辻泰弘

つじやすひろ



当選回数回

辻泰弘の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第169回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本、辻泰弘でございます。  武藤参考人に三点御質問させていただきたいと存じます。  まず第一点は、総裁人事の在り方についてでございます。  武藤さんは昭和四十一年に大蔵省に入省され、平成十五年一月まで現役として在籍されておるわけでござ...全文を見る
○辻泰弘君 白川参考人にお伺いをいたしたいと思います。幾つか用意しておりましたけれども、時間の関係上、一点に絞らせていただきたいと存じます。  マスコミ報道によりますと、白川さんは、日銀育ちらしく中央銀行の政府からの独立性確保に強い信念を持っていると報ぜられております。また、日...全文を見る
03月17日第169回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本、辻泰弘でございます。限られた時間ではございますけれども、年金、医療、また道路財源の問題について御質問をさせていただきたいと思っております。  まず、先週金曜日に、厚生労働省、年金記録問題に関する関係閣僚会議を開催されまして、報告をされ...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、大臣がおっしゃる公約に違反しないという、その公約というのは政府の今まで言っていたことと背馳しないという意味ですね。
○辻泰弘君 舛添厚生労働大臣は去年の夏の時点では参議院の政審会長をされていたと思うんですけれども、当時の自民党のホームページやビラでは、五千万件の年金記録問題について、政府・与党は今後一年間ですべての統合を完了させますと明確に約束していたわけですね。  今回は二千二十五万件が特...全文を見る
○辻泰弘君 説明不足とおっしゃいますけど、そうじゃなくて、あの時点で言っていらしたことと完全に違うようになってきたというふうに理解するのが常識的なことだと思うんですね。  あの六月の時点では、名寄せの完了ということで、二億口があって、五千万口、五千万件があって、それでゼロのとこ...全文を見る
○辻泰弘君 政府・与党のそれは、取組はもちろん重要ですけれども、やはり政党として、政権与党の一番の大きな政党であるわけですから、その時点でしっかりと国民にホームページやビラで出していたものがどうだったかということで、今おっしゃったのは政府の方の話ですけれども、政党の方のことは全く...全文を見る
○辻泰弘君 私が申し上げましたのは、三月十四日に今後の対応に関する工程表というのを出されているわけですけれども、その中の、その他の取組の六番、七番に、厚生年金旧台帳等の記録への対応及びコンピューター記録と台帳等の突き合わせと、こういうところがあるわけです。このことはこれからやられ...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、四月から御対応になると、こういうことですね。今までやっていないという意味ですね。
○辻泰弘君 言い方を変えますと、要は旧台帳の記録、マイクロフィルム、これについては四月から突き合わせを行うと、こういうことが一つ、それから市町村が保管する国民台帳の被保険者名簿などについては四月から準備作業を進めると、こういうことだと思いますけれども、それでいいですね。
○辻泰弘君 ですから、今も磁気ファイル化するための入力作業ということで現在進行されているわけですけれども、コンピューターの記録との突き合わせはあくまでも四月からなんですよね、それが一つ。それから、その市町村の名簿についても作業は四月からなんですよ。そこははっきりしてください。
○辻泰弘君 そこで、申し上げたいのは、昨年の夏の自民党の公約、そのビラですね、ホームページ、そこにはオンライン化されていない、マイクロフィルムや市町村にある記録についても手作業で突き合わせいたしますと、ここまで書いてすべての統合を完了させますと、こう言っているわけですよ。だけど、...全文を見る
○辻泰弘君 私、やっぱりこれはここまで具体的なことも見ても、やはり改めてこの去年の六月、七月時点の自民党の公約というのは、やはり根本的に達成されていない、公約違反と言わざるを得ないと思います。今のオンライン化されていないマイクロフィルムや市町村にある記録についても手作業で突き合わ...全文を見る
○辻泰弘君 当時の安倍総理は、最後のお一人に至るまですべて記録をチェックして年金はお支払いしますとおっしゃったわけですけど、そのときに一年ではできないだろうと、こういう指摘があったけれども、専門家に突き合わせができるかどうか精査させたところ、前倒しで可能になったと、ここまでおっし...全文を見る
○辻泰弘君 しかし、それをいろんなところで使っていらっしゃる。政府・与党の年金の協議会においても、また社会保障制度審議会の年金部会においても、上段に我が党の輿石会長の質問に対する答弁を載せた下に今のことが出ているわけですよ。すなわち、民主党案についてのコメントという形で掲載されて...全文を見る
○辻泰弘君 申し上げたいのはそういうことじゃなくて、元々の前提としてのことから民主党の言っていることとは違っているということなんですよ。すなわち、二十二兆掛かると、そして十三兆円が消費税だと、だから九兆円足らないんだと、こういうふうにおっしゃるわけですけれども、私どもが申し上げて...全文を見る
○辻泰弘君 年金改革案の議論はまた別にさせていただきたいと思いますけれども、私はこれは、要はテレビを通じて民主党の案というのは四割カットするんだと、あるいは四百万以上の人にはかなり給付を切り込むというふうなこともテレビで言って、新聞にも出たわけですよ。でも、私どもはそんなこと全く...全文を見る
○辻泰弘君 ただ、林さんが言っていらっしゃらない、五百万以上の方、四百万以上の方云々とか、要は大臣は民主党の案について語っているし、その後の社保審の年金部会のときは、上に民主党の輿石さんに対する福田大臣の答弁、総理の答弁を書いた下にですよ、今の発言が出ているんですから、そしてその...全文を見る
○辻泰弘君 私が申し上げたいのは、社保審の年金部会においてもですよ、民主党の図表を載せて、何遍も言っていますけど、上に我が党の輿石さんに対する福田総理の答弁、要は「民主党案について」と書いてあるんですよ。その下に今のコメントがあるんですよ。だから、民主党案がこういう欠陥を持ってい...全文を見る
○辻泰弘君 今そのようにおっしゃいますけれども、去年の秋というのは参議院選挙の後で、民主党のマニフェストに対しての批判を与党議員が質問されて大臣が答えるという形があったわけですよ。そういった中でのこれだったんでね、テレビで伝わっていてそのことについて私も聞かれたことがありますけれ...全文を見る
○辻泰弘君 これは、だけれども、やっぱりこの会議が開かれたときにはそのことを訂正してくださいよ、それだったら。
○辻泰弘君 政府・与党協議会と年金部会です。
○辻泰弘君 お諮りしてお答えしたいってどういう意味ですか。
○辻泰弘君 では、この件、私はやはり大きな問題だと思っていますから、理事会でも御協議を、お取り組みをいただきたいと思います。お願いします、委員長。
○辻泰弘君 では、次のポイントに移らせていただきますけれども、国民年金の納付率のことでございます。  直近の国民年金の納付率はどのようになっていますか。
○辻泰弘君 これは十六年度の年金改正のときから十九年度において八〇%を目標ということで言ってこられたわけですけれども、それと余りに乖離していると思いますけれども、その責任の所在はどこにありますか。
○辻泰弘君 これは十六年度の年金改正のときからある意味では公約というふうに私は受け止めておりました。十九年度に最終年度八〇%を目標にするんだと、AプラスBプラスCとかというあの算式まで示されて、できるんだということをおっしゃっていたわけです、何遍も。それで、かつ、この三月になって...全文を見る
○辻泰弘君 今後とも目標としていくとおっしゃったんですけれども、今までのことは十九年度に八〇・〇%ということでおっしゃっていて、最近の会議で文書が出たというのは知っていますけれども、今後のことはまだはっきりおっしゃっていないわけでしょう。あくまでも十九年度の八〇%が目標だったわけ...全文を見る
○辻泰弘君 振り返りますと、十六年度の改正時点で十六年度の目標は六五・七だったんですよ。それで八〇%まで持っていくということを言っていたけど、今は六二・六で初年度の目標よりも低いわけですよ。それで来年度も八〇%でやるんだという、これはもう本当、むなしく響くだけですけれども、本当に...全文を見る
○辻泰弘君 決意はいいんですけれども、少なくとも十六年度改正のときは、AプラスBプラス、A、B、Cがあって、それぞれ内訳があって、X、Y、Zというのがあってそれを足してやるんだということで一応計画性があったんですよ。元々絵空事のように思っていましたけど。  しかし、少なくとも、...全文を見る
