中馬弘毅

ちゅうまこうき



当選回数回

中馬弘毅の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月15日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○中馬委員 きのう新任の大臣が、所信といいますか、あいさつをされたわけですが、その中で、限られた財源での効率的な投資ということをおっしゃったわけで、これは非常に私たち評価をするわけでございますけれども、その効率的なというところに大事な意味があると思うんですね。効率的といった場合に...全文を見る
○中馬委員 ということは、その有用性も含めて、採算性も含めて、整備新幹線を一から見直すという御発言と御理解していいわけですか。
○中馬委員 新幹線が、先ほど私がるる述べましたような形でもうすでに飛行機あるいは地域の高速、小量に取ってかわられてもしかるべきだ、そのようなことで需要者は選択しますよということです。ということは、自動的に採算に乗らないということですから、そういうことも含めて見直すべきだ、新大臣の...全文を見る
○中馬委員 このようなものも含めて、先ほど申しましたように、新幹線すら、東京、大阪という二つの大きな人口の集積した都市を結ぶのには新幹線というのは大変有用かもしれませんが、たとえば北海道や東北に延ばして採算に乗るとは思っておりませんし、むしろそれよりもローカル空港を整備して、それ...全文を見る
○中馬委員 これは十分に慎重にお取り扱いいただきたいと思うのですが、必ずしも絶対値上げをしてはいけないと私は言っているのではなくて、三百八十円必ずしも高くはないと思っております。といいますのは、これは都市バスが百円とか百十円しているわけですから、三人、四人乗ればその方が安くつくよ...全文を見る
○中馬委員 きのう関西新空港の問題につきましては、運輸大臣、大変積極的にお取り組みの様子も聞かしていただきましたが、その中で、実施計画あるいは環境アセスメント、周辺整備といったようなことはお答えがありましたが、運営をどうされるか、これについてきのうは御答弁がなかったので少しお伺い...全文を見る
○中馬委員 大臣の御所見にこちらも賛同いたしますので、その線で進めていただきたいと思います。  それとあわせて、成田の今後の見通し、関西新空港が、きのうの大臣のお話ですと六十五年でしたか、第一便が飛ぶのが、それと成田がそれまでにちゃんとした、二期工事までの両方の絡み合いの問題、...全文を見る
○中馬委員 時間がございませんので、あと二点だけお伺いします。  きのうの大臣のごあいさつの中で行政改革に取り組む御姿勢の方が入っておりませんでしたので、その点をお伺いしたいと思います。  特殊法人の統廃合の問題では、外貿埠頭公団の廃止は一応決まっておりますが、これに対する取...全文を見る
○中馬委員 最後に、運輸省は非常な許認可を持っておるわけでございますが、中には地方自治体に任せていいと思われるものが非常にたくさんあるのですね。バスの停留所を一つ動かすだとか、あるいは駅前のタクシーの配車だとか、そういったことにまですべて運輸省がかむことないのじゃないか。地方の警...全文を見る
○中馬委員 いまの安全の問題でも、たとえば本当にきめ細かいことはむしろ一番現場に近い地方自治体の方が詳しいわけでございますから、そういう点もそういうところまでわざわざ中央官庁が見なければならないということもないと思うのです。大臣は布施の助役さんもされた地方自治体の経験者でございま...全文を見る
10月17日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○中馬委員 もう何回かこの国鉄再建計画というのは出されて、その都度目標は達成されていないわけです。またまたこういうことで出てきているわけでございますけれども、それこそオオカミ少年じゃございませんが、また達成は無理だろうというのが大方の見方になっているのです。だから、今度こそはとい...全文を見る
○中馬委員 確かにいままでいろいろな原因は挙げられております。需要の見込みが違っただとかモータリゼーションだとか、原油、資材の高騰だとか、あるいは先ほどおっしゃいましたような不採算路線の運行義務があるだとか、あるいは運賃の法定制、これは緩和されましたけれども、こういったもろもろの...全文を見る
