中馬弘毅

ちゅうまこうき



当選回数回

中馬弘毅の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第98回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○中馬委員 大臣に対する基本的なお考えをお聞きいたしますので、原則として大臣が直接お答えいただきたいと思います。余り細かい問題はここではお尋ねいたしません。むしろ運輸行政を今後進めていかれる、また、政策立案をされていかれる大臣の一つの基本的な考え方あるいは心構えといったようなこと...全文を見る
○中馬委員 行政改革でいつもやり玉に上げられるのが運輸省なんですね。特に許認可件数、これは政府の許認可件数一万余りありますけれども、そのうちで運輸省関係が二千二百三件ですか、最高になっております。具体的に廃止の対象になっているものも、いわゆる五十五年行革で少なくとも二百五十件は減...全文を見る
○中馬委員 今年度内といいますとあと一月余りですけれども、それでできるのですか。
○中馬委員 それはぜひとも達成していただきたいと同時に、まだまだこれは当面の、まず最初の二百五十件でございますから、そのあとのものについてもずっと私も資料を見てみますと、かなり細かいところまでタッチしておられます。これについて、思い切って民間なりあるいは各自治体に渡していけるもの...全文を見る
○中馬委員 次に、国鉄の再建をもちろん大臣も最大の課題として取り上げられております。これは法案にもかかってまいりまして、監理委員会が設置される運びとなりましょうからそこで細かくは申し上げたいと思うのでございますけれども、まず、四ッ谷委員からもお話がございました分割、民営の問題なん...全文を見る
○中馬委員 われわれも現実の問題として、果たしてそういう分割した民営化等、会社をつくるわけでございますけれども、その引き受け手があるのかどうかといった問題であるとか、あるいは系統的な運行の問題であるとか、あるいはいままで蓄積された技術がどう分散してしまうのだといったような危機感、...全文を見る
○中馬委員 いずれ経営形態の問題になってくるわけでございますけれども、少しそれとの関係で、国鉄所有土地の売却の問題ですね。これはわれわれもこの委員会で、遊休の土地は極力それを売却してやっていきなさいということも言ってまいりました。しかし、これは自力再建をするという前提で、しかも借...全文を見る
○中馬委員 先ほど言いましたように、単純に平均すれば四百坪内外のところになるわけですけれども、大規模なところを売って、あとまた小さなところがあってこういう数になっているのか、一千坪のところがあったり三十坪があったりするかもしれませんけれども、大体平均してこうなのか。そこをちょっと...全文を見る
○中馬委員 国鉄は国有鉄道なんです。この国鉄の土地は国民の土地なんです。国民の立場としては勝手に余り処分していただいたら困る。と申しますのは、要するにこれは何かまとめてどうしても前向きの施策のために売るというのであれば一つの方法かもしれませんけれども、しかしこれは赤字補てんですね...全文を見る
○中馬委員 先ほど申しましたように、これは少しまとめてやる必要がある。そして、そのときであれば民間デベロッパーなり自治体が有効に都市計画の中に組み込んで使えるわけですから、そういう点も、ただ国鉄に任せて赤字補てんで売却してよろしいということではなくて、小さなものであったとしても、...全文を見る
○中馬委員 それから、都市圏の旅客輸送、これに特化していくということも国鉄の再建のときにも一つ問題になりました。経営形態が今後どうであろうと、都市圏における輸送手段、交通手段としての現在の国鉄路線の重要性というのは変わらないと思いますね。しかも、都市圏というのが昔に比べてずっと拡...全文を見る
○中馬委員 それが殿様商法だなと私は思うのですね、いまのお話を聞いておって。要望があればつくってやるという考えですよ。従来の一つの基準が何かございましたね。駅の間が二キロ以上ないとだめだとか、先ほど言いますように地元負担でないとだめだとか、それはまだ生きているわけですか。
○中馬委員 これはむしろ要望があるからとかいうのじゃなくて、国鉄が今後の都市交通における一つの役割りを果たしていくためにも、ここにこのような駅をつくれば住民の利便が増すと同時に、逆に新規の需要が開拓できる、通勤だけではなくて昼間の買い物の奥さん連中までも利用する、こういうことにな...全文を見る