○辻泰弘君 高い目標は結構なんですけれども、その具体的なプロセスが全く説得力がない、前のことの焼き直しでしかないと言わざるを得ないと思っています。そして、そのことの意味は、やはり政府の年金対策というのは無年金者対策が非常に希薄であるということに突き当たるわけでございます。その意味...全文を見る
○辻泰弘君 言い方変えますと、例えば物価上昇が一・〇%であったときに被保険者数の減少率が〇・六%、平均余命の延びが〇・三%、その足した〇・九%を一%から差っ引いて〇・一でスライドさせていくという、そういう考え方がマクロ経済スライドだと、こういうことが政府の十六年の改革の中に入って...全文を見る
○辻泰弘君 財務省にお伺いいたしますけれども、財務省も後年度歳出・歳入影響試算、出されていて、これも二〇一一年度までを対象期間としているわけでございますけれども、その後年度歳出・歳入影響試算においては年金のマクロ経済スライドの適用、どのようになっているでしょうか。
○辻泰弘君 そこで、厚生労働省にお伺いしたいんですけれども、厚生労働省はマクロ経済スライドの適用開始時期ですね、どのように今まで示してこられたでしょうか。
○辻泰弘君 毎年私は申し上げているんですけれども、財務省と内閣府が出される開始年度と厚生労働省のは違うわけです。それは、財務省、内閣府は直近の経済情勢を前提にして計算されるからなんです。厚労省の試算はどうしても後追いになるんですね。去年は暫定試算を出されたから二月段階で出ましたけ...全文を見る
○辻泰弘君 社会保障の給付と負担の見通しというのは、五年ごとになりますかね、出しておられて、それがベースになるのは分かっています。ですから、去年のときも暫定試算ということで、そのベースはそれを踏襲しつつ直近の経済前提を置いたと、こういうことでやられた。その中で、マクロ経済スライド...全文を見る
○辻泰弘君 書式というのはさっきの物価スライドのことの、一月十五日でしたか、そのことは分かりましたけれども、マクロ経済スライドを示すというのはまた別の作業ですからね、それと同列に何か組み込んだらしまいだというのは、それは違いますからね。  いずれにしても、そのことはやはり私は大...全文を見る
○辻泰弘君 被用者保険間の助け合いといつもおっしゃるんですけれども、しかし、じゃだれとだれの助け合いなんですか。
○辻泰弘君 いや、今のよく分かりませんね。  事の本質はですよ、健保組合、共済組合、また国保組合の優良、優良といいますかある程度いいところでしょうけれども、そのところが結局政管健保をトンネルにして国庫に上納金を払ったという、それだけのことじゃないですか。国を助けただけのことじゃ...全文を見る
○辻泰弘君 これ、全然助け合いじゃないんですよ。例えば政管が助けられたというんなら、それは助け合いと認めてもいいかもしれないんですよ。しかし、政管は何も助かっていませんからね。千億カットされて千億別のところから来たというだけで差引きゼロで、トンネルで、それは二千二百億のつじつま合...全文を見る
○辻泰弘君 大臣も苦しいお立場だといいますか、論理がすり替わっていると思いますけれども、その過程では極めて筋の悪いことだというふうにもおっしゃっていたわけですから、そういう意味では同情すべきかもしれませんけれども、やっぱり極めて筋が悪いのはやめた方がいいんじゃないですか。
○辻泰弘君 そこで、大田大臣にお伺いしたいんですよ。  これはやっぱり、要は五年間で一兆一千億、毎年二千二百億という、今、舛添さんはおっしゃったけれども、舛添さんももう限界があるとおっしゃっているけれども、結局そこに行き当たるわけですよ。  それで、そもそも骨太の方針で出発、...全文を見る
○辻泰弘君 要は、こそくなつじつま合わせになっているけれども、それが意味があるのかということなんですね。筋が悪いと大臣はおっしゃいましたけど、大田さんは筋が悪い措置だと思いませんか。
○辻泰弘君 また別に議論をしたいと思いますけれども、二千二百億ということがこういった形に現れているというのは本当にやはり情けない限りでございまして、やはり根本的にその基本方針を見直すべきだと、このように申し上げておきたいと思います。  時間もなくなってまいりましたので一点、医師...全文を見る
○辻泰弘君 時間がございませんので多く語れませんけど、これは財政構造改革法がありまして、それは平成九年の秋から出発したわけですけど、その前段階で閣議決定をしていた中なんですね。財政構造改革法は結局途中で停止になって、失効して終わってしまっているわけですけど、そのときに対を成してい...全文を見る
○辻泰弘君 残余の時間、道路財源のことをお伺いします。  最初に、目的税と特定財源、その定義をお示しください。
○辻泰弘君 改めて財務大臣にお伺いしたいんですけど、今回の法改正で一般財源化が四百二十億、四百二十八億なわけですけれども、この財源は何に充当されるんですか。
○辻泰弘君 もう一点、今回の法改正で、道路整備費を超える部分は次年度以降の予算で措置するとありますが、そのことを御説明をください。
○辻泰弘君 要は、四百二十八億は自動車関連に使い将来の枠取りも残すと、二重取りだということになるわけですけれども。  別のことを聞いておきますけど、エネルギー対策の特別会計で、エネルギー需給勘定、電源開発促進勘定がありますけれども、この固有の財源の余剰分の扱いは法的にどうなって...全文を見る
○辻泰弘君 主計局長、確認しますけれども、その場合のエネルギーの、電源とエネルギー対策ですね、そこの部分は、完全に余った分は一般財源ですね。完全に純粋な一般財源ですね。
○辻泰弘君 私が申し上げたいのは、目的税である電源開発促進税でさえ余った分は完全な一般財源なんですよ。しかるに、特定財源である今度の揮発油税、石油ガス税ですね、その四百二十八億、余った部分はやはりひもが付いているわけですよ。やはり目的税であってひもを付けていないのに、今度のものが...全文を見る
○辻泰弘君 ただ、大臣は、今の部分の使途については、環境だとか信号機だとか交通事故対策だとか、そういうことに使わせていただくということを予算委員会で明言されていますから、そこははっきりおっしゃっているわけで、あしたも審議あるようですから、その点はまた聞かせていただくことにいたしま...全文を見る
○辻泰弘君 いや、それじゃなくて、二兆五千の残りの二兆二千億ぐらいの話ですよ。それは、じゃどこにあるんですか。
○辻泰弘君 私は二兆五千億の内訳は一応全部調べていますけれども、大臣、私がお聞きしたいのは、二兆五千億という新たな債務を一般会計で担うと、それは我々側の立場と違うとして、そうされたときに、やっぱり予算の、一般会計予算の総則だとかあるいは何かもっとはっきりと、しっかりと見えるように...全文を見る
○辻泰弘君 私がお手元に配っているのは財政法二十八条の資料なんです。その中で申し上げたいのは、ちょっと枠囲っていると思いますけれども、日本国有鉄道清算事業団債券等承継国債、それが二十年度末のところに七千三百五十三あるんですけれども、これは実は今度の高速道路保有・債務返済機構の債務...全文を見る
○辻泰弘君 これは私だけの問題じゃないと思いますので、財政法二十八条のその予算参考書類、補正版を委員会に提出していただくように理事会でもお諮りいただきたいと思います。お願いします。
○辻泰弘君 以上で質問を終わります。
03月18日第169回国会 参議院 議院運営委員会 第7号
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○辻泰弘君 民主党の辻泰弘でございます。田波さんに三点にわたり御質問をさせていただきます。  まず第一点は、総裁人事の在り方についてでございます。  田波さんは昭和三十九年から平成十一年まで大蔵省に在籍されておりますが、その間の日銀総裁の人事は、まさに日銀OBと大蔵OBとの輪...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本、辻泰弘でございます。  私は予算委員でもございますので、予算でも財政問題、社会保障の問題等聞かせていただいたわけでございますけれども、そのことの引き続きの問題、また、かねがね財政・金融分野でお聞きしたいと思っておりますことを御質問をさ...全文を見る
○辻泰弘君 これは、また改めて厚生労働大臣にも御所見をお伺いしたいと思っていますけれども、やはり血税といいますか血保険料で成り立っている世界でございますので、やはり安全というものを優先に据えて取り組んでいただくということでこれはお願いをしておきたいし、またそうあるべきだ、こういう...全文を見る
○辻泰弘君 大臣はさきの所信の中でも、安心の予算としたと、このようにおっしゃっておられて、今おっしゃったようなことが、災害対策、医師不足、それから中小企業等産業対策ということでしょうか、そこを例示されたわけですけれども、率直なところ、国民生活にとっての安心の予算というには私は程遠...全文を見る
○辻泰弘君 この数年、難民と形容される社会状況が多く出てまいりました。いわゆる医療難民、介護難民、リハビリ難民あるいはお産難民、救急難民、がん難民、ネットカフェ難民、派遣難民と。難民という、人間の生活の根底にかかわる基本の部分について難民と形容される社会状況というのが非常に大きく...全文を見る
