徳永久志

とくながひさし

比例代表(近畿)選出
立憲民主党・無所属
当選回数1(参1)回

徳永久志の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第171回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○徳永久志君 民主党の徳永久志です。どうぞよろしくお願いいたします。  まずは、PFI事業の推進について質問をさせていただきます。  平成十一年、いわゆるPFI推進法が制定をされました。ちょうどこの年に、私、滋賀県で県議会議員に初当選をさせていただきました。滋賀県の財政状況等...全文を見る
○徳永久志君 そこで、PFI事業の中で、いわゆる病院を自治体がPFIを使って整備していくことについて絞ってお伺いをしておきたいと思います。  各自治体では、財政状況に比較的余裕があった時代に公立病院を整備をしたものの、老朽化が進んで耐震基準すら満たしていない、あるいは施設内容も...全文を見る
○徳永久志君 ということは、大臣としてはPFIを使って自治体が病院を整備することについてはまあまあ中途解約の事例もあるけれども、それはそれで有効な枠組みであると認識をされておられるということでよろしゅうございますでしょうか。
○徳永久志君 ただいま大臣の方からは、PFIを使って病院を整備することという選択肢を排除するものではない、まずは発注者、例えば自治体の判断を尊重するんだというような御答弁でございました。  公立病院の経営環境というのはどこも大変厳しいものがございまして、医師不足だとかあるいは診...全文を見る
○徳永久志君 確認をさせていただきますと、経営効率化に向けた取組の一つの手法として民間的経営手法の導入が挙げられ、その一つの方策としてPFI事業があると。ただし、病院というある種いろいろな事情を勘案をすると、導入には慎重には慎重を期しなさいよということでよろしゅうございますでしょ...全文を見る
○徳永久志君 くどく確認をいたしますが、ガイドラインには、PFI方式は相当程度慎重な準備と調整を重ねることが求められるというふうに記されております。これはあくまでも、念には念を入れて検討をしなさいよということを求めたものであって、決してPFI方式の採用を否定したものではないという...全文を見る
○徳永久志君 手法の一つとして検討されるべきであって、それを否定したものではないという御答弁でございました。  ここまで確認をさせていただいた上で、配付をさせていただきました新聞記事のコピーを御覧をいただきたいと思います。  これは今年の二月一日付けの長崎新聞の記事であります...全文を見る
○徳永久志君 個人的な見解だと言われますけれども、これもう個人的な見解を超えていると思いませんか。内閣府のPFI担当の方はよく御存じだと思いますけれども、いろいろなところでこのPFIに対して、今副大臣おっしゃったように、大変否定的なことをいろんな場所で発言をされておられます。 ...全文を見る
○徳永久志君 にもかかわらず、認めないと断言しておられるんですよ、この記事の中で。何か国にお認めをいただかないと病院改革ができないんだというようなことがもう文脈から読み取れるわけなんですね。  ですから、これたとえ個人的な見解だとおっしゃられても、現場の自治体からすれば、このガ...全文を見る
○徳永久志君 同じく、国としてPFIを推進をするということを与謝野大臣はおっしゃっていただきましたし、病院についてもいろいろと勘案をしなけりゃならない問題はあるけれども、排除するものではないとおっしゃっていただいた。にもかかわらず、長氏のこういう言い方というのは、こういうことが、...全文を見る
○徳永久志君 解釈の違いと言ってしまえばそれまでなんですけれども。  今、医療崩壊と言われている中で、それぞれの自治体が本当に知恵を絞って、自分たちの病院を何とか守っていこうと、あるいは改善をしていこうと、改革をしていこうと努力をしている中で、私はあらゆる選択肢を排除するべきで...全文を見る
○徳永久志君 是非その辺りでよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、PFIについての質問は以上でございますので、与謝野大臣、倉田副大臣、御退席いただいて結構でございます。
