徳永久志

とくながひさし

比例代表(近畿)選出
立憲民主党・無所属
当選回数1(参1)回

徳永久志の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月10日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○徳永久志君 民主党・新緑風会・日本の徳永久志でございます。私は、大きく二つの点について質問をいたします。  まず、防衛省の予算に関連をいたしまして、報償費について取り上げたいと思います。  この問題につきましては、防衛省OBらを情報提供の協力者に装い、接待名目で架空領収書を...全文を見る
○徳永久志君 それでは、少し中身について見ていきたいと思います。  資料を配付をさせていただきましたので、ごらんください。なお、この資料は防衛省が作成をされたものでありまして、我が党の外交防衛部門会議に提出された資料であることを付け加えておきたいと思います。  ここで平成九年...全文を見る
○徳永久志君 今ほどの説明でいきますと、例えば賞じゅつ金あるいは自衛隊員に対する副賞というものは、これは年度によって数字が変わってきて当然であります。しかしながら、賞じゅつ金以外の報償費と大きく一くくりにしますと、この平成九年から十七年までの九年間にわたって毎年判で押したように一...全文を見る
○徳永久志君 それじゃ、結構です。  もう一度申し上げますけれども、賞じゅつ金以外の報償費は毎年予算額一億二千三百十九万七千円、そのうち自衛隊員に対する表彰の副賞に要する額というのはそれぞれ年度ごとに変わってくるわけですけれども、それなのにトータルすると決算額が九年間毎年同じ額...全文を見る
○徳永久志君 たまたま一年、二年一緒になるというんだったら分かりますよ。九年間連続するというのはこれは何か作為的なものを感じざるを得ないわけなんですね。  私も県会議員を二期八年やらせていただいて決算とかをよくやっておったんですけれども、例えば賞じゅつ金と自衛隊員に対する表彰の...全文を見る
○徳永久志君 そういったことを勘案しながら予算額を使わせていただくということは、まず前提として予算額を使い切るという発想がそこにあるわけですよね。
○徳永久志君 だから、結果として予算額を使わせていただいて、九年間予算額と決算額が一緒になるのはおかしいのではないですかと指摘をしているわけであります。  これで、防衛大臣、是非お答えをいただきたいんですけれども、これ賞じゅつ金と賞じゅつ金以外の報償費がこのようにずっと一致する...全文を見る
○徳永久志君 百歩譲って、今大臣が言われたように、賞じゅつ金以外の報償費というのはそういう優先順位を付けて、情報提供料というものは額が定額で決まっているわけではないので、そういった形で予算額と決算額が一致することもあり得るという御発言でございましたが、だったら、これがずっと未来永...全文を見る
○徳永久志君 時間もありますので、この辺りでとどめたいと思いますけれども。  やはり私は、もう一つ大きな問題としては、今大臣もおっしゃいましたけれども、このように九年間にわたってぴたりと額が一致する状況が続いているということに対して、防衛省の中からこれおかしいんじゃないのという...全文を見る
○徳永久志君 是非一日も早く報告書をおまとめいただいて、またそれについての御議論をさせていただきたいというふうに思います。  今報償費の問題についても取り上げました。やっぱりこの防衛省にまつわる予算については、お金の使われ方の部分において、この報償費の問題あるいは防衛装備品調達...全文を見る
○徳永久志君 是非、今の答弁のような形でお取り組みをいただきたいというふうに思います。  さてここで、大変残念ではありますけれども、今回のこの一連の防衛省の不祥事の中で額賀大臣のお名前が取りざたをされているわけであります。  今週の火曜日の本委員会におきまして社団法人日米平和...全文を見る
○徳永久志君 大臣が日本の国防について真摯に研究をされてこられたというのはよく理解はします。  私がお聞きしているのは、秋山直紀さんが、額賀元防衛庁長官、秋山参考人そして防衛関係企業の経営者と宴席をともにしたことはあるとの問いに対して、たしか数回あると答えられたことに対して、こ...全文を見る
○徳永久志君 勉強会は分かりました。じゃ、会合の中に、今大臣が答えられた会合の中に宴席は含まれると理解していいですね。
○徳永久志君 宴席をともにしたことについていいとか悪いとかという論評を私はしておりません。参考人招致で秋山直紀さんがわざわざ額賀大臣のお名前を出されて宴席をともにしたことが数回あると発言をされている以上、それについての事実確認をたださせていただいているということでありますので、も...全文を見る
○徳永久志君 もうちょっとそろそろこの話は打ち止めにしたいんですが、秋山さんがそう言ったということを聞いているわけではなくて、この事実があるんですかと、もうイエスかノーかで。宴席の中に会合を入れていただいて結構です、その点について。
