角田義一

つのだぎいち



当選回数回

角田義一の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月20日第118回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
議事録を見る
○角田義一君 社会党の角田でございますが、座ったままで和やかな雰囲気でいきたいと思います。  まず菊地参考人にお尋ねをいたしますが、今回の日米協議で大店法の運用等について日本政府がやらなきゃならぬいろいろな課題を背負ってきたわけでございますけれども、要はアメリカの貿易赤字、日本...全文を見る
○角田義一君 通産省のお立場だと、例の日米協議でアメリカにいろいろ約束をしてきた、したがって運用を五月中に改善するというようなことで、私は率直に言って非常に性急な感じがするわけであります。  そこで、二つほどお尋ねをしたいのですが、一つは、参考人も御高承のとおりだと思いますけれ...全文を見る
○角田義一君 例の事前商調協ですね、これが先ほどからいろいろと議論が出ておりますが、不透明であるとか不明朗であるとかいろいろ問題があるわけであります。加藤参考人の方は、その商調脇制度というものを法律の中の制度に入れるということについてはやや疑問というか、否定的な考えであるようでご...全文を見る
○角田義一君 同じ質問でございますけれども、山本参考人に。  今言った商調協のやりとりの公開、まあ程度問題とかあるいは全部明らかにするのはどうかという、そういう問題はありますけれども、原則として、例えば商調協の審議状況というものを公開をするということ、あるいはまたその商調協の委...全文を見る
○角田義一君 加藤参考人。
○角田義一君 わかりました。いろいろお聞きしたいことがたくさんあるんですけれども、時間の関係もありますからね。  山本参考人にお尋ねするんですが、今度の日米協議の問題で、ああいうふうに日本政府がアメリカと、条約じゃありませんけれども一定の合意に達して約束してきた。しかし、それを...全文を見る
○角田義一君 貿易黒字がどれだけ解消になるかという問題は、これはもちろん簡単には言えないと思いますけれども、例えばアメリカの製品を日本で本当にたくさん売りたいのであれば、先ほど言ったとおり、もちろん大型店もありますけれども、曲がりなりにも商店街も立派にやっておるわけで、そこには大...全文を見る
○角田義一君 商店街の近代化資金の問題なんかについては、現状はいかがなんですか、十分なんですか。山本参考人にお尋ねします。
○角田義一君 大店法の問題はこの辺にしまして、上野健一郎参考人にお尋ねしたいんですけれども、自動車の販売のシステムというのは日本もアメリカもヨーロッパもさほど本質的に変わりはないというようなお話でございました。そのとおりだと思いますけれども、日本の場合はメーカーさんの力が非常に強...全文を見る
○角田義一君 消費者の立場から言うと必ずしもそうじゃないんですね。そうすると、消費者重視ということになると、私が今提起したような問題ま、トヨタさんなり日産さんなりは、国際社会で日本の車がばんばんアメリカへ行ったりヨーロッパへ行っているという中で、向こうの車が少しでも日本の市場に入...全文を見る
○角田義一君 その辺が私どもがいろいろ調べてきたのとちょっとニュアンスが違うんでございますけれども、まあそれはいいでしょう、きょうは。  もう一つ、並行輸入で買った車、例えばベンツならベンツを買う。それで、故障する。そこでベンツの総代理店に行くと、今はどうかわかりませんけれども...全文を見る
○角田義一君 最後に、小山周三参考人にお尋ねをいたしますが、先生のお書きになった「日本型流通システムの構造・行動・評価」という論文を拝読いたしたわけですけれども、その中で、今日のこの流通システムの問題等について、外国に対して政策的に直せるものと政策的に絶対直せないものがあるんだ、...全文を見る
○角田義一君 わかりました。  ちょっとオーバーしまして済みませんでした。終わります。
05月22日第118回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○角田義一君 まず、総理にお尋ねいたします。  リクルート疑獄事件によりまして、国民の政治に対する信頼というのが大変私は大きく傷ついたと思います。我が国の議会制民主政治が危機に直面をする、こういう事態をあの疑獄事件によって迎えたと思うんです。特に政権政党である自民党の責任という...全文を見る
○角田義一君 今回のリクルート疑獄事件は、私は幾つかの特徴があると思うんです。特に文部省あるいは労働省と深い関係のある自民党の有力政治家に対するリクルートの献金攻勢の実態を見たとき、海部内閣の閣僚の中にも総理を含めて文部、労働関係者が多額の政治献金を受けており、ブルータスおまえも...全文を見る
○角田義一君 そういたしますと、この予算委員会等で深谷郵政大臣に関しましていろいろな疑問点が提起をされ、多くの野党議員から質問があったわけであります。そういう質疑を通じて出てまいりましたいろいろの問題点、こういうものについては、やはりこれは深谷郵政大臣個人の問題ではなくして、海部...全文を見る
○角田義一君 郵政大臣がいろいろ調査をされておるということでございますが、その調査の結果というものは海部内閣の責任において予算委員会に御報告になるというふうに承ってよろしいんでしょうか。
○角田義一君 私はそういうことを尋ねておるんじゃないんです。それは当然のことでありまして、むしろ問題は、この予算委員会等でいろいろな疑問が提起されたわけでございますよ、報告に対して。そのいろいろな疑問点について深谷郵政大臣みずからは調査をすると言っておられたんです、この前の十一日...全文を見る
○角田義一君 それは違うんですよ、私が言っているのは。深谷郵政大臣はいろいろな疑問について調査をしますと言っておられたんです。これはもうはっきりしておるんです。十一日の矢田部委員の質問に対して調査をいたしますと約束をして、あの混乱がおさまっているはずなんですょね。とすれば、その調...全文を見る
○角田義一君 じゃ先へ進みます。  郵政大臣、事実関係について矢田部委員からお尋ねがあったことについて我々も若干疑問に思っている点がありますので、二、三お尋ねをしておきたいというふうに思うんです。  大臣の後援会組織であります南陽会というのがある。これは詳しいことというか、大...全文を見る
○角田義一君 当然南陽会をおやめになる個人なり会員がおられると思うんですが、そういう人たちは必ず脱会届なりあるいは退会届なりというものを出しておられるんですか。
○角田義一君 そういたしますと、わざわざ退会届というものを出されたのはリクルート社だけでございますか。
○角田義一君 退会届がリクルートだけでないということであれば、退会届つづりというようなものがあるんじゃないですか。
○角田義一君 大臣は退会届というのはリクルートだけではないというようなことを今おっしゃったものですから、それでは退会届つづりというようなものがあって保管をされているんですねと聞いておるんです。
○角田義一君 秘書さんですか、スタッフの方ですけれども、この前の質問では、念のため退会届をとっておいた、こう言っておるんです。念のためというのはリクルートだからということじゃないんですか。
○角田義一君 リクルート社であるからこそ退会届をとったということに相なりますると、その後会費が月々入ってくるのか入ってこないのかということはこれは最大の関心事でありまして、当然関係者が毎月毎月チェックするというのが我々政治家の常識だというふうに私は思うのでございますが、大臣のこの...全文を見る
○角田義一君 私は大臣を決しておしかりをするような立場ではございません。事実関係をきちっお聞きしたいというふうに思っておるのでございますが、念のためということですね、リクルート社だからこそ退会届をとったということであれば、しかもその時点でリクルート問題というのが出てきているわけで...全文を見る
○角田義一君 それではお尋ねしますけれども、大臣はリクルート社の退会届というものが出されたというのは一体いつ知ったのでございますか。
○角田義一君 私は、こう言っては御無礼かもしれませんけれども、退会届というのは、あなたの後援会でお金を返された六十四年の一月につくられたものではないか、こういう疑惑をどうしても払拭することができないんですけれども、いかがでございますか。
○角田義一君 遠くない日というのは、七月に退会をされておりますから、その後ということでいいんでしょうか。先ほどのお話と違ってきますな。
○角田義一君 先ほどの大臣のお話ですと、いつこの退会届が出されたかようわからぬというようなお話。今のお話ですと、何か七月の末ごろだというお話ですから、それをはっきりさせてください。
○角田義一君 これ以上余り聞いても時間がありませんので、あと二、三点ちょっと聞いておきます。  この前矢田部委員から、要するに同日選挙のあった年に二百万円の陣中見舞いをいただいておるのではないか、こういう御指摘があったわけでありますが、そのことについて大臣は、そういう疑問を投げ...全文を見る
○角田義一君 私がお尋ねしたいのは、帳簿に記載してあるかないかということではなくて、これはリクルート社から来たんじゃないかというような疑問が提起されておるわけですから、リクルート社の方にお問い合わせをしたか、そういうお気持ちがあるのかどうか、ということをお尋ねしているのでございま...全文を見る
○角田義一君 あなたは今大変な立場に置かれているわけですよ。しかも、この二百万円という問題が公の場で提起されているわけです。これは矢田部委員もそれ相当の理由をもって御質問しているわけでありますな。とすれば、その投げかけられた疑惑というものを晴らす責任というのは大臣の方におありにな...全文を見る
○角田義一君 これは筋が違うんですね。リクルート社から二百万円の陣中見舞いが来ておるのではないかと、こういう疑惑が投げかけられた以上、あなたの方ではもらってない、もらってないと口で幾ら言っても、それはやはりリクルート社に確認をする、そういうお気持ちにはなれないのかどうかということ...全文を見る
○角田義一君 私は当然、リクルートに問いただして身の潔白を証明する責任は大臣の方にあるというふうに思うんですよ。これは政治倫理綱領にははっきりしておるんです。これをお尋ねする意思がないと、これでは納得でぎません。  これ以上この問題についてできませんから、私申し上げますけれども...全文を見る