○徳永久志君 次に、海賊対策について質問をしたいと思います。  内閣官房に総合海洋政策本部が設置をされまして、検討を続けてこられたということでありますので、お伺いをしたいと存じます。  二〇〇八年には百十一件の海賊事案が発生をし、乗っ取られた商船などは四十二隻、八百十五人が人...全文を見る
○徳永久志君 今はこれから審議をされようとする対処法案ではなくて、今回、十四日に出航をした護衛艦二隻に、ちゃんと海賊対策やりなさいよというミッションで行っているわけですよね。そのときの海賊の定義について伺っているんです。同じですか。
○徳永久志君 それでは、海賊というのは海賊行為を行う人と言ったらいいんですかね、集団と言ったらいいんですかね、まあまあそういう対象だということで理解をさせていただきます。  そこで、先ほど同僚の藤原先生の捕鯨問題についての質問の中で、我が国の調査捕鯨船に対して、海外の団体のシー...全文を見る
○徳永久志君 今お話がございましたとおり、やっぱり出航する以上、この海賊行為あるいは海賊というのをしっかりと定義をしておかないとしっかりした対応ができないと思いますので、これはまた対処法案が出てきたときに議論をさせていただきたいというふうに思います。  平成十二年ごろにも東南ア...全文を見る
○徳永久志君 東南アジアの海域はいわゆる盗難目的が大多数であって、それに比べてソマリア海賊というのは人質を取って身の代金を取るという、しかも重火器で武装をしているということでありますけれども。  そうしたら、このソマリア海賊の一般的な、典型的な犯行の手口というのは把握しておられ...全文を見る
○徳永久志君 今の御説明を聞いていますと、GPSを使って自動小銃やロケットランチャーを持っていると。それで人質を捕まえて身の代金を獲得するまでというのが一連の手口だということですと、メディアの報道等によりますと、ソマリア海賊の正体はどうなんだということの中で、海賊の正体は元漁民だ...全文を見る
○徳永久志君 海賊の正体を聞いているので、そのほかの答弁は控えていただきたいと思います。  自警団から発展をしたと言われますけれども、それならば自動小銃とかロケットランチャーという重火器というのはどこからこの海賊たちは調達をしているんでしょうかね。あるいは、麻薬や武器の密輸シン...全文を見る
○徳永久志君 やはり武器調達ルートは各国とも協力をしていただいて解明をするということが大事だと思いますし、海賊の実態についての情報をまず集めて、それを分析をすることが海賊対策の一つの大前提になるんだろうということを思いますので、是非その辺りを強化をしていただきたいなというふうに思...全文を見る
○徳永久志君 では、ちょっと見方を変えますけれども、多分、海賊行為の定義というものをされた上で、それがそのまま対処法案に準用をされているということだろうと思います。  そこで、私が問題にしたいのは、先ほど国際海洋法条約のことを出されましたけれども、対処法案でいただいております海...全文を見る
○徳永久志君 現在は航空機による海賊行為は蓋然性は少ないということですけれども、やはりこうして生身の自衛官の方々が行かれるわけですから、あらゆる事態を想定した上での定義付けというのは必要ではないかなという指摘をさせていただきたいと思います。  先ほども申し上げましたように、ソマ...全文を見る
○徳永久志君 是非パッケージとして分かりやすい形で早期に示していただきたいなということを御要望させていただきたいと存じます。  さて、十四日に海上自衛隊護衛艦二隻がソマリア沖に向けて出発をしたところであります。自衛隊の海外派遣については常に憲法との関連が議論をされるわけでありま...全文を見る
○徳永久志君 そこで、憲法上できることと、自衛隊がやるべきこと、やるべきでないことというのは区別して考えないといけないと思うんですね。憲法上できることがそのまま自衛隊がやるべきことにつながるとは必ずしも限らないという前提に私たちは立つべきなんだろうというふうに思います。  です...全文を見る
○徳永久志君 それでは、自衛隊法第八十二条の規定に基づく海上警備行動により対処をしているということでありますけれども、この海上警備行動、これが発令をされる一般的な手順というものをお示しください。