○辻泰弘君 この公共事業費も出資金も貸付金もいわゆる建設国債で賄っている世界で、定率繰入れ、前年度首発行残高の一・六%が積み上がって、国債費の中に規定されているわけですけれども、そういった意味で同等性があるわけです。  ですから、私は、出資金というのは予算の説明には出てきている...全文を見る
○辻泰弘君 済みません、この私の書いているやつの三番目のその内訳ですね、公債金利子と借入金利子の部分、これはありますか。
○辻泰弘君 これではっきりしたといえばはっきりしたんですけれども、私は、やはり私が指摘するまでもなく、予算の中に、実はこことここ、これなんですと、そこまでなかなか追っかけないかもしれませんけれども、少なくともそれはやはり示しているべきだと。私の思いとしては、本来であれば予算総則に...全文を見る
○辻泰弘君 いろんな御答弁があるわけですけれども、あの予算の福山議員のときは、そこはそういう関連に使うんだということをおっしゃっていたと思うんですね。そしてまた、財務省の説明資料では一般財源ということでそれだけなんですけれども、国土交通省のやつは一般財源括弧自動車関連と、こういう...全文を見る
○辻泰弘君 今、大臣も助け合いという言葉を使われました。総理も使われているし、舛添厚生労働大臣も使われているわけです。この間私、予算委員会でもお伺いしたんですけれども、助け合いとおっしゃっているんですが、この措置はだれとだれが助け合っているんですか。
○辻泰弘君 これは資料を出していませんけれども、結局どういうことかというと、政管健保に対して、給付の一三%だと思いますけれども、国庫補助することになっているわけですね。その分を一千億カットすると、その足らざる分を国保組合、健保組合、共済組合から一千億政管に入れるということであって...全文を見る
○辻泰弘君 今からいえば一昨年ですか、健康保険法等の改正があって、医療保険制度については一つのそれなりの方向性が出されたと、その賛否は別にしてですね。そういった中で、答えがそれなりに出たにもかかわらず、何か新たに政管健保とどこかの健保を、国保、共済の助け合いというふうな、何か途中...全文を見る
○辻泰弘君 舛添大臣は、乾いたタオルを絞るのかということになると思いますので、限界に来ているという認識を持っていると、こうおっしゃっているんです。それは実際、実感をそういうふうに担当大臣としてはお持ちだと思うんですね。  来年度予算を審議しているわけですから、それ以上のことは、...全文を見る
○辻泰弘君 この点については、やはり助け合いといっても全然その助け合いになっていない、それからまた、本来の政策の筋でも間違っている、邪道であるというふうに御指摘を申し上げておきたいし、やはり二千二百億という社会保障の一律削減の考え方も根本的に見直しが必要であると、このように思って...全文を見る
○辻泰弘君 今の御答弁だと、余る方向だったらいいじゃないかと、こういうふうな、聞きようにも、聞こえるわけですけれども、そういった問題じゃなくて、私が申し上げているのは、それは変動はあって見込み違いもそれは当然あり得るわけで、それはやむを得ない部分はあると思いますが、しかしこの十年...全文を見る
○辻泰弘君 先ほど二千二百億の削減の話ししましたけれども、二千二百億がもうああいう形でつじつま合わせをしている傍ら、一兆から二兆の利払いの見込み違いが発生して、結果として余るということだと、何か非常にバランスといいますか、その辺、正直言ってもう疑問を大きく感じてしまうわけでござい...全文を見る
○辻泰弘君 最近接していませんけれども、おっしゃった中央競馬会、日銀納付金との違いとか、それ以外にも相続税と贈与税をどう考えるかと、こういうこともあったと思うんですけれども、ただ私は、統計としてみれば、分母にSNAのことが出ていて、かつ分子にSNAベースの統計があるにもかかわらず...全文を見る
○辻泰弘君 これはちょっと古いですけれども、二〇〇五年三月に財務省の主計局からいただいた資料で見ますと、アメリカにおいてもイギリスにおいてもドイツにおいてもフランスにおいても、予算の関連の資料の中に租税負担と社会保障負担の対GDP比が出ていると、こういった資料がございます。ですか...全文を見る
○辻泰弘君 今度の予算では三分の一プラス千分の四十というところまでが国庫負担ということになるわけですけれども、今おっしゃった意味合いは、今年の秋ごろの税制改革、税制改正の論議を経て、二十一年度の予算編成の折には今の三分の一プラス千分の四十を二分の一にすると、歳出としてはそうだし、...全文を見る
○辻泰弘君 国民会議ができたのは承知しておりますけれども、具体的な税制ということになりますと政府税調なり、与党税調もあるのかもしれません、そのときの政治状況はどうかということはあるかもしれませんけれども、それはともかくといたしまして、その今の社会保障会議と、そこと政府税調なりそう...全文を見る
○辻泰弘君 社会保障国民会議の性格になるかもしれませんけれども、そこでやはり財源もしっかりと、基礎年金の国庫負担の引上げの財源ですね、この部分も社会保障国民会議でできれば答えを出していこうと、それを受けて税制改正につなげていこうということなんですか。それとも、それは別にそこまでの...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、大臣が直接な所管の国民会議なのかどうかちょっと定かじゃないんであれですけれども、やはりそこで答えが出たらそれは一つの尊重した形での税制改正につなげていくと、こういうことになりましょうか。
○辻泰弘君 逆に言えば、そういったおしりが決まっているといいますか、予算編成があり、税制改正が秋以降冬場に向けて予想されるのであれば、それに向けて答えが出していただけるように国民会議に求めていくということにもなるんでしょうか。
○辻泰弘君 それで、少し技術的なことになりますけれども、毎年財務省が後年度歳出歳入影響試算を出されておりまして、そのことでちょっと一言聞いておきたいと思います。  例年、十八年度、十九年度の歳出歳入影響試算拝見しますときに、先ほどおっしゃった基礎年金の国庫負担の引上げ部分を税制...全文を見る
○辻泰弘君 二分の一への国庫負担の引上げは閣議決定でも決まっているし大臣も今日もおっしゃっているわけでございまして、そのことを今まで言っていたやり方とあえて変えるという、今は税収が入らなかったときとかおっしゃったけれども、しかしやはり私はそれは素直にやるべきだったというふうに思い...全文を見る
04月08日第169回国会 参議院 議院運営委員会 第13号
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○辻泰弘君 民主党、辻泰弘でございます。  白川参考人に対し二点お伺いいたしたいと存じます。持ち時間五分でございますので、簡潔に御答弁いただければ幸いに存じます。  まず第一点は、物価、国民生活の現状についてでございます。  日銀が去る四月三日に発表されました生活意識に関す...全文を見る
○辻泰弘君 民主党の辻泰弘でございます。渡辺参考人に対し、三点お伺いしたいと存じます。  まず第一点は、財務官時代のことについてでございます。  渡辺参考人は二〇〇四年七月から約三年にわたり財務官をお務めになられました。その間、渡辺参考人は一度も為替介入を行わずに退官されたも...全文を見る
04月10日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本、辻泰弘でございます。  本日からいよいよ道路特定財源、暫定税率問題を始めとする税法改正の審議が開始されるところでございます。充実した審議を通じて国民の期待にこたえる税制また財政制度の確立に努めてまいりたいと存じます。  本日は、民主...全文を見る
○辻泰弘君 私は、実は民主党案の提案者でもございますので、今日は、民主党案について質問できる立場にございませんものですから政府にお聞きするということになりますので、その点は御理解をいただきたいと存じます。  そこで、通告と若干順序が逆になるところもあって恐縮ですけれども、最初に...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、一般財源化という意味ですけど、前に予算委員会や本委員会でも大臣とやり取りしましたけれども、大臣はかねてより一般財源化についてはやはり自動車関連に使うんだとおっしゃっているわけですね。  総理がおっしゃっている一般財源化が何なのか、まだ必ずしもクリアじゃござい...全文を見る
○辻泰弘君 私は、当然ながら、純粋な一般財源であるべしと、このように申し上げておきたいと思います。  それで、本委員会にかかっている法案そのものではございませんけれども、税制といいますか、その裏付けとしての税収という意味合いにおいてかかわりがある例の道路整備財源の特例法のことで...全文を見る
