り調べの可視化につきましては、今回の公訴時効の廃止、延長ということにかかわるだけではなくして、今既に、これは取り調べの透明化を図るということを考え、取り調べの可視化の実現に向けていろい...全文を見る
○千葉国務大臣 検察官の手持ち証拠の開示、これについても大変御議論のあるところでございます。  平成十六年の刑事訴訟法の改正によりまして、その範囲が大幅に拡充をされております。しかし、それでも不十分である、そういう御意見もあることは承知をしております。  当事者間で証拠開示を...全文を見る
○千葉国務大臣 文理解釈と目的論的解釈というのは、法令の用語というわけではございません。ただ、一般的に言われるように、あるいは私も勉強したような気がいたしますが、文理解釈というのは、法令の規定を、その規定の文字あるいは文章の意味するところに即して解釈をするという考え方でございます...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、今考え方を申し上げましたけれども、文理解釈だからといって全くその趣旨とかそういうものが捨象されるということではないというふうに思いますし、それから、目的論的解釈だといっても、では、法令の文言やあるいは文章と全くかけ離れる、そういうことはあり得ないわけでござ...全文を見る
○千葉国務大臣 今申し上げましたように、どちらの解釈をすればという前提でお答えをするというのはなかなか困難なところでございますけれども、あえて分けて考えてみますと、憲法三十九条の文理上、実行のときに適法だった行為を後から処罰することは禁止、こうなっているわけですので、現に時効が進...全文を見る
○千葉国務大臣 憲法三十九条は、事前に、どのような犯罪が処罰をされ、そしてそれについてどのような刑罰が科せられるかということを告知して、普通に行為をしている者の予測可能性を保障する、いわば自由の保障ということになりましょうか、こういうことがこの三十九条の趣旨というふうに考えられる...全文を見る
○千葉国務大臣 今回の法改正でこの考え方が変わるわけでは全くございません。
○千葉国務大臣 これも多少繰り返しになろうかというふうに思いますけれども、憲法三十九条が禁止しているのは、先ほどから指摘をさせていただいているように、実行のときに適法だった行為を後から処罰をする、あるいは後から刑罰を重くする、こういうことだというふうに理解ができると思います。それ...全文を見る
○千葉国務大臣 第二の新たな犯罪を創設することになるかどうかというのは、いささか委員とはちょっと私も考え方を異にしておりまして、犯罪を犯した場合の刑罰に関する行為者の予測可能性と公訴時効に関するものとは、やはりおのずと性質が違うのではないかというふうに思います。  また、今回の...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、憲法三十九条ということではなくして憲法三十一条に抵触をするのではないかという考え方、学説、学者さんの中にそういう考え方を唱えておられる方がいらっしゃるということは承知をいたしております。  基本的に、国家の持つ刑罰をめぐる権能のうちで、訴訟法に関する事項...全文を見る
○千葉国務大臣 前回、平成十六年改正の際には、遡及適用をするということにはなっておりません。  ただ、この十六年改正の際には、この遡及適用について憲法三十九条に反するかどうか、こういう点については、必ずしもそれを判断して遡及適用しなかったということではなく、そのときの立法政策と...全文を見る
○千葉国務大臣 遡及適用しなかったことについては、平成十六年については、公訴時効に関する規定を現に時効が進行中の事件に対して適用することが憲法三十九条に反するかどうかということについて、反するので遡及適用はしないということではなくて、そのときの立法政策といいましょうか、そういう意...全文を見る
○千葉国務大臣 やはり、今進行しているものについて、もう時効が間もなく完成をするというような事例について、では、公訴時効を延長するということが全く適用できないということはいかがなものか、やはりそういうことに対して厳しく、これから将来に向けてきちっと処罰をすべし、こういう意見が高ま...全文を見る
○千葉国務大臣 法制審議会の委員でございますけれども、これは法務大臣が任命をすることとなっておりまして、部会に属すべき委員などについては、この中から、法制審議会の承認を得て法制審議会の会長において指名をするということになっております。  このメンバーについては、私も、ふだんから...全文を見る
○千葉国務大臣 森理事におかれましては、前任の法務大臣として、さまざまな法務行政について新しい土台、あるいは種をまいていただいたものではないかというふうに思っております。それを引き継ぎました私、養育を託されたということではございますけれども、養育をする者もまたなかなか力足らずでも...全文を見る
○千葉国務大臣 三月に公表された中間的な取りまとめ、これは、私は逆に、当時は一議員として、そしてまた法務委員会等に所属をする者としてこの中間的な取りまとめを拝見させていただいたという経過がございました。  この中間取りまとめにおきましては、見直し方策をとるにしても、共通して問題...全文を見る
○千葉国務大臣 おおよそ十年間ぐらいのスパンで考えてみますと、このような形で問題点を提起する、洗い出して報告書を公表するというようなものはなかったのではないかというふうに思います。
○千葉国務大臣 昨年七月に公表されました取りまとめでございますけれども、この取りまとめの中で、公訴時効の見直しについて、殺人罪などの重大な生命侵害犯については、その中で特に法定刑の重い罪の公訴時効を廃止する、それ以外の罪についても公訴時効期間を延長する方向で見直すのが相当、こうい...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほど答弁させていただきましたように、大きな、基本的なところについては取りまとめがなされ、提示がされていたものだというふうに思います。しかし、その段階では、先ほども申し上げましたように、公訴時効の廃止、延長の対象犯罪をどうするか、延長する場合の年数はどの程度がいい...全文を見る
○千葉国務大臣 これまでの省内勉強会等を通じまして、さまざまな幅広い観点から方向性が出されてきたものだというふうに承知をしております。しかし、この公訴時効のあり方については、先ほど、意見募集のときに大変多くの皆さんからの意見が寄せられているように、国民の意識、御関心も大変高いとい...全文を見る
○千葉国務大臣 白紙で、しかも後ろを切るわけではなく諮問をさせていただきました。しかし、大変熱心に御議論をいただいたと伺っておりまして、そういう熱心な御議論の中でいろいろな考え方も十分に検討いただいて、国民の皆さんの期待にこたえるために、本当に、できるだけ早く、そしてまた十分な議...全文を見る
○千葉国務大臣 今回の公訴時効については、まず前提として、刑罰についておおよそ三つの区分ができるのかというふうに思っております。  人を死亡させた罪という特定の罪種を特別扱いする場合でも、法定刑を基準として公訴時効期間を定めることは維持する以上、当該罪種の中でも法定刑に応じてや...全文を見る
○千葉国務大臣 森前大臣の当時からスタートされました省内での勉強会、こういうものも、確かに被害者の皆様のお声、国民の皆さんの声が高まっている、そういうことが一つの契機になってきたということはあろうかというふうに思っております。  しかし、省内での検討も二回にわたって行い、二回に...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のとおり、平成二十一年、昨年の十一月二十六日から十二月六日にかけて実施がされました。そもそも、基本的法制度に関する世論調査ということが定期的に行われております。そういう世論調査の中で、公訴時効制度に対する国民の意識も調査をさせていただくことになったということ...全文を見る