○徳永久志君 それでは、ちょっと具体的な事例に基づいて御説明をいただきたいと思います。  過去、海上警備行動は二回発令をされています。平成十一年三月の能登半島沖不審船事案と、平成十六年十一月の中国国籍原子力潜水艦の事案であります。この二件の概要及び海上警備行動が発令された理由に...全文を見る
○徳永久志君 次に、海上警備行動は発令されなかったけれども、日本以外の公海に海上保安庁巡視船が派遣された事例があります。  平成十一年十月、インドネシア・スマトラ島を出港した日本向け貨物船がハイジャックされた事案、平成十二年二月、マレーシアを出港したインド向け貨物船の事案、それ...全文を見る
○徳永久志君 あともう一件教えてほしいんですが、平成十四年一月の九州南西海域不審船事案についてであります。  不審船が、自動小銃やロケットランチャーのようなものによる攻撃があったとされていますが、本事案の概要及び海上警備行動が発令されなかった理由について伺います。
○徳永久志君 今、ちょっと時間を掛けて御説明をいただきましたが、海上警備行動が発令をされた二件のうち能登半島沖不審船の事案については、最初は、海上保安庁の巡視船が出動した後、言わば、言葉は悪いですけれども、自分たちの手には負えないということで海上警備行動が発令をされたという理解を...全文を見る
○徳永久志君 そうなりますと、まず、やっぱり私は、これはたとえソマリア沖であっても、この海上保安庁が第一義的に対処するんだという前提はやっぱり大切にしておかなくてはいけないなということは思います。海上自衛隊、護衛艦を派遣するにしても、やっぱり私は海上保安庁との連携というものは欠か...全文を見る
○徳永久志君 ちょっと時間になりましたので、あくまでも警察権の行使でありますから、海上保安庁が第一義だという大前提に立った上で今後対処もしていただくということを指摘をさせていただいて、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月22日第171回国会 参議院 本会議 第19号
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○徳永久志君 民主党・新緑風会・国民新・日本の徳永久志でございます。  私は、会派を代表して、ただいま議題となりました内閣提出の消費者庁設置関連三法案及びそれら三法案に対する修正案について、麻生総理及び野田消費者行政担当大臣に質問をいたします。  これまでの消費者行政は、各省...全文を見る
04月23日第171回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○徳永久志君 民主党・新緑風会・国民新・日本の徳永久志です。  本案の質問に入る前に、少し特区制度全般について伺っておきたいと思います。  構造改革特区の制度は、地方や民間が自由にアイデアを立案して、それぞれの地域の特性に応じた規制の特例を導入し、かつ同時に、地域の活性化の手...全文を見る
○徳永久志君 特に地域経済の活性化ということにつきましては、活性化された金額的なものというのは出ておりませんでしょうか。
○徳永久志君 経済効果の額の総額については、これは通告していませんでしたっけ。済みません。それじゃ、平成十八年三月の調査で、設備投資、年間売上額をトータルすれば約一兆円あるというふうにある文献にありまして、その後どうなったかなということをお聞きしたかったので質問をした次第でありま...全文を見る
○徳永久志君 今お答えをいただきましたように、提案の件数そのもの、あるいは認定をされる特区の部分についても減少傾向にかつてに比べればあるんだということでありました。これは提案内容そのものが小粒化しているという指摘もあるわけですけれども、年数が経過をしてきまして、次第に提案する側の...全文を見る
○徳永久志君 私の問題意識といたしましては、提案件数が多けりゃいいというものでもないと思うんですね。ただ、この特区を申請をしようよ、これを使って地域を活性化しようよといって、それぞれの自治体とかがこれに向けていろいろと知恵を出し、アイデアを出し、議論をしていく中でそれぞれの自治体...全文を見る
○徳永久志君 今大臣もおっしゃったように、これは聖域を設けることなく、やはり当初の目的である規制改革の推進、地域経済の活性化につながるという目的での特区というものをもう一度改めて見直して、決してタブーを設けてはいけないということを思います。そのタブーを設けてはいけないという部分に...全文を見る
