辻泰弘

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開催日 会議名 発言
02月05日第159回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○辻泰弘君 おはようございます。民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本日は、締めくくり総括ということで御質問申し上げる次第でございますが、まだまだ締めくくりたくないという気もするわけでございますけれども、この際、小泉内閣を締めくくって総括したいと、こういった思いで質問をさ...全文を見る
○辻泰弘君 記者会見でもそういうことが起こるんですねと人ごとのようにおっしゃっていて、反省の色が見られないように思うんですけれども、非常に緩んでいるといいますか、官房長官の危機管理が十分できていないんじゃないかと、このように思うわけでございます。  今後そういうことがあってはな...全文を見る
○辻泰弘君 参議院も近々そういう局面があるかもしれませんけれども、今後心して国政に当たっていただきたいと思うわけでございます。  なお、この質問の通告に当たりまして、私、この問題をさせていただくと申し上げましたら、事務方の方が、本当におやりになるんですかと、このようにおっしゃい...全文を見る
○辻泰弘君 この過程で、京都府は品質管理の徹底などを文書で指導しただけだったと、それが厚生労働省の指摘を受けて強い対応措置になったと、このように言われているわけですけれども、その辺はどうでしょうか。
○辻泰弘君 この件につきましては、御承知のように週刊誌等にもそのことの疑惑があるというふうな記事が出たわけでございますけれども、ただ、その中身はともかくとして、少なくとも、実は報ぜられていることだからあれですけれども、この生産組合の代表理事は自民党の西田国対委員長の親族がされてい...全文を見る
○辻泰弘君 いろいろお考えはあるとは思うんですけれども、身内の事件に対してわざわざ所管官庁に電話して、厳しく対応すべしと、このような電話をすること自体、常識的にはちょっと理解に苦しむと思うわけでございます。また、そのような疑惑を持たれる根を持ってしまうと、このように思うわけでござ...全文を見る
○辻泰弘君 そうではなくて、西田国対委員長が厚生労働省に電話をされた、今いる官房長ですけれども、電話されたことについてどう思われるかということをお聞きしております。
○辻泰弘君 問い合わせるというものとはちょっと違うんじゃないかと思うんですね。やっぱり厳重な対応をしてほしいと言うこと自体が逆の意味を持たせるといいますか、それはやはりそういうものではないかと思うんですね。ですから、いずれにしても、そのような電話をされるということ自体が私はやっぱ...全文を見る
○辻泰弘君 この広島労働局の局長の、河津さんとお読みするんでしょうか、この方は一月三十日に逮捕された際に記者会見を行っておられて、そのときに、不明朗な金の流れはほかにもある、全容が解明できたとは思っていない、組織的な不正がまた別にあると考えていると語っておられるんですが、厚生労働...全文を見る
○辻泰弘君 その局長から具体的に聞いていないというお話ですけれども、局長自身がこのようにおっしゃっているわけですから、大臣自らお聞きになってもいいんじゃないでしょうか。
○辻泰弘君 同件も厚生労働委員会のマターでございますので、またそちらの方でも、後ろに、武見理事はおられませんけれども、スクラムを組んでやっていきたいと思っております。  さて、次に、最近の問題の中で食品衛生のことでちょっとお聞きしておきたいと思います。  まず、BSEについて...全文を見る
○辻泰弘君 ともすればアメリカべったりの対応が目立つ小泉内閣だと思うんですけれども、やはりこの点についてはその後非常に、これのみならずかもしれませんけれども、非常に一方的な主張になっているというふうに思います。その点についてはしっかりと筋を通して取り組んでいただきたいと、このよう...全文を見る
○辻泰弘君 ということは、今年度中に一応の結論を得るという理解でいいんでしょうか。
○辻泰弘君 この鳥インフルエンザに関しましても国民の中に非常に不安があるわけでございますので、それぞれしっかりとお取り組みいただくようにお願いを申し上げておきたいと思います。  さて、ちょっと大きな話になるかもしれませんけれども、総理の御見識をお伺いしておきたいと思います。 ...全文を見る
○辻泰弘君 少し前になるかと思いますが、経済審議会が昔ありましたけれども、その中の定義は、あらゆる経済主体による効率性の追求が全地球的規模で進むことと、このような規定、定義になっていたかと思うんですが、その中で世界が日本がどういうふうになっているかということをやはり見ていかなきゃ...全文を見る
○辻泰弘君 こういった中、グローバリゼーションの中で、世界における所得格差というのはどんどん広がっている、こういう状況があるわけです。そういう中で、私は、競争原理の貫徹の中に人間の幸せがあるのか、このことが私自身の一つのテーマと思っているんですけれども、政治はやはり民の暮らしを見...全文を見る
○辻泰弘君 国内に目を転じたいと思うんですが、国内における所得格差はいかがかと、このように考えますときに、いろいろ学者の方とか研究機関が出しているものがありますけれども、ただ、公的な研究所がないかと、このように見ましたら、家計経済研究所が出しております。そのことについて御説明いた...全文を見る
○辻泰弘君 今、竹中大臣がおっしゃった一九九六年の経済白書、この中で所得・資産格差の評価というのがございます。このことについて、そのことを教えていただけますでしょうか、内容を。
○辻泰弘君 私がお答えいただきたかったことを答えていただけなかったので残念ですけれども、私が読ませていただきますけれども、   戦後の日本は所得・資産格差が比較的小さく、それが社会的安定の維持や階層分化の防止に役立ってきたと評価できる。何よりも、所得・資産格差が固定していないこ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、九六年の経済白書の認識と竹中大臣は若干意を異、若干ニュアンスが違うということになりましょうか。
○辻泰弘君 この格差の拡大という世界的また日本の中での傾向というものをしっかり踏まえつつ政策課題に対処していかなきゃいけないと思うんですけれども、雇用、社会保障など国民生活にかかわる基本問題、その視点が欠かせないと思うんですが、総理に、この点について、所得格差の拡大と、この視点を...全文を見る
○辻泰弘君 是非、政策課題に取り組むに当たって、グローバリゼーション、競争効率のその流れの中で人間の幸せをどういうふうに確保していくのかという視点、また国内におけるそういった格差が拡大しているという、そういう視点も持ちつつ政策課題に対処していただきたいと御要請申し上げておきたいと...全文を見る
○辻泰弘君 今更ながらではあるんですけれども、構造改革と叫ばれて以降三年近くなるわけですが、いまだに分からないものですから教えていただきたいんですけれども、そのような良さを持った日本を構造改革を通じてどのような社会にしていこうとされているのかと、このことを教えていただきたいと思い...全文を見る
○辻泰弘君 今おっしゃった中で、努力が報われるとか機会が与えられるとか助け合う、支え合うと、こういったことは政策的にあり得ると思うんですが、その中で自らを律する精神とおっしゃいましたけれども、そのことも政策でやろうということなんでしょうか。
○辻泰弘君 総理は、そのときの御答弁の中で、日本はアメリカ型社会を目指すのではないと、このようにおっしゃっています。この点について御見解をお示しください。
○辻泰弘君 そのアメリカとの違いというのはどういうことをおっしゃっているんでしょうか。
○辻泰弘君 社会制度といいますか、社会保障制度とか、そういう政策課題に取り組むに当たっての違いですね、そういうことについて前に発言されているんですけれども、その点教えてください。
○辻泰弘君 総理、いろいろおっしゃいましたけれども、要は社会保障制度においては皆保険、皆年金は維持しつつやっていくというようなことだと思うんですが。  前の発言の中で日本独自の福祉国家を目指そうというふうにおっしゃっています。その日本独自の福祉国家を目指すという、それはどういう...全文を見る
○辻泰弘君 おっしゃっているニュアンスはそれなりに分かったと思います。  やはり日本独自の、今、皆年金ということについては後でまた議論しようと思いますけれども、言われるところの皆年金、皆保険、このことの良さというのは確かにおっしゃるとおりだと思います。そのことはしっかりと継続し...全文を見る
○辻泰弘君 上げる方向での議論がなされていると、そういう論点報告も見ておりますけれども、総理はこの懇談会の検討についてどうとらえておられますか。
○辻泰弘君 全体の公務員のことだと、幹部公務員ということになるんでしょうけれども、それはそのとおりでしょうけれども、しかし、結果として総理御自身のことにかかわってくるわけですね。今の厳しい経済・雇用情勢という日本の社会状況の中で総理の給料が上がるよという、そういうことを審議すると...全文を見る
○辻泰弘君 総理は今の御自身の給料を低いと思っていらっしゃいますか、高いと思っていらっしゃいますか。
○辻泰弘君 この懇談会の結果がどういうふうになるのか近々出ると聞いておりますけれども、やはりそのことは今の日本の全体の国民の生活の状況ということもこれありでございますので、そういう角度からもしっかりとお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  それでは、さっき言い...全文を見る
○辻泰弘君 年金は、議員は国会議員互助年金に入るのはこれは当然自動的になるわけですが、元々の年金についてです。
○辻泰弘君 非常に心もとないお話でございまして、未納、未加入になっているんじゃないかというふうにも思ってしまうんですけれども、それはある意味ではプライベートなことでございますから。(発言する者あり)いや、そんなことはないですけれどもね。  それじゃ、まず、昨日決まった与党の年金...全文を見る
○辻泰弘君 十二月に合意をされて、その後になっているわけですが、その十二月以降の決定事項を教えていただけますか。
○辻泰弘君 共済との統合のことと無年金障害者の部分は十二月以降じゃないんですか。
○辻泰弘君 共済、共済。
○辻泰弘君 私は十二月以降に入ったものと言ったんで、その今の二つは後に入ったものですね。
○辻泰弘君 昨年九月に、組閣の折に総理が坂口厚生大臣に指示をされたということでございました、年金改革について。その内容を総理からお話しいただけますか。
○辻泰弘君 そのときの指示は、高額所得者への支給の在り方、あるいは支給開始年齢についても検討してほしい、こういうことだったんじゃないんでしょうか。
○辻泰弘君 この総理がおっしゃった支給開始年齢の見直しというのは、六十から六十五歳の移行過程という、この六十五というその変更という意味ではなかったんですか。
○辻泰弘君 この指示のときは、六十五歳から七十歳に上げるという、こういうトーンで言ったんじゃないですか。谷垣大臣、財政審ではそういう議論になっていたんじゃないですか。
○辻泰弘君 私、今回の与党合意も拝見させていただきまして、昨年の年末からある程度、追加もありましたけれども、トータルとしてやはり改革の名に値しないと、このように私は言わざるを得ないと思っております。国民の年金に対する不信といいますか、不満といいますか、不安といいますか、こういった...全文を見る
○辻泰弘君 坂口大臣が所得代替率五〇%以上というふうにお取り組みをされたことについては、私、個人的には敬意を表したいと思いますが、やはり今回のやつは、お話にある意味でにじみ出たと思うんですが、改正とか改良という域であって、正と言うかどうかはあれですけれども、改革という名には値しな...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、「改革と展望」や骨太の方針で、頻繁に制度改正を繰り返す必要のない恒久的な改革を行うとおっしゃっていたわけですが、そのことは今回の対応でそれに応じたと、それにかなうものだと、このようにお考えですか。
○辻泰弘君 坂口大臣は、昨年の年末でしょうか、年金のタウンミーティングに行かれたときに、年金制度体系の結論は一年先にするんだと、このような発言をされておると思います。  ということは、今おっしゃったことで、改革の第一歩を示したということで、改革はまだこれから本体にあると。健康保...全文を見る
○辻泰弘君 まず、今回の改革についてですね、私は改革という名に値しないと、このように思っていると申しました。  冒頭申しましたように、やはり皆年金であるかどうか、本当の意味での給付の段階での皆年金であるかどうか、それからやはり制度間格差をなくすという意味での一元化はできているか...全文を見る
○辻泰弘君 すなわち、自助自律ということを貫徹するならば、二十五年間掛けていないのは自分の責任だから給付段階で年金は渡さなくてもいいよと、こういう考え方に立つのかどうかと、この部分なんです。それを貫徹するということなんですね。
○辻泰弘君 ちょっとすれ違いになっていると思うんですけれども、要は、加入期間が足らなかったら給付で受けられないという方が残るということを容認すると、そういうことですねということを言っているんです。
○辻泰弘君 それは一つの考え方ですから、それは政府がそういう方針に立たれるということですが、民主党の場合は最低保障年金を出すということですから、それは給付の段階でも皆年金になると、この違いが大きくあるということを御指摘申し上げたいと思います。  それからもう一つの点は、一元化に...全文を見る
○辻泰弘君 この昭和五十九年の閣議決定は、その基礎年金を作る前段を成していたわけですけれども、「昭和六十一年度以降においては、」「制度間調整を進める。」と、それを書いた上で、「昭和七十年を目途に公的年金制度全体の一元化を完了させる。」と、このようになっているわけです。  ですか...全文を見る
○辻泰弘君 やはり、制度間格差をなくすというのは一つの大きな課題だと思います。そういった意味で、やはり一元化というのを目指していくべきだと、このように申し上げたいと思いますし、民主党が提唱しておりますのも、所得比例年金ということで制度の一元化を図ると、こういうことを前提にした制度...全文を見る
○辻泰弘君 かねてよりは、かねてよりこの対応として、パスポートを支給のときだとか運転免許支給のときにそのことについてのチェックをしたらどうかという議論あるわけですが、そのことの議論もいろいろありますが、そういうようなものでもあれば今までとは違う取組になったというふうに言えると思う...全文を見る
○辻泰弘君 この年金制度の信頼性確保ということからすると、この公正な負担の徴収ということが非常に大事なポイントになるわけですが、この点について非常に今回の案は微温的というふうに言わざるを得ないと思っております。  私ども民主党は、所得比例年金を創設するということで、下に最低保障...全文を見る
○辻泰弘君 市町村から社会保険庁に移管することによって徴収が不十分になるといいますか、滞るといいますか、不完全になるという、このことは当初から予定、予想されたと思うんですが、予想はされていたんですね。
○辻泰弘君 そういたしますと、人数の減少の部分のカバーが今回の対応でできると、こういうふうに理解されるわけですか。
○辻泰弘君 これは国保の議論にもつながってくると思うんですね、保険料の徴収ですから、今は都道府県単位にしていこうと、こういうふうな流れを持っていらっしゃるわけですけれども、その徴収をどうするかということになるわけですね。  これは、前、厚生労働委員会だったかで大臣に聞いたと思い...全文を見る
○辻泰弘君 済みません。  徴収がやはり、徴収をやはり市町村に頼らなけりゃいけないという予想がありませんか。
○辻泰弘君 ここで私、民主党の改革案についても言及いたしましたけれども、民主党の年金制度改革について、必ずしも具体化まで行っていない部分もありますが、現時点でどのように評価していただいているかお話ししていただけますか。
○辻泰弘君 おっしゃった部分で妥当している部分もあると思います。個人単位であることは間違いないですけれども、それでこれから私どもも対案を作っていくということになるわけですし、そうしていかなければならないと思っていますが、その過程でやはり一つ現実的なネックになるのが将来の財政の推計...全文を見る
○辻泰弘君 是非、建設的な提言については御協力をいただくように御要請を申し上げたいと思います。  それで、さっきのことにもつながるんですけれども、若干個別の問題について、年金に絡んでですけれども、お聞きしておきたいと思います。  まず、皆年金という意味合いに絡むんですけれども...全文を見る
○辻泰弘君 かつて大臣は、私が私案を出しても役所の方がたらい回しにするんだと、このことについてはおっしゃっておられましたけれども、いまだにたらい回しになっているのかなと、このように思うわけですけれども、このことについては、かねてより熱い思いを込めてやっていただいておるので、しっか...全文を見る
○辻泰弘君 今の医療とおっしゃった、短期給付だけだという意味ですか。
○辻泰弘君 長期は、そうすると、国共済に直接入っているということなんですか。
○辻泰弘君 そういう意味では年金のことではないかもしれませんけれども、いずれにいたしましても、共済の、まあ共済といういろいろな保険制度の一元化を図っていこうと、こういう取組をされている政府の基本路線があるわけです。  私はこの前の委員会の質問でもお聞きしましたけれども、そのとき...全文を見る
○辻泰弘君 決意は前もおっしゃっていただいているんですけれども、それが具体的になるかどうかということなんですね。その辺について前も、官房長、来ていらっしゃいますか、そのことについて、大臣の意を受けて進めるという方針で取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
○辻泰弘君 総理大臣、恐れず、ひるまず、とらわれずという総理の御姿勢でございますけれども、今の三つの共済が厚生労働省にあるというわけですね。これはやっぱり、それはいろいろ経緯はあると思いますし、私どもいろいろお聞きすることもございますけれども、しかし、やはり筋からいっておかしいと...全文を見る
○辻泰弘君 それではもう一つ、もうちょっと年金のことでお聞きしておきたいと思います。  竹下大臣にお伺いしたいんですけれども、竹下大臣が、失礼しました、竹中経済財政担当大臣、ちょっと昔に戻ってしまいまして、失礼いたしました。  竹中経済財政政策担当大臣が経済演説をなさっている...全文を見る
○辻泰弘君 その給付と負担のバランスが必要だとおっしゃったし、それはそうなんですが、しかし、ここの経済演説の文章はそうなっていないと私は思います。「第三は、国民の安心と生活の安定を支える社会保障制度の確立です。」と、このようにおっしゃった後で、その少子高齢化が進んだ場合でも「社会...全文を見る
○辻泰弘君 この社会保障制度確立ですと、「このためには、」と書いてあるんですね。こだわるわけじゃありません、精神、思いはそうであるというのならそれでいいという、それまでですが、しかし大事な国会における経済演説ですから、私はこれは負担の側面に傾いた演説になっていると思います。  ...全文を見る
○辻泰弘君 竹中大臣は、年金のことでこの間、一月にテレビでおっしゃっていました。学者のときに考えていた制度は、考え方変わったとおっしゃったと思います。それは何についてでしょう。
○辻泰弘君 私は、大臣、金融経済委員会でこの点も聞きまして、御著書の中に積立金方式がいいということをおっしゃっていたものだから、それと経済財政諮問会議が考えているのと違うじゃないかということを御指摘しましたら、いや、今の答弁とは違うんですね、そのときは、それはそれなりに正しいんだ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、失礼ながら、学者のときにはそういう現実的なことが考えられなかったということになるわけですか。
○辻泰弘君 人口変動のリスクというのは別に学者のときでも多分あったと思うんで、これ以上聞きませんけれども、ちょっといまいちよく分からないところもございます。  さて、実は、昨日でしたか、坂口大臣が、二月三日ですか、おとといですか、おっしゃったことがございました。東京で年金のシン...全文を見る
○辻泰弘君 いえいえ、そうじゃありません。総務省の恩給局で所管しているわけですから、現状については当然お答えできるはずです。
○辻泰弘君 役人がと。私はもう大臣にお聞きしているわけですけれども。  しかし、私は、改革の方を、どこに改革を見付けていくのかということを言っているんじゃなくて、現状がどうなっているかですから、そのことを聞いているわけですから。  私は総理に聞いていませんよ、大臣に聞いていま...全文を見る
