中馬弘毅

ちゅうまこうき



当選回数回

中馬弘毅の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第94回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○中馬委員 まず、今回の補正予算に関連して、総理に一言、確認をとっておきたいと思います。  政府・与党は、財政再建を重要課題として増税と値上げの路線を進んでおられるわけでございますけれども、それにもかかわらず、さきの臨時国会で、いわゆる公務員三法のうちの定年制法案と退職金削減法...全文を見る
○中馬委員 次に、鈴木政権の国土政策ビジョンといったことについてお伺いしたいと思います。  国土政策、あるいは国土管理と言った方がいいかもしれませんが、これは川をどう治めるか、あるいはどのように山を開くか、あるいはどのように道をつけるか、あるいは町づくりや村づくりの問題、土地を...全文を見る
○中馬委員 特に一つの御構想がいま出てくるわけじゃないと思いますので、特に最近問題になっております個々の問題について、鈴木政権のお考えをお伺いしたいと思います。  最近、土地価格、とりわけ宅地価格が急騰いたしております。東京の市街地の住宅地で見ますと、五十四年に一七%、そして五...全文を見る
○中馬委員 端的にお願いしたいと思うのですが、国土法をどのように具体的に変えるか。先ほど申しましたように規制逃れがあるのですね。二千平米以上しか届けなくていい。そうしますと、たとえば広い土地でも、それを千九百平米とかいうような形でそれぞれ分割して売り、または開発していくわけでござ...全文を見る
○中馬委員 どうもそういうことでは、いままで問題が出てきておるこの国土法に対しての改善にはならないと私は判断いたす次第でございます。  時間がございませんから先を急ぎますが、同じく国土庁長官にお聞きいたします。  市街化区域内の農地の問題でございますが、市街化区域内の農地は東...全文を見る
○中馬委員 本当に、何を言っているかわからないような答弁でございますが、いまのところはおやりになるということと受け取っておきます。そのときに、いわゆる自治体における減額措置で実効をなくしてしまうだとか、あるいはC農地に課税する場合におきまして、営農の意思のある場合にはかけない。し...全文を見る
○中馬委員 大蔵大臣にちょっとお聞きいたしますけれども、現在のような利子補給ということでございますと、実際問題として、最近の財政状況からして公団や公庫は赤字団体に転落するおそれも出てきております。先ほど申しました公有、国有地の払い下げ等も含めて、大蔵省は住宅問題に対してどう対処さ...全文を見る
○中馬委員 相当な休閑地、未利用地がございますので、特に住宅だけとは申しませんが、これの有効活用を図ることも、一つは財政再建に大きな寄与をすることかと思います。  次に、交通網の整備の問題に移りますが、整備五新幹線の取り扱いについてお伺いしておきます。  これはこれからやりま...全文を見る
○中馬委員 大蔵大臣にお伺いしますが、中期の財政見通しあたりを見ましても、この財源の見通しはとうてい出てこないと思うのですが、いかがでございましょう。
○中馬委員 そうしますと、青函トンネルはもう貫通いたしております。完成は五十八年度ということでございますが、とうていそれまでに整備新幹線ができるはずもございません。そうしますと、これは完全なむだになってくるわけですね。これはただ新幹線用に計画されておりますけれども、これを有効活用...全文を見る
○中馬委員 最後に、環境問題についてお伺いいたしておきます。  環境アセスメント法案についてでございますが、法案は大体成案はできておるようでございます。しかし、なかなか国会に提出されません。そのあたりの経緯あるいは現在の状況といったことを環境庁長官にお願いしたいと思います。
○中馬委員 全国の知事会を初め各方面から要請が強いわけでございますが、昨年の十二月二十五日に鯨岡さんは経団連と会談をされているようで、そこで財界から法制化反対の申し入れがあったようでございます。この法制化に伴う問題点、どういう点が問題点になったのか。また、それに対して財界、経団連...全文を見る
○中馬委員 通産大臣、ひとつどういうところが問題なのか、そちらのお立場からお答え願います。
○中馬委員 これは政府の関係閣僚協議会でも認められて、そして成案ができているわけですね。通産大臣もお認めになったようなことでございますから、むしろ財界筋に対しても通産大臣としても説得に当たるのが立場じゃないかと思うのです。  時間がございませんのであれですけれども、要するに、こ...全文を見る
○中馬委員 私は、新自由クラブを代表して、ただいま議題となっております昭和五十五年度一般会計補正予算外二件に対して、賛成の立場から討論を行うものであります。昨年夏の異常低温による農産物等の被害補てんのため措置される農業保険費、また災害復旧等事業費については、事態の深刻さにかんがみ...全文を見る
03月07日第94回国会 衆議院 本会議 第10号
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○中馬弘毅君 私は、新自由クラブを代表して、昭和五十六年度予算案に対し、反対の討論を行うものであります。  わが国の政治は、依然として政権交代のないまま、自民党単独の政権が二十五年以上も続いているわけでありますが、その中にあって、ここ数年は与野党伯仲という事態を踏まえ、国会審議...全文を見る
03月24日第94回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○中馬委員 日本航空株式会社法の一部を改正する法律案の審議が続いているわけでございますが、この法案が提案されたそもそもの経緯を考えますときに、これは五十五年の十二月二十九日、今後の行政改革の推進についての閣議決定に基づいて、五十六年度予算の財源対策として、政府保有の日本航空株式の...全文を見る
○中馬委員 航空局長はどういうお立場でございましょう。
○中馬委員 現実問題として、北海道から東京あたりの旅客の九割以上は、あるいは鹿児島からでも同じでしょうけれども、航空に頼っているわけでございますね。大量輸送といいましても、それが大量輸送の効果が発揮できるのは、これはいっぱい乗って初めてその大量輸送の効果が発揮できるわけで、幾ら新...全文を見る
○中馬委員 その点なんですけれども、逆にローカル空港あたりで、ローカル路線なんですけれども、東亜航空ですか、あれが飛んでおりまして、採算に乗らないからこれを切ろうという話になっているわけですね。しかし、考えてみるならば、どうも大型機を投入して、それに十分乗らないから採算が悪くなる...全文を見る
○中馬委員 特に結論を出せと言っているわけじゃございませんが、一つの交通機関の中で、自動車は一つの技術的な意味で限界に来ていると言われています。鉄道につきましても同じようなことで、リニアモーターカーでもできれば別でございますけれども、大体技術的な意味では一つの極限にまで発達してい...全文を見る
○中馬委員 御説明のようにいろいろの可能性が考えられるわけで、今後の一つの特に国内の交通体系につきましては、その配慮も含めてかなり航空機あるいは空港の整備ということについての重点が置かれていいんじゃないかと思っています。  最近、日米航空協定を初めとして空の自由化の問題が出てお...全文を見る