○千葉国務大臣 公訴時効について、対象となるすべての事件について一律に廃止、延長するという考え方と、それから、個別の事件の公訴時効の進行について個々特別の扱いをするという考え方と、出されておりました。  ただ、いずれも、公訴時効の進行について、その完成をいわば阻むわけですね。実...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、私が論理をつくったわけではございませんけれども、訴訟法上の規定については裁判時のものを適用するのが原則でございまして、事後法の禁止は適用されないとするのが一般的な学者さん等の理解ではないかというふうに思います。  その理由については、予測可能性を保障する...全文を見る
○千葉国務大臣 公訴時効には実体法的な側面があるとする見解があるということは承知をいたしております。要するに、実体法的側面を有するという考え方というのは、法定刑の重い重大犯罪ほど長期の公訴時効期間が定められている、法定刑を定めるに当たって考慮すべき要素である違法性の程度や責任の重...全文を見る
○千葉国務大臣 医療事故が発生した場合に原因究明が適切に行われることというのは、同様の事態の再発防止、こういうことのために大変重要なことだと認識をいたしております。  今後、医療過誤に対する刑事責任の追及のあり方については、医療の安全を期待する国民の考え方、それから原因究明を求...全文を見る
○千葉国務大臣 この委員会でもるる御質疑をいただきました。御議論をいただきまして、そしてさかのぼること、本当に時間をかけて、あるいは多様な御意見をいただきながら、この法案が審議をされ、ここまでやってきたということだというふうに思っております。  そういう意味では、成立をいたしま...全文を見る
○千葉国務大臣 証拠物を第三者機関が保管する制度、どういう意味を持つのかなということを私も改めて考えてみたわけでございますけれども、多分、証拠物というのは、むしろ問題になるのが、当該証拠の内容としての信頼性、特に証拠の取得経過の適正等、こういうことが背景にあるのかなというふうには...全文を見る
○千葉国務大臣 今、警察庁の方からもお話がございましたように、DNA型の証拠については、適正な管理に努めていただいている、それからデータベース化しているというようなことで、規則に基づいて行われているというふうに承知しております。  法律で定める必要があるかどうかということは、そ...全文を見る
○千葉国務大臣 証拠開示、そして証拠リストの開示につきまして、大変強い要請があるということを私も承知しておりますし、一定の必要性ということは私も理解できるところでもございます。  ただ一方、関係者の名誉とかプライバシー、こういうことにもかかわるということにもなりますので、全面的...全文を見る
○千葉国務大臣 当然のことながら、これですべて措置済みというようなことにはなるものではございません。  とりわけ性犯罪等の被害について、さらに、公訴時効の問題のみならず、さまざまな、多角的な、いろいろな被害の救済という問題がございます。  そういう意味では、引き続きこれからも...全文を見る
○千葉国務大臣 今お話がございますように、その重要性というか、それについては認識が共通をするものだというふうに思います。それをどのような形で実効あらしめていくのかということが大事であろうというふうに思いますので、このような、肩がわり、そして求償していく、そういう趣旨がどのように生...全文を見る
○千葉国務大臣 ただいま可決されました刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
05月11日第174回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○千葉国務大臣 ありがとうございます。  民法改正につきましては、この間多くの皆さんからの高い要請もございます。またそれから法制審議会での答申も踏まえて、時間も経過をいたしております、何とかこの国会に御提出をさせていただいて皆さんの御議論を賜りたいということで、私も、閣内さまざ...全文を見る
○千葉国務大臣 なかなかここですべてを申し上げるというわけにはまいりませんけれども、内閣、それぞれの関係の方々も含めて、今、いろいろな御意見をお持ちの皆さんとの調整は図らせていただいているという状況でございます。
○千葉国務大臣 世論調査ももちろん一つの御意見の集約であろうというふうに考えております。  しかし、それ以外にも、例えば内閣府に設けられております男女共同参画会議、そういうところにも多くの意見が寄せられ、そしてこういう制度を検討せよ、こういうことも議論をされておりますし、それか...全文を見る
○千葉国務大臣 この皆さんは、やはりそれぞれ、通称という形ではございますけれども、夫婦が別な氏を外へ名乗るということも認められるのではないかという考え方はお持ちなのではないかというふうに思います。  ただ、それを法律という形でやった方がいいのか、あるいは事実上通称という形で名乗...全文を見る
○千葉国務大臣 公証人の制度でございますけれども、二種類の形になっております。  一つは法曹有資格者についての資格、それからもう一つが特任と言われる公証人の資格ということになります。この特任について、試験というのでしょうか、そういうものを設けて、そして選任に当たっている、こうい...全文を見る
○千葉国務大臣 今、公証人の総数は五百一名、先ほど申し上げました法曹有資格者、公証人法第十三条に基づく公証人が三百三十六名、六七・一%。それから、公証人法第十三条ノ二に基づく特任の公証人、これが百六十五名、三二・九%ということでございます。  この特任の公証人の出身の内訳ですけ...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、法曹資格者の中で弁護士の出身というのはゼロ名でございます。  それから、今御指摘がありました経験十五年という、これは先ほど申し上げました特任の、法務局の出身とか、それから検察庁の検察事務官あるいは裁判所の事務官等、こういう方々がそういう経験を持つということ...全文を見る
○千葉国務大臣 無戸籍になっているお子さんの数については、把握はいたしておりません。
○千葉国務大臣 お子さんについて戸籍がないということは、子の福祉の面からでも大変問題でございます。そういう意味では、よく実情を認識するということが大事だというふうに思うんですけれども、先ほど法務省が試算した約三千人、あれは、離婚後三百日以内に出生した子の出生届ということの推定値と...全文を見る
○千葉国務大臣 今、大変いろいろな実情にかんがみた御提起をいただいたものだというふうに思っております。ただ、どのような形で親子関係、父子関係を定めることがいいのか、あるいはそれと切り離して、出生届、そして戸籍をつくるということが一体どういう意味があるのか、いろいろ議論をしなければ...全文を見る
○千葉国務大臣 この問題は、やはり生殖補助医療によって出生したお子さんの法律上の親子関係をどうするかという問題でございます。  これについては、生殖補助医療をどこまで認めるのか、どういうことを法的にきちっと認めていくのかということともかかわりますので、そういうことを、関係機関の...全文を見る
○千葉国務大臣 この裁判につきましては、法務省が、私が、国のいわば代理人といいましょうか、当事者という形で訴訟の遂行はさせていただくわけですけれども、内容的にどのように対処をしていくかということについては、これは政府が一体となって、どのような対処方針を持っていくかということで決め...全文を見る
○千葉国務大臣 もちろん、どのような形でその法廷に対応していくかということは、法務大臣、私のもとで最終的な方針を決めるということになりますが、その内容、具体的な相手方に対する政府としての考え方、こういうものについては、政府全体として統一した考え方を持って訴訟に臨むということになる...全文を見る
○千葉国務大臣 まず、どのような訴訟が係属をしているかということでございますけれども……(稲田委員「何件」と呼ぶ)最高裁判所に係属している事件が七件、それから高等裁判所、高裁に係属している事件が二件、それから地裁に係属している事件が四件ございます。  基本的な訴訟の考え方、これ...全文を見る
