津島雄二

つしまゆうじ



当選回数回

津島雄二の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第84回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○津島委員 勤労者財産形成促進制度について改正案も出ておりますので、それに関連して若干の問題点をお伺いを申し上げます。  この制度の中身、それから改正の問題点について議論する前提として、政務次官もおいでになっておりますので、まず最初に、現下の情勢に顧みまして、労働問題全体につい...全文を見る
○津島委員 ただいまの政務次官の御答弁、安定成長時代に入ってまいりまして、雇用問題についても、いままでといささか、さま変わりの状況になってまいりまして、きわめてむずかしい問題が出てくるということが言外ににじみ出ておりまして、私も同じ認識を持っておるわけでございます。  さて、今...全文を見る
○津島委員 さま変わりになっても、勤労者というものは大事なものであって、求人倍率が落ちたから粗末に扱うわけにはいかぬ、こういう御答弁なんですけれども、現実にこの制度がどういうように普及しているのかということを評価してみます場合に、そういう一般的な哲学だけでは済まないわけですね。御...全文を見る
○津島委員 七百四十万。そして事業所数がたしか六十万ぐらいである。貯蓄残高はどのくらいになっておりますか。
○津島委員 そういたしますと、この契約をしておる勤労者一人当たり平均でどのくらいの貯蓄残高になりますか。計算するとすぐ出ますから。
○津島委員 これに対しまして、たとえば一般的な実態調査で、勤労者それから国民一般、消費者一般と言ってもいいですが、一人当たりどのくらいの金融貯蓄を持っておるでしょうか。
○津島委員 おっしゃるとおり勤労者で三百万、一般的には五百万というような貯蓄残高と言われておるのですが、この財形貯蓄、さっきの数字を単純に平均しますと三十七、八万になるわけですが、勤労者で平均三百万持っておる中で、四十七年から五年以上たって財形貯蓄平均して三十七、八万お持ちだ、こ...全文を見る
○津島委員 見方がいろいろとあり得ると思うのですが、それでは別の角度からちょっと聞いてみます。  この財形貯蓄を、どういう金融機関を使ってやったかという調査がありますね。この結果によりますと、たとえば証券会社が非常に大きなウエートを占めておるわけです。二割近くいっておる。ところ...全文を見る
○津島委員 利回り選好という、きわめて議論の余地のある問題点に触れられたので申し述べたいと思うのですが、それでは財形貯蓄にいった資金というものが利回り選好でいったということになりますと、財形貯蓄の制度ができることによって、勤労者の貯蓄が全体としてふえたのでしょうか。それとも利回り...全文を見る
○津島委員 資料がないから、いまのような御答弁やむを得ないと思うのでありますが、実は私、この点を非常に重視しますのは、この財形制度ばかりでなくて長期性の貯蓄の金利を一体どのように考えたらいいかということについて、大変議論の混乱があるわけであります。たとえば、いま、この円高の中で一...全文を見る
○津島委員 政務次官の御答弁、大体私も理解できるのでありますが、要するに一般的な金利政策というものと、それから別の観点、つまり社会政策等の観点から貯蓄に対して国が配慮をする、これは簡単に両立しないけれども、しかし両立させなければならない二つの政策目的なんですね。  私が、いま特...全文を見る
○津島委員 そういうことになりますと勤労者十八万人、一人当たりどのくらいになりますか。わずか三万円、私いまちょっとここで計算すると三万円という状態。企業数五千四百社、一社当たり八十万円ということであります。これは五十年にできてから、まだ日がないということでありますが二年ちょっとで...全文を見る
○津島委員 オイルショック以来、大変厳しい状況と言われて、これはさっき政務次官言われた新しい安定成長時代の厳しい状況というものの一端であろうと思うのでございますが、一人当たり三万円、一企業当たり八十万円というのは私としては非常に残念な数字でありますが、このことは逆に労使双方といい...全文を見る
○津島委員 昨年の九月に例の財形審議会の基本問題懇談会、ここで「財産形成政策に関する基本的考え方」というのが出されておりますが、この中にはっきりと、いま御議論がありました問題点、つまり厳しい社会情勢になってきたから、いまのようなままでは財形制度はなかなか伸びないよということが書い...全文を見る
