中馬弘毅

ちゅうまこうき



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中馬弘毅の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第96回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○中馬委員 大臣の所信表明に対する質問をさせていただきます。  運輸大臣は、今回の所信表明の重点事項の第一として、国有鉄道の再建の問題を挙げておられます。大臣が、はからずもか、買って出られたか、それはともかくといたしまして、非常に重要な役割りを担う時期の運輸大臣に就任されたわけ...全文を見る
○中馬委員 私ども、国鉄総裁が経営者としての当事者能力を持ってもらいたいということから、それに関連する事業拡大の法律、また今回の再建法に対しましても非常に積極的に対応してきたものでございます。  したがいまして、それが効果が出てくるのであれば、もちろんその形で推し進めてもらいた...全文を見る
○中馬委員 それはそれといたしましょうか。  高木総裁にお尋ねいたしますけれども、先ほど、経営改善計画を一生懸命やっていくということでございますが、しかし、その中の一つであります地方交通線対策協議会、四十線のうち三十六線区の協議会を発足するんだという、これは法律で決まっているこ...全文を見る
○中馬委員 その協議会が現実に開かれないわけでございますが、法律にあるように、開かれない場合の規定があったかどうかはともかくといたしまして、これは見切り発車をされるわけですか。
○中馬委員 法律では見切り発車でもできる形ではありましょうけれども、それはやはり地元の方々との協議がまずは第一でございますし、しかし一方で、このままでいくと結局は、臨調がどういう答申を出すかは別といたしまして、民営化で本当に民営になってしまったらそういうところは切り捨ててしまわれ...全文を見る
○中馬委員 今回の五十七年度予算では、東北・上越新幹線の開業に伴って、またその分の赤字が上積みされておるわけでございます。この新幹線の問題でございますが、新幹線というのは、やはり大都市間で両方に相当な人口があってそれを結ぶ場合に、これは東海道ないしは山陽というようなところで採算が...全文を見る
○中馬委員 それに在来線の赤字が加わるわけであろうかと思います。東海道、山陽の場合ももちろん収支係数はよかったわけですが、だんだん悪くなってきておりますけれども、今後それはどうお考えでございますか。山陽、東海道について従来どおり高収益を保てるか、最近の係数はだんだん悪くなってきて...全文を見る
○中馬委員 大臣にお尋ねをいたします。  総裁お答えのとおりに、新幹線もなかなか過去のように、そうもうかって、もうかってということでもなさそうでございます。総裁からはこの運輸委員会の席上でも、国鉄としては整備新幹線についてはやりたくないのだというようなお答えもいただいております...全文を見る
○中馬委員 国鉄は、先ほども申しましたように、非常に大変な状況になってきているわけでございまして、これは暮れの新聞記事でございましたが、政府の金融機関からの例の優遇プライムレートよりもまだ〇・三%優遇された金利、これがもう断りが来ているというようなこともございましたけれども、民間...全文を見る
○中馬委員 いずれにしましても、これだけ膨大な借金を果たして返してもらえるのだろうかというような危惧すら金融機関も持ち始めるのが、むしろ当然かと思える次第でもございます。  ともあれ、国鉄は、先ほど冒頭に申しましたように、努力した姿というのが国民の目の前に出てこなかったら、これ...全文を見る
○中馬委員 国鉄総裁、結構でございます。  時間が少しまだありますので、空港問題をやらしていただきますが、成田の第二期工事のことです。羽田の事故その他も若干は絡むかと思いますが、成田の第二期工事見通しをお聞かせ願いたいと思うのです。  本来ならば、二十四時間開港の国際空港とい...全文を見る
○中馬委員 成田がそのような状況ですし、羽田、伊丹は満杯状況です。関西新空港の問題が上がっておりますけれども、これもまだまだ調査段階ということで、この開港は十年ほど先のことになろうかと思うのです。  しかし、いずれにしても、そういったものを急がないと、日本の次の世界の交通の要衝...全文を見る
○中馬委員 関西新空港について、航空審議会がはっきりと泉州沖を決めているわけですが、政府の態度がそのように非常にはっきりしないがために、地元でいろいろあらぬうわさまでも、神戸沖にするのだとかあるいは京都の方にするのだとか、このようなことまでも出ておりますけれども、いわゆる航空審議...全文を見る
○中馬委員 伊丹の騒音公害訴訟で一応国が勝訴のような形になりましたけれども、伊丹空港の今後のことをどのように大臣はお考えなのか。  そして、羽田が沖合い展開もいたしますけれども、これを、今度の事故になんかにもかんがみして、どのように今後運営されるおつもりか、それを最後にお聞かせ...全文を見る
○中馬委員 時間が来ましたので、これで終わります。      ――――◇―――――
02月24日第96回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中馬委員 鈴木総理は、行政改革に政治生命をかけるとおっしゃっております。これは、日本の二十一世紀を目指した経済社会の活力を大きく飛躍させる意味におきましても、私たちはこれを大いにバックアップしたいと思っているのですけれども、最近のいろいろな国会の審議を見ておりますと、行政改革が...全文を見る
○中馬委員 もう少しはっきりした御答弁をいただこうかと思ったのですが、どうも長官でございませんので、大蔵大臣の方にお聞きいたします。  行政改革をそうして進める中で、財政は、当然簡素で効率のよい政府になるということでございますから、そうしますと、たとえばGNPに対する財政の規模...全文を見る