○中馬委員 大阪城公園駅の話も出ましたが、こういうあれではなくて、今度の再建のことで地方の設備投資は一応原則としてストップいたしております。しかしそれまでの態度を見ましたら、本当に需要のないところに一生懸命つくっておったわけですよ。いま私が御提言申し上げておるのは、明らかにまだ需...全文を見る
○中馬委員 要望があるところへつくれなんて、私そんなこと一つも言っていませんよ。国鉄側が主体的に、ここにつくれば国鉄の利益になるじゃないかと御判断なさったときにおやりになればいい話で、それと全然観点が違うのでちょっと申し上げておきます。  次に青函トンネルの開通の問題、これにち...全文を見る
○中馬委員 ですからこれは鉄建公団や国鉄の問題ではなくて、むしろ国土計画の一つのものでございますから、これはあるいは電電公社が利用する、あるいは建設省が利用する、場合によっては防衛庁が利用する、こういったことも含めて国家的な目的にどう適応させていくかという観点でやるべきだと思いま...全文を見る
○中馬委員 関門トンネルも戦争中でしたけれども、国家的目的で国でやったわけですね。それと同じでんで、あそこから使用料を別に取っているわけではない、独立採算しているわけではないのです。ですから、そういう意味におきましても、これは国鉄や公団から離して、ひとつ国家目的としてどうするかと...全文を見る
○中馬委員 この三千人全部が技術者じゃございませんでしょうけれども、かなりの数の技術を持った方々がいらっしゃいます。これは大臣が先ほどお話しになっておりましたように、世界的に誇り得る技術でもあるわけですから、ただ国内だけではなくて、幅広く世界各地に向けて、それこそ人類の福祉に貢献...全文を見る
○中馬委員 経営形態が民営化すればそれだけに必要なことでしょうし、それ以前、それでなかったとしても時代にあったような形で、民営的な手法でやっていくとおっしゃっているのですから、その辺のことを見直していただくことを要望しておきます。  続いて、航空行政についての大臣のお考え方をち...全文を見る
○中馬委員 いわゆる四五、四七体制、三社体制ですね、日航、全日空、東亜国内のこの体制の見直しの時期にもうそろそろ来ているのではないかと思うのです。これは十年以上経過もしていることでございますし、当時とは、先ほど申しましたように幼稚産業保護というような意味が若干あるとするならば、そ...全文を見る
○中馬委員 いますぐにやれということじゃございませんけれども、しかし今後の方向として、運輸行政の、航空行政の方向としてそういう方向でやってもらいたいということを強く要望いたしておきます。  それから、航空に関係して関西新空港の問題をお尋ねします。  今回の四十億円の調査費の計...全文を見る
○中馬委員 それならそれでもう少しスピードを上げられたらどうかという気がするのですね。成田と比べましても、成田は少し拙速をとうとんだ点があるのですけれども、最初の調査費がついてから一期工事の完成まで十一年間ですね。ところが、関西新空港の場合には、五十一年に調査費がついてから現在ま...全文を見る
○中馬委員 しかし、これは具体的なことで動き出さなかったらそういう答弁にならないと思うのですが、運輸省の方としては、たとえば担当大臣を決めて、あるいは何か閣僚協議会をつくって、あるいは運営主体をひとつ決めてといったようなめどをどこに置いておられますか。
○中馬委員 いわゆる公団とか、運営主体のお話はいつごろになりますか。
○中馬委員 いままで国家財政が大変で資金がないから、あるいはまた高いものにつくので採算に乗らないからといったような話も大蔵省筋から出てきておりますけれども、しかし、先ほどの青函トンネルじゃございませんが、これはやはり一つの国土をつくるわけですよね。そしてこれは国家的な一つの財産に...全文を見る
○中馬委員 時間がございませんから、あと少し、最近の石油価格の値下がりといいますか、暴落ということすら起こりかねないような状況になってきております。これと公共料金との関係だけ、ちょっと大臣のお感じだけお伺いしておきます。  五十六年ごろには一バレルが三十七ドルぐらいしておったの...全文を見る
○中馬委員 終わりに、私がきょう御質問申し上げましたことは、余り細かいことは言っていないつもりでございます。そして、行政改革を思い切ってやりなさい、そして、いろいろ政策的な前向きの話をどう大臣がお考えになっているかということをお聞きしたので、運輸省という官庁はともすれば許認可官庁...全文を見る
