塚田延充

つかだえんじゅう



当選回数回

塚田延充の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○塚田分科員 私は、民社党・国民連合の塚田延充でございます。  私は、教育は学校、家庭、社会が一体となって行うことによって初めてその成果が上げられるものと認識しているわけでございます。最近頻繁に伝えられております校内暴力など児童生徒の非行化問題は、今や大きな社会問題であり、私自...全文を見る
○塚田分科員 それでは、そのPTAについてでございますけれども、法律上どのような規定がどういう法律の中にあるのか。すなわち、PTA存在の法的根拠がどこにあるのか、当局の回答をお願いしたいと思います。
○塚田分科員 それでは、ずばりPTAそのものに対して出しておる補助金の実績、これが五十九年度の予算ではどのようになっておるのか、予算、内容をお示しいただきたいと思います。
○塚田分科員 それでは、その補助金、いわゆる五十九年度予算案の中の金額の明示はできないでしょうか。
○塚田分科員 今のお話ですと、ほとんどが日Pに対する補助金であって、それがお伺いしたところでは、大体会議費であるとか全国大会とか、そういうようなことで、単位PTAの方には額から見ましてもほとんど回っていない。文部省としては直接単位PTA育成のための資金は使っておられない、このよう...全文を見る
○塚田分科員 予算の方は別といたしまして、今の教育体系の中でPTAが果たしておる役割というのは、文部大臣も御答弁なさったとおり、非常に大きなものがあると考えられるわけでございますが、それが実際のところは、法律体系というか教育のシステムの中では、社会教育団体とは位置づけておるものの...全文を見る
○塚田分科員 私がお聞きしておるのは、いわゆるPTAの組織というようなもの、これを文部行政の中というか教育体系の中といいましょうか、もう少しはっきりと位置づけを行って、積極的な役割、任務を持たせることが可能かどうか、そういう考え方があるかどうか、お伺いしておるわけでございますので...全文を見る
○塚田分科員 自主的な立場でもって学校教育を応援団のような形でバックアップしていく、これはPTAのそもそもの趣旨だと思うのですけれども、野球で例えれば応援団席におるものである。本来、グラウンドでは、監督といえば校長さん、教頭先生がやっており、またコーチのような形で各先生方が大変努...全文を見る
○塚田分科員 今のPTA、日Pというような略称を使っておったようでございますけれども、その名において図書であるとか映画であるとか推薦活動も行っているのではないかと思うのです。そのお墨つきというのは非常に強い影響力をお母さん方や子供たちに及ぼしているのではないかと思うのですけれども...全文を見る
○塚田分科員 このPTAの問題につきましては、やはり大変大きな影響力を及ぼしておる社会的存在になっておる、教育の面においてこのPTAの位置づけ、これをぴしっとしなければ大変なことになるのではないかという気もいたしますので、今政府などで一部案が上っておりますいわゆる教育臨調といいま...全文を見る
○塚田分科員 取手市に新キャンパスの立地を求め、五十九年度予算において初めて予算を計上されたということですが、その初年度としての計上された予算の内容、その使われ方などについて御答弁願います。
○塚田分科員 それでは、その取手の新キャンパスにつきまして、その整備計画、最終的にはどのような施設をつくり、最終予算としてはどのくらいのことを、後年度負担も入ってしまうのでしょうけれども、考えているのか、具体計画について御答弁ください。
○塚田分科員 大学の場合、よく象牙の塔といいましょうか、閉じられた閉鎖社会になってしまうというようなケースが多いわけでございますが、芸術大学という性格上、私たち国民、市民の立場から見ても、心の面を豊かにするというようなラインでの研究といいましょうか、実習活動が行われるわけでござい...全文を見る
○塚田分科員 ただいまの答弁、大変地元の立場から評価される御答弁をいただいたと思っております。そういう意味で、市民が大学に対して持っておるその感情といいましょうかこれを、芸術というような性質もございますので、ぜひそういう意味で開かれた大学として、大学というよりも施設として、市民と...全文を見る
04月05日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○塚田委員 私は、民社党・国民連合を代表いたします塚田延充でございます。  今回の宇都宮病院の問題は、精神病院の閉鎖性とか、また厚生省側の監督指導体制の不備のもとで、患者の人権の侵害がいかに横行しているかということが事実をもって満天下に明らかになった事件だと思われます。  そ...全文を見る
○塚田委員 ただいま御報告いただきました事例につきまして、厚生省としてはそれぞれどのような具体的な改善策を、また具体的な処置を県に対して行ったのか、その内容と、それからそれに対して県がどのようなことをやったかという結果報告、そしてまた、その結果をいただいたことについて厚生省として...全文を見る
○塚田委員 国は、医療法に基づいて医療監視の権限とか責務を持っているはずです。今の御答弁によりますと、確かに通達、こういうものは行い、またそれに基づき県が動いたことはありますが、厚生省自体が医療法に基づいて、立入検査などのような直接的な権限を精神病院に対して発動した例が三十一年以...全文を見る
○塚田委員 今回のこの宇都宮病院のケースですけれども、大変悪質といいましょうか世間を騒がしているケースでございますけれども、これだけの事件となりますと、やはり国自体も、医療行政について直接責任を持つという意味から、立入検査のような直接指導をやるべきではないかと思うのですけれども、...全文を見る
○塚田委員 それでは、ただいま局長がお答えになったのと同じだと思うのですが、三十一年に厚生省が各県あてに出した通知、「精神病院に対する実地指導の強化徹底について」、これにつきまして質問したいと思います。  これは、県が常に厳重なる実地指導を行って、その結果を国に報告するようなシ...全文を見る
○塚田委員 それでは、その中に、宇都宮病院に関しての傷害事件についての記載が行われていた報告というのは、何年と何年にあったのか。それからまた、特に最新の報告書であるはずの、五十八年四月に提出されておるはずですね、それの中に、この宇都宮病院の実地指導の状況が書かれておるはずですけれ...全文を見る
○塚田委員 この三十一年の通知によりますと、患者に対し暴行を加えたりまたは不当に拘束したりして、人権を侵害するなどの事実がないかどうか県が調査するよう、十九項目ほどの具体的な指示項目の一つとしてそのことが掲げてあるわけですけれども、宇都宮病院の場合、ある退院者の証言によりますと、...全文を見る
○塚田委員 この三十一年の通知による、実地指導を徹底してやるべきだというのは、例えば年に一回ずつやれというのか、それとも半年に一回ずつやれというのか。実地指導の具体的なインターバルについての指示は含まれているのでしょうか。それとも実地指導を三年に一回やってもいいのかどうか。これは...全文を見る
○塚田委員 結局のところ、定期的に行っているはずの実地指導では、宇都宮病院のあのように不当なケースというのがチェックできなかった、見つけることができなかった、それだけ実地指導が形骸化していたということが言えるのじゃないかと思うのです。特に暴行とか傷害事件というのは、病院の管理者あ...全文を見る
○塚田委員 ただいま大臣からかなり前向きな御発言をいただいたわけでございますが、この宇都宮病院のケースでちょっと具体的に質問してみたいのです。  伝えられているところによりますと、九百四十四人の入院患者のほかに外来患者もあることですから、医療法に定める基準によりますと常勤のお医...全文を見る
○塚田委員 まだ調査が完全に終了していないようですけれども、調査の結果、違反の事実というのはかなり明るみに出ているわけでございます。  それでは、厚生省としては、県に対しまして、この宇都宮病院のケースに対しどのような具体的な改善指導を行うつもりなのか。それから、もしその改善指導...全文を見る
○塚田委員 ただいま、四月十日からですか、栃木県の方は宇都宮病院の全患者についていわゆる再鑑定といいましょうか、これを行う乙とになったそうでございますけれども、これは栃木県が精神衛生法第三十七条を発動したと解釈してよろしいでしょうか。  それから、この三十七条を発動するに当たっ...全文を見る
○塚田委員 いかがでしょうか厚生大臣、栃木県が再鑑定、第三十七条を発動したというのは大変な英断であり、間違って収容されて苦しんでいる方々がこれによって救われる可能性が非常に大きくなったと思うのです。ですから、これは何も宇都宮病院のケースのみならず全国の精神病院、これについて、三十...全文を見る
