武見敬三

たけみけいぞう

選挙区(東京都)選出
自由民主党・国民の声
当選回数5回

武見敬三の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○武見敬三君 本日のように、着任前の新任大使の方に外交・防衛委員会においでいただいて、そして実際に国民がそれぞれ任地国に対してどのような考え方を持っているのか十分に御理解をいただいた上で赴任していただくというのは、二十一世紀における、まさに民主主義国家における国民とともに歩む外交...全文を見る
02月23日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○武見敬三君 両参考人に御質問をさせていただきます。  まず、人事政策に関連してでありますが、我が国では外務省がジュニアプログラムをつくって、そこで正式の職員ではないけれども日本から給与をみずから負担して若い人たちを研修させた上で国連の関係機関で仕事ができるように送り込んでいる...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第3号
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○武見敬三君 それではまず先に、外務大臣に日米同盟についての御質問をさせていただきたいと思います。特に日米同盟の我が国国内におけるその支持基盤という視点に立って御質問をさせていただきたいと思うんです。  実は我が国の冷戦後の日米同盟というものの必要性についてなかなかまだ国民の中...全文を見る
○武見敬三君 ありがとうございます。外務大臣、もう結構です。  防衛庁長官に同じような問題で御質問させていただきますが、大局的にこの日米同盟の必要性を国民がより広く理解するというのは、冷戦という時代に比べるとはるかに難しくなりました。今の外務大臣の御説明のように、わかりやすい危...全文を見る
○武見敬三君 私は、この問題はまさに国づくりの問題と直結してくるぐらいの基本的な課題だと実は思っているんです。  要は、日米同盟を円滑に運用する際の国民の理解と支持というものを考えたときに、どうも我々は昨今、議論の仕方が極めて他人行儀になっているような気がいたします。実は、そう...全文を見る
○武見敬三君 このインドネシアという国が日本にとって友好的な国であり、それから民主化が着実に進行し、非常に我が国とも価値観を共有する民主主義的な国であり、そしてまた政治的にも安定した国となるということは、これは極めてアジア太平洋全般の二十一世紀の平和と安定にとっても重要な課題であ...全文を見る
○武見敬三君 その問題とも密接にかかわると思われる我が国の東チモールに対する政策であります。  これは極めて国連にとっても大きな実験的な試みだろうというふうに思いますけれども、もう実際に東チモールの状況というものは大変破壊をされ、しかも国連がかなり支援をしないとその統治体制を受...全文を見る
○武見敬三君 非常に詳細にわたって御説明をいただきありがとうございました。  実は、先ほどの日米安保とのかかわり、日米同盟の方の質問とつなげて御質問すればよかったんですが、一つちょっとし忘れた質問がありますので、これを柳澤防衛庁運用局長にお尋ねをしておきたいと思います。  こ...全文を見る
○武見敬三君 まさにその作業というものは、実際非常に困難な事態に我が国が遭遇したときに実は最も重要なかなめになる部分であろうかと思いますので、ぜひ着実に、しかもその中で我が国の国益に基づく自主性というものをきちんと堅固に確保しながら米側との間で調整をしていただきたいということをお...全文を見る
○武見敬三君 ありがとうございました。  そこで、経済協力局長の方に次に伺いたいんですけれども、このタジキスタンのケースというのはまさに実は隠れた予防外交の成果だというふうに言われております。それだけに、この議会選挙が終結した後にいわば安定化というものを関係各国がさらに支援する...全文を見る
○武見敬三君 まさにそのNGOが一つの重要な新たなツールの媒体になるだろうというふうにも思えるわけでありますが、私がこのタジキスタンに選挙監視団で参ったときに、実際にはUNMOTという国連の機関と、それからOSCE、全欧安保協力機構というところの民主制度人権事務室ですか、そこが共...全文を見る