○中馬委員 その権益というのがたとえば国策会社である日本航空の権益なのか、あるいは日本全体の一つの国際交流という大きな場面で考えるときに、むしろある程度後進国からもあるいはロンドンからもニューヨークからもどんどん人が来て、そして日本で経済活動あるいは文化活動というのが活発になる方...全文を見る
○中馬委員 いや、満足というところにぼくは一つの力点を置いて考えているわけでございますけれども確かに一つ、日本が国として持っている企業、この利益を伸ばす、あるいは一つのあれを守るということは大事かもしれませんけれども、日本全体の国際的な一つの経済交流あるいは文化交流といった面から...全文を見る
○中馬委員 そのときに、一つの制約として空港の問題があるのですね。この空港をいま国際空港として外国の乗り入れを認めている空港、それからそのほかの空港で乗り入れを認めていない理由といいますか、制約といいますか、その辺についてちょっと御説明いただきたい。
○中馬委員 東京、大阪あるいは福岡についてはかなり便数の制限もあろうかと思います。そうするならば、その乗り入れ空港を千歳、鹿児島あるいは長崎といったところに広げるお考えはございませんか。
○中馬委員 希望とすれば、もちろん東京、大阪を希望するのでしょうけれども、それが便数で制約があってどうしてもだめだといった場合に、たとえば鹿児島なら鹿児島、あるいは千歳なら千歳を提示した場合に、相手がそれでもいいですよと言った場合にはお認めになるのですか。
○中馬委員 まだ日本に希望しておって日本が認めてない国が三十ほどあるかに聞いておりますけれども、その国々でそういうようなところはございませんか。
○中馬委員 私の意図して言っておりますのは、そのように日本に来たい国があるならば、ある程度日本がそこに飛ばす余裕がなくてもこれは与えてやっていいじゃないか。もちろん将来についての一つの保証はもらっておくことでございますけれども、そういうような国際化を考えた上での各国との航空協定と...全文を見る
○中馬委員 その国策会社というのは、政府が直接出資したりあるいは国営であったり、そういう必要があるのですか。
○中馬委員 国益を代表する企業なりそういう業種の場合に、国が出資し、あるいは監督しなければならないというような御発言でございますけれども、しかし、いろんな場面において国際的な交渉というのは国益を代表してやられているわけですね、自動車交渉にしましても繊維交渉にしましても。しかし、自...全文を見る
○中馬委員 ここで議論しても始まりませんけれども、そのようなことで、いろんな国益を代表する、あるいは国益を守るというような意味におきましても、必ずしも国営で、あるいは国の監督が非常に強くなければだめだとはどうも考えにくいのでございますけれども、そういう点からいたしましても、果たし...全文を見る
○中馬委員 将来は考えるというようなお考えでございましたけれども、日本航空は世界で三位か四位の大企業になっておりますね。これは国鉄のことからも言うんですけれども、余りにも企業の一つの形が大きくなり過ぎますと、いろいろな意味で非効率が出てまいります。ですから、日本航空のほかにもう一...全文を見る
○中馬委員 しかし一方、海運界を見ますと、海運界は便宜置籍船の国を除けば日本が世界一の商船隊を持っておるわけですね。これはそれぞれの企業がそれこそ場合によっては国内のお客のとり合いまでもして力をつけたがために、あるいはまた外国の荷物もどんどんとっていく、あるいは乗客もとっていく、...全文を見る
○中馬委員 先ほど中村委員の方も指摘されましたけれども、航空貨物の需要が非常に大きくなってくる。そのときに、日本貨物航空株式会社ですか、こういった認可申請も出ております。これを慎重に検討するという大臣の御発言もございましたが、私の先ほど言いましたようないろんな意味でのことから言い...全文を見る
○中馬委員 もちろん将来の方向として、そういう方向が前提のこの日本航空株式会社法の改正であればこちらも認めるところであるのでございますけれども、しかし先ほど言いましたように、この中にはやはり運輸省の監督が非常に強いというようなことがあるんですね。もういろんな方が御指摘なさっており...全文を見る
○中馬委員 ところで、日本航空の五十四年度は営業利益は赤字、経常利益はわずかな黒ということでございましたが、五十五年度、もうこの三月で終わりますが、見込みはどうでございますか。
○中馬委員 今後の問題としまして、油が高騰するわけでございますし、人件費も航空会社さんというのは一般の民間企業よりもはるかに高い給料をお払いになっております。こういうようなことで、需要もいまのところそう伸びておらないわけですね。五十六年度の見通しはいかがですか。
○中馬委員 日本航空はかなりの関連事業といいますか、子会社等をお持ちでございますけれども、日本アジア航空あるいは数社は利益を出しておりますが、むしろ赤字のところもあるわけでございまして、これを連結したらどういう形になるのですか。最近の二、三期だけでも連結した数字をちょっとおっしゃ...全文を見る
○中馬委員 連結した結果が逆にいいのであれば寄与していることで、好ましいことではあるわけでございます。ただ、関連事業のあり方あたりについて少し日航社長の方のお考えをお伺いしたいのですけれども、たとえばパリの日航というのを持っておるわけですね。そうすると、JALPACKで連れていっ...全文を見る
○中馬委員 いまおっしゃいましたように、それこそ国策会社とおっしゃるのであれば、その程度、日本の国際的な立場も考慮して、相手国とも刺激なしに共存共栄される方がいいんじゃないかと思ってお伺いしたようなことでもございます。  それからHSSTの実用化の問題でございますが、これは実用...全文を見る
○中馬委員 国鉄の方式と両方あるようでございますけれども、技術的な面ではどちらが先に実用化のめどが立つことでございますか。
○中馬委員 何か両方で張り合っているようでもありますし、あるいは運輸省が何か中で少し制約するような状況にもなっているようなことを聞いておりますが、いずれにしても、これにつきましても日本航空がやはり国営といいますか、半官半民にしましても、国の監督権が非常に強いがためにそういう問題が...全文を見る
03月27日第94回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○中馬委員 公団は十五年間にわたりましてバースの建設に取り組んでこられたわけで、四十六年、四十七年、四十八年くらいを事業費のピークとして現在ずっと少なくなってきております。今後の状況を見たときに、事業費はずっとこのまま漸減するのか、これだけでコンテナなりライナーの貨物量の増大に大...全文を見る
○中馬委員 若干なりともの増設であれば今度の指定法人の方がやっていかれるのでしょうが、また急激に需要が増大する、あるいは大きな更新が必要だといったときの手当ても、場合によっては考えなければならないわけでございまして、そのときにはどう対処されるようなことでございますか。