○中馬委員 御意欲は本当にとうとしとするのですけれども、逆に内部に不安を起こしている面もあるのじゃないかと思うのです。私も三年ほど前に質問もいたしましたからきょうは細かい事例までは挙げませんけれども、内部管理体制の中で職員のやる気というのがやはり経営にとっては非常に大事なのですね...全文を見る
○中馬委員 そうすると、この計画は国鉄の末端の従業員の方々まで認識して取り組まないとだめだと思うのですね。いま下の方に浸透しておるとおっしゃっておりますけれども、逆に、聞いてみますと、これが不安を起こしている面もあるのです。三十五万人体制になると自分たちのこの職場はなくなってしま...全文を見る
○中馬委員 この判断は、どこが直接にはやる形になるわけですか。
○中馬委員 それから、対策協議会の構成メンバーのうち、国の関係行政機関というのは具体的にはどこの省庁を指しますか。
○中馬委員 この協議会が開かれる前に、先ほど言いました特定地方交通線の選定を国鉄がやるわけですね。そうしますと、その後で疑義が出てきた場合はどうなるのですか。
○中馬委員 だから、その判断のところで相当に国の関係行政機関や地方自治体がいろいろな疑義をつけてきた場合に、特定地方交通線というのがだんだん数が減ってくるのじゃなかろうかと思うのですが、どうですか。
○中馬委員 だから、協議と指定が結局は少し逆のような形になりはしないかという気がするんですね。先に協議をきちっと決めた方が実際は実効があるのじゃなかろうかという気がしますし、国鉄が決める段階は国鉄しか判断するあれはないわけですから、国鉄は、こう言っちゃおかしいですけれども、ある程...全文を見る
○中馬委員 ですから、協議会は一応公表された形で、世間の目の前でやる形になるわけですね。したがって、そこではもちろん反対の意見も出てきましょうし、いや、やはり廃止すべきだという意見も出てこよう。しかし、それをその場で、全体をにらんで国鉄が最終的に、いや、これはどうしても廃止させて...全文を見る
○中馬委員 これはそういうことでやるのであれば、そのようにはっきりと妥当な線で勇気を持ってやっていただきたいという督励の意味で言っているのですから、そう御理解いただきたいのです。  少し具体的にその状況を追ってやっていこうと思うのですけれども、対策協議会は個々に知事が反対だとか...全文を見る
○中馬委員 ですから、先ほど言っているような意味で、できるだけしないというのじゃなくて、これは絶対しないということをはっきりしなかったらおかしなことになりますよ。
○中馬委員 今度は数字の問題になりますけれども、特定指定以後にその前提の数字が違ってくる場合があるわけですね。輸送密度が向上したりあるいは収支が改善したりということも全くないとは言えないと思うのです。その協議をする中で、いやわれわれ自治体もがんばってみんな国鉄に乗るように運動しよ...全文を見る
○中馬委員 これはまた同様ですけれども、逆の意味で指定されていない地方交通線がその後こういったようなあれをずっと推し進めている中で輸送密度が低下してきた。そういった場合に新たに追加指定はするわけですか。
○中馬委員 そのことをはっきりさせておいた方が、これははっきり申しまして、国鉄のそういう本当の枝葉末端のところを切っていこうという案でございますから、そこがあいまいになると結局また計画したものが実現できなかったということになるので、それならそれで方針をはっきりしてやっていただきた...全文を見る
○中馬委員 いま大臣がおっしゃいましたように、むしろそういう形で地域が挙げて収支をよくしていこうじゃないかといった動きにでもなってくれば、それこそ第三セクターが積極的に取り組めるわけですし、また引き受けようとする民鉄の業者にしたところで引き受けやすくなるわけですから、それは厳正に...全文を見る
○中馬委員 これは特定だけじゃなくて、地方交通線全般について、引き受けるものがあれば無償でやるということですか。
