土田龍司

つちだりゅうし



当選回数回

土田龍司の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第154回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○土田委員 まず、外務省の不祥事について幾つかお尋ねをしたいと思うのです。  今回、官房長と重家さんと佐藤さんの更迭を発表されました。翌日の新聞では、どの新聞も、というよりもすべての新聞が、更迭だという表現を使っているわけでございますが、どうしたわけか外務大臣は、更迭ではありま...全文を見る
○土田委員 といいますのは、では、外務大臣から注意をした、そのことでその件は一件落着をして、あくまで、アフガン支援に関するNGOの問題、国会の混乱とは関係なくやった人事であるというふうにおっしゃるわけですね。  だから、今申し上げましたように、それがやはりわかりにくいと思うので...全文を見る
○土田委員 野上さんと官房長と重家さん、この方々は一たん官房付にする。ちょっと時間的なことはありますけれども。外務省の省内で、私が全員に聞いたわけじゃないんですが、何人かに聞いたら、多分その方々は将来大使として赴任していくだろうというような話も外務省の中で言われているというふうに...全文を見る
○土田委員 もちろん、それで結構なんですけれども、やはり人事というのが役所にとっては極めて大事であるということは先ほど申し上げたとおりでございまして、御自分でできることあるいはすぐにやることを、やはりやっていかなきゃならないという気が私はしております。  それでは次に、外務省改...全文を見る
○土田委員 具体的には、いわゆる外務省を変える会で検討してもらいたいという趣旨でございますか。その外務省を変える会でそれぞれ意見を出し合って決めていってほしいという意味ですか。
○土田委員 これまでの外務大臣もやはり同じような答弁をされていまして、いろいろな方からの意見を伺って総合的に判断していきたいと。  今回、「変える会」ができたわけですね。三カ月後に中間報告をして、夏までには最終報告を出したいと。時間がかかり過ぎると思いませんか。こういった問題が...全文を見る
○土田委員 それが短いかどうかわかりませんが、私は、ちょっと時間がかかるのかな。なぜかというと、透明性、実効性、スピードだとおっしゃっていますから、その三つが基本だと。その割には遅いのかなという感じが私はしたわけでございます。  次に、予算の透明性についてということでお尋ねをし...全文を見る
○土田委員 そうした場合に、どの部分が幾らつけかえられたかというのは発表できるんですか。
○土田委員 何か一覧表みたいなもの、それはいただけるんでしょうか。何かちょっと聞いた感じでは余りぴんとこないといいますか、よくわかりにくいんですが、それは資料は出せますか。
○土田委員 次に、もう一度官房長にお尋ねするんですが、質問の内容は、私が去年の十一月に質問した内容と全く同じ質問をいたします。それは何かといいますと、いわゆるプール金の問題でございます。  昨年の十一月、平成七年四月から昨年七月までにホテル代水増し請求などの手口でプールしていた...全文を見る
○土田委員 もう一つ同じ質問なんですが、その二億円を、集まり過ぎた場合はどうするか、足りなかった場合はどうするかという質問ですが、御答弁ください。
○土田委員 改めて検討してほしいと思いますけれども、やはりそういったことが前例になってくるということが余りよくないことですし、外務省の職員の皆さんの中にも何か損したなという気持ちがどうもあるようなことでございまして、国民の皆さんの気持ちと随分離れている。  国民の皆さんは外務省...全文を見る
○土田委員 捜査活動の一環で今はやっているけれども、もうこれからは引き揚げが可能かどうかの調査もあわせてやるということですね。今はそういう答弁だったでしょう。違うんですか。捜査活動ですと言っておきながら、あわせて、これから引き揚げが可能かどうかというのを潜水調査によってやると。
○土田委員 私はやはり引き揚げて調査をすべきだと思うんです。この船がどういった目的に使われていたのか、どういったのが可能な船なのかということをはっきりさせなきゃならないと私は思うんです。中国の経済水域内でございますけれども、どうも中国が難色を示しているというふうに報道されました。...全文を見る
○土田委員 ということは、中国はそれについては反対しているとか難色を示しているとかということはないわけですね。何らそれについての打診も相談も連絡もしていないということでしょうか。
○土田委員 中国側外務省の何とか報道局長、ちょっと字が読めないんですけれども、何とか報道局長は二十六日に、これについては中国の権益と関心が十分に尊重されなければいけないというふうに言ったと言われました。つまり、中国が何を言いたいかというと、中国の排他的経済水域内では、いわゆる単な...全文を見る
○土田委員 中国はそういった態度でしょうけれども、今私が聞いたのは、引き揚げる意思があるかどうかということを聞いているのです。海上保安庁長官がお答えになればそれでもいいですし、どなたか答えてください。引き揚げる意思があるかどうか。
○土田委員 ちょっとよくわからないな。引き揚げられる可能性があるかどうか、技術的なものをおっしゃっているのですね。技術的に可能だったらば引き揚げたい、そのときには中国に打診するということでしょうか。うなずいてもらえば結構なんですが、違う意味ですか。
○土田委員 その際に、この不審船がどこの船かというのはもちろんまだわかっていないのですが、どうも報道によったり、いろいろな人の話を総合すると、北朝鮮の船じゃないかというふうに思われるわけです。それに対して北朝鮮は、これは日本側の謀略であると言って、日本政府を非難しているわけですね...全文を見る
○土田委員 次に、アフガン問題に少し入りたいのですが、時間もございませんし、どうも先ほどから幾つかこういった同じような質問が出されておりましたので、まず基本的な問題としまして、九月十一日のテロ行為を、アメリカはすぐに、これは戦争であるというふうに認識をしたと発表しているわけですね...全文を見る
○土田委員 ということは、アメリカの認識と同じように、これは戦争であったという認識でよろしゅうございますか。
○土田委員 アメリカじゃないですよ、日本はどういうことかということです。日本は戦争という認識なんですかということです。
○土田委員 ちっともわかりません。わからないね。私もわからなくなっちゃったので、やめます。  十月八日にアフガンへの空爆を始めて今現在のようになっているんですけれども、日本政府としましてこういったアメリカのアフガンに対する軍事攻撃を支援してきたわけですが、これからもずっと、日本...全文を見る
○土田委員 時間が来ましたのでやめますけれども、最後にもう一問。  これもどなたか質問されていましたけれども、繰り返しになりますが、これからブッシュ政権はイラクに対して攻撃を加えるというような観測がされております。そうなったときは、日本政府はどういった態度をとりますか。
○土田委員 主体的にやるということを連発されたので聞いたのです。今後、アメリカがどういった行動をとるか、予断を許さないからというふうにおっしゃるんだけれども、主体的になるならば、やはり今の時点でも、ああしたらこうしよう、こうなったら日本はこういった外交展開をしようというお気持ちを...全文を見る
03月19日第154回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号
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○土田委員 おはようございます。  ちょっとほかの委員会との兼ね合いできょうの議論を全部聞いているわけじゃございませんが、重複するような点があるかと思います。この法案を読んでみて、非常に基本的なことを幾つかお尋ねをさせていただきたいと思います。  今回の改正案、競輪、オートレ...全文を見る
○土田委員 この競輪、オートレース事業は、事業自体は公益を目的とするということであるわけですけれども、収益事業であることについては民間の経済活動と同じなわけですね。現在のこのような厳しい状況において、特に、横並び的な意識に基づく経営ではなくて、事業の活性化のために各施行者の主体的...全文を見る
○土田委員 私の地元であります神奈川県には花月園という競輪場がございまして、神奈川県と横浜市と横須賀市で組合をつくって競輪事業をやっております。全国的には自治体がみずから競輪場を所有しているというのは比較的多いようですけれども、私の地元神奈川県では、民間企業が所有して、競輪を開催...全文を見る
○土田委員 このビジネスマインドの徹底という意味でもう一点やはり触れておきたいのが、ファンサービスの充実ですね、これがいかに重要か。  前に触れましたように、産業構造審議会の報告書で、前橋や小倉のような全天候型のドーム競輪場のような施設整備、あるいは施設の徹底した美化のようなハ...全文を見る
○土田委員 競輪、オートレースが今後とも一定の売り上げを確保していくためにどうしても必要だと言われるのが、これも議論が出ておりますが、若いファン層の取り込みであるということは当然であると思うんです。  産業構造審議会の報告書によりますと、平塚競輪場の調査では、ナイター競輪の開催...全文を見る
○土田委員 もう一点、いわゆる場外車券売り場を今後大幅にふやしていくという方針であるけれども、非常に大きな困難が伴うだろうと私も思っているのです。これについてはどういった、具体論といいましょうか、決意を持っておられますでしょうか。
○土田委員 引き続きそういった努力をしていくとおっしゃっているのですが、大体何カ所ぐらいこれから具体的にはふやそうとお考えなんですか。いわゆる大幅にふやしたいということはわかるのですが、大幅というのは何カ所ぐらいを想定していらっしゃるのでしょう。
○土田委員 わかりました。ふえることを期待しているということだと思いますが、関係者が一致してこのような前向きな取り組みを行うということは、個別の施行者の売り上げの低迷に歯どめをかけるということでは非常にいいことだと思いますし、競技全体がイメージアップになって、社会還元あるいは地方...全文を見る
○土田委員 現下の危機的とも言えるような競輪、オートレースの現状を打開するためには、今回の法改正によって早期施行を実現するだけでなくて、この法改正の趣旨を踏まえた関係者の積極的な取り組みがもう当然のことであるという感じが私もいたしております。  競輪、オートレースは、施行者や選...全文を見る
○土田委員 ありがとうございました。
03月22日第154回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○土田委員 おはようございます。まず、国際関係に入る前に、外務省改革について、全体像についてお尋ねをしたいと思います。  去年の一月一日に松尾事件が新聞で報道された、直ちに外務省は外務省改革を進めるべく、有識者によって改革の議論がなされて、それで去年の六月でしたか、外務省改革要...全文を見る
○土田委員 前大臣の田中外務大臣にも去年何回か御質問したことがあるんですが、田中大臣は余り興味をお示しにならないで、概略的なことしか、ペーパーをお読みになっただけで終わったわけです。今回、杉浦副大臣がおやりになっていて、概略も私は聞いているんですが、いずれにしても非常に膨大な量で...全文を見る
○土田委員 屋上屋かどうかというのは判断の違いもあるかもしれませんけれども、しかし、今回新たに、例えば政と官の問題とか、あるいは、何か今おっしゃいましたね、それなんかだって、今回不祥事が出てきたから追加されただけであって、新たに外務省を変えるんだという意欲に燃えてやられているよう...全文を見る
○土田委員 大臣の答弁としては、私はそれでいいと思うのですが、やはりこの意識の改革というのはなかなか難しい問題でございまして、よく民間会社の社長さんが、もう意識を変えろ、景気の悪いときに今までのようなやり方じゃだめなんだと毎回毎回朝礼で言っても、意識は変わらないんですよ。  今...全文を見る
○土田委員 若い人ならそれでいいと思うのですが、事務次官とか官房長になりますと、別に公務員法があるからということでなくたって、もっと若い年代でどんどん民間に行っている方いらっしゃるわけなんで、それはもう、むしろやり方によっては可能だと私は思っておりますよ。ですから、人事について、...全文を見る
○土田委員 在外公館の件については、具体的な査察ということもありますけれども、私たちが心配しているのは、やはりプール金なんですよ。  本省に来ればプール金があって、在外公館にはないというふうなことを答弁されているんですが、外務省の方々というのは外国と日本と行ったり来たりしている...全文を見る
○土田委員 外務省の不祥事の事件が出たのは去年の元日でしたけれども、その前の沖縄サミットのときに不正があったんじゃないかという、そのリークといいましょうか、これは新聞の投書があったというふうなことで、読売新聞が調査を始めて元日に出したということなんですが、今回の外務省の一連の事件...全文を見る
○土田委員 リークがよろしくないというのは、上に立つ人から見れば当然のことなんでしょうが、先ほど言いましたように、このリークのおかげで、外務省は好ましくないと思うかもしれぬけれども、国家にとっては非常によかった、国民にとっては非常によかったという結果になっていると僕は思うんですよ...全文を見る
○土田委員 あとの問題はいいんですが、外交文書の中で、鈴木さんがそういったことを発言したとすれば、日本全体がだまされていたわけでございまして、外務省も含めて、やはり、国家の方針、外交政策、これが問われかねない根本的な問題だから、こういった問題になってきたと思うんですね。  です...全文を見る
○土田委員 ということは、政府・与党の自民党の幹部の方にも行かない、あくまで外務省の方だけの文書として終わってしまう、そして、それは機密扱いだということになると、やはり僕は外交政策に大きな影響を与えてくると思うんです。  ですから、この点については、別に自民党三役に行った方がい...全文を見る
○土田委員 前の中川委員がちょっと欲求不満だったでしょうから、私も続けてその件を話したいと思うんですが、アメリカからやはりこの通報がなかったというふうに外務省も防衛庁も海上保安庁も言っているわけですね。だったら、職務怠慢だ。こういった報道がされたらば、本当かどうかすぐ確かめるのが...全文を見る
○土田委員 わかりました。  日露青年交流委員会についてお尋ねします。  最近問題になっているのが支援委員会、日本からロシアに対しての支援委員会の話ですが、この日露青年交流委員会というのは、その目的も方法も全然違うわけですけれども、非常に共通点がある。それは、相手がロシアであ...全文を見る
○土田委員 この交流委員会というのは非常に珍しい組織でございまして、ロシアの人を日本に呼ぶ、それから日本からロシアに行く、そういった交流の資金をすべて日本側が負担している。形の上では、日本の予算を拠出してその中から使っているということですよね。  こういった一方的といいましょう...全文を見る
○土田委員 多分ないと思うんですが。私はないと聞いておりますけれども。  そこで、この交流事業を実施するに当たり、まず第一に、委員会で協議する、意見交換をするわけですね。委員会でやって、そしてその決まったことを日本政府に計画の実施を勧告する、そして実際に計画が実施、決定されてい...全文を見る
○土田委員 いいです。  では、今のところ、要するに行ったり来たりの交流がほとんどだというふうに感じるんですけれども、まず一つは、支援委員会と同じように国際機関であるということから会計監査がされていない。だれが会計監査しているかというのが第一の質問。  それから二つ目は、高野...全文を見る
○土田委員 委員会に報告するということですけれども、実際は、ロシアから三人、日本から三人ですね。齋藤さんもその委員になっていらっしゃるわけですよね。この委員会というのは開かれていない。外交ルートを通じて委員会の機能を果たしているんだというふうにおっしゃいますけれども、それで済むん...全文を見る
○土田委員 この交流委員会にも鈴木宗男議員が非常に深くかかわりをしていたと。七十九回の招聘プログラムの中で、八割近くについて鈴木さんは同席をしていたり表敬を受けたりという関与をしていたということでございますが、鈴木さん以外にも、国会議員の中でこういったことに深く関与している方もい...全文を見る
○土田委員 時間がないのでもうはしょってしまいまして、ちょっと最後の一問にさせてください。  大臣にお尋ねするんですが、北朝鮮の拉致問題についていろいろな質疑がなされました。なかなか具体的な進展がないということは非常に残念であると思いますし、大臣も多分同じような認識を持っていら...全文を見る
○土田委員 今月の十六、十七日に、中国の大連市において北朝鮮の課長クラスと協議をした、その際に、有本さんの消息を確認するように申し入れたという報道がなされたんですが、これは事実ですか。
○土田委員 というのは、あったことも言えない、協議をしたかどうかも言えないというわけですか。
○土田委員 わかりました。  時間ですのでこれでやめますけれども、やはり日本の主権が侵されているということを国民全部が感じているわけでございますので、ぜひいい方向に進むといいなと思いますし、最後に、やはり米朝交渉がもうちょっと進展をしないとうまくいかないなという感じがしますので...全文を見る
03月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○土田委員 愛知万博への参加要請をしたのが二百六十の国と機関だそうですが、この中で百ぐらいのところが参加するのではなかろうかという話を事務総長がされておりますが、大体このぐらいの数字を期待されているんでしょうか。