○武見敬三君 まさに、最後のユニセフのコソボの初等教育支援事業、これに参画、参加されておられるノーラ・スキナーさんという方から私たまたまEメールをもらいました。この方は、アシスタントエデュケーションオフィサーとして実際にこの二つのモデル学校の事業に参画をしているわけでありますけれ...全文を見る
03月21日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第5号
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○武見敬三君 まず、防衛庁長官にお尋ねをいたします。  今回のこの発覚をいたしました平成六年十一月の陸上自衛隊における違法射撃事案、これは三つの点で非常にやはり遺憾なことであるということを痛切に感じざるを得ません。  この射撃事案そのものの違法性という問題は、まずその基本にな...全文を見る
○武見敬三君 防衛庁長官、まさにそうした責任を負って、この事件について国民が納得する解決、処理をしていただきたいということを改めてお願いをしておきたいと思います。  それでは、外務大臣にお尋ねをいたします。  二十一世紀のこれからおおよそ十年間、我が国の安全保障という問題を考...全文を見る
○武見敬三君 そういう御理解であるとすれば、このような民主的手続の結果については、それが尊重されるべき事柄であるという御認識をお持ちでいらっしゃるでしょうか。
○武見敬三君 それでは次に、今回の台湾における選挙の結果、まさに陳水扁氏が勝利をしたわけであります。この勝利の原因というものをどのように分析されておられるのでしょうか。
○武見敬三君 我々がやはり注視すべき点というのは、今次の選挙の結果が中台関係にどのような影響を及ぼすのか、またそれによってこの地域に私たちが歓迎できないような緊張が今後果たして深まっていくのかどうか、こうしたことがやはりその主たるポイントになって来ざるを得ません。  そこで、実...全文を見る
○武見敬三君 残念ながら、台湾海峡をめぐる軍事情勢というものは好ましくない形で推移しているというふうに認識せざるを得ないということであります。  しかし、私は、あえてこういう軍事情勢を取り上げることによって不必要に国民に緊張感をあおり立てたり、あるいは警戒心をあおり立てたりする...全文を見る
○武見敬三君 最初に申し上げたとおり、これから約十年間ぐらいの時間軸で台湾海峡の安定化そして朝鮮半島の安定化というのを、まさに日本やアメリカ、中国、ロシアといった主要国間の協調関係というものを確立しながら実現をしていかなければならない。しかも、その過程で我が国が基本とすべき考え方...全文を見る
03月22日第147回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○武見敬三君 では、正村参考人にお伺いします。  先ほど人の人権及び生命というものを守るためにやはり国というものが重要な責務を負うというのが現実の国際社会であるというお話を伺いました。私、全く同感であります。  しかし、このときに必要になりますのは、同時に、同じ国の中において...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第6号
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○武見敬三君 大変喫緊の課題について詳細な御報告をいただき、三名の参考人の方々に対し心から御礼を申し上げる次第であります。  最初に、まず井尻参考人にお尋ねをしたいわけでありますけれども、確かに国民党の政権が交代を余儀なくされたという状態になったわけでありますけれども、実際にこ...全文を見る
03月30日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第8号
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○武見敬三君 この在外公館に関する法案、これについては賛成であります。その上で別途一般質疑をさせていただきたいと思います。  特に我が国の対外的な経済協力、これは我が国の外交を円滑に推進する上において極めて重要なツールであるということはもう衆目の一致するところだろうと思います。...全文を見る
○武見敬三君 中国の場合には一人当たりの国民所得、七百五十ドルから八百ドルぐらい。実際に私ども外国に対してこうした借款をするときの条件は満たした、そうしたまだ発展段階であるということはこれはよく理解されているところだろうと思います。問題は、こうした円借款を行う際に、昨今、政府はさ...全文を見る
