武見敬三

たけみけいぞう

選挙区(東京都)選出
自由民主党・国民の声
当選回数5回

武見敬三の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月19日第134回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○武見敬三君 では、時間がありませんので一問だけさせていただきます。  昨今、日米双方におきまして日米安保条約の国内基盤といったようなものがともに弱体化しているような傾向が見え始めております。これにいかに対処するかということは極めて重要な課題であるように思われます。特に、最近起...全文を見る
○武見敬三君 今の御指摘にありましたとおり、国民の中で日米安保に対する理解の度合いが低下してきている、それを深刻に受けとめられているということ、よくわかりました。  そこで、新しい冷戦後の非常に変化する時代状況の中で、この日米安保の将来的な役割というものを基本的にどういうふうに...全文を見る
○武見敬三君 外務大臣御指摘になられた九月二十七日の2プラス2、日米安全保障協議委員会で共同発表がなされておりますが、その共同発表の中で、これからの日米、この場合には「同盟」という言葉を使っておりますが、「アジア太平洋地域の平和と安定の維持のための不可欠な要素である」という点で意...全文を見る
○武見敬三君 わかりました。  そのアメリカのアジア・太平洋における軍事的プレゼンスの持つ重要性というものは、次にどういうふうに理解をすればよろしいんでしょうか。
○武見敬三君 継続するアメリカの軍事的プレゼンスの持つ最大の重要性というのは、私は今後十年ないし二十年のうちにおいて、この地域における力の均衡というものを維持する上において決定的な役割を果たすであろう。特に、今後明らかに継続して総合的に中国の力というものが拡大していく過程で、これ...全文を見る
○武見敬三君 基本的にこのホスト・ネーション・サポートの目的というのは大きく二つあって、一つはやはり日本の防衛。そして二つ目は、この共同発表にもありますように、今後のアメリカ軍の前方展開能力を支援する、そういう目的がこの中には組み込まれているように思います。  そこで、国民に対...全文を見る
○武見敬三君 この共同発表、2プラス2の共同発表でありますが、これは明らかに二つの大きな特徴を兼ね備えているように思われます。  それは、第一には、先ほど申し上げましたとおり、日米安保の将来的役割についてそれを地域的に従来より広い範囲の中で位置づけているということが第一点であり...全文を見る
○武見敬三君 この点については、従来から日米間においてバードンシェアリング、負担の共有ということが言われ、そして次にこのような形で緊密な協議ということが言われるようになり、やがてこの後の段階で来る日米の相互理解の基本的な形態というものは、例えば決定の共有、ディシジョンシェアリング...全文を見る
○武見敬三君 この点に関しては、例えば米国の場合、安全保障の分野、特に作戦行動にかかわればかかわるほどより単独主義、ユニラテラリズムというような言い方で言われますけれども、そうしたことにやはりこだわるという傾向がどうしても出てくるように思われます。アメリカとの交渉の中で、こうした...全文を見る
○武見敬三君 そのアメリカの中で、今積極的な姿勢というのを御指摘になりましたけれども、同時に内向きの消極的な姿勢も実は顕著にあらわれてきております。御存じのように、チャルマーズ・ジョンソンのあのフォーリン・アフェアーズでの論文などを改めて読んでみますと、経済安全保障という視点を絡...全文を見る
○武見敬三君 ありがとうございました。  それでは、ちょっと質問を変えます。日中関係についての質問をさせていただきます。  アメリカの上院で外交委員会が、ちょうど先週でありますけれども、アジア・太平洋小委員会というのを開きまして、そこで中国軍事力の拡大とその役割という大規模な...全文を見る
○武見敬三君 日中の安保対話の中で特に注目されておりますのは、たしか九四年三月に北京で第一回の防衛当局同士の会合が開かれた。これは防衛庁の審議官が出席されたということでありますが、九五年一月には第二回目が今度は東京で開催されている。ある意味で定期的な日中安保の形態というものはまさ...全文を見る
○武見敬三君 実際のこの代表のレベルを見ておりますと、例えば中国側の場合にはこれは佐官クラスが国防部の外事局を通じて代表者として出席しているということのようでありますが、実際こうした佐官クラスでどこまで我々が期待するような情報の開示をしてその透明性というものを高めてくれるのか、そ...全文を見る
○武見敬三君 現状ではまだそのレベルアップについての中国側との具体的交渉は進めていないということですか。
○武見敬三君 実際、伝え聞くところによると、やはりなかなか中国側の情報の開示というものは期待するような形では出てこないというようなことも聞いております。こうした状況をいかなる形で打開して、そしてさらに日中相互の信頼関係の増進に努めるのかということを考えたときに、例えば日ロの間では...全文を見る