○角田義一君 あと一つだけ聞きます。  大臣に対する政治献金が、六十二年にお金が四百万円、パーティー券が三百十六万円ということで七百十六万円でございます。しかし、六十一年はパーティー券が二百万、二百四万ですか、六十年はお金とパーティー券で二百万。それ以前のことは全然調査がありま...全文を見る
○角田義一君 大臣は、昭和六十一年七月二十三日から六十二年十一月十日までの間、衆議院の逓信委員会の委員長であられたんですけれども、間違いございませんか。
○角田義一君 この昭和六十二年というのはリクルート事件にとって大変大きな問題のある時期なんです。要するに、当時日米の経済摩擦解消の一環としてクレイ社のスーパーコンピューターを日本が買いつける。そのときにNTTとリクルートの間の非常な微妙な問題があるわけなんです。当時あなたが敏腕政...全文を見る
○角田義一君 秘書の問題とかいろいろな疑問点が投げかけられておって、郵政大臣はいろいろ調査しておるということでございますが、その調査はいつまでに我々予算委員会に提出を願うことができるのでございますか、御答弁ください。
○角田義一君 いつごろまでにその調査結果を当予算委員会に御提出願えるのかというのが私の質問の趣旨でございますので、その趣旨に沿ったお答えをいただきたいと思います。
○角田義一君 委員長、これは例えば秘書の問題等についても、場合によっては政治資金規正法に違反をするんじゃないかというような議論もあったわけです。自治省の関係者もそういう答弁をしております。そういう中で、今のような、場合によっては全然調査の結果も何も報告をしないで済むような郵政大臣...全文を見る
○角田義一君 可及的速やかにという言葉は期限がないのであります。  要するに私が申し上げたいのは、およそでよろしいんです。例えば予算委員会は一般質問はもうこの月末で終わるわけでありますから、もう提起されているのは四月四日から提起されておるんですね。したがって、この予算委員会の一...全文を見る
○角田義一君 私は謝られる立場ではございません。要するに予算委員会というものを郵政大臣がどういうふうに考えておられるのか、あるいは国会、国民というものをどういうふうに考えておられるのか。やはり責任を持って、時期を区切って答弁をしてもらわなければ、これは予算委員会の権威に関すること...全文を見る
○角田義一君 理事の方が集まってそういう結論を出したのでございますから私も従いますが、郵政大臣、ひとつ誠意を持ってこれは対応してください。  次の質問に移りたいと思います。  安保条約が締結をされましてちょうど三十年になるわけでございまして、安保の問題について今日いろいろ議論...全文を見る
○角田義一君 閣議決定という手続はなされていないんですね。
○角田義一君 今度のリムパックでアメリカの艦隊の中心になりますのは空母インデペンデンスでございますが、空母インデペンデンスには通常どういう航空機が搭載されているんですか。
○角田義一君 どういう機種が載っているかと聞いておるんです。はっきり答えてください。
○角田義一君 その搭載機のうち、要するに核を搭載する能力を持っておる飛行機ほどの種類でございますか。
○角田義一君 防衛庁、どうですか。
○角田義一君 それだけじゃないでしょう。
○角田義一君 それだけじゃないんですよ。
○角田義一君 ミリタリー・バランスを調べれば、そんなことは、S3Aバイキングというのは核爆雷を搭載できるということが書いてあるんですよ。どうなんですか。——私、質問しているんだから答えさせてください。ミリタリー・バランスに出ているんだよ。
○角田義一君 そんなことを答えられないようじゃどうにもならない。ミリタリー・バランスの英文をちゃんと訳してもらって、一介の参議院議員が調べているんだ。国家の防衛の枢要にある者が、このインデペンデンスに載るS3Aバイキングに核爆雷が搭載できないかできるかということぐらいわからぬでど...全文を見る
○角田義一君 戦艦ミズーリというのがありますが、このミズーリにはトマホーク八基、三十二発。これは核、非核があると思いますけれども、どうですか。
○角田義一君 核、非核両方あるかと聞いておるんです。
○角田義一君 政府からいたださましたリムパック90の概要によりますと、艦名が出ておりますものはインデペンデンスとミズーリだけでございます。巡洋艦四隻、駆逐艦二隻、この艦名を言ってください。
○角田義一君 日本側の艦艇は全部明らかにしておるんですよ。我が方の艦艇は全部明らかにしておるんですよ。ソ連も恐らく宇宙衛星を使ってどういう駆逐艦がおるか、どういう巡洋艦がおるかというのはわかっておるんです。あなたの方は、どういう巡洋艦あるいは駆逐艦、この艦名もアメリカに聞かずにリ...全文を見る
○角田義一君 相手の艦名もわからぬものと共同訓練をやるとか、そんなことが許されると思うんですか、防衛庁長官。わかっておるんだろうが。わかっておるんだが、言えないというのかよ。
○角田義一君 あなた方はこの艦名を知っているのか知っていないのか、まずそれを聞きましょ
○角田義一君 承知をしているのなら、この国会で巡洋艦、駆逐艦の名前が言えない理由を言ってごらんなさい。
○角田義一君 アメリカの方で、公表するな、日本国民に知らせるなと、こういうふうに言ったんですか。
○角田義一君 あなたはどこの国の防衛庁のお役人ですか。納得できませんよ、その答弁は。
○角田義一君 日本の問題です。冗談じゃないですよ。これだけの予算を使って共同訓練をやる。相手の艦名は自分でわかっているけれども、国民に知らせることができない。そんなばかなことはないでしょう。私はなぜその艦名にこだわるかといったら、艦名を明らかにすることによって、これが核搭載か搭載...全文を見る
○角田義一君 そんなことを私は聞いているんじゃないよ。そのことはまた後でゆっくり間きます。  要するにアメリカもわかっておる、ソ連もわか っておる。わからないのは日本国民だけ。そして、金を使って共同訓練をやるというようなことが独立国の海軍として許されるかというんです、僕は。(...全文を見る
○角田義一君 まことに情けないですな。そんなのはアメリカの情報公開法で恐らく要求すればすぐ出てきますよ。出てくると思うんだ。私はこんな屈辱的な訓練はないと思っている。名前もわからぬものとどういう訓練もするかわからぬなんというのは、本当だったら通るはずないんだよ。しかし、質問を先に...全文を見る
○角田義一君 今私がいろいろ尋ねて、このホーネットであるとかあるいはイントルーダーとかというものが核を積む能力があり、それがインデペンデンスに積まれておるわけですよ。核があるかないかわかりませんよ。したがって、当然核があるかないかということについて、防衛庁長官に総理としてお尋ねに...全文を見る
○角田義一君 通常兵器による訓練で結構でございます。結構でございます。しかし、通常兵器による訓練を行うということと、この現に参加しておるインデペンデンスに核が搭載されておる航空機が載っておるか載っておらないかということは全然別の次元なんです。核を積んだままだって通常兵器による訓練...全文を見る
○角田義一君 えらいことをあなたは言っている。
○角田義一君 全然答弁が矛盾していますな、長官と今の局長では。しかも、局長はえらいことを言っておるんですよ。核が積んであるか積んでないか関係なく訓練できるんだと言っているんだ。最初は通常兵器だからできるんだと言った。  そうすると、はっきり聞きますけれども、核をはっきり積んでい...全文を見る
○角田義一君 私は非常に質問は簡単なんですよ。要するに核が搭載をされておる、そういういわば空母ですな、インデペンデンスは。これと共同訓練ができるのか、日本の海上自衛隊はそういうことが許されるんですかと、こう聞いているんです。簡単なんです。非常に明快なんです、質問は。質問は明快。—...全文を見る
○角田義一君 だめだめ、そんな答弁はよくない。冗談じゃないですよ、そんなもの。(「防衛庁長官」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)
○角田義一君 要するに核を積んでいるか積んでないかわからないと、そんなことは関係なくやっちまえばいいというのが防衛庁でしょう。  そうすると、私が言いたいのは、核が明らかに積んであるということがわかって、そしてそれと海上自衛隊が共同訓練ができるのかと聞いておるんですよ。私の質問...全文を見る
○角田義一君 いいですか、総理にお尋ねします。非核三原則というものが日本は国是だとこう言われておるのでございますが、非核三原則が国是であると。その非核三原則の本質というのは、一体どういうことなんでございますか。
○角田義一君 それは失礼でございますが私も知っておるのでございます。  私が承りたいのは、非核三原則というものが日本の国是と言われておる、その本質は一体何でございますかと、こういうことなんでございます。その哲学でございますよ。
○角田義一君 当然のことでございますが、みずから核戦争をやるとか核戦争に加担をするとか、そういうことは絶対やらないんだ、そんなことをやっちゃならないんだと、こういうふうに私は理解しておるのでございますけれども、いかがでございますか。私の考えは間違いでございますか。
○角田義一君 といたしますると、公海上であれどこであれ相手が核を持っておるか持っておらぬかわからぬ、あいまいなままにしておいて——恐らく通常は核は積んでおると私は思っておるんです。積んでおるおそれがあるんですよ。ソ連の方はあの演習でもちゃんと核は積んであるというふうに思って対応し...全文を見る
○角田義一君 それは防衛庁長官が幾らないであろうと——じゃ長官、核がないであろうというふうにあなたお思いになるなら、外務大臣もおりますけれども、インデペンデンスあるいはミズーリ、核は積んでございませんのですなというふうに聞くのが筋ですよ。そうじゃないですか。どうですか。お答えくだ...全文を見る
○角田義一君 核がないというふうにあなた思っておられるというんであれば、大分違いますね。あるかないか関係なくやってもいいと言っているんだ、さっき局長は。ないというふうに防衛庁長官がお思いになるんであるならば、ないというふうに思う根拠は一体何なんでございますか。アメリカはあるかない...全文を見る