○徳永久志君 はい、それでよく分かりました。じゃ、また議論をさせていただきたいと思います。  次に、政府提案の給油新法について質問をさせていただきます。  せっかく総理にお越しをいただいておりますので、総理の御見解をまず賜りたいと思いますけれども、湾岸戦争のときに日本の国際貢...全文を見る
○徳永久志君 そういう慎重を期して丁寧な手続を踏むということの中で、私は、やっぱり最も重要な役割を持つのが自衛隊の海外派遣と国会承認についての考えをどう整理するかということだろうと思っています。この点について、自衛隊の海外派遣と国会承認ということについて、一般論で結構ですので、総...全文を見る
○徳永久志君 いえ、通告してありますから、総理でお願いします。
○徳永久志君 本法案の中において国会承認を求めないということについては、これまで多くの疑問を私ども民主党の方からも投げ掛けさせていただいております。政府は一貫して、国会承認にかけるべき事項は法案の中に落とし込んでいる、法案の審議そのものが文民統制に当たり、法案の可決成立したことを...全文を見る
○徳永久志君 もう時間がありませんので。対する民主党案にはしっかりと国会承認事項が明文化されているわけであります。この点だけに限ってみても民主党案の方が優れていると言えるものでございます。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
03月27日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○徳永久志君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の徳永久志であります。  まずは、三月十五日、中国チベット自治区ラサ市に起きましたデモ隊と中国当局との衝突の問題について質問をしたいと思います。  日本にいますと様々な情報がるるいろいろな形で流れてきているわけな...全文を見る
○徳永久志君 今回の衝突事案について、これ平和的なデモ行進を武力で抑圧をしているのか、あるいは商店などを暴徒が襲撃する暴動のたぐいを取り締まっているのかという形で、日本のテレビの映像で見る限りは、後者を殊更強調するシーンが流れているなという感じがします。また、先ほど副大臣も御答弁...全文を見る
○徳永久志君 このチベットの問題の背景には、自治の問題とそれから信教の自由を始めとする人権の問題があるんだろうと思います。前者はやはりこれ内政問題に深くかかわることでもありますので立入りはできないかとは思いますけれども、後者の人権の問題についてはこれは黙っているわけにはいかないん...全文を見る
○徳永久志君 そこで、欧米の国々を中心に、中国政府に対して、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世との対話を求める声が強まってきているということであります。幸い、ダライ・ラマ法王の方も暴力に訴えないように人々に訴えるとともに、中国との話合いの必要性も認めておられるわけであります...全文を見る
○徳永久志君 ダライ・ラマ十四世と会見をされてもプラス面がそんなにあるのかなという御答弁でしたけれども、ただ、同じ仏教国として、あるいは儒教文化圏にいる者として、こうしたダライ・ラマ法王と中国当局との対話の橋渡し役ということはやっぱり日本として一つの役割にあるのかなと思ったりもす...全文を見る
○徳永久志君 是非、今後とも、大臣なりの強く深いメッセージですか、送り続けていただきたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。  次に、イージス艦「あたご」と漁船清徳丸との衝突事故について質問をいたします。  まず、三月二十一日付けで防衛省がお出しになられた艦船事故...全文を見る
○徳永久志君 今大臣の御答弁にもありましたけれども、これは報道レベルですけれども、与党の一部に、一方的に「あたご」が悪いわけではない、清徳丸にもそれなりの大きな過失があるのではないかというような議論がなされたと聞いています。相手側船舶の云々ということは防衛省としてはやらないという...全文を見る
○徳永久志君 それでは、ちょっと観点を変えまして、これもまた報道レベルで大変恐縮ですけれども、清徳丸のお二人の捜索に協力をしていただいた地元の漁協の方々に対して、その経費を政府が負担する考えがあるんだというふうな報道がなされたことがあります。前回の本委員会でも、犬塚先生の方から同...全文を見る
○徳永久志君 御協力をいただいた方々に対するお礼という表現を使われますと、ちょっとまた分からなくなってくるんですけれども。  経費といっても、大きく二つに今回の場合分かれるんだろうと思うんですね。例えば、捜索のために漁船を一隻出していただくに当たっては、燃料費その他で一日十万円...全文を見る
