津島雄二

つしまゆうじ



当選回数回

津島雄二の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
07月06日第148回国会 衆議院 厚生委員会 第1号
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○津島国務大臣 このたび、厚生大臣に就任いたしました津島雄二でございます。  国民の幸せ、将来への不安といった国民生活に直結する厚生行政を担当する国務大臣といたしまして、責任の重大さに身の引き締まる思いでございます。  委員の皆様におかれては、日ごろより厚生行政の推進に格別の...全文を見る
07月31日第149回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(津島雄二君) 水島議員の小児医療についての御質問に対しましては、総理から、安心して子供を産み、健やかに育てる基礎として小児医療の充実は極めて重要であるという御答弁がございました。  私から若干補足させていただきますと、こうした認識に立ちまして、厚生省といたしましては...全文を見る
08月01日第149回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(津島雄二君) 角田議員の雪印乳業食中毒問題に関します御質問にお答えを申し上げます。  まず、食中毒事故の情報開示と対策のあり方についてでありますが、食中毒事故の発生時におきましては正確な危害事実の把握に基づいて迅速な情報の提供が要請されるところでございます。  今...全文を見る
08月02日第149回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○津島国務大臣 お答え申し上げます。  大変大規模な事故でございまして、私どもも重く受けとめておるわけでありますが、現在、大阪市が中心となって調査及び原因究明を行っているところでございます。  発生原因につきましては、まだ現時点では確実に特定はされていないのでございますが、大...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のとおり、大変に大規模な事故でございますし、またHACCPを承認しているという背景の中で行われて、私どももある意味では非常に重く受けとめておるところでございます。  幾つかの背景がございまして、もし委員、背景の御答弁を必要とされるのであれば、総括政務次官が...全文を見る
○津島国務大臣 お答えいたします。  そのような業界と行政の関係については、世間の戒めを受けないように自粛をするということは当然で、今も変わっていないと思っております。
○津島国務大臣 お答え申し上げます。  極めて大規模な、深刻な食中毒事故でございました。大阪市が大阪府警と連携をとりつつ調査、原因究明を行っておりますが、黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンに汚染されたことが原因であると大体推察されておるところでございますが、その発生要因としては、...全文を見る
○津島国務大臣 雪印の今回の食中毒事件につきましては、これまで大阪市としても毎日回収状況を公表する等、極力公表をいたしてきております。今後、再発防止の観点から申しましても、原因についてはやはり関係資料をあわせてできるだけ公開するということで、御指摘のとおりやらせていただきたいと思...全文を見る
○津島国務大臣 所管でないのでございますが、けさほどから何回も金融再生法の成立をめぐって、私どもの過去のことについて御議論がございました。  今申し上げられることは、今から二年前、小渕内閣が成立をいたしました後の平成十年の秋の日本の経済状態というのは、まさに危機的な状態でござい...全文を見る
08月03日第149回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○津島国務大臣 おっしゃるとおりの問題がございます。
○津島国務大臣 今の御質問に答えます前に、健康保険法の改正案が通らなかったことは厚生省としてもまことに残念でございまして、その結果からくる問題について、その処理に大変に苦慮をしておるところでございます。  これをどのように将来処理するかというのは、これから検討しなければならない...全文を見る
○津島国務大臣 確かに、御指摘の問題、つまり、徴収することが困難になっているという問題については、一年間納付猶予ということで、当面の糊塗だけしております。  しかし、基本的な問題は残っておりまして、これを最終的に解決するためにどのようにするか、これは、健康保険法の改正案の早期の...全文を見る
○津島国務大臣 お答え申し上げます。  御指摘のような問題でございまして、老人医療における訪問看護の患者負担と、それから介護保険における標準的な負担額との間に格差が生じているということは事実でございます。  もとより、議論といたしましては、訪問看護の場合は、老人医療との関係で...全文を見る
○津島国務大臣 お答え申し上げます。  確かに、介護保険制度で定率一割、月額の負担上限が一万五千円である、それに対して、現在の老人医療費の場合には、一部負担は、薬剤一部負担を廃止いたしました上、老人医療の定率負担制度が導入されるという前提の健康保険法改正案がまだ認められていない...全文を見る
○津島国務大臣 私も、就任のときにも申し上げましたが、この基礎年金の国庫負担の問題については、丹羽前大臣のお考えを大切にしなければならないと申し上げております。  また同時に、そのようなお考えに沿って進める場合には、膨大な財政負担をどうするかという問題を解決いたしませんと国民に...全文を見る
○津島国務大臣 時期でございますが、御案内のとおり、年金改革法におきましては、当面平成十六年度までの間に、安定した財源を確保し、国庫負担の割合の二分の一への引き上げを図ると書かれておるわけでありますが、丹羽大臣の御意見は、それを待たずしてできるだけ早く実現すべきではないか、こうい...全文を見る
○津島国務大臣 五島委員御指摘のとおり、確かに、基礎年金の水準というものは老後生活の基礎的消費支出をしんしゃくして決めるという趣旨でございますから、そこに新たに介護保険の負担が入ってきた場合にどうかという御議論は、御議論としてあり得ると思います。ただ、私どもとしては、二つのことを...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、食品の製造加工技術が大変高度化しておりますし、それから流通が極めて広域化しておるということから申しますと、食品衛生行政というものがこの広域的な実態に対応できなければならないと、体制として十分かと、そのとおりでございます。  そこで、私どもとし...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、社会保障のあり方は国民の将来の安心につながるわけでありますから、安定した社会保障制度があるかないかは、非常に当面の経済活動あるいは消費の動向にも影響があります。  また、これに加えて、少子高齢化の進展に伴って、今後社会保障に関する費用の増大が...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 厚生委員会 第1号
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○津島国務大臣 第百四十九回国会における厚生委員会の御審議に先立ちまして、所信の一端を述べさせていただきます。  我が国において現在ほど社会保障の将来が問われているときはございません。我が国経済全体の動向とも調和を図りつつ、社会保障制度を国民の新たな需要に対応し、将来にわたって...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、小児医療の充実は、今の我が国の社会にとって最大の関心事であり課題でございます。安心して子育てができるということの基礎には、万一のときにどのように医療的に対応できるかということがあることは申し上げるまでもございません。本会議における代表質問もちょ...全文を見る
○津島国務大臣 西川委員の最初のお話の中で、有明湾の汚濁の話、赤潮の話を伺いまして、非常に強い印象を受けました。  と申しますのは、私の地元には陸奥湾という宝物があるわけでありますね。この陸奥湾の汚濁の問題を突き詰めていったら、委員御指摘のとおり合併浄化槽と集落排水の問題に行き...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘の医原性クロイツフェルト・ヤコブ病に関する問題でございますが、御指摘のとおり、前国会におきまして予備的調査が求められ、そのことを受けて前大臣が、厚生省としては衆議院の解散で効力を失うことがありましても引き続き調査し結果を公表すると答弁をしておるところでありま...全文を見る
○津島国務大臣 デイサービスとショートステイサービスを別枠にして、余りにもきちっとつくり上げたということで小回りがきかなくなっちゃったということは、そのとおりでございます。  別枠にしたのは、ショートステイを少しある期間に集中して使わせてあげようという配慮からきたのでありますけ...全文を見る
○津島国務大臣 まず最初に、小池委員、これまで経済あるいはマクロ経済政策の面で大変御活躍でございましたが、厚生行政に関心を持っていただいたことを大変ありがたいと思っております。  それで、最近の医療事故が続発しているではないかという御指摘、これまでどうであったかというような議論...全文を見る
○津島国務大臣 医原性クロイツフェルト・ヤコブ病に関する問題でございますが、先ほど当委員会において予備的調査を行うという決定を改めていただいたと承りまして、これを重く受けとめさせていただきます。  前国会での予備調査の関係で、昭和五十一年以降の長期間に及ぶ関係書類の確認、それか...全文を見る
○津島国務大臣 年金福祉事業団の運用資産でございますが、平成十一年度末時点の時価総額で約二十七兆五千億でございましたが、去る六月末時点の時価総額では約三千億減の約二十七兆二千億となってございます。  この辺は先生も専門家でおありなのでおわかりのとおり、多分に金融資産、わけても株...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のとおり、昨日も申し上げましたように、介護納付金に見合った介護保険料率を設定できない健保組合が四割もある。そして、委員御指摘のとおり、本来予定された保険料が月に二百二十億ぐらい取れないという状態でございますね。それを、当面の措置として納付猶予ということで、保...全文を見る
○津島国務大臣 社会保障制度、あるいは広く言えば予算編成の基本のところにかかわるぐらいの大きい話であることは御指摘のとおりでございます。今国会でも何度か御答弁いたしましたが、前大臣のできるだけ早い機会に基礎年金についての国庫負担分二分の一への引き上げは実現してほしい、この御意見は...全文を見る
○津島国務大臣 確かに、御指摘のように、下水道予定地域に単独浄化槽を認め続けるかというのは大議論がございました。浄化槽法を先般改正するに当たって、提案者等と私どもの間でも随分議論がありまして、先生御指摘のように、この際思い切って単独浄化槽を全廃させた方がいいんじゃないかという有力...全文を見る
○津島国務大臣 爆心地からの距離で見た場合に、ほかの地域は指定されているが、指定されていない地域があるではないか、こういう問題について、長崎市及び長崎県から、健康診断特例地域にそこを指定してほしい、こういう御要望はいただいております。  この指定につきましては、国は一貫して、昭...全文を見る
○津島国務大臣 その御指摘があるのを待っておったわけでありますが、先ほど申し上げましたことが今の方針でございますが、今回長崎市が中心となって取りまとめられた証言調査報告書というものが出されておりますので、それをこれから精査、研究をさせていただきたいと思います。
○津島国務大臣 誓いの碑が建立されるまでの経緯、八月二十四日にそのような記念すべき日が来るということも存じ上げておりますし、それから薬害被害者関係者から要望書をこの機会に私どもの方に手渡したいというお話は伝わっております。  皆様方のお気持ち、特に薬害に遭われた方々のお気持ちは...全文を見る
○津島国務大臣 そういう真剣な問題についての要望書を私がちょうだいをするのは当然のことでありますけれども、どのような形でどのようにするかということについては、まだ細かく検討を了しておりません。
○津島国務大臣 昨年宮下大臣が出て申し上げたことは、私もしかと受けとめておりますし、全く考え方には違いはございません。それから、委員を含めて、そのような過去に被害を受けられた方々には本当に申しわけないという気持ちを私は十分に持っております。  ただ、去年の行事は、これは厚生省が...全文を見る
○津島国務大臣 細かい議論をするのは適当ではないと思いますけれども、私どもは深く心に刻んで仕事をしなければならない出来事が、委員御指摘の薬害の問題のほかにいろいろございます。そういうことについて行政の慣行としてどうするのかということについては、一定のバランスのとれた判断が必要でご...全文を見る
○津島国務大臣 そのようなことを含めて検討させていただきます。
○津島国務大臣 委員のお気持ちはよくわかりますし、それから、先ほどから申し上げておりますように、碑に刻まれていることについては、私は深く今でも心に受けとめております。  八月二十四日まで日にちがございませんので、それまでに結論を出さなきゃいけませんから、何も長く検討ということで...全文を見る
○津島国務大臣 その碑文に書かれた趣旨については、私は本当に真剣、深刻に受けとめなきゃいけない、これは毎度申し上げているとおりであります。  ただ、どのようにして皆様方のお気持ちを受けとめたらいいのかということについて、きょうこの場でお答えをするにはまだ検討課題がございますので...全文を見る
○津島国務大臣 お気持ちは十分わかりますので、二十四日まで残る日にちは短いわけでありますが、その間、先生の御要望、お気持ちにこたえるにはどうしたらいいか、あとわずか、一遍検討をさせていただきます。
○津島国務大臣 そのことを含めて真剣に対応をいたします。今のお言葉を受けとめて対応をさせていただきますので……。
○津島国務大臣 先生のお気持ちも体し、それから、貴重な時間でありますから、何らかの形で厚生省を代表する者が対応をさせていただくということで、お願いします。
○津島国務大臣 当然、厚生省を代表するということになれば、少なくとも薬務行政を担当する者は出なければいけないと。
○津島国務大臣 大変有益な御指摘でございますので、これも真剣に受けとめさせていただきます。大変先生のお気持ちはよくよくわかっておるわけでございますが、ひとつ御理解をいただきたい。
○津島国務大臣 今国会においてこの厚生委員会に三井先生を初めとする新進気鋭の方が多数参加をされたということ、大変私もうれしく思っております。これからの厚生行政の発展のために有益な御助言を賜りたいと思っております。  私もちょうど十年前に厚生大臣を拝命いたしましたが、ちょうどその...全文を見る
○津島国務大臣 ちょうど今から十年前、山井先生はまだ学校でございましょうか、そのころ、私に対して御質問が某党の委員からございました。身体拘束、縛りつけの現場をあなたは見たことがありますかと。幸いに、私はその数年前に厚生政務次官をやっておりまして、そのときに実情をある程度知っており...全文を見る
○津島国務大臣 身体拘束の実態でございますけれども、ある社団法人の調査によりますと、医療・福祉サービスを利用した者五百七十六人のうち四百九人、七〇%が何らかの形で身体拘束を受けた経験があるという回答がございますように、委員御指摘のとおりの現場における問題はございます。  それで...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘の問題点は確かにあると思っております。  まず第一に、例のショートステイを利用しやすくするために、システムを変えるまででも市町村の決断によって振りかえ措置をとってもらうという点では、今三千百七市町村というほとんどの市町村で振りかえ措置を実施する方針を決めて...全文を見る
○津島国務大臣 まず最初に、三十代半ばの樋高委員が社会保障問題について真剣な関心を持っていただいているということを本当に感謝をいたしたいと思います。  社会保障制度のあり方は、今直接裨益しておられる高齢者の方やあるいは病気を持っておられる方ばかりではなくて、これからのすべての方...全文を見る
○津島国務大臣 年金について、今挙げられた基本的な問題点のその第一歩が、前大臣が申し上げた、せめて基礎年金でも二分の一は国庫負担にしたらどうかということでありますね。その問題一つ取り上げても、二兆四千億という膨大な財源をどうするかということにかかわりますから、だから、そのことにつ...全文を見る
○津島国務大臣 現行のままでいいとは到底思っておりませんので、前国会において医療保険制度の改正案と医療法の改正案を提出させていただいたわけであります。  ただ、それにしてもまだほんの第一歩だ、基本的な改革の方向は十分に見えてこないではないかという御批判がいっぱいあったわけであり...全文を見る
○津島国務大臣 介護保険制度は、ゴールドプランを充実してくる延長線から出てきた制度でございますけれども、今の現状は、歩きながら考えて、四月から始めて、何とか定着をさせるということで精いっぱいでございますけれども、この制度が本当に導入されてよかったと国民に思っていただけるようにする...全文を見る
○津島国務大臣 いや、そういうふうにおとりになるとしたら、私はちょっと舌足らずだったのかな。最初に申し上げた幾つかの問題点の中に社会的な弱者を救う、そこのところは恐らくそのすぐ後で申し上げた公助の部分であろう。しかし、社会保障制度というのは、公助、共助、自助、さっきとは逆に申しま...全文を見る
○津島国務大臣 そのような切り口で言えば、そのとおりであると思います。  必要なことについては国が責任を持ってしてさしあげる。しかし、また、社会の構成員の全体の方の有機的な結びつきというものを大事にして、みんなで幸せを高めていくという要素があり、そして、さらに言わせていただけれ...全文を見る
○津島国務大臣 社会保険税というふうな性格に限りなく近いであろうというふうに思っております。
○津島国務大臣 そこは所得比例で取っておりますから、言ってみれば、税として観念すると、税の構造は人頭税のような定額税ではございませんから、そこは細かく念査しなければいけないと思いますよ。  一言申し上げると、よく税方式と一言で言うと、みんながひとしく同じような金額を出し合ってと...全文を見る
○津島国務大臣 今は立場が違いますが、そこに書かれておることは、基本的には当を得たことが書かれていると私は思っております。
○津島国務大臣 就任のときにも申し上げましたが、私ども厚生省は、立法府から今の法律に従って粛々と介護保険制度を進めろと命令を受けているわけでありますから、忠実にこれに従って準備を整え、実施をしていく以外にない、かように思っております。
○津島国務大臣 今申し上げたのと同じ方針で、既定方針で進めさせていただきます。
○津島国務大臣 そういう側面はあると思います。  逆に申しますと、社会保障の給付と負担について、これからの経済動向もまた大きな影響を与えるであろうということを申し上げておきたいと思います。黒字とか赤字とかいう関係で申せば、そういうことだと思います。
○津島国務大臣 御質問の松谷さんの御苦労につきましては、本当にお気の毒であったと思います。  松谷さんの原爆症認定については、最高裁から判決が出ましたので、原爆被爆者医療審議会に諮りまして、七月三十一日付で認定をいたしたところでございます。この認定に基づきまして、長崎市において...全文を見る
○津島国務大臣 松谷さんの原爆症認定につきましては、最高裁の判決が出たわけでございますから、私どもとしては、それを真剣に受けとめる必要がございます。その結果といたしまして、先ほど申し上げましたように、これまで差し上げていた一般の健康管理手当を超える医療特別手当の支給部分をお払いす...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のように、原爆症の認定をめぐって訴訟しておられる原告の方々や異議申し立てをしておられる方々は、本当に御苦労であろうと拝察をいたしております。  しかしながら、今回の松谷さんの判決の場合も、あくまでも松谷さんの脳損傷について今の認定制度でどのように判定をすべ...全文を見る
○津島国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたような松谷さんの事例は事例といたしまして、そのほかの原告及び異議申立者の疾病と原爆放射線との因果関係の有無については、これまで行政として行った判断をみずから変更するような状況ではない、したがって、係争中の裁判については、引き続き司法の判断...全文を見る
○津島国務大臣 その地図で御指摘のとおり、爆心地からの距離で見た場合に、より近い地域であるにもかかわらず指定をされていないということについて、長崎市及び長崎県から御要望が出ておることはよく承知をしております。  被爆地域の指定につきましては、国は一貫して、昭和五十五年に取りまと...全文を見る
○津島国務大臣 一べついたしました。
○津島国務大臣 被爆された方の証言というのは、いつ聞いても大変に衝撃的なものでございます。今回まとめられた証言調査報告書には、今仰せになったような方々の体験が述べられており、今も健康に不安を持つ状況であるということも理解できるところでございます。  地域拡大の問題につきましては...全文を見る
○津島国務大臣 地域指定の拡大につきましては、先ほど申し上げ、また今委員が引用されましたような、科学的、合理的な根拠のある場合に行うということでございまして、今の証言集につきましても、そういう立場から精査をさせていただくのは当然であろうと思います。  なお、松谷判決にも言及をさ...全文を見る
○津島国務大臣 精査をいたしておると思っております。
○津島国務大臣 重ねて御答弁をいたしますけれども、松谷判決そのものについては真剣に受けとめて対応をいたしているところでございますが、後の地域指定等の問題は、従来の方針にのっとって、そして新しい証言集を精査しておるという状況でございます。
○津島国務大臣 昨日は知りませんでしたが、ぜひシンシアと会えたらよかったなと今思わせていただいております。  介助犬については、いろいろな機会に、例えばテレビ等の媒体で活躍ぶりを見せていただいて、非常に深い感銘を受けておりますし、それから盲導犬についても、そのことによって目の不...全文を見る
○津島国務大臣 クロイツフェルト・ヤコブ病は大変重篤な病気であるということは委員御指摘のとおりでございまして、患者さん方、そして御家族の御苦労はまことに大変なことだと拝察をしております。現行の医療、介護、福祉の枠組みの中でできるだけのことはまずしなきゃならない、これは当然のことで...全文を見る
08月07日第149回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(津島雄二君) 御案内のとおり、未成年者の飲酒行動については大変に関心を集めておるところでございますが、平成八年の報告によりますと、中学一年生の六人に一人が月一、二回はお飲みになるそうであります。高校三年生の男子では二人に一人だそうでございます。こうした成長期における飲...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答えいたします。  児童手当につきましては、ことしからの対象拡大の後どうするかと、大きい問題がございます。八月一日の閣議で了解されました来年度の概算要求に当たっての基本方針におきましては、「児童手当については、具体的な財源の確保及び費用負担の在り方と...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答えいたします。  第一点の御指摘は、山本委員御自身が行政側におられたときに経緯も十分御存じの上の御質問でございまして、私も幾らか政治の方からかかわった立場で、経緯は経緯として、企業主負担を中心に組み立てた制度というのはどこまでもつかいなという疑念を...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 介護サービス等につきましてもNPOが活躍していただきたい、また活動しやすい環境づくりに努めたいということは私ども厚生省の考えでございますが、税制につきましては、今、大蔵大臣が御答弁いただきましたような問題がございますが、前の国会で四月に前厚生大臣も、この...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答え申し上げます。  ベビーホテル問題は、委員がマスコミにおられたときに大変に大きな世論の注目を集められて、私は大きな成果を残されたんだと思いますが、しからばその状況がどうなったかと申しますと、私は、率直に申しますと、当時はベビーホテルへ入っておられ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 認可外保育施設について保育従事者の研修を行い、そこで保育サービスの質を少しでも向上させる、これはもう当然のことでございます。  それで、一番私どもとして手をつけやすいのは事業所内の保育所、これは実は認可外施設になっておるわけでありますが、ここに我々が協...全文を見る
08月08日第149回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号
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○津島国務大臣 廃棄物処理の現場で今回のような死亡事故が生じたことはまことに痛ましいことで、遺憾なことと思っております。  また、廃棄物行政の立場から申しましても、安定型産業廃棄物処分場という中で硫化水素が高濃度発生した事案でありますので、処分場周辺の生活環境を保全する観点から...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、水道水源の上流に設置されている廃棄物の処分場では、水道水源を汚染することがないように生活環境保全上必要な措置を講ずることが必要でございます。  このような観点から、先ほども申し上げましたとおり、平成九年の廃棄物処理法の改正におきまして、最終処...全文を見る
○津島国務大臣 四月から始まりました介護保険制度でございますが、何としても、大きなトータルシステムを始めるわけでございますから、その制度の趣旨や内容に関して、国民各層に正しい理解が得られるように格段の努力をしなければならないと思っております。  このため、パンフレットの作成やテ...全文を見る
○津島国務大臣 介護保険、おっしゃるとおり、大きな制度を新しく始めたわけでございますので、これからも歩きながら考え、絶えず改善を図っていかなければならないと思っております。  例えば、施行後におきましても、ケアマネジャーが現場で期待されるような役割を果たすための支援体制の整備と...全文を見る