○辻泰弘君 もう少し、ちょっとだけお伺いしますけれども、おっしゃる限界があるのかもしれませんが、やはり総理として、政府・与党として一般財源化を打ち出して、財務大臣もそれをやっていこうということの確認を、党のお立場あるいは政府のお立場でされているというふうに理解しておりますけれども...全文を見る
○辻泰弘君 今おっしゃっていただきましたように、政府内あるいは与党内で考え方をおまとめいただくということで御検討中だというふうなことでございますので、政府・与党案という形になりましょうか、その辺は分かりませんけれども、新たな具体的な御提起がありましたら、そのことについて本委員会に...全文を見る
○辻泰弘君 それで、もう一点、大臣にお伺いしておきたいと思います。  大臣は、税法の審議が遅れてきたということに関連してですけれども、参議院において否決するなり賛成するなりきっちりと国会の責任を果たしてもらいたい、国会の意思が決定されれば我々は衆参できちっと決着を付けることがで...全文を見る
○辻泰弘君 予算は既に通っておりますので、予算関連法案という意味合いでおっしゃったんだと思いますけれども。  一言確認ですけれども、政府の案が絶対ではないと、与野党協議を通じて得られたことについては政府としても、財務大臣としても当然尊重していただくと、こういうことでよろしゅうご...全文を見る
○辻泰弘君 いろいろ推移している状況がございますので、そのことを踏まえて、政府、総理の提案も含めてしっかりとこの委員会で議論をして、修正も含めて取り組んでいきたい、このことを申し上げておきたいと思います。  そこで、基本的なことになりますけれども、揮発油税の歴史ということでまず...全文を見る
○辻泰弘君 一つ財務省に確認しておきたいと思いますけど、二十四年にできて二十九年まで、まあ途中に今の議決があるんですが、二十九年までの間は一般財源だったわけですね。そこを確認させてください。
○辻泰弘君 それで、今、昭和二十八年七月七日の議決を読んでいただいたわけですが、これは連合審査がございまして、当時の建設委員会と大蔵委員会の合同審査の過程で、本体は建設委員会にあったんだろうと思いますけれども、合同審査の中で大蔵委員会としてこのようなことを議決をされて申入れされた...全文を見る
○辻泰弘君 実は、四月四日に福田総理は発言をされていまして、一般財源化は、みんなが心のどこかで思っていたが言えなかった、それが今回爆発した、なるべくしてなったと、このように力説されたというふうにお伺いしているところでございます。  総理のこの思い、この表現につながる根源が私はこ...全文を見る
○辻泰弘君 また、今回の法改正で求めている暫定税率の延長期間は何年でしょうか。
○辻泰弘君 一方、平成十一年度の税制改正において恒久的な減税が定められて、二〇%、上限二十五万円の所得減税、定率減税が実施されているわけですけれども、これは何年から何年まで行われたんでしょうか。
○辻泰弘君 そういたしますと、暫定税率は今日まで三十四年間続いてきた、そして、今後十年間暫定税率を続けたいという御提起が今回の法案になるわけでございます。そして、片や、恒久的減税と言っていたものが十一年から十八年、最後は半減いたしましたし、住民税は一年遅れておりますけれども、そう...全文を見る
○辻泰弘君 やはり根本のことでございまして、やはり常識的な政治であり、常識的な政府でなければならないわけでございまして、暫定というものが、今までの三十四年は二年や五年で転がしてきたといいますか、そういった中で、それがそのときは暫定だったという言い方があるのかもしれませんが、しかし...全文を見る
○辻泰弘君 道路の中期計画、また暫定税率の延長の対象期間十年についてお伺いしたいと思います。  時間も限られておりますので、ある程度結論的なところに入らざるを得ませんけれども、十年ということがなぜ十年なのかというのはよく分からないわけでございます。国土交通省マターですけど、最初...全文を見る
○辻泰弘君 おっしゃったような社会情勢の変化というのは、そんなの前から分かっていたことで、今日初めて分かったことではないと思うわけですけれども。  大臣、ひとつ今の連動で、それとの連動だということになるのかもしれませんが、暫定税率、さっきの議論もありましたけれども、今までは二年...全文を見る
○辻泰弘君 十年キープしたいということですけど、その辺が実は今までの政府の対応と大きく異なっているわけでございます。その点についての説明が実は極めて不十分でございまして、総理の御説明、副大臣の御説明、今の御説明をお聞きしましても、今までの五年を変えて十年ということが根本的に私は理...全文を見る
○辻泰弘君 次に、道路の中期計画、五十九兆円についてお伺いしておきたいと思います。  まず、内閣府に確認をさせていただきたいんですけれども、当然のことでありますけれども、進路と戦略の中に、政府の諸計画との連携、整合的なものでなければならないと、こういったことを十九年一月の進路と...全文を見る
○辻泰弘君 整合的かどうかだけですよ。整合的でなければならないかどうかだけ聞いているんです。
○辻泰弘君 まあそうやって逃げていますけど、十九年一月の進路と戦略の中に明確に書いているんです。今後、政府が策定する中期の計画等、国土形成計画、社会資本整備道路計画等の公共事業関係計画、地方分権改革推進計画、道州制ビジョン、イノベーション25等については、特に進路と戦略と整合的な...全文を見る
○辻泰弘君 大臣、確認しておきますけれども、政府の予算におきましても近年はマイナスシーリングで、三%マイナスで公共事業が扱われてきたと思いますけど、それでよろしいですね。
○辻泰弘君 それで、これは事前に申し上げておりますのでお答えいただきたいと思うんですけど、国土交通省に、道路投資、現在は地方単独を除いて五兆六千億あるわけですけれども、それが五十九兆円につながるわけですけれども、現在からマイナス三%で推移した場合、総額はどうなるか、お示しください...全文を見る
○辻泰弘君 これを他の計画との整合性ということを言っている。すなわち、進路と戦略では参考試算があって、それ自体は内閣府の独自のものだと、こういうことになっているわけではございますけれども、しかし、実態としてそれで今後やっていこうと、こういったことに位置付けられているわけです。 ...全文を見る
○辻泰弘君 実は、現在の道路投資額は、先ほど申し上げましたように、五十九兆円と同じベースの地方単独を除いたものが五兆五千六百六十九億ということで五兆六千億になるわけで、それを単純に十年掛けても五十六兆にしかならないわけなんでございます。  そういった意味で、今の政府が持っている...全文を見る
○辻泰弘君 これも私は、道路の中期計画というのを出されて、それに即した法案も出されて、そしてそのうちに閣議決定をされるということというふうにお伺いしていますけれども、やはり今後の、十年が五年になるのかとか、その辺は今後のことになるわけではございますけれども、やはり政府として責任を...全文を見る
○辻泰弘君 次に、暫定税率の廃止に伴う経済、物価への影響ということについてお伺いをしたいと思っております。  そこで、内閣府はこのことについてそれに近い答弁を大田大臣がされたりしているんですけれども、そのことをちょっと簡潔に御説明ください。
○辻泰弘君 今、大田大臣が答弁された部分と、新たに物価の部分を教えていただきましたけれども、それに連なる乗数効果等の資料を、これを文書で出していただきたいと思いますけど、お願いできますか。
○辻泰弘君 今物価のこともおっしゃっていただきましたので、その点についてもそれに連なる資料をお出しいただくように、委員長、お願いしたいと思います。
○辻泰弘君 それで、今のおっしゃっている問題は、所得減税のことをおっしゃっているんですね。所得減税とその同額の公共事業削減の場合のことを対比としておっしゃっているわけです。それは今までの既存のモデルの中ではそれしかないということなのかもしれません、私はよく分かりませんけれども。 ...全文を見る
○辻泰弘君 まず、私は、この効果に、影響について聞かれたときに、そういった前提を言わずに所得減税ということに決めてしまってそのことの数値を言ったということは、私はミスリーディングだと思います。そのことをまず指摘すると同時に、改めて、できないとはおっしゃったけれども、やはりここまで...全文を見る
○辻泰弘君 次に、総務省にお伺いをいたしたいと思います。  それで、その意味は、かつて昭和六十二年に売上税ということが政府の方針として持たれて、結果として廃案になったという歴史があるわけでございます。そのときには、結果として地方にも歳入が不足になったと、こういった状況があったわ...全文を見る
○辻泰弘君 これ、非常に激しい議論の対象となるということが考えられるもの、このことについて幅を持って地方財政計画を作成し示すべきだったと、このことをおっしゃっているわけなんですね。もちろん、地方も予算組まなきゃなりませんから、国の予算と連動した予算を想定せざるを得ないというのはこ...全文を見る
○辻泰弘君 時間がございませんのでそれ以上申し上げませんけれども、やはり私は、今厳しい、非常に厳しい議論の対象となるということは当然に予見されたと私は思いますので、その点については教訓を生かしていないと。やはりもう決まったものとして伝えた、そのことにやはり混乱の原因も一つある。元...全文を見る
