辻泰弘

つじやすひろ



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辻泰弘の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第164回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○辻泰弘君 予算委員会派遣第二班の調査につきまして御報告いたします。  第二班は、市川理事を団長とする十名で編成され、二月十五日から同月十七日までの三日間、福岡、広島の両県を訪れ、九州及び中国地方の産業経済の動向、両県の財政・経済状況等について概況説明を聴取するとともに、福岡県...全文を見る
○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  予算委員会でしか聞けない政策課題も多いわけでございますけれども、時間が限られておりますので、いつもながら足早に聞かせていただきますが、御了承いただきたいと存じます。  まず、麻生外務大臣にお伺いしたいと思います。  一年...全文を見る
○辻泰弘君 まあ、いずれにいたしましても、外務大臣としてこういった弁解とか説明をせないかぬこと自体、大変情けないことだと私は率直に言って思うんですけれども、総理になった場合の靖国参拝について問われて、真の国益を考えたら個人の利益より国益が優先すると、こう答えられたということなんで...全文を見る
○辻泰弘君 私が申し上げたのはそのことじゃなくて、二月十九日のNHKで、総理になった場合の靖国参拝について、真の国益を考えたら個人の利益より国益を優先すると答えられたと、このことについてです。
○辻泰弘君 NHKです。
○辻泰弘君 いや、言っているのは、私はそのものは聞いていないんですけれども、総理になった場合そうだとおっしゃったというから、それが事実だとすれば、それは総理であろうと外務大臣であろうと一緒じゃないかということを言っているんです。
○辻泰弘君 それを見て言っているつもりなんですけれどもね。  それで、先般の決算委員会での御発言がございました。無名なよりは悪名でも名前があった方がまだええというふうにおっしゃっているんですけれども、これは外務大臣としても、世界において無名であるよりも悪名でも有名であった方がい...全文を見る
○辻泰弘君 三月三日ですよ。この間ですよ。
○辻泰弘君 いや、私は麻生さんが悪人だと思っているわけじゃないんですけれども。私が御質問しましたのは、外務大臣として、世界に無名であるよりは悪名でも有名だった方がいいということにつながるのかということを言っているわけです。
○辻泰弘君 まあ、はらはらするような感じがいたしますけれども。  外交演説で、一月二十日になさっているんですけれども、外交における言葉の重みというフレーズ、また、発言はますます重みを持ってきていますというフレーズ、私自身努力することをお約束と、このようにおっしゃいました。その意...全文を見る
○辻泰弘君 残念ながら、外務大臣の御発言、言葉の重みというのを感じさせないように正直言って思ってしまいますけれども。  いずれにいたしましても、今までいろんな発言をされて、私もこの予算委員で取り上げるのは必ずしも本意ではございませんけれども、しかしまあ、もう問題発言とか放言をや...全文を見る
○辻泰弘君 麻生大臣はやっぱり総理まで目指されるお方なんですから、反応がやっぱり分かっているべきというか想定されているべきだと私は思います。そのことは申し上げておきたいと思います。  さて、次に問題点を変えまして、地方行財政についてお伺いいたします。  総務大臣にお伺いいたし...全文を見る
○辻泰弘君 私がお聞きしたのは、中核市制度そのものが何かということなんですけれどもね。まずその御説明からお伺いしてと思ったんですけれども。
○辻泰弘君 それで、地方自治法の二百五十二条に面積要件があるんですけれども、これ、なぜこれがあったのか、それから今見直しをなさろうとしているわけですが、そのことについて御説明ください。
○辻泰弘君 それを見直しをされようということで法律も出されているわけですが、その方向性をお示しください。
○辻泰弘君 実は、私、三年前に総務委員会でこのことをお伺いして、当時、片山大臣だったんですけれども、そこから出発して三年掛かっているんです。実は、麻生さんが総務大臣のときも、二年前ですけど、この委員会でお伺いしたことございまして、非常に時間が掛かっているんですね。  結論的に言...全文を見る
○辻泰弘君 一応言ってください。
○辻泰弘君 実は、私、地元の西宮はそれに当てはまるんですけれども、実は、御承知かと思いますけれども、国土地理院が百平方キロというのを出しているところでないとその要件に当てはまらないということであって、九十九・九六だというふうな見方、それから埋立てしたから百超えているという見方があ...全文を見る
○辻泰弘君 時間が掛かるのは常なんですけれども、どれぐらいの時間で、それは手を挙げてどれぐらいでやれるというふうに示しておいていただきたいんです。
○辻泰弘君 これからでも一年掛かるということですけれども、とにかく希望し、能力があるところは早く指定していただくようにお願い申し上げておきたいと思います。  それからもう一点、地方行財政のことですけれども、個人住民税の現年課税化という問題がかねてからございました。私もこれは総務...全文を見る
○辻泰弘君 これも三年前に私、国会で質問をして、三年たちますけれども、昨年の税調の小委員会において現年課税の可能性について検討すべきであるというのが出まして、これも私、やはり遅々として進まないとはいえども、進歩して、進んできているのかなと思っているわけです。やはりIT化の進展だと...全文を見る
○辻泰弘君 そのことは強く御要望申し上げておきたいと思います。  次に、金融問題、金融というか消費者金融の絡みのことをお聞きしておきます。  多重債務が自己破産や自殺など深刻な社会問題を招いている現実がございます、今日の朝刊等でも出ているわけですが。法制度がしっかりしているだ...全文を見る
○辻泰弘君 必ずしも沿革に触れた御説明ではございませんでしたけれども、まあそれはそれとして、いずれにいたしましても、先般、最高裁の判決が出ました、一月十三日ですけれども。これを簡単に御説明していただいて、それにどう対応されるか、お答えください。
○辻泰弘君 そうすると、それは当面の内閣府令って、それは施行規則のことをおっしゃっているんですね。
○辻泰弘君 最高裁判決は二つあってですね、一つは、返済が滞った場合には全部即時返せと、それは任意性がないから駄目だよというのが一つと、もう一つは、簡易な書面でいいという部分と二つあって、その後者については今御説明いただいたと思うんですね。その前者のことはどうされるんですか。
○辻泰弘君 ちょっと、分かっているでしょう。言ってあげてください。
○辻泰弘君 じゃどっちも、二つのポイントがありましたけれども、どっちもパブコメでやっているということでいいんですね、そういうことですね。
○辻泰弘君 そもそも利息制限法と出資法が昭和二十九年からあって、そのときから、最初からグレーゾーンがあったわけですね。最初は二〇%から一〇九・五%でしたかね、そこから出発しているわけですよね。それがずっと改善されてきたといえども、まだグレーゾーンというのがあるわけです。  法制...全文を見る
○辻泰弘君 私がお聞きしたいのは、グレーゾーンがあるわけですけれども、今そういうことを、まあそれにつながることはおっしゃっているんですが、グレーゾーン自体をなくすことがやはり目的だと思われるかどうかです。
○辻泰弘君 私は、当面はすぐ解決するとは言いませんけれども、やはりグレーであるというものが法制度上あると。聞きますと、諸外国にそんなことはないんですね、金利を上限と決めているの二つあるというのね。まあダブルスタンダードといいますか。  そういう意味で、やはりいつかは一本化しなき...全文を見る
○辻泰弘君 まあ法制度と運用と両方あるんですけど、運用については昨日方針出していらっしゃるようですね。それはさっきのパブコメの、そのことに尽きるのかな。
○辻泰弘君 そういった意味では、運用もしっかりとやっていくと同時に、法制度においてもやはり、私はグレーという部分は法制度上やはり本来あるべからざるものだと思いますので、そういった方向でのお取り組みを求めておきたいと思います。  それで、関連して消費者金融絡みで、厚生労働大臣にお...全文を見る
○辻泰弘君 そのときに、いわゆる年金を担保にした金融機関からの借入れの機能を組み込むべしというような議論があるやに聞くんですけれども、そもそもやはり今、年金担保融資というのが非常に民間でも問題になっている折柄、また政府としては独立行政法人の福祉医療機構でのみ認めているわけですけれ...全文を見る
○辻泰弘君 それはそういうことで、基本線で守っていただきたいと思います。  次のポイントですけれども、北側大臣にお見えいただいているわけですけれども、昨年も本予算委員会でタクシーの規制緩和のことをお伺いいたしました。お地元の大阪でも大変厳しい状況があるわけでございます。最低賃金...全文を見る
○辻泰弘君 今おっしゃった二月からの無通告監査の件ですけど、もう実施されているわけですが、その状況はどうでしょうか。
○辻泰弘君 質問いたしましたのは、その二月やってもう一か月ちょっとたつんですけど、そのことの状況は把握できているかできていないか、そのことなんです。
○辻泰弘君 やられてすぐでしょうから、まだ必ずしもできていないところもあるかもしれませんが、その監査というのは非常に意味があると思うんで、四月からの合同監査も含めてしっかりとやっていただくように、厚生労働省もまた併せて御要請しておきたいと思いますが、国土交通大臣、ひとつ、二月九日...全文を見る
○辻泰弘君 北側大臣は大阪がお地元でいらっしゃいますけれども、前にもお聞きしましたけれど、この一年たって大阪の状況をどう見ていらっしゃいますか。
○辻泰弘君 それが事実であればうれしいことですが、しかし現実に現場の声を聞きますと、なかなかそうはいっていないという状況だと思います。  昨年申し上げて以来、協議会をつくっていただいたりいろいろお取り組みいただいたことについては多としたいとは思いますけれども、しかし根本的にやは...全文を見る
○辻泰弘君 その会の当初の目的と、時節柄、金融の量的緩和の是非に関する議論があったかどうか、このことについて御説明ください。
○辻泰弘君 では、そういう議論はなかったということで理解していいですね。
○辻泰弘君 なかなか意味深長でございますけれども、まあ、それはそれとして。  それでは、まず、今日、明日、金融政策決定会合には財務省並びに内閣府から出ておられると思うんですけど、どなたが行っていらっしゃるんでしょうか。
○辻泰弘君 赤羽副大臣にはそちらに行かれるのをこっちに来ていただいて、申し訳なかったようにも思いますけれども。  いずれにいたしましても、その会議に出席されるに当たっては、やはりどういう方針でいくのかということを相談されると思うんですけど、どういう方針で臨まれてるんでしょうか。
○辻泰弘君 しかし、基本認識はやはり当然あるわけですよね。それがなかったら意見が表明できないわけですから。その辺はどうですか。
○辻泰弘君 同じことになるかもしれませんけど、日銀法の十九条二項の規定に基づいて議決の延期を求める請求権があるわけですけれども、そういったことも視野に入れての打合せをされているという理解ですか。
○辻泰弘君 次に、定率減税のことで一言ちょっと聞いておきたいと思います。  やはり、今までも言われておりますけど、やはりその当初やる、平成十一年のときでしたか、抜本的な見直しを行うまでの間、特例を定めるというふうな約束で法律上はできていて、当時の総理や大蔵大臣の答弁もそのような...全文を見る
○辻泰弘君 それは勝手な解釈ですよね。やっぱり抜本的なものではないですよ、やっぱり。それは配偶者特別控除にしても公的年金等控除にしても老年者控除にしても、これはある意味で一つの、まあ部分とは言いませんけれども、本体のところじゃないわけですよね。それから、今回の税源移譲の問題にして...全文を見る
○辻泰弘君 それともう一つは、恒久的な減税というのは、定率減税のみならず、最高税率の引下げとか法人課税の引下げも含まれていたわけですね。最高税率の引下げというのは、この税源移譲の関係ではやっているところもあるわけですけれども、しかし本来的な意味ではしているわけじゃないわけですね。...全文を見る
○辻泰弘君 まあ基本的に見解が相違するわけですけれども、いずれにいたしましてもかつての法律の立て方、そのときの国会答弁にも反するし、昨年の衆議院選挙における自民党のマニフェストにも反するものだと私どもは強く主張せざるを得ないです。そのことを申し上げておきたいと思います。  それ...全文を見る
○辻泰弘君 いや、私が言っているのは、その部分はもう私も見ていますけれども、そのことじゃなくて、一月十六日に講演をされて、今後は中福祉中負担となるのではないか、あるいはすべきじゃないかというのがあるんで、そのことなんです。だから、もうより踏み込んでおられます。
○辻泰弘君 もう一点、今の改革が目指しているのは弱肉強食の世界という見方もあると、こういう発言もありますが、そういう御認識でしょうか。
○辻泰弘君 ということは、今やっている構造改革なるものが弱肉強食性を持ってはいないということですか。
○辻泰弘君 なかなか微妙な表現でございますけれども、次、行かせていただきますけれども、総務大臣にお伺いいたします。  経済財政諮問会議の改革への取組について、こういう発言がございました。  モメンタム、勢いが以前より低下していると、民間議員が出すペーパーが以前よりも控え目にな...全文を見る
○辻泰弘君 勢いがやっぱり以前より低下しているという、そういう判断をされているんですね。
○辻泰弘君 すなわち、民間議員が出されるペーパーの勢いがなくなったと、このことをおっしゃっているんですね。
○辻泰弘君 与謝野大臣にお伺いしますけれども、そういう御指摘もありましたけれども、経済財政諮問会議のそのことについて、どう御判断されていますか。
○辻泰弘君 与謝野大臣の発言にこういうのがありました。楽器を演奏している最中に小うたを歌うつもりは全くないと、小泉交響楽団の指揮者は小泉首相ただ一人と、こういうことをその数日後におっしゃっているんですけど、それはどういう意味だったんでしょう。
○辻泰弘君 財政再建の中身のことをお伺いしたいと思いますけれども、石税制調査会長が自然増収による財政再建はあり得ないという発言をされておりますが、歳出削減と自然増収だけで財政再建ができるかどうかについて、財務大臣、経済財政担当大臣それから竹中大臣、御所見をお願いいたします。
○辻泰弘君 まあ非常にハーモニーがいいわけですけれども、小うたじゃないですけどね。  それで、竹中さんが二月一日に、名目成長率四%は堅実な前提というペーパーを出されてますね。それで、この四%の名目成長をどうやって実現するかっていう具体的な政策が実は全く見えないんです。そこを教え...全文を見る
○辻泰弘君 今、二%に持っていくことができれば可能だと言うけど、持っていけるかどうかのその部分ですよ。それで、金利は低位にしておきながら、その二%なり二・五%なり、消費者物価なのかデフレーターか分かりませんけど、とにかくそういう想定を取ることをどうやってやっていくのかというのが見...全文を見る
○辻泰弘君 そのために改革をするとおっしゃいました。そうすると、二%の消費者物価あるいはデフレーター、それだとしても、とにかくそれを上げるための改革というのは何なんですか。
○辻泰弘君 今まで金融をじゃぶじゃぶにしていて、今度ちょっと量的緩和を解除しようかと、縮小していく方向に今あるときにですよ、マネーサプライに依拠して、それが改革です、二%を実現できるんだというのは、それはよく論理的に分かんないですね。
○辻泰弘君 結局、大臣がおっしゃっている四%名目可能というのはその金融政策に依拠すると、こういうことですね。
○辻泰弘君 政府、日銀一体はそれでいいんですけれども、今おっしゃったのは、結局、金融以外はないんじゃないですか。だから、そこのことなんですよ。
○辻泰弘君 いや、だから、金融以外にも何かあるという言い方をされたのは何があるんですか。
○辻泰弘君 教授に対してできの悪い学生で申し訳ないんですけれども、そのどちらもやっぱり総じて金融じゃないんですか。
