角田義一
つのだぎいち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月03日 | 第142回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○角田義一君 民友連の角田義一でございます。 まず、佐伯参考人にお尋ねをいたします。 会長さんをおやめになったようでございますが、出処進退というのは当然みずからお決めになることだと思います。しかし、大蔵省に家宅捜索が入り逮捕者が出る、これは日本国家にとって異常な危機的な状...全文を見る |
○角田義一君 先ほど同僚の小山孝雄議員の質問に答えられまして、MOF担の廃止について、参考人は時代は変化した、もはやMOF担は要らぬということで廃止した、こうおっしゃっておるようでありますが、そんなきれいごとなんでしょうか、失礼だけれども。 いわば大手銀行が、大蔵官僚を初めい...全文を見る | ||
○角田義一君 ちょっと意地悪い質問ですけれども、大蔵省に家宅捜索が入り、逮捕者が出ない、もし大蔵省に家宅捜索も行われないとすれば旧態依然としてMOF担制度というのは維持したんですか。今回の事件があったので、これはまずいということでおやめになったんですか。とすれば、今までの銀行協会...全文を見る | ||
○角田義一君 庶民というのは銀行を信頼して担保もとらずにお金を預けております。銀行は人に貸すとき担保をとる。しかし、庶民はあなた方から担保を提供されて預金をしていますか。していないと思います。なぜでしょうか。信用しているからです。 あのバブル時期に、人様からお預かりしたお金を...全文を見る | ||
○角田義一君 今回、金融安定化法が国会で審議されておりまして、いろいろ問題のあるところであります。 私どもは、銀行業界というものはそれなりのリストラをやっておられるというふうに先ほど参考人はおっしゃっておりましたけれども、まず、もっと自助努力を払っていただかなければいけないん...全文を見る | ||
○角田義一君 今回の金融安定化法案にはいろいろ問題があるわけであります。 政府が御案内のとおり優先株あるいは劣後債というようなものを引き受けていただくなり、あるいは優先株を買うというようなことが言われておるわけでありますけれども、私は率直に申し上げまして、都銀の中には、今回の...全文を見る | ||
○角田義一君 当初、自己資本比率がかなり高い銀行は、今さら国から支援を受けるということになれば、みずからが銀行の不健全性を公にするようなものである、こんなものは受ける必要はないんじゃないか、こう考えておったが、まだ法律もできもしないのに、政府、大蔵省筋から劣後債あるいは優先株を買...全文を見る | ||
○角田義一君 先ほど近藤参考人から貸し渋りの極めて深刻な実態が報告をされました。それを聞いて佐伯参考人はどういうふうに感じておられるのか。先ほど佐伯参考人は銀行の社会的責任ということをおっしゃられた。とすれば、相当身を削っても健全な中小企業を倒すわけにはいかない。倒産をすれば失業...全文を見る | ||
○角田義一君 ここで、貸し渋り問題等について同僚の小山峰男議員からの関連質疑をお許しいただきたいと思います。 | ||
○角田義一君 最後に、佐伯参考人にお尋ねいたします。 いわばこれは頭取としてお尋ねしますけれども、今回の不祥事に関連をしまして国家機密が漏れた。しかも、贈収賄の関連で国家機密が漏れた。それが事実とすれば極めて重大な問題であります。これは単に一介のMOF担ができることではない。...全文を見る | ||
○角田義一君 この問題の取り扱いについては、恐らく各会派御質問があると思いますので、後日、理事会で検討して結論を出していただきたいというふうに思っております。 終わります。 | ||
○角田義一君 民友連の角田義一でございます。 まず最初に、総理にお伺いいたします。 私は、今回の不祥事、大蔵省に検察当局が家宅捜索に入る、そして逮捕者が出る、あの事態を目の当たりにいたしまして、これは大変なことになったなと。来るべきものが来たのかもしれないけれども、まさか...全文を見る | ||
○角田義一君 私は、総理に人選の経過だとか細かいことをいろいろお尋ねをする、御説明を受けるというよりも、むしろこういう危機に臨んで、総理として果敢に、電光石火、対応をするという気迫、お気持ち、これを求めておるのであります。いかがでございますか。 | ||
○角田義一君 ところで総理、大蔵省にはお二人の政務次官がおられます。このお二人の政務次官は、今度これだけの不祥事が起こってどういう責任をとられたのでございますか。 | ||
○角田義一君 政務次官をどうするこうするというのは総理の専権事項です。しかし、私はあえて申し上げたいんですけれども、政務次官たるもの、大臣と一心同体でやってきているはずじゃないんでしょうか。これだけの不祥事が起きて大臣がおやめになる、政務次官もみずから身を引いて人心一新を図って、...全文を見る | ||
○角田義一君 私と総理とはその辺は少し考え方が違うと思います。これはお互いの考え方の相違でありますから、これ以上ここで御議論をしても仕方がないと思いますが、私はそういう考えを持っております。 松永大蔵大臣には大変なときに大蔵大臣に御就任をされたわけでありますが、きょうのある新...全文を見る | ||
○角田義一君 私は、今回の事態は本当に深刻な事態であるということを、総理、大蔵大臣、改めて心にしっかりと押さえておいていただきたいということをまず申し上げておきたいと思います。 大変恐縮ですけれども、小村参考人、お願いいたします。 前事務次官で、今回辞表を提出されたわけで...全文を見る | ||
○角田義一君 私の考えを率直に申し上げます。 まず、事務方のトップとして、この不祥事、一番最初にあなたみずからが当時の大蔵大臣に辞表を出すべきではないかというのが私の考えであります。しかし、そのことについてあなたに質問はしない。私は、事務方のトップというのはそのくらいの覚悟で...全文を見る | ||
○角田義一君 各課長みんなキャリアですよ。しかし、現実には大蔵省にはノンキャリアも多い。ノンキャリアの人も非常に優秀な人もいるし、立派な人もいる。今問題になっているのは大蔵省のキャリア、ノンキャリア。キャリアはキャリアのエスカレーターを上っていく、ノンキャリアはノンキャリアのエス...全文を見る | ||
○角田義一君 参考人に一点だけお尋ねをしておきます。 今回の不祥事は、昨年の七月一日に不祥事があって、その後もいろいろ接待を受けておるということが明らかになってきた。ところが、あなたが事務次官であった平成九年七月二十二日、平成九年十一月五日、平成九年十二月五日、平成九年十二月...全文を見る | ||
