中馬弘毅

ちゅうまこうき



当選回数回

中馬弘毅の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第80回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○中馬(弘)委員 まず、運輸大臣の所信表明に対しまして、三つほど御質問させていただきたいと思いますが、その前に、全体の総合的な運輸体系、これが非常にはっきりしてないのが大きな混乱を起こしている原因じゃないかと思うのです。これは、公的な役割り、国鉄だとか自治体、これがどの程度の役割...全文を見る
○中馬(弘)委員 その点に関しまして、現時点におけるものがはっきりしていないのじゃないか。だからいろいろな施策の面において非常に重点的な項目がなかったり、そういうことになっているのじゃないか、その辺また新しいものの総合交通体系をはっきりさせてもらいたい、かように思う次第であります...全文を見る
○中馬(弘)委員 もう一つ、いままでと話題を変えるようなことになりますけれども、たとえば都市の通勤電車の効率といいますか、利用者が感じている便益というようなものを考えてみたいと思うのです。これはラッシュアワーのときに、非常な混雑の中で、たとえば百円払って百円区間を立って乗っている...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういうお答えが返ってくるかと思って申し上げたわけなんですけれども、そういうことはよくわかっているわけですよ。しかし国民が不満に思うのは、ならして、経営で平均だからというのじゃなくて、便益を受けている度合いがどうも違うという実感が事実あるわけですね。したがって、...全文を見る
○中馬(弘)委員 大臣から都市住民中心の政策を進めるというお答えをいただいて満足しておる次第でございますけれども、これは大臣お答えになりましたように、都市交通路線の補助に対しての一つの問題かと思うのです。そして、いまさっきのお答えにもありましたように、これまでの都市交通に対する政...全文を見る
○中馬(弘)委員 都市交通の別の面としてタクシーの問題があろうかと思います。バスの終発が出た後、郊外電車をおりた人がほとんどタクシーに頼らざるを得ない状況でございますし、しかしそこには数台のタクシーしかなく、しかも寒風の中を一時間くらい待たされることがあるんですね。このような場合...全文を見る
○中馬(弘)委員 最後にお聞きした点のお答えがちょっと抜けているのじゃないかと思いますが、個人タクシーの枠の増加、あるいは現在の固定料金じゃなくて、料金決定を若干なりとも市場原理を取り入れた形にするといった方式についてのお考えはいかがでしょうか。
○中馬(弘)委員 従来のを変えないとかいうのじゃなくて、柔軟な態度で利用者の立場に立ってのいろいろな行政の施策をお願いしたい、かように思います。  次に国鉄問題に移らせていただきます。  今度修正されました国鉄再建案要綱によりますと、貨物輸送の合理化とかあるいは赤字ローカル線...全文を見る
○中馬(弘)委員 はっきり具体案といいますか、その基準もまだ明確ではないようでございますが、ただ、一般論としての合理化というかけ声だけでは国民が納得しないだろう、こう思います。いままでの合理化計画が何度も実施されないままに、その都度計画そのものの修正変更ばかりで、これでは国民が信...全文を見る
○中馬(弘)委員 国鉄の体質改善、これも現在のところ余り進展がないように見受けられるわけでございますが、この四十九年度の職場管理監査、これは内部資料のようでございますが、その結果にも指摘されておりますような、たとえば作業前の飲酒、アルバイト、賭博行為、こういったこと、あるいは点呼...全文を見る
○中馬(弘)委員 国鉄の体質改善が進まない点に関しまして、当事者能力の欠如だとかあるいは労使の対立等が問題になりますけれども、それ以前の根本的な問題として、国鉄の硬直化した身分制、これが職員のやる気を起こさしていないのじゃないかという気がするのです。この国鉄の職員の昇進について、...全文を見る
○中馬(弘)委員 その前にちょっと職員の年齢構成の問題なんでございますけれども、これ御存じだと思いますけれども、ちょっと見ていただきます。  将来に大きな問題となる点だと思いますが、職員の年齢階層別の構成の問題、これがあろうかと思います。そのほかの問題としまして、退職者で共済年...全文を見る
○中馬(弘)委員 確かに国鉄だけの問題じゃないこと、むしろもう少し大きな国家的な、政府の問題かと思いますが、この点、時間がございませんので、また別の機会にもう少し突っ込んだことは譲るといたしまして、こういったいろいろな、もろもろの要素を含んだ国鉄のコストというもの、これが運賃には...全文を見る
○中馬(弘)委員 他への便乗ももちろんそれはけしからぬことでございますけれども、国鉄の運賃というものが、私がいま御指摘しましたように非常に過去の負担、負債の債務類の負担だとか、あるいは場合によっては福祉政策でやらぬといかぬようなそういういびつなものまでも含んだ、少なくとも適正なコ...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間がないので、関西経済の地盤の沈下の問題、これはただ地元のことじゃなくて国家的見地からのいろいろな御質問をしたかったわけですが、ここで終わらしていただきます。  賢明な運輸大臣に対してまことに僭越でございますけれども、現今のことはもちろんのこと、あすのこと、...全文を見る
03月16日第80回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○中馬(弘)委員 先般の科学技術庁長官の所信表明に対しまして、まず基本的な点について質問さしていただきます。  科学技術に関する諸政策は、長期的視野に立ち、かつ明確なビジョンを持ってこれに当たらなければならないと思量いたしますが、わが国の科学技術政策の基本を規定する科学技術基本...全文を見る
○中馬(弘)委員 理念的には非常にすばらしいことを目標とされておりますけれども、もう少し具体的に、国の指針となるような長期ビジョンをはっきり出される御意図はおありになるかどうか。
○中馬(弘)委員 そういった面に少し触れながらお伺いしたいと思うのでございますが、科学技術の活動におきまして、わが国の場合、先進諸国に比べまして現在までのところ研究費支出における政府の負担割合が少なく、民間の負担割合が高くなっております。数字で申しますと、日本が二六、七%に対しま...全文を見る
○中馬(弘)委員 これも具体的にもろもろの面において、たとえば民間企業に大きく依存するというんじゃなくて、政府がかなり具体的に一つのプロジェクトあたりも推し進めていくということに解釈してよろしゅうございますか。
○中馬(弘)委員 民間に依存してばかりいては、民族の非常に長期的なことまでも含めた、現時点においては採算にならないことまでも大きくやっていかなければならないいまの時代におきまして、将来が非常に危惧されるわけなんで、そういうものについては明確にひとつ国の方のプロジェクトとして最大限...全文を見る
○中馬(弘)委員 これは通産省の分野になるかもしれませんが、地熱発電だとかあるいは太陽熱、そういったものの今後につきまして、これはやはり日本のエネルギー需要の中でその供給というのは非常に微々たるものなのか、ある程度の期待をしているのか、その点についての御見解をお願いいたします。
○中馬(弘)委員 こういったものに対するエネルギー開発にしましても、たとえば二〇〇〇年におきましては、これがわが国のエネルギーの一〇%を賄うのだとか、あるいは二%にしか過ぎないのだとか、その辺のめどがはっきりしていないためにもろもろの混乱が起こるということを私は先ほども申し上げて...全文を見る
○中馬(弘)委員 一つの政治のあり方から考えましても、たとえば何年先には月に行くのだとか、こういった夢というものを国民に与えることによって、国民が一丸となってその方向に向かうのであって、ただ、いま先のことはわからないからわかる範囲の数字しか出せないのだというのでなく、夢がなくては...全文を見る
○中馬(弘)委員 現行の原子力の軽水炉を主体とする方式、これには非常に問題があるということは、いままでのいろんな御質問なりなんなりを通じて議論されているところでございますが、いろんな学者あたりの意見もかなりそのことが強いようでございます。このことに関しまして、現行方式における原子...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、いまいみじくもおっしゃったように、せいぜい二、三十年のものだ、このように認識していいわけですか。
○中馬(弘)委員 いまかなり過渡的なものだということも含めての回答がございましたけれども、安全性の面で見ましても、各国でいろんなトラブルを起こしております。それから、廃棄物の処理の方式、こういったこともまだ十分な結論が出ていないかと思います。核燃料の資源にいたしましても、これはわ...全文を見る
○中馬(弘)委員 諸外国の鉱山、こういったところはほとんどメジャーあるいは非鉄大手に押さえられていると聞くのですが、その点はどうなんですか。
○中馬(弘)委員 いろいろそういう資源確保という面から見ましても、これは石油とかなり似通った状況になってきておると思うのでございます。外国との協定による輸入の確保といったような問題につきましても、必ずしも安定はしないでございましょうし、それから資源外交の道具に使われることは、この...全文を見る
○中馬(弘)委員 原子力を今後開発していかなければならないという点に関しましては、私の認識が違うわけでも何でもないわけでございますが、先ほど申されましたように、幅広い観点に立って、あるいはもう少し長期的な観点に立ってのもろもろの政策が必要じゃないかという点で御質問したような次第で...全文を見る
○中馬(弘)委員 成果としまして、技術的な成果あるいは経済的な成果、もろもろあるでしょうが、いまの時点でどのように御判断なさっておりますか。
○中馬(弘)委員 現行の「むつ」のあの方式を今後とも続けていけるものか、何といいますか、将来ともあの方式でもって実用化され得るものかどうか。これは十年前に始めたことでございますので、その点についてお伺いします。
○中馬(弘)委員 「むつ」の開発といいますか、原子力船の開発を始めたときは、これは海運造船国日本としての次の船舶エンジン、商船のエンジンだ、かように解釈しておりますが、特殊船とか軍艦だけに限ったものなのか、そのところはどうなんですか。
○中馬(弘)委員 商船としての採算コストに乗るような形で開発が可能とお考えでございますか、現時点におきまして。