08月08日第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(津島雄二君) 中島委員、大変大事な角度から物事をとらえていただいて、私も感銘を受けておりますけれども、基礎年金の国庫負担の三分の一から二分の一への引き上げ、そのことについては、もう御承知のとおり、ことし三月の年金改革法において「当面平成十六年までの間に、安定した財源を...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答え申し上げます。  いずれにしても、全く新しい大型な、しかもトータルシステムであるという介護保険制度が四月に始まりまして、現場や市町村の方々等、多大な御努力をしておられることを感謝しております。  全体として見ますとおおむね順調に実施されており、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まさにそのとおりでございまして、療養型医療施設について期待ほどの手が挙がってこないというようなこと、それから今のように医療保険との間の接点でふぐあいがあるということも私どもも十分に意識をしておるところでございますが、もし委員におかれて少し詳細な御答弁が必...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答え申し上げます。  厚生省といたしましては、介護サービスの重要な担い手としてNPOには期待をしておりますので、活動しやすい環境づくりには努めたいと考えておりますけれども、税法上の扱いにつきましては、先ほどの大蔵大臣の御答弁にもございますけれども、N...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御指摘の報告は、一九八八年二月に特定疾患調査研究事業の各研究班長から研究成果の報告が行われた機会に、当時の遅発性ウイルス感染調査研究班の班長のレジュメの中で、保存脳硬膜の使用後にクロイツフェルト・ヤコブ病を発病した症例が報告されていることが記載されている...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 平成八年六月から平成十一年三月にかけて実施されたクロイツフェルト・ヤコブ病及び類縁疾患調査によると、研究班で作成された診断基準に該当するクロイツフェルト・ヤコブ病の症例のうちヒト乾燥硬膜移植の既往のある症状は六十七例把握されております。  また、平成十...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大変技術的なお話でありますが、私が報告を受けたところで御報告をいたしますと、平成八年度の厚生省特定疾患調査研究事業全国調査研究班によれば、我が国において一九七九年から一九八九年の間のヒト乾燥硬膜の使用件数は年間二万件、平均ですよ、年間平均約二万件と推定さ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私の承っているところでは、今の委員の御指摘と若干事実は異なっているようでございまして、御指摘の一九八七年の米国の疾病対策予防センターで第一症例の報告がございまして、そして米国食品医薬品局が同年四月に国内の医療機関に対して第一症例、つまり一つそういう症例が...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答えをいたします。  そのような報告がなかったと申し上げましたので、そのような通知はいたしませんでした。
○国務大臣(津島雄二君) その症例についての正式な報告ではございません。そして、先ほど申し上げましたように、これは一九八八年二月の特定疾患調査研究事業の研究班長からの報告の中に、レジュメの中に、保存脳硬膜の使用後にCJD、つまりクロイツフェルト・ヤコブ病を発病した症例が報告されて...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員も御承知のとおり、国会において正規の手続で予備調査のお申し出がございました。それを受けまして鋭意資料を収集いたしまして準備をいたしておりましたところ、国会が終了をいたしまして、そして予備調査は終了をいたしました。この間、前大臣は、その調査を継続してし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答えいたします。  臓器移植法に基づく臓器あっせん機関アイバンクを通じて行われた角膜移植につきましては、記録があっせん機関に保存されており、角膜提供者を特定することは可能であります。  また、国内では提供される角膜が限られていること等から、外国から...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員にお言葉を返すつもりはありませんが、今確認できるかというお話は角膜でございました。ところが、今の御質問は硬膜について確認できないというお話でございまして、それは御質問としては入れ違いになって、私は適切にお答えはできません。
○国務大臣(津島雄二君) 角膜については今申し上げたとおりでありますが、硬膜につきましては、私は詳細には理解しておりませんけれども、ロット番号は確認できて、それに基づいてあのようなことをアメリカではやったと承っております。しかし、完全に提供者が特定されているかどうかは、私は知る立...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいまの質問は大変技術的な御質問でございますから私は御答弁は差し控えたいと思いますが、一つだけ申し上げておきたいのは、アメリカは今でも硬膜を使用しております。そして、それはアルカリ処理をしたら大丈夫だということでかなり広範に使っておるということは私は報...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まさに今の点が問題でありまして、ですから私は申し上げますように、一九八七年というのは第一症例がそのロット番号を特定した上で問題になって、そのロット番号が使われたところについては使用するなという連絡をしたが、それ以外のものは引き続いて利用されていたという事...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 先ほど私が答弁したとおりでございます。
○国務大臣(津島雄二君) 委員のその質問になりますと、私も責任を感じつつ、しかと答弁をさせていただきます。  このクロイツフェルト・ヤコブ病はもう御指摘のとおり大変重篤な病気でございまして、患者さん方や御家族の御苦労は大変なものであると私は拝察をしております。したがいまして、現...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ベッドの確保は、それぞれの地域で問題が起こらないように、平成十年度より重症難病患者入院施設確保事業を創設いたしまして、入院加療が必要な患者に対し適時適切な入院施設の確保等が行われるように、都道府県ごとに地域の医療機関の連携による難病医療体制の整備を開始し...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいまのお話については私は報告を受けておりませんでしたが、もしそのようなことがあればまことに遺憾でございます。早速、実情を調べて、最大限のことをさせていただきたいと思います。
○国務大臣(津島雄二君) 大変大切な政策課題でございます少子化について、非常に身近な御質問でございます。  私も、気持ちとしては若いお母さん方ができるだけ負担を感ぜずに子供を産み育てられるようにということは賛成なんでございますが、これを病院に渡すというやり方になりますと、今の一...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 神奈川県大和市のスマイルマム大和ルームの事件はまことに痛ましい遺憾な事件だと思っております。この件については、委員、そしてまた堂本委員からも前の大臣にもいろいろお話がございまして、定期的な立入調査をやる等々しっかりと実態を踏まえて間違ったことの起こらない...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まさにその点でございまして、私ども今度の規制緩和による設置主体制限の、例えば社会福祉法人でなくても設置できるとか、それから土地建物の賃貸し方式でもいい、自分で持っていなくてもいいということや、それから定員要件を緩和したとか、これは認可に向けて努力をする上...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答え申し上げます。  環境ホルモン、すなわち内分泌攪乱化学物質の問題、これは国民の健康を保護する観点から極めて重要な課題と認識しております。  ただ、現時点では、この物質による人への健康影響についてはまだ科学的に未解明な点が多うございまして、国際的...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 国民福祉委員会 第1号
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○国務大臣(津島雄二君) 厚生大臣に就任いたしました津島雄二でございます。  厚生行政という国民の皆様の生活に直結した分野を預かることとなり、その重責に身の引き締まる思いでございます。  我が国におきましては、現在ほど社会保障の将来が問われているときはなく、我が国経済全体の動...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 臓器の移植に関する法律に係る附帯決議に基づき、臓器移植の実施状況等について御報告いたします。  臓器の種類ごとの移植実施数としては、平成十一年度におきましては、脳死下及び心臓停止下における移植を合わせて、心臓は三名の提供者から三件の移植が、肺は一名の提...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) みずから被爆経験をお持ちになり、また医療の専門家である田浦先生の御質問でございます。  今の長崎の指定の問題でございますが、三十二年に原爆医療法が制定されまして、その当時の地形も考慮し、爆心から連続している行政区域単位で被爆地域として指定したものでござ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 現在の考え方は、科学的な知見によって判断をするということになっておる。その一方で、かつて昭和三十二年に指定をいたしましたときは行政単位でやったというところから、今、委員が御指摘のような食い違いがあるじゃないかということであろうかと思います。  要は、こ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 確かに委員御指摘のとおり、三十二年当時の指定は地形を考慮しつつも行政区域で決めておりますから、御承知の長崎市のあの形からいいますと、被爆地域の指定として科学的知見と完全に整合しているかどうか、これは議論のあるところでございます。  しかし、原爆放射線の...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 入澤委員の御指摘の点は私は別に否定はしておりません。行政単位でやった、あのときは科学的知見を集積した上でやったものだと。それはそのとおりでございます。  ですから、今いろいろの知識が集積をされてきたときにどうしたらいいのかということについては、先ほどか...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 最高裁の裁判はそのとおりでございますけれども、これはもう委員もすぐおわかりのとおり、裁判はあくまでも個別の事案について判定をされたわけでございまして、例えばこのほかにも判定を不服として司法手続で争っておられるケースは幾つかございます。そういうケースについ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今の数字については参考人から御聴取をいただきたいんですが、まず申し上げたいのは、先ほどから申し上げているように、最初の地域指定が科学的であったとは私は申し上げておりません。しかし、これからのやり方については科学的にやりなさいと、こういうふうに附帯決議でも...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 最初に、難しい厚生行政の担当になったことについて御理解をいただいたこと、ありがたく、これからもどうか御叱責を賜りますようにお願いを申し上げます。  さて、長崎の健康診断特例区域の拡大の問題、先ほどからの御質疑にお答えしておるわけでありますが、松谷さんの...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) この証言調査報告書に書かれておりますことは、私にとっても大変ショッキングでございます。私も戦災を受けましたけれども、あの戦災の記憶だってこんなに大変なのに、まして原子爆弾の場合にはどんなにひどかったか、それは想像を超えていると思います。  まずそれを申...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 尊敬する今井委員のお話としては若干御議論したくなるところがあるわけでありますが、確かに御指摘のように今の日本の社会保障制度は現在の枠組みが守れるかどうか、そのこと自体問われているよと、そういう恐らく認識に基づいていると思うんですね。先に向けて新しい展開を...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私のこの文章について私が自分でどうこう言うには限度があると思いますけれども、私は今井委員のような聡明な方が、ここにある含意の中で、例えば高齢社会というものをスタティックなものとダイナミズム、私が訴えているダイナミズムを読み取っていただけなかったとすればま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) これまでの委員との質疑を総括いたしまして、せんじ詰めて言えば、今、私どもの前にある問題というのは、社会保障制度、年金、医療、介護を横断的、総合的に見直さなきゃならないということ、そしてその中で世代間の給付と負担のバランスがとれるか、あるいは今御指摘になっ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私は就任以来ずっと申し上げておりますが、国庫負担の割合、基礎年金について二分の一への引き上げをするという前大臣のお考えは大切にしたいというふうに申し上げております。  しからば財源をどうするかということについて、今、委員は厚生省の話ではないと、何か人ご...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 一つの御見識であろうと思いますが、現実には施策を実行していく上で関係者が十分に協力できる体制でなきゃいけないという問題もあるものですから、その辺のところが難しいところでございまして、現時点では、新たな組織を設置するというよりも、極力関係者の理解を得る努力...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今回の雪印大阪工場における食中毒事件でありますが、大変にずさんな衛生管理が行われていたという疑いが濃く、国民の健康に直接かかわる食品を製造する企業としては安全確保に対する認識がまことに欠如していたのではないかと考えられ、まことに遺憾でございます。  そ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今回の事件を契機といたしまして、問題の本質は国民の栄養摂取の問題であり、特にカルシウムの摂取が日本人にとっては大きな関心事であるという御指摘、松崎委員は老人医療の方でも専門家でいらっしゃいますので、私もお話を聞いて強く印象づけられた次第でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 山本委員御指摘のとおり、今日、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患に悩んでおられる方は、成人では約二二%、子供さんで約三五%と言われております。親御さんの話題の中に子供さんのアレルギー疾患が出てくることは非常に多いと私も受けとめておりますし、私の子供も若干...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) このHACCP導入に伴う法律改正のときは、私の知る限りでは御党以外は全党御賛成でございました。私どもは、立法府の御決定に従って、より実態に合い、より効率的で、そして全体としての規制緩和の流れにも即応するより近代的な衛生管理方法を導入するというふうに考えた...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) そこは全く見解が違うわけでありまして、委員はその食品関係の製造は全部一品一品国が責任を持てとおっしゃっているのであるとすれば、それは私は認識が違うと思っております。HACCPそのものはより安全なプロセスを承認するということでありまして、今回の事件はその承...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) HACCP制度の基本についての認識は私と余り違わないことを委員は言っておられると思うんですよ。つまり、HACCPで承認をしたとおりやっていなかったじゃありませんかということを今るるとおっしゃったわけであります。ですから、最初の御質問のHACCP自身を法律...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 保健所の数が近年減少しているのは、平成六年の地域保健法の制定において、生活者のニーズを重視する観点から、住民に身近な保健サービスは住民に身近な地方公共団体である市町村において提供するということで、そして先ほど御指摘ありましたように、保健事務は法定受託が市...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 申し上げますが、本年六月末現在の調査によりますと、要介護認定申請件数は本年三月末の約二百四十八万件から約三十二万件ふえて約二百八十万件に伸びてございます。それで、百九十八万というのはあくまでも概算基準のもとの数字でございまして、これをどんどん上回っていく...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず、基本的認識について、委員は減っていることは明らかであるとおっしゃっておりますが、私は全くそうは思っておりません。  そのことをまず申し上げた上で、一割の利用者負担の考え方でございますけれども、これは利用者の方の中には所得の多い方も中にはございます...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員のお立場はお立場といたしまして、重ねて申し上げますが、サービス利用時の利用者負担につきましては、高額介護サービス費により負担上限を設けて、低所得者については低い上限額を設定して配慮しております。また、従来ホームヘルパーを利用していた方の負担が急激に増...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) この制度は新しい制度でありますから、私どもは常に謙虚に絶えず改善を図っていく努力は怠らないつもりでございます。  しかし、重ねて申し上げますが、利用者にも応分の御負担をいただきながら、みんなで支え合って必要なサービスを受けていただくという基本的な考え方...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私ども厚生省といたしましては、国会でお決めいただいた介護保険法をお決めいただいたとおり誠実に実施していくのが我々のあるべき姿だと思っております。
○国務大臣(津島雄二君) まず、機会を得なかったので申し上げますが、松谷裁判そのものについては、松谷さんが長い間、確定判決を得るまで苦労された、そのことについてはまことにお気の毒であると感じております。それからまた、判決を得て、行政上必要な措置、必要な手当の支払いは着実に進められ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 先ほども御答弁申し上げましたように、いろいろなケースについての大変にお気の毒な状況等が書かれてございますが、そのことについては詳細に調査検討をしているというふうに私は報告を受けております。    〔理事田浦直君退席、委員長着席〕
○国務大臣(津島雄二君) この原子爆弾被爆未指定地域証言調査、私もいろいろな機会に拝見をしておりまして、大変なことであったと思っております。  毎度御答弁しておりますように、個々のケースについてどのように扱うかは専門家による判断というものが大事であるというふうに考えておりますが...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) きょうは、最初の田浦先生、入澤先生、今井先生初め、多数の先生方からそのようなお話をいただいておりまして、私としては証言調査報告書については、今、精査、研究しているということをお答えしたわけでありますが、なお、私を含めてきちっとお話を聞く努力をしなさいとい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 二〇〇一年に横浜で開かれる世界会議、これは私どもも大変に注目をいたしておりますし、平成八年のストックホルムにおける会議で清水委員は政府代表を務めていただいて、大変に大きな成果を上げられたと聞いております。委員からの御指摘もございますとおり、私たちもこの仕...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 堂本先生の長い経験を踏まえたお話、まことに感銘を受けて聞かせていただきましたが、今回神奈川県で起こった事件を嚆矢として神奈川県で電話相談を始めたと。私は大変結構なことだと。また、テレビ等マスコミでも好意的に取り上げてくれているのもありがたいと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 一つお答えが残っておりますが、子育て中のお母様方等に必要な子育て支援をするということでございますが、これについてはもう委員よく御存じのとおり、地域子育て支援センター事業として平成十一年には九百九十七カ所、新エンゼルプランにおいては平成十六年度には三千カ所...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 堂本委員御指摘の女性に対する暴力問題、体制が大変に不備であるという認識を私も持っております。  本年七月三十一日に総理府の男女共同参画審議会から内閣総理大臣に対しまして、女性に対する暴力に関する基本的方策についての答申がなされたことは御承知のとおりであ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) けさから雪印乳業食中毒問題、いろいろと取り上げられてまいりましたが、西川委員から大変前向きな、大事な問題点を御指摘いただいたと思っております。  それは、食品製造施設の従業員に対する衛生指導や教育訓練がどうなっているかと。HACCP自体がよかったか悪か...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 確かに、委員御指摘のとおり、集団給食施設につきましては営業じゃございませんですから、営業許可をするとか取り消すとかいう規定は準用されていないわけでありますが、だからといってこれを放置しておくわけにもいかないということで、社会福祉等関連部局と連携しながらそ...全文を見る
08月29日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(津島雄二君) 委員御指摘のとおり、また過去において本院から御指摘いただいておりますように、公的年金制度の安定的な運営を進め、国民の年金権を確保するために、国民年金の第一号被保険者を中心とする未加入、未納の解消は大変重要な課題でございます。  御指摘のとおり、なかなか...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず最初に、専門家として日ごろ厚生行政に大変御協力をいただいております南野委員に心からの敬意を表したいと思います。  御指摘のとおり、介護保険制度、国民的な議論の上で四月から実施をされたわけでございますが、何と申しましても全く新しい制度でございますから...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御指摘のとおり、これまでの実施状態、またそれに対する御意見の中で幾つかの問題点が浮上してきております。  それを簡潔に挙げてみますと、第一に、介護支援専門官、つまり介護認定をいたす一番大事な方々、ケアマネジャーとも言われておりますが、この方々が現場で期...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員御指摘のとおり、PCB廃棄物の保管が難しい問題になってございます。最近、調査をいたしましたけれども、これまでの調査で紛失のケースがかなりあるということもまた事実でございます。  なぜそういうことになっているかと申しますと、どうしてもこれは処理が難し...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 一般論で申しまして、阿部委員御指摘のとおりモニタリングをできるだけやる、検体数もふやすし箇所もふやす、それが望ましいこと、これは私もそのとおりだと思います。  そのために、これはそれなりの体制なりいろいろ要るわけでございますけれども、一般論として申しま...全文を見る
08月30日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(津島雄二君) 八月になりますと長崎、広島の原爆を忘れることはできないわけでございますが、そういう中で、委員御指摘のとおり、当院の国民福祉委員会におきまして大変熱心な御議論をちょうだいいたしました。また、御指摘のとおり、森総理が長崎の行事に参加をしたときに多くの方に御意...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私も、おいでになりました被爆者の方々に、二十世紀の最大の悲劇の後遺症を次の世紀に残したくないと申し上げたことはそのとおりでございます。  問題は、今回の証言調査報告書で取り上げられております健康に対する不安やPTSDなどの新しい要素というものを科学的に...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 先ほど御答弁申し上げましたように、やはりそれなりのきちっとした対応をいたしませんと国民の理解は得られないという面もございますので、最大限の努力を、一年を超えることのないようにいたしますので、御容赦をいただきたいと思います。
○国務大臣(津島雄二君) 今回の検討に当たりましては、今お話が出ておりますような新しい要素も評価していただくわけでありますから、それにふさわしい各分野の学識経験者にお願いしたいと考えております。  ただ、その際に、被爆地域にかかわりのある方で専門的な知識を持っておられる方にも参...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御指摘のとおり、今後の急速な高齢化による医療費の増加を考えますときに、医療保険制度の抜本的な改革を行い、持続性のある制度を構築するということは社会保障制度のあり方として基本的な今課題であると思っておりますし、また、委員御指摘のとおり、もはや猶予を許さない...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいま委員御指摘になりましたように、高齢者医療制度のあり方につきましてこれまで各方面からさまざまな考え方が示され、これが昨年八月の医療保険福祉審議会の意見書で四つの考え方に集約してあるわけで、今、大体委員がお触れになったわけでございますけれども。  ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 高齢者医療制度をどう見直していくか、本当に大きい問題でございます。  ずっと申し上げておりますように、まだ意見を集約するに至っておりませんが、去る三月二日に厚生省に高齢者医療制度等改革推進本部を設置いたしまして、省を挙げて取り組む体制を整えたところでご...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 高齢者医療制度につきましては、先ほど申し上げましたように、高齢者医療制度等改革推進本部を設置して省を挙げて取り組んでいるわけでございまして、平成十四年といいましても来年中には議論してこの大きい問題に方向性を決めなきゃいけないというわけでございますから、こ...全文を見る