○中馬委員 そこで、中曽根長官とのお話のいろいろなあれをすり合わせをしてみたいと思っておったのですが、先ほどおっしゃいましたように、非常に国の負担が大きくなってくる。大蔵大臣はいつも諸外国の例を出してこられますが、諸外国でもその反省が出ているんじゃないですか。大きくなり過ぎている...全文を見る
○中馬委員 高齢化社会への対応のことは後で厚生大臣に聞くわけですけれども、それは大蔵大臣がお答えになることじゃなくて、厚生大臣が責任を持ってやられることであって、大蔵大臣としては、そこを厚生大臣の方にこういう形でもっと年金のことをやってもらいたい、高齢化社会に対してもこういう対応...全文を見る
○中馬委員 そのことを前提としてお聞きしますが、やはりいま大きくなっているということでございます。このあるべき姿がどの程度かというのは御答弁がございませんでしたけれども、しかし、少なくとも戦後三十年ずっと日本がやってきた、それがそんなに不都合なことではなかったと思っております。そ...全文を見る
○中馬委員 そのことをもう少し鈴木さんにも御説明してあげたらと思うのですが、国鉄が二兆円の赤字、食管で一兆円、それから医療関係で四兆円、その他私学助成、こういったものを数えただけでも六兆や十兆になってしまうわけで、こういったものがいまの姿でいいとは思っておられないはずです。それを...全文を見る
○中馬委員 その調整のときに当然間接税がふえる形になるわけでございまして、ただ間接税をふやしただけでこの差を埋めようとすると、大型な間接税、しかも全体としては逆に財政規模、税収規模が大きくなってしまうわけですから、一方では直接税を引き下げる形になるのですけれども、もちろんそういう...全文を見る
○中馬委員 そうしたあるべき姿というものを描いた上で、この財政再建を進めていただきたいと願う次第でございます。ところで、この五十六年度、五十七年度の景気の見通しでございますけれども、いろいろ民間のエコノミストとまた政府の見方あたりが相当違っております。この点について、企画庁長官、...全文を見る
○中馬委員 委員長、資料をお配りしていいですか。——そういう事実も踏まえまして、視覚に訴えて少し御質問したいと思っています。  GNPの動き、これが経済成長率でございますけれども、この経済成長は三十年代から四十年代の初めぐらいまでのところはまだ個人消費、いわゆる民間最終消費、こ...全文を見る
○中馬委員 景気といいますか可処分所得が余り伸びていないのに、それ以外の民間最終消費では伸びている。ということは、企業なり自営業者が、給料以外の人が使ったということですね。
○中馬委員 逆に読んでいるのです。そんな話をしているのじゃない、それは冗談で言った話であって……。  いま言ったように、これだけ今後の伸びとしてはとうてい——所得税減税をされないとおっしゃっているのです。そして、民間の賃上げは七%ぐらいが大体と考えられているわけです。そして、消...全文を見る
○中馬委員 あなた、それでもエコノミストですか。経済企画庁を預かる者ですか。過去のところでそういうような事例はないじゃないですか。勤労者世帯の可処分所得の動きを僕は言っているのですよ。それが減税はこれまたやらなかったら、また累進で効いてくるのですよ。そして、民間の賃金の上昇率、こ...全文を見る
○中馬委員 質問の意味がわかってないんだ。ちょっとやめてください。いま私は民間最終消費の話をしているんじゃなくて、可処分所得の上がりが五十七年度にそんなに大きくなりませんでしょうと言っているわけですよ。そして、これの乖離があることは私は先ほど言いましたじゃないですか。五十四年なり...全文を見る
○中馬委員 おかしなことをおっしゃいますね。このグラフで考えても、この五十七年度は実線の方はせいぜい横ばいだろう、よくいって横ばいだろう、これはお認めになったわけです。そして、この点線の方が五%近くいくということがいまの政府の見込みなんですから、そうしますと、ここには何か大きな景...全文を見る
○中馬委員 そんな詭弁を聞いても余り意味がないので、そういうことをある程度経済のわかった方はわかっておられるから、たとえば元総理大臣でも二兆五千億の税収欠陥が出る、こうはっきりおっしゃっているんです。経済にわりあい詳しい元総理がおっしゃっているじゃないですか。大蔵大臣はどのように...全文を見る
○中馬委員 この数字から一応離れますけれども、よほどの景気対策がない限りは、もちろん民間のベースアップも大幅にはとうてい政府が望むほどにもなりませんでしょうし、また現実に消費支出が大きく伸びることもない。ということは、輸出の伸びが大きく期待できない中にあってとうてい経済の見通しと...全文を見る
○中馬委員 いまのお答え、それはそれでいいと思います。ただ、中小企業の賃上げが大企業ほどでなかった、そういうような状況がここで改善されるような状況じゃないんです。末端の方での中小企業はもう非常に苦しいのが現実でございます。今度の春の賃上げにしたところで、大企業はたとえば七%上げた...全文を見る
○中馬委員 こういうような状況の中で、五十九年度赤字国債をゼロにすることは現実問題としてこの夏ぐらいから無理になっていくことがはっきりしてくると思うのですけれども、そういうものに政治生命をかけてもらう、政治責任をとってもらう、鈴木さんがおっしゃいましたけれども、そのことを余り期待...全文を見る
○中馬委員 いま財源がないとおっしゃいましたが、しかし、経済の局面としてはその必要性をお認めになったと理解いたしております。財源をわれわれはいま少し練って提示しようとしておりますが、そういう意味での財源が出ればやるとおっしゃる意味ですか。
○中馬委員 一時間もありませんから、そういうところを機動的、弾力的に運用していただきたい。と同時に、先ほど言いましたように、もうこれはそのことを待たなくても可処分所得の動き、国民のふところぐあい、それを見ただけで景気が上がる方法はこれしがなかろうと私たちは思っております。そのこと...全文を見る
○中馬委員 この年金制度、医療制度、ただ、いままでのお金だけで解決しようという形以外のものを厚生省ももちろんお考えになっていると思いますが、そういうことをもう少し進めていかなければ根本的な解決にならないと思うのです。  ただ、いまの給付水準を下げるというようなことだけではなくて...全文を見る