○中馬(弘)委員 これは全く私見でございますが、いまのような形での原子力船が七つの海に走り回るといったようなことをどうも想像できないわけでございまして、あるいは爆発とか座礁、そういった事故のときの海洋汚染の問題、またいろいろな乗員の安全性の問題、こういったことに対していまの方式を...全文を見る
○中馬(弘)委員 これはもちろん原子力の開発という面におきましては必要なことかもしれませんが、また別の観点からしますならば、商船、物を運ぶという観点に立つならば、別に原子力船でなくてもいいかもしれない。これは原子力船を否定するものではないのですよ。物を運ぶということを考えるときに...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういう観点からするならば、原子力部分だけを陸上に外して、そこで研究を続けるとか、これは私、全く素人的な発言をいたしますけれども、そういうことで物を運ぶという商船としての機能をいかに高めるか、あるいは次のものを考えるかといったことと原子力の開発ということをここで...全文を見る
○中馬(弘)委員 もろもろの問題がございまして、これは法案の審議ではございませんので、きょうは基本的なことだけに触れておきますが、今後十年間ああいった形で続けるのがいいのかどうかの理非の問題も含めまして、これはひとつ科学技術庁長官の一つの御決意になるかと思うのです。いまの時期にお...全文を見る
○中馬(弘)委員 全くおっしゃるとおりで、いま非常に政治問題化しております「むつ」のあの問題で、国民に非常に誤解を与えてしまったり、あるいは違った方向での反対が出てきたりということで、これをむしろはっきり分ける必要があるのではないか、そのようなことでいま関連の御質問をさせていただ...全文を見る
○中馬(弘)委員 こういったものも自力で開発して、初めてわが国の技術水準の向上になるわけでございまして、この点に関していま自主開発の方を重んじていくのだとおっしゃいましたが、宇宙開発の研究開発投資に占める外国の機器の購入あるいは技術料、こういった外国に対する支払いはどの程度か。た...全文を見る
○中馬(弘)委員 五〇%、かなり低いわけでございますが、これを本当に自主開発に持っていく、外国の機器あるいは外国のロケットに打ち上げてもらうといったようなことじゃなくて、全く自分でやっていく、このことはお考えなんですか。ある程度は外国の分というのが今後も出てくるのか。
○中馬(弘)委員 そういったことも含めて、宇宙開発の全体を取り仕切る主管部門といいますか、これがどうも明確でないような気がするんですけれども、これはどこなんですか。宇宙開発委員会なのか、事業団なのか、科学技術庁なのか、あるいは各省庁——運輸省、郵政省、文部省、いろいろありましょう...全文を見る
○中馬(弘)委員 そこで、宇宙科学の利用という面と宇宙技術の開発という面が何か混在しているような気がするわけですね。確かに利用という面からしますならば、コストが安い方がいいでしょう。外国からでき合いのものを買ってきた方がいいでしょう。それに積んでもらって、ただ調べるだけの方をやれ...全文を見る
○中馬(弘)委員 この主管部門がばらばらであったり、あるいはそこの科学技術の利用という面と開発という面が混在されておるといったようなことに関しまして、長官の方のお考えを承りたいと思います。
○中馬(弘)委員 たとえばNASAのような、ひとつ国家が大きな力を入れてそこに取り組んでいくんだということをおやりになるお気持ちはおありなのかどうか。
○中馬(弘)委員 コストの重視、これは大事なことかもしれませんけれども、こういった幼稚産業だとかあるいは国策上重要な技術開発といったものについては、これを保護育成の必要があるわけで、これこそ大きな国家プロジェクトとしてやっていく必要があるんじゃないか、かように思量する次第でござい...全文を見る
03月23日第80回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○中馬(弘)委員 先日来、こういった予算を含めての原子力問題あるいはいろいろな科学技術の開発の問題等について、この委員会というものを見ておりまして、委員というものが政府あるいはこうしてたくさんお集まりいただいております政府委員の方々にただ口頭試問のようなことばかりしていることに対...全文を見る
○中馬(弘)委員 政府からは具体的な数字は申せないということもわかりますが、日本エネルギー研究所あたりでは二千七百万キロワットがいいところというような調査も出しておりますが、こういつた減少分は何で埋め合わせることになるわけでございますか。
○中馬(弘)委員 おっしゃるとおりでございまして、要するに国民的なコンセンサスというものを政府が明確にしてない点にいろいろな点で大きな問題が出てきているのじゃないかと思うのです。その点に関しましても、いまの大臣のお話を聞いておりますと、成長というものをまず一つの基本に置いておられ...全文を見る
○中馬(弘)委員 原子力開発と安全性という問題、これは本当に国民の理解を得なければならない問題でございますが、原子力行政懇談会が出しました中での公開シンポジウムあるいは公開ヒヤリングということが出ておりますけれども、これに対しまして具体的にどういうことをお考えになっておるか、それ...全文を見る
○中馬(弘)委員 どういう方式でやるかというのは、具体的なことはお考えになっていないですか。
○中馬(弘)委員 やはりこれにはかなりの、場合によっては両極端の議論すら、たとえばテレビの前でやるといったことまでも含めての本当にしんからの国民の御理解が必要な時代ではないかと思います。そういう予想される最悪の事故について、これは住民が大体心配しているのは、学者とかあるいは物のわ...全文を見る
○中馬(弘)委員 たとえばあそこにダイナマイトを持って入ってあれを爆破させたといった場合に、これはどの程度の被害が、その基地だけではなくて、あるいは地域に対しまして起こるものでございますか。
○中馬(弘)委員 これはあえてそういう極端な素人の質問をしているわけでございますけれども、原子力発電所に内蔵されておる放射能の量といいますか、これは核兵器と同じぐらいのものかあるいはどの程度の比較においての量なのか、そういったことだとか、あるいは燃料の輸送上何か爆発現場に当たって...全文を見る
○中馬(弘)委員 たとえばトラックで輸送するのであれば、輸送しているそのトラックもろとも何か爆発現場に遭遇したといった場合のことでございます。
○中馬(弘)委員 また、これはアメリカの事例でもございますけれども、三年ほど前にプルトニウムの管理が一部おかしくて、そして実際に計算される在庫よりも一%ほど少なくなっているということが一時問題になったことがございますけれども、これは、あのときにはどういう面でそういうことが起こった...全文を見る
○中馬(弘)委員 国民がいろんな面で不安に思っているというのは、かなり単純な、私がいま述べたようなことなのかもしれないと思っておるのです。そういうことで、いままで各委員の方々が御発言になりましたことを見ましても、この原子力開発に対して非常に消極的だとかそういうことじゃなくて、みん...全文を見る
○中馬(弘)委員 以上、原子力開発と安全性につきまして私が言いましたのは、もちろん国民の大きな御理解を得る必要があることと同時に、やはりいま申しましたような全く予測されがたいと思われるようなことに対してまでも一つの配慮がなされなければならないのじゃないか。原子力というものは大自然...全文を見る
04月12日第80回国会 衆議院 本会議 第17号
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○中馬弘毅君 先ほど政府から趣旨説明のありました国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、新自由クラブを代表して若干の質問をいたします。  日本列島の人の流れ、物の流れの大動脈であり、経済、社会面において多大な影響を持つ日本国有鉄道は、これまでの無為無...全文を見る
04月14日第80回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○中馬(弘)委員 国民が注目しておりました十四日、きょう参ったわけでございますが、何らの手を打たずに、あるいは明らかにならずに日が過ぎようとしております。この点につきましての最終的な責任と申しますか、これはどこにあるとお考えでございましょう。
○中馬(弘)委員 だとするならば、きょう国民に向かって何らかの陳謝あるいは釈明を今後の方向につきましても明確にしながらやられるお気持ちがあるのかないのか、その点お伺いいたします。
○中馬(弘)委員 やはり政治に信頼を取り戻すならば、それこそ総理大臣が誤ったことは誤ったんだと、あるいは悪かったことは悪かった、このことを明確に、もちろん功績を自慢されることも必要でございましょうが、同時に失敗した場合に明確に国民に対して陳謝するという態度が必要じゃないかと思いま...全文を見る
○中馬(弘)委員 今後の方向でございますが、燃料棒の抜き取りということは、これは場合によってはあり得るわけでございますか。
○中馬(弘)委員 燃料棒を抜いてしまいますならば、これこそ全く普通の一般の船でございますので、これまた仮定の問題としてお答えしにくいかもしれませんけれども、青森のむつに帰すことがあるのか、あるいはまた横須賀とか、どこか別のところということも考えられるのか、その点についてお願いいた...全文を見る
○中馬(弘)委員 これまた仮定の問題とのお答えが返ってくることを百も承知の上で申しますならば、そうした場合に、先ほど五新幹線との取引の問題なんかも出ております。そういったことの誤解を除く意味におきましても、場合によってはこれは白紙還元にして、造船会社各社の入札にするとか、そういっ...全文を見る
○中馬(弘)委員 この「むつ」の問題にいたしましても、日本の科学技術行政のあり方といいますか、こういった研究開発と利用との問題が何か未分離だということに起因するんじゃないかと思います。  それとちょっと関連するのでございますが、カーター政策、この前出ました。福田さん行かれまして...全文を見る
○中馬(弘)委員 非常に純粋な御解釈をなさっているようであれでございますが、私はこの間アメリカに行ってきまして、AFL・CIO、例の労働組合の事務局長あたりと少し懇談したわけでございますが、いままでのアメリカの政府のやり方はけしからなかった、というのは、すべての技術を海外に出して...全文を見る
○中馬(弘)委員 もちろん、もろもろの要素が入っての今度のカーターの方針だと思いますが、たとえば西ドイツはいまイランあるいはブラジルあたりに対しまして一兆円に及ぶような非常に大きな原子力発電のプラントをあちこちで成約し、またやっております。これに対してアメリカはおくれをとっている...全文を見る