○土田委員 愛知万博の入場者数が当初四千万人ということでございましたが、下方修正して、最近では千五百万人が来るんじゃなかろうかというふうな考えを述べられております。  ディズニーランドが二千五百万人、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンが一千万人を突破するだろうということで、...全文を見る
○土田委員 今話がありましたように、一日平均八万人、多いときが十五万人のお客さんといいますか観光客が来るわけですが、この混乱に対して十分な対応をされているでしょうか。
○土田委員 次に、外務大臣に伺います。  昨年六月に発表された外務省改革の中で、領事業務の抜本的な改革をやりますというような項目がありました。これを受けまして改革案の検討を重ねて、順次改革を実行されているというふうに聞いているわけですが、やはり、経費削減の観点から考えまして、窓...全文を見る
○土田委員 答えがはっきりわからないんですが、いわゆる間違いがあっちゃいけないということはよくわかりました。  経費節減ということを目的にして、いわゆる簡単なこと、今言った送迎とか窓口の業務でも簡単なところについては、民間に委託できるところはしていく考えがあるんですかという質問...全文を見る
○土田委員 領事館の業務については抜本的に改革をしていくんだ、そういったことを公約したわけですから、やるべきことはちゃんとやっていただかないと、非常にわかりにくいという感じがしますよ。  それから、機密費の流用事件あるいはプール金、こういった一連の不祥事が続いたわけでございます...全文を見る
○土田委員 外務大臣から見ればそういうふうな答弁になると思うんですが、民間会社は大抵監察は内部に置いていると言いますけれども、周りから見れば、内部から独立させたところに置かないと、外務省はこれまでさんざん不祥事をやってきたんですよ、さんざん。もう言い出すと切りがないぐらいやってき...全文を見る
○土田委員 アメリカが一九八四年にユネスコを脱退しましたね。その理由が、ユネスコが第三世界に偏重している、あるいは放漫財政であるということで脱退して、今も入っておりません。その後、一九九九年に日本の松浦さんが事務局長に就任して、ユネスコの組織改革やいろいろな諸改革を進めて大きな評...全文を見る
○土田委員 在外公館のことでちょっとお尋ねしますが、昨年の本案改正時の為替レートと今回の為替レートを比較しますと、ドルとユーロともに円安となっているわけですね。この場合、常識的に考えれば、アメリカにおける在勤基本手当の基準額は増額されるはずですが、今回の改正案を見ますと、例えば在...全文を見る
○土田委員 物価変動、為替変動、それによって調整をする、大変結構です。  今大臣もちょっと触れられましたけれども、今、日本が非常に不景気で、日本の国民は給料面で非常に困っているところもあるわけですね。だから、在外に勤務する方の給料についても、為替や物価だけでなくて、国内経済、国...全文を見る
○土田委員 ということは、そのルールはまだ決まっていないということなんですね。そのルールを決めるべきだという答弁でございますので、そのルールはまだ決まっていないということですか。
○土田委員 ありがとうございました。終わります。
04月03日第154回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○土田委員 参考人にお尋ねしたいと思います。  先月の三月二十七日の参議院の予算委員会で小泉総理大臣は、支援委員会というのはずさんな運営をされていたというふうに答弁をいたしました。どういった実態なのかわからないので、きょうは参考人にお見えをいただいたわけでございますが、まず、外...全文を見る
○土田委員 具体的にどういった話をされたのか。  といいますのは、普通だったらば、ロシアの専門家といいますかロシアに詳しい人が事務局長になっていたわけですが、参考人はロシアの専門家ではなくて違うところから来たわけで、それについて何か話はありましたですか。
○土田委員 齋藤局長に伺うんですが、この件について、高野参考人が事務局長に就任するに当たり、鈴木議員からの何か話あるいは依頼かなんかあったんでしょうか。
○土田委員 状況証拠から察しますと、何かあった、あるいは鈴木さんが推薦したんじゃなかろうかというような話をよく聞くわけでございますけれども、なかったらなかったで結構なんですが。  参考人にお尋ねします。  まず支援委員会の方ですけれども、事務局の人事ですね、例えば職員を採用す...全文を見る
○土田委員 支援委員会が一九九三年に設置されてから、委員会自体が余り開かれていない。いつごろから開かれなくなったんでしょうか。
○土田委員 今度は参考人に伺うんですが、参考人が事務局長に就任されてから、委員会は一回も開かれていませんですね。なぜ開かれていないと思っておりましたですか。
○土田委員 齋藤局長に伺いたいんですが、この委員会が開かれないまま、外交ルートを通じて合意をした上で運営されてきたというふうな答弁を前回されましたけれども、どういった外交ルートでやってきたんですか。相手の窓口が、代表者がいないわけですから、そういったことが実際にできたんでしょうか...全文を見る
○土田委員 この協定で言う委員会が開かれて、ここで取りまとめをして日本政府に要請をする、決めるのは日本政府である、この委員会が開かれることは必ずしも必要なものではないという答弁ですが、本当にそんな答弁でよろしいのですか。  ということは、この委員会がほとんど開かれていなかったと...全文を見る
○土田委員 参考人にお尋ねしますけれども、ロシア側の要望というのは事務局長も毎年つぶさに知っているわけでございますか。
○土田委員 事務局長はつぶさに知らなかったわけですから、では、これは齋藤局長、具体的にはロシア支援室が窓口となって取りまとめをやって、具体的に細かく運営されていたんでしょうか。
○土田委員 高野参考人に聞きたいんですが、ロシアからの要望を鈴木宗男議員からじかに聞いたことはございませんか。
○土田委員 人道支援としまして昨年の一月に国後、択捉、色丹の三島に贈られた支援物資が現在も国後島に置かれたままであるという新聞報道がございましたですね。多分ごらんになっていると思いますけれども、その中には食料品もあったと。  ということを考えますと、支援委員会の設置協定第二条(...全文を見る
○土田委員 齋藤局長に伺いますが、この昨年一月の物資、ガソリンと小麦粉でしたか、このときは。これらについて、本当に具体的に要請があったんですか。要請があってこれを政府が決定して、お届けした、それがいいかげんに扱われている。支援委員会は、それについては最後まで確認はできていないとい...全文を見る
○土田委員 高野さんにお伺いしますが、支援委員会で扱っているお金、通帳が個人名義になっていたということが参議院で指摘されて、銀行のルールとしてこれが普通なんだということで、それでもいいんですが。  それから同時に、前回も私は質問したんですが、会計検査院の検査が入ってなかったとい...全文を見る
○土田委員 ということは、支払われたお金が適正であったかどうかというのは、最終的には高野参考人の責任であるということなんですが、全部知っているわけじゃないという今の答弁でございますか。
○土田委員 それから、消費税の問題なんですが、消費税はかからないということを承知の上で、まあ承知の上でということはないでしょうけれども、払ったというふうに報道されましたけれども、消費税の問題について、金額が非常に高額ですから、二億六千万円に上るという消費税ですから、これについては...全文を見る
○土田委員 消費税を受け取った企業は税務署に消費税を払ったというふうに言っているんですが、これは確認されているんでしょうか。
○土田委員 いや、これは返してもらうのが当然ですよね。どんな調査をしているか知りませんけれども、そんなに時間がかかるはずないですね。納税されていたかどうかということがわかればいいわけでしょうし、あるいは、いろいろな方法があると思うんですが、その上で考えるのではなくて、これは必ず返...全文を見る
○土田委員 ということは、外務省に都合の悪い資料は出さなくて、都合のいい資料ばかり出すということはしませんということだと思うんですが。ということは、同じように国会に対しても、我々に対しても、資料要求があれば出していただけるわけですか。
○土田委員 ちょっと時間がなくなったので、高野さんにもう一、二問お尋ねするんですが、青年交流委員会の招聘するロシア人の選定、だれをお招きするかということについてはだれが決めていたんでしょうか。
○土田委員 決めるのは日本の三人ですね。だれでしたか、三人います。これは、ロシア側からの推薦ではなくて日本側が勝手に決めている。では、その人たちに推薦する資料はだれがつくっているんでしょう。こういった方がどうでしょうかと推薦する資料。だって、七十九回やっているわけですからね。それ...全文を見る
○土田委員 この七十九回の招聘プログラムのうちの八割に鈴木宗男さんが関与している。関与しているというか、鈴木宗男さんに表敬訪問に行ったり、鈴木さんに食事をおごってもらったり、あるいは鈴木さんと一緒に懇談をしたり。なぜ鈴木さんばかり、この七十九回のうちの八割が鈴木さんばかりに集中し...全文を見る
○土田委員 随分あいまいな答弁ですね。僕はやはりおかしいと思いますよ、そういったことになってくると。特定の議員だけにそういったことが集中しているということはおかしいと思いますよ。  さっき外務大臣から話がありましたように、専門家会議で、この支援委員会と青年交流委員会の存続を含め...全文を見る
○土田委員 私は、定年退職後の事務局長としての職務をされたという気持ちがあるかもしれませんけれども、やはりずさんだったと思いますよ。やはり事務局長という要職にある限りは、明確な方針あるいは改革精神とかでやっていかないことには、なかなか、こういった事態になってくると思うんですよ。 ...全文を見る
04月05日第154回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○土田委員 最近のアフガニスタン情勢について、幾つかお伺いしたいと思います。  新聞報道あるいは外務省からのいろいろな報告はなされておりますけれども、いま一つわからない点も幾つかあるわけでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず最初に、アフガニスタンにおける難...全文を見る
○土田委員 といいますことは、まだ難民についてはそれほど落ちついてないといいますか、非常に混乱した状態にあるというようなイメージを受けましたけれども、そういう雰囲気でございますね。  そういった状況で、我が国は、昨年十二月に、生計費用とか緊急性の高いものとして、アフガニスタン暫...全文を見る
○土田委員 余り詳しく、よくわかりません。  昨年来拠出を決定されたことは報告、公表されているわけですが、もっと具体的に、どれだけの額が、いつ、どのような方法によって拠出されたか、わかりにくいわけですね。ですから、これまでアフガニスタンに対して実施された支援方法、いつ、それから...全文を見る
○土田委員 地震の件は後でまた聞こうと思ったんですが、御説明いただきましてありがとうございました。  アフガニスタン暫定機構がお金がない、いわゆる資金難のために本格的な復興がなかなか難しい状態にあるというふうに伝えられているわけですね。  我が国を含めて、ほかの国からの資金の...全文を見る
○土田委員 次に、我が国の大使館のことについてお尋ねしたいと思います。  昨年の十二月二十二日に暫定政権を政府として承認しました。七九年のソ連のアフガン侵攻以来、初めてアフガンと正常な外交関係を再開できたわけです。  そこで、本年二月十九日に、カブールに在アフガニスタン大使館...全文を見る
○土田委員 現在七名で、なるべく早い時期に十名にしたいということですね。わかりました。  三月の三日から十三日まで、今話が出ましたその調査団が、暫定機構の閣僚や関係者と協議をしたり、あるいは施設を視察したりというふうにやってきたと言われております。  結果の概要によりますと、...全文を見る
○土田委員 三月初めの支援調査団の結果報告、これによると、今後の留意点として、カブール市内では、人々の生活に活気が感じられる、復興が始まっているとの印象があるが、政治、治安情勢は引き続き注視する必要があるという報告でございます。  今後、我が国だけでなくて、いろいろな国からも、...全文を見る
○土田委員 カブール以外の都市についてお尋ねしたいんですが、軍閥が割拠していて、昔よりもかえって治安が悪くなったというような報道もあるわけでございますが、外務省が把握しておるところだけで結構ですので、地方の都市についての安全度、お願いします。
○土田委員 同じく支援調査団の結果概要によりますと、暫定政権閣僚たちは復興への強い熱意を示しているが、行政機構の機能を初めアフガニスタン政府の援助吸収能力は未知数であるという報告をしているわけですね。  このような状況の中で、具体的な支援を行っても、その資金が適宜適切に使われて...全文を見る
○土田委員 このアフガンの復興を願っているわけでございますが、そうであれば、支援実施後の、今局長がおっしゃったフォローアップ、非常に重要であると思うわけでございますが、支援が本当に必要なところに渡っているかどうか、これの確認作業はどうなっているでしょうか。
○土田委員 いろいろな国から、いろいろな機関を通じて、何回も巨額のお金がアフガンに入っていくわけですね。暫定政府も、なかなか行政機構が整っていないということになりますと、不正があるとは言いませんけれども、適正な場所に行くかということは非常に大事だと思うんですね。しかも、今の日本の...全文を見る
○土田委員 といいますのは、具体的な要望は現時点ではまだ来ていないということですね。  では次にですが、これは大臣にお伺いしたいと思います。  アラビア海北部で米軍等支援のため活動中の海上自衛隊は、その技術と実績を米英両国からも高く評価されているというふうに思いますし、ブッシ...全文を見る
○土田委員 ということは、この新聞の記事は間違いだとおっしゃるわけですね。連絡についてはじかに、その現場で連絡がよくとれていると。  外務省がこの報告を受けたわけじゃなくて、自衛隊からの、防衛庁からの報告でしょうけれども、この新聞にはそう書いてありますね。直接じゃないんだ、ほか...全文を見る
○土田委員 こういった大事なときに、先ほど民主党の方からも質問がございましたけれども、イスラエルの大使を置かない、アフガニスタンも大使を、これは臨時代理大使ですか、むしろ逆だと思うんです。何もないところは臨時大使でもいいし、空白でもそんなに差し支えはないんでしょうけれども、こうい...全文を見る
○土田委員 今、大臣が打ち合わせをされているときにはずっと質問をしていたんです、アメリカに対してどういった依頼をされましたかと。
○土田委員 終わります。
04月10日第154回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○土田委員 通告しました質問の順番を少し入れかえさせていただきまして、先に北朝鮮問題それから不審船をやりましてから、時間の許す範囲でこのシンガポール問題をやっていきたいと思います。  まず北朝鮮の問題でございますが、今月の四日に韓国の大統領特別補佐官が北朝鮮を訪問したわけですね...全文を見る
○土田委員 きのうその会議があって、その一部を今田中局長お話しをいただいたというふうに思うわけですが、南北の話し合いができた、それから米朝の話し合いができた、日朝はこれからだということですが、前回の日朝交渉から随分時間もたっているわけですし、その間に非常に、この日朝交渉については...全文を見る
○土田委員 大臣にお尋ねしますが、このことによって日朝交渉の再開の糸口が見つかったというふうに考えられますか。
○土田委員 次に、不審船の問題でございますが、日米合同で調査チームを発足させるという方針を決められたようでございますが、これについて、どういった理由でアメリカ側と合同でやるのか、その点についてお尋ねします。
○土田委員 というと、この産経新聞に出たのは誤報だというわけですね、そういう事実がないということですから。産経新聞の四月八日の朝刊でございますが、不審船の引き揚げについてアメリカと合同チームを発足させるというふうに、これはだれが答えたとは書いてありませんけれども。  もう一回聞...全文を見る
○土田委員 その点はわかりました。誤報だということで理解できましたけれども。  これに対しまして、この引き揚げに関して、私は、けさのテレビで、ちょっとしか見なかったのですが、李鵬さんが、反対といいましょうか難色といいましょうか、そういった態度をとっておられるようですが、これにつ...全文を見る
○土田委員 ということは、李鵬さんも、このアメリカとの合同チームをつくるという誤報を聞いたためにそういった発言になったということですね。  僕は、大臣にもう一回、以前した質問をするんですが、不審船を引き揚げて事実究明をしろという、国民の多数といいましょうか、たくさんの意見がある...全文を見る
○土田委員 その答弁じゃ、僕は理由にならないと思うんですね。中国側との話し合いは当然、粛々でもどんどんでもいいんですが、進めていかなきゃならない。やはり日本政府として、引き揚げて事実関係を究明しようという姿勢がなければできないと思うんですが、何か外相の答弁というのは非常にあいまい...全文を見る