○津島委員 徐々によくなっている。今度の個人融資制度ができれば、もっとよくなるだろうというお話でありますが、あれだけ勤労者がいる中で、また、その財形貯蓄をやっている勤労者が七百四十万人もいるのに四千戸というのは、ちょっとどうでしょうか。私は非常に残念な結果だと思うのです。実は、こ...全文を見る
○津島委員 問題意識は持っておられるようで大変結構でございますが、私、この制度を検討して、すぐにでも二、三点、改善すべき点が発見できるわけでございます。もっとも私、この土地税制はしばらくいじったことがあるものですからあれですけれども、まず第一に先ほどお話ししたように、この制度は事...全文を見る
○津島委員 中身についても、将来さらに勤労者が強く要望し、また社会的にも支持を受けるような財形の運用方法については前向きに御検討いただきたいことを最後に御指摘申し上げたいと思います。  時間が参りましたけれども、もう一度繰り返し申し上げますと、財形制度は貯蓄だけは、人数はかなり...全文を見る
04月11日第84回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○津島委員 ただいま森下委員から、主として東大の精神科病棟を中心にいまの大学の現状について御質問がございましたが、これをやや広い見地からいろいろお尋ねしたいと思います。  まず第一に、いまの国立大学の状況です。余りむずかしい話でなくて、平穏に教育できるような環境にあるかどうか、...全文を見る
○津島委員 筑波大学をごらんになったということは大変結構ですけれども、非常に私としては残念だと思うのです。  同じ角度からどうでしょうか、大学局長さん、いまのたとえば東大は学問研究にいい雰囲気でしょうか、最近行かれたことがありますか。
○津島委員 そのような御答弁であれば申し上げます。  先週、予算も通りましたし、この際文教問題についてもいろいろお尋ねしたいということもございましたし、また十年以上私母校を訪ねておりませんので、東京大学がどういう状態になっているかということで、先週の金曜日七日に訪れたのでござい...全文を見る
○津島委員 局長がそのような認識を持っておられることは大変結構なことでありますが、私がここで御指摘申し上げたいのは、国立大学で問題があるのは特定の個所だけであるという御説明であり、また一般にはそういう認識を持たれているのでありますが、私は、より広く、学園の中の雰囲気全体に影響を与...全文を見る
○津島委員 ただいまの大臣の御答弁で、はしなくも大学の管理問題、大学のいわゆる自治をどう考えるかという問題に、昭和四十三、四年のあの紛争に触れながらお触れになったのでございますが、その問題に触れるちょっと前に、これは後ほど委員長に見ていただきたいのでございますが、いま東大の中にあ...全文を見る
○津島委員 大臣の社会の要請にこたえたよりよい大学を志向していきたいという御答弁は大変結構なんですが、この問題についての締めくくりの意味で、もう一度四十三年のときの私の経験したことをお話しいたします。というのは、先ほど大臣の言われた、私が先週特別な経験に遭ったとかあるいは精神病棟...全文を見る
○津島委員 確かにそのとおりで、学校を出て二十数年たって行ってみましても、もうこれ以上校舎を建てられないだろう、新しい研究所を建てられないであろうという現状になっているのでございます。  一方、これは文部省の所管ではないかもしれませんが、昨年十一月に全国総合開発計画、いわゆる三...全文を見る
○津島委員 大学の新設は行わない、新しい大学を大都市につくらないという意味に解釈すれば、それなりに国土政策のあれに沿うかもしれませんが、すでに新入生の六五%が東京、大阪の大都市圏に行かざるを得ないほど施設を集めちゃっている。あと新設を極力抑えるということで国土政策が進むはずがない...全文を見る
○津島委員 時間が参りましたので締めくくりますが、実はいまの局長の答弁を聞いておりまして、またさっきの問題を蒸し返したくなるのでありますが、いま日本の将来にとって国土政策の確立が何よりも大きな要請になっている。その要請に教育機関が沿っていくということ、これは当然だと思うんです。あ...全文を見る
○津島委員 終わります。
04月13日第84回国会 衆議院 本会議 第22号
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○津島雄二君 ただいま大蔵大臣から昭和五十一年度決算についての報告がありましたが、私は自由民主党を代表して、現下の政治的、経済的な課題に関連し、特に重要と認められる若干の問題に限って、総理大臣並びに関係大臣に質問を行うものであります。  まず初めに、経済運営についてお尋ねをいた...全文を見る