○中馬委員 ということは、一応四千人の線が無償か有償かの分かれ目になると理解していいわけですか。  それから、貸し付けまたは譲渡の範囲ですけれども、具体的に、もちろん政令ではっきり決められるのでしょうけれども、一応いまのお考えではどこまでを指すのか。線路はもちろんでしょうけれど...全文を見る
○中馬委員 国鉄はいままでは余り積極的でなかったのですけれども、鉄道線路の駅の近くというのは一等地なんです。ですから、ある程度事業家であれば、田舎であれば駅の前に小さなスーパーマーケットでもつくって、それも付帯事業にするかもしれませんし、そういったことで一つの事業経営のメリットが...全文を見る
○中馬委員 それから、それと関連したことなんですが、譲渡された場合のことなんですが、地方税法の改正もここに載っておりまして、税の減免措置がとられることになっております。これはそこではどう読んでも無償譲渡の場合にだけ適用されるようになるのですけれども、これはおかしいんじゃないですか...全文を見る
○中馬委員 ということは、先ほどの初めの方に戻るのですけれども、地方交通線を極力第三セクターなり民間の方にというお考えじゃないんですか。無償の、あの本当にバスに転換しようという点だけの話なんですか、国鉄が放そうとしておられるのは。
○中馬委員 有償、無償の話にこだわるわけじゃないんですけれども、その考え方なんですね。ですから、もう今後は国鉄はいま言った幹線だけに特化して、地方交通線はできることならばそういう奇特な人も含めて民間なり第三セクターに任して、そちらで一つの交通体系をつくっていきたいというお考えじゃ...全文を見る
○中馬委員 無償がいいと言っているのではなくて、もちろん有償で引受手があれば有償でやっていただいてもいいのですね。しかし、地方税の減免ということになってくると、かなり要素は一緒だと思うのです、引き受けた第三セクターなり民間業者というのは。当分の間はいろいろな恩典措置がついているわ...全文を見る
○中馬委員 では、次に移りますが、運賃、料金の制度についてでございます。  地方交通線に係る特別運賃制度については、先ほど総裁の方も大体五割ぐらいというようなことをおっしゃっておりましたが、その時期の問題なんです。これはいわゆる特定地方交通線が廃止になる、バスにかわっていく、そ...全文を見る
○中馬委員 国鉄運賃法は、この間のあれで法定制を緩和したわけですけれども、それは「当分の間」ということになっておって、運輸大臣の認可を受けて国鉄が定める賃率または運賃による、こうなっておるわけですが、この「当分の間」、これは繰越欠損金が五十四年度末の特定債務未償還元金の合計額を超...全文を見る
○中馬委員 それが何年後かということを言っているのです。経営改善されるわけでしょう。それが「当分の間」、そこの……(「二十一世紀だ」と呼ぶ者あり)
○中馬委員 その言を信じて、再建の見通しが立った時点では特別運賃を廃止してまた運賃を法定制に戻すのですか。
○中馬委員 非常におかしなことになるわけですね。「当分の間」ということで収支が均衡した時点にまたもとの——せっかくこうしていろいろ配慮しながら、線区別の運賃のことを考えたりあるいは特別運賃を考えておる、そして、それが改善されたらまたもとのもくあみの運賃法定制に戻るというのがいまの...全文を見る
○中馬委員 とにかく「当分の間」という事態が、先ほど出てましたように、二十一世紀か二十二世紀かわからないようなときのことでもございますから、こういう法律の一つのスタイルで言いましても、「当分の間」でこういうことを続けていくのは、少しおかしいのじゃないかと思うのです。そして、むしろ...全文を見る
○中馬委員 いや、なじみにくいとおっしゃいますけれども、現実にそういう形にもう時代がなってきているのじゃないですか。コストが遠距離の方が安くてしかるべきだという話、これは国鉄の切符がなかなかとれなくて、どの列車も走らせれば全部満員になっていっておった場合には分母が一緒ですからいい...全文を見る
○中馬委員 そういったことも含めて御検討いただくとして、次の問題に移ります。  国鉄の土地の利用と絡んだ問題なのですが、これだけの累積赤字を抱えて、バランスシート上も非常に大変な状況なんですけれども、しかし、それがかえって国鉄の管理者やあるいは全般の従業員にまでも、何か暗いイメ...全文を見る