○辻泰弘君 はい。  それで、それらは修正可決されているんでしょうか。
○辻泰弘君 常識的に考えまして、施行期日を過ぎて委員会で趣旨説明をするというのはなかなかないわけでございます。恐らく参議院に送られる段階で修正されているということもあるのかと思います。今回の法案はやはりそういった意味で異常と言うべきであると思いますけれども、大臣は提案理由説明でそ...全文を見る
○辻泰弘君 これは、私は本来施行日が修正されるべきだと思っていますけれども、例えばいろいろな法案の与党の御対応の中で、四月一日のままいった場合に、四月一日にさかのぼって適用されるのか否かという部分は非常に大きな問題をはらんでいると、国民生活にとって、経済にとって、産業にとって。そ...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたので、以上で私の質問を終わらせていただきます。
04月16日第169回国会 参議院 本会議 第12号
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○辻泰弘君 私は、ただいま議題となりました道路整備費財源特例法改正案に対し、会派を代表して、総理並びに関係各大臣に御質問申し上げます。  福田内閣発足から六か月半が経過いたしました。昨年九月、総理が署名をされた連立政権合意においては、改革を急ぐ余り、取り残された人たちや地域、弱...全文を見る
○辻泰弘君(続) 貧乏くじを引いて、かわいそうなくらいに苦労しておられる総理にこれ以上の御苦労をお掛けするのは、誠に、誠に忍びないのであります。
○辻泰弘君(続) 政治とは人間の幸せの追求であります。私どもは、政治は生活、生活第一の政治を実現すべく、速やかな政権交代を目指して、全身全霊を傾けて闘う決意を申し上げ、質問を終わります。(拍手)    〔内閣総理大臣福田康夫君登壇、拍手〕
04月24日第169回国会 参議院 財政金融委員会、国土交通委員会連合審査会 第2号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本、辻泰弘でございます。  去る四月十六日に財政金融委員会に付託されました道路整備費の財源特例法に関する法律の一部改正案につきまして、先般、十六日には本会議におきまして質問させていただいたところでございますけれども、今日はトップバッターと...全文を見る
○辻泰弘君 冬柴大臣も公明党のお立場で内閣に入っていらっしゃるわけですけれども、政府・与党の決定だというふうな決め方と聞いておりますが、そのことについては御承知でしょうか。
○辻泰弘君 そもそも、理事会においては私どもの円筆頭からも申し上げておるところでございますけれども、参議院の本当に審議の渦中に参議院の審議を無視するような、そのようなことが官邸で決められたとすれば極めて問題であり、ゆゆしきことだと思っております。  そういった意味においては、そ...全文を見る
○辻泰弘君 やはり矛盾と言わざるを得ません。  と申しますのは、今大臣がおっしゃったように、秋には一つの新たなデータも出てきて、それに基づいて五年間の新たな計画を作られると、こういうことをおっしゃっているわけですね。そういったことがもう直近に予想されるわけですね。今回も五十九兆...全文を見る
○辻泰弘君 最善のものとおっしゃいましたけれども、やはり四月十一日は政府・与党決定を得ているわけで、それは正式だというふうに総理はおっしゃっているわけですから、政府というお立場では大臣はもちろん閣僚でいらっしゃるし、与党というお立場ではもちろん連立与党になっていらっしゃるわけです...全文を見る
○辻泰弘君 この点につきましては、私どもが申し上げているだけじゃなくて、町村官房長官も四月十四日の記者会見で、どう修正するのか提案があり、与野党が合意できればいいということをおっしゃっている。また、伊吹幹事長も四月八日の総務会で、その両者の矛盾を認めておられる発言をされているわけ...全文を見る
○辻泰弘君 この法律は十年間を縛る法律なわけですね、特定財源を十年間するというのです。ですから、これは今後十年間を、我々の日本の社会を一つを規定する意味合いを持つわけでございます。  そういった意味で、当面、当面のその半年間とかそういうことは、将来の十年間のことを考えたらしっか...全文を見る
○辻泰弘君 財務大臣にも、特定財源という意味合いでございますので、ちょっと今の点をお伺いしますが、財務大臣も与野党間で協議をして合意点を見付けてほしいというような趣旨の御発言をされているわけですけれども、与野党で協議をした結果が出ればそれを尊重するというお立場であると理解してよろ...全文を見る
○辻泰弘君 両大臣とも与野党間で結論が出れば尊重すると、当然だと、こういう御趣旨だと思いますけれども、そこで、今お聞きしましてもやはり大きな矛盾が存在している、両立しないというふうに私は思うわけでございます。  実は、四月の十八日にこの道路特定財源問題に関する与野党協議の場が持...全文を見る
○辻泰弘君 税制並びに道路整備費財源特例法はいずれも財政金融委員会に付託されていると理解しておりますので、財政金融委員会の理事会で協議をしていただいて、それぞれの両法案についての修正協議といいますか、そのことについての与野党協議を進めるということを是非お願いしたいと思っているとこ...全文を見る
○辻泰弘君 そこで、今回の法案というのは施行日四月一日を一か月近く過ぎているわけでございます。昭和三十七年の一日とは大違いでございます。内容も、加算税、延滞税とは異なりまして通常の経済産業活動や国民生活に密接にかかわる内容になるわけでございます。そのような法案について、施行日を経...全文を見る
○辻泰弘君 それで、実は財政金融委員会、また理事会でも私資料要求をさせていただいてきていることでまだ答えが出ていないことがございます。それは今にもかかわることなんですけれども、例えば租税特別措置についての適用関係というのは、一番、大ざっぱと言っては怒られるかもしれませんけれども、...全文を見る
05月09日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○辻泰弘君 私は、ただいま議題となりました道路整備費財源特例法改正案に対し、会派を代表して反対の討論を行います。  今日まで私どもは道路特定財源制度を、政府の資源配分の在り方や、中央集権、地方分権という国の制度の根幹にかかわる問題ととらえ、主張を展開してまいりました。  確か...全文を見る
05月09日第169回国会 参議院 財政金融委員会、国土交通委員会連合審査会 第3号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本、辻泰弘でございます。  今日は三十分と限られておりますけれども、道路整備費財源特例法改正案につきまして国土交通大臣並びに財務大臣に対しまして御質問をさせていただきたいと思っております。  さて、少しこの法案の若干陰に隠れていると言っ...全文を見る
○辻泰弘君 そういった目的で政府としてお考えになっているわけですけれども、それについての予算措置、財政措置につきまして、私は予算委員会また財政金融委員会における予算の委嘱審査でも質問したわけでございます。すなわち、二兆五千億もの多額の金を一般会計に担っていただくと、こういうことで...全文を見る
○辻泰弘君 実は、その内訳を資料で私出しているわけですけど、一応そこも読んでおいてください。スピードでいい、速くていいですから。
○辻泰弘君 これは、私が資料を作らせていただいて、それに穴埋めしていただいて予算の理事会に配っていただいたという経緯なんですけれども、結果として正規の国会の議事録にも残っておらないことなので、あえて読んでいただいたわけですが、私が申し上げたかったことは、まず、これ資料お配りしてお...全文を見る
○辻泰弘君 いや、そうじゃなくて、私が言ったから出たんです。出した資料がそれなんです。だから、出ているんです。これ以上何か出してくださるならまたいいですけれども。  私が申し上げたいのは、こういったことが今後あっていいかどうかは別にしてですよ、とにかく一般会計に二兆五千億もの債...全文を見る
○辻泰弘君 そういった意味で、私は、今後こういったことがあるかどうかというのはあれですけど、あり得る話だと思うんですけれども、一般会計の債務承継などがある場合は、予算書に何らかの形、予算書の本体にあるべきだと私は思っております。そのことについてやはり是非、財務大臣としてお約束いた...全文を見る
○辻泰弘君 毎年あることかどうかは分かりませんけれども、私は二十八条資料というのは基本的には一つの情報として立派な資料だと思っていますけれども、その中に、名目が違っていたり、トータルの中の内数だと、説明はそれはできますよ。しかし、二兆五千億もの数字がこことこことここを足したらこう...全文を見る
○辻泰弘君 それで、まず大臣に確認したいと思いますけれども、片や四月十一日の政府・与党決定がございます。これは、道路特定財源制度は今年の税制抜本改革時に廃止し二十一年度から一般財源化すると、こういうものでございます。  そして、今審議対象となっている法律、これは要綱で示しており...全文を見る