03月08日第98回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○中馬委員 わが会派の楢崎委員の質問において、通産省と外務省の見解が違うということで問題になり、きょう政府統一見解が冒頭になされたわけでございます。いわゆる武器輸出の問題でございます。  そこで、山中通産大臣は、本当に政治家山中貞則としての真情を吐露されました。何といいますか、...全文を見る
○中馬委員 ですから、ここで「従来からの方針に何ら修正を加える考えはない。」とおっしゃっている。しかし、先ほど言いますように、この中はどうも表面的に読みますと、政策的、技術的な表現だけになっているんですね。しかし、いままでのはちゃんとした平和憲法としての理念を踏まえて物事が書かれ...全文を見る
○中馬委員 そのことをはっきり確認いたしておきます。  このような言葉足らずと同時に、今度は余分な言葉があるんですね。「中曽根内閣としては、」とわざわざ条件がついております。なぜこれをおつけになるのか。総理としては、自分のときはいいんだ、しかし後はどうなろうとこうなろうとという...全文を見る
○中馬委員 内閣としては、とお書きになって何ら差し支えないんじゃないかと思うのでございますけれども、いまおっしゃったのは確かに理屈かもしれませんけれども、しかし人と人との信頼関係あるいは人に物を約束するといったときには、こういう言い方は普通はしないのですよね。お金を借りるときに、...全文を見る
○中馬委員 このことを一つ申し上げておきますが、また、このいわゆる通峡阻止の問題につきましてもちょっと気にかかる言葉がございますので、指摘をしておきます。  と申しますのは、この二ページのところで、「わが国の船舶が国籍不明の艦船等により甚大な被害を受けている場合等」、この「国籍...全文を見る
○中馬委員 何かわけのわからない御答弁でございますけれども、国籍不明、これは場合によっては韓国なのかフィリピンなのかソ連なのかわからない段階でこのところを封鎖してしまうということ、これはどういうことですか。総理大臣がこの言葉をお使いになったようですから、総理からもひとつ御答弁願い...全文を見る
○中馬委員 この「国籍不明の」という言葉にしましても、先ほど言いました「中曽根内閣としては、」という限定がついている意味におきましても、今回のこの政府統一見解、私どもは少なくともこれは納得できないということをここで改めて表明をいたしておきます。  それから、武器輸出の問題は、先...全文を見る
○中馬委員 時間が非常に限られておりますから次々に移らしていただきますが、総理は御就任と同時に韓国にお飛びになり、それからアメリカにいらっしゃり、また幹事長を中国に派遣をされ、そしてまた今度はASEAN諸国にもすぐまた飛んでいかれるようでございます。非常に精力的に外交を展開されて...全文を見る
○中馬委員 アフガニスタン問題以来閣僚級の対話がとぎれておりますけれども、この点に対して、総理は今後どのようなソ連との関係をお進めになるおつもりでございますか。
○中馬委員 これは、日本の置かれた立場が非常に微妙な位置関係にもございますので、この間総理が御就任になったときに、逆にソ連にまず飛んでいくのが一つの国策的な上での方法じゃなかったかということをおっしゃっておった方もおられます。というのは、相手もアンドロポフにかわったわけですし、自...全文を見る
○中馬委員 源泉所得分だけでこの十二月が、補正比で六五・八%税収が達成しておりました。一月のこの十二月の六五・八%に対応する数字がありましたら、ちょっと教えてください。
○中馬委員 いや、それがずっと上がっていくでしょう。一月の数字を。
○中馬委員 五十六年度は、当初予算に比べまして三兆五千ほど税収不足となりました。五十七年度は六兆以上の税収不足になっております。そして、それによって補正をされたわけでございますが、大きく変動しておるのは法人税なんです、あるいは申告税でありまして、源泉所得の方はかなり上がっていって...全文を見る
○中馬委員 時間がございませんので、そのことを余り議論しておりますとあれですけれども、最後に、大蔵大臣にひとつその点を確かめさしていただきたいのでございます。  先ほど言いましたように、われわれまだ議論がしたいのですが、かなり細かく計算してみましても、今度の予算は税収がかた目に...全文を見る
○中馬委員 最後に、政策課題に何を置くか、その順番ということでございますから、大蔵大臣よりも総理の方が適当かと思うのですが、そういった税収は、もちろん減ったりふえたりするわけでございますけれども、しかし、ふえた場合には、これはまずは公共投資に使おうとおっしゃるのか、あるいは国債を...全文を見る
