堂本暁子

どうもとあきこ



当選回数回

堂本暁子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第123回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○堂本暁子君 新大臣になりまして初めての質問でございますが、私はいよいよ三カ月後に迫りましたいわゆる地球サミット、リオで開かれます地球サミットについてきょうは伺いたいと思います。  冷戦の終結後、市民外交は急激に変容を遂げたというふうに思います。一番と申しますかそのうちの一つが...全文を見る
○堂本暁子君 もうまさに大臣おっしゃったとおりだと思うのですが、地球が一つであります場合、やはりそこに参加する参加の仕方もこれまた変わってくる。ボーダーレスの時代でございます。  具体的に伺いたいのですが、今度リオに行く日本政府の代表団には、国会議員とか女性あるいは市民の代表、...全文を見る
○堂本暁子君 少し意味を違っておとりになったかもしれませんが、そういう国会議員だけではなくて政府の正式代表団、今まで国連に日本が加盟して以来、国連の代表団に女性とNGOの代表は入っていますけれども、UNCEDに向けて政府の代表団の中に例えば市民の代表ですとかNGOの代表が入るかど...全文を見る
○堂本暁子君 そちらの方は結構でございます。
○堂本暁子君 環境庁は御存じですか。
○堂本暁子君 今、私が伺ったのはどういうコンセプトであったかずばり伺いたかったわけですが、お話を伺っているというようなことで内容はお答えいただけなかった。  大臣、私が今申し上げたいのは、外務省の国連局長も環境庁も結局ミッテラン大統領がお開きになったこのNGO会議を御存じないわ...全文を見る
○堂本暁子君 NGOというふうにだけおっしゃいましたが、もっと例えば労働界ですとか企業ですとか学界、市民のレベル、それから議員のレベル、もう政府だけではない非常に大きな交流が世界規模で、情報もそうでございます、もうきのうのことがきょうわかるそういう時代、そして飛行機がこれだけ速く...全文を見る
○堂本暁子君 私が行ったことではなくて、事前にこの会議に日本に対しての呼びかけがあったということを外務省としては承知していらしたかどうかということを伺っているのです。
○堂本暁子君 先日、環境委員会で伺いましたら、環境庁は一切承知していないというお返事で、きょうあえて環境庁にいらしていただいております。  私、ここに二つ手紙を持っております。一つは日付が一九九〇年の十二月七日で、これはワシントンのエンバシー・オブ・ジャパンと書いてあって日本大...全文を見る
○堂本暁子君 外務省にも日本大使館にも、それからこの文面によりますと日本大使館にちゃんと大使館員を訪ねて話もしています、UNEPの人は。それと同時に、日本の寄附もしてほしい。だから、私が行ったときに聞いたわけです。そんなに日本人がいないのはおかしいと。ナイロビのときまでは、この間...全文を見る
○堂本暁子君 それは世銀の理事会がその会だったというふうに私は了解しております、最近まで。ことしの二月十四日は特別にGEFのためにジュネーブで開かれたかもしれませんが、それまでは一九八九年からは理事会がその場に充てられていたというふうに了解しておりますけれども、間違っていなければ...全文を見る
○堂本暁子君 一応UNEPとUNDPが入ってのことというふうになっておりますけれども、それから参加国も意見が言えるというようになっていると思いますが、問題は実質的には世銀のボードで、今のところは別のボードがあるわけじゃございません。同じボードでやろうとしているわけですね、理事会で...全文を見る
○堂本暁子君 きのう大蔵省からいただいた資料でいろいろパイロットのプロジェクトを見せていただきましたが、例えばフィリピンのトンゴナンの発電所ですとか、ここは私自身参りましたが、非常に硫化水素の汚染のあるところです。それから工業団地開発のための汚染が、これはODAで七カ国が参加しま...全文を見る
○堂本暁子君 そのことはもうぜひお願いしたいと思います。  私が申し上げたことは、むしろ日本の中での過剰消費もやめなければいけないのではないか、経済のライフスタイルの切りかえが大事ではないかということです。
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
04月06日第123回国会 参議院 環境特別委員会 第4号
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○堂本暁子君 地球サミットと言われます開発と環境に関する国連会議まであと二カ月になりました。ニューヨークで開かれておりました最終準備会もちょうど終わったところです。環境庁の方も大変に忙しい思いをされたと思いますし、私も現地で皆さんがもう本当に夜遅くまで働いていらっしゃるのを見て御...全文を見る
○堂本暁子君 文案づくりは確かに事務局や各国政府の間で着々と進められていると思います。随分とリオに持ち越された作業も多いようですけれども、そのことよりも、やはり一国としての姿勢、これは大臣に伺った方がいいかと思いますけれども、やはり日本としての姿勢が今問われている。地球サミットに...全文を見る
○堂本暁子君 そうした御努力はよくわかりますが、大臣おっしゃられるほど簡単ではないように思います。  大変にさまざまな問題が錯綜しております。単純な対立という構図ではなくて、いろいろな国の利害あるいは南北の利害、南の中の国々の利害といったものが錯綜していますが、そういった中で、...全文を見る
○堂本暁子君 今地球憲章のお話が出たので地球憲章のことに移りたいと思いますけれども、朝日新聞、三月四日の夕刊なんですけれども、ここに環境庁の基本的な認識をまとめた「地球憲章に関する基本的な考え方」というのがまとまったということで、ここにありますけれども、大臣はこれをお読みになりま...全文を見る
○堂本暁子君 はい、ありがとうございました。  そして、私は実は出かける前は存じませんで、きのうこれをいただきまして読んだんですけれども、英語の文章ももちろんできていて、お読みになってどうお感じになったか。私自身は大変によくできているんではないか、大変明快に日本の態度が示されて...全文を見る
○堂本暁子君 この基本的な考え方は、私が理解する限りではG77の途上国にも歓迎されると思うんです。  ちょうど私がニューヨークへ着きました日がこの地球憲章の審議をしている日で、先進国の責任として過剰消費社会を入れるか入れないかという議論が一日じゅう続いていたようです、私は別の会...全文を見る
○堂本暁子君 私もそれは頭で申し上げたように、皆様の御努力はよく存じております。  しかし、生物の多様性条約に関してだけ言えば、私がいる十日間の間には環境庁の方は出席しておられませんでした。外務省とそれから通産省と厚生省と農水省の四人でございます。ですから、少なくとも私がいる間...全文を見る
○堂本暁子君 いいえ違います。バイオダイバーシティーです。
○堂本暁子君 十九日の日は最低いらっしゃいませんでしたね。
○堂本暁子君 とてもそれは不思議なことですけれども、少なくとも私が名刺をいただいた方は全部別の省庁の方でありました。  そして、そのことは細かいというか末梢的なことだからいいんですけれども、やはり今おっしゃったように本省と連絡をとりながらということも一つの原因だと思うんですけれ...全文を見る
○堂本暁子君 UNCEDに限ったことじゃないような気がいたします。建設省の方もいらっしゃる前でなんですが、長良川一つとってみてもそう思うんですね。もし本当に日本で環境本位にもっと考えられたら随分とやはり違うんではないかと思うことだらけです。ですから、やはり国内の体質がそのまま外に...全文を見る
○堂本暁子君 部長、外国の先住民の主権を日本として重視していくというふうにおっしゃったんですが、それはもう日本国内とて例外ではございませんね。
○堂本暁子君 もう一度確認させていただきますが、日本国内に対してはどうでしょうか。
○堂本暁子君 大臣に伺いたいと思いますが、個人的な質問になるかもしれませんけれども、大臣は日本に先住民がいるとお思いでしょうか、思っておられないんでしょうか。