○中馬委員 これもつかんでおられなければ仕方ないですが、これは普通の事業経営者であれば自分のところの含み資産が幾らあるかというのはちゃんとつかんでおるのが当然なんですよ。  それで、たとえばの話で、汐留の駅、梅田の駅のあの貨物ヤードの方ですね、これはいろいろな意味で今後その用途...全文を見る
○中馬委員 土地だけですから、別に減価償却がふえたり減ったりはしないはずなのです。そのことも含めて、さらに一歩を進めて言うならば、経営上の資産保有の必要性の薄い土地だとか、あるいは先ほどの梅田や汐留のように、近い将来鉄道事業の用に供する必要がなくなるといったような土地を国に売却移...全文を見る
○中馬委員 とうてい返せそうもないような負債を抱えて、それがおもしになって気分的にもすっきりしないよりも、この際すっきりさせた形で再出発していただきたいという願いを込めて、そのような御提言をしたような次第でもございます。  土地の有効利用のことにつきましてはいろいろなことが考え...全文を見る
○中馬委員 山間僻地の中のそういう宿舎はもちろん必要でしょうけれども、都市部においての老朽木造宿舎あたりは、それこそ取り壊してげたばきの住宅にしてもいいし、また住宅公団に渡してもいい。何か方法があるのじゃないですか。
○中馬委員 高架下のことについては、私、前にも質問したのですが、その後余り進展をしていないようなので、もう一度お尋ねさせてもらいますが、その高架下をもう少し、民間鉄道がやっているように店舗にしたり、しゃれた町並みにしたり、あるいはモータープールが非常に需要が高いわけで、モータープ...全文を見る
○中馬委員 積極的にお進め願いたいと思うのです。これはただ高架下を有効に利用したらいいじゃないかという以上に、都市の中を貫通している一つの大きな構造物なんですから、それが何か薄汚かったり、資材置き場みたいになっているのじゃなくて、本当に町の中に溶け込んだ、しゃれた町並みがつくれる...全文を見る
○中馬委員 それから、都市の中の、この間ちょっと出ておりました通勤新駅といいますか、わりあい近距離でも駅舎をつくっていくというやつですね、これの御方針、何かはっきりしたものはもう出ているわけでございますか。
○中馬委員 細かい問題をやっていると切りがございませんので、きょうはこの程度で終わらしていただきますが、問題が非常に大きゅうございます。しかし、先ほど言いましたように、国鉄がここで新たな意欲を持って取り組んでいこうとされているときですから、それこそ変なところで妥協するのではなくて...全文を見る
10月23日第93回国会 衆議院 運輸委員会公聴会 第1号
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○中馬委員 どうも御苦労さまでございます。  ずっと貴重な御意見を賜ってきたわけでございますが、小暮公述人もほかの方も御指摘されましたように、何度か再建計画が出てきているわけですが、それはどれ一つとして成果が上がっていないわけですね。また、いろいろな方々から国鉄に対する御不満だ...全文を見る
○中馬委員 同様な意味で、民間企業を経営しておられる土井公述人にひとつ。  私が言っております意味は、国鉄を全体を一挙に民間に移管してしまえということではなくて、部分部分からでも、民間が引き受けられるところあるいは第三セクターでやれるところは、地域の要望に沿える企業形態に移して...全文を見る
○中馬委員 工藤公述人も、利潤を追求するものと利潤の追求を目的としないものを競争させること自体が無理だというような御発言もございました。さような意味で、今回の地方の部分について、自動車もあるわけでございますけれども、場合によっては第三セクターあたりで地域の住民の方々と話し合って引...全文を見る
○中馬委員 武田公述人にお伺いしたいと思います。  お話によりますと、町政を預かって、同時に自転車置き場をつくったり駐車場を整備したり、あ、るいはまた国鉄に乗るように町民の方にPRされたり、非常に御努力をなさっていることを評価したいと思います。  その中で、スピードアップだと...全文を見る