○中馬(弘)委員 これはただ原子力だけの問題じゃなくて、いろいろな科学全般の問題あるいはもう少し広く言うならば文化、文明の問題についてすら、何か日本のいままでの行政あるいは政治のやり方の根本の差じゃないかという気がするわけです。といいますのは、たとえば学問にしましても、教育の場に...全文を見る
○中馬(弘)委員 ちょっと私の言葉が足らなかったようなんで少し誤解された面があるかと思うのでございますが、要するに人文のあれと一緒にしろと言っているのじゃなくて、一つの科学技術という分野におきましても、純粋の研究というものとそれから何か産業に寄与しようという、技術といいますか、何...全文を見る
04月21日第80回国会 衆議院 運輸委員会公聴会 第1号
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○中馬(弘)委員 まず、山本公述人と福田公述人にお伺いすることになりますが、基本的な問題をお聞きしたいと思います。     〔小此木委員長代理退席、委員長着席〕  先ほどの山本さんあるいは津上さんの賛成の立場からのお話もありましたように、いみじくもおっしゃいましたが、今度の法...全文を見る
○中馬(弘)委員 私たちはさような意味で、ただ今度のあの形でしておきますと、むしろ赤字の間は自動的にいつでも上げられるのだ、むしろ毎年上げることを保証するような法案ということで反対の立場をとっているわけでございますが、もう少し一歩進めて、私たちは本当に、国鉄総裁というのは、これは...全文を見る
04月26日第80回国会 衆議院 運輸委員会 第16号
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○中馬(弘)委員 昭和三十九年に国鉄経営が赤字に転落して以来、その根本原因については、少なくとも企業経営の何かを知る人あるいは学識経験者から、いろいろな機会を通じてほとんどすべてが指摘されて言い尽くされております。  すなわち、運賃法定主義を初めとする国鉄当局の当事者能力の欠如...全文を見る
○中馬(弘)委員 従来の運賃法定主義というもののどういう点が国鉄当局なり運輸省として問題であったか、その点をちょっと整理してお答え願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 適時適切な運賃値上げということでございましょうが、もう少し、政争の具になっているだとか、あるいはそういうようなことから計画がいろいろ立たないだとか、国鉄当局にしましても運賃値上げのためのいろいろな国会対策の方が非常に労力がとられるとか、むしろそういうもろもろのい...全文を見る
○中馬(弘)委員 ですから、一五%の根拠というものは、五〇%ことし上げるのを三年間延ばしたがために、五十割る三のイコールほぼ十五と、そのような根拠と考えていいですね。
○中馬(弘)委員 同様に百分の五の根拠といいますか、これは繰越欠損金が消滅する目標時期、先ほどの御答弁の中で五十七、八年ごろというお話がありましたが、しかしこれはまた後ほど触れますけれども、年金の問題あるいは退職金の大幅な増加の問題、こういうことは実際問題としていろいろな資料を取...全文を見る
○中馬(弘)委員 これは一見歯どめをかけているようで、現実には歯どめにならないというのがこの法案じゃないかと思うのです。むしろ先ほど本音として、それこそ運賃の法定制度というのは問題があるんだ、これを外したいんだという本音であるならば、これは運輸大臣にお聞きしたいのでございますけれ...全文を見る
○中馬(弘)委員 国鉄というのは、これは公共企業体という名前が示すように企業でございます。企業経営者というのは一つの物の値段を決めるときに、これはいわば自分の首までもかけたような気持ちで決定するものだと思います。相手の企業との競争の問題もありましょう。製品の値段を上げたために売れ...全文を見る
○中馬(弘)委員 いみじくもおっしゃったように、本当に全責任を負っていただくならば、これは大変な御負担だと思いますけれども、しかしそれが本当の、これは個人のことを申しておるわけではございません。国鉄として全責任を負って国民の輸送機関としての責任を全うされるのじゃないか、かように思...全文を見る
○中馬(弘)委員 この名目一九%の値上げで、これは国鉄離れとの関係があると思いますが、平年度では実質実収はどの程度織り込んでおられましょうか。
○中馬(弘)委員 旅客におきましても、私鉄なんかの競争線があるところでは国鉄離れが出てきましょうし、貨物ではずっと傾向として起こっております国鉄離れがさらに一層激しくなるのではないか、かように恐れるものであります。そういうことで、やはり運賃値上げだけに頼るわけにいかないのは自明の...全文を見る
○中馬(弘)委員 いろいろな性格の投資事業があると思いますが、今後この範囲を拡大してやっていこうとされておるのはどういう方面の関連事業でございましょう。
○中馬(弘)委員 これまでの投資事業と申しますか、これは鉄道に付帯したような、たとえば先ほど御説明のありました臨海鉄道事業だとかあるいはバスターミナルだとか、全く鉄道に付属して、旅客なりあるいは貨物をより多く運ぶことに寄与していくという事業は別でございますが、それ以外の、若干なり...全文を見る
○中馬(弘)委員 投資会社以外に国鉄の外郭の企業が数多くございます。たとえばいまお話の出ました高架下の問題につきましても、国鉄が直接貸すのではなくて高架下会社に貸し、それがまた倉庫会社だとかあるいは商店に貸し、現実問題としてはそこからまた貸しで、末端におきましてはかなり高い権利金...全文を見る
○中馬(弘)委員 その間接的に貸しておられる場合に、その会社は非常な収益を上げても国鉄の方に何ら直接的な収益が入ってこない、こういう問題があろうかと思うのですが、その点の御答弁をお願いしたいと思います。
○中馬(弘)委員 これはもう少し前向きに考えていただきたい問題なんでございますけれども、たとえば東京環状線あるいは大阪の環状線の高架下、これは、どこか新幹線の下でミミズを飼うという話ではなくて、むしろこれは都市の美観とも関係してくるかと思います。これがただ関係の倉庫会社に貸してあ...全文を見る
○中馬(弘)委員 非常に前向きのお答えをいただきまして評価しているわけでございますが、そのほかにも従来のいろんな古い契約あたりをこの際見直していただきまして、極力国鉄の経営に寄与する形で進めていただきたい、かように願う次第でございます。また、経理的な問題以外にも、国鉄の余剰人員と...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほどの高架下とか、そういった問題はどうなりますか。
○中馬(弘)委員 もちろん離れたところに何かどんどん投資をしていく、投資といいますか、事業を拡大していくというふとじゃなくて、たとえば東京駅の上だとか、あるいは大阪駅の改装の問題も出ております。ここに一つのビルを建てるといったときに、いま進めておられる話は、自治体あるいはまた銀行...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういった場合に、先ほどちょっと触れました国鉄の過剰人員あたりの吸収策には余りならないのじゃないか。どうも役員あたりの派遣だけになってしまいまして、どうしても、あのかなり膨大な国鉄の従業員の方々、五万人削減とかおっしゃっておりますけれども、そういうような者の実際...全文を見る
○中馬(弘)委員 問題なのは、退職された方の吸収ではなくして、いま在籍しておられる方の吸収ではないかと思うのです。退職された方が年金ももらえずに路頭に迷われるというのであれば、それはそういったところのお世話も場合によっては必要でありましょう。しかし、そういうところに就職されて、そ...全文を見る
○中馬(弘)委員 その件についてはまた別の機会に譲ってやりたいと思っている問題ではございますが、いずれにしましても投資事業の範囲拡大ということから一歩進めた形で、場合によっては直営事業ででも、いま言ったような直接に国鉄に経理的に寄与する、あるいは人員の吸収策になるというようなこと...全文を見る
○中馬(弘)委員 むしろ葉っぱを茂らす方策を考えなければいかぬのじゃないかという気がするわけです。それにしましても、先ほどから出ておりますような、むしろ積極的に荷物を集めに行くとかいうような問題もありますし、またいろいろな法制的な意味での制約もあるようであります。この間、ちょっと...全文を見る
○中馬(弘)委員 御説明は御説明なりにわかりますが、現実問題として、この方策をとられますならばいずれ幹まで枯れてしまうのであろうということを私はむしろ恐れておる次第でございます。同様のことが赤字ローカル線にも言えましょうし、そのほか、ただ数字の上でこれを切った方が効果的だというこ...全文を見る
○中馬(弘)委員 こういったものは性格づけをしてそれぞれ場合によっては——ちょっとその前に、これは政府から何らかの形で出ているものはあるのですか。
○中馬(弘)委員 ということは、いまおっしゃった金額というのはすべて国鉄が負担しているということでございますね。場合によっては福祉政策のものもありましょうし、あるいは教育政策のものもあるかもしらぬが、そういったものを国鉄が負担しているという形になるわけですか。
○中馬(弘)委員 そこが何か企業経営というような立場からするならばいわゆるどんぶり勘定と言われるところじゃないかと思うのです。むしろ、たとえば通学のものであれば、これは一つの国の教育政策であるならば文部省から、はっきり性格を分けて負担してもらうのがいいのかもしれませんし、場合によ...全文を見る
○中馬(弘)委員 その点も何かはっきりと性格づけをしていただきたいという気がするわけです。  もう一つ大きな点が抜けていたのではないかと思うのですが、国鉄職員御自身がいろいろな意味で通勤用であったり場合によっては福祉政策としてでしょうけれども、年に何回か長距離のこれを無料だとい...全文を見る
○中馬(弘)委員 これももう少し実態をつかんでいただきたいという気がするわけです。これは私たち国会議員でも無料になっておりますけれども、これも場合によっては国会活動費として国が別な形で出すのかもしれませんし、あるいはいま言ったような家族の方々へのこういう割引証、これにつきましても...全文を見る
○中馬(弘)委員 もちろんこれをやめろと言っているわけでは、先ほど何回も言っていますようにないわけで、要するに給料のほかにどれだけの福利費用が出ているかという把握をする必要があるのではないか。ざっと考えてみましても、普通の通勤定期代、普通の通勤者の場合ですと年間に二、三万は定期代...全文を見る