05月12日第84回国会 衆議院 決算委員会 第11号
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○津島委員 先般本委員会におきまして森下委員から、文部省の決算審査に関連いたしまして、すでに数年にわたって東京大学の一部の、具体的には神経科の病棟でございますが、占拠になっておるという指摘がございまして、私からも関連質問いたしましたが、その後若干の事態の推移がございましたし、また...全文を見る
○津島委員 お立場上はっきりしたことはおっしゃれないとは思いますけれども、重ねてまずお願いを申し上げておきます。  さて、その後の推移でございますけれども、先般私の質問に対して大臣及び事務当局から、いま国立大学はおおむね平穏で、学問をするにふさわしい雰囲気であるというお話がござ...全文を見る
○津島委員 文部省の対応としては大変結構でございますが、私はいまのお話を聞いて非常に残念に思いましたのは、文部省の方から通達をした、あるいはお願いをした。いま危殆に瀕しておりますのは文部行政ではないのです。大学の自治、大学の学問の自由が危殆に瀕しているのであります。したがって、ま...全文を見る
○津島委員 時間が参りましたからここで終わりますが、制度のあり方について検討するという大臣の前向きの答弁、評価をいたしたいと思いますが、その際に、筑波大学ができ上がって、いわば一つのこれからの大学の姿が、基礎づくりが始まったわけでございますから、その検討の中でぜひ国立大学の長期的...全文を見る
06月06日第84回国会 衆議院 決算委員会 第14号
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○津島委員 きょうは、ただいま委員長からお話のございますように、わざわざ東大の学長以下おいで賜って私どもの質問に答えていただく、御苦労さまです。  そこで、時間が限られておりますので、かねがね問題になっております東京大学の神経科病棟の問題を中心とするいまの現状について簡単に事実...全文を見る
○津島委員 教育、研究は正常に行われている、それから医学部の神経科病棟についても診療会議等が行われて徐々に正常化されている、これが学長の見方のようでありますが、たとえば東京大学だけで御承知のとおり八百億近い予算を学長は責任持っておられるわけですね。それだけの国民の税金をお使いにな...全文を見る
○津島委員 事実関係についていろいろ議論されても、時間があれなので、私も学長のところの出身者であります。私の母校でありますから、中身はよくわかっているつもりです。  そこで、四十三年の時計台事件前後からの事情、まあ私ども卒業しましたころからの東京大学の状態を見ておりまして、私は...全文を見る
○津島委員 それでは、別の角度からお伺いしますが、学長は民主主義とはどういうものとお考えでしょう。  第二に、日本は民主的かつ文化的な国家と見ておられますか。  この二点、簡単に答えてください。
○津島委員 それではお尋ねいたしますが、民主主義とは多数の意見をくみ上げるとおっしゃった。その多数の意見の中に、他人の意見は一切入れない、力と暴力で自分の主張を通すことだけが自分らの信念であると考えている人と、平和で民主的な国家の理念とは両立しないんではないでしょうか。  ここ...全文を見る
○津島委員 そのような態度の結果、いまの過激派の軍団が生まれているのじゃないでしょうか。あの四十三年の東大事件が生まれたのではないでしょうか。つまり、少数ではあるけれどもああいう人たちがいる。国民の代表として国会議員が平穏に、しかも国会の議決で調べに行くということすらも受け入れな...全文を見る
○津島委員 行為そのものは認めないけれども、まだ世間のルールも社会もわかっていない人が四百人投票すれば、仮に暴力であっても、文学部長室の占拠であっても、国有財産をめちゃめちゃに壊すことであっても、それは受け入れざるを得ない、そういうふうに伺うのであります。  これは重大な問題で...全文を見る
○津島委員 それがたとえ一部でも、過激な人物によって研究室は占領される、学部長室は占領される、あるいはそれに四百名が賛成したというのはこれは重大なことでありまして、受験戦争ばかりやってきた社会のわからない学生たちが解放感に浸って、そして一緒になって時計台を占領するというようなとこ...全文を見る
○津島委員 いまの御答弁でわかりましたように、あなた方の考えておられる学問の自由と社会一般のあれと非常に大きな隔たりがあるということを、まず私はここで指摘いたしたいのであります。  そこでもう一遍憲法の二十六条、教育を受ける権利の条文を読んでいただきたい。あるいは教育基本法を読...全文を見る