○角田義一君 参考人に最後にお尋ねします。 あなたは盛んに職員の心の問題、心のありようを説かれた。それはそれでわからぬではない。しかし、いわば接待漬け、ゴルフ、送り迎え、高級料亭での接待、言うもはばかるようないかがわしいところへも行ったとか行かないとか書かれておる。いわばキャ...全文を見る | ||
○角田義一君 総理、お尋ねいたします。 私は、今回の不祥事というのは非常に根が深いというふうに思います。単に職員の心がけを説くだけで、あるいはまた今大変問題になっております公務員の倫理法、この制定だけで果たしてすべてうまくいくのかなという疑問を持っております。 この行政改...全文を見る | ||
○角田義一君 ちょっと法務大臣にお尋ねをいたします。 今回、検察当局が大蔵省を家宅捜索し、逮捕者を出した。従前、世間では検察庁と大蔵の国税局というものはもたれ合っているのではないかというようなことを言われておりました。しかし、いよいよ検察も我慢できなくなってやったのかというよ...全文を見る | ||
○角田義一君 総理にちょっとお尋ねいたしますけれども、今天下りの問題が出ました。私は総理の言わんとすることもよくわかります。天下った者がかすみを食っては生きていけないんですから、就職先を見つけなきゃならぬというふうに思います。一般論としてはわかる。 しかし、大蔵省の高級官僚、...全文を見る | ||
○角田義一君 今の天下りの問題に関連しまして、大蔵省のOBが道路公団に天下ってまことにけしからぬことをやっておるということで、関連をして同僚の小山議員の質問をお許しいただきたいと思います。 | ||
○角田義一君 質問を終わります。 | ||
02月13日 | 第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号 議事録を見る | ○角田義一君 まず、黒澤参考人にお尋ねいたします。 今回、おたくの銀行が検察庁の家宅捜索を受け、しかも当時の常務であった梅津さんが贈賄容疑で逮捕されるという事態が起きたことは参考人も御承知のとおりだと思います。世間様ではおたくの銀行は名門銀行、こういうふうに言っておるそうでご...全文を見る |
○角田義一君 参考人は、今回の事件の客観的な事実、報道されております逮捕事実、それがわいろの認識があったかなかったかとかという心情的な問題はさておきますが、客観的な事実そのものの存在はほぼ間違いないだろうなという御認識でございますか。 | ||
○角田義一君 参考人はこの事件の当時は御行の頭取さんをやっておられたわけでございますが、この梅津元常務がやられたことは梅津さん御自身、単独でいろいろ計画されてやられたことだという御認識でしょうか。それとも、ちょっと言葉はきつうございますけれども、頭取さんも御承知の上でこういう接待...全文を見る | ||
○角田義一君 参考人にお尋ねいたしますが、当時、道路公団が発行する外債の引き受けをめぐりまして、名前をはっきり言いますけれども、野村証券さんが幹事をとりたいということで非常な活動もされてきている、接待攻勢もかけてきていると。今まで伝統のあるおたくの銀行も、これは放置できない、対抗...全文を見る | ||
○角田義一君 私がお尋ねしておるのは、今、頭取が言った競争が激しいという中での接待攻勢が行われたというのは、そういう背景があって行われておることはもう事実なんですが、私がお尋ねしておるのは、井坂さんに対する接待攻勢というのはあくまでも元常務梅津さんが単独でおやりになったことなのか...全文を見る | ||
○角田義一君 それでは、興銀さんがずっと独占をしてきたものが野村さんに参入される、それをまた奪還するというような事実があるわけなんですけれども、そういう事実についで頭取は当時の常務さんから報告を受けておりますか。その事実は知っておったんじゃないんでしょうか。野村さんが入ってきたり...全文を見る | ||
○角田義一君 くどいようですけれども、そうすると接待攻勢の結果、あるいは接待とは全く関係ない、こういうふうに言い切れるのでございますか、どうでしょうか。 | ||
○角田義一君 それは現在の御認識ですか、それとも当時からそういう御認識でございますか。 | ||
○角田義一君 この問題については今検察が捜査していますからいずれ真実が明らかになってくると思いますけれども、日本の一流銀行が言うところの社会通念と当時考えておったものと庶民感覚とでは雲泥の違いがあるということをやはり人のお金を預かっている方は認識してもらわなきゃ困るんじゃないかと...全文を見る | ||
○角田義一君 四千百億円ですよ。 | ||
○角田義一君 私が調べたところでは四千百億円。 | ||
○角田義一君 いや、私が聞いているのは結末はどうなったかということでございまして、おたくの銀行としては何の損失もなかったということになるんですか。 | ||
○角田義一君 頭取、申しわけないんだけれども、僕らの感覚で言うと、百億程度の損害、その程度でございますというのはもう全然ぴんときません。百億といったらえらい金ですよ、あなた。 失礼だけれども、その百億の損失が出て、当時の頭取であったあなたはどういう責任をとられたんですか。おと...全文を見る | ||
○角田義一君 あなた自身はどうだったんですか。 | ||
○角田義一君 私は参考人と議論するつもりはありませんけれども、世間様の常識からいえば、百億という大きな大変な損失を銀行に与えて頭取さんが無傷でおるということは、私は我々の世間の常識からはちょっと通らないと思います。日本の一流銀行というものがそういう体質であるということは大変私は驚...全文を見る | ||
○角田義一君 それならそれでこれはもう政府に、はっきり私は申し上げて、保険料を徴収していただきましょう。そうじゃなかったら、とてもじゃないけれども国民は納得しないというふうに思います。 それから、もう一つ最後にお尋ねいたしますが、御行は海外で約十億ドル程度の優先株を発行して資...全文を見る | ||
○角田義一君 私、頼まれても困るんだけれども、まあわかりました。 それでは、松野参考人にお尋ねいたします。 国会に参考人で来ていただいておるわけでありますが、例の山一の関係で当時あなたが相談にあずかったことが歴代の証券局長には引き継ぎがされていなかったというようなことでご...全文を見る | ||
○角田義一君 あなたが証券局長をやっておるときの業務課長さんは堀田隆夫さんであると思いますけれども、間違いございませんか。 | ||
○角田義一君 その業務課長の堀田隆夫さんには山一から相談を受けたことについてあなたは話してございますか、当時。どうですか。 | ||
○角田義一君 山一というのは、失礼ですけれども、前歴もあるし、要注意会社ですよね。要注意証券会社ですよ、これは。その相談を受けたことを業務課長に何も話していないというのは私は信じられない。そして、あなたの当時の部下の業務課長さんが今何をやっておるかといったら、証券取引等監視委員会...全文を見る | ||