○武見敬三君 そうすると、日中間、二国間の形で民間レベルでそういう安保対話が発足するとしたならば、それは政府としては協力すべき対象となり得るんでしょうか、多国間ではなくて。
○武見敬三君 この日中の安保対話に関しては、特に日本の中で中国に対するさきの戦争における侵略行為といったものを非常に謙虚に反省して平和を強く望んでいるような日本の多くの人たちが、最近の中国の核実験や軍事力の増強というものを通じて中国に対してむしろ懸念や警戒心を持ち始めているという...全文を見る
11月29日第134回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○武見敬三君 それでは、まず一般質問から始めさせていただきます。外交と世論という観点から御質問をさせていただくことになります。  今日の外交政策を検討するに当たりまして、世論の果たす役割というものを無視してこれを検討し策定することはできないという状況にあることは、民主主義国家で...全文を見る
○武見敬三君 この場合に重要なことは、世論の意向をどのような形で健全にそしゃくをして外交政策の中に生かすかという側面と、それからある一定の既存の外交政策についていかに世論により正確に理解をしていただくかという二つの側面があるわけです。この二つの側面の中で、昨年の外交青書は双方をと...全文を見る
○武見敬三君 そうすると、外交体制の中に世論を健全にそしゃくするための体制を整備する、強化する必要があるという去年の外交青書の中にあった姿勢、それが現在の外務省の基本姿勢であると理解してよろしいわけですね。
○武見敬三君 では、本日の課題のベトナムとの租税条約に関連した質問に移らせていただきます。  この租税条約は二重課税あるいは脱税等を防止するための条約として関係諸国と結ばれているわけでありまして、内容もOECDモデル条約案に沿ったものということであり、内容的には特に問題があるも...全文を見る
○武見敬三君 それで、実際にある程度具体的な石油企業に関連した一般的なケースについてはいろいろあるわけでありますが、時間の関係で次にサービス貿易に関する一般協定の第二議定書の方の質問に移らせていただきます。  この内容も金融サービス分野に関しまして世界貿易機関の関係加盟国が一層...全文を見る
○武見敬三君 わかりました。  この日米間の金融サービスに関する措置の中で、サービス貿易に関する一般協定の内容と同様に厚生年金基金のアクセスへの改善というものが取り決められております。この取り決めを通じて果たして積極的に我が国で自由化の努力が行われているのかということを検証して...全文を見る
○武見敬三君 できるだけ政府内におきましてもこうした協定の趣旨に沿い、かつまた国内官庁の趣旨にも沿った形でより積極的に自由化の努力が進むことを期待して、私の質問を終わります。
12月12日第134回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○武見敬三君 まず、外務大臣に外交政策を進める上において世論をどう位置づけるかという基本的な視点についてお尋ねをしたいと思います。  この場合に、外交政策を策定する過程で世論をいかに生かすか、また世論をいかに健全に外交政策の中に反映させるかという側面と、それから策定された外交政...全文を見る
○武見敬三君 それでは、具体的な課題についてお尋ねをしたいと思います。  内容は尖閣列島周辺海域における最近の中国船籍の活動状況についてであります。  ことし五月十一日木曜日から五月十九日の金曜日、さらに五月三十日火曜日から六月七日の水曜日に至る合計十八日間、中国船籍である向...全文を見る
○武見敬三君 この向陽紅〇九の同海域における調査活動は事前に日本政府に対し了解を得たものであったのでしょうか、この点を外務省の方にお伺いしておきたいと思います。
○武見敬三君 実際にそこで行われた海洋調査の内容はいかなるものであったのでしょうか。
○武見敬三君 調査を続行したわけでありますが、その活動状況について海上保安庁は、何日、どの時点で外務省に連絡をとられましたか。
○武見敬三君 外務省はその連絡を海上保安庁から受け、その後どう対処したのでありましょうか。
○武見敬三君 そうすると、外務省は外交ルートを通じてこうした調査活動の中止を求めたわけですね。いかがでしょうか。
○武見敬三君 ところで、海上保安庁の巡視船がこうした調査活動の事実上の中止を通告した、そうした過程で向陽紅〇九からの反応はいかなるものであったのでしょうか。
○武見敬三君 そうすると、海上保安庁からの通告、そして外交ルートを通じた事実関係の照会にもかかわらず、その後五月三十日から再びこの海洋調査を行うために同海域に向陽紅〇九が来て調査活動を行ったというふうに事実関係を理解してよろしゅうございますか。外務省にお聞きしたいと思います。
○武見敬三君 実際に日本側の通告や外交ルートを通じた照会によってこの向陽紅〇九が同海域から去ったというふうに理解するのか、あるいはそうではなくて、これを無視して引き続き当初の活動を全部やり続けた後で同海域を出ていったのか、その判断は改めて検討する余地があるように思います。  次...全文を見る