○辻泰弘君 まあ、要は金融じゃないんですか、どっちも。そのことなんですよ。金融以外にあるとおっしゃるから、何かあるなら教えてほしい。金融そのことだけで二%行けるんだというなら、そういうふうにはっきり言っておいていただきたい。
○辻泰弘君 金融のことは分かりました。じゃ、実需を増やす政策は何なんですか。
○辻泰弘君 今まで生み出したというのはそれは一つの見解かもしれませんが、今後二%上げていくのに金融とその規制緩和でやっていくと、そういう考え方なんですね。
○辻泰弘君 谷垣大臣と与謝野大臣にお伺いしたいんですが、名目成長率四%は堅実な前提という、これは明確に文章に書かれているわけです。この見解についてどう思われますか。
○辻泰弘君 私は、基本的にやはり堅実、正に堅実な前提でやはり描くべきだと思いますので、その点は申し上げておきたいと思います。  それで、もう一つ竹中さんにこういう発言がございました。昨年の十一月ですけれども、増税を先に行う一部の審議会の代表者のような方々は形を変えた抵抗勢力であ...全文を見る
○辻泰弘君 これは、形を変えた抵抗勢力というのはどなたに対しておっしゃったんですか。
○辻泰弘君 その面もあるかもしれませんけれども、しかし大臣の会見では、審議会の代表者のような方はと、こうなっているんですよね。  それで、そのちょうど三日後に石税制調査会長が記者会見で発言されているんですよ。抵抗勢力と言われても、抵抗して守るべきものは何もない、既得権もない、こ...全文を見る
○辻泰弘君 御記憶はないでしょう、税調の小委員会の後の記者会見でおっしゃっていることですからね。そういう御発言があったということはやっぱりしっかりと受け止めるべきだと思います。  それから、与謝野大臣、消費税の論議をすると歳出削減の努力が緩むという人は日本の財政の深刻さを認識し...全文を見る
○辻泰弘君 財政再建についてはプライマリーバランスという目標を持っておられた、国、地方を通じての、SNAベースですけれども、それを今度一般会計のプライマリーバランスというふうな言い方にも変えてこられて、だんだん手に届くような感じが出てきたことは、私、この委員会でいろいろ言ってきて...全文を見る
○辻泰弘君 財務大臣と厚生労働大臣にお伺いしておきますけれども、基礎年金国庫負担の二分の一への引上げは、安定した税制の抜本改革を行った上でやると、この法律、これは守られるんですね。
○辻泰弘君 財務大臣に確認します。これは当然義務的経費ですね。
○辻泰弘君 将来のことですけど、現実に考えたら、裁量的か義務的経費かといえば義務的経費ですよね。
○辻泰弘君 そしたら、この試算においては義務的経費と裁量的をどう分けているんですか。
○辻泰弘君 だから、義務的経費に入っているんでしょう。
○辻泰弘君 だから、引上げ経費は義務的経費なんですよ。大臣、どうですか。
○辻泰弘君 参考試算をちょっと御存じないんだろうと思いますけれども、要はこの今の三分の一から二分の一への引上げの経費は、裁量的経費の削減の努力で賄うんだと、こういう想定に立っているんですよ。だから、義務的経費の部分を裁量的経費のところで見ていることになるんですよ。だから、それがお...全文を見る
○辻泰弘君 だから、その便宜的というのはおかしくて、十四年度の最初の試算のときからずっと税制改正でやってきたんですよ。見込んできているんです、試算ではね。で、この年だけ、十四、十五、十六、十七はずっと税制改正でやると、途中からは消費税、前半は所得税、後半は消費税でやると、こういっ...全文を見る
○辻泰弘君 しかし、政府方針がはっきりしていてですよ、法律で決まっていることを尊重しないで形になっているじゃないですか。
○辻泰弘君 じゃ、去年以前も同じ状態であったのになぜ変えたんですか。
○辻泰弘君 私は、非常にこれは作為的な作り方だと思うんです。ですから、今までの、従来型のやつをしっかり踏まえた試算を作って、それも併せて提示すべきだと思いますけれども、大臣、いかがですか。
○辻泰弘君 私は、中期経済財政運営のやり方がいいと思っているんです。ただ、政府が決めた方針はやっぱりしっかりと前提として踏まえなければ駄目だと思うんです。  与謝野さんは堅実な前提を基礎としてリアリズムに徹した議論を行っていくとおっしゃっているんですから、そのことをしっかり貫徹...全文を見る
03月22日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  この委員会におきましては川崎大臣に初めて質問させていただくことになるわけでございます、予算委員会では一度させていただいておりますが。  数か月経過しておりますけれども、立場は違えども、大臣としては快調にスタートをされている...全文を見る
○辻泰弘君 この点についてはおととしから私は毎年要求しておりますけれども、これはいつもこういう形でお聞きして出していただいていますけれども、本来、参考試算の中に掲示をすべきものであるということを私はおととしから言っていて、いまだに出されていないからこういう形で毎年聞かざるを得ない...全文を見る
○辻泰弘君 次に、厚生労働省の方にお聞きしたいと思うんですけれども、いわゆる基礎年金の拠出金の単価のことでございます。これも年金審議のときによく議論になっておりましたけれども、最近の数字が、必ずしも最近は出しておられないと思います。  十八年度予算のベースの数字と、最近の三年程...全文を見る
○辻泰弘君 そのうちの保険料相当額についてもお示しください。
○辻泰弘君 この点については予算委員会でも審議になって、川崎大臣も御答弁になっていたと思うんですけれども、あのことの趣旨は、国民年金の保険料の未納がなくなって一〇〇%徴収ができたとしても一万三千五百八十円だとか一四・二八八%という保険料率、保険料額には関係してこないんだと、しかし...全文を見る
○辻泰弘君 この拠出金単価についても、十八年度予算ベースまでの数字が出ているわけですから、毎年いただいていると思いますけれども、是非推移をお示しいただいて、後日またいただきたいと思います。そのことは申し上げておきたいと思います。  それからもう一点、厚生労働省に、今度は公的年金...全文を見る
○辻泰弘君 ただ、それは十六年度のときそうだったというのはそのとおりだし、それ以後はあれですが、今の時点でもその見解だというふうに理解していいんですね。
○辻泰弘君 十六年度の数字が変わってくるのは当然のことであって、そういう意味においては再計算がだんだん必要になってきているということをも示すわけですけれども、現実に内閣府の示した既裁定は二〇〇九年度から、新規裁定は二〇〇八年度からと。今おっしゃったのは十六年のときの考えと同じで、...全文を見る
○辻泰弘君 GDPの方のことは触れていないので、後で聞きますけれども。  今の御答弁で、直近を取れば低くなるとおっしゃいましたよね、医師会なんかで。それから、この間、予算の公聴会のときも〇・何%というのを。だけれども、それは制度改正を見込んでいない、制度改正の後の数値を示してい...全文を見る
○辻泰弘君 これまた改めてしたいと思いますけれども、今おっしゃったので、直近を取れば〇・何%でそうなるんだと。そこのことは基本的にちょっと多分認識が違うんだろうと思うんですよ。というのは、昔のを使ったけれども、それは二、三%で、その改正分を除けばそれぐらいなんだからということで仕...全文を見る
○辻泰弘君 じゃ、まず事実関係として、GDPの伸びを入れているというのは、それは正しいかどうかですよ。
○辻泰弘君 いや、別にいいんですけれども、GDPの伸びとかいろいろな数字を入れながらやっていきますねと、こういうふうにおっしゃっているわけですよ。だから、そこは違うだろうと言っているんです。
○辻泰弘君 そんなこと言っているんじゃないんですよ、かつてのことを言っているんですよ。
○辻泰弘君 私は別にこれにこだわるつもりじゃないんだけれども、その、大臣は、先のことを言っているんじゃないんです、これは前のことをおっしゃっていて、前のことについて説明をされているのが、そのGDPだとか伸びが入っているということをおっしゃっていて、それで経済状況が余りにも上昇志向...全文を見る
○辻泰弘君 それと、大臣は変えたとおっしゃったんですね、今回変えたとおっしゃった。それは何を変えたんですか。
○辻泰弘君 まあこれはまた改めて議論したいと思いますけれども、大事なポイントだと思います。  次に移らせていただきますけれども、脳死の問題でお伺いしておきたいと思います。  国内的にも今もやはり一億円近く集めて海外に心臓移植に行かれる方、ある。また最近も中国へ移植に行っている...全文を見る
○辻泰弘君 これについては書面による意思表示と、生前における書面による意思表示ということで、結局現実的にはカードということになるわけですけれども、プライベートなことなんであれですけれども、大臣はカードをお持ちでしょうか。御答弁ないならそれはそれで結構ですけれども。
○辻泰弘君 移植医療を進めるということがいつも、参議院の厚生労働委員会の秋のときに、大臣の所信の中にもあるんですけれども、今後移植医療についてどういうふうな対応をしていかれるか、御見解を求めたいと思います。
○辻泰弘君 そうすると、河野案に賛成だということですか。
○辻泰弘君 今度出されるか分かりませんけれども、前に廃案になった議員立法は十五歳というのを十二歳に下げるという考え方と、そもそも本人の意思表示じゃなくて家族の同意でいいじゃないかと、本人の拒否の意思表示がなければと、こういうことだったわけですよね。その二つが現実に議員立法としてあ...全文を見る
○辻泰弘君 いずれにいたしましても、移植医療についても一つの大きなテーマだと思いますので、しっかりとお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  もう一つ、これまでこの厚生労働委員会でも予算委員会等でも取り組んできたことでございますけれども、また昨年の介護保険法の改...全文を見る
○辻泰弘君 これ通告はしておりませんけど、これの適用対象人員の見込みというのはあるんでしょうか。
○辻泰弘君 もしお手元にそれなりの推計見込みがあるならば、また後日お教えいただければと思います。  それから、今度は介護保険の方ですけれども、介護保険料に対する軽減措置については段階設定のときにやるようにということの意思を地方の担当課長会議でお示しいただくということで来ていると...全文を見る
○辻泰弘君 それは各自治体の集約は、最終結果は掌握されることになるんですか。
○辻泰弘君 今後ともそのことについて注視していきたいと、このように思っております。  さて、生活保護について大臣、ちょっと見解を求めておきたいと思うんですけれども、昨年は生活保護の議論が大変大きくクローズアップされました。四分の三から二分の一に、いろいろ個別には幾つかあったかも...全文を見る
○辻泰弘君 生活保護という憲法にも規定された、いわゆるナショナルミニマムといいますかシビルミニマムの最たるもの、セーフティーネットの最たるものだと思います。  そのことについて、国の負担割合四分の三、そのことについて議論あるかもしれませんけれども、それで、提起して、一度下げて、...全文を見る
○辻泰弘君 余り最初からそう逃げを打たないでいただいたらというふうに思いますけれども、ある意味ではそれは当然のことではあるわけでございますので、そう言われると大臣の御発言もその場限りになっちゃうなというふうなことで寂しくなりますので、そういうことで明確に言っていただければと思いま...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、生活保護費と国民年金の基礎年金との関係で議論が出ておるようでございます。  元々、年金審議のときにもそれは別物だと、基本的な考え方は違うんだからと、こういうことだったと思うんですけれども、そのことについての今日時点での厚生省としての見解をお伺いしたいと思い...全文を見る
○辻泰弘君 まあこれ重要な考え方なんで、大臣からも一言お願いします。
○辻泰弘君 今の委員会でのあれというのは、要は与党からもそういう考え方が出されているという意味なんですか。
○辻泰弘君 まあ三週間に一遍ぐらいびっくりするような報道が出るということですが、まあ毎週出ているぐらいじゃないかと思うんですけれども、それはともかくといたしまして。  その基礎年金と生活保護の、生活保護費との関係というのは、基本的にこれまでの見解が私は正しいところだと思いますの...全文を見る
○辻泰弘君 これは、我が会派の会議に来ていただいて説明を求めたときには今国会には提出しないという明確な意思表示がありましたけれども、そうじゃないんですか。
○辻泰弘君 私どもの部門会議に来ていただいたときは、私が質問したところ、今国会に提出予定はないと明確におっしゃっていたということでございますから、そのことは申し上げておきたいし、もしそういうことで訂正するならば、しかるべく訂正していただきたいと思います。今局長がおっしゃったのは、...全文を見る
○辻泰弘君 私申し上げたように、産別最賃が果たしている機能、今日的な意義ということですね、そのことをしっかり踏まえていただきたい。そのことについてちょっと一言お願いしたい。
○辻泰弘君 まあ、非常に重要なことだと私は思っています。セーフティーネットの一つの大きなポイントだと思いますんで、その点についてはまた今後とも注視していきたいと思いますが、そういった意味での取組を求めておきたいと思います。  最後の質問になるかもしれません。  それで、最低賃...全文を見る
○辻泰弘君 タクシー業界は規制緩和の実験場だとさえ言われるような状況もございますので、その点についてはしっかりとお取り組みいただくように御要請を申し上げておきたいと思います。  なお、最賃法の改正は出さないというのを大臣がおっしゃった。やはり局長より値打ちがあったなと、このよう...全文を見る
03月24日第164回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  小泉総理には、この予算委員会で四度目の質問になるわけでございますが、今日は、国民生活・教育問題につきまして、この五年間の、小泉政権のこれまでの五年間を振り返りながら迫ってみたいと、このように思っているところでございます。 ...全文を見る
○辻泰弘君 財務大臣にもお伺いしておきたいんですけれども、過般、この予算委員会におきまして財務大臣も、義務教育に対する財源確保についてはしっかり取り組んでいくと、こういった旨の御答弁をされておりますけれども、そのことについて御発言をお願いいたします。
○辻泰弘君 総理にお伺いいたします。  文科大臣、また財務大臣はやはり国の財政責任というものをしっかり大事にしてということをおっしゃったわけですが、そういった方針を、当然総理としてもその方針で臨むと、こういう理解でよろしいでしょうか。
○辻泰弘君 国の財政責任というものもしっかりと果たしていただくように求めておきたいと存じます。  もう一点、教育問題で、やはり最近大きな問題は、学校、子供の安全の問題でございます。  学校内における安全、学校の建物自体の安全、また登下校時の安全ということで、大変子供にかかわる...全文を見る
○辻泰弘君 是非、各省庁挙げて、政府を挙げて取り組んでいただくように御要請を申し上げておきたいと思います。  さて、国民生活にかかわる今回の予算の関連で、定率減税の問題でお伺いしておきたいと思います。  この定率減税は、平成十一年度の税制改正で決められたことでございまして、所...全文を見る
○辻泰弘君 今、大臣は大きな改革とおっしゃいました。そういうことであれば、それは一つ妥当するかもしれません。しかし、当初、この法案の当時に言っていたいわゆる税制の抜本的な見直しというものに値するかと言えば、私はそうではないと、このように言わざるを得ないと思うわけでございます。 ...全文を見る
○辻泰弘君 やはり後付けの理屈と言わざるを得ないですね。  税源移譲の問題も、今までは五、一〇、一三だった住民税、それを一律フラットで一〇%にするから、低いところの人は増税になるから所得税低い五%を作ったと、それから一三%の人は減税になるから三七%の所得税率を四〇%に上げたとい...全文を見る