○角田義一君 くどいようでございますが、私は通常兵器の訓練は訓練だと言っているから、それはそれでいいでしょうと言っているんですよ。  私は突然質問しているんじゃないんですよ。きのう、いわばリムパックの概要についてというのと共同声明文をじっと見れば、私がどういう質問をするかという...全文を見る
○角田義一君 私の質問は、別にそんなえらい法律論を言ったり難しい講釈を言っているんじゃないんですよ。非常に簡単なんです。国民の疑惑を代弁して聞いているんです。そうでしょう。  総理に私が聞いたのは、非核三原則の本質は何かと最初にお尋ねしているんです。三原則はだれでも知っておるん...全文を見る
○角田義一君 あなたは先ほど核がないということを信じていると。信じているのは結構だから、何をもってそのリムパックに行っているインデペンデンスだのミズーリは核を積んでないんだという確証を持ったのか。外務大臣に聞いてもらって、アメリカの方が間違いないありませんよと、安心して参加してく...全文を見る
○角田義一君 天下の防衛庁長官がですよ、この大核の問題についてそんなくるくるくるくる答弁が変わられたんじゃとてもじゃないけれども国民は納得できませんよ。  私がお尋ねしているのは、それならそれでいいから、じゃその核があるかないかわからないけれども、核があるかないかわからなくても...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○角田義一君 まず官房長官にお尋ねいたしますが、御承知だとは思いますけれども、平成二年の三月七日に参議院の本会議におきまして暴力行為の排除に関する決議というのが満場一致で可決をされております。その中で特に、  暴力が自由と民主主義の最大の敵であることを改めて表明するとともに、政...全文を見る
○角田義一君 私は、特に皇室の問題あるいは天皇にかかわる問題等について自由に国民が意見を述べ合う、開かれた立場でいろいろと意見を闘わすということは極めて大事だというふうに思っておるわけであります。特に、皇室の問題あるいは天皇の問題について発言をすることによって生命を脅かされるとか...全文を見る
○角田義一君 そういう政府の立場で、現場でいろいろ御苦労されたと思いますが、警察庁の方はテロ防止といいましょうか、これについて今具体的にどういうふうに対応しておるのでございますか。
○角田義一君 次に、官房長官にお尋ねいたしますが、皇室の問題、特に天皇にいろいろ関係する問題については国民が非常に開かれた立場で、タブー視することなく自由に議論を闘わすということが大事だというふうに思っております。  それと同時に、やはり象徴天皇でございますし、しかも国民統合の...全文を見る
○角田義一君 私は誤解のないように申し上げておきたいんですが、皇室の問題あるいは天皇の問題について国民が自由に議論をする、あるいはそれをまた保障するということと、それはそれで保障しなきゃなりませんけれども、政府とすれば、例えば大嘗祭の問題等につきましては、今までの経過を見ておりま...全文を見る
○角田義一君 法制局長官にお尋ねしたいんですけれども、御承知のとおり登極令には大嘗祭ということが明記されております。新しい現行の皇室典範には、即位の礼ということは明記されておりますが、大嘗祭というようなことは一切書かれてございません。この登極令のもとになります皇室令というものが廃...全文を見る
○角田義一君 要するに旧皇室令、登極令を含めまして、いわば旧帝国憲法とそれから皇室典範を中心とする一つの法体系、こういう二つの法体系は、それは旧憲法下では許されておりますけれども、少なくとも新憲法のもとではそういうことが許されない、新憲法は憲法を頂点とした一つの一貫をした法体系が...全文を見る
○角田義一君 今度の大嘗祭につきましては、法制局としてはその性格づけ等について公に明らかにしておることはあるのでございますか。要するに、政府は、御案内のとおり性格づけについて政府としての見解、お立場というものを述べておられますけれども、法制局としてこの大嘗祭の性格づけであるとかあ...全文を見る
○角田義一君 問題になっておりますこの政府見解でございますけれども、前提といたしまして、天皇が憲法で世襲制ということのもとに存在をしておるわけでございますが、さきの昭和天皇の崩御によって、その崩御という事実によって新しい天皇はその時点で新天皇につかれておる。したがって、一切の儀式...全文を見る
○角田義一君 そうしますと、大嘗祭というのは伝統的な皇位継承儀式である、したがって「皇位の世襲制をとる我が国の憲法の下においては、その儀式について国としても深い関心を持ち、その挙行を可能にする手だてを講ずることは当然と考えられる。」、こういうふうに政府見解では述べておられるのであ...全文を見る
○角田義一君 だから、なぜ大嘗祭を行うことが公的な性格を持つのかということについて私は理解ができないのでございますよ。なぜ公的になるのかなと。私は、これはやはり本質的には皇室の私的行事ではないのかというふうに思っておるんです。ところが、政府は公的だというふうにおっしゃるから、公的...全文を見る
○角田義一君 この前、私が最初に御質問申し上げたときに、この公的性格とは一体何ぞやというときに、長官は、例えば公務員にそれを携わさせるとか、あるいは公のお金も出すとかというような面で公的性格があるんだというような趣旨の答弁をされておったと思うんですね。今の答弁とちょっとニュアンス...全文を見る
○角田義一君 そういう形で公的性格論が進んでいきますと、今後いろいろ皇室行事について歯どめがかからないんじゃないか。皇室がいろいろおやりになることについて公的性格を持つということで、いわば憲法で規定されておる国事行為以外の行為が公的性格を持つということでどんどん行われていく、そう...全文を見る
○角田義一君 私はその説明では納得できないんですけれども、またほかの先生方からもお尋ねがあると思いますから、問題提起というような意味で申し上げておきたいというふうに思います。  最後に、官房長官にお尋ねいたしますが、私はこの大嘗祭について、先ほど申し上げたとおり天皇家がいろいろ...全文を見る
○角田義一君 最後に。  長官が過般、ほかの委員会だったと、ちょっと間違っておったらお許しいただきたいと思いますけれども、いわば国民の祝日に当たります日に国民として祝意をあらわすようにお願いをしたいんだというような趣旨のことを言っておられた。新聞に出ておりました。例えば企業なり...全文を見る
○角田義一君 最後に一つだけ。
○角田義一君 一点だけ。  私は、それは非常に慎重にやってもらわなきゃいかぬと思うんですよ。日本の民主主義の程度の問題、あるいは政府がそこまで個人の良心に踏み込むことは私はできないというふうに思っておりますので、よほどその辺は慎重にやってもらわないとこれはえらいことになるという...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○角田義一君 角田でございますが、お二人の先生から御高説を賜りまして大変勉強になったわけでございますけれども、まず藤井公述人にお尋ねをいたします。  最近、米ソの外務大臣の会談がございまして、戦略核の削減の問題が合意をされる。それは私どもまさかと思いましたが、いわば海上の巡航ミ...全文を見る
○角田義一君 公述人も御承知のとおり、日米安保条約体制というものができて今日まで三十年になっておりますが、特に一九七八年のいわば日米の防衛協力指針、俗にガイドライン、こう言われておりますが、そのガイドライン安保といいましょうか、それ以来日米安保の体制というものが変質をしたのではな...全文を見る
○角田義一君 先生御案内のとおり、低強度紛争というのがアメリカの大きな戦略の一つになっておりまして、これは核戦争でもない、通常戦争でもない、第三の戦争だといいましょうか、そういうふうにアメリカは位置づけているようであります。日本の沖縄のキャンプ・ハンセンにおける都市型の訓練である...全文を見る
○角田義一君 これだけいわば国際緊張緩和の方向が本物になりつつあるときに、御案内のとおり、次期防はこれから将来五年間で約二十三兆五千億円。しかも、空中給油機であるとかあるいは早期警戒機であるとか、そういうどう見ても専守防衛から逸脱をしているような、あるいはイージス艦であるとか、そ...全文を見る
○角田義一君 米ソがこれだけ緊張緩和のために努力をしておる。そしてヨーロッパでは、先ほど公述人おっしゃるとおり、NATOの事務総長が、もうワルシャワ機構は脅威ではないんだと。恐らくここ十年以内に私はNATO、ワルシャワ両機構ともなくなるんじゃないか、消滅するんじゃないかというふう...全文を見る
○角田義一君 先ほどの先生のお話の中で、ちょっと一つだけお聞きしておきたいことがあるわけでありますが、ソ連の原潜というものがいわば日本の三海峡を通って出てこないんだ、今日出てくるあれはないじゃないか、シーレーン防衛の観点から。そういうちょっとお話があったんですけれども、その辺もう...全文を見る
○角田義一君 最後に。  予算委員会の御議論を私聞いておりまして、特に防衛庁の最高幹部の方々は何とかソ連の脅威というもの、変な話ですが、これにしがみついて、そして日本の軍縮というものはやろうとしない。防衛庁に軍縮を求めてもどだい無理なような気もするのでありますけれども、ソ連の脅...全文を見る
○角田義一君 終わります。どうもありがとうございました。
06月05日第118回国会 参議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○角田義一君 外務大臣にお尋ねするんですが、リムパック90に日本が参加しておりますが、これは日米安全保障条約上の義務として参加するということでございましょうか。義務はあるのでございましょうか、ないのでございましょうか。
○角田義一君 そうしますと、日本が自主的に判断をしまして、仮に判断をしましてリムパック90に参加することはやめさせてもらうということになっても、若干それはいろいろ軍事的な面あるいは外交的な面でも摩擦ということはあるかもしれませんけれども、条約上の義務違反という問題は起こらないわけ...全文を見る
○角田義一君 だから、それは後の方は余分なんです。僕が一番聞きたいのは、義務違反にはならないということだけは間違いないんですね。局長もう一遍答えてください。
○角田義一君 法制局長官にお尋ねしますけれども、このリムパック90に参加する法的根拠というのは一体どういうんですか。