09月05日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○国務大臣(津島雄二君) 私がちょうど十年前に同じく厚生大臣をやっておりましたときに、その前の年、つまり平成元年の合計特殊出生率が一・五七となったと。これは、それまでに格別に出生率が低かったのがひのえうまの年の一・五八でございました。それをすらも下回ったということで大変にこの一・...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 申すまでもなく、人口が静止状態と申しますか減らない置きかえ水準というのは、委員御承知のとおり二・〇八ということになっております。そのことはそのことといたしまして、そもそも近代社会というものは結婚や出産があくまでも個人の自由な選択にゆだねられておるわけでご...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員が引用されました上村論文の論旨は確かにいろいろ参考になる面はございます。  特に大切なことは、今の出生率の低下という現象が我が国社会の変化を背景にしているということ、その変化の中で出生率低下に歯どめをかけるにはどこが大切かということを指摘しているわ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 少子化の問題を考えてまいりますと、日本の社会がどういうふうに変わったかという中で、日本人の持っている心のあり方というものとかかわっているという今の御指摘は、私は全くそのとおりであろうと思っております。  これは文化論の分野でございますから、議論いたしま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大丈夫です。
○国務大臣(津島雄二君) 松田委員から大変ありがたいお励ましをちょうだいして感動しておりますけれども、御承知のとおり、企業年金というのはいわゆる公的年金を補完する年金制度の三階部分と言われておるわけでありますが、多くの勤労者にとって非常に大事な老後の保障になってございます。具体的...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 年金積立金の運用が将来世代の負担の軽減にもつながり得る、その一方で大変貴重な被保険者の利益も守るために、安全、確実、効率的に運用しなきゃならないということは御指摘のとおりでございます。その両方の要請の間でできるだけよりよい運用結果をもたらすという努力はし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 最近におきまする食品に対する異物の混入、また消費者、国民一般の不安感というものを私どもは重く受けとめなければならないと思っております。国民の生命と健康にかかわる食品衛生行政でございますから、非常に重要な責任があると思っております。  厚生省といたしまし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今、川橋委員が御指摘のように、自殺がふえておる、そして平成九年から十年にかけて著しく伸びておるというようなことについては、私はやっぱり日本の社会全体の諸条件がかかわっているということは否定できないんではないかという感触は持っております。と同時に、社会的に...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 生活保護の制度のあり方でございますけれども、もう委員御承知のとおり、これは憲法にゆえんするような、国民の文化的な最低生活を保障する、国民の権利にかかわるものでございます。非常に大切な制度でございますけれども、また同時に、健康で最低限度の生活が維持できると...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 重ねての御質問でございまして、私も御答弁、舌足らずの点がございましたので補足答弁させていただきますが、今のように、生活保護の本旨に基づいて当然保護を受けられるべき方が受けられない、社会の片隅で忘れられたり、あるいは心理的な抵抗もあるものだから無理に遠慮を...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大変厳しい雇用情勢でございますが、介護サービス分野は新規雇用創出の上で非常に重要な分野であるということは申すまでもございません。そういうこともあり、また新しい制度を定着させるために、私どもとしては、介護福祉士については年間四万人、ホームヘルパーについては...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医学、そしてまた公衆衛生に対する該博な御知識を持たれる松崎委員の御質問でございますが、私は幾つかの点で実は申し上げなきゃならないことがあります。  一つは、二十工場を検査し、そして委員会を設けて審査の上、これらの工場には問題がないという宣言をやった。そ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今回の雪印の事件にかかわりまして、HACCPというシステム自体に問題があるのではないかという御指摘が何回かこれまで国会でもございました。ただ、事実関係を念査してみますと、今回の問題は、HACCPの過程として厚生省が認可をいたしました部分以外の部分、つまり...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御質問に対しまして若干総論的にお答え申し上げたいと思いますけれども、医療費の増大がいろいろな意味で課題になっております中で、行政の側から申しましても、また医療を担当する方々の方からも、やはり国民のためにはできるだけ効率的に医療サービスが提供されなければな...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 予防医学的な検証を進めて医療資源の効率的な運営をするということは非常に大事なことであろうと思います。  ただ、医療保険との関係につきましては、給付の対象にするということになりますと、それが専門的に見て統一的な療法として確立されて、そしてその適用と効果が...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ダイオキシン問題は、厚生省にとりましても、その主要な排出源が廃棄物焼却施設であるということから、排出量の削減が急務になっております。  現在では、昨年の三月に政府において取りまとめましたダイオキシン対策基本指針に基づき、平成九年の排出総量から五年後の平...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 災害救助法が適用されている場合には当然生活必需品の支給が行われますが、今、委員御指摘の九月二日の全員避難指示以前から自主的に避難された方はどうかということですが、現にこれらの生活必需品がなくて困っておられる場合には当然支給することが可能であります。  ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 確かに、避難の際にはいろいろと慌ただしいので、必要な被保険者証を持ってこなかったというようなケースもあり得ると思いますが、氏名、住所等を避難先の事業者に申告することによってサービスを受けることができる、そういう取り扱いも可能でございます。そして、この旨、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 介護保険の制度は、何と申しましても全く新しい制度を導入したわけでございますし、これまでは、類似のサービスが提供されていたとしても、それは措置としていわば行政的な配慮で行われていた。今度は、国民全体あるいは地域住民が助け合うということの中で、保険制度として...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私も、昨日は新潟県まで行ってたくさんの方、市長あるいはケアマネジャー、ヘルパーの意見を聞いてまいりましたし、先週は東京都のある区の実態をお調べをいたしました。また、全国から関係者に集まっていただいて全く率直な御意見を伺いました。全体として、この制度はやは...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) それは当然のことでございまして、今我々がやっている一番の仕事はそれでございます。私自身が出向いてやっております。ただ、四月から始まった制度でございますから、その資料はまだ完全に整っておりませんから、だから歩きながら調べ、考え、よりよい制度をつくっていきた...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今調査中でありますから、それは調査が整えば、そして皆様方に客観的に御議論いただけるようなものであれば、できるだけ早くそれは公表するのは当然でありますけれども、今いつということは申し上げません。
○国務大臣(津島雄二君) それは当然のことであります。さっきから何度も申し上げておりますように、私自身も出かけて、きのうも新潟県内のどこどこの町村でどれだけ軽減をしている、どこがどれだけと詳細に聞いております。
○国務大臣(津島雄二君) それは、先ほどから申し上げているように、しっかりとした全体像が把握できる調査が整えば、それは国会においても、介護保険を支えてくれる多くの国民の方々の支持を受けるためにも、それは示して一緒に考えるのが当たり前です。約束しない方がどうかしているんです。必ずや...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 介護保険法を提案いたしましたときに御党は反対をなさいましたが、今この介護保険制度は国民の理解を得て、利用されやすいように期待をしているとおっしゃったことは大変ありがたいと思います。お励ましだと思ってありがたくちょうだいをいたします。
○国務大臣(津島雄二君) 先ほどから答弁をいたしておりますように、この介護保険はいよいよこれから本番になりますので、私どもも、私からすべての関係者も、国民各位の、そして地域社会の声を真剣に受けとめながら一生懸命取り組んでまいります。よろしく御支援のほどをお願いいたします。
○国務大臣(津島雄二君) 福島委員御指摘のとおり、EUにおきましては、大豆を含む非遺伝子組みかえ食品における遺伝子組みかえ食品の混入率が一%以下であれば表示を義務づけないという主張をし、これに対して、それは余り現実的でないというアメリカと大変な対立になっているのは御承知のとおりで...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員おわかりのとおり、今おっしゃっている問題は特許申請中の技術に関する情報をどうするかということで、これは特許を守っていく、情報を守っていくという非常に大事な法益にかかわる問題でございまして、一方的に厚生省がこの部分については自由自在にみんな公開してしま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) これは私も法律家のあれでありますけれども、著作権法上の問題との非常に難しい問題でございまして、残念ながら委員と私は意見は異にいたします。
○国務大臣(津島雄二君) 岩本委員のお話、真に求めるべきものは本当の意味の豊かさであるというお話に感銘を受けております。  申すまでもなく、国民の健康と安心にかかわる、またセーフティーネットにかかわる社会保障制度を厚生省は担当しておりますけれども、その目指すところは真の豊かさで...全文を見る
09月20日第149回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○津島国務大臣 最初に委員会の皆様方におわびでありますが、臨時閣議が長引きまして、江田委員の御質問まで参加できなかったことを申しわけないと思っております。  そこで、CJDという非常に重篤な病にかかられた方の問題でございますけれども、大変に重い病気であり、またこれに対する療法も...全文を見る
○津島国務大臣 大変に要点に触れた御質問であると思います。  まず最初に申し上げなきゃならないのは、新しい医学の処置とか療法とか、あるいは薬とかが開発をされてまいりますときに、常に何らかのリスクがあるわけですね。最初にそれが利用され始めたときにどういう問題が出てくるかというのは...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のような相互の伝達の仕組みは常に改善しなきゃならないと思います。  今のライオデュラについて申しますと、私が報告を受けているところでは、第一症例、第二症例とアメリカで症例報告がございましたときも、なぜそうなるのか、これはまだわかっていない。プリオンという原...全文を見る
○津島国務大臣 事実に照らして先ほど申し上げましたが、その当時の事情をどういうふうに判断するかは、今、事実を示し、法的機関の判断を求めているところでありますから、その判断を……(発言する者あり)私の考えは申し上げたとおりでございます。
○津島国務大臣 国民の生命、健康を守らなければならないというのは、私どもの最大の使命であると思っておりますので、絶えず努力をさせていただいておりまして、平成九年一月に厚生省健康危機管理基本指針というものを策定いたしまして、そして、先ほど委員がちょっとお触れになりました、横の連絡な...全文を見る
○津島国務大臣 まだ読んでおりません。
○津島国務大臣 薬害の被害を受けられた家西委員からのお話でございまして、私ども、本当に身につまされる思いで拝聴させていただいております。  今回のCJDにつきましては、私としては、すべて資料は公開をして、皆様方あるいは関係者、また裁判所、全部共有した上で議論をしようという方針で...全文を見る
○津島国務大臣 HIVの問題で多くの方の御努力、わけても家西委員のお力もございまして、ある意味では、医薬品副作用被害救済制度をかりながらあの問題の解決を図ったことは御承知のとおりであります。  しからば、同じように今回のCJDについてもできないかということについて、我々悩みを持...全文を見る
○津島国務大臣 先ほども申し上げましたように、訴訟がまず出てきたという点がHIVのときの処理と違う形になった、これは委員に御理解をいただきたいわけです。当事者としては、訴訟でやはりきちっとした考え方を示して、その判断を待つ、それに従って処理をする、これが日本の司法制度の本道だと思...全文を見る
○津島国務大臣 現在、ヒト乾燥硬膜の移植によってCJDを発症した患者さん、遺族等から、国等に対して損害賠償を求める訴訟が提起されていることは、御承知のとおりでございます。  この病気は大変な難病でございまして、患者さん、そして御家族の皆様方の御苦労は本当に大変なことである、そう...全文を見る
○津島国務大臣 けさの御答弁でも最初に申し上げましたが、私ども、まず人間として、難病にかかられた患者さんや御家族の皆様方の御苦労に対しては、もう言葉で尽くせないと思っております。これは恐らくみんな共有をしておると思います。  それをまず申し上げた上で、私や総括政務次官がここで御...全文を見る
○津島国務大臣 この七三年の承認審査におきましては、国立衛生試験所で実施された無菌試験結果も得て、当時の医学、薬学的知見に基づき、その安全性、有効性等の審査が行われたものであり、承認審査における欠陥はなかったと考えております。  ちなみに、その後も我が国以外でもこの乾燥硬膜は利...全文を見る
○津島国務大臣 当時のCJDに対する世界全体の医学の認識の状況を背景として御理解いただかなければならないのであって、今委員が御指摘になるようないろいろな論文はあったかもしれません。しかし、どの国も、このことについて何がしかの知見があるからやめなさいというようなことは、それこそ一九...全文を見る
○津島国務大臣 クロイツフェルト・ヤコブ病は大変に重篤な病でございまして、まず最初に私が感じておりますのは、その病を得られた患者さん、そして家族の皆様方のお苦しみ、御労苦は大変なことであろうということ、これが第一でございます。  そのために、難病対策という意味で、国としては、で...全文を見る
○津島国務大臣 毎度お答えを申し上げておりますように、この問題は、基本的に難病対策に対する行政のあり方という立場で対応するのが筋である。  行政責任の問題になりますと、これはおのずから法的にきちっと結論を出すべきで、私どもは、日進月歩の医療技術の進展の中で一体どこまでリスクが許...全文を見る
○津島国務大臣 率直にお答えをしておるところでございまして、私は、人間として、政治家として、行政が難病の方に何ができるかという立場で誠実に対応すべきだ、かように考えております。
○津島国務大臣 重ねて申し上げますが、政治家として、また個人として、本当に難病の方は大変であろう、お気の毒だ、このために行政上可能なあらゆることをしてあげなければならないという責任を感じております。
○津島国務大臣 教訓といたしましては、医療というものが絶えず大きなリスクにさらされているなということでございます。  そのリスクを完全にゼロにするためには、新しいことは一切禁止、これしかないわけでございます。ですから、その辺のところはどこまでリスクをかけて新しい技術に入っていく...全文を見る
○津島国務大臣 今、本件についてのアメリカの対応と比べてのお話でございましたね。午前中も御答弁があったと思いますが、アメリカで第一症例が出ました一九八七年の段階は、何が原因であるかはっきりわかっていなかったが、特定のライオデュラとCJDの関係が疑わしいということになって、特定のラ...全文を見る
○津島国務大臣 事務当局から答弁してもらいますが、アメリカでは日本のような悉皆的な調査はしていないと思っております。
○津島国務大臣 先ほど家西委員にもお答えをいたしましたけれども、基本的には、大変に苦労しておられる患者さんと御家族のために難病対策として何ができるか、行政上可能なぎりぎりまで研究をし模索をしていかなければならないということで、今いろいろと研究をさせていただいております。
○津島国務大臣 これまでの経緯について数々のお話を伺ってまいりましたが、毎度申し上げておりますように、この大変な難病にかかっておられる患者さんと御家族に対しては、私ども行政の方でできる限りのことをしなければならないと思っておりますし、それが私どもの責任の所在であるというふうに思っ...全文を見る
○津島国務大臣 いろいろ御意見でございますが、やはり国民の健康を守る立場の薬務行政担当者は、議論もしないでというお言葉は受け入れることはできないと思います。常に、そのときに入手可能なデータを基礎に議論をした上で結論を出しているというふうに私は確信しております。
○津島国務大臣 委員のいろいろな御指摘、やりとりを今拝聴しておりまして、その中に大変に建設的な問題点の指摘があるなとまず感じさせていただきました。  それは、私自身感じておりましたけれども、研究班というものをつくって、それこそ二十も三十もつくって、そして最高の方の知見を集めてい...全文を見る
○津島国務大臣 専門的な補足をしていただきたいと思いますが、私はやはり難しいと思っております。まさにそれゆえに、今裁判所で判断をしていただくということになろうかと思います。  私は専門家ではございませんが、専門的な補足をしてもらおうと思います。
○津島国務大臣 申し上げますけれども、予見可能性という意味において、確実に何が起こるかわかるという状態、これは法律的にも非常に判断が難しいと思うのです。  そこで、私が申し上げておるのは、行政上の責任の基礎になる予見可能性というものは、やはり客観的事実と法に照らして判断してもら...全文を見る
○津島国務大臣 けさほどからの御議論で私は一貫して申し上げておりますが、まず我々の責任は、厚生行政の中で、この難病で苦しんでおられる、しかもある意味では医原病の方々のためにやれることはできるだけやる、こういうふうに申し上げたところでございまして、今のこの御指摘に対しては個別の方の...全文を見る
○津島国務大臣 今後の課題として一番大きい問題点の一つを御指摘いただいたと思っております。  これからはこういうケースを皆無にしたいという願いは、委員各位と私は共有しておると思いますけれども、そのためには、何をおいてもしっかりした情報収集、そしてその情報を関係の医療機関に提供す...全文を見る
09月27日第150回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(津島雄二君) 白浜議員から、介護保険につきまして総理が御答弁されました点のほか、私どもの方に二点につき質問がございました。  まず、介護保険の保険料免除についてのお尋ねでございますが、介護保険制度は介護を国民皆で支えるものであり、一定の所得層の方の保険料を一律に免除...全文を見る
09月28日第150回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○津島国務大臣 お答え申し上げます。  高齢者の保険料は市町村によって当然異なるわけでありますが、基準額は全国平均で二千九百円でございますね。これに対しまして、この基準額をもとに所得段階別の五段階を設定していることは委員御承知のとおりでございますが、一番低い方が、世帯全員が市町...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、介護保険制度は非常に大きい制度を多くの国民に適用するという今大事な段階になっておりますので、今度の与党の御提言のような現場の実情に即した声には、私ども真摯に耳を傾けてまいりたいと思っております。  そういう中で、一定の所得層の方に保険料の配慮...全文を見る
○津島国務大臣 菅議員御指摘のとおり、御党から七つの提言がきょう出されたことを伺いました。また、私ども、与党三党からも介護保険制度の定着へ向けた改善方策について昨日申し入れをいただいております。  厚生省といたしまして、何としてもこの介護保険制度を安定させるためには、やはりその...全文を見る
○津島国務大臣 委員、具体的な例を挙げて御質問でございますが、具体的な例について、例えば今のお話、障害者認定の問題も絡むんじゃないかと思いますけれども、そのような話は具体論になりますから、お答えはここでは避けたいと思います。  いずれにいたしましても、介護サービスの利用料は、基...全文を見る
○津島国務大臣 ただいまの御意見でございますけれども、基本的には、この介護保険が今どのように各地域で受け入れられているかという判断でございますけれども、最初の委員の御指摘のところから、私どもとはいささか認識が異なっております。  我々、私自身も各地を訪ねて回っておりますけれども...全文を見る
○津島国務大臣 委員、大変立派なパネルをおつくりになったわけでありますが、まず、そのパネルの中で基本的な問題は、これは年金の金額だけでお比べになっているんですね。私どもの段階は、年金のほかにほかの収入、給与の収入も含めて見ておりまして、これを含めて見るのは当然のことでございまして...全文を見る
○津島国務大臣 大変強いトーンでおっしゃっておりますけれども、私は、本当の思いやりというのは、立派な介護保険制度が定着をして、そして多くの国民の方が必要な場合には必要な介護が受けられるということが大事であろうと思っております。  さっき委員がおっしゃった、いわゆる第二段階までの...全文を見る
○津島国務大臣 先ほどからの委員の御質問に対して、正確にまず事実関係を申し上げておかないといけません。  平成九年八月の与党協議は、先ほど総理が申されましたように、当時の自社さの枠組みの話でございます。このときに決まりましたのは、薬価制度や診療報酬、高齢者医療制度、医療提供体制...全文を見る
09月29日第150回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(津島雄二君) お答え申し上げます。  社会保障制度は、言うまでもなく国民の生活の安定に不可欠な社会のセーフティーネットであり、今、委員が御指摘のような状況にあると思います。すなわち、国民お一人お一人の健康と安定にかかわっているにもかかわらず、将来どうなってしまうので...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答え申し上げます。  御指摘のとおり、将来の社会保障制度の帰趨を決するのは、負担にたえられるかどうか、負担にたえながら安定した国民のセーフティーネットを提供し続けるかどうかということに尽きるわけでありますが、年金、医療、介護など、既に今でも七十兆、恐...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) お答えに先立ちまして、御注意がありましたのでつけ加えさせていただきますが、私どもが苦労しているのは、負担をどうするかということもございますが、やっぱりここまで育ててきた立派な日本の社会保障制度、年金や医療保険を国民の皆様方が安心していていただけるようにさ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員御指摘のとおり、私も東海集中豪雨の後の惨状を見まして、水も大変であったけれども、あの廃棄物の散乱の状態はまことに驚くべきものだと思っておりました。厚生省としても、事態が重大であることを十分認識をいたしまして、先般、担当職員を現地に派遣して状況の把握に...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいま総理から御答弁ございましたように、御指示を受けまして、八月二十四日に地元住民の方に直接お会いいたしまして、そこから私どもとしては真剣にこれに取り組むことを決定いたしました。  証言調査報告書を科学的に詳細に検討させていただいて、特にPTSD、心...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) そのとおりでございまして、私も現地でなくて、お話を伺っただけで大変に感銘を受けた点がございました。  そこで、今度の検討会は、この証言調査報告書に掲げられている心理的影響に関する面談調査及び健康状態、世帯の状況等に関する調査の結果などを科学的に評価する...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 少子化対策が大事な中で、こういう地味ではあるけれども大事な問題を取り上げていただいておること、私どもは大変感銘を受けております。  出産育児一時金はその性格上分娩後の支給となる、御指摘のとおりでございまして、医療機関等への費用の支払いに支障を来す若い方...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 現行の年金制度がいささか、精緻にできてはいるけれども難しい、私も率直に言ってそういう感じを、長年やってまいりましたが、持っております。  そういう中で、最近主婦の方が、余裕ができたら働く、そしていろいろな事情があってまた戻られるときに、第三号被保険者、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まだそこまで実態を確かめておりませんので、今の仮定の御質問にお答えするのもちゅうちょさせていただきます。
