堂本暁子

どうもとあきこ



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堂本暁子の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第126回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○堂本暁子君 今回も環境の質問なんですけれども、基本法が国会に出されましたので、きょうは基本法について伺います。  総理は地球サミットの折に、地球に優しい日本にしていく、それが国際責務であるというふうにお述べになっていらっしゃいますけれども、今回基本法ができた。そのときに、やは...全文を見る
○堂本暁子君 今、総理おっしゃった時間的広がりそして空間的広がり、きょうはその次元でできるだけ話を進めていきたい、こう思っております。  今るるおっしゃった理念、それが今回の基本法の中で特に特徴的な政策としてどういうことがございましょうか。
○堂本暁子君 総理、環境に負荷の少ない社会をつくるというお話ですけれども、そのためには今までのシーリング重視の予算編成ではとても実現できないと思いますけれども、予算もそういった形にお変えになるのか、ぜひ総理と大蔵大臣に伺いたいと思います。
○堂本暁子君 環境保全型社会は、大変予算編成が質的に違ってくるというふうにはお考えになりませんか。
○堂本暁子君 環境権はもう国際的には一九七二年から認められていると思います。今回どうして基本法には環境権が書き込まれなかったんでしょうか。
○堂本暁子君 そういう権利を理念づけていらっしゃるというのであれば、お書きになればいいと私は思うんですね。と申しますのは、総理、環境分野でイニシアチブを日本はとっていくということであれば、政策的な基本法であるよりは、やはり世界に対して宣言していいのではないかというふうに思いますが...全文を見る
○堂本暁子君 確かに裁判の判決のような場合には環境権はございませんけれども、私はやはり環境を享受する基本的人権というふうにストックホルム宣言も読みたいと思っております。  法制局長官に伺いたいんですが、国際的には認められると思われるこの権利、基本的人権ですけれども、憲法上、環境...全文を見る
○堂本暁子君 次の質問に移ります。  地球サミットの折に自然保護と申しますか生態系の保全あるいは生物の多様性といったようなものの理念が非常にグローバルに確立されたというふうに理解しておりますが、今回の基本法にこういった理念がどのように反映されているのか、環境庁長官、お答えくださ...全文を見る
○堂本暁子君 それでは具体的に、総理もいらっしゃいました釧路湿原、タンチョウがいるところですが、質問に入りたいと思います。  この六月にはラムサール条約の締約国会議も開かれますが、釧路は日本で最大の湿原ですが、この現状を環境庁、御報告ください。
○堂本暁子君 大変貴重な動植物の生息地である。貴重なところなんですけれども、お手元に配らせていただきましたが、その貴重な湿原の周辺、国立公園の外ですけれども、ゴルフ場が今二カ所ですが、建設予定地が何と十カ所以上、十八カ所もあるということなんです。そして、タンチョウのえさ場からわず...全文を見る
○堂本暁子君 監視しても結局だめなんですね、実際にできてしまったらば。農薬はどんどん湿原に流れ込むわけなんです。  では、基本法ができたらば環境庁は直接に何か規制なされるんでしょうか。
○堂本暁子君 総理、やはり環境庁に権限がないんですね。ですから、農林水産大臣にも伺いたいんですが、例えばここでは農地改良事業も行われている、それから牧草地も、これはもう本当に三十年ぐらい前からの、開拓時代からの方針で行われているわけなんですが、川べりまで開拓しちゃうものですからど...全文を見る
○堂本暁子君 現地へ行ってまいりましたけれども、そういう状況じゃございませんね。もうどんどん開発は開発で進んでいってしまう。協議をしてもとまるということではないんです。  それから、北海道開発庁長官にも伺いたい。  国立公園の特別区の中、(資料を示す)この赤い線なんですけれど...全文を見る
○堂本暁子君 ツルの立場に立ちますと、なかなか御協力もできないという気がいたします。ツルにとっては危機的状況でございます。  総理、釧路湿原を実際に指定するためには、周りの木の部分とか林の部分も指定するのが外国なんかでもやっているわけですけれども、日本は本当に真ん中の水のところ...全文を見る
○堂本暁子君 大変うれしい御答弁をいただきましたが、アメリカのクリントン大統領は今度初めてホワイトハウスに環境担当官を置く。私も一緒に仕事をしていた女性が担当官になったものですからもうびっくりいたしました。若い二十九歳の女性なんですけれども、日本へも来て一緒に地球環境のことをやっ...全文を見る
○堂本暁子君 北海道から南へ参ります。鹿児島です。  奄美大島は大変貴重な自然が残っているそうですが、この特徴を、環境庁、お知らせくださいますでしょうか。
○堂本暁子君 ここに地図をつけてございますが、貴重なとおっしゃいました。エディンバラ公はわざわざイギリスからこのクロウサギを見に奄美大島までいらした。ところが今、このウサギが大変危機に立っております。というのは、ここまたゴルフ場の建設が進められようとしています。これも環境庁は規制...全文を見る
○堂本暁子君 総理、お聞きのように、環境庁は何もできないんです。  一体どういうことになっているかといいますと、一ヘクタールわずか二百円でそのゴルフ場の建設用地を岩崎産業というところが買ってしまった。そして、用地に今や研究者すら立ち入れない。地元の人たちも入れない。何が必要かと...全文を見る
○堂本暁子君 クロウサギにかわって、ありがとうございました。  そして、総務庁長官に伺いたいんですが、この絶滅のおそれのある野生動物の保護対策の現状と課題を発表していらっしゃいますが、概要をお知らせください。
○堂本暁子君 ぜひこの勧告を大事にしていただきたいと思います。いかに予算がないか、人がないかということがはっきり調べられているわけですので、何しろ調査のための予算をつけていただきたいというお願いでございます。  次に、森林のことなんですけれども、環境庁長官、どうして森林のことは...全文を見る
○堂本暁子君 私は、もう少し積極的に森林の保全ということが例示ではなくあってもよかったんではないかというふうに思っていますが、日本の国有林も大変危機的な状況にございまして、累積赤字を抱えて国有林が今売られたり貸し付けられたりしているんですけれども、その国有林がどんどん開発されるん...全文を見る
○堂本暁子君 国民が心配していますので、もしそのような基準に合わせて調査をしていらっしゃるのであれば公開していただきたいと思います。  例えばヒューマン・グリーン・プランなどでは、リゾート法と重なって会員制のゴルフ場すらある。この実情は全く不透明なので、現在二十二カ所あるんです...全文を見る
○堂本暁子君 二十二カ所に関して御報告いただけますか。
○堂本暁子君 では、それは後ほどよろしくお願いしますが、第三セクターだから中身はわからないというようなことは許されないと思います。林野庁のやはり自然保護に関しての責任があると思います。国有林というのは、総理がおっしゃったように、現在と将来の国民の財産であり、責任なのですから、勝手...全文を見る
○堂本暁子君 理事長、そのアセスメントは第三者がやるんでしょうか。それから、そのアセスメントは地元民に公開されて、十分に討議の上にコースなどは決められたんでしょうか。
○堂本暁子君 総理、日本じゅう今北海道から九州まで大規模林道をつくられていますが、自主的アセスメントというのはやはり弱いと思うんですね。  自分のところで自分でアセスするのであれば客観的な判断が入らない。そういう意味でやはり自主的ではまずいと思いますが、いかがでしょうか。これは...全文を見る
○堂本暁子君 当事者がやっても余り意味はありません。  例えば山形県の大規模林道、真室川−小国間ですけれども、ここのアセス、ここには絶滅危険種のイヌワシとか、その他大変美しいブナの林がありますけれども、公団のアセスメントではイヌワシはもちろん入ってないということでした。やはりそ...全文を見る
○堂本暁子君 伺いますが、大規模林道の目的は何ですか。
○堂本暁子君 東北の林道をルポした大変いい本がありますが、そこに、林道の目的ではない奥のブナ林の伐採、ブナはもう切ってはいけないと私は思っているんですけれども、あるいは観光道路として利用する意図になったとき、そのイメージは一変して山を荒廃させる元凶となっているというふうに書いてあ...全文を見る
○堂本暁子君 やはり何百年も昔から私たちが引き継いできた木は、またこれから二十一世紀に残していかなければいけないと思います。今、切ってしまったら、もうこれからそういう大きいブナはまたそこで植生が変わっていってしまう。私は、道路が不必要だとは申しません、しかしあくまでも乱暴な開発は...全文を見る
○堂本暁子君 さっぱりまだわからないんですけれども、大蔵大臣、環境税についてはどのようにお考えでしょうか。
○堂本暁子君 通産大臣に伺います。  その「国民の理解と協力を」というところは通産省の主張で入ったということですが、どういう意味でしょうか。
○堂本暁子君 今のところですが、例えば炭素税を導入した場合、企業が税負担を価格に上乗せした場合、そうすると物価上昇を招く。それで、国民がそれを引き受けるということが国民の理解と協力という意味だと理解してよろしゅうございますか。
○堂本暁子君 私も、くどいようですが、OECDでの議論は、やはりインセンティブとして抑止的に税を使う、課徴金を使うということだと思いますが、そういたしますと、今大臣のおっしゃったことは、企業の内部努力で実際に公害を減らすということではなく、国民が負担するということですか。
○堂本暁子君 負荷活動を行うものに対してインセンティブというのはかかるものであるというふうに了解してよろしゅうございますね。
○堂本暁子君 私は、この二項が英訳されたら一体どういう文章になるのかさっぱり予想がつきません。外国の人に、一体日本はどういう方針を持っているのかと。例えば、クリントンはちゃんと大変インセンティブを大事にしたエネルギー税を打ち出しているわけでして、これは哲学どころか、伝聞かもしれま...全文を見る
○堂本暁子君 大蔵大臣に伺います。  まさに減税をすれば水割りウイスキーがこういう形で、ここにちょうどありますけれども、自動販売機で売られる、そうすると、ぽい捨ての缶がまたふえる、ごみがふえる。それに対しての対策がおありになるかどうか。  それからもう一つ、今のOECDのイン...全文を見る
○堂本暁子君 警察庁に伺います。  日本には未成年者禁酒法というのがありますが、自動販売機でアルコールを売った場合、検挙した例はありますか。
○堂本暁子君 結局、取り締まれないということですね、警察庁。どんなに未成年がふえても取り締まれないということですね。
○堂本暁子君 大蔵大臣、どうも逆説のように私は聞こえます。  こうやって自動販売機でお酒を売っているのは日本だけだそうです。世界じゅうどこもない。日本は二十万台もある。これからやはり未成年の者がアルコールを飲むことを助長するんではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○堂本暁子君 ところで、大臣、未成年者がどのくらい自動販売機で買っているかは御存じですか。