○角田義一君 同僚議員からもお尋ねがあると思いますが、きょうのある全国紙に載っておりまして、参考人はごらんになっているかどうかわかりませんけれども、大変ショックな記事が載っておるわけですね。要するに、当時の三木副社長が一九九一年にあなたを訪ねたときに、山一のいわば飛ばしの問題につ...全文を見る | ||
○角田義一君 あと一分ありますからお伺いしますけれども、海外でも選択肢があるじゃないかというふうなニュアンスのことを衆議院の大蔵委員会でも言っておられるんですけれども、これはどういう趣旨ですか。 | ||
○角田義一君 じゃ、それは海外のペーパーカンパニーでもいいというふうに山一さんはとったんじゃないでしょうか。これが一つ。 それからもう一つ、そういう飛ばしの処理をめぐって山一証券以外の証券会社から御相談を受けたことがあるでしょうか、ないでしょうか。そのことを聞いて私の質問を終...全文を見る | ||
○角田義一君 終わります。 | ||
03月23日 | 第142回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○角田義一君 まず、外務大臣にお尋ねいたしますが、二十一、二十二日に韓国を訪問されて、金大中新大統領を初め政府要人と大変精力的な会談をされた、非常に有意義だったというような報道がされてございますけれども、せっかくの機会でございますから、その会談の状況、成果等についてまず御報告いた...全文を見る |
○角田義一君 新聞報道によりますと、金大中大統領は大臣とのお話し合いの中で、今後、歴史の前に恥ずかしくない日韓関係を構築していきたい、こういうふうにおっしゃったそうでありますし、さらに、日本は過去を清算し、韓国は日本を正しく評価することを関係発展の基礎としなければならない、こうい...全文を見る | ||
○角田義一君 今、大臣からお話がありましたけれども、報道のとおり、金大中大統領が、日本は過去を清算し、韓国は日本を正しく評価しなければならぬと、この発言の意味は非常に私は重いと思います。特に、日本は過去を清算しというふうにもし大統領が言われたとすれば、日本とすれば相当この発言は重...全文を見る | ||
○角田義一君 きょう、私はこれから新ガイドラインについていろいろお尋ねをしてまいりたいと思っておりますけれども、巷間例えば朝鮮有事というようなことが言われるわけでありますが、韓国の人々あるいは朝鮮の方々は、朝鮮有事というような言葉を聞くだけでも、相手の立場になれば不愉快ではないか...全文を見る | ||
○角田義一君 総理、いかがでございますか。 | ||
○角田義一君 私は、朝鮮半島の安定ということが日本の平和、安定にとって本当に大事だというふうに思っておりますし、そういう立場からいいますと、北朝鮮は今日まだかなり深刻な食糧難にあるというふうに聞いておりますけれども、外務大臣、いろいろ行方不明者の問題等もございますけれども、この食...全文を見る | ||
○角田義一君 総理にお尋ねいたしますが、本日の新聞を拝見しますと、昨日、総理が防衛大学校の卒業式の式辞というんでしょうか祝辞というんでしょうか、その中で、いうところの新ガイドラインにまつわる法整備、あるいはアメリカとの取り決め等について言及をされたというような記事が載っております...全文を見る | ||
○角田義一君 今、総理がおっしゃった実効性確保の法整備と、それから、私はいいとか悪いとかその価値判断はちょっと言いませんが、いわば余り言葉はよくないですけれども、ACSAの有事版といいましょうか、改めての日米間の一つの条約といいましょうか、そういうものと法整備とは一体なものとして...全文を見る | ||
○角田義一君 私はこの新ガイドラインというものの法整備あるいは新たな条約というものは、日本の戦後の五十年の国家のありよう、あるいは社会のありようというものに本質的に変化を来すものではないかというような気がしてなりません。 例えば、地方自治体であるとかあるいは民間の協力を得て、...全文を見る | ||
○角田義一君 総理にあえてお尋ねしますけれども、自衛隊は今日相当の歴史を踏んで国民の理解も得ておる、その存在の理解を得ておるというふうに私は思っておりますが、自衛隊の存在が国民的な理解を得ている理由といいましょうか根拠といいましょうか、どういうふうにお考えになっておられますか。 | ||
○角田義一君 私も今、総理の述べた見解、そこまでは全く同じですね、気持ちは同じです。 ただ、今度このガイドラインで、日本が攻められてもいないのに周辺有事の場合に後方地域支援において、もちろん武力行使と一体とならないとかという憲法上のいろいろ制約はありますけれども、自衛隊が米軍...全文を見る | ||
○角田義一君 ここは根本的に私と防衛庁長官と認識が違うんです。 現行の安保条約はそのような義務を自衛隊に課しているんですか、課していないでしょう。課していないですよ、どうですか。 | ||
○角田義一君 では、ちょっと時間があれですから先に論を進めますけれども、長官、今の自衛隊法では自衛隊が実際に動くときに国会との関係、どういうふうに規定されていますか。 | ||
○角田義一君 国会がそういうふうに自衛隊を動かすことについて、いろいろ承認をしたり報告を受けたりするということの本質的な意味、なぜそうなのかということについてどういうふうに考えておられますか。 | ||
○角田義一君 まことに法制局長官のような偉い人を煩わしちゃ恐縮ですが、憲法の前文の最初の丸のところのフレーズをちょっとお読みいただきたい。最初の丸のところまででいいですから、偉い人ですから申しわけないけれども。 | ||
○角田義一君 一口で平和憲法、平和憲法というふうにずっと言われてきました。なぜ平和憲法なのか。 要するに、過去の戦争の悲惨な歴史の教訓を学んで、政府が勝手に軍隊を動かさない、軍隊という言葉は使わない、自衛隊でもまあいいや、国軍を動かさない、政府が勝手に国軍を動かしてその惨禍が...全文を見る | ||
○角田義一君 総理のその辺の御見解をちょっとお伺いしたいと思います。 | ||
○角田義一君 私は、憲法前文あるいは日本の憲法のあり方から考えますと、今回の新ガイドライン、周辺有事の際に軍を動かす、自衛隊を動かす、あるいは認定のプロセスそのものに国会というものが全く関与しないということはあり得ないと思うんですね。どうですか。 | ||
○角田義一君 本年の三月五日に、第三回のこの問題についての関係省庁局長会議が総理府の五階の特別会議室で開かれているんです。この開かれたことはもうそのとおりだと思いますけれども、どんなことが議論されたんですか。 | ||