○塚田委員 精神病院の作業療法についてお尋ねしたいと思います。  昭和三十六年十月の保険局長の通知及び四十五年三月の通知などによって、作業療法につきまして県を通じ各精神病院を指導しているわけでございますが、宇都宮病院におきましては、これらのガイドラインと申しましょうか、通知内容...全文を見る
○塚田委員 この作業療法なのですが、三十六年の通知では「作業を奨励する意味で、煙草銭程度のものを支給することもある。」と指摘したわけでございますけれども、このような報酬に対するあいまいな指導内容が、今回の宇都宮病院などでは悪用されてしまったというような感じがしてならないわけでござ...全文を見る
○塚田委員 勉強されるということですが、その勉強の基礎資料を得るためにも、全国の精神病院の作業療法の実態について一斉調査をなさるお気持ちはございませんか。私はやるべきだと考えておるのですけれども。
○塚田委員 宇都宮病院の例についてのマスコミの報道からしますと、通信、面会の自由が大分侵されているのではないかと判断せざるを得ないわけでございますけれども、ある言葉遣いによりますと北関東医療刑務所という別名があるというようなマスコミの記載もあるわけでございます。  そこで、この...全文を見る
○塚田委員 現在精神病院に入院している患者は約三十二万と言われておりますけれども、そのうち措置入院じゃなくて同意入院という形のものが約八割と言われておるそうでございます。この同意入院の方々が問題なのです。保護者の方が入れてくれと言われると、本人が了承しなくても、先ほど申し上げたよ...全文を見る
○塚田委員 その三十七条の使われ方が余りよくないのじゃないか、だから宇都宮病院のようなケースが発生したのじゃないかと私は思うのです。  じゃお伺いいたしますけれども、五十七年に限っても結構ですけれども、三十七条を発動してほしいという申し出を本人から受け取ったことが何件あるのか、...全文を見る
○塚田委員 三十七条で、冒頭に知事が必要と認める場合という文言があるわけですけれども、私はこれがひっかかってくると思うのですよ。ですから、多分栃木県においてはこの三十七条の発動は昨年度一件もなかったと思うのです。ところが宇都宮病院のケースがこの前発覚した。もう既に百人ぐらい転退院...全文を見る
○塚田委員 今の御説明はちょっと抽象的過ぎると思うのですが、私は、宇都宮病院のケースを取り上げて、あんなにも多くの方々が苦しんでおったのならば、必ずその中にも知事に対して申請をして救済を求める声が強かったと思うのです。ところが、結果的には病院の閉鎖性であるとか密室性によってそれが...全文を見る
○塚田委員 今まで私が質問しましたことを通じてちょっと総括みたいなことをしてみたいのですけれども、まず、厚生省の精神病院に対する監督指導というのが、通知はよく出しておる、それで終わっておる、そしてすべて県任せになってしまっておる、本来の医療法に基づく厚生省としての責務権限が全然生...全文を見る
○塚田委員 最後に大臣に確認をしておきたいのですけれども、私がしつこく追及しておりました同意入院者を救済するためじゃないかと思われる精神衛生法第三十七条、これが実際はうまく活用されていないのではないか、活用される道が開けてないのではないか。それのひっかかりの文言というのに、知事が...全文を見る
○塚田委員 ありがとうございました。  宇都宮病院問題を契機とする精神病院全体に対する実地指導のあり方、特に同意入院者の救済について私はいろいろ御質問したわけですけれども、さらに具体的な問題につきまして、神田議員の関連質問に譲りたいと思います。
04月12日第101回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○塚田委員 アメリカは、連邦準備制度理事会、すなわちFRBの決定に基づいて、去る九日に公定歩合を〇・五%引き上げたと報道されております。  アメリカ経済は、いわゆるレーガノミックスによって、昨年以来大変好調な経済成長を実現し、去年のデータで見ますと、昨年末の十二月期においては四...全文を見る
○塚田委員 それでは、アメリカの公定歩合と申しましょうか金利が今後どのような推移をすると考えておられるか、お聞かせいただきたいと思います。
○塚田委員 今解説みたいなものがございましたけれども、そのようにアメリカの経済は景気が過熱ぎみであって、逆に冷やすくらいの状態であるというわけでございますけれども、結果論からいえば、今まで日本の置かれておった経済情勢からすると、比較して見た場合好調な景気をもたらしていたのじゃない...全文を見る
○塚田委員 アメリカの公定歩合の引き上げは、今では一時ほどではないと言えるわけでございますが、ドル高、この勢いを再び強めることにつながるのじゃなかろうか、それによりまして、内外にとりまして大きな問題となっておりますアメリカの貿易収支の大幅な赤字をさらに拡大する要因になるのじゃない...全文を見る
○塚田委員 経済企画庁では、今長官の御説明がありましたように、リーガン財務長官の発言に対する反論をまとめておられる。すなわち、リーガン財務長官は円の動きとアメリカの金利は無関係であると発言したわけですけれども、それに対する反論として、円相場はアメリカの金利に敏感であって、円の国際...全文を見る
○塚田委員 アメリカのレーガン政権は、理念におきましては、景気の動向に合わせて裁量的に財政政策を行うというようなやり方というのは全面的に否定しているわけです。ところが、結果的には大変大規模な減税を実施するなどによりまして、その結果財政赤字がまた大幅になってしまった。しかし一方では...全文を見る
○塚田委員 河本長官は、常々アメリカよりファンダメンタルズのよい、整っておる日本の成長率がアメリカを下回っているというのはおかしい、これは政治の面の決断が欠ける面があるのじゃなかろうかというような発言がしばしば見受けられたと思うのですが、私ども一般国民にいたしましても、そのような...全文を見る
○塚田委員 ずばりお尋ねしたいと思いますが、それでは金融政策としての公定歩合引き下げ、これはどんな条件だったらばこの日本において実施できると考えておられますか。
○塚田委員 景気について集中的に今お伺いしているような形ですが、景気対策というものは公共投資のいかんによって大きく左右されることは御承知のとおりでございます。五十七年度及び五十八年度を見てみますと、どちらかというと不況型の経済情勢であった。その対策としまして、とにかく非常に抑えら...全文を見る
○塚田委員 公共投資の前倒しは、具体的にはまだ数字は挙げられないということでございますけれども、昨年と比べて率として同じようなことを考えておるのか、もっと徹底的に前倒しをしてしまうのか、それともことしはそんなにしないよというのか、その辺の感触だけお聞かせいただけたらと思います。
○塚田委員 ただいま企画庁としては、景気対策として前倒しの額、率をできるだけ大きく持っていきたい意向であると御答弁をいただいたわけでございますけれども、五十七年度、五十八年度の例からいたしますと、下期において結局は息切れ、種切れしてしまって成長率が落ちてしまうというような轍を踏ん...全文を見る
○塚田委員 河本長官にお尋ねいたしますが、最近よく民間の活力を大いに活用しようじゃないかというような論がふえておりますけれども、いわゆる民間の活力をどのように評価し、またそれを生かすためにどのような具体的な刺激策なりがあるのか、長官のお考えをお聞かせください。
○塚田委員 河本長官といたしましては、民間の活力導入については中長期的には期待できるというか、いろいろこれを評価し、また活用しなければいけない、このような趣旨の答弁であり、同時に、しかしそれはことし、来年というような短期的な見方では、すぐにはそれが景気の動向に影響を与えるようなも...全文を見る
○塚田委員 公共投資なるものの効果につきまして、例えば今のような緊縮財政のもとにおいても、公債の発行によってでも公共投資を追加したらどうか、それによって景気がよくなる可能性があるし、そうなれば税収もふえるじゃないか、税収がふえるようになれば財政の赤字縮小に役立つはずというような、...全文を見る
○塚田委員 同じ質問を通産省にしたいと思います。通産省の御見解をお聞かせください。
○塚田委員 建設省はいかがでございましょう。
○塚田委員 ただいま大蔵、通産、建設三省から公共投資のいわゆる景気に対する刺激効果、また財政に対する影響につきましてお尋ねしたわけでございますが、お聞きしておりますと、大蔵省と、一方通産、建設のようなそれを実施する省庁との間ではかなりのニュアンスの差、すなわち大蔵省の方は否定的な...全文を見る
○塚田委員 現時点では景気もかなり回復基調にあるということが、いろいろな経済指標によって示されつつあると言われているわけですけれども、私どもの実感、特に私など中小企業の方とのおつき合いが多いわけですけれども、どうも政府なり日銀なりの言っていることが実感としてよくわからない、まだ景...全文を見る