○千葉国務大臣 今申し上げましたようなことの繰り返しになりますけれども、主に、原告の請求というのが戦時中の不法行為責任を問うということでございます。しかし、それに対しては、その当時前提となっていた国家無答責、これは、国家賠償法施行前は国または公共団体の権力的作用について国の賠償責...全文を見る
○千葉国務大臣 訴訟については、今おっしゃいましたような弁論主義ということになりますので、しかし、国の主張といたしましては、事実関係について、ではどのように本当に検証するのかというようなこともございます。  そういうことができない状況の中で、やはり単に事実関係に入ってそれを争う...全文を見る
○千葉国務大臣 戦後補償関係の裁判を担当している訟務検事ですけれども、現在、先ほど申し上げましたような係属中の裁判については、法務省本省の官房参事官以下三名、それから法務局訟務部の部付検事四名が代理人に指定をされておるという状況です。
○千葉国務大臣 私の意見というよりは、この判決によりまして、サンフランシスコ平和条約を踏まえ、日中戦争の遂行中に生じた中国国民の日本国または日本国民に対する請求権というのは、日中共同声明五項の請求権放棄によって、裁判上、訴求する権能を失ったという判断が下されたわけでございます。 ...全文を見る
○千葉国務大臣 これは裁判所の御判断ですので、私が妥当かどうかということではありませんけれども、そのような判断が出たということに基づいてさまざまな対応がとられる必要があるというふうに考えます。
○千葉国務大臣 これについては、先ほどもあれをさせていただきましたが、サンフランシスコ平和条約と、日中共同声明で決められた請求権の放棄の宣言ということとはいささか違いがあるんだろうというふうに思っております。やはり、国として請求権を放棄したということで、個人の請求権もすべて放棄を...全文を見る
○千葉国務大臣 現在、もう御承知のとおりですけれども、これまでの裁判例、それから最高裁判決等にもよりまして、個人の請求権を行使することはできないのだという判断が出されておりますので、当然のことながら、個人の請求ということを認める必要はないというふうに考えております。
○千葉国務大臣 司法の行使について、私から申し上げる立場にはございません。
○千葉国務大臣 当事者としては、当然のことながら、国の主張として、事実関係の審理に入るべきではないと申し上げるのは当然のことだというふうに思います。  ただ、それを裁判所がどう御判断されるかというのは、私の立場で申し上げるものではございません。
○千葉国務大臣 あくまでも、それは司法の独立、そしてそれぞれの裁判体が判断をされることでございまして、国の主張、立場として、事実関係に入らずに請求を棄却するように、これは主張として当然のことながら申し上げるという立場でございます。  個々の司法に対して、国、行政の立場で介入をす...全文を見る
○千葉国務大臣 毒ガス訴訟につきましては、今御指摘がありましたように、先行訴訟の一審判決において、国賠法施行後の化学兵器の放置行為に国賠法の適用が認められて敗訴をしたということでございます。  この事案については、こういう国賠法施行後の放置行為という形で判決が出されているという...全文を見る
○千葉国務大臣 これは訴訟上どのような争い方をするかということにもなろうかと思いますけれども、基本的には、先ほど申し上げましたような、事実関係、これに入るまでもなく、これまでのサンフランシスコ平和条約あるいは除斥期間等々の観点から、そこまで議論をする必要はない、こういう主張をこの...全文を見る
○千葉国務大臣 民法七百七十二条についてのお尋ねでございます。  この七百七十二条の規定というのは、一つに、妻が婚姻中に懐胎した子は夫の子と推定し、そして二つ目に、婚姻成立の日から二百日経過後または婚姻解消の日から三百日以内に生まれた子は婚姻中に懐胎したものと推定をする、こうい...全文を見る
○千葉国務大臣 まだ私も方向性とかそういうことを、確たるものをまとめているわけではございません。ただし、先般に御議論がありましたように、この規定のさまざまな運用あるいは通達等でこの間いろいろな手だてはしてまいりましたけれども、先ほど稲田委員は無戸籍ではなくて未届けとおっしゃいまし...全文を見る
○千葉国務大臣 DNA鑑定につきましては、日々進展をしているというものでございますので、これから未来ずっとこれを活用しないということになるのかどうかはわかりませんが、私も、今の現状では、DNA鑑定を窓口できちっと確認をするというようなことというのは大変難しいことだというふうに思い...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、何か手だてができないものだろうかということで、確かに陳述書をもって推定を否定するということも一つの考え方ではないか、こういうことを考えてみたりしてまいりました。  ただ、陳述書ですとなかなか真実性の担保が、陳述書というのは、この人がこういう書面をつくりまし...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございましたような議員の集まりがあって、そして、その会合の中で見直しを求めるような意見が出ているという、それ自体については承知をいたしております。ただ、これは個々の議員の皆さんの活動ですので、それについて私は何か申し上げるということはいたしません。  ...全文を見る
○千葉国務大臣 大変重要な、重い御指摘をいただいたものだと感じております。ぜひ、これからいろいろな、本当にこれが抵触するものかどうかということを私も真剣に考えてまいりたいというふうに思っております。  ただ、今現状では、この趣旨を生かすべく、でき得る限り特別在留であるとかそうい...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘をいただきまして、逆にありがとうございます。  私も、これから日本の社会の中で外国の皆さんを、どのような形で来ていただき、あるいはまた日本の社会の中でどういう形で、本当に共生できる形での居住を、生活をしていただくかという、少しそういう先のことを考えていかな...全文を見る
○千葉国務大臣 このカルデロン・ノリコさんの御両親の件につきましては、昨年、残念ながら在留特別許可はできませんでしたけれども、森前大臣が大変御配慮をされて、本来であれば入国には期間が必要なのですけれども、できるだけ早く入国できるような、そういうことを配慮したいとおっしゃったことを...全文を見る
○千葉国務大臣 率直に申し上げまして、何しろ半年余りということでございます。いろいろな課題を私も取り組ませていただいてまいりましたが、まだまだ、難民のこのような法案、議論をするというところまで至ってはおりません。  ただ、難民認定法につきましては見直しをするべし、こういう問題も...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございましたように、確かに、大きくは三つの類型のような形になっていくのではないかと思います。  第三国定住については、今、パイロットケースということでございますので、これから先、さらにふやしていく。そして、その後、どういう形で定住をいただくか、こういう...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございました。私も、これは、家族といいましょうか、それから、御指摘がありました日本の共同体というか、そういうものを大切にする、こういう問題とも大きくかかわる問題だというふうに思います。ただ、家族も非常にいろいろな、多様な家族結合ということもありますし、あ...全文を見る
○千葉国務大臣 世論調査、いろいろな機会に行われておりますので、私も、これは多くの皆さんの一つの考え方であろうというふうに思っております。ただ、民法につきましては、選択的に採用する、選択的に別姓を使うことができるという考え方ですので、そういう意味では、それを十分に御理解いただいて...全文を見る
○千葉国務大臣 今度の公約をどういう形で、どの項目もどんなぐらいな数でまとめるかということも、私もまだよくは承知をしておりませんのでわかりませんけれども、民主党として、ぜひこれは実現の方向に考えているというふうに、私はできたらよいかなと思っております。