○徳永久志君 そうしますと、以前、民主党の外交防衛部門会議では、防衛省の方がこの問題についてはこういう、今お礼という表現を使われましたけれども、そういう負担することの、負担の必要性、必要か不必要かという部分を含めて検討するんだという答弁の後、今真摯にお答えいただいたんですが、お礼...全文を見る
○徳永久志君 お礼とそれから今誠意という言葉を使われると余計にちょっと分からなくなってくるんですけれども、大臣、これはどう理解したらいいんですか。
○徳永久志君 是非、最後に大臣おっしゃいました、国は誠心誠意やっていただいたというふうに漁協の方々が思っていただける、そのような対応を早急にお願いをしたいというふうに思います。  今回のこの衝突事故で私真っ先に思い浮かんだのは、昭和六十三年七月に起きました潜水艦「なだしお」と釣...全文を見る
○徳永久志君 今、見張りの強化というところについて大臣も言及をしていただきましたけれども、この「なだしお」の事故の後の艦船等の事故再発防止策等についてのこの報告書によりますと、やはり同じようなことが述べられているわけですね。  東京湾等船舶ふくそう水域等における航行安全対策の強...全文を見る
○徳永久志君 この見張りの件についてもう一点。  またこれも信じられないことなんですけれども、見張り員は通常艦橋両わきのデッキにてそれを行うというのが常であるというふうに聞いております。しかし、通り雨があって見張り員は艦橋内にいたということであります。これも、雨が降ったら艦橋内...全文を見る
○徳永久志君 ただ、当直員が勤務していた時間帯、二時から四時の間に通り雨があったということではありますけれども、じゃ、この衝突寸前の時間帯に本当に雨が降っていたかどうかというのも、これも確認されてないわけですよね。これはいかがですか。
○徳永久志君 いや、そうなってくると、これは、あれですか、通り雨が過ぎ去った後も艦橋内で見張り員がいたんだということは今お認めになったということでよろしいんですか。
○徳永久志君 そうなると、実は今日も、民主党外交防衛委員会で、この通り雨のあった時間帯はどうなんですかという文書で回答を求めたんですが、その詳細な時間については確認できないと文書で回答をいただいているんです。となるとどっちが本当なんですかということになるんですが、これはもう委員会...全文を見る
○徳永久志君 いずれにしましても、雨がやんでいるにもかかわらず艦橋内にいたということは事実のようでありますから、これは本当に厳しく対処していただかないと、一体何なんですかという話になろうかと思いますので、御指摘をさせていただきたいと思います。  次に、艦長の行動についてでありま...全文を見る
○徳永久志君 そうなると、一般の言葉の解釈でいくと、仮眠というのは、まあまあ、仕事とかをしていて、ちょっと余りにも眠くなったのでちょっと横になろうかねというような状況だろうと思うんですね。就寝というのは、この時間からもう寝ますよという、お休みなさいということになるんだろうと思うん...全文を見る
○徳永久志君 この仮眠という言葉になぜこだわるかといいますと、これ、艦長がこのゼロ時三十分から衝突までの間寝ていたということは、これは当初から予定、予定というか計画というか、日課というんですかね、海上自衛隊では、に定められて、そのスケジュールどおりの行為であったというのか、それか...全文を見る
○徳永久志君 ですから、じゃ今、私もその達というやつを持っておりますけれども、冬期の時間帯は二十二時消灯で朝六時半起床という形になっておりますから、これはもう明確に当初からもう寝る、その日課に基づいての艦長さんの行動であったという理解をさしていただいていいわけですね。確認です。
○徳永久志君 私は何も艦長は寝るなとは言っていないんです。生身の人間ですからそれは十分に睡眠を取っていただいてしっかりとした状況で勤務をしていただきたいと思います。  ただ、この事故があったこの海域というのは非常に言わば交通量が多い危険な海域であるということは、認識は皆さんお持...全文を見る
○徳永久志君 時間になりましたので終わります。
04月22日第169回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○徳永久志君 民主党の徳永久志であります。  私は、日米同盟が我が国の防衛及びアジア太平洋地域の平和と安定のために寄与しているということは思っておりますし、また同時に、米軍基地で雇用されている日本人労働者の方々の雇用の安定というのも重要な課題であると認識はいたしております。 ...全文を見る
○徳永久志君 ということでありますので、当然でありますけれども、現在日本が負担をしている施設整備費であるとか労務費であるとか光熱水料費については全額米国が負担をしていたということでよろしいわけですよね。
○徳永久志君 それで、昭和五十三年になりまして、地位協定の従来の解釈を変更して、福利費等を負担するいわゆる思いやり予算がスタートをしたわけでありますけれども、これは、この思いやり予算をスタートをした理由、背景についてお答えください。
