中馬弘毅

ちゅうまこうき



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中馬弘毅の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第84回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○中馬(弘)委員 時間も制限されておりますので、金森公述人に限って三点ほど質問させていただきます。  国家運営の目的は、国民が豊かな生活を享受できる高度文明社会を築くことだ、そして経済はその手段だと思いますが、どうも最近は経済の方が目的のようになっております。来年度の予算にしま...全文を見る
○中馬(弘)委員 どうもありがとうございました。
02月15日第84回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○中馬(弘)委員 先般の大臣の所信表明に対しまして、本日は運輸行政全般の総括的な問題についての御質問をさせていただきます。  ここでも触れておられますように、国鉄再建の問題が第一番に来ておりますが、昨年末に成立しました国鉄法、国鉄運賃法の改正というのは、国鉄経営にとって画期的な...全文を見る
○中馬(弘)委員 その貨物駅の集約の問題でございますけれども、これも五十二、三年で二百七十駅ですか、その後また三百駅近いものが集約されてまいります。そのこと自体私は特に取り上げようとはいたしておりませんが、そうすることによって、日本の貨物輸送というものがどんどん減ってくる。これは...全文を見る
○中馬(弘)委員 そのこと自体が少し問題だという気がいたします。これはその間をトラックで、あるいは通運業者に頼んでといったようなことでの荷物を集める役割りをもっと果たしていただきたい、かように願うわけでございます。  次に、業務運営の効率化の件でございますが、退職者の補充は極力...全文を見る
○中馬(弘)委員 それでは、退職者の補充は極力抑制することにならないのじゃないでしょうか。五万人減らすのであれば、毎年一万人ずつ減らしていかなければならないわけでございます。そうするならば、新規採用を極力抑えていく、業務を合理化し、そして場合によっては配置転換も含めての人員の効率...全文を見る
○中馬(弘)委員 次に、公共割引制度の問題に移ります。  先ほども少しお話が出ておりましたが、国鉄は余りにも公共割引制度、いろいろな通勤通学あるいは福祉割引を受け入れ過ぎたのではないか。先ほどのお話にもありましたような、たとえば精薄児に対しての割引といった問題も出てきているかと...全文を見る
○中馬(弘)委員 大変苦しいお立場はよくわかりますけれども、この辺の物事のけじめというのが非常にあいまいなところに問題があるという気がするわけでございます。確かにいま言ったような問題、それで治るのであれば、これは必要なことかもしれませんけれども、それよりももっとその人たちを幸せに...全文を見る
○中馬(弘)委員 それに関連してちょっとお伺いしておきますけれども、鉄監局長、いまの国鉄運賃法で区間別に違った運賃が取れるのかどうか、やっぱり法改正までやらなければならないのか、その点をちょっとお伺いいたします。
○中馬(弘)委員 次に、関連事業の問題に移りますが、国鉄も今度の法改正によりましてかなり関連事業の幅が出てまいりました。現実にいろんな事業を始められております。しかし、いままでのところを見ますと、採算に乗っているものが非常に少ない。交通公社なんかはかなり利益を出しておるようでござ...全文を見る
○中馬(弘)委員 いろいろな別の面でのメリットがあるのだということじゃなしに、やはり事業経営である以上、そこから利益を出すようにしていただきたい、このように願うわけであります。  次に、新線建設の問題ですが、ここでも投資採算を考慮した基準を策定するということをうたっております。...全文を見る
○中馬(弘)委員 その次の問題として労使関係の正常化の問題ですが、従来ストの頻発する国鉄でございました。ことしこそは国民が見守っていると思います。  そこで、春闘に臨む態度をひとつお聞かせ願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 労使関係の正常化も、ただきょうの題目だけではなくて、本当に実のあるものにしていただきたい、このように願うわけでございます。  次に、少し話が別の問題になりますが、東京駅、大阪駅の建てかえの問題が出ております。東京駅につきましては、先般、美濃部さんあたりとのお話...全文を見る
○中馬(弘)委員 建築費の一%を芸術的装飾に充てるといった提言はどうでございますか。
○中馬(弘)委員 国鉄に関する問題は以上で終わらせていただきます。  時間もありませんので、あと造船、海運に対する不況対策、これについて質問点をずっと列挙していきますので、一括してお答え願いたいと思います。  まず、造船業につきましてでございますが、現在、船台ががら空きの状況...全文を見る
○中馬(弘)委員 ちょっと順序が後先になりますが、大臣のお時間がないようなので、この点だけお答え願って御退席なさって結構でございます。  といいますのは、関西新空港の問題でございますが、昨年の十二月十二日、浮体構造でという発言があったと聞いております。これの真意についてお伺いし...全文を見る
○中馬(弘)委員 大臣、どうぞ御退席になって結構でございます。  いま大臣のお答えにもありましたように、まだまだこの問題はいろいろ議論があろうかと思います。ただ言えることは、本当に関西に世界に冠たる一つの空港をつくろうとしているわけでございまして、これが技術的に確立されたもので...全文を見る
○中馬(弘)委員 環境アセスメントが五十三年末終了というのが遅延した理由をお聞かせ願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 いずれにしましても、関西空港は成田と少し様子が違いまして、もちろん地元での反対もございましたけれども、それが最近では相当変わってきております。各自治体の議会の様子も違ってきております。これはやはり関西経済にとって新空港がどうしても必要だ、死活の問題だということに...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間も来ましたので終わりますが、要するに、先ほどの大臣の発言が軽率だといったようなことまでも含めてでございますけれども、現時点の問題、いろいろ技術的な問題は、それこそ優秀なお役人さんに任せておいたら大丈夫だと思うのですが、本当に五年先、十年先に日本をどうすべきか...全文を見る
02月16日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第3号
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○中馬(弘)委員 先般の大臣の所信表明に対する質疑ということで質問させてもらいたいと思います。  この所信表明を読ませていただきまして、先ほどもちょっと問題になっておりましたが、大臣の科学技術というものに対する取り組み方といいますか、一つの哲学といったようなものが全然入っていな...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほどこちらが申し述べましたことは、原子力という問題についても同じかと思います。  原子力と人類の生存の関係を大臣はどのように御判断なさっておりますでしょうか。