○中馬(弘)委員 このスト権の問題にしましても、現実問題としてはストは行われておるわけでございますし、むしろ先ほどの国鉄総裁に対する全面的な御信頼のもとにすべての、運賃の決定までも自主的にやっていただくということと同じ意味で、このスト権の問題にしましても、これを付与する方向で進め...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういったことも含めまして、少し人員の問題についてお聞きいたします。  これはよくいわれる国鉄の非常に典型的な問題でございますが、四十五歳以上の在籍者が二十二万人にも達する、ここの問題なんです。これは先ほど私がちょっと触れましたような形で何らかの直営事業でも拡...全文を見る
○中馬(弘)委員 私がちょっと申し上げようとしていることは、これもただ財務会計的な意味で赤字が出たからそのしりぬぐいを政府だと言うんじゃなくて、もう少し管理会計的な考え方を取り入れて、この部分は場合によっては、数字的な意味で言うならば余剰人員なんだ、こういうのを抱えているから、こ...全文を見る
○中馬(弘)委員 現実的であっても余りにも現実的過ぎて、これは二、三年後にはそれこそ国鉄は年金問題等で全くの数字的な上では破局になってしまうことがはっきりしているわけです。しかもいまのいろいろな改善計画あたりにでも、現実問題としてこんなものは織り込めもしないような数字になってまい...全文を見る
○中馬(弘)委員 現在までのところ、現新幹線、いわゆる東海道新幹線ですが、これはもちろん採算に乗っておりますけれども、旧東海道と合わせたらどうなんでございましょうか。
○中馬(弘)委員 それにはたとえば騒音対策あるいは非常に雪に弱いといった技術的な問題もございます。そのいろいろな対策もやっております。また電波障害が起こるということで、これにも相当な対策費を使っておられますが、これは全部計算されているわけですか。
○中馬(弘)委員 技術的な意味で騒音あるいは雪に弱いといったようなこと、それから電波障害、こういったことは今度の新幹線については改良はされているわけでございますか。
○中馬(弘)委員 そういったことも含めて今度の五新幹線、いずれも採算に乗るとお思いですか。
○中馬(弘)委員 ということは、それ以外のところは赤字の可能性があるということでございますか。
○中馬(弘)委員 その採算に乗らないのをあえてやられるのか、それとも、これはもうはっきり日本の国土政策であるので、場合によっては国鉄の負担というものがおかしいことになります。その辺は国鉄として明確な態度を政府にお示しになっているんですか。
○中馬(弘)委員 今後は要するに東海道のようにメガロポリスを結んでいく形ではないわけでございますので、これはそのようにいまの時点からかなりはっきりした態度をむしろお示しになり、そして同時にそこにはっきりした取り決めをしておかないと、いずれまた現在の、従来の国鉄と同じような形になる...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間も参りましたのでこれでおかしていただきますが、要するに公共企業体というもののあり方も含めていま抜本的に考えていかなければならない時点に参ったと思います。今後のことも含めまして、法案の細かな問題もありましょうが、それ以上の問題が国鉄にかかってきていると思います...全文を見る
04月26日第80回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
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○中馬(弘)委員 先日、エアバステストの視察に私も参ったわけでございますが、そこで感じました印象といいますのは、住民の行政当局に対する非常に強い不信感、これは、たとえばテストフライトのやり方にしましても、本当にちゃんとした荷物を積んでいるだろうかとか、あるいはきょうは測定器の真上...全文を見る
○中馬(弘)委員 御存じのように、大阪というところは、大阪といいますか、これはむしろ関西と申した方がいいかもしれませんが、東京と並ぶ日本の二大経済圏でございます。そして、日本の国の運営の仕方として、ただ東京だけに集中するのは必ずしもよくない、むしろあるいは二眼レフといったような形...全文を見る
○中馬(弘)委員 周辺整備機構がやっております仕事の中で、固有の事業と政府からの受託事業、こう二つに分かれますが、固有事業では主としてどういう仕事をされておりますか。
○中馬(弘)委員 五十一年度の予算額を見ましても、固有事業費九十三億ですか、これが実績では二十三億しか達成できていない。何も予算を全部消化することが別にいいことじゃございませんけれども、これが達成できない理由というのは、何か予定した土地が取得できなかったとかというような原因なのか...全文を見る
○中馬(弘)委員 この予算が達成できないのにつれて実際の予算額も、たとえば去年が九十三億に対しまして今度は七十五億というように、このところ減ってきているわけですね。むしろ先ほど申しましたようなことで、非常に大きな公害対策というものも含めた周辺整備をやらなければ、伊丹が国際空港とし...全文を見る
○中馬(弘)委員 口だけの抜本策じゃなくて、特にこういった住民等の対策になりますと、これは人の問題になってくるかと思うのです。周辺整備機構の人員構成、これは運輸省と各自治体からの出向になっているかと思いますが、どういう内訳になっておりましょうか。
○中馬(弘)委員 いまお答えいただいたように、運輸省並びにお役人さんばかりだという点も一つは問題かと思います。これに民間の方も場合によっては加わってもらうことがいいのじゃないか、かような気もいたすわけでございますが、その点について、いかがでしょう。
○中馬(弘)委員 民間の方でなくても、たとえば万博をやったときに、これはかなりタイムリミットも決められまして、そしてそれをやるために本当にいろいろな、お店の相談からあるいは子供さんの学校の世話までもしてやった経験をお持ちの人が、大阪なり兵庫なりにはおられると思います。また、先ほど...全文を見る
○中馬(弘)委員 具体的にはどういうことですか。
○中馬(弘)委員 そういうことを進められることを今後希望するわけでございますが、環境庁の方といたしまして、今度の関西新空港の方にこの伊丹での経験をどう生かしていかれるか、どういう方策をお持ちか、その点を御答弁をお願いいたします。
○中馬(弘)委員 時間が参りましたので、それじゃ、今後そういったようなことをいろいろ御配慮いただきまして、そして、これは場合によっては、万博をやりあるいはオリンピックをやり海洋博をやったといったような非常に国家的なプロジェクトとしてでもやらなければならない問題じゃないかと思うので...全文を見る
04月27日第80回国会 衆議院 運輸委員会 第17号
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○中馬(弘)委員 どうも参考人の先生方皆さんのお話を聞いておりますと、やはり国鉄の問題といいますのは相当根本的なところから改革していかなければならないということの御認識が皆様方一致しているようでございます。その中にありまして、こういう公共的な立場で、かつ競争にさらされているといっ...全文を見る
○中馬(弘)委員 少し法律的な立場でまたもちろん若干の御見解もおありでしょうが、今度の、あの形で運賃の法定制を緩和するという方向でございますが、あそこに、法律におきましてあれだけ上限を決めるということ、これが果していま先生おっしゃったような意味での、本当の意味での当事者能力を持た...全文を見る
○中馬(弘)委員 鎌倉先生にお尋ねしたいと思うのでございますが、国会が一つの機能を果たす、特に今度の法定制の緩和におきましても、一つの上限を決めるといったようなことで機能を果たす、先ほどは竹内先生でしたか、場合によっては株主総会の役割りを国会が果たすべきだといったような御発言もあ...全文を見る
○中馬(弘)委員 現実の社会の、それこそ何といいましても現実は自由主義経済体制で、それこそ競争原理が働いている本音の体制の中にあって、たてまえの政治といいますか、そういったものに振り回されているのがいまの国鉄の姿じゃないかと思うのです。  次に、岡野先生にお伺いしたいのでござい...全文を見る
○中馬(弘)委員 どうも本当にありがとうございました。
04月27日第80回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
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○中馬(弘)委員 長時間にわたりまして大変貴重な御意見を聞かしていただいております。お疲れでしょうが、私が最後でございますので、もうしばらくお願いいたしたいと思います。先生方のお話、細かいところまで聞かせていただいたわけでございますが、最後でもございますので少し基本的な点を皆さん...全文を見る
○中馬(弘)委員 全参考人です。
○中馬(弘)委員 ウラン、プルトニウムという現在の核燃料サイクルというのが、あるいは人間がさわってはならないサイクルなのか、いや、これは人間がさわって、一つの英知でもってちゃんと安全も確保されるサイクルであるのか、その点の御認識、今後の安全技術的な意味でも結構でございますし、いろ...全文を見る
○中馬(弘)委員 いま皆さん方のお話で、大体、別に人類はさわっていけない問題ではないということだと思います。しかし、そこで問題なのは、やはり基礎的な研究のようなのがまだ不十分なままに実用化あるいは利用の方が若干先行しているところに問題があるような気がするわけでございます。  た...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほどの質問を岸田事務局長の方にひとつよろしく……。
○中馬(弘)委員 久米参考人にお伺いいたします。  「むつ」の問題でございますが、技術的なことで、これも先ほど申しましたように、利用の方といいますか実用化の方が何か先行した結果、若干そういう問題が起こってきたのではないかという気がするわけでございますが、その点に関しまして、「む...全文を見る
○中馬(弘)委員 久米参考人が御専門じゃないかと思いますので……。
○中馬(弘)委員 それぞれのお立場で聞かしていただいたわけでございますが、今後の問題につきましても、先ほど申しましたように、何か研究に対する政府なり、政府に限らずいろんなところの対策がおくれておる、あるいは実用化の方を先行し過ぎているといったようなこともございましょうし、また、住...全文を見る
○中馬(弘)委員 どうもありがとうございました。
05月12日第80回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
