角田義一

つのだぎいち



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角田義一の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月28日第120回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○角田義一君 最初に、暫定予算につきまして若干総理にお尋ね申し上げたいと思います。  今大蔵大臣から予算の趣旨説明を承ったわけでございますけれども、私から今さら申し上げるまでもございませんが、暫定予算というのは、総理御案内のとおり、旧憲法時代には予算が成立しない場合には前年度の...全文を見る
○角田義一君 大蔵大臣にちょっとお尋ねしますけれども、本来、予算の提案権は内閣に属するということは我々も十分承知しております。しかし、予算の空白をつくるべきでないという立場から申し上げれば、これは国会も大変重大な任務を背負っておると私どもは考えておるところでございます。  した...全文を見る
○角田義一君 大蔵大臣にお言葉を返すようで恐縮ですけれども、やはり仮に政策的な経費が今後盛り込まれるというようなことになりますれば、これは私どもはその場でまた対応しなきゃならないというふうに思うんですよ。例えば去年でしたか、リムパック関係の予算が出てまいりましたですけれども、ああ...全文を見る
○角田義一君 それでは、次の問題に入りたいと思いますが、農林大臣にお尋ねいたします。  千葉の幕張メッセにおける米国産米の展示拒否あるいは撤去事件というものが大変大きな問題になっておりますけれども、その事実関係について、まずひとつ国会の方に詳細に御説明願いたいと思います。
○角田義一君 もう既に大臣ももちろん御承知でございましょうけれども、アメリカの農務長官から大臣あてに書簡が届いた。その全文が新聞に大きく報道されております。その中に、「米国のコメ農民は先週、その製品を教育用に展示していたところ、日本政府に逮捕すると脅され、ひどい侮辱を受けた。」と...全文を見る
○角田義一君 そうしますと、この問題については一応、アメリカ政府といいましょうか、農務長官もこちら側の立場を了としたというふうに承っておいてよろしいんでございますか。
○角田義一君 今逮捕云々の問題についてはそういうことで一応決着がついたというふうに承っておきますが、しかし、この書簡が、個人的なものであるかどうかわかりませんけれども、ああやって公開されておるわけですから、我々としてもこれは重大な関心を実は持たざるを得ない立場でございます。何か大...全文を見る
○角田義一君 わかりました。  その書簡の内容をここで御説明いただくというわけにはいかないでしょうかね。その骨子といいましょうか、大臣がこの問題に対してどういう立場でアメリカにお答えをしたかということ、その基本的な立場をお差し支えなかったらやっぱり明らかにしてもらいたいと思うん...全文を見る
○角田義一君 よくわかりました。  私も、ちょっと感想を申し上げれば、不買同盟云々というようなことが出ておりまして、やや穏当を欠くのではないかなという気持ちを率直に持っております。ただ、この問題が感情的にこじれる、まあそれはないように、お互いに冷静に対応してほしいなという気持ち...全文を見る
○角田義一君 世間では、統一自治体選挙でも終われば、政府はやはり米の自由化、何らかそういうところに踏み込んでいくのじゃないか、こういう心配をする向きも多々あるのはまた事実でございまして、そういうことを踏まえますと、もう一度総理に念を押しておきますけれども、基本的な我が国のこの米問...全文を見る
○角田義一君 次に、日ソ問題について若干お尋ねしたいと思います。  日ソの問題は、ゴルバチョフ大統領が訪日をされる、あるいはそれに先立ちまして自民党の小沢幹事長が訪ソされて大統領といろいろ会談をなさるということで、大変大きく動いておるわけでございます。その際、私から申し上げるま...全文を見る
○角田義一君 それはわかりましたけれども、四島一括返還といっても現実に非常に難しい問題だと私は思っております。したがいまして、いわば四島の日本の主権というもの、ソ連側がそれを認めるのであれば、それで一応、観念的と言ってはちょっと語弊がありますけれども、大きな前進として、その承認、...全文を見る
○角田義一君 外交交渉ですから余り突っ込んだ御質問をしても恐縮だと思いますからやめますけれども、若干観点を変えたいと思うんですが、佐藤孝行先生を代表とします自民党の代表団が最近サハリン州を訪問されて、そこで州知事を表敬訪問される、あるいは州の執行委員会議長というんですか、日本で言...全文を見る