○辻泰弘君 やはり原点に返って、抜本的な改革、抜本見直しを行うまでの間という、その法律の趣旨に私は沿ったものでないと、このように言わざるを得ないと思います。同時に、我々から見れば、昨年の選挙におけるサラリーマン増税はいたしませんということにもかかわってくる、私は国民を欺くやり方だ...全文を見る
○辻泰弘君 そういたしますと、今非常に注目されている格差の拡大というのがございます。その点についての総理の御見解、よく承知しておりますけれども、そういった格差が拡大していかない一つの手だてとして、やはりそういった社会保障、セーフティーネットが極めて重要であると、そういうことの認識...全文を見る
○辻泰弘君 それで、ちょっとパネルを見て、(資料提示)ちょっと手前みそになって恐縮ですけど、実は五年前に、小泉内閣が発足したのが平成十三年の四月の二十六日でございました。その二週間後に、私は実は当時候補者の立場でしたけど、どう言っていたかというのを地元の神戸版で見たんですけども、...全文を見る
○辻泰弘君 私、いわゆる勝ち組対策のことを言っているんじゃなくて、負け組対策の部分で何をやったのかということを申し上げているんですけれどもね。  まず、医療、年金、介護というふうにおっしゃいましたけれども、これもそれぞれ法律、総理はいつも持続可能性ということをおっしゃるわけです...全文を見る
○辻泰弘君 そんなむなしい答弁は何遍聞いたことか分かりません。  これだけ時代がずれていて、状況がずれていて、これでも変えないというんですからね。このぼけ方というのは本当に許し難いものがありますよ。  総理、ずれ方が、ずれ方がおかしいですよ。総理、この雇用対策基本計画がこんな...全文を見る
○辻泰弘君 今日、改めて小泉総理、小泉内閣の、やはり国民の生活や暮らし、それにしっかりと目を向ける、このような視線が欠けているということを痛感した次第でございます。  関連質問に譲ります。
03月27日第164回国会 参議院 本会議 第10号
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○辻泰弘君 私は、民主党・新緑風会を代表し、平成十八年度政府予算三案に対し、一括して反対の討論を行います。  昨年八月、安倍官房長官は、小泉内閣が構造改革を進めなければ堀江氏は出てこなかったと語りましたが、その堀江氏のライブドアの錬金術の主な道具となったのが株式分割でありました...全文を見る
04月11日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○辻泰弘君 おはようございます。民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本日は、日本とカナダの社会保障協定に関する特例法案について御質問をさせていただきたいと存じます。  この協定も、既に六か国との協定が結ばれているということかと思います。今度で七か国目ということなのかと思...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、二重払い防止とか通算とか、そういうようなことまで規定したかどうかは分からないということですね。
○辻泰弘君 そこで、今までに既に各国との協定が締結し、一部発効しているわけでございますけれども、まず、日本と協定を結んだ、締結した国々、それの発効状況、それと同時に、年金通算についての協定を締結した国で、かつ既に発効している国がドイツ、アメリカとあるわけですけれども、その施行状況...全文を見る
○辻泰弘君 まあ、アメリカの場合は、かなり偏っているといいますか、日本人の方からの請求が多いという状況かと思いますけれども、それはそれなりに進行していると、このように思うわけでございます。支払方式も円で振り込みと、こういうことのようでございます。  さて、今回の協定並びに法案に...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、日本とカナダの社会保障協定によって直接かかわりを持つそれぞれ両国の人員見通し、そしてまた、今回の措置によっての負担の軽減額、また遡及適用対象となるような方の数の見通しがあればお示しいただきたいと存じます。
○辻泰弘君 そうすると、カナダのサイドからする負担軽減額は分からないということですか。
○辻泰弘君 今の御答弁の中で、極めて少額ということがございました。こだわるつもりじゃないんですけど、実は私、事前に御説明をいただいたときには一億七千万とか一億八千万という話は聞いていて、それが政府として出せないというのは、それは判断としてあるかもしれませんが、極めて少額ということ...全文を見る
○辻泰弘君 それから、遡及適用の見通しはどうなんですか。
○辻泰弘君 事前の説明であったのが出てこなかったというのはちょっとあれですけれども、まあその点は問題点として申し上げておきましょう。  さて、もう一つ、今度は通算並びに二重加入防止といいますか、その期限を、派遣期間を五年で区切っているということになるわけですが、これは昨年のベル...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、この期限というのはその国とその国との間で決めていくということになっていると。それでいいですね。
○辻泰弘君 そこで、具体的なことについてお伺いしていきたいと思うんですけれども、当初から五年以上カナダに派遣されるという方の場合、その場合の被用者年金の加入のルール、そしてまた根拠条文、それをお示しいただきたいと存じます。
○辻泰弘君 その場合、自分で選ぶならば、五年以上派遣される場合も日本の国民年金に任意加入することは可能でしょうか。
○辻泰弘君 それから、自ら申請をしなかったら、まあ企業からということになりましょうけれども、被用者保険の二重加入ということも、これは法律的にはあり得るということでしょうか。
○辻泰弘君 一方、当初五年以内で派遣だというふうに思われていたけれども実際五年以上になったと、こういう場合のルールはどうなっているのか、根拠条文も含めて御説明ください。
○辻泰弘君 それから、障害年金、遺族年金にかかわることですけれども、これは法律の六条、七条、八条、十七条、十八条、十九条にかかわることかと思いますが、いわゆる支給要件にかかわることですけれども、保険料納付済期間と免除期間が全期間の三分の二以上なければならないと、こういう納付要件が...全文を見る
○辻泰弘君 それから、年金通算を受ける場合のその要件ということになるわけですが、最低加入していなければならない期間というのがそれなりにあると思うんですね。カナダの方、日本の方とそれぞれあると思うんですが、それについて御説明ください。
○辻泰弘君 もう一つ、今回の法律で少し、改めてこういうこともあるのかと思った部分でございますけれども、今回の法律によって支給する国民年金法による給付の額が他の国との間の社会保障協定によって支給される給付額よりも低いときには、この法律の規定にかかわらず、他の国との特例法の規定により...全文を見る
○辻泰弘君 これは、今までの年金通算があった協定にも全部盛り込まれていたということでしょうか。
○辻泰弘君 それから、効力発生のことについてお聞きしておきたいと思うんですけれども、協定の十九条でございましたか、外交上の公文を交換した月の後、四か月目の月の初日に効力を生ずると、こういうふうな規定になっているわけです。これまで、昨年の場合はたしか三か月だったと思うんですけれども...全文を見る
○辻泰弘君 今まで、効力発生まで公文交換後三か月というのが多かったんじゃないんですか。それはどうですか。
○辻泰弘君 それはいろいろあるということだろうと思います。  それで、協定の内容を事業主、また年金の受給者に、遡及適用ということもつながってくるわけですが、そういった方々に広報、周知を図らなければならないと、こういうことがあろうかと思うわけですが、これについてどういう方針で臨ま...全文を見る
○辻泰弘君 それで、カナダの方の状況をお聞きしておきたいんですが、カナダが社会保障協定を結んでいる締結対象国ですね、これはどのぐらいになっているか、お示しください。
○辻泰弘君 それから、日本に協定締結の申入れ、交渉開始の申入れがあった国もあると思いますが、それの状況を御説明ください。
○辻泰弘君 今おっしゃったルクセンブルクというのは、私がいただいた資料では昭和六十二年に申入れがあったということのようで、大分長く掛かっているようですが、こういうところというのは、時間が掛かるということは、それは当然あり得るんだと思うんですけれども、何がネックになって進んでないん...全文を見る
○辻泰弘君 内容的なことがよく分からなかったような気がしますけれども、まあそれはそれとして進めていただきたいと申し上げておきたいと思います。  そこで、年金協定より少し幅広くなるかもしれませんけれども、カナダの年金制度がそもそもどうなのかということも大事なポイントだと思うわけで...全文を見る
○辻泰弘君 今、少額とおっしゃったのは所得比例の方のことをおっしゃっているんですね。その基礎部分については税方式なわけですか、そこは確認させてください。
○辻泰弘君 今回、カナダの年金制度を調べさせていただきまして、手前みそかもしれませんけれども、民主党の申し上げておった制度にかなり似通った部分があると、精神を同じくするものがあると、このように思ったところでございます。  すなわち、基礎年金の部分は税方式で支えるということでござ...全文を見る
○辻泰弘君 今のは従来の政府の、厚生労働省の見解を改めて披瀝されているわけですけれども、突き詰めた話、社会保険方式を基本に据えて、基礎年金も基本的にはそれをベースにするということになりますと、結局現実問題として無年金、低年金というのも発生するということは避けられない部分があるわけ...全文を見る
○辻泰弘君 私はその根源、根拠規定は何かと聞いたんです。そちらの方を言ってください、簡潔に。
○辻泰弘君 私が申し上げたのは、通勤手当がそれの、報酬の中に入るのは何で決まっているかということです。
○辻泰弘君 だから、それが何かを言ってくれって言っているんじゃないですか。ちょっとこれは無駄ですよ、時間が。速記止めてくださいよ。通告している話じゃないですか。
○辻泰弘君 おかしいですよ、これは。通告してますし、大事なところですよ、そんなの。(発言する者あり)
○辻泰弘君 それちょっと読んでくださいよ、そこを。
○辻泰弘君 照会はいいですよ。
○辻泰弘君 今のね、生計の一部に充てられているということが一つのポイントではあるんですね。  で、もう一つ聞いておきますけれども、先ほど支給していない企業もあると局長おっしゃいましたでしょう。これ、前には、どれぐらいかって割合を調べて言っておられますけれども、どれぐらいやってい...全文を見る
○辻泰弘君 ということは、支給しているのが八五%なんですよ。先ほど年金協定のときにですね、五年で区切るのは八割で考えたとおっしゃったじゃないですか。その八五%が支給しているわけだから、それを大宗ととらえるというのが論理的な帰結であるべきだと私は思いますよ。  それで、これは突き...全文を見る
○辻泰弘君 これは、実費弁償的なものが報酬とカウントされるがゆえに、実質的には実入りがないのにかかわらず、それだけ八千円なり一万円近く天引きになってしまうと、こういう状況なわけですね。素人目に見ても非常に矛盾した考え方で、これについては答弁もあって、このような、いつまでもこのまま...全文を見る
○辻泰弘君 この点についてしっかりお取り組みいただくように申し上げるとともに、先ほどの資料についての、昭和二十七年のことについては、私は通告もしたし、夜、昨日私いただいているわけですからね、それがないなんということはあり得ないんで、その対応自体が私はやはり隠ぺい体質を持っていると...全文を見る
04月25日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  ただいま円委員の方から御質問をさせていただいたところでございますけれども、改めて、私どもの今回の法案に対する基本的な姿勢、三つ申し上げておきたいと思うわけでございます。  まず一つは、法律の理念に仕事と生活の調和を明記する...全文を見る
○辻泰弘君 大臣、実は、これなぜこういうことをお聞きしましたかといいますと、予算委員会で私、総理がおられたときの予算委員会でしたけれども、いろいろな政策の中で雇用対策基本計画が非常に、一九九九年に作られて以後長い間たなざらしになっているといいますか、現行の計画自体が一九九九年のも...全文を見る
○辻泰弘君 私いろいろ今までの歴代の大臣の御答弁をいただきましたが、その中では一番前向きな御答弁をいただいたかもしれません。まあ御在任もいつまでか分からないなんて言うと怒られますけれども、私はこのことがすべてじゃないんですけど、やはり行政の在り方といいますか、その機動的見直しを行...全文を見る
○辻泰弘君 それで、お取組の一つとしてガイドラインを作られたり、賃金格差レポートというのを作られたりしているわけです。それはもっと普及していくべきことだと思いますが、いただいたのが十六年度のパンフレットだったり、レポートの方は二〇〇五年十二月だったりするんですけど、これは新しく更...全文を見る
○辻泰弘君 財源の限りもあるのかもしれませんが、ちょっと時期的に私がいただいたのがたまたまそうなのかもしれませんが、ちょっと更新できていないようにも思うわけでございまして、そのことはそのときの在庫があるということなのかもしれませんけれども、それ自体いかが普及されているのかなという...全文を見る
○辻泰弘君 いろいろお取組をいただいているのかもしれませんけれども、なかなか正規、非正規の格差というものの是正が進んでいないというのが現状だと思います。  私ども民主党としては、短時間労働者への均等待遇の確保と差別的取扱いの禁止というものを盛り込んだ均等待遇の法制化、パート労働...全文を見る
○辻泰弘君 この点につきましては、さきの参議院本会議における四月十九日の質疑の中でも大臣自身がおっしゃっておられて、今回の改正においては枠組みを維持していると、こういうことをおっしゃっていて、それはそれでそのとおりではあるんですが、しかし、せっかくの改正でございますから、やはりも...全文を見る
○辻泰弘君 継続雇用も四月から施行されたわけですけれども、それは企業の大きな理解も得られて、より財政的には大変なことだろうと思いますけれども、それはそれなりにうまくいっているんだろうと思うわけです。そういった意味でやはり企業の社会的責任というものがあるわけで、そういった見地からこ...全文を見る
○辻泰弘君 ちなみに、今までの一から四の既存の条項がございましたけれども、項目がございましたけれども、これに対するその他の援助というのは何があったんでしょうか。
○辻泰弘君 次に、間接差別についてお伺いしたいと思います。  まず、先ほども議論ございましたけれども、そもそも間接差別の定義について、一般的な定義、また今回の法案上の定義、それぞれについて簡潔に御説明ください。
○辻泰弘君 これは、先ほど申し上げた法律の概要というところのペーパー、一枚紙があるんですけれども、この中には「間接差別の禁止」というふうな見出しもあって、内容としても「間接差別として禁止する」という文章があるわけなんです。これが悪いというわけじゃないんですけれども、ただその法案自...全文を見る
○辻泰弘君 差別というのは一般的な言葉でもあるわけですけれども、間接差別というのはなかなかなじみがないということがあると思うんですね、現実の一般的な言葉としては。そういう意味ではやはり差別の規定がないからという、直接差別の規定がないから間接差別は要らないというのはちょっと私は違う...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、日本において今まで間接差別法理によって判断された裁判例というものがあるかどうか、具体例をお示しください。
○辻泰弘君 そこで、さっきの話になりますけども、直接差別と間接差別という考え方があるわけですが、間接差別と直接差別というものの相違ですね、それを御説明ください。
○辻泰弘君 それから、今回の間接差別法理を導入した目的ですね、そのことについて考え方の基本をお話しください。
○辻泰弘君 そこで、諸外国においての間接差別法制、また法理の適用状況、それから対象事案、これについて御説明ください。