○角田義一君 従前の国会答弁では憲法と防衛庁設置法と両方出てきているわけですよね。今憲法のケの字もないんですけれども、これはどういうわけですか。
○角田義一君 今自衛隊法と言われたけれども、設置法じゃないのですか。
○角田義一君 憲法の規定といいますと、憲法のどこを見るとそのリムパーック90というような共同演習に参加していいという規定が書いてあります
○角田義一君 私ははっきり申し上げますけれども、日本の憲法というのは戦争をやらせないための憲法ですよ、本質的に。だから平和憲法と言われているんです。だから、共同演習に参加してもいいなんという解釈は、解釈というか規定なんかどこを見たってあるはずがないんですよ。あなた方が言っているの...全文を見る
○角田義一君 憲法議論をこれ以上ちょっと進めたくないんで先へ進みたいと思いますけれども、教育訓練にとって必要であれば参加してもいいんだと、こういうことでございますけれども、必要というのは単に言葉だけ必要だ必要だと言っていればいいというものじゃないと思うんですね。やはりそこには当然...全文を見る
○角田義一君 その最終的な必要か必要でないかという判断はどこでやるんですか。
○角田義一君 私は最終的には国会だと思うんですよ、これは。国会がシビリアンコントロールの最高の機関ですからね。要するに政治の軍事に対する優位ですから、私は最高の判断をするのはやっぱり国会だと思うんです。果たして合理的なのか、先ほどあなたが言ったように目的は妥当なのかどうかというよ...全文を見る
○角田義一君 確保されていないから問題なんです。訓練の内容も目的も肝心なところは全部隠しているわけです。これは大問題ですが、後からちょっと質問しますからいいですけれども。  そこで、じゃ法制局長官に聞きますけれども、核兵器を持っておる艦船と自衛隊が訓練をするということはどうなん...全文を見る
○角田義一君 私は法制局長官に聞いておるんです。防衛庁長官に聞いているんじゃないんですよ、申しわけないけれども。私が言っているのは、核丘兵を持っておる艦船だということがはっきりわかっていて、それと自衛隊が共同訓練をすることは、いわば専守防衛なり個別的な自衛権の行使なりこういう問題...全文を見る
○角田義一君 先ほど法制局長官は、日本の憲法の解釈上、核兵器を持っても構わないんだというような驚くべき解釈をしているんですけれども、我々は到底これは納得できません。逆に憲法上核なんか持てないからこそ非核三原則やいろいろな政策があるのであって、あなたの言っていることは本末転倒してお...全文を見る
○角田義一君 外務大臣、いかがでございますか。
○角田義一君 じゃ、この問題はまた後でちょっとお尋ねしていきたいと思います。  外務大臣にお尋ねしますけれども、今回のリムパック90ですね、これはアメリカ政府はソ連政府に対してこの演習をやるということの通告をしておるのでございましょうか。
○角田義一君 これは私は極めて大事なことだと思うんですね。  じゃお尋ねしますけれども、日本政府はリムパックに参加するについてソ連政府に通告をいたしましたか。
○角田義一君 なぜ通告しないんですか。これは局長じゃないですね、防衛庁長官にお尋ねします。なぜ日本政府はソ連政府に対してリムパック90に参加することを通告しないんですか。あなた、ちょっと待ってくださいよ。私は防衛庁長官に聞いているんですよ。
○角田義一君 私はそんな答弁を聞いているんじゃないんだ。要するに、これだけの大問題なんだ。ソ連との信頼関係をどう醸成するか、信頼関係醸成の一つの手段ですよ、これは。通告をする、あるいはソ連の海軍将校を招待する、こういうことをやるべきなんです。なぜ通告もせず、あるいは招待もせず、ま...全文を見る
○角田義一君 私は通告した方がいいと思っているんですよ。信頼関係の醸成措置として大規模な軍事演習をやるとき、お互い通報しようじゃないかという今、世界の流れになっているんじゃないですか。それが突発事故を防ぎ、信頼関係を少しずつでもつくっていくということになるんじゃないんですか。 ...全文を見る
○角田義一君 そうすると、先ほどの御答弁では、局長は、アメリカがソ連に対して通告したかしないか知らない、こう言っていますな。  そうすると、外務大臣はどうなんでしょうか、通告すべきである、そのことをアメリカ政府に日本政府としては進言した方がいいというふうに思っておりますかどうか...全文を見る
○角田義一君 私はそういう進言をすべきだと思っているんです。そのくらいのことは日本政府としてできるんじゃないですか。  私は逆に言いたいのは、通告もできない、あるいはソ連将校を招待もできない、ソ連政府に見せられないようなそういうおどろおどろしい演習をやっておるんじゃないかという...全文を見る
○角田義一君 私は日本とソ連とは絶対戦争をしてはいかぬと思っているんですよ。どんなことがあっても戦争をしてはいかぬと思っているんです。だから戦争をやらないためにどうしたらいいか。少しでも信頼措置をとることに努力するということでなくちゃいけないんじゃないかと思うんです。どうでござい...全文を見る
○角田義一君 そこが一番肝心なところなんですね。そういう発想でいるからもっとも日ソの関係も進展しないんじゃないですかね。これはやはり信頼醸成措置というのはお互い誠意を持って少しずつ少しずつ積み上げていく必要があるんですよ。そういうことをやることが極めて大事だと思うんです。  じ...全文を見る
○角田義一君 自由主義諸国で行った国があるんですか。明らかにしてください。
○角田義一君 簡単には御勘弁できませんな、こんな大事な問題を。  私は、ソ連政府からわざわざ日本の海上自衛隊に対して演習を見にきてくださいというふうに言っているんだから、これは私は万障繰り合わせても行くべきなんです。それがやっぱり信頼関係をつくることになるんですよ。それを手間暇...全文を見る
○角田義一君 信頼醸成措置がつくられていないからこそやらなきゃならぬことなんです。そんなものができていれば何も苦労は要らないんです。信頼醸成措置というのはそういうものを必要とするからこそ努力をしなきゃならぬということになるんじゃないですか。  もう一つ、じゃ聞きましょう。ソ連は...全文を見る
○角田義一君 この問題については、こういう国際情勢ですから、前向きにひとつ考えてもらわなきゃいかぬと思いますし、私は率直に申し上げまして、リムパック90、来年あるかどうかわかりませんが、仮に万一あるとした場合に、やはり私が今申し上げた問題については真剣に考えてもらわなきゃならぬ問...全文を見る
○角田義一君 防衛庁長官はシビリアンコントロールの親分なわけですからしっかりしてもらって、やっぱりそういう信頼醸成措置についてはこれは先頭に立ってやってもらう。要するに戦争をやっちゃならぬのですよ、幾ら軍備をつくったって。そうでしょう。だからそれはそのようにやってもらわなきゃいか...全文を見る
○角田義一君 ソ連しかないのですよ、P3Cで追っかけ回さなきゃならぬようなのを持っているのはソ連しかない。それにもかかわらず、いいですか、この「リムパック90の概要について」という文書を見ると、一番最後に何て書いてあるか。この訓練の想定は、特定の国を共同して防衛するといったもので...全文を見る
○角田義一君 じゃ聞きますけれども、この共同声明の責任者はだれですか。日本側の責任者は、どこが責任を負うんですか。外務大臣ですか、防衛庁長官ですか。
○角田義一君 要するにあなた方は、今私が申し上げたような地政学的云々というような条項を共同声明に盛り込ませる、そういうことはできないんですよ、それは。アメリカが納得しませんよ。アメリカは、はっきり申し上げまして、この演習は対ソ戦略の一環としてやっているんだから、日本政府が幾らリム...全文を見る
○角田義一君 訓練は戦術技量を高めるためにやるに決まっているんですよ。問題は、いわばソ連をはっきり申し上げまして仮想敵国にするようなことをまさか日本政府としても書けないでしょう、あなた方。だから、こういうおためごかしの文章を書いておるんだけれども、私に言わせれば、アメリカ政府にこ...全文を見る
○角田義一君 事改めて共同声明に書く意味があるんですよ。事改めて書く意味があるんです、本当にそうであるならば。私はアメリカは絶対納得しないと思いますよ、そんなことを言ったって。もう一遍聞きましょうか。防衛庁長官に聞きましょう、これ、どうですか。
○角田義一君 これ以上また質疑をしてもしようがない。私はアメリカ政府は絶対認めないと思っているんですよ、これは。だから日本政府もそんな要求をするあれはないのです。意図もないと私は見ておる。  そこで、もう一つ聞きますが、外務大臣、今度のリムパック90で韓国海軍が参加しております...全文を見る
○角田義一君 私は恐るべき外務省だと思うんですよ。恐るべき外務省ですよ。いいですか。御案内のとおり分断国家の一方の韓国海軍と、日本の海軍と言うとみんな笑うけれども海上自衛隊と、アメリカ海軍と共同演習をするわけですよね。一体どういう結果をこれがもたらすか。南北朝鮮の統一という大きな...全文を見る
○角田義一君 私は外務大臣を大変尊敬しているんですけれども、ちょっと今のあれは納得できませんですね。  要するに私が申し上げたいのは、朝鮮と日本の関係というのは非常に複雑なものだと思っている。三十六年間も植民地でもありましたし、ひどい目に遭っているわけですよ、朝鮮の人たちは。そ...全文を見る
○角田義一君 お言葉でございますけれども、この共同演習はアメリカの要するに第三艦隊の司令官が調整をすると言っているんですね、指揮を全部。調整をするという言葉になっています。てんでんばらばらでやるわけじゃないわけですよ。てんでんばらばらでやったのではこれは共同演習になりませんから。...全文を見る
○角田義一君 そんなことはだれも信用しませんよ。てんでんばらばらであれだけの大部隊が勝手に動くなんということは許されっこないんだよ、調整という言葉は使っているけれども。こんなのは軍事常識ですよ。アメリカの海軍がしっかり急所を握っておるわけです。その統制のもとに全部動くんでしょう。...全文を見る
○角田義一君 最後に総理にお尋ねしたいんですが、私が今まで申し上げたリムパックのいろいろな問題、核の問題であるとか指揮権の問題であるとか、あるいは今言った韓国の参加の問題であるとか、それからソ連との信頼関係醸成の問題であるとか、こういう問題をいろいろ含んでいるわけですよ、分析して...全文を見る