○土田委員 前回、私は、海洋調査船の問題でこの委員会で質問をいたしました。中国の海洋調査船が日本近海に来て、協定違反をやっていろいろな場所で調査をしている。しかも、普通ならばやってはいけないエアガンによる調査とかボーリング調査とか、いわゆる単なる海洋調査でなくて資源探査をやってい...全文を見る
○土田委員 その件はわかりました。そんな、油漏れは大した問題じゃないですよ。日本の資源を探査されているのに、それを中国に許しておいて、油漏れなんか大した問題じゃないですよ。  シンガポールの件でございますが、まず、アジアにおける我が国の経済連携のあり方についてお尋ねしたいと思い...全文を見る
○土田委員 きょうは下地政務官にお見えいただいておりますので、政務官の方にもひとつお尋ねをしたいと思います。  シンガポールという国は、国土が狭いということや国際的な交通の要衝にあるわけでございまして、そういった特性から、中継貿易を中心に発達している。アジアにおいては、ビジネス...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。
04月12日第154回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○土田委員 中東問題についてお尋ねするんですが、既に何人もの方から質問が出ておりますけれども、今まさに紛争の最中である、戦争状態にあると思うわけですが、それについて幾つかお尋ねしたいと思います。  この問題に対する取り組みについて、大臣は、四月十日の本委員会で、我が国としては三...全文を見る
○土田委員 国際社会が、こういったパレスチナ問題の解決に向けて一丸となって方策をいろいろ考えているわけでございますが、三月十二日に、国連安保理事会においても、イスラエルとパレスチナの自治政府が二つの国家として共存することを肯定するというような採択をしたというふうに私は感じるわけで...全文を見る
○土田委員 さっき大臣は答弁の中で、パウエル長官が果たす役割は大きくて期待をしているというふうにおっしゃったわけですね。そのパウエル長官も、イスラエル軍が撤退後の現地の治安について、監視団を派遣することを提案しているわけでございますが、一方、国連、ロシア、EUの多国籍で停戦監視団...全文を見る
○土田委員 おととい、EU加盟国で構成する欧州議会が、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区へ侵攻しているイスラエルに対しまして経済制裁を科すのを求める決議を採択したわけです。もちろん強制力はないらしいのですが、EUは十五日に開催される予定の外相理事会でこの問題を協議して、制裁も辞さな...全文を見る
○土田委員 ドイツ、フランス、イギリスなどがイスラエルに向けての軍事物資の輸出を禁止する措置をとっていることが報じられております。この措置は、欧州連合の決定抜きにして、どういう決定になろうとも、大多数の西欧諸国が武器輸出の認可をおくらせたかあるいはまたおくらせつつあるというような...全文を見る
○土田委員 パウエルさんに期待している、アメリカが一番力があるから、それを後方から支援していきたい、あるいは、ソラナさんとかパウエルさん、いろいろな方と連絡はとり合っていると言いますけれども、僕は具体的にはそんなに何もしていないと思いますよ。日本政府が発信していることは何も見えて...全文を見る
○土田委員 この人事がこのようにおくれている理由は何ですか。単なる純粋な人事問題じゃないということを僕は言いたいんです。非常事態ですよと言っているんです。非常事態なのになぜ特命全権大使を送らないんですかと言っているんです。どういった準備を今されているんですか。
○土田委員 余り理解できないですが、通常の場合ならば別にそれで構わないと思うんです。大臣が指名して閣議決定して宮中で承認を得てアグレマンをとるわけですけれども、こういった非常時に通常と同じようなやり方、考え方というのはまずいんじゃないですかというふうに僕は申し上げているんです。と...全文を見る
○土田委員 その治安確保をした上でないと具体的な支援ができないということは、もう当然のことだと思うんです。駒野臨時大使がそういった発言をしたことはないというふうにおっしゃいますけれども、報道ではそういうふうに、ほかの新聞にも出ておりまして、治安確保が最優先である。そういったのを新...全文を見る
○土田委員 次に、アメリカのミサイル防衛構想についてお尋ねします。  去年の夏ごろはこの委員会でも随分取り上げられたんですが、最近ちょっと聞いていないんですが、その間に随分進んできたなという感じがするんですね。  アメリカの国防総省が二〇〇五会計年度に、ミサイル防衛構想に基づ...全文を見る
○土田委員 これまで示してきた我が国の態度といいますか、正式な言葉なんですが、ミサイル防衛構想に対して、アメリカは検討するというふうに言ったことに対して、日本は、理解する、検討することを理解するという立場をとってきたわけでございますが、こういった計画が出てきたということは、今後は...全文を見る
○土田委員 ということは、アメリカのミサイル防衛構想には理解する、そういう言葉ですか。
○土田委員 ちょっと時間がないので、この前大臣が行われたタウンミーティングについてお尋ねしたいと思います。  「開かれた外務省のための十の改革」という中の広報体制、広聴体制再構築として、タウンミーティングがこの前の七日の日に開催されたわけでございますが、第一回目の会合のテーマが...全文を見る
○土田委員 環境大臣としておやりになったタウンミーティングと、今回、外務大臣としておやりになった。いわゆる外務省に対する非難といいましょうか、不信感といいますか、そういったのがたくさん出てきたんじゃないかと思うんです。私は内容は知りませんけれども、外務省に対する非難や不満がたくさ...全文を見る
○土田委員 多分、大臣が想像していた以上に国民の皆さんの不満が高かったんじゃないかなというふうに想像したので、今その質問をしてみたんですけれども。  今回のそのタウンミーティングで、ODA計画について、役人だけで決めるシステムを改め、どの国にどのような援助をするかということにつ...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。
04月17日第154回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○土田委員 テロ資金供与防止条約第六条で、この条約の適用の対象となる犯罪行為が政治的、哲学的、思想的、人種的、民族的、宗教的または同様の考慮によっていかなる場合にも正当化されないことを確保するために、必要な措置をとることになっております。  我が国は、これらの必要な措置を確保す...全文を見る
○土田委員 次に、第八条三項で、没収した資金を犯罪の被害者またはその家族に対する補償のために使用するという仕組みを確立することを考慮するということになっております。これは義務規定ではないと思うんですが、被害者またはその家族にとってぜひ必要な措置ではないかというふうに私は考えます。...全文を見る
○土田委員 といいますと、慎重な配慮が必要であるということで、これに対しては我が国は対応しないということでございますか。
○土田委員 これまでのテロ防止関連の十二条約ですが、ハイジャックや爆弾テロなど重大な事件が起こるたびに、国際民間航空機関や国際原子力機関などがその都度作成をしてきた条約であるわけです。そのため、新たな形態のテロなどに十分対応できない側面もあるわけでございまして、現在、国連総会第六...全文を見る
○土田委員 現在の世界経済が、人や物や資金が自由に移動することを前提として成り立っているわけでございますが、テロ資金の規制を強めるならば、金融取引あるいは投資活動が鈍るのではないかというマイナス面も当然予想されるわけでございますが、テロ資金の規制が世界経済に与える影響について、政...全文を見る
○土田委員 次に、拉致問題についてお尋ねします。  小泉総理が中国・海南島でのアジアフォーラムに出席した際に、北朝鮮による日本人拉致疑惑について、拉致問題は日本にとって極めて重要な人道問題であって、おろそかにしないんだという決意を中国の朱鎔基首相に示されましたが、朱鎔基さんは、...全文を見る
○土田委員 確かに、米朝、南北それから日朝、そういった関係がよい兆しを出しているというふうに朱鎔基さんはおっしゃったんだと思いますけれども、韓国とアメリカの交渉状況は極めて重要であると同時に、中国と北朝鮮の信頼関係を考えますと、中国の支援といいましょうか、北朝鮮への場合によっては...全文を見る
○土田委員 四月十一日に国会で、日本人拉致疑惑の早期解決を求める決議を全会一致で採択をいたしました。  決議文は、拉致疑惑は、国家主権並びに基本的人権、人道にかかわる極めて重大な問題であって、政府は、国交正常化に向けた話し合いの中で、国民の生命財産を守ることが国家の基本的な義務...全文を見る
○土田委員 次に、対ロシア外交についてお尋ねをしたいと思いますが、四月十一日にモスクワで読売新聞の記者が日ロ交渉のロシア側責任者であるロシアの外務次官アレクサンドル・ロシュコフ氏にインタビューした記事が、四月十二日の朝刊に掲載をされました。  外務省の方々は、特に外務大臣は、そ...全文を見る
○土田委員 我が国の外交姿勢は変わらないというふうにおっしゃいますけれども、だって、相手側の外務次官が、十一日ということはまだ六日前ですよ、六日前にそういう発言されているんです。鈴木さんがいなくなったんで交渉相手がいなくなったとおっしゃっているんです。日本が発信しているシグナルは...全文を見る
○土田委員 そもそもこの二島先行返還論が、この言葉が正しいかどうかわかりませんけれども、まず二島という話が出てきた背景には、五十年間領土交渉やってきて、何も進展しなかったじゃないかという思いがやはりあるかと思うんですね。だから、では今後十年たったらば返してもらえるんだろうか、返還...全文を見る
○土田委員 いやいや、変わらないのはいいんですよ。変わってほしいと言っているんです。結論出ないじゃないですか。今まで五十七年間やってきたけれども、全く領土問題については進展を見ていない。これから五十年たったらば進展があるんですか、変わるんですかということなんです。  この議論が...全文を見る
○土田委員 ということは、今後とも国民に対して、我が国の方針は変わりません、基本的に粘り強くやっていきますというメッセージをずっと発信され続けるわけですよね。それで納得するでしょうか、皆さん。それでいいんですかと。なぜかというと、今まで五十年たっても何ら進展はしなかったし、今後五...全文を見る
○土田委員 大いに発信をしていただいて、頑張っていただきたいと思います。  これで終わります。ありがとうございました。
04月19日第154回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○土田委員 今パレスチナ問題が出ましたので、ちょっとついでに言わせていただくんですが、大臣は、非常に総合的にやっているというふうにおっしゃいました。私もこの委員会でこの問題は多分三回にわたって質問したと思うんですが、私も、大臣は何もやっていないと思うんですよ。  例えば、EUが...全文を見る
○土田委員 前段の答弁が抜けていると思うんですが、いわゆる国内紛争、グスマンさんと与党内での対立についてはどのように考えていらっしゃいますか。
○土田委員 東ティモールのPKOの活動に参加するために、三月から四月にかけて、我が国の陸上自衛隊施設部隊から、女性隊員七名を含む六百八十名及び司令部要員が十名派遣されております。  この施設部隊の業務がPKO活動の後方支援であるわけですが、現在どういった活動あるいは展開をされて...全文を見る
○土田委員 条約の質問をいたします。  まず、インテルサットでございますが、二〇〇〇年十一月の第二十五回締約国総会でインテルサットの民営化が決定をしたわけでございます。昨年の七月から、新しい、民営のインテルサットの会社が発足したわけでございますが、国際衛星通信環境が厳しいことに...全文を見る
○土田委員 この条約の第五条に、今後ITSOは、会社が中核的な原則を履行することを確保するため、公的業務契約を締結し、会社を監督することになるとあります。会社が、サービス業務の確保、特にライフライン接続サービスを怠った場合、ITSOは会社に対してどのような措置を講じることになりま...全文を見る
○土田委員 民営化が行われるわけですが、インテルサット条約が現在のような形で残り、会社を監督するITSOが存続するということは、一〇〇%の民営化とは言えないのじゃないかと思うわけですね。このITSOの存在が、会社の自由な活動を抑えたり、あるいは会社の発展に何らかの影響を及ぼすこと...全文を見る
○土田委員 我が国のインテルサットの使用状況ですが、外務省が出している資料によりますと、KDDIにおける使用回線数が毎年減少している。二〇〇一年が千五百二回線、一九九七年の三千十二回線の約半分になっているというわけですね。  こうした現状については、将来を予測したような感じがす...全文を見る
○土田委員 WHOのことについてお尋ねします。  このWHOは、加盟国の義務的負担である分担金によって賄われているわけですが、滞納が一番多いのがアメリカなんですね。アメリカの滞納額は四千四百万ドルでございまして、全体の二九・三%を占める。その後に、ウクライナ、アルゼンチンなどが...全文を見る
○土田委員 ということは、アメリカは滞納金をまだ払っていないわけですが、そのほかにもたくさんあるわけですね、アメリカだけでなくて。日本はちゃんと払っている、ほかの国は払っていない。この分担金を払っていないために、WHOの運営に支障を来してきているというふうに言われているのですが、...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。
04月24日第154回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○土田委員 きょうは、久しぶりではないのですが、外務省改革について重点的にお尋ねをしていきたいと思います。  久しぶりじゃないと言ったのは、一月にも二月にも三月にもやりましたので、頻繁にやらないといけないなというふうに思っておりますのでやるのですが、その前に、大臣、小泉総理の靖...全文を見る
○土田委員 そこで、中国と韓国から日本の大使館が呼ばれて、厳重注意したのか説明を求められたのかわかりませんが、いずれにしても、外務省の職員が説明に行ったということでございますが、外務大臣としましては、どういった説明をするように指示を出されたんでしょうか。
○土田委員 具体的にはどういった説明をしたのか、あるいはするように指示をしたのか、お尋ねしております。
○土田委員 中国の外交部の方々やあるいは全人代の方々と話しましても、この靖国神社問題、いわゆる歴史認識の問題については、毎回毎回、けんかになるぐらいに、テーブルをたたいて彼らは議論をしてくるわけでございます。靖国神社問題についても、特にA級戦犯のことですね、これについては今回どう...全文を見る
○土田委員 中国に対しましては、多分、中国が言っているのはA級戦犯の合祀の問題でございまして、この取り扱いについての説明をしなければ、僕は多分、中国は納得しないといいますか、避けて通れない話題だと思うのですね。ですから、それについての説明がなされたのか。あるいは、説明に行った在外...全文を見る
○土田委員 毎年毎年、年中行事みたいにこの靖国神社の問題が取り上げられるということは、やはり韓国、中国だけでなくて近隣諸国に対する我が国のあいまいな態度、明快にしていないというところに問題があるのじゃないかなという気がしてならないのです。何十年にもわたって、こういった問題がいまだ...全文を見る
○土田委員 次に、外務省改革のことについてお尋ねをするのですが、昨年の一月一日に松尾事件が発覚をした。日付を見ますと、ちょうど去年のきょう、四月二十四日に、外務省機能改革会議が提言を発表したわけですね。それを受けて、外務省の改革要綱というのを田中外務大臣のもとでつくられて、六月六...全文を見る
○土田委員 外務大臣がこの四月二日に外務省の処分を発表された、これについてはこの委員会でもさんざん議論がなされてきたわけでございますが、内容的には、過去との決別というふうに大臣はおっしゃっているんですが、それとはちょっとほど遠いなという感じが私はしてならないんです。  鈴木宗男...全文を見る
○土田委員 この鈴木宗男さんの問題につきましては、政と官のあり方、これが一番問われているんじゃないかと私は思うんですね。外相の私的諮問機関である「変える会」で、この件についても、来月、中間報告がまとめられるというふうに聞いているわけでございますし、私たち自由党の中でも、政と官のあ...全文を見る
○土田委員 外務省が他国との協定に基づいて設立し、日本から拠出金を受けながら、会計検査院の検査を受けなくてもいいということになっている国際機関が二十六あるというふうに報道されております。このような国際機関の中には、内容について明らかにされている機関もあるわけでございますが、大部分...全文を見る
○土田委員 外務省の悪い癖が僕はそこにあると思うんですが、今回の外務省疑惑が出て、たくさんあったわけですが、それに対する対応策は、外務省は、話が表に出たこと、あるいはリークされることによってばれてしまったこと、それに対してしか対応しないんですね。たまたまこの支援委員会とか日露青年...全文を見る
○土田委員 ODAの問題に入ります。  この外務省所管のODAで、鈴木宗男さんが随分いろいろな分野で関与していたんじゃないかというふうな話がありました。去年、ケニアのソンドゥ・ミリウダムを見に行ったときに、鈴木さんも私も一緒だったんですが、日本工営の現場所長さんがずっと同行して...全文を見る