○徳永久志君 それでは、この思いやり予算の開始から九年後の昭和六十二年に、従来の負担に加えて特別協定を締結をして各種手当、八つの手当を負担することになったわけですけれども、この昭和六十二年、特別協定を結んでまで労務費の一部等負担することとした背景、理由について教えてください。
○徳永久志君 そこで、今回の特別協定の締結であります。  引き続き特別協定三年を締結をし、多くの経費を我が国が負担することとした理由、背景について伺います。
○徳永久志君 今、一連の経緯の中での理由、背景というものをお尋ねをしてまいりました。  その中で、答弁でいきますと、昭和五十三年、昭和五十四年のときには我が国の物価、賃金の高騰、国際経済情勢の変動、特に急激な円高ドル安という国際的な経済情勢、あるいは財政と言ってもいいかもしれま...全文を見る
○徳永久志君 私も、この日米安保体制の円滑かつ効果的な運用というのは安保条約がある限りにおいて普遍的なテーマであろうというふうに思いますので、これは一貫して貫かれている考え方だということは理解をしますが、その一方で、何と申しますか、現状、米国経済やサブプライムローン等々で陰りはあ...全文を見る
○徳永久志君 そこで、もう一つ分からないのは、高村大臣よく、今回の特別協定も従来の特別協定と同様に暫定的、限定的、特例的な措置であるというふうにおっしゃっています。  政府のこの暫定という言葉は非常に分かりにくくて、恒久的減税と言いながら十年もたたずにやめてしまったり、暫定税率...全文を見る
○徳永久志君 私が言いたいのは、日米安保の円滑かつ効果的な運用というのは本質的な部分でしょうと。本質的な部分であるならば、こういう暫定的な措置とはせずに恒久的な措置として例えば地位協定二十四条の改正というものも当然考えられるのではないですか、そっちの方が筋としてはすっきりといくの...全文を見る
○徳永久志君 じゃ、ちょっと別の角度からお話をさせていただきたいと思います。  平成十九年度版防衛白書では、このまま読み上げますが、日米安保条約「第五条において、米国の対日防衛義務を規定する一方、第六条において、わが国の安全と極東における国際の平和と安全のためにわが国の施設・区...全文を見る
○徳永久志君 今のお話を聞いていまして、私、問題意識としましては、例えば安保条約を締結したとき、あるいは思いやり予算が開始されたときというのは、日本の自衛隊はまだまだ実力的に大変不十分で低かったと。しかも、その当時は東西冷戦真っ盛り、日本を取り巻く情勢は非常に厳しい、十分な実力を...全文を見る
○徳永久志君 まだまだ議論したいんですが、時間ですので、これで終わります。
06月02日第169回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○徳永久志君 民主党・新緑風会・国民新・日本の徳永久志であります。  それでは、まず最初に政策評価全般についてお伺いをしたいと存じます。  現在、政策評価は、各府省の内部評価及び評価担当組織である総務省による評価という二本立ての評価体制となっております。こうした評価の枠組みに...全文を見る
○徳永久志君 最後の方で大臣も客観性をどう担保するかが一番大事だとおっしゃいましたので、その部分がやっぱり行政評価の部分については一番大事な視点だろうというふうに思います。  なお、アメリカでは議会の附属機関でありますGAOが政策評価を行っております。客観性を担保するためには、...全文を見る
○徳永久志君 非常に好意的に受け止められたということでありますけれども、今回の総務省の調査結果によりますと、PFI事業の実施方針の年度別の策定・公表件数は、法が施行された平成十一年度から十六年度まではおおむね増加傾向であったものが、十六年度の四十九件をピークにその後減少傾向にある...全文を見る
○徳永久志君 今、大田大臣、もっと増えてほしいと個人的にはお思いだというお話でもございました。  それで、改めてお聞きするわけなんですけれども、この今回の総務省の調査の事業のうち、VFM、いわゆるバリュー・フォー・マネーの伸び、見込みが判明した百六件の状況だと、三十年間に換算す...全文を見る
○徳永久志君 今大臣のお答えの中にも若干触れられておりましたけれども、今回の総務省の調査の結果によりますと、PFI事業の各実施段階におきまして大きく四つの問題、課題があると指摘をしているわけであります。  いわゆるVFM算出の客観性、透明性の確保、リスク分担の管理、モニタリング...全文を見る
○徳永久志君 今おっしゃった中で一つ重要なことがモニタリングだと思うんですね。  PFI事業では、公共施設の管理者などが公共サービスの適切かつ確実な実施を確認するモニタリングが大変重要だと思っています。しかし、このモニタリングが必ずしも十分ではなかったと、この調査では指摘がなさ...全文を見る
○徳永久志君 モニタリングの重要性については御認識をいただいていると思いますけれども、それぞれの事業主体でも分かっている部分だと思います。ただ、当初のスタートした時点で示されたガイドラインでは非常に漠として分かりにくかったというような声が大変強うございまして、それがゆえになかなか...全文を見る