○辻泰弘君 これは議員立法によってなっているわけですけれども、その議員立法の内容、中身、経緯、御説明ください。
○辻泰弘君 私は法律的背景を言っているんです。どういう法律に基づいてなっているかと、このことなんです。
○辻泰弘君 今おっしゃった部分をお聞きしたかったわけです。すなわち、国会議員互助年金は、「議員は、別に定めるところにより、退職金を受けることができる。」という国会法第三十六条の規定に基づくわけですが、それを受けて国会議員互助年金法が、互助の精神にのっとり、国会議員の退職により受け...全文を見る
○辻泰弘君 税制上のことは私、昨日通告のとき言っているんです。どこの役所が受け止めたかというのは分かりませんけれどもね。それは対応ができていないということですか。
○辻泰弘君 その辺については言いたいところもございますけれども、しかし、いずれにいたしましても、国会議員互助年金は十万三千円が月額、保険料に相当、納付金といいますけれども、これが社会保険料控除になっている、そして給付の段階では公的年金等控除の対象になっていると、こういうことになっ...全文を見る
○辻泰弘君 今は政府のお立場ですけれども、それぞれ与党の代表のお立場でもあるわけですから、国会といいますか、議員の代表という意味合いも込めて、与党サイドでその年金制度の改革に当たって、そのことについてやっていこうということが、色合いが出ていればそれは対応していることになるんですけ...全文を見る
○辻泰弘君 与野党ともにそういうことについてしっかり取り組んでいくということが大事だと思っておりますので、その点については、何かかなり自民党の方が反対が多いような気がしますけれども、総理のお言葉を信じていきたいと思います。  それでは次の問題に移らせて、次の年金に関してですね、...全文を見る
○辻泰弘君 もう一つ、年金について聞いておきたいと思うんです。やっぱり大事なことだと思うんです。年金の理解を求める、国民の理解を求めるということなんです。  私も、年金の改革について、年末から一月についていろんなところで話をさせていただいたことがございました。その中で、まず現状...全文を見る
○辻泰弘君 そういった年金についての理解を深める取組も是非していただきたいと思います。また、年金の議論はこれからまた各委員会でもなされると思いますので、その場にも臨ませていただきたいと思っております。  次に、財政、税制のことでちょっとお聞きしておきたいと思います。  まず、...全文を見る
○辻泰弘君 この財政健全化のしょっぱなは、やはり国の一般会計についてやはり健全化していこうと、ここにあったと思うんですね。このプライマリーバランスを出されて、今試算も出されているわけです。それはそれでいいと思っていますが、しかし、要は一般会計におけるプライマリーバランスが改善する...全文を見る
○辻泰弘君 今示していらっしゃる、国の中に特別会計が入っているわけですね。それで、私が申し上げたのは、一般会計の姿というのは出していらっしゃるわけです。ですから、私はこの一般会計の姿を当てはめた基礎的財政収支はどうなるのかというのもここに出すべきだと思うんですけれども、いかがでし...全文を見る
○辻泰弘君 もちろん国全体の財政収支改善というのは大事なんですけれども、まずやっぱり国のこともどう、国がまずどうなのかという部分が私は第一義的にあると思うんですね。  そのときに、国の財政を考える、プライマリーバランスはいいんだと。でも、ただ、それは国、地方、社会保障基金のSN...全文を見る
○辻泰弘君 中央政府というのは国と地方と、政府が国と地方と社会保障基金ですね。
○辻泰弘君 分かりました。  それで、要は、私が言いたいのは、一般会計の姿というのを出していらっしゃるわけですから、その下でもいいんですけれども、ここにも一般会計におけるプライマリーバランスのことが分かるものがあるべきじゃないかと、このことなんです。
○辻泰弘君 それは大臣の言葉とも思えないですが、一般会計に意味がないということでしょうか、それは。
○辻泰弘君 いや、もっと、そもそもやっぱり国の一般会計がどうかということが一つ大きくあるわけじゃないですか。だから、その意味においては、国の一般会計の中でプライマリーバランスが改善するのかどうかというのが一つの大きなポイントだと思いますけれども、違いますか。
○辻泰弘君 率直に言って、これは分かりにくくなっているんですね。プライマリーバランスが改善するというふうにおっしゃっているわけだけれども、実際、一般会計がどうなるかというのは分からないわけですね。その部分については、やっぱり資料が現実に近くまで来ているわけですから、それを示してい...全文を見る
○辻泰弘君 引き算はできますけれども、しかしやっぱり国民に明示するということで、やっぱり出すということが大事ですし、それを、そんなに簡単なんだったら、なぜ出さないのかと、そういうことになりますよ。どうですか。
○辻泰弘君 私は国全体で見ることを否定しているわけじゃなくて、一般会計がまず大事じゃないかと、そこから見詰めていこうと言っているわけで、それを一般会計を見詰めると言いながら別のことを見ていたら分からなくなるじゃないかと、そのことを申し上げているわけです。  時間がないので、それ...全文を見る
○辻泰弘君 今、SNAの定義とおっしゃったけれども、これは社会保障負担についての定義であって国民負担ということについての定義じゃないんで、だから本当はその二重計上を正当化する理由にはならないんです。ただ、それは問題点として指摘をしておきたいと思います。  すなわち、このことによ...全文を見る
○辻泰弘君 これは国民所得統計部長をされた方が、本来は社会保障負担に含められるべきものであるが、資料の制約に、その額がとらえられないため計上されていないと、このように明確におっしゃっています。しかし、調整保険料は現実に出ておりますので、この点は統計上の不備だと思いますので、その点...全文を見る
02月09日第159回国会 参議院 本会議 第5号
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○辻泰弘君 私は、民主党・新緑風会を代表し、イラクへの自衛隊派遣につき承認を求める件に対し、反対の討論を行います。  冒頭、反対理由を述べる前に、衆議院における議決に際して、与党側が政党間の信頼関係にもとる国会運営を行ったことに対し、厳重なる抗議の意を表するものであります。海外...全文を見る
03月12日第159回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本日は二時からの開会ということで、いつもは三倍やりませんと後でおしかりを受けるんでございますけれども、今日は三倍より少し早めにせいというような内々の指示もございますが、生来不器用な人間でございますので、余り調整はできませんの...全文を見る
○辻泰弘君 総理の給料についてはどのように議論が出ておりますでしょうか。
○辻泰弘君 どの程度の水準まで上げろという議論があるんでしょうか。
○辻泰弘君 聞くところによりますと、一千万近く引き上げるというような議論もあるように聞くんですけれども、いずれにいたしましても、前回も申しましたけれども、今日の経済社会状況というものをしっかり踏まえた上での方針ということがあるべきだと思っております。そのことも改めて申し上げておき...全文を見る
○辻泰弘君 総理の発言を軌道修正されているように思われてなりません。  まず、では恐縮ですけれども、坂口大臣、実は昨日は厚生労働次官が発言されていて、後の方で、もう少し大いに議論をさせていただきたいと、こういうふうにもおっしゃっているようなんですけれども、総理が明確におっしゃっ...全文を見る
○辻泰弘君 はい。そのように聞いております。
○辻泰弘君 大臣から心強いお言葉を聞いたように思いますが、もう一つ、谷垣大臣、お伺いしたいんですけれども、林次官の発言で、首相発言は重く受け止めるが、特殊法人などのトップの任免については二〇〇二年十二月の閣議決定あるので、その双方を勘案していくことだと、このようにおっしゃっている...全文を見る
○辻泰弘君 三月の八日、本委員会における、失礼しました、決算委員会でございました。決算委員会における総理の御発言は、事務次官が自動的に自分の役所の特殊法人に行ったり独立行政法人に天下りしていくのはもう許される時代じゃない、できるだけこういうものをただしていかなきゃならぬと、次から...全文を見る
○辻泰弘君 総理のその決意を後退させるなく進めていただきたいと、このことを申し上げておきたいと思います。  さて、次のテーマに移らせていただきます。  靖国神社の参拝についてでございます。過般、大阪地裁での判決が二月二十七日にございました。それについて政府の見解を問うておきた...全文を見る
○辻泰弘君 二月二十七日、大阪地裁がそれにかかわる判決をしておりますけれども、その内容を教えてください。
○辻泰弘君 その本件参拝が内閣総理大臣の資格で行われたか否かというところで、具体的な例示として、こういうことがあった、こういうことがあったと言っているわけですが、そのことについてお示しください。
○辻泰弘君 官房長官にお伺いしたいんですけれども、私は、総理大臣たるお立場の方は、当然その政治状況なり世界の状況などを判断して対応されることが本来だと思いますけれども、しかし、突き詰めていったところ、私人としての、個人としての権利は当然あり得るというふうに、突き詰めて考えればあり...全文を見る
○辻泰弘君 まず、私自身が、朝日新聞、読売新聞、手元にございますけれども、その中では、私的な参拝という主張が認められなかったことは遺憾だとおっしゃっているというふうに出ていますけれども、これは間違いですか。
○辻泰弘君 これが読売新聞です。これが読売ですね。(資料提示)
○辻泰弘君 そうすると、この判決自体が遺憾であるということは間違いないということですか。
○辻泰弘君 そうすると、本会議で長官は、「私人としての立場で参拝されたものと理解しております。」と明言されているわけです。今回の判決を受けて、長官は私人としての立場で行ったという主張が認められなかったのは遺憾だとおっしゃっているわけですね。だから、それは根底が覆っていることになり...全文を見る
○辻泰弘君 翌日ですから、二月の二十八日です。
○辻泰弘君 そしたら、よく見たらどうなんですか。
○辻泰弘君 ということは、この判決の内容と見解が違うということですね。
○辻泰弘君 もう一度明確にお答えください。総理のこれまでの靖国参拝は性格がどういうものなのか、公人として、私人としてどうなのかということを明確にお答えください。
○辻泰弘君 これは、政教分離を定めた憲法二十条三項の国及びその機関の活動に当たると指摘して、違憲の疑いを推認させるような内容になっているわけでございまして、この点は、私は今の長官の御答弁では、率直に言って筋の通った形になっていないと思っています。やはり総理たる公人の行動でございま...全文を見る
○辻泰弘君 かつて、中曽根さんのときは政府見解を新たにされて、やはり私はそういう意味では誠意のある対応だったと思うんですが、今回のこういう判決を受けて、やはり私は、政府として見解をもし変えられるなら変えられる、そういったことで、判決が出ているわけですから、そういう意味においてはや...全文を見る
○辻泰弘君 農水大臣、法改正にも言及されましたけれども、補償とか罰則強化などが伝えられておりますけれども、法改正、どういう方針で取り組まれるのか、その点について教えてください。
○辻泰弘君 その法改正は今国会中にということでございますか。
○辻泰弘君 養鶏は今共済制度に入ってないようなんですけれども、そういう考え方というのはあるでしょうか。
○辻泰弘君 その点についてもまたこれから御検討いただきたいと思いますが、鳥インフルエンザに関しましては関係省庁対策会議が設置されていると聞いております。各役所が集まっていらっしゃるようですが、それぞれの取組、今後の方針についてお示しください。
○辻泰弘君 いや、各省。
○辻泰弘君 一つ財務大臣にお伺いしておきたいと思うんですけれども、農水省がその損失補償しようというお考えを出していらっしゃるのに対して、財務次官が慎重だというふうな、そんなような報道がありますけれども、その点についてどうですか。
○辻泰弘君 各省のお取組を多といたしますけれども、財政的な裏付けもしっかりとやっていただきたいと、このことを申し上げておきたいと思います。  さて、二月の半ばに予算委員会の視察が大阪、兵庫に行われまして、尾辻先生を団長として行ってまいったわけでございまして、そのことも関連してお...全文を見る
○辻泰弘君 生活保護については、また厚生労働委員会での審議もありますし、また議論したいと思いますし、今の教育の問題は、財政の論理、また地方分権の論理で終始しているところがあるわけですが、やはり根本に教育の論理がなければならないと。このことについて、是非その立場から追求していただく...全文を見る
○辻泰弘君 これは、例えば兵庫県だと平成十三年度四億、十四年度六億の超過負担が発生したというんですが、全国で百億以上出ていると思うんですが、その状況はどうですか。
○辻泰弘君 厚生労働大臣にお伺いしたいんですけれども、やはりこれは昭和四十年代後半以降、国と地方で難病は支えるんだという基本的な考えできて、予算補助ですから、結局財政措置的にはそうならざるを得ないところがあるわけですが、しかし、根本の精神はやはり半分国で支えるということだったと思...全文を見る
○辻泰弘君 どうもこの難病というのは、大人の難病、子供の難病も担当局が違ったりするようなことでございまして、これを追っ掛けていますと、率直に言って、役所のその課に人間とか病気が合わせないかぬのじゃないかと、こんなふうに思ったりするようなこともあるわけでございます。  この問題も...全文を見る
○辻泰弘君 前も大臣おっしゃっていましたが、点眼薬の保険適用とかそういうことについても、それから、あるいは医薬品副作用被害救済機構、今度変わりますけれども、その認定基準ですね、〇・〇八という、そういうものについてもしっかりと、もっともっと血の通ったものにしていただきたいと思うんで...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、今度は医療保険制度全般についてお伺いしておきたいと思いますが、昨年閣議決定された方針があるわけですけれども、それは結論的に言うと、平成二十年度に向けて実現を目指すと、大分先のことがおしりになっているわけですけれども、年金のことで今議論になっているわけですが、...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、今度は住宅再建支援の問題でございます。これも一つの議論でございました。地域的のみならず全国に係ることでございます。  それで、今度の居住安定支援ということで予算も付いているわけでございますけれども、ここでいつも議論となるのは、建築費本体が支援対象とされてい...全文を見る
○辻泰弘君 これについては、自民党でやっておられた相沢さんが、御自身の経験を踏まえて、現実にあるじゃないか、現に税金は様々な形で個人に投入されている、例えば被災した、被災した農地や農業用施設の復旧施設はとても手厚いと、こういうような指摘もあるわけです。  こういうものとの区別は...全文を見る
○辻泰弘君 この点については私どもも方針をこれから出していくわけですけれども、この本体の部分、御議論させていただきますけれども、政府の方でもその点についても今後とも検討を続けていただきたいと、そんなようなことを申し上げておきたいと思います。  それから次に、地方分権の絡みで中核...全文を見る
○辻泰弘君 視察に行きました尼崎、西宮というところが中核市を目指してやっていらっしゃるんですけれども、しかし、西宮は面積要件で九十九・九六というようなことで、ぎりぎりで入らないということになっているわけなんです。何ゆえ入っていないか、お示しください。
○辻泰弘君 中核市の要件が、百平方キロ以上を有することと、そしてその面積は、国土地理院において公表した最近の当該市の面積をいうという非常に硬い表現になっておりまして、それを満たさなかったら絶対駄目というふうになっているわけでございます。  この点については、委員長が大臣をなさっ...全文を見る
○辻泰弘君 当時の片山大臣も、面積要件が本当に要るかどうかということもあるというふうにおっしゃって、今、大臣と同じ御趣旨なんですけれども、やはりそもそも面積要件というのはどういう意味があるかといいますか、そういう地方分権を進めるときにやはり基本的には人口ということにならざるを得な...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、視察のときに触れたことでございます。これは大阪のタクシーの競争の激化という問題でございます。  改正道路運送法が成立して二年たつわけですけれども、大阪は特に全国の中でタクシーの競争といいますか、非常に激しくなっておるということを、客引きみたいなことですね。...全文を見る
○辻泰弘君 私がお聞きしているのは、実車率とか賃金がどうこうということではなくて、本来タクシーが営業している、利用者が使う、そういうときの利用の仕方といいますか、そういう本来目指したことがちゃんとできているかどうか、そのことについてです。
○辻泰弘君 実際、乗車するときタクシーが多いから、それをどこどこまであんた幾らで行ってくれるんだというのを聞いてやるという、そういうのがもう横行しているわけですね。そういう競争の域に達しているわけです。そういうのをどう把握していらっしゃるかということです。
○辻泰弘君 労働条件の面でどういうふうな変化があるかというのは把握していらっしゃるでしょうか。
○辻泰弘君 規制緩和も一つの大きな大事な課題だと思いますが、やはり経済的規制、社会的規制ということがあるわけですが、やはり社会的規制というものもやはりしっかり見ていかなきゃいかぬ。すなわち、労働や安全や衛生、環境といった、そういった社会的規制の部分は、やはり単なる規制緩和で生活が...全文を見る
○辻泰弘君 労働条件の関連で一つ、労災のことをお聞きしておきたいと思います。  規制改革会議で労災の民営化という議論があるようですけれども、私はこれ、根本的におかしな議論だと思っていますけれども、厚生労働省としてはこの労災の民営化についてどのようにお考えでしょうか。
○辻泰弘君 言うまでもありませんけれども、民営化すれば未納、未加入も増えるだろうと。また、制度の信頼も確保できないわけでございますから、人間が働く根本の部分を支えるセーフティーネットといいますか、その部分でございますので、これは民営化ということとは違うと、なじまないものだと思いま...全文を見る
○辻泰弘君 この点は一歩前進と思いますけれども、やはりそもそも別勘定といいますか、別の経理でリスクが違うことをやっているわけですから、その点については一歩前進と申し上げますけれども、今後ともその点についてしっかりと、本来違う勘定なり経理でやるべきだと、このことを改めて申し上げてお...全文を見る
○辻泰弘君 この財務省の歳出歳入への影響試算、お手元にも配っておりますけれども、これの税収の試算の見積りの方法をお示しください。
○辻泰弘君 その税収弾性値一・一というのは最近の傾向として、平均値としてとらえ得るでしょうか。
○辻泰弘君 結果として一・一を使っていることによって税収見積りが、まあ過大とは言いませんけれども、見込める上で一番上のところに来ているというふうなふうに私は思いますけれども、いかがでしょう。
○辻泰弘君 内閣府の方の試算のこれについて、税収の推計の前提をお示しください。
○辻泰弘君 私が聞いておりますところ、税制改革ということでは既存の十六年度改正あるいは十五年度改正の後の平年度化というか、その部分については入り込んであるわけですけれども、それ以外のところは、例のあの基礎年金の国庫負担の二分の一への引上げの部分、この部分については、既存の税制改革...全文を見る
○辻泰弘君 その六千億の税目を一応想定されていると聞いておりますけれども、何によってというふうに、取り組んでいらっしゃるんでしょうか。
○辻泰弘君 すなわち税制改正は伴わないけれども増収を見込んでいると、こういうことになるわけですね。
○辻泰弘君 財務省の試算と内閣府の試算で、一般会計について一般歳出とそれから税収の部分でそれにかなり違いがあるわけです。この部分をどのように分析されているでしょうか。これは財務省なのか、内閣府なのか、両方なのか。
○辻泰弘君 財務省としては、税収を、内閣府が見込んでいる税収、これぐらいは確保できると思っていらっしゃいますか。
○辻泰弘君 差異は分かるんですけれども、要は、それぐらい取れることがあるかといいますか、少し、はっきり言って高過ぎるんじゃないかということ、高く、財務省から見たときは高いんじゃないかということなんです。
○辻泰弘君 これは大事なところでございまして、谷垣さんの財政演説の中で、この来年度予算については基礎的財政収支の黒字化に向けて一つの手掛かりとなるものと考えているとおっしゃっているわけで、この基礎的財政収支の黒字化というのが実はここの内閣府の試算からきているわけですから、実はそれ...全文を見る