○角田義一君 その第三回の非常に重要な会議で、指針の実効性の確保に係る法的措置の検討状況についてということで、基本的な考え方、法定事項として考えられる主要検討項目あるいは後方地域支援等の実施に関する事項、法形式のあり方、考えられる法形式、主たる論点並びにこれに対する考え方、有事法...全文を見る | ||
○角田義一君 私は、これは非常に重大な文書だと思っているんですよ。これは日本の命運を決する文書です、討議の内容は。法案ができてから我々に見せるんじゃなくて、今や情報公開の時代だし、明治憲法だって万機公論に決すべしと言っているんだよ。このくらいの資料を国会に出して国民の議論に供さな...全文を見る | ||
○角田義一君 事務方が適当に議論されて国の方向を誤っちゃ困るんだ。出してください。 | ||
○角田義一君 防衛庁長官に聞きます。 あなた、この五日の次の記者会見で、国会の承認というのは必要ないと。時間がないから粗っぽい言い方をします。国会の承認なんというのは必要ないんだというようなことを言っているんですね。言っているんです。そして、しかもこの文章の中には国会のコの字...全文を見る | ||
○角田義一君 私が聞いているのは、その日に題名のない法律案が出ているんですよ。これははっきり言いますと、総則、船舶検査業務、後方地域支援等、雑則、四章十二条の法律ができている、草案が。その中には国会のコの字もないんだ、書いていない。あなた方は今盛んに国会の承認とかなんとか言ってい...全文を見る | ||
○角田義一君 あと少し時間がありますから聞きますけれども、岸・ハーター交換公文というのはどういう内容ですか。 | ||
○角田義一君 この周辺有事の際に、日本の本土から、あってはならぬことだと思いますけれども、第三国に直接アメリカ軍が出撃するというときには同意事項ですね。 | ||
○角田義一君 その場合の承認は国会との関係ではどうなりますか。 | ||
○角田義一君 私は、あえてじゃ政府に言います。今の事前協議も含めて、一体どういうときに軍を動かす、国会承認をするかしないか、この基準、統一見解を出してください。出してくださいよ。 | ||
○角田義一君 法案を出すのは内閣ですよ。その内閣が、こういうときに国会の承認が要るか要らないか、理念も基準もなくて法案つくれないでしょう。だから、僕はその基準を出せと、こう言っているんですよ。無理じゃないでしょう、私の言っていることは。ちっとも無理じゃないでしょう。(「いや、国会...全文を見る | ||
○角田義一君 議論はいいと言っているんですよ、議論は幾らしてもらっても。しかし、基本なり基準がない、理念がなきゃできないでしょう。出してくださいよ。 | ||
○角田義一君 答弁になってないですよ。答弁してないですよ。(「議事進行」と呼ぶ者あり)答弁になってない。始末つけてくださいよ。始末だけつけてくださいよ。 | ||
04月03日 | 第142回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○角田義一君 お三人の方、大変御苦労さまでございます。 まず、白井参考人にお尋ねしますが、今、最後のせりふは大変重大なことをあなたここでお話しになっておりますので、まずその辺からお尋ねをいたしたいと思います。 私どもの調査によりますと、一九九一年十二月二十四日、当時の経営...全文を見る |
○角田義一君 十一月。 | ||
○角田義一君 どんなメンバーの方がお集まりになったんでしょうか。 | ||
○角田義一君 その席ではどんなことをお話しになったんでしょうか。詳しいことはいいですけれども、大ざっぱに、時間がありますから急所だけ教えてください。 | ||
○角田義一君 その相談をされてから、年が明けまして平成でいうと平成四年になりますけれども、その相談をされた内容に関連をいたしまして、そこにおった役員の方からあなたに何か御報告なりがあったんじゃないですか。 | ||
○角田義一君 大蔵省も御了解をいただいておるのでというのは、固有名詞を言いたくなければ役職名でいいですけれども、どういう方があなたにそういうことを言ったのですか。 | ||
○角田義一君 あなたは、その企画室の部長からそのことを聞いて、これは非常に重大なことだと思うんですね、その部長さんだけを信頼をされたのか、それとももっと上の人にそのことを確認しようというお気持ちにはなったんでしょうか。 | ||
○角田義一君 局長が了承されていると。局長というのはここにおられる松野さんのことでございますか。 | ||
○角田義一君 大蔵省というのは、証券会社にとってはどんな存在なんですか。 | ||
○角田義一君 そうすると、先ほどの三木さんの、局長も了解しているというのは、世間の言葉で言えば天の声のようなものでしょうかな。どうですか。 | ||
○角田義一君 堀田参考人にお尋ねをいたします。 先ほど、同僚の谷川先生からもいろいろお話がございましたが、大和証券との関係で、大和証券と東急百貨店とのトラブルをめぐってあなたと接触のあった方はどなたなんですか。大和証券の中で、どういうお名前のどういう方でございますか。 | ||
○角田義一君 お名前を言ってください。 | ||
○角田義一君 十亀というのはちょっと珍しい名字ですが、その十亀さんとあなたとはどのくらいの頻度で会って、何を相談されていたんですか。 | ||
○角田義一君 どちらかといえば、あなたの立場でいうと後者の、今言った公明正大なやり方で処理をしなさいという方のニュアンスが強かったんですか、あなたのその十亀さんに対する態度としては。 | ||
○角田義一君 その十亀さんと東急とのトラブルの話の中で、山一さんも東急さんと同じような問題を抱えておるんだと、こういうお話を聞いておるんじゃないですか。 | ||
○角田義一君 あなたはそうおっしゃるけれども、当時、いわば証券業界では山一と大和が東急百貨店との間でトラブルがあるというようなことはもう公知の事実で、その衝にある人は皆知っておった。そうじゃないんですか。 | ||
○角田義一君 そうすると、お尋ねしますけれども、先ほど谷川議員も質問されておりましたが、三木・松野会談というものが存在をしたということは今日事実のようであります。動かしがたい事実のようでありますが、その三木・松野会談というものの存在を知ったのは、あなたは一体いつなんでございますか...全文を見る | ||
○角田義一君 とても常識では信じられないようなことをあなたは言っておりますな。 先ほど谷川先生からも御質問がありましたけれども、松野さん、どうなんですか。調査を、くどいようですが聞きますけれども、山一の関係について調査を命じた相手は堀田さんではないんですか。堀田さんでなければ...全文を見る | ||
○角田義一君 それじゃ聞きましょうか。 当然、調査を命じたのであれば、どうなっているんだという報告は受けているわけですな。 | ||