○徳永久志君 最後の方で大臣、今進行しているPFIについてもというお話がございましたが、それにかかわって総論的にお伺いをしたいと思います。  具体性のある分かりやすいガイドラインをお作りをいただくということは、ある意味、これからPFI事業をやろう、あるいは検討しようという主体に...全文を見る
○徳永久志君 ここで、PFI事業の中で、公立病院を自治体がPFI事業で整備をしていく場合のことをちょっと具体的に取り上げさせていただきたいと思います。  各自治体では、財政状況に比較的余裕のあった時代に公立病院を建設したものの、老朽化が進んで耐震基準すら満たしていない、あるいは...全文を見る
○徳永久志君 今の御答弁をあえてまた補強をしていただきたいわけですけれども、PFI事業というのは一般的にライフサイクル全体で事業全体の最適化を図ろうというのが趣旨でありますから、契約期間は二十年、三十年の長期に及ぶわけであります。しかし、病院事業でいうならば、長期にわたる契約期間...全文を見る
○徳永久志君 ですから、病院PFIは長期契約だから病院整備にPFIはなじまないんだよという、イコールの議論にはならないという御認識を持っておられるということでよろしいですね、ちょっと確認だけ。
○徳永久志君 そうした中で、この公立病院の経営というのは大変厳しいものになっていまして、医師不足や診療報酬等の関係で、約千ある自治体病院の収支は急速に悪化をしてきていると言われております。それを受けて、総務省ではこのほど公立病院改革ガイドラインを策定をして、各病院に改革を求めてい...全文を見る
○徳永久志君 今御答弁いただきました部分が一つ私はどうかなと思うんですね。  経営形態の見直しは、民間的経営手法の導入を図る観点が強調されています。したがって、民間的経営手法というならばPFIもその選択肢に入ってきてしかるべきであろうと。しかし、経営形態の見直しに係る選択肢の欄...全文を見る
○徳永久志君 だったら、もうちょっとこの書きぶりは工夫をしていただきたかったですね。これをこのまま読みますと、やっぱりそのように思ってしまいますよ。  もう一つ、この病院改革ガイドラインの話でいきますと、この病院改革ガイドラインでは、中期経営計画や施設整備計画が既に策定をされて...全文を見る
○徳永久志君 必ずやりなさいよということではなくて、それぞれの事業主体での判断によって決まってくるものだというふうに理解をさせていただきます。  それともう一点、地方財政健全化法との関連でお伺いをしたいと思います。  いわゆる自治体の財政は、普通会計と地方公営企業とが連結され...全文を見る
○徳永久志君 そういう金利ですけれども、これ財政健全化法ではどのように扱われるんでしょうか。簡単にお答ください。
○徳永久志君 PFIの利点というのは、何度も申し上げますように債務あるいは固定費などを長期スパンで平準化できることであります。  しかし、例えば通常の起債によって資金を調達して何かをやろうとした場合、五年間の支払猶予期間が設定をされております。その分、事業スタート時点では経営的...全文を見る
○徳永久志君 長期的にそういうことになっているという御説明をいただきましたが、ただやっぱり、それぞれの事業主体、特に自治体なんかでは単年度のキャッシュフローを切り取って見られるということに対しての、ある意味切迫感というものがあるわけであります。  何度も申しますけれども、単に病...全文を見る
○徳永久志君 財政健全化法のスキームでいきますと、国による勧告という制度もあるようですから、是非その辺りもフルに活用をしていただいて、適宜適切な御助言を自治体にしていただくよう要望をしておきたいというふうに思います。  ちょっとわき道にそれるかもしれませんが、当然PFIでやって...全文を見る
○徳永久志君 二番目の発注者による任意解除というのは、ある意味そこの当該、例えば病院とかでいきますと自治体側の首長さんらの判断に、あるいは議会の判断によって解約されるというケースを想定されていると、それが一つあるというふうに理解してよろしいですか。
○徳永久志君 そういう場合での解約のケースに伴って、例えば違約金とか、あるいは施設をした場合にはその買取りの費用等が発生するわけなんですが、その辺りは国としては、措置は、講じられる手だてというのはあるんでしょうか。
○徳永久志君 先ほど来申し上げていますとおり、PFIというのは二十年、三十年の契約期間が終わった後トータルでの評価ができる話でありますから、例えば自治体の独自の判断だとはいえ、途中でわずか数年で解約をしてしまうということは、果たしてPFIの適切な進捗、国全体での進捗ということから...全文を見る
○徳永久志君 御丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございました。  時間ですので終わります。