○千葉国務大臣 これは議員としてもでございますし、法務大臣としても、法務省、意見を取りまとめて、当然この国会にということで法案の準備をしているものでございますので、大臣という立場でも同様でございます。
○千葉国務大臣 これは、それぞれ御意見をお出しいただいている方もいらっしゃいます。ただ、でき得るだけ、お互い理解、納得が、御共有ができるのであれば、ぜひそういう方向にできればということで、私なりに努力をさせていただいているということでございます。
○千葉国務大臣 確かに、この間のいろいろな皆さんの活動によりまして、通称使用とか、あるいは、そういうものによってかなり生活あるいは社会的な活動もしやすくなっているということは私も承知をいたしております。  ただ、例えば、最終的な公的な認証をするための、パスポートであるとか、ある...全文を見る
○千葉国務大臣 コストについて厳密な計算をしているわけではございません。ただ、これは、いわば制度を変えることによって、これから先に向けて、例えば手続を、用紙を変えるということはあるかもしれませんが、そういう問題ですので、私は、そのコストについて、そう極端なコストにはつながらないの...全文を見る
○千葉国務大臣 これは、男女共同参画会議、その議員の皆さんの御議論の中でこのような方向が打ち出されているものだと承知をしておりますので、私からその皆さんに対して云々ということではございませんが、今の時代状況とかあるいは実情、こういうものを踏まえて、こういう結論といいましょうか方向...全文を見る
○千葉国務大臣 推進とか推進でないとかということではなくして、これは、私も、この間の御議論を踏まえて、人権救済機関、国のさまざまな権限から独立をした形で人権侵害の救済機関をつくるということを一つの大きな大臣としての取り組み課題にさせていただいておりますので、推進派といえば、当然の...全文を見る
○千葉国務大臣 既にこれは衆議院の昨年の選挙の折にも政策としてきちっと掲げさせていただいてきたというものでございますので、別にこそっとやろうなぞという、こういうことはございません。しっかりと政策として挙げさせていただくことができれば明快だと思っております。
05月14日第174回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○千葉国務大臣 民事訴訟法及び民事保全法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、国際的な経済活動に伴う民事紛争の適正かつ迅速な解決を図るため、国際的な要素を有する財産権上の訴え及び保全命令事件に関して日本の裁判所が管轄権を有する場合等に...全文を見る
05月14日第174回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(千葉景子君) 藤田委員にお答えをさせていただきます。  御指摘のございました東日本入国管理センターでのハンガーストライキでございます。五月十日の昼食時に三十八人の男性被収容者が摂食拒否を開始をいたしまして、五月十三日の夕食時も三十一人が依然として拒食をされているとい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 入国管理局の施設におきまして二名の自殺者が出て、尊い命を自ら絶たれたということは大変痛ましいことでございますし、遺憾なことだと受け止めております。このようなことがあってはならないわけでございます。  自殺した二名の方、それぞれ多分いろんな理由や背景もあ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘の入国者収容所等視察委員会、東西に二か所設けることになっております。これで十分かどうかということがございますので、まずはこの二か所というところからスタートをさせていただいて、運営の改善向上などを図っていこうという考え方でございます。  やっぱり十...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは、どのように受け止めておられるか、あるいはどういうことがそこまで追い込まれる原因になっているかというのをなかなかすべて分かるということにはならないかというふうに思いますけれども、いずれにしても、多分、何かの犯罪を犯したということではなく、しかしなが...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、藤田委員から一つの御提起をいただいたというふうに受け止めさせていただいております。  いずれにいたしましても、今の制度あるいは実情がすべてよろしいと私も考えているわけではございません。いろんな形で改善をしていく、あるいは法整備をより一層整えていくと...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 法務省の人権擁護機関でございますが、人権侵犯事件調査処理規程というものがあり、それに基づいて人権侵害の疑いのある事案について人権侵犯事件の調査・救済活動を実施をいたしております。  これ具体的には、申告があり、そして調査をし措置をとると、こういう流れに...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的には、申告がございますれば原則として調査スタートをするということでございます。
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のとおりでございまして、この細則に、一年以上経過したときには申告があっても、手続を開始することの例外を設けております。  ただ、一年以上前の事件というのは、やはり証拠とか事情を理解するための資料等がだんだん散逸をしたり困難になっていると。そしてま...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 多分そういうケースというのは、一年以上、じゃ、事が起こったところから経過しているというふうに解釈するのか、あるいは、ある意味では侵犯という事実が継続しているというふうにも私は解することもできるのではないかというふうに思います。そういう解釈を取れるとすれば...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的に私もそう理解をいたしております。やはり、司法を補完するというような形になろうかというふうに思いますし、行政的な措置ということもあり、あるいはその権限から考えても、最終的なやはり決着にはなかなかこの手続だけでは十分に対応し切れないということもござい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 多分警察の対応というのは、それが犯罪等に該当するかどうかという、そういう観点の御捜査だというふうに私も思います。  そういう意味では、それでなかなか取り上げられないとしても、それぞれの人権を何とか尊重し、そして守っていこうという観点からすると、必ずしも...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 山下委員御指摘のこの民事法律扶助事業というのは、私も大変重要な事業であると認識しております。特に、今のような経済状況等を含めて、いろいろな問題を抱えた皆さんの言わば最後のセーフティーネットと言っても過言ではない、そういう位置付けができると私も認識しており...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この民事法律扶助につきましては、今御指摘がございましたように、償還が原則の制度でございます。しかし、やはりそもそもこれは資力が乏しいという、そういう皆さんに利用いただくという問題でございますので、何とかこれを給付制度のような形にしたらどうかという御意見が...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も同様でございます。  歴史を直視して、そしてこれからの未来志向の様々な国際関係を構築していかなければならないと認識しております。