○角田義一君 私はこの内容というものは、率直に申し上げましてかなり画期的なことを提示しているというふうに思いますし、ソ連の態度というのは、日ソ平和条約を締結するに際して日米安保条約というものは障害にならない、こういう態度を今日述べております。それは大変結構なことだというふうに私も...全文を見る
○角田義一君 恐らくゴルバチョフ大統領が日本に来られるときに、一連のウラジオストク発言等に見られるように、やはり日ソ間の信頼醸成措置なり、あるいはアジアにおける平和機構の確立なりということの提案がされるのではないかと盛んに言われておるわけでございます。したがいまして、外交技術とい...全文を見る
○角田義一君 あと二つだけお尋ねしておきたいと思うんですが、佐藤団長の提案の中に、やはり四島にかなりの方が住んでおられるわけでございますから、仮に将来この返還問題でいろいろ具体的な日程、内容を詰める場合に、この方々は皆ほかの島なりあるいはソ連本土に帰っていただくというようなことは...全文を見る
○角田義一君 それから、もう一つちょっと気になることがありますのでお尋ね申し上げたいと思うんです。  エリツィン・ロシア共和国最高会議議長が最近レニングラードで演説をされまして、この日ソの問題について、ロシア共和国の正式な代表が参加しない取り決めというのは一切無効であるというよ...全文を見る
○角田義一君 最後に。  やはり四島返還というのは、もうこれは日本国民挙げての悲願でございますし、また返す立場のソ連にとってみましても私は大変な問題だと思うんですよ、立場を変えて見れば。したがいまして、特に交渉に臨まれる外務大臣なりあるいは総理なりは、やはり国民世論、合意、こう...全文を見る
○角田義一君 ここで関連質問を安恒委員の方から希望しておりますので、お願いしたいと思います。
○角田義一君 私からまたちょっとお尋ねします。  その後の九十億ドル問題ということでございますが、大蔵大臣は終始一貫、私も全部議事録を拝見しましたけれども、本会議でもそれからまた今回の私どもの國弘委員の質問に対しましても、九十億ドルすなわち一兆一千七百億円というのはアメリカに出...全文を見る
○角田義一君 その大蔵大臣の答弁の上に立って私はお尋ねするわけですが、二十八カ国が多国籍軍に今参加しておる。その国々は皆、この日本が出した一兆一千七百億円に対して支援を要請する権利と言っちゃおかしいでしょうけれども、立場に立つんですな。そうとすれば、その二十八カ国に対して日本は、...全文を見る
○角田義一君 私が聞いておるのは、二十八カ国に日本政府として、こういうところに出したから資金の要請をしていただいて結構だということを全部出したかと聞いておるんですから、質問にぴたっと答えてください。
○角田義一君 そんなばかな話はありませんよ。冗談じゃないです。一兆一千七百億円という大変な血税を出すわけです。そして、国際貢献の最大の問題、日本はお金を出したわけだ。いい悪いは別ですよ。とすれば、二十八カ国に対して日本は、こういうところへお金を出した、要請をするなら要請をしてよろ...全文を見る
○角田義一君 くどいようですけれども、私が申し上げたいのは、政府のやり方としてそんなルーズなことじゃ許されないということです。国民の血税を一兆一千七百億円出すんですから、出すなら出すように、世界のそれが貢献だと言っているなら言っているように、きちっと手順を踏んでもらわないと困るん...全文を見る
○角田義一君 この続編はいずれしかるべき時期にやりたいと思いますけれども、これは私は納得できないです。建前というか、建前なら建前をきちっと貫くということはやっぱりやってもらわなきゃいかぬと思いますよ。  しかも、運営委員会にはきちっと日本の代表が入っているわけでしょう。大使が行...全文を見る
○角田義一君 ちょっと質問を変えますが、一兆一千七百億円という拠出をした以上、一昨日ですか昨日ですか、アメリカのフィッツウォーター報道官が、どうしてもドル建てで九十億ドルを出してもらいたい、これを下回れば日本側に全額の支払いを求める意向を示した、こうなっておるのですが、一兆一千七...全文を見る
○角田義一君 そうしますと、アメリカ当局はこの問題については外交交渉にのせるというようなことが報道されておるんですが、それは向こうがそういうことをおっしゃるのは勝手ですけれども、これははっきりとさせていただきたいと思うんですね。一兆一千七百億円払ったんだから、それ以上はもう払えま...全文を見る