○堂本暁子君 所管という問題ではなくて、大臣個人として日本には先住民がいると思っていらっしゃるのか、いないと思っていらっしゃるのか、その点でございます。
○堂本暁子君 それでは、環境庁長官に伺わせていただきます。  環境庁長官の立場で、日本には先住民はいると思っておられますか、思っておられませんでしょうか。
○堂本暁子君 では、次に移らせていただきます。  生物の多様性とバイオテクノロジーの分科会に入りたいんですけれども、地球サミットに向けて温暖化とか森林と一緒に生物の多様性の条約づくりがスタートいたしました。生物の多様性はそういう意味では比較的新しいコンセプトなのかもしれませんが...全文を見る
○堂本暁子君 何と申しますか、解説書に書いてあるようなことの御説明をいただきましたけれども、むしろそれよりももう一歩進んで、できれば日本国としてどのように生態系の保存を、私も専門家ではないんですが少しく物の本を読みましたところ、そしてここのところ一年間ずっと人の話を聞いていて思い...全文を見る
○堂本暁子君 何かまだ質的な違いがあるような気がしないではございませんが、この辺にいたします。  次に、バイオダイバーシティーと一緒にバイオテクノロジーの議論が行われているわけですが、確かにプラス面もあります。そして、薬品ですとかそれから農業の増産、高収穫ということで、別にバイ...全文を見る
○堂本暁子君 まだ余り事例がないというふうにおっしゃいましたけれども、私も驚いたんですが、これもニューヨークでのUNCEDの場でのことでしたけれども、日本が開発したバイオ技術で、これは健康食品ですけれども、それで千五百人の被害が出ていて六十五人死亡した。ついては記者会見に出てくれ...全文を見る
○堂本暁子君 できるだけ早くお願いをしたい。今おっしゃったように、外界に対しての影響とそれから私たちの体、健康に対しての影響と両面あると思いますが、その二点、ゆっくり待って様子を見ていこうということではまたまた外国から大きな批判を浴びることになりかねないと思います。  次に、ま...全文を見る
○堂本暁子君 長良川と同じですね。やはり環境庁が調査できるようにならない限り私は日本の環境はよくならない、これは本当にそう思います。  そしてもう一つは、るる前段で申し上げた生物の多様性なんですけれども、川のサケだけがどうなった、フクロウだけがどうなったという個体ではなくて、そ...全文を見る
○堂本暁子君 建設省に伺いますが、建設省にはこのダムの目的を伺うつもりだったんですが、もう時間がないので結構でございます。  目的は、私の知る限りでは、昭和四十六年に出されている沙流川工事用水道計画調査によりますと、工業用水といったった一つの目的です。それがもう今や工業用水が必...全文を見る
○堂本暁子君 それで、今建設大臣とおっしゃいましたけれども、フランスの法律のことわざに何びとも自分の事件について裁判官になれないというのがあるそうです。この事業の起業者は建設大臣でありながら、今、日本の法律では行政の不服審査を申し立てるときに第三者ではなくて起業者にそれを申し込む...全文を見る
○堂本暁子君 返事は出してあるんですか。
○堂本暁子君 どうしてそんなに時間がかかるんでしょうか。もし返事を出さないのであれば、その間工事を中止して待つべきではないかと思いますけれども。それは長良川についても思いますし、建設省というのはこういうふうにいろいろこちらからの申し入れがあってもそのことは全く無視してどんどん進行...全文を見る
○堂本暁子君 全然よろしくお願いされません。  私、山登りをいたしますのでいささか日高も存じておりますけれども、こちら側には入ったことはありませんが反対側に入りまして、何が一番出水の原因かといえば伐採なんです。現地へいらしていますか。もう日高の山の奥へ入っていけば一番よくわかり...全文を見る
○堂本暁子君 環境権と申し上げました。
○堂本暁子君 それはおかしい。
○堂本暁子君 ありがとうございました。
04月07日第123回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○堂本暁子君 子供の権利条約がやっと批准の運びになったやに伺っておりますけれども、この子供の権利条約と申しますのは、今までややもいたしますと子供が保護の対象になる、そういった視点が多かったのに対して、この条約は子供を人権の主体として認め、そしてさらに子供の自己決定権の尊重という基...全文を見る
○堂本暁子君 国内法の整備その他は大体終わったということでございますか。
○堂本暁子君 きょう私は一カ所確認をさせていただきたいと思っておりますけれども、釈迦に説法みたいなことですが、まず条約に関して憲法に違反していない、それから今までに批准されている条約との整合性あるいは違反しないということ、そして今、最後に伺いました条約との矛盾点のある国内法の整備...全文を見る
○堂本暁子君 今おっしゃいました七百二十一条ですけれども、ここで胎児が死体で生まれたときはこれを適用しない、すなわち既になした権利行使は無効となるということが、今御説明でもございましたけれども、ございますね。  ということは、ここで考えておられることは、我が国の民法は胎児に人権...全文を見る
○堂本暁子君 もう一点確認をさせていただきたいのですが、子供の権利条約の四十一条、ここで国内及び国際法令の優先適用というのが書いてあります。先ほど外務省の方から御説明のあった、ほとんど国内法の改正が必要ないというお話でしたけれども、私ども少し気になりますのは堕胎罪との関係なのです...全文を見る
○堂本暁子君 今、大変明快な御答弁をいただきました。私は今そういったことがワーキンググループの方から出ているというのを存じませんでしたけれども、法務省としても、そういうことだそうですので、今までの日本の法律とこの前文というのは別に抵触するものではないということで、あくまでも先ほど...全文を見る
○堂本暁子君 ただ、今までこれはまだ批准もされておりませんし、それから実際に外務省から翻訳すら出ていない段階ですけれども、日本の官庁の中でこの前文を使いまして、このような解釈だからということで女性の問題についての避妊の問題ですとか中絶の問題にこの前文を持ち出されることがございまし...全文を見る
○堂本暁子君 今、国別報告書にNGOの意見を聞いたというふうにおっしゃいました。そのプロセスも私は存じておりますけれども、少し違いますのは、もうそういった政府が主導というだけではなくて、例えばカナダをとれば、もう四十二、三人だと思いますが、その中で九人ぐらいNGOの方が入っている...全文を見る
○堂本暁子君 褒めていただいても困るのですけれども、また今、実際に今後とおっしゃっていること、今までに余り具体策とかそれから予算とかそういったことがないのではないかと思うのですが、やはり一つの大きな理由は、日本の中でNGOを育てるということに対して日本政府が積極的でないということ...全文を見る
○堂本暁子君 具体的に伺いたいと思いますが、アジェンダ21の中にあります先住民のところには、国として先住民の要求とか価値観それから伝統的な知識、そういったものをいろいろ開発のプログラムにも結びつけていくというようなことが書いてあります。こういったような、積極的に先住民の価値観を認...全文を見る
○堂本暁子君 経済協力局の方に予定していませんでしたけれども伺いたいのですが、ODAの場合に、森の中そしてダムの周辺、つくるときというのは先住民の問題がナルマダだろうがコタパンジャンだろうがどこでも問題になっているわけです。そういったときにやはり日本が非常に、後で触れようと思いま...全文を見る
○堂本暁子君 ぜひ今世紀最後と言われているUNCEDが本当の意味で地球環境を守るために成功することを願いたいのですけれども、必ずしもそれがどういうことになるか、六月までの間にどうなるかということは非常に難しい局面も多々あるように思います。  ただ、非常にプラスだったことをいえば...全文を見る
○堂本暁子君 日本の先住民といいますと大臣はどのようなイメージを描かれますか。
○堂本暁子君 アイヌというふうには。
○堂本暁子君 私は、今おっしゃったのはここで言う国連で言うところの先住民とはちょっと違うと思います。さっきのはどこから日本の人たちが来たかということでございまして、今、先住民と言っているのはそういった古くからの伝統を守り持っている人たち、日本の場合にはやはりアイヌということであり...全文を見る