○中馬(弘)委員 この安全性の問題ですが、この観点での考察が必要かと思います。原子力安全委員会を設けるという話にもなってきておりますけれども、この安全委員会というものが原子力開発を進めるための方便であってはならないと思っております。時の権力や利害に対して超然たる態度で結論を出すと...全文を見る
○中馬(弘)委員 補足でもありましたら……。
○中馬(弘)委員 いずれにしましても、国民がそのような信頼を寄せる形と実質を備えていただきたい、このように願うわけでございます。  所信表明の中で第一番に原子力開発を取り上げておられます。そして事実予算面でも最大のウエートを占めておりますけれども、この原子力開発というもの、いま...全文を見る
○中馬(弘)委員 目的とするところが、このエネルギーと、無資源国日本にとって石油が枯渇するかもしれないというそのことに対しての一つの対策だ、このように思いますが、一九八五年エネルギー危機説がございます。これは非常に根拠に乏しいような気もいたしますが、この点についていかがでしょう、...全文を見る
○中馬(弘)委員 それが事実であるかあるいは根拠に乏しいか、そのことは別にしまして、資源の何もない日本にとって、石油に頼るあるいは外国の資源に頼るといったことが長続きはしないということは、これはもう言うまでもないことだと思います。そういうことからしますと、エネルギーの多様化という...全文を見る
○中馬(弘)委員 来年度の予算でございますが、省エネルギーあるいはサンシャイン計画等新エネルギーの技術開発、こういったものに対しての予算が大幅に増額されておりますが、これはこのこととして評価したいと思います。しかし、省エネルギーとかあるいは新エネルギーの開発といったことは国家百年...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういうことであるならば、少しそれぞれについてお伺いしたいと思いますが、今度は省エネルギー関連の設備の租税特別措置をするとか、あるいは投資減税という話も出てきております。これは具体的にどのような基準のものを対象とするか、はっきりしているわけでございますか。
○中馬(弘)委員 これはいわゆる生産設備的なものに限っているわけですか。それとも、それを需要する方、消費者とかそういったようなものが何か省エネルギー的なものを買ったらとか、それに対しての助成措置があるというようなことはあるのですか。
○中馬(弘)委員 この対象期間は来年度限りというようなことも聞いておりますが、その点はいかがですか。
○中馬(弘)委員 投資減税が来年度限りということですが、何か景気浮揚のためのものであるならば一年限りということも考えられますけれども、それこそ日本の国家百年の大計、本当にこれから国民挙げて省エネルギーに取り組んでいかなければならないというときに、省エネルギーの投資、これも一年限り...全文を見る
○中馬(弘)委員 いずれにしましても、景気対策だとかそういったことでやるべき問題じゃないということをつけ加えておきます。  次に、ムーンライト計画についてですが、これが九億から十五億ですか、倍増されております。少し具体的な御説明を願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 そのほか、省エネルギーとしましては、たとえば運輸部門でのトラックとかマイカーから鉄道あるいはバスでの大量輸送へというような方策もいろいろ考えられるわけでございますが、そういうことを全般的に所掌する部署というのは、どこになっているのですか。
○中馬(弘)委員 いまのお答えでも明らかなように、何か各省庁それぞれ別個にやっておって、この問題はよその省庁の問題ですという話によくなってくるわけですが、この総合的なエネルギー政策を立案、指導する何か独立の部署あるいは担当官といったようなものの必要性を、大臣はどのようにお考えでご...全文を見る
○中馬(弘)委員 次に、新エネルギーの技術開発の問題に移りますけれども、サンシャイン計画、これは通産省の方で鋭意努力なさっているようでございますが、四年目に入って基礎研究から開発研究の段階に移ってき、また中には実用化といったようなことも進んでまいっているようでございます。先日もち...全文を見る
○中馬(弘)委員 太陽エネルギーの利用に関しまして、太陽電池というのは大体技術的にも確立をされてきておるかと思います。しかし、コストの面でまだ普及するには至っておらない。一平方センチ当たり一万円もするというようなことも聞いておりますが、これはたとえば何百万個もつくるというようなこ...全文を見る
○中馬(弘)委員 もうそろそろ実用化段階に入ってきたものもあろうかと思いますが、これもただ政府やその周辺の研究所あるいは企業だけではなかなか物事は進まないと思います。一つの国家プロジェクトでもございますし、能力や人材等の面でもいろいろな制約条件が、それだけの範囲であれば余りにも多...全文を見る
○中馬(弘)委員 この新しいエネルギー技術開発のもう一つの柱としましての核融合について、この第二段階の研究開発、これは基本計画どおりに大体進捗していると理解してよろしゅうございますか。
○中馬(弘)委員 それにちょっと付随してお聞きしておきますけれども、たとえば大幅な人員だとか、あるいは予算を新たにつぎ込んだら、その予定が早まるというようなことはあるのですか、ないのですか。
○中馬(弘)委員 以上、特に日本独自でできる、あるいは外国に依存しなくても済むエネルギーのあり方といったことに本当に力を入れていかなければ、いまのように非常に複雑になってまいりました国際情勢の中にありましては日本の将来が危ぶまれるわけでございまして、その意味からも、ただ原子力、い...全文を見る
○中馬(弘)委員 それに関連しまして、「むつ」は青森と長崎でキャッチボールのようなことをやっておりますけれども、そのあたりの現状を少し御報告願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 「むつ」もいろいろ問題を後に引いておりますけれども、事業団が研究所へ改組するというあの法案が通った時点で事業団の性格も変わったものだと理解しておりますし、「むつ」もそういうことで何が何でもこれを実用化にまで持っていかなければならないということではないと思います。...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間も参りましたので終わりますが、過去にこだわらずに、ひとつ新しい発想で今後の科学技術のあり方に取り組んでもらいたいということを要望いたしまして、質問を終わらしてもらいます。
02月22日第84回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○中馬(弘)委員 昨年来の総理の強気の発言とはうらはらに、この不況はますます深刻化してきております。企業倒産件数は期末を迎えるに従って増加傾向にございますし、しかも負債額が大型化してきております。また、完全失業者数は月を追って増加し、新卒者の就職決定状況は非常にはかばかしくござい...全文を見る
○中馬(弘)委員 青年の気持ちといいますのは、やはり大学を出て、大学を出なくても高校でも結構ですが、一つの教育を受けて社会の場に出て、何か国家的に有為な仕事にでもつきたい、自分の能力を生かしたいということで社会に羽ばたくわけでございますから、それに対して政府は何の施策も持ってない...全文を見る