○堂本暁子君 では厚生省、もしデータをお持ちだったら教えてください。また、アルコール依存症と未成年者の関係、それからアルコールについてのWHOの勧告についても御報告ください。
○堂本暁子君 厚生省、アルコールはほかの飲料とは区別していらっしゃいますでしょうか。
○堂本暁子君 公取委……
○堂本暁子君 公取委の委員長に伺いますが、酒屋さん組合が自動販売機に反対の決議をしました。自発的、自主的にアルコール類の自動販売機を撤去した場合には公取委はどう対応されますか。
○堂本暁子君 大蔵大臣、お聞きのようにいろいろ問題ございます。  私は、青少年への影響を考えて、ごみのことも考えて、ぜひウイスキーの税の値下げ、それからアルコールの自動販売機を撤去すること、この二つをお願いいたしたいと思いますが、いかがですか。
○堂本暁子君 私も嫌いじゃないお酒ですけれども、ぜひ前向きに御検討ください。  次に、外務省に伺いますが、ラムサール条約の締約国会議を前にアジア各国で湿地を調べたところ、ODAによる被害が大きいという大変問題のレポートが出ております。  例えば、タイのブンボラペット湖ではしゅ...全文を見る
○堂本暁子君 相手がやればいいというものではないと思います。そして、OECD勧告は援助国も湿地や熱帯林についてはきちんとアセスメントをしなければいけないと求めているんですから、これは日本側がやらないのは無責任ではないでしょうか。
○堂本暁子君 姿勢ですか。このケースに関してアセスメントをなすっているのならば、それをぜひこの委員会に提出していただきたいと思いますが、いかがですか。
○堂本暁子君 資料は出していただけますか。
○堂本暁子君 湿地ですとか干潟とか、それから海岸に関して日本は非常に配慮が足りないと思います。きちんと日本側でもそういった認識を今後ODAに関しては持つ必要があると思います。  次に移ります。  カンボジアに対する農薬援助ですが、これもインドネシアで同種の農薬を使って害虫が大...全文を見る
○堂本暁子君 安全だとおっしゃいましたけれども、私の聞く限りでは、国際的なNGOですとか学者とか専門家から非常に批判が出ております。こういった批判を受けている中で、万一、二年後、三年後に害虫が大量発生したりしたら一体だれが責任をとるんですか。やはりきちんと日本でそれは調べるべきだ...全文を見る
○堂本暁子君 総理、私はやはり環境ODA、そして環境でイニシアチブを日本がとるというときに、我が国のODAが国際的に非常に被害が出るかもしれないというそういった批判を受けるようなことが余りにも多過ぎると思います。湿地にしても、それから川にしてもダムにしても、そして今の農薬にしても...全文を見る
○堂本暁子君 開発官庁、例えば建設省、通産省、農水省、本当に基本法ができて、具体的に態度をお変えになるのかどうか、三大臣に伺いたいと思います。
○堂本暁子君 総理、やはりそれぞれ独自に環境についてお考えになるということで、まさに総理がおっしゃった総合的、体系的なビジョンが見えてまいりません。それで、ぜひとも各省庁間の調整を含めて、総理にイニシアチブをとっていただきたい。そして、現在並びに将来の国民に見えるような環境行政を...全文を見る
○堂本暁子君 防衛庁に伺います。  この「平成五年度予算及び財政投融資計画の説明」に、六ページですけれども、「正面装備について更新・近代化及び欠落機能」と書いてあるんですが、この「欠落」とはどういう意味ですか。
○堂本暁子君 今まで三次防、四次防とずっと重ねてきた防衛が「欠落」ということはないんじゃないですか。一体税金をどういう使い方をしたのか。この「欠落」はどうしても納得がいきません。
○堂本暁子君 領土、領空、領海から出ないのが我が国の自衛だったはずです。それでは、その超近代兵器、ピンポイント戦争に役に立つようなそういったものがなければ「欠落」というのであれば、それは間違っているんじゃないですか。
○堂本暁子君 「欠落」という言葉を使っていらっしゃるということは、今まで間違っていたということですか、そうしますと。
○堂本暁子君 では、「欠落」という言葉は使うべきではないんじゃないでしょうか。やっぱりこの言葉は私たちの税金が間違って使われたというふうに私は理解しますが、どうでしょうか。
○堂本暁子君 終わります。
03月26日第126回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○堂本暁子君 私は、きょう野生生物の質問をさせていただきますが、その前に今の長官の水俣病についての御答弁は大変残念に思います。  今、公正にとか、それから国民の同意を得てとおっしゃいましたけれども、今日本の国民で水俣の解決の一日も早からんことを望まない国民なんていないんじゃない...全文を見る
○堂本暁子君 私は、判決が出た今が決断のときだと思います。そのときを除いていつ決断のチャンスがあるんですか。近い将来に一刻も早く御決断いただきたいというお願いだけをして、質問に入らせていただきます。  野生生物、予算委員会の総括質問でもさせていただきましたが、きょうは予算画から...全文を見る
○堂本暁子君 二つ伺いたいんですが、レッドデータブック一〇〇%をもし調査なさるとすれば、どのくらいの予算が必要で、また今の何倍ぐらいの人員が必要か、それを伺いたいことが一つ。  次に、同じくこれの十六ページですけれども、動物についてですけれども、種ごとの生息数、生息地の現地調査...全文を見る
○堂本暁子君 今学者とおっしゃいましたけれども、学者の方からの環境庁への批判がございまして、それは調査員の指定が余りにも権威主義であると。調査員の選定は具体的にどうしていらっしゃるか。例えば、遺跡の発掘調査なんかは一般の方も非常に参加していらっしゃるんですね。動植物は日本じゅう至...全文を見る
○堂本暁子君 確かに学識経験者は必要だと思います。権威のない学問では困るんですけれども、やはり日本全国に動植物はあるわけですから、啓蒙的な意味を含めても、もうちょっと組織の仕方、調査の仕方というのを研究していただけたらもっと有機的になるのではないかという意見だけ申し上げさせていた...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。また詳しいことは追って伺わせていただきます。  林野庁もお越しいただいていると思いますが、同じように国有林の生態系についてはどのような研究をしていらっしゃいますか。
○堂本暁子君 もう時間がありませんので、そこは存じておりますから結構でございます。
○堂本暁子君 ありがとうございました。  最後になりますが、長官、環境庁としては予算も人も足りないと今おっしゃいました。ですけれども、このように水産庁とか林野庁では別のシステムで行っているわけです。これでは日本全体の森の中の生態系、それからマリン・バイオダイバーシティーというよ...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
03月29日第126回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○堂本暁子君 きょうの議題になっております法律のことを伺いたいと思いますが、今回の法改正で在グルジア大使館が設置されるということで、ロシア大使館がその任務を兼ねると伺っております。  大変激動するロシアでございます。旧ソ連圏での外交はあらゆる面で今、大変困難かというふうに思いま...全文を見る
○堂本暁子君 文部省に伺いますけれども、これから外交だけではなくて経済、文化、あらゆる領域で国際的な交流が多様化していく時代に、大変日本語というのは世界に通用しない言葉ですし、その地域ごとの言語というのは大学に入ってからという方針でいいのか。やはり大学を出てからでは何といっても遅...全文を見る
○堂本暁子君 今いろいろお挙げになりましたけれども、私、本格的な地域研究は日本ではなされていないのじゃないかというふうに確信してやまないのですね。  例えば外語大のアジア・アフリカ言語文化研究所、私もあそこで少数言語のチベット語のコース三カ月とりましたが、三カ月ではどうすること...全文を見る
○堂本暁子君 多分そうだと思うのです。恐らく先に質問をお願いしたとしても多分ないと思うのですけれども、ここも恐らく企業が何百億というようなプロジェクトをやるのと違ってODAで対応することの非常に難しい領域だろうと思います。JOICFPもあることですし、やはりECがやっているように...全文を見る
○堂本暁子君 今後も積極的に日本としては明確な立場をとっていただきたいというふうにお願いして、次に行きたいと思います。  NGOに関連したことですが、予算委員会の総括質問でも伺いましたラムサール条約に関連してのことです。  この六月に釧路でラムサール条約の締約国会議が開かれる...全文を見る
○堂本暁子君 それはスリランカ側の調査だと思うのですね。  予算委員会のときにも申し上げましたけれども、OECDの勧告にはドナー国も調査をするようにということが書いてございますが、その点、日本政府としてはドナー国として調査をなさるおつもりはおありになるか。
○堂本暁子君 私の得ている情報では、その調査をやったのはティサ・ヘラト博士という方のようですけれども、二カ月間スリランカに滞在されたけれども、地元の人の話によるとフイールド調査をほとんどしていないということらしいのですね。実際にはほとんど図書館通いをしていたらしい。  その報告...全文を見る
○堂本暁子君 怖いのは、やはりよその国と日本の違うことは、年度ごとに予算が決まっているもので非常に速くいろいろ進展してしまう、決まるということなのですね。  ここの場合もまさに今おっしゃったような形のアセスメントがなされていると私も聞いていますけれども、それがどの程度信頼性のあ...全文を見る
○堂本暁子君 グラウチングという工法で水をとめるようなことをなさったようですけれども、今度は別なところからまた漏っているということですね、もっと底の方から。一体どこから水が漏るのか、今おっしゃったような複雑なところで。そうすると後から後から、幾らお金をつぎ込んでも結局借款ですから...全文を見る
○堂本暁子君 もしこれ以上お金をかけても危険であるというような客観的な判断が出た場合、大変な額の借款ですが、これは返してもらうわけですか、もし工事を中止した場合。あちらは何かもう非常にそういう声も大きいというふうに聞いておりますが、もし下の住民が一時避難するような事態も起こった、...全文を見る
○堂本暁子君 ですから、まだつくっていないこちらのハイウエーの場合もそうなのですけれども、やはり事前のアセスメントなりそれから設計なりがとても大事だと思うのですね。一たんつくってみたわ水が漏れるわ、そこをとめたらまた違うところから水が漏れるわ、こっちをとめたらまたこっちから水が漏...全文を見る
○堂本暁子君 まず大臣、お越しくださって早速ですけれども、松永政府代表がエリツィン大統領との会談を終えて帰国されて直接の御報告もいろいろとお受けかと存じますが、私たち大変今のロシアの情勢、不安な要素がたくさんございますが、大臣は今後のロシア情勢についてどのような見通しをお持ちでい...全文を見る