○堂本暁子君 私、余り理解いたしません。  私は報道関係に勤めていましたから、なぜビジネスクラスの切符を買うかと言えば、そこで事件が起きて、何度もそういうことが現実にあったのですが、事件が起きたときにパックの切符では帰らなきゃならないわけですね。例えば韓国へ行ってもすぐ中国へ行...全文を見る
04月07日第123回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○堂本暁子君 けさほど同僚議員から子供の権利条約についての質問が出ましたけれども、この子供の権利条約というのは、今まで子供たちが保護の主体であった、そういった立場から、そうではなくて、もっと子供たちの主権を認めたと申しますか、子供自体の人権を認める、そういったことで非常に画期的な...全文を見る
○堂本暁子君 ぜひその中にお含みいただきたいのですけれども、公立の学校、私立てもそうでしょうけれども、家に近い場合がありますが、やはり学校にいろんな事情で行かれない場合、どうしてもお友達も欲しい、勉強もしたい、そのとき大変遠くに行かなければならないという事情が多くございます。東京...全文を見る
○堂本暁子君 最終的にはJRですとか各鉄道が決めるということらしいんですけれども、今大臣の、文部省の方で私はちょっと残念だと思うのは、学校に戻ること、それは国の哲学としてそういうものがあるのかもしれませんが、国によっては、教育というのも必ずしも国が決めた学校の制度だけを認めている...全文を見る
○堂本暁子君 ちょっと、私は三分しかあとございませんので、お願いいたします。
○堂本暁子君 ですから、もし大臣の論理に沿って言わせていただけば、そのためにこそこういうことが必要なんではないかというふうに私は思うんです。  例えば、この子がもし二万円、半額で行けるとすれば、もうあと一カ月通って学校へ戻れるかもしれない。そういうことがあることを御調査いただき...全文を見る
○堂本暁子君 ぜひ前向きに御検討いただきたい。何としてもお願いしたいと思います。  それから、運輸省に伺いたいんですが、もし文部省の方でそういったことをいろいろ御検討くだすった場合には、運輸省の方としてはいろいろまた御検討くださいますでしょうか。
○堂本暁子君 それはもうわかっていますから、御検討くださるかどうかだけお答えください。
○堂本暁子君 その基準の中でって、先ほどからのはそういう基準の中に入れるということではありませんでした。そうではなくて、校長先生が出席と認めた場合に、その校長からのということで方法はないかというお願いでございますが、やはり現実的な対応をしていただきたい。子供たちは待っていません。...全文を見る
04月14日第123回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○堂本暁子君 きょうは旅券法の改正ということでございますけれども、このMRPコードの記号化ということは、大変迅速になるということは歓迎したいと思うのですけれども、個人情報のプライバシーの保護という点についてはどのように外務省は対応なさるおつもりでいらっしゃいましょうか。
○堂本暁子君 大変日本人の渡航が多くなっているわけですけれども、外国人の来日もふえております。中でも問題なのは外国人労働者の問題だと思います。  先ほども田議員の方から政府の態度については御質問がございまして、そして積極的には単純労働者の受け入れは推進しないという大臣からの御答...全文を見る
○堂本暁子君 大臣、領事移住部長からは今、放置できない問題だというふうに御答弁ございましたが、大臣はどのように。
○堂本暁子君 私が伺いたかったのは、むしろ実際に、人権と大臣もおっしゃいましたけれども、そういった方たちが帰国されたときに大変日本でひどい目に遭ってきたということが外国の雑誌や新聞にも多々載っているということを伺いたかったのです。  それから難民を受け入れなくていいのかどうかと...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。  権利と義務があるわけですけれども、義務だけを日本ではそういう形で、税金は払う、しかし何ら社会的な権利は得られない状況で何十万という方がいらっしゃる、こういうことは大変問題だと思います。  次に伺いたいの但、九〇年の入管法の改正以後、日...全文を見る
○堂本暁子君 地域だけで結構です。  そういたしましたらば、どこの県に多いかだけをお答えいただけますか。恐れ入ります。
○堂本暁子君 はい、どこに在留しているか。
○堂本暁子君 ありがとうございました。  大臣、これは愛知県はトヨタがあるのです。それから静岡県はホンダがございます。神奈川県は日産があり、いす々があるのですね。そういったところ、この広告にもそういった自動車会社が求人広告を出していますけれども、その下請の会社もございます。そう...全文を見る
○堂本暁子君 確認させていただきますが、基本的に日系人労働者、日系人の方たちを労働者として認めていらっしゃるのですか、それとも日系人労働者を外国人労働者として認めていらっしゃいますか、それはどちらですか。
○堂本暁子君 そういたしますと、入管法で定住権が認められているから労働者として働いていてもそれを黙認しているということですね。
○堂本暁子君 あくまでも外国人ということですね。
○堂本暁子君 そういたしますと、日系人だけにどうして定住権をお与えになったのですか。
○堂本暁子君 フィリピンとかほかの外国人との間の差別ということはないでしょうか。
○堂本暁子君 いや私が伺ったのは、日系ではないフィリピン人ですとか、それから今、東欧の方とかソ連の方も見えているそうですが、そういう方は単純労働を認められていないわけですから、先ほどから大臣るるおっしゃったように。そういたしますと、日系の方たちは労働できるわけですね。そうすると、...全文を見る
○堂本暁子君 先ほどの労働者の場合も、建前は入れない。しかし、実際十五万人とも二十万人とも推定される単純労働者が現実にいる。これも建前と現実の間に乖離があるわけです。  今度もまた、日系人を定住させるということで労働者としては入れていないとおっしゃる。しかし、これにも出てきたよ...全文を見る
○堂本暁子君 もう一度話を戻しまして、日本は移民した方たちに対してそれではどういう見方をしていらっしゃるのか、どういう位置づけをしていらっしゃるのでしょうか。
○堂本暁子君 非常に私、中途半端だと思うのです。先ほどおっしゃったように、日本へ来るときはあくまでも外国人である。ドイツの場合なんかは国籍は二重になるわけです。ドイツの文化を持ったブラジル人として母国へ帰って自由に働いている。だから、できるだけ二重の国籍でもできるようにしている。...全文を見る
○堂本暁子君 日本の労働事情から申しますと単純労働者が不足している。これはもうそういった構造というのは毎日毎日私たちが目にし、新聞に出、テレビに出て、それでもし日系人の定住を決めたらばこういう事態が起こるということは十分に予測できたと思うのです。しかし、そういった学校の教育にしろ...全文を見る
○堂本暁子君 大変労働省のお答えが長くて、厚生省、自治省に伺う時間がなくなってしまいまして申しわけございません。  まさに私の申し上げたいのは、今それだけ労働条件のこといろいろるるおっしゃる。講習をなさる、職安にずっと人を配置すると。それでは、先ほど最初に法務省に伺ったときに労...全文を見る
○堂本暁子君 まさにニューヨークの最終準備会の議長を務めたトミー・コー議長が議長案を先日出しました。その中でGEFに触れて、GEFの運営は透明性と民主性が確保されるべきであるというふうに述べていますが、この点についての日本の対応はいかがでしょうか。
○堂本暁子君 先進国の中でも日本国はいかがですか。
○堂本暁子君 それでは大蔵省、今と同じ質問で大蔵省にも伺いたいと思います。
○堂本暁子君 凡人会議の中で非常にこのGEFに関して危惧を抱いている。その理由は二つあると思うのですね。  一つは、やはり地域の主権者すなわち援助を受ける方の側、そこの住民とか先住民とか女性とかNGOとかそういった人たちが果たして実際に参加できるか、意思決定の場でどういうことか...全文を見る