○中馬委員 滝井公述人にお伺いいたします。  多両連結ではなくてミニカーを走らせて、踏切のようなところでもとめてお客を拾ったらいいじゃないかという御提言ですけれども、私も同じような主張をいたしておりまして、地域ではそのような運行をするのがむしろローカル鉄道の役目じゃなかろうか、...全文を見る
○中馬委員 前向きの御発言、どうもありがとうございました。そのようにやはり地域との話し合いというのが大事だと思うのですね。その中から、先ほど武田町長さんの方は国鉄に乗る運動を始めておられますし、また、滝井市長さんの方はそのような形で前向きの方策も御検討のようでございます。そのよう...全文を見る
○中馬委員 どうも長時間貴重な御意見をお伺いしてありがとうございました。  御苦労さまでした。
10月24日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○中馬委員 いま非常に大きな問題になっております三K赤字の一つが国鉄であるわけでございますけれども、三Kいずれをとりましても、やはり根本的な制度そのものを改革していかなければ解決にならないと思うのですね。少々の手直しでは根本的な解決にならないと思っております。そういう意味で、今回...全文を見る
○中馬委員 全体のことでお答えいただきましたけれども、民間であってもあるいは国営であってもあるいは公共企業体であっても、いまのように単一で一つの事業経営形態にするのがいいのかどうか、それぞれに分割して、そして管理体制をはっきりする、責任体制をはっきりするという形がとれるのではない...全文を見る
○中馬委員 先ほども、九州の国鉄をたとえば分割したとしても労働組合がいまのままであっては引き受けられないというお話が出ましたですけれども、その労働組合のことにも関しまして、国鉄のやる気あるいは経営努力だとかあるいは職員の士気といったような話になってきますと、結局は経営は人だという...全文を見る
○中馬委員 最後に、この法案を実施していくに当たって、これはこれだけに限らないのですが、いろいろな場合に政治的な圧力で事が左右されるのが国鉄のいままでの例でもございまして、今回そのようなことが起こるとせっかくのこの法案の意図したところが曲がってしまうわけでございますね。非常に恣意...全文を見る
○中馬委員長 時間、貴重な御意見をありがとうございました。
10月27日第93回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第3号
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○中馬委員 最近、防衛論議が大きく高まっていることは大いに結構なことだと思うのです。ただ、まだその議論が十分でないままに、少し実行面のことが先に走り出しているように思うのですね。五十六年度の予算の防衛庁概算要求もシーリングを九・七%に上げているわけです。しかし、中期業務見積もりの...全文を見る
○中馬委員 私が質問しておりますのは、そのような内容ではなくて、そのような事実が日本にとってどういう脅威とお感じになっているか、考えられていないのか、そこの判断をお聞きしているのです。
○中馬委員 具体的なそれぞれについての御判断をいただきたいわけでございます。朝鮮半島のことは日本にとって脅威か脅威でないか。あるいはベトナムのことは脅威であるのかないのか。あるいはソ連と中国のあの関係を、今後日本にとっては脅威であると、あるいはそれを緩和すると見るのか。それぞれに...全文を見る
○中馬委員 外務大臣は、日本周辺を取り巻くこういった国際情勢が、ここ数年、以前よりも日本にとって脅威になってきたかどうか、どう御判断されますか。
○中馬委員 概略的にお伺いいたしますと、どうも直接的に、日本に何か、それが意図を持って脅威になるというような状況にはないと判断されるわけでございますが、ただ一点、ソ連の極東軍備の増強ということに対して、防衛庁長官も潜在的脅威とはっきりおっしゃっているわけです。     〔三原委...全文を見る
○中馬委員 一九五六年十月に日ソ共同宣言が行われているわけですが、その領土条項、これは二島返還ですけれども、これが生きているのかどうか。私どもの河野洋平が向こうに行きましたときに、シチコフ連邦会議議長からは、五六年の日ソ領土宣言は六〇年安保改定で意味を失ったというような表現があっ...全文を見る
