外口玉子

とぐちたまこ



当選回数回

外口玉子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月19日第118回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○外口委員 外口玉子でございます。  四月十七日の社会労働委員会におきまして厚生大臣の所信表明をお伺いし、大臣が、我が国の高齢社会への対応を最大の重要課題として取り上げられたことを大変に心強く思いました。大臣が冒頭におきまして、特に御自身の御経験を生かされ、厚生行政をライフワー...全文を見る
○外口委員 今回は十カ年計画ということで、長期しかも大規模だとうたわれておりますけれども、八九年当初は西暦二〇〇〇年にホームヘルパー五万人体制をということで、緊急整備三カ年計画として四千三百人の増員計画を出されましたが、八九年度予算ではそれが執行し切れなかったと伺っております。九...全文を見る
○外口委員 はっきり申し上げて、必ずしも計画どおりに進んでいないという現状があると思うのですが、その現実を踏まえませんと今度の十カ年計画も絵にかいたもちになる懸念というのは関係者の中に多くあります。  そこでお尋ねしたいのですが、これまでの確保計画が達成できなかった理由を、今幾...全文を見る
○外口委員 ただいまの答弁の中で、すなわち需要の面と供給の面から、利用するサイドと実施するサイドから問題を挙げられましたが、まず需要の問題について私の見解を述べ、御意見を伺いたいと思います。  すなわち、この制度が活用されない、ニーズが掘り起こせない状況があるとの御見解でしたが...全文を見る
○外口委員 もう一つ私にとって非常に重要な件、これは国民全体の悲願だと思いますけれども、財源の裏づけ、すなわち労働条件の劣悪さ、その労働の質に比べて非常に賃金が低い、しかも身分保障がされていないパートタイマーの方がほとんどである。しかも、そういう人が人に直接サービスを提供する仕事...全文を見る
○外口委員 今お話しされたことに関しては、後日また条件整備、そういうことについて検討を進めたいと思いますので、次の質問に移らせていただきます。  先ほど大臣が答弁された中で、在宅介護支援センターについて触れられましたが、そのことについて、私の見解が違いますのでもう一度お尋ねしま...全文を見る
○外口委員 ただいまのお答えの中にもありましたように、既存の施設を利用するということは、ただいま既存の施設においてもマンパワーの不足は叫ばれておりまして、それを組み込んでマンパワー政策を考えているとしたら大変にその点については懸念するところがありますが、その点についてお伺いしたい...全文を見る
○外口委員 その点につきましては、次の看護職員に関する需給の見通しについての質問のところで改めて検討させていただくことにしまして、ホームヘルパーについてのもう一つの十カ年戦略における問題についてお尋ねします。  平成二年度の予算には四千五百人と計上され、大変に少ないのですが、十...全文を見る
○外口委員 ただいまのお話では、従来までは二千人だったのでその倍をということですが、これでは十カ年戦略、ゴールドプランと名づけたこの施策が余りにも乏しいと私は受けとめます。もっと抜本的な改革なしには相当数の確保の見通しは持てないのではないかと考えますが、その見通しはおありになるの...全文を見る
○外口委員 ただいまお答えになりましたように、私もパラレルな問題だと考えております。そこで、だからこそ身近に住民が活用できる、そういうマンパワー、ホームヘルパーに出会わなければ、そのようなサービスを充実させよう、あるいは社会全体がこのようなサービスを私たち人間の暮らしにとって必須...全文を見る
○外口委員 例えば先ほどの介護支援センターの場合でも、既存の施設に付設するということになりますと、一体その職員を正規で採るのか、あるいはパートタイマーなのか、また兼任なのかということは非常に重大な問題でして、そのような、ただうたわれただけ、あるいはセンターとして設置するということ...全文を見る
○外口委員 ただいま大臣の御答弁の中にありましたように、朝日新聞の四月十七日付の社説ですが、「市町村の時代を福祉から」という社説がございますが、その点と関連していると思います。そこでは私も大変、市町村への委譲ということは、確かに大臣が今おっしゃったようなさめ細かなサービスを地域ご...全文を見る