○辻泰弘君 そこで、今回の法案の中の第七条の解釈について幾つか御質問をさせていただきたいと思います。  これは先ほどの質問にも若干関連しておりますけれども、まず一つ、この第七条は行政権限発動の根拠規定というふうに考えていいでしょうか。
○辻泰弘君 それから、今回の第七条の規定によって第六条の効力や裁判への影響はないというふうに考えていいでしょうか。
○辻泰弘君 それから、第七条の、何々の場合というのは三つあるんですけれども、最後のところのその他の合理的な理由というのがあるわけですね。要は、現実的には限定列挙という形になっていますけれども、その三つについては、業務遂行上必要である場合、雇用管理上必要である場合、その他の合理的な...全文を見る
○辻泰弘君 現実的にはそうかもしれませんが、しかし、法律に三つ目に書いてあるわけだから、こんなものがあるとか、イメージ的なものぐらいはあっていいんじゃないですか。
○辻泰弘君 じゃ、その他の合理的な理由についての方針はいつごろ出されるんですか。それは省令の方針を出すときと同じときなんですか。
○辻泰弘君 それはいつごろですか。施行のある程度前とか。
○辻泰弘君 それから、この七条に係ってですけれども、必要性の有無だとか合理的な理由の有無とか、こういったものの挙証責任は事業主にあると、このように考えていいでしょうか。
○辻泰弘君 それから、今回の間接差別禁止の法理、今回の措置によって間接差別禁止の法理が日本の法体系に組み込まれたというふうに考えていいでしょうか。
○辻泰弘君 その法理に基づいて司法判断を求めることができると、こういうことでいいですね。
○辻泰弘君 これは、昨年の十一月十八日だと思いますけれども、鈴木均等業務指導室長さんが、審議会でございましたか委員会でございましたか、それで答弁をされていて、間接差別にかかわってくる法律は民法のほかにもいろいろ法律があると、こういう御発言をなさっている議事録が正規に出ているわけな...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、これはまあ分科会ではございますけれども、役所の立場でほかにもいろいろな法律があると言っていらっしゃるのは、民法以外にないということですか。
○辻泰弘君 諸外国の例で、どういう法律が間接差別法理とかかわってきているかということについて把握されていたら、お示しいただきたいと思います。
○辻泰弘君 それじゃ、より議論を進めまして、限定列挙、省令で定める方式、この部分について御質問しておきたいと思っています。  さっきの御答弁でも局長が、対象は三つ以外にも幾つでもあると、こういう御答弁があったと思います。それで、報告書では七つの事例が示されたわけですけれども、こ...全文を見る
○辻泰弘君 それから、報告書の七つの例示があったわけですけれども、これでちょっとお聞きしておきたいと思いますけれども、これは平成十六年六月の研究会報告に例示されているところからきているわけですけれども、この中で、七つあって、一、二、三、四、五、六、七、番号が付いているわけですけれ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、七項目例示されていたわけです。そのうちの一、二、四が今回省令だということでやっていこうとおっしゃっているわけですが、結果として外れた三、五、六、七があるわけですが、これは何ゆえ外れたのか、その具体的な理由を簡単で結構ですのでお示しください。
○辻泰弘君 限定列挙の場合に非常にその辺をがちがちに考えるということはあるかもしれませんが、しかし、例示的な列挙であればある程度潜在的にそういった温床といいますか、そういった素地のある部分ということであり得るわけで、現実に研究会報告に載っているわけですから、そういう意味で、私ども...全文を見る
○辻泰弘君 すべてそのコンセンサスというところになるかもしれませんけれども、コンセンサスも大事ですが、やはり理想を追求といいますか、あるべき姿を追求するという行政の在り方も求められるべきだと、このことを申し上げておきたいと思います。  それで、結果として今回の対応というのは三項...全文を見る
○辻泰弘君 それで、今回対象基準を三つに限定されているわけですけれども、均等法が努力義務であったときに、努力義務に反しても公序良俗に反しないという裁判の対応というものがあったわけですが、それと同様な懸念がぬぐえないわけであります。  限定列挙の場合にいわゆる門前払いのおそれがあ...全文を見る
○辻泰弘君 それから、建議の中で、今後判例の動向を見つつ見直すというふうな指摘があるわけですけれども、現実に裁判というのは非常に時間が掛かるということになるわけで、それの判例を見て対象追加を検討していくとなると非常に時間が掛かるということで、実質的には見直しはなかなかなされないん...全文を見る
○辻泰弘君 大臣、今大事なところなんで大臣にもお聞きしたいんだけど、私どもは例示列挙すべきだと言っていますけれども、省令で定める限定列挙の場合であっても、政府の今のお立場であっても機動的に見直すということで、それはいいですね。
○辻泰弘君 それで、大臣が四月の十九日、これまた参議院の本会議において御答弁をされている中で、省令の部分について限定的に機能するという危険はないと、こういうふうな御答弁になっておりまして、先ほどの指摘もありました。  それで、局長はさっき対象を限定する趣旨ではないと、こういうふ...全文を見る
○辻泰弘君 じゃこれ、限定的に機能するというふうに言っていますが、機能って書いています、言っていますけど、そういうことでいいんですかね。
○辻泰弘君 じゃ、これまた本会議のともう少し精査してお聞きしたいと思いますけれども、ちょっとずれているような感じもいたします。  それで、もう一点、間接差別についてのこれまでの審議会等での審議、それを改めて拝見いたしますと、研究会の座長を務められた奥山委員は、間接差別の例に当た...全文を見る
○辻泰弘君 厚生労働省のお立場としては合意、コンセンサスということを前面に出されるわけで、それも一つの論理ではありますけれども、しかしやはり、研究会の報告という学者、研究者の方々が中心になって当初お考えになったあるべき姿、こういうものから、法案を作る段階で非常に、現実対応といえば...全文を見る
○辻泰弘君 要は、そういう国はないということですね。
○辻泰弘君 そうおっしゃると、承知するまで調べてくれと言いたくなりますけれども、是非次回の委員会で御報告ください。承知していないって、私はこれ通告しているわけで、ないならないでいいんですけれども。その辺は、これだけ長い期間研究会もやってこられたんでしょうから、答えが出ているはずで...全文を見る
○辻泰弘君 まあ、それは一つの答えでした。最初からそう言っていただければよかったというふうに思うわけであります。  それで、局長の御答弁でちょっとお聞きしておきたいと思うんですね。前回の二十日の審議のときに、限定列挙にしない場合の問題点ということでの御質問があって、それについて...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、局長がおっしゃっているのは、三つについては、そのことを労働者が立証しないでいいよということをおっしゃっている。それは実はそうなんですよ。しかし、それ以外のこと、三つ以外については労働者が立証せないかぬよということをおっしゃっているし、今の答えもそうなんですね...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、先ほどはそうはならないとおっしゃったけれども、やっぱり限定列挙の場合はその三つ以外が救われにくくなるといいますか、やはりハードルが高いということを今回のことによって導き出すという結果になっていることをある意味でお認めになっていると思うんですね。ただ、私どもと...全文を見る
○辻泰弘君 何でもありとおっしゃったけれども、何でもありではないんで、当然それなりの枠といいますか範囲があるわけですから。  そういった意味で、むしろ限定することによってそれ以外が救われにくくなると、やはりその部分が意味が大きいわけで、やはり何でもありという言葉はあれですけれど...全文を見る
○辻泰弘君 大臣、お伺いしたいんですが、その同じ四月十九日に、最後のところで、今回の均等法改正の検討に際しては、公開の審議会で議論を行った、国民からの御意見を募集したと、また各種団体からの多数意見をいただいたと、こういったものを真摯に受け止めて検討して参考にしてやってきたんだと、...全文を見る
○辻泰弘君 済みません、確認をさせてください。今おっしゃったことは、この法律が通った暁に国会で議論も、これは我々がさせていただく、これから衆議院にも行くことでございましょう、そういった議論、それから審議会での議論、国民の意見、こういったものを踏まえて厚生労働省令を決めていくと、こ...全文を見る
○辻泰弘君 そのことはしっかりやっていただくように御要請申し上げておきたいと思います。  最後の質問になるかもしれません。今回の法案の最後といいますか、検討規定が附則に入っておりまして、この五条に検討規定があるわけでございます。それで、これは円委員からも御指摘があったところでご...全文を見る
○辻泰弘君 今日はいろいろ御質問させていただきましたけれども、改めて私どもの主張の正しさというか、政府の対応の非常に後退的な部分を痛感したということを申し上げざるを得ないわけであります。  改めて、冒頭申しましたように、法律の理念に仕事と生活の調和を明記する、二つ目に間接差別禁...全文を見る
05月17日第164回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本日は、総務省、与党提案者、民主党提案者のそれぞれに御質問申し上げたいと存じます。  資料を配っていただいていると思いますが、それは総務省から御提出をいただいておる資料で、後ほどそれに関連して御質問をしたいと、このように思...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、総務省にお伺いしておきたいんですけれども、外国において参議院に相当するのは上院ということになろうかと思うんですけれども、上院がある諸外国における一票較差というのはどういう状況にあるのか、調査、把握されているところをお示しいただきたいと存じます。
○辻泰弘君 諸外国はそれぞれ状況があるようですけれども、一つ大事なポイントは、大体の国が憲法で定数を決めているということでございますので、そういう意味では、日本のように公職選挙法で決めていてそれが違憲であるという形があるわけですけれども、そういった、憲法で定数を決めている国はそも...全文を見る
○辻泰弘君 較差は五倍以内というのを一つの念頭に置いていらっしゃるということになるかもしれませんけれども、やはり都市部の人口増と地方の人口減というのを考えるときに、本案によって較差五倍以内を維持できるのは今後数回の選挙でしかないのではないかと思われるわけでございます。先ほど御答弁...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点ですね、四増四減以外にも参議院改革協議会の専門委員会では六増六減、八増八減、十増十減、十四増十四減なども検討されたわけですけれども、先ほどちょっと付言もありましたけれども、結果として四増四減を提案されているわけですけれども、それ以外の案を排除、排除したといいま...全文を見る
○辻泰弘君 ある意味でお認めいただいているようなことになるかもしれませんけど、やはり私どもとしては最小限の小手先の手直しでしかないと、このように言わざるを得ないと思うわけであります。  それで、もう一点、別の角度からお聞きしたいんですけれども、そもそも較差是正というのは議員一人...全文を見る
○辻泰弘君 不合理だということについての説得的な御説明ではなかったように思いますけれども。  もう一点、今配付していただいているのは、実は今回の四増四減にかかわる県の人口の、国勢調査人口の平成二年、七年、十二年、十七年の人口の推移になっているわけでございます。(資料提示)これを...全文を見る
○辻泰弘君 根本的に不合理で理不尽であるということに本質的な反論にはなり得ていないというふうに私ども思いますけれども。  もう一点、与党案の一つの考え方は、選挙区選挙の都道府県代表機能というものを一つ根底に置かれるということだと思うわけです。それなるがゆえに、ある意味では憲法上...全文を見る
○辻泰弘君 ただいまの選挙区選挙の都道府県代表的機能については絶対的なものではないと、こういうような御説明があったわけでございますけれども、やはりそこが大事なところだと思いますので、与党におかれましても今後ともその点については御検討をいただくように申し上げておきたいと思うわけでご...全文を見る
○辻泰弘君 それで、民主党提案者の方に御質問を移らせていただきたいと思うんですけれども、まず平成十六年一月十四日の最高裁判決における指摘を受けた今回の対応と、提案ということになるわけですけれども、判決並びに判決における指摘をどう評価、認識された上での提案なのか、このことについて基...全文を見る
○辻泰弘君 今のは私が二つ目に御質問予定の分もお答えいただいたということになりましょうか。それでよろしいですか。
○辻泰弘君 それじゃ、二つ目の、鳥取、島根両県の合区による較差是正を提案する理由ですね、このことについての御説明をお願いします。
○辻泰弘君 先ほども御答弁があったことではございますが、改めて民主党提案者としての与党の四増四減案に対する評価ですね、このことを議員の方からお願いいたします。
○辻泰弘君 以上、与党提案者並びに民主党提案者の御説明をお伺いしてきたわけでございますけれども、当初の提案理由説明また本日の御答弁でも明らかなように、与党案は現行選挙制度の基本的な枠組みの維持を重視されて、最小限の手直しにとどめていらっしゃると思います。その一方で、民主党案は投票...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  冒頭、大臣にちょっと申し上げておきたいと思います。例の社会保険庁の国民年金の保険料の免除の不正手続の問題でございますけれども、かねがね監修料やいろんな労働局の問題等、厚生労働省にまつわる不祥事等々多くございましたけれども、い...全文を見る
○辻泰弘君 これは二年前の年金法案の審議の延長線みたいな話で、法案自体そうですし、その今度の事態もそうなんですけれども、やはり厚生労働省、厚生労働委員会としてもやはり重要な関心を持って取り組むべき課題だと思いますので、委員長におかれまして、是非この問題について、この委員会において...全文を見る
○辻泰弘君 健康保険法の一部改正する法律案につきまして、関連して基本認識並びに法律の問題点等についてお伺いしたいと思うわけでございます。  皆さん方には資料をお配りいただいているようですが、これは厚生労働省から提出していただいた資料ですけれども、後ほどそれについては言及しながら...全文を見る
○辻泰弘君 是非その線でお願いしたいと思います。  それから、年金給付についてですけれども、これも財政審の資料等では、六十五歳給付を上げるとか年齢引き上げるとか、あるいは今の所得代替率五〇%をもっと見直して低い方向に持っていくとかいうふうなことも含めての提案もあるわけですけれど...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、昨年の介護ですけれども、これを二割にしようという話もありますね。この点はどうですか。
○辻泰弘君 それは結構だと思います。  それで、昨年十月に内閣府が行った世論調査があって、それは大臣の方にもお手元に多分行っていると思いますけれども、昨日渡しておりますので。その資料、それで国民の意識調査を見ますと、こういうのがあるんです。たとえ現役世代、将来世代の税や保険料の...全文を見る
○辻泰弘君 大臣は、そのことについては今までもおっしゃっていて、二十年度までにこの消費税の問題について一つの結論を得ないと約束は実行できない、すなわち二十年度の通常国会に出すと、こういうようなおっしゃり方だと思うんですけれども、そういうことをお考えだということですね。
○辻泰弘君 いや、これは前、二十年度にというふうにおっしゃっているんですけれども、二十一年度から、その国庫負担の分があるから二十年度までに結論を出さないといけないというふうに明確におっしゃっているんですけれども、それ、そういうお考えですね。