○辻泰弘君 決まればというか、片っ方では決定しており片っ方は御提示されているわけですから、両方、決まればじゃないですね。
○辻泰弘君 もう一点確認させていただきます。  四月二十八日に自民党と公明党で合意をされておるわけですけれども、この合意は四月十一日の政府・与党決定と同一の内容で、それを具体化したものだと、こういう理解でよろしいですか。
○辻泰弘君 そこで、国土交通大臣にお伺いいたしますけれども、国土交通大臣はかねがね予算委員会あるいは財政金融委員会での答弁の中で、道路特定財源制度は今年の税制抜本改正時に廃止し、二十一年度から一般財源化と、こうおっしゃっているわけでございます、これは一対でございますと、このように...全文を見る
○辻泰弘君 ということは、税制の抜本改革なかりせば特定財源のままであると、こういうお考えですね。
○辻泰弘君 私は、一般財源化を図る、すなわち道路特定財源の一般財源化を図る、また使途の見直しを行う、そのこと自体が実は税制改革の抜本的な改革だと私は思うんです。国土交通大臣はそうは思われませんか。
○辻泰弘君 どうも、やはり抜本改革、税制の抜本改革ということを間に挟んで、それの帰趨によっては必ずしも雲行きどうなるか分からぬという、そんなふうに受け止めざるを得ないわけでございます。  そこで、今お配りしております二つの方針があるわけですね。これは、最初の方は二十一年度から一...全文を見る
○辻泰弘君 確認いたしますけど、ですから、そういった意味で、改正しなければならないという意味合いにおいて九年間のそごが生じていると、その二つの方針には食い違いがあると、このことについての認識がおありだということですね。
○辻泰弘君 いや、ですから、私は時系列のことは前もお伺いしましたので、それはそれで理解しております。  時系列じゃなくて、現時点に立てば二つの政府の方針があるわけですね。それの中心的な御担当の責任者たる大臣であるわけですから、その二つがやはり相矛盾するといいますか、両立はしない...全文を見る
○辻泰弘君 まあストレートに答えていただけないわけですけれども。  そうすると、その差というものが時系列なるがゆえに出てきているということは、それは客観的事実でしょう。しかし、現時点に立てば政府の方針は二つあることも事実でございます。そのときにその二つをどうやって埋めていくのか...全文を見る
○辻泰弘君 さっき申し上げました四月二十八日に自公両党の合意がございまして、それはもう当然大臣も御存じだと思うんですけれども、二項目めに、平成二十一年度からの一般財源化等、平成二十年四月十一日の政府・与党決定「道路関連法案等の取扱いについて」に基づき、必要な法改正について年内に成...全文を見る
○辻泰弘君 といたしますと、この今審議されている法律案の成立ということが、政府のお立場としては成立後に再改正をすると、こういったお考えですか。
○辻泰弘君 時期についてはどのようなお考えでしょうか。
○辻泰弘君 もう一度確認いたしますけれども、そうしますと、国土交通大臣の御認識としては、一般財源化というものは、あくまでも税制の抜本改革があり、また与野党協議がある、こういったことを踏まえてのものであると、こういう御認識でございましょうか。
○辻泰弘君 私は、次の論点に行かざるを得ませんけれども、やはり今のことも次につながりますけれども、国土交通大臣が一般財源化というものを、本当にそのこと自体を追求されているのかと。政府の方針としての一般財源化というものを、そのお立場としてできれば回避したいといいますか特定財源を継続...全文を見る
○辻泰弘君 おっしゃった内容はよく分かっております。それで、恐縮ですけれども、質問に答えていただきたい。  総理は、使途の見解ということで、一般財源としての使途の在り方については新エネルギー開発、地球温暖化対策、緊急医療体制の整備、少子化対策など様々な政策に使えるようにすべきと...全文を見る
○辻泰弘君 国土交通大臣は四月十六日、これまた私の質問に対して、一般財源化した場合には道路整備以外の様々な政策にも活用できると、このようにおっしゃっております。そのことの意味、必ずしも同じではないわけですけれども、はっきりしていただきたいんですけれども、総理がおっしゃっている新エ...全文を見る
○辻泰弘君 だから、同じだとおっしゃいながら、総理とは言い方が違うわけですよ。総理は生活者の目線で使い方を見直す、生活者財源へと改革していくと記者会見でおっしゃっているわけですよ。そういった意味での使途はエネルギーとか環境とか医療だとか少子化だとか、そういったものに使う、すべきだ...全文を見る
○辻泰弘君 一般財源化というものを純粋に追求するならば、それは何の費目にも使えるというのが本来の姿でございます。財務大臣は必ずしもそうじゃないということなんですね。
○辻泰弘君 二十年度のいわゆる政府からするところの一般財源化については、四百二十七億ですけれども、この分については財務大臣はかねがね、余った分は道路に関連する分野、環境、信号機、交通事故関係などに使わせていただくと、このようにおっしゃってきたわけでございます。また、今日お配りして...全文を見る
○辻泰弘君 財務大臣、今おっしゃったことで確認しますけれども、すなわち、二十年度において一般財源化というものは自動車関連であるというふうなことで終始されてきたわけですが、今総理が提起され閣議決定されようとしている一般財源化というのはその範疇、枠組み、範囲ではないと、もっと広いもの...全文を見る
○辻泰弘君 国土交通大臣にお伺いしますけれども、その点について今財務大臣がおっしゃったことと認識は共有、全く一緒ですか。
○辻泰弘君 そうすると、おっしゃる一般財源化という意味は、福祉や教育や環境とか、そういったものにも使える、私どもが言っている純粋な一般財源化というふうなお考えだというふうに国土交通大臣のお立場としておっしゃいますか。
○辻泰弘君 財務大臣は、一般財源化というのは二十年度における御説明とはやはり違ってくるということをおっしゃったわけです。私もそのように思いますが、国土交通大臣、その点についてはどうですか。
○辻泰弘君 財務大臣に確認させていただきます。  改めて、今年の一般財源化で示した使途を自動車関連に絞るという方針は今後は放棄するということになるかと思いますが、それでよろしいですか。
○辻泰弘君 今回の道路整備費財源特例法改正案の三条には、将来の枠取りといいますか、取り戻しといいますか、余剰分の、余った部分は取り返せるといいますか、そういったこともあるわけですが、この考え方も放棄することになると思いますけれども、財務大臣、いかがですか。
○辻泰弘君 要は、将来、余剰分を取り戻すといいますか、枠取りをしている、二重取りと私は申し上げましたけれども、その年の自動車、将来も余った分は取り戻す、その考え方はもう放棄されるという考えでいいですね。
○辻泰弘君 この最後の資料、国土交通省と財務省が出している資料では、一般財源の括弧の中に自動車関連というのが入っている、入っていないとあるんですけれども、財務大臣は今まで自動車関連とおっしゃっていたわけですが、確認しますけど、一般財源は、括弧の、国土交通が書いている自動車関連と、...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたので終わらなければなりませんけれども、やはり国土交通大臣の御答弁をお伺いいたしましても、与野党協議あるいは税制改革、抜本改革、こういったものを前提とされる、また、一般財源化についても、ストレートに総理がおっしゃったような純粋な一般財源化を求めていらっし...全文を見る
05月22日第169回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本の辻泰弘でございます。  本日は、電子情報処理組織による税関手続の特例等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして一時間御質問をさせていただきたいと思いますが、若干最初に今次の当面していることについて冒頭お聞きしておきたいと思います...全文を見る
○辻泰弘君 今大臣がおっしゃった中で、無年金、低年金の解消と、こういう言及があったわけですが、やはり私どももそこが一番大きな眼目だと思っておりまして、そういった意味で、これまで年金改革も申し上げてきたところでございます。  そこでもう一点、これに関連して、五月二十日の経済財政諮...全文を見る
○辻泰弘君 確認ですけれども、政府税調の審議もやはりかなり前倒しでやられると、こういうことでよろしいですね。
○辻泰弘君 この問題は、また改めて別の場で御議論させていただきたいと思いますけれども、私どもが年金制度改革をかねてより主張してまいっておりますけれども、かねての、先般の試算との少し違いといいますのは、私どもは最低保障年金を言っていて、高額所得者に対しては給付制限を課すということを...全文を見る