○中馬委員 この需要の伸びと同時に、船会社、船社の方の要望もあろうかと思うのですね。四つの港湾のそれぞれの会社が、どういう会社がどこに入っているというところを見ますと、必ずしも平均ではなくて布存状況がばらばらでございますけれども、そうすると、そういう船社の方の要望は現在の状況でほ...全文を見る
○中馬委員 外国の船会社がバースを使わしてくれといったような要望が非常に強く出てくる、あるいは出てきているといったような状況はございませんか。
○中馬委員 次に移りますが、公団の設立のときには、解散のときにこの資産は港湾管理者に移管されるということになっておったわけで、これが指定法人に移管になった事由は、先ほどの委員からも質問があり、大体お答えが出ておるようでございますけれども、今後他地区、東京湾、大阪湾以外に名古屋ある...全文を見る
○中馬委員 いままでの公団の採算状況なんですが、これを見ますと、京浜の方は赤字で阪神が黒字、こういうことになっております。設備投資のピークも過ぎたわけで、むしろ回収期間に入ってくるわけでございまして、むしろ黒字がこれから出ていかなければいけないと思うのですが、まず京浜と阪神でこれ...全文を見る
○中馬委員 今後指定法人に移されて大幅な赤字が出るというような状況ももちろん予想されるわけでございまして、その場合には何か救済措置をお考えになっているのですか。
○中馬委員 それはもちろん赤字を計画するはずはないので、需要予測どおりにそれが進んだ場合にとんとんになるわけでございましょうから、しかし経済状況によっては大幅に赤字になることもあるわけでございまして、そういう赤字が出たときに、この指定法人の方にどのようなしわ寄せがいくのか、あるい...全文を見る
○中馬委員 今度は逆に、黒字が非常に大きく累積した場合に、その黒字をどうされるおつもりでございますか。
○中馬委員 それはお答えじゃないと思うのですね。少なくとも現在の貸付料金あたりも変わらないとして、しかし非常にいい場合を考えれば、経費も節約してどんどん黒字がたまっていって、十年、二十年あるいはもっと続く問題ですから、非常に大きな黒字がたまることだってあり得るわけでございまして、...全文を見る
○中馬委員 そこは余り任意に貸付料をいじると、これはおかしなことになってくると思うのですけれども、いかがですか。
○中馬委員 これは行革の一環として提案されているわけでございまして、具体的にどの点が行革になるのかということでございますけれども、公団の職員を見てみますと、職員数が京浜の場合には百十一人、現在は九十二人ですか、阪神公団が百十人、そのうち京浜の方で十九人、それから阪神の方で十二人国...全文を見る
○中馬委員 自治体からの出向者はどうされますか。
○中馬委員 そのように引き揚げられるのであれば問題はないのですけれども、特に国の出先が地方公共団体に入り込むことにならないようにひとつお願いしたいと思っております。  一方、これは政府の出資金は貸し付けで、地方公共団体の出資金は出えん金ということで、そのわりあいには運輸省の認可...全文を見る
○中馬委員 そこになりますと少し異論があるわけで、先日の日本航空の話のときには、国は金を出しているのだから権限を持つのだというようなお話が強かったわけでございますが、今回は金も出さないのに口だけ出すというような形になるのは非常に私は遺憾に思うわけでございます。地方公共団体の自主性...全文を見る
○中馬委員 監督権限が余りきつくないようなお答えでもございますけれども、たとえば第七条の第一項ですか、一歩譲って、全体の整備計画あたりはいいとしても、毎事業年度の開始前に事業計画及び収支予算を作成し、運輸大臣の認可を受けなければならない。そして、しかもその罰則規定もございまして、...全文を見る
○中馬委員 こんなことをやっているから、運輸省は許認可ばかり握って行政改革がひとつも進まないと言われるわけでして、全体の整備計画の方はちゃんと認めているわけですから、その範囲内での毎年の事業計画ぐらいは届け出ぐらいでいいのではないかと思うのですけれども、わざわざここで、文字づらを...全文を見る
○中馬委員 いろいろな政府のいままでの方針から言いますと、東京、大阪への集中を極力外して、地方の時代ではないですけれども、東京、大阪以外にもいろいろな工業地点だとか商業地点をつくっていこうという政策であるわけでございまして、そうするならば、いまのように東京、大阪だけが国の政策を反...全文を見る
○中馬委員 いずれにしましても、東京、大阪だけが重要港湾でもないと思います。今後のことを考えるならば、あるいは北海道も九州もそれぞれにどんどん外貿コンテナ埠頭ができ、あるいはライナー埠頭ができるというような形が考えられるわけでございまして、そういった場合に、ここの指定法人だけが非...全文を見る
04月10日第94回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○中馬委員 まず、厚生省にお尋ねをいたします。  生活水準の高度化によって一般家庭の廃棄物は発生量が増大いたしますし、産業廃棄物もGNPの増大につれてふえてくるわけでございまして、その捨て場が問題になっていることはよく認識いたしております。しかし、この大阪湾の中に八百ヘクタール...全文を見る
○中馬委員 ということは、これは一応十年ということでございますけれども、その次の対策ができなければまた次々にということなのか、あるいは一応この十年をめどとして、その先にはこの地域でも埋め立てといったようなことも含めての対策は考えない。ということは、一つの法人を解散するということも...全文を見る
○中馬委員 やはりそれは大阪湾のこの同じ圏域の中でございますか。
○中馬委員 運輸大臣にお願いいたしますけれども、これは港湾を管理する立場から、このあれですと、湾内に埋め立ての用地がまだ一部あるということ、それから漁業補償の問題なんかも沿岸であればわりあい少ないといったようなこと、それから、あるいは何よりも発生源から近いといったようなことで今回...全文を見る
○中馬委員 運輸省の所轄ではないのかもしれませんけれども、国土庁長官のあれかもしれませんが、一つの大阪湾あるいは東京湾の沿岸をどんどんそうして埋め立てていくことが、いろいろな意味で国土政策上いいのかどうかということの判断は、運輸大臣としてはどうお考えでございますか。
○中馬委員 ということは、厚生省としましてもこれの十年が終わったら次にどんどんつくっていくというような御答弁でございましたけれども、そうじゃなくて、この十年を限りとして減量化ないしは再生利用といったことで努力するのだということで御答弁をいただきたいと思いますが、どうですか。
○中馬委員 次に、これの総事業費がどのくらいになるのか。これは先ほど西中委員の質問に対しての御答弁が何かちょっとはっきりしなかったのでございますけれども、廃棄物の処理委託費が立米当たりですかトン当たりですか、幾らぐらいに考えておられるのか、それとも関連してちょっと再度お願いいたし...全文を見る
○中馬委員 その料金の決め方は、原価を回収するということで五千円ぐらいだということですか。
○中馬委員 そうしますと、一億四千万立米といたしますと、これは七、八千億のものが事業費としてかかるわけですね。逆に言えば、回収されるわけですね。いいですか。
○中馬委員 そうしますと、全部原価は回収されるわけでございますから、そこへでき上がった土地八百ヘクタールですから二百四、五十万坪、これは全く原価のない、ただの土地ができ上がるということになるわけでございますが、それでいいわけですね。