○中馬委員 外務大臣は、近々ソ連に行かれて、そういった交渉も含めた会談をされる御意思があるのかないのか。  それから、この十一月十八日に日ソ円卓会議で超党派の国会議員団が訪ソいたします。これに対して親書なり何なりで相手側に対する日本政府の意向をお伝えになる意図があるかどうか。こ...全文を見る
○中馬委員 法律の解釈的なことになりますが、防衛庁長官にお伺いいたします。  日本の施政権のもとにあるところに外国の侵略、あるいは侵略でなくとも何か意図があって入ってきた場合に、これは日米安保条約が発動するわけでございますけれども、その問題ではなくて、固有の領土に何らかのことが...全文を見る
○中馬委員 北方四島、これは日本の固有の領土でございますね。竹島も日本の固有の領土でございますね。ですから、そういうところに自衛隊が、現実に行くか行かないかということを言っているのじゃなくて、仮に行った場合、それは法律上は別に自衛隊法違反でも憲法違反でもないわけですね。
○中馬委員 いや、法律論で言えば確かにいまおっしゃったように、自衛隊法は、固有の領土に対して、日本の国土ですから、行っていいのかどうかというのは、それは法律の問題でいいと判断をすることも、そうしてまた、憲法でも同じことかということは言えるかと思います。しかし、実際行かないわけです...全文を見る
○中馬委員 国際紛争を武力で解決するということになれば憲法違反ですから、これは気をつけていただきたいと思うのです。そのような意味で、私が申しておりますのは、ここで極東ソ連軍が増強されたから、あるいは北方領土にソ連軍が基地を増強したから日本も自衛隊を拡充するんだというのは、少しおか...全文を見る
○中馬委員 時間が余りありませんのでもう少し議論したいのですが、北方領土の返還の問題なんですけれども、このように、相手がそのような軍事的な拡充をしたから日本もという形になってくると、北方領土は永久に返ってこないということになるのです。もし本当に取り返そうとするならば、武力でしか取...全文を見る
○中馬委員 終わります。
10月28日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
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○中馬委員 このところ交通面の時代的な背景がずっと大きく変わってきているわけです。高度成長時代のように利用者がどんどんふえるわけでもなければ、あるいは道路も山奥まで整備されて、農家の自動車の保有率はほぼ一〇〇%という状況になっています。また、鉄道が通ったら町が、あるいは村が発展す...全文を見る
○中馬委員 そういうことも含めて、本当に時代に合った交通体系を再構築されることを望んでおります。  それから、冒頭に加藤委員から御質問があって、お答えをお求めになっておりませんでしたけれども、今度の特定交通線の選定、これは大変むずかしい問題だと思うのです。それぞれの方々にも各地...全文を見る
○中馬委員 終わります。
10月31日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○中馬委員 私は、新自由クラブを代表して、政府提案に係る日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案並びに加藤六月君外三名提出の同修正案に賛成、久保三郎君提出の修正案に反対の討論を行います。  わが日本国有鉄道の財政が赤字に転落したのは、GNPに占める道路投資の比率が二%を超えて、地方...全文を見る
○中馬委員 皆様方、どうも御苦労さまでございます。新自由クラブの中馬弘毅でございます。  国鉄の再建の問題ですけれども、国鉄が三十九年に赤字を出してから、再建計画というのは四回ぐらいできているのです。しかし、その都度計画が実行できなかったということなんです。われわれも今回のこの...全文を見る
○中馬委員 ありがとうございました。  社会主義圏の国々でも、そういった全くの大福帳的な国有化は効率が悪いということで、利潤動機を織り込んで、それぞれが責任体制を持たせたいわゆる独立採算的な企業形態にしていこうとしているのが現状じゃないかと私は思うようなことでもございます。 ...全文を見る