○辻泰弘君 NACCS法も二十数項目通告しておりましてそちらの方へ行きたいんですけれども、やはり大事な問題なので、ちょっと私の意見も申し上げて確認をしていきたいと思うんですけれども。  このいわゆるガソリンと直結しているわけじゃないんですけれども、所得税法上の非課税所得として通...全文を見る
○辻泰弘君 これは昭和四十一年から非課税所得ということで認定されてきているわけでございますけれども、認定といいますか法的な背景を持った、それ以前は運用的なことだったと思いますけれども、そのときに、勤務に伴う実費弁償的な性質を有するものであると、こういったことから出発しているわけで...全文を見る
○辻泰弘君 この点につきましては、昨年の参議院の厚生労働委員会ですか、舛添大臣が、雇用、労働を担っているというお立場での御答弁と思いますけれども、御答弁がありまして、ガソリン価格の高騰はいろいろ我が国の経済に影響を与えております、通勤手当についても同様でございます、ガソリン価格の...全文を見る
○辻泰弘君 この点につきましての御検討、御対処を求めて、NACCSの法案に移らせていただきたいと思います。  そこで、二十数項目通告しておりまして、できるだけやらせていただきたいと思っておりますけれども、まず基本のことになりますけれども、今次法改正が求められる本質的な理由という...全文を見る
○辻泰弘君 今回の法案について調べさせていただく中で、一つの大きなポイントは、やはり日本の港湾の世界的地位の低下というものが何ゆえそのような状況に立ち至ったかと、このことがやはり大きなポイントになろうかと思うわけでございます。  財務省提出の資料を見ましても、現状について、我が...全文を見る
○辻泰弘君 神戸が四位から三十九位までですか、低下したといいますと、兵庫県選出の議員としては何か責任の一端を感じるような気がしているわけでございますけれども。  それはともかくとして、規制改革の議論がずっと進められてきたわけでございます。このこともずっとかねてより指摘がございま...全文を見る
○辻泰弘君 今局長からおっしゃっていただいたわけですけれども、平成十三年十二月十一日に総合規制改革会議の第一次答申がございました、六年半前でございますけれども。この中で、港湾における輸出入手続等のワンストップサービス化、各システムの連携によるシングルウインドー化の加速化、こういっ...全文を見る
○辻泰弘君 大臣は構造改革を必ず実行してと、こうおっしゃったわけですけれども、構造改革には冷たいものも多くございますので、その辺は余り実行していただきたくないこともあるわけでございますけれども、それはそれとして。  今次提示されておりますのは、いわゆる、先ほど御説明もございまし...全文を見る
○辻泰弘君 ネーミングは自由ですけれども、次世代というのは大げさだと率直に言って思うわけでございます。ネーミングでいえば高齢者医療制度を長寿医療制度へ変えたというのもございましたけれども、自由だといっても何かネーミングがそれに値するのかと、率直に言って大仰な、大げさなネーミングだ...全文を見る
○辻泰弘君 局長にちょっとお伺いしたいと思いますけれども、やっぱりこれまで時間が掛かったといいますか、そのことについて改めてどういう問題点があったのか。反省点といいますか、そういったことも含めて、ちょっと御専門のお立場から御見解を教えていただきたいと思います。
○辻泰弘君 おっしゃった経緯でございますけれども、やはり私は、平成十五年七月にはシングルウインドー化と言われて省庁間でやった、これは法改正が要らなかったわけですね。しかし、今回はやはり法改正を伴ってやろうと、こういうことになるわけですね、各組織を一体とするのが必要だということで。...全文を見る
○辻泰弘君 それで、改めてお聞きしておきたいんですけれども、今回の法改正によってリードタイムがどれほど改善するのか、国際的に果たして本当に通用することになるのかということについて御見解をお示しいただきたい。またそれから、今後のリードタイム短縮に向けての改善すべき方針、このことにつ...全文を見る
○辻泰弘君 それで、直近の規制改革会議がさきの三月二十五日に規制改革推進三か年計画、閣議決定でございますけれども、それに向けて規制改革会議が指摘をしてきたわけですけれども、この三か年計画で閣議決定されている方針が幾つかあるわけでございます。次世代シングルウインドーの業務プロセス改...全文を見る
○辻泰弘君 これまでの取組は、先ほどお話しございましたように、まずワンストップサービス化があって、そしてシングルウインドー化があって、次世代シングルウインドー化があってと、ここまで来ているわけですけれども、その先はすべてのシステムの統合と、一元化といいますか、そういったことで一本...全文を見る
○辻泰弘君 大臣に総括的にお伺いしたいと思うんですけれども、今回の貿易手続のIT化、また輸出入関連業務の一体化といった対応でございますけれども、今回の法案を通じての対処によって国際的に見ても遜色のない状態ができる、港湾の相対的地位の低下というものから脱却できる、こういった体制をつ...全文を見る
○辻泰弘君 今回の法案は、最初に申し上げましたように、経営形態の、法人形態の見直しと、こういったことも大きなポイント、半分のポイントになるわけでございます。すなわち、独立行政法人でございました通関情報処理センターを特殊会社として民営化すると、ここに一つのポイントがあるわけでござい...全文を見る
○辻泰弘君 この独立行政法人整理合理化計画は平成十九年十二月二十四日に閣議決定をされておるわけでございまして、それに基づいて今回の独法の特殊会社化ということも進められているわけでございますけれども。  そのときに、関連してお伺いしたいんですけれども、指摘事項がございました、とい...全文を見る
○辻泰弘君 いわゆる四条公債で財源調達している公債発行対象経費ということになるわけですけれども、建設国債の場合は、一応論理的には六十年で耐用が来る建築物とかそういったものを造るものに使うということになっているわけですが、この出資金は昔特殊法人等にも行っていたわけですけれども、結局...全文を見る
○辻泰弘君 いや、分かりやすさとおっしゃるならこだわりますけれども、この資料、この間この委員会でも言いましたように、道路整備費財源特例法の二・五兆円の一般会計の債務の承継となった、あのときは極めて分かりにくい資料なんです、これ実はね。その分かりにくい資料の中で分かりやすさというの...全文を見る
○辻泰弘君 申し訳ないですけれども、財政法二十八条資料は極めて分かりにくい資料でございますので、その中に分かりやすさを追求するというのは余り私は、何といいますか、なじまないものじゃないか、もちろん分かりやすくあるべきなんですけれども、むしろ論理性をしっかり追求すると、それにプラス...全文を見る
○辻泰弘君 あと、料金政策だとか利益剰余金の利用者への活用の問題とか、職員構成、採用の問題等々、質問通告もしておったのでございますけれども、時間が参りましたのでそろそろ終わらなければならないんですけれども、やはり今回、私御指摘申し上げましたとおり、つくづくと感じますことは、グロー...全文を見る
11月11日第170回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○辻泰弘君 民主党・新緑風会・国民新・日本の辻泰弘でございます。  参議院に七年三か月在籍させていただいておりますけれども、中川さんが経済産業大臣、農水大臣のときに御質問申し上げることがなかったものですから、今日は中川先生に初めて質問させていただくことになるんですけれども。つき...全文を見る
○辻泰弘君 新自由主義の破綻というふうな議論もよくあるわけでございまして、私自身はそのように思っておりますけれども、新自由主義というのは、いろいろな定義もございましょうけれども、一つとしては、国家による管理や裁量的政策を排し、できる限り市場の自由な調節に問題をゆだねようとする経済...全文を見る
○辻泰弘君 私は、小泉改革というものもやはりこの新自由主義の一つの具体例ではないかと私は思っていますけれども、こういった視点に立つ学者から、日本では八〇年代から市場至上主義、新自由主義が進んできた、規制緩和や構造改革を実行し、市場的なメカニズムを行き届かせた方が効率的で平等、公平...全文を見る
○辻泰弘君 私自身とは必ずしも立場が一致する方ではないけれども、しかし中曽根元総理が最近おっしゃっていることで、麻生政権は今起きている問題の歴史的意味にまで思いが至っていないと、自由と民主主義と資本主義の三者連携の時代はまだ続くだろうが、資本主義の内容自体は再点検されるべき要素が...全文を見る
○辻泰弘君 そういたしますと、まず確認ですけれども、小泉改革が弱い者に配慮が足らなかった、あるいは地方に配慮が足らなかった側面を持っていたという御判断でございますか。
○辻泰弘君 大臣はいろんなところで、仮にばらまきと言われても思い切ってやりたいと、こういったこともおっしゃっているわけなんですけれども、今おっしゃったようなことであるならば、一昔前ならば、すなわち小泉改革のころであるならば、ばらまきということは全く正反対のことだったのかもしれませ...全文を見る