○外口委員 ありがとうございました。今後、その点についてぜひ御努力いただきたいと思います。また後日その点については検討させていただくことにしまして、高齢化社会に積極的に対応するためのもう一つの重要な柱として保健婦、看護婦等の看護職員の計画的な養成確保が求められていると思います。そ...全文を見る
○外口委員 時間がございませんので、その点については私と意見が異なりますので、また後日一緒に検討させていただきたいと思います。  続いて、この見通しの中での看護職員の供給面についてどのように考えているのかを見てみたいと思います。  ここでは、供給数に大きく影響を与える新卒就業...全文を見る
○外口委員 その点については私が手元に持っております資料で、最近女性一般が、他の分野の女性たちが結婚、出産、退職後、子供を育て終わって再び仕事に復帰するケースがふえておりまして、それが今四十代の女性の再就職率、再び仕事に復帰する率は、パートを含みますが七〇%に近いという総務庁のデ...全文を見る
○外口委員 デビューですので、どうもありがとうございました。
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○外口分科員 社会党・護憲共同、外口玉子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  実は、私、去る四月十九日の社会労働委員会におきまして、保健医療福祉サービスに従事する人たちの育成と確保について質問をさせていただきました。そこでは、政府の言われる「高齢者保健福祉推進十か年...全文を見る
○外口分科員 引き続き御尽力くださるということですので、ぜひとも御尽力いただきたいと思います。  次に、交代制職場で週休二日制に向けて四月から週四十時間の試行に入っておりますが、しかし、まだ試行にさえ入れない職場があるようです。特に、交代制職場の本体であります病院のことについて...全文を見る
○外口分科員 具体的に病院においても試行に入れるように努力したいというお考えだと受けとめてよろしいでしょうか。
○外口分科員 ただいまの人事院のそのような考え方を受けまして、その管理担当部局としての総務庁は、その具体化に向けていつごろどのように始めようとお考えなのでしょうか。交代制職場をも含めて、今後の対応について具体的にお聞かせいただきたいと思います。
○外口分科員 ただいま総務庁から全体についてのお考えをお聞きしましたけれども、この病院職場についてより直接的な指導責任を持たれている厚生省の方に幾つかお尋ねいたしたいと思います。
○外口分科員 ただいまのお話の中の委託につきましては、サービスの質の低下を防ぐという観点から幾つか今後検討しなければならない問題がありますが、それはまた社会労働委員会で検討させていただきたいと思います。  厚生省の方にもう一度お伺いしますが、一般公務員は試行しているのに国立の病...全文を見る
○外口分科員 ただいま、日米構造協議を持ち出すまでもなく、大変に労働時間短縮についての社会的機運というのは高まりつつありますが、国が率先して実施に踏み切っていくという時期をどうも逸してしまうのではないかという懸念がありますが、その点について、具体的な取り組みの姿勢についてもう一度...全文を見る
○外口分科員 いいえ、厚生省からです。もう一度厚生省の方にお願いします。
○外口分科員 私が入手いたしました「社会保険診療報酬の改定の概要」の中にも、厚生省は、「社会全体の労働時間短縮の動向(四週六休制の普及)等を勘案して、看護料の引上げを行う。」というふうに明記されております。したがって、労働時間短縮を実現しなければならないと考えておいでのことと思い...全文を見る
○外口分科員 ただいま、地域における事情をかんがみて、地域における役割を踏まえてというお話でございますが、それぞれの地域の事情に合わせて、例えば条件整備の一つとして、各地域ごとに休日夜間診療体制あるいはまた救急医療体制の拡充が必要な条件であると考えています。厚生省が提案した地域医...全文を見る