○中馬委員 いま、いままで救貧対策だったとおっしゃいましたが、まさにそのとおりで、老人ホームの話も出ましたので、そのことでちょっと申したいのです。  従来は、憲法でも保障された最低限の生活を保障するということが非常に主眼に置かれまして、老人対策にしましても、本当にお金を持ってい...全文を見る
○中馬委員 お役所の許認可は極力外すべしと私たちも主張をいたしております。しかし、本当に人命を預かったりあるいはそういった人たちのお世話をするということの許認可はむしろ強めなければいけないものもあるわけです。たとえばフグを扱う人を、これは好き勝手だから自由にやれといったら、これは...全文を見る
○中馬委員 現行法のことなんか聞いてないのです。現行法はもうすでに過去の遺物であって、質的な転換が老人対策に必要でないか。そういう一つとして、現行法でこうなっていますから、あるいは協会をつくらせたからということではなくて、ちゃんとした法の位置づけをしなさいということを言っているの...全文を見る
○中馬委員 何もお金が要ることじゃないので、むしろそういう民間の方々が持っているお金を有効に活用して、その人たちの福祉の向上を図ろうとしているのですから、そういう方向で検討されるのが当然かと思います。  それから、時間がございませんが防衛庁に。  最近どうも外国との経済摩擦が...全文を見る
○中馬委員 数字でごまかせと言っているのではなくて、少なくともそういう対外交渉なり、また外国人の目に触れる場合には、それと大体合わしたようなものにしておくのが適当じゃないかと思っております。  参議院でもちょっとこのことが問題になりまして、園田外務大臣のときにおっしゃっているの...全文を見る
○中馬委員 ただ国だけに納得させるのであれば、数も少ないことですからそれでもいいかもしれませんけれども、いまアメリカからいろいろな形で出てくるのは議会筋から出てくるんじゃないですか。議会筋の全部一人一人に、日本の場合はこれと少し違いますよといったようなことを御説明になっているので...全文を見る
○中馬委員 何か余りにもそれを出さないことの方にこだわられますと、逆に疑いたくなってくるわけですよ。低く抑えてもっと軍事費をふやそうじゃないかという意図にすらとれてきますから、こちらはむしろよその国でも、アメリカの議会筋のところでの答弁、やりとりを少し聞いていますと、よその国のN...全文を見る
○中馬委員 防衛庁長官にお尋ねいたしますが、この間臨調の方でも、自衛隊の問題がいろいろ論議され始めているようでございます。これはもちろん直接お答えになれる、それに対してどうこうということではなくて、そこで出ておるとうわさされております統合参謀本部構想、いまの三軍のあり方、このあた...全文を見る
○中馬委員 そのことについて質問したんじゃなくて、そこでそれとの関連でございますけれども、いまの参謀本部のあり方、これについていまの形で、たとえば有事のことを想定することもないかと思うのですけれども、いろんな指揮命令系統で三軍がそれぞれ別々になってかえってコントロールしにくいとい...全文を見る
○中馬委員 中曽根長官がせっかくお見えになりましたので、このことに関連してちょっとお尋ねしたいと思うのですが、行政管理庁ないしはそれのまた意を受けた形で作業を進めております臨調、これが日本の国防の問題あるいは自衛隊というものを聖域化するのかしないのか、その点について長官のお考えを...全文を見る
○中馬委員 その臨調に絡めて言うわけじゃございませんが、日本のいまの防衛のあり方、三軍のままがいいかどうか、これは私見ではございますけれども、私たちは非常に疑問に思っております。日本のように限られた一つの島の中で、そして一つの堀に囲まれたような形になっておるわけでございまして、戦...全文を見る
○中馬委員 時間が参りましたので、そのようにそれぞれが効率的に運用とおっしゃっていますけれども、やはりそういうことも踏まえて、日本の防衛のあり方をもう少し効率的にやっていただきたいことをお願いいたしまして、質問を終わらしてもらいます。  ありがとうございました。
02月27日第96回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○中馬分科員 自動車保険のことについてお聞きしたいと思います。  いまもう車社会と言われるように、日本の自動車保有台数は三千万台を超えるような状況でございまして、昔のように特権階級だけが持つということではなくて、平均すれば一世帯に一台十分にあるというようなことになっておるわけで...全文を見る
○中馬分科員 後段の方のお答えがなかったのですが、正しく支払われた結果、それが赤字になっていく、その場合には、場合によっては保険料率の引き上げということになるのですけれども、これがちょうどいまの一般の健康保険制度と同じような形で、この自動車保険の場合にわりあいルーズにお医者さんの...全文を見る
○中馬分科員 これは保険会社にやらせているわけですね。保険会社が代行する形で自賠責を扱っておりますけれども、はっきり言いまして、保険会社は営利ですから、なるべく保険を出さないようにしようというのが務めかもしれません。一方、自賠責の方は、保険会社の利益には関係ない国のお金ですから、...全文を見る
○中馬分科員 ちょっと意味が違います。料率の話ではなくて、いま言った、たとえば何か事故を起こしまして相手にけがをさせる。そのケアはどこかの病院に入りますね。その病院は、これで自賠責の方と、任意に入っておれば任意の方で払ってもらうことになるわけです。そうすると、少し足をすりむいただ...全文を見る
○中馬分科員 大臣にお伺いしますけれども、自賠責の保険限度額が、四十八年に一千万、五十年に一千五百万、そして五十三年に二千万と次々上がってきているわけですね。もちろん命の値段が物価上昇とともに上がるのは当然かと思いますが、五十三年以降四年近くこれが改定されておりません。現在二千万...全文を見る
○中馬分科員 いろいろ御議論はありましょうけれども、逆に言えば、任意保険にこれだけ多くの人が入っておるということは、二千万円では不十分だということでの任意保険加入だと思いますし、四年近く上げてないわけですから、これの見直しをぜひひとつお願いを申し上げておきます。  一方、任意保...全文を見る