10月30日第170回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○徳永久志君 民主党の徳永久志です。  それではまず、防衛省改革会議の報告書が本年七月にまとめられましたので、まずはこの報告書について質問をいたします。    〔委員長退席、理事浅尾慶一郎君着席〕  御案内のとおり、防衛省改革会議は相次ぐ不祥事案、給油量の取り違えとかイージ...全文を見る
○徳永久志君 今それぞれ受け止め方をおっしゃっていただきました。  報告書の中身に入る前に、この防衛省改革会議は官邸に設置をされたわけであります。防衛省では、給油取り違え事案を受けまして、昨年十一月に防衛省内に文民統制の徹底を図るための抜本的対策検討委員会というのを石破大臣を委...全文を見る
○徳永久志君 抜本的改革の必要性が防衛省にあると、防衛省は国の最も大切な部分である安全保障をつかさどる部局であるから国を挙げて取り組むんだということで官邸に設置されたということをおっしゃっていただきました。  ということであるならば、この報告書には様々な提案とか提言とかそういっ...全文を見る
○徳永久志君 実動部隊は防衛省だと、しかし責任は国全体だという部分なんですけれども、やっぱり、多分官邸サイドとしては、防衛省だけの問題ではないですよと、国全体の問題だから国全体としてリーダーシップを発揮するという意味で官邸が主導権を握りますよということであるならば、やっぱり実動部...全文を見る
○徳永久志君 実施状況のフォローアップを官邸がすると、実施状況のどれだけできているかというチェックも含めて官邸がやるんだという理解でよろしいんですか。
○徳永久志君 ちょっと今実施計画というお話しされましたので、そちらの方でちょっと分かりやすく御説明いただきたいんですが、防衛省は、もうこれ七月に報告書が出て、八月には防衛省として防衛省改革の実現に向けての実施計画を取りまとめられて、やれる分からどんどんやっていきましょうということ...全文を見る
○徳永久志君 ですから、実施計画を防衛省が作りました、で、実施に移しておられますと、それについて官邸主導で物事を進めていくんだから、どれだけできているかできていないかというチェックとかフォローとかをされるということですよね。  だから、どういう形でかかわりをされていくんですかと...全文を見る
○徳永久志君 ですから、今まで多分防衛省の様々な不祥事があったときに、再発防止策ということでいろいろな計画なり実施計画が立てられましたよと、しかし、それが立てられたけれども守られなかったからいろいろな事案が今出てきているんですよねと。ですから、多分官邸サイドとしては、官邸がもうチ...全文を見る
○徳永久志君 済みません、私の理解力が足りないのかもしれませんが。  じゃ、この防衛省改革会議報告書がありますと、で、防衛省が作った実施計画があります、これを実行するに当たって当然実行部隊は防衛省ですよと。これと官邸との関係というのをもう一度ちょっと説明していただけますか。
○徳永久志君 内閣官房で言い換えていただいてもいいですが、それでどういう形でチェックをしていかれるのですかという、具体的にちょっと。
○徳永久志君 それでは、その進捗状況含めて、しっかりと中身も伴った改革が進んでいるかどうかというチェックを基本的には官房長官がお受けになられると、そういう報告も含めて、こういう理解でよろしいですか。
○徳永久志君 チェックは、最終的にはその確認は官房長官がやられる、また、専門家と言われるとまた話がややこしいんですけど、どうなんです。
○徳永久志君 内閣官房で実施計画の進捗状況を含めしっかりとその中身どおりに進んでいるかどうかというチェックを行うということですけど、このチェックの中身あるいは仕方、その辺りについて具体的に説明してください。
○徳永久志君 ちょっと先を急ぎたいのでこの辺りにしますが、じゃ最後に、当然、この報告書の中身がしっかりと実行されるや否やの部分については内閣官房主導でやられるということでありますから、ある意味、究極的な責任は総理ということになるんだろうけれども、実務的な責任は官房長官だという理解...全文を見る
○徳永久志君 それでは、報告書の中身について少々触れたいと思います。  先ほども官房長官おっしゃいましたけれども、改革の原則として、規則遵守の徹底、プロフェッショナリズムの確立、全体最適を目指した任務遂行優先型の業務運営の確立の三つを三原則というふうに出しているわけであります。...全文を見る
○徳永久志君 今大臣が当たり前のことを当たり前にできるようにということなんですが、今朝の新聞にも当たり前のことが当たり前にできていなかった事案が出ておりました。硫黄島の航空基地隊の隊員が、規則で禁じられている隊舎の自室で飲酒の末にけがを負って、そしてわざわざ厚木基地から出動したP...全文を見る
○徳永久志君 今の概略聞いていまして、単純に一般の方がこの今のお話を聞かれると、まず規則に反して酒を飲んだと、これとんでもないねと。もう一つ、この原油高で自衛隊は訓練の回数とかも減らしておられるんですよね。その中にあって、このP3Cを使って東京まで運ばれたという部分。それから、も...全文を見る