○辻泰弘君 いや、記者会見をされたというのはそれは分かっているんです。そのときおっしゃったのがそういうお考えかどうかを確認しているんです。
○辻泰弘君 もう一つ、医療に関する基本的なことで確認しておきたいと思うんですけれども、私は、日本の医療制度は、医療保険制度、非常によくできた、基本的にはよくできていると思っていますけれども、そのとりわけポイントとして、皆保険であること、フリーアクセスであること、そしてまた現物給付...全文を見る
○辻泰弘君 これまでに、よく経済成長率等の議論がございました。総額管理という考え方でもございますけれども、これにつきまして尾辻前大臣は明確に、そういったことは不適切であるというお考えを出してこられたわけです、ペーパーにも出してですね。  その点について大臣のお考えを、そのときの...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、保険免責制度についてですけれども、谷垣財務大臣は、さきに導入に前向きなお考えも出してこられているわけでございます。  保険免責制度についてはいろいろと御議論もありますけれども、私自身、委員会でも申し上げましたけれども、やはり低所得者への影響とか受診抑制、そ...全文を見る
○辻泰弘君 是非その線でお取り組みいただきたいと思います。  それで、先週金曜日に、平成十八年五月ということでの社会保障の給付と負担の見通しが提出されました。それについての議論というのは、また深めてやらせていただけたらと思いますけれども、一つのポイントを指摘し、それについて御見...全文を見る
○辻泰弘君 同郷の先輩に言われるとちょっと収まってしまうようなところがあるんですけれども、それはまあ別にいたしまして。  しかし、やはり二年前は医療保険制度の改革はその後に控えていたわけです、そのときに出していたわけです。今おっしゃったように、制度を大きく変えようとしていると、...全文を見る
○辻泰弘君 それから、総論的なところであと二つ聞いておきたいと思いますが、大臣にお伺いしたいと思います。  医療にもかかわることではありますけれども、社会保障全体にかかわることですが、いわゆる潜在的国民負担率です。これについて尾辻大臣のときに基本的なお考えを出されていて、数値目...全文を見る
○辻泰弘君 そうだと思います。
○辻泰弘君 それで、尾辻さんにも確認したことがあります。
○辻泰弘君 もう一点、将来推計人口の公表を早められるというお話がございますけれども、そういう御指示を出されているんでしょうか。
○辻泰弘君 それは、是非そういうお取組をお願いしておきたいと思います。  それで、今回の医療制度改革等々の議論の一番初めによく言われる国民医療費の将来推計について、私も前に大臣ともやり取りいたしましたけれども、今日は保険局長にちょっと確認をしておきたいと思うわけでございます。 ...全文を見る
○辻泰弘君 だけど、もう一つその要因別内訳で出していらっしゃるわけだから、そこはできたはずなんです、もう少し踏み込めばね。やはりそれをしてでも私はその直近の数字を使うべきだったと、このように思っているわけなんです。やはり余りにも見掛けから、十一年度までの五年間ですか、その七から十...全文を見る
○辻泰弘君 先ほど言いましたように、現に介護保険移行後のその影響、それから制度改正による影響というのを出しておられるわけなんですね。その残りのその他の増ということで、目的が違うとおっしゃるけれども、じゃ、今度のための目的にやればいいわけですからね。  その点については、やはり私...全文を見る
○辻泰弘君 正に日本の戦後の廃墟の中から今日の日本をつくってこられた世代の方々がそういった年齢に達していらっしゃるわけですけれども、私は、非常に短期間で急激な負担を求めているという部分について非常に冷たい対応になっていると思いまして、民主党としてもこの点については反対をしているわ...全文を見る
○辻泰弘君 一つ、共済の方にお聞きしておきますけれども、国共済もこれに連動して掛金率を設定されていくという理解でいいですね。
○辻泰弘君 その時期をお示しください。
○辻泰弘君 私はこれは日本国じゅうが保険者ということでやるわけですから、私は共済においてもこれが、まあ定款で決めていること自体の議論もあるかもしれませんけれども、少なくともこれに連動して年内にやるとか、そういうことでやるべきだと、私の思いとしては申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○辻泰弘君 それからもう一つ、病床転換支援金のことをお聞きしておきたいと思います。本当はここだけでももっとじっくりしたいところですけれども、時間がありませんのではしょった質問にならざるを得ませんけれども。  そもそも、この病床転換の支援金が実は法律案要綱には出てこないんですね。...全文を見る
○辻泰弘君 そもそも、その支援金が今までと違って、医療の、その本人のももちろんだけども、医療とは違うところに使うということですよね。そういう意味において、新たなことじゃないですか。それにもかかわらず、額が少ないという。額がどうか分かりませんよ、見通し出してくれったって出ないんです...全文を見る
○辻泰弘君 要は、この割合が五〇を超えていくと、そういう見通しであるということですね。
○辻泰弘君 この点ももっと御質問したいところですけど、時間も限られておりますので、もう一点、別の角度から聞きますけれども、今回の保険料の規定が、「一般保険料率(基本保険料率と特定保険料率とを合算した率)」だと、こういう百五十六条の規定があるわけです。それは私はそれでいいと思います...全文を見る
○辻泰弘君 要は、基本保険料が幾ら、特定保険料が幾らって書いてあったって分からないですよ、はっきり言ってね、何のために使われるのか。その部分は、ここで時間なくなっちゃうんで後でまた改めて言いますが、その点は是非その精神を貫徹していただきたい。  義務付けはそれはできないでしょう...全文を見る
○辻泰弘君 今、保険者協議会のことをおっしゃいましたけれども、私もこれ探して、結局出てきたのが、協議会という協議の場というのが出てくるかと思ったら出てこなくて、連絡調整ということでしかなかったんですね。ですから、全く意味をなさないと私は思います。  ですから、さっき言った意味合...全文を見る
○辻泰弘君 さっきの一〇〇パーに五パーミル上げるというやつは、健康診断とかやればむしろ医療費が下がるというふうなところがあるんじゃないか、そういう見通しを持っていらっしゃると思うんですけれども、それにどうなるのかというようなことも聞きたいわけですけれども、また次回に譲らせていただ...全文を見る
06月02日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  参考人の皆様方におかれましては、本日御参加をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。二十分と限られておりますので、全員の方々に御質問をさせていただきたいところでございますけれども、結果として皆様方に質問させていただけないこと...全文を見る
○辻泰弘君 失礼しました。当面は都道府県単位での国保の一元化、そして、そういう将来の姿として国保の全国単位の一元化と、こういうことでございますね。
○辻泰弘君 ありがとうございました。  では次に、小島参考人にお伺いさせていただきたいと思います。  先ほども御言及があったと思いますけれども、今回の医療制度改革の最大の課題は、高齢者医療制度であると思うわけでございます。今度の政府案は言わば独立方式に該当するというふうに思う...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、基本的なことをお伺いしておきたいんですけれども、政府自身も医療保険制度の一元化というのは基本的な方針として持っているわけですけれども、この保険制度の一元化についての連合としての、小島参考人としての御見解をお示しいただきたいと思います。
○辻泰弘君 先ほども言及がありましたけど、高額療養費自己負担限度額等々の問題ですけれども、高額療養費制度が非常に計算方法が複雑だというふうな御指摘だったかと思うんですけれども、参考人としての高額療養費制度、また今回の改正についての御所見を伺いたいと思います。
○辻泰弘君 もう一点、小島参考人にお伺いしたいと思いますが、療養病床の再編についてですけれども、先ほど参考人は、入居者の処遇に十分配慮しつつ確実に実行するようにというふうな御趣旨だったと思うんですけれども、この点については、介護難民が出るのではないかという不安、あるいは医療関係者...全文を見る
○辻泰弘君 小島参考人に最後の御質問になると思いますけれども、意見陳述の中で、政管健保の公法人化が連合が提唱されている社会保障基金の考え方に沿ったものだというふうな御指摘があったと思うんですけれども、その連合が提案をされているという社会保障基金、それについて簡潔に御説明いただきた...全文を見る
○辻泰弘君 以上で終わります。ありがとうございました。
06月02日第164回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第5号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  限られた時間でございますので、簡潔に御質問し、また御答弁も賜れればと思っております。  まず、一般的なことからお伺いいたしますけれども、来年は統一地方選挙が予定されているわけでございますけれども、まず、来年の統一地方選挙の...全文を見る
○辻泰弘君 別の問題ですけれども、実は昨年の六月二十七日に、私、質問主意書を出させていただいておりまして、それは、PKOやイラク復興支援などのために海外で活動する自衛隊員が、政府の命令により日本を離れ任地に赴いたにもかかわらず、当然に予想される事態への対応が何ら尽くされないままに...全文を見る
○辻泰弘君 議員立法もいいんですけれども、いつもそうなんですけれども、問題が予見されながら政府がなかなか答え出さないまま議員立法を待つといいますか、そういうことが多くあるわけですけれども、政府としても、やはり問題点は最初から、当初から予想されるわけですから、そういったことについて...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、在外公館投票のことをお伺いしたいと思いますけれども、現在、実施公館、実施してない公館、当然あるわけですけれども、この選定といいますか、実施する、しない、このことをどのようなプロセスで決めていらっしゃるのか、またそれを、その対象の見直しはどういう形でやっていらっ...全文を見る
○辻泰弘君 それで、今回の法律案、改正案においては、再選挙又は補欠選挙については当該選挙に係る在外選挙人が管轄区域内にいないと見込まれる在外公館においては在外公館投票は行わないと、こういうふうな規定になるわけですけれども、この場合の選定の方法といいますか、そのことはどういうふうに...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、改正にかかわることですけれども、公館投票の期間についてですけれども、今回、再選挙、補欠選挙については原則一日実施というふうな規定になっているわけですけれども、一日ということでありますと極めて限定されるわけでございますけれども、そういたしますと、投票する方に向...全文を見る
○辻泰弘君 これは一日に限定するということでございますから、非常に、知らなかった、複数日であればということがあるわけでございますので、その点については周知していただくように御努力をお願いしておきたいと、このように思うわけでございます。  そこで、在外選挙は基本的に在外公館投票と...全文を見る
○辻泰弘君 是非その方向で御検討いただきますようお願い申し上げておきたいと思います。  それから、もう一点、在外選挙人名簿への登録申請から在外選挙人証交付までに要する日数、そしてその短縮に向けた取組方針、このことについて御見解をお願いいたします。
○辻泰弘君 そこでもう一点、今回、在外選挙人名簿への登録申請ということでの改正があるわけですけれども、在留届の提出時における在外選挙人名簿への登録申請を可能にすると、こういうことになっているわけですね。これは三か月の住所要件を確認するということが必要になってくると思うんですけれど...全文を見る
○辻泰弘君 もう一つ、改正内容にかかわることですけれども、今回の公館投票期間についてですけれども、総選挙、通常選挙の場合、投票送致を考慮し終了を一日繰り上げるということで、原則五日前というのを原則六日前ということで、そういった意味では有権者からすれば期間が短縮されるという方向の改...全文を見る
○辻泰弘君 それで、今回の法案は、施行期日が在外投票については公布後一年以内において政令で定める日と、こういうふうになっているわけでございますけれども、直接的には、参議院の選挙はほぼ来年の夏に決まっているわけですが、それに向けていつの時点で政令を定めていかれるのか、このことについ...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、やはり有権者にとってはいろいろな情報が欲しいということがあるわけですけれども、選挙公報自体をホームページに掲載すると、こういったことが理想としてはあると思うんですけれども、そのことについてはいかがでしょうか。
○辻泰弘君 政府としても取り組んでいただくように申し上げておきたいと思います。  最後の質問になりますが、選挙人名簿抄本の閲覧制度の改正についてお伺いいたします。  今次改正では、選挙人名簿抄本のコピーの根拠となっている便宜供与規定を削除するということになっているわけですけれ...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたので、以上で終わります。
06月08日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  まず最初に、前回の引き続きのことについてちょっと御指摘を申し上げ、また御質問もしておきたいと思います。  まず一つは、前回の質問の折に申し上げました社会保障の給付と負担の見通しについて、十八年五月が在り方懇に出されたわけで...全文を見る
○辻泰弘君 私がお聞きしているのは、改革案に盛り込まれなかったということではなくて、その制度の考え方の基本をどのように評価するかということについてです。
○辻泰弘君 そのことはよく分かっているんです。経緯も全部分かっているんです。その部分の、保険免責制度、その固有の基本的な精神といいますか、在り方、制度、そのことについての評価が実は今まで、半年に至るも、半年以上ですけれども、厚生労働省から発信されてないわけなんですね。しかし、現実...全文を見る
○辻泰弘君 その入れなかったということと、このことをどう考えるかということはまた別のことで、出さなかったことが意思表示だというのは、これは極めて不誠実な対応というか発言であって、そのこと、極めてこれから日程に上ってくるわけですね、財務大臣がやろうとしている、財政審ものろうとしてい...全文を見る
○辻泰弘君 若干価値が出てきたと思いますけれども、それじゃ大臣に、今の基本的な認識が奥歯に物が挟まった言い方ではありますが、今は検討していないとおっしゃったけど、法案が通った後どうされるか、大臣、お願いします。
○辻泰弘君 はっきり言っていただいて、心強く思います。  前回の御答弁でも、経済財政諮問会議等ではっきり私、物を言ってきましたというふうにおっしゃっているわけでございます。今の御見解もしっかり踏まえて、厚生労働省としての一つの筋というものをはっきり打ち出して御対応いただくように...全文を見る
○辻泰弘君 高額療養費の問題は後で聞こうと思っていましたけど、それは一つの、悪いことじゃないんですけれども、それがすべてというわけでもないんだろうと思うんですね。  総理が最終局面でこういうふうに明言しておられる限り、一つの方向性を示して、今の高額療養費のことも含めて、国保の制...全文を見る