○中馬分科員 料率の問題、もちろん下げられるのはそれでいいのですけれども、まだまだ大き過ぎる感じを一般の方々は持っているのです。といいますのは、先ほど申しましたように、自賠責の方はわりあいにルーズなのだけれども、これは任意保険の方ですから、保険会社の利益にもかかわってくる問題です...全文を見る
○中馬分科員 いま上積みとおっしゃいましたけれども、この上積みのことを少し問題にしたいと思うのです。それが悪いと言っているのではないのですけれども、それと料率の関係なのです。  まず、事故を起こして、たとえば五百万なら五百万でもいいのですけれども、そのままでしたら自賠責で支払わ...全文を見る
○中馬分科員 いろいろ解釈はありましょうけれども、何か高い感じがする。一般の利用者の方々もそういう意見でございます。  そこで、自動車保険の料率ですが、これは自動車保険料率算定会、ちゃんと法に基づいてつくられております。しかし、たとえば一応そういうものを決める理事会の構成を見ま...全文を見る
○中馬分科員 中立性なら中立性で、これは大学教授等そういう有識者だけで構成されておるのであれば中立と言えますけれども、いまのお答えにもありますように、保険会社が半分占めておって残りがいわゆる中立ということであれば、これは決して中立でないので、ユーザー側の立場を代表する方々をもう少...全文を見る
○中馬分科員 どの企業もぴたり合っているということに若干の問題がありはしないかと思うのでございますが、ともかくとしまして、こういったものは自由にしてしかるべきじゃないかと思うのですね。自由にしたら保険を掛けておった人が実際に会社がつぶれてしまってということがあるというような御答弁...全文を見る
○中馬分科員 どうかそれでがんばってください。  これで終わります。
03月08日第96回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○中馬分科員 先日、予算委員会の一般質問で少し質問を申し上げたのですけれども、時間が短うございましたので、再度少し詳しくお聞かせ願いたいと思います。  と申しますのは、これは老齢化社会を迎えるに当たりまして、老人ホームの位置づけというものが、どうも時代の趨勢にそぐわなくなってき...全文を見る
○中馬分科員 収入の低い方々、市町村民税均等割以下の方々、これは、日本の経済がこれだけ進歩してまいりまして、わりあい少なくなっているのですね。それに比べて、ある程度の所得はあるけれども、だれもめんどうを見てくれないというような方々がふえてきていることは事実なんです。そうしますと、...全文を見る
○中馬分科員 救貧対策としての養護老人ホームはもちろん必要でございましょうが、これに今後一層力を入れていくのではなくて、むしろ、これからは特別養護老人ホームなり軽費老人ホームの方に少しウエートを置いていかなければいけないんじゃないかと思うのですが、この特別養護老人ホームは、いま御...全文を見る
○中馬分科員 大臣にちょっとお聞きしますけれども、お答えがありましたように、医療費全体を考えたとき、いま言いました、同じお金を使うのであれば特別養護老人ホームの方にもう少しお金を使った方が、逆に全体の医療費特に老人にかかる医療費が軽減されて、その国庫負担も軽くなるのじゃなかろうか...全文を見る
○中馬分科員 財政的な負担だけではなくて、先ほど言いましたように、お年寄りが人生の最後を終わられる場面として、病院の中での濃厚診療が果たしていいのかどうかという問題も含めて、人道的な立場からひとつお考え願いたいと思う次第でございます。  それから、軽費老人ホームの中でA型とB型...全文を見る
○中馬分科員 この基準自体も少し時代にそぐわなくなっているんじゃないかと思うのです。といいますのは、私も幾つかの老人ホームを見てまいりましたけれども、A型で建てながら、そこに入居しておられる方々は、お茶一つ沸かせないというのではなくて、やはり少し身の回りの簡単な食事ぐらいはつくっ...全文を見る
○中馬分科員 公団住宅でも、二DKには入り手がなくて三DKの方をみんな選ぶような時代でございますから、老人ホームだからといって、ほんの四畳半の一部屋でいいということではなくて、やはりそれぞれ皆さん方、長年の生活の中で持っておられる家財も非常に多くなっておりますので、その点は余りし...全文を見る
○中馬分科員 先ほど述べましたように、たとえば軽費老人ホームでもA型とB型に分けて、それぞれの部屋の広さが何平米あるいは廊下の幅が幾らというように、非常に細かいところまで規定しておられるのですね。  ところが有料老人ホームになりますと、それが全くない。ですから、どうしても資格を...全文を見る
○中馬分科員 いまちょっとおっしゃいましたけれども、この有料老人ホームだけが社会福祉事業じゃないのですよ。そこがどうも私には納得がいかないのです。そして、お年寄りでお金があれば弱者じゃないというような言い方なんですけれども、それこそ、この間もちょっと申し上げましたように、お金があ...全文を見る
○中馬分科員 だから、社会福祉事業と認定しないがために、これがある意味では野放しになってしまって、結局何の基準もつくらずに、せっかく一生働いて退職金をもらって、それで有料老人ホームに入られた方々で、そのお金がパアになってしまうというようなことが現実に起こっているわけですね。これを...全文を見る
○中馬分科員 温泉までもついて何千万もするような、すべての有料老人ホーム的なものを有料老人ホームと位置づけようというのではなくて、そのように一つの最低といいますか、悪いだけが最低ではないのですけれども、ある程度の平均的なところまではちゃんと国がめんどうというか、金銭的なことじゃな...全文を見る
03月30日第96回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○中馬委員 わが国は、御存じのように貿易立国でございます。ほとんどの輸出入品目を海外、そして船に依存しているわけですが、海上運賃に大きく負うことは、日本の国民生活にまでそれが響いてくるわけでございまして、やはりそういった価格の安定、経済の安定の意味からも、特に日本船による長期積み...全文を見る