○津島委員 学長、論点をずらさないでいただきたいのですけれども、たとえばいまの教育を受ける国民の権利について、ストの問題に限定してお答えになったが、そうじゃないのですよ。それはいままでの一連の事件、神経病棟の占領、外から入っても自由に歩けない、自分の気に食わない者は入れない、こう...全文を見る
○津島委員 若い人たちの気持ちを尊重しなければいかぬと言っておられますが、ここで一言申し上げておきたいのは、東大初めいまの大学に入ってくる若い人は受験ばかりやってきたのです。かわいそうなんですよ。私どもの若いころのように、自分で本当に自活して本当にアルバイトにふさわしい生活をして...全文を見る
○津島委員 いまの学長の御答弁は私は非常に評価をいたします。したがいまして、その線に沿って学長の言われた大学の自治とうまく両立する形でこれから本当にいい大学をつくっていただきたい。  私は三つの御提案を申し上げたい。  第一点は、過激派を中心にするいろいろなトラブルが出てきて...全文を見る
○津島委員 そこで、大臣にひとつお尋ねいたしたいと思います。  いまの三つの提案のうち、第一点はすでに大臣から前向の御答弁を前回の委員会でいただいておりますから、結構でございます。  あとの点でございますが、一つは、やはり国立大学が本当に国民の要望にこたえるようになる、ことに...全文を見る
○津島委員 質問を終わりますが、最後の大臣の御答弁は、あくまでも大学の方の態度待ちというような感じで、私としてははなはだ不満でございます。この大学の改革はいま国民の輿望を担っておると思いますので、超党派的な立場から国会でも今後できるだけの議論をしてまいりたいし、また、していただき...全文を見る
○津島委員 午前中の討議、大変深刻な問題でございまして、大臣以下大変神経がお疲れになったと思いますので、私のきょうの御質問は、まずやわらかいところから始めたいと思います。  日本の教育制度、世界に冠たる制度と言う人もありますし、なかなか問題があると言う方も多いわけですが、率直の...全文を見る
○津島委員 大臣の持っておられる印象、私も全くそのとおりでございまして、おっしゃったとおり義務教育が非常に普及しておりますし、また程度が高い。私も外国生活をかなり長くやっておりましたけれども、たとえば日本から小中学校へお入れになる子弟の方は、相当程度の高い国でも、大抵は語学が楽に...全文を見る
○津島委員 文教の責任者としての大臣のいまのお考え、大変高く評価をいたしたいと思うのでございますが、そのような大臣初め教育行政の担当者の皆さんの願いに対して最も大きな障害になるものは、私はやはり受験戦争ではないだろうかと思う。いまの六・三・三制という学校の切り方についてはいずれ専...全文を見る
○津島委員 大臣がいみじくも超学歴社会は非常に問題があると指摘されたのは、私は非常にうれしいのでございます。私は最初にお話ししました日本の教育の欠陥、受験競争、それがすべて最後の卒業するとき、そして卒業した以後の学歴社会につながっているというところに問題がある。非常に正しい認識の...全文を見る
○津島委員 この議論ではしなくもはっきりわかりましたけれども、結局入学試験というのは各学校の段階で非常に大問題でありながら、国民、ことに学生あるいは生徒さん、親御さんたちはもっぱら学校の人たちがつくる試験の犠牲者になっている、こういう入学試験の方がいいんだという国民の声が必ずしも...全文を見る
○津島委員 選抜実施要項というものが一般的な文部行政の枠の中から出たものであるという御説明でありますが、そういう実施要項を基礎といたしまして、いまおっしゃったように共通第一次テストというものが各地の国立大学にゆだねられておるということなんでありますが、そのことについて私は非常な疑...全文を見る
○津島委員 いまの御答弁、私は全く承服できないのでありまして、たとえば青森県の高校生について、何ゆえに弘前にある一国立大学がいろいろなことを決める権限があるのか、これは私はいろいろな意味で問題があると思うのですね。そのように大学の都合だけに任せて、それはもう決定しているというよう...全文を見る
○津島委員 時間がありませんので一言。  いままでよりよくなったというのは、これは大臣、お言葉ですけれどもいただけないのです。いままでよりは悪くなっているわけで、いままでは東北大学を受けたい人は仙台に行けば済んでいる。今度は弘前へ行って、それから仙台に行かなければいかぬ。悪くな...全文を見る