○辻泰弘君 総理の場合は、具体的に何か考えてというよりも何も分からないでおっしゃっていたように思いますけれども、それはそれといたしまして、大事な問題ではございますので、しっかりとお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  それで次に、今の話にもございました高額療養...全文を見る
○辻泰弘君 今通知とおっしゃいましたが、政令改正ではないんですか。
○辻泰弘君 それから、所得を、一般、上位所得、低所得で、窓口で考えなきゃ駄目ですよね。このことはどうされるんですか。
○辻泰弘君 当然のことですけど、全医療保険制度が対象であると、こういうことでいいですね。
○辻泰弘君 そこで、高額療養費制度の制度はあれども現実に適用を申請しているかどうかということがあるわけですね。分からない場合も、あるいは非常に複雑なままに、受けないままに終わっていると、これがかなりあるということで、そういう分析もあるわけですけれども。  そこで、まず政管、国保...全文を見る
○辻泰弘君 通知のやつは私、見せていただいているんですが、政管、国保、それぞれ自分で記入しなきゃいかぬわけですね、医療機関だとか何日間だとか。そういう理解でいいですか、政管と国保。
○辻泰弘君 国保の方はそこまで行ってないということですね。ちょっと確認ですけど。
○辻泰弘君 そこで、厚生労働省の皆さん方の足下である厚生労働省の職員共済組合がどうなっているか、このことについてお示しください。
○辻泰弘君 正に非常に最先端を走っていらっしゃるというか、お手盛りというか、評価は分かれるところかもしれませんが、非常にすばらしい制度になっているわけなんです。  私が言いたいのは、共済組合でそこまでやれているわけです。すなわち、高額療養費が発生したら償還できますよということを...全文を見る
○辻泰弘君 事務的に詰めたいと思います。  政管の方について、今の大臣の御指摘を踏まえてできるだけ早く対応するように、金額も入った通知が行くようにしていただきたい。どうですか、政管の方、お願いします。
○辻泰弘君 国保の方も、それぞれの自治体の主体ではありますけれども、できるだけそのことについて、二市、二つの市がやられているわけですけれど、全国的に広がるようにお取り組みいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○辻泰弘君 主体が市町村国保である限り、おっしゃる、突き詰めた論理はそうだと思いますけれども、しかし、高額療養費制度をせっかくつくって一つのセーフティーネットとして張っているわけですから、そういうことをつくった責任において、市町村国保のそれぞれにその精神をできるだけ、額は伝えるか...全文を見る
○辻泰弘君 もう一点、今度の法案に関係してくるわけですが、後期高齢者の方々は今度新たな医療保険制度ができてくるわけですね。その保険者は、いろいろ議論はあるかもしれませんが、基本的に広域連合と、こういうことになっているわけでございます。そういたしますと、高額療養費を、先ほどと同じよ...全文を見る
○辻泰弘君 この広域連合は、国保連が一つの事務局的なことをやるという形になっているというふうに位置付けられると思うんですね。そしてまた、規定の中では、国保連が後期高齢者医療の円滑な運営に資する事業を行うことができると、こういった規定になっているわけでございます。ですから、審査、支...全文を見る
○辻泰弘君 すべて共通するわけですけれども、共済組合ができていることを現時点で政管はできていない、国保はできていない。後期高齢者医療制度を新しくつくるけれども、そこも先の話で分からないし責任は最終的には持てないよと、こういうことじゃ極めて情けない話でありまして、その基本としてせっ...全文を見る
○辻泰弘君 そのことは是非しっかりとお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  それで、後期高齢者の話に関連して、二つちょっと詰めておきたいと思います。  一つは、後期高齢者医療保険制度ができるわけですが、その保険料をどうするかということについてでございます。 ...全文を見る
○辻泰弘君 これは政令で決めていかれることかということと、恒久的措置かということをお願いします。
○辻泰弘君 それから、今度大臣に、療養病床の転換の問題はいろいろ議論が出ましたし、御見解もいただいておりますけれども、改めて私からもお聞きして基本的に御見識を伺っておきたいんですが、やはり今度の療養病床の転換、再編ということについては、介護難民が出るのではないかという不安、また医...全文を見る
○辻泰弘君 この問題は国民生活に大きくかかわっていく問題でございますので、そしてまた、病床転換支援金ということを現役の方から負担をいただくということでもあるわけでございますから、しっかりお取り組みいただくように改めて申し上げておきたいと思います。  それから、もう一つ、高額療養...全文を見る
○辻泰弘君 ここで指摘されているポイントは、医療、介護の自己負担限度額とサービスの利用額の負担額との、その三者についてということですね。
○辻泰弘君 この点についても、三年後と言わず、やはり大事なポイントだと思いますので、しっかりとお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  そこで、次は診療報酬の関連についてお伺いしておきたいと思います。  今回の改正で、後期高齢者独自の診療報酬、あるいは都道府県...全文を見る
○辻泰弘君 これは余り議論する時間もないんですけれども、同じ法案の中の第七十条で規定している診療報酬というのは別のことを規定しているんですね。十三条、十四条は一から四つあって四つのことを指しているんですけれども、七十条で指しているのは三番目だけ指しているという、同じ法案の中で改正...全文を見る
○辻泰弘君 その後半の部分がちょっとよく分からない。要は財政も大変だということをおっしゃっているんですか。
○辻泰弘君 いずれにいたしましても、切捨てとかいうふうな不安、粗診粗療にならないようにお取組を求めておきたいと思います。  それからもう一点、今度は老人保健法が高齢者の医療確保の法律になるわけですけれども、二十五条の医療の実施という条文があるんですが、ここは変わらないという理解...全文を見る
○辻泰弘君 二十五条は二項において、「六十五歳以上七十五歳未満の者であつて、厚生労働省令で定めるところにより、政令で定める程度の障害の状態にある旨の当該市町村長の認定を受けたもの」と、こういう規定になっているわけなんですね。このことは基本的に変わらないと、こういう理解でいいと思う...全文を見る
○辻泰弘君 非常に大事なポイントです。  それで、平たく申し上げたいと思いますが、既に老健法適用の患者、障害認定ですね、老人保健法に基づく障害認定適用されている患者の方も含めて選択の機会が新たに与えられると、言い方がちょっとあれですけれども、そういうプロセスを経ると、そういう理...全文を見る
○辻泰弘君 その取下げの周知徹底というのは大事なところだと思いますが、そのことについても意を用いていただくように申し上げておきたいと思います。  それで、診療報酬についてあともう二点あるんですが、一つはリハビリのことについてでございます。これについてもいろいろ議論がありましたけ...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、厚生労働省保険局長の見解としては、一般的に考えてこれから漏れることないよと、そういうことなんですね。
○辻泰弘君 別の角度から聞きますけれども、五月三十日の局長答弁で、算定日数上限の日数に達したところでの医学的判断だと、こういう判断になろうかと、このようにおっしゃっているわけですね。そして、その時点で、治療継続により状態の改善が期待できると医学的に判断可能な除外疾病に該当するかど...全文を見る
○辻泰弘君 そういう理解をしっかりとお伝えいただくように申し上げておきたいと思います。  それから、診療報酬改定の周知期間についてお伺いしておきたいと思います。これも昔から議論されているところだと思いますけれども、今回の告示の公布は三月六日でございました。改定実施は当然、四月一...全文を見る
○辻泰弘君 だから、その最初の方は分かるんですよ。予算から来て、それが決まってから考えるということも、着地せにゃいかぬということがあるので、二月半ばぐらいだろうと、そこから出発すればと。こういうのは、それはそこの部分を無理にするということはあり得ないんですね。要は、結局、その実施...全文を見る
○辻泰弘君 今、受診率二〇一五年度の目標、まあ受診率、目標で見込みが八〇%というのがございました。八〇%と聞くと、何か国民年金の保険料を連想して何か信憑性があるのかというふうに疑ってしまいますが、そこはまあ素直に信じておきたいと思いますけれども。  そこで、まずお伺いしたいんで...全文を見る
○辻泰弘君 それで、余りに少ないといいますか、そういった場合というのは指導とか助言とかなさっていくと、こういうことでしょうか。
○辻泰弘君 それで、今回の改正の一つのポイントだと思うわけですけれども、やはり大事なところは、これまで受けておられなかった方が多いであろう被扶養者の健診というものをどうやって実際に保障していくのか、やっていくのかと、この部分だと思うわけでございます。  やり方は市町村国保と連携...全文を見る
○辻泰弘君 そのような姿勢で取り組んでいただくことと同時に、政府管掌健康保険は政府が管掌しているわけですから、そのことについては自らのお取組の在り方としてあるわけですね。健診の義務付けは平成二十年四月から、全国健保に移るのがその二十年の十月からですから、最初の半年間は政管健保とし...全文を見る
○辻泰弘君 これは非常に今回の鳴り物入りでやられるわけですから、被扶養者の健診が進むようにお取り組みいただきたい。国保の方は三分の一ずつ国と都道府県でしたか、地方団体等で持つから、三分の二が公的に負担で、三分の一を国保財政と本人の負担で成り立たすということになることになると思うん...全文を見る
○辻泰弘君 いずれにいたしましても、その被扶養者を中心としての健診が進むように利用者負担の問題についてもお取り組みいただくように申し上げておきたいと思います。  もう一点、この関連でお聞きしておきますが、労安衛法との関係が議論もございました。それで一点だけ確認したいんですけれど...全文を見る
○辻泰弘君 その保険者が負担するという意味は、事業主に今までやっていただいたものを付加して検査もしてもらってその費用負担をするというようなこともあり得るということですね。
○辻泰弘君 逆の。
○辻泰弘君 それで理解しました。  もう時間ございません。最後に、いわゆる混合診療、特定療養費のことについて確認しておきたいと思います。    〔委員長退席、理事岸宏一君着席〕  今、特定療養費制度があって、今度は評価療養、選定療養ということに位置付けられるわけですけれども...全文を見る
○辻泰弘君 今、選定療養のことだけおっしゃったけれども、今までの高度先進医療も当然評価療養に入っていくと、こういうことなんでしょう。
○辻泰弘君 それは、今まで選定療養の中に入っていた先進医療が今後は評価療養になるだろうと、そういったことをおっしゃっているんでしょうけれども、要は、基本的には今までの特定療養費制度、選定療養と高度先進医療二つから成っていたその分については、今回の評価療養と選定療養の中に位置付けら...全文を見る
○辻泰弘君 今回の評価療養の規定があるわけですが、高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、厚生労働大臣が定めるものと、これが基本的な規定の仕方だと思うんです。  昨日、参考人等の意見もお聴きしましたけれども、ここでやはり一つ不安なのは、高度の医療技術を用いた療養その他の...全文を見る
○辻泰弘君 それで私はいいと思うんですけれども。  それで、基本的に押さえておきたいと思います。昨年の十月も局長に御質問した折に、現行制度の見直しである、現行制度の再編成であると、こういった御指摘でありましたし、昨日でしたか、いただいた資料も特定療養費制度の見直しということでの...全文を見る
○辻泰弘君 これはかねがね議論していたところで、尾辻大臣はポジティブリストという言い方をされたわけですけれども、私は、原則規制、例外自由というふうな、ちょっと過激かもしれませんが、そういう言い方をあえてしていたわけですけれども。やはりその部分は大事な基本の部分でございますので、そ...全文を見る
06月14日第164回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  時間が限られておりますので、早速、提案者並びに政府参考人に対して御質問申し上げたいと思います。  まず、昨年の六月に私自身が質問主意書を政府に提出させていただきまして、PKOやイラク復興支援などのために海外で活動する自衛隊...全文を見る
○辻泰弘君 御説明はそれなりに理解もするんですけれども、常に政府として答え出せないものを議員立法で回すというようなそういうふうな弊害も、そういった例も多いわけでございまして、そういった意味で、政府の機動的な対応というものもやはり問われるところもあると思います。  そういった意味...全文を見る
○辻泰弘君 今回の立法というものは、一番初めのしょっぱなのきっかけといいますのは、やはり海外に派遣された自衛隊員の投票権が奪われているということが第一義的な出発点だったと思うわけでございますけれども、そういった意味で、政令では出てくるわけですけれども、本法には南極観測隊の方々のこ...全文を見る
○辻泰弘君 それで、先ほど御言及もあったことにかかわるんですけれども、今回のこの不在者投票、国外における不在者投票制度ですけれども、期間の短い地方選挙も対象とされているということで、その精神は了とするものでございますけれども、現実問題、火曜日に出発をして日曜日に投票日と、こういう...全文を見る
○辻泰弘君 意欲あるお考えだと思いますので、そういった方向も含めて総務省の方でも取り組んでいただくように申し上げておきたいと思います。  それで、具体的に、国外における不在者投票制度をどういうふうにやっていくのかということにかかわってちょっとお聞きしたいと思うんですけれども。 ...全文を見る
○辻泰弘君 それから、不在者投票管理者の事務のことでお聞きしておきたいと思うんですけれども、当然、不在者投票の対象となる特定国外派遣組織に属する選挙人というのはそれぞれ違った市町村に住んでいることが予想されるわけでございます。不在者投票管理者は、投票用紙の請求、受領、送致について...全文を見る
○辻泰弘君 それで、政府参考人の方にお伺いしたいと思うんでございますけれども、前回の公選法改正の折も、在外公館投票と郵便等投票ですね、これについて、結果として投票箱が閉まるまでに間に合わなかったときには事後的に公表をしようということをお考えいただくという御答弁をいただいておりまし...全文を見る
○辻泰弘君 その方向でのお取組を是非お願い申し上げておきたいと思います。  もう一つ、一時的な国外滞在者に対する一般的な不在者投票制度、これが求められるわけですけれども、そのことに向けて政府としてもやはり今後しっかり取り組んでいただきたいと思うんですが、そのことについての決意を...全文を見る
○辻泰弘君 各党各会派も頑張りますので、政府も是非先頭を切って頑張っていただきたいと申し上げておきたいと思います。  それで、南極地域観測隊の方の投票についてのことに最後移らせていただきますけれども、今般の制度におきましては南極地域観測隊隊員のファクス投票が認められるわけですが...全文を見る
○辻泰弘君 そういたしますと、政府の方が何ゆえ、補欠選挙、再選挙また地方選挙も洋上投票を認めていないわけですけれども、そうされているのか、お願いします。
○辻泰弘君 時間が参りましたので、以上で終わります。
06月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  平野さんよりも大分少なく、五回目になりますけれども、予算委員会、総理に御質問をさせていただきたいと思います。  平野さんの方は経済・金融問題中心でございますけれども、私は、もう一つの課題でございます社会保険庁の不正手続問題...全文を見る