○武見敬三君 実際になかなか、この円借款について、時にどうも日中間に不協和音が生ずるということは否めない事実だろうと思います。特に、この円借款というものについて、我が国としてはこれは極めて低金利で行っている、しかもその返済期間が三十年と極めて長期という点で、実際にはDACの計算方...全文を見る
○武見敬三君 アジア局長にお伺いしたいと思います。  アジア局長は中国語も堪能でいらっしゃるので、よく中国語の言葉の意味の違いということも御理解いただけていると思いますけれども、この谷野大使の意見表明に対して楊外交部副部長が答えた中では、中国の経済建設に果たした対中円借款の役割...全文を見る
○武見敬三君 私も大体そういうふうには理解をしているんですけれども、しかしそれが微妙なところではやはりちょっと違うんだということも否定できない事実なんだと思います。  高く評価するという、そういう言い方というのは、日本人の感覚でいうと、非常に肯定的に評価をしているという場合でも...全文を見る
○武見敬三君 以上です。
04月12日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○武見敬三君 まず、中江参考人に歴史の問題についてお伺いをしたいと思います。  私自身は政治家としてどういう歴史認識を持っているのかということを正直にまず申し上げておいた方がいいと思いますが、やはり日本と中国との過去の戦争の中で日本の軍隊が実際に大規模な作戦行動を展開したときに...全文を見る
04月17日第147回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○武見敬三君 昨今さまざまに規制緩和の推進が行われております。厚生省は特にこうした規制緩和措置についてはかなり積極的に呼応しておられるというふうに私なりには理解をしておるところでありますが、この規制緩和というのは、単に経済的な効果のみならず、そこから波及する社会的な諸影響というも...全文を見る
○武見敬三君 それで、実際にその新たな適応外処方等について、その問題解決のための方策というものが実施されてくる過程で、そこから波及して出てくる問題点が出てくることが何となく推測されるんです。  例えば、外国のメーカーがつくっている日本における医薬品で、そしてその医薬品が実際には...全文を見る
○武見敬三君 おおよそそういうふうにお答えになるだろうとは思っていたんですけれども、実際のところ、今そういう適応外処方について早期に承認を求める申請というのはたしか二件出ているだけですよね。その二件とも幸いにして、外国のメーカーが日本のメーカーと協力をして、そして日本のいわばゾロ...全文を見る
○武見敬三君 もう一つこのことをちょっと調べていたら奇異なことがだんだん出てきたのであります。例えば、この適応外処方についての調査研究、これはあらゆる先進国でこうした適応外処方の問題が起きておりますから、これを早期に解決するためにいわばコクラン計画という国際的な同じ考え方で解決し...全文を見る
○武見敬三君 この適応外処方の問題について、これを適切に解決をしていくという方向は極めて正しいわけです。同時に、この適応外処方の問題というのはまた臨床の医師の立場からすると医師の処方権の問題にもかかわってきます。したがって、医師の処方権という問題をやはりきちんと確保しつつも、この...全文を見る
○武見敬三君 同様の質問を大蔵省及び金融監督庁の方にしてみたいと思います。
○武見敬三君 今非常に正直にお答えいただいたとおり、まさに保険の商品として健全に市場が機能しているのか、あるいは消費者が保護されているのか、そういったことをいわば主たる業務として大蔵省、金融監督庁の方はお考えになる。それによって医療サービスがどのようなものが提供されてくるのかとい...全文を見る
04月20日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第10号
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○武見敬三君 ただいま外務大臣の方から日朝交渉に関して、特に北朝鮮側から総じて非常に強い意欲を有しているというそういう御報告をいただきました。具体的にどういうところからこうした意欲をお感じになったのか、御説明いただけますでしょうか。