○徳永久志君 カジノ特区をやってくださいと言っているのではなくて、ある意味、議論をしていくということは大事ですし、どこかからカジノ特区についての申請が上がったときに、これはもう対象外ですよとはねつけるようなことはあってはならないという思いについては共有をしていただけるのでないかと...全文を見る
○徳永久志君 是非、そのような形でお願いをしたいと思います。  さて、先ほども取り上げられておりましたけれども、特区の代表選手、成功例としてどぶろく特区というのが出てきます。これは九十一あるんだということを先ほどお答えいただきましたが、この九十一の地域では観光客数が年間で二十七...全文を見る
○徳永久志君 今、特区であるがゆえのメリット、特区であるがゆえの利益ということをおっしゃいました。そこのところが私は一つ重要な論点かなと思っているんです。  何度も申し上げますけれども、特区制度の目的は、規制改革の推進と地域の活性化であります。規制改革に力点を置けば、目指すべき...全文を見る
○徳永久志君 非常に難しい議論ですが、大臣もおっしゃいましたように、規制改革と経済活性化の部分のどちらか一方だけが先走るような形ではなくて、バランスの取れたという部分についての御配慮を是非今後ともお願いしたいなというふうに思います。  それでは、本法案について伺いたいと存じます...全文を見る
○徳永久志君 それでは、そのような効果があるわけですけれども、すぐに全国展開に持っていかない理由について伺います。
○徳永久志君 それでは、実際に手を挙げてくれるところというのはどれぐらいの数を想定をされておりますか。
○徳永久志君 私は、これによって、先ほど最後の方でおっしゃっていただきましたけれども、社会教育施設を含めて公共施設全般が、首長さんの責任の下、一体的な整備が促進をされるということを期待をしたいというふうに思っています。例えば耐震化事業とかバリアフリー化などが計画的に実施される効果...全文を見る
○徳永久志君 それでは、このPFI刑務所の第一弾として実施されたのは美祢社会復帰促進センターであります。このPFI刑務所第一号であるこのセンターを落札した企業グループはどちらになりますか。
○徳永久志君 PFI刑務所の導入のきっかけをつくった、その方針を打ち出した総合規制改革会議の責任者の一人であるのがセコムの飯田さん、このPFI刑務所を最初に受注をしたのがセコムグループ、どこかで聞いたことのある構図であります。  大臣、そもそも自分で物事を決定をしたからには、そ...全文を見る
○徳永久志君 入札の経過等々を私も調べましたが、なかなか問題は見付からなかったので多分大丈夫なんだろうとは想像をしますけれども、やはり大臣おっしゃっていただいたように、そういう国民から見ると首をかしげざるを得ないような構図そのものがやっぱり問題だろうというふうに思いますので、是非...全文を見る
○徳永久志君 よくどの程度整備されるか分からないわけですけれども、まだまだ過剰収容の施設もあるんだということで、このPFI方式が採用されることもこれからあるんだろうというふうに理解をさせていただきます。  となってくると、ここはもう邪推かもしれませんけれども、是非お聞きいただき...全文を見る
○徳永久志君 それでは、確認をいたしますけれども、恐らくこのセコムと綜合警備保障は、それぞれ二か所ずつ既に運営をしている実績があって、ノウハウも蓄積をされているわけですから、新たにこのPFI刑務所のコンペがあった、入札があったときにはかなり先行して有利な状況にただでさえ置かれるわ...全文を見る
○徳永久志君 ちょっと同じ質問ですけれども、法務省も今の大臣と同じ御見解ということでよろしゅうございますね。
○徳永久志君 もう一度お尋ねしますけれども、大臣は、今のままでいくと、たとえ入札の公正性や透明性が確保されていても、先行している二つの会社、そして業界最大手の二つの会社しか取れないようであれば、それは時間を遅らせてでも競争性が確保されるようにするんだというようなことをおっしゃった...全文を見る
○徳永久志君 大臣がおっしゃったとおりに努力してまいりたいと言われましたので、それが確認されたものととらえさせていただきます。  時間ですので、以上で終わります。