○中馬(弘)委員 ついでと言ってはなにでございますが、今後労働組合にも入ってくる若い青年たちでございます。それに対しまして、いまの問題に対しましてどのように御判断になっておるか、どなたに聞いてもよろしゅうございますが、一応中立労連の岡村さんにひとつ御意見だけでもお聞かせ願いたいと...全文を見る
○中馬(弘)委員 次の問題に移りますが、このように倒産がふえ、失業者がふえるという状況を踏まえて、一般の消費者は、物を買わず、遊びにも行かず、わずかな給料の中からせっせと貯金をするという状況でございますが、景気というのは計数的に組み立てた理論だけで動くのではなくて、社会的、心理的...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういった不良貸し付けになっている例は、永大産業だけではなくて、この問の大和ランド事件でも表面に出ましたように、裏に隠れてかなりあるような気がいたしておるわけです。これはもう、実際に調べれば数はあるわけでございますし、またうわさもあるわけでございまして、そのよう...全文を見る
○中馬(弘)委員 この永大産業の一つの原因としまして、合板業界の問題点があろうかと思います。設備が業界で過剰能力になっておる。それからそれに対する需要が現在、将来ともかもしれませんが、ついていかない。また、韓国その他発展途上国の追い上げがあるといったようなことがございます。この合...全文を見る
○中馬(弘)委員 また同社は海外投資、現地生産といったようなことを行っておるようでございます。この点に関しまして国際信用の失墜の問題、それから相手国の雇用の問題、それに関連しまして対日批判が出てくるというようなことも考えられるわけでございます。この海外投資などにつきまして、認可当...全文を見る
○中馬(弘)委員 また、永大の関連下請の関係でございますが、これは大阪市の東住吉区で永大産業の一〇〇%下請をしておった会社でございますが、そこから少し陳情もございましたので、そのことも含めてお聞き申し上げるわけでございますけれども、ここは八千万ほどの債権がある、そして手形は三月五...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほど来何度も申しますように、制度をつくりましても、その利用の仕方すら知らない零細企業の方々がおられるわけでございまして、そこに積極的に行政側から手を差し伸べるといったきめの細かさが、特にこういう時代には必要じゃないかという気がするわけでございます。  また、...全文を見る
○中馬(弘)委員 通産大臣にお伺いしますが、このプレハブ業界、特に住宅部門のユーザーの救済の問題でございます。  政府がいろいろな施策をいたしておられるようでございますが、このような大手でない場合、ユーザーが泣き寝入りするケースがあろうかと思います。今後、これを機に、業者間の共...全文を見る
○中馬(弘)委員 大蔵大臣にお伺いいたします。  これも先ほどの新聞に出ておりましたことでございますが、金融機関あたりが住宅ローンの延長を行うというような意向が出ておりました。これはそれだけローン支払い者の負担を軽くするという意味でございましょうが、さらに進めて一年支払いを猶予...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間が来たので終わりますが、このように、これを機にしまして、将来に対しての不安を取り除く、そのためにもこの永大産業問題は、ただ一企業の問題としてではなくて、日本の景気問題として、事後処理をちゃんとやっていただきたい、このように願うわけでございます。  以上のこ...全文を見る
02月28日第84回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○中馬(弘)分科員 来年度予算におきましては政府は七%成長率達成ということで非常に大きな公共投資中心の予算を組んでおられます。     〔村田主査代理退席、主査着席〕 このところをちょっと振り返ってみますと、建築着工あるいは住宅着工、いずれにしましても石油ショック以来ほとんど...全文を見る
○中馬(弘)分科員 宅地開発をやられる場合にいろいろな、特に住民の反対だとかが起こってくるわけでございますけれども、そういったことについての一つのはっきりした方法論なんかもお考えなのでしょうか。
○中馬(弘)分科員 先ほど地価のお話が出ましたが、いままで動いていなかった住宅なり工場用地が動いてくるということで、地価の高騰が場合によっては予想されるかと思うのです。四十八年、石油ショック以前、あの列島改造で大きな地価暴騰が起こった際、その以前の段階を指標的に見てみますと、やは...全文を見る
○中馬(弘)分科員 その中でそういった制限を少し緩和すべきじゃないか、これは土地をかなり保有している企業あたりの圧力なんかもあろうかと思いますが、そういうような危惧も行われておりますけれども、その点についてはどういう御決意でございましょうか。
○中馬(弘)分科員 私が非常に前段でそういうことを述べましたのは、日本の大都市というのが、欧米先進国に比べて、皆さん方もお感じのとおりに非常にみすぼらしいものでございます。自由世界で第二の経済大国と言われる日本が、都市の形態の面では、また住宅という面では、はるかに欧米先進国におく...全文を見る
○中馬(弘)分科員 そういった本当に後進国並みの都市を近代的な町にしていくためには、相当な思い切った施策が必要じゃないかと思います。まずは都市設計をしていく上に公有地が少ないということが決定的なマイナス点だと思います。これをふやす施策、これをどう進めていかれるか。もちろん公有地の...全文を見る
○中馬(弘)分科員 いま、先買いにも一つの目的がなければ先買いができないような決まりになっておりますね。これは無目的で先買いができる形はできないものですか。
○中馬(弘)分科員 仕組みはわかっておりますけれども、そういう一つの考えがおありになるのかどうか、いまの法律をそのとおり守っていかれるのかどうか、少なくともそれを前向きに検討されていくのかのお答えをひとつお願いします。
○中馬(弘)分科員 そういうことで、結局いまのところは、そういう時期であるにもかかわらず公有地がふやせない。公有地がふやせないから思い切った都市計画も何もできない。このような状況になっておるわけでございまして、そこに何らかのはっきりした十年後、二十年後を見た施策が必要じゃないかと...全文を見る
○中馬(弘)分科員 大臣にお聞きいたしますが、政府委員からの御答弁では、はっきり言いまして、十年後、二十年後、場合によっては百年後すばらしい日本の都市にしていくという方策は少なくとも出てこないわけでございます。これは政治家としてお答え願いたいと思うのですが、そういった市街地におけ...全文を見る
○中馬(弘)分科員 時間が参りましたので終わりますが、そういった機運も盛り上がってきておる状況でございますから、過去の法律なり制度にこだわらずに新しい観点から進めていただきたいということを要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。