03月25日第98回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○中馬委員 遅きに失したとはいいましても国鉄が民営の方向に動き出した、その緒についたということを私たちは評価したいと思っています。私たちは六年前、その前には党はなかったのですが、そのときに私も本会議でやりましたが、国鉄の民営論を政党として公式の場で初めて表明した政党だと思っており...全文を見る
○中馬委員 そういう意味において官営八幡製鉄所あるいはその他のもろもろの事業をそれぞれ民間に払い下げた。第二の大きな営業の民業払い下げの時代だと私たちは思っております。  先ほど申しましたように、後進国の段階から先進国にキャッチアップするには、これは国家社会主義政策というのは必...全文を見る
○中馬委員 一方、国鉄総裁にお尋ねいたしますけれども、いままで国鉄総裁は現在の国鉄をこうして預かってこられた。しかし今度は、この委員会が一つの意見を提出するわけですから、その意見にもちろん異論もおありかもしれませんが、これにどのように応ぜられるか。やはり異論は異論としてかなり抵抗...全文を見る
○中馬委員 次に、この施策の実施期限が伝えられておりますが、六十二年七月三十一日というのは、意見を提出する最終期限がこれなのか、あるいは一つの施策を実施に移す期限が七月三十一日までということなのか。そこの解釈はどういうことですか。
○中馬委員 それにしても悠長な話だと私たちは思っているのです。私たちは、去年わが党の国鉄改革案を出しました。そのときには二年でこれをやるべし、六十年四月一日からその新形態に移行すべしということを明示し、それだけあれば十分一つの事業経営、私企業のときに、たとえばそういうものを再建す...全文を見る
○中馬委員 この監理委員の資格、構成についてはもう皆さん方がお聞きになっておりますが、こちらの意見だけを申し上げておきます。  官僚OBや国鉄関係者だけは今回は余り入らない方がいいのじゃないかと私は思うのですね。そうしますと、どうしたって限界がございますので。  それから事務...全文を見る
○中馬委員 これは前回にも要望いたしましたように、このように民営として一つの新しい形態でやる場合に、土地や人員もそれぞれ新しい形態になったときに場合によって大いに活用できるかもしれない。ただ赤字の補てんという意味で、どんどん土地を売却するということも少しここでストップしていただき...全文を見る
04月05日第98回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○中馬委員 それぞれの参考人の方々、それぞれのお立場からの御意見ありがとうございました。  まず、雨宮参考人にお伺いいたします。  雨宮さんがおっしゃったこと、私たちがかねてから思っておりますこととほとんど一緒でございまして、臨調答申は分割、民営化をうたっておりますけれども、...全文を見る
○中馬委員 委員会の権限が確かに弱いこと、私たちも少し危惧をいたしております。しかし、委員会というのはそれを主宰する人物にかなり影響されるものでして、非常に強力な権限を与えられている委員会であっても、その長たる人がどうもあいまいな人であるならばあやふやなものが出てくるかもしれませ...全文を見る
○中馬委員 遠藤参考人にお尋ねいたします。  国鉄の使命は効率化を若干犠牲にしても公共性を維持すべし、私たちもそうは思っております。しかし、日本発送電も、これは一つの国営の電気事業でございまして、これを民営化いたしました。この電力が民営化したことによって非常に公共性が悪くなった...全文を見る
○中馬委員 続いて、同じく遠藤さんにお尋ねします。  政治の駆け引きに利用され、そして政治に食い物にされたと、こうおっしゃっておられましたけれども、だからこそ民営化しなければならないんじゃなかろうか。公社制度というお話も雨宮さんからございましたけれども、公社というもの自体、たと...全文を見る
○中馬委員 立場が違いますので食い違うことをここで議論するつもりもございませんが、確かにいま国鉄で一生懸命働いていらっしゃいます。しかし、その働いていらっしゃったその成果の配分もなされないあるいは将来に展望もないというままで、本当に国鉄の労働者の方々もお気の毒だという気がいたして...全文を見る