○堂本暁子君 けさほどから在外公館の法改正についていろいろ審議をしてきているところですが、在外公館が非常に手薄と申しますか、今、武田さんからもお話のあったように、大変人数も足りない予算も足りないという中で、やはりNGOの果たす役目というのは大変に大きいと思っております。大臣もNG...全文を見る
○堂本暁子君 一九七九年にヘン・サムリン政権が発足した直後からというふうに聞いております。そして、イギリスのOXFAMですとかその他アメリカやドイツ、フランスの大きいNGOがたくさん参加しております。今、五つか六つとおっしゃいましたけれども、現在の数は大体百のNGO、常駐している...全文を見る
○堂本暁子君 CCCの方も、東京で去年行われましたカンボジア復興援助についての会議に四人の方が出席されて大変好意を持ったと、主催国である日本に好意を持ったということです。  ただその席で、今後カンボジア復興援助について二国間援助の場合も、今申し上げましたセンターでの国際機関ある...全文を見る
○堂本暁子君 五月の選挙が終わりましたらば、また日本が議長国になって会議が開かれると聞いております。その場合にやはりまた前回と同じようにNGOの参加を認めるかどうか、そのことはいかがでしょうか。
○堂本暁子君 それはぜひかっちりお約束いただきたいというふうに思います。  と申しますのは、NGOの方は、先ほどのことに話が戻りますが、現地でもって日本大使館に十二月十八日に提言もし、それから一月十二日にさらに申し入れ文書をお渡ししているけれども、それに対して日本政府からの誠意...全文を見る
○堂本暁子君 私、ここにその一月と十二月の申し入れ書は持っておりますけれども、最初のものは提言なのですね。こういうふうにした方がいいのではないかということでいろいろ、調査をぜひ日本政府がNGOと協力して、米とか野菜に使う安全で適切な植物性の殺虫剤及び害虫を特定した化学殺虫剤に関す...全文を見る
○堂本暁子君 非常にお米がとれない、貧しいということがある中で、田んぼの魚ですとか昆虫、そういったものも食べている。それがたんぱく質として栄養になっているということなのですけれども、農薬をまくとそういった魚ですとかその他、虫の類なども死んでしまうわけで、今度は家庭の栄養に有害な影...全文を見る
○堂本暁子君 単に向こうの農業省だけではなくて外国のNGOにもぜひ対応していただきたいというお願いと、それから二国間のバイラテラルな援助というのは日本がトップを切っているようでございます。あとの国は大体五月に選挙が終わってからということのようですので、やはり日本がそういったNGO...全文を見る
○堂本暁子君 終わります。
03月29日第126回国会 参議院 環境特別委員会 第4号
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○堂本暁子君 私は、ただいま可決されました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合、日本共産党、民主改革連合、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  以下、案文を朗...全文を見る
04月06日第126回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○堂本暁子君 議題に入ります前に、けさ外務大臣がぐあいがお悪いという新聞報道に接しまして、大変いかがかと案じております。ちょうどG7の外相・蔵相会議、それから東京サミットの議長国として外相が議長の役をなさるはずでしたから、さぞ今、外相代理をお立てになるということを決心なさるのは大...全文を見る
○堂本暁子君 もし病状がよくなられましたら、そういたしますと、G7まであと一週間しかございませんけれども、東京サミットのときはまた外務大臣として復帰なさる、そういう意思をお持ちでいらっしゃいますか。
○堂本暁子君 それでは、本題のきょうの航空協定について、航空業務に関する日本国とネパール王国との間の協定の締結について承認を求めるの件について質問をしたいと思います。  まずネパールとの協定ですが、国際的な人的物的交流の拡大が大変大きくなっておりますけれども、それに伴って多くの...全文を見る
○堂本暁子君 ネパールとの航空協定が締結されますと、ネパール側はロイヤル・ネパールが日本に乗り入れるということなのですけれども、日本側からはどこの航空会社がネパールに乗り入れを計画しているのでしょうか。
○堂本暁子君 ちょっと質問と違ったような気がいたします。  私が伺いましたのは、日本側はどこの航空会社が乗り入れる予定がということです。
○堂本暁子君 今、先にお答えになったことで航空会社いろいろ競争が大変厳しいというようなこともおっしゃったように思いますけれども、少しこの協定とは離れるかもしれませんが、日本航空は非常に値段が高くて、どちらかというと私ども外国へ行くときに外国の航空会社を使うことが非常に多いわけです...全文を見る
○堂本暁子君 今、私が伺ったのは別にネパールということではございませんで日本航空そのものについて伺ったので、ちょっとお答え違うかとも思いますが、とにもかくにも競争力をつけるということだけは伺っておきたいと思います。あと、先日、タイ航空がカトマンズ空港で墜落したわけですが、ネパール...全文を見る
○堂本暁子君 多分、航空管制施設とか今おっしゃったレーダーとか、大変ネパールの場合は有用だと思いますし、そしてそういった空港の施設を日本が手伝うと申しますか協力するということで今後の日本とネパールの関係は大変友好的になるのではないかと思いますので、ぜひいい協力を促進していただきた...全文を見る
○堂本暁子君 今、東京-北京間は上海の上空を経由しておりますけれども、中国と韓国の国交樹立を受けて政府は日中航空路短縮を中国側に申し入れ基本的な合意に達していると伝えられております。  短縮ルートは実際に実現の見通しがあるのでしょうか。もし朝鮮半島の上空を横断すると五十分ほど短...全文を見る
○堂本暁子君 台湾との問題ですけれども、現在、台湾との間ではいわゆる民間航空協定に基づいて定期便が運航されております。経済、観光を中心とする日台交流の高まりに伴って就航している航空企業を複数にしたいという希望があると聞いております。最近、中国側も日台関係について柔軟な姿勢を見せ始...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。  それでは、きょうは外務大臣と五十分間どっくりといろいろお話をするつもりでおりましたけれども、かわってぐっと若くなられた政務次官にぜひいろいろ伺いたいと思っております。  まず何はさておき、クリントン・エリツィン会談が終わったとこ...全文を見る
○堂本暁子君 拡大均衡という表現でおっしゃいましたけれども、前のこの参議院外務委員会でも外務大臣は経済の問題を、政治の状況が変わるのだから経済の状況も変わるのだというような御答弁で、政経不可分が建前でありながら実質的にはそれが崩れていっているような印象を受けたのです。  もう一...全文を見る
○堂本暁子君 拡大均衡というのは、私が理解する限りでは、政治と均衡のとれた形での拡大という意味かと思いますけれども、実質的にはやはり経済を別にするということを含んでいるのではないか。  もう一つ、今、日本の国内事情という指摘をされましたけれども……
○堂本暁子君 ロシアの国内事情でございますか。  そういたしますと今の拡大均衡、これはやはり政経不可分ではなくて、政経がある程度不可分を破っていくということにはならないでしょうか。
○堂本暁子君 政務次官に伺いたいのですが、今度クリントン大統領が見事だったと思いますのは、アメリカの世論の中には対ロ支援に反対する声も大変大きかった、それに対してクリントン大統領はなぜ今アメリカがロシアを支援しなければならないのかということをテレビを通して言明し、そして国民の同意...全文を見る
○堂本暁子君 援助に臨む場合もやはりその後ろに外交の理念と申しますか、国としての大きな大所高所からの方針が必要かと思うのですね。  今、政務次官の言われたこと、おっしゃることはよくわかるのですが、といたしますと、昨年ミュンヘン・サミットの折に日本は大変な苦労をしてその政治宣言の...全文を見る
○堂本暁子君 今、政務次官のおっしゃったことは私も同感でございます。日本に領土問題があるのだということをほかの国が知ったということでは意味があったのではないかと思いますけれども、同時にほかにやはりデメリットもあったのではないか。  政務次官がつらつらお考えになって、この入ったこ...全文を見る
○堂本暁子君 私も、今、政務次官おっしゃったように、エリツィン大統領の反発と申しますか、日本へ結局いらっしゃらなかった、来日が延期されたというようなことが具体的にあったわけですが、その辺のことが無関係だったかどうかこれは知る由もございませんけれども、無関係ではなかったのじゃないか...全文を見る
○堂本暁子君 大変理路整然とした御説明なのですけれども、百年に一度か二百年に一度の変革の時期というのはそういった外交のルールにのっとってはかり考えていたのではなかなか日本の立場が不利になるようなことも時としてあるのではないかというふうに考えます。  確かに、私も質問をする関係で...全文を見る
○堂本暁子君 歯に衣を着せずに物を言えば、アメリカの場合はやはりロシアと軍拡競争はもうやりたくないという、これはお互いの経済事情であると思います。ですから、クリントン・エリツィン会談がああいう形で展開されるのも当然と思いますし、ドイツはドイツで難民の問題を抱えているそうですし、こ...全文を見る
○堂本暁子君 大変そういうことをロシアは多々言っているみたいですけれども、言わせておいていいのかという気が私はいたします。こちらが国民の税金で支援をしていながら、あげくの果てに日本は何もしないなどということを国際社会で言われたのでは困ります。  その辺のところは、今伺うと、日本...全文を見る
○堂本暁子君 いや、結構でございます。内容はこちらも持っておりますので結構なのですが、むしろ条約局長に伺いたいのですけれども、これはロンドン条約の違反になる。それから驚いたことにこの報告書にも、これはロンドン条約違反であるということを書いているわけですね。ですから確信犯と申します...全文を見る
○堂本暁子君 例えば具体的に今、ヤブロコフさんからもそういったものを回収するのを日本で援助してほしいというような、それから日本側でもそういったことの調査をしなければならないというようなことも考えておられるようですけれども、条約上はだれが原状回復の責任を持つのでしょうか。
○堂本暁子君 ロシアの方にその原状回復をさせる、後のそういった汚染を防止するというような後始末をするということの責任はないわけですか。
○堂本暁子君 こだわるようですが、法と正義の原則というところで言えば、まさに旧ソビエトからロシアはずっと条約違反をしてきたということですね。やはり日本の隣の国でありますし、守るべき条約はきちんと守ってくれなければ困るということが原則だと思います。  そういった意味でも単に経済支...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。  できれば、なかなかそう日本はすぐカーブが切れるほど小さい国ではないと思いますけれども、やはり今度は言わせないという方針でぜひ外交をダイナミックに展開していただきたい。それから汚染の問題についても二十一世紀まで押し上げたダイナミックなつき...全文を見る