○武見敬三君 確かに、報道を通じて知る限りにおいて、従来よく言われていたような戦後の償いとか補償みたいな話はどうも実際交渉の場では出てこなかったというようなことを伺っておりますし、実際に具体的に従来の北朝鮮と異なった対応ぶりが見てとれるというような話も伺っておるということは大変好...全文を見る
○武見敬三君 まさに三国の協調というのはペリー報告の包括的な枠組みの中でもその基本として確認をされている事項でもありまして、私はそれは今後南北の関係がさらに改善をされていく過程においても崩すべきものではないということはもう明白だと思います。  ただ、例えば今回南北の首脳会談が開...全文を見る
○武見敬三君 今後、実際にこうした南北の関係の改善の過程で、例えば経済の支援といったような問題が具体化をし、そしてまたその過程で日本にもさらに協力を求められるというような構図が出てくることも多分に考えられるだろうと思います。  そこでは、日本独自の立場から対応する際に、必ずしも...全文を見る
05月02日第147回国会 参議院 憲法調査会 第7号
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○武見敬三君 それでは、エスマン氏の予定原稿を読み上げさせていただきます。   一九四六年二月に連合国最高司令官総司令部民政局所属の人たちが日本国憲法を起草する任務を受けたが、彼らは当然のことながら政府についての米国的な哲学や経験に影響されていた。米国での憲法という概念は、国民...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○武見敬三君 国連及びその関連機関というものが、二十一世紀においてますます地球的な規模の問題が拡散をしていく過程でより重要な役割を担っていくことは、これは明白であります。また同時に、我が国の国益上も、国際機関におけるさまざまな政策決定というものが我が国の内政と極めて緊密な関係をよ...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 外交・防衛委員会 第16号
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○武見敬三君 協定の内容については、これはもう了といたします。  本日は、我が国の排他的経済水域における中国の海洋調査船の活動件数が急増している件について我が国としていかに対処すべきかという視点に立った御質問をさせていただきたいと思います。  平成三年、この中国の海洋調査船、...全文を見る
○武見敬三君 もはやこれは従来の対処方針というものでは、こうした中国の海軍の当該海域における軍事的プレゼンスの拡大傾向に裏打ちされた中国海洋調査船の活動というものを中止させることは、従来のような対処方針ではもはや不可能になったというふうに私は考えますが、外相の御見解を伺いたい。
○武見敬三君 外政審議室長にお尋ねします。  今、外務大臣がおっしゃったとおり、平和的解決方針というのは、これは堅持するべきだということはもう明白でありますが、この我が国の排他的経済水域における違法な活動を取り締まるための国内の法的な根拠というのをより明確にしておくということも...全文を見る
○武見敬三君 検討ばっかりしていないで結論もしっかり出していただきたい、こう思います。と同時に、尖閣諸島及び当該排他的経済水域というのは日米安保条約の適用対象と外務大臣はお考えになるか否か、また米国政府は適用対象とすることに同意しているか否か。この点について御見解を伺いたい。
○武見敬三君 で、米国政府はそれに同意をしているか。
○武見敬三君 ありがとうございました。
08月09日第149回国会 参議院 外交・防衛委員会 第1号
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○武見敬三君 先ごろの沖縄のサミットにおいて大変大きな成果を我が国は上げたというふうに私は考えております。特に、宮崎県シーガイアで行われた外相会談で、この総括報告の前文の中で人間の安全保障、ヒューマンセキュリティーにかかわるコミットメントを改めて確認をしたというのは、私は中長期的...全文を見る
○武見敬三君 ぜひお願いします。
○武見敬三君 特に、そのヒューマンセキュリティーにかかわる政策概念としての整理というのは国際社会においても極めて強く求められている大きな課題だと思いますので、我が国は、本当の意味で顔の見える我が国の外交あるいは経済協力といったようなことを考えるときに、ただ単に支援した物資に日の丸...全文を見る