○角田義一君 一兆一千七百億円の中から既にアメリカに対して五十七億五千万ドル、円に換算して七千九百四十億円が支払われておるということが言われておりますが、アメリカ政府はこの運営委員会にどういう請求書といいましょうか、この五十七億五千万ドルが何に必要だということをどういう形式の文書...全文を見る
○角田義一君 時間がありませんから一つだけ言います。  その七千九百四十億円相当のアメリカ政府のいわば基金に対する支払い請求、この写しを国会に出してください。
○角田義一君 これで終わりますけれども、とても納得できません。これはまた後で別の委員からやってもらいます。
04月05日第120回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○角田義一君 まず最初に、外交問題について若干お尋ねしたいと思います。  御承知のとおり、去る四月三日に国連の安全保障理事会で湾岸の恒久停戦のための決議が採択をされました。新聞報道等で一応私どもも承知はしておりますけれども、そのポイントといいましょうか、重要な点についてまず簡明...全文を見る
○角田義一君 大臣にお尋ねしますけれども、そういう決議が成立をいたしたわけでございますが、日本政府としてこれに対してどういう評価をなさっておりましょうか、お尋ねいたします。
○角田義一君 いろいろ内容等を見てみますとかなり厳しい内容になっていると思うんです。当然イラクがやったああいう侵略行為に対する一つの制裁的な要素も私はなくはないと思いますけれども、いろいろ論評なんかを見てみますると、これだけ過酷な内容といいましょうか、これはややイラクの主権を侵す...全文を見る
○角田義一君 局長が答弁する前にちょっと。  私が気になりましたのはやはり賠償の問題でございまして、かつての日本のことを考えますと、日本もあれだけの侵略をやりまして敗戦を迎えたわけでございますけれども、賠償問題については私は連合国側が非常に寛大だったというふうに思っております。...全文を見る
○角田義一君 大臣、まだ決議ができたばかりでございますから、この決議の内容にどういうふうに日本がコミットしていくのか、かかわっていくのか、あるいはどういう役割を果たしていくのかということについてはそう詰めた話はできていないと思いますけれども、原則的な幾つかの問題、お立場がありまし...全文を見る
○角田義一君 もう一点だけお尋ねします。  この予算委員会が終わったらすぐに外務大臣は訪中されるということでございます。天安門事件以来、いわば西側先進国が中国に対してさまざまの制裁的な措置を講じてまいりました。過般通産大臣も中国を訪問されたわけでございますけれども、日中関係は非...全文を見る
○角田義一君 今海部総理がアメリカへ行っておりまして、日ソ関係の問題についても当然首脳会議で議論になる、話題になるというふうに承っておりますが、外務大臣は中国へ行かれまして日ソ問題についての日本の立場を中国政府に説明されて、理解なりあるいは支持なりそういうものを得るといいましょう...全文を見る
○角田義一君 次の問題に移らせていただきます。  きのうきょうの新聞等を拝見いたしますと、過般私が暫定予算のときに御質問申し上げました九十億ドルの問題につきましては、湾岸平和基金からアメリカに対しまして八十三億ドルでございますか、日本の金にしまして一兆七百九十億円、さらにイギリ...全文を見る
○角田義一君 この前私が御質問申し上げまして、アメリカなり、あるいはイギリスもそうですけれども、湾岸平和基金に対していわばどういう請求書を出しておるのかそれを見せてもらいたい、明らかにしてもらいたい、こう申し上げましたら、これは公開できないんだ、こういうお話でございました。私はま...全文を見る
○角田義一君 交換公文、理事会との合意議事録あるいは了解覚書というようなもので、まず交換公文の中にはこの六項目は規定されてございませんね。これは間違いありませんな。それが一つ。それから、理事会との間に今あなたがおっしゃったような六項目についての合意議事録なりあるいは了解覚書なりは...全文を見る
○角田義一君 だから、国会で最大の問題になったのはこの使途なんでございますよ。これにすべての精力が費やされていたと言っても過言ではないと思うんです。武器弾薬には使わないんだというようなことをおっしゃってきた。しかし、そのことを、あれは戦費だということを政府はお認めにならなかった。...全文を見る
○角田義一君 私が申し上げているのはまだそこまでいっていないんですよ。なぜ合意議事録なり了解覚書なりに明記しないのか、この理由を説明してごらんなさいと、こう言っているんです。