10月03日第150回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(津島雄二君) ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、健康保険法等の一部を改正する法律案について申し上げます。  今後の急速な高齢化等による医療費の増加を考えます...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 鈴木委員から、私に対しまして、幾つかの重要な点について御質問がございました。逐次お答えさせていただきます。  まず、高齢者像の変化という観点から、今回の健康保険法改正案をどのように評価しているかという御質問でございました。  御指摘のように、少子高齢...全文を見る
10月12日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第1号
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○津島国務大臣 竹下委員の少子化の御質問に答えます前に、冒頭お触れになりました鳥取県西部地震について一言申し上げます。  現地では今も余震が続いておりますし、それから相当多数の方がまだ避難生活を余儀なくされておりますので、私どもといたしましては、地元の地方自治体ともよく連携をい...全文を見る
○津島国務大臣 少子化対策の推進に当たりまして、政府ばかりでなくて国民的な理解や広がりを持って運動をしていかなきゃならないということ、委員の御指摘のとおりだと思います。家庭や子育てに夢を持つことができる環境を社会全体で整備していくということに尽きると思います。  このために、今...全文を見る
○津島国務大臣 鴨下委員御指摘のとおり、自殺が死亡要因として非常にふえている、これは看過できない現象でございます。これをどのようにして抑止をしていくかということは、原因が複雑でございますからなかなか簡単な施策で対応することはできないわけであります。自殺者の増加が社会経済に与える影...全文を見る
○津島国務大臣 鴨下委員御指摘のとおり、日本は少子高齢化時代で大きな問題を抱えているが、これに取り組むだけの経済的な力も持っている。それからまた、そういう意味では薬に対する大きなマーケットを持っている。そういうことを前提といたしますと、医薬品産業というものが、厚生省の側からいうと...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、厚生行政は国民の健康や安全に直接かかわっておりますし、また、高齢者等への社会サービスの提供、生活保護のような分野、いずれも国民生活に非常に深い関連を有しておりますから、そこの行政がちゃんと行われているかを客観的に評価をすることは大事であろう。今...全文を見る
○津島国務大臣 大変に重要な、基本的な問題の御指摘だと思います。  厚生省の役割は、ある面でいきますと、社会政策総合官庁であると私は思っております。国民生活の安定を図っていくために、場合によっては、厚生省固有の年金や医療ばかりでなくて、それこそ予算とか財政、税制に至るまで社会政...全文を見る
○津島国務大臣 小池委員の御指摘は、全くそのとおりでございます。今、日本の経済がなかなか活性化しないということの中に、国民がそれとなく将来に対する不安を持っておる、社会保障制度というものが深くこれにかかわっているという御指摘は、全くそのとおりだと思います。  私どもが今国会に提...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のとおり、鳥取県西部地震につきましては、まだ相当数の方が避難をしておられるし、余震も続いております。  避難をされている方については、先ほど政務次官から申し上げましたが、これからも地方自治体において食事や生活必需品の提供等が着実に行われるように、厚生省とし...全文を見る
○津島国務大臣 国の貸借対照表をつくる上で、公的年金の扱いが最大の難しい問題だというのは御指摘のとおりでございまして、これは国際的にも会計上の定説はございません。したがいまして、大蔵省もこれは容易に結論を出すことができないわけで、かなり入念な打ち合わせがございました。その結果とい...全文を見る
○津島国務大臣 介護保険施行後六カ月を経過いたしまして、サービス現場や市町村を初めとする関係者の方々の大変な御努力によりまして、全体として見れば、おおむね順調に実施されてきているという認識を私は持っております。また、いろいろ調べてみますと、サービスの利用者数やサービス提供量の拡大...全文を見る
○津島国務大臣 六カ月一生懸命やってまいりましたが、やはり現場の方の苦労は大変であったと思います。  私どもにとって大事なことは、現場の御苦労に真摯に耳を傾けて、この制度の定着を図るということに尽きると思うわけでありますが、私も何カ所か見て回りましたし、今言及されました与党のプ...全文を見る
○津島国務大臣 いわゆる寝たきり老人についてはゼロ作戦を目指した、これはちょうど十年前にゴールドプランを私が厚生大臣として打ち出したときから打ち出しておったわけであります。それで、将来的に自立高齢者の割合を九割程度に引き上げるということを目指したわけであります。  具体的にどう...全文を見る
10月17日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○津島国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、健康保険法等の一部を改正する法律案について申し上げます。  今後の急速な高齢化等による医療費の...全文を見る
10月18日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○津島国務大臣 田村委員御指摘のとおり、社会保障制度の形が二十一世紀の日本の国と社会の形を決めるとさえ言っていい重要な課題であろうと思っております。  そういう中で、我が国の人口構造もどんどん変わってまいりまして、世界に類を見ないスピードで高齢化が進んでいるわけでございます。御...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、もろもろの統計によりますと、日本の総医療費のGDPに占める割合は必ずしもそれほど高くない。そういう中で、医療制度の果たしている役割を検討いたしますと、OECD自体は非常に高く評価をしてくれておるわけでございます。平均寿命が世界一であるとか、ある...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、日本の医療制度はOECDによっても高く評価をされておりまして、皆保険を基礎として国民全体に良質な医療サービスを提供していることは事実でございます。その一方で、世界一のスピードで高齢化が進んでくる、これから累積してまいります医療費をどのように賄っ...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のとおり、高齢化が進んでまいりますと疾病構造が変わってまいります。これに対応して、国民の期待にこたえられる医療制度の運営が進められるようにということで、今回医療法等の改正で医療提供体制の見直しを御提案申し上げているわけであります。  具体的には、患者の病態...全文を見る
○津島国務大臣 良質な医療を提供するためには、医師、歯科医師の資質の向上とあわせて、需給が適切でなければならないと考えております。その点では、委員の御指摘と全く同じ認識を持っておるわけであります。  特に、歯科医師の場合には、もう既に御指摘のとおり、昭和六十一年七月に意見を出し...全文を見る
○津島国務大臣 低迷する経済の中で、高齢化社会を前に我が国の社会保障制度が大変厳しい局面に立たされていることは、委員が御指摘のとおりでございます。  そのことは、これまで国民皆保険制度によって国民にひとしく良質な医療を提供してまいりました我が国の医療制度についても同様でございま...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘の本年四月の診療報酬改定でございますけれども、これは、小児医療や救急医療の充実など国民にとって良質かつ効率的な医療サービスを提供するために必要な改定を行ったものでございます。  また、今回提案しております健保法等の改正の趣旨は、医療保険制度の安定を確保...全文を見る
○津島国務大臣 さきの通常国会におきまして提案した健保法改正案は、本年七月一日施行を予定しておりましたので、それがかなわなかったことによってどういう影響があったかという形でお答えをいたしたいと思います。そして、委員御指摘のとおり、その結果多くの方に御苦労をおかけしているということ...全文を見る
○津島国務大臣 最近相次いでおります医療事故につきまして、国民の医療に対する信頼が大きく揺らぎかねないという御指摘はそのとおりであろうと思います。私たちもこの状況を真剣に受けとめまして、医療の安全性向上と信頼性回復のために、私ども厚生省、行政側はもちろんのこと、医療関係者も一体と...全文を見る
○津島国務大臣 一言で申し上げますと、御指摘のような認識は私も持っております。  ただ、これまでどおり保険制度を基礎にしてやっていくことが給付と負担が連動し効率化へのインセンティブが内在されるという意味では、これは無視できないと思うのですけれども、これからも高齢者医療制度につい...全文を見る
10月20日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○津島国務大臣 吉川委員御指摘のとおり、高齢者医療制度の展望を示すことが今喫緊の課題となっております。これなくして次の時代に耐え得る医療制度はできないと思っております。  委員御指摘のとおり各方面からさまざまな考え方が出されておりますけれども、現時点では一つに集約することが極め...全文を見る
○津島国務大臣 二つの御質問をいただきましたが、二つとも高齢者医療を考える上で重要なポイントであろうと思います。  まず最初の点、我が国の人口構成が変わっていって、世界に類を見ないスピードで高齢化していく、御指摘のとおりでございます。また、戦後の人口構成も、団塊の世代というのが...全文を見る
○津島国務大臣 我が国の医療制度は、国民皆保険制度を基礎とし、国民にひとしく良質な医療が提供されてまいりまして、例えばWHO等におきましても、世界最高水準であるという御評価をいただいていることは御承知のとおりであります。  しかし、今後の急速な高齢化の進展等によりまして医療費が...全文を見る
○津島国務大臣 平成十二年度の予算について残された唯一の予算関連法案、健保法等につきまして御審議をお願いしておるわけでありますが、まず最初に、この問題について桝屋委員から賜りました御叱責あるいは御助言、心から感謝をしておるところであります。  そこで、前の通常国会でも御議論がご...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、日本の精神病床数は、若干減少傾向にはありますけれども、他の先進国と比較して多いことは事実でございます。  今回の医療法改正案におきまして、その他の病床については一般病床と療養病床の二つに区分するということにいたしましたが、精神病床をどうするか...全文を見る
○津島国務大臣 社会保障のあり方についての基本的な御議論でございます。  高齢化が進んでいく中で今のままの制度がもつかということについては、私も前に申し上げましたように、いろいろ危惧される面があることは否定できません。ただ、御承知のとおり、アメリカはもちろんでございますけれども...全文を見る
○津島国務大臣 医療事故を防止いたしますために、行政側の努力が必要なことはもとよりでありますが、同時に個々の医療従事者や医療機関もみずから主体的に取り組みを進めていただくことが重要であります。官民挙げてやらなければならないわけであります。  米国におきましては、委員御指摘のとお...全文を見る
10月25日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○津島国務大臣 社会保障制度は、申すまでもなく国民生活のセーフティーネットとして極めて重要な機能を持っておりまして、国民に信頼され、将来にわたって安定的、効率的な制度として運営をされなければならないわけであります。  そういう立場から申しますと、今委員御指摘のとおり、昔にタイム...全文を見る
○津島国務大臣 委員が御指摘のとおり、社会保障制度について場当たり的な姿勢ではいかぬ、そのとおりであります。そして、選挙を前にして政治家が選挙目当ての言動にとどまるならば国民の不信を買う、そのとおりであります。私は、与党ばかりでなくて、野党の皆さん方にも同じ気持ちを共有していただ...全文を見る
○津島国務大臣 私が申し上げているのは、与野党で議論をして、国民が参加できるような社会保障制度への議論の積み重ねをしようではないかとお訴えをしたわけであります。  そういう立場から、先ほど委員がお触れになりました今回の有識者会議の報告でございますけれども、明日正式に提出になると...全文を見る
○津島国務大臣 社会保障制度は国民生活のセーフティーネットでありますから、それがしっかりしないという声が多いときに国民が不安になり、それが消費活動の停滞を生むという御指摘、そのとおりだと思います。  そこで、今、平成十四年度には改革に着手できるようにと言ったのを、悠長にとおっし...全文を見る
○津島国務大臣 今の委員のお話でようやく議論がかみ合ってきたなという感じがいたします。  将来の負担がどうなるか、それをどういう形で賄うかということは、これから真剣に御議論をする中から国民的な認識の統一ができてくると思うのであります。  先ほど総務審議官からお答えいたしました...全文を見る
○津島国務大臣 抜本改革がやや先に延びておるということは残念でありますが、私は、やはり一番大きかったのは、日本の経済が大変な低迷状態になったことだと。前回の医療保険制度改正のときは、金融機関の破綻のような問題が表面化する直前でございました。その後、日本の経済が大変に難しい状態にな...全文を見る
○津島国務大臣 三年前、私はこちらに座っておりました立場からお答えをいたしますが、確かに、一割負担について、若年世代の負担との均衡やコスト意識の喚起といった観点から、定率負担とすべきであるという有力な御意見があったことは承知をしております。九年の改正の際に随分この問題は議論をいた...全文を見る
○津島国務大臣 今国が薬剤費を肩がわりしている問題は、その根拠となった法律にはっきり明記されておりますように、抜本改革と申しますか医療費の自己負担の問題についてきちっとした結論が出るまで、すなわち、今御審議いただいているこの法律が成立するまでの措置であるというふうに私は受けとめて...全文を見る
○津島国務大臣 老人保健制度など現在の医療保険制度は、給付と負担が結びついており、国民の理解を得やすい保険料を中心として運営をされておりますが、御承知のとおり、これに公費を組み合わせる、つまり税を組み合わせているわけでございます。  社会保険方式が負担と給付のつながりをわかりや...全文を見る
○津島国務大臣 私は、基本的には、今の高齢者医療制度は、それから介護保険制度は、今の形で着実に定着を図っていけばいいと思っておりますが、ただ、高齢者医療制度については、保険料だけで賄うのには余りにも若い世代に負担がかかり過ぎるのではないか、こういうことを先ほど申し上げたわけであり...全文を見る
○津島国務大臣 私も政治家であり、また、地元におきましては精神障害者あるいは障害者を家族に抱えておられる方々と大変に親しく会話をさせていただいております。そして、幾つかの地元の精神病院を訪ねさせていただいておりますし、今言われたようなだんだんと監視の厳しくなるいろいろな施設の状況...全文を見る
○津島国務大臣 個人的感想として、できるだけ患者さんをいい状態で治療して、早く社会復帰をさせてあげたいなという素直な気持ちを持ったことを申し上げる次第であります。  ただ、構造的に日本の医療体制に問題があるということも感じまして、つまり、委員御指摘のとおり、ほかの先進国に比べる...全文を見る
○津島国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、自分がその立場になったらなかなか大変なことだな、精神的にも打撃を受けるだろうな、こういうのが私の率直な印象です。
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、精神障害者の方々の声が公衆衛生審議会や関連の部会で反映されることは必要でございます。今御指摘のように、委員として当事者に患者さんを加えるかどうかにつきましては、今の制度がいいかどうか、いろいろ研究をさせていただきたいと思います。
○津島国務大臣 障害者に対するノーマライゼーションのビジョンに基づいてそれぞれの分野で最大限の努力をすべきである、全く同感でございます。  問題は、今議論になっております精神病院における入院環境等の問題でございます。  まず入院環境については、本年一月二十五日の公衆衛生審議会...全文を見る
○津島国務大臣 今の、精神病床、結核病床を特記して別枠にしていることはどうなのかというお話でありますが、私は、一般的に言えば、疾病の特性に応じてそういうことになっておるんだと思いますけれども、しかし、医療の質において格差をつけるということであってはならないというふうに考えておりま...全文を見る
○津島国務大臣 今、三年前の医療保険法改正のときに土肥委員と論戦をしたことを思い出しておりますけれども、当時から抜本改革ということを言ってきながら的確な答えが出ていないではないかという御叱責、けさからございました。私は、確かにその点は内心じくじたるものがございます。  なぜこう...全文を見る
○津島国務大臣 私としても大変厳しく受けとめざるを得ない御叱責でありますけれども、持続可能な二十一世紀の例えば医療制度、医療保険制度をつくるといって、これまでの手法の延長線で一つ一つやっていったらどうだという御意見もございます。その一方で、例えば抜本的に税方式を入れて財源のあり方...全文を見る
○津島国務大臣 私は、これまで委員会の質疑等で、平成十四年度に抜本改革に着手をしたい、かように申し上げているところであります。  なぜなかなか出せないか、御党の側で無責任ではないかとおっしゃる方がありますけれども、それは、政治家としておわかりのとおり、老人医療制度をきちっと安定...全文を見る
○津島国務大臣 毎度申し上げておりますように、十四年から取りかかれるようにいたします。
○津島国務大臣 かつて介護保険を審議したときも、委員と御一緒に論戦をいたしました。私は、そのときを振り返って、これははっきり見通しを誤ったと申し上げた方がいい。  あのときの状況は、もう御承知のとおり、銀行が次々と倒産をするような状態の前でございました。ですから、その後いかに我...全文を見る
○津島国務大臣 少子化の現象が、将来の我が国の社会、ひいては社会保障制度に大きな影を落としていることは御指摘のとおりであります。  ちょうど私が十年前にやっておりましたときに、合計特殊出生率が一・五七だった。これは、それまでに極端に低かったひのえうまの一・五八を下回ったというこ...全文を見る
○津島国務大臣 介護保険の創設時におきまして、従来、老人保健制度においてカバーされてきた要介護者に対する療養型病床群や老人保健施設等に係る給付が、今度は介護保険によってカバーされることになるのも一つの大きなポイントだと申し上げたのは事実であります。  これは、いろいろなねらいは...全文を見る
○津島国務大臣 アメリカの例をお挙げになりましたが、私も、七〇年から八〇年、主として国際通貨問題に絡んでかなり綿密にアメリカの経済を見てまいりました。  確かに、経済が立ち直るに当たって物すごくサービス部門の雇用がふえている、これは否定できない事実です。そのサービス部門の雇用の...全文を見る
○津島国務大臣 おっしゃるところはそのとおりだと思います。  医療制度を考える場合に、保険のあり方とかいわゆる病診関係、病院、診療所の関係ばかりではなくて、全体をどういうふうにしていくのが日本の国民の健康と医療を守っていく上で一番いいかという議論をしていただかなきゃならない。そ...全文を見る
○津島国務大臣 そこまでおっしゃると、私もやはりもう少し申し上げなきゃいかぬなと言うのもあれですけれども。  私は、疾病の質が変わってきたから、要る部分とそうでない部分、つまり変化に対応したシステムになっているかどうか、そういうふうに受けとめております。ですから、ある意味からい...全文を見る
○津島国務大臣 後の方を私から御答弁させていただきます。  保険者機能の強化につきましては、各方面からいろいろな御意見が示されておりますが、基本的には、医療保険制度の安定的な運営を図るとともに、被保険者に良質な医療サービスが確保できるようにするにはどうしたらいいかという検討をす...全文を見る
○津島国務大臣 樋高委員の御指摘は共感できるものが多いと思います。  経済戦略会議の場合、これはどういう経緯でそうなったかわかりませんけれども、結果としては、ほとんど全部が実現不可能というようなことになりました。そういうことを繰り返していると、御指摘のとおり、これは何かの隠れみ...全文を見る
○津島国務大臣 今の答弁で既に申し上げましたけれども、報告書が出てからでありますけれども、これをしっかりとフォローする。政府と与党両方一緒にやるか別にやるかはこれから議論してみますけれども、そういう舞台を設け、平成十四年度には抜本改革と言われるに値するものを世に問いたい、かように...全文を見る
○津島国務大臣 抜本改革の第一歩となるべきものであるということであります。
○津島国務大臣 これは立法の話でございますから、立法府としてどのように考えられるかということが基本でありますが、私どもは、私の責任において、先ほどから平成十四年度に抜本改革に値するものを示すことを明確に申し上げている。それは、政府の責任者として私は申し上げておるわけでありますから...全文を見る
○津島国務大臣 委員はこれまでの当院における御議論をどのぐらいの期間フォローしてこられたか私は子細にはわかりませんが、私は十年間ほとんどこのことにかかり切りでやっておりました。ですから、皆様方の御質問に対して、十二年というその約束を守れない結果になったことはまことに内心じくじたる...全文を見る
○津島国務大臣 長い文章の中で、委員の思いのたけは拝聴いたしました。  委員は恐らく御理解いただいていると思うのですけれども、これから高齢化社会になってまいりまして、例えば二十年、二十五年先まで耐えられる制度を構築するのに恐らく大変な財源が要る。そして、私どもに対して、公費をも...全文を見る
○津島国務大臣 男に二言はございません。そして、先ほど最後に委員が言われたようなお話ならば、十分かみ合った議論ができるなと私は思わせていただきました。
○津島国務大臣 構造改革は全般にわたって取り組まなければなりませんが、わけても、医療制度におきましては高齢者医療制度、年金におきましては基礎年金をどうするか、この辺のところから私どもは真剣な議論をしていかなければならない。そうすることによって将来の全体像が開けていくのではないか、...全文を見る
○津島国務大臣 社会保障が国民生活のセーフティーネットとして非常に重要なものである、したがって、これが国民に信頼され将来にわたって安定的、効率的に運営されるかどうか、それが国民の安心につながるものだ、それはお説のとおりだと思います。  しからば、問題はどのようにしてそれを達成す...全文を見る
○津島国務大臣 大変率直に、これからさらに詰めていきたいというお話でありますから、委員とのこれからの議論を楽しみにしておきたいと思います。  委員御指摘のとおり、やはり国民にわかりやすい選択を求める必要がある。その場合に、給付を国民の希望のそれこそ一二〇%にした場合にどうなるか...全文を見る
○津島国務大臣 高齢化が急速に進展するに伴いまして、老人医療費は急増してまいります。政管健保あるいは組合健保、それぞれ医療保険者の財政状態は大変厳しいものとなっております。それから、委員は国保がどういうことになっているかもよく御存じだろうと思います。  このような中で、今後とも...全文を見る
○津島国務大臣 薬剤臨時特例措置は、本来高齢者が支払うべき薬剤負担を臨時特例的に国が肩がわりして払っている制度です。これは、昨年は七月から予算でいたしました。その後、さきの通常国会においては、提案をいたしました健康保険法改正法案が残念ながら廃案となることによりまして、このままでは...全文を見る
○津島国務大臣 昨年の一月に小渕前総理がそのようにお答えになったとおりであり、これは単なるまくら言葉ではございません。  その後の事態の推移というものを私は申し上げたわけでありまして、経済状態は厳しいという面はあれでございますが、同時に医療保険法というものが廃案になったという新...全文を見る
○津島国務大臣 所得の低い高齢者の方に対する配慮は絶対に必要でございますから、今度お年寄りの方について定率負担を導入し、かかった医療費の一割を御負担いただくことといたしましたが、その際、過度な負担とならないよう定額の月額上限を設けるとともに、低所得者世帯の方については、現行の月額...全文を見る
○津島国務大臣 いずれにいたしましても、高齢者の方々の状況に応じてきめ細かな配慮を行った上で御提案を申し上げておるわけであります。それからもう一つ、率直に申し上げますと、もしお払いにならない場合にはだれかが負担していますね。国が負担しているといったって、国というのは、その原資を税...全文を見る
○津島国務大臣 高齢者の所得と資産の状況はどういうことかというのは、これは最近までにいろいろな機関、また厚生省も詳細に検討してきたところでございますが、総じて申しますと、今委員が御指摘になったような所得の非常に低い方々のグループがあります。これは特に奥様方ですね。家庭の専業主婦で...全文を見る
○津島国務大臣 瀬古委員のお言葉をかりますと、今、本当に頑張らなきゃいけないときです。しかし、その頑張るということが、想像以上に頑張らなきゃいけない。つまり、今度御提案しております案を含めて、医療制度、医療保険制度についてきちっと改革を進めていく。その上で、必要な公費を国民の理解...全文を見る
○津島国務大臣 今回の定率一割負担は、医療費についてみんなが少しずつでも分かち合うということであり、また、その結果としてどのくらい自分の体に医療サービスが提供されたかということがわかる、こういうことを目標としたものであります。また、低所得者に対しては毎度申し上げているような特別な...全文を見る
○津島国務大臣 先ほど申し上げておりますように、患者さんと保険料を払っている方、それから一般国民、その間の負担のバランスを図っていくということの一環として上限を設けながら患者さんに一%をお願いする、こういうことを申し上げたわけであります。  先ほどから、委員から負担がふえた場合...全文を見る
○津島国務大臣 お年寄りに負担をかけるために私どもはやっているものではありません。  委員が御指摘のとおり、今、健保組合も政管健保も老齢者医療費のための負担で四割も取り上げられてしまう。これではもたないなというのはみんなの総意になっているわけです。ですから、一つは、老齢者医療費...全文を見る
○津島国務大臣 医療費の増加要因につきましては、もう私から申し上げるまでもなく、人口の高齢化、人口の増加、診療報酬や薬価基準の改定、またその他のいわゆる自然増が挙げられるわけであります。  このうち、人口の高齢化による増加につきましては、高齢者は若齢者に比べて医療機関を利用する...全文を見る
○津島国務大臣 医療現場の経験を踏まえてさっそうと国会に登場された阿部委員が、今までの御経験を踏まえて、たくさんの、かなり迫力のある御指摘でございました。  私はいろいろ感銘を受けて伺っておりましたけれども、一つ申し上げますけれども、私たちも高齢者になりつつあるし、高齢な両親を...全文を見る