○武見敬三君 そうすると、日中間の係争海域における我が国のこうした調査というものは既に終了しているんですか。
○武見敬三君 ありがとうございました。  他方で我が国は、この日中のいわゆる中間線の日本側の海域、ここにおけるいわゆる鉱区の策定、そして実際にそれを、我が国であれば民間の企業にいわばその鉱区というものを確保せしめるためのさまざまな手続がございます。我が国は、実際にこの鉱区という...全文を見る
○武見敬三君 まさに我が国としてはそういう対処方針というものを今まで堅持をしてきたということで、やはり基本的に交渉を通じて解決しようとする姿勢としては私は正しかったんだろうと思います。  しかし、残念ながら中国側がこの係争海域に一方的に、我が国と事前の協議をなしに海洋調査活動と...全文を見る
○武見敬三君 この点については、やはり従来の対処方針、すなわち外務大臣など極めて高いレベルでこうした問題を幾ら提起をして、そしてその停止、再発防止、事前の協議をしっかりした上でのという要求をしたとしても、それが受け入れられないという状態がいつまでも続いて今日にまで至っているわけで...全文を見る
○武見敬三君 運用局長にもう一つお尋ねしたいんだけれども、実際に国際海峡である津軽海峡それから大隅海峡、いずれもこれ単に通過するだけではなくて、何度も何度も往復をして、実際にアンテナを回して情報の収集をしたということが言われておりますけれども、これらの活動というのは国際海峡におけ...全文を見る
○武見敬三君 ありがとうございました。  それでは、海上保安庁の次長の方からお願いします。
○武見敬三君 はい、わかりました。  この中で、特に私重視しておりますのが、房総半島の沖合で反転をして、そしてそこで改めてアンテナを回転させて情報の収集を行ったという点であります。  この点について防衛局長の方から御説明をいただきたいと思いますけれども、こうした我が国の国の安...全文を見る
○武見敬三君 房総半島の先の方には情報通信基地がございますし、それから茨城県には首都防衛のための百里基地がございますし、いずれも、そうした首都防衛にかかわる重要な機能をこうした情報収集を通じて調査をするという意図があったというふうにこれは理解されても仕方がないものというふうに考え...全文を見る
○武見敬三君 そして、七月になってから改めて別の情報収集艦が、今度は逆回りで大隅海峡から入ってきて、そして伊豆半島沖にまで来て改めてアンテナを回転し、そして別の角度から首都防衛機能にかかわる情報を収集したということが確認されていると理解しておりますけれども、よろしいですか。
○武見敬三君 こういう活動は、冷戦が最も厳しい時代状況の中でソビエトの海軍は行っていたんだろうと思いますけれども、先ほども申し上げたように、首脳が相互に訪問をして、友好と協力のためのパートナーシップということを相互に確認し合った国の関係の中でこのような軍事的な行動がとられるという...全文を見る
○武見敬三君 こうした行動をなぜ中国政府がとったのか、その真意をきちんと確認をして、再発防止のためのしっかりとした言質というものを中国側から確保することが私は必要だと思います。そのことをぜひこのたび訪中をされる際には実現をしていただきたい。  また、このことは協調関係の基礎を損...全文を見る
○武見敬三君 最後に一言申し上げたいわけでありますが、今回の外務大臣の訪中は、秋の朱鎔基総理の訪日を踏まえた極めて重要な訪中であり、しかもこうした極めて深刻な課題を抱えている訪中ということで、非常に重要な訪中であろうと思います。我が国のやはり安全の基本にかかわるような点で、我が国...全文を見る
11月06日第150回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○武見敬三君 この人間安全保障という考え方は、大臣がまさに御指摘になったとおり、極めてまだ漠たる考え方であるということは確かでありますが、やはり二十一世紀を人間を中心とした新しい世紀としようと。その根底にあるヒューマニズムというものについては、かなりのきちんとしたコンセンサスが国...全文を見る
11月21日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第5号