○中馬委員 こちらはそれがいいとか悪いとか言っているんじゃないんです。むしろそこのところをはっきりさして、これは一つの国土政策で、そこに全く簿価のゼロの、今後どうでも利用できる土地ができるんだということでお進めになるのか、あるいはいま言ったように、それは余りにもべらぼう過ぎるじゃ...全文を見る
○中馬委員 そうしますと、先ほど言いましたように、五千円なりなんなりという数字がどこから出てきたのか少しわからなくなるわけですね。そこの処分した価格までも含めて決めるというのであれば、そのときのこれが坪二十万で売れるのか坪三十万で売れるのかわかりませんが、それであればもう少し低い...全文を見る
○中馬委員 いや、その方式じゃなくて、考え方をお聞きしたい。
○中馬委員 法案の第二十条でしたかな、第二十条第二項の第四に、「廃棄物の受入れの基準が、関係地方公共団体が実施する廃棄物の減量化等の施策の推進に寄与するものであること。」という項目があるのですね。これはただ道徳的な規範なのか、あるいは具体的にはどういうことをされるのか、お伺いした...全文を見る
○中馬委員 こちらが言っておりますのは、ここでいろいろなそういう方法もあるでしょうけれども、料金というのがかなり大きく作用してくると思うのですね。日本のいろいろな産業が省エネルギーに相当な努力をし、そして、それを達成してきておるのは、石油ショックで石油価格が上がったからなんですね...全文を見る
○中馬委員 このセンターの埋立予定地はまだはっきりしていないようですけれども、一応大体の予想範囲はあろうかと思いますが、それがわかりますならば、それをひとつお教え願いたい。  そこで、そのところは自治省にお伺いいたしますが、たとえば大阪市と堺の中間になるかもしれませんし、あるい...全文を見る
○中馬委員 手続はわかりますけれども、そこまでのことを詰めてあるのかどうか。そして、これは各自治体が全部かんでいるわけでございますから、たとえばそこで区分の問題とは別に行政的な問題が発生した、あるいは警察にかかわるような問題が発生した。たとえばそこから腐乱死体が出てきただとか、あ...全文を見る
○中馬委員 何か非常にあいまいなようでございます。それは埋め立て途中経過でございますけれども、造成された土地の帰属はどうなるわけですか。
○中馬委員 このところは非常に問題になってこようかと思うのです。  確かにその地先であれば、たとえば大阪市なら大阪市、あるいは堺市の沖合いであれば堺市に帰属するかもしれませんけれども、その途中におきましては各自治体が全部出資して一つの別の自治体のような形で、地方公共団体のような...全文を見る
○中馬委員 その中には厚生省なり運輸省の出向役員なりあるいは職員が入りますか。
○中馬委員 理事長はどうですか。
○中馬委員 いま行政改革が叫ばれているときでございますので、これがただまた特殊法人を一つふやすというようなことにならないように、その辺のところを注意しておきます。  と同時に、これはいま二、三十人とおっしゃいましたけれども、その二、三十人の中には、たとえば港湾建設の専門家だとか...全文を見る
○中馬委員 これは、たとえば護岸のときに、センターが委託されてそれをやるわけですね。しかし一方、大阪市もあるいは神戸市も、港湾局にはそれだけの技術者がおってちゃんと従来やってきておるわけですね。それと完全に二重になってしまいませんか。逆に、大阪市なら大阪市の港湾局に護岸をやってく...全文を見る
○中馬委員 出向ならいいですが、そういう形でそれぞれの港湾局にはそれぞれの専門家が、技術者も含めているわけでございますから、重複を避けるようにしていただきたいと思うのです。  と同時に、それは先ほど言いました、こんなものは永続すべき問題じゃないので、十年が終わったらもうこれで終...全文を見る
○中馬委員 期間的にも、関西新空港をいまからやり出しましても十年かかるわけで、それは関西新空港に使えという意味じゃなくて、そういったものは極力回せるものは回すならばここの一般廃棄物はもっと長く使えるじゃないか、十年でまた次をつくらなければいかぬということがなくなるじゃないかという...全文を見る
○中馬委員 それぞれの出資割合の基準といったようなものはどうお考えでございますか。
○中馬委員 先ほどの御答弁ですと、そこに出資をしておろうがしておるまいが、ここでの処理引き受けには関係ないのだ、あるいは料金も関係ないのだというような御答弁でしたが、なぜそういうことになるわけですか。
○中馬委員 ということは、出資をしたいというのを断るのか、あるいは出資しなくてもあれならもう出資しないというところの選択に逆に自治体がなるのか、その辺どうですかね。
○中馬委員 そうすると、先ほど言いました全部ということだってあり得るわけですね。
○中馬委員 先ほどのことで言うならば、造成された土地の処分の問題にひっかかってくると思うのです。先ほども言いましたように、たとえばトンで四千円も五千円も取ってやるのであれば、そこに一兆円近い簿価の土地ができ上がるわけでございまして、それを国が四分の一ですか、あとの残りを全出資者で...全文を見る
○中馬委員 出資金というものの性格は何なんですか。
○中馬委員 もう大分それぞれの地方公共団体と話し合いに入っているわけでしょう。その辺がまだ非常にあいまいなんですか。
○中馬委員 そうすると、その出資したところがここの全体の責任を持って、あるいは資金調達のために債券を発行した場合には、債務の保証をその自治体がやるということですか。
○中馬委員 では、どこがセンターというものに対して責任を持っているのかが全然わからないじゃないですか。
○中馬委員 それはわかりますけれども、もちろん出資したわずかな資本金だけで事業ができるわけじゃなくて、銀行からも借り入れるわけでしょう。そのときに保証は、普通は国か自治体かがこれをつけるのはあたりまえですね。そのときに、どの自治体がつけるのですか。
○中馬委員 出資しているかしていないかということとその委託をしたかしないかということはまた少し違うと思うのですね。出資というのはかなり永続的な、積極的に参加するわけですが、委託という場合には一年だけのスポットがあるかもしれませんし、そんなところまで全部参加させるわけですか。そこら...全文を見る
○中馬委員 いま委託とおっしゃっているのは、建設の委託ですか。私は、処理の委託かと思っておりましたけれども。
○中馬委員 御答弁が何かはっきりしないようですが、ここのところは少し詰めておいて、また別の機会にひとつお願いしたいと思います。  廃棄物処理の範囲の問題なんですが、最終処分のとき、海面に埋め立てていいものかどうかのチェックをするといったようなことがございましたが、そういう機能な...全文を見る
○中馬委員 センターの業務が、さっき二、三十人でというお話でございましたから、先ほど御質問が出ておりましたけれども、そのときに二、三十人で果たしてそういうことができるのかどうか。契約は契約でやるけれどもそれをチェックするとおっしゃっていましたから、チェックするには相当の専門家も、...全文を見る