04月13日第98回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○中馬委員 いまからちょうど六年前になります。国鉄の例の運賃法定制を撤廃する法案が出てまいりました。議事録を見ますと五十二年四月十二日ですから、本当にちょうど六年前なんですけれども、このとき私どもが、国鉄はいずれ民営という形態に移行すべきだということを提唱し、運賃法定制その他で当...全文を見る
○中馬委員 この行政改革は、総理が行政管理庁長官時代から熱心に主張されまして、そして現に総理大臣になられてこれに着手しておられるわけでございますけれども、いわばこれは、先ほど申しましたように国家的な大事業なんですね。短期の内閣でできるものではないと私は思っております。総理がかねて...全文を見る
○中馬委員 ずっと先ほどからの御答弁、その前の大臣なんかのお話におきましても、経営形態というのは要するに監理委員会の意見に任すんだということでございますけれども、しかし一方では、これは臨調答申を基本的に尊重する、こういうことでございます。そうしますと、分割、民営、こういうことにな...全文を見る
○中馬委員 ところで私たちは、民営化、しかも分割ということは少し疑問を持っております。分割してしまうことが果たしていいのかどうか。交通というネットワークの必要な事業において、これを分割することがいいのかどうかというのには私たちは疑問を持っているんです。もちろん、あれだけの巨大な管...全文を見る
○中馬委員 実施の期限でございますが、四年後の六十二年七月末ということになっております。しかし、これはどうも悠長なんですね。いま国鉄改革は本当に焦眉の急でございまして、日本発送電のときには、公益事業委員会が設置されたのが二十五年十二月、そして九分割が実施されたのが二十六年五月、五...全文を見る
○中馬委員 いずれにしても、途中で挫折することなく完遂されんことを望みまして、私の質問を終わります。
○中馬委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表して、日本国有鉄道の経営する事業の再建の推進に関する臨時措置法案に賛成の立場で討論をするものであります。  わが国は、明治維新以降この方、それまでの鎖国政策の反動として、西欧列強に追いつき追い越せとする近代産業育成政策を一貫して推進...全文を見る
05月16日第98回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第4号
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○中馬委員 限られた時間でございますので、こちらの要望も含めまして総理に三点ほど基本的な御見解をお伺いしておきます。  ASEANをずっと御歴訪なさいまして御苦労さまです、こう申し上げますが、韓国、米国そして東南アジアと精力的な外交を展開されております。また、ヨーロッパには外相...全文を見る
○中馬委員 次に、防衛力整備の範囲でございますが、歴代内閣は平和憲法の範囲内で必要最小限度の防衛力の整備という決まり文句をずっとお使いになっておりました。鈴木総理はもちろんそのことをおっしゃったのですが、総理の施政方針演説でこの必要最小限が取れておったことから、誤解も含めたかなり...全文を見る
○中馬委員 まず民間の防衛のことを少しお伺いしておきます。  この委員会もそうでございますが、確かに防衛というものは、国土、民族の総合的な安全保障でございますので、ただ武力によってだけの安全のはずではないのですね。そして対外的な侵略を防ぐという意味におきましても、ただ防衛だけを...全文を見る
○中馬委員 時間が参りましたので、これで終わります。
10月05日第100回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○中馬委員 行政改革の法案も出てまいっておりまして、それに関連いたしまして運輸省は組織の再編をされます。これも長年私もこの場でも口を酸っばくして言ってきたことでもございますが、運輸省というのは局あって省なしだ、しかも許認可だけに頼っているような役所で、もう少し政策的なことが総合的...全文を見る
○中馬委員 大体わかりましたが、政治家としての長谷川先生からの一つの御見解も伺っておきたいと思います。
○中馬委員 ということは、それがためにはかなり許認可あたりも、ただいま挙がっておるような小規模なものではなくて、もっともっと放していく、それぞれ民間にあるいは自治体に渡していくというお考えと受け取っていいわけですね。