○堂本暁子君 では逆の伺い方をさせていただきたいのですが、大蔵省はこの透明性というものについては反対ですか。
○堂本暁子君 ありがとうございました。  それで、今まで試験的に行われてきたこのGEFなのですが、凡人会議は日本だけではなくて外国からも大勢いらしていらっしゃいますが、そのダンカンさんの報告の中に、GEFというのは試験的に今まで実施されている中で文書が一般に公開されていないとい...全文を見る
○堂本暁子君 今おっしゃった一定のルールというのは非公開ということでございますか。
○堂本暁子君 そこがまさに問題だと思うのですね。決定してしまってからではどんなに反対運動が起ころうが、どんなに地域の先住民が自分たちはそのことがいやだと言ってももう遅いわけです。だからこそ、一番透明性が必要なのは決定のプロセス、まさにデシジョンメーキングの段階だと思うのですね。 ...全文を見る
○堂本暁子君 ということは、その地域住民の意見を十分に聞いてということですね。ということは、こういうことをやるからそのことにこういうふうなメリットがあってこういう環境に十分配慮された形のプロジェクトをやるのだと、そういうふうにおっしゃったとすると私は一つ大変疑問に思うことがござい...全文を見る
○堂本暁子君 それは何条の何項でしょうか。どこにございますか。
○堂本暁子君 私は、ほかにどこにあるのか、こちらが読み落としているのかもしれません、わかりませんが、きょうはっきりと外務委員会の席で日本はこの内容については賛成であるという御答弁をいただいたので大変安心をいたしました。  これから賢人会議が開かれるわけですし、凡人会議の方といた...全文を見る
○堂本暁子君 ミーティングをするだけではなくて、実際に会議の成り行きといいますか、その場に、今回も賢人会議、本当は私は最初の一日でも凡人が賢人の議論を聞けるということがとても大事だと思うのです。本来はそれが昔から東洋に伝わっている賢人のやることだというふうに思います。それから先に...全文を見る
04月21日第123回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○堂本暁子君 私も実は主にILO百五十九号のことを伺うつもりでおりましたけれども、アメリカの新聞で堀さんが今るる伺いましたことにダブらない範囲で触れたいと思います。  その問題のサンノゼ・マーキュリー・ニュースというのはここにありますけれども、延々実に新聞としては長い記事だと私...全文を見る
○堂本暁子君 大変外国から問題にされておりますのは、日本がタイドかアンタイドかと。確かにOECFはアンタイドの案件をふやしてみえたと思うのですけれども、しかしこれだけ日本の民間企業が中に入っていたのでは入札というときに余りにも不利なのではないかと思いますが、その点は天野理事はどの...全文を見る
○堂本暁子君 ですから今、私は別に問題になっている案件について伺ったわけではございません。  一般にここはODAの構造としてこれだけ受注を受ける企業ですね。そういう方たちがOECFの中に働いていたのではアンフェアであるということを相手は言っているわけで、別にインドネシアの例を挙...全文を見る
○堂本暁子君 この記事によりますと、ほとんど仕事もしないでそこにいる。それを全部報告したという、名前も現実に書いてありますけれども、そしてOECFの名刺を使って仕事もするということのようです。  そのように幾ら説明を受けても実際に日本のODAの元締めであるOECFにそれだけ民間...全文を見る
○堂本暁子君 どのようにおっしゃいましても、そういうことを注意しているということだけでは国際的なマーケットは納得しない。国際的常識から外れていると思いますし、そういうことはこれははっきりやめていただきたいと思います。そんな民間の人が入っていってやっているということはどのような申し...全文を見る
○堂本暁子君 大変多額のローンですけれども、そういった会社については一切調べないでOECFは融資をなさるのでしょうか。
○堂本暁子君 その会社で、問題になっている丸目さんという方は何をしていらっしゃいますか。
○堂本暁子君 本当に御存じないのですか。その方にはお会いになったことはおありになりますか。
○堂本暁子君 ジャカルタ開発という会社がありますが、そこについてはいかがでしょうか。
○堂本暁子君 先日、記者の人がOECFへ伺って丸目さんという人を知っているかと聞いたらば、知らないとおっしゃった。しかし、それから数分後には御本人のところにOECFからお電話があったそうですけれども、やはりどうも私どもが伺っても知らないとおっしゃる。忘れたり知らないとおっしゃるこ...全文を見る
○堂本暁子君 興南通商は丸目さんが……
○堂本暁子君 それはジャカルタ開発の話ではなくて興南通商の場合もですか。
○堂本暁子君 るるずっと読みますと、非常に詳しい経緯の中ではいろいろ疑惑、疑惑と申しますか、日本のODAの構造的なものがやはり必ずしも偏見ではない。私たちがよく委員会でついていた点、透明性が足りないとかそれから非常に企業の間の癒着があるとか談合の問題とか言っていたのと同じようなこ...全文を見る
○堂本暁子君 前のフィリピン大使でいらした後藤前大使がカラカにいらしたそうで、その御報告も受けていらっしゃると思いますが、いろいろ住民の声もお聞きになったのでしょうか。
○堂本暁子君 環境会議なんかでも大変問題になりましたけれども、十分に地域住民の声、NGOの声をお聞きになる意思はおありになるわけですね。
○堂本暁子君 日本のNGOも結構カラカは行っているのですね。そういった日本のNGOの意見もお聞きになるお気持ちはおありになりますか。
○堂本暁子君 現地での話を私は伺ったのですけれども、カンプス副総裁、これは向こうの電力公社の副総裁ですが、現地に行ってそこの市長さんに同意のサインを求める、そこで小切手を出して見せてサインしろ、これじゃ不十分だというようなやりとりなんかもあったそうです。たまたまそこに居合わせた日...全文を見る
○堂本暁子君 先日、賢人会議が日本で開かれまして、日本は環境的な面でこれからは熱心にやっていくということを世界に表明したわけですが、その折の具体的なものとして中国向けの排煙脱硫装置を援助するというようなことが出ておりました。  私は、もう一年前になりますけれども予算委員会で、何...全文を見る
○堂本暁子君 もし環境面で日本がイニシアチブをとるのであれば、やはり日本の国内は排煙脱硫装置がついている、しかし日本が海外につくる発電所は排煙脱硫装置がついていないというのですと、結局はグローバルな単位で地球環境というけたでは大気が汚染されていくわけです。ですから、日本国内はつけ...全文を見る
○堂本暁子君 私は、精神衛生法なんてもう絶対に言ってほしくない。何でそういう間違いをなさるのですか、厚生省の方が。
○堂本暁子君 それはもう大変に、これはたった二字ですけれども、衛生法と保健法というのはもう天と地ほど違うというふうに私は認識しています。一体、下の方が書いたのかどうか知りませんけれども、とにかく一番大事なことを伺っているときに前提からそういうことが違っているというのは大変困ります...全文を見る
○堂本暁子君 やっと障害者間の不平等を取り外そうということ、それから健常者と障害者との間の平等も確立していこうということの緒についたような気がいたします。  呉秀三さんというのは東京帝国大学の最初の精神病の教授で、ドイツから帰ったときに余りにも日本の状況がひどいので調査をして、...全文を見る
○堂本暁子君 この百五十九号条約が、身体障害者、精薄と言われる精神薄弱の方たち、精神障害の回復者などそういった方たちのリハビリテーションを平等に扱う、それから雇用の機会均等をうたっているということはお認めになりますか。
○堂本暁子君 といたしますと、日本ではまだ随分と直さなければならない法律があるように私は思います。その一番の例は精神障害の方への資格制限でございます。  これは私がちょうど精神衛生法から今の保健法に改正になるときに調べたときは三百十六ぐらいだと思いましたが、人によっては六百カ所...全文を見る
○堂本暁子君 その点はよくわかりますが、そういたしますと日本の国内の条件と申しますのは、そのようにしてもう大変な、三百なのか六百なのかわかりませんが、形で差別をしている。そういうことになりますと、結局、幾らリハビリテーションをしようがこの条約を批准しようが職業につけないのが現実な...全文を見る