○堂本暁子君 大変ダイナミックなところからそして大変細かいところまできょうはロシアのことを政務次官にいろいろお話しさせていただきましたけれども、やはり相手のニーズで渡しても医薬品までが七割ぐらいが売られてしまうとか、そういうことで私も一つ経験いたしました。  チェルノブイリにミ...全文を見る
04月21日第126回国会 参議院 環境特別委員会 第7号
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○堂本暁子君 中尾議員に引き続きまして質問させていただきます。  長官、正本では民間のNGOが育たなかった、これはなぜだとお考えでしょうか。今民間のNGOが日本では非常に貧弱であるとおっしゃいましたけれども、どうして諸外国で育ちながら日本では育たなかったとお考えでしょうか。
○堂本暁子君 私は一部賛成、一部違うと思っています。  住民というのはたくましいものでございます。足尾銅山で百年前にこの国会を取り囲んだのは農民であり、労働者でした。一木一草全部汚染されて自分たちが病気になったときに、そういうときに投獄されようが、男は投獄されました、その後の運...全文を見る
○堂本暁子君 一番伺いたいのは、公平であること、だからブルントラントさんは一番反政府なんです。彼女のやり方は、たしか環境税の問題だと思いますけれども、環境税のことが書いてない、けしからぬと言ってNGOは怒っていたわけですけれども、そことも丁寧に話し合った。とにかく役所リードじゃな...全文を見る
○堂本暁子君 安心いたしました。  では、もう少し具体的なことを伺いたいと思いますけれども、この環境基金による民間団体への助成の決定が適正になされるために今回運営委員会が、先ほどから中尾さんが言っていましたが、設置されるということなんです。この委員会について伺いますが、政府によ...全文を見る
○堂本暁子君 その適正な決定のチェックをするために、どうして今回は法律にそれが書かれていないんでしょうか。
○堂本暁子君 先ほど郵政省からのお話ありましたけれども、郵便貯金の利子の民間海外援助事業に対する寄附の委託に関する法律、第四条第四項によりますと、郵政大臣は、助成は審議会の諮問を受けて決定しなければならないというふうに書いてございます。一番これが近い事業だと私は思うんですね。そし...全文を見る
○堂本暁子君 資料をお配りしてございますが、その資料をごらんのとおり、それぞれ運営審議会、いろいろな形で出ているわけです。スポーツ、芸術を例におとりになるよりは、きちんとこういった社会福祉・医療事業団法ですとか、中小企業事業団法、それから日本下水道事業団法いろいろございますが、み...全文を見る
○堂本暁子君 ここに、ボランティア貯金のをいただきましたけれども、全部こういうふうにきちんと決まったものを公開しています。  それから同時に、私はボランティア貯金と何が違うか。ボランティア貯金は、一つは法律に明記されていること、それからもう一つは、審議委員がやはりだれが考えても...全文を見る
○堂本暁子君 目をしっかりあけましてどういう人選をなさるか、しかと見せていただきたいというふうに思います。  ただ、私大変心配しております。きょう動物のことをやっているNGOの方も、それから水のことをやっている方もみんな傍聴に見えていますから、それもしっかりと考えていただきたい...全文を見る
○堂本暁子君 大いに長官のおっしゃったことに期待をし、そしてそのように運営していただきたいと思います。幾つのプロジェクトになるかわかりませんが、ボランティア貯金がこれだけありますように、これから環境基金で助成される一つ一つのプロジェクト全部が今長官がおっしゃった運営委員会に諮問さ...全文を見る
○堂本暁子君 精神と、きちっとそういうふうにやると、ここは国会の答弁ですから非常に大事な場ですけれども、精神というのは一つ一つのものを、少なくとも郵政省のボランティア貯金に負けたくないということですから、郵政省のボランティア貯金がやっているように、同じようにやってくださるというこ...全文を見る
○堂本暁子君 どうして約束できないんですか。どうしても納得まいりません。今までの議論で言えば、当然一番公正にできるのはそこのところのはずです。  役所の決定では不公平になる可能性があるかというのはもう申し上げる必要はないわけでございます。公正にするためにはそういった運営委員会、...全文を見る
○堂本暁子君 どうしてもお約束いただけないということは、どういう理由でそれをイエスとおっしゃれないのか。ではその理由をお聞かせいただきたい。
○堂本暁子君 もうとても期待できない気持ちになってまいりました。なぜボランティア貯金がみんな納得いっているかといえば、それは一つ一つの案件をその委員会を通しておられるからなんです。どうしてそれができないんですか。とても不思議です。例えば今もう何百とある、数は覚えていませんけれども...全文を見る
○堂本暁子君 じゃ、しかとよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  では次に移りますが、もう一つ六人の方、大変気になります。事業団というところがきちっとあるわけですから、そのスタッフは私はぜひ事業団の方にやっていただきたいし、さっき中尾さんが言われたように、NGOか...全文を見る
○堂本暁子君 長官、この人事の件はくれぐれもよろしくお願いをいたします、長官を信じておりますから。  そして次に、十八条なんですけれども、十八条のイ、ロ、ハとそれぞれ政令によって定めるというふうに書いてございますが、この「政令」の内容をお答えいただきたい。
○堂本暁子君 なぜ政令なのかと思うんです。これはむしろ法律に書き込んでいただいた方がみんなわかりやすいと思うんですけれども。きょうまでその内容を教えていただきたいとお願いいたしましたけれども、教えていただけなかった。大変それは私ども審査するについても不親切だと思うんです。きちっと...全文を見る
○堂本暁子君 これは大問題です。今までも水俣はチッソでしたし、四日市はあらゆる工場でしたし、そういった住民に起因するだけの公害といったらそれこそごみとか、そういうことに限定される。それはおかしいんじゃないんでしょうか。
○堂本暁子君 これは、またもう一回しっかりと伺わなければいけないと思いますけれども、例えば公共事業ですね、それの例えば干潟にしても、ラムサール条約に関しての湿地の埋め立てに対しての反対運動、これはもう日本は非常に少ないと外国から非難されているぐらいに日本の干潟それから湿地はどんど...全文を見る
○堂本暁子君 十分にというお言葉ですと、もうひとつまだ漠然としているような気がするので確認をさせていただきたいんですけれども、産業公害ですとか、それから公共事業による自然破壊とか、それから動物の絶滅の可能性がある、そういったものに対して運動をしているNGO、市民運動にも助成してい...全文を見る
○堂本暁子君 今まで企業がみずからやった例がありますか。チッソを見てください。それは反対運動が起こって、その反対運動の中からみんな規制ができてきて、四大公害裁判があったんじゃないですか、日本は。それはもう本当に釈迦に説法でございますけれども。  そういう運動があったからこそ、そ...全文を見る
○堂本暁子君 非常に心配なことは、これではまさに選別が行われる、選別の基金になってしまう。今まで地球サミットに向かって本当に日本のNGOは一つにまとまってパビリオンを開いたわけです。いい運動を今やっている中でこういった選別が行われるようなことは非常に困ります。  ここのところは...全文を見る
○堂本暁子君 私は、ただいま可決されました環境事業団法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合、日本共産党、民主改革連合、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  以下、案文を朗読いたします。  ...全文を見る
05月13日第126回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○堂本暁子君 きょう、生物多様性条約とそれから気候変動枠組条約の審議がなされるわけですけれども、私は一日で四つの条約の審議というのは余りにも審議の時間がないということに関してまず疑問を抱かざるを得ません。衆議院の傍聴にも参りましたけれども、土井たか子さんが、これはもう審議が終わっ...全文を見る
○堂本暁子君 ちょっと失礼します。  外務省とのお約束では大臣が見えるまで審議に入らないというお約束だったので、速記をとめていただきたいと思いますが、委員長。
○堂本暁子君 お待たせいたしました。  初めて大臣に質問させていただきますが、私もきのうまでワシントンで生物の方ではなくて気候変動枠組条約の方の日米会議というのに出ておりました。けさ、さっきロンドンから着いたところですけれども、どうしても大臣にきちっと伺いたいということで今まで...全文を見る
○堂本暁子君 大臣、申しわけございません、私は多様性条約だけなのです。生物多様性条約の基本姿勢を伺いたい。
○堂本暁子君 リーダーシップをとられるからには、至るところに「可能な限り」とかいろいろ書いてあるのですけれども、日本としては積極的にこの条約を担保していくということですか。
○堂本暁子君 大臣、そういたしますと生物多様性と申しますもしかしたら大臣余り御存じないかもしれませんけれども非常にわかりにくい日本語の言葉は、理念みたいなものをどのようにお受け取りになっていらっしゃいますか。
○堂本暁子君 二条には生物の多様性とはと書いてあるわけですが、地球上、海洋それから水界、干潟やなんかだと思いますが、そういったところの生物の間での変異性で、今おっしゃった遺伝子それから生物種、生態系の多様性を含むということが条約に書かれています。  そして、その中で特に大事だと...全文を見る
○堂本暁子君 そういたしますと、次にもう一つ伺いたいのですけれども、「生物の多様性に関する条約の説明書」というのをきょういただきました。私、これをさっき拝見したのですが、条約にもありますし、この説明書の中の三番目に条約の締結による我が国の義務というのが書いてございます。その義務の...全文を見る
○堂本暁子君 六条に「締結国は、その個々の状況及び能力に応じ、次のことを行う」ということが書いてありまして、そこでそれぞれの国で国家的な戦略あるいは計画を生物多様性を守るためにつくりなさいということが書かれております。英語ではここはシャルという言葉で書いてあるのですが、条約局の方...全文を見る
○堂本暁子君 いえ、結構でございます。ずばりあとたくさん伺いたいことがあるので、義務は重々読んでおりましてこの御説明にも書いてありますので、そうではなくて今、質問させていただいていることは六条の戦略と計画、これに対してどう日本国としては対応するのかということを伺いたいのです。