○中馬委員 ですから、この法律によって自国積み取り比率を、危惧されておるわけですけれども、これの低下傾向が阻止できるのかどうか、先の見通しをお答え願います。
○中馬委員 法律の中身の細かいことはもう他の委員がお聞きになりましたから、根本的なところをお聞きするわけでございますけれども、便宜置籍船の問題なんです。  これを放置されておく限りにおいて、日本との先ほど申しました意味での競争といったことも、あるいはいろいろな安全の問題も、船員...全文を見る
○中馬委員 日本は、従来、便宜置籍船は少なかったのですね。日本の一つの誇りとして、自分でちゃんと旗を立ててやるのが大体日本の伝統的な海運業だったはずなんですけれども、しかし、最近はそういった誇りを持った人も少なくなったのか、個々の利益の方を追求するような形になってきております。こ...全文を見る
○中馬委員 このSTCW条約に加盟して、それを遵守しているところはいいのですけれども、それ以外の船舶が日本に入ってきた場合のことなんですね。いろいろ命令で規制することができることになっていますけれども、現実にこれはできますか。国際的なトラブルの問題もあろうかと思うのですが、その辺...全文を見る
○中馬委員 しかし、一方でまた非常に矛盾したことでもありますけれども、日本の立場をそういうことで守るならば、これは発展途上国のそれぞれの立場をまた崩してしまうことになるのですね。まだまだそういった船員の訓練も十分にできないのが発展途上国だろうと思うのです。そこに、ただただ追い出す...全文を見る
○中馬委員 このことは、今度の船員法の関係におきましても特にお願いしておきたいことなんです。  先ほど言いましたように、非常に矛盾することでございますけれども、日本のいままでの大きな経験、これを発展途上国にまで及ぼしていくような、その程度の大きな力がなければ、逆に日本の船員の立...全文を見る
○中馬委員 いま、すばらしいことを並べられましたけれども、そういうことをどうやって担保されますか。船会社あたりにどういう形でそのことを指導されますか。
○中馬委員 その近代化委員会ですけれども、これは私的諮問機関ですが、いま言ったような大事なことも大分出てきているわけですから、もう少し公的に位置づけることの可否についてどうお考えなんですか。
○中馬委員 時間が参りましたが、非常に国際化が叫ばれている、現実に各国からの反発も強くなっている昨今でもございます。自国の利益を追求しておりますと、船員の方もそうですし、あるいは船主の方もそうですし、あるいは国の立場としてもそうかもしれませんが、結果的に、国際的に大きな反発を食ら...全文を見る
04月07日第96回国会 衆議院 運輸委員会 第11号
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○中馬委員 今回の道路運送車両法の一部を改正する法律案ですが、これは行政改革論議の中から出てきているわけでございます。一昨年、中曽根長官が、国民の要望も受けてこれに取り組むということを表明されて以来ずっと審議が続いてきた結果、この法案となって出てきたわけでございます。ということは...全文を見る
○中馬委員 何をおっしゃっているかはっきりわからない点がございまして、もう少し答弁を簡便にお願いしたいと思います。  具体的にお聞きしますけれども、陸運事務所の現在の数と、そこの事務所員といいますかお役人さんの数をまずお願いいたします。
○中馬委員 本法の実施によりまして検査官の増員は行われるのですか、行われないのですか。
○中馬委員 逆に減員はないわけですね。
○中馬委員 では、少なくとも人員面における行政改革には何らなってないということは言えるわけですね。
○中馬委員 陸運事務所自体も、場合によっては都道府県に移してしまって要らないではないかという議論すらある中で、少なくともこれを存続さしていこうという形でございますし、場合によっては、後で御質問しますけれども、検査官がこれだけの人数でこの法律を有効あらしめるためには、また逆に言えば...全文を見る
○中馬委員 国民の負担の軽減ということを先ほどから何度もおっしゃいますけれども、具体的にどの程度ユーザーの負担が軽減になるのか、御説明願います。
○中馬委員 いまおっしゃった数字はあくまで理論的でございまして、確かに法律には六カ月点検はいままででも義務づけられております。しかし、実際にはこれをマイカーのほとんどの方は行っていないのですね。運輸省の調査では六一%だとか何かおっしゃっていますけれども、しかし、それはアンケート調...全文を見る
○中馬委員 一%にも満たないものしかチェックできないわけですね。しかし、これは義務づけられておるといいましても、実際には街頭でつかまえて見てみるだけだという形になるわけでございまして、この点、これを本当に実効あらしめようとしたら検査官はとうてい足らないわけでございまして、むしろそ...全文を見る
○中馬委員 ですから、運輸省独自ではこの法律だけでは車を検査することもできないのです。きっと従来どおり警察にお願いして、警察官と一緒にそれをとめてもらって、そのときに見るという形ですね。警察にまで迷惑をかける形になっているのです。その点はどうお考えですか。
○中馬委員 そういうことで、たまたま警察の協力も得てそういう街頭の検査をやって、つかまった者だけが十万円という過料を取られるという形ですね。いまの例のネズミとりと称されるスピード違反の検挙にしましても、これは余りいい制度じゃないと思っております。何か別の方法があった方がいいんじゃ...全文を見る
○中馬委員 別に誤解に基づいて言っているのではなくて、ちゃんと通告をしてからだということも承知しております。しかし、法体系として、法律のあり方として、こういうことが本当にいいのかどうかということに疑問を申したわけでございます。  いままで六カ月点検は実際には有名無実だったわけで...全文を見る