○角田義一君 トレースというのは日本語じゃないので、日本語で言ってください。 | ||
○角田義一君 あなた、世の中通らないよ、あなたの言っていることは。自分で山一の調査を命じておいて、報告も受けないで、別に関心も何もなかったなんていうのは、失礼だけれども、証券局長さんというのはそういうことで大蔵省は務まるんでしょうか。どうなんでしょうか。 | ||
○角田義一君 ちょっとちなみに聞いておきますけれども、堀田さんの当時の部下は厚木進さん、それから塩屋公男さん、それから宮野敏男さん、この宮野敏男さんというのは、あなた御承知だと思うけれども、どういう人ですか、今どんなになっていますか。 | ||
○角田義一君 榊原隆さん、この方もあなたの部下ですね。この方はどういう人ですか。 | ||
○角田義一君 そうそうたる人が部下にいたわけだな。 そこで、話を戻しますが、三木・松野会談ということをあなたは先ほど、堀田さんはいろいろ国会等で問題になって初めて知ったということのようですが、もしそれが本当だとすると、この山一の大きな問題をめぐって業務課長であるあなたに何の指...全文を見る | ||
○角田義一君 不明をわびるんですか。 局長さんはあなたに、局長さんの言うことが本当なら何も言わなかったということになるわけで、何も相談もしなかったということになる。そうすると、勘ぐっちゃ悪いけれども、松野・三木会談というのは業務課長を入れては話せないようなことが話されたという...全文を見る | ||
○角田義一君 局長ね、そんなこと通らないよ、世の中。飛ばしの一般的な問題なんというのはプロの証券業者は知っているんですよ。失礼だが、何もそんなこと一々天下の局長さんのところまで来てお伺いを立てるなんてことはないんじゃないの。もしそんなことで一々一般論をお話ししていたらあなたの体は...全文を見る | ||
○角田義一君 あなたは先ほどから盛んに個別個別と言うけれども、大和証券だって個別でしょう、山一だって個別でしょう、どこに区別があるんですか。大和は六百億ですよ、山一は三百億ですよ。六百億はあれほど丁寧ないろいろな議論を、先ほど谷川先生からお話があったけれども、議論なり相談なり何回...全文を見る | ||
○角田義一君 あなたは衆議院の証人喚問で、山一の恐らく三木副社長が持ってきたのではないかと思う催告書をちらっと見たと、こういうふうに言っておられますけれども、見たことは間違いないんですな。 | ||
○角田義一君 参考人に催告書をお見せしたいと思います。お見せすることをお許しください。 | ||
○角田義一君 これがあなたがちらっと見たと証言をされる催告書の写しです。 恐れ入りますが、三行目からちょっとお読みいただけますか。時間がありますから、私がここまでというところまでお読みいただけますか。 | ||
○角田義一君 お読みください。時間はございますから。 | ||
○角田義一君 結構でございます。どうも済みません。 これは、名前もあえて申し上げませんけれども、平成四年の一月二十一日に東急の代理人の弁護士の方から山一証券の行平次雄社長に内容証明で来たものであります。 私は、あなたは衆議院で、この催告書をちらっと見たと。どうしてもひっか...全文を見る | ||
○角田義一君 そこで問題なんです。先ほどの白井さんの言葉が非常に生々しい言葉でもう一遍よみがえってくるんです。この東急の問題について、処理の仕方について松野局長の了解を得ているということです。法的措置でやらせるのならこんな大騒ぎにはなっていないんです。 もう一度、くどいですけ...全文を見る | ||
○角田義一君 あなた、それならそれではっきりと、先ほど谷川先生がおっしゃったとおり、これはもう法的に処理した方がいいよと。何で海外に飛ばした例もあるとか、先ほど大和さんとの中で海外へ飛ばすのもいいじゃないかとサジェスチョンをしたという話が出たでしょう。そんなこと言う必要ないじゃな...全文を見る | ||
○角田義一君 それじゃ聞きますけれども、その今の催告書をちょっとごらんになってください。一番最初のページに、「融資金の返済は同社が買取った株式その他の証券を貴社が買受先として指定する事業会社に買戻させる形で行なうか、それができなければ貴社がこれをみずから買戻して融資金を返済すると...全文を見る | ||
○角田義一君 だから、その損失補償をしないで、先ほど谷川先生の言ったとおり、隠すには飛ばさせる以外にない。海外の会社か、国内でも何でもいいけれども、ほかに飛ばさせて、当面表ざたにならぬようにしておきなさいと、そこまであなたは言っているのと違うの。 | ||
○角田義一君 もう時間も迫ってきましたから聞きますけれども、松野さん、平成三年の暮れで飛ばしの問題というのは当時一応の決着というかけじめは、十分か十分でないかはわかりません、ついていると。しかし、年が明けて新法が施行される段階になって、大和が出るわ山一が出るわということになると、...全文を見る | ||
○角田義一君 もう時間がないから、ちょっと聞きますけれども、これだけの深刻な、先ほど内容証明、催告書を見せたような非常に深刻な事態の問題についてどういうふうに山一が始末をつけたのかということについて、あなた、当然フォローして聞いていますでしょうな、山一に。簡単に言ってください。 | ||
○角田義一君 なぜ聞かなかったんですか。大和の方はああいう形で始末がついて六百億、こっちは三百億、大変な金ですよ。そして、三木さんが泣きついてきていて、あなたのところに相談に来ていて、どうなったんだ、三木さん、あれはと。これは世の中の常識ですよ。それも聞いていないんですか、どうで...全文を見る | ||
○角田義一君 あなたね、国会国会って、確かに国会大変ですよ。大変だけれども、三百億の山一の問題が、これだけ相談に来られていて、どうなったんだというあいさつの一つもしないなんという証券局長はいませんよ、世の中に。あなただけだよ、もし本当だったら。 それじゃ聞きましょうか。あなた...全文を見る | ||
○角田義一君 あなた、今の松野さんの話を聞いてどう思う。あなた、事務局長ですよ。こういう大蔵行政でどうなんですか。 | ||
○角田義一君 そんなこと、あなた、言うね。よくそれで事務局長なんて務まりますな、証券監視委員会の事務局長。 あなた、きのう出したあの何とか報告書、本来であればあなたは辞職をしてそこから去らなきゃいけないんですよ。あなた自身がいろいろな調査の対象になるのと違うんですか。調査の対...全文を見る | ||
○角田義一君 深く関与したことはないと。先ほど白井さんのあれだけ重大な証言が出てきて、失礼だけれども、三木さんや行平さんや、そういう人たちに全部これ聞いたかね。聞いたのなら調書があるでしょう。調書をここに出しなさいよ、後で協議するから、そんなふうにあなた開き直るなら。どうなんです...全文を見る | ||