○角田義一君 これはまことに残念な答弁です。文民統制というものを総理大臣がしっかりやってもらわなかったら軍部独走ですよ、これははっきり申し上げて。軍部独走。本当にそうですよ。笑い事じゃない。文民統制なんか全然どこかへ行っちゃっていますわね。これは総理の答弁は納得できない。やっぱり...全文を見る
○角田義一君 残念ですけれども、これで終わります。どうもありがとうございました。
06月12日第118回国会 参議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○角田義一君 まず防衛庁長官にお尋ねいたしますけれども、今回の制度は御案内のとおり新しい制度でございますし、自衛隊の隊員の方の特別な立場ということを考えますとやむを得ない措置だと、新しい制度だなという気もいたしますが、消防署員であるとかあるいは警察官もある意味では命をかけてみずか...全文を見る
○角田義一君 私はこの制度を国民の皆さんに理解してもらうためにはやっぱり自衛隊の広報でしっかりとした理解を得るような努力をしていただきませんと、これは今私が申し上げたようないろいろな問題も含んでおるところでもございますし、これはまた議論もあるところです、はっきり申し上げて。そうな...全文を見る
○角田義一君 この給付金を得ることによって最終の賃金の大体どのぐらいのところまで補てんされるということになるのでございますか。
○角田義一君 まあ世間並み、ちょっといいぐらいかな、こんなものかなというようなところですけれどもね。  そこで、これは十月一日から実施したいということですけれども、最終的には七年後に全部完成してくるわけですけれども、逐年どのぐらいの予算を予定しているんですか。
○角田義一君 そうしますと、この制度が最終的に円滑に全部経過措置を終えてフルに稼働するというか動き出すと、大体年間五百五十億ということになるんでしょうか。
○角田義一君 これは長官にお尋ねするんですけれども、この新しい制度ができて最終的には大体年間六百億円ぐらいになる、これはいわば広い意味での軍事費というか防衛費の中に算入をするお考えですか。それともそれは別枠でやるつもりなのか。一%というこの精神があるわけですから、 私どもは守れ...全文を見る
○角田義一君 含まれるということでいいですね。含まれるという形で今後も計算していく。わかりました。  そこで、先ほど山口委員からちょっとお尋ねがございましたんですけれども、この防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案の提案理由説明の中に、四ページですか、第四というところで「若年定...全文を見る
○角田義一君 そうしますと、先ほどこれは議論になったところで、足らないときはいろいろ計算して後から支給してまあまあのさっき言った全部の七五%ぐらいのところへ持ってくるわけでしょう。ところが片っ方で、退職して三年、四年たって収入がふえたときには一切それはもう別に返してもらわないと。...全文を見る
○角田義一君 必ずしも私の胸にすとんと落ちません。落ちないです。したがって、もしもそういう制度をあなた方の方であくまでも維持するということであれば、やはり一つにはこれからこれずっと制度は生きていくわけですけれども、再就職後の所得を、再就職の条件をよくするという努力をどうしていくか...全文を見る
○角田義一君 ちょっとここで話題を変えますが、自治省から来てもらっていますのでちょっと自治省に先に質問しておきますが、昭和六十一年、一九八六年に地方公務員等共済組合法の改正があったわけでありますが、そのとき警察官や消防職員の年金の早期受給の特例措置というものは段階的に引き上げる、...全文を見る
○角田義一君 これは諮問を行った理由といいましょうか法的な根拠、それから実態、両面について御説明していただけますか、なぜ諮問を行ったか。
○角田義一君 自治省の方は結横でございます。終わりました。  そこで、今度の制度なんですけれども、この中の附則の四はやはり国家公務員等共済組合法の一部改正というものを含んでいるわけです。となりますと、これは当然国家公務員等共済組合法百十一条によりまして、私は国家公務員等共済組合...全文を見る
○角田義一君 今度はこっちの局長に聞きます。なぜかけなかったんですか。
○角田義一君 これはあなたとここで大激諭してもしようがないんだ、大蔵大臣に本当は来てもらいたいぐらいだからね。まあしようがない、きょうは別のあれに行っているんだから。  これはやっぱり制度の根幹に触れる重大な問題だと私は思っておるんです、新たな制度をつくり上げるわけだから。しか...全文を見る
○角田義一君 この辺は水かけ論になるんだけれども、僕は、これはちょっとうがった見方かもしれないけれども、余りこれがいろいろ国民的な議論になるということを避けているんじゃないかなという気がするんですよ、審議会にかけて。そうじゃないんですか、それがほんまじゃないですか。
○角田義一君 それなら私は言いたいんだよ。やっぱり手続をちゃんと踏んでそれは審議会にかけるべきだというふうに思うんです。  もっと聞きましょうか。これは社会保障制度審議会にかけていますか、この問題を。
○角田義一君 社会保障制度審議会設置法の二条の二項にはこうなっておるんですよ。「内閣総理大臣及び関係各大臣は、社会保障に関する企画、立法又は運営の大綱に関しては、あらかじめ、審議会の意見を求めなければならない。」となっているんです。これはまさに自衛隊員の社会保障の問題ですよ、老後...全文を見る
○角田義一君 それは前のいろいろの国会決議もあって、自衛隊の職員については特別ないろいろな措置をしなきゃならぬということになっています。しかし、どういう措置をしなきゃならぬということは国会決議は何も決めていないんです。これは今後のいろいろな審議会なりいろいろな機関なりの討議にゆだ...全文を見る
○角田義一君 四〇%の収入じゃ食っていけないからその上に乗っけて何しろ七五%ぐらいまで持っていこう、あるいは八〇%ぐらいまで持っていこうというんでしょう。(「社会保障ですよ」と呼ぶ者あり)まさにそれは社会保障ですよ、今ちょっとお話があったとおり。  私が言っているのは、防衛庁長...全文を見る
○角田義一君 私はこれはこれ以上もう、またほかの同僚委員からも御質問あるかと思いますからやりませんけれども、まずぴんときたのは、両審議会、共済それから社会保障審議会、こういうものにやっぱり丁寧にかけるべきだ。十月一日から何しろやりたいからというような形で、焦ってというか、拙速じゃ...全文を見る
○角田義一君 大体わかりました。だけれども、その平準保険料率をそのまま適用したらえらいことになるんで、実際は実行保険料率という形でやられていると思うんですが、それでいいですか。
○角田義一君 そうしますと、八九年の十月に保険料率が改定になっておるはずでありますが、御案内のとおり任期制自衛官とそれから非任期制自衛官、それから自衛官以外の一般のいわゆる組合員、共済組合員、この三つがあると思うんです。その場合の八九年十月の時点で、私がお聞きしたいのは、任期制自...全文を見る
○角田義一君 その八九年十月に改定された各単位、今言った任期制それから非任期制、一般、この場合の実行保険料率は幾らですか。
○角田義一君 その際、そうなりますと、本人分の負担でもいいんですが、各単位ごとの実行保険料率の引き上げ率は幾らずつになっていますか。
○角田義一君 そうです、引き上げ率です。
○角田義一君 これは実際はどこで決定されるのですか。
○角田義一君 大蔵省、結構です。  防衛庁にちょっとお尋ねしますけれども、今数字を出していただきまして見ますと、やはり非任期制自衛官の方々の場合は保険料率の上げ幅というのが任期制自衛官に比べると低いのですよ、上げ幅が低い。これは将来的にどういうことになってきましょうかね。任期制...全文を見る
○角田義一君 これは将来展望として負担の平等ということをやはり自衛隊内部でも真剣に考えてもらわないといけないのじゃないかという気が私はいたしますので、強く要望をしておきたいと思います。  時間がありませんので、次の問題に移らせていただきますが、防衛本庁の庁舎などの移転の計画につ...全文を見る
○角田義一君 もっと大ざっぱでいいですよ。これ今言った玉突きで全部移すでしょう。どのぐらい金かかるんですか、アバウトで。
○角田義一君 金額。
○角田義一君 この三千億円はどうやって捻出するんですか、土地を売ってつくるんですか。
○角田義一君 八十九億かけてつくった中央指揮所はどうなりますか。
○角田義一君 その通信だってみんな壊すんでしょう。また使うんですか。新しくつくるんでしょう。
○角田義一君 それにしても何十億という金がむだになっちゃうわけですよ。そういうことは普通の官庁じゃとても考えられないんです。だから僕は長官に言うんです。防衛庁というのは、おれのところは別格官幣社だと、八十九億かけたやつをすぐまたぶっ壊して移せばいいというようなことを安易にやられて...全文を見る
○角田義一君 資料をもらってみて僕はたまげたんだけれども、市ケ谷にできる建物を見ますと、庁舎Aというのは地上十九階だ、それから庁舎B、C1、C2、D、Eとあって、全部八階とか十階とかすごい建物ができる。特にたまげたのは地下四階地上十九階、これは新大本営ですな、新大本営ができるわけ...全文を見る
○角田義一君 私は基本的には、市ケ谷にでっかい新大本営を、地上十九階のやつを建てる理由がわからないんです。これだけデタントになって、幸いにして戦後四十五年間戦争がなくきたのに、これからいい時代がまた来ようというときに、十九階をおっ建てて、さらにまた五つも六つも建物を建てて、はっき...全文を見る
○角田義一君 私はパールハーバーというところへは行ったことはないんだけれども、人の話によると、パールハーバーでは日本の奇襲作戦によって攻撃を受けた戦艦が今でも海の中にひんぐり返って、ひんぐり返ってという言葉は悪いけれども、ひんぐり返って残っているわけだ。それで、アメリカ人はこれを...全文を見る
○角田義一君 時間がないので惜しいんでもったいないんだが、もうちょっとこれ、何しろすぐぶっ壊しちゃだめだよ、あなた。大事なものだから、これは簡単にぶっ壊してもらっちゃ困りますよ。よく慎重に考えてもらわなければこれはえらいことになる、はっきり申し上げておくけれども。それが一つ。 ...全文を見る
○角田義一君 私は二時一分までだからあと少ししかないんだからね。要するに、まだ地方審議会にもかかっていないんですよ。さっきから僕は言っているんだが、自衛隊というのは、防衛庁というのはまだ昔の統帥権のあれから抜けていないんじゃないかと思う。要するに、普通だったらちゃんと審議会にかけ...全文を見る