○堂本暁子君 多分そうおっしゃるだろうと思っていました。  そのことでいいますと、積極的にと大臣はおっしゃいますけれども、この条約は何にもしなくていいということなのです。どこにでも書いてあるのです、「可能な限り」、「適当な場合には」と。  私も一年半この条約は、御存じのとおり...全文を見る
○堂本暁子君 それでは、どのようにいつ見直されるわけですか。
○堂本暁子君 ごまかされません。
○堂本暁子君 ちょっと先へ行かせてください、時間がございませんので。  もうそういうことはるるわかっていることで、私もたまたま環境委員会とダブっているものですから今おっしゃった野生生物の方の審議もちょうどいたしました。環境庁の方でのお答えはそのときも、生態系というものが絶滅に瀕...全文を見る
○堂本暁子君 私もびっくりいたしました。今年度、平成五年、二億六千九百二十四万円です。それで北海道から沖縄までどれだけのことができるか。  アメリカは、さっきおっしゃったように、今度サインするということをクリントン大統領は言いました。そして、その言った同じ日にどういう発表をした...全文を見る
○堂本暁子君 いや、ちょっとその時間がないのです。ですからもうあれだけで結構です。
○堂本暁子君 大学とおっしゃいましたけれども、調べましたら例えば九州大学でも三百とかそれから帯広畜産大学でも三十五とか、そういったけたです。  それから微生物の培養保存、こういったことも非常に大事です。それから動植物の生物多様性の継続的なモニタリング、そういったことをやる例えば...全文を見る
○堂本暁子君 大臣、お聞きのように、予算もありません。施設もない。結局、標本を外国に持っていかれてしまったので分類学者は非常に困るそうです。そういった分類学者の問題ではなくてこれは日本の自然の問題でございまして、ツルも絶滅種ならフジバカマも絶滅種、クロウサギも絶滅種、みんな絶滅種...全文を見る
○堂本暁子君 環境基本法でも一番の問題は、アセスメントの法制化がうたえなかったことなのですね。それは環境庁も前にもお出しになったし法制化したいのはよく知っています。元通産大臣でいらっしゃった外務大臣は御存じだと思いますけれども、やっぱりそういうところでどうしてもアセスメントがつく...全文を見る
○堂本暁子君 そうですよね。だれが考えたって多いですよね。およそ百億です。  そして、クリントンさんが八百五十人の生物学者をあれしましたけれども、日本の国土地理院は八百五十八人、環境庁で緑の調査をやっているところは五人だそうです。あとはみんな県レベルに下ろしてやってもらう。先生...全文を見る
○堂本暁子君 環境庁、ぜひ研究者やそれから環境庁のスタッフの方も持続的に派遣していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○堂本暁子君 文部省、お越しいただいていると思いますが、お願いいたします。  コスタリカにも同じようなこういったバイオダイバーシティー、生物多様性研究所がありますけれども、アメリカの大学五十ぐらいから毎年大勢の研究者がそこへ行って研究しています。そのことが大変にアメリカの生物多...全文を見る
○堂本暁子君 文部省に続けて伺いますが、日本の大学の中で基礎研究、分類学などの専門の人がやはり減っている。これは科研費が短期的であるためになかなか長期的な研究ができないということで事業費の枠をつくってほしいという要望が多いようですが、これはいかがですか。
○堂本暁子君 今、お話の出た東大、東北大、それから北大なども大変植物園は予算が少なくて四千万ぐらいだそうです。京都植物園とかそういうのは十億ぐらいあるのですね。  ですからいわゆる本当に研究者が育つところは予算がない。イギリスのキュー植物園とかそれから大英博物館は二百人規模の人...全文を見る
○堂本暁子君 ぜひ文部省には、長期的なものですから、単年度ですと一回しか見られない、本当に猿だろうが何だろうが長いこと観察しなければならないことですから長期的な予算のつけ方も工夫していただきたいというお願いをしたいと思います。  あと外務省に伺いたいのですけれども、インド ネ...全文を見る
○堂本暁子君 もう時間がないので結論だけお願いいたします。  インドネシアに小規模無償でNGOを送っていただけるかどうかということについて。
○堂本暁子君 私がお願いしたいのは、やはりそういうところでいつも日本はお金を出してよそのNGOを支援しているのですけれども、そこに日本人がいない。だから結局、日本のNGOの中でもこういった生物多様性をやるようなところが育たないわけです。ワシントンに行きましたら、バイオダイバーシテ...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。  大臣、るるお聞きくださったように、どんなに日本が自然の領域で弱いか。結局、技術なのですね、日本にあるのは。ですからワシントンでも技術の話はたくさん出ました。今度、生物多様性のもしああいう会議が持たれたら、日本はNGOもいない、恐らく学者...全文を見る
○堂本暁子君 本当にありがとうございました。  しかし予算というと、御存じのとおり、私も予算委員だからあれなのですけれども、シーリングというのがございます。シーリングではこの五億が国立地理研究所の百億には一気にどんなことをしてもならないということはそれはいやというほど知っている...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。終わります。L1
05月26日第126回国会 参議院 環境特別委員会 第8号
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○堂本暁子君 環境基本法は二十年ぶりに公害対策基本法を廃案にしてつくる大変大事な法律だと思っております。  審議に入ります前に、大変基本的な、一番基本的なことから伺いたいと思うのですけれども、環境庁長官、今これから審議させていただく法律、この法律の主役はだれだというふうに大臣は...全文を見る
○堂本暁子君 私も全くそう思っております。今回は地球サミットを受けてということで、恐らく国民プラス地球市民というような視点も入っているかと存じますが、いずれにしても霞が関の法律ではないということだけは確かなはずなんですけれども、この法律を読みまして、本会議でも、それから私が予算委...全文を見る
○堂本暁子君 恐らく、いろいろ解釈をお受けになって大変深く理解していらっしゃるんだと思いますが、私どもが読みましても余り意味がわからない。字面はわかるんですが、それに関して何か言うと、私どもが特にここのところはこう変えた方がいいんじゃないかななんて思って素直に申しますと、いえ、こ...全文を見る
○堂本暁子君 まさに、どのようにして霞が関文学の粋ができたかをるる御説明いただいたと思います。まさに、各省庁が話し合って環境基本法を決めだというのが今の長官の御説明でございます。それが私は違うんじゃないかとさっきからるる申し上げている。  例えば、ドイツの場合だったら、環境基本...全文を見る
○堂本暁子君 違うお答えだと、今はですね……
○堂本暁子君 伺っているのは違います。
○堂本暁子君 全く違うこと伺っているんです。役所でおつくりになった、今るる長官御説明くださったように各省庁間でつくった。審議会の答申とおっしゃいましたけれども、わずか三カ月の間の審議会、それも秘密の審議会、オープンではございませんでした。きょう傍聴に来ている方たちが傍聴できるよう...全文を見る
○堂本暁子君 大変安心いたしました。その意味で私は市民を、国民を代表してここに立っていると思います。ですから、市民が不満だと思うところ、そして不十分であるというところを十分に市民の意を解して、この法案を私どもが十分にこれからよりいいもの、より深いもの、より正しいもの、そして恐らく...全文を見る
○堂本暁子君 織り込んだつもりというふうにおっしゃる。ですから、そういうふうに読もうと思えば読めないことはない。例えば「環境への負荷の少ない」というような表現なんです。それは解説で、これは環境保全型社会への転換であり、それから消費社会からの脱却であるというふうに読みなさいという解...全文を見る
○堂本暁子君 私、きょうはトップバッターで、参議院では最初の質疑に立たせていただきました。市民の立場から、そしてこれから生まれるであろう日本人、十年後でも二十年後でも生まれる日本人、そして地球の中に生きるすべての人間にとっての大変有意義な基本法であったというふうに位置づけられるよ...全文を見る
○堂本暁子君 終わります。ありがとうございました。
06月04日第126回国会 参議院 環境特別委員会 第10号
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○堂本暁子君 私は、今世紀最後と言われた環境と開発の国連会議、ジュネーブ、ニューヨークの準備段階から参加いたしまして、またその地球サミットを受けた形でつくられた環境基本法案の審議に参加できるということを大変幸福でもありますし、責任も感じております。  きょうは自然環境保護といっ...全文を見る
○堂本暁子君 もう少しこの法案の作成過程にさかのぼってその点を確認したいんですけれども、公害対策基本法が廃案になってすべて今度の環境基本法に盛り込まれておりますが、同時に自然環境保全法も継承している。  その二つの点から考えるならば、今おっしゃった先のどういう条項がここに盛られ...全文を見る
○堂本暁子君 全体を読んでそういうことを理解しろとおっしゃるのかもしれませんけれども、「目的」というところの明確な書き方の中に先ほど申し上げた公害と自然ということがきちんと指摘されていない。それから、人間と自然との関係というのがきちんと指摘されていないということを残念に思います。...全文を見る
○堂本暁子君 きちんとそのことを確認させていただきます。  例えば足尾銅山へ行っても、もう百年たっても木一本生えません。ですから、やはり保存ということと同時に修復ということが大変大事だと思います、これからは。その意味で、自環法の解説がきちっと次に引き継がれることを確認させていた...全文を見る
○堂本暁子君 済みません、それはもう伺っていますので局長、ですから今私が申し上げたことにイエスかノーかだけで結構でございます。
○堂本暁子君 もう一回申しましょうか。
○堂本暁子君 これは条文の一部を引いて申し上げているんですけれども。ですから、二条三項に「人の生活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含む。」とございますね。その二条三項のところに書いてあるその「密接な関係」というのが、密接な関係にない部...全文を見る
○堂本暁子君 はい、ありがとうございました。  次に参ります。二条でございます。これは、大変残念に思っていることなんですが、原案、第二次案と見てまいりまして、二次案の二項ですけれども、「国際的に高い価値があると認められ、我が国がその保全を推進することとされている環境の保全」とい...全文を見る
○堂本暁子君 次に、「事業活動その他の人の活動」とございますが、この「その他の人」の範囲を知りたいんですが、自衛隊、例えば駐留米軍、軍事行動が含まれるかどうかをお知らせください。