○徳永久志君 是非ともその方向でよろしくお願いしたいと存じます。  じゃ、ちょっと報告書の中身に戻りますが、防衛省における司令塔機能強化のための組織改革というのが挙がっています。その一つの具体案として、防衛参事官制度を廃止して防衛大臣補佐官を設置をするんだということであります。...全文を見る
○徳永久志君 防衛省司令塔機能の強化というならば、防衛省の司令塔機能のトップは大臣ですよね。ですから、それを強化するんだということであれば、大臣を補佐するスタッフという意味合いだろうと思います。  ならば、現状、副大臣、政務官がおられるわけですね。横におられて言いにくいかと思い...全文を見る
○徳永久志君 余り専門的と強調されますと、副大臣、政務官は専門的でないのかという話にもつながるのであれなんですが。  じゃ、新たに設置される防衛大臣補佐官というのは具体的に、もう一度お願いしたいんですが、どういう人が対象になるんだというまずイメージですね。それから、どういう処遇...全文を見る
○徳永久志君 まあ常勤、非常勤がおられるということでありますけれども、やっぱりフルタイムで大臣の横にデスクを置いて常時という形がやっぱり一番いいんだろうなというふうに思います。  ただ、そうなってくるとなかなか適切な人というのはなっていただきにくいのかなという部分はあるので、そ...全文を見る
○徳永久志君 是非とも、また補佐官も形骸化したという総括にならないように、また我々としても議論させていただきたいと思います。  続きまして、補給支援活動の継続についての方に移りたいと思います。  昨年もいろいろと議論をさせていただいた中で、我々民主党が反対をした理由の一つに国...全文を見る
○徳永久志君 国会承認に付するべき事項は法案の中身にありますよと、法案の承認をもって国会承認とみなすことができますよという、去年もさんざん聞かされたお話であります。  じゃ、これにのっとっていきますと、しかしながら、最低限この法案の審議に当たっては、この新法での一年間の活動の総...全文を見る
○徳永久志君 せんだっての議論の中で回数の議論があるんですが、やはり私は補給量の量の方も問題にしなければならないと思っています。  そこで、過去三年間の月別の平均値を調べてみますと、平成十八年は大体月平均四千二百五十キロリットル、十九年は二千百キロリットル、二十年三月以降は、ま...全文を見る
○徳永久志君 今おっしゃっていただきました、任務がそれぞれ違ってきたし、あるいは艦船のタイプも違ってきたんだ、特に補給する艦船が小型化、中型化しているということであります。  配付をした資料を御覧をください。今回、日本が給油した艦船二十隻の名称が公表をされました。旧法時代のそれ...全文を見る
○徳永久志君 昨年の委員会審議において石破大臣は、ちょっと正確じゃないですけれども、その大きな軍艦が海に浮かんでいるという光景をつくり出すことによってテロリストたちの行動を抑止することができるんだということは盛んに述べてきたわけですが、ちょっと正確じゃないかもしらぬけど、内容はそ...全文を見る
○徳永久志君 ただ、せんだっても白先生が委員会でパネルとして地図を示されましたけれども、給油をしている場所、オマーン湾、北アラビア海、アデン湾などでありまして、特にソマリアとアラビア半島に挟まれたアデン湾というのは海賊事件が急増している地域なんですね。  この点を見ても、やっぱ...全文を見る
○徳永久志君 それならば、その給油対象の艦船がいわゆる結果として海賊対策にもなっているよ、あるいはテロ対策もやっているよと、複数の任務を負っている、それに給油をすることについては問題はないと、こう認識ですか。
○徳永久志君 でも、本法案の名称はテロ対策海上阻止活動に関する補給支援活動の実施ですよね。第一条にテロ対策海上阻止活動を行う諸外国の軍隊について云々、これと海賊とをどう考えたらいいのかという部分なんですよね。だから、テロ対策はイコール海賊対策になるのか、あるいはテロリストというの...全文を見る
○徳永久志君 じゃ、ちょっと、まあまあある意味、これは複数の任務を負った艦船の給油がいかにという部分でいくと転用の問題にもかかわってくるわけですけれども。  先ほど、政府が発表した給油をした二十隻の艦船のうち、せんだっての委員会でも井上先生の方からも御指摘をいただきましたけれど...全文を見る
○徳永久志君 それならば、そのトルーマン空母打撃群は特にイラクの自由作戦にも参加をしているわけなんですが、にもかかわらず、防衛省としてはこの駆逐艦カーニーには転用はあり得ないと言い切れるわけですね。確認です。
○徳永久志君 ちょっと時間が来ましたので、また追って質問をさせていただきたいと思います。  そこで、ちょっと最後に、通告はいたしておりませんけれども、官房長官、例の事務所費の問題であります。  それぞれ衆参の委員会で、関係書類等を整理して公表できるように準備をしてまいりますと...全文を見る
○徳永久志君 それでは、もういつでも公表できる準備は整っていますということでよろしゅうございますね。