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○中馬(弘)委員 先ほど来、ロンドン会議でのいろいろな交渉の経過あたりの御報告があっておりますが、これは日本の将来のエネルギー政策にとっても重大な一つの転機に来たかと思いますので、再度、もう少し御質問させていただきます。  アメリカとの交渉以外に、あの席で、カナダとはたとえば天...全文を見る
○中馬(弘)委員 もう少し詳しく、局長の方からでも……。
○中馬(弘)委員 資源のない日本としまして、多方面からの原料の確保、あるいは場合によっては技術的な意味での国際的ないろいろな駆け引きなんかが必要になってくると思いますが、そういった国以外で、たとえば共産圏、ソ連あるいは中国との間に何らかの話し合いというものが行われているものかどう...全文を見る
○中馬(弘)委員 今度の交渉にいたしましても、アメリカがああいった態度に出ておることの相当の裏というのがいろいろ想像されるわけでございますが、日本の外交を見ておりますと、何か余りにも真正面からぶつかり過ぎているのではないか。これはちょっと話が別にそれますけれども、たとえば北方領土...全文を見る
○中馬(弘)委員 物質的でなくても、もちろんいろいろな、アメリカの世界戦略もございましょうし、軍事的な目的もございましょうし、また経済的な問題もあると思います。その辺のところが何かどうも、われわれ国民にとっても不明朗といいますか、何か裏取引をしているということじゃなくて、むしろす...全文を見る
○中馬(弘)委員 これは政府の方針として、たとえばドイツの技術、あるいは先ほどちょっと御説明がありましたソ連の技術といったものを幅広く採用する、電力会社がたとえば軽水炉一本でいく腹であれば、それを国策的な意味で若干指導してでも幅広く入れるおつもりがあるのか、いや軽水炉でいくという...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、電力会社の経済的な意味とかそれだけじゃなくて、国の方もある程度それを指導していくというように承っていいわけですか。
○中馬(弘)委員 自主技術開発のことでございますけれども、これはエネルギーもついに外国の支配を受けるような形になるのじゃないかということを恐れるわけでございます。事実、食糧がああいう形になってまいりましたし、それから今度の二百海里の問題にしましても、日本はあれで魚がなくなるのじゃ...全文を見る
○中馬(弘)委員 特に今度のことの反省も含めまして、来年度からでも、非常に大きな自主開発の予算を通してでもこれに取り組んでいただきたい、かように願う次第でございます。  次に、「むつ」の問題、これは先ほど大臣は、「むつ」のことにつきましての要するに従来の一つの行政の長として、そ...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、どんなに欠陥があろうとも、それを修理し、そしてどうしても実用化船のところまであの船を持っていくのかどうかということでございますけれども、そう理解してよろしいのですか。
○中馬(弘)委員 それほどかたくなに言われますと、われわれ一つの前向きの姿勢というのをここで封じざるを得ないような形になってまいりますので、幅広く、やはりこれは先ほどちょっとお言葉の中にも出てきました実験船であるということで御理解いただいた方がいいんじゃないか、かように思う次第で...全文を見る
○中馬(弘)委員 これの調整の一つのめどといいますか、時期あるいは今後の「むつ」の母港の問題、この辺のところが——これは法案審議じゃございませんから、そのことで特につつくわけじゃございませんけれども、その辺のお見通しのようなことを、現時点におきまして伺っておきたいと思います。
○中馬(弘)委員 いままでの「むつ」の反省の上に立って、第二船というものをもう少し、それこそ世界に冠たる一つの日本の誇りとする原子力船をつくっていくんだということのお考えがもちろん出てこようかと思いますが、そういったことは、いままでの経験も生かして、ひとつ開発事業団の中かあるいは...全文を見る
○中馬(弘)委員 もう少し、事実関係なんでございますけれども、原子力船事業団の中で、そういうようなプライベートなチームででもそういうことの検討をやっているのか、そういうことは一切やっていないのか、その辺のお答えはどうなんでございますか。
○中馬(弘)委員 そういうところが、私も原子力船開発事業団というものについて少し疑問を感じるわけでございますけれども、十年間続けてきておって、しかもいろいろな時代の流れもございましょうし、実際にあの炉型がいいのかどうかというような、専門家の間に一つの反省の言葉も聞かれておるわけで...全文を見る
05月13日第80回国会 衆議院 運輸委員会 第18号
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○中馬(弘)委員 まず、毛利さんにお伺いしたいと思うのでございますが、先ほど永久国債、これもイコール国の出資というようなことかと思いますが、過去の一つの累積赤字に対しましてそういった形で国が全面的にやるべきだという御意見、これは前向きな御意見だと思って私も同感するわけでございます...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、公共企業体という意味の範囲を、先ほどの国鉄の当事者能力をすべて持たすべきだというお話との若干の矛盾はございませんでしょうか。
○中馬(弘)委員 次に、小出先生にお伺いしたいと思います。  先ほど、国鉄総裁お雇いマダム論を言われましたが、これは今度の法案の法定主義の弾力化から一歩進めて、あるいは法定主義を撤廃する方がむしろいいというところまで議論を進めていいのかどうか、また、そこまで行く場合に問題がある...全文を見る
○中馬(弘)委員 しかし、今度の法案で、ああいう形で物価上昇プラス一五ということ、しかもそれは赤字が解消するまで、しかもプラス五の場合には累積赤字が消えるまでというようなことにしておきますと、これこそまさしく国鉄総裁が非常に安易に責任を他に転嫁する形で、法律で決まっているからいい...全文を見る
○中馬(弘)委員 非常にいいお話をいただきました。  次に、八木さんにちょっとお伺いいたしますが、先ほどの八木さんの御陳述の中で、いまの国鉄の運賃、これが御存じのような形で国会の承認を得て決まるという形については、どうお考えなんでございましょうか。
○中馬(弘)委員 いまおっしゃるように、われわれも国会にタッチする者として恥ずかしい点があるわけでございますけれども、現実の問題としまして、政治がタッチすればタッチするほど、許認可の形に持っていけば持っていくほど、先ほど八木さんが御心配になられました政治駅だとか政治ローカル線あた...全文を見る
○中馬(弘)委員 それと同じようなことでございますけれども、上村さんあたりもちょっとその点の御心配をされておりましたが、その辺のことをどうお考えになりましょうか。たとえばたてまえからいいますと、確かに国民の代表であるわれわれ国会議員が国会でそうしたものを審議して決める方が、本当に...全文を見る
○中馬(弘)委員 再度、上村さんにお伺いいたします。  半官半民というお話をされましたが、私たちも国有民営論というのを、国鉄はいずれ国有民営にすべきだということを主張しているわけでございますけれども、その方法としまして、先ほどは道州制のような形、あるいは九電力のような形で地域に...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間も参りましたようなんで、皆さん方、本当に貴重な御意見ありがとうございました。私たち、これを踏まえて今後の国会審議に臨んでいきたい、かように思います。  本当にありがとうございました。
05月25日第80回国会 衆議院 運輸委員会 第21号
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○中馬(弘)委員 領海十二海里それから漁業専管水域二百海里ということで一つの海洋分割時代に入ってきたかと思うのですが、それだけに今後の海上保安庁の責任と役割りは非常に重大になってくるかと思います。先ほど来漁業専管水域に関します問題についてはいろいろ御答弁がございましたので、私は主...全文を見る
○中馬(弘)委員 日本はそれこそ四面海に囲まれているわけでございますが、その領海の不法侵入、韓国からのいろいろな密入国、密出国、それから一つの事例としましては金大中が拉致されるのもわからなかったというようなこともあります。そういったことも関連しまして、いまの領海を守るといいますか...全文を見る
○中馬(弘)委員 その現状はいいのですが、実際にそれで防ぎ切れてないという面が多いわけですね。ですから現状をどう御判断なされておるかということでございます。
○中馬(弘)委員 そういう不備なような問題から竹島の問題も起ったのではないかと思うのでございますが、竹島が占拠状態になったのはいつでございますか。
○中馬(弘)委員 ということは、占拠を事前にキャッチできなかったということでございますね。
○中馬(弘)委員 竹島の問題はこれは占拠されてしまったわけでございますから、場合によっては外交上の問題になろうかと思いますが、これから未然にそういうことを防がなければならない時代じゃないかと思うのです。  そういう観点に立ちますときに、国境を接する島嶼、たとえばサハリンの近辺だ...全文を見る
○中馬(弘)委員 一件しかよう見つけなかったということが言えるのかとも思うのでございますけれども、そういうところに対して現在ではどういう巡視体制、監視体制をとっておられますか。
○中馬(弘)委員 かなり不十分なような気がするわけでございます。国を守るということは、たとえばスイスのような国にしましても、それこそアルプスの山の中に国境警備隊を置いて、そんなところへ入ってくるはずがないというところにまでちゃんと網の目を張りめぐらしているわけであります。そういう...全文を見る
○中馬(弘)委員 非常にあいまいな御答弁でちょっと不満でございますけれども、要するに海上保安庁がそういう本当の意味での国境を守るのか、あるいは自衛隊なのか、そこら辺のところもはっきりしていないのじゃないかと思うのです。いまのところの形で言うならば、まずは海上保安庁がそういった本当...全文を見る
○中馬(弘)委員 何か非常にはっきりしないような御答弁でございますが、たとえば竹島のような問題が、どの国境線におきましても結構でございますけれども、そこで起こったときに、知らぬ間に占拠されていたという事態が生じたときに、その第一義の責任はどこにありと判断されますか。
○中馬(弘)委員 侵略の意味で入ってきたということで、何か一戦を構えようということを言っているのではないのです。知らない間に入ってきたというような事態が起こったときに、それはどこの責任かということを言っておるわけであります。