○堂本暁子君 第二条でもう一つだけ伺いたいんですが、ここで言う「人」というこの「人」は、第二条で言うところの「人の活動」の「人」ですけれども、そこで我が国の国民以外も含むのかどうか。国境を越えての被害を及ぼしたときも公害というふうにお考えになるのかどうか、この定義のところで明確に...全文を見る
○堂本暁子君 三条に参ります。  「生態系が微妙な均衡を保つ」、これは原案ではれの部分がなくなっています。これは、先ほど最初に指摘させていただいた自然と人間の関係を示した非常に貴重な部分だったと思うので、その原案の段階からこれが削除されたことを大変私は残念に思っておりますが、こ...全文を見る
○堂本暁子君 第四条ですけれども、「社会経済活動その他の活動」とございますが、これはどのような内容でしょうか。特に、「その他の活動」というのを具体的にお示しください。
○堂本暁子君 午前に続きまして逐条的に伺いますが、第四条の続きでございます。第二項「すべての者の公平な役割分担」とございますところの「すべての者」とはどういうことか。それからPPPの原則との関係はどうなっているか。多分その役割分担に含まれているというふうにお答えになるんじゃないか...全文を見る
○堂本暁子君 二十二条の後段ですけれども、経済的手法とどういう関係になっているか知りたいと思いますし、それからたしか二十二条では汚染者負担というふうな考え方になっていると思いますが、いかがですか。
○堂本暁子君 少し飛ばしませんと時間内に入りません。できるだけ生物多様性のところにたどり着きたいと思いますので、少し飛ばしまして十三条、これは衆議院でも余り質問が出てないようですけれども、ここは原子力基本法に任すということで適用除外になっています。放射性物質による大気汚染、水質の...全文を見る
○堂本暁子君 原子力基本法の二条に「安全の確保を旨とし」というのはありますけれども、その安全というのは果たして環境の安全というところまで踏み込んでいるのか、多分そうではないということなので、核汚染についても当然環境保全という形で基本法で対応すべきではないかと考えますが、いかがです...全文を見る
○堂本暁子君 わかりました。最初の御説明がそういう意味でおっしゃってくださったということですね。ですから環境基本法のほかのところに放射能汚染をも含むという理解でよろしゅうございますか。ということですね、多分そうだと思います。  では先へ参ります。結局、放射能汚染についても環境基...全文を見る
○堂本暁子君 次に、いよいよ自然の問題に入っていきたいと思うんです。  先ほども申しましたように、ここの章に来ましても、「環境の保全に関する基本的施策」という書き方で、自然環境とは書いてございません。それから先も「並びに自然環境」というようなことは出てはくるんですけれども、非常...全文を見る
○堂本暁子君 それではこれから、本来はこれ生物多様性条約ではございませんで、生物多様性とそれからバイオテクノロジーに関する条約という名前をつけた方がいい条約であることは確かですけれども、バイオテクノロジーは今ちょっとわきに置きまして、前段の自然環境についての施策のところに絞って話...全文を見る
○堂本暁子君 具体的に言いまして、予算が二億六千九百万ですか、その予算で北海道から沖縄までの生物種を調査するということはもう無理なことで、ほとんど予算としてはないに等しいんではないかというぐらい、これでは人の手当てもできない、ボランティアに頼っているというのが現状かと私は思います...全文を見る
○堂本暁子君 とかく翻訳がないという原因もございますが、やはり自環法は生態系を調べることが目的でございました。ですから、生物種の調査ということは目的になっていないということが一つ今指摘されたように不十分だった点かと思いますが、やはり今言葉の原因もございまして、トキだとかパンダだけ...全文を見る
○堂本暁子君 次に参りますが、今おっしゃった、森林、農地、水辺というようなことが書いてありますけれども、ラムサール条約の締約国会議が釧路で開かれますが、ここには当然湿地を入れるべきではないかと思いますが、いかがですか。
○堂本暁子君 私自身は、例えば川ですとか湖とかいろいろございますけれども、湿地は、あえてラムサール条約があるように、非常に重要な多様性、それこそ生物の多様性、それから渡り鳥の生息地、それからもういろんな意味で本当に、自然の宝庫だと思うんですね。やはり湿地を例示してないということに...全文を見る
○堂本暁子君 といたしますれば、当然そういった含まれるものを例示していただくという方が親切かと思います。わからないと思います。  第二次案ですけれども、第二次案の第七項に、「環境基本計画以外の国の計画であって環境の保全に関する事項を定めるものは、その事項に関しては、環境基本計画...全文を見る
○堂本暁子君 私は今の局長の御答弁を伺いまして、そうであるとすればこれは落とすべきではなかったのだと、ぜひ入れていただきたかったと思いますが、これも意見でしかないかもしれませんが、ぜひ入れていただきたかったというふうに思います。  あと五分しかないので前に戻りまして、私、けさ、...全文を見る
○堂本暁子君 公害対策基本法の解説書の中の事業者の責務のところによりますと、事業者には自衛隊などは含まれていないということが明記してございます。  そういたしますと、自衛隊に限らないんですが、なぜこういうことをあえて伺うかといいますと、逗子の池子なんかにいたしましても駐留米軍の...全文を見る
○堂本暁子君 そういたしますと、具体的にいろんな問題があります。横須賀の有害廃棄物の投棄の問題もございますし、それから逗子の池子の問題もございますが、こういったものについてすべて国は責任をお持ちになるんでしょうか。
○堂本暁子君 最後に、環境の保全について最も大事なことは、やはり環境行政の強化だと思いますし、それから情報の公開でございましょう。そして、私がるる申し上げているような自然環境が非常に強調される必要があるということがございます。  そういったことを、私たち野党で修正のお願いをして...全文を見る
06月07日第126回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○堂本暁子君 前回に引き続きまして、私は景気と環境さらに福祉と人権の視点できょうは質問させていただきます。  本題に入ります前に、総理が経済の専門家でいらっしゃるので伺いたいのですけれども、今回の補正予算は景気の回復ということでございますが、農村地区、特に例えば中山間地区ですと...全文を見る
○堂本暁子君 一昨日、福井県でシャドーキャビネットの「一日農水省-農林・水産政策フォーラム」というのが開かれまして、私も参りまし た。  その席上、具体的には中山間地区にある池田町というところなんですが、そこの町長さんが、農業経営からいうともう本当に再起不能だと感じるような景...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。大変心強く思います。  ちょうど一年前の今ごろ、リオでは環境サミットが開かれておりました。ちょうど一年たちました。あのころは環境環境の国会だったんですが、今は景気景気の時代になりまして、日本の政府はとかく経済成長と環境保護の両立ということを...全文を見る
○堂本暁子君 それが現実であれば一番理想だと存じますが、やはりどうも両立を希望することが非常に強いのが日本ですけれども、実際には景気がいいとどうしても環境の破壊が進んでしまう、景気の悪いときは比較的その環境への負荷が少なくなるというのが現実がと思います。今は企業防衛、リストラとい...全文を見る
○堂本暁子君 先日、衆議院の環境委員会で総理が答弁なさったところを私は傍聴に行っておりましたけれども、アセスメントの問題も出ておりまして、私は、やはりこれだけ大きな公共投資に予算が使われているときにはぜひともアセスメントをきちんとやっていただきたい、そのことがやはり環境を守ること...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。  大蔵大臣、これは実に一一%の増額なんですね。ですから、環境基本法の審議をちょうど今参議院ではしておりますけれども、そういったときに予算をふやしていただいて大変ありがとうございましたと申し上げていいのか、本予算では余りにも少なかったのでは...全文を見る
○堂本暁子君 確かにそうですけれども、農林水産関係の予算、いろいろございます。私が指摘したかった点は、極度に少ない、ほとんどゼロに近いということで、確かに農水省はいろいろプロジェクトを持っておられますけれども、私の知る限りそういった生物種、本当に例えばツルのこと一つ、フクロウがど...全文を見る
○堂本暁子君 今、費用負担のことをおっしゃいましたけれども、措置制度を中核に置くということを変えるおつもりかどうか、その点をお答えください。
○堂本暁子君 労働省に伺いますけれども、保育施設の新設や運営について、事業所内に託児施設をつくることへの助成を決められたこの問題について伺いたいと思いますが、これはどのような規模で何人ぐらいの子供たちを対象にし、それからゼロ歳児を対象にしているのか、それからどのような基準をこれか...全文を見る
○堂本暁子君 趣旨は結構です、十分にわかっておりますから。
○堂本暁子君 もう一度松原局長に伺いますが、これは無認可の施設ですか。
○堂本暁子君 厚生省に伺いますが、八一年に出されました無認可保育所に対しての指導基準、ここで児童家庭局長通知が出ておりますけれども、この通知は今も生きているでしょうか。
○堂本暁子君 ここは大臣にしっかり聞いていただきたいところですが、「指導基準は、劣悪な無認可保育施設を排除するための当面の基準であって、指導基準に適合する無認可保育施設を制度的に認める趣旨ではない。」、そういうことになっているんですね。  私、その当時記者でございましたから、こ...全文を見る
○堂本暁子君 当時、いろんな事故が起きたのは事業所内保育所の中なんですね。それから院内保育所もございました。そういったところで、事業者は何といっても保育にそれほどお金をかけようとは思いませんし、お母さんが一人の子供を一人で抱いて育てるのと違って保母一人に例えば二十人の子供とか三十...全文を見る
○堂本暁子君 難しくないですよ。
○堂本暁子君 違います。
○堂本暁子君 その当時も問題になりましたけれども、どこで線引きをするということはできないわけです。最低基準というのが認可保育所にあります。今労働省がやろうとしていることは最低基準以下の基準をつくろうということなんですね。そもそも、最低基準以下の基準が当時できまして、いずれは必ず認...全文を見る
○堂本暁子君 今、局長がおっしゃったまさにその指導基準こそが先ほど私が読みました「指導基準に適合する無認可施設を制度的に認める趣旨ではない。」と、そう書いてある指導基準なんですよ。制度として認めない。  それからもう一つ。今これから基準を決めるとおっしゃった。どうやって基準も決...全文を見る
○堂本暁子君 わざわざありがとうございました。  これを批准するに当たりまして、第二条、いかなる種類の差別もなしにこの条約に挙げる権利を尊重し確保することが大事だということ、それから二十九条には、児童の父母、児童の文化的な同一性、言語及び価値観、児童の居住国及び出身国の国民の価...全文を見る