○角田義一君 あなた、ふざけちゃいけないよ。それじゃ失礼だけれども聞きますけれども、この報告書の中にこの山一の三百億の問題、書いてあるんでしょうな、詳細に書いてあるんでしょうな。 | ||
○角田義一君 そのときの大蔵省との関係については、あなた自身が自分を調べることできないでしょう。あなた、だれかに調べられたんですか。聞きましょうや。あなたを調べたのはだれですか。あなたを調査の対象にして聞かれた方はだれですか。これを答えてください。 | ||
○角田義一君 そんなことを聞いているんじゃないんです、あなたには。あなたは政府委員ですからね、参考人であったって。うそは言えないんですよ。私が聞いているのは、あなた自身が、これだけ国会で大きな問題になっているんだから、山一の問題について聞かれるべき対象ではないんですかと聞いている...全文を見る | ||
○角田義一君 そんなこと聞いていないよ。あなた自身が、大蔵省のだれでもいい、そのことについて聞かれているかと聞いているんですよ。あなた自身当然、ここで、国会でこれだけ大きな問題になったんだから、聞かれるべきなんだよ。聞かれるべきでしょうがね。 私が聞いているのは、聞かれたのか...全文を見る | ||
○角田義一君 そんなことじゃない。何回も言わせなさんなよ、人に。あなた自身が調査の対象なんだから、あなた自身がそういう調査を受けたかと聞いているんだ。 | ||
○角田義一君 これでもう時間ですから終わりますけれども、まことにでたらめだ。これだけ大蔵の汚職というのが重大なものになっていて、その辺のけじめも全くついていない。全然ついていない。 あなた、失礼だけれども、局長をやめた方がよろしいよ。やめる意思はありませんか。最後、それ、私の...全文を見る | ||
○角田義一君 あきれてこれ以上物が言えません。 終わります。 | ||
04月08日 | 第142回国会 参議院 本会議 第18号 議事録を見る | ○角田義一君 私は、民友連を代表して、ただいま議題となりました平成十年度一般会計予算、平成十年度特別会計予算及び政府関係機関予算に反対する立場から討論を行います。 冒頭にまず、予算をめぐって政府と政権与党が本音と建前を使い分け、国民を欺く対応を続けてきたことについて、強い憤り...全文を見る |
04月09日 | 第142回国会 参議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○角田義一君 外務省、ちょっとお願いします。 今、依田先生の最後の御質問で法務大臣から御答弁がありました件に関連をしまして、若干外務省にお聞きしておきたいと思います。 建前論からいいますと、法務大臣が今お答えになったとおりだというふうに私は思いますけれども、しかし、中国政...全文を見る |
○角田義一君 法案が提出されて衆議院を通り、きょう参議院で委員会を通るわけでありますが、中国の駐日大使館筋でのこの法案に対する公式なコメントなりは具体的にはあるんでしょうか。どうなんでしょうか。 | ||
○角田義一君 中国外交部の意思表明というのはどんな内容なんですか。 | ||
○角田義一君 今後もいろいろ台湾問題というのは非常に微妙な問題になっていくわけですから、外務省としてもよく心得てやっていただいておると思いますけれども、その辺をお願いしておきたいと思います。 近年、台湾と日本との交流関係というのは非常に活発になってきておりますが、過去三年間ぐ...全文を見る | ||
○角田義一君 そうすると、日本の今回の法律改正によっても、今の局長がお話ししているような台湾の扱いというのは特段変わる必要もないということでしょうか。 | ||
○角田義一君 ところで、この法律ができますと改めて出入国管理及び難民認定法の十四条の「寄港地上陸の許可」ということが問題になってくると思うんですけれども、「七十二時間の範囲内で当該出入国港の近傍に上陸することを希望する場合において、」云々とありますけれども、七十二時間ですからおの...全文を見る | ||
○角田義一君 沖縄の人たちはいっときも早くということで願っているんですけれども、台湾から来る人たちは必ずしも沖縄だけには限りませんね、羽田に来る人だって当然いるわけでしょう。そうすると、そういう人たちの七十二時間云々というのはどういうふうになるんですか。 | ||
○角田義一君 条文を読めばわかるんじゃないかと思うんですけれども、ちなみにその七十二時間を超えた場合はどうなるか、罰則か何かあるんですか。 | ||
○角田義一君 つまらぬことかもしれないけれども、現実にそういう問題は起きているんですか、きちっとそれは守られているんですか。 | ||
○角田義一君 今回、こういう法律の改正というものをしなければ、いわば台湾の権限ある機関が発行した旅券に相当する文書というものを入管法上の旅券とすることはできない。要するに、これは法律の改正というものがどうしても絶対的に必要だということなんですか。 | ||
○角田義一君 最後に二つだけ聞いておきます。 この法律を改正して悪用されるということはないと信じたいんですけれども、先ほどちょっとお話があったような不法残留者が大幅にふえるとか、あるいはまたいわば新しい旅券を偽造するとか、そういう心配あるいはそれに対する対応というのをあわせて...全文を見る | ||
○角田義一君 最後に一つ。 きょうはちょっと欠席されておりますけれども、照屋先生からは、何しろこの法律を早く通してもらってゴールデンウイークに間に合わせてほしいというようなことを盛んに言われて、私どももはいと言ったんですけれども、結局ゴールデンウイークに間に合わないと。申しわ...全文を見る | ||
○角田義一君 終わります。 | ||
04月16日 | 第142回国会 参議院 法務委員会 第12号 議事録を見る | ○角田義一君 法案に入る前に二つほどお尋ねをしておきたいことがございます。 まず官房長にお尋ねいたしますが、昨日の幾つかの夕刊紙に、大蔵接待に元検事と。出向中の三年間にわたって数回の接待を野村証券から受けておったことが十五日わかったということで一連の記事が載ってございます。私...全文を見る |
○角田義一君 大臣の前にちょっと。 官房長にお尋ねしますけれども、調査して、調査した後どうするかということは、これだけ世間様に出てしまったことですから、やはりきちっと世間様にそのてんまつを明らかにする必要があると私は思うんです。これを調査してほっかぶりするというんじゃなくて、...全文を見る | ||
○角田義一君 大臣、一言。 | ||
○角田義一君 刑事局長にお尋ねいたします。 けさの新聞を見て私もびっくり仰天したんですけれども、「大蔵上層部六人、大手銀が接待 金融部門の要職歴任」ということで、六名のいわば大蔵省の高級官僚が、びっくりするようなことですね。名前はちょっと言うのもかわいそうだから言いませんけれ...全文を見る | ||