○外口分科員 そうしますと、かなり各地域の事情に応じてというような今厚生省の方のお考えですので、自治省の方に御質問申し上げたいと思います。  ただいま厚生省の方のお考えをお聞きしましたけれども、これからの病院における労働時間短縮の推進に当たっては、もちろん国がリーダーシップをと...全文を見る
○外口分科員 ただいまの平成二年三月十六日付の通知の中に、「各省庁の試行計画については、その内容をおって連絡する予定であるので、試行の実施に当たっては、それらを参考として試行計画を策定すること。」とございますが、この具体的な内容についてお伺いできますでしょうか。
○外口分科員 平成二年四月十八日付の「地方公共団体における週休二日制・土曜閉庁の実施状況」というのを見ますと、既に多くの自治体では土曜閉庁方式に基づく週休二日制が実施されているようです。ただ、幾つかの病院では先駆的に試みておりますが、この現状をどのように把握され、今後この先駆的な...全文を見る
○外口分科員 ただいま国に準じてということですが、先ほど厚生省の方の御意見も伺いましたが、国と歩調を合わせていてはどうも実現できないのではないか、率先して自治省が自治体病院から先駆的な試みの病院の経験を踏まえて進めていただけないだろうかと考えますが、いかがでしょうか。
○外口分科員 伺っていますと、特に交代制勤務の職場では国を初め自治体が積極的に努力していただかなければいけないと思うのですが、どうも消極的過ぎるように思うのです。その辺、関係諸団体との積極的な取り組みをぜひしてほしいと思いますので、その辺の御決意を伺いたいと思います。
○外口分科員 ただいま将来的にはとおっしゃいましたが、今年度中に取り組みを具体的に開始していくという計画はおありでしょうか。
○外口分科員 では、ただいまの答弁で、国と地方自治体とが一体となって労働時間短縮を促進していく努力をするというふうに私は受けとめましたが、それでよろしゅうございましょうか。
○外口分科員 塩崎総務庁長官は以前から看護の労働については大変理解を示されている方で、看護仲間では夜勤の塩崎さんと言われるほど夜勤等の改善に大変尽力された方でもありますので、ぜひとも今回の労働時間の短縮についても関係各省全体の協議を進めて、医療福祉現場により人材が得られるように条...全文を見る
06月08日第118回国会 衆議院 本会議 第24号
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○外口玉子君 外口玉子でございます。  日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました老人福祉法等の一部を改正する法律案につきまして質問させていただきます。(拍手)  政府からの御説明にもありましたとおり、我が国は急速な高齢社会を迎えつつあります。そうし...全文を見る
06月15日第118回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○外口委員 どうぞよろしくお願いいたします。  六月八日の衆議院本会議における代表質問並びに本委員会における日本社会党・護憲共同からの昨日来の質問と、そのお答えを踏まえまして、特にここでは我が国において地域型福祉を実現させていくために不可欠な条件についてお伺いし、私どもが本来目...全文を見る
○外口委員 もう少し具体的にお聞きいたしたいと思いますが、いわゆる福祉ワーカー、すなわち福祉五法担当現業員の全国的な配置状況、また、その充足率についてまずお示しいただきたいと思います。
○外口委員 五九・二%と充足率が大変低いわけですが、このような実態のままにこれまで改善されてこなかったということは、我が国の行政の福祉軽視につながると受けとめてよろしいでしょう
○外口委員 同じ福祉業務でありながら、生活保護現業員の配置状況と比較して充足率が低いと思われます。充足率を高めていくには全国千百八十二カ所の福祉事務所における配置基準についての法定化を行うべきではないかと思いますが、それについてお伺いいたします。
○外口委員 そのようなお話を伺いますと、衆議院本会議において代表質問でも触れましたように、どうも国と都道府県が責任を逃れ合ってきたと言わざるを得ませんが、双方ともが積極的にこれから取り組んでいってほしいとお願いして、次に移りたいと思います。  さて、市町村の相談機能については、...全文を見る