○角田義一君 くどいようだけれども、決定があるならちゃんとそれは合意議事録なり了解覚書にして我々に示すのが筋ですよ。そうじゃないですか。大臣、いかがです。
○角田義一君 なぜ文書にそれができないんだと、こう聞いているんですよ。
○角田義一君 こちらは一兆一千七百億円出すのにいろいろ議論があったんですよ。いい悪いという議論があった。でも出したんです。出した以上は、それがどういうふうに使われるかということをチェックするのはこれは我々の任務です。国会の任務です。そうでしょう。議論があったけれども出ていったんだ...全文を見る
○角田義一君 くどいようですが、これは最後は私ども総括できちっとやっていただきますけれども、総理はこの前の委員会で私どもの本岡委員の質問に対して、使途について、どういうふうに使われたか、これについては国会に報告すると、こう言っているんですよ。これは一番最後のだめ押しの質問に対して...全文を見る
○角田義一君 国会に報告する内容、これは私は今後非常に厳しく求めていきたいと思います。これはアメリカでも日本でも同じですよ、納税者の立場になってみれば、少なくともアメリカと日本が価値観を共有するということであれば、出ていったお金がどういうふうに使われたかということについて我々は当...全文を見る
○角田義一君 では、この問題はこの程度にしておきますが、いずれ総括でもう一遍取り上げさせていただきまして、きちっとしたお答えをいただきたいというふうに思います。  通産大臣にお尋ねしたいと思います。  今回の湾岸戦争で私どもはいろいろな教訓を学ぶべきだというふうに思っておるん...全文を見る
○角田義一君 サンシャイン計画の中で見ましても原子力発電がかなりのウエートを占めておるのは事実でございます。原子力発電については私どもの竹村委員からも例の美浜の事故等に関連をしましていろいろ御指摘があったとおりでありまして、事故の問題等が絡みまして今後の立地条件等も私は非常に厳し...全文を見る
○角田義一君 これは事務方から答弁していただいて結構でございますけれども、一九八九年が一番新しい資料だと思いますが、各国の新エネルギーの研究及び開発のデータが出ているというふうに思うんです。私の記憶に間違いなければ、日本が新エネルギーに費やす比率というのは三・六%ぐらい、非常に低...全文を見る
○角田義一君 私の手元にある資料ですと、ドイツは一八・九〇でございます。デンマークは二八・一三ということでかなり高いです。アメリカに比べても日本は低いわけでございまして、この辺はやっぱり今後の一つの重大な課題になっていくだろうというふうに思います。  そこで、文部大臣にお尋ねし...全文を見る
○角田義一君 突然の質問じゃない、ちゃんと言ってあるんです。どこかで行き違いになっておるんです。これはいけませんよ。  要するに、日本の国立大学における原子力関係の研究費用というのは百四十八億円ぐらいあります。それに比べて新エネルギーの研究費というのはわずか一億数千万円でござい...全文を見る
○角田義一君 私の言っていることは間違いないのでありまして、そういう現状を踏まえて大臣はどう考えておられますか。この一億何千万を、国立大学が幾つあるかわかりませんけれども、ある教授に言わせればこれはもうスズメの涙だと言うのです。ゼロに等しいと言うのです。今後の国家の戦略を考える場...全文を見る
○角田義一君 外国は外国、日本は日本、こういうことじゃないですか。私が今お話ししたことを踏まえてどういうふうに感じておられるか。これでいいのか。私はこれじゃいかぬだろう、こう思うんですが、どうなんですか。
○角田義一君 最後に要望しておきますけれども、しっかり予算をとってもらって、大蔵大臣もここにおられますが、日本の世界戦略に関することですからひとつ頑張ってもらいたいと私は思うんです。  時間がありませんから、あと二つだけお伺いします。  四月一日でございましたか、NHKで九時...全文を見る
○角田義一君 建設省は既に昭和五十四年に、こういうおくれ破壊あるいは突然破壊というものがこのF11Tには起こり得るんだということを承知しておったんですか。承知しておって今日まで何もその危険性を指摘しなかったとすれば、これは重大問題ですぞ。
○角田義一君 不幸中の幸いで今まで人身事故はなかったんですけれども、私が言っているのは、何も建築物すべてを調べろと言っているんじゃないんですよ。そんな無理なことを言っているんじゃないんですよ、大臣。露出している体育館なりあるいは公設市場なり人が出入りするところで、これはF11Tと...全文を見る