○角田義一君 この記事がどこから出たかという問題はさておいて、私は検察から出たとは思わないので、今大蔵が一生懸命内部調査をやっているのでそのあたりから出たのかどうかわかりませんが、出どころはここで詮索しません。 しかし、この金額は逮捕され起訴された人たちの金額とは余り変わらな...全文を見る | ||
○角田義一君 ここまででしょう、こっちが聞くこともあなたが答えることも。しっかり国民の期待に沿うようにやってくださいということだけお願いして、局長どうぞ、結構です。 それで、今回の法律の問題について入ってまいりたいと思いますが、まず司法試験の科目の問題でありますけれども、先ほ...全文を見る | ||
○角田義一君 先ほど依田先生からもお尋ねがありましたけれども、選択科目を全部なくしてしまったということについては、特に大学教授の皆さんの意見というのは非常に厳しい御批判が多いように思われます。 私どもの調査室でつくってくれた「法案に対する意見等」というのを見ますると、例を挙げ...全文を見る | ||
○角田義一君 その問題をもうちょっと議論したいんですけれども、この調査室でつくってくれた資料を見ると、これもちょっとびっくりしたんだけれども、青山という東京大学の教授の「ジュリスト」に載っている論文の最後の方に、今度の司法試験のいわば選択科目をなくすことについて、大学の法学部の意...全文を見る | ||
○角田義一君 道筋はそれなりの理解はしましたけれども、別に東京大学が偉いと思わないけれども、東京大学を出た人が悪いことばかりをこのごろするから、私は一遍東京大学の総長を国会へ呼んで、どういう教育をしているのか聞いてみたいと思うけれども、それはこっちにおいて、いずれにしてもこの先生...全文を見る | ||
○角田義一君 この問題について一言最後に要望しておきますけれども、先ほど依田先生からもお話があったとおり、行政法、労働法、刑事政策、破産等は非常に法曹として大事な勉強科目でもあるし、広く一般的なものを認識しておく必要があると私は思うんです。したがって、研修所へ入ったら、これは最高...全文を見る | ||
○角田義一君 次の問題に移りますけれども、今度の裁判所法の一部を改正する法律案を見ますると、いわば実務修習といいましょうか司法研修所のもとで教育を受けるのが二年から一年半に短縮されるわけですね。これは大問題だったと思います。 私は、原則論を言えば、やっぱり二年というものは維持...全文を見る | ||
○角田義一君 建前としては素直に聞かなくてはならないのかなという気持ちもしますが、私は必ずしもそうではないんじゃないかという気もします。 そこでお尋ねしますけれども、今まで二年でやっていたものを一年六カ月でやるわけですから、局長は今までのノウハウを活用すれば一年六カ月で十分だ...全文を見る | ||
○角田義一君 法曹三者でその辺の問題についてはよく協議していただきたいというふうに思います。 それから、この法案が通って、ことしの五月からやられる試験は合格者を何人ぐらい予定しているんですか。 | ||
○角田義一君 丙案、丙案と世間で言うのは、弁護士会が丙案と言っているので、正式には別枠と言うんですか、その辺のシステムを簡単に説明してください。 | ||
○角田義一君 調査室でつくってくれた資料を見ますると、平成八年では三年以内と四、五年以内を加えた人が七〇%近くになっていますね。それから、平成九年もやっぱり七〇%を超えているんじゃないんですか。 こういうふうになってきますと、その制度が定着してきたと言えば言えるのかもしれませ...全文を見る | ||
○角田義一君 三回以内に合格、別枠という制度、それなりの理由もあるんだと思いますけれども、逆に受験生の方とすると、三回で受かってしまいたいからといって、すぐに受けないである程度の実力をつけてそろそろ受かるかなというところから始めるというような人も出てくるわけでしょう。あるいは予備...全文を見る | ||
○角田義一君 最後に大臣に一言お尋ねしますけれども、今までの議論を大臣も聞いておられていろいろ感ずるところがあると思うんですが、二十一世紀もあと二年かそこらで、しかも時代も変わり世間も変わるという中で、当然、法曹に求められる素質なりは違うと思いますけれども、ただ、私ははっきり申し...全文を見る | ||
○角田義一君 終わります。 | ||
04月21日 | 第142回国会 参議院 法務委員会 第13号 議事録を見る | ○角田義一君 まず、青山先生にお尋ねいたします。 私は、法曹三者のいろいろな協議、先ほど堀野先生からお話がございましたけれども、大変な御苦労をされて法曹三者で協議をされて今回の改正については一定の結論が出たということで、その御労苦に対しては敬意を表するわけですけれども、私も弁...全文を見る |
○角田義一君 先生、これは憲法上の平等の問題とも絡むと思うんですが、大学から司法試験を受ける者については、例えば科目は現状こうだとしても、大学で必ず履修をしなきゃいかぬ、例えば労働法、行政法、幾つか。社会から司法試験受ける人は私は構わないと思うんだけれども、大学から受ける者は少な...全文を見る | ||
○角田義一君 そうです。 | ||
○角田義一君 ちょっと誤解があるといけないと思うんですけれども、私は、医学部だとか経済学部から司法試験を受けて入ってくる人は非常にユニークな人がいて大いに結構なんで、そういう人がいっぱい入ってきていただくことはいいと思っているんです。 ただ、法学部から来る人が八五%ぐらいある...全文を見る | ||
○角田義一君 それでも出てくると。 | ||
○角田義一君 そうですか。 それから、上野先生と堀野先生にお尋ねするんですが、お二人とも経歴書を拝見すると私と同じぐらいの御年配なのですけれども、私は今ちょっと現場を離れておりますから若い法曹と会う機会は余りないんですけれども、たまたま国に帰っていろいろ一杯飲みながら話をする...全文を見る | ||
○角田義一君 終わります。 | ||
05月28日 | 第142回国会 参議院 外交・防衛委員会 第18号 議事録を見る | ○角田義一君 まず、久間防衛庁長官にお尋ねいたします。 長官はことしの五月初めに中国を訪問されて中国の遅浩出国防大臣とお会いになった、大変有意義だったということのようでございます。その国防大臣とのお話し合いの中で、当然この新ガイドラインの問題、周辺事態の概念の問題、さらには台...全文を見る |
○角田義一君 新聞等によりますと、長官は中国の国防大臣に対して、この周辺事態というような問題は地域を特定した地理的な概念ではないんだということを再三説明したというふうに報じられていますが、それは真実なんですか。 | ||