○津島国務大臣 阿部委員に応援をしていただいている後の方の話についてお答えをいたします。  先日、米子に地震がございましたときに、介護サミットというのがございました。介護の問題に非常に熱心な全国の首長さん方、市町村長がたくさんお集まりになりました。その後、そのときに採択をされた...全文を見る
○津島国務大臣 昭和四十三年の医師法の改正でインターン制度が変わったことは御指摘のとおりで、あるいは阿部委員はそのころ学校におられたのではないかな、どうしておられたかななどと想像しながら今伺っておりますけれども、このときはいわゆるインターン制度とか医局制度をめぐって大変な議論がご...全文を見る
○津島国務大臣 私は専門家でございませんが、国民の一人として忌憚なく申し上げると、この研修を必修化する等によりまして、医師が全人的に医療をやれる、本当に患者さんの立場に立って医療に従事できるようにすることが一つの大事なポイントではないかというふうに思っておりますけれども、こちらに...全文を見る
10月27日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○津島国務大臣 我が国では、国民皆保険制度により国民にひとしく良質な医療が提供されていることは御承知のとおりでありまして、我が国の医療の質についてはWHOからも高く評価をされているわけであります。  その一方で、委員御指摘のとおり、急速な高齢化が進みまして老人医療費等が急増する...全文を見る
○津島国務大臣 御承知のとおり、今の医療は、医師、歯科医師、薬剤師、看護婦等々、大変多くの職種の方々がチームワークで提供しておられる点、それは専門家の三井議員御指摘のとおりであります。  一体どういう職種、どれだけの職種があるかということにつきましては、医療法施行規則十三条で病...全文を見る
○津島国務大臣 適正な医療が提供をされ、また、医療事故が防止されるために、個々の医療従事者が努力をされることはもちろんでありますけれども、チームプレーとしての組織的な取り組みがしっかりしなきゃならない、御指摘のとおりだろうと思います。  専門職種としての薬剤師も、医師や看護婦と...全文を見る
○津島国務大臣 私も、今の制度をしゃくし定規に適用すると胸に落ちないと思います。まず、それは率直に申し上げた方がいい。  なぜそういうことになるかといいますと、要するに、多様な病院から今の薬局に至るまでの幾つかの機関がかかわる医療費の自己負担について低いところに限度を置いた。こ...全文を見る
○津島国務大臣 現在の法律でも、健康保険事業の健全な運営を確保する観点からいえば、保険医療機関が特定の保険薬局への患者誘導を招くことがないように、保険薬局の経営は特定の保険医療機関と一体的に行われてはならないということを要求しております。御指摘のとおりでございます。  そこで、...全文を見る
○津島国務大臣 できるだけ国民の目から見てわかりやすい制度を施行してもらいたいという御趣旨は、そのとおりでございます。  基本的に、今提案をしております定率と定額負担の上限設定という組み合わせがこういう非常に難しい事態を招いていることは、私ども真剣に受けとめなきゃならないと思っ...全文を見る
○津島国務大臣 高齢化に伴う医療制度をどうするかという角度から私の答弁にお触れになったわけでありますが、御質問の国立病院の統廃合の問題は全く関係がないわけではございませんけれども、むしろ国立病院としての本来の機能を発揮させるにはどうしたらいいかという議論の一環でもあるということを...全文を見る
○津島国務大臣 総括政務次官の御答弁に加えまして、今の委員のお話で非常に痛感をいたしましたのは、基本が大事だということでございますね。現場における医療行為の基本は、実は本や講義からだけでは学ぶことはできない。そういう意味で、現場における研修がどんなに大事かということを私も教えてい...全文を見る
○津島国務大臣 牧委員御指摘のとおり、医療制度は、国民の生命、健康にかかわる極めて優先度の高い課題であると思います。そして、我が国では国民皆保険制度を確立いたしまして、国民にひとしく良質な医療を提供してまいり、その成果についてはWHOも非常に高く評価をしてくれているところでござい...全文を見る
○津島国務大臣 二〇〇〇年改革を目標にしてまいりましたが、残念ながら実現できなかったということは、私もまことに遺憾に思っておるわけでありますが、その背景に、経済状況が非常に厳しくなったということは委員も御理解をしておられると思います。  それで、先ほどの答弁の延長になりますけれ...全文を見る
○津島国務大臣 社会保障制度が全体として安定しなければならないというのは御指摘のとおりでありまして、そういう趣旨のもとで、公費と保険料と自己負担、それぞれを適切に組み合わせていく、そういう考え方は恐らく当委員会の大部分の方々は共有していただけると思います。また同時に、その組み合わ...全文を見る
○津島国務大臣 私は、ばらばらにやってきたとは思っておりません。それぞれの改革の問題点がお互いにどういう影響を与えるかということを視野に置いて、医療制度全体を安定的にするにはどうしたらいいかという検討をしておるつもりでございますが、何か具体的に委員の方から御指摘があれば、教えてい...全文を見る
○津島国務大臣 何度も訪ねておりますから知っていると思いますが。病院で少しずつ違うなとも思っております。
○津島国務大臣 一言追加させていただきます。  研修医と司法修習生の今の立場は非常に違うことは御承知のとおりで、片っ方は必須であり、片っ方はそうではない。しかし、必須になりました場合にこの問題は大変大事な問題になるということを頭に置きながら今担当局長からお答えしたのですけれども...全文を見る
○津島国務大臣 御指摘のとおり、予防医学は非常に大事でございまして、医療費の高騰を招くことなしに健康を守る、結果としてはよいものが期待できるということで、厚生省としてもその重要性はつとに認識しておるところでございまして、今我々が打ち出しております健康日本21の施策はそのような観点...全文を見る
○津島国務大臣 御存じどころではなくて、それこそ日本の医療の最大の問題だと。今言われた要素は全部同感でございます。
○津島国務大臣 そこが医療改革の基本のところでございます。  委員はやる気があればとおっしゃった。しかし、これは医療の側だけではそうはいかない。そこに介護保険の問題が出てきたし、それと関係をして病床区分の話が出てきた。それはすべて、今委員が御指摘の問題をめぐって我々がどういう努...全文を見る
○津島国務大臣 申すまでもなく、介護保険は、介護を国民みんなで支え合う制度でございますから、被保険者の保険料負担、つまり、被保険者みんなに保険料を払っていただくことを前提として給付が行われているわけであります。  そういう中で、発足をいたしました介護保険の保険料の減免を独自に行...全文を見る
○津島国務大臣 今、私としては、制度の趣旨をよく徹底して御理解をいただくということに徹しておるわけであります。
○津島国務大臣 すべての国民に適正公平な医療を提供していくためには、すべての医療機関が一定以上の水準を確保するとともに、限られた医療資源の適正配分と効率的な活用を図っていくことが重要でございます。そのために、医療法等により一定の規制を行うことは不可欠なものでございます。  一方...全文を見る
○津島国務大臣 先ほどもその議論がございましたけれども、医師の臨床研修が非常に大事であるということで、これを必修化することになっておるわけでございますから、その場合には、研修医の受け入れ体制を整備する必要は今まで以上に高まるわけであります。  必修化する場合に、複数の診療科で研...全文を見る
○津島国務大臣 委員の御意見、全く同感でございます。  本日、総理に提出されました有識者会議の報告書におきましても、社会保障制度全体として、持続可能な社会保障としていくために給付と負担のバランスをどうするかを考えるべきである、かように指摘をされており、また、その場合に、高齢化が...全文を見る
○津島国務大臣 社会保険についての御質問でございましたが、まず、社会保障制度全体として申し上げますと、これは、個人の自立を基礎としながら、人々が生活のさまざまなリスクに直面したときに社会全体で支え合う仕組みでございます。そういう意味では、国民生活のセーフティーネットとして非常に重...全文を見る
○津島国務大臣 先ほど、高齢化が進むにつれて一層の公的負担と申しましたが、公費負担と言いかえさせていただきます。  そこで問題は、こういう非常に大きな金額、本年度でも七十兆に及ぶ社会保障給付を支えるコストを何で賄うかというのは、これは負担論としては非常に幅の広い議論を要求する課...全文を見る
○津島国務大臣 保険である限り、保険給付というのは公平であるのが自然だと思います。ただ、社会保障政策の見地からいろいろな配慮をすることは、これはあってもいいとは思います。
○津島国務大臣 私は、相矛盾してはいないと思っております。
○津島国務大臣 委員が好まれるかどうかはわかりませんけれども、有識者会議の報告書を今ざっと見まして、御指摘のとおり、今おっしゃった今後の社会保障のあり方の中で給付の効率化と合理化が一つの大事な柱になっているということでございます。  しからば、効率化していくということは具体的に...全文を見る
○津島国務大臣 五色町の保健医療カードというものは、あるということは聞いておりますが、具体的には私はよく存じ上げません。  ただ、委員御指摘のとおり、質の高い医療サービスを効率的に提供するためにITを応用しなければならない、これは異論のないところでございます。それから、痴呆や寝...全文を見る
○津島国務大臣 今の五色町のICカードのお話、厚生省としても関心を持っていろいろ調べたようでありますけれども、平成七年においては所持者のグループの方が未所持者のグループよりも医療費が低額となった結果になったそうです。おっしゃるとおりだそうです。平成八年度の追跡調査によると、両グル...全文を見る
○津島国務大臣 大変熱心なお話を承りましたが、ここ十年近く、ちゃんと抑制策をしろ、してからこういうことをやれというお話を私はずっと聞いてきているんですよ。  では、何もやっていなかったかといったら、そうではなくて、薬価についてもR幅はあそこまで抑えた、診療報酬についても改善をし...全文を見る
○津島国務大臣 正確に理解をしていただきたい。  委員がおっしゃっている二十一世紀の云々という厚生省案は、当時の厚生省案として八月七日に出したものでありますが、この後、与党の協議会で協議をいたし、その後もろもろのことがございました。今議論していただきたいのは、今我々が提出をして...全文を見る
○津島国務大臣 抜本改革をことしまでにやろうとお約束をしてまいりましたけれども、残念ながら結論を得ずに、平成十四年までに皆様方と御相談しながらこれを取りまとめようということを申しつつも、とりあえずはその第一歩として、今度お出しをしているこの法案をひとつお認めいただきたい、こういう...全文を見る
○津島国務大臣 これをもとにしているわけではございません。  それから、委員がおっしゃるような、こっちを向けとかあっちを向けとかいうような簡単な話ではございません。抜本改革については、これから真剣に議論して、きょう提出をされました有識者会議の報告も参考にしながらつくり上げていく...全文を見る
○津島国務大臣 当時における一つの考え方、案でありまして、私どもはこれを抜本改革そのものとは思っておりません。
○津島国務大臣 委員のお話を伺っていますと、負担はないのが一番いい、少ない方がいい、それが出発点ですね。私は、その考え方は基本的には持っておりません。  さっき、これは社会福祉に反するではないか、今度老人から負担を一定限度であるけれども取ることにしたのは社会福祉じゃないとおっし...全文を見る
○津島国務大臣 ここに白書がありますけれども、手元にある数字はほとんど違いないんです。ただ、委員の言っておられる点は、一方では正しい、一方では誤りなんです。  誤りの方から先に申しましょうか。委員は、私どもは、高齢者は押しなべていい水準の所得にある、だからみんな払うべきである、...全文を見る
○津島国務大臣 非常に複雑な表になってございます。老人二人世帯、七十二歳の男の方と奥様が六十七歳という場合、これで一級地の一、二、二級地の一、二、三級地の一、二とございますけれども、このどの数字が御必要でございますか。(小沢(和)委員「七十歳のひとり暮らしのお年寄りでどれぐらいで...全文を見る
○津島国務大臣 高齢者の方にもいろいろな所得水準の方があるということは、そのとおりであります。そして、低所得で生活保護すれすれの方は、医療費を払うことによって生活保護水準に落ちるおそれがあるという方があるのも、もちろんであります。もし、その水準になられた方は、その部分は国がお払い...全文を見る
○津島国務大臣 そのすれすれのところにある方をどうするかというのは、いろいろな議論があり得ると思います。生活保護の状態にある方々をひとしく取り扱わせていただくということで今の制度はできているのであろうと思います。  これをどの水準に決めても、決めたラインの上の方と下の方の話は、...全文を見る
○津島国務大臣 委員であれば恐らくそういう御質問をされるであろうなというふうに考えておりますが、私は、これは、こだわることなく安定財源をみんなで考え、国民的な合意を得て何がいいか決めるべきであるというふうに、非常に慎重に対応しているわけであります。  委員は簡単に消費税とおっし...全文を見る
○津島国務大臣 委員の分析、私の目から見れば、当たっているところもありますが、当たっていないところもある。それは、今のそれぞれの保険の状況というのは、国庫負担をどうしたとか保険料をどうしたとかいうことのほかに、もっと大きい原因として、老齢化が進み、疾病構造が変わってきたということ...全文を見る
○津島国務大臣 頑張る決意は大いにあります。ただ、手法が委員とは恐らく随分違うと思います。  それはなぜかと申しますと、まず、諸外国ではとおっしゃった。これもわかっておっしゃっているのだろうと思いますが、公共事業のウエートはアメリカとヨーロッパと全然違うのですよ。アメリカは大体...全文を見る
○津島国務大臣 その分野は私は長く携わってきた分野でありますが、日本の経済のために公共事業がどういう役割を果たしているか、特にここ二、三年間のこの停滞した経済を支えていくためにやむを得ず公共事業の出動をしているということは、私は否定すべきではないと思っています。  それから、今...全文を見る
○津島国務大臣 毎日骨を削って、一生懸命委員会の論議に参加をさせていただいているのも、委員御指摘のとおり、一日も早くこの改正案を成立させ、さらに抜本改正に取り組んで国民に安心していただこうといういちずな気持ちからでございます。  今の報道を通ずる問題についての御指摘は、私は報道...全文を見る
○津島国務大臣 随分手早い御対応でびっくりしておりますけれども、今拝見しましたばかりで、内容は今後詳細に検討をさせていただきます。  厚生省といたしましては、一昨日政府参考人が御答弁いたしましたように、市町村の介護保険サービスの給与実績のデータ等が集約されてまいりますので、時間...全文を見る
○津島国務大臣 保険制度全般につきましては、保険事故があったときにできるだけ公平な給付が受けられるというのは一つのメルクマールだと思いますけれども、高額療養費制度については、保険制度の理念だけでは割り切れない面があるのはおわかりだと思います。  先ほどの御質問でどなたも一度は高...全文を見る
○津島国務大臣 先ほどから御議論に答えておりますけれども、平成十一年二月の医療関係者審議会医師臨床研修部会で取りまとめられたところでは、「研修中の医師に対して、その手当てが適切に支払われるよう必要な措置を講ずるとともに、指導医の処遇の在り方についても検討する。具体的な費用負担につ...全文を見る
11月01日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○津島国務大臣 がんの増加等疾病構造が変化をしてまいりまして、また医療技術も進歩してくる、そういう事情を背景といたしまして、末期医療のあり方についていろいろと議論が行われていることは御指摘のとおりでございます。  これについては、個々の患者さんの希望、意思といったような問題もあ...全文を見る
○津島国務大臣 今回の改正案によりますと、委員御指摘のとおり、老人の一部負担について一定の上限を設けることにしてございます。例えば二百床未満の病院の場合には月額三千円ということでございます。これは月額でございますから、これの管理は非常に難しいということは御指摘のとおりでございます...全文を見る
○津島国務大臣 低所得者に対する配慮が絶対に必要である、そのとおりであろうと思います。その一方で、医療保険、あるいは一般的に社会保険全体がそうでございますけれども、国民全体で支えるということがなければこれを維持することができない。その二つの要請の接点をどうするか、どこのところに低...全文を見る
○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、今回の改正法案でもなお残された重要な課題として、高齢者医療制度の問題がございます。この点につきましては、高齢化が進んでまいります中で、老人医療費の伸びを適正な範囲内に抑制することが必要でございますし、高齢者と若年者との間の負担のバランスがとられ...全文を見る
○津島国務大臣 委員から基本的な問題の御指摘がございましたが、今回の改正法案は、確かに部分部分につきましては大変複雑だという御指摘を受けてもやむを得ない面がございます。  それは例えば、一割の定率負担を導入するときに、これまでの定額負担とのつながりを考えると、白紙に物を書くのな...全文を見る
○津島国務大臣 抜本改革というのはそういうものでなければならない。これから相当の期間にわたって医療保険制度なり社会保障制度が持続的に機能することが担保されなきゃいけませんから、そのとおりでありまして、そのためには、最終的な案をおつくりするまでにいわば給付と負担のバランスの全体像も...全文を見る
○津島国務大臣 ある意味ではそのとおりでありますけれども、それをどういうふうに負担するかはこれから議論をして決めていかなきゃならないと思っております。ですから、先般、総理の諮問機関である有識者会議から出された報告でも、税を含めて議論してください、こういうことになっておるわけであり...全文を見る
○津島国務大臣 二〇〇二年から検討を始めるなんていう悠長な姿でないことは、これはもう委員も御承知のとおりでございまして、私はこれまでも、二〇〇二年までには全体像が描かれ、実施できるものから実施するということで取り組んでまいりたいと何回も答弁をしております。そういう意味からいうと、...全文を見る
○津島国務大臣 そういう言葉の議論はやる意味はないと私は思っています。
○津島国務大臣 中身の議論なしに言葉の議論をしても結論は出てこないという意味で、その御質問にはなかなか御答弁しにくいと私は思っています。
○津島国務大臣 委員、私の答弁をちゃんと聞いてください。全体像を出してと申し上げた上で、その上でやれるものからやっていくと当たり前のことを申し上げているんです。
○津島国務大臣 何度もお答えしているように、きちっとやります。
○津島国務大臣 ですから、具体的な中身をこれから議論しましょう、全体を出して議論しましょうと言っているんですから、その全体の具体的な話のときに徹底的に議論しましょうよ。
○津島国務大臣 二〇〇二年といいましても、考えてみると、要するにあと一年しかないのですね。二〇〇一年。ですから、スケジュールなんて言っていられないぐらいの段階ですよ。  ですから、私がお答えしているのは、この法律をとりあえず皆様方に御審議をいただいているんだけれども、我々として...全文を見る
○津島国務大臣 古川委員も幾らか行政の仕事をおわかりで聞いておられるんだと思いますけれども、できるだけ早く、私としては可及的速やかに取りまとめたい。ただ、取りまとめるのに、厚生大臣一人でまとめられるわけにはいきませんね。税制まで含めれば相当広範な議論をしなきゃならない。それをした...全文を見る
○津島国務大臣 事務方には毎日がんがん言っています、早くやれと。
○津島国務大臣 大綱というのは、さっき言いましたように、恐らく税制までかかわる話でございまして、私はここで厚生大臣として答弁に立っているわけでありまして、厚生大臣としては可及的速やかにやりたいと何度もお答えをしているんですが、これは私一人で、大蔵大臣やほかの人のことを代弁する立場...全文を見る
○津島国務大臣 申し上げておきますが、私は全然怒っておりません。  あなたの御指摘は全くそのとおりだと思っています。だから、そういうふうにやりたいと思っています。
○津島国務大臣 少し丁寧に答弁をさせていただきます。  例えば高齢者医療制度の財源について申しますと、今後、老人医療費が増大する中で、持続可能で安定的な制度とするためにはどうしたらよいかという観点からの議論が必要ですね。  具体的には、先ほどから申し上げているように、有識者会...全文を見る
○津島国務大臣 それは、財政論の教科書を見ればいっぱいございますね。それをここで一々申し上げるまでもないが、それは、あなたの御質問が、安定的な財源として何があるかときちっとお聞きになるならば、私は、やはり税の中から選ぶ以外はないであろう、こういうふうにお答えをするわけであります。...全文を見る
○津島国務大臣 議論をやる場合の一つの焦点になるであろう、かように思っています。
○津島国務大臣 そういうふうに短絡的にとられるのは適当ではないという意味で申し上げますと、例えば所得税も、御党の代表も言っておられるように、課税最低限を含めて議論しろという大きな議論はございます。これは相当大きな財源にかかわるかもしれない議論でございましょう。控除のあり方も考えな...全文を見る
○津島国務大臣 そんなにスムーズに進むかどうか、これは簡単には言えないくらい大きい問題だと思います。  ただ、委員の御指摘は叱咤激励と受けとめさせていただきますが、この機会に申し上げたいのは、皆様方はしばしば政府・与党としてのリスクをかけてきちっとやりなさい、政権政党の責任だと...全文を見る
○津島国務大臣 そういう約束をするほど私は政治経歴は短くはございません。
○津島国務大臣 基本的には、そういうふうに考えていただいて結構です。
○津島国務大臣 私どもは、党内で議論をしておりますときには、そういう特定の団体の御意見でそうなったとは受けとめておりません。それは一つの要素であったかもしれませんけれども。  基本的には、今の定額負担が極めて複雑な制度になっておる、一定の効果はあったけれども、できることならばも...全文を見る
○津島国務大臣 あったと思います。
○津島国務大臣 そのときそのときで適切な日本語を使っていると思いますが、どっちを使ったか覚えていません。     〔坂井委員長代理退席、鴨下委員長代理着席〕
○津島国務大臣 委員の御指摘はもっともでございまして、私がさっきそのときそのときと言ったのは、古川委員も外国生活をやっておられて、私も外国で一番最初にショックを受けたのは、私はフランスにちょっと長くおりましたから、あそこは償還払いで完全分業ですね。ですから、薬は常に買うなんですよ...全文を見る
○津島国務大臣 医療保険制度の抜本改革につきましては、その第一歩として今般健保法等の改正案を提出させていただいておりますが、残された重要な課題としては、やはり高齢者医療制度の見直しの問題がございます。これを平成十四年度を目途に改革の具体的措置について検討をしなければならないと思っ...全文を見る
○津島国務大臣 私は、個人的に委員と同じような認識、すなわち、尊厳を持って安らかに最期を迎えることができるあり方を真剣に模索して、今の制度の改善が図れればいいなというふうに思っております。
○津島国務大臣 申すまでもなく、老人定率一律一割負担というものはコストに連動するわけでありますからその一つであり、それからまた、高額療養費について、従来よりも一定の低率とはしましたけれども負担をしていただくという同じような考え方に沿ったものだと思います。
○津島国務大臣 基本的な考え方についての御質問だと思います。  私は、日本が世界に誇る社会保障制度、つまり国民皆保険、皆年金というものを守っていくためには、みんながこれを支えるというのが基本であろうと思っております。一部の方だけが負担をして別のグループの方は負担をしないというよ...全文を見る
○津島国務大臣 今の委員の御指摘、平成九年ごろから当委員会において一緒に議論をし、ある意味では苦楽をともにしてまいりました金田委員のお言葉でございます。私も大体同じような経緯をしっかりと胸におさめておりますので、それなりに、私ども政権党として十分に職責を果たしたかと言われれば、幾...全文を見る
○津島国務大臣 平成九年八月二十九日の協議会の御意見は、その後、この中でいろいろ議論をして、改善を図るときのよすがになった点もございますから、全体としてどうこうということではなしに、しかし、これはワンセットとして、これからの抜本改革の基礎になる役割はもう終わってしまった、こういう...全文を見る
○津島国務大臣 医療制度、医療保険制度、これは国民ひとしく大きな影響を受ける制度でございますし、これにかかわる財源も大きいものでございますから、これが大きな改革という話になりますと、当然のことながら非常に広範な層の方の声に耳を傾けていかなければならない。委員もいっときは政権側にお...全文を見る
○津島国務大臣 薬剤一部負担をこれまでどうしてきたかということについて、経緯は大分紆余曲折があったことは私も否定をいたしません。  その経緯について、国会の議論が不足していたのではないかという御指摘については、これは予算措置で行われましたから、予算の通過まで議論は十分にしていた...全文を見る
○津島国務大臣 医療保険制度につきまして、診療側、保険者、そして被保険者、それぞれの当事者間でそのあり方について協議をし、合意をして進めていくのが基本であるという御指摘、そのとおりだと思います。実際、診療報酬等を決する中央社会保険医療協議会は、これらの三者に公益代表を加えた構成と...全文を見る
○津島国務大臣 医療保険の抜本改革は、政府・与党が一体となり、それから国民各層、関係者の理解と協力を得なければなし遂げることはできない非常に大きな仕事でございます。  この仕事に取り組むに当たって、委員御指摘のような私どもに対する御批判はあるのかなと感じながら今お伺いをしており...全文を見る
○津島国務大臣 医療臨調のようなものでもやって、直接利害が深くない方々を主体とした議論をやって結論を出せという御見識、これも一つのお考えとは思います。  今までいろいろな臨調と称するものがございましたけれども、それがうまくいっているかどうかを見ますと、とかく御意見は出るけれども...全文を見る
○津島国務大臣 撤回をして考えるほど余裕がないのは、まことに残念であり、申しわけないと思っております。  何事についてもそうでありますが、白紙の上に、こういう制度、ああいう制度を比べて、いいものを書き込んでいく場合には、それは今委員が御指摘になったような考え方も一つの選択肢にな...全文を見る
○津島国務大臣 高齢者医療の問題は、考え方がいろいろあるようでございますけれども、この自己負担限度というのは、給付をカットするわけではなくて、あくまでもこれは負担の話でございます。問題は、この負担がセーフティーネットに穴をあけるような負担かどうかという評価の問題であると思います。...全文を見る
○津島国務大臣 そこは見解がいろいろあり得ると思いますが、私があえて申し上げれば、高額な医療費はコストは安い方がいいでしょうが、高額の医療費はどなたかがお払いになっておるということも忘れていただいては困るわけであります。
○津島国務大臣 基本的な数字は、瀬古委員御存じのとおりでございますけれども、諸外国と比べて病床数がどうなっているか。千人に対して、日本は十三・一、アメリカが四・〇、フランスは八・五、ドイツが九・四、イギリスが四・五。これ以上のことは申しませんけれども、病床がどうあらなければならな...全文を見る
○津島国務大臣 今度の医療法の改正で療養病床と一般病床に区分をし、それぞれにふさわしい人員配置基準、構造設備基準を定めたわけでありまして、療養病床については、平成四年の第二次医療法改正において、長期にわたる療養を必要とする患者を対象とした療養型病床群制度が設けられ、それにふさわし...全文を見る