○角田義一君 じゃ、あと四分ありますから若干別の問題を質問いたします。  防衛庁長官、恐れ入りますけれども、だれか局長に自衛隊法三条というものをここで読んでもらってくれませんか。
○角田義一君 法制局長官に伺いますが、この自衛隊法三条というものは、自衛隊法を解釈する場合にどういう本質的な機能、役目を持っていると理解しておりますか。
○角田義一君 私がお尋ねしたいのは、自衛隊の組織運営をする場合、この三条の任務規定というものが本質的な役割を果たすんじゃないかということを聞いているんですよ。
○角田義一君 防衛庁長官にお尋ねしますが、百条の二以降に自衛隊の特別の任務がいろいろ具体的に書かれておりますね、全部法律で。この重み、法律によってそういう規定ができている重み、これをどう感じておられますか。
○角田義一君 要するに、法の解釈と運用によって自衛隊の新たな任務をつける場合には、必ず新たな条文がつけ加わってきているわけです。  そこで、法制局長官にお尋ねいたしますけれども、百条の五で自衛隊機を日本の領空外に飛ばすことは許されるかあるいは許されないか。明文でどういう規定にな...全文を見る
○角田義一君 百条の四には自衛隊が南極へ行くと。南極へ行くのは、これは海を越えていかなくちゃならないのは当然でしょう、魔法遣いのようなわけにはいかないんだから。だから、南極に行くのすら法律によってきちっと南極ということが書いてあって、それでいわばオーバーシーができる、飛行機を飛ば...全文を見る
○角田義一君 中東へ行くのは海外ですな。法律の明文がないものを政令で飛び越えて何でできるんですか、説明してください。
○角田義一君 授権をする法律に明文の根拠がないんですよ。解釈上をあなたは言っているんだ、行けるかもしれないということを。要するに法律に明文の授権のもとがない。木に竹を接ぐという話はあるけれども、木がないんだ。木もないし、もとがないんだ。法律に何もないものがなぜ政令で飛び越えてでき...全文を見る
○角田義一君 それは工藤法学というんです。日本の法学部では絶対通用しない。あなたのような論理が通用するのであれば日本の法学は要らないんです。要りません。こんなむちゃくちゃなことが通るようでは日本はおしまいだ、本当申し上げて。法治国家じゃないですよ。  そこで、官房長官にお尋ねし...全文を見る
○角田義一君 最後に一点。  官房長官、これだけいわば政令問題が、これはもうちょっとやりたいんだけれども時間がありませんからやりませんが、議論になっているわけですから、私ははっきり申し上げたいのは、国会というものの存在を大事にして、自衛隊をどうするか、必ずそれは国会にかける、こ...全文を見る
○角田義一君 だめだ。私は最後に言います。要するにおてんとうさまの下を堂々と歩くような政治をしてください。これだけ言っておきます。終わり。
04月10日第120回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○角田義一君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております平成三年度総予算三案に対しまして、反対の立場から討論を行います。  反対する第一の理由は、平成二年度第二次補正予算で処理されました多国籍軍への追加支援九十億ドルに係る増税措置等が盛り込まれていること...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○角田義一君 お忙しいところを官房副長官においでいただきましたので、掃海艇の問題についてちょっとお尋ねしたいと思います。  新聞報道等で、掃海艇の派遣が緊迫した事態になってきておるようでございますが、今後の掃海艇派遣の手順、段取りというものについて今日どういうお考えでおられるか...全文を見る
○角田義一君 もう少しはっきりおっしゃっていただいていいんじゃないですか。もう既に新聞等では、党首会談を踏まえて、二十四日の日には安全保障会議をやり臨時閣議で決定して、二十六日には出動命令を出す、こういうことが公然と報道されておるわけでございまするから、そういう予定でいきたいんだ...全文を見る
○角田義一君 この問題で余りあなたと議論したくないんですけれども、あれだけの大部隊を出すのに一日や二日でできるはずはないんだし、相当に今までの事前準備もあったわけですから、今日ここにまで至っても国会に対してそういう答弁で済ますのは納得できません。やっぱりもう少し率直に、我々の予定...全文を見る