○国務大臣(千葉景子君) 私もこの共同声明が出されたことは承知をしております。  本当にこのような御労苦を取っていただいていることに対しては心から敬意を表する次第でございますが、これも政府という形ではコメントするべきではないというふうには思っております。    〔理事谷博之君...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 基本的に私も、村山談話、それを私も継承しているというふうに考えております。
○国務大臣(千葉景子君) 私の管轄する法務省におきましては、朝鮮学校の生徒さんがどこの国の国籍を有しているかということについては把握をいたしておりません。そういう意味では、私も一概にどこの国籍ということは申し上げられるだけのものを持ってございません。  なお、仮に外国人登録にお...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) こういう登録の形になったというのは、外国人登録制度というのが昭和二十二年発足をいたしております。大韓民国政府がまだ成立していなかったというときでございまして、いわゆる、いわゆるというか、朝鮮半島出身の方、これは半島全体ですけれども、については朝鮮という形...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、川端文科大臣の方からもお話がございました。経緯は幾つかの形があるだろうというふうに思います。ただ、その中にはやはり自分の意思に沿わずして日本に来られたという、そういう方がいたことも私は否定できないというふうに思っております。  いろんなケースを考え...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今この高等学校無償化の問題につきましては文科省で様々御検討をいただいているということでもあり、その検討を私もまず見守らせていただきたいとは思っておりますが、これまでも、例えばスポーツの部分であるとか、あるいは私もちょっと経験をいたしましたけれども、この学...全文を見る
05月17日第174回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
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○千葉国務大臣 平成二十年度法務省所管一般会計及び登記特別会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の決算についてであります。  歳入につきましては、歳入予算額は九百二十九億一千九百三十五万円余であります。  これに対しまして、収納済み歳...全文を見る
○千葉国務大臣 法務省の平成二十年度予算の執行に関し、平成二十年度決算検査報告において、会計検査院から御指摘を受けましたことについては、まことに遺憾でございます。  御指摘を受けました事項については、直ちに是正に向けた措置を講じておりますが、今後、この種の事例の発生を未然に防止...全文を見る
○千葉国務大臣 御質問ありがとうございます。  まず冒頭、委員から、この更生保護について大変深い御理解をいただき、そしてまた社会の中で篤志家の皆さんが更生保護についてさまざまな活動をいただいていることにも大変温かいエールを送っていただいて、多分、そういう皆さんがその声を聞いて大...全文を見る
○千葉国務大臣 確かに、実態を把握するというのはなかなか難しいところはあるのかなというふうには思います。それから、とりわけ司法手続に至っているもの、これもいろいろと内容が多岐にわたるであろうと思いますので、裁判所の方でなかなか整理をするのは難しいというお話、そういうものかなとも思...全文を見る
○千葉国務大臣 今運用している施設におきましても、その運用のあり方とか、あるいは地域の皆さんとのいい意味での交流の仕方とか、そういう問題があろうかというふうに思います。  この自立更生促進センターにおきましても、住民の皆さんとの協議の場、こういうものを設けて、できるだけ一体とな...全文を見る
05月20日第174回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第3号
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○千葉国務大臣 裁判員制度が五月二十一日にスタートいたしております。
○千葉国務大臣 御指摘をいただきました検察審査会制度、これが新しく改正されまして施行されたこと、私も十分に承知をさせていただいております。  私も、この審査のときに、この法律の改正のときに議論に参加をさせていただいて、そして、裁判員制度とともに、国民が参画をする、司法を国民の本...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほど申し上げましたように、これは、国会でそれぞれの議員の方々が自主的ないろいろな御発言や活動をされているということでございますので、与党、野党ということではなくて、議員それぞれの独自な考え方あるいは御発言であろうというふうに認識をいたします。  ただ、今、検察...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、一般的な権限として有しているということは承知をしておりますし、そう考えております。  しかし、検察に不当な圧力になるような、そんなことを私が行使をするというつもりは全くございません。
○千葉国務大臣 御指摘をいただきました、そしてまた当時河井副大臣としてさまざまな御提起をされてこられていることも、私も、報告をいただき、承知をいたしております。  子供たちやあるいは社会の中に人権尊重という考え方を十分に生かしていくためには、人権擁護委員の皆さんの活動のみならず...全文を見る
05月21日第174回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○千葉国務大臣 御指摘のとおり、事業主が労働者に対して、個別労働関係民事紛争に関する訴えを日本の裁判所に提起する場合、原則として、労働者が日本国内に住所を有することが必要とされております。  御指摘の事例などでは、管轄権の標準時である訴え提起の時点において労働者が外国に住所を有...全文を見る
○千葉国務大臣 これも御指摘のとおり、日本の企業が労働者との間で労働契約の終了時に管轄権に関する合意に至らなかった場合、日本の企業は日本の裁判所に訴えを提起することはできないということになります。このような事例において、事業主が労働者に対する訴えを日本の裁判所に提起することができ...全文を見る
○千葉国務大臣 この問題につきましては、第三条の六ただし書き、ここが関連いたしてまいりますが、訴訟の目的である権利または義務が数人について共通であるとき、または同一の事実上及び法律上の原因に基づくときには、被告の一人に対する請求について日本の裁判所に管轄権が認められれば主観的併合...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘は、過剰管轄にならないかという問題であろうかと思います。  被告の差し押さえ可能財産が日本国内にある場合であっても、その財産の価値が著しく低い、あるいは、強制執行しても債権の回収の見込みがほとんどないような場合に日本の裁判所の管轄権を認めるというのは、過剰...全文を見る
○千葉国務大臣 大変適切な御指摘をいただいて、本当にありがとうございます。  現行の民事訴訟法には、これまで国際裁判管轄に関する明文の規定は存在をいたしませんでした。裁判所では、最高裁判所の判例に従って、民事訴訟法の国内土地管轄の規定に依拠しながら、各事件における個別の事情を考...全文を見る
○千葉国務大臣 確かに、御指摘のところがあろうかというふうに思います。  前に民事訴訟法が改正をされた平成八年の当時も、国際裁判管轄法制を整備する必要性というのが指摘をされ、そして認識がされておりました。ただ、当時、ちょうどヘーグ国際私法会議におきまして、国際裁判管轄に関する包...全文を見る