○角田義一君 最後に一つだけ。  執行を留保するのは当然のことだよ、私に言わせれば。第一、予算を組んで、朝霞に行くことを前提にいろいろなことを進めるというのが昔の統帥権とちっとも変わらないような体質があるということなんだ、体質が。それじゃだめだ。もっとちゃんと手順を踏んで、民主...全文を見る
06月18日第118回国会 参議院 本会議 第16号
議事録を見る
○角田義一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま議題となりました臨時行政改革推進審議会設置法案につき、総理並びに関係各大臣に対し御質問いたします。  昭和五十六年に設置された臨時行政調査会、いわゆる第二臨調以来九年間の行政改革最大の目的は、政府の肥大化を阻止し、ロッキ...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 内閣委員会 第10号
議事録を見る
○角田義一君 官房長官にお尋ねいたします。大変お忙しいところ恐縮でございます。  この臨時行政改革推進審議会の最終答申を見ますと、最終答申の中に「我が国が目指すべき目標」というのがございまして、その中に「世界の平和と発展に貢献することである。」ということが書かれております。そし...全文を見る
○角田義一君 きょうの新聞見ますと、アメリカの国防長官が、米軍は五年で約四十四万人削減をすると、全兵力の二五%を減らすというようなことが出ております。さらに、ソ連のシェワルナゼ外務大臣は、ことしの一月にソ連を訪問したアメリカの上院議員団との会談の中でこう言っております。アジアの在...全文を見る
○角田義一君 どうかひとつそのお気持ちで頑張っていただきますことを御要望申し上げて、大変お忙しいところを来ていただきましてありがとうございました。  それでは、総務庁長官にお尋ねをいたします。  実はきょう私びっくりしたんですけれども、いわゆる俗に言う三大紙の一つに、「第三次...全文を見る
○角田義一君 下世話に火のないところに煙は立たないというようなこともございます。総務庁長官が実際に根回しをして、この方でいこうじゃないかというふうに腹をくくったんじゃないんでしょうか。そうとすれば、これは私は大変なことだと思っておるんです。大体こういうことが新聞にすっぱ抜かれると...全文を見る
○角田義一君 そういうことでこの辺、人選の問題についてはよほど慎重にやってもらわにゃいかぬだろう、少なくとも国会軽視のようなことにならぬようにしてもらわなきゃいかぬだろうというふうに私は思っておるんです。  この答申を見ますと、至るところに行政の透明性、透明性ということが求めら...全文を見る
○角田義一君 失礼ですけれども、局長さん、目下検討、目下検討と何十年検討しているんですか。  聞きますけれども、一体どこにネックがあるんですか。何と何と何がネックでここのところが乗り切れないんですと、これとこれとこれが重大な課題になっておりましてここのところが乗り切れませんとい...全文を見る
○角田義一君 夏に公表するんですか。
○角田義一君 余り政府がもたもたしているので私ども野党とすればほっておけないということで、御承知のとおり野党では一生懸命今各党が御相談をして情報公開法、各党で持っておるのを突きつけ合わせながら、最善のものというわけにはいかないと思いますよ、私どもだって。最初から一番いいものという...全文を見る
○角田義一君 最後にこれは申し上げておきますけれども、私どもですら一生懸命勉強しながら法案をつくって出そうとしているわけですから、スタッフがあり有能な人がいっぱいいるので熱意があればできる、欠けておるのは熱意であるというふうに私は思うんですが、政府としても早急に法案をつくるという...全文を見る
○角田義一君 じゃ次の問題にいきます。  この答申を見ますと、先ほど申し上げたとおり、世界に開かれた日本であるとか、世界に貢献する日本であるとかということが書いてありまして、そのこと自体何の異存もないんですが、そうとすれば何で外国人労働者の問題がこの答申で取り上げられなかったの...全文を見る
○角田義一君 全国的にはどうなんですか、統計はまだ集まっておりませんか。
○角田義一君 新しく法が施行されまして、いわば非単純労務といいましょうか、いろいろな資格が幾つかにふえましたですね。そういう人たちはかなり受け入れをしやすくしているはずでありますけれども、まだ日は余りたっていませんけれども、その辺は傾向としてはどうですか。六月一日からの入国の傾向...全文を見る
○角田義一君 そこで私申し上げたいんですけれども、いわば何をもって単純と言うかいろいろな議論のあるところでありますが、二万数千人の方が帰られたとしてもなお恐らく七、八万のいわば俗に言う不法就労者というものは日本に滞在をしておるというふうに見ざるを得ないと思うんです。そういう人たち...全文を見る
○角田義一君 余り言葉は妥当じゃないんですけれども、好きじゃないんだけれども、開国だとか鎖国だとかこう言われておるんですが、いろいろな条件なりいろいろな障害というものをクリアしながら、基本的にはやはり受け入れを考えていかなくちゃいけないんじゃないか。これだけ物とか金とかがボーダー...全文を見る
○角田義一君 その一つの歴史的な過程として現に七万か八万の方がおられるわけですから、そういう人たちの人権問題、例えば昔で言えば飯場というようなところでしょうか、かなり劣悪な労働条件に置かれておるというようなことがあってはなりませんし、あるいはまた働いても賃金が取れないということで...全文を見る
○角田義一君 最後に、労働省に一つだけ御要望を申し上げておきますけれども、相談員はどちらかというと大都市に多いですね。ところが、やっぱり地域によってはかなり外国人労働者を多く雇っておるところもあるわけですよ、全国的に見ますと。したがって、大都市という観点だけではなくて、実情を踏ま...全文を見る
○角田義一君 終わります。
12月14日第120回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○角田義一君 総理にお尋ねいたしたいと存じますが、過般の臨時国会で国連平和協力法案は廃案という形になりました。それに関連しまして政治責任のあり方というような問題について伺っていきたいと思いますが、事柄の性格上ちょっとお耳ざわりな御質問もしなきゃならぬと思いますけれども、ひとつお許...全文を見る
○角田義一君 仮につぶやかなかったといたしましても、総理のお気持ちの中はそういう心境ではあったんですか。
○角田義一君 たしか八月の二十九日でしたか、この法案に関連をいたしまして総理が、自衛隊というものは海外に派遣をしないんだ、こういうことを新聞記者会見でおっしゃられて、私どもは、さすが総理だ、そういう信念をお持ちだ、これは安心してお任せできるな、こう思ったわけでございますが、出てま...全文を見る
○角田義一君 私が総理にお尋ねをいたしたいのは、あれだけの大変な内容を含んだ法案というものを出すときの総理の心構えをお尋ねしておるんです。内閣の命運をかけてあの法案というものをお出しになったのでございますか。
○角田義一君 もう少し端的にお答えいただきたいと思うんですけれども、じゃ、命運をかけなくてもいいですけれども、やっぱり並々ならぬ決意でお出しになったことには違いないのじゃないですか。どうなんでしょうか。
○角田義一君 総理はそういうお気持ちでおったようでございますけれども、結果は、これは法案の内容がいろいろずさんであるとか、あるいは海外派兵になるのではないかとか、あるいは海外からのいろいろな懸念もありまして、結果的にはつぶれたわけでありまするから、この政治責任というものについては...全文を見る
○角田義一君 私は、けじめはけじめだと思っておるんです。後のことは後のことだと思っておるんです。  要するに、総理は盛んに政治改革というようなことをおっしゃるわけでございますが、これは議会人の大先輩でございますから私から申し上げる必要はないと思いますけれども、どんなに制度を変え...全文を見る
○角田義一君 それは別の人にやっていただいたらいいのではないかというふうに私は思うんですよ。やはり政治で大事なことはけじめであります。どうも総理と私とはその点について見解が違うようでございますし、総理はその席にずっとお座りになっていたいようなお気持ちのようでございますから、これ以...全文を見る
○角田義一君 アメリカは入っていないのでございますね。
○角田義一君 この参議院予算委員会の正式な外務省の提出資料を拝見いたしますと、「中東貢献策の内容及び実施状況」というのがございまして、その中で「物資協力及び資金協力」という項がございます、千二百二十九億円。この状況について、これは局長さんでよろしいですから、正確にひとつこの文章を...全文を見る
○角田義一君 私は外務大臣に、文章を正確に読んでお答えをしてくれ、こう言っておるんです。このまま読んでください。このまま読んでくださいと言っているんだから、読んでください。
○角田義一君 あなたね、私が予算委の方からもらっているのには五百億なんという金額は書いてないんです。「執行済と承知」と書いてあるんです。私が聞きたいのは、一体だれが何を承知しているかということなんです。承知したい、聞きたいのはこっちなんです、国会なんです。あなた方の方が承知したっ...全文を見る
○角田義一君 これは後でまた私は理事会の方でいろいろ協議してもらいたいと思うんですが、国会に出す資料として、拠出金の使われ方、内容が全然数字も出ていないということです。この程度のものを出して国会に対する資料提出だというようなことで今まで通っていたとすれば、これは大問題なんです。 ...全文を見る
○角田義一君 宿舎というのは何でございますか。兵舎のことでございますか。
○角田義一君 だから兵隊さんが住むところにお金をつぎ込んでいるということなんですよ、はっきり言えば。  輸送関連経費というふうになっていますが、輸送関連経費は具体的にはどういうふうに使われたか、はっきりさせてください、数字を挙げて。
○角田義一君 これは私、国のこともいいんですけれども、輸送関連経費というのは具体的にはどういう経費なのか、例えば船舶を借り上げる、あるいは飛行機を借り上げる、ここからここまで運ぶからこういうふうになったんだということを出してください、出しなさいと言っているんです。国のことを聞いて...全文を見る