○角田義一君 じゃ、もう一遍だけ聞きます。  二十四日の日に安全保障会議と臨時閣議で決定をする、二十六日にはもう既に出動命令を出して日本から出発するというような報道がありますが、これはもう全然でたらめで全く根拠がない、そういうことなんでございますか。やはりそれは、その程度の手順...全文を見る
○角田義一君 それでは、質問を変えますが、事実関係について外務省の局長の方からちょっと聞きたいんですけれども、掃海艇を出さなきゃならぬ必要性ですな。例えば機雷というものがペルシャ湾に具体的にはどのくらいあってと、その辺はどういう事実認識をしているんですか。それをちょっと説明してく...全文を見る
○角田義一君 イラクが敷設したのが千二百弱と言われておりますが、今日既にアメリカあるいはドイツ、フランス等の掃海艇が機雷を除去しているわけで、現在はどのくらいだというふうに認識しているんですか。
○角田義一君 もうちょっと多いんじゃないですか。五百程度いっているんじゃないですか、今日。どうですか。
○角田義一君 掃海艇を派遣してくださいという要請はどこから来ているんですか。
○角田義一君 外国からは全くないわけですね。これははっきりしていますな。局長、どうですか。
○角田義一君 そうすると、じゃどの筋から掃海艇を出すようにという要請があるのでございますか。これはどなたにお答えいただいたらいいんですかな。
○角田義一君 いわば財界筋、あるいは石油業界、こういうところから、選挙が終わった四月八日を期して一斉に掃海艇のペルシャ湾沿岸への派遣を求められたということが報道されておりますが、そういう事実はあるのでございますか。
○角田義一君 経団連の会長さんからも要請があったような報道がございますけれども、事実関係はどうですか。
○角田義一君 これは防衛局長に聞きますけれども、ペルシャ湾ではアメリカ軍と共同作戦をとって掃海作業をやるということが予想されているんですか。どうですか、防衛局長。
○角田義一君 それでは、事実関係だけ聞いておきます。  そこで、政府は自衛隊法九十九条によって掃海艇を派遣するのだという方針のようでございまして、これは別に法的根拠は問題ないんだ、こういう見解でございますが、私どもはこれは少なくとも二つの大きな疑問があるというふうに思っておるん...全文を見る
○角田義一君 いろいろ報道等によりますと、政府・自民党の判断でやらせてもらうのだ、こういう物の言い方を終始一貫されているわけですが、これは私は大変間違いだと思っております。  私どもは現行の自衛隊法では掃海艇を出すことができないだろうと反対をしておりますが、しかし、政府が国会に...全文を見る
○角田義一君 時間の関係もありますから、あと二つだけお聞きします。  一つは、この前も私どもの小川理事の方から防衛局長に質問をしましたけれども、予算上の問題です。当初予算ではペルシャ湾へ掃海艇を軍団で出すなんということは全然書いてありませんので、もし百歩譲って軍団を出すというこ...全文を見る
○角田義一君 予算のことについて一点だけ聞きますけれども、そんなむちゃくちゃな答弁は通らないですよ。今の三年度の予算は自衛隊がペルシャ湾まで行くような石油代を計上していないんだから、これはある意味では予測できないことなんだから、筋からいえば予備費を使ってその積算根拠を堂々と出して...全文を見る
○角田義一君 これはまた後で同僚委員からやってもらいますけれども、九十九条に基づいてどういう予算編成をしたんですか、あなた方は。九十九条に基づいて幾らというように予算編成していますか。していないでしょうが。
○角田義一君 あなた方はむちゃくちゃだ、やっていることが。国会に全然法律も出さない、それもけしからぬことだと私は思うけれども、今度は予算の面においてすら。我々の言っていることは決して無理なことを言っているんじゃないんですよ。要するに、あなた方は強行して出しちゃうわけだ。出しちゃっ...全文を見る
○角田義一君 これ以上やってもしようがないけれども、もしも予備費でちゃんと出すなら、これは私は筋だと思っているんだ、政治の。予備費でちゃんと計上して、そして出して国会の承認を求める、こういうことでなきゃいかぬでしょうが。これは後で考えてください。  最後にもう一つ質問しますけれ...全文を見る
○角田義一君 以上で掃海艇に関する質問は終わりますので、関係の方、御退席いただいて結構でございます。どうもありがとうございました。  総務庁長官、一点だけ、これは事務的なことですから事務当局に答えさせてください。  今回の国家公務員退職手当法の一部を改正する法律案の中で、通勤...全文を見る