○堂本暁子君 大変障害の特性というのがあると思います。きのう、いろいろそういったこれからなされる施策というのを伺いましたけれども、ぜひもうできるだけ早く追いつくために、八十年のおくれをとっていると見ても私はいいのではないかと思いますが、それぐらい阻害されている方たちですし、全国で...全文を見る
○堂本暁子君 今回の百六十八号勧告の方ですけれども、に書いてあるのは、例えば日常生活のための行動訓練とかそれから読み書きの訓練、そんなのまで入っているのです。ということは、大変重度の障害の方たちまで職業につく。ですから逆に、企業なりそういった作業なりの側に障害の方が合うのではなく...全文を見る
○堂本暁子君 その中で、厚生省がごらんになって社会復帰可能と思われるのはどのぐらいの数ですか。
○堂本暁子君 そうすると、二二%といいますと大体七万五千人から八万人という数だと思いますが、その社会復帰のためにはどのような施策を今やっていらっしゃいますでしょうか。
○堂本暁子君 こういったホームなどは社会福祉事業法での一種社会福祉事業なのか二種なのか、どちらでしょうか。
○堂本暁子君 リハビリテーションがどのように拡充されてもその前の生活という面で余りにも私は日本の厚生行政がまだ充実していないと思うのですね。入院の方には二百億近い予算、これは措置のための予算だそうですが、しかし社会復帰についてはまだ三十億にも足らない。これではやはり働くための土台...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
05月13日第123回国会 参議院 環境特別委員会 第7号
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○堂本暁子君 きょうはお忙しい中、参考人の皆様方、私たちのためにいろいろ御意見をお述べいただいてありがとうございました。  私は最初に猿田参考人に伺いたいんですが、二年間にわたる座長のお役をお務めになられたということですけれども、平成三年の十月に検討会が取りまとめた最終報告が提...全文を見る
○堂本暁子君 もう少し詳しく御説明いただければうれしいのですけれども、三つの方策が一本化されていくそのプロセスと申しますか過程はどのようなものだったのでしょうか。
○堂本暁子君 先ほどの御報告の中で、地方自治体の枠を越えて横断的な規制でより効果あらしめたいというふうにおっしゃいましたが、同時に、猿田参考人は横浜市の元公害対策局長でもいらっしゃったわけですけれども、実際に自治体が命まで積極的にNOxの対策に取り組んできた仕組みがある。そして、...全文を見る
○堂本暁子君 大聖参考人、よろしくお願いいたします。  私専門ではないのですが先ほどの御報告の中で興味を持ちましたのは、長期目標とおっしゃいました中に黒煙とか粒子状物質、そしてNOxは相反する、全部を排出量を少なくすることは技術的になかなか難しいというお話がございました。今、ま...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。
05月27日第123回国会 参議院 環境特別委員会 第9号
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○堂本暁子君 私が初めて中村長官に質問をさせていただきましたのは、バイオダイバーシティーという言葉を御存じでしょうかと、私も一年半前までは知りませんでしたが、そのことを伺ったと思うんです。  生物多様性条約もナイロビで採択され、そしてリオに向けて準備が進んでおるようですけれども...全文を見る
○堂本暁子君 もうまさに、今長官が言われたその考え方に基づいてきょうは質問を展開させていただきたいというふうに思います。直接の条約の対応でこの法律ということではないかもしれませんが、今までそういった生物の多様性の条約もできるような中で、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関す...全文を見る
○堂本暁子君 ですけれども、もっと言わせていただければ、この法律の御説明なりに見えるときには、これをもっとそれだったら貸していただく、くださいとは言いませんけれども、持ってきてくださるぐらいの親切心はあっていいと思うんですよ。どっちにしたってこれなしでできる仕事ではないんですから...全文を見る
○堂本暁子君 これはWRIの生物の多様性のあれですけれども、この中で、前にも一度申し上げたかもしれませんが、とてもその野生生物のおもしろい表現があると思うんですが、石垣みたいなもので、砂みたいに一つずつ減っていく。象は石かもしれません。しかし、どんどん減っていくと最終的にその石垣...全文を見る
○堂本暁子君 確かに私もこの法律が遅きに失したとは思いますけれども、今度できたことは皆様の努力と、そして私たちもこれをどんどんいい方向に大きくしていかなければいけない法律ではないか、長い目で見ていかなければいけない。そういう意味で肯定的に見ている中で申し上げていることなんですけれ...全文を見る
○堂本暁子君 ワシントン条約についてですけれども、その附属書Iの留保というところ、先ほどございました譲渡の規制法、ウミガメとか鯨など海洋種が除外されていた。今回の法律ではこういった除外措置というのは継続をなさるおつもりなのかどうか。
○堂本暁子君 もう一つ伺いたいんですが、ゼニガタアザラシ、これはレッドデータブックの中に入ってくる危急種なんですけれども、今回は危急種まではなかなか対象にならないということです。  これが北海道に二百五十頭ぐらいしかいない。どうしてもこれはもう今指定を必要とするような種だと専門...全文を見る
○堂本暁子君 それでは、この法律の問題について伺いたいんですが、まずこのタイトルになっております「絶滅のおそれ」の定義について伺いたいと思います。  第四条の第一項では、「「絶滅のおそれ」とはこ「種の存続に支障を来す程度」というふうに定義してあるんですが、この定義は科学的あるい...全文を見る
○堂本暁子君 レッドデータブックも全部を網羅してないということですので、そういたしますと非常に客観的に、例えば研究がなされてない未確認の種もたくさんあると思います。植物にしろ昆虫にしろ、特に微生物に多いと思います。  しかし、先ほど申し上げたみたいに、やはり大事なのはそういった...全文を見る
○堂本暁子君 少し異論がありますが、先へ行かせていただきます。  トキのような例を見ましても非常にもう少なくなってしまった種、本当に生存が危ぶまれるという種になった場合それを回復することが非常に困難であると思います。そういった回復が困難な状態になってからその努力をしたのでは遅い...全文を見る
○堂本暁子君 そういう御趣旨だとした場合に、やはりレッドデータブックの中に絶滅の危惧種ですとか危急種ですとか希少種というランクがついていますけれども、まさに今おっしゃったことが目的であるとすれば、もうそういった先細りになりかけている種、それがここにあるわけですね。これは全部対象と...全文を見る
○堂本暁子君 そういたしますと、絶滅危惧種からということ、一番重症な種からということでございましょうが、植物、動物、それぞれどのぐらいの数を予定していらっしゃいますか。
○堂本暁子君 絶滅危惧種、植物で百四十七、無脊椎動物で六十一、それから脊椎動物で四十九、全部で二百五十七、これが絶滅危惧種ですね、だけでもそれだけある。その中の六十種というといかにも少なくて、やはりもう余りにもこれは点のような気がするんです。  確かに情報不足であったとしても、...全文を見る
○堂本暁子君 六十種と、この法案の目的の第一条には、「野生動植物の種の保存を図ることにより良好な自然環境を保全し」とございます。その良好な自然環境の保全というのが果たして六十種の種を指定することで可能なのかどうか、良好な自然環境をつくるという形がそれで実現できるのかどうか、もう一...全文を見る
○堂本暁子君 この良好な環境と申しますのは、最初にバイオダイバーシティー、生物の多様性、それはまさに多様なありとあらゆる動植物が健全に共生する、一緒に生存するという状態だろうというふうに私は理解したいと思うし、多分今国際的にもそういったことで地球環境そして国の環境、地域の環境が見...全文を見る