○中馬委員 どうもありがとうございました。  今度の法案はときどき誤解があるようでございまして、何か線路を引っぱがして陸の孤島にしてしまうのだというような反対の意見があるようですね。この間もある方々の陳情を聞いておりますとそういうようなお話でしたから、ちょっと誤解があるのじゃな...全文を見る
○中馬委員 実は名越町長にお伺いしたがったのですが、フランスの事例なんかをお述べになったのはどなたでしたか、塩野谷さんでございましたですか。この間、運輸委員会での公述人の御意見をお聞きしているときに、いまの国鉄の地方ローカル線であっても、たとえば踏切ごとにとめてみたり、あるいはも...全文を見る
○中馬委員 浪川さんにお伺いしたいと思います。  先ほど、バス転換してかえって地域の人々に喜ばれている、利便になっているというような事例の御報告もございましたが、また同時に、民営移管論もお述べになったようでございます。そういう点に関して、いままでの話の推移等もあわせて、地域の人...全文を見る
○中馬委員 どうもありがとうございました。  時間が参りましたので、終わります。
11月05日第93回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第4号
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○中馬委員 日本の大方の国民の感情というのは、憲法九条があろうがなかろうが、ソ連に向かって日本が攻めていきたいだとか、あるいは朝鮮征伐をしたいだとか、大東亜共栄圏の主導権を求めるために日本の自衛隊を出していきたい、こういう方はほとんどいないと思うのですね。その中で、専守防衛という...全文を見る
○中馬委員 両先生ともに、第三次世界大戦の危険性は当面はないというお話でございました。と同時に、日本は国境をよその国と地続きで接しておるわけでもございませんし、すぐに何かが攻めてくるという状況でもないとするならば、もう一つ、軍事的な脅威のほかに、安全保障という問題ではいろいろなこ...全文を見る
○中馬委員 最後に、これ一つだけ……。  きょうレーガンが勝ったようでございますけれども、カーターより日本に対する軍備拡充の要請は非常に来ると思うんですね。ただ単に、先ほどおっしゃった意味での国際的な緊張に対しての日本の役割りと同時に、やはり経済的な意味も、日米貿易の点もあると...全文を見る
11月10日第93回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第5号
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○中馬委員 時間の割り当てが少のうございますので、答弁は手短かにお願いしたいということを御要請しまして、質問に移ります。  まず第一点、前回この安全保障特別委員会で問題になりました北朝鮮潜在脅威論、これが、議論がちょっとひとり歩きして、それで防衛庁、外務省、官房長官の間で解釈が...全文を見る
○中馬委員 私の答弁になってないようなんで、二点だけ手短かに申します。  先ほど言いましたように、北朝鮮を日本は脅威と感じるのか感じないのか、この点の総理大臣としての御見解を手短かにいただきたいということと、それから、どういう条件が整えば北朝鮮と国交回復するのか、その点を手短か...全文を見る
○中馬委員 余りこの問題だけでやるのは、時間もございませんので、総合安全保障会議の問題ですが、先ほど横路委員の質問に対しての御答弁で、ただ軍事力だけではなくて、非軍事面までも考えるのだということにつきましては、評価するものでございます。  しかしその形の問題、内容の問題、と同時...全文を見る
○中馬委員 もう一つ、日本の自衛隊のあり方について、総理のお考えを伺っておきたいと思います。  近代戦争というのは、それぞれの陸軍や海軍や空軍が別々に行動を起こして戦争をするのじゃないのですね。完全な総合戦争だと思うのです。そうしますと、十九世紀的ないまの三自衛隊のあり方が果た...全文を見る
○中馬委員 終わります。