○中馬委員 だんだんふえてくるんですな、これは。  ですから、そこのところが、また公社、公団をこうして一つつくるような形じゃなくて、各自治体がせっかくこうしてやっているようなものですから、自治体からの人員をうまく配置して、それぞれ自治体だってそのようなことの検査をする人間だって...全文を見る
○中馬委員 それはできないということじゃなくて、これは各自治体が集まって一つのセンターをつくってやるわけですから、その自治体同士がお互いに焼却炉をつくった方が、あるいは処分場を何かつくった方が効率的じゃないかという、話し合いでやる場合にはそれは認められるわけですね。
○中馬委員 この中では搬入施設はつくることになっておりますね。搬入施設というのはどこまでを含みますか。
○中馬委員 そうすると、たとえばバージみたいなものなんかも搬入施設に入るわけですか。
○中馬委員 その運搬施設も含めるというんであれば、先ほど御質問が出ていましたセンターまでの廃棄物の運搬といったときに、トラックだけで大阪市内を通って、あるいはどこを通ってということじゃなくて、ポートアイランドをやったように、一つの長大コンベヤーをもってどこかのところに集結させてそ...全文を見る
○中馬委員 それこそ神戸の沖合いを埋めるときに六甲山から土砂を、トラックじゃなくてコンベヤーで運んで埋め立てたわけでございますが、そういうことを何か考えなかったら、先ほどからの御質問にもありますような、量的なことから言えば大変な交通公害になってこようかと思うのです。むしろ湾岸以外...全文を見る
○中馬委員 時間もないようでございますし、大体まだ余り固まっていないようで、ここで議論しても仕方がございませんので、少なくとも各自治体が自主的におやりになるという形ではございますから、余り運輸省、厚生省が指導する形じゃなく、むしろ各自治体が考えたものに対してそれをバックアップする...全文を見る
04月13日第94回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第3号
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○中馬委員 今回の事件は大変遺憾なことでございますし、日本の今後の対応が非常に大事になってこようかと思います。  先ほどからの御答弁によりますと、事実関係については大体、御答弁の趣旨はわかりましたけれども、しかし単純に考えたならば、あそこにたまたまいた自衛艦がそれを救助したとい...全文を見る
○中馬委員 そうするならば、日米安保体制というのは何かということになってくるわけでございまして、日米安保体制を認める多くの日本の方々は、これに対してもちろんそのくらいの連絡はちゃんとしているだろう、そして、それで日本がアメリカとともに守られているんだという一つの信頼関係を持ってい...全文を見る
○中馬委員 日米安保体制を堅持するということと、それだけの緊密な連絡もとれてない体制だということとは、少し違おうかと思うのです。ですから、今後そういう面についての対応を私ども真剣に考えてまいりたいと思っております。  海上保安庁にお尋ねいたします。  この事故に対して、いまジ...全文を見る
○中馬委員 普通の海難事故の場合にはその程度の調査をなされると思うのですが、外務省はそのことを申し入れられますか。
○中馬委員 相手に調査を任せるだけではなくて、日本側もその程度の申し入れはすべきだと思っております。これの事故を通じまして——それでなくても現在反ソ機運が高まり、ナショナリズム的な、そういう国防の意味でのナショナリズム的な意識が国民の間で大分広がってきております。ここでまたアメリ...全文を見る
○中馬委員 防衛庁長官にお尋ねいたします。  こういったケースは逆の場合もあろうかと思うのです。日本の自衛艦が他国の民間船をこういう事故で沈ませてしまうといったようなこともあろうかと思います。それが非常に秘密的な意味で航行している場合だってあろうかと思いますが、そういう場合であ...全文を見る
○中馬委員 今後の対応に遺漏なきよう、心から要望いたしまして、質問を終わらしていただきます。     —————————————
04月17日第94回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
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○中馬委員 日米関係の緊密さを損なわないためにも、余りアメリカに遠慮する必要はないと思うのですね。だから、軍事機密まで立ち入って調べる必要はないですけれども、しかし海難事故としての徹底した原因の究明はすべきだと思っております。  そこで、お聞きいたしますが、まず最初に自衛艦が見...全文を見る
○中馬委員 そうしますと、二十数時間ですか、ほぼ一昼夜だれも見つけなかったのかどうか。というのは、それまでの間にこの付近を航行した民間の船舶があるのかないのかをもちろん海上保安庁はつかんでおられると思いますから、お答え願います。
○中馬委員 見つけたか見つけないかと言っているのではなくて、付近を航行した船があるかないかということです。
○中馬委員 海上保安庁は、普通の航行船舶のあれをつかんでないわけですか。
○中馬委員 私が申しておりますのは、そのちょうどゴムボートが漂流しているところを、ぴったりその位置を通ったかどうかと言っているのではなくて、ここの航行路が通常の航行路だということでございますから、そうすれば、この二十四時間の間に上海からあるいは神戸から、そこを通った船があるはずだ...全文を見る
○中馬委員 事後では調査できるわけですね。
○中馬委員 自衛艦が、ここで漂流中のボートをたまたま最初に発見したということについてどうお考えになっていますか。
○中馬委員 これはまた別の委員会でお聞きいたしますが、その当たった場所とか、あるいは右側から当たったのか左側から当たったのか、こういうことについても証言をとっておられると思いますけれども、ここでは、どんと上に持ち上がったということだけでございますけれども、そのところはいかがでござ...全文を見る
○中馬委員 沈没した場所の海の深さはどのぐらいでございますか。
○中馬委員 ということは、これはいまの技術では引き揚げ不可能な場所でございますね。
○中馬委員 このサルベージをしてみればそれこそわかるわけでございますけれども、いずれにしましても、日本側として事故の究明というのははっきりさせておく必要があると思うのです。ただアメリカの報告が来て、ああそうでしたかということであるならば、やはりこれは今後のことに対しましても日本国...全文を見る
○中馬委員 その四件につきまして、補償の関係なんですけれども、全く当事者と外国政府との間だけで物事が進められているのですか。
○中馬委員 その船の被害だけであればそういうことも可能でしょうけれども、たとえば先ほど言いましたようなサルベージができないとするならば日本の潜水艇で調べるだけ調べるとか、あるいは日本の潜水艦で調べるといったことも全く不可能じゃないと思うのですね。たとえば、そういうことをしようとし...全文を見る
○中馬委員 これはただ報告を受けて、それでわかりましたということなのかどうか。これはたとえばこの間の安全保障委員会でも御質問しましたけれども、要するに、艦艇すら見せてもらえる可能性がいまのところないわけでございましょう。どこにあるかわからないし、それを見せる可能性はないということ...全文を見る