○徳永久志君 じゃ、それはまた後ほどさせていただきます。  じゃ、質問を終わります。
12月11日第170回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○徳永久志君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表し、ただいま議題となりました補給支援特措法改正案について、反対の立場から討論をいたします。  今回の改正案は、いわゆるテロとの戦いが継続をしているため期限を一年間延長するというものであります。そもそも、政府が法の期限を一年...全文を見る
12月18日第170回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○徳永久志君 それでは、本日議題となっております防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について質問をいたします。  まず、本法案では、自衛官の医官の人材確保のために、初任給調整手当を改定し、年間給与を平均一一%引き上げるとしています。今医療崩壊という言われ方がし...全文を見る
○徳永久志君 ただいま御説明をいただきました。要は、防衛医科大学を卒業して十四年たったら、もう半分が辞めてしまうという大変な状況だということがよく分かりました。  そこで、そういう離職率の高さというものが、その原因がどこにあるんだろうかということはしっかりとやっぱり議論をしてい...全文を見る
○徳永久志君 もちろん給与面での改善というのは非常に重要なポイントですけれども、やはり先ほど申し上げました専門的技量の向上、モチベーションをいかに高めてもらうのかという方策が給料面とは別に必要なんだろうというふうに思います。  先ほど副大臣の方からも自衛隊病院のオープン化という...全文を見る
○徳永久志君 大学を卒業して十四年で半分が辞めていく、充足率が七割だという状況をやっぱり深刻に受け止めていただいて、やっぱり現場の医官の方々のニーズあるいは思いというのもしっかりと受け止めていただいて、効果的な対策をお願いをしたいというふうに思います。  次に、本法案におきます...全文を見る
○徳永久志君 十数億円。
○徳永久志君 これは今おっしゃったように課長補佐以下の職員に対して支給をされるものですけれども、いわゆる内局にも制服組の方が勤務をされているわけです。当然、同じ勤務条件の中で働いておられるわけですから、いわゆる背広組と制服組とでこの手当が当たる人と当たらない人がいるというようなこ...全文を見る
○徳永久志君 是非、同じ勤務条件で働いているのに当たる人と当たらない人が出るというのはやっぱりおかしいと思いますので、そこら辺りはしっかりと対応していただきたいと思います。  次に、若年定年退職者給付金についてであります。  懲戒免職処分相当と認める者に対し支給制限、返納命令...全文を見る
○徳永久志君 それでは、その懲戒免職相当と認める認めないという部分についての手続の面でいきますと、いわゆるその審査会に諮問するか否かの判断をまず防衛省が行う、次に審査会が懲戒免職相当か否かの最終判断を行うと、この二度の判断が行われるんだということでよろしいでしょうか。
○徳永久志君 今回の法案の施行日は来年四月一日ですから、過去にさかのぼって適用はできないことは分かっています。あえて頭の体操として具体例でお聞きしたいと思います。  例えば、田母神前航空幕僚長の一連の言動は懲戒免職相当と認められるのでしょうか。  大臣は本委員会の答弁で、懲戒...全文を見る
○徳永久志君 確かに航空幕僚長の地位を剥奪をするということは大変重い事態だというふうに思いますし、大臣も非常につらい思いをされたのかなと推測をします。  今私がお聞きしているのは、今回の法案の審議に当たって、施行された場合の運用はどうなるのかという点なんですね。田母神氏の問題を...全文を見る
○徳永久志君 免職までには至らないということでありますけれども、文民統制の部分でちょっとしゃべらせていただくと、憲法には具体的な文民統制の仕組みについて何ら規定をされていないわけですね。ただ、第六十六条に総理及び国務大臣の文民規定があるのみです。そのために、憲法二十一条で保障され...全文を見る
○徳永久志君 そうなってくると、もうこの法が施行をされて、この懲戒免職相当か否かの判断の部分というのは、先ほど非違行為という日常会話では使わない言葉を使われたわけなんですけれども、となると、ある意味で本当に犯罪行為をしなければこれには当たらないということになってしまうんじゃないん...全文を見る
○徳永久志君 大臣のお気持ちも理解をしますし、お気持ちの中で免職と一緒なんだと、でもというお話もございました。  ただ、今回これ国会答弁の中で、この法律が施行された場合、懲戒免職相当に今回の田母神さんは当たらないんだと言い切ってしまわれたら、これもう前例になってしまって、これ第...全文を見る
○徳永久志君 時間ですので、終わります。     ─────────────