○武見敬三君 この出願に対して、実際に外務当局はどのような対応をしているのでありましょうか。
○武見敬三君 実際に出願をした日本企業に対しまして、いわゆる先願権というところまでは認めたとしても、試掘権、調査権あるいは採掘権というところまでは事実上まだ許可は出していないと、こういう理解をしてよろしゅうございますか。
○武見敬三君 実際にこの日本企業四社はまさに向陽紅〇九が海洋調査を行った地域において地質調査等を望んでいて、それについての了解を求めていたはずでありますが、こうした了解はいずれも得られずに、実際、国内における日本企業は同海域においては一度もまだ海洋調査、地質調査を行っていないとい...全文を見る
○武見敬三君 こういう状況というのは非常に理解しがたい状況でございまして、国内企業に対しては同海域の地質調査等は認めないで、事前の了解もなく中国船籍の海洋調査船が来て同海域で調査をするのは事実上それを受け入れるような、そういう対応と受け取られかねないようにも思いますけれども、この...全文を見る
○武見敬三君 私が非常に心配しておりますのは、こうした海洋調査等を積み重ねる形で既成事実というものが中国側にとって有利に組み立てられていくことを大変に恐れているわけでありまして、こうしたことをやはり政府間において厳格にきちんと協議をしていただいて、このようなことが今後起こらないよ...全文を見る
○武見敬三君 中間線領域と申しましても、その設定は相当に困難なプロセスがあるというふうに伺っております。この日中間の中間線について、一応日本側としてそうした主張すべき中間線を既に設定しておられるのか否か、その点についてお伺いしたいと思います。
○武見敬三君 そういたしますと、日中の両国政府間において、東シナ海における経済水域及び大陸棚等に関する政府間協議というものは行われているのでありましょうか、また過去に行われたという事実はあったのでありましょうか。
○武見敬三君 一九九二年の五月ごろと承っているわけでありますけれども、中国側がこの東シナ海において鉱区を国際入札に出したという事実があったと思います。このときに、中国側が国際入札に出した鉱区の一部が日本側の主張する中間線を越した海域までをも含んでいたという経緯があったと聞いており...全文を見る
○武見敬三君 外務省はこのときにはどのように対処されましたか。
○武見敬三君 このときに日中両国政府間において、部分的にということがあったかもしれませんが、中間線の設定について交渉に入ることを合意したという事実はあったのでしょうか。
○武見敬三君 私が理解している限りにおいては、このとき政府間の交渉を行うということで合意が一時的に成立をしたというふうに伺っております。ただし、それがその後うやむやな形で途切れておりまして、実質的にはそうした政府間交渉が行われていなかったというふうに私は理解をしております。  ...全文を見る
○武見敬三君 現在このように向陽紅〇九の海洋調査等の問題も出てきているわけでありますが、今後こうした中間線設定に向けての政府間協議というものは日本政府として積極的に働きかけて行う予定があるのでありましょうか、その点をお聞きしたいと思います。
○武見敬三君 そうすると、実際にはまだ行われていないけれども、これからは行うという基本姿勢と了解をしてよろしいわけでございますね。
○武見敬三君 それから、こうした尖閣列島周辺海域における中国船籍の諸活動等に関しまして十分にその情報が開示されておらず、なかなか国民世論の知るところにはなっていないように思うわけでありますが、外務省としてこうした案件についての写真あるいは海図等々の資料について公開する意思をお持ち...全文を見る
○武見敬三君 私は、こうした案件について、ただやみくもに国民を刺激するような情報の開示というもので世論を感情的にしてしまうことは決して得策だとは思いません。しかし、こうした事実関係について国民世論に対し最低限知らしむるということは、やはり今の日本を取り巻く諸状況がどういうふうな状...全文を見る
○武見敬三君 最近の中国の状況を見ておりますと、一九九二年に中国の領海法におきまして尖閣列島や南沙群島、西沙群島を中国領と明記したという事実がありましたが、これに対しては外務省はどのように対応されたのでありましょうか。
○武見敬三君 その申し入れの内容についてお聞かせいただけませんでしょうか。
○武見敬三君 よくわかりました。  中国は、一九九二年十月に行われた中国共産党第十四回大会におきまして、人民解放軍に対しまして、国家の領土、領空、領海の主権に加えまして初めて海洋権益の防衛を任務とするということを明確にしております。こうした考え方は人民解放軍の中では非常に強く任...全文を見る
○武見敬三君 中国の場合、こうした海洋資源、特に石油資源を含む海洋資源について、それを常により多く確保して、そして自国内における石油の供給体制を整備し、対外的に石油エネルギー等で外国に依存する度合いを極力縮小化しようとする考え方があると思いますが、その点についてどうお考えになるん...全文を見る