○塚田委員 物価の方はここ数年間、長官自身が明言されましたように、世界的に見ても大変な優等生であるということで、国民としては今のような物価安定を大変喜んでいるわけでございます。本年度は公共料金の値上がり年と申しましょうか、大体こういう公共料金というのは、二年に一回とか三年に一回と...全文を見る
○塚田委員 国民の望んでおります物価対策につきましては、ぜひ経済企画庁としても全力を挙げて、公共料金の値上がりムードにもかかわらず、二・八%以下に必ず抑えるという強い決意で今後の経済運営をしていただきたいことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとう...全文を見る
05月10日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○塚田委員 今回の健康保険法の改正につきましては、今までの審議の過程では、特に被用者保険本人の一部負担の導入につきまして種々の議論が交わされてきたわけでございます。この改定の目的は医療費の適正化のためと言われているわけですが、この制度は、診療側から見ますと、診療内容の手の内を明か...全文を見る
○塚田委員 医療保険制度はどうあるべきか、これは古くから、理論的にも実際的にも議論が交わされてきたわけでございます。本質的には、いつでも、どこでも、だれでも適切な医療を受けられることが医療制度の目的であり、現行の保険制度は、それを経済的側面から相当程度まで支える形になっていること...全文を見る
○塚田委員 最近医療機関の経営が悪化していると伝えられておりますが、最近三カ年ぐらいで結構ですが、医療機関の倒産件数と、公的病院で結構ですけれども、黒字、赤字がどのように推移しているのか、その状況をお示しいただきたいと思います。
○塚田委員 そのように経営もかなり悪化する傾向があるというわけでございますが、これは要するに、医療保険の診療報酬の支払い体系におきまして、技術料を正しく評価することに欠けていることから生ずるこの医療制度のいわばゆがみが、このような悪化をもたらしているものと言えるのじゃないでしょう...全文を見る
○塚田委員 被用者本人の医療費が、受診が家族と同じ程度でありながら高くなっている、このようなことを厚生省は指摘し、それゆえに今度の改定案において、その合理化の一環として本人の自己負担を求めるんだという説明をしておりますが、このように二割なり何なり高くなっているという原因は何でござ...全文を見る
○塚田委員 この高くなっている原因の中に、薬代であるとか検査料が必要以上に多く出てきて、これが二、三割高くなるという分析が一部でされているようですが、それは事実でしょうか。
○塚田委員 それが事実ならば、その薬代である。とか検査料が割高といいましょうか過剰になる、この面のみを改善する、これが先決だと思うのですが、いかがでしょう。
○塚田委員 今の局長の御答弁によると、本来そのものずばりの対処的な方法はあるにはあるのだけれども、全体的な別な方法を講じた、それが自己負担の導入であるというわけですが、言葉をかえれば角を矯めることによって牛を殺すといいましょうか、本体そのものを困らせるというのが今度の改定案じゃな...全文を見る
○塚田委員 被用者本人の場合、特に工場労働者の場合を考えてみますと、受診の機会が勤労時間の拘束時間の関係上今でも自由には行けない、上可の許可を得てからでなければ行けないというように、実質的には制限されるような状態にあることが実情だと思うのです。そこに自己負担がさらに導入されますと...全文を見る
○塚田委員 保険制度は一種の経済的な契約だと思います。この契約の当事者の片方が、もう片っ方の契約者の意思を無視して、その不利益になるように一方的に契約内容を変更するということは、常識的に言えば商道徳と申しましょうか、経済ルールから言えばルール違反だ、このような側面も持っていると思...全文を見る
○塚田委員 ただいまの大臣の答弁によりますと、一方的にならないようにするには、国会の審議で正当に契約内容が変更されるならばこれはルール違反にならないであろうという御説明ですが、となりますと、国会審議、すなわち委員会の審議であれ本会議の審議であれ、いわゆる単独採決とか強行採決をする...全文を見る
○塚田委員 厚生省にお尋ねしますが、給付率を引き上げた例は過去に何度かありますので、その際の医療費の増加など財政に及ぼす影響に関する予想、これをつくる手法は厚生省でもかなり確立され、整っているのではないかと思います。ですけれども、過去の例において事前に立てたその予想と実績の差異が...全文を見る
○塚田委員 さて、これまでの委員会の審議において、今回の健康保険法改定の提案が、まず第一には唐突過ぎる、第二には財政つじつま合わせの面からのみ考え出された案、すなわち言うなれば動機が不純である、第三は、したがって医療制度をどう改善し、医療保険制度をどう位置づけ、どういう形にするの...全文を見る
○塚田委員 私はそうは受け取れないのですけれども、ビジョンはビジョンとしての言葉の定義がある、このように考えます。ビジョンというのはすなわちあるべき望ましい見取り図といいましょうか姿を描くものですけれども、方向という言葉は単にこういうことを考えていますよということを示すだけなわけ...全文を見る
○塚田委員 何度もこの「基本的方向」を読みかえしてみたんですけれども、やはり考え方とかいうのを漏れがないように、きちんと全部網羅的に挙げてあることは確かに挙げてあります。しかしながら、私たちが求めたのはより具体的なあるべき姿を鳥瞰図、見取図として示すことであって、こういう考え方も...全文を見る
○塚田委員 今の御答弁で、八割程度というものの前提はフラットな給付率であるということがわかったわけですが、それに対しまして、それならばフラットな給付率は八割程度という程度ではなくて、八割以下にならないようにする、この辺改善をお願いできたらと思います。  そして、もう一つお聞きし...全文を見る
○塚田委員 繰り返しの質問になりますが、この給付率の定義なんです。ずばり実質給付率なのかフラット給付率なのか。これが実質給付率ということでしたら今でも既に八〇・三%かそのくらいになっておる、こういう計算ができておるわけであって、全然将来に向かっての改善というか、ビジョンにはなって...全文を見る
○塚田委員 この文言につきましては、どの制度をとってみても、家族であれ本人であれ給付率が八割程度になるように統一するんだ、このように解釈してよろしゅうございますね、それしか読み取れないわけですけれども。
○塚田委員 次に、話題を変えまして、「なぜ、いま医療保険を改革するのでしょうか」、このパンフレットは御存じのはずでございます。これについてお尋ねいたしますが、なぜ発行人または編集人、これは厚生省のはずでございますけれどもこれを明記しなかったのか、その理由をお聞かせください。
○塚田委員 このパンフレットの配布の対象はだれと申しましょうかどういう団体をお考えになっているのか。それからこの配布の方法とかルートはどのようにお考えになっているのですか。
○塚田委員 国会関係者を主な目的としておるというならば、なおさら厚生省の責任と言いましょうか発行人を明記して出すべきであり、それがないところに不純な動機と言いましょうか、何かあるのじゃないかという気がしてしょうがないのですが、それはさておきたいと思います。  このパンフレットの...全文を見る
○塚田委員 一般論としてはわからないわけでもございませんが、これが厚生省が発行したとなりますといわば公文書でございます。その公文書においてこのような俗論といいましょうか俗っぽいことを打ち出すということは、やはり不随当過ぎるのではないかと私は考えます。だから、こういう面があるからこ...全文を見る
○塚田委員 私の質問の後段の、月五万四千円ならばこのパンフレットの第7項目に言うように家計崩壊を防ぐ目的に十分であると考えているのかどうか。どういう計算基礎によってそれを出したのか。単に今までの経緯ではなくて、家計崩壊を防ぐという保険本来の目的に照らし合わせてどう考えるのか、お聞...全文を見る
○塚田委員 五万一千円を五万四千円に改定しようとするのは、所得の伸びであるとか物価指数を考えて、まあ計算値上ふやしたというような御説明だと思うのですが、それならば、低所得者の自己負担限度額を今度の改定で一挙に倍増させたこの根拠、理由はどういうことなんでしょう。
○塚田委員 いわゆる大病、難病などをした、こんな場合にはかなり長期の入院になると思うのです。例えば一年間入院したとしますと、年間ベースでいえば六十四万八千円を自己負担しなければいけないわけです。これを民間給与の実態と比較してみますと、男子の平均年間給与が二百万円から四百万円の層が...全文を見る
○塚田委員 それではお伺いしますが、五十六年度でも五十七年度でも結構ですけれども、三カ月以上入院、六カ月以上入院、一年以上入院、これの患者の実数をお示しいただきたいと思います。