○土田委員 私は、今の大臣の発言は賛成できませんね、やはり反対ですね。それは、各省庁に配分されたODA予算が、例えば四つあれば四つのチェックが入るんだということは、僕は、実際は、現実は違うと思いますよ。今の役所の縦割り構造を見ていますと、そんなに四者でチェックする体制にはなってい...全文を見る
○土田委員 両副大臣とも政治家でございますので、ぜひ大臣をサポートしながら外務省改革に頑張っていただきたいと思います。月に一回ぐらい、やはり外務省改革について僕は質問いたしますので、ぜひ進捗状況もまた詳しく教えていただきたいと思います。  ありがとうございました。
04月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○土田委員 日韓投資協定についてお尋ねしますが、我が国はこの協定をもって十本目ということで、極めて少ない本数であるわけですが、投資協定について我が国は消極的な立場をとってきたというふうな感じが私はいたします。やはり日本の国益を考えますと、これからも積極的に投資協定を結んでいくべき...全文を見る
○土田委員 いや、そういった質問じゃないんです。ふやしていくべきだと私は考えているんですが、その方向ですかということです。
○土田委員 具体的にふやしていく場合にいろいろな困難があると思うんですが、条約を結ぶ上において、どういった難しさがあるのか、これが第一点。  それから二つ目は、当面どういった国との投資協定を、水面下でといいましょうか、事務レベルといいましょうか、考えておられるのか。  その二...全文を見る
○土田委員 次に、犯罪人引き渡しの件ですが、政治犯の場合は引き渡しに応じる必要はないという規定でございますが、政治犯という定義、どこまで政治犯と見るか、これについて具体的にお答えください。
○土田委員 次に、KEDOの問題についてお尋ねをいたします。  端的に聞くんですが、現在、軽水炉の進捗状況、どの辺までいっているんでしょうか。
○土田委員 かなりおくれているという答弁でございますが、二〇〇三年に完成する予定だったのが五年おくれぐらいじゃないかというふうな、これは外務省の発表でありますけれども、二〇〇八年に、完成予定が五年ぐらいおくれていると。それに対して北朝鮮が、軽水炉の建設のおくれによる電力の損失、こ...全文を見る
○土田委員 まあ二〇〇八年でもいいんですが、完成をするのに査察との問題がどうしても絡んでくるわけですね、査察を受け入れないわけですから。そうなりますと、五年おくれですから、二〇〇八年に完成させるためには査察を始めなきゃならない。この時間的な問題を言っているんですが、遅くともいつご...全文を見る
○土田委員 この主要部分を入れる前に査察ということでございますが、なぜ北朝鮮はそんなにかたくなに査察を拒んでいるんでしょうか。
○土田委員 この工事のおくれによって、建設費がさらにふえてくるんじゃないか、あるいは利子がふえてくるんじゃないか。すると、当然また日本にも追加支援の話が来るかと思うんですが、その場合はどういう対応をされますか。
○土田委員 次に、拉致問題についてなんですが、二十九、三十と日朝の赤十字による会談が行われる。大変喜ばしいことだと思いますし、一年半も再開をされなかった。この委員会でも何回も、日朝交渉の再開はいつなんだ、どういう条件が必要なんだという議論がたくさんございました。多分、直接的な日朝...全文を見る
○土田委員 平成十一年十二月の第一回の日朝赤十字会談で、戦前に我が国で行方不明になった朝鮮人について、被害者と位置づけて解決に努力するということで合意がされました。さらに、平成十二年三月の第二回会談では、北朝鮮側の被害者として百八名の名簿を日本側に渡した。日赤と厚生労働省が調査を...全文を見る
○土田委員 今、局長おっしゃったように、北朝鮮の被害者の問題というのはこれはもう戦前の話であって、今回、日本人の拉致事件についてはこれはもう人権侵害の問題であって、全く、同列に扱う話ではない。まして、日朝の赤十字会談で出るような話ではなくて、本会談といいますか、日朝交渉の場で扱う...全文を見る
○土田委員 この赤十字会談で、今後の日朝交渉、いわゆる本会談と言ってもいいんでしょうか、その日程まで決まってくるんでしょうか。
○土田委員 というと、赤十字会談の次回の日程を決めるまでいければいいなということで、日朝間の大使級の話が始まるということは全く今のところは期待できないということですか。そういうことでしょうか。
○土田委員 あと一分あるのですが、もう予鈴が鳴っておりますので、これで終わります。ありがとうございました。
05月08日第154回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○土田委員 おはようございます。  青木大使には、昨年ケニアを訪問したときに大変お世話になりました。この外務委員会で昨年九月上旬にケニアを訪問し、そしてソンドゥ・ミリウのダム、ダムと言っちゃいけないんでしょうか、ダムを見に行ったんですが、その際にもいろいろな話をさせていただきま...全文を見る
○土田委員 このソンドゥ・ミリウの円借款、当然、コンダクターであるならば返済計画については十分内容も御存じでしょうし、あるいは調査も最初はされたと思うんですが、これについて、返済能力あるいは国内事情、さっきからかなり議論が出ていますけれども、総合的にそういった心配はしなかったんで...全文を見る
○土田委員 ケニアのNGOの方々への説明、いろいろな不満や批判が出ましたね、そのNGOの方々への説明については、大使としてどういったことをされましたか。
○土田委員 今大使がおっしゃったテクニカル何とかというのは、技術委員会のことですね。  この技術委員会なんですが、これは私が感じたところによると、そんなに機能していないんじゃないかなという気がしてならなかったんです。この技術委員会に専門家がいないじゃないかとか、いろいろな批判が...全文を見る
○土田委員 さまざまな問題が出たときに日本政府は、どんな問題が出たかというと、NGOに対する嫌がらせだとか銃撃事件とか、そういうのが起こってきた。それに対して日本政府の態度というのは、あくまでケニアの内部問題だというような態度をとってきたわけですね。  それなのに、現実には日本...全文を見る
○土田委員 もちろんそうだと思いますが、大使の個人的な会合の相手には鴻池組も入っていたし、そういった方々と頻繁にやっておられたという話も聞いたものですから、ちょっと念のためお尋ねをいたしました。  それから、今回、ソンドゥ・ミリウのコンサルティングをやっている日本工営ですね。こ...全文を見る
○土田委員 この一期工事を担当した日本工営が、今後その二期工事があるときに、この日本工営は北方領土問題でいろいろ問題になっている会社ですね、また日本工営を使うお考えでございますか。
○土田委員 もちろんまだ決まっていないんでしょうけれども、じゃ、二期工事においても引き続き、なれている日本工営にコンサルティングを頼むということもあり得るということだと思うんですが、このくらい世間を騒がした会社でございますし、これから捜査の進捗がどうなるかわからないわけですから、...全文を見る
○土田委員 小泉総理は、就任されてから去年の八月まで、自分は、だれが反対しようと、どんな抵抗に遭おうと、八月十五日に靖国神社に参拝するんだと何十回も言い続けてこられた。ところが、八月十五日には参拝しなかった。非常に腰抜けな総理大臣であるわけでございますけれども、外国が、中国や韓国...全文を見る
○土田委員 次に、不審船の引き揚げ問題についてですが、船が沈んでいるところで日本が作業をしているんですが、それに対して中国の海洋調査船、中国の船が四隻も監視をしているということが新聞に出ておりました。この監視については事実なのかどうか、あるいは中国政府から我が国に対してそういった...全文を見る
○土田委員 川口大臣は、この不審船の引き揚げについては一貫して、検討中だ、まだ最終決断をしていないんだというふうな答弁をしておられますけれども、いつごろされるんでしょうか、引き揚げについて。
○土田委員 細切れで申しわけないんですが、日朝の赤十字会談について、どういった成果があったと思っておられますか。
○土田委員 赤十字会談の次回が六月というのはわかりましたけれども、いわゆる本交渉については話題に出なかったんでしょうか。
○土田委員 以上で質問を終わりますが、青木大使におかれましては、海外青年協力隊、ぜひ御尽力をいただき、また御活躍をされますことをお祈りいたしております。本日はありがとうございました。
05月14日第154回国会 衆議院 本会議 第32号
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○土田龍司君 私は、自由党を代表して、ただいまの瀋陽総領事館事件に関する外務大臣報告に対して、質問いたします。(拍手)  我が国外交の根幹にかかわる、国際条約上、国際人道上許されない、重大な失態が報告されました。日本が主権国家としてとらなければならない根本的な姿勢を外務省がどれ...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○土田委員 外務省の問題、たくさんいろいろな問題があって、質問したいことも多いんですが、まず京都議定書の方の、人類の未来にかかわる問題でございますから、そちらから先に質問させていただきます。  十四年前にトロントで開催されたサミットにおいて地球環境問題が初めて議題として取り上げ...全文を見る
○土田委員 この自由化、国際化の進展ということに対して、新税の導入といった経済措置を講じることは極めて効果的であると私は思っているんです。つまり、規制措置に比べると、より安い費用で同じ効果を期待できるという部分があるかと思うんですね。また、市場経済の効率的な資源配分をゆがめないた...全文を見る
○土田委員 高度経済成長期に国民の所得水準が向上し、家庭電化製品の急速な普及を誘い、家庭用電力の消費の急増をもたらしたわけでございます。電化製品が急速な普及をした結果、一九六五年から七三年にかけて、八年間で家庭用の電力消費が二・七倍、年平均増加率が一三・四%にもなりました。自動車...全文を見る
○土田委員 この個人の生活のライフスタイルを変える、変えさせることですね、普及活動をその重点にやっていきたいということでございますが、政策の進め方によっては、いわゆる個人の自由といいますか、あるいは民主主義の進展に矛盾するんじゃないかということも想定されるわけですが、この点はどう...全文を見る
○土田委員 次に、吸収源の問題なんですが、我が国の温暖化防止対策では、森林によるCO2吸収分が三・九%と見積もられ、非常に大きな割合を占めているわけですね。しかし、CO2の年間排出量は、化石燃料の年間消費量の統計に基づいて相当高い精度で推計することができるわけですが、森林、海洋あ...全文を見る
○土田委員 植林などのCO2吸収源対策を進めるに当たって、森林火災などで、蓄積された炭素の予測し得ないような大気への放出等も考えなきゃならないと思うんですね。また、最後には枯れ木になって、結局はCO2が大気中に再放出されるということも計算に入れなければならないわけです。  つま...全文を見る
○土田委員 我が国のこの森林の荒廃状況、非常に荒れてきている。あるいは、森林行政をめぐるさまざまな問題点がある。森林経営の基盤に深刻な問題を抱えていると私は思っているんです。  そこで、CO2吸収を三・九%、これを実現できるかどうか、これについて私はなかなか難しいと思うんですが...全文を見る
○土田委員 現状のまま推移していった場合は、三・九%を大幅に下回るだろうということですね。だったらば、どのぐらいの数字になるんでしょうか。
○土田委員 議定書の関係はこの辺で終わりにさせていただきまして、私は、午後からまた十五分持ち時間がございますので、その流れで幾つか質問をさせていただきますが、まず最初に、瀋陽事件のことなんですが、幾つか指摘をされている中で、この八日に起こった事件の初動のまずさということは当然ある...全文を見る
○土田委員 余り答えになっていないんですが、情報によって判断し、態度を決めていくわけですね。それが、この短い時間の中で、そういった情報があいまいに伝わってきたということは、非常に私は解せないなという感じがしてならないんです。  田中局長が理事会において説明をされました。そのとき...全文を見る
○土田委員 午前中に地球温暖化の京都議定書が通りまして、これであと衆議院が通って参議院が通れば、大臣も大手を振ってサミットに行ける、しかも、前環境大臣として大きい顔ができるんじゃないかなと思って私も安心しております。  瀋陽事件について、事件が発生してから十日たつわけでございま...全文を見る
○土田委員 いや、合意をしていないのは事実なんです。だって、相談がないんですから。日本に相談がなくてアメリカにやろうというわけですから、合意をしていないわけですね。  この原状回復と五人の引き渡し、どう違うかわかりませんけれども。あるいは、陳謝を求めたけれども中国側は、そういっ...全文を見る
○土田委員 ということは、議論を積み重ねた上でないと再発防止の具体策は出てこないということでございますか。再発防止策について、何かまだ話し合いはされていないというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○土田委員 この瀋陽事件が発生した朝、阿南大使が、不審者があった場合は追い返せというふうに指示していたという報道があった。それに対して日本は、そういった事実はないと全面否定をした。この追い返せということを指示していたという報道があったのは十五日ですが、外務省の反論というのはその前...全文を見る
○土田委員 どういった確認をしたかというのが今の答弁には抜けているんですが、話の流れからしますと、阿南大使が追い返せと言った、その四時間後にその事件が発生して、現場にいた副領事は、テレビで見たようなああいった態度をとった。非常に、何といいますか、つじつまが合うような感じが私はして...全文を見る
○土田委員 いやあ、よくわかりませんね。みんなで相談して答えを出していくというんですか。現在の外務省の姿勢ですよ、あるいは今後でも同じなんですが。ちょっと今の答弁は何かわかりにくい。みんなで話し合って決めようというんですか。もう一回答弁してください。
○土田委員 在外公館の、こういった事件が発生したときの基本的な考え方については、川口大臣から公館に伝えてあるという発言がありました。そして、今回の阿南大使の発言は、それを受けて自分の守備範囲のところにそういった指示を出したということなわけですけれども、規則どおりにやるとした場合に...全文を見る
○土田委員 田中局長、そうした場合に、不審者の希望がわからないわけですね。それを、インタビューといいますか、聞かなきゃならない。それを門の外で、いわゆる立ち話をするのがいいというそのマニュアルというのは、やはりおかしいという気がするんですけれどもね。この辺、現実味がないような気が...全文を見る
○土田委員 以上で質問を終わります。
05月29日第154回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○土田委員 条約案件が三本出ておりますので、簡単に、一問ずつだけ質問させていただきます。  まず、WIPOの問題、世界知的所有権機関、この件については、ただ事務局長の任期を制限するというだけの内容でございます。  これに対しては、先ほど外務大臣は提案理由説明において、WIPO...全文を見る
○土田委員 WIPOは、特許権の保護のための活動も行っているわけでございますが、最近、中国において、我が国の企業が出願した特許の審査が進まないでたなざらしとなっている事例が大きな問題となっているようです。特に、電気通信機器の分野における中国の特許審査処理の長期化が目立っており、D...全文を見る
○土田委員 今の答弁からは努力をしているという感じしか受け取られませんけれども、やはり中国に対して要請や抗議をしなきゃならないというふうに私は思います。  また、昨年から中国もWTOに加盟したわけでございまして、中国に対してもWTO協定上の紛争処理手続が活用できるんじゃないかと...全文を見る
○土田委員 もう一問、文化財の件でございます。  文化財は、我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日に守り伝えてきた貴重な国民的な財産であるわけですが、我が国の歴史、文化等の正しい理解のために非常に重要であると同時に、将来の文化の発展向上のための基礎をなすものであるという...全文を見る
○土田委員 次に、中国の瀋陽問題に入ります。  この北朝鮮亡命事件、二十二日に中国が独自の判断で五人を韓国に送り届けたということで、大きな山を越えたというふうに感じるわけでございますが、きょうに至るまでの報道の流れを見てみますと、まず、十九日に杉浦副大臣が中国のトウカセン外相と...全文を見る
○土田委員 トウカセン外交部長は、十九日には、大事なことはいい方向で解決すると思うというふうに言ったんです。つまり、この時点で大体先の予定はできていたんじゃないかというふうに私は感じるんです。  それから、人道上の問題としておさめることを条件に日本が何ら約束はしていないとおっし...全文を見る
○土田委員 いや、精神論じゃないんですよ。冷静にやるんじゃないんですよ。そういうことを聞いているんじゃない。世界がずっと注目しているんです。日本がどういった態度をとるのか、中国がどういった態度をとるのか、注目しているわけですね。あるいは日本国民も、あのビデオを何十回と見せられて、...全文を見る