○中馬委員 そのような指導であれば、わざわざこうして法律でやることはないので、こんなことまで法律をつくることに、いまの官僚制度に対する国民の批判というのが非常に集まっているのじゃないですか。  いまおっしゃったように、危険性といったようなことも含めて、それだけ必要があるのであれ...全文を見る
○中馬委員 ドライバーというのは、自分で大体点検できるくらいなのがあたりまえだと私たちは認識いたしております。しかし、現実には、パンクしたら直せない、あるいはラジエターに水がなくなっているのもわからずに走っているといったような方が多いわけですね。多いとは言いませんけれども、そうい...全文を見る
○中馬委員 いままでの四千万の方全部にいまからやり直せとはあえて申しませんけれども、今後免許を与えるときにはそのぐらいのことをするのが当然だろうと思っておりますし、その点の御検討をお願いしておきます。  一方でそう言いながら、運輸省の方は、この法律では自分でやっていただいて結構...全文を見る
○中馬委員 先ほど言いましたように、現状がほとんどメカのこともわからないドライバーが多いわけで、そういう人に免許を与えていることが問題なんですけれども、その人たちが、いまのおっしゃることであれば、自分でそういう知識も資格もないのに、ここは大丈夫大丈夫という形でやって、それでまた過...全文を見る
○中馬委員 いま言いましたように、自分で自分の車に、また自分の命に責任を持つという形に、法律じゃなくて行政で指導されるということが本来の姿じゃないかと思うのですが、それをいま言ったような形で、何も実際の技術もないのに、ただつかまったときのために、お役所の目をごまかすためにそこにマ...全文を見る
○中馬委員 いまのご答弁にもありますように、非常に矛盾したことを答弁せざるを得ないような状況になるわけですね。それだけ上がったら大いに結構ですということなんですよ。ということは、ほとんどの人はやらないだろうという前提に立っておられますね。そして整備工場に持ち込まない。ところがまた...全文を見る
04月09日第96回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○中馬委員 午前中からずっと長時間御苦労さまでございます。私が最後でございますので、ほとんどの方が重要なことをお聞きになりましたので、簡単に御質問だけしてみたいと思います。  ずっと聞いておりますと、今回の法改正によりまして、現実に自動車の点検実施率が大幅に上がるというようなこ...全文を見る
○中馬委員 予防的な意味も含めてですか。
○中馬委員 ということは、逆に言えば、このように、やはり自分の身体のことでもございますし、あるいは他人を傷つけるといったような意味も含めて、かなり善良に、何の罰則もないのに逆に言えば五割も六割もの方がやっているということにもなるわけで、そのほかたまたまふぐあいが起こったといったよ...全文を見る
○中馬委員 今回の法改正実施によりまして、これはもちろん一〇〇%点検がなされることを前提としての法改正だと思うのですけれども、しかし、これでどの程度実施率が上がるとお考えになっているのですか。
○中馬委員 逆に、整備業界としてのお仕事の面から言うと、いまのあり方ではなくて、今度はこれを本当に別の方法で何らかの形で実施を完全にさせる、そういうことの前提の上で六カ月でなくて十二カ月ごとにぴっちりやらすということと現状と、どちらが仕事が多くなるか少なくなるか、その点はどうお考...全文を見る
○中馬委員 いま六カ月ごとにやることにしておりますね。これを十二カ月点検だけに限る、そのかわり一〇〇%やらすといったときの仕事量がいまよりもふえるか減るかということ。
○中馬委員 ユーザーの理解といいますか、一〇〇%なんです。四千万台全部がちゃんとぴっちりやるということですから、ユーザーの意思が働かずに全部実施させるわけですから、それと現状とはどちらが仕事が多いか少ないかということなんです。
○中馬委員 現状と比べて。
○中馬委員 高橋さんにお伺いいたします。  わが国の車の性能が非常によくなったことはもう言うまでもないことでございますけれども、しかし、現状でも、先ほどの御意見によりますと、整備不良による事故率というのは〇・〇七六%ときわめて少ないという御意見でございました。そうしますと、新車...全文を見る
○中馬委員 いまは六カ月ごとに点検させておりますね。これを十二カ月ごとに、先ほど言いましたようにぴっちりさせるという前提で、いまの車検制度を二年じゃなくて三年にしたとき、そうふぐあいがないのじゃないかと思うのです、いまの制度からすれば。
○中馬委員 新車と考えていただいて結構です。
○中馬委員 それ以降も。
○中馬委員 答申のことだけではなくて、技術の専門家としての高橋さんにお聞きしているつもりなんでございますけれども、要するに、いままでは整備をむしろ六割の方々はちゃんとしているのですよ。あとの四割の方がしてなくても整備不良による事故率というのは非常に少ないというお話でしたから、それ...全文を見る
○中馬委員 遠間さんにユーザーの立場から、メーカーの技術的なあれじゃなくて、今度ユーザーとしてごらんになって、そういういままでJAFとしていろいろな車をごらんになっていると思いますけれども、いま私が言いましたような形でちゃんと整備、点検だけがかっちりやられておれば、二年の車検、こ...全文を見る
○中馬委員 今度の法改正の問題なんですけれども、ユーザーの立場から、現行と改正後とどちらがユーザー、国民の負担の軽減になるか、その点は遠間さん、どうお考えでございますか。
○中馬委員 ちょっと、もう一度遠間さんにお聞きしますが、遠間さん、先ほどからユーザーの自主点検が本来のあるべき姿だとおっしゃっておりました。しかし、それができないような方々が非常にたくさん免許を持っているのが現状でございます。そうすると、現在の免許制度そのものに問題があるのではな...全文を見る
○中馬委員 笹野さんにお伺いします。  笹野さんは、一万六千の特定給油所で十二点検ができるようにという御要望のようでございますけれども、少し具体的に言いますと、ブレーキドラムの脱着点検が分解整備とされているがためにそれができないので、それを分解整備と規定せずに項目から外せ、そう...全文を見る