○辻泰弘君 まあそれはそれで構いませんけれども、そういうふうに後でおっしゃっているんです。それで、今申し上げたようにおっしゃっているんです、そのことをどう受け止めておられるでしょうか。
○辻泰弘君 これだけ新聞、私、全部、全紙を追っ掛けましたけれども、ほぼ同じような書き方されているときに、そういうことをおっしゃるというのは私は必ずしもどうかと思いますけれども、いずれにいたしましても、そのことを……(発言する者あり)ちょっと黙ってください。そうだとしても、この森さ...全文を見る
○辻泰弘君 温情という表現がどうか分かりませんけれども、私どもといたしますと、前回この場で、私は総理に対して、個人に着目したセーフティーネットというのは極めて不備であったと、また、改革なき負担増に終始したと、このようなことを申し上げてまいりましたけれども、そういった結果としての今...全文を見る
○辻泰弘君 説明は十分分かっているんで、一言結論的に、竹中さんはその改革を進めるに当たって小さな政府ということを一つの大きな柱にして看板に掲げてやってこられたじゃないですか。そのことを、事実関係として、しかもこういうことを党としても出ているわけですからね。竹中さんもその一員なんだ...全文を見る
○辻泰弘君 総理も今の竹中さんのお考えと、当然ではありますけれども、総理が先に来るわけですけれども、そういうお考えでやってこられたわけでございます。  そういった意味で、例えば、昨年、前原前代表への答弁では、小さな政府を目指すということでないと増税を考えることになると、そういう...全文を見る
○辻泰弘君 簡素で効率的な政府というのは、それはもう言っていらして、それはそれでいいんですよ。小さな政府ということを選挙のときも公約として掲げられて、施政方針演説も言ってこられているわけです。そのことを一つの大きな看板としてやってこられたわけです。そのことをどうするのかのことで、...全文を見る
○辻泰弘君 大きな政府を目指しているわけじゃございません。小さな政府、単純な小さな政府論にはくみしないということを言っているんで、それはまあ結構ですけどね。  それで、一つ、これは大事なのは、官房長官ですけれども、小さな政府という、こういう答弁があるんですね、四月二十六日。小さ...全文を見る
○辻泰弘君 これだけ、あの選挙のときの大きな政党としての小さな政府と言っておいて、しかも国会では五年間ずっと小泉さん、小さな政府を目指すと言ってこられた。にもかかわらず、安倍さん自身も三月の時点では小さな政府をつくる方向を示した意義ある法律と、こういうふうにおっしゃっているんです...全文を見る
○辻泰弘君 ちょっとはっきり答えてください。そういう、ストレートに答えてください、小さな政府を今後とも小泉内閣が続ける、続けるんだなと、そこをはっきりさせてください。小さな政府として、言葉ですよ、ほかのことはいいですよ。
○辻泰弘君 これは安倍さんの答弁が実はもうすべてを物語っていると思いますけれども、だんだん小さな政府という言葉を、スローガンを下ろしていこうとしているわけですね、次の内閣には。でも、総理の今の答弁もはっきりそのことについてはストレートに答えていませんよ。  だから、その点は、非...全文を見る
○辻泰弘君 総理のお考えを長々とでありましたが聞きましたが、私は安倍官房長官のおっしゃっているところに政府の考えている本質があると思っています。  私はやはり、これだけ自民党としても公約をし、政府の答弁としても出してきた、そのことを国民に十分説明もないまま、唯一、この四月二十六...全文を見る
○辻泰弘君 そのことはまたちょっと後で触れるとしまして、それでまず、今、違法免除が十六万件、不正免除が二十一万件ということで、いつまで調べたら全容が分かるか分からないと。それから、今、本庁職員を含む全国三万人の職員の全員調査をしていると、こういう異常な状態に陥っているというふうに...全文を見る
○辻泰弘君 村瀬長官に来ていただいていますので一言お伺いしたいと思いますが、長官は二年近い在職を経験されているわけですが、この中で社会保険庁という組織、社保庁職員、こういうものを信頼されていますか。
○辻泰弘君 逆に、長官は職員から信頼されていると思っていらっしゃいますか。
○辻泰弘君 総理はこの問題について随分ずさんというか、いい加減なことをしていると、こういったコメントを示しておられます。  それで、これまで振り返りますと、昨年の一月の施政方針演説のときは、社会保険庁の信頼回復のために抜本的見直しを行うと、そしてまた今年の一月の施政方針演説では...全文を見る
○辻泰弘君 今、解体的出直しの一つの形が今衆議院の、恐らく継続審議にされるであろうねんきん事業機構法案であるというふうなことをおっしゃっているんだろうと思いますけれども、私どもとしては、基本的に役所のペースに乗って作られた法案だと思っておりまして、やはりこのままの中途半端な改革で...全文を見る
○辻泰弘君 まず、村瀬長官、十七年度の納付率、これはもう既に出ていると思うんですけど、どうでしょう。
○辻泰弘君 長官としては十九年度の八〇%目標というのは達成可能だというふうに思っていらっしゃるという理解でいいですか。
○辻泰弘君 昨年の十一月に長官は緊急メッセージ、号令を全国に発出されて、この時期になって言い訳は無用である、ただ実行し結果を出すことのみと、こういったことを通達をされて、現場ではこんなの無理だと、必達納付率と言われたというふうなことを聞いておりますけれども、あるいは、そのことの実...全文を見る
○辻泰弘君 今の長官のお言葉で、法令遵守は公務員として当然だと、つもりという言葉がございましたけれども、私は実は、そこはちょっと弱いんじゃないかというふうに思っています。やはり、そのことはもっともっと意識をされて、やはり公務員というところでのそのことの重要さというのを、少し私は薄...全文を見る
○辻泰弘君 実は平成十六年、二年前になりますけれども、九月に、尾辻当時厚生労働大臣は既に、八割についてはやや悲観的にならざるを得ないと、八割にもしならなかったら、もう税方式しかないんじゃないかと言われたときにつらくなると思うと率直におっしゃっております。今回のことは、やはり年金の...全文を見る
○辻泰弘君 もっと議論をさせていただきたかったところでございますけれども、時間が来てしまいました。  やはりつくづくと思いますときに、小さな政府という掲げてきたのをこっそり降ろそうとするそのような対応、また年金改革も非常に不十分なままにとどめている。こういった理念においても具体...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  今日は柳澤厚生労働大臣に初めての質問になるわけですけれども、大臣としての柳澤さんには、実は金融担当大臣のときにさせていただいたことがございます。四年前になりますけれども、ペイオフの解禁のときに、決済性預金の保護の方針というの...全文を見る
○辻泰弘君 端的にお答えいただきたいと思います。  尾辻さんが大臣のときに、「社会保障給付費の「伸び率管理」について」ということでペーパーを出されて、平成十七年二月十五日ですけれども、一言で言いますと、「医療費の伸び率をGDPの伸び率に連動させるといった機械的な「伸び率管理」を...全文を見る
○辻泰弘君 この文書が適切であるということですね。今の、不適切。
○辻泰弘君 GDP以外の何かの形であればあり得るということですか。要は、その総額管理的な発想になるかどうかということです。
○辻泰弘君 もちろん国民の理解も納得も大事なんですけれども、まずこの政治のレベルで政策を厚生労働省が中心になって考えることになるわけですよね。そのときに、その主体の中心がどのように物事を最初にとらえるかというところですね。そのことである中で理解を求めていくわけで、ですからその部分...全文を見る
○辻泰弘君 人間柳澤大臣でいていただいていいと思いますが、一言だけ、さっき言いましたように、その尾辻大臣が大臣として、これは厚生労働省の見解として正規に出していらっしゃるわけですから、医療費の伸び率をGDPの伸び率に連動させるといった機械的な伸び率管理を行うことは不適切とおっしゃ...全文を見る
○辻泰弘君 ちょっと最初からそう言っていただいたらよかったように思いますけれども。  それでは、もう一つの点ですね、前の国会のときからの引き続きといいますか、改めて新大臣の御見解をお聞きしておきたいと思っていますけれども、いわゆる保険免責の問題ですね。これは、経済財政諮問会議も...全文を見る
○辻泰弘君 ちょっと、だけど、これは通告をしているわけですからね、保険免責の導入に対する見解ということで。これは当然大臣ということで言っているわけだから、委員長、これはやっぱり、でも大臣に答えていただかないとやっぱりおかしいですよ。
○辻泰弘君 しかし、共感を覚えるだけで済む話でしょうかね。今までこのことを健康保険法の改正の中で一つの大きなポイントとして議論をしてきて、やはりこれから正にそれこそ財政の論理の立場からかなりぎゅうぎゅうやってくる一つのプロセスとしてあり得る問題について、厚生労働大臣がこのことにつ...全文を見る
○辻泰弘君 重ねてお聞きしますが、そうすると、共感するということですけれども、共感をしない部分はどこですか。共感をしないという部分がどこなんですか。
○辻泰弘君 蓄積があるから答えられるんじゃないかと思うんですけれどもね、今までのいろんなあれですね。だから、蓄積があるから答えられないんじゃないかという気もしますけれどもね。  しかしやっぱり非常に問題、でも何か月かたっているわけですから、その分はやっぱりこなしておくべきですよ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、あのときも実は川崎さんとそれをやったんですよ。この健康保険法の改正の過程ではやらないけれども、その後どうするんだという意味で言ったときに、私の立場としては反対だと。すなわち、私の在任中は反対だと、こういう意味だったんです。在任がちょっと短くなっちゃったとい...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、財務省から、御出身の財務省のサイドからそういった見地からする、医療費抑制の見地からする保険免責制度の提案なりがあったら、それなりに受ける気持ちがあるよと、こういうことですね。
○辻泰弘君 検討するということは、それはやはり今までとは違って反対するんじゃなくて受けることもあり得ると、そういうふうに理解せざるを得ないですね。では、そういうことで理解していいですね。
○辻泰弘君 何というか、お気持ちといいますか、お考えの一番根源のところは分かったというか、一応何があるのかというのは分かったというか、見えたというふうに思いますけれども。  しかし、やはりしっかりとその点は答弁していただかないと、やはり私は大臣の職責を全うすることにならないと思...全文を見る
○辻泰弘君 それじゃ、もう一点……
○辻泰弘君 どうぞ答弁してください。
○辻泰弘君 しかし、これはもうずっと問題としてきて、医療をどう考えるかという基本の哲学にかかわることですからね。だから、それが具体的に何か言われたときに考えるんだと、常日ごろは別に考えておかないんだという、これもやはりちょっと私はよく分からないですけれどもね。  一応ここはこれ...全文を見る
○辻泰弘君 要は、混合診療を求めるということでいろんな論者がいるわけですけれども、もっともっとこの分野で混合診療を拡大していけというふうな論者がいるわけですけれども、私は今までの政府の取組の流れというのは、いろんなことありましたけれども、結論として、さきの国会で一つの保険外併用療...全文を見る
○辻泰弘君 私は、基本的に原則規制、例外自由という立場でございましたので、うまくでき上がったというか、そういうところでは原則自由にならなかったという意味においては、私はそれも一つの結論だと思っています。  さて、次のポイントに行きます。  リハビリのことをちょっとお聞きしてお...全文を見る
○辻泰弘君 それ、いつの中医協でとおっしゃいました。何年度。
○辻泰弘君 これだけで時間取ることができませんけれども、私が言いましたのは、来年、二年に一回とすればじゃないんですけれども、しかし検証は年内に出るんでしたかね、たしか十二月が目標だということで。あ、来年の二月が調査結果報告になっていますね。そういう意味では、それを踏まえて是非、急...全文を見る
○辻泰弘君 この点についてはしっかり御対応いただくように求めておきたいと思います。  それから次に、難病対策についてかねがね私が申し上げていることで、ちょっと改めて新しい大臣の下での対応を確認しておきたいと思います。  実は、尾辻大臣のころに、谷間を埋めていく作業をしたいとい...全文を見る
○辻泰弘君 これで時間をこれ以上取りませんけれども、是非、率直に言って遅々として進んでいないと思いますので、是非しっかりと取り組んでいただきたいと、このことを申し上げておきたいと思います。  それで、医療に関して一つ、医療費の不正請求問題についてお聞きしておきたいと思います。 ...全文を見る
○辻泰弘君 これは当該中心人物が厚生労働省にかつておられた方だと、そしてそれを監督する立場におられたところに、おられたということでございますので、そのことからも一般の関係者の中で疑念を呈せられているところもございますので、是非しっかりとお取り組みいただくように申し上げておきたいと...全文を見る
○辻泰弘君 今周知徹底をしていきたいとおっしゃっていただきました。私が知るところ、お一人お一人にそのことについて言っているというふうには理解しておりません。一般論としてはそれは当然のことなんですけれども、そういう意味で、二十三条削除によってやはりより自覚が求められるという領域でご...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたのでもう終わらなければなりませんけれども、労働法制についてもお聞きしようと思いました。次回聞きたいと思いますが、やはり人を人と扱わないような、人を物として扱うような労働環境が現在あり、かつ労働法制がそれを加速するような側面がなきにしもあらずといいますか...全文を見る
12月07日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第9号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。  本委員会において初参加、初質問ということになるわけでございますけれども、望むらくはあと二回、三回と質問させていただきたい、このような時間を取って議論していきたいと、このように思う次第でございます。  まず、いろいろこれまで...全文を見る
○辻泰弘君 しからば、その内容はどういうものでしょうか。
○辻泰弘君 スクールカウンセラー等々、人員のこともあるんでしょうけれども、やはり子供が実際に相談できる状況をつくるということが大事だと思いますので、スクールカウンセラーの要件というのもあるようでございますけれども、そういったことの在り方も含めてお取り組みいただきたいと思いますし、...全文を見る
○辻泰弘君 どうぞ。
○辻泰弘君 まず、それはかつての答弁でもその趣旨をおっしゃっているんですけれども、要は自由民主党のマニフェストに書いてあると、こういうこともおっしゃっているわけです。しかし、マニフェストでは、教育基本法の改正を推進します、こういうことが書いているのであって、何も、当然ですけれども...全文を見る
○辻泰弘君 いずれにいたしましても、このことの対応一つを見ても、やはり国民の意見を尊重しない姿勢、この姿勢があるというふうに言わざるを得ない。この点において、私はやはり反対であるということをまず申し上げておかなければならないと思っています。  そこで、法案の中身について御質問し...全文を見る
○辻泰弘君 そういうふうに答えると思ったんですけれども、それは、実はその十七条の計画の前に出ているわけなんですね。だから、その計画を受けてと、それは一体だという理屈をおっしゃるんでしょうけれども、しかし、その本質は、私はそこは書いていないということが本質だろうと思います。  そ...全文を見る
○辻泰弘君 科学技術基本法も国及び地方はというのがあるんですね。そして計画があって、その中には、計画の中は「政府は、」となっているんです、主語が。このおっしゃった十六条は「国及び地方公共団体は、」でございますから、その政府が作るというふうになったその基本計画の財政を政府がすべしと...全文を見る