○土田委員 どうも外務大臣の話を聞いていますと、南米のペルーの大使館事件がございましたね。ペルー政府が強行突入をしたわけですが、そのときに日本政府は、事前に通告をして了解を得てくれというふうに言っていた。しかし、それは通報されないで作戦が強行された。公館のこの不可侵侵害について、...全文を見る
○土田委員 具体的な話が出てこないんですから、これからおやりになっていくんだと思いますので、ぜひその方向でお願いしたいと思いますが、同時に、先ほどからも出ておりましたけれども、責任問題、処分については、これはやはりきちっとやらないことにはだめだと思うんです。  去年の一月一日に...全文を見る
○土田委員 そのめどがつく時点というのはいつかということが一点と、ぜひ今回の件については、厳重注意ぐらいじゃなくて、もっと重い処分をしてほしいということを考えるんですが、その点はどうでしょう。
○土田委員 次に警備体制のことなんですが、今回の事件が発生するということを想定されていたと思うんですね。あるいは、これと全く同じでなくても、似たような事件が発生する可能性について、どこまで外務省は想定をしていたのか。あるいは、こういった情報収集をだれが行って、だれがそういった基礎...全文を見る
○土田委員 公館への出入りの件なんですが、主要国は自国の武装した警備要員を派遣しているわけでございますけれども、日本はしていないということですけれども、この点について、日本も実力行使ができる人、そういったのを配備するという考えはないんでしょうか。
○土田委員 質問通告していましたので、多分次の質問を御存じだと思うんですけれども、在外公館警備対策官の件です。  警察庁、防衛庁、法務省、公安調査庁、内閣調査室、民間会社、それから採用された在外公館警備対策官がその警備を担当しているわけですね。これはどういった職務を具体的にする...全文を見る
○土田委員 この人たちは、採用に当たって、ああいった能力を有しているかどうかという問題と、あるいは訓練をされるんでしょうか。
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月31日第154回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○土田委員 さて、きょうは一般質疑でございますし、時間もある程度ございますので、外交関係全般にわたって質疑をさせていただきたいと思います。  今、我が国の外務省、さまざまな問題が発生をしておりますが、やはり外務省としてのふがいなさがどうも国民の目に映っているような感じがしてなり...全文を見る
○土田委員 鈴木さんやロシアンスクールの方々がそういった動きをしてきたという事実があらゆるところから発信されている、あるいはそういった事実を認めている人もいる。それなのに、そういったことは全くなかったということで済ませられる問題でしょうか。これまでの五十年間の領土返還問題、特にこ...全文を見る
○土田委員 前段の質問なんですが、これまで二島先行返還論というのはなかった、そういった行動は一切なかったと言うんですが、外務大臣が言っておられる開かれた外交ということからすると、やはり反するんじゃないかと思うんです。もう一回、私にではなくて国民にメッセージを発するつもりで、この問...全文を見る
○土田委員 次に、瀋陽の事件の問題でございますが、やはり三つの問題があったと思うんですね。まず、亡命を希望した五人の取り扱い。それから、瀋陽総領事館の対応ぶり、あるいはまた、中国による不可侵権の侵害の問題だと思うんですね。  順番にやっていきたいと思いますけれども、まず、今回、...全文を見る
○土田委員 局長、もう一回わかりやすく、じゃ、今中国が言っているその根拠としていることは、国際法上は正しくないということでよろしいんですね。
○土田委員 第二の問題ですが、この瀋陽総領事館の対応ぶりについて、この調査報告書の中でも非常に手抜かりがあったというふうに報告をされ、あるいは、外務大臣も小泉総理も、初動にはいろいろ間違いが多過ぎたというような話をされております。  そこで、いずれ外務省としましても、近いうちに...全文を見る
○土田委員 瀋陽問題で最後の質問でございますけれども、今回の事件は国家主権の問題ではないと外務大臣は前回答弁をされました。国際法上はそうかもしれませんけれども、国家主権に準ずるものだというふうに私は思っておりますし、世界各国は、日本側の対応あるいは中国側の対応に非常に注目をしてい...全文を見る
○土田委員 ウィーン条約三十一条に反しているというわけですね。当然のことですね、同意がなかったんですから。中国側が同意があったというのは、現場の方がシェシェとか言ったというだけの話でして、この総領事館の最高責任者、もしくはそれが指名した人が同意をしない限りは同意があったとみなさな...全文を見る
○土田委員 全く具体論じゃないですね。慎重にとか、よく見きわめてからとか、そういったことしか言えないんだったらば、毅然たる対処とは言えないでしょう。具体的に今後やっていくんだというふうに何回も何回も答弁しておきながら、そのくらいの答弁しかできないんだったら、全然具体論じゃないです...全文を見る
○土田委員 この事件が発生してから、この不審船が、どこの国かわからないわけですから、沈んだ時点ですぐに引き揚げる準備をしなきゃならなかった。なぜならば、発砲事件までやって、何人もの人がその船に乗っていて死んだことがわかっているわけですから、日本の国益を損なうのがわかっているこの事...全文を見る
○土田委員 中国政府からそういった即答がもらえないというような外交をしていること自体が、やはり間違いだと思うんですよ。十二月に事件が発生して、さまざまなことが言われた。あるいは、沈んだ船はその前に中国の港にいたんじゃないかという話もあった。それに対して調査もしない。あるいは、中国...全文を見る
○土田委員 大臣は外務省改革をするんだとおっしゃっているのならば、大胆な機構改革は避けては通れない。大胆な機構改革をしなくて外務省改革はないわけですから、その程度の改革もできないんじゃ外務省改革はほど遠いなという感じがしてなりません。  さて、もう一つ、中国の問題でございますけ...全文を見る
○土田委員 反日感情をあおるような建物じゃない、そういったものじゃないというふうにおっしゃいますけれども、現実にこの内容を見ますと、そういったことになっているような気がしますよ。  私は、年に一回中国へ行きまして、外交部の方とも意見交換したり、あるいは全人代の方々とも意見交換し...全文を見る
○土田委員 韓国の教科書問題を最後に一問質問いたします。  去年の十月に日韓歴史共同研究委員会をつくるということが決められ、これはもうできたんでしょうかね。この共同委員会、できたかどうかというのが第一問です。  それから、第二問は、ここで仮に学者同士が議論をして日本と韓国であ...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
06月05日第154回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○土田委員 先に、条約について一問、二問質問させていただきます。  エネルギー憲章第七条は、石油や天然ガスのパイプラインや電力網による第三国を通じたエネルギーの通過について、締約国は、関税と貿易に関する一般協定第五条の通過自由の原則に従って、エネルギー原料及びエネルギー製品を、...全文を見る
○土田委員 質問通告していなかったんですが、もう一点、気になりますのでお尋ねしますが、カスピ海の開発の件です。  石油だけでなくて、天然資源などが豊富に埋蔵されているというわけでございまして、そこに対して日本からも投資をするということですね。特に重要になってくるのが、カスピ海に...全文を見る
○土田委員 さて、今問題となっております非核三原則の問題について質問いたします。  安倍官房副長官が、集団的自衛権について憲法をどう変えていくかということを議論する必要があるということを言っておりますね。憲法改正は非常に難しい議論であるが、その前に集団的自衛権の政府解釈を変更す...全文を見る
○土田委員 いやいや、違うんですよ。安倍官房副長官の発言や、今政府がやろうとしている、法律を通そうとしている態度について、少し趣旨が違うんじゃないかというふうに私は感じるんですが、大臣はそのように感じませんかということです。
○土田委員 そういうのじゃないんですけれども、まあいいでしょう。  福田官房長官の非核三原則の見直し発言、これが本当であれば内閣が吹っ飛んでしまうというふうに本人もおっしゃっていて、変えるつもりはないんだということも、私もあの発言から大体理解できます。  しかし、この問題につ...全文を見る
○土田委員 閣僚の中でそういった発言が飛び出して、国際問題化するようなことが行われるということについて、ぜひ注意をお願いしたいという意味で質問をいたしたわけでございます。  次に、大臣がこれから行かれるインドとパキスタンの問題です。  カシミール問題をめぐって、いよいよ軍事的...全文を見る
○土田委員 田中局長の今の答弁は、要するに、アメリカの政策を追認していない、追認するんじゃなくて独自の判断をしているんだというふうなことをおっしゃりたいんだと思いますけれども、現状において、我が国がインドとパキスタンに対して、例えば、核実験の凍結を求めたり、包括的な核実験禁止条約...全文を見る
○土田委員 アメリカやいろいろな国が、インド、パキスタン両国に滞在している自国民のいわゆる引き揚げを決めたり、実行に移したりしているわけでございますが、現在の軍事的な緊張状態が武力衝突に発展する可能性というのはどの程度だと、あるいはどういうふうに考えておられますか。  これは大...全文を見る
○土田委員 わかりにくい答弁なんですが、インドを訪問された杉浦副大臣が、五月三十一日にシン外相との会談の後、テロ根絶に対する非常に強い決意を感じた、パキスタンとの軍事衝突に向かう可能性が高いと感じたというようにおっしゃっているんですね。こういった認識は、どこからこういうふうに感じ...全文を見る
○土田委員 日本国民を退去させるという方法について、いろいろな方法があるかと思うのですけれども、民間のチャーター機あるいは政府専用機あるいは自衛隊機、具体的にそういった準備、あるいはもう具体的には進んでいるんでございましょうか。
○土田委員 時間がありませんので、もう一問、ちょっと田中局長にお尋ねしたいと思います。  先ほど、いわゆるテログループ、あるいは過激派等の話をされておりましたけれども、アフガニスタンでいろいろ手間取っているわけですね、アルカイダやタリバンの掃討作戦に。そういったことについては、...全文を見る
○土田委員 以上で質問を終わります。
06月12日第154回国会 衆議院 外務委員会 第19号
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○土田委員 おはようございます。  北朝鮮の経済状況といいますか、国民の暮らし、餓死がたくさん出ている。私のイメージがどうもちょっとはっきり浮かばないのですが、どういった国民生活をしているのか、餓死がどの程度出ているのか、その辺についてお話しください。
○土田委員 アメリカのCIAが何年か前に、三年後には北朝鮮は崩壊するだろうという報告を出してから、もう既に何年もたっていますね。そういったことが何回も報告されたり報道されたりしているわけでございますけれども、ソフトランディング、太陽政策がなぜうまくいかないんでしょう。
○土田委員 あめとむちの政策の中で、じゃ、むちの話。日本政府として今何をやるべきだと思いますか。
○土田委員 北朝鮮の最後の目的は韓国の併呑だと先ほどおっしゃいましたね。北朝鮮は韓国に対して、最近、具体的にはどういった活動をしているんでしょうか。
○土田委員 以上で終わります。
07月10日第154回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○土田委員 今最後の話題になりました阿南大使を呼ぶか呼ばないかという話、また理事会で話があると思いますけれども、私も今中川筆頭理事がおっしゃったように認識しております。外務省の方が出さないということでございますので、理事会でもう一回話を正確にしなきゃなりませんけれども、ちゃんとし...全文を見る
○土田委員 次に、大量破壊兵器の拡散防止のためのロシア支援、これについても合意がされたわけですね。核兵器解体に伴う関連物質がテロリストに流れないように、そういった目的で十年間で二百億ドルを上限に資金調達するということになりました。小泉総理は、我が国として当面二億ドルの拠出を表明し...全文を見る
○土田委員 今回のサミットでの大きな出来事に、アフリカの行動計画が採択されたということもやはり大きいと思うわけですね。テロの温床となる貧困解消に主要国が力を入れるということは非常に大きな意義があるわけでございますが、ただし、先進諸国の意向に沿うような選別した重点政策、重点的な援助...全文を見る
○土田委員 ロシアの参加でございますけれども、新聞によって、いつ日本が知ったかというのがどうもはっきりしません。突然小泉総理も知ったとか、あるいは前日に知らされていたとか、報道によっていろいろあるのでございますけれども、ロシアが今回から正式に参加するということは、日本としては、あ...全文を見る
○土田委員 さて、ロシアが参加してくるわけでございますが、今、民主党の方の質疑の中で、これによってこれまでの日本の対ロ政策が何ら変わるものではないというような答弁をされておりましたけれども、私は、やはり日ロ平和条約の締結問題やあるいは北方領土問題について影響があるんじゃないか、あ...全文を見る
○土田委員 領土問題が出たついでに聞くんですが、今回の鈴木問題といいましょうか、北方四島に関するこれまでの五十年間が水泡に帰したというような感じがしているわけです。一九五六年の日ソ共同宣言まで戻ってしまったんじゃないか。  今後どういった領土問題についての外交を展開していくかと...全文を見る
○土田委員 外務省は、この四日の日に、瀋陽事件についての処分を発表されました。関係者が大臣も入れて十三人であったわけでございますし、処分は、岡崎総領事が懲戒減給、阿南大使が厳重訓戒などになっているわけですね。  この処分をもって一連の外交上の不手際についてすべて決着がついたとい...全文を見る
○土田委員 さて、大臣は、この瀋陽事件が発生した直後から、これまで何百回も、毅然たる処置をとるんだということを言い続けてこられました。何百回というのは多少オーバーかもしれませんけれども、多分何十回も言ってこられました。今回の問題で、中国に対して主権の侵害であるということを引き続き...全文を見る
○土田委員 不可侵の侵害でも結構なんですが、あるいは中国と韓国が両方とも遺憾の意を表明した、それも結構なんですが、日本がそういったこと、不可侵の侵害を継続的に言い続けているにもかかわらず、中国はどういった態度をとっているんですか。
○土田委員 それでは、大臣が言い続けた断固たる処置とか毅然たる処置とか、これとはほど遠い関係じゃないですか。断固たる処置をとるんだ、毅然たる態度を見せるんだということを言い続けたわけでしょう。そのことを今あなたは実行していると思いますか。
○土田委員 何十回話してもこの件はもう意味がないようですので、あきらめます。大臣がいかに毅然たる態度をとらないかということがだんだんわかってくると、その分だけ不愉快になりますので、この件はぜひ大臣が納得のいくようにしてください。  さて、日本海に沈んでいる不審船の引き揚げの件で...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
07月12日第154回国会 衆議院 外務委員会 第21号
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○土田委員 中国・瀋陽の亡命者連行事件に関連してでございますが、中国政府が、我が国に対して、日中間の新たな領事条約の締結を検討しましょうという提案をしたことに対して、外務大臣は前回の委員会で、新たな領事条約の締結も含め、再発防止の協議を継続していくというような答弁をされております...全文を見る
○土田委員 即座な拒否かどうかはわかりませんが、いずれにしても、ウィーン条約はあるんだ、双方それに参加しているわけですから。  今回もそうでしょう、ウィーン条約を守らないわけですね、中国は。ウィーン条約を守るんだったらば、当然中国は謝罪をする態度に出なきゃならないのに、新たな条...全文を見る
○土田委員 大臣のどの発言が改革に後ろ向きかというのは、さっき言いましたように、大臣がそのままおっしゃっているわけではなくて、新聞各社、マスコミ各社は、外務省の幹部の発言からそのように受け取れるということを書いているということなんです。それは、外務省の幹部が言っているということは...全文を見る
○土田委員 今回の南北艦艇の交戦事件について、韓国国防省は、北朝鮮による計画的な、意図的な奇襲攻撃であるという調査結果を発表しているわけです。これに対して、小泉首相は、八日の日に、引き続き正常化に取り組む、冷静に対処し、挑発に乗らないことだという発言をしておられます。あるいは福田...全文を見る
○土田委員 いや、単なる重要であるという答弁じゃなくて、今申し上げましたように、韓国はこういうふうに主張している、アメリカはこういうふうに言っている。我が国が集めた情報の中で、もしもそういった意図的、奇襲的な攻撃を北朝鮮がやったとなれば、非常に大きな、重大な問題がある。これについ...全文を見る
○土田委員 余り答弁になりませんけれども、次に参ります。ODAの問題です。  ODAの問題で、九日の日に十五の具体策について大臣は発表されました。監査、評価等、一から五まで項目があるのですが、私は、当然上から読んでいきますので、この監査のところを見て、経済協力の各スキームについ...全文を見る