○塚田委員 それらの方々の医療費が自己負担額で五万四千円を超えるかどうかわからないとしても、かなりの負担をされている方が今言った実数で言うと十万を超える、大変なニーズだと思うのです。これらの方々に対する救済を考えなくちゃいかぬというわけですけれども、その中で特徴的なものとして、血...全文を見る
○塚田委員 血友病患者に対する大臣のこれからの格段の御配慮をいただけるという御答弁、本当にありがとうございました。  さて、大病で入院した場合、厚生省は、負担が五万四千円どまりならば家計崩壊はしないとパンフでも宣伝され、今また局長も崩壊しないはずだというようなことを言っているわ...全文を見る
○塚田委員 保険局長にお伺いしますが、この高額療養費につきまして、世帯単位であるとか年単位での限度額をぜひ考えていただきたいと思うのです。例えば一世帯当たり年三十万というような限度を設けるとか、またこれが制度がややこしくてやりづらいというのならば年末調整みたいな形もあるかもしれま...全文を見る
○塚田委員 システム上、事務上、大変難しい問題があるようではございますけれども、保険とは何ぞやといういわゆる庶民の常識的な考え方、これを生かすのが保険でございますので、その趣旨を生かすためには、この高額療養費が大きなかぎを握っていると思うのです。となりますと、事務が云々というより...全文を見る
○塚田委員 この新聞報道の事実があったことを認められたようなわけでございますが、このように本来患者に還付されるべきものが医療機関にとどまっているわけでございまして、このとどまったお金は法律的に見てどういう性格のものなのか。すなわちその法律的な所有権と申しましょうかまたは請求権と申...全文を見る
○塚田委員 その後の同新聞の報道によりますと、医療機関側は、簡単に言えば、患者に返還するには及ばないと主張している向きもあるようでございます。この件について、法制局は、法律上の解釈から見ましてどうお考えになるのか。そして厚生省としては、これは三十五年でしょうか、この問題につきまし...全文を見る
○塚田委員 法制局の見解によりまして、このような本来患者に還付すべきものが医療機関が預かっている形になるのは、不当利得的なものであり、患者に請求権があるということははっきりしたわけでございます。  今後考えてみた場合、同様に、同様というよりは、さらにこれからはハイペースでこのよ...全文を見る
○塚田委員 この件は、何も医療機関が不当利得をしてほくそ笑んでいるわけではなくて、預かってかえって迷惑を受けており、痛くない腹を探られておるという面もあるかと思いますので、そのようなことができるだけ解消できるように、患者に対する通知方法などをぜひよろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○塚田委員 それでは、退職者医療制度についてお伺いいたします。  まず、この退職者医療制度を組合健保サイドではなくて国民保険サイドに持っていったその根拠、理由、これを教えてください。
○塚田委員 一部のマスコミの報道によりますと、健保組合の方にこの退職者医療制度による退職者給付を認めるというようなニュースが流れたことがございますが、これにつきまして厚生省はどう考えているのか、そのような事実があるのかないのか、お教えいただきたいと思います。
○塚田委員 それでは、この退職者医療制度におけるいわゆる拠出側、健保組合側ですけれども、これのいろいろな発言の場をどのようにするつもりでいるのか、この辺の保証についてお話しいただきたいと思います。
○塚田委員 この制度において本人の給付率を八割とした根拠、理由は何ですか。いわゆる被用者本人、今まで組合健保だった場合は自己負担ゼロ、今度提案されている改定でも被用者本人一割ですけれども、整合性を欠くような気もいたしますが、八割と決めつけた根拠をお示しください。
○塚田委員 将来の展望が八割程度での統一ということでそれに合わせだということですが、現在の健康保険法改定案によれば、そのステップとして現実的には九割というようになっておりますので、そのステップに合わせて九割とすることも可能じゃないかと思うのですが、いかがでしょう。その方が整合性が...全文を見る
○塚田委員 将来展望として八割を考え、それでは急過ぎるから、ショックを和らげる意味でワンステップ置いて九割とするというのが、今回の被用者本人に対する厚生省から言わせれば配慮であるというわけですが、この退職者につきましても、いわゆる上から考えるか下から考えるかの差ではございますけれ...全文を見る
○塚田委員 現行の保険制度は八つに分立されているわけですけれども、それぞれに対する国庫負担、これもまたばらばらでございまして、その負担をどのようにするのか、基本的な考え方があると思うのです。その基本的な考え方についてお聞かせいただきたいと思います。
○塚田委員 国庫負担においてそれぞればらつきがあるというのは財政調整の意味合いも非常に強いということでございますが、そのようなわけならば、この退職者医療制度にも国庫負担を入れることはオーケーじゃないかと思うのですが、いかがですか。
○塚田委員 それでは、質問を変えます。精神病院に関する諸事件につきましてお尋ねしたいと思います。  一昨日のマスコミ報道によりますと、また精神病院の一つであります群栄会・田中病院において不祥事件が起きたと報道されております。この事件は、表面に出た事象としましては、患者が事件を起...全文を見る
○塚田委員 ただいまの御説明によりますと、二月の時点で既に精神衛生法とかもしくは医療法に違反しているという事実があったわけでございまして、それを県当局は認知、確認したわけでございます。ところが、例によって例のごとしと申しましょうか、改善命令といいましょうか指示をしたのみにとどまっ...全文を見る
○塚田委員 報徳会宇都宮病院の事件について、国会での質疑を通じまして厚生省としてはいろいろと改善の方向を示してくれたわけですけれども、県及び厚生省として、本件に着手以来現時点まで、何をどのように処置し、そしてそれがどのような効果を上げたのか、具体的に時系列的に報告をお願いしたいと...全文を見る
○塚田委員 報徳会宇都宮病院に関する質疑の際に、措置入院患者について徹底して再審査すべきである、このような指摘が委員側から強くて、それに基づいて、確かに宇都宮病院については今局長がおっしゃられたように徹底した処置をとって、そのための成果が上がっていることは事実として認めたいと思い...全文を見る
○塚田委員 ただいまの委員会審議は医療の問題に対する審議でございますけれども、医療において、病気になってから治療するということも大切だが、それ以上に予防が大切である。起きないようにすること、病気にならないようにすることが大切である。これはだれもがわかっていることでございます。これ...全文を見る
○塚田委員 精神病院に対する厚生省からの、と同時に、県からの指導監督のやり方に、スピードの面、そして内容の細かさの面、または実態を本当に把握しているかどうかという真偽の面などについていろいろ問題があるような気がいたします。そして、厚生省としては、各県から報告書を求めているようです...全文を見る
05月10日第101回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
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○塚田委員 経済企画庁は、官庁の中のブレーン部隊として、経済問題について政府の経済政策全般を整合性あるように調整し、また必要な助言を与える、このような役割を担っている、言うならば経済問題のシンクタンク部隊じゃなかろうかと私は考えております。その企画庁が機能を十二分に発揮するために...全文を見る
○塚田委員 ただいま二つの例を挙げてくださいましたけれども、その二つのケースにつきまして、それを受け取ってからどのような処置の仕方をしたのか。例えば庁内においてさらにそれを自分自身で検討し直したとか、またはそれを関係諸官庁もしくは地方公共団体に手引みたいなものとして渡したとか、い...全文を見る
○塚田委員 それでは、私の質問を民間活力の活用に関することに絞ってまいりたいと存じます。  まず、この民間活力の活用に関して、各省、各人、各団体からいろいろな提言などあると思いますが、まず最初に、政府なり他の省庁からこの問題に関する提言があるのかないのか、あったとすれば、どの省...全文を見る
○塚田委員 民間活力の活用に関する調査研究として、経済企画庁としてはJAPICに研究を委託し、それがこのたび提言の形で提出されてきたわけでございますけれども、これをお受け取りになりまして、その内容をごらんになって、企画庁としてはどのような受けとめ方、感想を持っておられるのか、そし...全文を見る
○塚田委員 せっかくのJAPICからの提言でございますけれども、その生かし方について、今の局長のお話によると、関係省庁にも渡してその参考に供するという使い方もあるようなことでございますけれども、やはり主体は企画庁でございまして、企画庁自身が本来考えて、そして公共事業に関する民間活...全文を見る