○中馬(弘)委員 そういうような事態が起こらないためにも、一つの海上保安庁の役目であるはずでございますから、十分な体制をとっていただきたいというのが私の希望でございます。  次に、タクシーのサービス改善の問題につきまして、私が一番初めのときの質問じゃなかったかと思うのですが、そ...全文を見る
○中馬(弘)委員 タクシー値上げの前におきましては、私いろんなところからの陳情といいますか、そういうことも受けておったわけでございます。これは値上げをしてくれるなということ、そういう単純なものももちろんございますが、そうじゃなくて、上げても構わないけれども上げたら乗らないだけだ…...全文を見る
○中馬(弘)委員 五月三十一日までに要求されておりますサービス改善の実施計画、これあたりが出てまいりましたら、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、リース制のタクシーというのがあることは御存じかと思いますが、これがいまどの程度の割合を占めておるか、ちょっと承りたい...全文を見る
○中馬(弘)委員 このリース制のタクシーは、御存じと思いますが、運転者に任してしまったような形で、水揚げの中から幾らか固定的なものを払えばあとは全部自分の実入りだということになっておりまして、それがために、欲との道連れと申しましょうか、二日間も徹夜して走り回るようなことがございま...全文を見る
○中馬(弘)委員 リース制そのものが法制上どういうことで触れるか触れないかという問題もあろうかと思いますが、リース制のタクシーというのは一つの賃金支払いの形態かと思いますけれども、ただ、いまおっしゃったように、どの程度の割合を占めておるかもはっきり実態がつかめてないのが現状のよう...全文を見る
○中馬(弘)委員 お願いしておきます。
10月25日第82回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
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○中馬(弘)委員 まずは長官にお伺いしたいと思うのでございますけれども、現在の財政状況、御存じのように、三割の国債依存ということで、戦時を除いてはこれほどの高率はないというような状況になってきております。そしてこれもただ単なる一時的なものでないということはほぼ認識が基本的にも統一...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういたしますと、科学技術所管の科学技術庁についてはどのようにお考えでございましょうか。
○中馬(弘)委員 私は、科学技術庁の予算をこのために削れと言っているわけじゃございませんので、いろいろな仕事のやり方とか、またよその各省庁との整合性の問題だとか、こういった点についてお伺いしたいと思っているのでございますけれども、たとえば航空宇宙技術研究所は文部省所轄の東大のロケ...全文を見る
○中馬(弘)委員 具体的に日本原子力研究所と動力炉・核燃料開発事業団、これの統合について長官はどういうふうにお考えでしょうか。
○中馬(弘)委員 そういたしますと、これは確かに初めの御答弁にもありました、行政改革の総論には賛成だ、少なくとも科学技術庁所管の部門についての各論では特にさわるところもないのだ、このように理解してよろしゅうございますか。
○中馬(弘)委員 先ほども言いましたように、科学技術という面において何か予算を安く上げようとかそういうことを考えているのではございませんので、一つの行政機構のあり方というのを効率よく——特に科学技術ということはそれこそ日本の将来にわたってのことを素早くしかも効率的にやっていかなけ...全文を見る
○中馬(弘)委員 五十年に、エネルギーの需給見通しが出ましたが、このたび総合エネルギー調査会の基本問題懇談会の中間報告が出ております。これが五十年から二年も経ずして改定した主な理由は何でございましょうか。
○中馬(弘)委員 いままでのケースが、こういった見通しといいますか、計画といいますか、これを出されるたびに、それがただ数字の羅列であったり、そして何年か後には必ずそごを来して改定する、それが特に政策と結びついているような様子も見られない、これでいままで過ごしてきたような気がするわ...全文を見る
○中馬(弘)委員 これからは従来のような目標とか見通しじゃなくて計画にするんだという強い御信念と承りました。それであるならば、個々に見ていきますと、原子力の三千三百万にしましても、従来と同じことをしておれば、それが立地問題であったとしても、結局これが達成できないようなことになるわ...全文を見る
○中馬(弘)委員 原子力以外にも、今後の見通しではたとえばLNG、これは長官の方ではないかもしれませんが、LNGあたりにもかなりの期待をかけております。しかし、これも、前のときには四千二百万トンを推しながら今度は三千万トンに下げているような状況で、技術的な問題も非常にあろうかと思...全文を見る
○中馬(弘)委員 いまお伺いしただけでも相当か資金の要る話でございます。それから開発体制、研究体制にしましても、ちゃんとそういうものをつくっていかなければならないでしょう。そのほか新エネルギーの問題がございますね。サンシャイン計画というようなことでやっておりますが、石油にしまして...全文を見る
○中馬(弘)委員 エネルギー庁長官が来ていただけるものと思っておったのですが、お忙しいようなんで、その点は軽く飛ばします。  技術的な問題以外に、一つやはり価格メカニズムを通じた社会的な制度的な対策が省エネルギーには必要だと思うのですね。ミクロにおいては、その方が安いからそれを...全文を見る
○中馬(弘)委員 いま言ったような価格メカニズムを通じてやることの一つの例といたしまして、たとえば料金体系にさわることも一つ考えられるわけですね。ある程度一定量だけの範囲はただのような値段にしておいて、それを超えたら非常に高くする。そうすると、みんながその範囲内で節約する。これも...全文を見る
○中馬(弘)委員 じゃ、ばらばらでいいとお考えでございますか。
○中馬(弘)委員 先ほど冒頭に言いましたような形で、これは日本人の危急存亡にかかわる問題ですから、やはりエネルギーとしてはっきりした国家的なことを計画し、提言していくような部署がどうしても必要だという気がいたすわけでございます。長官も先ほど言われましたように、今度のものは目標や見...全文を見る
10月27日第82回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○中馬(弘)委員 NPT条約批准、それに伴いますIAEAの保障措置協定、これを受け入れるということ、これはわが国が国際協調のもとに原子力の平和利用を図っていくというためには必要の手続と考えるわけでございますが、そのための規制法の改正自体には特に問題を差しはさむものではございません...全文を見る
○中馬(弘)委員 罰則規定ですけれども、かなり個人的な罰則といいますか、過料を何万円にするとかいったケースが多いのですけれども、業務停止といったようなことまで含んでおると考えていいのですか、委託を受けたところが。
○中馬(弘)委員 国内的なこと以外に、諸外国から受ける対抗措置だとか、そういったことについてはどういうことが考えられますか。
○中馬(弘)委員 そうですね。そこについてなのです。  ちょっともとに戻りますけれども、これは個人だけを罰しましても、それの機構自体のあり方だとか、こういったことが問題になるケースが多くなると思うのです。そういった場合に、そのセンター自体を業務停止を行うとかあるいは別の機構をつ...全文を見る
○中馬(弘)委員 では、先に進みますが、先ほど申しました諸外国からの対抗措置といったようなことはどういうことが考えられましょうか。
○中馬(弘)委員 この協定自体に違反した場合の国際的な問題でございます。国内的にはだれだれを罰するだとかあるいはその業務停止をするといったようなことが起こりましょうけれども、この保障措置協定に違反した場合、国際的な意味での何か罰則規定があるのか、あるいは罰則規定がなくても、予想さ...全文を見る
○中馬(弘)委員 それについて具体的にどういうことが予想されるかということです。
○中馬(弘)委員 これは外務省の方からいただいた資料でしたかね、カナダからのウランのあれが入ってこないといったようなこと、質問の意味はそういったような具体的なケースなんでございます。
○中馬(弘)委員 IAEAの保障措置の委員長ランダース氏が、プルトニウム高速増殖炉時代に入りますとその保障措置というものは余り有効ではなくなってくるのじゃないかというような発言をしているようでございますけれども、これもそういったようなこと、罰則、特に二国間のこと以外については余り...全文を見る
○中馬(弘)委員 今後そういった国際的なあるいは政治的な機構というものを前向きに日本としても進めていかれることを強く望む次第でございます。  と同時に、現在この協定を取り巻く環境と申しますか、これはこの間のザルツブルクの会議で提案されました六項目ぐらいのことがございますが、こう...全文を見る
○中馬(弘)委員 はい、そうです。それを少し具体的に、いま申し上げましたような点について個々に、具体的に。
○中馬(弘)委員 それの具体的な進展状況ですが、たとえばいつごろ成案を得るのだとか、協定に持っていくのだとか、こういった見通しはどうでございますか。
○中馬(弘)委員 その状況を見てからこれに加わろうといったような国があるわけでございますか。
○中馬(弘)委員 このNPT条約にしましても、これは一面から言いますならば核不拡散をてことしたパワーポリティックスの一つの論理が働いているということにほかならないと思うのです。この間のハイジャック事件ではございませんけれども、日本の場合には、ともすればその場において、たとえば原子...全文を見る
10月28日第82回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○中馬(弘)委員 国鉄の状態をこのような末期的な症状にまで至らしめた原因、これは種々ありましょうけれども、最終的には法改正を含めて何ら抜本的な対策を打たなかった政府の責任であるということの謙虚な反省が必要だと思います。と同時に、いろいろな場面において余りにも国鉄の経営にまでタッチ...全文を見る
○中馬(弘)委員 方向としては、そちらの方向に少なくとも志向しているということと理解していいわけでございますか。
○中馬(弘)委員 いままでは、国鉄再建と言いながら、いずれも現状の改善に手をつけずに、ただ結果のしりぬぐい、いわゆる運賃値上げあるいは政府の助成といったことだけに終始してきたきらいがあるわけです。国鉄に一つの経営者能力、事者能力を持ってもらったとしましても、国鉄の内部努力だけでは...全文を見る