○堂本暁子君 そういった民意に頼っているのでは弱いと思うんです。  先ほど大変不名誉な野生動物消費国という言葉がありましたけれども、それは国内でも全く同じです。三十年前にどこの山に行ってもあったコマクサのような高山植物、そういった高山植物はあっという間に今姿を消しました。どうし...全文を見る
○堂本暁子君 私の知る限り、やはり植物についてはきちんとしたと申しますか、そういった業者じゃない業者がはびこっているということは事実だと思います。東北の山へ行こうがどこへ行こうが、車を持ってきてワゴンでどんどん高山植物を取っていっている業者はたくさんいます。そういった人たちがふや...全文を見る
○堂本暁子君 そういたしますと、やはり大変狭い地域ということになりますね。先ほどの議論と重なってまいりますけれども、やはり普通の一般に絶滅に瀕してない種、そういった種もやはり保存していく。そして、そういった生態系全体を保全するという目的、そういった目的は、今この法律から離れてあえ...全文を見る
○堂本暁子君 従来の県のレベルまで含みましても、例えば自然環境保全法で定められている原生自然環境保全地域とか、それから自然環境保全地域、これが十分に守られているのであれば恐らく日本はこんなに種が絶滅の危機に瀕していないのではないかというふうに思います。  なぜなら、これは科学的...全文を見る
○堂本暁子君 確かに遅きに失したということですけれども、もう一つ、やはり日本の場合には諸外国に比べて指定されたところでの規制の仕方、例えば先ほども例にとりましたアメリカの場合なんかに比べて、そこでもってもう工事が始まっていた場合にそれをとめるというようなことが、実際に自然が優位が...全文を見る
○堂本暁子君 先ほど自然環境保全法は決して十分ではなかったというふうに御答弁なさいましたけれども、そういうことからいいますと、前の法律と今回の法律の間のすき間というか、もっと大きなギャップがあると思うんです。二十年前の法律は時代的にももう大変おくれている。  そういう意味で言う...全文を見る
○堂本暁子君 繰り返しになりますけれども、さっきおっしゃった緑地法とか、都市の場合でも非常に不十分な点はやはりそこの中に日本の場合だったらばきちんと規制ができないということなんです。それから保護地区などにしても、私有地である場合、それを利用するということは、それが持続的な形での利...全文を見る
○堂本暁子君 大いに期待したいところですけれども、まさに今御答弁くださった原生自然環境保全地域と自然環境保全地域外の部分、まさにそこが問題だと思うんです。というのは、そこに指定されたのは一五%と聞いております、間違いなければ。とすると、あと残りの八五%のところは、むしろ人里に近い...全文を見る
○堂本暁子君 特にレッドデータブックの中にも鳥がたくさん出てきますけれども、それは植物も同じかもしれませんが、大変に湿地や川や沼や田んぼが減ってきている。セメントで固められてきているということが大きな原因の一つではないか。ウェットランドという言葉もありますけれども、そういった生態...全文を見る
○堂本暁子君 自治体との関係、それからこれを実際に運用する場合に、そういった地方自治体だけではなくて、その地域の人たちがこれから指定なさるということなんですけれども、実際に法律ができても、次にどれだけ施行された後に実行できるかということが一番大きなポイントだと思います。  例え...全文を見る
○堂本暁子君 その場合、民間の人とかそういった人たちの市民団体で自然保護をやっている野鳥の会などもあります。そういった方たちも加えてくださるんでしょうか。
○堂本暁子君 なかなか、この議論は難しくて、生態系全体をどう守るか、そして種を軸としての指定というのでは不十分ではないかという議論は、私はやはり時代を先取りして二十一世紀に日本の自然を残すのであれば、すみやすい、人間と動植物が共生じていける、一緒にすんでいける自然を私たちがなくさ...全文を見る
○堂本暁子君 私はやはりあるのではないかと思うんですね。  例えば絶滅に瀕した種が存在しない地域で遺伝子的には保存したいと思う種がたくさんある地域、それは必ずあると思います。そして、それは必ずしも原生自然地域と重なっているとは限らない。とすれば、そういった危機に瀕していない種、...全文を見る
○堂本暁子君 遺伝子を取り出して守ろうという、ちょっと私の舌足らずなところがございました。そういうことではなくて、私は生物学者でもないし素人ですけれども、ずっとこの間生物の多様性のことに関与している中で聞いていることは、もう刻々と人工的な遺伝子操作ではない遺伝子の操作が天然の中で...全文を見る
○堂本暁子君 それでは最後に、今安全性が確かに条約には盛られました。伺いたいのは、日本国内で安全性をどうするかということが一つです。  それから、この条約自体もっとバイオダイバーシティー的な発想がずっと最初の一年ぐらい前はあったんですけれども、結局、ニューヨークで採択されたアジ...全文を見る
○堂本暁子君 国内法は。
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
06月18日第123回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○堂本暁子君 松前議員に続いて伺いたいのですが、まずちょうど地球サミットが終わったところで、日本としてはODAの大幅な増額を環境分野で行うということを約束したわけです。この世界遺産条約というのは、世界遺産保護に関する国際協力のために世界遺産基金というのが設置されているそうですが、...全文を見る
○堂本暁子君 十七年というのは遅きに失したと、私たちは事かるたびにもっと早く批准をしていただきたいというお願いをしてきたわけですので、やはり大変遅過ぎたとはいえ、これからはぜひ積極的にいろいろこの条約のために日本が貢献できればという願いを込めております。  そして、その一環とし...全文を見る
○堂本暁子君 二年前になりますけれども、世界遺産委員会の委員長を初め各委員が東京に見えてこの批准に向けてのシンポジウムが開かれたわけですが、その場でも日本の沖縄のサンゴ礁その他は非常に世界的な価値があるということで積極的な発言が外国からもあり、一刻も早くこの条約を批准し、そして指...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
12月04日第125回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○堂本暁子君 委員派遣の報告を申し上げます。  去る十月二十六日から二十八日までの三日間、公害及び環境保全対策に関する実情を調査するため、松前委員長、西田理事、広中理事、釘宮委員、野間委員、大脇委員、勝木委員、有働委員、粟森委員、それに私、堂本の十名で北海道の道央地区に行ってま...全文を見る
12月04日第125回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○堂本暁子君 総理、リオにいらっしゃらなくて私は今でも残念だと思っておりますが、演説の草稿だけが届きまして、そのときに環境の分野で日本は率先した役割を果たしていくべきであるとお述べになっていらっしゃいます。  リオ以後、半年たちました。国内的そして国際的にこのビジョンをどう実現...全文を見る
○堂本暁子君 リオ演説の中に総理は水俣病のことにも触れておられます。その同じリオに実はも う大変年老いた水俣の患者さんたちがおりてみえて、被害救済のおくれを訴えておられました。大変残念に私は思ったのでございますが、裁判所からの和解勧告にどう対応なさるのか、まず環境庁、厚生省、通...全文を見る
○堂本暁子君 総理、和解は難しいというお返事なんですけれども、やはり国際的にももう水俣は公害のシンボルになっております。やはりこの問題が解決しないと、日本は地球環境のリーダーシップをとることが難しいと私は思います。これは総理の政治的決断を待つ以外にない。ぜひお答えいただきたいと思...全文を見る