○塚田委員 経済企画庁に旗を振れとまでは申しませんけれども、この提言をただうのみにして、ブレーンとしての検討もしないのでは意味がないじゃないかということを申し上げたかったわけでございます。  例えばこの提言の中に免税開発債というような提案がございます。また、複数の土地の統合の場...全文を見る
○塚田委員 今免税開発債につきまして私が指摘したのは、例を挙げようというような意味で言ったわけでございまして、いわゆる提言をそのままあちこちに流したところで意味をなさない。あくまでもこれを焼き直して、これが他省庁、他公共団体で活用できるようにブレーンとして直して指導しなければ意味...全文を見る
○塚田委員 民間開発業者に公的権限を付与してほしいなどというようなことも提言されておりますし、そうなった場合、これが公正に使用されるかどうか監督しなければいけないなどという問題も、今何点か私が指摘したことと同じように、その提言のままでは使えないことが多いと思う。そういう意味におき...全文を見る
06月26日第101回国会 衆議院 本会議 第32号
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○塚田延充君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま提案となりました雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保を促進するための労働省関係法規の整備等に関する法律案に関し、総理並びに関係大臣に対し質問を行うものであります。  国際連合は、一九四五年、それまで二度にわたっ...全文を見る
07月03日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
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○塚田委員 当該法律案についての労働大臣の提案理由説明によりますると、昭和五十年の国際婦人年を契機として、かつ、昭和五十五年署名の婦人差別撤廃条約の批准に備えることが必要であり、さらに我が国自体の情勢としても、既婚女子労働者の増加に伴い、母性保護等についての施策の拡充が求められて...全文を見る
○塚田委員 これは、決議を外務省は知らぬ顔をしておったというようなことになってしまいますね。じゃあ、その中でちょっと詰めて申し上げますが、母性保護に関する第百三号条約の批准のための努力、すなわち外務省内での検討がいつどう行われ、その結果はどう出ているのか。そして、関係省である労働...全文を見る
○塚田委員 最初はいいです。後で資料を持ってきてください。
○塚田委員 私は、結論を聞いているのじゃなくて、この決議が出てから、百二号及び百三号について具体的にどのような検討を省内及び関係省庁としたのか、その実績をお願いします。
○塚田委員 検討したけれども答えが出ていないというような御答弁ですけれども、私の受け取り方としては、結局は何にもやっていなかった、こうなりますと、行政府は国会の決議を全くと言っていいくらい無視したということになるわけです。これは決議をないがしろにしたというだけじゃございません。と...全文を見る
○塚田委員 結果的にはほとんど進んでなくて、今からやるということですが、今までの経緯で外務省の方の努力が足りなかったからそうなったのか、それとも相手側といいましょうか、労働省もしくは厚生省が誠意がなかったからこういうことになってきたのか、外務省としての見解をお聞かせください。
○塚田委員 ILO条約関係は、形式的には外交上の問題でございますけれども、実質的及び国内的には労働行政と密接不可分だと思います。その意味におきまして、今私が質問し、外務省がお答えした件につきまして、労働大臣としての見解をお聞かせいただきたいと思います。
○塚田委員 赤松局長の方からまじめにお答えいただいたようですが、私が今質問したのは、労働大臣に対して決議の重み、その実効が担保されていない、国会の審議軽視じゃないか、行政府としてどう責任を考えるのか、この件の労働大臣としての見解をお伺いしたわけでございます。あくまでも内閣の中の一...全文を見る
○塚田委員 とにかく行政府としては、私どもがせっかくこんなに一生懸命審議し、また決議を行ったこういうことについては、ないがしろにしないで徹底的にそれをフォローしていただきたいと思うのです。その場限りの答弁でその場を逃れればそれでいいのじゃないか、このような態度がこの委員会のみなら...全文を見る
○塚田委員 文部省にお尋ねいたします。  高校における家庭科教育の見直しについてでございますが、先月やっと検討会議を設置したということでございますけれども、これは差別撤廃条約に署名してから今日まで約四年半もたっているわけです。それで今までどうしてきていたのか。また今後この見直し...全文を見る
○塚田委員 今のお答えの中で、そうなると学習指導要領を変える必要が出てくる場面に追い込まれはしないかと、私は文部省につきまして心配しているのですけれども、いかがでしょう。
○塚田委員 さて、母性保護等についての施策の拡充が求められる情勢になったから本法律案を提出するのだと、提案理由では御立派にも説明されておりますけれども、労働基準法の改正面では、母性保護の観点では、男女平等化ということを逆手にとってほとんど後退、すなわち改悪というものになっていると...全文を見る
○塚田委員 私は、立法の精神もしくは行政の根本理念について大臣にお尋ねしたわけなんですが、それでは、次のことについて労働大臣、よく聞いていただき、また御理解していただきたいのですが、男女の平等という場合、神様が与えられた男女の性の差及びある程度の社会慣習を配慮しないと、形式だけの...全文を見る
○塚田委員 私が今述べたことをきちんと理解できなければ、ちょっときついですけれども、男女平等を口にする資格があると言えないのじゃないか。この件につきまして、恩恵的に、福祉的にこの基盤を整備するのじゃなくて、全くの基本条件であるということを関係者の方にぜひ御理解いただきたいと思いま...全文を見る
○塚田委員 今、第一条第二項に抵触せずに何とかなるんじゃないかという御答弁ですけれども、これは、学界とか何かにおいてはいろいろ今後論議が出てくると思います。そうでしょう、やってはいけないということをさらに就業規則を切り下げるわけですから。これは企業の労務担当者としてはそういうこと...全文を見る
○塚田委員 都道府県婦人少年室長による実効性ある行政指導のためには、事実調査が場合によっては必要になってくることが結構多いのじゃないかと思います。その際、事業場への立ち入りとか、関係書類の提出命令とか、関係者への尋問を行い得る調査権限を与えるべきではないかと思いますが、いかがでご...全文を見る
○塚田委員 ところで、現在の婦人少年室のメンバーといいましょうか、人員は全国で何名ほどおられ、これは各都道府県当たりに直しますと何名ほどの構成になっているのでしょうか。
○塚田委員 全国で何名でしょう。
○塚田委員 割り算をすると三・何人で、四までかなり離れているんじゃないですか。一まあそれはいいとして、その程度、三ないし四名のスタッフで、今回予定されておりますこの法案の中で大変な期待を受けておる婦人少年室が、それなりの機能を十分に発揮できると実際お考えになっているのでしょうか。
○塚田委員 少数精鋭でいくということで、結構でございましょう。  調停委員会の方でございますが、三名となっておりますけれども、腹案と申しましょうか、内々労働省としてその構成、例えば労働側、使用者側、公益委員というような三者構成という基準みたいなものを考えておられるのかどうか。そ...全文を見る
○塚田委員 この調停委員会に事務局みたいなものはつくのでしょうか、つかないのでしょうか。実質的なそういうバックアップ業務はどこがされるのでしょうか。
○塚田委員 先ほど婦人少年室の人員の構成をお聞きいたしまして、僕は、三ないし四名くらいでは、とてもとてもそういう調停委員会のバックアップ業務まで入れたならばやり切れないのじゃないかというような心配もするのですが、それはさておきまして、調停をしてそれが不成立になった場合、具体的な処...全文を見る
○塚田委員 調停の対象に募集、採用に関する事項をわざわざ除外しておりますが、どうしてでございましょう。
○塚田委員 先ほどの質問の中にも出たのですが、余りきちんとした答えがなかったと思いますので、ずばりお聞きいたします。調停を申し立てた者に対する不利益処分についてどのような救済を考えておられますか。
○塚田委員 具体的に何か救済する方法を講じておかないと、行政指導でうまくやるといっても、大体世の中というのは、こういう申し立てをしたりなんかすると必ず使用者といいましょうか、そちらからしっぺ返しを受けるとか、いろいろな悪いケース、これが多分に予想されるわけでございます。ですから、...全文を見る
