辻惠
つじめぐむ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月12日 | 第174回国会 衆議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○辻委員 民主党・無所属クラブの辻惠でございます。 与党委員としては初めての質疑ということで、十五分と限られた時間でありますが、法務行政全般、建設的な質疑をさせていただきたいというふうに思っております。 定員法の問題ですが、この十年間、裁判官の増員については、司法改革とい...全文を見る |
○辻委員 諸事情を考慮しながら人的整備を図っていきたいということですから、その諸事情ということについて幾つか伺っていきたいと思います。 まず、もともと一九九〇年代に司法改革ということで、日本の司法が小さ過ぎる、大きな司法なんだということで議論がされて、そのときには裁判官、検察...全文を見る | ||
○辻委員 司法改革の論議のときの大きな司法といったときには、弁護士の増員も当然ですが、裁判官、検察官もいろいろな意味で増員の必要性がある、大きな方向としてはそういう議論があったと思いますが、その議論の方向自体については現在も変わりがないということで認識をされているんでしょうか。大...全文を見る | ||
○辻委員 この十年間で、裁判官は約六百人、検察官は二百人、弁護士は九千七百人増加だということでありまして、先ほど最高裁の方の御答弁で、法曹人口によって、それが事件数にどう反映するのかと。弁護士の間で競争がいろいろ激化をして、事件の掘り起こしというか、そういうことの結果、事件数がふ...全文を見る | ||
○辻委員 事件数は二倍になっているということであります。 さらに、成年後見事件が大幅にふえる見込みであるし、それから労働審判というのが二〇〇六年四月から実施されております。これもまだ数千件の単位でありますけれども、非常に増加傾向にある。二回、三回で労働問題のとりあえず一段の解...全文を見る | ||
○辻委員 全国で本庁が五十カ所、支部が二百三カ所ある。その中で、裁判官が常駐していない支部が四十八カ所あるという指摘がなされております。また、支部では行政事件とか簡裁の裁判に対する控訴事件は取り扱っていない。労働審判も従来は取り扱っていなくて、この四月から立川支部と小倉支部で労働...全文を見る | ||
○辻委員 新聞報道で、これは読売新聞の山口版でありますけれども、労働審判の利用について、支部でできないからあきらめざるを得ないという利用者がいたというような報道もされております。やはり、支部機能も含めて国民の利便性にかなうように司法を強化していくということが重要ですので、その点は...全文を見る | ||
○辻委員 確かに過払い金裁判がふえているというのも一つの原因でありますけれども、やはりそれでも争われているという現実があります。 そういう意味で、実質審理をもっと充実させていくためには、いろいろ検討しなきゃいけない問題がありますけれども、人的整備というのもまた重要だということ...全文を見る | ||
03月25日 | 第174回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○辻委員 民主党・無所属クラブの辻惠でございます。 昨年九月一日に消費者庁、消費者委員会が設立されて、初めての所信に対する質疑ということで、きょうは、消費者行政をもっと強力に推進していただける、そういう立場から大臣の積極的な御発言を賜りたいということで質問をさせていただきたい...全文を見る |
○辻委員 増員もまだまだ多分不十分で、今後さらに増員を図っていくということで大臣には頑張っていただきたいと思うんですけれども、いろいろ条件を整備するということと同時に、やはりそれを担っていく人たちの意識構造というか志というところをもっとしっかりやっていただきたいな。各省庁の横並び...全文を見る | ||
○辻委員 消費者委員会はいろいろな役割が要請されていると思うんですね。ですから、そういう人的な条件というのをもっともっと整備していかなければいけないということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 それと同時に、やはり消費者委員会がもっと活気のある形で社会にどんどんどんどん...全文を見る | ||
○辻委員 地方消費者行政については、消費者が安心して安全で豊かな消費生活を営むことを支える行政であることから、地方公共団体等においてこれこれの消費者行政の充実強化を積極的に図ることというようなことが基本計画に書かれております。 地方公共団体で今直面している大きな問題としては、...全文を見る | ||
○辻委員 時間の関係で最後の質問にならざるを得ませんが、この基本計画の中でも、消費者団体の存在ということについてきちっと書かれていると思います。消費者団体というのは消費者に身近な立場で活動する、そういう意味では、やはり行政が消費者団体を支援していくということが重要なんだなというふ...全文を見る | ||
○辻委員 民主党は、消費者問題特別委員会として公開質問会を二回行うなど、これまで九回、十回勉強会をやってまいりました。大臣、副大臣、政務官を初めとした政務三役が消費者行政をもっともっとしっかり推進していただけるように、民主党として支えていきたいと思いますので、ぜひ頑張っていただき...全文を見る | ||
04月07日 | 第174回国会 衆議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○辻委員長代理 次に、石原洋三郎君。 |
○辻委員長代理 次に、斉藤進君。 | ||
04月27日 | 第174回国会 衆議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○辻委員 民主党・無所属クラブの辻惠でございます。 一八八〇年に治罪法ということで日本の国に時効制度が導入されて、いわば一部時効を廃止する、公訴時効の廃止という百三十年ぶりの改正ということに当たって、やはり本質的なところにさかのぼった、きちっとした議論がなされるべきであろうと...全文を見る |