○中馬(弘)委員 総合交通体系の話に移ってきましたが、鉄道とか自動車とかあるいは船、飛行機、それぞれの役割りはあろうと思います。先ほど来おっしゃっておりますように、総合交通体系の新たな成案を得るのだというお話ですけれども、じゃ、その総合交通体系の一つのあるべき姿をつくっても、それ...全文を見る
○中馬(弘)委員 恐らく総合交通体系というものができたといたしましても、ミクロの立場で言いますと、利用者あるいは企業が、それぞれその論理で動くわけでございますから、放置しておけば、伸長、衰退は、考えた総合交通体系とは違ったものになってくるかもしれないと思うのです。  そういう点...全文を見る
○中馬(弘)委員 そのエネルギー節約対策と申しましょうか、これの中では、総合交通体系もその点から考えられるということに理解してよろしゅうございますか。
○中馬(弘)委員 私が申しておりますのは、短期的な景気の問題で言っているのではございません、今後交通体系を考えていくときに、省エネルギーの観点が必要ではないかと申しておるわけでございます。  そういったことからいたしますと、たとえば輸送体系にしましても、個別で運ぶよりも、あるい...全文を見る
○中馬(弘)委員 それであるならば、国鉄貨物を縮小していくという現在の対策でございますね、これは省エネルギーに逆行しているものと言えるのじゃないかという気がするわけです。エネルギー問題は、ただ節約になればいいというわけではございませんので、あすにでも中東戦争が起こって油がストップ...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間もございませんようなので、私が申しておりますのは、いま言いましたそういった長期的な観点に立っての国鉄問題も含め、あるいは総合交通体系も含めての施策を特にお願いしたいということの要望でございますが、以上のことを申し上げまして質問を終わりたいと思います。
○中馬(弘)委員 私は、新自由クラブを代表して、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部改正案に対する自民党、民社党並びに新自由クラブ三党提案の修正案及び修正部分を除く政府原案に賛成の討論を行うものであります。  昭和三十九年に国鉄経営が赤字に転落して以来、数次にわたる運賃値上げ...全文を見る
11月14日第82回国会 衆議院 運輸委員会建設委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号
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○中馬(弘)委員 先ほど来の議論の中でもありましたが、本法案は一般法の体裁をとりながら成田だけが限定されているというところに何か問題があろうかと思います。このため現行法との矛盾とかあるいはダブリが出ているとともに、本法を実施に移しますと、それぞれの現地でいろいろ手続上、解釈上の問...全文を見る
○中馬(弘)委員 それはこの法律の文言に書いてあることでございまして、私が言っております具体的というのは、羽田ではどういう条件だから直ちには指定しないのだ、あるいは伊丹ではどうだ、また福岡ではどうだといったお答えをお願いしているわけです。
○中馬(弘)委員 本法案は、騒音の被害の未然の防止、それに伴う立地規制といったことと、それからその補償ですね。移転とか土地の買い入れ、こういった二つの性格を持っていると思います。成田以外にも十年後の、これは五十八年十二月、環境基準で言いますところの十年後でございますが、基準達成の...全文を見る
○中馬(弘)委員 新しい空港じゃなくて既存の空港です。
○中馬(弘)委員 環境庁としまして、未然にそういったものを防がなければならないという考えはもちろんおありなんでしょうが、現実の方を重く見られるのか。一つの環境庁としての目標なり何なりがおありでしょう、その場合に、もう五年先、三年先にはそこが宅地化してしまうようなところがたくさんあ...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういう観点からしまして、防止法に言いますところの第一種、第二種、第三種の区域、これを指定しておりますが、それぞれのWECPNLの線引きの基準というのは幾らになっているのですか。
○中馬(弘)委員 本法案に言いますところの防止地区、防止特別地区のそれぞれの基準値はどうなっておりますか。
○中馬(弘)委員 大体見合うというお答えでございますけれども、現実にはかなりの範囲がギャップがあるわけでございますが、成田以外の空港周辺の住民が、この法律によりますところの成田同等の権利を主張した場合にどう対処されますか。
○中馬(弘)委員 少し法律の中身の方に入りますが、都道府県知事は、指定されましたら航空機騒音対策の基本方針の案を公表することになっております。そしてそれに基づいて住民あるいは利害関係者が意見書を提出することになっておりますが、この意見書はどういう手続で基本方針に反映されますか。
○中馬(弘)委員 しかし、いままで成田でもこの点で十数年かかったわけでございますし、そこに一つの何かのお考えはお持ちじゃないでしょうか。
○中馬(弘)委員 大変心強いお言葉ですが、行政側と住民との間でいろいろな公共事業を進める場合に、往々にして起こっている問題でございます。一人でも反対があれば事を進めないという知事もいらっしゃったようでございますけれども、そのために社会資本の整備がおくれているという点も出てまいって...全文を見る
○中馬(弘)委員 次に、この成田の一つの経験を生かしまして、関西新空港への取り組みが必要かという気がいたします。  大阪空港は、御存じのように市街地の上を、ちょうど大阪のあの大都市の真ん中を通って空港に入ってまいります。先ごろのクアラルンプールのようなことが起こりますと、何千世...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間もありませんから、この成田の経験を生かし、そしてまた先ほど申しましたようなその周辺の住民に本当に納得してもらって物事を進めるということを、ただ行政の姿勢ということだけじゃなくて、場合によっては制度化することも含めて、今後関西新空港なりその他で、それに続く各種...全文を見る
11月16日第82回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○中馬(弘)委員 今度開港されます成田空港、これこそ日本の一つの大きな空の玄関口になるわけでございますが、世界の飛行場を見回してみましたときに、これからつくる飛行場としては必ずしも広くない、千ヘクタール強でございます。ダラス、フォートワースほどの広さは必要でないにしましても、もう...全文を見る
○中馬(弘)委員 どの程度の規模が望ましいとお考えでございましょうか。
○中馬(弘)委員 いままでいろんな公共事業が行われてきました場合、たとえば新幹線にしましても、いろんな問題が起こっております。これをたとえば二車線じゃなくて四車線ぐらいが十分とれるような、複々線で行けるようなものを初めから買っておけば、そしてその周りをずっと、たとえば街路樹のよう...全文を見る
○中馬(弘)委員 周辺整備機構のようなものをつくられる意図はなくて、それと同等の働きを公団がなさるということでございますか。
○中馬(弘)委員 周辺整備機構、これは大阪が一番大きな予算を使ってやっておりますが、そこでもいろいろな問題が出てきております。予算を与えられながら、それも十分使うことができない。これはもろもろの住民との間の合意ができないといったようなことでのことでございましょうけれども、その辺に...全文を見る
○中馬(弘)委員 確かにいまおっしゃいましたように、武士の商法的なところがかなりあるわけでございますが、いまの大阪の一つの経験でもございませんが、今度買い入れる場合に時価ということになっておりますね、ところが、実際に時価で買い上げても、移転するところの価格はもうはるかに高くなって...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、特に時価にこだわられずに、一つの補償といった意味で上乗せされるということに理解してよろしいでしょうか。と申しますのは、先ほどの、積極的にこれを緑地化していくのだといったようなことであれば、ただ時価で買い上げるということではなくて、そのほかに一つの対...全文を見る
○中馬(弘)委員 成田にしましても、そういうことで周辺の方々に対する一つの配慮もいたし、国際的に見ましても、かなり狭い空港にしかならないと思いますので、ますます頻繁になってきます航空事情を考えたときに、かなり大きな範囲をとって、そうしてそこを緑地化していくことがぜひとも必要じゃな...全文を見る
○中馬(弘)委員 地元にはもちろん賛成もございましょうし、反対もあろうかと思います。確かにいままでいろんな意味での反対で調査すらできなかった面があったわけでございますが、反対者の反対の理由の一番大きなもの、一番といいますか、そういった反対理由は、どういうことが考えられると思います...全文を見る
○中馬(弘)委員 この反対の理由の中にも、何といいますか十分に役所側の意向あるいは本当に調査した上での反対ということではなくて、ただ不安ということで反対、こういったケースが間々あるわけですね。そしていつの場合でも、その後始末ということになっているケースが非常に多いと思うのです。 ...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、もう少し進めて、陸地の部分は環境基準に適合しているということで考えていいですか。
○中馬(弘)委員 本法案で言いますところの特別防止地区、ここで補償あるいは買い取りということが起こるわけでございますけれども、漁業権というのは、この法案で言うところの買い取りの対象になりますか。
○中馬(弘)委員 そうするならば、この特定空港法案には、関西新空港は現実問題として当てはまらないと考えていいわけですか。
○中馬(弘)委員 いつの場合もそうでございますけれども、本当に住民側と役所との間の何か意思の疎通が欠けている、ギャップがあるといったことで、起こさぬでもいい問題をあちこちで起こしているケースが非常に多々あろうかと思います。この成田の場合におきましても、先ほど申しました公団の中に、...全文を見る
11月17日第82回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○中馬(弘)委員 きょうは、少し基本的な問題についてお伺いしたいと思います。  いま世界的に見まして、第三次経済戦争に入っているとも言われております。と同時に、世界の資源戦争がいよいよ始まったという認識に立ってもいいような状況になってきております。これは四十八年の石油ショック後...全文を見る