○堂本暁子君 身近なことから伺いたいんですが、通学定期の問題がございます。  日本の子供たちと同じように例えば朝鮮人学校とかそういう学校に通っている子供たちは今でも学割がありません。こういった問題について運輸大臣はどうお考えでしょうか。子どもの権利条約の批准と同時にこういった問...全文を見る
○堂本暁子君 ありがとうございました。  今までもうずっと運輸省が繰り返してこられた御答弁でございます。私は、子どもの権利条約が批准されたらば、国として、日本はこの条約の精神、内容に従わなければならない約束をするということで、今までの御答弁とは違った御答弁をいただきたいと思って...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。  きょうは環境と福祉と人権と景気にかかわる問題を伺ったんですが、それは予算の組み方によって環境の問題も福祉や人権の問題も解決されていくのだということを主張したかったということです。どうもありがとうござい...全文を見る
06月11日第126回国会 参議院 環境特別委員会公聴会 第1号
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○堂本暁子君 きょうは本当にお忙しい中、ありがとうございました。五人の方たちに厚く御礼申し上げます。  私はずっと環境基本法の中に自然に対しての政策が非常に少ないということを中心に今まで審議を重ねてまいりましたので、川道さんに主に質問させていただきたいんですが、今度は条文に沿っ...全文を見る
○堂本暁子君 次に、「農地」という言葉があるんですが、この点についてはいかがお考えでしょうか。
○堂本暁子君 次に、同じように「社会的条件」という言葉が使われているんですが、ここには問題点はございませんでしょうか。
○堂本暁子君 次に、二十一条に移りますけれども、二十一条は規制措置について書いてありますが、ここの三号、二十一条の三号について伺います。  三号は、自然保護地区に関しての規制措置、四号には個別の自然保護のための規制措置について規定されているわけなんですけれども、この規制措置の規...全文を見る
○堂本暁子君 自環法、自然環境保全法の理念は今回の新しい基本法案に吸収されていますけれども、地域指定についてはまだ自然環境保全法が現存しています。その中の問題について触れたいんですけれども、原生自然環境保全地域あるいは国有林の中の森林生態系保護地域、これは国有林の方ですが、指定に...全文を見る
○堂本暁子君 第二十三条は、「環境の保全に関する施設の整備その他の事業の推進」という項目です。この項では、「絶滅のおそれのある野生動植物の保護増殖その他の環境の保全上の支障を防止するための事業を推進するため、必要な措置を講ずるものとする。」というふうに決めてありますけれども、ここ...全文を見る
○堂本暁子君 私は、ここの二十二条の中にもっといろいろな形の規制がない限り野生動植物の保護というのは実際にはなされないんではないかという気がしております。絶滅の方向の中で市民による捕獲とかそういったものだけではなくて、もっと大きないろんな形の破壊が今生態系を破壊していると思うんで...全文を見る
○堂本暁子君 今の質問に追加して伺いたいんですけれども、外国なんかですともう少し全体的に、例えばその国の生態系ですとか動物や植物種についての計画的な調査がなされているとか、それから公的なデータが集められているとか、そういった事例はございますか。
○堂本暁子君 その一番大事な基礎調査が日本はなされていない。本当に北海道から沖縄までの公的なデータがない国というのは、この日本列島という列島に関しての自分のところの足元の調査すらつくらない国というのは非常に危惧を抱くんですけれども、二十八条は「調査の実施」というふうに書いてあるん...全文を見る
○堂本暁子君 川道先生、どうもありがとうございました。  岩崎さんから伺ったことも本当に同感なことばかりなんですけれども、環境基本法策定の過程でもNGOの参加が私は非常に不十分だったと思いますが、これから実際にこの基本法が施行されていく中で、実際市民がどのようなかかわり方をして...全文を見る
○堂本暁子君 きょうは学生の方が来てくださって、それこそずっと陳情に回っていらしたときに鈴木さんに会って、それからきょうまたこういった形でお会いできて、とても心強く思っています。  つたないという言い方をされたけれども、つたないということ以上に、私たちの時代が終わってから実際に...全文を見る
○堂本暁子君 どうもありがとうございました。
06月14日第126回国会 参議院 環境特別委員会 第11号
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○堂本暁子君 いよいよ環境基本法も大詰めでございます。きょうは総理にも御出席いただきましてありがとうございました。最後の確認と申しますか、いろいろ伺いたいことがございます。  リオの総理の演説からさらに今国会での本会議、予算委員会、そして衆議院の環境委員会と、総理は一貫して環境...全文を見る
○堂本暁子君 大変基本的な社会構造にかかわる理念であり方針かと思いますけれども、恐らく今総理おっしゃいましたサステーナブルディベロプメントという言葉をノルウェーのブルントラント首相がおっしゃったときも、ディベロプメントの方にもサステーナブルであるということと同時に、生態系やあらゆ...全文を見る
○堂本暁子君 ヨーロッパや北欧、アメリカも少しそうなってきたかもしれませんが、大変リサイクルということを重視して、循環型社会へ先進国は特に転換しているときだと思います。それだけに、今言われたような日本の立場というのも大変大事だと思うんですけれども、問題は環境庁が調整官庁であるとい...全文を見る
○堂本暁子君 大変心強く伺ったんですけれども、運用の中で、また内閣の方で御決定いただかなきゃならないことが具体的にも多々出てくるのではないか。そういうときにやはり臨機応変に対応していただく必要が現実にはあるんではないかと思いますので、そのことを篤とお願いを申し上げておきたいと思い...全文を見る
○堂本暁子君 アメリカも生物多様性条約にサインするに当たって、クリントン大統領は八百五十人の生物の専門家、そして年間二百億円を使うということをアースデーに宣言しましたけれども、そのことを考えますと、十四条に生態系と野生生物種の多様性を保存するということをうたっているのですから、や...全文を見る
○堂本暁子君 そうです、森林会議。
○堂本暁子君 本当に日本のシーリング予算を考えますと、なかなか一気にとはいかないでしょうけれども、少なくとも予算面でも相当大幅にスタートしていただきたいというお願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○堂本暁子君 今整理というふうにおっしゃいましたけれども、標本とかそういった調査結果も今アメリカのスミソニアンとか大英博物館に流出しているような現状だと聞いております。少なくともきちんとした国立の公害研、今の環境研に対応できるようなそういった調査研究機関をぜひ設置していただくとい...全文を見る
○堂本暁子君 最後に、環境研でもモニタリングですとか大気の研究は機械とか科学でできますけれども、生物への対応、植物への対応は大変人の手を必要といたします。  そういった意味で、専門家だけではなく、ボランティアやNGOの参加もぜひ積極的に組織していただきたい。そして同時に、中央環...全文を見る
○堂本暁子君 ぜひ、公害関係の方とそれから自然環境の方とちょうどバランスがとれるように委員を選んでいただきたい、そのことのお願いもいたします。  そして、自然環境から離れます前に、総理には予算委員会のときにアマミノクロウサギのことをお願いいたしました。それがきっかけでいろいろ調...全文を見る
○堂本暁子君 細かいことなので、局長に言葉を確認させていただきたいんですが、環境基本計画とその他の計画は環境の保全に関して調和が保たれるというふうに理解してよろしいでしょうか。
○堂本暁子君 次に、情報公開について伺いますが、情報公開についても広く適切に提供するという文言が入っておりますが、その条件あるいは範囲、手続をどういうふうになさるおつもりか、伺わせていただきたいと思います。
○堂本暁子君 外務省、お越しいただいているのでお願いいたしますが、この基本法の中に国際協力の面も強くうたわれておりますけれども、そういった中で、今まで日本のODAあるいは海外進出企業の海外における環境破壊とかそれから汚染というのが問題になってまいりました。基本法ができたからには国...全文を見る
○堂本暁子君 私は、今まで外務委員会でずっとODAの問題を取り上げてまいりましたけれども、今審議官がおっしゃったように、日本の環境配慮が十分だとは全く思っておりません。現に、どこへ参りましても日本の企業の汚染、それからODAによる汚染、それから自然環境の破壊、多々見てきたわけで、...全文を見る
○堂本暁子君 総理、お聞きのように、各国の意見を聞きながらとおっしゃるんですけれども、過去UNCEDのプロセスでも日本は意見を聞きながら事を決めていると思うんです。それで、生物多様性などというのは、アメリカの方がはるかに後に来た国で日本の方が先を行ってたのに今やいろいろ意見をどん...全文を見る
○堂本暁子君 私は、ただいま可決されました環境基本法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合、日本共産党、民主改革連合、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  以下、案文を朗読いたします。     環境基本法案に対...全文を見る
10月27日第128回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○堂本暁子君 初めての質問ですけれども、政権交代で今まで野党の理事として御一緒に仕事をしてきた広中長官が、環境行政の責任者となられたことを大変うれしく思っております。と同時に、所信で述べられておられるように、従来の社会システムを見直して、環境保全型の社会の実現に努めるとおっしゃっ...全文を見る
○堂本暁子君 GLOBEジャパンじゃなくて、GLOBEインターナショナル。
○堂本暁子君 それでは、所信に沿って伺いたいと思います。  まず基本法ですが、一番ポイントはやはり開発か環境がという大きな時代の流れの中で、アセスメントの問題かと存じます。詳しくは後、大脇議員が時期の問題、そして調査の問題に触れられますが、私はそのことには触れませんが、まず今の...全文を見る
○堂本暁子君 今そのシステムに沿って伺っているんですが、環境庁長官の方から意見をおっしゃっていただけるか、意見を言うだけではなくて、きちんとこういうことはこうしてほしいということの意見をおっしゃっていただきたいわけですが、それはなさるわけですね。
○堂本暁子君 求められない場合に意見を言うことはなさいますか。
○堂本暁子君 どうしてできないんでしょうか。  それはとても不思議で、与野党逆転ということに関係なく、やはり環境庁としてはいろいろな、例えば保全の制度があるわけでございまして、そこで環境庁の方の政策と抵触しているような形でさまざま事が起こっている場合には、環境庁長官として制度と...全文を見る