○土田委員 いや、これに書いていないから質問しているんです。  事後評価といいますか、それが我が国に対して、どういった国益につながる、有効に使われたお金であるかということを評価する体制をもう少し強化してほしいという意味でございます。  中国に対するODAですね。二千億円になる...全文を見る
○土田委員 時間が来ましたけれども、もう一点大事なことを忘れておりました。  四月の二十九、三十と日朝の赤十字会談が行われましたね。そのときの話の結果は、大きな進展はなかったけれども、次回の会合は六月中に行うことが決まったということになっていたんですが、行われたんでしょうか。
○土田委員 六月にはできなかったけれども、近々やるということで、今調整中ということでよろしゅうございますか。そういうことでしょうか。
○土田委員 では、六月中には、なぜやらなかったのでしょうか。
○土田委員 以上で終わります。
07月17日第154回国会 衆議院 外務委員会 第22号
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○土田委員 まず、条約から二、三質問いたします。  郵便業務の国際的な性格及びグローバル化が進む状況で、今日では、他国との郵便関係の調整を図る限定連合であるアジア=太平洋郵便連合なんですが、これで行うよりも万国郵便連合で行った方がやりやすいんじゃないかというふうな気がするんです...全文を見る
○土田委員 太平洋連合というのはいわゆる限定連合ですね、今、林さんがおっしゃったように。  しかし、そういった検討がなされたというふうにおっしゃいますけれども、実態としてやはりむだが多過ぎるんじゃないかな、あるいは合理的じゃないんじゃないかなと。このくらい通信手段が発達をしたわ...全文を見る
○土田委員 次に、大臣にお尋ねいたします。  昨年の一月に松尾事件が発覚をしたわけですが、それ以来、外務省の職員による一連の不祥事、さらにはプール金、あるいは最後にはロシア支援室の問題まで、さまざまな問題が発生をしたわけです。外務省に対して、あるいは外務省の職員に対してもそうな...全文を見る
○土田委員 これらの提言の中で、今大臣もおっしゃいましたし、以前もおっしゃっていたのが、やはり意識改革と人事制度の再構築だというふうに思うわけですね。  それで、今の答弁で、外務省改革は着実に進んでいるんだというような言い方をされていますけれども、そんなに進んでいないというふう...全文を見る
○土田委員 特に、外務省の方がつくった「変えよう!変わろう!外務省」の中身ですね。コピーを私ここに持っておりますけれども、まずびっくりしたのは、何でこんなにたくさんあるんだろうということなんです、分量が。こんなこともできていないのかということですね。これに出てくるということは、こ...全文を見る
○土田委員 いや、改革はみんな賛成しているんですよ。外務省の五千人の方々、みんな、反対している人はいないと思いますよ、建前上は。その一番の問題になってくるのはやはり人事ですねという話をしているんですよ。経済協力局長を、外務大臣が反対を押し切って外部から登用したことがきょうのNHK...全文を見る
○土田委員 ぜひ、その強い気持ちでやっていただきたいと思います。外務省の改革は進んでいるといいますが、今言いましたように、経済協力局長のことがトップニュースになるようなことは、まだ進んでいない証拠なんですよ。そういうことを私は申し上げたんです。  ちょっと話を変えまして、アメリ...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
07月19日第154回国会 衆議院 外務委員会 第23号
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○土田委員 受刑者移送については、質問通告した内容については大体出てしまったような感じがするんですが、二つだけ質問させていただきます。  まず一つは、裁判国と執行国のみが移送の申請をできるということに書いてあるわけですが、なぜ本人からの申し出はできないんでしょうか。
○土田委員 林審議官、もう一点お尋ねします。  一方の国から相手国に対して犯人の移送を請求した場合に、拒絶する理由を言う必要はないということになっていますね。これは何ででしょうか。
○土田委員 外務大臣にお尋ねいたしますけれども、私は、この委員会でたびたびODAのことについて質問をしてまいりました。もちろん、私だけでなくて多くの委員がODAについて質問してきたわけでございます。  私は自分の選挙区でよく地元の方々と小さな懇談会を開くことがあるんですが、その...全文を見る
○土田委員 今の答弁の中の第三原則についての説明、矛盾しているんじゃないかという私の質問に対する答弁、ちょっと何かよく理解できないんですが、例えば七月十日付の日本経済新聞の夕刊に、東京大学の山内さんという教授が「あすへの話題」というコラムに「ODAは賠償なのか」、ODAは中国に対...全文を見る
○土田委員 しかし、整理済みと言いながらもそういった見方をしている人がいるということですし、あるいはまた、そういった指摘がなされているということについてはやはり考えていただきたいと思いますが、時間がございませんので、ちょっと最後に一問だけ。  ARF、ASEAN地域フォーラムに...全文を見る
○土田委員 同じくこのARFで毎回毎回問題になってくるのが、国防に関する高官級の参加の実現が出てくるわけでございますが、なかなかこれが実現しない。これについて大臣はどのように考えておられますか。
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
07月22日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第3号
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○土田分科員 自由党の土田龍司でございます。  扇大臣と菅政務官におかれましては、長時間御苦労さまでございます。もうちょっとですので、頑張ってください。  さて、私は、日本の国際競争力の強化に向けた構造改革のための施策や、都市住民の生活の質を改善するための都市再生関係のインフ...全文を見る
○土田分科員 さて、具体的な指定に向けた絞り込みでございますけれども、何カ所になるかわかりませんが、四つか五つぐらいかというふうに聞いたこともございます。この絞り込みがどのような基準で、あるいはどのくらい進んでいるのか、これについてお尋ねしたいと思います。特に気になるのが、さて横...全文を見る
○土田分科員 具体的には幾つぐらい指定されるつもりなのか、あるいはいつごろまでに大体その指定が終わって効力を発揮していくのか、その辺についてはどうでしょうか。
○土田分科員 先ほど扇大臣から、港湾の荷役等についても値段が高過ぎるというような御指摘もありました。あるいは港のタグボートやパイロットの料金も高いのではないか。横浜に関しましても、三千トン以上はパイロットをつけなさい、そういった指導もあるわけですが、こういった幾つも改善していく点...全文を見る
○土田分科員 次に、首都圏の空港についてお尋ねするんですが、私が初当選しましたのが平成五年でございましたが、当時は首都圏の第三空港の話が非常に持ち切りでございましたし、非常に具体的に進んでいった時期があるのですが、それに比べますと、最近余り空港の話が聞かれなくなったなという感じが...全文を見る
○土田分科員 バブル経済で非常に航空貨物の需要が伸びてきた。そこで第三空港の必要性が論じられ、今局長から答弁がありましたような状況に今立ち至っている。最後の第三空港の必要性については、また経済状況がどう変わっていくかわからない。しかし、いずれにしても空の時代になってきている。これ...全文を見る
○土田分科員 さて、海上保安庁の長官にお見えいただいておりますので、幾つかお尋ねしたいと思います。  まず、不審船の引き揚げの件でございます。昨年の十二月にあの事件が発生して、船が沈んだ。沈められたか沈んだかは別にして、沈んだ。私は、この沈んだ時点で、まず海上保安庁なり政府は引...全文を見る
○土田分科員 大臣の許可を得て、事あるごとにそういった要求をしたというふうにおっしゃいましたけれども、私は聞いたことはないですね。海上保安庁からあるいは国土交通省から、早く引き揚げなさいよという話を再三にわたって要求したという話は聞いたことがないんですが、それはそれとしまして、今...全文を見る
○土田分科員 その質問を続けてやるんですが、今、扇大臣が再三それをおっしゃってきたんだということについては、それはもうそれで結構だと思うんですが、外務省の答弁は一貫して、中国の了解が得られないんだと言っているんですね。  この問題は、国際法的にも中国の同意を得る問題じゃございま...全文を見る
○土田分科員 ということは、来年度予算で予算要求をされるというふうに理解しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと時間がありませんので、せっかく長官が見えていますので、これは質問要求しておりませんでしたけれども、一つだけお尋ねしたいと思います。  それは、...全文を見る
○土田分科員 いや、長官、それはいいんです。通報のあった分だけやっている分については問題ない。私が言っているのは、調査の仕方で、今言ったエアガンとかボーリング調査を認めるべきではないと言っているんです。これについてはどうですか。
○土田分科員 いやいや、もっとちゃんと答えてくださいよ。この二つの調査の仕方については、日本国政府の同意がなきゃだめでしょう。いわゆる日本でいうと、海上保安庁からの許可がないことにはやっちゃいけない行為なんですよ。これは日本は許可しているんです。だから中国はやっているんですよ、堂...全文を見る
○土田分科員 いやいや、答弁、だめですよ。長官、事前通報制度というのは、地域と期間でしょう。地域と期間についてはだめだと言える、注意できる。できるんですが、調査の仕方を言っているんです。エアガンとかボーリング調査をやめさせろと言っているんです。なぜやめさせないんですか。
○土田分科員 時間がないのでやめます。これは、また改めてやります。  ありがとうございました。
07月24日第154回国会 衆議院 外務委員会 第24号
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○土田委員 モントリオール議定書について幾つか質問させていただきます。  まず、臭化メチルについてですが、この議定書は九七年に改正になって、二〇〇四年末には生産が全廃されるということでございます。この臭化メチルは、畑作地等の土壌の消毒や、あるいは穀物等の輸出入時の検疫や薫蒸に使...全文を見る
○土田委員 次に、フロンの取引のことなんですが、この議定書は加盟国と非加盟国のフロン取引を禁じているわけでございますが、これは制限なき貿易を原則としているWTOに矛盾するといいますか、摩擦が生じているというふうに感じるわけですね。  そこで、WTOは九五年の設立と同時に貿易と環...全文を見る
○土田委員 残留性の条約の方についてお尋ねします。  環境問題に関する取り組みということは非常に重要であると思うわけでございますが、環境NGOの件ですね。日本の場合は、会員、スタッフ及び資源が非常に脆弱である、あるいは全国及び都道府県レベルの評議会及び委員会への参加は限られてい...全文を見る
○土田委員 次に、外務省改革のことについてお尋ねをします。  外務省改革は直接の外交ではないわけですが、我が国の外交を遂行する上で極めて重要であるということは間違いありませんし、また、今回さまざまな問題が発生した。これについて、やはり足元をしっかりしなきゃならないということも間...全文を見る
○土田委員 外務省タウンミーティングにおいて、前回、二回目が行われたわけでございますが、中国へのODAについて、あるいはODAの金額の削減について、大臣は、中国が平和で安定することは日本にとって重要である、砂漠緑化は黄砂対策など日本のためでもあるというふうな発言をされております。...全文を見る
○土田委員 決して仮定のことでなくて、中国の平和と安定に我が国のODAの支援が資しているというわけですから、それを削減したり、あるいはやめたりすれば不安定になるという理屈になるのは当然のことでございます。  あるいはまた、中国に対して、前回私はこの場で質問をさせていただきました...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。
07月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第25号
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○土田委員 大臣には、いよいよ二十九日から海外出張ということですから、御苦労さまでございます。  特に、七月の三十一日に、今質問に答えておられましたが、北朝鮮の外務大臣との会談がセットされたということでございます。大変に喜ばしいといいましょうか、膠着した状態になっておりましたの...全文を見る
○土田委員 北朝鮮との会談がなかなか進まない、あるいはこういった偶然でないと交渉が持てないという状況にありますので、ぜひ、大きな期待をしておりますし、注目をしておきたいと思います。  それから、同じく外務大臣はミャンマーに行かれるわけです。日本の大臣としては何と二十年ぶりでござ...全文を見る
○土田委員 瀋陽事件が発生してから間もなく、外務委員会として、中国大使の参考人としての御出席をお願いしましたけれども、なかなか実現しなくてきょうに至りました。今回の通常国会で、この外務委員会は最後になるわけでございますが、ここまで時間がかかってしまった。引き延ばされたんじゃないか...全文を見る
○土田委員 阿南大使には御苦労さまでございます。休暇でということで、きょうは外務委員会に御出席をいただきましてありがとうございました。  さて、大使に幾つかお伺いしたいと思うんですが、まず、六月二十九日に韓国の西海岸沖で、黄海上で北朝鮮と韓国との銃撃戦が発生をいたしました。朝鮮...全文を見る
○土田委員 報道で知ったということは、本省から連絡があったわけでもないし、部下からの報告でもなくて報道で知ったということですね。時間は何時だったんでしょうか。
○土田委員 この事件があった直後、福田官房長官は談話を発表されまして、非常に重大な関心を持っているということを言われておりますし、たまたま事件が発生したのは中国国内ではございませんが、中国と日本の間にある極めて近い場所で発生をした。朝鮮半島は御存じのとおりの状況の中で大変な事件が...全文を見る
○土田委員 この訪中団を出迎えられたときは、銃撃戦の事件は知っておりましたか。
○土田委員 この土井さんを団長とする訪中団は、一時四十五分に北京に着いた後、四時から全人代の李鵬さんと会見をされております。その後、五時から在北京の日本人記者団との会見がありました。そこで初めて訪中団はこの事件を知るんです。記者から質問されて知らなかったので、記者も驚いた。ところ...全文を見る
○土田委員 この五時からの記者会見の後、六時から中国側との懇談会が始まったんです。この場でも、まだその詳しい内容を知らないわけですから、この訪中団は、中国の要人の方々とこの件について意見交換することもできない。懇親会が終わってから、おくれて到着された民主党の佐々木秀典先生から詳し...全文を見る
○土田委員 確かに憤慨されておりましたことを、もう一回言っておきたいと思います。特に、この外務委員会の委員であります東門美津子さん、東門先生からも聞きましたけれども、同じように憤慨されておりました。大使館の態度は極めてけしからぬと言っておりますが、外務大臣、今のやりとりを聞いてお...全文を見る
○土田委員 さて、瀋陽事件について、五月八日に発生した後、外務大臣も総理大臣も、不可侵権の侵害であるということで、中国に対して毅然たる態度をとっていく、毅然たる措置を求めると言い続けました。多分、何十回も言いました。  私は、毅然たる態度も毅然たる措置もしていないと思うんですが...全文を見る
○土田委員 外務大臣は、事件発生の後、今後とも繰り返し日本の立場を主張し、謝罪を求めるんだと言っているんです。大使を通じなくて直接やることは想定しにくいんですが、阿南大使を通じて繰り返し謝罪を求めておりますか。
○土田委員 この問題が発生した後、問題が二つあって、再発防止と謝罪の要求でしょう。毅然たる態度、毅然たる措置をしているかどうかを聞いているんです。大臣は繰り返し、やっているんだとこの外務委員会で答弁しているんです。ほかの委員会でも答弁しているんです。だから、それを実行していますか...全文を見る
○土田委員 再発防止についてはある程度話が進んでいると聞いておるんですが、外務大臣はこぶしを上げたんです。上げたこぶしをまだおろしていないんです。これまで外務委員会で答弁してきた内容と、今の阿南大使の答弁が違うじゃないですか。大臣、どうですか。
○土田委員 それは前の答弁と違いますよ。大臣は、毅然たる措置を今後とも求め続けると言ったんです。内容が違うでしょう。阿南大使は、何を言ったか余りわからないような答弁をされましたけれども、要するに、中国に対して、今度の五月八日の件では、そういった毅然たる措置あるいは謝罪を求めていな...全文を見る
○土田委員 我が国の考え方は一貫している、これはもう認めますよ。毅然たる措置を求める、その行動が一貫していないと言っているんです。考え方が変わっていないのはわかっていますよ。行動が一貫していない。早い話が、何もやっていないじゃないですかということです。大臣が言っていたのと、現場で...全文を見る