○中馬委員 ぜひともその意欲で進めていただきたいと思います。  この行政改革にも関係してくるのですが、国鉄の監理委員会が発足し、そして経営形態が検討されていくわけでございますが、私たちはかねてから民営化を主張しておりました。ただ分割じゃなくて、やはり一本の国鉄であるべきだ、この...全文を見る
○中馬委員 いま高木さんもおっしゃるとおりに、たとえばそれまでの新駅設置の内規みたいな基準はあったかと思うのです。環状線ならともかく、それから延びるそれぞれの線においては、たとえば駅間距離が四キロを割るところは中間駅をつくれないんだとか、そのようなことで現実には逆に拒否する形が多...全文を見る
○中馬委員 その際の設置基準といったものを国鉄はお考えになっているのかどうか。ただ住民の要望があるから何でもつくれということを私は主張しているわけでもないのですね。国鉄はもっともっと主体性を持ってほしい。何か政治家の圧力があるから駅をつくるんだとか、そういうことではなくて、やはり...全文を見る
○中馬委員 これまでおつくりになったところが十五カ所とかおっしゃっていましたけれども、そういうところでは、つくってみたけれども成績が非常に悪かったとか、あるいは逆に、大体予定した人員以上に実際の乗降客があったとか、そこら辺を少し具体的に御説明いただけないでしょうか。
○中馬委員 では、そういったことをひとつ背景として、今後はいままでの形でなくして、少し積極的に大都市圏の交通需要を国鉄が担ってみせるといった気概も含めて積極的にお取り組みになる、そのように判断していいわけですか。総裁の御答弁をお願いいたします。
○中馬委員 国鉄のことに若干関連いたしますが、先ほどもちょっと質問が出ておりましたが、青函トンネルを開業するに当たって、国鉄の経営形態がどうなろうとも、これが民間会社になるとしたら民間会社にそれを背負わすのか、あるいは国鉄が背負うのか、そこを私たちは少し疑問に思っております。これ...全文を見る
○中馬委員 本四架橋の問題は、少し僕は違うと思うのですが。本四架橋問題、これは構造物で何十年かすれば耐用年数が来て壊れてしまうものです。しかし、先ほども言いましたような土地とか、トンネルも土地ですよ、こういったものは国がつくって国がそれを供用していいのではないかと思うのです。です...全文を見る
○中馬委員 成田の場合はもう実際の数字があるわけですし、関西新空港の場合にはこれからの問題ではありますけれども、先ほど私が言いましたように、国がもう土地も手当てして、あとどうぞ、滑走路を敷いて空港に供用してください、あるいは関西新空港の場合だったら、埋め立ては全部国がやって、そし...全文を見る
○中馬委員 最後に大臣にお伺いしますが、日本の交通体系を預かる所掌の大臣といたしまして、いま言ったように、たとえば青函トンネルでも国鉄に持たしてしまって、結局的にはそれが赤字になって一般会計のしりぬぐいになるということと同じことなんですね、先ほどの負担の話じゃないけれども。関西新...全文を見る
○中馬委員 終わります。      ————◇—————
10月06日第100回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○中馬委員 大分夜も更けてまいりまして、長官も長時間お疲れでしょうから、余り細かい問題ではなくて、資料もなく率直にお答えいただいたらいいような問題を少しお尋ねさせていただこうかと思います。  これも細かい問題が大事ではないということではなくて、やはり自衛隊というのは国民の自衛隊...全文を見る
○中馬委員 ですから、もちろんその枠の中での話なんですけれども、陸上自衛隊、定数十八万人、実数は十五万五千ぐらいしかいませんけれども、しかしそれがなぜ必要なのか。防衛費二兆七千億のうち人件費、糧食費が四五%、一兆二千億も払っている。日本のいまの置かれた地理的な状況からしてどういう...全文を見る
○中馬委員 それじゃ国民は余り納得しませんよ。国民の方は、もう少し単純に考えていろいろなことが疑問だなと思うのじゃないかと思うのですね。  それと少し関係しますけれども、海外派兵はしない、ただ守るだけ、しかも他国と陸続きで国境を接していない、それに戦車がなぜ必要なのか、どのよう...全文を見る
○中馬委員 それでもやはり国民は納得しないのじゃないですかね。陸続きで国境を接しているならば、機甲師団が国境を越えて怒濤のように入ってきて散開する、それを迎え撃つにはどうしても多くの戦車を並べておく必要もあるでしょう。しかし、海ですよ、海に囲まれているのですね。そうすると、そこに...全文を見る