○辻泰弘君 それだと、バランスするまでの数字は実額としてお示ししていただけませんか。
○辻泰弘君 二〇〇〇年代、二〇一〇年代初頭の改善といっても、結局、今、実額でいえばそのようなことでございまして、一般会計にとっては十何兆で、まあ若干改善あるかもしれませんけれども、そんな本質的な改善でないようにも思うんですけれども、この数字、財務大臣、どうお考えですか。
○辻泰弘君 来年度予算がそのプライマリーバランスの黒字化に向けて一つの手掛かりになると、このようにおっしゃっている、そのことについては変わりませんね。
○辻泰弘君 この内閣府の試算の中の基礎的財政収支は伸び率で表示されているんですけれども、ベースとなる二〇〇三年度あるいは二〇〇四年度の実額を示していただきたいと思うんですけれども、いかがですか。
○辻泰弘君 それは二年度、両年度であれを示していただきました。  その以後というのは当然実額としてあるわけですね。
○辻泰弘君 それから、基礎的財政収支との関係のみならずですけれども、この、将来をやられるときに、二〇〇八年までは名目成長率、示されていると思うんですけれども、二〇一三年までも名目成長率、当然前提になっているわけですね。  実質成長率、名目成長率、それぞれその数値をお示しください...全文を見る
○辻泰弘君 今お話ございましたように、大変高い、今でいえば高い成長率を前提としてプライマリーバランスの黒字化というのがあると、このように思うわけです。ですから、この成長が不可能であれば全く絵そらごとになっちゃうわけですけれども、これを政府としては当然やるということになるわけですけ...全文を見る
○辻泰弘君 それで、この基礎的財政収支を考えるときの、国と地方でトータルで考えていらっしゃるわけです。そのことのメリットといいますか、なぜそうされているか。
○辻泰弘君 先ほどプライマリーバランス等について将来の数値を新たにお示しいただいたわけですが、これは、私はこういう財政の審議に非常に役に立つ重要な数字だと思います。もとより試算ですし、内閣府レベルのということはもちろん承知しておりますけれども、やはり、そういう意味ではオープンにし...全文を見る
○辻泰弘君 それで、いわゆる財政再建ということについてですけれども、これまでのいわゆる特例公債脱却の目標、どのように、目標の推移といいますか、そのことを御説明をください。
○辻泰弘君 今の御説明で、平成二年ですか、特例公債脱却が実現したとおっしゃったんですけれども、それは結局、一般会計出さずに全部、国債整理基金特別会計で借換債を発行するということに変えてしまったことでそういうふうに見えただけのことであって、実際上は何も脱却していなかったということに...全文を見る
○辻泰弘君 今の条文は、停止しているわけですけれども、しかし、潜在的にはマクロ的な目標と一般会計の目標と二つ持っていると、こういう状況であるということなんですね。  私が申し上げたいのは、先ほどのプライマリーバランス、内閣府の一つの目安といいますか目標がある、これはこれでやはり...全文を見る
○辻泰弘君 片隅と言わず、真ん中に置いていただければと思うんですけれども。  やはり、財政というものの規律を考えるときに、率直に言いまして今の目標というのは非常に分かりにくいといいますか、率直に言ってもう雲をつかむような感じになってしまっていると。ですから、財政構造改革法におい...全文を見る
○辻泰弘君 附則については停止しなかったといいますか、本体は停止したけれども附則の部分はもう先の法律の中に溶け込んでしまっているので取戻しができなかったといいますか、その方が正確なんだろうと思うんです。  いずれにしましても、十五年度までは財政構造改革法が結局その部分だけが機能...全文を見る
○辻泰弘君 財務大臣、こういう赤字国債の変形みたいなことの措置は、その年金の使い道ということの批判の以前に極力なくすべきだと思うんですけれども、いかがですか。
○辻泰弘君 年金課税が今度強化されることになっているわけですけれども、それの跳ね返りで介護保険料、国保に跳ね返ってくるということがあるわけですけれども、その負担がどのぐらいになるかということとそれについての対応策、厚生労働大臣、お示しください。
○辻泰弘君 国保の実施主体は地方ですけれども、それは国からそのように要請することがあるということなんですか。
○辻泰弘君 私の最後の質問にしたいと思いますけれども、坂口大臣は三月九日、この場で、国債は大変大きな損失を出すこともあると、こういう発言をされたんですけれども、そのことについて御見解をお示しください。
○辻泰弘君 以上で私の質問を終わらせていただきます。
03月18日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○辻泰弘君 委員派遣について御報告申し上げます。  去る十二月十日及び十一日の二日間、国井委員長、武見理事、藤井理事、森理事、遠山理事、有村委員、佐々木委員、井上委員及び私、辻の九名により、東京都及び栃木県の社会保障及び労働問題等に関する実情を調査してまいりました。  以下、...全文を見る
03月24日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本日は予算の委嘱審査ということでございますが、私も予算委員会のメンバーで予算の審議に参画させていただいておりまして、予算委員会を通じて疑問に思ったこと、またあるいはこうあるべきじゃないかと、このように思ったことなどにつきまし...全文を見る
○辻泰弘君 今おっしゃった官房長官の御見解は、役員の半数以下にすると、こういうような趣旨ですけれども、今後厚生労働省としてもそういう趣旨でやっていくということですか。
○辻泰弘君 今よく言われておりますのは、労働者健康福祉機構とか医薬品医療機器総合機構の理事長に次官、局長経験者がというような話も出ているわけですが、そういうことについてはどういうふうに対処されていくんでしょうか。
○辻泰弘君 大臣は、さきの予算委員会で、私の答弁に対して、「次官だとか局長だとか、その出身者は何か次のポジションに就くのが当然だという考え方を持っておることは間違いであると、」、こういうふうに明確におっしゃっていただいたところでございます。私自身、キャリアの方が一人だけ残るまで四...全文を見る
○辻泰弘君 その方向でのお取組をお願いしておきたいと思います。  次の問題といたしまして、国民年金保険料の収納対策ということで、これもテレビ撮り、テレビが入ったときの我が党の内藤委員と総理とのやり取り、あるいは坂口大臣とのやり取り等もあった件でございます。  すなわち、具体的...全文を見る
○辻泰弘君 私は、今回の年金改革の資料の一環でそのことが明示されておりましたので、いつまでにどうするということがしっかりと内実としてあるというふうに思っていたんですけれども、非常に聞いてみるとまだまだこれからだというような感じがするわけでございまして、そういう意味では、「国民年金...全文を見る
○辻泰弘君 今、義務付けられていないという話ですが、義務付けるためには法改正が要るんですが、何が必要になるんですか。
○辻泰弘君 それから、先ほど森委員から質問のあった江角さんの関連でその答弁について聞いておきたいんですけれども、これは二年間さかのぼって払われたということなんですけれども、それは国民年金法の時効、百二条の「時効」のところの規定に、「二年を経過したときは、時効によつて消滅する。」と...全文を見る
○辻泰弘君 今のお話は、その事務負担の見地から二年ということが来ているということが一つの大きな理由だと思うし、実務的にはそうかもしれませんが、しかし、やはり年金というものの精神から考えますと、できるだけ多くの方に、もちろん給付段階での皆年金も保障したいということが本来あるべき姿に...全文を見る
○辻泰弘君 この点も大事な問題だと思いますので、お取り組みのほどお願いを申し上げたいと思います。  次に、もう一つのポイントは、実はいわゆる年金等の社会保険施設の問題でございます。  議論はたくさん出ておるわけで、またこれからも出ると思いますけれども、私は聞いておりまして、ひ...全文を見る
○辻泰弘君 基本的な資料だと思いますので、是非取り組んでいただいてお出しいただくようにお願いしておきたいと思います。  それで、次、これも同じくこういう資料あるべしということにつながるんですけれども、年金の財政見通しについてでございます。  今回、二月に政府案をまとめられて、...全文を見る
○辻泰弘君 それでは、そういう形でお願いいたします。  それと、やはり現行維持、現在の保険料水準と給付水準を維持した場合にどういう形になっていくのかと、まずそれを見るところからまたどう改革すべきかということで出発すると思うので、ですからそのことのケースも出していただきたいという...全文を見る
○辻泰弘君 将来見通しでございますから、当然前提を置かざるを得ない。ある程度割り切りは持たざるを得ないわけですが、後者の方のはある程度理解もいたしますけれども、現行維持の場合どうなるかという基本の部分は一定の前提は明示していただいたらいいわけで、それはもちろん固定的になるわけじゃ...全文を見る
○辻泰弘君 国民負担率は私も余り合理性がないと思っておりまして、今おっしゃった趣旨はよく理解するところでございます。  いずれにいたしましても、見通しについては御提示いただくようにお願いしておきたいと思います。  もう一つ、これはむしろ簡単なことかもしれませんけれども、今回、...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、何年まではこういう式で何年以降はこうだということは、それはそれであっていいですし、下に断り書きが入るのは、それは仕方がないと思うんですが、いずれにしましても、算式として分かるようにしていただきたいと、そういうことでよろしいですね。
○辻泰弘君 次に、年金制度の、公的年金制度の一元化のことでお聞きしておきたいと思います。  私も予算委員会で質問をしまして、大臣にもお聞きしたんですけれども、そのときはちょっとまだそれほど前向きとも言えないと言ったら恐縮ですけれども、そういうような御発言だったと思うんですが、そ...全文を見る
○辻泰弘君 職域年金の一元化とおっしゃったんですけれども、元々の精神は公的年金全体の一元化にあったんではないかと私は思います。  これは前の委員会でも五十九年の閣議決定のことを申しましたけれども、大臣はそうとも読めるというお話だったわけですが、私は素直に後からも読みましても、基...全文を見る
○辻泰弘君 御説明も理解いたしますけれども、やはりあるべき姿を追求して私どもも取り組みたいと思います。そういう見地からお取り組みいただきたいと思うんですが、いずれにいたしましても、年金制度の一元化等の議論を進める過程において、やはり国共済、地共済、私学共済とあるわけですが、それぞ...全文を見る
○辻泰弘君 前回の再計算のときも、まだ法律が通っていない段階で、法案の段階で取り組まれたということがあるわけです、決定する前にね。ですから、そういうことから見ても、そもそもその議論のときに出すべきなのは当然だと思っていますけれども、前回、法案の段階でも作ったということも現実にある...全文を見る
○辻泰弘君 以上で終わります。
03月30日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  まず、冒頭、厚生労働省としての大臣並びに局長の御見解を聞いておきたいんですけれども、昨日、一昨日と小泉総理から、いわゆる年金の一元化についての前向き発言といいますか、将来あるべき年金制度というとやはり一元化が望ましいと思って...全文を見る
○辻泰弘君 この点、一元化の問題につきましては、私自身も何度か質問してまいりましたし、民主党としても御提案させていただいているところですけれども、いつもは坂口大臣の御見解、思いを同じくするところも多いんでございますが、この一元化についてはちょっとニュアンスが違っておりまして、前回...全文を見る
○辻泰弘君 坂口大臣はこの点についてはいささか慎重派ではないかと私は思うんですけれども、やはり難しいから後だとか難しいからやらないということでなくて、やはり難しいけれども目指すんだと、こういうことで、やはり職業が違っても一つの同じ社会保険の制度の中で、年金制度の中で位置付けられる...全文を見る
○辻泰弘君 私は、私が答えを申し上げるような感じがしますけれども、十二月五日の時点では、制度に対する信頼確保の必要性から物価スライドを実施するという見地が一つあったと。そして、具体的に〇・三%ということになったときに、高齢者等の生活に配慮したと、こういうことだと私は思っているんで...全文を見る
○辻泰弘君 これは、十二月段階では物価スライドを実施するということの論理をおっしゃって、今度の提案理由説明の中では具体的に高齢者等の生活に配慮したんだと、こういうふうな論理構成だと思っています。  それはそれといたしまして、次に、十二月十八日時点で財務相及び厚生労働大臣との確認...全文を見る
○辻泰弘君 すなわち、これまでの負担増の部分はそのまま残ると、こういうことになるわけですね。
○辻泰弘君 「適切に措置する」というのが、マクロ経済スライドはそもそも少子化と高齢化の部分に対応するということで、被保険者数の減少と寿命の延びというものを加味するやつですから、そのマクロ経済スライドによる給付調整というのは、そのことがすべてであって、結果として、それがより時間を掛...全文を見る
○辻泰弘君 かつては、そうすると明示的に年金担当大臣というポストになっていたけれども、今はそれはないと、その意味合いが厚生労働大臣に入っていると、こういうことでいいんでしょうか。
○辻泰弘君 私も一元化等の議論をする過程で年金担当大臣が必要だというふうにつくづく思っておりましたので、そのことをもう既に厚生労働大臣が担っていただいているということを知りましてうれしい限りでございまして、ますます共済の問題についても議論がしやすいようになったと、このように思うわ...全文を見る
○辻泰弘君 そういう意味では、二階か三階か、ちょっと二・五階ぐらいの感じかもしれませんけれども、それはまた改めてお聞きしたいと思います。  それで、この物価スライドの特例のことでございますけれども、平成十六年度の概算要求段階では平成十五年の消費者物価下落率のみを盛り込んで、それ...全文を見る
○辻泰弘君 それで、今回の法案の中身について具体的にお聞きしたいと思うんですけれども、法案の第一項目めに「平成十三年の年平均の物価指数に対する平成十五年の年平均の物価指数の比率」と、こういうふうになっているわけでございます。この数値は消費者物価指数、十三年九九・三、十五年九八・一...全文を見る
○辻泰弘君 それから、「比率を基準として」と、こういうふうになっているわけなんですが、その比率を基準として改定すると、比率で改定するということにはなってないわけなんですね。その意味で、その基準としてというのはどういう意味を持つのかとちょっと疑問に思うんですが、どういうことでしょう...全文を見る
○辻泰弘君 今御指摘の中にありました二項めの方に、「額の改定の措置は、政令で定める。」と、こういうことになっているわけなんです。その政令は具体的にいかなる内容になるのかと、このことについて御説明ください。
○辻泰弘君 先ほど御説明いただいたその比率のことですけれども、厚生労働省がなさるときのこの比率の出し方というのは、小数点四位を四捨五入と、こういうのは基本というふうになっているんでしょうか。
○辻泰弘君 この措置は当然、国民生活、年金受給者に影響を及ぼすことになるわけですけれども、国民、受給者の方々に対する周知徹底、実は国民全体が皆保険、皆年金という体制の中にあるわけですから、そういう意味では受給者のみならずと言うべきだと思うんですが、まず受給者に対してこれまでどうい...全文を見る
○辻泰弘君 私、六月に通知を出されると、それはそれで実務的には仕方がないと思うし、それに上乗せして出すということは、なかなかコストも掛かるし大変だと思うんで、それはやむを得ないと思うんですが、多くの方は承知されるかもしれませんけれども、しかしやはり三月三十一日に政令を決められるん...全文を見る
○辻泰弘君 では、そういう方針でお取り組みいただきますようにお願いしておきたいと思います。  それで、次のポイントですけれども、今回の物価スライドの〇・三%を適用するというその部分ですけれども、その部分は、ある意味では政府案、当然かもしれませんけれども、低年金の部分にもかかわっ...全文を見る
○辻泰弘君 私ども民主党は、衆議院段階でこの法案に対しまして対案を出させていただき、否決されて、反対という姿勢で立たせていただいておりますけれども、この低年金者に対してもスライドを適用すると、この部分についてでございます。  私ども民主党は、昨年の選挙におけるマニフェストにおき...全文を見る
○辻泰弘君 今、大臣おっしゃった未加入者の解消が大事だというのは、それはそのとおりなんですけれども、今回の政府の法案等、あるいはこれまでの対応を見ますと、やはりその部分について抜本的な対応というふうになってないんじゃないかと、このように思わざるを得ないわけでございます。  すな...全文を見る
○辻泰弘君 私、ちょっと記憶が定かじゃないんですけれども、二十五年はずっと前からそうだったでしょうか。二十年という時期はなかったでしょうか。
○辻泰弘君 そういう経緯があるようですけれども、二十五年というのは固定的なものではないということだと思います。この点についてもまたこれから議論をしていきたいと思いますけれども、ひとつやはり無年金者解消ということが一つの大きな大事な課題でございますので、その点についてはしっかりとお...全文を見る
○辻泰弘君 すなわち、年金制度の中で見ることも一つの検討の対象であるということになりますか。
○辻泰弘君 私もこの問題につきまして二年半ぐらい前から何度か御質問させていただきまして、坂口大臣は一生懸命取り組んでいただいたということに私は敬意を表しておるわけでございます。  平成十四年の八月八日の決算委員会のときも、大臣は、財務省がすげなくできないと言ったのに対して熱を込...全文を見る
○辻泰弘君 正直に言い過ぎたというお話でございましたけれども、これからもまた正直に言っていただきたいと思うんですけれども。  この点、議員立法で措置するという話もあったりするわけですけれども、その点はどう考えていらっしゃいますか。
○辻泰弘君 議員立法のことを聞くのも筋違いの部分はあるんですけれども、すなわち、私は、政府、閣法でやるべきじゃないかと、こういう意味合いで申し上げているわけなんです。  すなわち、先ほど言ったような、厚生労働省の事務的ないろいろな、大臣がおっしゃったようなそういった体質とか、そ...全文を見る
○辻泰弘君 状況としては理解できなくもないんですけれども、やはり私は、こういったものに機動的に対応するという意味も、いつまでに法律出さなきゃ駄目だというのも、考えてみれば、別にそうでなくてもいいわけですから、そういう意味では、私は、これまでの厚生行政のその体質というものを、意識変...全文を見る
○辻泰弘君 それからもう一点、厚生労働省についてこういう記事がございました。救済措置の検討は必要としながらも、地裁の判決については控訴する方向で調整していると、こういうふうな記事がございましたけれども、これはそういったお考えなんでしょうか。
○辻泰弘君 この問題は、坂口大臣は私なんかよりもはるかに御専門の領域だと思いますけれども、どうか、先ほど、これまでにいろいろなところでお示しいただいた熱い思いといいますか、国民生活を大事にするというそういう視点からお取り組みいただきますように、改めてお願いしておきたいと思います。...全文を見る
○辻泰弘君 すなわち、お一人お一人の年金額が幾つかの制度にまたがっている場合に把握できないという状況なんですよね。
○辻泰弘君 基礎年金番号をせっかく入れたのに、そういうことすらできていないというのは、非常に何か残念といいますか、どうなっているのと思うわけですけれども、それをするためには何が必要になるんですか。
○辻泰弘君 今のは法律改正が要るのかどうか、そのことなんですけれども、行政の対応としてあり得ることなんですか。
○辻泰弘君 前向きな御答弁いただきました。  年金担当大臣というお立場でございましょうから、やはり是非その分は、せっかく基礎年金番号を入れてそんなこともできていないのかということで、私はむしろびっくりしたようなことでございますけれども、是非そういうお取り組みを早急に作っていただ...全文を見る
○辻泰弘君 限定的かどうかという判断は、それは後ですればいいわけで、いずれにいたしましても、年金について二兆円、給付ベースで影響があるということで、この間の局長の私に対する質問の答弁では、一千億でも大きな額だと、このようにおっしゃっているわけですから、二兆円というのはもっと大きい...全文を見る