○角田義一君 国会というのは国民の皆さんが非常に関心を持っているんですよ、自分たちの税金がどう使われたのか。  私が言いたいのは、船舶、航空機を借り上げておるわけだから、借り上げた船舶で、あるいは航空機で一体何を運んでいるんだと。兵器を運んでいるのか、兵隊さんを運んでいるのか、...全文を見る
○角田義一君 大臣、これは云々しないというのはどういうことですか。我々の税金が出ていって船舶だとか飛行機とかを借り上げる、それはいいでしょう。しかし、それで兵員を運ぶのか、弾薬を運ぶのか、食糧を運ぶのか、そういうことは一切我々は関係ないんだ、あなた方が適当に使ってください、そんな...全文を見る
○角田義一君 大臣、この交換公文を拝見しますと、交換公文の中にははっきりと、日本政府はそのお金がどういうふうに使われたかということを報告を求める権利があるんですよ。交換公文にはちゃんと書いてあるんです。随時報告を求めることができると書いてある。今度国会が開かれることはわかっている...全文を見る
○角田義一君 そうしますと、我々の金が基金を通して行くわけですが、その行ったお金で、今言ったように、軍隊を運ぼうが弾薬を運ぼうが兵器を運ぼうが日本政府は一切関知しない、こういうことなのでございますね。
○角田義一君 私が聞いていますのは、大臣、全責任を持っておると言うが、我々が非常に警戒をしておるのは、これはやはり軍事費じゃないのかな、軍事費に使われるんじゃないのかな、こう思っておるわけです。世間ではこれは全部多国籍軍というものの支援のために使われる金だと、みんなこう言っておる...全文を見る
○角田義一君 体制になっているが、全然報告されていないじゃないですか。何の説明もできないじゃないですか。大臣、どうですか、何の説明もしていませんよ。私が言っている質問に答えていないじゃないですか。これは軍隊を運ぶのか兵器を運ぶのか、くどいように何回も言っているじゃないですか。それ...全文を見る
○角田義一君 大臣にこんな質問をして申しわけないけれども、関係国とその約束ができていると。これは日本にとっては非常に大事なことですよ、武器弾薬は買われるのか。武器弾薬は買ってもらっては困るんだということをなぜ交換公文では書かないんですか。当然書くべきでしょう。いかがですか。
○角田義一君 何をあなたは答えているんですか、失礼ですけれども。私は端的に聞いているんです。武器弾薬を買うのに使われちゃ困るというふうに言っているから、これは一番大事なことだから、そんな大事なことならばなぜ交換公文に書かないんだと、こう言っているんですよ、私は。交換公文に書くべき...全文を見る
○角田義一君 何で担保されているの。あなたさっき何と言ったね。こちらが出した金はどういうふうに使われようがお任せするんだと言っているんですよ。何が担保になっているんですか。冗談じゃないですよ。はっきり答えてください。じゃ担保を書いて、保証を書いてくださいよ。
○角田義一君 全然矛盾しているんだ、あなたの言っていることは。それほど日本の国の政治にとって大事なことなんだから、武器弾薬に使われては困るんだから、日本政府はちゃんとこれは武器弾薬に使ってもらっては困るんだということをなぜ交換公文にはっきり書かないんですか。  これは要求したん...全文を見る
○角田義一君 もうこれ以上やっても、私はほかに聞くことがあるからそこへ移りますけれども、とてもこれじゃ国民は理解しませんよ。  要するにこういうことなんです。日本の金がこの湾岸平和基金という窓口を通って、いわばトンネルになって行っちゃうわけですよ。使途不明金になっちゃうんですよ...全文を見る
○角田義一君 大臣とこれ以上議論してもしようがありませんけれども、私は全然担保されていないと思うんです。本当に日本政府が担保されることを求めるなら、そういう御意思があるなら、くどいようですけれども、はっきりと交換公文の中に書くべきだ、私はこう思うんですよ。これだけ聞きましょう。ど...全文を見る
○角田義一君 これはえらいことを大臣は言っているんで、じゃお聞きしましょう。  国と国とでいろいろ約束を結ぶ、取り決めを結ぶ、こういうときに国会の承認を求めなきゃならぬという問題について、いわば大平三原則というのがある、私どもこういうふうに聞いておるんですが、大平三原則というの...全文を見る
○角田義一君 それは要らないです、聞いていないんだから。
○角田義一君 これは局長、条約という名前には必ずしもこだわらない。要するに当事国での一定の合意といいましょうか、そういうものにこれは当てはまるんだと。だから三番目のカテゴリーとすれば、例えば日ソ共同宣言というようなものがあるわけですから、そういうふうに承ってよろしいんですね、名前...全文を見る
○角田義一君 これは大平外務大臣が、今局長が答弁されたとおり、昭和四十九年の二月二十日に国会で答弁をされているわけでございますから、これは私どもはいわば内閣と国会との約束だと、こういうふうに理解しているんですが、大臣、いかがですか。
○角田義一君 冗談じゃありませんよ。大平国務大臣は国会で、条約の問題で国会にどういうものを承認を求めるべきかと、いろいろ問題があって整理をしてこういう方針を出したわけですよ。それで恐らく国会もこれを了承したわけです。いわば外国との協定についてはこれでいくんだ、こういう格好で国会の...全文を見る
○角田義一君 だから、こういう方針に沿ってやっているということは、国民に対してこういう方針でいきますよというふうに私は理解しているんです。そういうふうに理解してよろしいでしょう。大臣、どうですか。
○角田義一君 そうなりますと、今度の交換公文というのはこの三つのカテゴリーのどこに入るんですか。
○角田義一君 それはあなた、違うんだよ。あなた方の立場からいえば、財政事項は含むけれども、予備費というものがあるからそれを使わせてもらった、予備費の範囲でやるからこれは国会の承認は要らないというふうに言いたいんじゃないんですか。そうでしょう。それはいいか悪いかは別ですよ。
○角田義一君 何でですか。じゃ、これは大臣に聞きますよ。  補正で出てくる千三百億円というものについては、これは交換公文があるんですか、ないんですか。
○角田義一君 だから大臣、仮に補正予算が通ったといたしましても、現時点では交換公文というのはないわけですね。どうですか。これははっきりさせてください。
○角田義一君 先ほどの大平三原則で第三のカテゴリーとして、「わが国と相手国との間あるいは国家間一般の基本的な関係を法的に規定するという意味において政治的に重要な国際約束」というのがあるんです。この湾岸危機に出すお金が軍事費に使われていくのではないか、例えば憲法で禁じられておる集団...全文を見る
○角田義一君 総理に聞きましょう。  今度の湾岸のGCCとの交換公文でございますけれども、形の上では交換公文になっておりますが、内容は日本のいわばこれからの政治のあり方、国際社会でのあり方、はっきり言えば軍事的に非常にコミットしてくるんではないか、こういう一つの懸念、こういうも...全文を見る
○角田義一君 局長はいいです。これは政治的な問題だから私は総理にお尋ねする。  日本国家の上に国連があるわけじゃございません。国連決議があれば何でもこういう形でやっちゃっていいなんていうことにはならないんですよ。そうでしょう。国連決議は国連決議でよろしいです。それはあったって結...全文を見る
○角田義一君 そこまでは私は全然異論はないですよ。イラクがクウェートに侵略していて、あんなものがいいなんて思っておる者はだれもいません。そんなことは当たり前の話なんだ。  私が言っているのは、それは総理の言っていることは全部オーケー、そこまではいいです。それならそれでいいから、...全文を見る
○角田義一君 我が土井委員長のことを総理はおっしゃいますけれども、これはこの前佐藤三吾議員からも反論がありましたが、我が土井委員長は、はっきり申し上げますけれども、多国籍軍にお金を出していいなんていうことは一言も言っていませんから、これははっきり申し上げておく。難民救済とか民生の...全文を見る
○角田義一君 私は技術的なことを聞いているんじゃないんですよ。技術的なことはもう全部わかっているんだ。政治判断を聞いているんです。  この交換公文というのは国会の承認を求めるべきだと、こう私は思っているんだけれども、総理、これは必要ないなら必要ない理由を言ってくださいよ。必要が...全文を見る
○角田義一君 私経過を聞いているんじゃないんですよ。今だってこれだけ大きな問題になっているんですから、交換公文を国会の承認を求めていいんじゃないですか。ちっともおかしくないですよ。どうですか。
○角田義一君 これは補正についてはまた新たに交換公文を締結しなければならぬと先ほどおっしゃったから、後でちょっと補正の問題についてもう一遍聞きます。  そこで、法制局長官にお尋ねしますけれども、憲法上予備費の運用についてはどういう規定になっていますか。
○角田義一君 そこに書かれております国会というのは、衆議院と参議院というふうに理解してよろしゅうございますね、法律上の解釈は。
○角田義一君 そうしますと、衆議院と参議院で結論が異なる、衆議院では予備費の承認があったけれども、参議院では予備費の承認がなかった。こうなりますと、これは国会の承認はもらえなかったと、こういうふうに理解してよろしいんですね。法制局長官、お尋ねします。
○角田義一君 長官、予備費の承認が得られないということになりますと、これはどういう責任が発生すると一般的には考えられておりますか。
○角田義一君 おっしゃるとおりだと思います。  要するに、もう使っちゃったものですから取り戻すわけにいかないけれども、しかしいわば内閣の国会に対する政治責任というものは当然あるわけですよ。使っちゃって、承認されないで、いやあというようにしらばくれているわけにいかないでしょう。政...全文を見る
○角田義一君 決算じゃございません。予備費でございますから、決算と間違えないでください。予備費でございますから、決算とは違うんでございますよ、失礼でございますけれども。
○角田義一君 私は率直に申し上げまして、内閣の責任において予備費を使ったわけでございますから、一つの政治判断でお使いになったわけでございますが、この湾岸危機の問題について、これはいろいろ憲法上問題が出るのじゃないか、集団的な自衛権とも絡むんじゃないか、あるいは憲法論議も出てくるん...全文を見る