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○武見敬三君 それぞれ参考人の皆さん方から大変貴重な御意見をちょうだいしたわけでありますけれども、時間も十分と限られておりますので、糸氏参考人に二問御質問させていただきたいと思います。  恐らく、ここにいらっしゃるだれもが、我が国における皆保険制度というものは二十一世紀において...全文を見る
○武見敬三君 ありがとうございました。ちょうど時間です。
11月28日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第6号
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○武見敬三君 昨今は、特に医療保険制度の抱える構造的な赤字の問題等が非常に深刻であるということで議論がされるようになってまいりました。特に被用者保険については、すさまじい悲鳴までが聞こえてくるというように言われているわけでありますが、私は、こうした議論をするときには常に正確な根拠...全文を見る
○武見敬三君 確かに事業年報というのは発表されるわけでありますけれども、実際にそれが発表されるまで二年近く要しているんですね。一九九七年度の結果が一九九九年、すなわち昨年末になってようやく公表されている。これはやはり明らかに説明責任という観点から見て、アカウンタビリティーというそ...全文を見る
○武見敬三君 これはかなり厳しいきちんとした行政指導が求められる部分だと思いますよ。これは経常収支で一年間のフローの流れだけを把握したって、それだけじゃ本当の意味でどれほど深刻な赤字構造かというのはわからない。やっぱり資産だとか負債、それから剰余金、さらにはそれぞれ蓄積している資...全文を見る
○武見敬三君 そこで、組合健保の一九九七年度、十七億円の赤字ということであるので、まずこれでよいのかどうか。  それから、一九九七年度の法定準備金、別途積立金は合計で三兆五千億円で前年度より三千億円ふえている。これも三千億円ふえているということでよいのかどうか。  そして次に...全文を見る
○武見敬三君 そこで、関連事業等についてもお伺いをしたいと思います。  健保組合等は、いわゆる病院であるとか診療所、それから保養所、こういったところを実際に関連事業としてやっているわけでありますけれども、一九九七年度で約六百億円もの赤字を出しているんですね。この赤字構造というも...全文を見る
○武見敬三君 まさにこうした自助努力というものがあらゆる面で組合健保の中にも求められてきているように思います。  全体では黒字であるにもかかわらず、赤字組合の数、問題だけに焦点が当たってくるということで、本来、例えば組合健保の中での財政調整といったようなことの問題点等については...全文を見る
○武見敬三君 この点はやはりかなり歴史的な背景も加味して、厚生省としても責任を感じなきゃならない部分だと思いますよ。特に組合健保をそれぞれ認可するときの基準、これは当初より比べてだんだん基準が緩和されて組合健保の数がふえてくるようになって、そして今日の一千八百ぐらいまでの組合健保...全文を見る
○武見敬三君 いろいろ財務諸表等について改めてより整備をして、いわゆる透明性を高め、説明責任を負うべきだという点は、これは組合健保だけじゃなくて政管健保も実は同じなんですね。この政管健保についても、会計はいわゆる健康勘定と業務勘定から構成されているんですよ。ところが、発表されてい...全文を見る
○武見敬三君 この点について、もしこういう批判が出てきたとすれば、実際に事業年報の中での記載の仕方及び記述の仕方等に本当に万全が期されているのかどうか、その点について改めて私自身も調べてみたいと思います。  そこで、政管健保については、一九九七年度、九百五十億円の赤字ということ...全文を見る
○武見敬三君 そうすると、毎年、借入金が一兆四千億から五千億近くあるということになる。そうすると、この借入のために支払っている利息というのは一体幾らぐらいあるのか。それから、利息はどうも三百億円以上あるらしいんだけれども、その辺は一体どうなっているのか、しっかり説明をしていただき...全文を見る
○武見敬三君 やっぱりそういう説明を事業年報等も含めてきちんとふだんからしておかなきゃいけないですよ。これだけの金額、相当な額ですよ。それを借り入れを繰り返しているわけだ。したがって、毎年どうも必要以上の利払いをしなきゃならないんじゃないかという疑念さえ生じてくる。したがって、こ...全文を見る
○武見敬三君 そうすると、政管健保に係るいわゆる財産の状況、こういうのは一体どこに、事業年報の中で公開されていると理解すればいいんですか。