○千葉国務大臣 多分、御指摘のところは第三条の四かなというふうに思いますが、この法律案においては、消費者及び労働者の裁判所へのアクセスを保障するという観点から、消費者契約あるいは労働関係に関する訴えの管轄権について特則を設けております。  本法律案の立案に当たり参考にしたヨーロ...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘の問題は、存否または効力ということとそれから権利の帰属ということ、やはりこれの違いということによるものだというふうに理解をしていただければというふうに思います。  知的財産権の存否または効力に関する訴えというのは、それが存在しているか否か、あるいはその有...全文を見る
○千葉国務大臣 はい、記憶いたしております。
○千葉国務大臣 これは総理が御自身でお決めになることでございまして、私の職務から、それを説得するとかあるいは促すとか、そういう立場には私はございません。(発言する者あり)
○千葉国務大臣 今御答弁申し上げたとおりでございます。
○千葉国務大臣 今、マニフェストの議論は確かにされております。これは、党としてマニフェストを策定するということ、今協議中であろうというふうに私も承知をいたしておりますので、大きく異なるかどうか、これはまだ私も十分に詳細あるいは最終的な結論を承知しているわけではありません。
○千葉国務大臣 今、非常にいろいろな議論がされている途中でございます。基本的に、これまでのマニフェストが大きく変更されるかどうかということは、まだわからない、仮定の話でございますので、それはまた状況を私も見据えさせていただくということでございます。
○千葉国務大臣 これは内閣の方できちっと適切に対応、判断をしているものではございますけれども、私のもとでも経歴等の内容について適切に把握はさせていただいております。  ただ、個人に関する情報ということになるものですから、その内容についてはお答えは差し控えさせていただきます。
○千葉国務大臣 私も、今御指摘がありましたように、経歴等承知をしているという話をさせていただきましたが、すべて、細かいところまで必ずしも承知をしているかどうかということを言われますと、そこまでは承知をしていない部分もあると思います。
○千葉国務大臣 ちょっと御質問の趣旨がようはわかりませんけれども、この専門調査員の方々は、内閣官房長官の指示を受けまして、各府省、私ども政務三役に対して、さまざまな政策的な、これまでの知見に基づいた情報の提供あるいは助言等を行うということを職務にしております。  そういう意味で...全文を見る
○千葉国務大臣 当然のことながら、この内閣官房専門調査員は非常勤の国家公務員ということになりますので、国家公務員法第百条第一項の規定に基づく守秘義務が課せられております。また、この守秘義務違反については罰則が設けられておりますので、これに違反をいたしますと、一年以下の懲役または五...全文を見る
○千葉国務大臣 確かに御指摘のとおりでございまして、できればこれは国際的な条約できちっと整備をされるということが望ましいと私も思っております。  この国際裁判管轄につきましては、ヘーグ国際私法会議において、この間、条約交渉が続けられてまいりました。ただ、このヘーグ国際私法会議に...全文を見る
○千葉国務大臣 なかなか根拠ということは私もすべてはわかりませんけれども、それぞれの各国の法制あるいは管轄に関する考え方がかなり異なっているということもあって、なかなか、それを統一する、共通な土台をつくるということが難しいという、そこが現状ではないかというふうに認識しております。
○千葉国務大臣 今、三十年間くらいというお話でございました。  この間、確かに経済のグローバル化に伴って、企業間の国際的な商取引が急速に拡大をいたしております。また、インターネットの発達によりまして、企業間の電子商取引のみならず、消費者がインターネットを通じて海外の企業から商品...全文を見る
○千葉国務大臣 これも、正直なところ、どのぐらいという形ではなかなかお示しはできないわけですけれども、現在の法制度のもとでは、少なくとも、管轄についての争いになったりするものですから、管轄が本当に日本にあるのかどうか、これは裁判所が最終的に判断するということになりますので、訴えを...全文を見る
○千葉国務大臣 現在のところは、まだそのような方向性を出しているということではないというふうに承知をしております。
○千葉国務大臣 これについては、この条約につきましては、国内法との整合性、こういうものも考慮をしていかなければなりませんし、それから、先ほど御指摘のある各国の法制との整合性がうまくとれるか、こういうこともありますので、なかなか慎重にならざるを得ないというのが今の実情ではないかとい...全文を見る
○千葉国務大臣 数字で申し上げますと、平成二十二年新司法試験につきましては、受験予定者数は一万九百八人、受験者数は八千百六十三人。そういう意味では、受験率は七四・八%、欠席率が二五・二%という数字になっております。
○千葉国務大臣 司法試験の予備試験でございますけれども、今御指摘がございますように、この予備試験においては、法科大学院を経由しない人にも法曹となる道が確保されるようにということで設けられました。  この司法制度改革において、法曹養成というのは、ロースクール、法科大学院を核として...全文を見る
○千葉国務大臣 なかなか、どのようなことが同等の能力に当たるかというのは難しいところがあろうかというふうに思います。また、法科大学院を卒業した、出た、先ほどおっしゃっておりましたけれども、どういう者が高い能力程度なのか、あるいはどういうところが適切な程度の能力なのか、ここをはかる...全文を見る
○千葉国務大臣 その法科大学院の学生の方に一度試しに受けていただいて、その程度をはかる、これも一つの御提起であろうかというふうに思います。ただ、やはり、これは独自で予備試験について判定をするために、司法試験制度、司法試験と同じ予備試験という形で制度設計をするわけですので、なかなか...全文を見る
○千葉国務大臣 何をもってその能力を判定できるかというのは難しいと思います。そのとき、その年によりましてもまたいろいろな違いがあるでしょうし。  ですから、どこを出たから能力が高い、あるいはどこの法科大学院だから低い、こういうことではなくして、法科大学院全体として、そこを出るこ...全文を見る
○千葉国務大臣 基本的に、法曹の需要は人為的に無理につくり出していくものではないと私も思います。  ただ、法曹がこういうところにもやはりきちっと仕事をしてもらったら、より公平公正な法と正義が通る社会になるのではないかということで、こういう分野にもぜひ法曹が役割を果たしてほしい、...全文を見る
○千葉国務大臣 隣接職の数でございますけれども、弁護士はよろしいとして、例えば税理士でございますけれども、これが七万強ということになります。それから、司法書士、これが二万人弱ですね。行政書士が四万人余り。公認会計士が二万人余り。土地家屋調査士が二万人弱。社会保険労務士、これが三万...全文を見る
○千葉国務大臣 日本語教育につきましては、内容的には直接私が所管をするということではございません。ただ、法務省としては、やはり、これから日本で多くの外国人の皆さんが気持ちよく学び、そして生活をいただく、こういう共生の基盤づくりをしていくことは大変大事なことだというふうに思っており...全文を見る
○千葉国務大臣 もちろんのことでございまして、やはり日本で、本当にいい条件でというか、本当に気持ちよく学んでいただいて、そして身につけていただく、こういう体制ができるのは、調整ができるというのは大変喜ばしいというか、私も、歓迎すべきことでございますので、当然協力をさせていただいて...全文を見る
○千葉国務大臣 先ほどお話がございましたが、外務省とも、この問題につきましては、観光立国推進基本計画、観光立国を標榜するという中で、どうやって体制を整えようか、こういう協議はしているところでございます。  今回の緩和によりますと、実は外国人の入国者数は、平成二十一年はその前年よ...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございましたけれども、決して、何か反対をして、対立をして閣議決定がなされなかったということではございません。やはり公務員の数をできるだけ減らしていこうという基本的な考え方、これについて、私どもも、当然のことながらこの内閣の姿勢として理解をしつつ、それに対...全文を見る