○中馬委員 最後になりますので、今回の法律の改正に対する皆さん方の御意見を伺っているわけでありますので、その立場としての参考人でございますから、それぞれの業界なりそれぞれのお立場で結構でございます。本法案に対して自分の業界としてはこれでいいんだとか、あるいはどうもふぐあいだとかい...全文を見る
○中馬委員 どうも長時間ありがとうございました。
04月12日第96回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第3号
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○中馬委員 まず、外務大臣にお尋ねしたいと思います。  日本の安全保障にかかわる最近の国際情勢についての政府の姿勢を少しお聞きしたいと思うのですが、国際的な経済停滞で、各国とも多くの困難な国内問題を抱えております。不況、失業、また国際収支の赤字といったこと、これは先進国あるいは...全文を見る
○中馬委員 この姿勢をひとつ今後とも、各地のいろいろな紛争におきましても日本の態度として筋を通していただきたいことを申し添えておきます。  と同時に、一方でアルゼンチンと日本は相当な貿易関係もございます。小麦や牛肉の輸入の問題もございましょうし、また、アルゼンチンにも相当な資産...全文を見る
○中馬委員 今度のフォークランド島に対する侵攻ですが、事実関係はともかくとして、軍部の独走という見方もあるというような新聞記事があったわけですが、これを見てちょっと私も感じたのです。     〔委員長退席、椎名委員長代理着席〕  と申しますのは、その諸島自体がもともとアルゼン...全文を見る
○中馬委員 その法律関係のことを少しお聞きするのですけれども、この自衛隊法七十六条によりますと、総理大臣の指示がなければこれは動けないわけでございます。と同時に、国会の承認も必要なのですけれども、しかし、他国に出ていくわけじゃなくて、たとえば北方四島あるいは竹島という場合は、これ...全文を見る
○中馬委員 あり得ないのじゃなくて、非常に可能性がある。過去にもそういうことが往々にして、軍部というのは大体そういう行動を起こす可能性が世界の各地でもあるわけですからね。そういうことのシビリアンコントロールが貫徹される意味におきましても、法的な不備があるのであれば、それをするのが...全文を見る
○中馬委員 防衛庁としては、特に防衛的な意味から、あるいは台湾が置かれたいまのこの極東における一つの軍事的な意味も含めて、今回のレーガン政権による台湾への武器援助、これと極東の軍事バランスあるいは平和状況といったものをどのように御判断なさっておりますか。
○中馬委員 近く外務大臣は韓国を訪問されるようでございます。日本の隣国であります朝鮮半島は、韓国と北朝鮮に分かれて、非常に不幸な状態にあるわけです。ソ連の脅威ということも言われますけれども、韓国あるいは北朝鮮、この全体のことで申すわけでございますが、韓国はいろいろな意味においても...全文を見る
○中馬委員 その国交樹立の問題なんですけれども、大臣は、御答弁にございませんでしたが、これをやるとやはり不都合だというお考えですか。それとも、何らかの一つの方法が見つかれば、北朝鮮との国交樹立をした上で南北統一の努力を日本が果たすということでございましょうか。
○中馬委員 その方向でひとつ御努力あらんことをお願いしておきます。  少し国内問題に移りますけれども、最近非常に景気の状況が悪くなってきておりまして、五十六年度もGNPはかなり落ち込むようでございます。五十七年度の防衛費につきましてもこの予算が決まったわけでございますが、その中...全文を見る
○中馬委員 そういうことだろうと思って、こちらで試算をいたしましたけれども、大体いま言われておりますGNP五・二はとうてい実質で行かない、四%弱ぐらいだろうというようなことでございます。これを少し多目に見積もったとしても、そうして例の人件費の補正予算を三百億ぐらい、前年並みと見ま...全文を見る
○中馬委員 去年までの数字をここにずっといただいているのですが、二十期ぐらいのところでは、入学したときの九〇%が任官しているのですね。それがだんだん減ってきまして、二十五期で七六%、そして、いま御報告にありました二十六期が七六・四%、ほぼ同じですね。このようにずっと減ってきている...全文を見る
○中馬委員 この質の問題と同時に、たとえば先ほどから問題になっておりますシーレーンの問題にしましたところで、P3Cをあれだけ買ってやるのが日本の防衛なのかどうかというのは、国民の多くが非常に疑問に思っております。きょうのこの委員会の席での議論を聞いておりましたところで、本当にむな...全文を見る
04月14日第96回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
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○中馬委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、政府提案になる道路運送車両法の一部を改正する法律案に対し反対、修正案に賛成の討論を行うものであります。  いわゆる車検延長問題は、行政改革の一環として、自動車の技術進歩に伴う点検、検査事務の簡素化、陸運事務所の地方移管等を検討...全文を見る
04月23日第96回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○中馬委員 法案の中身に入る前に、基本的なことを少しお伺いさせていただきたいと存じます。  わが国ではいわゆる私学助成が制度化されておりますけれども、私学といいますものは、国の公的な教育のほかに、一つの宗教的な理念に基づいて人格形成をしようとか、あるいは一つの教育の理念に基づい...全文を見る
○中馬委員 お金でもって助成するというこの私学助成なのでございますけれども、もちろん義務教育化しておって、公的なもので間に合わないどころ、私学が補完してくれているところを、国の立場として一時的にでも、あるいは一つの役割りの分担としてでも費用を補助するというのはわかるのですけれども...全文を見る