○角田義一君 そういう失礼な答弁はないんだよ。きのう私はちゃんと言っておるはずだ。きのう事務当局がそういうことを言ってきたから、若干名でもって法律を改正するのかと私は言っているんですよ。そういう無責任な答弁はないでしょう。実態はこうでございますから障害によって退職する方についても...全文を見る
○角田義一君 だから、そういうことを最初から答弁していただければ何も私が声を上げることはないんだ。わかりました。  時間がありませんので次の質問に移りますが、いわば天下り問題がまた大きな問題になっておるんですけれども、ちなみにお尋ねしますが、モデルケースでよろしゅうございますけ...全文を見る
○角田義一君 審議官クラスはどうですか、本省の部長クラス。
○角田義一君 あと一分ですが、これだけの退職金をもらっておる。庶民からいえば高ねの花ですな、七千五百万円とか五千五百万円というのは。それにもかかわらず、特殊法人に天下って、いろいろ報道等によれば一番大きい人は四千二百万の退職金をさらにもらっておるわけです。約一億円近くになっちゃう...全文を見る
○角田義一君 時間がありませんから、これは続編を二十五日にやりますが、いずれにしましても、そういう感覚を総務庁長官が持っておるというのは、私に言わせれば恐るべき感覚だ。これは庶民の感覚からいったら許しがたいことですよ。そう思いませんか。もっと感覚を研ぎ澄ましてくださいよ。どうです...全文を見る
○角田義一君 終わります。続編は二十五日にやらせてもらいます。
04月25日第120回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○角田義一君 私ちょっとお伺いしますが、先ほど小川委員の方からも御指摘がありましたのですけれども、この行政事務に関する国と地方の関係等の整理及び合理化に関する法律案。一本で非常に多岐なものが出てきておりまして我々も困るのですけれども、若干技術的なことになりますが、まず最初にお尋ね...全文を見る
○角田義一君 本来これはちょっと法律の構成なりあるいは条文とするとおかしいんであって、これは例えば本来であれば、丁寧な法律であれば、ここでいう委譲とは次のことを意味するとか次の定義だというのがまずきちっとなぎゃいかぬですね。法律の体裁としてもこれちょっとおかしいね。そう思わないで...全文を見る
○角田義一君 あなた、法制局長官によく勉強させてもらった方がいいと思いますよ。こういう法律用語にもないようなことを引っ張り出して、行革審の言うとおりで委譲なんていう言葉を使っちゃうんじゃまずいです。もしもそれを使うなら使うでいいから、ちゃんと委譲なら委譲の定義をまず法律の中でする...全文を見る
○角田義一君 その解釈だけきちっと承っておけばよろしいと思うんですよ。一応法律が出てきた以上、これは公法上の委任であると、したがって民法上の委任の規定は適用がないということですから、具体的に言えば、例えば知事が公益法人を認可したといった場合に、主務官庁である例えば建設省なら建設省...全文を見る
○角田義一君 民法の規定、民法の今度は新たな八十三条ノ二をつくるようですが、これは行政庁ということで非常に広い概念だと思うんです。同じ法律の中のほかの条文を見ますと、委任をする相手なりあるいは委譲する相手なりが全部特定されてます。しかし、今私が申し上げたような四つの法律につきまし...全文を見る
○角田義一君 これは具体的には政令も使うようなことになるんでしょうけれども、実態は、例えば公益法人は県単位であれば知事さんが現在やっておりますけれども、そういう事実関係といいましょうか、実態というものには手をつけないというか、それはそれで変わりないと、それを尊重して政令なら政令を...全文を見る
○角田義一君 じゃ、次の質問に移ります。  天下りの問題ですけれども、一口で特殊法人とこう言われておりますが、閣議決定でさまざまな決定がなされて規制がなされておるんですけれども、その規制の対象になるいわば特殊法人というのは幾つ数があって、そしてその規制の対象になるべき役員という...全文を見る
○角田義一君 七百何人ですか。
○角田義一君 それで、まず一つお聞きしますけれども、一九七九年十二月十八日の閣議了解、それから一九八一年八月二十五日の閣議決定に基づいて役員の縮減というのが図られたはずでありますけれども、この実態はどうなっておりましょうか。
○角田義一君 それでは、次にお尋ねしますけれども、そうすると、ちょっと念を押しますが、七百七十五人というのはその二つの閣議決定に基づく百六十人の縮減の結果七百七十五人になっておる、こういうふうに理解してよろしいんですか。その辺はどうですか。