○辻泰弘君 それで、今度の年金の関連資料で厚生労働省が出していらっしゃるので、物価上昇率の見通しということで、これは基本的には「改革と展望」に基づいて二〇〇八年まで出していらっしゃるということで、二〇〇九年以降は一・〇%と、こういう想定になっているわけですが。  これを見ますと...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、一・七%分を解消することになる年度にまだ余りがあるといいますか、その上昇率が残っていて、その分に対してマクロ経済スライドを掛けるという状況はあり得るんでしょうか。
○辻泰弘君 ここで、財務省と内閣府の方にも来ていただいておりますので、ちょっと御質問を申し上げたいと思うんですけれども。  財務省は今年一月に十六年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算というものを出されているわけでございます。その中の消費者物価上昇率は、十七年度〇・五、十八年度...全文を見る
○辻泰弘君 分かりました。  それから、内閣府の方も「改革と展望」の参考資料を出していらっしゃるわけですけれども、その中での物価の上昇率の想定があるわけですけれども、この内閣府の参考資料の中で十七年度以降の物価スライドをどう措置されているのか、また一・七%分の解消はいつになるの...全文を見る
○辻泰弘君 分かりました。  それで、この内閣府の試算の中で、消費者物価上昇率は二〇〇八年度まで明示されているわけなんですけれども、その二〇〇九年度以降、プライマリーバランスの改善する二〇一三年度という想定ですけれども、そのときまでの消費者物価上昇率をお示しいただきたいと思いま...全文を見る
○辻泰弘君 将来にわたる試算ですから、もちろん前提も置かなければなりませんし、そのとおり動くということはないわけですけれども、しかしやはり人間ができることというか、やはり一つの目標なり計画なり、それなりにプランを持ってそれを手掛かりにしながらやっていくということしかないと思うわけ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、消費者物価指数が一月末に十二月までのが出ると。そのときにそれ以外のものも出そろっているから、実質四月から適用されるマクロ経済スライドの調整率は今の物価スライドのときと同じタイミングで決められるんだと、こういうことでよろしいわけですね。
○辻泰弘君 あと、物価スライドのことについてですけれども、諸外国でこの物価スライドというのはどういうふうになっているのかということなんです。聞くところによると、アメリカなどにはそういう規定があるというふうにも思うんですけれども、諸外国の実情をお示しいただきたいと思います。
○辻泰弘君 すなわち日本だけがその具体的なことに対応していると、こういうことになるわけですね。
○辻泰弘君 年金の算定に当たって、過去の標準報酬月額を再評価するということで賃金スライドでやってきたということが今日までの状況だったわけですけれども、再評価率の表は持っているわけなんですけれども、そもそも、この再評価の算出のベースとなる統計は何なのかということがちょっと、必ずしも...全文を見る
○辻泰弘君 その名目賃金の取り方といいますか統計のことなんですけれども、ここで議論してもあれですが、後ほど、例えば三十三年以前だと十四倍とか、こういうのがあるわけですけれども、こういったものをどういうふうに出していらっしゃるか、また資料をいただきたいと思うんですけれども、お願いで...全文を見る
○辻泰弘君 残り時間わずかですけれども、あと一問御質問したいと思います。  今回の物価スライド特例措置のときの財政影響額ということで、十五年度特例措置による財政影響額と十四年度特例のときの財政影響額というのを出していらっしゃるんです。給付ベースでは十四年より十五年が伸びているん...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたので、以上で私の質問終わらせていただきます。
04月08日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本日は、クリーニング業法並びに公衆浴場の法律の改正案について御質問するわけでございますが、今回、この二法案の改正案を勉強させていただきまして、両業界に携わっていらっしゃる皆さん方の実情といいますか、あるいは御苦労の一端に触れ...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、クリーニング業法の方から御質問申し上げたいと思うんでございますけれども、これは衆議院の方では三月二十四日に両法案を念頭に置いての質疑というのがなされておりまして、その節には坂口大臣も御発言をされているわけでございます。その日は、坂口大臣の御自身の経験で、中華料...全文を見る
○辻泰弘君 坂口大臣のことですから、本日もその背広をお召しかと思いましたけれども、若干残念に思うわけでございますが。  さてそれで、中身の議論を聞かせていただきたいと思います。  先ほど藤井議員に対する質疑もあったわけでございますけれども、今、具体的に無店舗営業というものがか...全文を見る
○辻泰弘君 それで、それに対する対応ということになるわけでございますけれども、今度の改正案の中で第三条の改正があるわけでございます。  そこで、提案者にお伺いしたいんですけれども、第三条で言っているところの、「軽車両を除く。」と、このようになっているわけですが、その軽車両は何を...全文を見る
○辻泰弘君 それから、その第三条の二項に言っておりますところの、「処理方法等について説明するよう努めなければならない。」と、こういう規定があるわけでございますけれども、この処理方法等について説明する内容はどのようなものであるべきだと考えていらっしゃるか、提案者に御質問を申し上げた...全文を見る
○辻泰弘君 その第三条の二項の二の方のことでございますけれども、先ほど質疑もあったわけですけれども、「苦情の申出先を明示しなければならない。」と、このような規定になっていて、厚生労働省令でそれを規定すると、こういうことで、先ほど受取証だとか掲示板だとかに苦情の連絡先を掲示すべしと...全文を見る
○辻泰弘君 それをどう周知させるかということなんですけれども。
○辻泰弘君 いつも官報に載せますしと出るわけですけれども、官報などを見るのはほんの限られた人間でございますし、あとおっしゃったのも、ある程度業界にかかわっていらっしゃる方かもしれません。いずれにしても、大事なことでございますから周知徹底に努めていただくようにと、こういうことで申し...全文を見る
○辻泰弘君 次に、その附則のことについてお聞きしたいと思うんですけれども、附則の第二条に経過措置があるわけでございます。これは、現在自動車等で営業している人に対しては三か月間猶予を与えて、その間に都道府県知事に届け出なさいと、こういうことだったと思うんですけれども、これをどのよう...全文を見る
○辻泰弘君 何か、余りやる気がないと言っちゃ悪いですけれども、いささかちょっと熱心さが感じられないと言っては恐縮ですけれども、そんな気がするわけでございますが、大事なポイントでございますから、マスコミ等を通じての広報とか会見とかもあるかと思いますが、そんなことも含めてしっかりと取...全文を見る
○辻泰弘君 この研修、講習については、同一の会でやっていらっしゃるというふうにもお聞きしますし、必ずしも強制力もないわけでございますけれども、それを、強制力を持たせろとか別々にやれというふうなことを主張するつもりはございませんけれども、やはり有効に機能させるべきだといいますか、や...全文を見る
○辻泰弘君 この場の議論でも必ずしもございませんけれども、こういったかなりの条項を割く改正が行われていながら何もなかったというのはどういう意味があったのかなというふうに疑問に思ったような次第でございまして、また、これまたそれぞれにそういった角度から取り組ませていただきたいと思いま...全文を見る
○辻泰弘君 大臣には前者のことについても後者のことについても御理解をいただいた御発言だったと思うわけでございますけれども、やはり近くに法律改正が予定されているならば、行政としてやはりその点については当然配慮といいますか、対応に一考あってしかるべきだと、このように思うわけでございま...全文を見る
○辻泰弘君 はい。
○辻泰弘君 今の御説明にかかわることでございますけれども、今回の法改正によって取次業への業種転換の際にも組合員資格継続されると、こういうことになるわけですが、その流れでいきますと、国民生活金融公庫の融資というのがあるわけですけれども、その融資条件というものは維持、継続されるという...全文を見る
○辻泰弘君 組合員資格を継続できるというふうな法律の趣旨でございますから、そういう意味では、そういったことも連動させるというのは一貫性があると思うわけでございまして、そういった意味の取組を御要請申し上げておきたいと思うわけでございます。  それでもう一点、今度は環境のことについ...全文を見る
○辻泰弘君 クリーニング業法についての質問はここで区切りたいと思うんですが、ここの区切りとして、大臣に、今後のクリーニング業界に期待するものは何かと、一言お願い申し上げたいと思います。
○辻泰弘君 公衆浴場の方の法律の改正について御質問に移らせていただきたいと思うわけでございます。  まず提案者に御質問させていただきたいんですけれども、まず、第一条の目的規定に追加があるわけでございますけれども、この追加部分、すなわち「住民の健康の増進等に関し重要な役割を担つて...全文を見る
○辻泰弘君 次に、第四条のことについてでございますけれども、第四条は新たに新設されているわけですけれども、ここで言うところの国及び地方公共団体による「適切な配慮」、この適切な配慮は何を意味するか、このことを御説明いただきたいと思います。
○辻泰弘君 今回、公衆浴場の関係法制をちょっと勉強させていただきまして、ある意味ではびっくりしたのは物価統制令がこの入浴料金に今も掛かっているということで、日本においては唯一その対象になっているというふうにお聞きするわけですけれども、この物価統制令によって料金が今規制されていると...全文を見る
○辻泰弘君 先ほども話が出ておりました入浴施設におけるレジオネラ症の防止対策についてお聞きしておきたいと思います。  平成十四年に幾つか、宮崎等で事故があって、それに対する対応ということがあったわけですけれども、どのような対応を講じてこられたのか、そして今後どうされるのか、端的...全文を見る
○辻泰弘君 今の御説明にもあったわけですけれども、平成十五年、昨年の七月二十五日にレジオネラの発生防止のための指針というのを出しておられるわけですけれども、この指針を踏まえて今日までどういうことをされてきたかということ、それから今後どうされるか、この点について絞って簡潔にお願いい...全文を見る
○辻泰弘君 平成十六年一月に全国厚生労働関係部局長会議が行われて、そこで周知徹底を要請されたとか、二月に全国健康関係主管課長会議において周知徹底を要請されたとか、また、今年の六月に会議を持たれてまた周知徹底を図ると、こういうことを私聞いておるものですから、そのことの御答弁をいただ...全文を見る
○辻泰弘君 これで質問区切らせていただきたいと思うんですが、最後に大臣にお伺いしたいんですけれども、これまた今後の公衆浴場業界に対しての御期待されること何かと、このことについて御見解をお示しいただきたいと思います。  以上をもって終わりたいと思います。
○辻泰弘君 以上で終わります。
05月11日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○辻泰弘君 おはようございます。民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。  本日は、最近、誠に残念ながら、厚生労働省にかかわる不祥事等々が連日のごとく報ぜられたところでございまして、今日は何が出てくるのかというのを新聞で朝見るのが怖...全文を見る
○辻泰弘君 今の体制をお聞きしたいんですけれども、私どもは名簿管理をすると名前で検索するということがあるわけですが、今の地方の社会保険事務所で例えば名前を入れることによって検索できるんでしょうか。すなわち、地方の一社会保険事務所でも全国の方の名前で検索して引っ張り出すことができる...全文を見る
○辻泰弘君 そういたしますと、これは悪いケースになりますけれども、直接的な問い合わせが本人からなかった場合も、担当の事務所の、社会保険事務所の方が調べようと思えば調べられるということになるわけですか。
○辻泰弘君 そうすると、日本全国、社会保険事務所のところでは、例えば福田康夫と入力すれば、ぱっとそれは出てきて、ダブりはもちろんあるでしょうけれども、ダブりはあるでしょうけれども、それで、そこから群馬県とかいうことでアクセスしていくならば特定することはできる、一般の事務所の方が見...全文を見る
○辻泰弘君 そのカードというのは、その事務所にかなりあるということなんでしょうか。
○辻泰弘君 その人その人の名前が書かれるわけじゃないですよね。ずっとそのカードを入れて開けっ放しにしていれば、ずっとそれはだれが使おうと見れる状態であると、こういうことでしょうね。
○辻泰弘君 ですから、使った本人かどうかは必ずしも分からないけれども、カードを入れたら、その後、機械は動いていると、こういう状態だということですよね。
○辻泰弘君 状況は分かりましたけれども、いずれにいたしましても、非常に情報化社会ということで個人の情報管理というものは大事な側面、大事なものでございますから、その点についてお心掛けいただきたいということと同時に、先ほどこの件についても確認中だとおっしゃっておられましたから、そのこ...全文を見る
○辻泰弘君 そういった意味で、情報管理を徹底するという意味でも、今回のことを調べていただくという過程でそのことが伝わるという部分もあるかと思いますので、その点はしっかり御調査いただいて、今後とも、今の大臣の御決意に基づいて、非常に大事な、ますますこれから大事になる部分だと思います...全文を見る
○辻泰弘君 意見交換もさることながら、やはり要は、私が申し上げておりますことは、極端に言えば、歯科医師会が反対されることであっても、厚生労働行政進める上で、歯科保健行政進める上であるべきものであるというふうに思われるならば、それは説得しリードしてでもいくんだという、そういうことも...全文を見る
○辻泰弘君 これ以上このことで時間は取りませんけれども、やはりこの答弁、非常に私は聞いた途端に残念に思ったわけでございまして、やはり、歯科保健行政のあるべき姿を追求する、そのスタンスから歯科医師会の方々にも理解を求めていくのは当然でしょうけれども、協力を求めるのは当然だと思います...全文を見る
○辻泰弘君 今、処分を行ったということなんですけれども、報ぜられているところ、直接は聞いていないんですけれども、本省サイドでは訓告とか厳重注意などという形だったと聞いておるんですけれども、懲戒より軽い矯正措置だと、軽過ぎるんじゃないかと、このような指摘もあるわけで、私自身もそのよ...全文を見る
○辻泰弘君 そのことについての問題意識はあるんですけれども、それはそれだけにいたしますけれども。  そこでまず、今もお話あったように、一億六千三百万、これは延滞金も含めての話だと思うんですね。一億三千二百万ですか、それが不正経理の対象といいますか、総額になるんだかと思うんです。...全文を見る
○辻泰弘君 一億三千二百万のうち、個人的なやつというのは、返済されたのが四千五百万でございましたね。ですから、どれぐらいが個人の部分なのでしょうか。
○辻泰弘君 これ後で聞こうと思っていましたけれども、今足すと三千七百万とかそんな感じですかね。これ、家族が返されたのは四千何百万だったですね。延滞料なんですか、その差というのは。
○辻泰弘君 それは後でまた聞くところがありますのであれですが、それで、結果として一億円が特定できなかったと、大きく見ればですね。一億円の使途が特定できなかったというままになっているわけなんですね。で、結局そのままある意味では幕引きしてしまっているんじゃないかというふうに私は思えて...全文を見る
○辻泰弘君 一億円もの規模が特定できないまま終わってしまうというのは、私は本当にその内部調査がしっかりできたのかというのは率直に言って思うんです。  それで、一つ疑問に思いますのは、広島労働局に対する緊急の会計監査が行われたのは四月五日から一週間だったわけですね。これは、一月九...全文を見る
○辻泰弘君 会計監査というのは日常的にもあり得る業務だろうと思うんで、それは何も内部的な調査を待たなくても、最初に入っておいてまた入ればいいわけだろうと思うんですね。  その三か月の間、現地に任せたということが私はどうも解せなくて、四月五日にそのことが分かったときに疑問を持って...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、監査の結果というのは、内部調査、その結果をある意味ではチェックしたと。それは結局、内部調査を結果としては認めるものであったと、こういうことでいいんですか。
○辻泰弘君 当初、一月九日段階で労働局長は、広島労働局長は一か月ぐらいで結果が出るだろうということもおっしゃっていて、その後いろいろ状況変わってきてそうなったのかもしれませんけれども、しかし私は、会計監査というのは、正に緊急の会計監査というのは四月五日に入るわけで、最初に緊急に入...全文を見る
○辻泰弘君 実は、五月の七日に広島地裁におきましてこの逮捕された方々の初公判があったようでございまして、そのときにある被告の方が、前任の被告の、同じ被告になっている前任者の会計のという意味ですけれども、会計の前任者の人から不正経理の引継ぎを受け、不正経理が組織内で歴代引き継がれて...全文を見る
○辻泰弘君 そのことはそれを了と受け止めたいと思うんですが、五月の七日の段階でしょうか、広島労働局長が記者会見をされたときに、この件は広島の特有の問題だと、こんなふうにおっしゃったというふうに言われているわけでございます。本当に広島だけのことなのかということになるわけでございます...全文を見る
○辻泰弘君 第一・四半期とおっしゃったということは、四月から六月のうちにという意味でございますね。
○辻泰弘君 是非、当然のことですけれども、今回のようなことがその元々の監査ではすり抜けていたわけですから、そういうことがあったということを踏まえて、そういうことがあるかどうかというところまで徹底的に調べていただくということでの監査にしていただいて、六月末の後に、また本委員会にも、...全文を見る
○辻泰弘君 そういった部分も大事だと思うんですけれども、私、もし官房長が把握されていないんならまた後でもいいんですけれども、私が聞いたので見ますと、広島労働局長がおっしゃった言葉、説明の中にあったんだろうと思うんですけれども、広島労働局の職員と厚生労働省の本省の職員とが飲食をとも...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、その広島労働局が出されたやつというのは、その考え方を全国の労働局でもしてもらうことになるということなんでしょうか。
○辻泰弘君 全面的に飲食を禁ずるというのも、やはり人間の社会でどうかというところもあるわけですけれども、やはりそのルールが貫徹されなきゃいけないと。野方図な中でこんなことがあったと思うんで、その点については広島としてお考えになったということがあるようですから、それもベースにしつつ...全文を見る
○辻泰弘君 その課長さん本人からも話を聞いていられるということでしょうか。
○辻泰弘君 そうすると、今の三百八十万は一億六千万の内数になるという理解でいいでしょうか。
○辻泰弘君 そうすると、御家族の方が返されたという四千五百万の中に占めると、こういう位置付けになるということですね、あの三百八十万は。
○辻泰弘君 そうすると、その三百八十万が、さっきの一億、特定できないというところなのか、御遺族が払われた部分とか、そういう部分と、必ずしもちょっとよく分からないところがありますね。  それ、いずれにいたしましても、この問題についても率直なところ組織的な背景を感じさせるようなとこ...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、この問題についての角度を変えまして、今回、一億六千万返納されたということになっているわけですが、そのことについてお伺いしておきたいと思うんです。  これは、一億六千三百万でしょうか、これをある意味では三つのジャンルといいますか、財源によっていると思うんですね...全文を見る
○辻泰弘君 私、お伺いしたのは、こういうことなんです。その一億六千万の内訳として、広島労働局が大体七千万弱だと、それから本省が五千万ぐらいだと、それから御家族が四千五百万ぐらいだと、こういうふうに言われているんですが、そういうことかということを聞いているんです。
○辻泰弘君 そうすると、七、三とおっしゃいましたですね、七、三なんでしょうか。
○辻泰弘君 それは、別にそれが大事だと言わないですけれども、七千万と五千万だと七、三になるんですかね。これ、ちょっと数の問題かもしれません。