03月10日第84回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○中馬(弘)委員 長時間どうもお疲れさまでございます。  最後でございますので、短期的な問題、すなわち、つなぎ需要の問題、あるいは倒産防止の問題、離職者対策等は、御要望も含めまして御意見も聞かしていただきましたので、今後いろいろ日本の造船業の長期的な問題を考えていく上に一つの参...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういうことであれば、それに対する試験研究的な意味での国家資金の投入ということを私たちも考えていきたいというふうに考えております。  また、中小造船所でございますが、これの転廃業といいますか、いまの形のままでいっても無理だという気がいたします。その場合に、これ...全文を見る
○中馬(弘)委員 日本の造船業界のこの不況の中で、さらに発展途上国の追い上げが大きな問題になっております。大手が直ちに競争ということではないかもしれませんで、むしろ中型造船所が大きな競争相手かもしれませんが、こういった発展途上国との分野調整だとか話し合いといったようなこと、この必...全文を見る
○中馬(弘)委員 ちょっと質問の意味が違ったのですが、韓国だとか香港だとかあるいはスペインだとかが安い船をつくっていま追い上げてきております。これと日本の中小造船所との競合の問題でございます。
○中馬(弘)委員 その競争相手に対して、国としてあるいは造船工業会として何らかの対策を打つ必要があるのかないのか、その点でございますが……。
○中馬(弘)委員 何か後の御予定もおありと聞いておりますので、このあたりで質問を終わらしていただきます。どうも本当にお疲れさまでございました。
03月17日第84回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○中馬(弘)委員 造船不況に対する対策でございますが、自由経済を前提とする以上、やはりこの責任といいますか、先ほどから責任論が出ておりますけれども、あくまで企業の自己責任ということに一つの重点を置かなければならない、このように思っております。したがいまして、この対策に対する政府の...全文を見る
○中馬(弘)委員 需要される側の永井さんの方から考えますと、全部日本でつくる方がいいのか、あるいは場合によっては一部は外国から船を買う方がいいのか、そのあたりも含めまして、日本の建造能力は世界シェアのどのぐらいを占めておったらいいとお考えでございましょうか。
○中馬(弘)委員 いまの御両者の御意見ですと、やはり日本の造船業が五〇%のシェアを今後確保するということが必ずしも前提でないというような気がいたします。そうするならば、日本の造船業を少なくとも縮小ないしは横ばいの方に持っていかざるを得ない、そうしますと、これは労働移動も含めまして...全文を見る
○中馬(弘)委員 長時間皆さん方の貴重な御意見、御提言、本当にありがたく思います。どうもありがとうございました。
03月22日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
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○中馬(弘)委員 長時間どうも御苦労さまでございます。大体問題も出尽くしたようでございますが、二、三質問させていただきたいと思います。  地震の予知は、これこそ防災という観点からなされるわけでございますけれども、そういう点からしますと、大きな地震をいかに予知するかということでご...全文を見る
○中馬(弘)委員 そこら辺までも予知できるのかと思っておったのですが、全然そういう体制もないようでございますが、しかし学問的なことはわかりませんが、地震計とか何かには調べれば前兆現象とかそういうのはもちろんあるわけでございますね。
○中馬(弘)委員 十億、二十億というのは確かに大変なお金でございますが、しかし逆に言えば非常に安いお金かもしれません。基礎的なものの積み上げで初めて大きなこともできるのじゃないかという気がするのですが、そこら辺はどうですか。
○中馬(弘)委員 これも素人的な質問でございますが、震源地とそれから実際に震度で揺れるところが違いますですね。これで、どこで地震が起きたらどこではどういう揺れ方をするかというのは、大体はっきり地質学的にもわかっているわけですか。
○中馬(弘)委員 それから地震の大きさでございますが、いままで歴史的なものを調べてみますと、大体マグニチュードで八かそこら辺が限度になっているんじゃないかと思うのですが、都市の防災という観点からしますと、どこまで、どの限度の震度を予想しているのか私も知りませんが、これは地質学的に...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほどの何か小さい地震といいますか、これは少し性格が違って予知をする努力もしていないといいますか、する必要もないんだというようなこともございましたが、直下型の地震も同じような形になるわけですか。直下型の地震というのは、やはり予知ができないんだということですか。
○中馬(弘)委員 先ほど、今後の地震の予知対策としまして測量計をあちこちに置くといったようなことの御提言がありましたが、これにもう少し民間の力みたいなものを活用してもいいのじゃないかという気がお聞きしながらしたわけでございます。たとえば学校に、一つの教材にもなるかと思うのですがず...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういったことを申しましたのも、国民の地震に対する認識を深めたりあるいは地震に関する教育レベルを上げるといいますか、そういうことの意図も含んで、これに値するのじゃないかと思うのです。  先ほどちょっと話も出ましたが、大震災の予知対策要綱といったものが出てきてお...全文を見る
○中馬(弘)委員 そういう機関といいますか、制度をつくることに対してはいかがでございますか。やはり最終責任は気象庁長官だとかあるいは総理大臣とかというところに持っていくのか、国民に対する責任はもちろんそうでございましょうけれども、予知ということに対してでございます。
○中馬(弘)委員 いまのところは都道府県知事に任されているだけのような形になっております。これこそ先ほどの教育の問題にもなってくるかと思いますが、空振りはもちろんあるものだという前提の上で、こういうことがありますから一応警報は出してくださいということを学者の方々も責任を持って言っ...全文を見る
03月23日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○中馬(弘)委員 本法案の審議は一年近く論議されてまいりました。そこで問題になっておりますのは、日本のいまの経済官庁に原子力の安全という問題を一部渡すことについての危惧が非常に大きかったと思うのです。そのことを十分おくみ取りいただいたことと思います。私は、きょうは特に質問はいたす...全文を見る
○中馬(弘)委員 自信と責任をもって進められんことを要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。
04月07日第84回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○中馬(弘)委員 先ほど来、大臣の強い御決意並びに反省等がありまして、それなりに心強くまた評価している次第でございますが、これも将来に向けて生かしていかなければ何にもならないと思っておるのです。ところで、その点について将来どういう形で進められるか、このことについてお伺いしたいと思...全文を見る