○津島国務大臣 私も我が党の看護議連の会長を相当な期間やっておりまして、看護婦さんの実態については絶えず御相談を受け、一生懸命応援団をやってまいりました。  それから、先ほどの厚生省として調査を行っている、いないの話がございましたが、看護協会の調査は、私はいろいろ伺いまして、か...全文を見る
○津島国務大臣 自己責任というものはどういう意味を持つか。まず、自分の生命財産あるいは生活維持について自分できっちりリスクを負いながらやってください、コストも持ってください、これが本来の意味です。しかし、今のように組織化された社会で社会保険制度が出てきますと、これをみんなでやろう...全文を見る
○津島国務大臣 その御質問は、例えば財政論とか租税論から申しますとかなりきっちりした定義をしなきゃいけませんが、そういう定義からいうと、これは分けて考えるのがほぼ定説になっております。  ただ、委員が、機能において補完し合う面がある、あるいは限りなく近い機能を果たす場合もあるじ...全文を見る
○津島国務大臣 委員のそういう設問が出てくるのはある意味では理解し得ると私は思いますのは、例えばアメリカで社会保障負担を最初に求めるときに、社会保障税として税でいたしました。だから、そういう手法もあるわけです。  私が最初に申し上げました、税と社会保険料の世界は概念的にはきちっ...全文を見る
○津島国務大臣 委員の御議論は、ほぼ正鵠を得ておると思いますのは、今の保険の世界と税の世界、あるいは税によらない公的助成があるとすれば——あってもいいのですけれども、現実の制度は、日本の制度を含めてミックス制度であることの方が多いわけですね。だから、その場合にその組み合わせをどう...全文を見る
○津島国務大臣 まず、税の、特に消費税の問題に入る前に、税で社会保険の仕事をさせる上で最大の問題点は、日本の予算、財政が単年度主義だということです。  例えば年金をとっていただくとおわかりのとおり、これは再計算をしながらずっと長い間の年金会計というものを維持していくわけですが、...全文を見る
○津島国務大臣 問題が二つあります。  一つは、消費税は、課税ベースが広いというかすべての方の消費に対して原則として一定比率で中立的に取る、そういう意味で公平な税でございますけれども、こういう取り方が社会保障全体を構築する場合の財源を賄う最適な方法かどうか、これは多分に問題はご...全文を見る
○津島国務大臣 今の逆進性の話について申しますと、学説というか定説では、消費税はなだらかな累進性になっている。所得の高い方の方が消費額は大きいですからなだらかに累進ではある、しかし、所得税と比べればはるかにそれは累進性が不足をしておる、こういうのが定説だろうと思っております。 ...全文を見る
○津島国務大臣 大変勇気のある御提言でありますけれども、私は、やはり今の制度を大事にしながらバランスのとれた社会保険と税の組み合わせをするのがいい、かように思っています。  もう少し数字を詰めた上で、また議論しましょう。
○津島国務大臣 医療制度の抜本改革、構造に踏み込んだ抜本改革が必要だという点は、委員と全く見解の相違はございません。また、待ったなしになってきておりますので、もう時間の余裕もないと思っております。ですから、段取りというような悠長な話もできないくらいな状態になっておると思います。 ...全文を見る
○津島国務大臣 見識のある私と言っていただいて大変恐縮していますが、私の見識によりますと、今の阿部先生の御議論は、私は十五年ぐらいずっと伺ってまいりました。昭和五十六年に厚生政務次官になって、今の老健制度をそのときにつくった。それから、十年前に一回目の厚生大臣をいたしました。この...全文を見る
○津島国務大臣 資料を調べてこれから御議論をするという点については政府参考人から答えさせますが、今の阿部委員の御議論、私はほとんど全部賛成なんですよ。私は同じ気持ちなんです。  それで、阿部委員はデンマークの例を言われましたので、私が前に大臣だったときの、制度が変わりつつある東...全文を見る
○津島国務大臣 国の持っているいろいろな施設、わけても文部省の施設を国民の幸せのために、特に福祉、介護、医療に活用すべきだと。全く賛成であります。御質問になるまでの幾つかの論旨、例えばきのうの法案についてのお考えとか、それは私は見解を異にする点がいっぱいございましたけれども、最後...全文を見る
○津島国務大臣 医療というのは大変に難しい仕事でございまして、基本的には人間の存在そのものにかかわる仕事でございます。したがいまして、この仕事を効率の世界に任せていいのだろうかという議論は前からございまして、私は、完全にこれを経済競争の世界にゆだねるのは適当ではないと思っています...全文を見る
11月06日第150回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(津島雄二君) ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、健康保険法等の一部を改正する法律案について申し上げます。  今後の急速な高齢化等による医療費の増加を考えます...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず、諸外国と比べて人口当たりの病床数が多いこと及び平均在院日数が長いことに関するお尋ねがございました。  これらの理由として、長期にわたる療養を必要とする患者がそれ以外の患者と混在した状態で入院医療を受けていること、次に、介護提供体制の整備がおくれて...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 山本議員にお答えを申し上げます。  まず、医療制度の抜本改革と今回の改正の関係はいかんというお尋ねでございましたが、医療制度の抜本改革は、急速な高齢化の進展する中で制度を将来にわたって安定的なものにするために行うべきものであります。  今年度は、その...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず、緒方議員から、私に対しましても、今回の定率負担が大幅な負担増になるのではないかというお尋ねがございました。  今般の定率一割負担制の導入によって、個々のケースで見ますと、負担の方式がこれまで一日当たりの定額制から医療費に応じた定率制に変わることに...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 清水議員から、私に対しましても、医療制度の抜本改革の実施がおくれた理由についてお尋ねがございました。  医療制度の抜本改革につきましては、平成九年より関係審議会などによって鋭意検討を行ってきたところでありますが、テーマが極めて広範に及び、かつ関係者の利...全文を見る
11月07日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第1号
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○国務大臣(津島雄二君) 第百五十回国会におきまする国民福祉委員会の開会に当たり、ごあいさつを申し上げます。  まず初めに、三宅島噴火災害、東海地方を中心とする集中豪雨、鳥取県西部地震などの相次ぐ災害により被害を受けられた方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げます。厚生省と...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、健康保険法等の一部を改正する法律案について申し上げます。  今後の急速な高齢化等によ...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第2号
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○国務大臣(津島雄二君) 私は、試験の答案であれ何であれ、点数をつけることは余り好きでございません。国家試験の試験委員はやったことがございますけれども、点数をつけるということはどんなにデリケートなことかよくわかっておるつもりであります。  この有識者会議の報告書についていろいろ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず最初に申し上げますが、今、今井委員がこの報告書について、どちらかというと批判的な御意見が多いとおっしゃった。それは全部マスコミの報道であります。  私に言わせていただきますと、今の与党のお名前を挙げられたような方々、私は直接個々に会ってお話を聞いて...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 本当に安心のメッセージを出すためには責任のある態度でいかなきゃならない。仮に、今の給付を守る、あるいはさらに国民が望んでいるあるべき給付を全部保障する場合には、それなりの負担はこうですよと。それから、国民が仮に一定以上の負担は適当でないとおっしゃるのであ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今井委員は全体をわかりながらいろいろおっしゃっているんだと思うんです。もしかすると、いろいろと議論しておりますけれども私どもと、つまり委員と私どもの間に事実認識ではそんな大きな違いはないというふうに今感じておるところであります。つまり、恐らく我々の前にあ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ようやく幾らか議論がかみ合ってきたと思っておるわけであります。  まず、厚生白書の巻き直しだという御指摘に対しては、はっきり申し上げておきますが、厚生白書では有識者会議報告書のように明確に公的な負担をふやしていかなければならないということは言っておりま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員が御指摘になったある教授の御発言について、官僚が国民世論をまとめられない時代になったという点、私も全く同感でございます。私も二十五年国会におりますが、もともとは官界出身でございましたが、本当に大きく変わったと。そして、その変化というものを背景として、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) C型肝炎につきましては、感染者が多いことに加えまして、その感染者の中から肝硬変や肝がんが発生する可能性があることから、国民の大きな健康問題であり、国民の関心も高いものと認識をしております。  今後、早急に検討を進め、委員御指摘の適切なPRのあり方などを...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員御指摘のとおり、障害のあることを理由として一律に免許取得を制限するような欠格条項は、これは見直すべきでございます。障害者がその能力を十分に発揮できるようにするということは、ノーマライゼーションの考え方からいってももう当然のことだと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) せっかくの御質問でございますが、総括政務次官から御答弁された線で努力をしてまいりたいと思います。  障害基礎年金の問題はちょっと勉強させていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) ホームヘルパーの派遣などの在宅福祉サービスは、居宅等を拠点として生活している障害者の日常生活を支援するものであることは御承知のとおりです。施設入所者が一時帰宅するような場合に在宅サービスを利用したいなという声もございますが、委員が言及されたとおり、二重の...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) CJD、クロイツフェルト・ヤコブ病は大変重篤な病気でございまして、これにかかられた方々、関係者、御遺族の方々は本当にお気の毒だと、私どもは行政の許す範囲内で最大限のサポートをしなきゃならないと、かように思っております。
○国務大臣(津島雄二君) 現在、ヒト乾燥硬膜の移植によってクロイツフェルト・ヤコブ病を発症したとする患者、遺族等の方々から国等に対して損害賠償を求める訴訟が提起されていることは御承知のとおりでございまして、厚生省といたしましては、過去の事実を客観的に見詰めた上で国の法的責任の有無...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 日本は法治国家でございますから、法律に照らして司法が判断をされることを尊重いたしたいと思っております。
○国務大臣(津島雄二君) 一九九六年に作成されたWHOのクロイツフェルト・ヤコブ病に関する診断基準によりますと、確実例とは、つまり確実なものとは、神経病理学的検査において海綿状変性が認められる等、特徴的な病理学所見が認められること、異常プリオンたんぱくが検出されることの双方または...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 問題は、重篤な病気ではございますが、その原因がいつ特定をされ、行政として予見可能な状態になったかということでございまして、今、司法において判断を待っておるのもその点であります。私どもはそれがポイントだと思っております。
○国務大臣(津島雄二君) 御指摘のように、平成十一年度に旧ソ連地域から収集した遺骨のうち、一柱について、先般、戦没者遺族がDNA鑑定を受けられましたところ、親子関係が存在するとの判定がなされたところでございまして、DNA鑑定は遺骨の身元を特定するための有力な方法であると考えられま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御遺族のお気持ちは全くそのとおりで、私もよく理解をいたしております。それだけに、できるだけ早くどういうふうにDNA鑑定を生かすか、専門家によって検討して結論を出していただきたいと思っております。
○国務大臣(津島雄二君) 保育所の延長保育への補助でございますが、今年度予算から三十分間の延長も認めるというような要件緩和も行いまして、それもございまして年度当初の段階において今までよりもかなり多くの要望が出てきたということで、私は大変ありがたいことだと思っております。  それ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 保育行政は、御承知のとおり自治事務としてそれぞれの自治体で組み立てていただいて、それを私ども国がバックアップするという形になっております。ですから、どうしても国の側からの概算、積算というものがある意味では不足になるということ、これはある意味ではやむを得な...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 介護の現場におきまして、これを担っておられるヘルパーさんを中心としてお働きの方々にとって魅力のある職場にしたい、その気持ちは私たちも委員といささかも違うところはございません。  今、新しい介護保険の制度が始まったばかりでございまして、私どもが各地におじ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 参考人からの御答弁でおわかりのとおり、いわゆる交通費、ヘルパーさんならヘルパーさんが職場と自宅、それから職場の間を動くコストについては定型的な形でしんしゃくをされている、私は一言で言えばそういうことだと思うんです。  ただ、現実にある特定のヘルパーさん...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私があのときに申し上げましたのは当然のことを申し上げたわけで、医学の進歩の歴史の中では当初わからなかったことが後になって明らかになることは常にあるという事実だけを申し上げたわけであります。  そこで、今、清水委員の御質問を聞いていますと、最初の認可の段...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず、お答えをいたしますが、私が患者の関係者の方にお会いをいたしましたのは、何度も御答弁をしておりますが、クロイツフェルト・ヤコブ病というのは重篤な病でございまして、これに罹患をされた方々には、本当にお気の毒である、厚生省として行政の許す範囲内でできるだ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私も複数持っておりまして、つまり共済に属しておった立場がございますから、年金関係の書類が参りますと番号の別々なやつがぽつぽつと入ってくるわけです。つまり、国家公務員共済の分野の話と、それからもう一つは今のJTにしばらく出向しておりましたから、そっちも来る...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私の場合は、恐らく基礎年金としてはきちっと総合管理はされていると思うんです。ただ、年金番号は両方持っている、これが正確な言い方だと思います。そのほかに、あるいは委員御指摘のように、そこのところもあいまいなまま違った制度で付番をされていると、相互の調整も十...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 一番問題なのは、三号と二号の間を行ったり来たりするケースですね。これをきちっと把握して実態に合った年金計算をしてあげるということが基本にあるんだろうと思います。ただ、委員が御指摘のとおり、個々の被保険者がそういう意識を持っていないとすれば、随分それは戸惑...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 保険者の方でその実態をずっとフォローしていくためには、やっぱりどの時点でどういうステータスになったかということをフォローしておかなきゃいけないだろうと、そういうことからきているんだろうと思います。
○国務大臣(津島雄二君) 第三号被保険者は、せんじ詰めれば、その配偶者が加入している厚生年金や共済年金などの年金制度がその方、つまり第三号の方の基礎年金の給付に必要な費用も一緒に負担する仕組みになっている。それがいいか悪いか、委員の御指摘のとおりでございますが、したがって御本人か...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大変に強く胸を打たれるところもございますので、真剣に検討させていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) 今のお話を伺う範囲内では、これはちょっと厳しいな、きついなという感じであります。  非常に深く感銘を受けましたので、真剣に勉強させていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) 尊敬する堂本先生の重ねてのお話でありますので、本当に真剣に考えます。  それで、なぜ歯切れが少し悪いのかといえば、公平にしなきゃいかぬということ、それは委員おっしゃったから私もそこで救われたような気になるわけですが、とにかく公平ということを頭に置きなが...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 予防接種は、子供さんばかりでなく国民全体を疾病から守るための基本的な手段として非常に重要と認識をいたしております。このため、接種を希望されるできるだけ多くの方が円滑に予防接種を受けられるよう、心疾患等の基礎疾患を有している方などの予防接種の要注意者に対す...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 我が国の医療制度は、委員御指摘のとおり、国民皆保険のもとで患者が自由に医療機関にかかることができるということで、その結果として世界最高水準の平均寿命などの成果を実現し、WHOからも全体としては世界で最高の水準の医療であるという評価を受けているところでござ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 最近におきまして、国民の健康を守っていく上で歯科保健医療が極めて重要であるという認識が定着をしておりますことは喜ばしいことだと思っております。特に、本格的な高齢社会を控えまして、歯科保健分野においても予防対策を効果的に推進していくことが重要でございまして...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 前回の診療報酬の改定におきまして、技術料の評価はもとより、医療材料の価格の変動が与える影響について私どもは初めて注目をいたしました。そして、今、委員御指摘のとおり、歯科用の医療材料として用いられている金銀パラジウム合金が高騰している、その対策を考えるべき...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療の質の向上のために医師及び歯科医師の研修の必修化の方向が打ち出されております。そういう中で、研修歯科医の給与について見てみますと、臨床研修施設である国立と、公立大学、そして私立大学、それぞれの間において格差があることは、今、委員御指摘のとおりでござい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 昭和六十一年七月に取りまとめられました将来の歯科医師需給に関する検討委員会最終意見に基づきまして、平成六年までに歯科大学の定員は一九・七%削減されておりますが、良質な歯科医療サービスを効率的に提供していく上で歯科医師の需給問題は引き続き重要な課題になって...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 我が国では、国民皆保険制度により国民にひとしく良質な医療が提供されてきたところでございまして、その結果、他国よりも長い平均寿命を実現する等、WHOにおいても高く評価をされていることは先ほど御答弁したとおりでございます。  しかし、急速な高齢化の進展など...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ずっと御答弁申し上げておりますように、これまで我が国の医療制度また医療保険制度は国民に長寿社会を実現するというような成果をもたらしまして、その意味では高く評価をされておりますけれども、しかし急速に高齢化が進んでまいりまして、医療費が高騰する一方で経済の低...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今の沢委員の御指摘、全く私は同感でございます。  先ほど御答弁いたしましたように、医療保険は急速な高齢化の進展に応ずる高齢者医療の拠出金で大変に苦しんでおりますが、これをどのようにして将来賄うか、そして、そういうことであればこの制度は持続可能であるなと...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療保険制度を支えていくためには、先ほども御答弁いたしましたように、保険料と公費と患者負担を適切に組み合わせていくことが適当でありますが、その公費の財源をどうするかということについて、安定的であり、かつ制度の目的にかなうものであることが望ましいと。そうい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療制度の抜本改革について、関係者の利害が錯綜するから困難が伴ってだめだというようなことでは私はいけないと思います。当然これだけの大改革については困難は伴いますけれども、最近、関係者の間でもこのままではいけないという雰囲気が随分強く出てきていることを私は...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今御指摘の点、また衆議院厚生委員会で江田議員から御指摘を受けました点は、大変に私どもにとって悩ましい問題でございます。  つまり、患者の一部負担について月額の上限をつくって、そして過度にわたらないようにするということにしたのでございますが、その患者負担...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 沢委員御指摘のとおり、小児医療は、安心して子供を産み、健やかに育てる基礎となるものでございまして、当面最大の課題の一つでございます少子化対策としても極めて重要なものであると認識しております。その一方で、現場においては大変過酷なお仕事でございまして、小児科...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 国民健康保険の問題は、医療保険の抜本改革とあわせて極めて重要な課題になっております。  今日のこういう厳しい状況になるにつきましては、参考人から御答弁申しましたように、産業構造の変化や高齢化の進展あるいは低所得者の増加等々、構造的な問題を抱えているわけ...全文を見る
11月14日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第3号
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○国務大臣(津島雄二君) 我が国では、国民皆保険制度によりまして、国民にひとしく良質な医療を提供するという考え方に立っております。しかしながら、急速な高齢化の進展などによりまして医療費がだんだんとふえてくる、その一方で経済が低迷をいたしまして医療保険財政が極めて厳しい状況になって...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 多少のニュアンスの違いはございますけれども、私も大体委員と似たような感じは持っております。