○辻泰弘君 それで、これの返還に向けて、ある意味では厚生労働省で、関係者だけか、関係者以外もか分かりませんけれども、声を掛けて返還をされたということになって、一億六千万調達されたと、こういうことになっているわけなんですけれども、まず厚生労働省としてこういうことは今まであったでしょ...全文を見る
○辻泰弘君 今、本省、本省も絡んでということでおっしゃった。地方だけだったらあったということでしょうか。地方の出先といいますか、そういうことですか。
○辻泰弘君 実は他の中央省庁でもあったかということを聞こうと思ったんですけれども、それは人事院なのか総務省なのかというのは行ったり来たりでなかなかお答えいただけない、各省ごとに聞かにゃいかぬということになるのかもしれませんけれども、そこは分かりませんけれども、恐らく中央省庁で、中...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、合議で決めたのではなくて、官房長の御判断でお決めになったということでしょうか。
○辻泰弘君 その方針について、大臣はどのようにかかわられた、あるいはどのように了承されたんでしょうか。
○辻泰弘君 それで、この、まあカンパと言っていいんでしょうか、このカンパの開始時期はいつごろ始められたんでしょう。
○辻泰弘君 私の理解ではもう少し早かったんじゃないかと思いますけれども、三月下旬なんでしょうかね。それで、そんな短期間で集まったということなんですね。  それで、まあそれはそれでいいとして、四月五日、会計監査があったわけですね。その内部調査をして、四月五日に会計検査をされたわけ...全文を見る
○辻泰弘君 しかし、会計監査自体が形骸化していたら、その形骸化したやつの監査が後であって、別に何も問題はないと言ってしまえばそういうことになるかもしれませんけれども、しかし、やっぱり会計監査の前にもうある程度額を特定してそれに向けて走ったということ自体を私は非常に、その徹底的な調...全文を見る
○辻泰弘君 これ確認していませんけれども、厚生労働省本省では三月初めごろにカンパが始まったということが言われているわけで、三月下旬から始めてこんな短期間に一億、本省の方は五千万でございましたか、そういうことになっているんでしょうかね。
○辻泰弘君 これで本省の方に返還に協力してくれということをおっしゃったのかもしれませんが、その求め方ですね、口頭なのか文書なのかということがあり得るわけです。だれが言うかということなんですが、それはどういう形で進められたんでしょう。
○辻泰弘君 全くこの広島労働局に関係なかった方にも協力を求めたことはあるんですか。
○辻泰弘君 これはどこかの口座を作られて振り込みをしてもらうということになったんですね。そうすると、その振り込みの伝え方というのは、何か文書で渡されたということなんでしょうね。そうすると、何か文書があったんでしょうか。
○辻泰弘君 ちょっとマニアックな質問になるかもしれませんが、その口座名というのはどういう名前だったんでしょう。
○辻泰弘君 大臣、ちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、この件で記者会見をされているときに、自分もこの返還に協力する用意があるんだと、このようなことをおっしゃって、「まだ出して欲しいという要求が来ているわけではございません。」と、「少し出していただく方のすそ野を広げていかない...全文を見る
○辻泰弘君 それで、これ返納が、これは労働保険特別会計の保険勘定になるのかと思いますけれども、このどこの会計に、勘定に、いつどのような手続で返されたのか、この点を確認したいと思います。
○辻泰弘君 それは、今年度の思わざる税外収入みたいな、そういう形で収入に計上されることになるんですね。
○辻泰弘君 それぞれの会計、それらの勘定の中の雑収入ということですね。
○辻泰弘君 広島労働局関係の質問はこれで終わりたいと思いますけれども、やはり非常に広がりが深い組織的な背景を感じさせるものでございまして、広島特有の問題とは思えないわけでございまして、先ほど元課長さんの問題もございますけれども、引き続きしっかりとお取り組みいただくということでお願...全文を見る
○辻泰弘君 これは、この便利手帳自体が利幅が六割超えていたというふうな指摘もあるわけでございまして、この補助金の給付について審査がしっかりやられていたのかというふうに率直に思うわけでございまして、この点、こういった問題についてもしっかりとチェックをしてやっていただかなけりゃならぬ...全文を見る
○辻泰弘君 それはすなわち、組織的なプールではなくて、個人の任意拠出に基づくプールであると、こういうことですね。
○辻泰弘君 それで、大臣に一つ確認ですけれども、もう既にいろんなところで発言されていますけれども、いわゆる補助金が交付される出版物について厚生労働省の職員が監修料とか原稿料を受け取ることはやめるべきだということをおっしゃってきていると思いますが、そのことについて改めてお伺いしたい...全文を見る
○辻泰弘君 それで、人事院の方にもちょっと来ていただいていまして、時間が限られておりますけれどもお伺いしたいんでございます。  それは今のことにかかわるわけですけれども、すなわち、今は課長補佐以上の方について、五千円を超えるものについて贈与等があったとき報告しなさいと、二万円を...全文を見る
○辻泰弘君 この点は、やはりこういうことがあってはいかぬわけですけれども、やはり情報公開の精神を貫徹するという意味から、コピーができるように、それができないならばこの九条改正ということあるかもしれませんけれども、そのことについてやはり問題意識を持ってお取り組みいただくように申し上...全文を見る
○辻泰弘君 こういった問題が厚生労働省には非常に多いものですから、厚生労働省からでも始めていただきたいというふうに私は思っております。  そういう意味で、国家公務員倫理法の改正、倫理規程の改正、こういったものに、それとまた今の贈与等報告書のことについてもお取組を求めておきたいと...全文を見る
○辻泰弘君 私、これは、十年間の資料出せと言ったら、平成十年以降しかないんだということだったんですけれども、それはまた保存期間ということがあるかもしれませんけれども、しかし、厚生労働省という中央の責任ある官庁の職務にかかわる事由で逮捕された方の記録といいますか、そのことぐらいは過...全文を見る
○辻泰弘君 以上で終わります。
05月27日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  まず、先ほど若林委員の質問に関連して、順序ちょっと変わりますが、一問だけ、基礎年金番号で聞いておきたいと思います。  私も、三月三十日、本委員会におきまして、基礎年金番号がせっかく導入されながら厚生年金、国民年金と共済との...全文を見る
○辻泰弘君 一元化もさることながら、基礎年金番号でしっかりとやれというその部分についてですけれども、決意を一言お願いします。
○辻泰弘君 ところで、今国会における年金法案の審議は、法案の審議と同時に、ある意味で未納、未加入の問題が付きまとったわけでございますけれども、その過程で政治的な責任という問題もございましたけれども、やはり制度的な不備、法的な不備、行政面での対応の不備、こういったものも現実のものと...全文を見る
○辻泰弘君 念のためにお聞きしますけれども、加入しておられる制度については概要御説明いただいたわけですけれども、そのことについて未納はないという理解でいいんですか。
○辻泰弘君 未納がないということですね、その部分について。ちょっとそれだけ。
○辻泰弘君 昔のことでプライベートなことなんで恐縮なんですけれども、総理自身は大学卒業後全部クローズアップされて、全部明らかになった形になっているわけですね、その未加入の期間もあったことも含めてですけれども。大変恐縮ですけれども、昭和四十年以前の加入ということは何か御説明いただけ...全文を見る
○辻泰弘君 もう一つ、実は衆議院の厚生労働委員会は今パンク状態になっているわけでございます。それは何ゆえかというと、委員の方は皆御存じだと思うんですけれども、衆議院厚生労働委員長が四月の二十七日段階では、マスコミ等への答弁について、未納は全然ないと、このように衛藤委員長はおっしゃ...全文を見る
○辻泰弘君 ここで御開示というか御説明いただけなかったことは残念でございますけれども、それはそれでやむを得ないと思いますが、いずれにいたしましても、私ども、自民党以外の党は全部党としての公表をしているという状況があるわけでございます。私どもとしては、厚生労働委員会の理事会におきま...全文を見る
○辻泰弘君 今回の法案は、言うまでもなく二〇一七年度まで毎年国民年金の保険料を引き上げていくという法案であり、また収納対策の強化ということを求めている、しっかり払えということを国民に求める法案でもある。また、新たに若年者に対する国民年金の保険料の納付猶予制度を設けたり、あるいは多...全文を見る
○辻泰弘君 五月の二十一日に社会保険庁は内部規定を改正されて、職員が業務目的以外で年金の加入記録の個人情報データを閲覧することを禁じる規定を明確化したと、そして各事務所に通知したということですけれども、そういう経緯でしょうか。
○辻泰弘君 そのこと自体は本来あるべき姿でもあり、また時宜に得たということにもなるんですけれども、そのこととセットで議論されているといいますか、週刊誌的なことが言われているところがございまして、実は総理のデータに対するアクセスが、今までいい加減だったということなのかもしれませんけ...全文を見る
○辻泰弘君 社会保険庁サイドもそういうことには全く接していないという理解でいいですね。
○辻泰弘君 国民年金の保険料の納付のさかのぼって払える、イコール時効につながるわけですが、これが二年であるというこのことについて、かねてより私も大臣に質問をさせていただいてまいりました。三月には、私も二年というのは短過ぎるなというふうなこともおっしゃっていたり、この間の記者会見で...全文を見る
○辻泰弘君 ということは、そのことが今日的課題であり問題であるという認識だということですね。
○辻泰弘君 そうであれば、今法律をこの場で審議しているわけですけれども、当然そのことがその中に含まれるべきじゃないでしょうか。法律を作るまでに、まだその過程にあるわけですから、その今大臣が問題だと思っている、課題だと思っている、そのように認識されていることが現実にある中で、この法...全文を見る
○辻泰弘君 私は、そのことは、一見理屈になるのですけれども、私は、やはり本当の責任を、責任逃れというか、責任回避といいますか、やはり政府として大臣自ら問題だと認識されていることが現実にあるならば、党が考えているとしても、そして、最近の状況では、ひょっとしたらそれは何にもならない、...全文を見る
○辻泰弘君 今回の法律の附則、改正附則の二十一条には、いわゆる第三号被保険者の届出の特例ということが設定されているわけなんですね。ですから、第三号被保険者の届出の特例があるわけで、第一号の特例ということも当然セットであり得るわけでございまして、そういう意味では、今回の法案を作って...全文を見る
○辻泰弘君 政府として改革をせにゃいかぬからということで年金法案を出して今やっていらっしゃるわけですね、政府の責任において。そして、政府の立場で、大臣のお立場で、ここに今まだそれでカバーできていない問題が現実に目の前にあるというときに、それが通った後に出発するかもしれない議員立法...全文を見る
○辻泰弘君 ということは、今国会通らなかったとしてもいいんだということをおっしゃっていることになりますけれどもね。  結局、問題があると、今、問題だと、そういう認識をお持ちになりながら、そして今法案があって現に改正をするチャンスがありながらそのことに手を染められないということは...全文を見る
○辻泰弘君 この問題はこれで終わりますけれども、問題点として指摘させていただきます。  それから、三月三十日でございましたか、私、この委員会で質問させていただいたときに、これは厚生年金、国民年金が中心の議論でございまして、それに向けての財政の見通しを出しておられるわけですけれど...全文を見る
○辻泰弘君 共済についてもしっかりとそういった基礎的なデータを示し、また、保険料引上げも定款でやるという制度の仕組み自体もまた議論をしたいと思いますけれども、しっかりとお取り組みいただきたいと申し上げておきたいと思います。  それから、実は、所得代替率五〇%が、新規裁定の場合は...全文を見る
○辻泰弘君 それは分かっているんです。
○辻泰弘君 これは四月三十日に厚生労働省が発表されたというふうに伺っているんですね。これは、五月七日、大臣が、私も新聞を拝見して初めて知ったわけでございますと、こういうことになっておりまして、その辺がどうなっているのかなというふうに私は大変疑問に思うんですね。その体制自体どうなっ...全文を見る
○辻泰弘君 重大な副大臣の未納の情報も十分伝わらなかったぐらいでございますから、そういう意味においては、まあこれぐらいはいいとかという理屈があるのかどうか分かりませんけれども、いずれにいたしましても、やっぱりこういった問題についてしっかりと伝えた上で対応しなければならない。重大な...全文を見る
○辻泰弘君 しかし、この八割ルール、実は国会の答弁だけが根拠になっているというふうに聞いているわけですね。まあ、これは将来のことではあるという部分もあるわけですけれども、しかし、やはりこれは将来の国民の生活に極めて重要なかかわりを持つ、五割がどんどん低下していくとはいえ、四割では...全文を見る
○辻泰弘君 百年安心の年金設計ということで言っておかれながら、私が今質問したから初めて今国会の審議において出てきたんではないかと思うぐらいですけれども、そういうことで五割が低下するということであるけれども四割では止まるんだということは極めて重要なことであって、五割が低下していくん...全文を見る
○辻泰弘君 この事柄の性質は、質問に答えて済む問題ではないと私は思います。やはり将来のことになるとはいえども、国民の生活がどうなるのかということにかかわることで、百年先のことまで考えているというふうに銘打ったこの年金改革法案において、新規裁定のときは五割だけれども、その後、マクロ...全文を見る
○辻泰弘君 おっしゃったペーパーは私も見て、私も計算して、四割を超えていること確認しておりますけれども、しかしそんなことをやるのはほとんどいないわけで、このメンバー、この中におられる方だってほとんどそんなことは承知してないわけです。しかも、質問に答えて出すということではなくて、こ...全文を見る
○辻泰弘君 これは、質問に答えて初めて出てくるというのは私、本当に情けないと思うんですね。政府の姿勢としてやはり根本的に問題だと思います。やはり少なくとも明文化したものがあるべきだと思いますけれども、その方針をお持ちいただけませんか。
○辻泰弘君 試算というのは私、持っていますけれども、その計算すればそれは。だけれども、その四〇%になるといっても、自分で計算して初めて出るようになっている、四〇%って書いてないんですよ。こんなものをだれも、正直言って追っ掛けて見ないですよ。それをもって、このことを、四割以下、下限...全文を見る
○辻泰弘君 この法案が通る前に作ったら何だと言われるって、それはおかしいんじゃないですか。だって、そんなの、この法律が持っている中身を示すためにここで国会審議をしているわけじゃありませんか。法案に本来、私は書くべき、書いているべきだと思いますけれども、それがないならば、違う形で文...全文を見る
○辻泰弘君 それはちょっとばかにした話じゃないですかね。国民に分からないって、それは確かに所得代替率と言ったって分からないですよ、五〇%と言ったって、普通分からないですよ。だけれども、分からないけれども、しかしそのことを法律で示して、そのことの意味合いをみんな理解するようにし、ま...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、もちろん国民の皆さんには分かりやすいもので、こっちには分かりにくいものを出すわけじゃないけれども、しかし、硬いもので、硬いものでしっかりしたものを出すという意味でしょう。そうしたら、そういうものを出してください、この委員会で。
○辻泰弘君 これは難しい問題じゃなくて、元々内部に持っていらっしゃるものを出すことですから、次回の委員会に出していただくということで、それで冒頭にそのことについて御報告いただくということでお取り扱いいただき、まずは大臣、早急に取り寄せるように、説明できるようにしていただきたい。こ...全文を見る
○辻泰弘君 じゃ、委員長、これは資料提出という形で、しっかりと明文化したものを出していただいて御説明いただくということで是非お取り扱いいただくようにお願いいたします。
○辻泰弘君 これは非常に重要な問題でして、大臣の今までの、どうも最後は出していただくようになりましたけれども、そのプロセス自体は、私は率直に言ったら不本意に思います。これ極めて、将来のことではあるけれども、国民にとって非常に大きな部分であって、五割がだんだん下がっていくということ...全文を見る
○辻泰弘君 私は、行政の事務の発想からすればそれが合理的であるかもしれませんけれども、しかしやはり国民の公平性ということから見たら、これはやはり格差、差別といいますか、不公平をもたらしているといいますか、不公平なことだと思うわけでございます。  厚生年金の方のいわゆるサラリーマ...全文を見る
○辻泰弘君 かつてからクロヨン、トーゴーサンと言われた、サラリーマンについての所得捕捉はかなり一〇〇%近いんじゃないかと言われる中で、必ずしもそうでない事業形態があると、こういう指摘があって、今もそれを引きずっているわけですけれども、ある意味では、そのことは、今回の保険料の負担の...全文を見る
○辻泰弘君 もう時間があれですけれども、今のはいつもの厚生省のパターンで、年金までは私ら責任持ちますけれども、それが預金になった段階で私の手を離れるんです、そういう発想があるわけですね。だけれども、元々厚生労働省の目指すべきは、老後の生活が安定して国民の幸せを追求しようというのが...全文を見る
06月01日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  時間が迫っておりますので一部質問が通告どおりできないかもしれませんが、その点は御容赦いただきたいと存じます。  今、柳田委員からの質問にかかわって申しますと、私も入手しておりますけれども、厚生年金の標準的な年金額の見通しと...全文を見る
○辻泰弘君 私、申し上げたいと思いますのは、前回の質問のときに大臣は、乖離幅を二割にとどめる、すなわち八割を確保するという、そのことについては前提として書いているというような言い方をされていたと思うんですけれども、正確には、ここに書いてあるように二割にとどめることを前提として計算...全文を見る
○辻泰弘君 これは二枚物になっていまして、前回のことが二枚目に書いてあるわけです。その十二年度改正のときのことが書いてあるのが、将来において政策改定を行う際に初めて具体化する事象であると。まだ相当の年数を要するものだから、将来の改正時に実施することにしたというのが十二年改正のとき...全文を見る
○辻泰弘君 これまでも、委員会の答弁のとおりなんだと、こういう言い方ですけれども、これは国民生活にかかわる極めて重要な部分でございまして、その五割は、新規裁定の場合五割と、既裁定になると下がっていくけれども一応四割は保障するんだということを意味するわけですから、そういう意味におい...全文を見る
○辻泰弘君 実は、私、二年ぐらい前からずっと、検討します検討しますと来ていまして、本当にどうなっているのかと思うわけでございます。  大臣は、先般の私の質問にも、法律に忠実であることは大事だけれども、やはり厚生労働省の仕事でございますから、やはり国民に対する温かさというものが欠...全文を見る
○辻泰弘君 その点については賞味期限が切れないように御期待申し上げたいと思います。  さて、それでは、もう一点、移させて──この点についても私はやはり瑕疵ある法案であるということを強く指摘せざるを得ない、このことを申し上げておきたいと思います。  それからもう一つ、時間が限ら...全文を見る
○辻泰弘君 今の御答弁、これまでの御答弁もそうですけれども、結局、突き詰めていったところ、いろんな措置を講じていることでもあるので受給資格期間の二十五年を満たすことは決して無理なものじゃないんだと。言い方を変えれば、それは、そこまでやっているのにそこまで満たさない方が悪いんだと、...全文を見る
○辻泰弘君 多くの時間掛けられませんけれども、法務省そのものと連動するというのはないんですか。社会保険庁と国税庁はやるわけですね。それと同じように、法務省と社会保険庁との連動というのはないんですか。
○辻泰弘君 その点についてはそういう方向でしっかりと取り組んでいただくように申し上げたいと思います。この点については私が指摘するまで何も動きもなかったと思いますが、そういう意味においても今回の対応、また法案、瑕疵あり、このように強調しておきたいと思います。  それで、時間もござ...全文を見る