○堂本暁子君 患者さんの立場から、あえてその論理を超えていただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。  環境庁に伺いますが、今、環境基本法の準備中と伺っておりますが、どのような施策を主に考えておられるか、お願いいたします。
○堂本暁子君 長官にもう一つ伺いたいのですが、今環境影響評価についてお述べになりましたが、これは法制化ということを盛られるのか、それから基本法はいつごろまでにお出しになるのか、伺いとうございます。
○堂本暁子君 経済的手法、通常環境税と言われておりますが、この導入、それから課税対象、目的税とするのかしないのか。大蔵大臣、環境庁長官、そして通産大臣に伺いたいと思います。
○堂本暁子君 バーゼル条約の承認、それから関連国内法の審議が始まろうとしておりますが、この国内法でございますけれども、今通産省そして厚生省から法律が出ております。相手国の環境を汚染しないだけの十分な規定があるかどうか、この点を通産大臣、厚生大臣、そして環境大臣、三人の大臣が許可を...全文を見る
○堂本暁子君 緊密にとおっしゃいましたけれども、省庁間の対立が大変多かったと聞いております。  地球環境問題担当大臣は環境庁長官なんですけれども、こういった場合にやはり総理が重大な決心をしていただきたい。本当は地球サミットに間に合わせるはずの条約批准だったと思うんです。これだけ...全文を見る
12月07日第125回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○堂本暁子君 それでは質問させていただきます。  今、この上の階での商工委員会の環境と厚生の連合審査でバーゼル条約に関連した国内法の審査をして、大急ぎでおりてきたところでございます。今度は条約の方のことでまたいろいろ確かめさせていただきたいと思います。  お手元に「台湾に輸出...全文を見る
○堂本暁子君 具体的にそれでは伺います。  バーゼル条約九条の二項「有害廃棄物又は」というふうになっているところの(a)のところですが、「輸出者若しくは発生者若しくは必要な場合には輸出国」というふうに書いています。ここのところで、もしこういう状況になった場合、台湾の環境庁は日本...全文を見る
○堂本暁子君 今後検討ではなくて、この条約は批准するのですね。
○堂本暁子君 条約を批准すると国としての責任も義務もあると思いますが、この条約を批准するということはここに書いてあることを実行するということだと思うのですね、釈迦に説法ですけれども。  はっきりずばり伺いたいのですが、今後検討などということではなくて、ここに書いてあることは批准...全文を見る
○堂本暁子君 その場合の予算措置とかそれから運用については、今後どのような形で検討をなさる予定ですか。
○堂本暁子君 もう一つ押して伺いたいのですけれども、この写真をごらんになりましても、大変に広い範囲で、しかも川も空気も土も汚染されているのですね。今三十万トン野積みされています。こういった状況が今後起こらないことを望みますけれども、こういったごみだけを日本へ持ち帰った。その場合、...全文を見る
○堂本暁子君 今おっしゃったのは、ここに書いてあります「引き取ること又は」ということですね。引き取るということまででしょうか。
○堂本暁子君 十一月三十日からウルグアイでバーゼル条約の締約国会議が開かれているそうでございますが、この会議には何カ国ぐらい出席し、そして議題はどういう内容だったのでしょうか。
○堂本暁子君 地球サミットのときもそうですけれども、大変先進国と途上国の対立が激しゅうございましたが、今回はどうだったのでしょうか。
○堂本暁子君 途上国は規制強化の要求をしたのですか。
○堂本暁子君 大臣、大変に厳しい状況だと思うのですね。今こういった大量消費国である日本がアジアにごみを出すということは大変大きな問題でございますし、それから途上国からはより厳しい要求が日本に突きつけられている。日本と申しますか、先進国と言った方がいいかもしれません。日本としては今...全文を見る
○堂本暁子君 外務大臣よりも副総理に、もしかしたらこれは国の大変大きな政策として伺いたいのですが、前文に「これらの廃棄物によってもたらされる危険から人の健康及び環境を保護する最も効果的な方法は、これらの廃棄物の発生を量及び有害性の面から最小限度とすることであることに留意し」という...全文を見る
○堂本暁子君 ドイツと日本と比較して大変違いますことは、ドイツの場合は生産者、製造者責任で、つくったところにすべて戻っていくわけですね。ですから、車でももう組み立ての速さよりも今度はどう分解してまた再利用するかということまで工場でやる。ところが、日本の場合はそういったいわゆるつく...全文を見る
○堂本暁子君 外交面で、大変ごみが多く出るということは、生産、消費、廃棄という三つの問題でいいますとバーゼル条約は最後の部分ですけれども、やはりその前の生産と消費、そこのところでここに書いてありますように量と質で小さくしていく、最小限度にしていくということをやらないと日本はごみ排...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございます。  新法の方、こちらの方は生活環境という形で書いてあります。しかし、条約の方は環境という大変もっと大きい意味で書いてあると思いますので、ぜひ外務大臣に頑張っていただいて、そして日本の国だけではなくて、やはり世界の海とか川とかそういったところが...全文を見る
○堂本暁子君 問題は、日本は非常に技術を持っている、しかしアジアの国それからアフリカの国はもしかしたら日本よりも低いレベルの技術しかない、そういった場合にやはり問題になると思うのですね。そのような場合に、そういった国には日本からは輸出しないというようなことは考えておられますか。
○堂本暁子君 環境庁に伺いたいのですけれども、いらっしゃいますか。お願いいたします。  環境庁はそういった確認をなさる役を負っておられるわけですけれども、環境庁として、ここの今の部分でございますけれども、どうしてもこの台湾の例から見ましてもやはり日本より技術もない、それから管理...全文を見る
○堂本暁子君 通産省もお越しいただいていると思いますが、先ほど商工委員会の連合審査の際に、有害なリサイクル物もこれは環境庁の方にそのリスト、申請書ですかを回してチェックするというお話でしたけれども、今どのぐらいまでお話がどういう形で進んでいるのか、御答弁ください。
○堂本暁子君 一つ心配なことがあるのですけれども、途上国の場合それだけの技術がなくても、先ほどもこちらは内政干渉になるから調べに行くこともできないというような御答弁もございましたけれども、そういった場合、外貨が欲しいとか少しでもそのことによって収入を得ようということで、環境と引き...全文を見る
○堂本暁子君 もう一つ今の心配と同じようなことで、これもそうですけれども、人里離れたところにごみを持っていく。今、処理場とおっしゃいましたけれども、単に谷ですとかそれから山奥とか、そういうところに投棄をするという可能性についてはどうでしょうか。
○堂本暁子君 先ほど伺いました環境ということの意味で、世界自然憲章、その精神を持ったこれは条約であるということですから、そういったところで私が一番得意な分野なのですけれども、生物の多様性条約も日本はサインしておりますし、そういった中で多くの植物や動物、人が住んでいなくてもそこをき...全文を見る
○堂本暁子君 今伺ったのは、国内法のそういった基本理念もさることながら、むしろ現地で実際に自然を破壊してしまった場合、そういった破壊した自然に対しても責任を持つのか、それからそういうことが起こらないように予防をするのかという点の確認です。
○堂本暁子君 やはり今回非常に不安になる理由の一つは、外為法という形で承認するということなのです。  外為法はあくまでも貿易の力学の分野ですし、そして今申し上げたような動物とか植物とか、それから海の中にいるそれこそ魚とか、もっと微生物とか、まさに有害な化学物質というのはそういっ...全文を見る
○堂本暁子君 では大臣、法律はそのようにつくってあるというふうに参事官はおっしゃいますけれども、よくよく読んでみるといろいろと網の目のように抜けるところがあるのではないか、はざまがあるのではないかという気がしないでもありません。  副総理のお立場から、やはりアジアに今度はごみ公...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