○角田義一君 その中国の国防大臣はそれに対してどう言っておられましたか。そのとおり、結構ですと言っていましたか。いや、それはないだろうと、そんなことはないよと。ざっくばらんにちょっと説明してもらえませんか。 | ||
○角田義一君 防衛庁長官、それはおかしいんじゃないですか。あなたは日本の防衛庁長官である以上、安保条約をこっちに置いてガイドラインだけ一生懸命説明して説得しようなってそれは土台無理な話じゃないですか、今の話を聞いていると。安保条約は外務省でおれの管轄じゃないからおれは一切言わない...全文を見る | ||
○角田義一君 そうすると、台湾の問題、これは中国にすれば一番神経質な問題だと私は思いますし、また日本としてもそれは非常に慎重に構えなければならない問題だと思います。地理的な概念ではないとあなたはずっと主張してきたわけだけれども、それに対して先方は納得したんですか、しないんですか、...全文を見る | ||
○角田義一君 そこで、今回外務省の偉い人が、北米局長さんが衆議院の委員会でこの周辺事態について新しい説を発表したんだね。極東及び極東周辺を超えないとか、地理的な概念を含んだ物の言い方をしたわけだ。今でもこの新説を維持するんですか。 | ||
○角田義一君 あなた、そんなことを言って、じゃ何で中国政府が日本政府に堂々と抗議してきたの。 ちょっと待ってください。それが通るぐらいならわけはないよ。非常に先様は深刻に事態を考えているから、日本政府に対して抗議してきたんでしょうがね。中国政府というのは簡単に抗議しませんよ、...全文を見る | ||
○角田義一君 これは、防衛庁長官は中国へ行って地理的概念じゃないと言い続けてきているわけだ。ところが、政府の高官がそういうことを言ったために抗議も受けているわけですよ。じゃ、だれが中国政府に真意を説明するの、あなたが行くの。 | ||
○角田義一君 外務大臣にお尋ねします。 総理からこの問題について中国政府に対してよく説明をする、真意をちゃんと伝えるというような指示があったやな新聞記事が出ていますけれども、これは外務大臣どういうことなんでしょうか。 | ||
○角田義一君 私は、地理的概念でないという政府の主張そのものに賛成するわけじゃないんだけれども、少なくとも外交としては一貫したものがあったと思うんです。それに沿って今までやってきているわけです。いい悪いは別です。議論はありますよ、私は、地理的概念ではないということについては。いろ...全文を見る | ||
○角田義一君 外務大臣、どうですか。外交の一貫性がちいって大変なことが起こったでしょう。 | ||
○角田義一君 私、余り外務大臣にくどくど言うのはいかがかと思うけれども、これは大変な波紋を広げたことは事実ですね。中国政府も日本政府に対して私は不信を持ったと思いますよ、抗議までしているんですから。この事態というのはやっぱり深刻に受けとめる必要が私はあると思いますよ。 北米局...全文を見る | ||
○角田義一君 最後に私は申しておきますけれども、これは場合によったら特使でも何でも派遣してきちっと説明するだけの価値のある問題だと思いますよ。そうでないと、これが尾を引いたらやっぱりまずいと思います、日中関係。そのことを提言しておきますので、これはもう外務大臣にお任せする以外には...全文を見る | ||
○角田義一君 次に、PKOの問題に入りたいと思うんです。今回、武器使用に関しまして、従前の態度を改めて、上官の命によって武器を使用するというふうに法律を改正したいというようなことでございますが、何回か実績を踏んで自衛隊が国際平和協力業務に携わっているわけですけれども、今回このよう...全文を見る | ||
○角田義一君 長官、私がお尋ねしているのは、カンボジアとかモザンビークとか何カ所か行っていますけれども、本当に上官の命令一下、武器を使用しなきゃならぬようなそういう逼迫した事態というものがあったのかというふうにお尋ねしているんです。私どもは全然そういう報告を受けていませんよ。そん...全文を見る | ||
○角田義一君 感得されたと言うけれども、このPKO法案はえらい法案で、すさまじい議論を六年前にやった。あなたも覚えていると思うが、私は八時間もずっと座っていたんだからよく覚えているんだけれども、そのときにこのことはもう指摘していたわけです。いい悪いは別ですよ。 こういう個人の...全文を見る | ||
○角田義一君 私は、空襲で防空ごうへ入ったことはあるが、軍隊へ行ったことはないけれども、あの当時からそんなことはだれだってわかることだったんです。世界じゅう、PKOでもって部隊をいっぱい出しておるわけでしょう。そういう経験から学べば、おかしいじゃないかと指摘されていたわけなんです...全文を見る | ||
○角田義一君 それだけにしておきなさい。当時の判断としてというとまたへ理屈になるから、改めるにはばかることなかれということならそれでいいじゃないですか。 | ||
○角田義一君 それから、あと私四分しかないからちょっと聞きますが、今度の自衛隊の艦船の派遣だとか、あるいは周辺事態の武器使用のときにも、法律を見ますと自衛隊の隊員個人の判断で武器の使用と書いてある。これは上官は何も書いてないんです。これはどうするんですか。これは防衛庁長官になるの...全文を見る | ||
○角田義一君 そうすると、これはまた別の機会にやりますけれども、自衛隊法の一部を改正する法律案だとか緊急事態のあれだと、あくまでも自衛隊は部隊として動くということですか。勝手に隊員個々人が武器を使用するということではないということですね。 | ||
○角田義一君 これで終わりますけれども、いずれにしても自衛隊それから緊急周辺事態のときの武器の使用というのは、これはよほど慎重でなきゃいかぬし、従前、いろいろの歴史からいえば、音で言えば居留民の保護という形で軍隊が出ていって、そこでトラブルが起きて戦火になっていくという例もかつて...全文を見る | ||
○角田義一君 終わります。 | ||
09月09日 | 第143回国会 参議院 本会議 第8号 議事録を見る | ○角田義一君 本院議員永田良雄先生は、去る八月二十二日、昭和大学藤が丘病院で脳梗塞のため逝去されました。 先生は、さきの厳しい参議院議員選挙に勝ち抜かれ、引き続く政変の中で、小渕自由民主党総裁実現のため、犬馬の労をとられました。また、厳しい国会運営に余人をもってかえがたいと国...全文を見る |
10月16日 | 第143回国会 参議院 本会議 第19号 議事録を見る | ○角田義一君 私は、ただいま議題となりました民主党・新緑風会、公明及び自由党の各会派共同提案に係る防衛庁長官額賀福志郎君問責決議案につきまして、発議者を代表し提案いたします。 まず、問責決議案の案文及び理由を朗読いたします。 防衛庁長官額賀福志郎君問責決議案 ...全文を見る |