○武見敬三君 アジア局長が御指摘の点、実は私も全く同感であります。ただし、そうした理性的な私どもの対応というものが報われるか報われないかということを考えたときに、やはり報われないケースについてもきちんと対処しなければならないということはあるだろうと思います。  特に私が心配して...全文を見る
○武見敬三君 そこで、海洋調査を行った向陽紅〇九号は一体中国内のどこの組織に帰属しているのか教えていただけますでしょうか。
○武見敬三君 確認できたらぜひ教えていただきたいと思うのでありますが、二つ意見がありまして、一つは国家海洋局である、他方は中国の海軍であるという二つの説があるわけでありまして、その点をやはりきちんと確認しておくことが中国の政策決定をより詳細に理解する上で重要ではないかと私は考えま...全文を見る
○武見敬三君 以上で終わります。
12月13日第134回国会 参議院 行財政機構及び行政監察に関する調査会 第2号
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○武見敬三君 それでは御質問をさせていただきますが、本日のこの調査会、「時代の変化に対応した行政の監査の在り方」、そして「オンブズマン類似・関連制度に関する件」ということになっております。  オンブズマンということを言う場合には、特に欧米諸国においては、行政に対して独立をした第...全文を見る
○武見敬三君 そういたしますと、この恩給審査会の委員の構成、そういうものはどのような基準に従って委員が選ばれ、その構成が決められていくのでございましょうか。
○武見敬三君 その三名の医師のほか、残り四名学識経験者等いらっしゃるわけですが、こちらはどういう判断基準で選ばれますか。
○武見敬三君 それでは、その関係行政機関の三名の委員の方、こちらの内容はどういうことになっておりますか。
○武見敬三君 そういたしますと、この恩給審査会の性格というのは、非常に高齢化された元軍人の方が体を壊されたときに、その原因がいかにという点でその対象になるかならないかの判断を、専門的な立場からより正確に行うための一つの役割を主に担っているということであって、特に第三者的な立場、独...全文を見る
○武見敬三君 それでは、次に労働省の方に質問を移らせていただきます。  労災保険というのに関連したいわば不服申し立てというのが非常に多いというふうに伺っているわけであります。少しその中身を具体的にお知らせいただきたいわけであります。  先ほども若干図表等を通じた解説はお聞きし...全文を見る
○武見敬三君 五十五件、こういう形で裁判にまで提起されているということでありますが、この労働者災害補償保険法、同法に定める不服申し立ての手続を終了した後でなければ訴訟を提起できないという、言うなれば不服申し立て前置の制度を採用しているということなんでありますが、このような制度を採...全文を見る
○武見敬三君 いわば素人の素朴な疑問かもしれませんが、そういうふうに迅速に審査してくださるこういう不服申し立てのプロセスと、時間がかかるとはいえ同時並行に裁判に訴えることができるとすれば、言うなれば二つのプロセスでその不服申立人に対する保護というものができるんじゃないかという気も...全文を見る
○武見敬三君 ただ、いわゆる三権分立の法的な精神に基づく限りは、いわば行政の中における手続と司法における手続が同時並行に起きても別段それは何ら不思議のないことだというふうにも考えられるんですが、いかがでしょうか。
○武見敬三君 今ちょっとお出しになりました過労死とか、非常に労災の認定というものが難しい案件が急激にふえているということはまさに時代を反映していることではないかと思うわけであします。こういうことが関係してくるのでありましょうか、表を見る限り前年から繰り越されてくる件数というのが非...全文を見る
○武見敬三君 その審査体制の充実ということを考えるときの具体的な方途について、もしお差し支えなければ教えていただきたいと思います。また、それとの関連で労働保険審査会のあり方、運営についても改善の余地があるのかないのか、その点についてのお話を承りたいと思います。
○武見敬三君 この労災の問題というのは、労働者の皆さん方、大変なそういう災害の中で苦しんでおられるケースがたくさんあるかと思いますので、そうした事務手続の簡素化、またその判断の早急に行えるような仕組みづくりというのは非常にこれからも重要な課題であって、しかも過労死等々複雑な様相を...全文を見る
○武見敬三君 通産省は本省プラス八カ所の各地方の通産局、そこで合計二十六名の専門家の方がそうした苦情、相談等の対応をしている。他方で、経済企画庁の方が各都道府県にそれぞれ消費生活センター等々を置いて、その数も三百以上になっておる。  そうすると、実際に相談する内容というのが相当...全文を見る
○武見敬三君 そうすると、専門性の強弱によってある程度仕分けができている、こういうふうに理解してよろしいんですか。
○武見敬三君 こうした消費者保護に関しましてはそれぞれ国々によって考え方あるいは消費者の自立性ということの違いもあるので、そう一概に安易な比較はできないかとは思います。  例えば、アメリカの場合にはコンシューマーズ・ユニオンという巨大なネットワークを持った組織があって、このコン...全文を見る