○中馬(弘)委員 特に海上案、これがいまから考えればよかったのではないかというような議論も出ております。  それよりもここで御指摘申し上げたいと思いますのは、その政治的な側面でございます。政治ないし政党が介入したことが事態を一層混乱させたことを知るべきであろうと思います。建設地...全文を見る
○中馬(弘)委員 成田は現在滑走路が一本でございます。横風用も補助滑走路もない。もちろんアクセスも不完全な、国際空港としてはまだまだ欠陥空港でございます。しかも、今後も農民や過激派の抵抗が考えられますが、横風用のC滑走路の完成はいつなのか、あるいはB滑走路の完成はいつなのか、アク...全文を見る
○中馬(弘)委員 アクセスも含めた全容が完成するのはいつですか。
○中馬(弘)委員 次に、過激派が十数年も成田に住みついておるわけですね、そして農民と一緒になって援農といいますか、農家を手伝ったり、あるいは農民と結婚したのもいるように聞いております。こういった長期の反対闘争を続けられた背景、原因といったものをどう認識されておるのか。こうして農民...全文を見る
○中馬(弘)委員 日本民族の良識はあっても政府の方の良識が欠けておる場合に問題がおかしくなる、結果的にそういうようなことを私は危惧しておるわけでございます。  それとの関連で申し上げますが、国際航空旅客、貨物が最近非常に伸びてきております。今後の見通しをお伺いしたいわけでござい...全文を見る
○中馬(弘)委員 いまの問題でございますけれども、成田がそういった状況でおくれる可能性がかなり危惧されるわけでございますね。そうしたときの第二空港の問題でございますけれども、関西新空港というのがいま話題に上っておりますが、これは今後の国際需要の伸びと旅客なり貨物の伸びと照らし合わ...全文を見る
○中馬(弘)委員 その考えておられる規模、能力、立地条件、そういったものをどう考えておられるか、また、それらの諸元がどのような部署で検討、調査されているか。これはあくまで成田の反省から申しておるわけでございますが、その点について少し詳しく航空局長からでもお答え願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 今後の進め方でございますけれども、その場合もやはり運輸省が中心でやっていかれるおつもりでございますか。関西空港調査会の構成あたりを含めてお答え願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 国際交流が一つの生命線でもあるわが国におきまして、世界一級の国際空港の必要性、これは言うまでもございませんが、成田においてその進め方に手抜かりがあったという気がいたします。これはいろいろなことが先ほどから出ておりますけれども、国民や県民に対してこの新空港の必要性...全文を見る
○中馬(弘)委員 そこで、一つの御提言も含めて申し上げますが、関西の地は、歴史的に見まして市民の力で物事を進めてきた土地柄なんです。いまのテレビの堺の自由都市ではございませんが、それよりも、現代になりましてもほとんどの施設は市民がつくった施設になっております。大阪港、これは横浜や...全文を見る
○中馬(弘)委員 終わります。
04月19日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○中馬(弘)委員 長い間御苦労さまでございます。  私が最後でございますので、ひとつまとめ的にお願いしたいと思うのでございますが、先ほど来の議論を通じまして、安全というものがどういうものかというようなことも、また各委員がどういう点に危惧を持っているかということもおわかりかと思い...全文を見る
○中馬(弘)委員 安全という問題は非常に幅広い問題だということがよくわかったわけでございますが、この改正案の下敷きには、有澤さんが座長を務められました行政懇の意見が大きな地位を占めております。そういうことで、最後に、いまおっしゃったような意味でのいろいろな幅広い安全をすべて管理す...全文を見る
○中馬(弘)委員 おっしゃるとおり、これは幾ら制度をつくりましても運用面がまず大事だと思います。そしてその運用するのはこれこそ人であるわけですが、りっぱな人格の方ということじゃなくてもう少し具体的に、ただ技術面だけの管理をするわけではございませんので、人の名前をそう言うのじゃござ...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間が参りましたので、長い間本当にありがとうございました。
04月25日第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第13号
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○中馬(弘)委員 まず地震の予知について少し御専門の末広さんあたりからお答え願いたいと思うのですが、本法案の前提になっておりますのは、ある程度予知が可能かもしれないという地震でございますね。活断層型の地震といいますか、そういったことかと思います。しかし、現実にはいろいろな地震があ...全文を見る
○中馬(弘)委員 もう一つお尋ねします。  いまの震度との関係ですが、お答えでは、かなり南関東の方ではそういう体制もでき始めているということでございますけれども、被害が大きい——被害ということになりますとやはり人口密集地帯だと思うのですね。人口密集地帯は必ずしも南関東だけではな...全文を見る
○中馬(弘)委員 東京、大阪あるいは名古屋、こういった大都市でございますが、いまおっしゃったような形での一つの予知はできないけれども、地震が起こったときには相当な被害が予想されるという地域は多々あろうかと思います。これに対する一つの対策ということが、まずこの法案以前の問題として必...全文を見る
○中馬(弘)委員 大臣のおっしゃった意味のことは、それぞれの自治体もそれなりにやっておられると思います。これも大阪の方ですけれども、大阪でもこういうようなちゃんとした震災の応急対策なんかをやっております。ここで挙げておりますのは、本当にその場の避難体制であったり、少し小公園をつく...全文を見る
○中馬(弘)委員 ちょっと議論がかみ合っていないような気がするのですが、私は行政的なことで言っているのじゃなくて、少し政治として申し上げておるのですが、たとえばナポレオンがパリの町を大きくつくった、あるいはロンドンが、大火の後にすばらしい一つの町をつくった、こういったことが日本の...全文を見る
○中馬(弘)委員 ひとつ五十年先、百年先の一つの青写真を国民の前に提示されるぐらいの勇気というものが政治に期待されるのじゃないかという気がいたしております。  次に、町の自治組織といいますか、防災自治組織のあり方あたり、この法案とももちろん関連するわけでございますが、たとえば警...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間が参りましたので、あと一問だけにしておきますが、いま言ったことも含めまして、これは消防庁の範囲を超えると思いますが、一つ自治組織をはっきり育て上げることがまずは防災につながるのじゃないかという気がいたしております。それに少しおろした形でございますが、防災応急...全文を見る