○中馬(弘)委員 このことは、日本の非常な何か甘さみたいなのがあるような気がするのですね。少し話が外れますけれども、たとえば国防の問題にしましても、日米安保条約があるから日本は大丈夫なんだ、しかし、果たしてそうかどうか。アメリカといま安保条約を結んでおっても、たとえば第三国に攻め...全文を見る
○中馬(弘)委員 再度あれしますが、フランスとドイツがあのような自主的な態度がとれるのを、どういう原因だとお考えですか。
○中馬(弘)委員 迎合するから信頼されるのじゃなくて、むしろ自分のものをはっきりと打ち出して初めて信頼の対象になり、尊敬の対象になるという気がするわけでございます。そういう形での臨み方をしていただきたい。これがお願いでございます。  事ほどさように、いろいろな国際的な絡みが非常...全文を見る
○中馬(弘)委員 では、そのいまからの増分の輸入先をどうお考えなんでしょうか。
○中馬(弘)委員 この長期エネルギーの需給見通しは、わが国の輸入先も考えてないということでございますか。
○中馬(弘)委員 だけれども、細かい国別じゃなくても、中東からの増分は、このくらいは十分賄えるということですね。
○中馬(弘)委員 私がお聞きしておりますのは、今後それだけふえていく増分の中で、日本の取り分だけが割合として大きくなるわけですね。それで国際的な関係がまずくならないかどうか。今後、後進国も石油の需要がかなりふえてまいります。その点についての御見解です。
○中馬(弘)委員 その四億三千二百万キロリットルの中に、たとえば中国だとかといったようなところがどのくらい入っているか、あるいは日本の自主的な開発、これがどの程度入っているか。何か具体的なものはあるのですか。
○中馬(弘)委員 同じ需給見通しの中で原子力は三千三百万キロワット、これの新立地、電調審で決定済みのところも含めまして、いま二千万ぐらいですか、そのあたりをちょっと数字的にもお願いします。
○中馬(弘)委員 もう着工しているところはともかくといたしまして、決定しただけでまだ着工してないというところがございますね。これの現地との調整とか、その点についてはいかがでございましょう。
○中馬(弘)委員 その分についての現地とのトラブルとかあるいは進捗状況、それはそれぞれどういう状況かだけをお願いしたいと思います。
○中馬(弘)委員 今後の見通しについてはいかがですか。
○中馬(弘)委員 具体的に何か反対運動が起こっているとか、そういうことはないのですか。すべて順調にいっていると理解していいのですか。
○中馬(弘)委員 往々にしてそういった場合に、俗な言葉で言うならば、よく金で解決するというような形がとられているんですね。企業の社会的責任といったようなことが問題になり出しましてから、特に公共的な電力だとかあるいはガスといったものが、企業の社会的責任というのは地域に金を出すことか...全文を見る
○中馬(弘)委員 そのような、ただ金だけで解決するという形ではなくて、そこまでの非常に地域との結びつきがついたような形での対策、あるいは場合によっては一つの制度化までしていかなければ、この三千三百万キロワットすら達成できないのじゃないかという気がしているわけでございます。  と...全文を見る
○中馬(弘)委員 いまのたまり過ぎました過剰ドル、これをウラン資源の備蓄に使おうじゃないかというふうな話がございますが、そのあたりの状況と、それからもう一歩進めて、たとえば鉱区までも買ってしまうというようなことは、お考えになっていないのかどうか。
○中馬(弘)委員 一歩進めて、鉱区まで買うことは御検討なさっていませんか。
○中馬(弘)委員 そのような、ただ当面のことだけじゃなくて、日本の将来のことまでも考えた対策でやっていただきたいということをお願いする次第です。  最後に、一つの科学技術というものの進歩と人類の生存の問題、これが最近少しうるさくなってきております。テクノロジー・アセスメントとい...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間がなくなりましたので、それについてもう少し詳しく、行政のどこが実際担当してやるかとか、そういう調査をどういう形で科学全般幅広く——ただ科学技術庁だけではなくて、農林省も厚生省の分野も、あるいはそれ以外のところもひっかかってくるかと思いますが、そこを幅広く調査...全文を見る
11月18日第82回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○中馬(弘)委員 参考人の方々には、お昼の時間もつぶしまして大変御苦労いただいております。  まず、山本参考人にお伺いいたしたいと思いますが、もう皆さん方の御質問で大体わかっておりますので、簡単にお答えいただいて結構でございます。  地元中心に本当にひざを交えてやっていかなけ...全文を見る
○中馬(弘)委員 同じような観点から木村参考人にお伺いいたしますが、大きな声の小さな集団の要求がかなり通って、小さな声の大きな大衆といいますか、これが泣き寝入りになるようなケースが往々にしてあるわけなんですが、そういうところでの行政の配慮というのがどうあらねばならないか。どうもい...全文を見る
○中馬(弘)委員 重ねて木村参考人にお伺いします。  この法案で直接には特定空港に大阪空港は指定されないようでございますが、今後進めていく成田の参考になりますので、あえて御意見といいますか、お声を聞かせておいていただきたいのですけれども、周辺整備機構にかわる仕事を空港公団がやる...全文を見る
○中馬(弘)委員 鬼沢参考人と岩沢参考人に地元の御意見として聞かせていただきます。  この法案では、特定空港に指定されましたら、知事が一つの案をつくってそれを住民に提示することになっております。そして住民の側あるいは関係者は、これに対して一つの意見なり提案をしていくということに...全文を見る
○中馬(弘)委員 有意義な御意見ありがとうございました。長時間本当に御苦労さまでございました。
11月24日第82回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○中馬(弘)委員 原子力基本法の一部改正案についての質問をいたします。  従来の原子力委員会から分かれまして原子力安全委員会をつくるということでございますが、その原子力安全委員会は、原子力の安全の確保のための規制に関する重要事項を所掌するとなっております。しかし、安全という問題...全文を見る
○中馬(弘)委員 その国民の信頼を得る委員会というものは五人でやるわけでございますが、その辺について、果たして幅広いまた重要であるこの安全という問題がどのように所掌できるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○中馬(弘)委員 この安全委員会を支える実際の事務局あるいはスタッフ、これはどのような形になっておりますか。
○中馬(弘)委員 その安全局ですか、そこには他省庁からの出向だとか、そういう形で構成されるわけですか。
○中馬(弘)委員 そうしますと、原子力委員会の方が科学技術庁長官以下での構成になりますし、原子力安全委員会の方は学識経験者ということになっておりますね。そしてその事務局が科学技術庁の中だということになっております。そうしますと、開発と規制といったような問題、実際の上下の関係等から...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほど他省庁にもわたるというようなお話がありましたので、そこで、それぞれの所掌をむしろここではっきりさせていただきたいという気がするわけです。  この安全という意味、これはただ狭く考えましたら、本当に技術的なことだけかもしれません。しかし、この安全というのを少...全文を見る
○中馬(弘)委員 外国の原子力艦艇が入ってきた場合もやはり運輸省ですか。
○中馬(弘)委員 としますと、それもやはり最終的には原子力安全委員会の範疇に入るわけですか。
○中馬(弘)委員 次に、住民に対する心理上の安全といったことがあるわけでございますが、実際に、科学的に原子力安全委員会がこれで安全だと言っても、住民が不安に思うケースだってあるわけでございます。これは情報の不足だとか、あるいはいろいろな最近の住民パワーで調べてこうだったということ...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういうことの総括的なことは安全委員会の方ではやるのですか、やらないのですか。
○中馬(弘)委員 それでは次に、制度上の安全の問題でございます。  最近、核ジャックといったことも出てきておりますが、ただ一つの決められたシステムの中でそれに合っているかどうか、技術的な意味でも合っているかどうかというような安全ではなくて、いまの取り扱いの方法だったらこういうと...全文を見る
○中馬(弘)委員 考えると言うだけで、はっきりしていないのですか。
○中馬(弘)委員 これはもう少し敷衍しておきますが、既存の原子力発電所だとかあるいは再処理工場だとか、そういうことだけではなくて、いろんな民間の核物質の研究所なんかもあるかと思うのです。そういうところに対する監督、指導、調査といったことはどこがやるのですか。
○中馬(弘)委員 ということは、そのことも原子力安全委員会が最終的には責任を持つということでいいわけですか。
○中馬(弘)委員 次に、原子力というテクノロジーそのものの安全、テクノロジー・アセスメントと言った方がいいか知りませんが、プルトニウムを単体で抽出するのがいいのか、あるいはカーターが言うように混合抽出するのがいいのか、これは初めてアメリカから指摘されてそういった問題が日本で議論に...全文を見る
○中馬(弘)委員 ですから、そのことを、原子力委員会なのか原子力安全委員会なのか、どこが結論をつけるわけですか。
○中馬(弘)委員 ちょっとはっきりしないのですが、一つの核燃料サイクルなら核燃料サイクル、いまの一つのシステムがありますね。これのいまの形がいいのかどうかといったようなことを調査し最終的な結論を出すところは、安全委員会なのか原子力委員会なのか。
○中馬(弘)委員 局長のおっしゃった後の方は狭義の技術上の問題でございますから、私があえてここで五つに分類して、それぞれどこが所掌するかをはっきりしておいていただきたいと申しておるのはそのことでございまして、むしろいまの前段のお答えで原子力委員会と考えてよろしいわけですね。  ...全文を見る
○中馬(弘)委員 少し考えただけでも、そういった幅広い安全という問題があろうかと思います。それも各省庁にまたがって、それぞれいまの段階の御答弁の中でも、まだはっきり決まっていないような印象を受けた面も多々あるわけでございまして、そのことを分けるなら分けるで、原子力委員会がどの部分...全文を見る