○土田委員 阿南大使がアジア局長のころに発言された内容が最近になって問題になってきております。発言された当時はそれほどではなかったんですが、先ほどの木下委員からの質問についても、そのようなことを言ったような記憶があるというようなことを言っておられますけれども、当時アジア局長であっ...全文を見る
○土田委員 外務大臣への質問も次の臨時国会まで当分ないわけでございますが、我々の関心事はもうただ一つ、外務省改革をぜひ進めてくださいということです。八月にその行動計画を策定される、大胆な構想でおやりになる、非常に期待をしております。特に、「変える会」あるいは変わる会、こういった二...全文を見る
09月20日第154回国会 衆議院 外務委員会 第27号
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○土田委員 自由党の土田龍司でございます。  今回の首脳会談、拉致事件に関しましては大変悲しい結果に終わってしまいました。そしてまた共同宣言につきましても、非常に一方的な宣言に署名をして帰ってきた。全く評価できない残念な結果だと私は思っております。  この八月三十日に小泉総理...全文を見る
○土田委員 小泉総理は、繰り返し、拉致問題の解決なくして国交正常化はあり得ないというふうに言われてまいりました。今回、別に、総理がピョンヤンまで行って首脳会談をやって、ああいった共同宣言に署名しなくても、当然、局長級会談があって、大使級会談があって、そこで詰めていけば十分にできた...全文を見る
○土田委員 つまり、補償じゃない、植民地支配の代償であるならば、それは国際法的にどういった根拠があるんでしょうか。それは行わなきゃならない問題なんですか。
○土田委員 先ほどから出ておりましたけれども、この拉致問題の解決なくして国交正常化はない。それで、田中局長、何回か質問がありましたけれども、国交正常化の話し合い、そしてこの経済協力の話し合いに入る前に拉致問題を解決するのか、あるいは同時並行でいくのか、ちょっともう一回正確に答弁し...全文を見る
○土田委員 ということは、拉致問題の解決に向けての話し合いもすると同時に、経済協力の、いわゆるお金の話、幾らにするとかどうやって支払うとか、そういった話し合いも同時にやっていくというわけですね。  改めて聞きますけれども、外務大臣に聞きたいと思いますが、日朝の正常化交渉を急ぐ理...全文を見る
○土田委員 北朝鮮側は、この共同宣言にありますように、第二項目めからお金の話になっているわけですね、極めて重要だと。北朝鮮が望むのはここだと言わんばかりに書いてある。日本側は、この共同宣言には、先ほどから話に出ていますように、拉致問題や工作船の話は全く出ていないんですね。日本はな...全文を見る
○土田委員 来月から早速金額の話になるようですから、少し聞いておきたいと思うんですけれども、正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議するということになった。経済協力の規模については日韓方式でいくと。これは書いてないようですけれども、事務レベルの話ではもう既にそ...全文を見る
○土田委員 確かに外務大臣も田中局長も規模についてはおっしゃっていませんけれども、ちまたではその話にみんな関心を持っているわけでございまして、政府としてどういった基本的な方針でいくのかということについては、現段階で、発表できるといいましょうか、基本的なことについては話しておくべき...全文を見る
○土田委員 北朝鮮の過去の外交姿勢を見てみますと、交渉において合意されたことがしばしば破られているということが感じられるわけですね。金大中さんとの約束も幾つも破られているといいますか、実行されていない。一割ぐらいしか実行されていないと言う人もいる。あるいはアメリカとの約束について...全文を見る
○土田委員 最後に、アメリカとのことについてちょっと伺っておきます。  川口大臣は、アメリカでパウエル長官ほかいろいろな方とお会いになって、今回の日朝首脳会談についての説明をされました。アメリカとしては、支持する、あるいは歓迎するというコメントを出しておりますけれども、一方では...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。
11月01日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号
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○土田委員 大臣の所信に対しまして幾つか質問をさせていただきます。  我が国が長期の深刻な不景気に陥りまして十年ぐらいになるわけでございますが、何とかしてこの経済を立ち直らせる、活性化する、そして持続的な経済成長を図るということはもう当然のことでございまして、この委員会だけでな...全文を見る
○土田委員 不良債権の処理問題は、第一次的には金融機関の問題でありますけれども、やはり借り手である企業の産業再編やあるいは事業の再編、再生を具体的に進めていかなきゃならない、これは何回もおっしゃられているとおりでございますが、これについて具体的にどうやって進めていくのか、お答え願...全文を見る
○土田委員 先ほど西川副大臣から不況の原因について御答弁をいただきました。もちろんそういった認識で結構だと思うんですが、新しい需要をつくっていく、これが必要不可欠であるわけでございますが、この需要創出のためには、具体的にはどういったことを考えておられますか。
○土田委員 確かに、税制改革とか不良債権処理とかいろいろな施策を行っておられますけれども、総需要の六割を占める個人消費、これの環境整備については、具体的にどう考えておられますか。
○土田委員 国内経済克服のためには、国内経済はもちろんなんですが、やはり諸外国との、外国との経済関係を緊密化するということは極めて重要だと思っているんですね。  私は、この委員会に来る前にずっと外務委員会におりまして、外交のことばかりやっていたんですが、日本における環境整備とい...全文を見る
○土田委員 積極的にやるという割にはちょっと遅いなという感じがしますね。韓国とメキシコとまだその程度の話し合いしか進んでいないと。例えばアメリカや中国は、ASEAN諸国と積極的に締結をしようとしているわけですね。こういった、余り積極的でないようなことになれば私はこれは取り残される...全文を見る
○土田委員 投資協定のことで一点だけ、ちょっと個別の問題になりますけれども、非常に大事だと思うから一つ質問いたします。  日本とフィリピンの間で、航空貨物の協定がうまくいっておりません。御存じだと思いますけれども、ラモス政権で認可された航空貨物の協定がエストラダ政権でほごにされ...全文を見る
○土田委員 確かに、この日比間につきましては、今申し上げましたCLA以外にはそんなに大きな問題は存在しないと私は思っているんですが、ただ、このくらいを解決できなければ、やはり今後の東アジアあるいは中国に対して、あるいは発展途上国に対して、なかなか後へ続く者が少なくなるという考えも...全文を見る
○土田委員 地球温暖化対策の柱に、十基から十三基の原子力発電所の増設が必要ではないかとされておりますね。  原子力発電所の信頼が国民から非常に失われてしまったというように感じるわけでございますが、そうしたときに、この地球温暖化対策の目標達成ができるかどうか、非常に困難になったと...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。
11月06日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○土田委員 まず最初に、中小企業金融安定化特別保証制度、いわゆる特別保証制度について一問だけお尋ねをしたいと思います。  この制度は、金融システム不安の中で、未曾有の貸し渋り状況のときに、緊急避難的措置として平成十年十月に創設されまして、平成十三年三月末で申し込みが終了いたしま...全文を見る
○土田委員 中小企業の景況感は、現在一層厳しさを増しているというふうに思うわけでございますし、小泉内閣が進める構造改革の波が中小企業に与える影響が重大な懸念となっている中で、相当大規模な中小企業対策をやっていく必要があるというふうに私は思っております。  そこで、改革加速のため...全文を見る
○土田委員 銀行の中小企業に対する貸し出し姿勢が非常に悪化している中で、商工中金が実施している三千万円の貸し渋り無担保融資制度の限度額引き上げや、今般の信用保険法の改正案で提案されている、いわゆるセーフティーネット保証の拡充といった、政策金融を活用した中小企業の貸し渋りあるいは貸...全文を見る
○土田委員 今、西川副大臣からそういった説明がございましたけれども、今回の総合デフレ対策の重点項目であるセーフティーネット、その中小企業対策が、いわゆる既存の仕組みの手直しにすぎないんじゃないかという感じが私はしてならないんです。現在、日本の経済は非常事態というふうに私はとらえて...全文を見る
○土田委員 不況対策という面からも、中小企業対策には十分な予算の確保が必要であるというふうに思われるわけでございますが、通常国会の冒頭での平成十四年度補正予算の提出が言われております。これについて必要な財源の確保の見通しはついているんでしょうか。
○土田委員 次の質問に参ります。  金融機関の経営合理化にかかわるセーフティーネット保証についてでございますが、何問かお尋ねをいたします。  まず、今回拡充されたセーフティーネット保証の一つ、支店の削減と金融機関の相当程度の経営合理化による借り入れの減少等を余儀なくされた中小...全文を見る
○土田委員 現実には、借り入れの減少だけでなくて、金利の引き上げや返済期限の短縮を迫られ、深刻な状況に陥っている中小企業もたくさんあるわけです。金融機関の中小企業への貸し出し態度も悪化しておって、貸し渋り、貸しはがしが重大な懸念となっているわけです。  そこで、政府においては、...全文を見る
○土田委員 次の質問に入ります。  再生可能性のある中小企業に対する保証制度について、何問かお尋ねしたいと思います。  再生可能性のある中小企業を少しでも多く再生させるとの観点から、今回の改正では、再建企業向けの保証として、セーフティーネット保証及び事業再生保証、いわゆるDI...全文を見る
○土田委員 セーフティーネット保証では、整理回収機構の企業再生機能を取り込み、整理回収機構が再生可能性のある企業と認め、返済期限の延期等に応じた中小企業を対象としていますが、そもそも整理回収機構の企業再生本部が設置されてから日が浅く、さきの総合デフレ対策でもうたわれているように、...全文を見る
○土田委員 今回の総合デフレ対策において、企業再生に取り組むための新たな機構として、産業再生機構を預金保険機構の下に整理回収機構と並んで創設するとしております。この産業再生機構と整理回収機構の産業再生機能の違いについてどのように整理されているのか、伺いたいと思います。
○土田委員 再生可能性のある中小企業に対し積極的、弾力的な保証を行うためには、信用保証協会自体の審査能力、あるいはこの体制に万全を期す必要があるんではないかと思うわけですが、この点についてはどのように考えますか。
○土田委員 このDIP保証に関しては、民間金融機関ではほとんど実績のない中小企業向け、この事業再生融資の呼び水とするべく創設されたものであるというふうに思っておりますが、本保証は信用保証協会の一〇〇%保証ではなくて、一定の割合については金融機関にリスク負担を求める部分保証方式が導...全文を見る
○土田委員 次の質問に入ります。  創業、新規開業の支援について何問かお尋ねをしたいと思います。  金融及び産業の再生を図るためには、経営不振企業の立て直しの一方、創業、新規開業の促進が重要でございます。近年、我が国における開業率は長期的な低下基調にあって、廃業率が開業率を上...全文を見る
○土田委員 これは、政府において、平成七年の中小創造法以降、これまでもさまざまな創業・ベンチャー振興施策を講じてこられました。しかしながら、開業率と廃業率の乖離は広がっているわけです。開業率の諸外国との比較においては大きく差をつけられているという状況にあります。  これまで政府...全文を見る
○土田委員 産業競争力の国際比較で有名なスイスのIMDの二〇〇二年のランキングで、我が国は起業家精神の部門で最下位でございました。四十九カ国中最下位。こうした起業家に対する社会的な評価の低さ、あるいは我が国風土に起因した問題が我が国の創業や新規開業の低調の背景としてあるんではない...全文を見る
○土田委員 大臣が昨年五月に発表されたいわゆる平沼プラン、開業創業倍増プログラム、これについてですけれども、現在の進捗状況を聞きたいと思います。
○土田委員 ちょっとこれは難しい質問かもしれませんけれども、今回の法改正で、会社設立後五年間は株式会社は一千万円、有限会社は三百万円に満たない資本金で会社設立が可能という措置が講じられたわけですけれども、この措置によって、どの程度の開業数の増加が見込まれるんでしょうか。
○土田委員 以上で終わります。
11月12日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○土田委員 おはようございます。自由党の土田龍司でございます。  知的財産の保護ということがかつて求められておりまして、だんだんそれが進展してきまして、最近は、特に今回は、企業戦略、国家戦略としてこの知的財産を大いに活用していこうということになってきたわけですね。そこで、国家戦...全文を見る
○土田委員 続いて丸島さんに伺いたいんですけれども、今中山先生から大学の研究についてはということでお話がございました。産業界として、あるいは企業人として、丸島さんは大学の研究機関が何を果たすべきかということについてどう考えられますか。
○土田委員 もう一度丸島さんにお尋ねするんですが、企業としまして知的財産の経営戦略を推進しなきゃならないわけですが、そういったときに求められる、知的財産に関連する人たち、どういった人たちが求められているのか、あるいはそういった人たちを確保するためにはどうしたらいいのか。
○土田委員 末吉先生に伺いたいと思いますけれども、先ほど、裁判の迅速化という観点から、ロースクールをつくるとか法整備をするとか、あるいは司法制度について改良を加えるとか等々いろいろな御意見がございました。と同時に、丸島さんが、この四十年間、一回も被告になったこともなければ原告にな...全文を見る
○土田委員 先ほど、特許申請に時間がかかるという話を弁理士の会長さんからお伺いいたしました。アウトソーシングとかいろいろ方法は考えられるであろうというんですが、非常に緊急性を要すると思うのですが、中山先生、どうですか、この点について、何か方法はないんでしょうか。
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
11月12日第155回国会 衆議院 本会議 第9号
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○土田龍司君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました原子力関連法案について質問いたします。(拍手)  あってはならない不祥事がまた起きてしまいました。ことし八月末に発覚した東京電力による原子力発電所のトラブル隠しでは、信じられない事実が次々と明るみに出ました。原子炉の...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○土田委員 今回、知的財産基本法がやっと日の目を見たといいますか、出てきたわけでございますが、深刻な不景気になって十年以上たとうとしている。国内的にもいろいろな分野で景気対策が行われ、あるいは最近は、デフレスパイラルからの脱出をどうするかということで努力をされている。知的財産につ...全文を見る
○土田委員 今回の法案の第三条及び第四条に基本的な理念が規定されているわけでございますが、この関連施策の推進によって、いわゆる知的創造サイクルの構築について述べたものと考えられるわけでございますが、この法案の基本的な理念について、改めてお尋ねしたいと思います。
○土田委員 この知的財産政策が行われることで、どういった過程を経て我が国産業の国際競争力の強化あるいは持続的な発展が実現されて、その後国民生活の健全な発展や豊かな文化の創造につながっていくのか、この辺の解説をお願いしたいと思うんです。
○土田委員 きのうの参考人質疑のときに質問したのと同じ質問をさせていただくんですが、知的財産の保護をさらに強化していくということと、この発明が広く国民に使われる、供用されることによってその切磋琢磨が新たなエネルギーを生んでいくと思うんですね。ですから、この保護とそれから供用と、こ...全文を見る
○土田委員 高い付加価値を持った創造的な技術革新を生み出す環境をつくることが極めて重要であるということでございますけれども、だれもがこういった創造的な発明や技術革新をできるわけじゃないわけですね。つまり、一部の勝ち組と多数の負け組が出てくるんじゃないかということが想像される。勝ち...全文を見る
○土田委員 この政策が推進される中で、いろいろな企業がより高い付加価値をつくるための製品の開発にしのぎを削っていくわけですね。しかし、そうでない業種といいますか会社、特に製品の製造業などがさらに海外へシフトしていくんじゃないか、いわゆる産業空洞化がさらに加速するんじゃないかという...全文を見る