12月07日第125回国会 参議院 商工委員会,厚生委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号
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○堂本暁子君 環境委員会から出席いたしました堂本でございます。  余り商工という委員会になれないんですけれども、私はバーゼル条約というのは本来環境の分野ではないかと思ってはいるんですけれども、きょう商工委員会で質疑をするに当たって、まずは通産大臣からこのバーゼル条約の国内関連法...全文を見る
○堂本暁子君 外務省に伺いたいと思いますが、このバーゼル条約の前文に「人の健康及び環境」という表現がございます。この「環境」というのはどういう範囲の環境を示しているか、外務省の御答弁をお願いいたします。
○堂本暁子君 次に通産省に伺いたいんですが、バーゼル新法の中の前文にやはり同じように書いてあるんですけれども、ここに「生活環境」というふうに書いてございますのはどのような範囲だと了解していらっしゃいますでしょうか。
○堂本暁子君 同じ四条の二項には「環境の汚染」というふうにあるんですね。そういたしますと、同じ条文の中に「生活環境」とそれから「環境」という二つの言葉がありますが、これは意味は同じなのでしょうか違いますでしょうか。
○堂本暁子君 この「人の健康の保護及び生活環境の保全」、これは公害基本法の目的に書かれている文章と同じことがここに写されていると思いますが、この場合ですとやはり典型七公害というような限定された書き方なのではないかというふうに読めます。  そこで、あくまでも先ほど外務省から御答弁...全文を見る
○堂本暁子君 できれば、やはり環境という方が地球環境の時代にはふさわしい、特に環境サミットの後は環境という言葉で統一していただく方がすっきりするのではないかと思います。  では次に、外為法の承認手続を得る問題で伺いたいのですが、新法では外為法の承認を受ける義務を決めているんです...全文を見る
○堂本暁子君 今おっしゃった目的で、国民経済の健全な発展というところですが、これでバーゼル条約で言う輸出された特定有害廃棄物等が輸入国において環境上適正な方法で処理されること、つまり外国における環境を保護するということがここで守られるでしょうか、含まれておりますでしょうか。
○堂本暁子君 今御答弁いただきましたその「国民経済」というところで、環境の保全、そして最初に伺いましたような自然環境の保全までがそこに含まれているというふうには大変読み取りにくいと思います。そして、本来外為法は広くいろんな目的を持っていると、今御説明いただきましたけれども、今回の...全文を見る
○堂本暁子君 きょうはちょうど法制局からもおいでいただいているので、ここのことで伺いたいんですけれども、今外務省がおっしゃったように、はっきり遵守していくということなんですが、これは国民の権利の制限に当たるのではないか。とすれば、立法府がつくる法律の中で基準を明記することが求めら...全文を見る
○堂本暁子君 私の心配はまさにそこでございまして、今回も三条のところに書いてある「基本的事項」、そこにいろいろと細かいことは政省令で入れる、行政指導で行うというお話です。しかし、私たちここにどういうものが入ってくるのか全くわからないわけですね。今法制局の御説明だと、そういう形で行...全文を見る
○堂本暁子君 我が国に適切な方法というのが、私は常日ごろ商工委員会には余り来ませんので、あえてこの際大臣にも篤と申し上げたいところですけれども、やはり我が国の運用そのものが今批判されているんではないか。行政指導の乱用と申しますか、国際経済のまさに摩擦の最大の要因であるのではないか...全文を見る
○堂本暁子君 そうであればなおのこと法律の中に書き込むべきだと私は思います。そのことがやはり条約を批准するのであれば国際的な義務なのではないか。このままではやはりそこの義務を果たしていないというふうに私は理解するんですけれども、今後こういった場合には、罰則まであるのであればきちん...全文を見る
○堂本暁子君 それでは次に、今は地域を伺ったんですが、環境庁に確認を得るものについてもう一回確認させていただきたいんですが、対象となるもの、これは四条のやはり二項ですが、そこに言われている特定有害廃棄物等とは何でしょうか。
○堂本暁子君 確認ですけれども、そういたしますと、途上国へのリサイクルの有害廃棄物はどうなりますか。
○堂本暁子君 もう一度確認ですけれども、たしか前、三省庁の御説明をいただいたときには、リサイクルで有価のものはその対象にならないと伺ったような気がいたしますが、環境庁とそれから通産省と両方のお答えだったように思いますが、いかがでしょうか。
○堂本暁子君 それは大変結構だと思うんですね。リサイクルといってもやはり有害廃棄物になる運命をたどるものもたくさんあるということですから、それはもうぜひやっていただきたいというふうに思います。そこのところが、例えば今度は逆に先進国であってもなかなかちゃんとした処理ができない国もあ...全文を見る
○堂本暁子君 通産省に今有価で有害なものがどのぐらい取引されているか伺いました。使用済みの脱硫の触媒とか、それから使用済みのニッケルカドミウムの電池とか、そういったものが中国、韓国、台湾、香港、インドネシア、タイ、それからシンガポール、それからインドといった国々に出ているというこ...全文を見る
○堂本暁子君 今お配りした資料ですけれども、これはもちろんこの新法がまだ施行される前でございます。  「台湾に輸出された有価商品の不法処理現場」というところなんですが、高雄市廃棄物輸入管理地で、この一枚目の一番上の写真ですが、ここには自動販売機もございますし、電子レンジもありま...全文を見る
○堂本暁子君 もう少し厚生省に伺いたいんですけれども、実際に廃棄物が例えば台湾に行って、今の業者のようにそれをインドネシアに持っていくというような言葉も実際にあるわけですね。そして、台湾の向こうの環境省、廃棄物管理局というところがあるようですが、そういったところではもう日本からの...全文を見る
○堂本暁子君 今のは精神論で、そのことはるる条約にもそれから国内法にも書いてあるわけですけれども、廃掃法の範囲でそのことが可能だというふうには私思えません。ですから、そうだとすればきちんとその後まで追っていける、最終的にそのごみが処理されるまで追っていくというふうに廃掃法を改正し...全文を見る
○堂本暁子君 全く御答弁には納得がまいりません。そのことはもう条約にはいっぱい書いてあることですけれども、それに対して日本から出ていくところまでは廃掃法でわかるけれども、そこから先のことについて条約の方ではちゃんと書いているわけですね、最終的なところまでどうやって担保するのかとい...全文を見る
○堂本暁子君 法制局に伺いますけれども、今の「伴う」ということを一般的に伺いたいんですが、同じ条文の中にこういう言葉が二つ入っている場合には、限定する言葉が入る、別にそのような限定がないといったときは原則的には意味は違うんでしょうか。
○堂本暁子君 大変大事なところだと思うんですね。国内に入ってきたものについては最後まで見る。先ほど厚生省からも御答弁ございましたけれども、一たん出ていったものについては限定して最後まで見ない。  そういたしますと、台湾の場合でもそうですけれども、出ていくときは例えば冷蔵庫であっ...全文を見る
○堂本暁子君 そうなら大変うれしく思います。  私が一番危惧いたしますのは、もう既に日本はごみ公害輸出国だというようなうわさがアジアには出ています。まさにこの絵は何の説明も要らない、ここは三十万トンからのごみがたまっているわけです。こういったものがそれじゃどこの業者だったんだ、...全文を見る
○堂本暁子君 本当に今大臣おっしゃったようになることを願っておりますが、私は比較的アジアをよく歩いていて、やはり心配はとれません。どうしてもリサイクル物という形で車なんかもたくさん出ていて、そしてそれが非常に大気汚染をまき散らしているという現状はございます。それだけに、今回も通産...全文を見る