○国務大臣(津島雄二君) そのことにお答えする前に、私の答弁について若干短絡的な総括をされましたので申し上げます。  私は、残された大きい問題に高齢者医療制度があるとは申し上げました。そして、これは手つかずであるということを申し上げました。しかし決して、それさえ解決すれば全部あ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員も今すぐできることではないとおっしゃいましたけれども、そのような議論はこれまでもずっとやってまいりましたし、それから先般、総理に報告書を出された有識者会議でもその問題点には全部触れておられるわけであります。  委員の御指摘は、一つ一つについて反論す...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私が長くかかわってきたもう一つの分野についての御質問でございますが、日本の金融システムを生まれ変わらせる話は、これはマーケット、市場に迫られてやむを得ずやらざるを得なかったという面が大きいわけであります。端的に申しますと、あのときの金融再生法は与野党が一...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 老人保健制度をどうするかということは、先ほど参考人から御答弁いたしましたように、ここ二、三年間ずっと議論をし、四つの方式を出し、いろいろ議論したけれども集約できなかったということでございます。  できなかったということは、例えば今の独立保険方式あるいは...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 小池委員のお話を聞いていますと、負担をしない状態がいい、何であれ負担をしない状態がいいと聞こえます。私は、患者さんの自己負担があるとかないとかいう話は別として、だれかは負担しなきゃならぬ、だれかは。私はそのことを問いたいんです。  それで、先ほどから、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) それはもうちゃんと資料でもあれですから、そのとおりでありますよ、特例制度がそうであれば。  ただ、一言申し上げます。今若い方は薬剤費をまだ負担していますよ。そのことだけ言わせていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) 先ほどから一人当たり幾らとかいう御質問をされておる。そうしておいて、今の所得分布をお出しになっていろいろあるというお話。  私は、今回の改正の影響というのは、もっともっと具体的な、一人一人の国民にとってどういうふうに感じられるかというレベルで物を考えて...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 具体的に私もお答えしているのでありまして、一人一人の高齢者の方、所得の多い方も少ない方もあるでしょう。低所得者対策として外来には定額の上限を設けました。入院の費用は下げました。そういう形でお互いに負担を分け合いましょうという極めて具体的なお答えをしている...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 何度も御答弁しておりますが、この医療保険というものはみんなで負担を分かち合う制度でございます。高額な医療の費用も被保険者などだれかが負担をするものでございまして、医療を受ける方にも応分の負担を分かち合っていただくということは、これは基本的に必要でございま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 先ほどの御答弁を繰り返すほかはないと思いますが、例えば月に一千万円という非常に高度な医療サービスを受けた。その場合に、あなたは十六万円を払うことに反対するか、ちゅうちょするかということでございますが、若い方々に一千万円を払っていただくより、私は十六万ぐら...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) しばしば答弁をしておりますように、高齢化の進展により老人医療費がどんどんふえておりまして、これが高齢者はもとより若い方々に非常に大きな負担になっている。つまり、高齢者の療養費を健保組合あるいは政管健保で払っていただいているわけでありますが、相当大きな負担...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員は、医療費全体の額が減っていけば、減っていけばというか伸びが鈍化をすれば医療の質は低下することは間違いないとおっしゃいましたが、私はそういうふうには思っておりません。  むしろ、本当に必要なところに良質な医療を提供するという努力こそ限られた医療資源...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 当委員会でけさ大変に厳しい議論が専門家であられる委員との間でございました。  今井委員が先ほど指摘されましたように、我が国の医療の現場においては、例えば病床数がどうであるとか、あるいは入院日数がどうであるとか、あらゆる面でこれは改善を今しなければならな...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 健保財政の悪化が日本経済の現状と深く関連をしている点は、珍しく委員と私と認識は一致しておるわけであります。  こういう状況の中で一体何が一番必要かといえば、それは確かに勤労者もまた経済界も全体として活力を取り戻してもらう、早く取り戻してもらうことが大事...全文を見る
11月16日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第4号
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○国務大臣(津島雄二君) 医療制度の抜本改革につきましては、その方向に向けて、今回、健康保険法等の改正あるいは医療法の改正を第一歩としてお願いしておりますけれども、引き続き残された問題、例えば高齢者医療制度のあり方、またそれにかかわる医療供給体制のあり方について全力を挙げて検討し...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今御答弁申し上げたとおりであります。
○国務大臣(津島雄二君) 医療制度の改革につきましては、第三者機関の設置を含めていろいろな考え方はあり得ると思いますけれども、現実にその施策を実行する場合には関係者が本当に理解をし、それを協力し、また推進していただかなければならないということもまた事実でございます。  いずれに...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 政府がどのような機関を設けるかというのは一つの議論の材料かもしれませんが、私はこの国会で先生含めて御議論いただくことがやっぱり一番国民的な議論を喚起する道だと思っております。これを超える議論というのはないと。そういう意味では、私は真剣に当委員会あるいは国...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員も長らく本院においでになっておわかりのとおり、前回の大きな改正は委員初め御党の方々と一緒になってやったわけであります。そして、あれを実現するに当たっては、国会で私も衆議院の一人でやっておりましたけれども、真剣な議論をやって、政府から出てきた案に必要な...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 国民的な議論をあらゆる手段を尽くして守り立てていかなければならないという御質問、そのとおりであろうと思います。私どもも高齢者医療制度の見直し等について、問題の所在や改革のあり方について、例えばわかりやすい読みやすい出版物、パンフレットのようなものを作成し...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今、特別に医療制度に限定した年次報告はつくっておりませんけれども、御案内のとおり厚生白書を毎年出しておりまして、その中では医療制度の現状について触れておりますし、また年によっては特集を設けておるわけでございまして、特別なそういう白書を出す必要は今のところ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 高齢者医療制度の見直しは本当に根本的な問題を含んでおりまして、これまでも各方面からさまざまな考え方が提起され、昨年八月の医療保険福祉審議会の意見書では、今、委員おっしゃったような四つの方式に整理して、それぞれの制度の持っている問題点を議論しておるところで...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 堂本委員のこれまでの御努力、それから御経験を踏まえたお話、私は非常に共感するものがあります。  その上で申し上げさせていただきますと、ここにおります皆様方の中で、恐らく一番古くからこのことにかかわってまいりました一人が私であろうと思います。ちょうど十六...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 長い間の御経験を踏まえてのお話、大変感銘を受けましたし、ほとんど全部賛成でございます。  これまでいろいろと努力をしてきたが、歩みが遅々として遅いのではないかということであれば、それはお認めするにやぶさかではございませんが、ようやく老人保健制度も長い間...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) もう一遍お願いします。
○国務大臣(津島雄二君) 厚生大臣をしておりました。
○国務大臣(津島雄二君) 十年前の私の答弁、今伺いまして、いい答弁していると思います。そして、今同じ御質問を受ければ同じ答えをしなきゃならないというのは本当に残念だと思っております。  私は、事務当局の方できょうリプロダクティブヘルスについて書いていただいたこの答弁要旨を見まし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 一生懸命方向を検討させていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) 大変に感銘を受けて聞かせていただきました。  ちょうど労働省と一体となるときがこの問題について縦軸でずっと女性を一つの問題点として医療そして福祉のあり方を考えるいいチャンスになると思いますので、熱心に検討し、できれば何か成果を上げて、先生初め委員会の皆...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 国保組合は、昭和三十四年の国民健康保険制度創設以来、市町村国保を補完するものとして、国民皆保険体制の基盤的役割を果たす国保事業の運営を支えてきたところでございます。  国保組合は、同じ職業に従事する方々の相互扶助の精神に基づき、それぞれの実情に応じたき...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 国保組合は、同じ職業に従事する方々の相互扶助の精神に基づきまして、それぞれの実情に応じたきめの細かい運営が行えるなどの長所がございます。また、国民皆保険体制の基盤的役割を果たす国保事業の運営を支えてきたものであり、今後とも健全かつ適正な事業運営を図ってい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 柔道整復は、我が国において伝統的に行われてまいりました療法として国民に広く受け入れられており、これを担う柔道整復師の方々は、捻挫、打撲、脱臼、骨折の患者に対して施術を行うことによって国民保健の向上に御尽力いただいてきたと評価をさせていただいております。
○国務大臣(津島雄二君) 我が国の医療保険制度は、国民皆保険制度により国民にひとしく良質な医療を保障するものであり、すべての国民によって支えられなければならない制度でございます。このため、給付と負担の両面において公平であり、その運営が公正に行われるということは、委員御指摘のとおり...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 堀委員がこれまでの社会保障制度あるいは福祉をめぐる制度について、各国における議論、それから歴史的な変遷というものを念頭に置いての御質問でございました。  まず、私から申し上げたいのは、社会保障の理念というのが一つぽんとあって、それが変えられない何かであ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 堀委員が御指摘の点は、私は非常に広がりのある論点を示唆しておられるんだと思います。確かに、医療という切り口で私どもが国民の健康を考える場合にも、非常に広い社会的、文化的、歴史的な要因とつながっていくということを意味しておられるんだろうと思いますし、またそ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 恐らく、堀委員が御指摘しておられることと私たちが考えていることと、基本的にはそんなに違いはないと思うのでございます。けさの堂本委員の御質問の、病気を治すことも大事だが、しかし基本的には健康寿命を延ばすということが大事だよと、そういう全体像を見失うことなし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員述べられたとおり、高齢化が進んでまいりますけれども、二十一世紀に日本の社会がいい社会であり得るかどうかは、高齢者を含めてできるだけみんなが元気で活力がある状態でいていただくことに尽きると思います。そういう意味で、みんなで社会保障を支え合ってセーフティ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 全くそのとおりだと思います。そして、恐らく次の社会的な要請は、それぞれの方に、国民一人一人について、おおむね必要な限りにおいて経済的な力が把握できるようになればいいなという議論は出てくると思いますが、これもまたプライバシーの問題があるから慎重に議論しなき...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療制度の抜本改革につきましては、平成九年より関係審議会などによって鋭意検討を行ってきましたが、テーマが極めて広範に及び、かつ関係者の利害が錯綜したため、議論の取りまとめができなかったわけでございます。幾多の議論を経て、本年度より、抜本改革の一環として、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) その点についてはもうずっと御議論をしてきたとおりでございまして、医療制度の改革というものが多くの方にいろいろな影響を及ぼす非常に広範にして困難なテーマでございますので、議論の取りまとめに至らなかった経緯は、恐らく政府・与党ばかりでなくて、国会に身を置いて...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今おっしゃったような経緯をたどっておりますほど難しい問題でございますが、現在の医療保険制度の現状や高齢者医療の問題等々を考えますともう猶予を許さないところに来ていると私どもは思って、そのように考え、努力をしておるところであります。
○国務大臣(津島雄二君) 委員がいろいろこれまでの大臣の発言を言われたとおり、それは難しい問題です。ですから、答弁してできるのならば、それはそんなに難しくないんです。これから我々がどれだけのことをやるか、それから国民的にどのくらいのサポートをかち取るか、それは我々は最大限の努力を...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今いろいろお読みになった中で、私は言っていないこともありますよ。いや、議事録の中で一つ、実施できないものは実施できないなんとは申し上げておりません。  私は言葉の遊びはしたくありません。ですからもう一遍お答えをいたします。  医療制度の抜本改革につい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 先ほど御答弁したとおりでございます。
○国務大臣(津島雄二君) 今の委員の私の答弁の読み方も正しくありませんよ。私がお答えしたのは、あれはどの委員に聞かれたかちゃんと覚えています、その御質問に簡潔にとか短絡的にと言ったはずです、お答えするほど私は政治経歴は短くないと、こう申し上げたわけであります。
○国務大臣(津島雄二君) 大変忙しいことになると思います、平成十四年度の改革を実現するために。大変に忙しくやらなきゃならないと思っています。
○国務大臣(津島雄二君) 来年中に議論しなきゃ実現できません。
○国務大臣(津島雄二君) 当然そういうことになると思いますよ、提出しなきゃ議論できませんから。
○国務大臣(津島雄二君) そうでなければ実現できないと思います。
○国務大臣(津島雄二君) 総括政務次官の御答弁のとおりでございます。
○国務大臣(津島雄二君) まず、委員が引用された資料で申し上げますと、第二位の狭心症の方は二千万で、二十八歳でございますが、残念ながらお亡くなりになっておる。それから、その次の方は二千万でございますが、今治療中であると。それから、あと五位、六位と参りまして、不幸にして成功しなかっ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 我が国の医療保険制度は、国民皆保険制度のもと、国民にひとしく良質な医療が提供されておるところでございます。  医療制度の抜本改革は、国民皆保険制度を維持しつつ、二十一世紀の高齢社会においても医療保険制度を将来にわたって持続可能で安定的なものとするための...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 専門家の松崎委員でございますので、慎重に答えさせていただきます。  最初に、一つ、私から訂正をお願いしたいと思います。総理も私も日本の医療制度は世界一と思うと、私が思うと言ったことはないと思います。WHOの最近の評価におきましてはそのような評価が行われ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 我が国の医療制度は、国民皆保険制度のもとですべての国民が自由に医療機関にかかることができるということの中から世界最高水準の平均寿命などを実現してきたことは間違いのないところでございますが、しかしこれからの高齢化の社会の変化を控えて、このままでは持続可能な...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 近年、医学、医療技術が飛躍的に進歩いたしまして、臨床医の専門分化も進んでおるわけでありますが、しかし二十一世紀の高齢社会の到来を控えて、すべての医師が専門性ばかりでなくて患者を全人的に診る基本的な診察能力を取得し、患者とよりよい信頼関係をつくり上げて診療...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今の枠組みについては、参考人から御答弁いたしましたように、図書購入費等の臨床研修病院の経費に対する補助と、それから研修医の給与については診療行為の対価として診療報酬が実際支払われておりますから、そういう仕組みになっておるわけであります。  このことにつ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今のようなお答えは、要するに実態がどうなっているかをきちっと把握した上で関係審議会等で審議を深めて適切な御意見をいただきたいということでありますが、必修化する以上は、みんな腹据えてやっていただけるようにするというのが私の気持ちであります。
○国務大臣(津島雄二君) よく聞いていただきました。  小池委員の御議論を聞いていますと、病床が非常に多い日本の医療の現場で、それを前提としてとにかく看護婦さんをいっぱいつければよくなる、今の現状を前提としてどんどんふやしなさいと、こういうふうに聞こえるわけであります。  私...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) それは正しい御理解ではないと思いますよ。私どもが言っているのは、最低基準はこうだと言っているんです。その最低基準で満足せずに、さらにもっといい配置をしていい医療をやっていただくところにはどんどんと患者さんが集まって、診療報酬が伸びていくというのがいいこと...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 答弁を一言だけさせていただきます。  委員のお考えですと、医療の中身、病床の機能を発揮させるということを抜きにして、とにかく看護婦さんさえふやせば、どんどん収入がふえるようにした方がいいというふうに私は聞こえましたが、そうであれば思想を異にするというこ...全文を見る
11月17日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
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○津島国務大臣 静岡県におきまして、今般、厚生省が平成八年に行いました非加熱凝固因子製剤による非血友病HIV感染に関する調査、いわゆる第四ルート調査におきまして非加熱製剤を使用したとされる五十一の医療機関を対象といたしまして、まず第一にHCV、つまりC型肝炎に関するバイラスの検査...全文を見る
○津島国務大臣 過去に肝炎ウイルスに感染しながら明らかな症状がない潜在的な持続感染者は、B型肝炎で百二十万から百四十万人、C型肝炎で百万から二百万人と言われておりまして、このような持続感染者への対策は重要な、重大な問題として今後一層取り組みを強化する必要があるものと認識をいたして...全文を見る
○津島国務大臣 まず、静岡県の状況でございますけれども、県内で血友病以外の治療で非加熱製剤を使っていた病院について、現時点では、B型肝炎ウイルスに感染している方が二名、それからC型肝炎ウイルスに感染している方が八名確認されているということのようであります。  これらの方々につき...全文を見る
○津島国務大臣 先ほども御答弁をいたしましたが、御指摘の非加熱製剤を投与された方々を含め、調査、検査、広報のあり方等について、有識者の会議における御議論も踏まえ、積極的に検討して結論を出したいと思っております。
○津島国務大臣 私、救急体制につきましては格別な思い入れがございます。武正委員御指摘の救急救命士法は、ちょうど十年前に私が厚生大臣をやっておりましたときに、当時の自治大臣と協力をいたしまして、ぜひとも救急救命士という制度をつくってもらいたいと御提言をし、翌年法律化したわけでありま...全文を見る
○津島国務大臣 大変大事な点の御指摘をいただいてありがたいと思っております。  すべての国民が定期的に健診を受けるということは非常に大事なことであり、回り回って医療費の適正な活用ということにもつながってくる、健康な方がふえるということでございます。自営業者の方々にとってとても大...全文を見る
○津島国務大臣 介護保険制度は新しい制度でございまして、その定着を図っていくためには、国民みんなでこの制度を支え合うという趣旨を国民がひとしく理解をしていただく、それから、サービスの利用の仕方や要介護認定について十分な周知を図って国民の理解を深めるということが重要だと思っておりま...全文を見る
○津島国務大臣 介護サービスの利用状況につきましては、自治体を通じてアンケート調査をやってございます。これまでに御答弁で申し上げたかと思いますけれども、全国に百カ所の市町村を常時私どもの接触相手として選んで、そこから全国的な情報を集めているわけでありますが、そういう自治体との間の...全文を見る
○津島国務大臣 三井委員が御指摘の点は大変重要な点で、ここ十年ばかり、一つの大きな流れをつくっていると思っております。  ちょうど十年前、私が厚生大臣をやっておりましたときに、老人施設は老人施設、保育所は保育所、自治体のいろいろな施設は施設、学校は学校と、別々にやっているのは一...全文を見る
○津島国務大臣 まずさっきの御質問の方から私なりの見解を申し上げます。  私も地元に老健施設第一号をつくって、ずっとその状況を子細に観察してきたものであります。その立場から申しますと、委員御指摘のようなたらい回しがございました。また、非常に苦労をした。しかし、さっき政務次官から...全文を見る
○津島国務大臣 介護保険制度を国民の間に定着させるためには、サービスの現場で頑張っている方々や利用者の方々の声に十分に耳を傾け、よりよい制度に育てていくことが重要でございます。  私自身も、数回にわたってサービス現場に出向き、ケアマネジャーを初めサービス従事者や市町村の担当者、...全文を見る
○津島国務大臣 私、専門家ではございませんが、政治家として自由に意見を言えということであれば、申させていただきます。  委員と同じく、私は、大西洋の両側に数年間住んでおりました。水がうまいかどうかということについては、私なりに非常に強い印象を持っています。今から三十年ぐらい前、...全文を見る
○津島国務大臣 先ほどからの御議論をずっと伺っていまして、武山委員、当然御承知の上の御質問だと思いますけれども、我が国では水道事業は自治事務でございます。それぞれの市町村で住民のためにできるだけいい水を供給する。したがって、本格的な水道が望ましいのでございますけれども、地域によっ...全文を見る
○津島国務大臣 介護サービスの利用状況につきましては、自治体を通じてアンケート調査をいたしておりますが、その結果によりますと、利用料の負担が重いため従来よりサービスの利用を減らしたという方は少なく、むしろ介護保険の導入により、この四月時点でサービス利用者が新たに二割以上増加すると...全文を見る
○津島国務大臣 いろいろな数字を引用されておりますけれども、私どもは、全体として順調にいっているということを申し上げた上で、やはり地域によりまして、また、それぞれの方の事情によりまして、十分なサービスが受けられていないというケースもあるんじゃないか、これは絶えず心配りをしながら進...全文を見る
○津島国務大臣 私も政治家でございまして、立派な人口四十万の選挙区を持っておりますけれども、当然のことながら、担当大臣として、新しい介護保険が大事な地元の方々にどういう影響を与えているか、これは絶えず意見を聞いております。私は、今の委員の御指摘とは甚だ私の地元の場合は違うというこ...全文を見る
○津島国務大臣 まず、委員のお話の最初の部分についてちょっとお答えさせていただきたいと思います。  私も全国幾つかの箇所を見て回った。その中には、東京の真ん中、世田谷区がございますよ、それから大阪もございます、神戸もございます。ですから、政令都市はちゃんと見ております。そこでは...全文を見る
○津島国務大臣 委員の御質問を改めて拝聴いたしまして、私は大変ありがたく、意を強うした点が二つあります。  一つは、とかく今まで高齢者に対する負担はゼロがいい、昔、高齢者医療費がゼロの時代がございましたね、そういう福祉のあり方が一番いいというふうに皆様方はまだ思っておられるんじ...全文を見る
○津島国務大臣 もし必要とあれば詳細は参考人から補足をしてもらいますけれども、委員はわかってお聞きになっていると思うんです。  生活保護のレベルの方がこの介護保険のための支払いによってそれ以下に下がるということになれば、これは、今の制度ではちゃんとその分だけ国が継ぎ足して払って...全文を見る
○津島国務大臣 自治事務であることはそのとおりでありますが、この委員会でさっき私どもが野党の別の先生から大分追及されたのは、自治事務であるからといって、やるべきことをあなたは怠ってはいかぬよという追及もありまして、ですから、自治事務であるから何にも言っちゃいかぬということは、これ...全文を見る
○津島国務大臣 全くそのとおりでございまして、八月九日の式典後に、総理が専門家の意見を聞くなど精査、検討するようにということを発言され、そのとおり私に御指示がございました。  原爆被爆者援護法の対象となる被爆地域につきましては、旧原爆医療法制定以来、種々の経緯のもとに定められて...全文を見る
○津島国務大臣 不妊治療につきましては、その実施内容やそれにより生じた受精卵の使用について、患者が正しい情報に基づき的確な判断ができるよう、適切なインフォームド・コンセントがなされることが極めて重要である、御指摘のとおりでございます。  このため、厚生省としても、研究班を設置し...全文を見る
○津島国務大臣 行政側もいろいろな言い分があるでしょう。実際働く気がないのに子供さんだけ預ける場合をどうするかとか。私は、今委員のお話を聞いていて、そういう議論を消してしまうべきだと思っています。子供さんの面倒を見たら働けないんです。  今のお話の中で、今までの扱いで統計上食い...全文を見る
○津島国務大臣 よくわかっております。やはりできるだけ庶民感覚に合うような制度でないと、年金というものは、健康保険もそうでありますけれども、みんなが支える制度ですから、そのことを大事にして庶民感覚に合うやり方をやってほしいなというのが私の気持ちであります。
○津島国務大臣 要するに、制度をやっている側からいうと、制度論というのがありますね。つまり、ちゃんとやっていた人と、何かの原因でそうでなくなった人と、これをみんな同じにしたら制度がある意味がなくなってしまうとか、逆の意味の悪平等になるとか。そういう議論はあるんだけれども、しかし、...全文を見る
○津島国務大臣 今のお話を伺っておりまして、社会保険庁にわざわざ行かれるとか市役所に行かれるという方は、不幸ではありますが、まだいいのです。もっと不幸なことは、まだわからずにおられる方。  もっと率直にお答えしましょう。  実態調査とおっしゃったので、けさ、この問題を私ども部...全文を見る
○津島国務大臣 御激励をいただいておりますので、その気持ちを大事にしながら納得のいく方向を早く打ち出したいと思います。  同時に、この機会をおかりして一つお願いでございますけれども、今の年金、それから健康保険制度も、制度が随分複雑になりまして、ある人がいろいろな制度にかかわる状...全文を見る