○中馬委員 きょうは十分しか時間が与えられておりませんので、また別の機会に別の委員会で細かいことは聞かしていただくことといたしまして、いずれにいたしましても、この日米関係の将来を危惧するわけでございますから、むしろそれは政府やあるいは行政も含めて、ただアメリカのいまのいろんな軍事...全文を見る
04月20日第94回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第4号
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○中馬委員 外務大臣が途中で退席されるようなので、少し脈絡がおかしくなりますが、外務大臣に先にお尋ねしたいと思います。  今回の原子力潜水艦の衝突事故につきましては、日米安保体制に非常に問題が出てくる、日本人のアメリカへの信頼が崩れてくるということをおそれているわけでございます...全文を見る
○中馬委員 日本の外交はともすれば、大国との外交が主になっておることは事実でございます。それはもちろんアメリカであり、ソ連であり、中国であり、そしてヨーロッパ先進国、これは日本との経済関係も大きいわけでございますから、それが大きなウエートを占めるのはもちろん構わないと思うのでござ...全文を見る
○中馬委員 日本というのは海洋国家で、大陸政策は大体いつも失敗するようでございます。その意味からも、こういう南の海洋国家とともに一つの未来を切り開くことが大事かと思っております。  以上のことを申し上げまして、どうぞ外務大臣、退席されて結構でございます。  先ほどから問題にな...全文を見る
○中馬委員 海上保安庁にお尋ねしますが、この間の長官の御説明では、二等航海士ほか何人かの人がその事実を述べているということでございましたが、その後それを翻されたとか、いや事実と違っておったという供述がありましたか。
○中馬委員 防衛庁長官あるいは内局にはその報告がなかったけれども、現場で知っておったというようなことが後で出てきた場合の国民の不信をおそれるわけです。アメリカはわりあい公表しますから、アメリカの調査で、いや事実は、一番先にまずは原子力潜水艦であり、あるいは不都合があったから海上自...全文を見る
○中馬委員 少なくともその生存者の供述と若干違うところがあるわけですから、そこは再度よく調べて、もし事実がそうであるならば、事前に発表されておくことの方が防衛庁に対する信頼がまだつなぎとめられると思うので、よろしくお願いしておきます。  それから、先ほど外務大臣にもお尋ねしまし...全文を見る
○中馬委員 先ほどの日米の連絡のことでございますが、五十三年十一月ですか、日米安保協議委員会で承認されました日米防衛協力のための指針、この中で「自衛隊及び米軍は、相互間の通信連絡体系の整備等所要の措置を講ずることにより緊密な情報協力態勢の充実を図る。」ということがうたわれておりま...全文を見る
○中馬委員 有事のときじゃなくて、平時ですらこういったことで、自分に都合が悪い、軍事上少し問題があるといったときには、日本人の人命すら無視したような形に現実になったわけでございまして、ひたすらに御信頼申し上げているという防衛庁長官の御答弁は、余りにも甘過ぎるのじゃなかろうかとこち...全文を見る
○中馬委員 考えられないとおっしゃいますけれども、逆にそういう方が、普通の小規模な国際紛争というときには考えられるのですよ。ソ連が日米安保条約のかさの中に入っている日本に侵略してくるということは、第三次世界大戦でも考えない限り普通としてあり得ないことですね。しかし、アメリカと友好...全文を見る
○中馬委員 今回の事件のことを直接言っているのじゃないのです。今後の日本の安保体制も含めた防衛体制を考えるときに、そういうことだってあり得るのですから、むしろそういうケースの方が多いわけですから、日本自身の防衛体制というのは、これはどんどん軍備を拡張していけという意味じゃなくて、...全文を見る
○中馬委員 時間がないからこちらから申し上げますけれども、現在の道路令では車両が二十トンということで計算されているわけですね。もちろん物理的にはそれ以上のものも耐え得るでしょうけれども。そして古いところでは十四トンということになっているわけです。七四戦車はいま一台何トンございます...全文を見る
○中馬委員 三十八トンですね。これを一台そろそろ通すのじゃなくて、有事のときには、大量に、昼夜兼行で関東に運ばなければならないわけでしょう。そういうことすら整備されておらずに、七四戦車を何台そろえたらよろしい、あるいはF104Jを何機といった話が先行していはしないかということを私...全文を見る
○中馬委員 時間が参りましたが、これは外交の問題であり、あるいは資源エネルギー、そういったことがまずは前提になりましょうし、また専守防衛の立場での防衛をする場合でも、そのような防衛の基盤の整備のことをせずに、ただ火器だけを増強するというようなことのないようにひとつ要望を申し上げま...全文を見る
05月08日第94回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第6号
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○中馬委員 今度の有事法制についてでございますが、自衛隊はその任務を遂行するために、一つのそういう有事の場合の研究をされることはもちろん当然でございますし、これが三年半もかかったということ自体が、遅きに失したような気もいたしております。しかし、出てきたものを見ますと、技術論のみで...全文を見る
○中馬委員 言われております奇襲対処だとか、あるいは有事のことでございますけれども、客観的に見まして、私どもは奇襲といったようなことはもうほとんど考えられない。そのような狂人国家は少なくとも日本の周りにはおりませんし、現在の状況の中で、そのようなことがあらかじめつかめずに、ある日...全文を見る
○中馬委員 そうしますと、その七十六条が、先ほども言いますように外部からの武力攻撃だけでございます。内部からのものは入っておりません。そのことをここではっきりさせておいていただきたいということを申しているわけでございます。といいますと、これは戦前の法律なんかに使われております「戦...全文を見る
○中馬委員 このように、この「有事」ということをかなり厳密に定義しておかないと、後でいろいろ問題が起こってくると思うんですね。これは軍事の一つの論理から言えば、自衛隊がその任務を有効かつ円滑に遂行するためには、超法規的な行動を起こさざるを得ないというのは、これはもう軍事力の宿命で...全文を見る
○中馬委員 だから、そこで自己矛盾を起こさないようにしておく必要があると思うんですね。二十二条では特別部隊の編成もうたわれております。そして二十一条には、七十八条の場合をこれでしたら想定していることになるのじゃございませんか。
○中馬委員 この待機命令なのでございますけれども、防衛庁長官は去年の安全保障委の御答弁でも、これもはっきりソ連ということで申し上げますけれども、ソ連に対し「潜在的脅威」がある、こう明確におっしゃっております。しかし「脅威」ではないとおっしゃっていましたね。その潜在的というのは、相...全文を見る