○塚田委員 この調停委員会が三人でただひそひそと知恵を出し合う、これでは本当の解決にはならぬと思うのです。ということは、やはり関係当事者から事情を聴取するとか、必要な資料を提出させてそれをチェックするとかいう検討をしなければいけない。そのような権限が与えられてないのですけれども、...全文を見る
○塚田委員 問題は、その同意に応じないケースがかなりあり得る、これは当然予想しなくちゃいけないことだと思うのですよ。これはやはりまじめに考えていただかないといけないと思います。もう一度、この点について前向きに検討する旨の御答弁をお願いいたします。
○塚田委員 どうもありがとうございました。これで質問を終わります。
07月04日第101回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第1号
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○塚田委員 公述人の皆様方には、どうも御苦労さまでございます。  現在問題となっております健康保険法の一部改正につきまして、賛否両論かなり渦巻いておるわけでございまして、特に反対という立場におきましては、ほとんどの勤労者の方が福祉の後退であるということで、それこそこぞって反対を...全文を見る
○塚田委員 現在の保険制度における問題点といたしまして、いろいろの問題がある中でも、各制度間の格差、いわゆる平等の問題というものが強く指摘されているわけでございます。  そこで、内山公述人にお伺いいたしますが、特に勤労者の組合健保などの被用者保険でございますが、これは逆に、国民...全文を見る
○塚田委員 保険というのは、本当に困ったときに助けてくれる、これが趣旨だと思うのですけれども、今の制度ですと、高額医療費という歯どめはあるか知らぬけれども、大病、重病した場合に五万一千円か五万四千円か知らぬけれども、いわゆる負担にたえ得るかどうかが問題である。これにつきましては水...全文を見る
○塚田委員 私が冒頭に申し上げましたように、今度の件につきまして医療供給側がいろいろな理由から反対を述べておられるわけでございますけれども、この件についての御感想と申しましょうか、立場を擁護するのか反対されるのかわかりませんけれども、水野先生の御見解を伺えたらと思います。
○塚田委員 時間がなくなりましたので、最後に一点だけお伺いいたします。  今一番の争点となっておる自己負担という問題でございますが、被用者本人に対して自己負担をさせた場合医療費がガラス張りになる、また、それをやることによって医療費の適正化に結びつくんじゃないかということを陰に陽...全文を見る
○塚田委員 公述人の皆様方、どうもありがとうございました。
07月12日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
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○塚田委員 このたびの健康保険法改正問題につきましては、言うならば、国民絵巻き込みの議論を呼び起こしたわけでございまして、医療の供給側、そしてそれを受ける側、どちらかと言うとすべてが、今度の改正案は余りにも唐突過ぎたのではなかろうか、もしくはその改正の動機が財政上の理由からという...全文を見る
○塚田委員 先ほど沼川委員の御質問にもございましたが、一部負担金につきまして代理請求、代理受領方式というものについてやる意思があるのかないのかという、それにつきましての保険局長の御答弁としては、本旨を踏み外さない範囲内であり得るんじゃなかろうかというようなニュアンスの御答弁をなさ...全文を見る
○塚田委員 政府管掌健保の附加給付については、中身を自発的であれまた行政指導であれそれぞれ設けていくことになると思うのですが、その場合、この代理請求とか代理受領の手続はかえって複雑になってしまうんじゃなかろうか、このような懸念があるわけでございますけれども、この請求あるいは受領の...全文を見る
○塚田委員 続きまして、調剤薬局における一部負担の取り扱いについてお尋ねいたします。  老人保健法におきましては、保険医療機関、これは病院であるとか診療所等でございますけれども、そこで一部負担金を徴収した場合、その医療機関が発行した処方せんによって調剤薬局で調剤を受けるときは、...全文を見る
○塚田委員 このたび提示されております自民党の修正案によって、三千五百円以下のいわば少額医療費でございますか、これを言うならば三段階の定額方式にする、こういうことでございますか、このような定額方式を導入することによって、当初厚生省では、すべてについて一割の負担ということを原案では...全文を見る
○塚田委員 大変巧妙なシステムの切りかえ、プログラムの切りかえで、答えは全然変わっておらないと、感心していいのやらだまされたのやらというような気がするんですが、国民の立場から見た場合、特に小さな事業所の方々が多く参画されております政府管掌健保関連の方々でございますけれども、今お聞...全文を見る
○塚田委員 私の個別的な質問はこれで終わらしていただきます。  最後でございますが、厚生大臣にお願いしておきます。  今回のこれだけの大変な議論というものを土台といたしまして、ぜひとも、大臣が常々言われるような、本当に二十一世紀に向けて揺るぎなき医療制度、そしてそれに相通ずる...全文を見る
07月17日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○塚田委員 本日は、参考人の皆様方におかれましては、陳述及びそれぞれの委員の御質問に答えましての御答弁に、熱弁と申しましょうか、また大変中身の濃い内容につきましてお教えいただくことが多くて、私としても大変感謝いたしております。  まず、角田参考人にお尋ねしたいと思います。今まで...全文を見る
○塚田委員 よく日本人は、海外から見ますと働き中毒であると言われておるわけでございますけれども、こういうことが一つの大きな原因となりまして経済摩擦を欧米とも引き起こしているわけでございまして、その後すぐ簡単に指摘されることは、今までですと低賃金ということが指摘されたわけでございま...全文を見る
○塚田委員 喜多村参考人に最後に二つほどお尋ねしておきたい、お尋ねというかお願いしておきたいと思っております。  先ほどの陳述の中で、条約を批准するための国内法の改正だったならば、最低限度ちょろちょろと格好だけ合わせればいいのじゃないか、そういうような財界の意向があるのだ、こう...全文を見る
○塚田委員 どうもありがとうございました。これで私の質問を終わります。
07月18日第101回国会 衆議院 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号
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○塚田委員 私の予定質問時間は非常に制限されておりますので、労働省に対しまして、スト権問題を中心とする労使関係に焦点を絞って御質問申し上げますので、労働省サイドの明快かつ簡潔なる御回答を期待するものでございます。  まず、労調法附則におきまして、国民生活に相当の影響を及ぼす争議...全文を見る
○塚田委員 重複するような質問になるわけですけれども、労調法附則によります規制をわざわざ上乗せすることの効力といいましょうか、実効性または必要性、これはどんなことにあるのか、もう一度お聞きしたいと思います。
○塚田委員 私がただいま質問申し上げておりますスト権問題を中心とする労使関係の問題につきましては、逓信委員会においても何度か質疑に上ったことでございましょうし、ただいまの連合審査においても同じような質問が繰り返されておるようでございますけれども、最後に労働大臣に、労使関係というも...全文を見る
○塚田委員 これをもって私の質問を終わります。
07月19日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
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○塚田委員 ただいま森本委員が、中国残留孤児につきまして大変的確な質問をなされ、また、それに対しまして厚生省の方も大変前向きに御答弁された様子でございまして、私としても納得したところでございますけれども、事が事でございますので、私自身もこの問題に絞りまして、かなり重複する面がある...全文を見る
○塚田委員 この問題に対します厚生省の取り組み姿勢は、今大臣の御答弁もございましたが、いろいろな点で私は御努力を高く評価するものでございますが、その中の一つとして、本委員会において取り上げられ、なおかつ、援護局がすぐ行いますと言ったもので、肉親を捜し当てることができなかった孤児に...全文を見る
○塚田委員 この肉親捜しの調査を今後どのように促進していくのか、厚生省当局の具体策をお聞きしたいわけでございますが、その前提といたしまして、未帰還者名簿であるとか戦時死亡宣告者の名簿を洗い直す作業を都道府県を通じて実施して、基礎資料を整備する手はずとなっているはずでございますが、...全文を見る