○角田義一君 しかし、今いろいろ議論をやっておりまして、現実にはこれは軍事的な色彩を帯びておる費用だと、軍事支援だと私は認識しておるんですけれども、例えば、一言だけ申し上げますけれども、この十億ドルを出すときにアメリカの信託基金を使ったらどうかというような御議論もあったように私は...全文を見る
○角田義一君 私は、いずれにいたしましても、総理大臣、この予備費がいずれ調書でもって二月ごろじゃないかと思いますが出てまいりますと、国会の承認、すなわち我が参議院はこれは良識の府でございますから、率直に申し上げましてこの予備費に対して承認をするということはないと思っておるんですが...全文を見る
○角田義一君 そんなことを私は聞いているんじゃないんです。これはあなた、予算のイロハですよ。例えば、戦車一台十億円だと十台欲しいから幾らだと。あるいは土木なら土木で全部積算根拠もあるし、農林なら農林で全部積算根拠があって積み上げてくるんです。この千三百億円という のはどうやって...全文を見る
○角田義一君 あのね、それは防暑機材でも何でもいいが、防暑機材が何台要るんですよ、兵舎が幾つ要るんですよ、輸送するのにこれだけ金がかかるんですよ、こういうのを積み上げていったら千三百億円になったんですよというならまだわかるんだ、話が。そういうことがあるんですか。大臣、どうなんです...全文を見る
○角田義一君 だから、水関連機材でもいい、防署機材でも結構だよ。それが一体、湾岸諸国からこれだけ要るんだ、これだけ出してくれと、こういうふうに言われて積み上げていったら千三百億円になったというのかと聞いているんです。そんなものは何もなくて、千三百億円が天から降ってきたんですか。ど...全文を見る
○角田義一君 納得できません。千三百億円という莫大な金ですよ。十円や二十円とけたが違うんだ。今聞いても何にもわからない。わかった人いますか、何のことか。だれもわかりませんよ。こんなことで千三百億円ばさっと出してきて、これを通せと。これで通りますか。はっきり千三百億円の根拠を言って...全文を見る
○角田義一君 だから、積算根拠というのは細かいものはないんでございますよ。もう千三百億円という、緊急時だからこれでひとつ何とかと、まあ緊急時かどうかわからぬけれども、千三百億円出したと。しかし、この千三百億円という金を予算書に出してきているんですが、どこの項目に入っているんですか...全文を見る
○角田義一君 この項目の中にはいろいろあるんですが、必ずお金を出すもとに条約があるとか、あるいは国会が承認をした国際機関に分担金として出すとか、何か根拠があって全部出てきているんですよ。全部根拠があるんです。根拠がないのは、私全部調べたけれども、一件だけだ。シナイ半島の何とか監視...全文を見る
○角田義一君 法的なものですよ。
○角田義一君 これは大蔵大臣と大激論になると思うんですが、私は、条約でも交換公文でも何でもいいんですよ、交換公文なり条約というものがあって、その義務を履行するために千三百億円出してくれと、これが筋じゃございませんか。  例えば、今公務員賃金が問題になっておりますね、賃金アップ。...全文を見る
○角田義一君 それは条約の結び方によると私は思いますよ、内容によると思いますよ。国会の承認を得ることを条件に千三百億円を交換公文で取り決めるということは可能でしょうが。当たり前のことですよ。国会の承認が得られなければ出ませんよ、国会の承認が得られればこの金は使いますよと、こういう...全文を見る
○角田義一君 交換公文は、先ほど申し上げました大平三原則によりますと、これは新たな財政上の支出でございますからはっきりしていますね。今度は補正予算でございますから、新たな財政上の支出を伴うものでございますから、当然その交換公文は国会の承認を得なければ、大平三原則に反すると私は思い...全文を見る
○角田義一君 これは議論を闘わすとなると大変なことになるんですけれども、先ほどの補正予算の関係、賃金の問題。予算があって給与法体系があって、両方とも出てこなきゃだめでしょう、出せないでしょう。そうすると、交換公文が締結されなければ金は出せませんな。どうですか。
○角田義一君 しかも、その交換公文の内容が大変な議論になっているわけですよ。これは政治的な判断で当然国会に承認を求めなきゃならぬ事案なんですよ、大平さんの精神からいったって。また、これだけ国会で内容が問題になっておって、また同じような交換公文をつくるんですか。国民はとても納得でき...全文を見る
○角田義一君 私は恐ろしいことを言っていると思うんですよ。千三百億円、全然根拠がないつかみ金で出してきて、そして交換公文を適当につくって、そのつくった交換公文を国会の承認にもかけないでどんどんどんどん銭だけ出していけばいいんだと、こういう発想はどうしてなんですか。私ははっきり申し...全文を見る
○角田義一君 そんなことを聞いているんじゃないんだ。時間の関係がありますが、私は政府のやっていることは絶対納得できません。いいですか、千三百億円という金は、実体は軍事費です、軍事支援です。その軍事支援の協定を結んで、しかもそれを国会に全然出さないで、承認も求める気はない、こういう...全文を見る
○角田義一君 あの決議の内容をよく読んでみますと、要するに一月十五日というタイムリミットを切ったわけでございます。そこでもし撤退をしなければ、国連決議を守らなければ武力行使も認めるという趣旨でございますね。そうでしょう、あらゆる手段というふうに言っていますから。あらゆる手段という...全文を見る
○角田義一君 これは総理と私どもとの憲法に対 する考え方が違うと思います。はっきり申し上げます。  少なくとも日本の憲法では、国際紛争を解決する手段としては武力の行使、武力の威嚇はこれを永久に放棄する、こういうふうに言っているわけです。したがって、そこが違うところなんですよ。...全文を見る
○角田義一君 中国はやっぱりアジアの国でございますよ。もちろんイラクがクウェートを侵略し併合したことは許されない。これははっきりしておる。しかし、平和的な解決を願っている以上、武力行使を認める国連決議にはやっぱり賛成はできなかったんです。中国ですらそうなんです。いわんや日本があれ...全文を見る
○角田義一君 私は総理の言っていることは間違っていると言っていないんです。イラクが撤退するのは当然なんです。当然なんだけれども、あのアラビア半島でイラクと多国籍軍で今百万の大軍が対峙しているわけです。これは事実です。一月十五日に期限が切れて、場合によっては戦争になるかもしれないわ...全文を見る
○角田義一君 外務省が非常に真剣に、一月十五日武力衝突が起こってはならぬ、何とか避けなきゃならぬということでいろいろそれなりの水面下の御努力をしているということは、今大臣の答弁があったからよくわかりましたけれども、国民の目から見ますると、日本はやはりこれだけの経済大国になり、しか...全文を見る
○角田義一君 これは一月十五日という期限が決められておるわけですし、非常に緊迫しておるわけですよ。私は歴史的に物を見た場合に、イラクのやったことは悪いことですから、日本もかつて他国を侵略して大変な迷惑をかけて、そして敗れたわけだ。そして今はこういうふうになっておるわけですから、そ...全文を見る
○角田義一君 午前の質問はこれで終わりたいと思います。
○角田義一君 次期防につきまして若干お尋ね申し上げたいと思います。  来年度から五カ年計画で次期防衛計画がこの二十日をめどに正式に決定の運びになるというふうに承っておりますが、次期防の計画を進めるに当たりましての基本的な日本の安全保障に対します理念というものはどういうふうなもの...全文を見る
○角田義一君 私から申し上げる必要もないと思いますけれども、非常に世界情勢が激変しておると思います。防衛計画の大綱ができましたのは御承知のとおり十四年も前でございまするから、そのときとはもう客観的な国際情勢が激変しておると私は思いますけれども、総理は現下の国際情勢の特色といいまし...全文を見る
○角田義一君 私は、基本的には米ソの対決、冷戦というものは今日もう完全に終結しておるというふうに見てよろしいんじゃないかと思います。ヨーロッパで御案内のとおり全欧安保協力会議が開かれまして、パリ宣言であるとか、あるいは不戦の署名であるとかというものを見ておりますと、もはやヨーロッ...全文を見る
○角田義一君 米ソは、私から申し上げるまでもありませんけれども、軍事的にも超大国でございます。したがいまして、アメリカが大統領の要求に対しまして百九十億ドル、日本の金にして約二 兆五千億ぐらいになるでしょうか、これらのものを減額で認めるということでございますから、大変な額でござ...全文を見る
○角田義一君 私は、これは率直に申し上げまして、与党、野党という立場を超えまして、やはり今日の世界情勢の中で日本のこれからの安全保障はどうあるべきかということは、国民的な課題としてひとつ取り組むべき時期に来ていると思います。そういうことになりますと、今後の安全保障のあり方について...全文を見る
○角田義一君 次期防の中で一つ問題になっておりますAWACS、これを何か四機導入したいということのようでございますが、このAWACSというのはどういう飛行機でございますか、事務当局でいいですから説明してください。
○角田義一君 このE2Cを導入するときに、今問題になっておりますAWACS、すなわちE3Aというものを導入する必要がないんだという防衛庁の立派な文献があるわけです。これは御存じでしょう。どうですか。
○角田義一君 防衛庁は、E3Aという今度導入しようとするAWACS、これは要らないと言っているわけです。一機三百億円もするし、こんなものを導入したって飛行場はつぶれちゃうし全然機能が違うんだと、こう言っておきながら来年これを四機買おうなんという、そんな愚かなことはしないと思います...全文を見る
○角田義一君 私は、これは絶対に導入してもらっては困る、これは国民は認めないということだけ申し上げておきたいと思います。  それから最後にもう一つ、農政でございますが、山本農林水産大臣にお尋ねいたします。  ガットのブリュッセルの閣僚会議で日本の三大臣が大変御奮闘されたわけで...全文を見る
○角田義一君 ぜひ農林大臣、ひとつ農業に対する立派な哲学を持っていただきまして、日本の米の自由化を阻止するという決意で今後臨んでいただきたいというふうに思いまして、後は専門の吉田議員の方にバトンタッチをしていきたいというふうに思っております。  終わります。