○中馬委員 中教審の答申では、「幼稚園に入園を希望するすべての五歳児を就園させることを第一次の目標として幼稚園の拡充をはかるため、市町村に対して必要な収容力をもつ幼稚園を設置する義務を課するとともに、」、こうなっておるわけでございまして、幼稚園を国民の幼児教育として明確に位置づけ...全文を見る
○中馬委員 これではそれぞれの五歳児が、子供の立場で義務ではなくて自治体なり行政の義務として位置づけられているわけでございますけれどもではその目標というものが達成されているのかどうか、五歳児適齢人口のうちの何%が幼稚園に就園しているのか、その数字をひとつお願いいたします。
○中馬委員 幼稚園の就園率が六五%といたしまして、保育所の方もそういう位置づけをするとするならば、かなり高い数字となることではございましょうけれども、しかしこの理念をずっと推し進めていきますと、結局は義務化すべしということではないのでしょうか。五歳児に対して幼稚園就園ないしは保育...全文を見る
○中馬委員 それぞれに現状ですぐそれをやるとなれば問題があることはもちろんわかるわけでございますけれども、しかしこの理念をずっと延長しますと、希望しない人はほとんどないわけでございまして、そうした場合に一〇〇%近いものを就園させるということになると、これはほとんど義務と同じような...全文を見る
○中馬委員 現状がどうなっているかというよりも理念の話をしているのでございまして、そういうことであれば、いま私が言う意味で、幼稚園は将来義務化のような形になるわけでございますけれども、それがいいのか、小学校の就業年限を五歳に引き下げる方がいいのか、いずれそういう方向に行かざるを得...全文を見る
○中馬委員 私があえてここをこうして質問しているのは、幼稚園の助成ということに対しての理念が何か一貫してない、そこがはっきりしてない点に問題があろうかということで、そこをはっきりさせてもらいたい気持ちで質問しているわけでございます。行政の立場とは離れて、これを御提案になりました西...全文を見る
○中馬委員 これを義務化するかどうかという問題とは別に、この中教審の答申が言っているように、行政の立場として義務を負うという意味であえて申しているわけでございますけれども、そうしますと就園者と非就園者、三五%の非就園者、あるいは保育所を除けば約一〇%、何十万人になりますか、この方...全文を見る
○中馬委員 ぜひそのような形で、行政の義務としてでも、地域的にその恩恵を受けない、あるいは公立が未設置であってその恩恵に浴しない、あるいはまた負担の問題等々いろいろありましょうけれども、この方々に対する一つの行政としての義務を果たしていただきたいとこいねがうわけでございます。と同...全文を見る
○中馬委員 この法案のことに少し入りますが、いままで法人化がかなりのゆとりの期間を与えてやったにもかかわらず進まなかった理由をお聞かせ願います。
○中馬委員 この法人化が進まなかったいろんな理由を挙げられましたけれども、それぞれの園の経営者の立場もわからぬではないのですが、しかし、一部に善良な方々でそして一生懸命いまも努力なさっている方ももちろん多いでしょうが、かなり個人資産的な、これが法人化されてしまって今度それを自分が...全文を見る
○中馬委員 私が言ったことと全然違う御答弁をされていますけれども、ちゃんと聞いてやってください。  要するに、そのような利益目的で幼稚園という幼児教育の大事な場面に出てこられる方を安易に認可してしまっていることに問題がありはしないか、いままで法人化が進まなかったことに具体的にど...全文を見る
○中馬委員 提案者の西岡先生にお聞きした方がいいかもしれません。いままでかなり安易に、少し土地があるからというような形で幼稚園をやられてきた方も、不まじめな方だけとは申しませんけれども、中にはそういう人たちも安易に幼稚園という場面に出てこられたのではなかろうか。そういうことがこう...全文を見る
○中馬委員 文部省が直接手を下すことじゃないかもしれませんけれども、各自治体がそういった幼稚園の基準をもう少し厳格に適用して、安易な形での、利益追求の意味での幼稚園をふやすことのないように、ひとつ要望いたしておきます。  今後三年延長してもなお法人化しない幼稚園に対する処置は何...全文を見る
○中馬委員 では、今後の補助金の問題でございますけれども、善良にも法で定められたとおり実行した園と、実行せず今後も補助金をもらうものとの間に何らかの格差をおつけになりますか。
○中馬委員 法律の番人は裁判所でしょうけれども、教育の番人は文部省だと思うのですね。政治というものはかなり現実妥協も必要でございます。しかし、そういった中にあっても一つのはっきりした筋を通してやるのが、それこそ教育の番人である文部省の役目だと思うのです。この法案がいわゆる通産省や...全文を見る
○中馬委員 あえて申しますけれども、ここで正直者はばかを見るような形あるいは何か違法者が得をするような形というのはまずいのじゃなかろうか。これはあしたからでもその方が法人化されれば、ちゃんと補助金は満額出るわけですから、それを促進させる意味においても何らかの格差をつけた方がいいの...全文を見る
○中馬委員 そこまでおっしゃるのなら、あえて申しますけれども、三年たっても法人化されないところには、はっきりと補助金を打ち切ることはお約束されますね。
○中馬委員 提案者の西岡先生にもお伺いしておきますけれども、今回は本当に異例の措置として、父兄や園児に混乱を起こさせたくないという気持ちもございまして、これの趣旨はわれわれも理解するところでございますが、いま言ったようなけじめというものを、従来五年間というような期間がありながらそ...全文を見る
○中馬委員 いずれにしましても、こういった一つの決まったものを安易な形で、しかもまじめにこれを遵守された方々に逆に不満に思わせてしまう、このようなことがないように、今後の一つの日本の大事な教育の問題でございますから、ここをしっかりと踏まえて、同時にそういった意味での行政をやってい...全文を見る