05月10日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○中馬(弘)委員 この第二処理工場が議題に上るのは、資源も何もない日本にとってむしろ遅きに失したと考えております。少し当初にさかのぼりますけれども、三十二年に核原料、核燃料物質及び原子炉の規制法が成立をした当初、なぜこの再処理事業を民間で行うことを禁じたのか。これは四十四条で禁じ...全文を見る
○中馬(弘)委員 同じ一つの核燃料サイクルの中で製錬事業、加工事業、発電事業、こういったのは民間で行うことができることになっておって、現実にやっておるわけでございますが、何かそこで問題がありましたか。
○中馬(弘)委員 ということは現在では、民間にやらしても大丈夫だということになったという御判断でございますね。
○中馬(弘)委員 この一つの経緯を見ておりますと、役所といいますか、お上がやれば安全で効率的で、民間にやらすとその辺が非常に危ないのだというような、何か明治政府以来の基本的な考えがあるような気がしてならないわけです。しかし事実は、むしろ民間に任せた方が時によっては効率的であったり...全文を見る
○中馬(弘)委員 このことに限らずいままでいろいろ非常に危ない綱渡りをしてきたわけでございまして、しかしいままではそれで何とかいけたから問題がなかったという気がするわけですが、この問題にしましても非常に危惧される問題だと思うのです。そうしますならば、たとえばいまの東海工場の処理能...全文を見る
○中馬(弘)委員 それはどういうことででございますか。敷地がないとか、あるいは全く同じような工場をもう一つ横につくるということだって考えられるわけですね。
○中馬(弘)委員 そうしますと、果たして本当に一九九〇年にできるのかどうかというそのことに非常にしぼられてくるわけでございますけれども、これこそ成田の問題がいい例でございますが、予定した年から七年間も八年間もおくれているような状況ですね。そういうことで一九九〇年に予定しております...全文を見る
○中馬(弘)委員 先ほど瀬川参考人からもお話がありましたが、この東海工場の技術、経験を第二工場に生かしていくということでございますが、その中で外国のコンサルタントを使うといったようなお話も出てまいりました。いままで日本の産業は確かに外国から技術を学んで完成してきたわけでございます...全文を見る
○中馬(弘)委員 ということは、やはり西ドイツやフランスにかなりおくれておるという認識に立っていいのかと思いますが、それがたとえば諸外国に対して技術自体を輸出できるのはいつごろと踏んでおられますか。
○中馬(弘)委員 では、この第二工場を設置するについて先ほど来いろいろなお答えも出ておりますが、二百万坪、四、五千億という、本当に国家的な大きなプロジェクトになってまいりますと大変なことだと思うのですね。特にこの立地の問題、もちろんまだ場所とかいったような話は出てこないと思います...全文を見る
○中馬(弘)委員 細々したところはほとんど前の質問者で出ましたので、以上、民間の活力を生かして、そして本当の日本の自主技術を高め、そして国民の理解をもって進めていただくことを心から要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。
05月31日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第15号
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○中馬(弘)委員 大分時間も経過し、問題もほぼ出尽くしたと思いますので、私は基本的な点三点ばかりをお伺いして終わりたいと思います。  まず第一点は、さきに総合エネルギー調査会の長期エネルギー需給暫定見通しが去年の六月出されたわけですが、その中でも前の四千九百万キロワットから三千...全文を見る
○中馬(弘)委員 最大限の努力をしていかれる上に当たっての一つの問題点といいますか、これは資金的な問題あるいは安全技術の問題、それから立地の問題等がございます。また、そういったような阻害要因から達成できない場合には、ほかの火力とか何かで十分そのことが補完できるのかどうか、その点に...全文を見る
○中馬(弘)委員 特に目標とし努力されていることはわかるのですが、現実問題としてなかなかいかないのではないかという危惧があるわけです。  そこで、一番大きな問題は立地の問題、しかも地域住民の理解がなかなか得られないといったことかと思います。さきに伊方原子力発電所での裁判事件もご...全文を見る
○中馬(弘)委員 いまもおっしゃいましたように、これは先ほど小林参考人も対話と粘り強い努力だというお話でございましたが、この対話というのは、ただ反対同盟の委員長と担当部長なり社長が話すのが対話ではないと思っております。これは地域の住民にそれぞれの電力会社の社員が一致してそのことの...全文を見る
○中馬(弘)委員 次に、少し技術的な問題になろうかと思いますが、日本の原子力発電も含めました体制というものが西ドイツやフランスとほぼ同じ時期に出発したにもかかわらず、西ドイツやフランスでは技術的に海外に輸出するほどまでになっておる。しかし、日本の場合にはかなりアメリカ依存型といい...全文を見る
○中馬(弘)委員 重ねてお伺いしますが、増殖炉FBRについてはある程度協力的だが、ATRには余り協力的でないとかいったようなことも漏れ聞いております。電力は民間とはいえ、先ほど申しましたようにすぐれた独占的な公共事業です。したがいまして、民間といいますと将来の問題にはどうしても採...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間も参りましたので、それでは、国民の命運を左右する一つの公共的な企業だということで、ただ国の方針に従うというだけではなくて、一つの自覚を持って、提言するところは提言し、要求するところは要求して、御努力願いたいと思います。
06月01日第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第16号
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○中馬(弘)委員 中島先生は先ほど自主技術の開発の必要性を強調されましたが、昨日は各電気事業者の責任者の方々から今度の第二再処理工場の諸元、いろいろお聞きいたしました。二百万坪、千五百トン、そして技術はサンゴバンというようなことでございますが、現状でいたしましたならば自主技術で場...全文を見る
○中馬(弘)委員 いや、六十五年をめどにしておりますが、たとえば完成時期をまた五年ほど延ばせば自主技術でやれるんだとか……。
○中馬(弘)委員 もう時間も過ぎておりますので、簡単なお答えで結構でございますがお一人ずつお願いしたいと思います。  いま委員会での審議の途中でございまして、結論を申すのはなんでございますが、この法律が仮にできましたならば、これは民間で進むわけです。民間でやる方が安全だとかある...全文を見る
○中馬(弘)委員 長時間貴重な御意見、ありがとうございました。
06月06日第84回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○中馬(弘)委員 五月二十日の出直し開港、現在までのところ無事運航が続いておりまして、同慶至極に存ずる次第ですが、それまでの大臣の御心労並み大抵ではなかったと拝察申し上げる次第でございます。結果的には適切な対処であったと言えるかと思います。  それで、成田立法なんですが、先ほど...全文を見る