○角田義一君 そうすると、この縮減の問題についてはまだ若干課題が残っている、今の現状でどうするかという問題はあるということだけ申し上げておきたいと思います。  次に、一九七九年十二月十八日の閣議了解に基づいて天下り比率の縮減計画というのがされているはずであります。  そこで、...全文を見る
○角田義一君 これは私は非常に異論があるところです。例えばある法人では、こう言っちゃちょっと失礼ですが、いわば天下り的な人が全部を占めておる、一〇〇%を占めておる、片っ方は非常に少ない、一割ぐらいしかいないというアンバラがあっても総体として半分になっていればいいというのはちょっと...全文を見る
○角田義一君 これはこれからいろいろまた議論をしていきたい、きょうは問題提起という程度にしておきたいと思います。  そこで、先ほど七百七十五人役員がおるということのようでございますが、じゃ総体としてこの七百七十五人のうちの半分になっておるのでございますか、どうですか。
○角田義一君 後でちょっと最後にお願いしたいことがありますけれども、政労連が出しました天下り白書、参事官のところにも行っていると思いますけれども、若干母数のとり方といいましょうか、違うんですね。  それで、これは私は今後の問題として、同じ土俵でやっぱり議論した方がいいだろうとい...全文を見る
○角田義一君 だから、それはそれであなた方の立場はそれでいいんですけれども、お互い立場立場というものがあるけれども、その政労連の立場なりそういうものを、あるいは政労連の問題提起なりというものをやっぱり受けとめて同じ土俵に着くというか、そういう柔軟な姿勢が私は必要だろうというふうに...全文を見る
○角田義一君 これは一遍のあれではとてもあなたもはいと言わないようだから、ひとつ粘り強くこれからやっていこうと思います。  それから、年齢制限については閣議決定がいろいろあるんですが、これはどの程度に守られていますか。年齢制限を超えているような人は一人もいませんと言い切れますか...全文を見る
○角田義一君 これはあなた方の方に言わせればいろいろ事情がございますということになると思うんだけれども、事情は事情でどこでも事情はあるんです。やはり後進に道を譲るといることも大事だろうし、それから部内から登用するということも大事なんです。やはりこの閣議で決めている年齢制限というも...全文を見る
○角田義一君 人材というのは豊富にあるもので、どうしてもその人でなければならぬというのは珍しいんです。余りないんです。だから、やはりここは閣議決定の原則を守らせて今私が言ったようなことをやるべきだというふうに思うんですが、あなた、私の意見を承っておくだけで、それで終わりにするつも...全文を見る
○角田義一君 最後の質問。最後に一点だけ質問します、時間ですから。  こういういわば天下り問題についての閣議決定がいろいろあるわけです。ちゃんとやっぱりこれの機能をチェックして、そしていろいろ指導するということの最高責任は一体だれが負うんですか。
○角田義一君 それでは最後に、この問題については引き続いていろいろな観点からやっていきたいというふうに思いますのでよろしく。それだけです。
12月06日第122回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号
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○委員以外の議員(角田義一君) 先生の御質問にお答え申し上げたいと思います。  私どもが今回の法案で自衛隊とは別の組織、機構をつくる、なぜか、こういうお尋ねであると思いますけれども、御案内のとおり、日本の国が国として存立をしていくためには当然基本理念というものがなければなりませ...全文を見る
○委員以外の議員(角田義一君) 先生の御質問にお答え申し上げたいと思います。  先ほど先生が御質問の中で、自衛隊を使うことが便利であるというような形でもしも自衛隊を活用するのであれば、それは大変な間違いである、こういうお説を述べられましたが、私も全く同感でございます。これはやは...全文を見る
12月18日第122回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号
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○委員以外の議員(角田義一君) 谷畑先生の御質問に答えたいと思います。  今、法制局長官が述べられておりますことについて、要するに、法制局長官は私的集団であれば部隊としての武器使用は許される、指揮もしてよい、これは憲法の禁ずる武力行使に当たらない、こういうふうに答弁をされておる...全文を見る