○千葉国務大臣 刑務所に関しまして、例えば、十年前、平成十二年と、昨年、平成二十一年、これを比較いたしますと、刑事施設における一日平均収容人員は約三〇%増加をしている、こういう状況でございます。  そして、ほぼ解消はいたしましたけれども、このような増加の中で、先ほど委員も御指摘...全文を見る
○千葉国務大臣 今御指摘がございますような観点、私も十分に念頭に置かせていただいております。  これまでにも、既存の刑務所を増築する、あるいは支所を新設する、また、今これも御指摘がありましたPFI手法を活用した刑務所が四庁新設をされている、こういう形で収容能力の拡充を図ってきた...全文を見る
○千葉国務大臣 私も、政府全体としても、こういう一人係長という形になってしまっている部署が大変多いということは、ある意味では大変驚きでもありますし、どうしてこうなっているのかな、こういうことを考えました。  法務省におきましても、確かに、決して横並びということではなくして、どう...全文を見る
○千葉国務大臣 御指摘のところは、大変私どもも心していかなければいけないところだというふうに思います。  やはり現場のところは本当に削ることができないということもございますので、できるだけ何とか抑制できるところをきちっと整理をして、そして現場を大事にするということが大事であろう...全文を見る
05月27日第174回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○国務大臣(千葉景子君) おはようございます。  民事訴訟法及び民事保全法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、国際的な経済活動に伴う民事紛争の適正かつ迅速な解決を図るため、国際的な要素を有する財産権上の訴え及び保全命令事件に関して...全文を見る
06月01日第174回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○国務大臣(千葉景子君) この法務局の登記所の統廃合という問題は、それぞれの地域の皆さんの生活等にかかわる、権利義務関係にもかかわることでございますので、皆さんからも大変関心を持っていただいているということでございます。  この登記所の統廃合につきましては、利用者である国民の皆...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほど、まず手続の問題も御指摘がございました。  手続については、基本的に関係市町村、あるいは関係する司法書士会あるいは土地家屋調査士会、あるいはいろんな関係者、そういう皆さんに、約一年くらい先のことですね、実施は一年くらい先を考えつつ、一年前には案を...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のように、消費者から事業者に対する訴え、消費者契約につきましては、締結時又は訴えの提起時に消費者の住所が日本国内にある場合には日本の裁判所に提起が可能だということでございますので、過去の消費者契約違反、こういうものであっても、訴訟を提起するときに消...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 管轄の合意についてでございますけれども、これは事業者と消費者、この間には交渉力とかあるいは経済力に格差がございますので、消費者契約に関する紛争を対象として、事前の合意、これは原則として効力は認めないということに本法律案ではさせていただいております。こうい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 確かになかなかいろいろ個別考えてみますと難しいといいますか、どちらになるんだろうと分からないところがまだまだ多いようには思います。  今御指摘のような、外国で交通事故に遭ったと、そして日本に戻ってきて後遺症が思いも掛けず出てきたと、こういう場合で、これ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) はい、そのとおりだと思います。
○国務大臣(千葉景子君) これは、確かに人事訴訟あるいは家事審判等についてもかなり今国際的ないろんな問題が生じていると思いますので、管轄権を法整備する必要は私もあるんだろうというふうに思っております。ただ、人事訴訟の場合には、家事審判手続等、それから国内法の内容等とも相当関係をし...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この国際裁判管轄についての合意ですけれども、これは基本的には当事者が定めることができる、専属的に定めることができると、専属的にというか、当事者も定めることができると、こういう趣旨だというふうに解されると思います。  ただ、それについては、非常に力関係と...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これも当事者の合意の内容でもあろうというふうに思うんですけれども、当事者において合意による管轄を専属、ほかを排除するという形であるとすると専属管轄という、そういうことになるのだろうというふうに思いますが、先ほど言ったような除外、効力を制限をしている、例え...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) もう一度ちょっと私も整理をしながらあれをいたしますが、各制度、法律によって管轄が定められている専属管轄をこの合意によって排除をするというものではない、ただ合意によって定めることができると、こういうまず規定だということだというふうに思います。  それから...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 御指摘のとおりで、差し押さえるものが日本にないと、外国にあるというような場合には、確かに日本国内において保全執行の手続を取ることはできないと、現実にもできませんし、これが原則でございます。これは、もしそのようなことであれば、申立てを受けた日本の裁判所で保...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) そうですね、多分、やはり裁判所としては必要性の判断の中で行われるのではないかと思います。私も裁判所でないので、ただ、これまでの保全の手続とか、あるいは多少なりとも経験から考えると、そういうところで判断する、していただくことになるのではないかなというふうに...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今回の法律につきましては、単行の法律ではなくして、民事訴訟法、民事保全法の改正という形を取らせていただいております。  これは、国際裁判管轄、それと国内の土地管轄、これがいずれも訴えを提起する場所に関するものだということで共通をする、密接不可分にござい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 全くデメリットはないということはないと思います。まだこれが、先ほどお話がございましたように、個別の非常に問題についてすき間といいましょうか、そういう問題があるわけですし、それから国際関係においても統一した基準というのが必ずしも今条約などで設けられておりま...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 我が国としてこのヘーグの管轄合意条約を締結するかどうかということになるわけですが、可能性、先ほど御指摘がありましたように、締結しているのがメキシコ一国と、米国とEUが署名をしているというまだ状況でございます。