○中馬委員 今回、レーガン・鈴木共同声明でソ連が脅威と、この事実は確かめておりませんからこちらも結構でございますけれども、しかし、たとえばそのように一つの事態が変わってきた。北方四島に何個師団かまた増強したといったときに、やはりこれはまた脅威と認識されると思うのですね。その脅威の...全文を見る
○中馬委員 いずれにしましても、この出動待機命令というのは非常にむずかしい判断だと思うのですね。  そして、待機命令が発せられますと、この研究によりますと、もうすでにいろいろな私有地の通行権だとか工作物の撤去権だとか、そういったものをすべて得てしまうわけでございますから、先ほど...全文を見る
○中馬委員 私がこういうことを申しますのも、これは、そういうような出動の待機命令がかなり任意な形で、政治的な形で出されるということを恐れているわけです。そして、これを防ぐことから、いまさっき言いましたような「有事」というものの定義も非常に厳密に考えなければいけないし、これが政治的...全文を見る
○中馬委員 防衛庁長官は、ただ防衛庁長官であるだけではなくて国防会議の一員でもあるわけですから、そういった全体の法体系あるいは全体の軍事のあり方、こういったものに対して御疑念を抱かれたら、どんどん提言なさっていったらいいかと思うのです。  一番悲しいことは、日本の軍隊が日本人に...全文を見る
○中馬委員 有事法制じゃなくて有事研究全般と考えた方がいいのでしょうけれども、三矢研究が前に問題になりましたが、こういうことは非公式にやられることを私は否定するものではございませんが、その中で、たとえば警備地誌、これも極秘になっているようでございますし、OB整理項目ですか、こうい...全文を見る
○中馬委員 情報収集活動ももちろんこれは一つの軍事を円滑に遂行するために必要なことでしょうけれども、先ほど言いましたように、これも国内治安の問題と外国侵略の問題とをやはり区別して考えなきゃいかぬと思うのですね。国内治安の問題であれば場合によっては警察の業務かもしれませんし、外国侵...全文を見る
○中馬委員 時間もありませんので、あれしますが、この有事法制ではなくて、わざわざ法制化しなくても、いま防衛庁の任務として他省庁に要望したりすることがかなりできるのじゃなかろうかと思うのですね。これは前回の質問でも私は申し上げましたとおりでございまして、たとえば建設省あたりに防衛庁...全文を見る
○中馬委員 終わります。
05月15日第94回国会 衆議院 本会議 第25号
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○中馬弘毅君 鈴木総理には、年初のASEAN五カ国訪問に続き、このたびはアメリカ、カナダと積極的に訪問外交を展開されていることの労をねぎらうとともに、国際的友好関係の中でしか生きていけないわが国の立場からして、その外交重視の姿勢を評価するものであります。  もちろん、訪問するこ...全文を見る
05月26日第94回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
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○中馬委員 私は、新自由クラブを代表して、このたび加藤六月議員外九名の提出に係る全国新幹線鉄道整備法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論をするものであります。  御高承のとおり、現在は財政再建、国鉄再建の途上でもあり、高度成長期に計画された本四架橋、整備新幹線等は事実上凍結...全文を見る
05月29日第94回国会 衆議院 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号
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○中馬委員 ライシャワー発言以来、総理も相当お悩みになったといいますか、いろいろな意味でのお迷いも若干はあったのではないかと拝察はいたしますが、しかし、従来どおり非核三原則の堅持という政府統一見解を出されたこと、これは私もほっとしたような次第でございます。  従来、歴代政府はず...全文を見る
○中馬委員 御自身のお口から、それこそ国連の場でおっしゃった外務大臣といたしまして、このことを今後さらに強く諸外国に対しても宣言していかれるか。おっしゃっていかれるか。アメリカに対しても、そのような理解を積極的に得るようにしていかれるかどうか、お気持ちをお聞かせ願いたいと思います...全文を見る
○中馬委員 他国との友好関係、特にこの場合は日米友好関係でございますが、これは国民同士の信頼関係がどうしても必要でございますし、ライシャワー、ラロックの発言をただ否定するだけ、無視するだけでは、国民の信頼を得ることができないと思うのです。日本の国民の信頼だけではなくて、さらに日米...全文を見る
○中馬委員 しかし、一方で、自民党内に二原則ないしは二・五原則論が高まっていることは御承知のとおりでございます。これは先ほど申しますように、非核三原則の理念、日本はこれ以外に選択の道がないのだとおっしゃっております、福田さんもおっしゃっておることでございますけれども、こういうこと...全文を見る
○中馬委員 日米安保についてお聞きいたしますけれども、核のかさが言われておりますが、この核のかさというのは、私はアメリカの対ソ戦略上の必要性から日本にかさをかぶせているのであって、日本が望んでかぶせてもらっているわけじゃない、このように判断いたしております。軍事面における日米安保...全文を見る
○中馬委員 それは確かにそう書いてない。逆にまた、別に言えば核を想定したとは書いてないわけでございまして、それを両立させようと思うから非常に政府もお困りになっている。非核三原則を日本の国是として守っていく、このことをずっと押し詰めてまいりますと、日米安保、核のかさも含めた日米安保...全文を見る
○中馬委員 ある程度核のかさが必要だということを前提に——私はそう思ってないのですけれども、前提にされるのであれば、じゃ核の脅威があるのですか。広島、長崎に落とされて以来、国際紛争はいろいろございました。朝鮮戦争もございました。ベトナム戦争もございました。また、その他の局地的な紛...全文を見る
○中馬委員 非常に現実離れした御答弁でございますが、何か現実にそのような局地的な紛争にでも核が使われ始めた、そのときには場合によってはアメリカに頼んででも、日本にもひとつ核のかさをかぶせてくれということは言ってもいいかもしれません、場合によっては。しかし、そのような状況にも全くな...全文を見る
○中馬委員 総理にお伺いいたしますが、日米安保条約に含まれた核のかさのことですけれども、核のかさと言った場合に、では、どこを対象としての核のかさなんですか。相手の脅威があるという相手の国はどこだとおっしゃるのですか。
○中馬委員 防衛庁長官にお聞きしますけれども、現実問題として、日米安保に基づいて一つの核のかさということで、その抑止力を期待するということでの核戦略をある意味ではアメリカと一緒にやっているわけでございます。そうすると、やはり日米安保は、先ほど私が言いましたように、核兵器と通常兵器...全文を見る