○外口委員 六月八日の代表質問に対する総理の答弁にもありましたように、在宅福祉サービスを中心に福祉サービスを総合的に推進する体制をつくり、質、量とも飛躍的な拡大を図るとされるのなら、今も行われている既存のサービスをまず補強し充実を図ることからスタートしなければならないということを...全文を見る
○外口委員 広域的な調整機能を充実させるというお答えでよろしゅうございましょうか。
○外口委員 今後の取り組みに期待しまして、次に進ませていただきます。  福祉は人なりと言われております。福祉サービスを提供する人材をどのように確保しようとするのかについてまず伺ってまいりましたが、そのような人材が生かされ、よりきめ細かなサービスを提供できるようなシステムをどのよ...全文を見る
○外口委員 もう少し在宅介護支援センターの実施主体、相談機能、対象範囲等について明らかにしておきたいと思いますので、続けて質問させていただきます。  在宅介護支援センターの設置の趣旨を見ますと、身近なところで気軽に専門家に相談できるとともに、市町村の窓口に行かなくとも必要な保健...全文を見る
○外口委員 第一点の確認をしたいと思いますが、では、基本的には市町村の責任において実施していく、このように受けとめてよろしいのですね。  それからもう一点、サービスを実体化していくところを検討したいと思いますが、今二十四時間体制で稼働しているところというふうにおっしゃいましたが...全文を見る
○外口委員 今の御答弁で、私も大変危惧している点がますます明らかになってきて、ちょっとがっかりしているわけですが、施設のスタッフの充足もままならない現状がありまして、その上、今回の改正案において施設のスタッフに大きく依存するというような今のお答えについては非常に問題があると思いま...全文を見る
○外口委員 私、もう一度そこの点を、危惧している点を強調したいと思いますが、夜間十分なスタッフがいない中で、二十四時間稼働しているところに相談が来ましたら、恐らく地域に引き戻していく方向で支えるというよりは、施設に収容していくという方向を強めていくであろうと思うのです。そういう意...全文を見る
○外口委員 大臣に、続いて御答弁いただけますでしょうか。
○外口委員 先ほどの、全国的にそれぞれの地域の実情に応じてコーディネーターの役割をする方がさまざまな立場にあるというお話を伺いましたが、恐らく、厚生省としてはこれまでそういうものに関しての資料をお持ちだと思うのですが、そういう幾つかモデル的なものとして今現実に、非常に在宅福祉サー...全文を見る
○外口委員 各地域においてモデル的に推進しているところでは、コーディネーターが存在しているということは今のお話でもわかりますが、地域型の仕組みというものが日本では大変難しいということがありますが、その点について私はひとつ、保健婦並びに訪問看護婦がこうした役割を担うのに適しているの...全文を見る
○外口委員 ところが、この三十年間、看護職マンパワーは慢性的な不足に悩んできております。これは、国民全体の長い間の悲願にもかかわらずなかなか供給されていない厳しい現実がございます。政府は、九〇年度予算においてようやくにして看護職員確保緊急五カ年計画を示されましたが、この中には、「...全文を見る
○外口委員 残りの時間が少ないので、ちょっと触れまして次に進めたいと思います。  前回の社会労働委員会での私の質問の折に、確保対策については、全国一律にはできないので各県ごとの需給見通しをつくり、それを調整するということでしたが、どうも見通しなどというものではなくして、各年ごと...全文を見る
○外口委員 今後、この点についてはまたの機会にぜひ検討させていただきたいと思います。  時間も残り少ないので、最後にどうしても、せんだっての衆議院本会議において私が代表質問を述べましたが、その中でお答えいただけなかった点がありますので、最後にそのことについてお伺いをしたいと思い...全文を見る
○外口委員 今のお答えでも、いわゆる住民参加、また利用者参加ということをお答えいただいたと思いますが、こうした画期的とも言うべき市町村レベルでの計画策定をせっかくおつくりになったのですから、生かされる計画、生きた計画としてほしいと願っています。そのためにはやはり市民が自分自身の計...全文を見る
○外口委員 どうもありがとうございました。