○辻泰弘君 今の大臣の発言は申し訳ありませんが間違っていますね。国民負担率に消費税が入らないということはないですよね、租税負担ですから。その点、ちょっと。
○辻泰弘君 今おっしゃっているのは、分母の方の国民所得がいわゆる要素費用表示なので、間接税分をマイナスするから、結局それが入らないと、分子の方には消費税は入るんだと、このことをおっしゃっているわけですね。ですから、ヨーロッパとの比較のときに、国民所得分の、国民負担での、国民負担率...全文を見る
○辻泰弘君 それからもう一つは、消費税を、負担の場合にもう少し消費税も含めて考えていかなければならないと、こういうことをおっしゃっているわけです。片や、今回の法案に向けての保険料率の負担を税で替えるということはないんだというのをこの間講演でおっしゃっていると思うんですね。そのこと...全文を見る
○辻泰弘君 時間も限られていて恐縮ですけれども、この社会保障の給付と負担の見直しの中で、年金がかつては八十四兆だったのが六十四兆に二十兆も大幅に減った形になっているわけです。この要因を簡単に御説明ください。
○辻泰弘君 そういうことも議論したいんですけれども、時間的にあれなんで、国民医療費の方を聞いておきます。  この給付と負担の見通しと連動させて、国民医療費の将来推計も当然されているわけですが、二〇一〇年、二〇二五年の国民医療費の推計をお示しください。
○辻泰弘君 二〇一〇年は出ていないんですか。
○辻泰弘君 今の二ページ目のところの一番右端に、十四年が四十二になっているのが十六年で四十一になる、七十が六十九になると、そういうことなんです。  それで、私、これの、あっ、もう一つ聞いておきましょう。これを、かつてから厚生省は、年金、医療、福祉等ということで比率で語ってこられ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、今も四対四対二、大体そうですけれども、それを今後ともそれぐらいの割合でいいんじゃないかと、こういう考え方ということですか。
○辻泰弘君 それで、この医療費についてのことなんです。この二ページ目に、私の資料の二ページ目に出ていますように、二〇二五年度の国民医療費の推計が平成六年の場合百四十一兆だったと。それがどんどんどんどん減ってきて、十四年は七十兆、今日のお話では十六年五月では六十九兆ということで半減...全文を見る
○辻泰弘君 それはおかしいですよ。これ、だって、その前に百四十一兆円について問うていて、そのことの説明としてあって、半分は経済のことを言っているわけです。  一人当たり医療費の伸びの中に、それは経済的要素があるかもしれませんけれども、それはあくまでも医療費の伸びとしてとらえてい...全文を見る
○辻泰弘君 そうやって言葉を弄しているわけですけれども、これはおかしいですよ。  二つの要因によって百四十一兆が七十兆になったと、こういうふうに言っているんです。経済的要素というのは別の話なんです。要は、NI比で見るというのは、それは見方としてあるんです。そのことはここで問うて...全文を見る
○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。公述人の皆様方には、本日御参加いただきまして厚く御礼申し上げます。限られた時間でございますので、かいつまんだ質問になりますことをお許しいただきたいと存じます。  まず、廣瀬公述人にちょっとお伺いさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○辻泰弘君 加えて、陳述要旨の中に大事なポイントだと思って、御説明の時間がなかったので御言及なさらなかったんですけれども、ここで書いている年金教育ということと、国民年金六万六千円はセーフティーネットかと、こういうふうに二点書いていらっしゃるんですが、この点についても御所見を賜れれ...全文を見る
○辻泰弘君 重ねて廣瀬公述人にお伺いしたいんですけれども、現場の社会保険労務士のお立場から実務に通暁されていると思うわけですけれども、その中で未納、未加入の現状についての御言及があったわけですが、廣瀬さんからごらんになったときに、未納対策、未加入対策といいますか、そういった制度的...全文を見る
○辻泰弘君 御承知のとおり、今般の政府提出の年金制度改革案は、基本的には現行制度の枠内での手直しということになっていると私ども思っておりますけれども、そういう中で私ども民主党は、公的年金制度、国年、厚年、共済の一元化ということを強く主張して今日に至っているわけでございます。  ...全文を見る
○辻泰弘君 もう一問、皆さん方に一言ずつお願いしたいんですけれども、やはり現在の国民の声を新聞等で、マスコミ等で聞きましても、七割近くの方が、国民の皆さん方が、今国会でのこの法案の成立は見送るべきだと、こういった主張が強いわけでございます。  そういう国民の声をどう受け止めてお...全文を見る
○辻泰弘君 審議は尽くされているか、十分審議ができているかどうか、国会で。
06月11日第159回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第17号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  私は、厚生労働委員会に所属をしておりまして、年金法案中心にかかわってまいりまして、こちらの委員会に十分来られないこともございまして、本日が初質問なんですけれども、これから一生懸命やろうと思ったところでもう終わりだよというふう...全文を見る
○辻泰弘君 そのことをたくさん聞くことが本意じゃありませんけれども、いつも役所の体質のこういうのがあって、隠ぺい体質、また大臣をもすっ飛ばすほどの、前は大臣が、私もたらい回しにされますというふうなお話も伺ったわけですけれども、やはり行政の在り方として、やはりしっかりとこういうこと...全文を見る
○辻泰弘君 今日はこのことを議論する場ではございませんのであれですけれども、やはりそういったものをしっかりとベースを踏まえて時宜に応じて対応していただくということは当然必要だと思いますので、そのことを改めて申し上げておきたいと思います。  そこで、国民保護法案、法制についてでご...全文を見る
○辻泰弘君 以下、具体的なことについてお伺いしたいと思うんですけれども、まず九十一条の関連でございますけれども、ここは外国医療関係者による医療提供の許可というところでございます。法律はもちろん承知しているんですけれども、分かりやすく言った場合、言って、いかなる場合にその外国医療関...全文を見る
○辻泰弘君 外国医療関係者の方が来てくださったときにどういうことをしていただけるのかという部分が具体的なイメージが十分持てませんで、そこをちょっと御説明いただきたいと思うんです。  外国医療関係者が協力する際の具体的な医療提供の姿とイメージというものについてどんなことを考えてい...全文を見る
○辻泰弘君 端的に言えば、例えば病院とかでお手伝いいただくとか、そういうふうなことだったら分かりやすいわけですけれども、何か特別に何か別の形があるのかということなんですけれども。すなわち指揮系統とか、そういうことに係ってくるのかと思うものですから。
○辻泰弘君 次に、九十二条の方の外国医薬品等の輸入の許可のことについてお伺いしたいと思います。  時間もございませんので御説明はいただかないままにして、要は未承認薬を使用できるようにすると、そういうことの趣旨だというふうに理解するわけでございますけれども、やはりそれは一つ考え方...全文を見る
○辻泰弘君 次に、百二十二条についてでございます。  これは、埋葬及び火葬の特例ということでございまして、時間もございませんのでまとめてお伺いしたいと思いますけれども、ここでは、墓地、埋葬等に関する法律の五条、十四条の規定の手続の特例ということを規定しているわけでございますけれ...全文を見る
○辻泰弘君 時間限られておりますので、次に移らせていただきます。  九十三条について井上大臣にお伺いしておきたいと思うんです。  この条項は海外からの支援の受入れということでございまして、災害対策基本法にもかかわってくる、準拠しているのかもしれませんけれども、国会が閉会中又は...全文を見る
○辻泰弘君 それについては、もちろんそういう状況になったらそういうこともあり得るとは思うんですけれども、立法権の侵害という議論もあり得るかと思うんです。災害対策基本法のときでございましたか、そういう議論もあったように思うんですが、今回の立法の過程でそのことの議論といいますか指摘に...全文を見る
○辻泰弘君 その政令で対応した後、後に法律的な対応をするということは想定されるんでしょうか。
○辻泰弘君 時間が参りましたので、もっと質問したいところでございますが、これにて失礼いたします。ありがとうございました。
06月14日第159回国会 参議院 本会議 第30号
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○辻泰弘君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました児童手当法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  まず、冒頭、さきの年金法案の審議における与党側の強行採決に対し、強く抗議の意を表明し、その姿勢を厳しく糾弾するものであります。  六月三日の総...全文を見る
08月05日第160回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  あの六月三日の強行採決以降初めて質問に立たせていただくことになるわけでございます。こちらに立ちますと二か月前のことが思い出されるわけでございます。大変暑い夏を経たわけでございますけれども、人もいささか人事で替わられたところも...全文を見る
○辻泰弘君 先ほど御質問ございましたように、その後四十か所の訂正ということがあったわけですけれども、それらのことを思いますときに、逐条審議も含めてもっともっと時間を掛けて法案の審議をして、これからの年金制度の改革に取り組むべきだったと思うわけでございますけれども、時間はあれで十分...全文を見る
○辻泰弘君 参議院選挙で年金改革がテーマとなって、結果として私どもが躍進をさせていただいたという中で、やはり年金制度の抜本改革やり直し、白紙撤回ということが国民の民意であったというふうに私ども受け止めるわけですが、このような民意をどのように受け止めてこれからの年金制度改革に当たら...全文を見る
○辻泰弘君 今、大臣は、先般の参議院選挙における民意というものを、結局、負担だとかサービスとかそういうことに焦点を当てておっしゃったわけですけれども、しかし、それは私は、本質をたがえているというふうに私は思います。  そこで、国民の皆さん方が必ずしもおっしゃったように正確にすべ...全文を見る
○辻泰弘君 ここは見解の分かれるところだと思いますけれども、私どもは、やはり制度の基本が温存されている、その中での負担増、給付減、その一方的なやり方、これについてのノーの意思表示だったと私は思っているわけでございます。その点は見解を異にするところかもしれませんが、本質的な部分だろ...全文を見る
○辻泰弘君 年金制度改革で大臣と根本的に意見を異にするのはやはり一元化の部分でございます。坂口大臣のお考え、ごもっともだと思うときもよくあるんですが、このことについては非常に私は今までの中で一番違っているとつくづく思うわけでございます。  すなわち、すぐにできないというのは、そ...全文を見る
○辻泰弘君 ちょっと今のは民主党のやつのスウェーデン方式というのと付けておられるわけですけれども、根本的には一元化のことでございますから、厚年と国年と共済年金の統合一元化と、この意味ですからね。昭和五十九年の閣議決定もそれを目指していたと。昭和七十年、平成七年にやるんだと。それは...全文を見る
○辻泰弘君 午前中の質疑、もう少しちょっとだけ続けさせていただきたいと思うんですけれども、先ほど山本議員に対して、大臣、四十か所訂正のときに、指摘は受け止めるというふうにおっしゃったわけなんですね。  指摘を受け止めるというのは、もうそれで終わりと。御自身に対する給与カットでご...全文を見る
○辻泰弘君 そのことについて、極めて不十分だと私は思っておりますけれども、午前中、時間が来ておりますので、午後に質問を譲らせていただきたいと思います。
○辻泰弘君 午前中に引き続きまして、質問させていただきます。  午前中のことで申し上げておきたいと思いますことは、やはり一元化だけではございませんけれども、やはり考え方いろいろあろうとも、年金制度のあるべき姿、理想というものを描いて、それに向けて改革をしていく、そのことがまず第...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、ここで本件に関与した他の者はほとんどがさしたる制裁を受けていないという指摘になっているんですが、このことを受けても別に変えることはないということですね。
○辻泰弘君 それも極めて不十分だと思いますけれども、もう一つ、私が御質問申し上げましたときに他の九県にもかかわることがあったわけでございます。そのことを含めて大臣は、全県そうしたことを調査して報告をしたいと、このようにおっしゃっているわけなんですが、このことについて御報告はまだい...全文を見る
○辻泰弘君 そのことも調査していただいて、会計監査のことでも前私申しましたけれども、いずれにしても極めて根が深いというふうな感じがいたしておりまして、当面の小手先の対応で抜本的な改善にはつながらないんじゃないかと率直に言って思っておりますけれども、まずはその報告を受けてしっかりと...全文を見る
○辻泰弘君 それで、私、いろいろポイントがあると思うんですけれども、やはり一つは、大きな大事なところは、結局、局なり課なりにプールしているという、この問題ですね。その指摘の部分ですね。結局そのことが温床になっているんじゃないかと、このように思うわけです。  五月十一日のときも私...全文を見る
○辻泰弘君 是非この点しっかりと調査をしていただいて、はっきり言いまして、いろいろ問題が多過ぎて対応できないんじゃないかと思うほどでございますけれども、極めて大事なポイントだと思いますので、是非お取組をお願い申し上げたい。  それで、時間わずかでございますけれども、あと予算編成...全文を見る
○辻泰弘君 大臣のお立場としてはそれ以上言えないかもしれませんが、本来の姿でありませんけれども、どうしてもとなったら、それは当分貸しておくんだという形でやるということも含めて、やはり年金の保険料の他の目的への流用ということはやはり遮断すべきだと思いますので、そのお考えで取り組んで...全文を見る
○辻泰弘君 今のは政府提出で出されるという意味合いでしょうか。
○辻泰弘君 あと、生活保護の問題が来年にまたかかってくるんじゃないかということで今日の新聞に出ているわけです。  この問題、厚生省がむしろ何か積極的でないように取られているんですけれども、大臣の答弁を見ますと、地方が必要とする財源の確保が大前提だと、こういうふうにおっしゃってい...全文を見る
○辻泰弘君 聞くところによりますと、内閣改造が近いというふうに聞いておるわけでございまして、ひょっとしますとまた替わられるということもあるかもしれませんけれども、三年前からいろいろと御質問をさせていただきましたが、最後の質問になる可能性がございますけれども、厚生行政のあるべき姿、...全文を見る
○辻泰弘君 以上で終わります。
10月21日第161回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。関連質疑に立たせていただきます。時間が限られておりますので、簡潔な質問になることはあらかじめ御了解いただきたいと存じます。  まず、冒頭ですけれども、午前中に台風二十三号の御説明がございましたけれども、時間が経過しております。現...全文を見る
○辻泰弘君 私の地元、兵庫県も今回の台風で大変被害を受けているようでございますけれども、今日は午前中も谷垣財務大臣の方から、必要に応じて予備費の支出もと、含めているとおっしゃっておられましたけれども、予備費もかなり余っているようでございますけれども、巨額になればある程度補正予算と...全文を見る
○辻泰弘君 しっかり御対応いただきますようにお願いを申し上げておきたいと存じます。  それで、官房長官の記者会見の日程があるようでございますので、最初に官房長官にかかわる御質問から入らせていただきたいと思っております。  三位一体改革の関連でございます。  それで、国と地方...全文を見る
○辻泰弘君 衆議院でのやり取りを拝見いたしますと、官房長官が座長であられて取りまとめ役に当たられると、こういうことでよろしいですか。
○辻泰弘君 しからば、取りまとめ役であり、内閣のかなめとしての長官というお立場にお聞きしたいと思うんですけれども、その中にかかわっております義務教育と生活保護ということになるわけですが、憲法上の位置付けというものをどう認識しておられるか、お伺いしたいと思います。
○辻泰弘君 ちょっと昔になりますけれども、平成十年の閣議決定、地方分権推進計画では、「生活保護や義務教育等の真に国が義務的に負担を行うべきと考えられる分野」と、こういう指摘がございました。これは閣議決定でございますが。  そうすると、長官の認識は、このときと変わっているというか...全文を見る
○辻泰弘君 相入れないというのは、何と何が相入れないんですか。
○辻泰弘君 そうすると、相入れないというのは、その当該所管省庁と相入れないということですか。
○辻泰弘君 この平成十年の閣議決定で、先ほど言いましたように、生活保護や義務教育等の真に国が義務的に負担を行うべきと考える分野という、これは閣議決定だったわけですから、それと相入れるか相入れないかということですけれども、地方六団体のはそれに合っているんですか、どうですか。
○辻泰弘君 率直に言ってよく分からないんですけれどもね。しからば、その生活保護や義務教育等真に国が義務的に負担を行うべきと考える分野という、この見解は今も持っていらっしゃるんですか。それとも変わってきた、少し状況が違うんですか。
○辻泰弘君 もし変えるとすると、この閣議決定というのは変えなきゃいけないことになるんですか。どうですか、その辺は。
○辻泰弘君 私は、改革に、対象にタブーがあってはならないと思いますけれども、しかし、その教育という、あるいは生活保護という国の憲法にかかわるような基本の問題について、財政とか地方分権の論理だけで非常に薄っぺらいままに引きずっていっているという、その部分が非常に危ういと、そのような...全文を見る
○辻泰弘君 今のは、最初に文科省から話を聞いて、その後、財政の見地から議論をしたと、こういうお話でございましたですね。  やはりトータルとすれば、やはり財政の論理からやったということは免れないと思うんですね。ですから、やっぱりその辺、私は、教育の論理というのは欠けていて、結果と...全文を見る
○辻泰弘君 私は、経済財政諮問会議で議論されることは結構だと思いますけれども、そしてまた、文科省が全面的にすばらしいとは思っていませんけれども、しかし、文科省の中で、教育の一番担当の省庁の中で検討がされているわけですよね。それをしのぐ、経済財政諮問会議はそれより上位に立つというこ...全文を見る
○辻泰弘君 今の話はちょっと後でやりますけれども、ここでまず財務大臣にお聞きしたいんですけれども、ちょっと視点が変わりますけれども、この間、八月の経済財政諮問会議で資料を出しておられるんですけれども、投資部門の、投資的経費ですね、これを地方財政計画で作ったときと実績とのことを示し...全文を見る
○辻泰弘君 今のは一つのポイントなんですけれども、すなわち私が言いたかったことは、地方財政計画を中央で作って、当然地方分権ですからそれと違うのはある意味では当然のことではあるんですけれども、しかし中央で意図したことと、考えられることとかなり食い違うということになるんですね。  ...全文を見る
○辻泰弘君 官房長官の時間限られているので官房長官に御質問させていただきますけれども、最近の一連のこれにかかわる閣議決定に関連してでございます。  さきの六月四日に三位一体の改革ということで閣議決定されておりますけれども、その部分をちょっとお示しいただけますか。
○辻泰弘君 三位一体の改革。
○辻泰弘君 大事な部分が中に入っております。  それで、一番初めにおっしゃった基本方針二〇〇三に掲げられた基本的な方向に沿ってと、このことでございます。ですから、基本方針二〇〇三に掲げられた基本的な方向というのは何でしょうか。
○辻泰弘君 整理合理化方針。
○辻泰弘君 義務教育、義務教育、義務教育。
○辻泰弘君 今の後の部分に出てきているんです。  要はその義務教育経費に係る在り方については、現在進められている教育改革の中で中央教育審議会において義務教育制度の在り方の一環として検討を行い、これも踏まえつつ、平成十八年度までに国庫負担金全額の一般財源化について所要の検討を行う...全文を見る