○塚田委員 基礎資料を整備することにつきましては、調査票ができて今から実施するということでございますが、それを完了する目標、スケジュールなどはどのようにお考えになっておられるか。
○塚田委員 現地での事前調査を行うとか、孤児の来日前に十分な時間をかけて報道機関の協力を得ながら公開調査をするとか、また森本委員の御質問にもございましたように、現地の孤児の状況についてビデオなどで公開することは大変有効ではないかというようなアイデアなどが提案されているわけでござい...全文を見る
○塚田委員 御存じのとおり肉親の方が大変高齢化して、時間との競争だとも言われておりますので、相手さんのあることで非常に難しいことだとは思いますけれども、訪日調査の数の消化と申しましょうかこれをできるだけスピードアップされるように、今後とも外交ルートを通じ、できる限りの促進措置をお...全文を見る
○塚田委員 その定着促進センターを退所した後の言葉どおりの定着化、日本社会への定着化対策としてどのような措置を講じておられるのか、また講じようとされているのか、お教えいただきたいと思います。
○塚田委員 孤児が肉親を捜し当て、また日本への永住ということを私たちとしてはできる限り促進していきたいわけですけれども、それと裏腹の問題として、中国で大変世話をしてくださった養父母の扶養の問題というのが、日中間の大きな問題として横たわっていると指摘されているわけでございます。これ...全文を見る
○塚田委員 孤児の方々のほとんどは日本について過大な期待を持って来日され、しかしながら残念なことに、日本の社会に適応できない孤児もかなりのケースに上っておると聞いておりますけれども、来日される孤児に対しまして、来日前もしくは肉親を捜し当てて定住促進センターなどで研修を受けておる孤...全文を見る
○塚田委員 孤児自身が認識をしっかり持つことは必要ですし、そういう意味では孤児自身の自助努力が望まれるわけでございますが、一方、日本の社会全体、また日本人として考えてみた場合、帰国当初は非常にもてはやす、このような歓迎をするわけでございますけれども、実際肉親のもとに帰る、そうする...全文を見る
○塚田委員 これをもって私の質問を終わります。この件、ひとつよろしくお願いいたします。
08月01日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第30号
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○塚田委員 植物人間、大変痛ましい言葉でございますが、遷延性意識障害患者、この場合本人はわからないかもしれませんが、その御家族、関係者は精神的にも、肉体的にも、また金銭的にも大変な御苦労をされており、そのために家庭崩壊というような痛ましいことすら予想されておる状況でございます。こ...全文を見る
○塚田委員 ただいま申し上げました報告書の件でございますけれども、その報告書の内容を厚生省としてはどのように受けとめて、それに基づいて遷延性意識障害患者についてどのような対策を講じようとされておるのか、その辺につきまして御説明賜りたいと存じます。
○塚田委員 このような患者は、新聞によりますと全国で約二千五百人、これ以上いるんじゃないかと推定されているようでございますけれども、厚生省としては、その患者の実数についてどのように把握されておられるのか。また、交通事故など頭部外傷によるものとか、最近ではさらにいわゆる脳血管障害に...全文を見る
○塚田委員 植物状態患者につきましては、回復の見込みがほとんどないというような理由から、身障者としての適用、これがおくれておるんじゃなかろうかと心配されておるわけでございますけれども、いわゆるこの福祉法の適用ということになりますと、実際的には政令によって規定する形になるんじゃない...全文を見る
○塚田委員 身体障害者福祉法が適用となった場合、健康保険適用との関係がどうなるのか、御説明賜りたいと思います。
○塚田委員 植物状態患者に関しましては、交通事故による頭部外傷が原因となっているケースが極めて多いことは既に御答弁いただいておりますけれども、それとの関連におきまして、運輸省におきましては、特殊法人といたしまして事故対策センターを千葉県に設けまして、このような交通事故による植物状...全文を見る
○塚田委員 それでは厚生省にお尋ねいたしますが、厚生省関係の植物状態患者のための療護施設はどのような状況になっておるのか、また民間の病院などで専門的に扱っておる病院がどのような状況にあるのか、またそれに対して特別な指導であるとか援助であるとか特別な措置を請じておられるのかどうか、...全文を見る
○塚田委員 身障者全般の療護施設としてお答えいただいたと私は受けとめておるのですけれども、いわゆる遷延性意識障害の方のみを対象とするそういう療護施設があるのか、もしくは各国立病院であるとか、または、ずっと以前からあります結核療養施設などを、正式にこういう遷延性意識障害患者のためと...全文を見る
○塚田委員 この遷延性意識障害患者につきましては、確かに身障者として認定して、身障者として徹底的な療護を行うというような救済の方法、これをまずお願いしたいわけでございますけれども、やはりその患者の特殊性として、いわゆる肢体不自由児者とかいうようなものとは違った療護がどうしても必要...全文を見る
○塚田委員 最後に大臣の温かい見解をお伺いしたいと思いますが、この植物状態患者につきましては、何とか今審議しております身障者福祉法の枠の中にできるだけ多く入れて、その福祉法の名において救済してほしいという要望をするわけでございますが、と同時に、今直前に私が申し上げたように、単に身...全文を見る
○塚田委員 ありがとうございました。
08月02日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第31号
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○塚田委員 参考人の皆様方におかれましては、どうも御苦労さまでございます。  この年金制度につきましては、国民の間に大変関心の深い問題でございまして、基本的と申しましょうか初歩的な一般国民の受けとめ方としては、三つほどの非常に単純な考え方があり、それに集約されているのではないか...全文を見る
○塚田委員 橋本参考人にお尋ねいたします。  将来の負担者の立場でこの制度の改善を考えなくちゃいけないということをおっしゃっておられましたけれども、給付水準が、政府の案によりますと、その当時の現役の標準収入の六九%ぐらいをねらっておる。先ほどの御答弁の中では、六〇%を超えればそ...全文を見る
○塚田委員 ありがとうございました。  これで質問を終わります。
11月20日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第34号
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○塚田委員 意見陳述者の皆様方におかれましては、大変貴重な意見を開陳いただきまして、私どもにとりましても非常に参考になったこと、御礼申し上げたいと思います。  ほとんどの方々の意見の流れとしては、今度の改正案について、問題点はあるけれども評価する。そして、特に近藤さんなどは切々...全文を見る
○塚田委員 ずばりいろいろな改正案といいましょうか、修正案、御意見というものがあるわけですね。これだけがひっかかるからどうしても反対だ、そういう部分があったらば意見を御開陳いただきたいと思います。
○塚田委員 時間がございませんから、ほかの方向に質問を変えたいと思います。  現在、年金に対する国民の大きな疑問と申しましょうか、意見の流れというのは、いわゆる官民格差、国民、厚生、共済のこの格差の存在について疑問を持ち、指摘しているわけでございます。今度のこの改正案におきまし...全文を見る
○塚田委員 二宮さんにお尋ねいたします。今度の厚生年金の改正案ですと、いわゆる年金受給額は、夫婦合わせてモデルケースですと現役の大体六九%程度、これは厚生省の発表しておりますボーナス抜きのモデルで言いますと、現役が大体二十五万円の収入があり、そうなると夫婦二人で十七万三千円くらい...全文を見る
○塚田委員 いわゆるナショナルミニマム、最低保障としての国民年金で五万円というラインが十分かどうかといういろいろな議論がございますけれども、先ほど石田先生から、単身で受け取らざるを得なくなった場合五万円ではちょっと厳しいのではないか、バランスを失するのではないかという貴重な御意見...全文を見る
○塚田委員 ありがとうございました。これで質問を終わります。
12月13日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