○辻泰弘君 ばらまきの定義がどうこうというお話もございましたけれども、大臣自身が、ばらまきがどうだなどと言っている場合じゃないと、こうおっしゃっていると、そういうことをベースにして申し上げたわけでございます。  それで、もう一つお聞きしておきたいことですけれども、大臣の、大臣と...全文を見る
○辻泰弘君 財務大臣としてはこれまでの方針を踏襲するというのは当然だとは思うんですが、しかし、就任は九月二十四日ですけれども、その一か月も前じゃない九月五日に新聞のコラムで大臣がおっしゃっていることは、もはや二〇一一年度のプライマリーバランス黒字化に固執している場合ではないと、黒...全文を見る
○辻泰弘君 お気持ちとしては、なかなか黒字化は二〇一一年度というのは難しいんだろうけれども、しかし今までの路線があるからと、こういうことなのかもしれませんけれども、それをやっていたんじゃ世界中の笑い物になるとまでおっしゃっていながらそれをやろうというのはやはり非常に苦しいところが...全文を見る
○辻泰弘君 この方針は、経済財政諮問会議などで社会保障費の伸びを経済成長率の範囲内にと、こういった議論がずっと続けられてきた中で最終的にそういったことが答えとして出てきたということだと思うわけです。  これは私は、予算委員会や他の委員会等でも質問してきたことでもございますけれど...全文を見る
○辻泰弘君 まあそういうことになるのかもしれませんけれども、しかし大臣は経産大臣とか農水大臣も御経験され、最大の日本の政権与党であるところの自民党の政調会長までおやりになった方ですから、大臣の在任でなかったといってもそのときの見解というのはかなり大きな意味を持つというふうに私は思...全文を見る
○辻泰弘君 これについては、これまで与党内などで年度途中からでもいいじゃないかというふうな議論もあったやに聞いておりますけれども、しかし法律的には年度ということですから、すなわち四月一日からやるという前提での財政措置をするということが決め事だと思うんですけれども、基本的に年度とし...全文を見る
○辻泰弘君 それはストレートにとらえて、二十一年度という意味は二十一年度四月から分を措置するという意味でいいんですね。
○辻泰弘君 それで、十六年改正のときの附則で規定されていることで、特定年度、今でいえば二十一年度になるわけですけれども、それについては所要の安定した財源を確保する税制の抜本的な改革を行った上でと、こういうことになっているわけでございます。  それで、税制の中期プログラム等につい...全文を見る
○辻泰弘君 慎重な御答弁ですけれども、しかし、安定した財源を確保する税制の抜本的な改革を行うということでスキームができているわけですけれども、現時点でこの二・三兆円を安定した財源確保の税制抜本改革で来年度四月一日から調達できるというふうには私は思わないんですけど、そこはどうですか...全文を見る
○辻泰弘君 ですから、税以外の収入ということで手当てするということは結果としてあり得るんだろうと思いますが、ここで言っているのは税制の抜本的な改革を行うということですから、ですから、それは改革を行って、その財源は来年四月から入らない、それ以降の歳入になるんだけれども改革は行ったと...全文を見る
○辻泰弘君 そうすると、現実的には、来年四月一日から二分の一にする、そういったことになるということはおっしゃったわけですが、その財源については来年度については税で手当てするとは限らないと、そういったことに突き当たらざるを得ないかと思うんですけれども、それはそういうことになりますか...全文を見る
○辻泰弘君 しつこいようですけど、税制で手当てできるというふうには私はならないと思うんですね、常識的に考えて。ですから、何らかの形でつなぎ的な色合いを持った財源ということをお考えにならざるを得ないんだろうかと思うんですけれども、要は、例えば巷間伝えられているような特別会計からのや...全文を見る
○辻泰弘君 後の議論にもつながるんですけれども、やはり財務大臣というのは非常に重要なお立場で、与党の政調会長もやられた中川さんでございますから、やはりもっとリードするといいますか、みんなの議論を待ってというのももちろん大事なんですけど、それやっていて給付金の混乱にもなったような気...全文を見る
○辻泰弘君 それで、麻生総理が昨日おっしゃっているのは、法律による所得制限を設けず、高額所得者には自発的な受取辞退を促す方式が望ましいと、こういったことをおっしゃっていたようでございまして、そういう意味においては中川大臣がかねてより披瀝されているところに近いのかなという気もするん...全文を見る
○辻泰弘君 まだ決まってないことであるんでしょうけれども、しかしずっと言われていることでやはり分からないところは、世帯への給付通知に高額所得の目安となる金額を示してはどうか、そういったことで自発的辞退の目安を付けるんじゃないかと、こんなことも議論されているようで、閣内でもそのこと...全文を見る
○辻泰弘君 当初、十月三十日に総理は全世帯にと言って、その後、十一月四日でしたか、与謝野さんがやっぱり所得制限あるべしと、こういうところから出発したように思うので、その点は今おっしゃったことにどうかかわるのかということもあるかと思いますけれども。  それはともかくとして、今日の...全文を見る
○辻泰弘君 プラス細田幹事長が昨日おっしゃっていることに、給付金というと政府がお上というような立場に立ってお金を出しているというニュアンスに聞こえる、給付金に替わる何か良い言葉を考えるべきだと、こんなこともおっしゃっているようですけれども、大臣としては給付金という言葉、響き、どの...全文を見る
○辻泰弘君 ということは、給付金でも別にいいじゃないかと、こういうことですよね。
○辻泰弘君 総理は、給付金方式で行いますと、定額減税は給付金方式で行いますと、こう総理は十月三十日におっしゃったわけですからね、まあそこはそういうことなんだろうと思いますが。  さて、根本論になるんですけれども、ちょっと別のステージの話になりますけれども、この半年ほど前にこの委...全文を見る
○辻泰弘君 みみっちいという言葉は、これは週刊朝日のインタビューで答えられているわけですが、当時、福田総理大臣は、ガソリン税のことを、二十五円下がるということについて、これはちまちましていない大きな問題だと、こういうふうにおっしゃっておられまして、こうした落差があるんであれなんで...全文を見る
○辻泰弘君 今回の給付金、定額給付金をめぐる閣内のばらばら、迷走といいますか、それはちょっと非常に、目を覆うばかりといいますか、寂しいものを感じるといいますか、その根底にはやはりこの政策が選挙向けの見せ金だったんじゃないかと、そういう指摘もございましたし、選挙用のマニフェストとし...全文を見る
○辻泰弘君 政権交代を目指している我々としては、与党が迷走するというのはそういう党利党略的な意味合いでは悪くないのかもしれませんけれども、しかし事の重要性といいますか、国民にとってはやはり内閣、政府が行うことがすべてなわけですから、こういった、我々として立場というか意見は別にある...全文を見る
○辻泰弘君 福田総理は記者会見で、四月三十日だったと思いますけれども、生活者の目線で使い方を見直していくと、こういうことをおっしゃっているんです。そして、道路特定財源から脱却して生活者財源へと改革をしてまいりますと、こういうふうなことをおっしゃっているんですね。大臣としても、生活...全文を見る
○辻泰弘君 今の御答弁は、一般財源化ということをおっしゃって、福田当時総理がおっしゃった生活者財源ということには必ずしも、それでいくと、踏襲するというふうにも聞こえなかったんですけれども。  具体的に言いますと、福田総理は、これは四月十六日、参議院本会議、私の質問に対してであっ...全文を見る
○辻泰弘君 それは分かっているんですけれども、要は福田さんが新エネルギー開発、地球温暖化対策、救急医療体制の整備、少子化対策など様々な政策に使えるようにすべきと、こういうふうにおっしゃった、その部分は踏襲されるのかどうかということなんです。
○辻泰弘君 そこが大事なところで、これは参議院本会議で福田総理がおっしゃっていた答弁なんですね。  私は、これを貫徹していただくことが私どもの本意であったし約束だったと思っているわけですが、中川さんの今の答弁、また最近の政府内の動きというのは必ずしもそれが踏襲されていない、大き...全文を見る
○辻泰弘君 おっしゃったことは、おっしゃったことといいますか、今のおっしゃったような形でいくならば、元々の福田さんのときにおっしゃっていたことが実はほごにされて、一兆円を地方に回して、それは地方の自主財源にするからその中でいろいろ考えてやってもらったらいいじゃないのということにす...全文を見る
○辻泰弘君 最後に一点だけ、端的にお答えいただければと思いますけれども。  今、一つやはり問題になっているのが、この一般財源化一兆円を地方に移すということの意味合いといいますか、それ以外との関係ですね。すなわち、地方臨時交付金の六千八百二十五億でしたか、そのこととその一兆円との...全文を見る
○辻泰弘君 時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、また次回につなげていきたいと思います。