○土田委員 我が国で生まれた知的財産であっても、その製品化の段階で取り扱いを間違えた場合に、国際競争力を強化するどころか、逆に利用されてしまうということが想定されるわけですね。  ですから、これは頭脳流出の問題も同じなんですけれども、それぞれの企業や研究者の自由意思に任せるべき...全文を見る
○土田委員 この法案の第五条から八条について、いわゆる事業者や大学等に課す責務についてお尋ねしたいと思うんです。  まず、「地方公共団体は、」「国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の特性を生かした自主的な施策を策定し、及び実施する責務を有する。」とされているわ...全文を見る
○土田委員 地方自治体が財政難で苦しんでいる、ほとんどの自治体がそうだと思うんですが、今回の施策を実施していくに当たって、各自治体に対してさらに財政負担を強いることになるんじゃないかという気がするわけですが、この場合の財政措置といいますか、なるべくその負担を軽減するための措置につ...全文を見る
○土田委員 職務発明について先ほど質問があって、長官から御答弁がありましたけれども、来年じゅうぐらいにはその帰属をはっきりさせたいというような話でしたけれども、これまでもいろいろな問題が出ておりました。  これまで当然議論されてきたと思うんですが、これについては大きな流れといい...全文を見る
○土田委員 次に、知的財産の活用についてお尋ねしたいと思うんですが、知的財産を有効活用するためには特許の流通市場、先ほど大臣の方から答弁いただきましたけれども、整備が非常に重要であるということでございますが、現在政府においてどのような取り組みが行われているのか。あるいはまた、休眠...全文を見る
○土田委員 特許を中心に、知的財産の資産価値、これを客観的に評価する基準が必要ではないかと思うわけですね。  政府は、先般公表されました経済財政白書において、「特許・著作権やブランドなど知的財産の明示的な評価を試みる「知財会計」や「知財報告書」の導入などを通じて、企業の知的財産...全文を見る
○土田委員 次に、産学連携について、幾つかというか、たくさん伺います。  まず、TLO法の制定や平沼プランによって、我が国においても産学連携の推進が非常に活発化しているというふうに感じているのですが、まず、この産学連携の現状について教えてください。
○土田委員 先ほど、産学連携のうまくいった例、成功例を御答弁いただいたようなんですが、ちょっと聞き落としてしまいまして、もう一度答弁をお願いします。
○土田委員 そのビニールの袋は私もよく知っておりまして、私の友人が一生懸命売っているものですから。非常にいいそうです。私もただでもらいましたが、使っております。ぜひ活用してほしいと思いますが。  さて、TLOの多くが財政基盤が弱いというふうに言われているわけですね。厳しい経営状...全文を見る
○土田委員 財政基盤が弱いTLO、これに対して地域の有力企業が人材を派遣している場合もあるんですが、大企業からTLOへの人材派遣に対して、秘密保持ができないんじゃないかとか、いろいろな面で懐疑的な考え方を持っている中小企業もあるようでございます。それならば、企業からの派遣に頼るの...全文を見る
○土田委員 じゃ、何もしていないということ、今はまだ。何もしていなくて検討するだけだということですか。
○土田委員 だったらそう答えてくださいよ、先に。  次に、今度は、職務発明ではなくて大学における研究者の発明、これの帰属の問題ですね。これは現在どうなっているのか。統一的な基準をつくる必要があると思うんですが、これについては政府はどう対応されますか。
○土田委員 インセンティブをそぐんじゃないかという質問は次にしようと思っていたんですが、先に御答弁いただきましてありがとうございました。  ということは、政府としては、まず、発明の帰属についてはその大学にというのが基本方針であるということですね。インセンティブをそがないように一...全文を見る
○土田委員 次の質問でございますが、今度は、学生による起業についてどう考えておられるか、あるいはこれに対しての支援体制、支援対策を考えておられるか。
○土田委員 やはり産学連携のことは非常に大きなウエートを占めていると思いますし、創業の活性化のために大いに、活用といいましょうか、推進をしてほしいというふうに思うわけですが、私は、前回の質問のときに、新規創業に関連して大臣にお尋ねしたわけでございますけれども、知的財産とは別の次元...全文を見る
○土田委員 今話がありましたように、失敗したときのリスクが大きい、あるいはベンチャー企業をやる場合に敗者復活がなかなかできない、敗者復活戦ができるような社会風土になっていないという部分があるかと思うんですね。  そこで、その背景には、やはり失敗したら身ぐるみはがされるという個人...全文を見る
○土田委員 次に、知的財産の保護の強化についてお尋ねをしたいと思いますけれども、知的財産の戦略的な活用を図るために、知財の保護には非常に神経を使うわけですし、コストあるいはリスクをやはり抑制しながらやっていかなきゃならない。そういったときに、やはり裁判をしないで済むような、回避す...全文を見る
○土田委員 きのうの参考人質疑の中で弁護士の先生に同じ質問をしたんですが、余りいい回答が返ってこなかったんですね。何か、わからないみたいな回答をされてしまったんですが、今長官がおっしゃったように、留意点を整理してそれをあらかじめ出すことによって回避できるということだと思うんですが...全文を見る
○土田委員 太田長官にお尋ねするんですが、きのうの参考人質疑のときに聞いておられたと思うんですが、私は質問しなかったんですが、みずから参考人が手を挙げて出てこられまして、特許庁の出願、申請あるいは許可、これをおろすのに、急ぐことばかり言っているけれども急ぐ必要はないんだよという意...全文を見る
○土田委員 この知的財産の人材育成についてお尋ねするんですが、我が国の将来を担う知的財産の人材育成の場合、やはり小学校、中学校から理科の教育とかあるいは知的財産に関する基本的な教育が必要だというふうに考えるわけでございますが、これについて政府はどういうふうに対応されますか。
○土田委員 あと一分残しておりますが、余韻を残しながらここで終わります。
11月20日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
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○土田委員 三人の参考人の皆様には御苦労さまでございます。  少し重複する点もあるかと思うんですけれども、まず近藤先生には、このペーパーの中でお尋ねしましたので省きまして、知事さんと町長さんにお尋ねしたいと思うんです。  今回の事件によって、大体想像はしていましたけれども、こ...全文を見る
○土田委員 情報開示がまず必要で、そしてまた、地域の方々とのコミュニケーションが非常に重要であると。特に、近藤教授からは、コミュニケーション活動が重要であるとおっしゃいました。  まず、岩本町長さんに伺いたいんですが、先ほど、そういった説明会を開いてもなかなか皆さん集まってこら...全文を見る
○土田委員 今回の事件のようなことの再発防止のためには、岩本町長さんがおっしゃったような、最終的には人間の問題であろうと。近藤先生からも同じような話がされました。  今回、規制を強化しましてさらに厳しく厳しくやっていくわけでございますけれども、そうなりますと、どうしても当事者と...全文を見る
○土田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
○土田委員 今回の東京電力の事件に発しましていろいろ出ております。きょうも、午前中の参考人質疑で、平山県知事や、あるいは学者の方からもいろいろな意見を聞いたところでございます。  まず、一次的には事業者の責任であるということはもう当然でございますけれども、しかしながら、原子力発...全文を見る
○土田委員 今回の案件に関して、平沼大臣のもとに評価委員会がつくられ、改善策が提言されたわけでございますけれども、この評価委員会は、今回の事件に関しての評価あるいは処理過程、これを提言したわけでございますが、今後については、保安院の活動全般を対象とした、例えば学識経験者なりあるい...全文を見る
○土田委員 次に、地方公共団体の位置づけについてお尋ねしたいと思いますけれども、きょうの参考人質疑ででも、新潟県の平山知事からは、ぜひそうしてもらいたい、自治体の責任あるいは立場、あるいは仕事といいますか、こういったことを明確にしてもらいたい、新潟県としても近々、まだきょうは言え...全文を見る
○土田委員 次に、情報公開のあり方、やり方についてお尋ねするんですが、同じく平山知事からも、もう絶対必要条件だというふうにおっしゃって、今回の事件についても激しい怒りを覚えているんだという厳しい指摘がございました。何といいましても、やはり、社会的なチェックシステムをつくらなきゃな...全文を見る
○土田委員 次に、維持基準導入に向けた取り組みと、あるいは国民の合意形成についてお尋ねするんですけれども、情報公開が明確な形でされていくわけですね。そうした中で、国民の理解を深めなければなりません。立地している自治体については特にそういったことが必要になってくると思うわけでござい...全文を見る
○土田委員 今、維持基準を公平、公正、公開のプロセスで策定していくんだというふうに話がございましたが、今回の改正で、五十五条において、評価手法は経済産業省令で定める、国会の関与が及ばないという規定になっているわけですね。今も質問が出ておりましたけれども、本案成立後の維持基準の策定...全文を見る
○土田委員 健全性評価のあり方について、当然、国民の信頼を得るためには、ひび割れ予測あるいはひび割れの進展予測、こういったことを正確にとらえる必要があるんじゃないか。特に、事業者にとってこういった評価能力が備わっていなければならないというわけですね。  午前中に私は近藤教授に質...全文を見る
○土田委員 不正の再発防止のために、独立行政法人の質的な向上、検査する人の質的な向上あるいは公平性の担保ということが非常に重要であると思うわけでございますが、原子力事業を行う法人の役員が独立行政法人の役員になることはできないというふうに規定した理由は何でしょうか。
○土田委員 そうであるならば、役員を除く職員はなぜそういった規制にしないんでしょうか。
○土田委員 次に、人事交流についてお尋ねをするんですけれども、やはり原子力発電所の立地地域の自治体の方々がより信頼感をあるいは安全性を理解するために、人事交流も一つの方法だというふうに考えるわけです。例えば、国の原子力安全行政機関や独立行政法人に町役場の職員の方を出向させるとか、...全文を見る
○土田委員 現在実施されている人数はどのくらいあるものでございますか。
○土田委員 いかにもたくさんの人事交流が行われているように聞いたんですが、要するに、まだ二人だということですね。これからそういった要望があれば前向きに進めたいということですね。  さて、最後の質問でございますけれども、今回の独立行政法人に対するいわゆる天下り、これがまた行われる...全文を見る
○土田委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
11月22日第155回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○土田委員 質問の順番を少し変えまして、先に独立行政法人の方から入ります。  まず、平沼大臣と西川副大臣にそれぞれ、政治家としてのお立場から御答弁を願いたいと思うんですが、それは、小泉内閣の基本姿勢であったいわゆる官から民へ、民間でできることは民間にやらせようということが一連の...全文を見る
○土田委員 私は、沿っていないと思いますよ。やはりこの官から民へという大前提のもとでやるならば、ほかに方法論は幾つもあるんじゃないでしょうか。安全ということは極めて大事だ、日本はこの原子力エネルギーによってこれからさらに飛躍をしていかなきゃならない、その前提として安全の問題がある...全文を見る
○土田委員 必ず例外はつきものでございまして、大きな流れの中にもそれは諸般の事情があってそうすることがあるのはやむを得ませんけれども、余り例外をつくるとよくないなという観点から申し上げたわけでございます。  今般のこの不正記録等の問題において原子力安全・保安院が、対応がまずかっ...全文を見る
○土田委員 認可法人であります財団法人原子力発電技術機構、NUPECですね、この会社は、その九割が委託業務でやっている会社でございますが、今後それがなくなれば、このNUPECは非常に大打撃を受けると思われます。  今回、この仕事を取り上げるわけでございますが、NUPECは今後ど...全文を見る
○土田委員 業務の縮小は避けられないけれども、経済産業省としては助言と指導をしながら見守っていく。要するに、どうなるかあとは知らないということだと私は感じるんですけれども、まあ、余りに民業圧迫の一環じゃないかというふうな感じがしております。  さて、その次に、独立行政法人をつく...全文を見る
○土田委員 それでは、電気事業法の方の質問に参ります。  前回、私の質問に対して平沼大臣は、原子力の推進を担う上で安全に対する知見を有しないのは無責任である、経済産業省のもとに資源エネルギー庁と原子力安全・保安院を置いて、現在の体制をやっていくことが非常にいいことなんだというよ...全文を見る
○土田委員 この規制調査の結果を原子力安全委員会で審査をする、そして、その原子力安全委員会から示された意見に基づいて、具体的には、経済産業省はどういった措置を講じておられるのか、これまでの具体的な例があったらば御答弁をください。
○土田委員 原子力安全委員会の政策評価会議において、この規制調査については屋上屋を架すことになるのではないかという意見が出されたと聞いております。この指摘に対して、原子力安全委員会の見解と今後の実施方針についてお尋ねしたいと思います。
○土田委員 このダブルチェック体制の実施によって、規制行政庁と原子力安全委員会とそれぞれ異なる視点からチェックをしなきゃならない、しなければ意味がないわけでございますけれども、あるいは、補完し合う関係でなければ重複行政になってしまう。  そこで、原子力安全・保安院と原子力安全委...全文を見る
○土田委員 原子力安全・保安院と安全委員会の技術系の職員の数、あるいは経験年数、あるいは専門職種、これについてお答えください。
○土田委員 原子力安全委員会から規制行政庁に対して設置許可に関する答申を行う際に、重要事項の指摘を行った例があるんでしょうか。あれば、総件数とともに、過去五年でも十年でもいいんですが、その件数についてお答えください。
○土田委員 次に、罰則の強化のことについてお尋ねをしたいと思います。  今回は、組織的な不正が行われたということから、重大な違反事件に関しては法人重課を科していくということで、最高罰則が三億円ということになるわけでございますが、例えば、出力百万キロワットの原子力発電所を一日とめ...全文を見る
○土田委員 次に、保安検査についてお尋ねしたいと思います。  品質保証体制の向上を図るために非常に有効に活用すべきであるというふうに考えるわけでございますけれども、この制度が導入された後、事業者においては具体的にどういった変化があったのか、また、保安制度が所期の目的どおりに機能...全文を見る
○土田委員 指摘があったのは五十件ぐらいだと、ほとんど軽微なものばかりで、軽い指摘ばかりで、それほど大きな内容は指摘がなかったと思うんです。今大臣がお答えになりましたけれども、やはり自分たちでまず問題点の洗い出し、その実効性を高めることが非常に必要でございますので、ぜひその件につ...全文を見る
○土田委員 この法案の審議に当たって既に何時間も時間を費やしておりますし、まだ続くわけでございますが、多分、以前事故があったときも同じような質疑がなされたんじゃないかと思うんです。また新たにこの法案をつくって規制を強化して安全性がアピールされていくというような繰り返しをしているよ...全文を見る
○土田委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
12月06日第155回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○土田委員 自由党の土田龍司でございます。  三人の参考人の皆さんには御苦労さまでございます。  まず最初に、立山参考人と江畑参考人のお二人に同じ質問をさせていただきます。  それは、九・一一の事件を契機としまして、アメリカはこれまでの抑止戦略を変更して先制攻撃をやるという...全文を見る
○土田委員 江畑参考人にもう一度お尋ねするんですが、安保理決議に基づいて十二月八日、つまりあさって、いよいよ十分で完全な申告を行う期限が来るわけですね。そこでイラク側がどういった回答をするかというのはわかりませんが、大量破壊兵器は存在しないというような回答になるのではないかという...全文を見る
○土田委員 時間がなくなってしまいましたけれども、どうしても聞いておきたい内容がございましたので、軍事の専門家である江畑さんにもう一回お尋ねするんですが、過日、アメリカの下院議員と意見交換する機会があったんです。彼らと話してみますと、外交問題に詳しいし、軍事的なこと、軍事行動ある...全文を見る
○土田委員 もう二、三分時間がありますので、もう一度お尋ねしたいのは、これは立山先生にお尋ねしたいと思いますけれども、今回我々が議論している、あるいは国際世論というのは、どうしてもやはりアメリカ側から見た議論だというふうな気がするんですね。イラクから見た気持ちといいますか、感情と...全文を見る
○土田委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。