○津島国務大臣 川田委員が、今日、政治家として、私たちに、そしてまた国民に心からの声をお届けになる、そのことは、私は日本の政治がまだまだ機能しているなというふうにまず受けとめさせていただきました。  そして、厚生行政にある者は高い人間性と倫理観が必要であるというお言葉を私は重く...全文を見る
○津島国務大臣 私に対する御質問でございます。  薬害エイズ事件について、真相究明のためにきちっとやるべきではないかという御趣旨だと思いますけれども、真相究明はこれまでも厚生省としてはできる限り努力を重ねてきたと私は前任者からも伺っておりますが、その一方で、刑事裁判を含めて、い...全文を見る
○津島国務大臣 刑事裁判にかかわる点については、これはほかの件でもそうでございますけれども、やれることとやれないことがあるというのがこれまでの厚生省の見解のようであります。
○津島国務大臣 先ほども御答弁いたしましたが、真相究明について、これまで同様、厚生省としてはでき得る限りの御協力、努力をするべきことは当然でございますが、一方、刑事裁判が現在進行しているという関係もこれは無視できないところでございまして、今委員が要請しておられることは、憲法上で言...全文を見る
11月17日第150回国会 参議院 本会議 第11号
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○国務大臣(津島雄二君) 内藤議員からヒト胚の取り扱いにつきまして、生殖補助医療のあり方を含めた対応いかんという難しい御質問をちょうだいいたしました。  まず、精子、卵子、胚の提供等による生殖補助医療のあり方につきましては、平成十年十月より、厚生科学審議会先端医療技術評価部会の...全文を見る
11月20日第150回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○津島国務大臣 委員御指摘のとおり、年金制度を初めといたしまして、社会保障制度をどのように構築し、持続可能な、国民が安心していただける制度にするかということは、私は当面の最大の課題の一つだと思っております。そのことが、国民のセーフティーネットを提供し、安心をしていただくとともに、...全文を見る
○津島国務大臣 社会保障制度が国民のセーフティーネットとして非常に重要な役割を果たしていることは、御指摘を受けるまでもございません。そして、持続可能な安定した社会保障制度が高齢化が進む二十一世紀においても維持できるかどうか、この国民の大変な心配にこたえなければ、それは不安が広がっ...全文を見る
11月22日第150回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(津島雄二君) 今、大蔵政務次官から概略のところを御説明になりましたが、私の方から一言所見を申し上げます。  この国の貸借対照表において年金の将来債務をどう考えるかという、その処理で三つの方法があるのは当然でございますけれども、いわゆる積立方式は社会保険方式でやってい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員御指摘のとおり、グループホームが痴呆性高齢者、そしてまたある意味で知的障害者の方にも非常にいい対応の方法だということでございます。痴呆性高齢者の場合には、やはり人と接してコミュニケーションを持つということがとても大事なことだという点は、外国においても...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 厚生省といたしまして、平成十三年度概算要求におきまして、PCB廃棄物の早期処理を促進するため、特に中小企業者の場合にはなかなか難しい問題を抱えているようでございまして、この方々を対象として処理費用の一部を助成する基金の創設を要求いたしております。これは二...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員の御指摘、そのとおりでございまして、特にPCBの使用機器につきましては、事業者で保管しておりますけれども、これを処理するについて、先ほど通産大臣から御答弁がありましたような進め方がうまくスムーズに動いていないわけでございます。保管されているPCB使用...全文を見る
11月28日第150回国会 衆議院 本会議 第18号
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○国務大臣(津島雄二君) ただいま議題となりました確定拠出年金法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国は、少子高齢化の進展、高齢期の生活の需要の多様化、雇用の流動化等社会経済情勢が大きく変化しており、このような変化に対応しつつ、国民の高齢期における所得の確保に係る...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 熊代議員にお答え申し上げます。  まず、社会保障有識者会議の報告書を受けて、今後どのように改革を進めていくのかというお尋ねでございました。  今回の報告書は、これまでの社会保障制度が前提としてきたさまざまな条件が変化する二十一世紀において、個人では対...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 荒井議員にお答え申し上げます。  まず、公的年金の信頼確保についてのお尋ねがございました。  国民の老後を支える年金制度につきましては、少子高齢化の進行や経済基調の変化を踏まえながら、将来にわたって国民が安心し信頼できるものにしなければならないと考え...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 都築議員にお答え申し上げます。  最初に、社会保障の全体的な枠組みについてのお尋ねがございました。  少子高齢化の進行など、急激な社会構造の変化の中で、社会保障制度の機能を維持していくためには、幅広い観点からの検討を通じて、改革の方向性を国民に明らか...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 小沢議員にお答え申し上げます。  まず、確定拠出年金を新たに導入する必要性についてのお尋ねでございました。  我が国の高齢者の所得保障の基盤は、確定給付型の公的年金であります。しかしながら、現行の確定給付型の企業年金だけでは、中小零細企業や自営業者へ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 金子議員から私への質問は四点ございました。  第一点は、基礎年金の抜本改革への決意についてお尋ねがございました。  年金制度を初めとする我が国の社会保障制度は、国民みずからが共同で費用を出し合い、給付と負担の関係が明確な社会保険方式を基本としており、...全文を見る
11月28日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第6号
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○国務大臣(津島雄二君) ちょうど老人保健制度を国会に提案いたしましたときに私は厚生政務次官でございました。今、今井委員が分析をされたような事情であったと思います。  印象的に申し上げますと、最初のころは下に書いてあるようにくっついているような感じのイメージで始めたんですが、だ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 詳細は保険局長から補足をしてもらいますけれども、A案のように高齢者医療制度をこういうふうに分けるというのは考え方としてはわからないではないところはございます。高齢者というものの特性に着目して、それに対してどのように医療保険制度が対応するかという、ねらいは...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大体委員御指摘のようなところが私どもも同じように悩むところでございます。
○国務大臣(津島雄二君) 保険者の問題を考えますと、ますます問題が難しくなってまいります。  国保についてはいろいろと御批判もあるし、また市町村の間では高齢者医療制度の負担が耐えられないという御意見もございますけれども、しかしそれなりに努力をしておられて成果を上げておられるとこ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大体今井委員が御指摘のような問題があるわけでありますが、一本化案というのは、一方の被用者保険の方もつらい、それから国保の方もつらい、もちろん政管健保もそうですけれども。それぞれ自分のつらいところを着目して、それを解消するのに一本になればなくなるんではない...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今井委員の分析、そして今の結論、理解できるところはございますが、しかしこの突き抜け案につきましても、やっぱり基本的問題は厳然として存在をしている。それは、今、委員は、高齢者の負担というのは年齢リスク構造調整というようなあれで適切にやったらどうだとおっしゃ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) そうはおっしゃいましても、やっぱり一番悩むところは高齢者の医療費負担をどうするかという問題でございまして、もしかすると、突き抜け方式でリスク調整をするという考え方の行く先に、調整の部分はこっちの被用者保険の世界でないから公費でやれということになるとします...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員のお考えは理解できるところは多いわけでありますけれども、やはりその結論を導くまでには、今の調整のあり方、負担のあり方、それからもう一つはやはり保険者の機能というものが貫徹できるかどうかというようなこと、こういうところを十分慎重に検討して結論を出すべき...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) かなり詰めた議論をしておられて私もたじたじになっておるわけでありますが、議論の最初のところでA案についてお尋ねがあり、私も今井委員と同意見であると申し上げた、A案の問題点について認めつつも、つまり、またA案がいいというところへ戻る意味ではなくて、ただ問題...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今回の改正は、昭和五十八年の老健法の創設以来十七年近く続いた定額負担を初めて定率に変えていただくということでございますから、その円滑な施行を図るために高齢者の方々にとって無理のない範囲内で現行制度とほぼ同水準の負担となるよう定額の月額上限を設けた、これは...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 専門家である松崎委員からの御質問でございますが、まず私からは概略の考え方を御説明し、さらに御審議をいただきたいと思います。  近年、医学、医療技術が飛躍的に進歩し、臨床医の専門分化が進んでいるところでございますが、二十一世紀の高齢社会の到来を控え、すべ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 先ほどから松崎委員の御質問を承りながら、大変教えられるところが多く、先ほどの今井委員の場合もそうでございますけれども、深く共感するところもございました。  まず、当面の御質問でございますけれども、社会保険庁や国立病院はもっと効率化してコスト削減を図るべ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大変に含蓄に富むお話をいただきました。  松崎委員のお話から学び取れるものは、やはり健康の問題は地域から発想しなければならないということではなかろうかと。そういう意味で、それぞれの地域で自分たちの抱えている健康の問題、保健の問題は何であろうか、それを解...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大変に経済が停滞をしているということもありますし、仕事を失った方もある。高齢者の場合も、例えば老齢福祉年金しか受けていない方であるとか、あるいはいわゆる専業主婦であった方で御主人と死別をされた方とか、一定の比率の方々がかなり低い所得でぎりぎりの生活をして...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 低所得者の方々にはできるだけの配慮をすべきことは当然のことであります。  その一方で、先ほどから申し上げましたように、高齢者という所得層は実はないのであります。所得分布から考えますと、高齢者の中にも余裕のある方もある、若い方の中にも大変に厳しい生活をし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) この白書にある数字だけから高齢者が豊かである、資産がある、あるいはない、そういう議論をやるつもりはございません。私は、長い間こういう統計資料をたくさん見てきたわけです。それから、ことしの春はアメリカ、ヨーロッパ各国の専門家と一緒になって数字を眺めて高齢者...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今のいろんな数字で、僕はすぐわかったんですけれども、所得の伸びはこうであるけれども医療費の伸びはこうであると、こうおっしゃった。医療費は根っこが少なければ伸び率はうんと多くなるんです。一番わかりやすいのは、昔の老人医療無料のときから比べると無限大なんです...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 看護職員の需給につきましては、現在、平成十三年以降の見通しを策定するために、看護職員の需給に関する検討会を設置し検討を行っております。検討会が示した策定方針では、夜勤については、複数夜勤を基本とする、三交代制勤務の場合は一人月八回以内を基本とする、いわゆ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 精神医療を充実したいという気持ちは、私どもは委員に負けずに持っております。ただ、問題はその手法であります。今申されました病床と看護婦さんの数の話も一つの側面でありますけれども、これを取り巻くいろいろな事情についてきちっと踏まえて議論していただきたい。 ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ずっと質疑応答を行わせていただいている中で、今度の定率負担の導入に伴って、それぞれの所得層、年齢層の方にどういう影響があるかということは、これは私どもやはり真剣にこれからも目配りをしていかなきゃならないということは御指摘のとおりだろうと思います。  今...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 私も、前の答弁でもちょっと触れましたけれども、高齢者の経済実情は一様でない、その中で高齢単身女性の場合は確かに問題ですよと、一度申し上げたはずです。  厚生省もそのような認識を持っておりまして、平成十年の国民生活基礎調査によりますと、全世帯平均の一人当...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療を提供するに当たりまして適切な説明を行い患者の理解を得るように努める、いわゆるインフォームド・コンセントの理念に基づく医療の推進、これは非常に重要でございまして、それによりまして医療従事者と患者の信頼関係が築かれていきますし、情報を共有化することによ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療制度の抜本改革につきましては、毎度御答弁申し上げておりますが、平成十四年度を目途に精力的に検討を進めていきたいと申し上げております。  一方、先般の社会保障有識者会議の報告書を受けまして、本日、社会保障改革関係閣僚会議の第一回会合が開催されまして、...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 大変に含蓄のあるお話でございます。堂本委員の今の御質問と、それから午前中の松崎委員あるいは今井委員のお話と重ね合わせてみますと、やはり良質の医療を提供するということは、単に道具がそろっておる、ベッド数が多いということを超えた、もう少し深い中身のある話であ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず最初に、この具体的な例につきましては、自治省の方も厚生省も協力しながら、具体的にどういう事情であったかを詰めて、その上で結論を出すということでありますから、そのことをまず留保した上で、私が申し上げたいのは、厚生年金についても起こってくるように、一般の...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 検討させていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) 急速な高齢化の進展に伴いまして医療費、とりわけ老人医療費が増大してまいりまして、医療保険制度を将来にわたって持続可能な安定的なものにするにはどうしたらいいかというのが私どもの大きな課題になっております。そういう中で、四代にわたって一緒にむつまじくお住まい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) まず、高齢者の経済的地位の問題でございます。そこからまず考えていかなきゃならぬのでございますが、年金制度が成熟してまいりまして、例えば二十年、三十年前に比べますと、高齢者の方々が公的年金等を受けておられまして、一般的に言うと経済的地位は昔よりも安定をして...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今、西川委員は御自分の御経験も踏まえながら、同一世帯に属する複数の高齢者が同時期に入院するというような場合に間々起こり得る重複した医療費が結果として相当にかさんでしまうということの中から三万七千二百円ということで、あとは公的に支払ってあげる支給制度がせっ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 三回まであれで四回からということにして御提案しているわけでありますが、四回目からの自己負担限度額を低額に抑えるということでございまして、今回の改正案においても多数該当の場合は医療費に応じた一%の負担は求めないということにしたわけであります。これがないと、...全文を見る
11月30日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第7号
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○国務大臣(津島雄二君) まず、数字について正確に理解をしていただきたいのでありますが、二十年前の国庫負担の基礎になる制度がどうなっていたか。例えば、老人医療に対して自己負担がどうなっていたか……
○国務大臣(津島雄二君) そういうすべてを考えた上で国庫負担のあり方を議論していただきたい。二十年前の状態をそのままにしていれば……
○国務大臣(津島雄二君) どういう制度になっていたか、どういう医療費の状態になっていたか、そのことを中身に立ち入って議論をしていただきたいというのが私の答弁であります。
○国務大臣(津島雄二君) 今の総理の御答弁をもう少し正確に申しますと、二十年前は高齢者医療制度はございませんでした。そのことが単純に予算の国庫負担の比率を比べる場合に非常に大きな誤解を招くわけであります。制度が基本的に違います。このことだけ申し上げておきます。
○国務大臣(津島雄二君) 医療の規制緩和につきましては、国民の生命、健康に直接かかわるわけでございまして、医療の特性に配慮しつつ進めていかなければならない、しかし社会経済状況の変化を踏まえた規制の見直しは絶えずやっていくことが必要だと思っております。  そこで、医療計画制度にお...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御承知のとおり、我が国の医療保険制度は国民皆保険制度のもと、国民にひとしく良質な医療を提供してきたところでございます。この制度の抜本改革は、国民皆保険制度を維持しつつ、二十一世紀の高齢社会においても医療保険制度を将来にわたって持続可能で安定的なものとする...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 介護保険の第二号被保険者に係る保険料につきましては、介護給付の水準によってその多寡が決定されるわけでございますが、この介護給付につきましては、介護の必要度を客観的に判定するよう要介護認定という仕組みが導入されていることは御承知のとおりであります。また、在...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいま柳田委員御指摘のとおり、我が国の医療提供体制につきましては、病床当たりの看護婦数が不足しているという一方、平均入院日数が諸外国に比べて長いといった問題点が指摘され、当委員会でもしばしば御議論があったところでございます。  今後、病床数は合理化を...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 広告規制のあり方につきましては、医療審議会において審議をしていただいた結果、客観性がある情報や事実に関する事項については幅広く広告することができるようにする、その一方で診療内容に関する事項等の検証が困難なものにつきましては広告の可否について慎重な検討を加...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 診療録の開示につきましては、医療審議会で御議論いただきました結果、現在進められつつある医療従事者の自主的な取り組みが医療現場に定着することが必要であり、法制化につきましては、今後の患者の側の認識や意向の推移、医療従事者の自主的な取り組みの状況、そして診療...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ちょうど十年前、委員が初めて国会の論議に参画をされましたとき、私はちょうど高齢者対策、いわゆるゴールドプランを打ち出し、これを予算化し、関連の八本の法律をお認めいただくということに苦闘をしておりました。その仕事に積極的に参加していただいた若い柳田委員の姿...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 高齢者の介護保険料につきましては、十月から、年金からの天引きによる方々が多いわけでありますが、市町村の普通徴収による納付も始まっておるわけであります。市町村におかれましては、対象となる方への連絡や広報などに多大の御努力をしておられることは御承知のとおりで...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 委員の方のいつもの姿勢でありますけれども、大変決めつけた言い方をなさいますので、ちょっと前の、まず保険料の方について、何にも実態を調べていないとおっしゃいましたが、そんなことはありません。私どもは、関係の市町村長と話をするときは必ずそれを話題にしておるか...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 医療制度の抜本改革は、二十一世紀においても医療保険制度を持続可能で安定的なものとするために行うものでございまして、毎度御答弁しておりますように、薬価制度、診療報酬体系、高齢者医療制度、医療提供体制という四つの課題を中心に総合的に検討しておるところでござい...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) これは全体としての今後の検討課題でございます。
○国務大臣(津島雄二君) 医薬品産業は、医薬品を安定的に供給するとともに、新薬の研究開発、実用化を行うことにより国民の健康の維持向上に貢献することがその責務であり、研究開発に膨大な投資が必要でございます。  利益が出ているではないかということでありますが、その利益がどういうふう...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 准看問題調査検討会の報告書では「二十一世紀初頭の早い段階を目途に、看護婦養成制度の統合に努める。」と提言されていることは委員御指摘のとおりであります。現在四十万人を超える准看護婦が就業しているという実態がございますが、直ちに准看護婦制度を廃止するというこ...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 薬価制度、いろいろ努力してまいりましたが、R幅が二%とはいえあるのは問題じゃないかという御指摘でございます。私もその経済の方の問題についてかなり実態を知っている立場から申しまして、流通にはいろいろな形態がございますものですから、二%というのは恐らく極限ま...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 二点にわたる御質問がございました。  第一点の、あくまでも医療制度を考える場合に患者の人権と患者の利益を優先に考えるべきであると、それは全くそのとおりだと思っております。  それから、第二点の附帯決議でございますが、私も長く国会の中で与野党の議論を行...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 御指摘のとおり、今の医療制度を支えておりますのは、医師を初めとするコメディカルの皆様方の力がチームとして発揮されることが大事でございまして、現行の診療報酬体系におきましても、手術等の大半の医療行為に関する診療報酬点数の設定に当たりましては、複数の医療関係...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 今のお話は医療ミスの問題と理解してよろしいでしょうか。
○国務大臣(津島雄二君) 患者の権利を守っていくためには、まず患者にしっかりした情報を送り、インフォームド・コンセントの趣旨を徹底し、そして医療ミスがないようにしていく、こういうことであろうかと思います。  最近、医療ミスが多発しているという御指摘もございますので、総理からの御...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) 退職して任意継続被保険者となっておられる方に対して、現在、老齢厚生年金等と傷病手当金が併給されているわけでございますが、所得保障という制度の趣旨から見ますと、実質的に給付が重複しているために、制度の効率性を確保する観点からその見直しを行い、傷病手当金を支...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) カルテ開示の問題につきましては、先ほど御答弁いたしましたように、今後の普及の状況を見ながら改めて検討するという姿勢でございます。
○国務大臣(津島雄二君) いわゆる保険外負担の問題でございますが、おむつ等が保険診療の対象になっていないところから問題が出ておるわけでございますが、こういう保険診療と直接関係ないサービスについて実費徴収されているが、それは無関心でいていいかというと決してそうではないのでございまし...全文を見る
○国務大臣(津島雄二君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力いたします。