○堂本暁子君 では大いにそこを期待させていただいて、次に参ります。  所信で、気候変動枠組み条約とそれから生物多様性条約の円滑な実施に取り組みたいというふうにおっしゃっていらっしゃいますが、この点について、特に私が生物多様性条約の面では大いに期待したいところなんですけれども、今...全文を見る
○堂本暁子君 大蔵省、お越しいただいていると思いますが、この生物多様性について、国際的にはGEF、グローバル・エンバイロンメント・ファシリティーの日本は大変大きな拠出国になっていますけれども、アメリカは世銀のシステムと分けて独立した形で小さいプロジェクト、実効のある状況でこれを運...全文を見る
○堂本暁子君 どういう形で対応されるかだけで、歴史は結構です。
○堂本暁子君 ちょっと質問を聞き違えられたと思いますが、アメリカが主張している、世銀の中で独立した例えば事務総長を持ったというような違った審議システムを持つというそのことに賛成ですかということを伺っているわけです。
○堂本暁子君 決まっていないということですか、日本の姿勢は。
○堂本暁子君 それでは次に、生物多様性に限りませんが、長官、先ほど午前中の質疑で最初に、日本の自然の保全も必要だということをおっしゃいました。  私は、非常に気になることが幾つかあるんですけれども、環境庁が制定した絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律、この法律の中...全文を見る
○堂本暁子君 余り納得のいかない御答弁でございますが、これはここで幾ら議論をしても始まらないので、やはり国際的にも絶滅種だと思われている種を日本の方が軽く考えるというのはおかしいわけでして、ぜひともその点は至急改めていただきたい、ということが一つ。  それからあとは、今のレッド...全文を見る
○堂本暁子君 一国の総理がこれは行政的に対応すると予算委員会でおっしゃったことに対しての対応はその程度ですか。それで守れますか、実際に。
○堂本暁子君 そのことは総理の答弁を受けてきちんと環境庁からいろいろ指示は出していらっしゃるんでしょうか。
○堂本暁子君 私としては、予算も拝見しましたけれども、この程度のことではウサギは守れないと思います。ウサギだけの問題じゃないんです、姿勢の問題なんですね。ですから、そういう形で、代表選手としてクロウサギをあのときも挙げたわけでして、総理が少なくとも行政的に対応すると言った場合、ど...全文を見る
○堂本暁子君 そうしますと、その結果がわかるまでは工事は着工なさらないということですね。
○堂本暁子君 国有林の機能類型について伺いますが、自然維持林とされた場合には、原生的な森林生態系の維持等の自然環境の保全を第一とすべきということが書かれていますね。とすれば、ここの地域は自然維持林としての範囲に指定するべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
○堂本暁子君 そのことはちょっと私納得いきませんので、これもまた後日ゆっくりお話をしたいと思います。  長官にお願いしたいんですけれども、自民党の政策を継承するということもおっしゃられたわけですけれども、そういった面で言えばやはり総理の答弁は継承していただきたい。長官として、少...全文を見る
○堂本暁子君 読ませていただいてということですけれども、少なくとも総理大臣は行政的に対応をするというふうにお答えになったわけです。ですから、それは少なくとも行政的に対応していただきたい。  それでは、次に参ります。福島県の博士山というところの、今度はウサギじゃございませんで、イ...全文を見る
○堂本暁子君 現地からの報告によりますと、今局長が言われたこととは大分違いまして、繁殖期である十二月-六月の間は営巣地の二キロ以内では工事は自粛するということを県では望んでいる。しかし、林野庁の工事は全くそれに関係なく、どんどんその間も行われているということですし、それからそのダ...全文を見る
○堂本暁子君 それでは、そのことは確認させていただきますし、今後は影響のないような形、それから今一月からという自然保護局長の調査のこともございますので、十分にそれを考慮していただきたい。  それから、今アセスメントをやっているということなので、その内容はぜひ拝見させてください。...全文を見る
○堂本暁子君 十分に私はそこが配慮されているのかどうか大変疑問に思います。  もう一つ、国営の新宮川ダムの建設についても、これはアセスメントが行われていないんだそうです。国営なのですがその規定外ということなんです。先ほど長官がおっしゃったように、また今自然保護局長は絶滅危惧種、...全文を見る
○堂本暁子君 今の、国営新宮川ダムは農水省のダムですけれども、ぜひよくお調べいただきたい。そして、アセスメントをやってないのであるとすれば、これだけ非常に豊かな多様性のある、動物もそれから植物も、特に林野庁お詳しいと思いますが、豊かな広葉樹林の残っているところですので、十分に調査...全文を見る
○堂本暁子君 こちらは農水省の土地改良事業が行われておりまして、そこの場合に、今まで農水省としてはそこで農業をする、畑をつくるための果たして、アセスメントはなさったかもしれません。  しかし、今度指定されようとしているイリオモテヤマネコとか、そういったものを今問題にしております...全文を見る
○堂本暁子君 私の知る限りでは、コウモリのことについてだけの検討会が行われていると思っています。コウモリは物すごく大事なんです。虫をたくさん食べるし、もしコウモリがいなくなれば、その分除草剤やなんかを使わなければならなくなる。そういう意味でコウモリはすごく大事ですけれども、同じに...全文を見る
○堂本暁子君 通産省にも伺いたかったんですが、申しわけございません、時間がなくなってしまいました。  私台湾へ行きまして、非常に膨大な日本の廃棄物が捨てられていることをこの目で見てまいりました。この間の連合審査のときにも写真でるる御説明いたしましたけれども、肉眼で見てきて余りに...全文を見る
11月10日第128回国会 参議院 環境特別委員会 第5号
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○堂本暁子君 私は環境特別委員会で、前々国会でも今国会でも何度も何度ももう基本法についての質問を繰り返してまいりました。きょうは大詰めでございます。  各省庁おいでいただきましたが、環境庁に限っては質問を長官だけに絞って、そして政府委員の御答弁はこちらから指定した場合だけに限ら...全文を見る
○堂本暁子君 はい、ありがとうございました。  その十分という言葉は地球ほど重いというふうに私は受けとめさせていただくので、今後環境行政については、その十分にございますというのを常日ごろずっと使っていきたいと思いますので、よろしくお心得いただきたい。  そしてまず七条から伺い...全文を見る
○堂本暁子君 はいではわからない。
○堂本暁子君 建設省、お越しいただいていると思いますが、一番関係のある省庁でいらっしゃいます。この精神にのっとってこれからいろいろ町づくりの条例を多々つくられると思うんですね。よりアメニティーを大事にしようとか、それから身近な自然との調和を大事にしようということもあると存じます。...全文を見る
○堂本暁子君 具体例を申しましたが、例えば二階以上の家並みはつくらないというようなときに、六階建てをどうしてもやるというような業者が出た場合、建設省としてはその点は条例の方を配慮していただけますでしょうか。
○堂本暁子君 建設省としても多分前向きに取り組む覚悟でいらっしゃるでしょうし、それが時代性がとも存じます。  例えば住民の意思で十分の八の同意がなければ開発を決めないとか、逆に開発をすることに決めるというようなそういったところも出てきているようです。例えば川崎市とか武蔵野市など...全文を見る
○堂本暁子君 次に移ります。  今度は二十条のアセスメントの問題でございますが、前回環境庁長官に福島県の博士山のブナ林の問題、イヌワシの問題等について伺いました。検討しますというふうにお答えいただきましたが、どのように指示なさり、どのような報告を長官としては受けておられますか。
○堂本暁子君 検討するとおっしゃったんですが、現地にはどのような連絡をおとりになったんでしょうか。  いえ、きょうは長官に。もし長官が御存じなければ報告を受けていないというお返事で結構でございます。検討するとおっしゃったので、そのお答えを伺っているわけです。
○堂本暁子君 長官への説明ではなくて現地のどういうところにどういう調査をなさり、どのような指示をなさったかということを伺っているわけです。
○堂本暁子君 大変不満ですけれども、二十条には土地の改変その他書いてございまして、「必要な措置を講ずる」ということが書いてあるわけなので、この前も説明がありましたようにアセスメントを必要とする規模のダムではないわけです、後で農水省の方からお答えをいただきますが。しかし、長官の方か...全文を見る
○堂本暁子君 よくわかります。けれども、時間というのも、これはそんなに長くないかもしれません。もっと長いものも後で出てきますので、それはそれでまた伺います。  それから、委員会で問題にしたことに対しての委員会での御答弁、そういったものに対してどう対応されるのか、それは単なる陳情...全文を見る
○堂本暁子君 発破をずっとかけ続けているということについては今後どう対応なさいますか。現地とは連絡をとりましたか。
○堂本暁子君 ありがとうございました。  御熱心などか、個別な問題とかで伺っているわけではございません。きょうはあくまでも基本法の審議なので、先ほどから申し上げているように、具体例を出さないとアセスメントといってもどういうことかわからないからこういう事例をお出ししている。前回も...全文を見る
○堂本暁子君 今伺ったのは、法律に書いてあることを読んでいただくことではなくて、今閣議で決まっているアセスメントのやり方、そのことについて漏れている部分があるわけですね、今お答えいただいた新宮川ダムのように。一方で自然保護の絶滅種なり危急種なりというのは、これは環境庁の範囲のもの...全文を見る
○堂本暁子君 公害輸出という言葉もございますし、例えばきのう通産省の企業行動というのも見せていただきました。その環境の部分について「我が国における経験を活かした一層の努力を行うことが期待される。」というようなことが書いてございますし、それから経団連なんかにもございます。  しか...全文を見る
○堂本暁子君 環境庁の調査では二五%の回収率。そして通産省の調査では回答のうちの九六%が特に環境については問題がないというふうに答えていらっしゃる。これは企業の側としては、恐らくその通産省のガイドラインにあるように、日本でやっている公害防止の企業努力はやっているんではないかという...全文を見る
○堂本暁子君 まだまだお願いしたいことがありますが、きょうは時間がないので次に移ります。  先ほど時間がないというふうに長官はおっしゃったんですが、私は時間の問題ではないんじゃないかというふうに思う。どれだけプライオリティーをつけていくかということだと思います。  三月の予算...全文を見る