○辻泰弘君 私は、どなたがどうおっしゃったということではなくて、この閣議決定のことについてお伺いをする、しているんです。  それで、ここのポイントとして大事なところはですよ、まあ私ども立場は違いますけれども、やはり国民を代表する政府の閣議決定なわけですからね、この中で言っている...全文を見る
○辻泰弘君 今優越することとは言っていないと、こういうことは、そこの点は大事なことだと思います。  それで、もう時間、お出になると思いますので一言お聞きして行っていただいたらと思いますけれども。  やはり、これまでの経緯がある閣議決定が幾つかあるわけですね。だから、それに反す...全文を見る
○辻泰弘君 教育の問題、生活保護もそうですけれども、憲法上の規定、位置付けもございますし、やはり国にとって非常に大切な部分でございますから、財政の論理、地方分権の論理もさることながら、やはりそれは固有の論理の中で、方向性を出す中で決めていくということで、そのことは改革をするという...全文を見る
○辻泰弘君 それじゃ、もう一点の生活、あっ、失礼しました。
○辻泰弘君 それじゃ、今の関連で、厚生労働大臣に一つ生活保護のことで聞いておきたいと思います。  私も前回も坂口大臣にもこの点をお聞きしておりまして、それについて坂口大臣は、生活保護の問題はどうしても財源が必要である、地方でその財源を作り出すということは困難だ、だから財源問題と...全文を見る
○辻泰弘君 自立の視点は大事ですけれども、要は負担の部分を、運営といいますか、その中をどう見直していくかというのはあり得るんですが、基本的にどこが責任を持つのかという部分を、国の責任はいい加減にしてはならないと、このことを申し上げておきたいと思います。また、これは厚生労働委員会等...全文を見る
○辻泰弘君 その記者会見の後に、麻生さん、私も似たようによく新聞に書かれますから人様の気持ちも分かるところだと、こんなにおっしゃっているんです。  ただ、麻生さんのこれまでの御発言、いろいろ振り返りますと、この十月、かけゴルフの発言があった。七月には、参議院予想外れ、千円取られ...全文を見る
○辻泰弘君 総理をも目指されている重要閣僚の方でございますから、どうか発言には重みを持って対応していただくように申し上げておきたいと思います。  そこで、これも厚生労働省にかかわることですが、実は広島労働局の問題ございました。それは私も五月ごろ委員会等でかなり質問をさせていただ...全文を見る
○辻泰弘君 八月二十七日に厚生労働省としての報告を出しておられて、その中には三千万円だった不正支出だったわけですが、今は一億七千万と言われているわけなんです。実際に行かれた担当者もですね、八月の内部調査が甘かったと言われても仕方がないと、このように言っておられるんです。なぜ、この...全文を見る
○辻泰弘君 大臣にお聞きしますけれども、広島のこともありましたし、兵庫の経緯もお聞き及びになったと思うんですけれども、率直に言って労働省、厚生労働省の内部監査が非常に甘いんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。
○辻泰弘君 じゃ、もう一つ、本省の職員に対する聴取をされているようですけれども、その状況をお伝えください。
○辻泰弘君 大臣にお伺いしたいんですけれども、先般、信頼回復チームとか兵庫労働局不正問題調査班を設置されているわけですけれども、もう内部の人間だけでやっていったら限界あるじゃないかと、第三者も入れてと思うんですけれども、いかがでしょう。
○辻泰弘君 今の部局という意味は、地方に対してもということですね。
○辻泰弘君 それは大臣、いつまでにこの件について結果報告を求められるか、めどをお示しいただけますか。
○辻泰弘君 これはおとといですか、兵庫県の産業労働常任委員会において県の産業労働部長は、厚生労働省は十二月ころには結果をまとめたいということだったという発言をされているんですけれども、そういうことじゃないんですか。
○辻泰弘君 昨日、監修料についてはおっしゃいましたけれども、その中にはプールのことは入っているんでしょうか、ちょっと視点が変わりますけれども。
○辻泰弘君 この点も私、何遍も聞いてきたんですけれども、役所のサイドとすれば、個人の任意の拠出による監修料のプールは組織的プールではないと、こういうふうな言い方になっているわけなんですね。だから、それは関知しないよということなんでしょうが、しかしそこが私は非常にすごい温床だと思う...全文を見る
○辻泰弘君 新大臣の下でしっかりと御対応いただくように、注視させていただきたいと思います。  それで、この件について会計検査院にちょっとお聞きしておきたいと思いますが、会計検査院としては兵庫労働局の事件をどう調査されて把握されているか、お示しください。
○辻泰弘君 広島労働局の方は調査されて報告していただけることになっているんでしょうか。
○辻泰弘君 中央省庁のチェックもさることながら、出先のチェックも大事だと思うんですが、出先機関のチェックというのはしっかりできているんでしょうか。
○辻泰弘君 労働局については厚労省が全県見たと、その結果としての兵庫だったと、こういうことで広島、兵庫ということになっているんですけれども、私は、二県だけかなというのは率直に言って非常に怪しいものだと思っていまして、会計検査院として全国の労働局を調べていただきたいと思うんですけれ...全文を見る
○辻泰弘君 委員長にお願いしたいんですけれども、国会法百五条で、会計検査院に対して、全国の労働局の会計状況について会計検査を行い、その結果を報告するよう求めることが委員会としてできるというのがございますけれども、私としては、この労働局、全国の労働局を検査して調べていきたいというこ...全文を見る
○辻泰弘君 時間、限られておりますけれども、財政のことはちょっと十分できないと思いますが、税制のことでちょっとお聞きしておきたいと思います。  定率減税のことが話題になっておりますけれども、定率減税の見直しについて、それができる経済状況にあるかどうか、竹中大臣、お願いします。
○辻泰弘君 今年度に税制改正で年金課税の強化がございまして、老年者年金控除が廃止される、そして公的年金等控除が縮小されるということが来年から出発すると、こういうことになっていた。それのあおりで、国保の保険料と介護の保険料がその連動で自動的に上がると、こういうことがあったわけでござ...全文を見る
○辻泰弘君 今の何万円から何万円とおっしゃいましたか。
○辻泰弘君 それはちょっと認識が違うと思いますね。公的年金等控除と老年者控除が廃止されるわけですから、これまで課税されていた人の保険料も算出が変わってくる可能性があるわけでしょう。だから、そのところだけじゃないんじゃないですか。
○辻泰弘君 いずれにしても、坂口さんのときにおっしゃっていたことを踏まえて対応していただくように申し上げておきたいと思います、それは大事なポイントなので。  それで、最後ですけれども、通告している混合診療のことを村上大臣にちょっとお聞きしたいと思います。  今、規制改革という...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、混合診療はどうすべきだということなんですか。
○辻泰弘君 聡明でなくて誠に申し訳なかったんですけれども、じゃ、混合診療の定義は何ですか。
○辻泰弘君 それは現行制度の中ではないわけですか。
○辻泰弘君 論拠になっている規制改革の推進会議の中間取りまとめの中に、「保険診療と保険外診療の併用(いわゆる「混合診療」)は認められておらず、」になっているんですよ、「認められておらず、」になっているんですよ。しかし、認められているんですよね。ちょっとそこ、はっきりしてください。...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、この「認められておらず、」というのは基本的事実認識として違うということを私はまず申し上げておかなきゃいかぬと。  それから、これ文章をもう読む時間ありませんけれども、率直に言って、非常に粗雑で乱暴な議論の上に何か解禁をすべしということになっていまして、やは...全文を見る
11月04日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。本日は尾辻大臣に対して、厚生労働行政全般にわたりまして質問をさせていただきたいと存じます。  まず、大臣所信、十月二十八日の中で、「被災者や被災地の支援に万全を期してまいります。」と、このようにおっしゃっておるわけでございますが...全文を見る
○辻泰弘君 今の保険料の徴収の免除、減免、猶予等にも配慮してというお話があったと思いますけれども、制度としてあって、それをやったときには後で特別調整交付金などで手当てするということになっていると思いますが、そのことについて必ずしも自治体が十分承知しているのかというところもあるかと...全文を見る
○辻泰弘君 今お話しいただいたような領域もございますし、また医療、衛生、高齢者対策等、多くの対応が必要になるわけですが、どうか万全な体制で臨んでいただきたいと。  それと同時に、補正予算につきましても、過般私も予算委員会で要求をいたしましたけれども、来年になってからと、こういう...全文を見る
○辻泰弘君 補正予算のこともよろしくお願いいたします。  さて、食の安全、BSE対策について一点、二点ほどお聞きしたいと思います。  大臣は所信の中で、食の安全についてはBSE対策を始め、食品の安全性の確保に全力を尽くしてまいりますと、このようにおっしゃっておられました。 ...全文を見る
○辻泰弘君 その点はその方針で臨んでいただきたいということでございます。  そこで、もう一つ、この十月十五日の諮問をされたときに、その辺が必ずしも私も十分承知しておりませんけれども、地方自治体がその検査を続けるといった場合に、二十か月齢以下のものについての検査も補助金は出すんだ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、今の、三年とか言われていますけれども、そのことはまだ決定されていないということなんですね。
○辻泰弘君 そうすると、食品安全委員会の答申といいますか答えが出たときに、それを踏まえて、予定どおりであれば、地方自治体に説明をし、説得をするというプロセスがあるということになるんでしょうか。
○辻泰弘君 ですから、国としては二十か月齢以下はしないということになるわけですから、そういう判断したよと、それはこれこれだよということを地方にお伝えになる。まあ分かるかもしれませんけれどもね。しかし、そこのプロセスは要るんじゃないんですか。
○辻泰弘君 それと、国内において消費者の心理的なものもあるとおっしゃいました。そうしたら、そのことを考えるならば、アメリカのことだって二十か月齢未満を調べなきゃ駄目だということになりませんか。
○辻泰弘君 ですから、安全基準を作られて、それで貫徹すればいいけれども、国内についてはまだしばらく今までの形でやるよと、アメリカについてはもう外すよと、こういう話になるわけですよね。そこは本当は、政策的何というか一貫性といいますか、そのことを今から予定されているというのがちょっと...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、そういう意味においては厚生労働省の中で決められることになるわけですから、そういった意味においては厚生労働省としては一貫性を持たせて対応するということがやはり基本であるべきだと、このように思っておりますので、まあその点は私の意見として申し上げると同時に、基本は...全文を見る
○辻泰弘君 今のは、あるいはやり過ぎたといいますか、常識を逸していた部分は問われたということであって、ある意味では裏金作りというのは組織的にいつもあったよという部分、そしてそれは恐らく全国そうであろうと、こういう、これは類推でしかありませんけれども、そのことが裁判でも実は問われて...全文を見る
○辻泰弘君 今、司直の手が入っているところとおっしゃったわけですが、それは恐らく広島と兵庫のことだろうと思います。ですから、残りはたくさんもっとあるわけですから、そのことについてもう一度私は再調査をしていただきたいと、このように申し上げておきたいと思います。  そこで、予算委員...全文を見る
○辻泰弘君 端的にお聞きしますけれども、結局、そういった厚生労働省なりが、あるいは司直の手なりが結論を出してからやるということになるんですか。
○辻泰弘君 それは広島、兵庫以外はどうなんでしょうか。お調べになるという御予定でしょうか。
○辻泰弘君 厚生労働省に対しても、また会計検査院に対しても、全労働局についてしっかりと調査していただくということを申し上げておきたいと思いますが、同時に、これは私、予算委員会のときも申し上げましたけれども、委員長に申し上げたいんですけれども、国会法の百五条で、「各議院又は各議院の...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、先ほど大臣がおっしゃった監修料のことについてお伺いしておきたいと思います。  この監修料のことも、先ほどおっしゃったとおり、十月二十二日に報告が出ているわけなんですね。そこで私ちょっと指摘しておきたいと思うのは、まずその中に、これの二ページになっております...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、一度懐に入れたものを任意で拠出して、そしてその拠出してない人のタクシー代もみんなで見ていたと、こういうことなんですね。
○辻泰弘君 大臣、一応そういう説明になっているわけなんですけれども、しかし、この辺は本当のところは分からないと言ったらそれまでなんですけれども、一度それぞれの懐に入って、それをみんなで任意で拠出して、それで実は拠出してない人の分も、タクシー代も出すという、そういう制度というのはあ...全文を見る
○辻泰弘君 互助会というのは助け合いなんでしょうけれども、掛けないで助けてもらう人もいるとなると互助会よりもっと心の広い組織かもしれないわけですけれども、私、一つ、プールするということがやはりちょっと温床になっていると私は思うんですね。  ですから、これは後でお聞きする、予算で...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、プールというものが個人の任意拠出であろうとも、そういう形というのはやっぱり変則的な話でございますから、それはもうやはり、組織的プールじゃないんだという説明になってしまっていますけれども、やはりそのこと自体ないようにしていただきたいということを申し上げておきた...全文を見る
○辻泰弘君 抜本的なこれの対応策というのは、そこが欠けていれば結局どこかで捻出しなきゃいかぬということになって、実は、今も結局、さっきの説明でいくと、結局自腹を切らせているということが現実にあるわけですね、その役所の説明においても。それもある意味ではひどい話でございまして、そうい...全文を見る
○辻泰弘君 それで、それに関連してもう一つ聞いておきたいのは、監修料問題に関して大臣等のその方々の給与の自主返納が決められているということがございましたね。ただ、事務次官についてはその対象からかなり離れたような対応になっていまして、課長補佐さんが一か月なんですけれども、大臣が十二...全文を見る
○辻泰弘君 これは監督責任ということで、その一応やはり責任を取ろうということで自主返納という形になっているんだと思うんですね。ですから、大臣、副大臣、政務官も実はそのときに立場におられたわけじゃない方がやっていらっしゃるわけですよね。しかるに、事務方の最高責任者である事務次官が一...全文を見る
○辻泰弘君 正直な御見解かもしれませんけれども、しかし、やはりちょっと常識的に、監督責任、事務方の最高責任者ということだと思うんですね。それはやっぱり、労働省出身の方かもしれませんけれども、それはまた別の、それこそ別のところで責任取るというつもりかと言いたくなりますし、しかし、や...全文を見る
○辻泰弘君 今日ごらんになったということですけれども、よく調べていただきたいと思うんですが、現行の、今の日本の政府の雇用対策計画は実はこれなんですよね。一九九九年の八月にできたのが実は日本の政府の、日本が持っている唯一の雇用対策基本計画なんです。その中に、もう既になくなった法律に...全文を見る
○辻泰弘君 念のため、六十二ページに、既に失効した法律に基づきというのがございます。二十六ページに、二〇〇一年度末までの臨時応急の措置を活用してと、こういうところがございますので、是非またそこを重点的に見ていただいて、今日的にどうかというふうにお考えをいただきたい、このことを申し...全文を見る
○辻泰弘君 経緯は今官房長がおっしゃったということになるわけですけれども、しかし、私は非常に、最近の厚生労働省にかかわる非常に腐敗、汚職、不正事件が多いと、こういう状況の中で、もう私は組織的な土壌というのが率直に言ってあると思っていますけれども、こういうことについても私は、元局長...全文を見る
○辻泰弘君 これも、事案も非常に重要なやつなわけですからね、極めて重要なことですから、ですからそういう意味においては、私は何もその出すことがすべてではないのは分かっているんですけれども、その部分だけなぜそうなるのかというのは、私はやっぱり一連のことを見てよく分からないんです。 ...全文を見る
○辻泰弘君 それで、それに関連して、中医協のことを一つお聞きしておきたいと思います。  先般、十月二十七日に中医協の全員懇談会が開かれて、その全員懇談会の了解事項ということでペーパーが発表されているわけなんです。そのことについて一点、一点というか数点お聞きしますけれども、まず、...全文を見る
○辻泰弘君 一つ確認ですけれども、法改正を伴うことになっていませんですね。
○辻泰弘君 私どもは、四月の集中審議等の場でも、あるいは党の政策としても、この中医協の構成メンバーをやはり抜本的に変えるべしと。具体的には、診療側八名、支払側八名、公益四名ということになっているわけですけれども、この公益委員を八名として、医療事情に詳しい評論家とか、そういった患者...全文を見る
○辻泰弘君 是非、抜本改革に向けてお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  それで、私も混合診療のことでちょっとお伺いしておきたいと思います。  まず、冒頭、推進会議の事務局の方にお聞きしたいと思いますが、午前中、中原先生の質問に対して、特定療養費制度とどうだ...全文を見る
○辻泰弘君 抜本的見直しというのは、残るということもあるということですか。
○辻泰弘君 最初からそう言っていただければよかったんですけれども。  それで、私は、実は規制改革・民間開放推進会議というのも見せていただいて、率直に言って、これは私予算委員会のときも申し上げましたけれどもね、大臣にも申し上げましたけれども、率直に言って、非常に文章が粗雑で乱暴な...全文を見る
○辻泰弘君 だからおかしいんですよ。同じ文書の中でその価値観が、基準が違っているということ自体が恥ずかしい文章ですよ、これは。そういうのを、たとえ委員の方がどうであろうとも、事務局がそれは説明し切って整合性を取って、同じ文書の中でそんなばらばらなことが出てくるということ自体、私は...全文を見る
○辻泰弘君 だから、それは例示なんだけれども、この会議でいえばaの部分に該当するんですね、a、b、c、dのうちのaに該当するんですよ。これが実は非常に大事なところで、b、c、dは、今の高度先進医療か選定療養で、特定療養費の中で考えるということもあるかもしれない、あるいはその制度を...全文を見る
○辻泰弘君 その認識は今も変わらないということですか。
○辻泰弘君 それはある意味では非常に大事なことをおっしゃったと思いますけれども、その辺は、これは局長の方は保険局になるんですか。厚生労働省の見解としてはどうですか、失礼ですけれどもね。
○辻泰弘君 今おっしゃったのはそれはそのとおりなんですけれども、大臣がおっしゃったのは、aの部分、新薬、新技術、新検査という、そういう部分についてもやっていいんじゃないかと、こういう部分ですよね。だから、aの部分について踏み込んでおっしゃったわけなんですよね。その分が実は混合診療...全文を見る
○辻泰弘君 ある意味では、大臣と私、立場が違うと言ったら変ですけれども、逆に私は一定の規制の中にあるべきだと思っているわけなんです、このことは。医療という、やはり生命とか医療とか労働とか安全、衛生、環境、こういったものについて何が何でも規制緩和でいいということでは、私は人間の幸せ...全文を見る
○辻泰弘君 この問題についても、大臣、是非しっかりとお取り組みをいただきたいと。やはり厚生労働省が国民の医療を一番、当然ですけれども、見詰めていただかなければならないところですから、その点はしっかりと御対応いただきたいと思います。  それで、今のことですけれども、総理の発言があ...全文を見る