そういう中で、国内法との整合性とか、それからこ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは国際的に統一した取決めあるいは条約によって共通な基盤ができるということは大変大事なことですので、全く意思がないなぞという、そういうことではございませんが、ただ、今申し上げましたような現状からいうと、締結の各国の状況も考慮をしながら慎重に検討を続けて...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今御指摘のあるように、全体として包括的な条約がなかなか難しい。そうなりますと、二国間条約という形でできる限り取引の安定を図っていくあるいは法的な安定を図っていくというのは大事なことだというふうに思っております。  今回、この法律案については、そういう意...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も、是非これは分かればきちっと把握をしておきたいものだというふうに思いますが、実際には統計資料というのがございませんで、なかなか把握が今できていないという状況でございます。  やっぱりどういう切り分けで、財産的な訴えなのかあるいは人事に関する訴えなの...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 先ほども御答弁申し上げましたが、人事関係の問題については多分、私も推測で物を言うわけにはまいりませんが、かなり増えている、あるいはなかなか表に出なくてもそういうトラブルが増えたりしているということが予測をされます。  そういう意味では、この人事関係の訴...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今回の法律、第三条の五第三項では、設定の登録によって発生する知的財産権のみを対象にしているということでございます。  この趣旨は、特許権等の設定の登録により発生する知財、こういうものは、その存否とかあるいは効力の判断にかなり技術的、専門的な判断を要する...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これも委員が御指摘をされるところは私も同感の部分はあるんですが、ただ、今回この法律を作ることによって、これまでは個々の訴えごとに判断をするということがやっぱり類型ごとにおおよそ方向は定められたということで、ぐずぐずにということには私はならないのだろうとい...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 大変厳しい御指摘をいただきました。  私も、国際的な様々な条約等に照らして、そして国際的な要請にも照らして、民法等の改正、是非実現をすべき課題だというふうに考えておりますし、これまでも取り組んでまいりました。今もその意思は全く変わるものではございません...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これも、取調べの可視化については、民主党、そして今回、私も是非実現をすべき大きな課題だということで取組をスタートをさせていただいているところでございます。既にこれについては、実現の方向を見定めながら、今省内で勉強会を続けているという状況でございます。是非...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 私も改めて司法制度改革、それからとりわけて今御指摘のある給費制から貸与制への転換と、こういうときの議論等を振り返ってみるわけでございますけれども、私は全く予測をされなかったということはないだろうというふうに思います。  その当時も、逆に言えば資力の十分...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、御承知のとおり、この法曹養成については、給費制、貸与制という、これに特化をするという、そういうことではございませんけれども、法曹養成に対する検証作業をさせていただいているという実情でございます。法務省と文科省、それぞれ副大臣をキャップにいたしまして検...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) この法科大学院の適性試験ですね、志願者数、これ、大学入試センターと日弁連法務研究財団と両方でやっておりますが、大学入試センターの志願者数は八千六百五十人というふうに、二十二年度ですね、承知をしております。また、日弁連の方では七千八百十九人という数字でござ...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) 今、実情については、大変深刻というか、大変負担が大きい実情があるということは私も承知をいたしております。  ただ、これは法律として成立をしていただいて、ようやく、ようやくというか、施行するという段階に至っているわけでございますので、今の施行前に凍結をす...全文を見る
08月02日第175回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○千葉国務大臣 私が申し上げるべき問題かどうかはございますけれども、これまでも、参議院選、参議院における一票の格差ということについては、参議院等を通じまして議論、検討がなされてきたものと思っております。最終的には裁判所、最高裁などで判断がされるものかと思いますが、これからもやはり...全文を見る
○千葉国務大臣 私は、法務大臣を拝命いたしますときに、法務大臣の職務、職責として死刑執行について指揮をするということを十分に承知をして職務を受けさせていただきました。それを法務大臣としての職務として執行させていただいたということでございます。
○千葉国務大臣 個別の執行につきまして、どのような時点から、そしてどのような時点で決定をしたかということをお答えすることはできません。しかし、さまざまな、再審の事由がないか、あるいは心身の状態はどうか等々を含めて慎重に検討させていただいた結論でございます。
○千葉国務大臣 事実でございます。
○千葉国務大臣 全くそのような御指摘は私は考えてもおりません。
08月04日第175回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(千葉景子君) この度の金賢姫氏の上陸につきましては、入管法上の規定により上陸拒否事由に該当するところ、入管法第五条第一項第四号に該当するところ、同法第五条の二の規定により法務大臣が上陸の拒否をしないという特例がございます。それに基づいて入国を認めたというものでございま...全文を見る
08月05日第175回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(千葉景子君) 今、突然のお話でございますので、私も余り頭にはございませんでしたけれども、そのような御指示あるいは国会での御要請ということになれば、それは当然検討すべきことだというふうに思います。
○国務大臣(千葉景子君) 私は、法務大臣に就任をいたしまして、法務大臣の職務に死刑の執行について最終的な責任を負うという職務があることも承知をいたしておりましたし、そしてこの間、その職務をどのように務めていくのかということを慎重に考えながら、様々な執行に向けての要件、再審事由がな...全文を見る
○国務大臣(千葉景子君) これは、日本の社会の中でこれから将来死刑の存廃について議論をしていく時期が来ているというふうに私も思いますし、そして国際的に見ても日本がずっと死刑を存置をしているのかどうか、私はこれから議論をしなければいけないときだというふうには思っております。
○国務大臣(千葉景子君) いろいろこれも検討させていただいた結果、まずは自らの下で勉強会をさせていただき、そして多くの皆さんの議論の契機にしていただければというふうに考えた結果でございます。
○国務大臣(千葉景子君) これはまず、私の下で私的な省内の勉強会でございます。いろいろな立場の皆さんから御意見を聞かせていただくということを考えております。そして、それを踏まえてまた多くの皆さんが参加をされる、そういう議論の場がまたつくられていくと、こういうことも当然これから考え...全文を見る