○辻委員 国家の刑罰権を考察するときに時効というのはどういう関係に立つのかというと、国家の刑罰権の行使を時間的に制約するものであるという理解に立っているように思いますが、この点はいかがでしょうか。 | ||
○辻委員 犯罪と刑罰というのは古くて新しい問題で、ある意味では現実的な問題なんですね。刑罰のありようについて講学的には応報刑とか教育刑とかいうことがありますけれども、今日の社会において再犯者が非常にふえている、では収容先の刑務所における刑罰の機能として、教育刑的な要素がどれだけき...全文を見る | ||
○辻委員 被害者、遺族の感情、ひいては国民感情というふうに整理してもいいと思いますけれども、それは量刑判断に当たって非常に重要な要素である、また、罪刑の均衡を考えるときの法定刑の定め方とかいうことに当たって十分考慮しなければならないということは確かな事実だろうというふうに思います...全文を見る | ||
○辻委員 もう時間も余りありません。実は、重大凶悪犯罪については、二〇〇四年に刑法の法定刑の期間を一・五倍、また公訴時効についても一・五倍にしたということについて、十分な検証の期間がまだいまだなわけであります。そういう中で今回の法改正が行われるということについて、これは両方含めて...全文を見る | ||
○辻委員 真犯人を取り逃がしているというところがむしろ問題であって、時効を延長したからということで検挙率は上がらないということは、法制審でも警察庁の刑事局長がそのように答弁しているところなんですね。だから、今いろいろな犯罪に対して捜査機関の側がきちっと充実した捜査なり遂行能力をな...全文を見る | ||
10月22日 | 第176回国会 衆議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○辻委員 民主党、辻惠でございます。 今、司法、とりわけ検察に対する国民の信頼が大きく揺らいでいるという状態にあります。本日の各報道によれば、大阪地検特捜部の前特捜部長、元特捜副部長が起訴されるという事態が生じていて、二人が懲戒免職になるということを含めて八名が処分をされてい...全文を見る |
○辻委員 この法務委員会で、その検証の経過ないし検証の結果を含めて、やはり議論をもっと深めていかなきゃいけないというふうに思っております。 検察のあり方検討委員会というものが柳田法務大臣のもとで十一月にも発足をするということでありますけれども、その構成とか、また事務局のあり方...全文を見る | ||
○辻委員 結局、起訴されたのは倉沢さん、上村さん、村木さんということでいいのかなというふうに思いますけれども、これは虚偽公文書作成事件ということで、一連の事件だということで、それのキャップというか主任として前田恒彦元検事が就任をしたということでいいのだろうというふうに思いますけれ...全文を見る | ||
○辻委員 平成十七年八月十五日法務省刑総訓第一〇四五号ということで、処分請訓規程というものがあるようでありまして、この第一条によれば、起訴または不起訴の処分を行う場合に、ある特定の罪については検事長の指揮を受けなければならないというふうにされていて、検事長にその指揮を請うた場合に...全文を見る | ||
○辻委員 身柄を拘束する、逮捕状を請求して逮捕に着手するというのは、捜査を一段階画する、次のステージに入るということで大きな出来事だというふうに思いますし、また、捜査を遂げた段階で公判請求するかどうかということも大きな段階でありますから、この村木さんを初めとした虚偽公文書作成罪の...全文を見る | ||
○辻委員 この村木裁判は、六月十四日に村木さんが逮捕された後、七月に起訴されて、九月から公判前整理手続が進行して、ことしの一月、二〇一〇年一月に第一回公判が開かれた。この時点の弁護側の冒頭陳述で、証明書作成の時期がおかしいのではないかという冒頭陳述をしているわけであります。 ...全文を見る | ||
○辻委員 この一月の冒頭陳述を弁護側がした後、真偽は定かではありませんけれども、マスコミ報道等によれば、二月の段階で、同僚の検事が、どうもこれは改ざんをしたようだということで、特捜の部長なりに問題なんだという具申をした、こういうことでいいのかと。つまり、検察の内部でも襟を正さなけ...全文を見る | ||
○辻委員 いずれ、その辺の事実関係についてはしっかりとちゃんと検証して、何が問題なのかということを教訓化していかなければいけないというふうに思います。 二月に同僚検事からそういう指摘があったにもかかわらず、公判はそのまま追行されて、ほかの証拠から有罪はとれるんだとその時点では...全文を見る | ||
○辻委員 だから、その辺の検証に当たって、具体的に事実関係で、何でこれを見過ごしてしまったのか、どうしてチェックできなかったのか。いや、実はもう最初に結論ありきでストーリーを描いていたから、そもそも、最高検を含めて、検察組織ぐるみで、もう後戻りできないような硬直的な状況ではなかっ...全文を見る | ||
○辻委員 法務大臣が今お見えになられましたので。 ちょっと流れが、御理解、聞いておられなかったから唐突な御質問になるかもしれませんけれども、フロッピーディスクの証拠の問題をさておいても、有罪に持ち込めるという判断は関係者の供述調書に専ら基づいてやったのではないかというふうに言...全文を見る | ||
○辻委員 密室での検察ストーリーに専ら基づいた調書の作成を防ぐためには、取り調べの可視化というのはもう絶対必要不可欠だということを再確認していただいたと私は理解いたしております。具体化について、ぜひ早急な実現をお願いしたいと思います。 時間が余りありませんので、次に一点だけ、...全文を見る | ||
○辻委員 審査会の審査員なり補充員、この人たちの氏名なり住所なりというのはどういうふうに管理されているんですか。全国検察審査協会連合会が知り得る立場にあるというのはどうしてなんでしょう。 | ||
○辻委員 検察審査会の議事は非公開とされていて、議事録はつくるというふうになっているけれども、どういう内容の議事録かというのもはっきりしない。審査員なり補充員がどういう方でどこの住所の方なのかというのは、一般的にはわからないようになっているわけですよ。ところが、全国検察審査協会連...全文を見る |