○中馬(弘)委員 これも先ほど出た問題ではございますが、日航のリニアモーターカーの計画等を含めまして、そこの線は一応途中まで買収した新幹線を予定しているのか、全く別なところでのお考えなのか、あるいはまた国鉄の方で進めておりますリニアモーターカーとの一つの共同運行みたいな技術を共同...全文を見る
○中馬(弘)委員 成田に関連しまして、地元との共存共栄といったような問題にちょっと触れさしていただきます。  成田空港では、関係者のうち地元の採用がかなり多いと思いますが、これがどのくらいの割合になっているかを、まず数字的に少しわかりましたら、お願いしておきたいと思います。 ...全文を見る
○中馬(弘)委員 それから、公団の用地の買い入れに当たりまして、国家的な目標だということで自己犠牲の上に立って条件つきで応じた農民の方々が多いわけですが、その条件、これはもう私、細かいところまでは知りませんか、それぞれ周辺整備の期待であったり、あるいは代替地での発展的な営農期待で...全文を見る
○中馬(弘)委員 かなり業者への配慮の御答弁でございましたが、自分の家の前の道路をよくしてくれるとか、あるいは公民館をつくってくれるということなのにまだやってくれていないという不満も出ております。と申しますのも、第二期工事、これがなければ本当に世界的に通用する国際空港でもなんでも...全文を見る
○中馬(弘)委員 航空局長、少し羽田の方の具体的なことを……。
○中馬(弘)委員 大臣に再度念を押して聞いておきますけれども、羽田がどうだ、あるいは伊丹がどうだと言ったら、いろいろ問題も起こりましょうから、一般論で結構ですが、大都市に国際空港は二つ以上要るという御認識なのか、一つでいいということなのか。一つでいいということであれば、成田を相当...全文を見る
○中馬(弘)委員 続きまして、航空企業の運営体制についてお尋ねいたします。  現在の運営体制は、昭和四十五年の閣議了解あるいは四十七年の運輸大臣通達がベースになっております。しかし、その後石油ショックやあるいは当時に比べまして経済成長の度合いが違ってきております。また総合交通体...全文を見る
○中馬(弘)委員 確かに企業の保護育成ということも幼稚産業の時代には必要なことでございますが、それもさることながら、乗客の利便を考えた航空路線網の整備ということが必要ではないかという気がいたします。従来、ローカル線問題も東京、大阪が中心でございまして、東京とローカル、大阪とローカ...全文を見る
○中馬(弘)委員 いまの御答弁にもありましたように、国鉄、特に新幹線網と航空路線との関連が出てこようかと思います。きのう東北新幹線の試運転が行われましたが、北海道、鹿児島、北陸、それぞれの早期着工ないしは誘致運動が非常に盛んでございます。一方、航空路線の増便とかあるいはローカル空...全文を見る
○中馬(弘)委員 これはいろんな政治的な御配慮等もあっての御発言と思いますが、しかし、何らかの形で国家的な基準を、先ほど高橋局長がおっしゃったような意味での五百キロまでは新幹線の方がいいのではなかろうか、それから先は航空機を重点に置いたらいいのではなかろうか。もちろんその先だって...全文を見る
○中馬(弘)委員 運輸省、それぞれお立場はあろうかと思いますが、しかし、航空局は航空局で、あるいは鉄監局は鉄監局でということでは、これは話にならないという気がするのです。それをやはり調整つけていただくのが大臣のお役目でもあろうと思いますし、運輸省としてのお役目だという気がするわけ...全文を見る
○中馬(弘)委員 その問題にしましても、航空の場合三社ですが、それぞれある程度大枠で決めておけば三社でうまくやっていくのではないかという気がするのですが、通産のいろいろな問題にしましても、確かにいろいろな行政はしておりますけれども、しかし、ある程度の大枠で、それぞれりっぱに育った...全文を見る
○中馬(弘)委員 以上いろいろ個々に検討していきますと問題も多いようでございます。先ほど局長は閣議了解、運輸大臣通達を当面は変えるつもりはないとおっしゃいましたが、新たな観点に立っての見直しをしていただきたいということを要望としてつけ加えておきます。  国鉄の方に移らしてもらい...全文を見る
○中馬(弘)委員 その件に関しましても、もう少しきめの細かさがあればもうちょっと成果か出ておったのじゃないかという気がするんですね。従来ともかなり乗っているところの料金を下げたら、その分だけ減収になるでしょう。しかし、私が見聞きする範囲では、新幹線あたりではがらがらのグリーン車が...全文を見る
○中馬(弘)委員 少し具体的な例として国鉄当局の方にも検討をお願いしておったのですが、大阪の天王寺の関西線の上をふたをする、それこそ交通緩和にもなりますので、このことの実現の可能性あたりはいかがでございましょう。
○中馬(弘)委員 最近、国鉄のあり方あたりにいろいろな議論が出てきております。国鉄分割論、これは御存じのように毎年一兆円も赤字を出すような現状、この糸口は結局、何らかそのような抜本的なことに頼らざるを得ぬのじゃないか、その一つとしての国鉄分割論、かなり有力な方々からの御提言までも...全文を見る
○中馬(弘)委員 もう時間もございませんので、あと船舶のことについてお聞きしたがったのですが、せっかくお見えいただいていますので一つだけ、佐世保重工の問題です。  日本の造船は非常に過剰能力で、船台だとかドックを少しはつぶさぬといかぬのじゃないかということが現実の政策として挙が...全文を見る
○中馬(弘)委員 以上で終わります。ありがとうございました。
07月13日第84回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○中馬(弘)委員 まず、国鉄の関連事業についてお伺いしたいと思いますが、さきに運賃法定制の緩和がなされまして、そして運賃値上げがある意味では自由化されたわけでございます。国鉄総裁並びに運輸大臣の認可で値上げが行われるという形になってまいりました。これで今回値上がりしたわけでござい...全文を見る
○中馬(弘)委員 場合によっては民業圧迫というような声が出ることも予想されるわけでございますし、かと言って、それに恐れて消極的になっておっては、これまた本来の目的が達せられないわけでございますが、そのあたりについての一つの基準のようなことはお持ちなんでございますか。
○中馬(弘)委員 この関連事業で将来どの程度の利益を上げるといったような数字的な目標はおありでございますか。
○中馬(弘)委員 非常に意欲的な目標ではございますが、これが武士の商法になることを危惧するわけでございます。国鉄だけで物事が進められると思ったら、これは間違いになると思いますし、先ほど外部の知識を導入するというお話でございましたが、現在までのところでは国鉄だけでやっておられるよう...全文を見る
○中馬(弘)委員 駅ビルのようなものでしたら不動産業のようなものでございますから、特に民間の経営というようなこともないでしょうけれども、聞くところによりますと、今後レジャーランドだとかあるいはホテルといったようなこともお考えのようでございます。その場合に、民間のそういった専門のと...全文を見る
○中馬(弘)委員 そのように意欲的なところはこちらも評価いたしたいと思います。  それに関連しますが、たとえば赤字ローカル線あたりを場合によっては観光事業とひっつけて、そして独自に切り離してやるということも考えられると思うのですが、この点について、その場合には国鉄が現物出資、そ...全文を見る