○辻泰弘君 年金や移植医療の問題も予定しておりましたけれども、ちょっと時間が来て、後の方に譲らなきゃなりませんので、私ここで質問を終わらせておきますが、今の年金等の問題についてはまた引き続き議論をさせていただきたいと、このことを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
11月10日第161回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第2号
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○辻泰弘君 内閣府に三点、簡潔にお伺いしたいと思います。  第一点は、先ほど税収の話がございまして、弾性値の話ございましたけれども、財務省が言っているような一・一とか一・二じゃないという、モデル計算でやるとおっしゃったんですけれども、事後的に出る税収弾性値がありますよね。それを...全文を見る
11月16日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  まず、今の議論ですけれども、結局、大臣おっしゃったとおり、その生活保護のその補助率引下げの部分、税源移譲で賄うというのはまあそのとおりだと、おっしゃっているのはそういうことだと思うんですね。それは、具体的には住民税の税率を三...全文を見る
○辻泰弘君 私はおかしいと思いますけれども、まあこれはまたの議論にいたしまして、元々のところに入っていきたいと思いますが。  まず最初に、大臣、先般十一月九日にこの委員会でこういうことをおっしゃっていました。「大臣になりまして本当に自分が無力なことに腹が立つときがあります。」と...全文を見る
○辻泰弘君 まあ私も専門じゃありませんけど、医療の部分でしてあげられないというのは、それはそういう部分は分からなくはないんですが、しかし、それにしたって、大臣の立場でですよ、その方々に対しての医療に対する給付の部分だとか、あるいは福祉的な部分でやろうと思ったらできることがあるわけ...全文を見る
○辻泰弘君 もう分かっているから。
○辻泰弘君 まあ、もっと端的に答えたらいいと思いますけれども。  はっきり言いまして、だから、そういうことで物価上昇率、賃金上昇率から、今のその被保険者数の減少率とそれから平均余命の伸びと、〇・六と〇・三足した〇・九を差っ引くと、こういうことでスライドさせていくということであっ...全文を見る
○辻泰弘君 その辺、次とは言いませんけれども、一度しっかりとその整合性といいますか、まあ坂口さんの線を変えるというのは、それはそれで一つの見識かもしれません。ただ、その部分は私は坂口さんの論に私個人は賛成でございますけれども、その辺、大臣も今までの御主張はどちらかといえば政府の閣...全文を見る
○辻泰弘君 より具体的に聞きますと、例えば坂口大臣は平成十四年七月四日の本委員会で、医療というのは経済の動向とかなり独立したものだと思うと、経済の動向と医療の動向とが余り乖離がないようにしてほしいという話があるけれども、それは無理だと私は率直に申し上げていると、こういう御意見がご...全文を見る
○辻泰弘君 医療と経済の関係ですね。今は年金は成長率とリンクされてうまくいったとおっしゃっているわけですけれども、しからば医療とか介護についてはどうなのかと。経済成長と連動させるという考え方を持つのかどうかというその部分です。
○辻泰弘君 いや、余り好ましくないというか、時間がないからね。結論だけでいいです。結論だけでいいです。
○辻泰弘君 大臣、今のを受けて、そういうことを私御質問したんです。すなわち、医療というものの伸びと経済成長率との連動性ということについて、坂口大臣は、それは根本的にないんだと、連動性はないんだと、そういうことをおっしゃっているんですよ。独立していると、それぞれの動きはね。まあ、あ...全文を見る
○辻泰弘君 ないことはないと……。
○辻泰弘君 ないことはないと、ないことと、ないと考えるというのは、まあえらい違いでございますけれども。  そこで、ここは実は大変なことで、先ほどの民間四委員の意見は、公的医療、介護を合わせて、年金も合わせてGDPの伸び率に抑えるんだと、こういうことを言っているわけなんですよ。そ...全文を見る
○辻泰弘君 じゃ、ちょっと年金とかかかわってきたんで、そこで年金課税のことで前回の委員会で、予算委員会でしたけれどもね、御質問し切れなかった部分があって、その部分をちょっと簡単でいいからお答えいただきたいんです。  と申しますのは、今年度の税制改正で老年者控除が廃止され公的年金...全文を見る
○辻泰弘君 ちょっと順序が逆になりましたけれども、これによっての影響について、財務省、総務省、それぞれちょっと簡単に教えていただけますでしょうか。どれぐらいの対象者にかかわってくるかということです。
○辻泰弘君 国保も介護も基本的には市町村の主体になっているわけですから、国が言ってそれですぐ動くというものじゃないですけれども、そのことも承知の上で私は坂口さんにお聞きをして、坂口さんはその上で、その分も地方と調整をしたいと、こういうふうにおっしゃったわけなんです。  ですから...全文を見る
○辻泰弘君 今、大臣がお示しになった見解は、実はもう平成十四年八月八日の決算委員会で私が坂口さんに聞いたときにそのことの答弁がありまして、これも論理的におかしな話なんです。  というのは、その作った当初に失効することが分かっていたならば、なぜその法律をそこに入れたのかと。十年、...全文を見る
○辻泰弘君 今後も、前回の私に対する答弁でもそれぞれ調べていただくと、毎年三十件ぐらいやっていらっしゃるんだというお話もあったと思いますけれども、そういうことで、そういうことも含めて是非お取り組みいただいて、役所に残っている帳簿以外のことでもいろいろお調べいただきたいということを...全文を見る
○辻泰弘君 私は、今日こういうようないろいろな状況に当たると余計にそうですけれども、そもそもやはり会計検査院にはそういった権限も与えられてしかるべきものじゃないかというふうに思うわけでございまして、今後そういう問題意識を持って取り組んでいきたいと思うわけでございます。  それで...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、大臣に私は御要請申し上げたいんですけれども、先ほどの広島のときも、これは時限的なこともあってなくなっていたということもあるかもしれません。あるいは、兵庫の場合はなかったから見付かったという、なかったから問題視されて広がっていったと、こういうこともあったというこ...全文を見る
○辻泰弘君 これは大事なところだと思いますので、そもそもそのルールがあるわけですから、それを破棄する方がおかしいわけですけれども、しかし、現実にあるとすれば、そのことについて明示的に指示を出していただきたいと思うんですけれども、官房長でいいですから、どうですか。
○辻泰弘君 指示をしているというのは、今回のことがあって指示したということですか。
○辻泰弘君 だから、従来からということじゃなくて、私が、今日的にこういう事件があった以上、やはりそういう意味でも当然のことではあるんですけれども、しかし当然のことであるならばこういうことは起こっていないわけですから、だからこういう、ある意味では非常事態といいますか、ある意味では厚...全文を見る
○辻泰弘君 是非そういうことでお願いいたしたいと思います。  それで、用紙を配ってありまして、労働局に対する会計検査に際してチェックポイントということで、私、ペーパーを出しております。それで、読んでいただいたらいいという、それまでですが、やはり議事録にとどめたいと思いますんで、...全文を見る
○辻泰弘君 権限がある意味では限られている中でありますけれども、やはり会計検査院に求められている、ある意味では期待といいますか、そういった公正な、正義を貫いていただく、そういった部分の期待は大きいと思いますので、是非今の点も踏まえて取り組んでいただきたいと、御要請申し上げたいと思...全文を見る
○辻泰弘君 今の御説明も、前のその発表したときには解明できなかったものが出てきたと、こういう話なんですね。兵庫の労働局もですよ、元々三千万ということで、八月二十七日でしたかね、その報告を出されて、その後に警察が動いて、その結果として一億七千万とか二億とかそういうふうになっていると...全文を見る
○辻泰弘君 今、監修料の受取方とかを協議していると、こういうことの分をおっしゃったと思うんですけれどもね、さっきおっしゃったその調査をするという部分ですね、要は前のことで解明できなかった部分があるということですね。結局、今のその経理課が集めて分配していたという監修料の部分ですよ。...全文を見る
○辻泰弘君 是非しっかりお取り組みいただくように改めて申し上げておきたいと思います。  それで、会計検査院にお伺いしたいんですけれども、まあやはり監修料ということは、監修料自体はその出版社からその監修したとおぼしき人に払われるわけですから、そういう意味においては会計検査院の検査...全文を見る
○辻泰弘君 今、一連の不祥事のこと、前向きな政策のこともあるんですけれども、尾辻大臣にはやはりしっかりとお取り組みいただきたいと、そのことについての決意をお伺いして、終わりたいと思います。お願いします。
○辻泰弘君 以上で終わります。
12月01日第161回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  私にとりましては、本日は非常に感慨深い思いでございます。と申しますのは、この無年金障害の問題、今から二年八か月前になりましょうか、平成十四年三月二十八日にこの厚生労働委員会で当時の坂口大臣に御質問させていただいて以来、この委...全文を見る
○辻泰弘君 年金で見るのか福祉で見るのかというのは、結局最後まで今日まで引きずったといいますか、議論があったわけで、今回のやつは福祉で見るということになっておるわけですが、民主党の当初の案は年金で見ろと、こういうことだったわけでございます。  それはそれといたしまして、いずれに...全文を見る
○辻泰弘君 大事なところなんです。それで、記者会見のときに、今舌足らずとおっしゃったんですけれども、私がこの記者会見の概要を見ますと、この協議機関ではその補助率引下げのことを見直しを行うんだと、だから引き下げることはもう決めているんだと、そういうふうに取れるような議事概要に、速記...全文を見る
○辻泰弘君 補助率引下げは決めているということでしょうか。
○辻泰弘君 これは結論を得て実施するということでございますから、昔、野党の減税要求に、結論を得て実施するというのを、結論が出なかったから実施しないということがございましたけれども、まあそれがいいわけじゃございませんけれども、私が言いたいのは、要は、結論を得るということがあって、す...全文を見る
○辻泰弘君 恐縮ですが、念のため、万が一というのはどういうところをおっしゃっているんでしょう。
○辻泰弘君 これで議論するあれはないですけれども、これは労働局じゃありませんけれども、監修料の件は、十月二十二日に出されたやつがもう十一月になってそもそも違っていたという答弁にもつながっているわけで、本当はそれに掛かってくるのかもしれませんが、またそれは後日に譲らせていただきまし...全文を見る
○辻泰弘君 さきの委員会で、全国の労働局、会計検査院も調査していただくという話になりましたけれども、その折にも私、官房長に申し上げて、各労働局のその資料が廃棄されないように指示を出せと、こういうふうに申し上げまして、そのことについてやるとおっしゃったんですけれども、その点、やって...全文を見る
○辻泰弘君 済みません、もう出したんですか、これから出すんですか。
○辻泰弘君 次に、社保庁の問題で、昨日も議論になっていましたけれども、契約外業務百六億円支出ということがございました。これは議論するつもりもありませんけれども、これについて一つだけ。  会計法に反するかどうかは答えられないというのが報道で幾つも出ているわけです。その点について会...全文を見る
○辻泰弘君 それからもう一つ、監修料のことでこの間報道が出て、経理課が集めて分配していたと、組織的に管理していたというふうな報道があって、それについて調べるということだったんですけれども、これはしっかり調べていただいているんでしょうね。
○辻泰弘君 これは、先ほど言いましたけれども、十月二十二日に、これは予算委員会だったと思いますけれども、尾辻大臣が、今週中、あるいは今週中に間に合わなかったら来週初めには、私どもが調べた全容はすべてお出しいたします、そして御批判を仰ぎたいと、このようにおっしゃったところから出発し...全文を見る
○辻泰弘君 いや、それは異なっていたんじゃないですか。その内容が大きく異なっているということを、例えば次官の定例記者会見、十一月十一日に事務次官がおっしゃっているのは、要は、十月二十二日発表のやつと報道されて今調査していらっしゃることを比較されて、我々の調査結果とは相当異なる内容...全文を見る
○辻泰弘君 しかし、この間の十六日の政府の御答弁では、さきの調査において十分解明ができなかったこういう状況に関するものということで、解明できなかったということを認めていらっしゃるわけです。  私、このことでここで時間使うつもりはないんですけれども、しかし、はっきり言いまして、労...全文を見る
○辻泰弘君 分かったものは全部出しますと。そして、大臣がおっしゃるのはそこは正しいし、大臣の姿勢としては私は了とします。ただ、要は分かったものという、その分かろうとするかどうかのその部分の問題であって、それは大臣がおやりになる場所じゃないというか、事務方がやる世界ですよね。だから...全文を見る
○辻泰弘君 七億円というのは、予算とその実績との対応はどういうことですか。
○辻泰弘君 非常に分からない世界がまた見えたという感じがしますけれども、五千八百万円で予算したのが七億使ったということなんですね。  それは、私はタクシー代が必要だという部分はそれはあり得ると思うんで、そのことはあれなんですが、予算でどうなっているのかという、だからそこに非常に...全文を見る
○辻泰弘君 社会的影響あるいは事案の重要性ということを一つの基準とされておりましたので、私は、前も言いましたように個人に恨みはございませんけれども、しかし、処分をされたということであるならば、当然に出されてしかるべきだと、このように思っておりましたが、今お答えをいただいたというこ...全文を見る
○辻泰弘君 この問題も、三年ぐらい前からでございましたか、超党派的な取組で、私も中に入らしていただいたときもございますけれども、これも一つの答えが出たという意味で、一つ前進したことだと思っております。  さて、もう一つ、恐縮ですけれども、混合診療のことです。混合診療のことで一点...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、基本的に今の特定療養費制度の中の選定療養、今のその選定療養の中とは必ずしも限らないかもしれませんが、見直しをされて、拡充とかそういうことがあるかもしれませんが、しかし、今の基本的な特定療養費制度のそういった枠組み、それがそのままのネーミングでいかれるかどう...全文を見る
○辻泰弘君 まあ、いつも大臣、ポジティブリストということでおっしゃるわけですけれども、基本的には原則規制、例外自由と、こういう基本方針の中で考えるという理解でよろしいですね、原則規制、例外自由。
○辻泰弘君 まあ、これもここで議論するわけじゃないですけれども、国民の福祉あるいは医療というものについてかかわる重要な部分ですから、私は、基本的には原則規制、例外自由というのは基本原則であるべきだと思いますし、そのことは共通していると思いますけれども、ただ、総理なりあるいは竹中大...全文を見る
○辻泰弘君 是非しっかりと理論武装していただいて、無力だと前おっしゃっていましたけれども、無力でないと思いますけれども、まあこれができなかったら無力だと思っていただくことになるかもしれませんけれども、とにかく頑張っていただきたいと、このことを申し上げておきたいと思うわけであります...全文を見る
○辻泰弘君 私どもが、少なくとも私がこの場で聞く限りにおいて、こういうことについての見解は、大臣の個人の意見もあるかもしれませんが、私は厚生労働大臣としての見解を求めるのであって、個人としてのお考えというのが何か同等に出てくるというのは、私は基本的に違うと思っています。  それ...全文を見る
○辻泰弘君 本則で上限と言うんですけれども、何年から何年まではどういう率だと、こういう表になっているわけですね。恐らく今までも書きぶりは同じだったと思うんです。ですから、事後的に、後で振り返ってみれば上がってきたということがあるわけです。私は、何もこれは上げろと言っているんじゃな...全文を見る
○辻泰弘君 規定ぶりが変わったということは理解しましたが、ただ、いずれにしてもこの附則での規定は、マクロ経済スライド調整をストップするということについて検討を行って、そのときに給付及び費用負担の在り方について検討しということですから、当然に一八・三、そのことを私はやれという立場に...全文を見る
○辻泰弘君 今はその一八・三と五〇ですけれども、大臣の思いは一八・三にこだわりあるかもしれぬけど、法律上は、法律上は、マクロ経済スライド調整をやめるかどうかという、そういう局面のときに給付と負担の見直しを行うと、これが法律の素直な解釈だと私は思っているんです。  年金局長、それ...全文を見る
○辻泰弘君 その他の措置を講ずるというのは、これ立法であると、こういうことに理解させていただきたいと思います。一応それは方針としては理解しました。  じゃ、次に、年金のことで、無年金障害の方に入っていかなきゃなりませんので走っていきたいと思いますけれども、まず、先ほど申し上げま...全文を見る
○辻泰弘君 同じようなことになりますけれども、坂口大臣がおっしゃっていることで、これは年金法案のときの議論の中でもあったわけですけれども、調査をするというやつですね。役所の方にも調査をするよう言ったけれども、調査の結果が出てきた、ただ、非常に数が少なかったと。数が少な過ぎる、全体...全文を見る
○辻泰弘君 御答弁が、年金局長が答えられて、たらい回しにならなかったことは評価したいと思いますけれども、もう一つ、障害者基本計画、これが平成十四年十二月二十四日閣議決定されたんですが、この中で、このことについても、福祉的観点からの措置で対応することも含め、幅広い観点から検討すると...全文を見る
○辻泰弘君 できなかった説明は難しいとおっしゃいましたけれども、しかしやはり根本的に考えるべきだと思います。いずれにしても、政府が方針を持っていながら答えが出せなかった、大臣が前向きに取り組まれたにもかかわらず、答えが政府として閣法で提出できなかったということは非常に根本的な問題...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、私が最初に申し上げたように、年金では難しい、ですから福祉ではあり得るということを言外に込められた御答弁だったと、こういう理解でいいですか。
○辻泰弘君 こだわるわけじゃありませんけれども、年金としては困難だと、こういう御答弁だったと、こういうことですね。
○辻泰弘君 それで、提案者の方に恐縮ですがお伺いしたいんでございます。  この法律の九条に支給の制限ということがございまして、所得制限のことが出ているかと思うんですが、これは政令にゆだねられている部分があるわけですけれども、どのようなルールにされるおつもりなのか、お答えいただき...全文を見る
○辻泰弘君 もう一つ、十六条で支給の調整という項目がございます。これも政令にゆだねている部分がございますけれども、全部又は一部を支給しないということも視野に入っているわけですが、その支給調整の仕方について、恐縮ですが、簡潔にお願いします。
○辻泰弘君 確認ですが、その十六条の中に「老齢基礎年金その他政令で定める給付」と書いています。その他政令で定める給付というのはどういう考え方でしょうか。
○辻泰弘君 時間がなくなってまいりましたが、会計検査院にも来ていただいています。会計検査院にはなぜ来ていただいたかというと、無年金者の数字を出していただいたと。四十万弱という数字でしたけれども、これがきっかけとなってやはり厚生労働省も出してきたということがあって、その三十九万につ...全文を見る
○辻泰弘君 厚生労働省は、六十五歳以上の方についての調査といいますか統計を、前提を置いて出されたというのを拝見しておりまして、そのこと自体悪いわけじゃないんですけれども、しかし六十五歳未満の方も当然あり得るわけで、このままいけば無年金になってしまうよということは一つの前提を置けば...全文を見る
○辻泰弘君 時間が限られてまいりましたけれども、会計検査院には一つ申し上げておきたいと思うんですが、会計検査院の決算検査報告が非常に、私もかなり見せていただきましたけれども、非常に見づらいと言ったら恐縮なんですけれども、それはなぜかというと、見出しも同じ大きさのポイントになってい...全文を見る
○辻泰弘君 その他、質問を予定させていただいておりましたけれども、時間が参りましたので、これで私の質問を終わらせていただきます。