○中馬委員 多々ますます弁ずで、もちろんそれもそれ、それはそれなりに有効かもしれませんけれども、しかし、限られた、あるいは逆に軍事大国にならないといった、あるいは周辺の国に脅威を与えないといったことまでも含めたときに、先ほど言いましたように、もう少し水際で、優秀なレーダーでそれを...全文を見る
○中馬委員 いや、陸上自衛隊が要らないと私は言っているのじゃないのです。その機能の置き方、ウエートの置き方。場合によってはこういうことを言ったら陸上の方がひがんで、空、海の方はそれはそうだ、そうだとおっしゃるかもしれませんけれども、そういうそれぞれのセクショナリズムの話じゃないの...全文を見る
○中馬委員 私が国民を代弁して言ったことのお答えになっていないような気がするのですけれども、最初にも言いましたように、わかりやすい言葉で、平易に理解をさせる努力をしなかったら、いまのような抽象論を言っておったところで国民は納得しませんよと言っているのです。国民が納得して、やっぱり...全文を見る
○中馬委員 それは防衛白書に書いてあることで、それでは一つも国民の疑問に答えてないじゃないですか。そういうことをやっているからいつまでたっても自衛隊というのが理解をされないし、また、そのような形で日本の国の防衛をつまらぬ観念論だけでやってしまって、本当の意味で日本の国民の生命、財...全文を見る
○中馬委員 そういった疑問が町にあふれていること、それを、先ほども言いましたようにそれぞれ具体的にわかりやすく理解をさせて、そして、基本的なところからちゃんと安心もさせて、日常生活における危機対応能力、これはただ戦争勃発のときだけじゃなくて、三宅島の噴火じゃないですけれども、あん...全文を見る
10月11日第100回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○中馬委員 与えられた時間が十分しかございませんので、基本的なことを二点ほどお伺いを申し上げます。  本日、衆議院を行政改革の法案が通過いたしました。中曽根さんは、それこそ昭和維新を目指して行管庁長官時代からずっと行政改革には非常に真剣に取り組んできておられます。しかし、きょう...全文を見る
○中馬委員 日本の自衛隊というのは、御案内のように戦後治安維持を一つの主目的として、警察予備隊、こういう形で発足し、そしてずっと、それが自衛隊になり現在に至っているわけでございます。ですから、当時の治安維持のための備えということでの目的でもあったのでしょう、陸上がかなり多いことも...全文を見る
○中馬委員 陸上が十八万人に抑えられているとおっしゃいましたけれども、現実を余り御認識になっていないのじゃないでしょうか。十八万人あるけれども、実際には十五万人ぐらいしか集まらないのですよ。その点をひとつ踏まえまして、先ほど言いましたように、自衛隊のあり方を現在の形に合ったように...全文を見る
○中馬委員 時代に合わなくなったものを切らずして、そしてまた時代の要請に合ったものをふやしていくならば、これはいままでの官庁の膨張と同じように自衛隊の膨張になっていくわけですね。ですから、やはりもう時代にそぐわなくなったもの、時代的な役割りを終わった部署は切っていってしかるべきで...全文を見る
○中馬委員 前向きの発言をいただきましたので、ぜひともその線で御検討願いたいと思います。  と同時に、今度は、軍備による防衛の一方で、やはり国民の生命、財産、基本的人権、領土といったものをどう守っていくかということがまずは基本なわけですね。そうしますと、ともすればいま軍備だけで...全文を見る
○中馬委員 自衛隊が大事だとおっしゃる。私たちはそれを否定しようと思っておりません。しかし自衛隊だけでは、またきのうの話の続きのようになってしまいますけれども、たとえば一つ水道管を破裂されただけで、あるいは停電されただけで、もう国民の方はパニック状態になって、戦争継続どころではな...全文を見る
○中馬委員 具体的にいまの国防会議でも私は不十分だと思いますが、有事法制の話ではないのですよ、いま言った一つの災害を想定した危機対応能力の非常に強い日本の国土にしたいという願いも含めて、そのような各省庁にわたったものを総合的にまとめる委員会なり部署なり、あるいは国防会議にそのよう...全文を見る
○中馬委員 もう時間が参りましたので、最後に、あした十月十二日、いわゆる歴史的な、一つの国民が注視しております判決が出てまいります。これについて予言をするわけではございませんが、極右の人は場合によっては、この問のテロ事件ではないですけれども、国民のいら立ちの余り、そういうことにす...全文を見る
○中馬委員 どうもありがとうございました。