○武見敬三君 これはやっぱりきちんと事業年報の中で記載をするべきですよ。照会されたら提示するなんという話じゃない、これは。やっぱりちゃんとこういう内容については国民の側から調べやすい形で積極的に開示するという姿勢がいわゆる説明責任というものなんですよ。その点についての厚生省の対応...全文を見る
○武見敬三君 このいわば新しい方針の策定という部分は、やっぱり行政府の官僚の皆さんだけに任せていたのではなかなかできない。これは、政治家がしっかりと本当に責任を負って、そういう政治的判断に基づいて新しい指針を果敢にきちんと策定するということがやはり期待されるわけでありますから、ど...全文を見る
○武見敬三君 この借入金は、そうすると相当額のものが常にあるということなんですけれども、これを実際にどのように返済していくような計画が組み立てられているんでしょうか。それを教えてください。
○武見敬三君 そこで、この支払基金というのはすごいんです。約十九兆円もの資金が流れ込むんですね。従業員数で七千七十九人。これは非専任の審査員などを除いているんです。大変な大法人です。にもかかわらず、監査を担当する監事は非専任の四人にすぎない。それで、監事というのは業務監査と会計監...全文を見る
○武見敬三君 そういう御認識があるとすればぜひ早速実施をしていただきたい、このように思います。  そこで、国民健康保険についてお伺いしますけれども、一九九八年度の国保は単年度で約一千億円の赤字ということになっておりますが、これでよろしいですか。  その上で、同じく一九九八年度...全文を見る
○武見敬三君 こういうことを調べるときになかなか難しいのは、例えば国保はマスコミには単年度収支で一千億円の赤字という公表がされているわけなんですけれども、事業年報にはこの数値がそのままきちんとした形で記載されていないんだというんです。なぜきちんとそれを記載しないのか。これは計算し...全文を見る
○武見敬三君 ぜひ早急にそれを実現していただきたいと思います。  そして、未収金についてお伺いしたい。  国保の未収金は約七千億円近くあると言われているんですが、それでいいのかどうか。そして、実際こうした未収金をこれからどういうふうに回収していく計画なのか、その対策についてお...全文を見る
○武見敬三君 おおよそ今申し上げてきたように、国保についても事業報告書というのは内容が非常にわかりづらいんですよね。それで、表記漏れだとかケアレスミスで間違ったものが入ったりとかがかなりあって、実際にかなりの専門家が調査しようとしても実情を把握するのには大変手間取るというのが現状...全文を見る
○武見敬三君 いつまでにその計画は完了することになるんでしょうか。
○武見敬三君 これは、現状で初年度でレセプト電算処理システム用のマスターデータ、保険者のマスターデータ、それから月々のデータの更新、それから医薬品の添付文書情報、合わせますと百三十四万七千円の価格になっている。それから、次年度以降、すなわち診療報酬改定があった場合には、レセプトの...全文を見る
○武見敬三君 いわゆるメーカーサイドの責任に基づいて市販後の副作用等の問題については調査をしてもらうんだというお答えでありますけれども、実際にどこまでメーカーが責任を負ってその副作用等にかかわる調査ができるのか、それは本当にいわゆる科学的にきちんと根拠に基づいたデータがその中でき...全文を見る
○武見敬三君 それでは次に、私はたばこ課税のことをちょっとお聞きしたい。  そのまず前提になるのは、たばこというのは健康を害するのかどうかという点について、私は医学的にもう検証されているものだというふうに理解をしているわけでありますけれども、厚生省の御見解として、たばこの健康被...全文を見る
○武見敬三君 事実上それはもう医学的に検証されていると認識をしているというふうにお答えいただいたと私は解します。  この場合、健康に関しては自分で健康を守ろうとする自律意識というのが当然求められるし、その背景にはある意味での健康の自己責任というのを私はきちんとやはり確認すべきだ...全文を見る
○武見敬三君 最後に一問だけ。  中小の医療機関に対する支援措置を私は講じなければならないと思います。これは、今度の医療法の改正によって人員配置基準が三対一になる。その場合に、九百八十九の病院が実際にまだ不足している状態であって、そのうち何と九百五十二の病院というのは二百床以下...全文を見る
○武見敬三君 ありがとうございました。