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○塚田委員 国民が、老後の経済保障として公的年金に大きな期待を寄せていることは事実であり、それゆえに、前の国会においても、また閉会中の一部審議、そして現在の審議に対して重大な関心を抱いて見守っているわけでございます。  ほとんどの国民が、年金制度そのものについて、と同時に、この...全文を見る
○塚田委員 この期間計算の特例を将来に向けて是正していくということでございますけれども、ずばっとやめるのは非常に厳しいものでございますから、六十一年の四月以降も当分の間は、この特例をせめて十分の十一ぐらいの程度として残していただけたらと強く要望したいのですが、いかがでございましょ...全文を見る
○塚田委員 坑内労働者及び船員の方々の泣き声が聞こえてくるような感じなんですけれども、今申し上げたように十分の十一程度でもいいですから、何とか御検討の余地を残していただけたらということを要望しておきまして、次に、この第三種は五十五歳から支給されますので、昭和六年四月一日までに生ま...全文を見る
○塚田委員 一般の被保険者との比較において御勘弁願いたいということもわからないではございませんが、一方においては、新制度に移行することによって特に苦しむ者が出ないような措置をしなければいけないということは、これまた大事な原則だと思うのです。これも加味しなければいけないわけでござい...全文を見る
○塚田委員 次に、案外政府の公的年金は割損じゃないかということでございますけれども、これは特に基礎年金、すなわち国民年金にかかわる事項でございます。  そこで、私は、あるケースを想定して、保険料の支払い状況とか、それに基づく受給年金額について試算をしてみたのです。年金局の方、ち...全文を見る
○塚田委員 確かに国民年金の場合はたった五年しかもらえないところで計算をしましたので、今御答弁のような言いわけは通用すると思います。しかしながら、やっぱり明らかに、こういう特殊ケースかもしらぬけれども、これは計算の仕方がちょっとぐらい動いたとしても、明らかに不利じゃないかというこ...全文を見る
○塚田委員 男性の場合で言えば、四人に一人くらいの方が五年しか受け取らないでいわゆる非常に割が悪いということが起きるのですが、この二五%、六%という数字は私は非常に大きな数字だと思うのですよ。四人に一人がこんな目に遭ってしまう、割損を受けてしまう。そして問題は、国民年金というのは...全文を見る
○塚田委員 年金そのものをもっと充実してできるだけ保障の任に当たらせたいということ自体は結構でございます。そして、先ほどの私の、特殊ケースを挙げて厚生省を突っついたわけでございますが、その御答弁の中で、長くなればそんなことないのじゃないかというようなことなんですが、それならば国民...全文を見る
○塚田委員 国民年金というのは、いわゆる国民皆保険の基礎そのものであるわけです。ところが、今までの安いと言ってはなんですけれども、物価水準などもございましたけれども、比較的絶対値の低い保険料のときはもちろん、今の水準の保険料でもその保険料が払えないで滞納しているとか、または免除の...全文を見る
○塚田委員 年を追ってこういう免除者及び滞納者の絶対数及び率が上がっているわけでございまして、これはちょうど保険料が高くなったからそれにつれてこういう比率、絶対数が増してきたのかどうかはわかりませんけれども、やはり脱落する方がふえておるということは傾向として今立証されたような形で...全文を見る
○塚田委員 保険料の納付率を上げるために、いろいろなテクニックをこれから考えていくということでございますが、それ自体は必要ですけれども、やはり根本的な問題として指摘したいのは、所得に比べて保険料の水準そのものが高いんじゃないか、これを改善する必要があると私は考えるわけでございます...全文を見る
○塚田委員 それでは、次の質問に移ります。それは今審議しておりますこれからの年金支給水準というのが、いわば老後の経済的な最低保障になり得るのかどうかということでございます。特に、基礎年金の方がたびたび各委員から指摘されて問題になっているようでございます。  今、改正案が予定して...全文を見る
○塚田委員 国民の立場に立ちまして、素朴な質問をさせていただきます。  よく一人口では食えないけれども二人口なら食えるということ、まあその逆が本当なのかどうか知りませんけれども、ということから、単身者と夫婦者の間で、いわゆる五プラス五イコール十というのと、一人の場合はそれならば...全文を見る
○塚田委員 では、制度間格差について質問させていただきます。  本年二月二十四日の閣議決定のとおり、共済年金についても昭和六十年に現在の厚生年金と同様の制度改革を行って、従来指摘されているようないわゆる官民格差について是正すると言われているわけでございますが、その官民格差の主要...全文を見る
○塚田委員 その検討委員会での試案を見ますと、職域年金部分が二〇%の上乗せとなっておりますが、企業年金は三〇%以上、三・四倍もの年金給付も行っているようでございます。この二〇%とした根拠は何でございましょう。
○塚田委員 また、年金額計算基礎となります標準報酬月額は、厚生年金の場合家族手当などの各種手当を含んでおりますが、共済年金では含んでおりません。これを厚生年金並みとした場合、年金給付額への影響、また保険料への影響は現行と比較した場合どうなるのでしょうか。
○塚田委員 質問のポイントを変えさせていただきます。  行政改革関連特例法によりまして、厚生年金保険などの保険給付費の国庫負担を昭和五十七年度から五十九年度の三年間にわたって減額する措置をとっているわけですけれども、厚生年金であるとか各種共済年金とかいうような制度ごとの減額がど...全文を見る
○塚田委員 その返済計画はどうなっているか。大蔵省、お答えください。
○塚田委員 これらのいわば大蔵省側の借金になるわけでございますが、本来ならばこれは五十九年度末に返すはずだと思うのです。それを一年間だけ延長する方針があるやに一部報道されておりますが、そのとおりなのかどうか、お答えいただきたいと思います。
○塚田委員 借り主としての大蔵省、いわゆる親方日の丸ということでございまして、もしもこれが民間の金融機関とかなんかでしたならば、借りたものを期限に、払えなかったらこれは大変なことになってくる。貸し主に対してペナルティーを払わなければいけない、こういうはずでございますけれども、どう...全文を見る
○塚田委員 いよいよ時間がなくなってまいりましたので、付加的な質問をさせていただきます。すなわち国民年金における付加年金のことでございます。  国民年金につきましては、五万円という給付水準がどうも低いのじゃないかというような議論もありますし、しかしながらそれを支える保険料の方、...全文を見る
○塚田委員 終わります。
12月18日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○塚田委員 このたびの改正で、現行制度と比べて格段に条件が悪くなる例がかなり生じております。これでは円滑に新制度に移行させるという原則を裏切っているということになってしまうわけです。  まず、障害三級の問題でございます。例えば標準報酬月額が十万円の場合、現行制度ならば五万一千円...全文を見る
○塚田委員 次に、女子の支給開始年齢と保険料の問題でございます。  女子の場合の支給開始年齢が、昭和七十五年までに六十歳になってくるわけでございますが、それには労働環境の整備を徹底して急がなければいけないわけでございます。この問題につきましては、所管としては労働省の方になるわけ...全文を見る
○塚田委員 ただいま局長の御答弁にございましたように、不合理な格差を改める、これがやっぱり必要でございます。しかしながら、いろいろな事情からどうしても認めざるを得ないというような合理的な格差と申しましょうか、特例と申しましょうか、これを一挙になくしてしまうということは、別な意味に...全文を見る
○塚田委員 第三種の特例、特に期間計算の特例を設けた大きな理由として、やはり稼働期間が短いということだったようでございます。そして、それが三十年前と比べるとどのように改善されたかということについて、まだ私は今の御説明では納得できないわけでございまして、確かに坑内作業の状況が前と比...全文を見る
○塚田委員 今度の改正におきまして、予定されている改定日すなわち昭和六十一年四月一日現在、受給要件を満たして、しかも現行法の適用を受ける最後の方々というのは、第一種ならば昭和二年四月一日生まれ、第二種、三種の場合は昭和六年四月一日生まれ以前の方のはずでございます。ところが、第三種...全文を見る
○塚田委員 確かに今度の改正の大きな目的として、不合理な格差を是正して、国民だれから見ても平等であり、また納得いくような制度に直そう、そのような政府原案の趣旨はわかりますが、もう一度私として強調しておきたいことは、不合理な格差は確かに縮めなければいけない、その処置が必要でしょうけ...全文を見る