○中馬委員 場合によってはそういった核の抑止力までも期待して日米で組んでいるということであれば、それこそ自衛隊が守るのは日本の国民であるはずなんですね。そうしますと、いろんな戦術上の軍備をそろえたり、あるいは場合によっては核を持ち込ませたりというようなことよりも、まず国民の安全の...全文を見る
○中馬委員 私どもは、日米安保条約における一つの集団安全保障機能というものは認めております。もちろんそれは通常兵器においての話であって、そういう通常的な兵器における局地戦争に備えることは必要であり、それはまた、アメリカと手を組んで集団安全保障という形でやっていくことを私たちは主張...全文を見る
○中馬委員 総理は、日米共同声明、あるいはそれより前でしたか、記者会見で、日本の前庭の太平洋千海里を役割り分担で防衛肩がわりするということをかなり具体的におっしゃったようでございますが、そうしますと、これは、現実にいまアメリカが太平洋全面におきましてソ連の核潜水艦をずっと追尾しな...全文を見る
○中馬委員 それは肩がわりではないにしても、先ほど言いました千海里の範囲を守るのには、大綱を達成すればそれで十分だとおっしゃるわけですか。
○中馬委員 時間がございませんので、最後に一つ。  わが国が非核三原則を堅持するのは当然といたしまして、先ほどのようなことでございましたら、さらに一歩進めて、ASEANの外相会議でも問題になっておりますし、またそれに加えてオーストラリアやニュージーランド等に呼びかけて西太平洋に...全文を見る
07月15日第94回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第9号
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○中馬委員 防衛庁長官の訪米、訪欧についての御報告を受けましたが、正直申しまして非常に失望したというか、内容にしましても非常に大ざっぱでございますし、数字的な詰めも余りできておりませんし、また同時に、この中身がもう少し、これだけ大きな力を持った日本の立場として、日本の主張すべきと...全文を見る
○中馬委員 世界情勢というのは、緊迫しているというよりもむしろ流動化していると考えた方がいいんじゃないかと思うのですね。アメリカの相対的な地位もこのところずっと下がってきたことは御承知のとおりでございます。またソ連の力というのも、見方はいろいろありましょうけれども、世界の中におけ...全文を見る
○中馬委員 アメリカ、ソ連を一つの軍備管理の席に着けるにしましても、その力というものは、それらの国が手を結んでそこに申し入れることによって、むしろ席に着くチャンスといいますか、それが強くなると確信いたしておりますので、特に世界のリーダー、アメリカ、ソ連を除くリーダー的な役割りを果...全文を見る
○中馬委員 こちらはその会談の表面的な主張のその裏にあるものを、長官が何かお感じになっていないかどうかをお聞きしたようなことでございまして、一つの見方をすれば、先ほど言いますように、アメリカが相対的な世界経済なり社会における地位を落としてきている、そしてそれはあるときは貿易圧力で...全文を見る
○中馬委員 会談の中身について少しお伺いさせていただきます。  七・五%については、これはインフレを考えれば少な過ぎるとアメリカは主張して、長官の方は七・五%はシーリングだから、これに努力するからというお答えであったようでございます。これは来年度予算のことでございますが、その後...全文を見る
○中馬委員 時間がございませんので簡単にお願いしたいと思います。  ヨーロッパは、毎年軍事予算三%増を約束いたしております。日本がこの七・五%増を今後とも約束したのか、あるいはさせられたのか、そういうことはなかったのか、その点についてお答え願います。
○中馬委員 それから、日米間の装備技術交流の推進をしたい旨向こうから申し入れがあったようでございますけれども、これはわれわれが前から言っておりますように、日本の防衛のあり方というのは、ただ旧来の軍備で、その軍備の拡張をするだけではなくて、もう少し近代的な技術を装備した、本当に防衛...全文を見る
○中馬委員 新聞の報ずるところによりますと、超しSIだとかあるいはレーザーといったような言葉も出てきておりますけれども、そのようなことは具体的に話があったのですか。
○中馬委員 具体的な中身もなしに相談できないと思うのですが、結構でございます。  それから南北問題についてお聞きいたしますけれども、この発展途上国援助についてアメリカが少し見直しの機運を持ってきている。やはり武器とセットでかなりひもつきでなかったら効果がないという、ばらまき福祉...全文を見る
○中馬委員 最後に、これだけアメリカの要求も強くなってきております。しかし、ちょうど人間の体にたとえるならば、非常にひ弱で、自分の身を守るあるいは国を守るという気概もない、それにやたらによろいかぶとを着せて、重いなぎなたを持たせて歩かせるようなもので、そんなことをしたところで、国...全文を見る
11月09日第95回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第2号
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○中馬委員 外務大臣は先月、十月二十二、二十三日、総理とともにメキシコ・カンクンにおける南北サミットに出てこられたわけでありますけれども、この南北関係について少し日本の安全保障の問題からお尋ねをしたいと思います。  南北問題と申しますと、どうしても表面的には南の民生安定だとか経...全文を見る
○中馬委員 南の援助にしましても、ソ連はソ連で、ソ連の戦略的な意図でやっている部分がかなりございます。アメリカも同様でございます。ですから、国連だけに任してあとは人道的な立場でということだけではないと思うのです。日本にも、それとは別の違った観点で、そういったような戦略的な一つのも...全文を見る
○中馬委員 おっしゃるとおりなんで、そのところをもう少し日本の世論にも、場合によっては国際世論にもはっきり、日本はこういう立場でやっているんだということを明確にする必要があるのじゃないか。でないと、何かふらふらしているような感じを与えるものでございます。アメリカあるいはソ連のどち...全文を見る
○中馬委員 そのような相互理解を深めているといった抽象的なあれじゃなくて、具体的に日本のシーレーンの問題が出ているわけですね。そして、それに対して防衛庁は対応されようとされているわけです。そうするならば、具体的にそのことで周辺諸国とお話しになっているのか。どの程度、どういう形でわ...全文を見る
○中馬委員 では、外務大臣にお願いします。
○中馬委員 その軍事大国とはならないという言葉のうらはらで、現実の形として、先ほど言いましたそれぞれが防衛努力をするという中で、日本が太平洋の相当のところまで出ていって、そこに日の丸をつけた飛行機が、それこそ三十六年前にはそれが侵略してきた飛行機であったわけですから、その同じ日の...全文を見る
○中馬委員 もう時間がないので話が十分詰まりませんが、防衛庁長官の日ごろのお話と外務大臣のお話が、その点で若干食い違っているように思います。ここは十分調整をしていただきまして、その周辺諸国に脅威を与えない形での日本のしっかりとした防衛というものを考えていただくことを念願いたしまし...全文を見る