○中馬(弘)委員 何か制約があるわけでございますか。
○中馬(弘)委員 この関連事業に従事する人員でございますが、やはり国鉄職員が主体であるべきだと思っております。と言いますのは、先ほどおっしゃいました六十年一千億というのは、これは営業利益であるはずでございますから、それ以上にあるいは国鉄の余剰人員をそこに吸収できることによって国鉄...全文を見る
○中馬(弘)委員 旅行あっせん業を含めても一〇%ぐらいというのは、これは非常に少ない数字でございまして、むしろこれからは、国鉄四十五万人、そのうち老齢者といいますか、四十五歳を超える者が二十万人というような状況の中にあって、極力こちらに吸収していくことが国鉄の合理化につながってい...全文を見る
○中馬(弘)委員 以上、この関連事業拡大を契機として一つの国鉄の合理化に積極的に取り組んでいただきたいという気がいたします。  次に、都市交通の問題をお聞かせ願いたいと思います。都市交通は一つの日本の大きな都市問題で、もろもろの都市生活者が不満を感じておる一つの大きな要素でもあ...全文を見る
○中馬(弘)委員 都市交通全般を聞いておりますと、時間が幾らあっても足りませんので二、三の点だけお伺いしておきます。  地下鉄が最近、建設費の高騰といったようなことで思うように進んでおりません。これは今年度の予算でも少し補助率あたりが変わりまして少しは前向きに進むかと思いますが...全文を見る
○中馬(弘)委員 地下鉄に関連するのですが、いままでの路面でそのまますぐ飛び乗れるといったようなことから、深い地下に階段をたどっておりていくわけでございます。そうしますと、老人あるいは体の悪い方は十分な形では利用できない。現在、たとえばエスカレーターが設置されているところはそう多...全文を見る
○中馬(弘)委員 これは指導だけでなく、何か一つのはっきりした建築基準的なものでもあるわけでございますか。たとえば建物の場合でしたら五階以上はエレベーターをつけなければいけないといったことがございますが、地下の方には何かあるのですか。
○中馬(弘)委員 地下三階といったら大変ですね。三階全部歩かすことになるわけでありますから、先ほど言った老人や体の不自由な方は利用できないということになってきますので、これはむしろエスカレターをつけるということを義務づけるような法措置も必要かという気がいたしておりますが、その点に...全文を見る
○中馬(弘)委員 あわせて都市交通の一つとしてタクシーの問題をお聞きしておきます。これは去年の値上げのときに、その前の段階で、大臣は田村大臣でございましたが、かなり前向きの発言をされましたし、また、物価問題閣僚会議あたりでもはっきりした提言がなされておるわけです。一つの公約のよう...全文を見る
○中馬(弘)委員 いまのお話ですけれども、個人タクシーの質が悪くなってきた、これは確かに一人か二人はそういうのがおるかもしれません。しかし、総体的なことで言うならば、普通の営業タクシーの方が、きのう会社をやめてタクシーに乗ったので地理も全然わからないだとか、あるいは行き先を告げて...全文を見る
10月03日第85回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○中馬(弘)委員 総理は、最近の所信表明演説で、変化する時代に臨んでわれわれ日本民族の新しい活力の源泉を再び教育にこそ求めるべきであると確信すると、格調高くうたい上げられました。われわれ教育立国を主張する者として全く賛同いたす次第であります。  そこで、総理が目指されている教育...全文を見る
○中馬(弘)委員 限られた時間でございますので、文部大臣にまとめてお答え願いたいと思います。  特に教育の中でも国際人の育成といいますか、いま、この無資源国日本にとって国際人を育てることこそ、ある意味では唯一の戦略武器ではないかという気がいたしておりますが、現実を見ますと、国際...全文を見る
○中馬(弘)委員 外人教師の件……。
○中馬(弘)委員 公務員法の関係なんかについて。
○中馬(弘)委員 検討中ということでございますが、これも急いでいただきたいと思っております。  時間がほとんどございませんので、文化政策についてだけ、簡単にお聞きしておきます。  経済の発展や科学の技術の進歩、これはあくまで手段でありまして、豊かで質の高い文化、文明を創造する...全文を見る
○中馬(弘)委員 時間が参りましたので終わらしていただきますが、軍隊生活の経験が必要だとか、あるいは教育勅語の時代がよかったといった戦前の諸制度をなつかしむものではなくて、民族交流の新たな実験に挑戦する勇気を持って教育改革に取り組み、国際化時代にあって、世界に尊敬される国家、日本...全文を見る
10月13日第85回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○中馬(弘)委員 今回のいろいろな対策は、ただ一時的な不況対策というだけではなくて、日本の造船業のあり方、あるいは構造改善を含んだものだと私は理解しております。  造船業といいますか海運業自体、これは非常に特殊な業界でございます。私も四十四、五年当時、ある造船会社におりまして、...全文を見る
○中馬(弘)委員 この運輸省の許認可行政、あのときは少なくとも外部で感じる限り、ただ形式的な許認可行政であったと思っております。もう少し今後においては指導性を発揮して、日本全体としての造船業のあり方を踏まえた許認可行政であっていただきたい、このように願う次第でございます。  と...全文を見る
○中馬(弘)委員 手段であれば、その手段か先行して目的がないがしろになる可能性がないようにお願いしたいと思うのです。  これは先ほど言いましたように、綿紡なんかの場合も、そのときだけ封印したかっこうにして、またブームが来たら全部ほどいてやってしまうというケースがいままであったわ...全文を見る
○中馬(弘)委員 ところで、各企業から買い入れの申し込みといいますか、そういうのが現実にかなりの数あるわけでございますか。本年度中の対象になるような基数が幾らくらいというようなところまでも、わかりましたらお教え願いたいと思います。
○中馬(弘)委員 これは造船工業会の南さん、いかがでございますか。大体そういう総論賛成、各論反対のケースがあるように、私も二、三の会社にヒヤリングしまして、従業員の問題だとか地元の問題、それから担保が時価以上についているというようなことからなかなかむずかしいのだという話を聞いてお...全文を見る
○中馬(弘)委員 制度自体私はいいものだと思っておりますが、実際にそれが運用されなければ意味がございません。そして先ほど言いましたように、目的は能力の三五%カットであるはずでございます。そうするならば、企業側の希望がない場合といいますか、その三五%に満たない場合にどうされるのか。...全文を見る
○中馬(弘)委員 冒頭に申しましたように、来年あたり場合によってはまた海運市況が少しは盛り返してくるかもしらぬ、そのときに、このことがかえって災いになってまた日本の造船業の近代化とかそういったこともおくれてしまうことを危惧しているわけでございます。したがいまして、相当強力な形で、...全文を見る
○中馬(弘)委員 この協会の人的構成につきましても、造船関係者とかあるいは運輸省の出身者だけではなくて、民間のデベロッパーだとかあるいは都市計画の専門家といったものを入れて、大体造船所といいますとかなり風光明媚なところにあったりもいたしまして、いろいろな転換の方法もあろうかと思い...全文を見る