○辻泰弘君 現実というのはどういうことですか。
○辻泰弘君 ちょっと今のよく分からないですね。トータル二十兆で、文教と科学がどうだからこの書き方が違うということですか。その論理を言ってください。
○辻泰弘君 ですから、国と地方という、ちょっと何か御指摘がよく分かりませんけれどもね。  要は、私がお聞きしているのは、文部科学省、文部科学大臣でございますから、文部が片やあり、科学が片やあるわけですね。それで実際、文部科学省設置法を見ましても、文部科学省は、教育の振興、学術、...全文を見る
○辻泰弘君 民主党関係ないですよ。
○辻泰弘君 義務教の話はまたお聞きするとしまして、今のは、今までのこととか現行制度じゃなくて、今後の基本計画についてなんですよね。今後どうするかという計画について定めるということで、科学技術の方は、政府が計画を定めて、かつ政府がそれに見合う予算を獲得するよう措置を講ずるよう努めな...全文を見る
○辻泰弘君 しかし、科学技術についてはそのことをある意味では法に書いてあるわけです。毎年度国の財政の許す範囲内で必要な措置を講ずるよう努めなければならないと、こういうふうになっているわけで、それはそういったことも当然加味されるわけですよ。しかし、そういう中でもやはりその精神は、や...全文を見る
○辻泰弘君 直接的には二条ということになりますけれども、トータルとしてということになりますが、そういう表現は公述人の方もトータルとしてとおっしゃっているわけですからね、何条に即してということでないでしょうけれども、直接的にそういうふうにとられるならば全体としての態度を養うという、...全文を見る
○辻泰弘君 いや、例えば大臣がこういうことをおっしゃっているわけですよ、十一月二十七日ですよ、本委員会で。「心にもないことを言うという表現もあれば、」ということもおっしゃっているわけですが、心にもないことを言うということは、心と態度が違うということの意味をおっしゃっているのかもし...全文を見る
○辻泰弘君 いや、そういうことを言ってません。私は前後も読んでいるんですけどね。ただ、この質疑者も、どっちでもいいんじゃないかということなんだというふうにおっしゃっているわけで、だからそれは、私のとらえ方はそんなおかしいと思っていませんけど。  別の角度から聞かせてもらいますけ...全文を見る
○辻泰弘君 いや、この法律を踏まえての教育行政ということにもつながるという意味で言っているんですけれどもね。  ただ、今のおっしゃったのは、総理になる前って、まあ、ほぼ確実と言われていた時期に出されているわけで、それはやはりそのことを意識していなければ、それは総理たる資格がない...全文を見る
○辻泰弘君 我が民主党の党の中のことを言っていただくのももちろん結構ですけれども、しかしこれはやはり日本における最高の、総理大臣という権力者にかかわることですから、そこはおのずと違うわけですよ。それはね、根本的に違いますよ。  そして、それは、もう自民党総裁になられてからでした...全文を見る
○辻泰弘君 どちらでもいいです。
○辻泰弘君 両方でどうぞ。
○辻泰弘君 ですから、私が聞きたいのは、それはそれでいいんですけれども、小坂前大臣が、基本法における記述が新たにそういった内心の評価につながることのないようにしっかりと伝え、指導を行っていくということをおっしゃっているけれども、そのとおりのことですかという、だから、そこを言ってく...全文を見る
○辻泰弘君 正しいと思うというんじゃなくて、このことについて、今の現大臣としてどのような考え方でおられて、それにどういうふうに取り組んでいかれるかということをお答えください。  前の大臣が言ったとおりだというんじゃなくて、どうされるのかということを御自身の主体性の下に言ってくだ...全文を見る
○辻泰弘君 まあ、禅問答みたいですけれども、だから、改めて、その点についてどうお考えか、お聞かせください。
○辻泰弘君 いや、だから、適当でないということを前提にして、小坂大臣は、そういった内心の評価につながることのないようにしっかり伝え、指導を行っているとおっしゃっていて、そして政府委員の答弁では、実際、六月ぐらいの答弁ですけれども、先月、今月にかけまして、指導主事会議等で指導してい...全文を見る
○辻泰弘君 小坂さんのときはもう少し明確におっしゃっていたと思うんですね。少し何か間に挟んで御意見を入れられているんですが、私は、私どもは反対ですし、もっと時間を掛けるべきだと思いますが、一つの論理として、政府案が出されて、それが通った暁のそのお考えとしてですよ、この基本法におけ...全文を見る
○辻泰弘君 いずれにいたしましても、トータルとしての統制的な安倍さんの御発言といいますか、お考えの下で、この辺についての懸念、疑念、また態度を養うという表現自体、私自身は少し、まだまだ議論させていただきたいし、問題があるというふうに御指摘をしておきたいと思います。  さて、それ...全文を見る
○辻泰弘君 国会の審議に資するようにというのは、その国会の審議というのはどこの審議ですか。
○辻泰弘君 そういうことではなくて、国会の審議という、あなたが国会審議に資するようにとおっしゃっているわけですから、具体的にどこかで議論をするということが想定されているべきでしょうし、それが誠実なことじゃないですか。そのことを言っているんですから。
○辻泰弘君 まず、教育とそれ以外の百六十六をセットにしていること自体が私は問題だと思っています。  そもそも、教育からそのタウンミーティングの問題が出たにもかかわらず、その八をほかの百六十六と一緒にして百七十四としてとらえて、百七十四全部の答えが出なかったら報告をしないんだとい...全文を見る
○辻泰弘君 いやいや、まず、なぜ百七十四にしなきゃ駄目なのかということは、そもそも教育のことから八つのタウンミーティングの問題が出たら、そのことについて答えればいいことで、そもそも、これも議論になってきておりますけれども、小坂さんのときにタウンミーティング等での議論を踏まえてこの...全文を見る
○辻泰弘君 理事会の経緯というのはちょっと私はつまびらかにしておりませんけれども、まあ、それはそれにゆだねる部分も持つのはいいんですけれども、ただ、私が官房長官に言っておきたいのは、その八つのタウンミーティングを調べるのに一週間以上掛かっておりましてと、こうおっしゃっているんです...全文を見る
○辻泰弘君 私も持っておりますけれども、私が申し上げたいのは、もしそれがあるとしてもですよ、あるとしてもですよ、どちらも後ろ付いているんですから。八戸はこうやって時系列的に書いてあるわけですね。それ以外のは数行でしかないわけです。ですから、それぞれ確認されなかったというのは本当に...全文を見る
○辻泰弘君 いや、官房長官がおっしゃったけれども、十三年からとおっしゃる。私が教育の八つだけに絞ったらいいということを申し上げているんですよ。だから、そこはずらさないでくださいよ。  だから、ちょっと待ってください、幸いそんなに古いものじゃなかったので一週間少々でできたと、八つ...全文を見る
○辻泰弘君 理事会ということでおっしゃるんだけれども、しかしやはり私は、そこに不誠実な対応というものをやっぱり私は指摘せざるを得ないと思います。  やっぱり教育のタウンミーティングのことから、教育の衆議院の委員会から出てきたことで、それはほかのことがあるから、そのことの時間が掛...全文を見る
○辻泰弘君 ちょっと理事のことは私は分からないので、そこはどうお答えしたらいいか。
○辻泰弘君 結論的に、実はさっき私、既に申し上げたことになりますけれども、この今までの経過報告といいますか調査結果、十一月七日と九日を拝見しましたときに、七日の八戸については二枚で時系列的に表記があるわけですね。そして、片や十一月九日、その二日後に出ているものの各地域のものは三分...全文を見る
○辻泰弘君 それからもう一点、ペーパーとしてお配りしておりますけれども、これは十一月九日の結城事務次官の会見の概要ということで、これは役所から入手したものでございますが、ここで、ちょっと線を引いておるのはこれは私が引いたんでございますので、そこは抜いて考えていただいても結構だと思...全文を見る
○辻泰弘君 おっしゃっている部分はそのとおりだと思いますけれども、いずれにいたしましても、私は、理事会の部分もございましょうけれども、やはり教育の部分で起こってきた八件について早急にお詰めをいただいて出していただく、そのことについて、この場においてその八件についての御質問もさせて...全文を見る
○辻泰弘君 両面があるのかもしれませんが、かつての答弁では、何か担当者だけがいけないということで幕引きするのは感心しないと、こういうふうにおっしゃっていて、そういう側面も大事なところだと思いますんで、御決意のほどは伺いましたけれども、是非そのことについては真相を明らかにしていただ...全文を見る
○辻泰弘君 そこはそれじゃあれですが、いずれにいたしましても、その義務教育国庫負担制度をそもそもその二分の一から三分の一にしたのが違うと。違うというか、違和感があるといいますか、お考えが違うというふうなことをおっしゃっているわけですが、やはりそのことについての御見解をお聞きすると...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたので、これで終わります。
12月12日第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会、辻泰弘でございます。雇用、年金等に関して御質問をさせていただきたいと思います。  まず、先ほどの議論のことでちょっとお聞きしておきたいと思いますけれども、年金の財政検証のことですけれども、大臣の方から短絡的な財政論議にならないようにというお話でござ...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、お聞きしたいのは、その早める理由ですね。早めるのはいいんだけれども、それはやっぱり財政的にどうかということを五年を待たずしてやろうという一つの表れだったはずだと思うわけですよ。後で質問することにしていましたけれども、二〇〇七年度から新規裁定のマクロ経済スライ...全文を見る
○辻泰弘君 年金のことはちょっと後でまた聞きたいと思いますが、当初の予定に沿って質問していきたいと思います。  それで、まず中国残留孤児の問題についてお聞きしておきたいと思います。  十二月一日に神戸地裁の判決が出ました。私自身兵庫県の出身なものですから原告団の方々にもお会い...全文を見る
○辻泰弘君 現行制度の下での対応ということに政府はスタンスを置いていらっしゃるのかもしれませんけれども、我々としては新たな枠組みの下での対応ということも是非御検討いただきたいと思います。  いずれにしても、予算での対応で一つの政府の方針をお出しになるんでございましょうから、それ...全文を見る
○辻泰弘君 そもそも障害者自立支援法が出てきた経緯は、措置から支援費制度になって財政的な負担が増えたと。当初は、初年度は百何十億でしたか、流用で対応したということだったと思いますが、二年度が三百億近くを補正で組んだということだったんじゃないかと思いますけれども、結局、財政の論理が...全文を見る
○辻泰弘君 役所全部に通ずることではありますけれども、当然労働局も強制徴収から成る税並びに保険料から成り立たせている世界でございますから、その意味において、国民の血税といいますか、血保険料といいますか、そういったことで成り立っているわけですから、無駄というものがあってはならない。...全文を見る
○辻泰弘君 前回も申し上げたことでございますけれども、これは個別労働紛争等、急増している今の状況の中で、社会保険労務士の方々にも重責を担っていただこうということで、ADR、裁判外紛争解決手続の、その司法制度改革の一環として出てきたことでございますので、我々も賛成をしたことでござい...全文を見る
○辻泰弘君 そのおっしゃったものは報告書的なものになっているんですか。もし、それだったらいただきたいと思います。
○辻泰弘君 急遽でもせっかく統計作られたんですから、是非我々にも見せていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
○辻泰弘君 そのことを通じて状況の改善に寄与していると、こういうふうに思っていらっしゃいますか。
○辻泰弘君 これは、二〇〇二年に規制緩和がなされて、本来規制緩和は事後チェックということを前提にして規制緩和ということがあったわけですが、事後チェックの体制が十分できてないまま緩和してしまったということで、タクシーが一番不況の中で、公共事業もないという中で雇用の受皿になって激増し...全文を見る
○辻泰弘君 一言で言えば、これまでの政府の対応に問題はないし、ある意味で当然のことだと、こういったことだというふうに受け止めますけど、そういう理解でいいですか。
○辻泰弘君 今後、定率減税の廃止というのは来年以降もまた引き続くわけでございます。それから、厚生労働省マターとしては平成二十年四月から前期高齢者の一割負担から二割負担への引上げということもあるわけです。そういった意味で、高齢者の方々、年金生活者の方々に負担が今後もまだまだ続くとい...全文を見る
○辻泰弘君 見るだけじゃなくて、やっぱり行動しなきゃ駄目なんですけれども。  それで、定率減税はそれは関係ないとおっしゃったけど、定率減税自体、最後の税額をカットするということですから、そういった意味での保険料への跳ね返りはないわけですけれども、しかしトータルとしての負担増であ...全文を見る
○辻泰弘君 私が聞いているのは一・七取り戻しているかで、要は〇・一も解消していないですねということの確認です。
○辻泰弘君 そこで、かねがね私申し上げていて答えがいただけていないことではあるんですけれども、十六年度の年金改革のときにマクロ経済スライドを導入されたと。そして、新規裁定、さっきも言いましたけど、二〇〇七年度から新規裁定、既裁定は二〇〇八年度から始まるんだと、こういうことを見通し...全文を見る
○辻泰弘君 九%というのは新しいことを言っていただいたんで、最初から言っていただきたかったぐらいですけれども。しかし、それだけあり得ないことが前提となって初めて二〇〇七年度のマクロ経済スライド開始ということになるわけで、これをずっとマクロ経済スライドという、難しいことだから一般の...全文を見る
○辻泰弘君 だけど、ただ現実に九%という物価上昇が前提になるわけですから、それはなかなか発動ということにつながらないだろうという想定はあり得るんですけど、そこはどうですか。
○辻泰弘君 要は、私が申し上げているのは、マクロ経済スライドという国民生活にとって極めて重要な部分について見通しを出していて、それが、もうそれはないよということが明らかである状況にもかかわらず、そのことをつまびらかにしない。今九%とかおっしゃったのはよかったんだけど、それをまた後...全文を見る
○辻泰弘君 これももっと議論したいところですけれども、最後の十分ぐらいでございますが、雇用のことについて、雇用労働問題についてお聞きしたいと思っています。  私は最近の社会風潮を大変懸念をしております。政府の、厚生労働省の資料を見ましても、個別労働紛争が急増している、また賃金不...全文を見る
○辻泰弘君 大臣はインタビューで、労働法制を規制緩和したからニートやフリーターが生まれたと言われると改革推進側としてたじろぐ気分も正直なかったわけではありませんと、このように率直におっしゃっていて好感を持っておりますけれども、しかし、やはりたじろぎながらやっていただきたいと、その...全文を見る
○辻泰弘君 経済財政諮問会議のあの議事録を拝見しますと、はっきり言って八代さんというのはよく分かってないんじゃないかというふうな、大臣の反論もそこにあるようでありますが、長期雇用については規制があるというふうな、そういったことがあって、それに対して大臣が、長期雇用については規制し...全文を見る
○辻泰弘君 小泉さんもそうでしたけれども、安倍さんも残念ながら、庶民の生活、暮らし、雇用、労働、こういったものにしっかり目を向けるという、そういった感覚が十分でないというふうに私は思います。  そういった中で、正に人を物としか扱わないようなこういった雇用労働環境が例えて言えばあ...全文を見る