04月24日第171回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○徳永久志君 民主党・新緑風会・国民新・日本の徳永久志でございます。  それでは、まず平成十九年度決算検査報告におきまして会計検査院から是正処置の求められました陸上自衛隊の会計業務システムについて少し取り上げたいと存じます。  陸上自衛隊では会計業務システムを導入しています。...全文を見る
○徳永久志君 個々の会計隊でクローズされていたものを全体像が瞬時に分かるようにするんだと、そういう必要性があったんだということはよく理解をします。しかしながら、現場の駐屯地の会計隊がそれを使用しなければ何の意味もないわけですよね。  なぜ使用しなかったんだという部分についてはど...全文を見る
○徳永久志君 結局、システムを導入したことにとどまっていて具体的な使い方を十分に指導していなかった、あるいはこれはこうこうこうですよという規定もなかったということは、最初からもうこれを稼働させようという意思がないとしか判断ができないんですが、その辺りをもう一度お願いします。
○徳永久志君 ですから、そういう意図が現場に伝わらなければやっぱり使わないわけですよね、旧来から慣れ親しんだシステムの方が楽ですから。ですから、やっぱりそこら辺りの指導をしっかりとしていただかないと、せっかくこれ一億円以上も投入をしてつくったシステムが本当に無駄になってしまうわけ...全文を見る
○徳永久志君 会計検査院から指摘をされないとそういう通達とかマニュアル的なものが出ないということは、もう今後是非改めてないようにしていただきたいということを思います。  それで、多分、同様な新しいシステムの導入というのは防衛省でもやられていると思うんですね。これと同じようなこと...全文を見る
○徳永久志君 私もそうなんですけれども、何か新しいシステムとか機器が入っただけで何かすべて終わったような気になるのが人の本性でもあろうかと思うんですね。それが実際に稼働しなきゃいけない。させるためには、しっかりとその意図、目的、それからマニュアル的なもの、そういったものが現場の部...全文を見る
○徳永久志君 それでは、よろしくお願いいたします。  それでは、次の項目に移りたいと思います。私も昨年一月の外交防衛委員会で取り上げさせていただきました。また、他の衆参の議員もそれぞれの立場から取り上げております防衛省の報償費について質問をしたいと思います。  この報償費につ...全文を見る
○徳永久志君 ただいまの説明でいきますと、賞じゅつ金はパイロットとかそういう方々の、隊員さん方が事故に遭われたときの見舞いであると。それから、自衛隊員に対する表彰の副賞というのは功績のあった方々に対しての大臣からの文字どおり表彰だということで、これは性質上、年によって大きく膨らん...全文を見る
○徳永久志君 少し確認ですが、それでは、領収書の現物というのはすべてこれ確認、チェックをされておられるんですか。
○徳永久志君 いわゆる簡易証明という形でやっておられるんですね。いわゆる報償費というのは、他の決算と違って簡易証明というやり方がいいということになっているそうです。  要するに、領収書を手元に保管してあれば、その支払明細書等でチェックをするというような形も取られているという理解...全文を見る
○徳永久志君 防衛機密にかかわる問題もあるでしょうし、情報を提供していただいた方との信頼関係もあるんでしょうから、すべての領収書を外部機関たる会計検査院がチェックするということはかなりしんどいということは理解をします。  それでは、警察庁にも報償費がありますね。同じように犯罪捜...全文を見る
○徳永久志君 ですから、警察庁の報償費も防衛省の報償費と同様の性質と言ったらちょっとおかしいかもしれませんが、ということが加味をされてそういう特例的なものがあるということですが、それならば、この警察庁の報償費も防衛省の報償費とその性質上ほぼよく似て、会計検査院のチェックもほぼ同じ...全文を見る
○徳永久志君 今御説明をいただいたように、これ、報償費というのは性質上、予算と決算は毎年一致するんだと、警察庁だってそうじゃないかと言われれば、まあそうかなという気もしないではないんですが。同じく機密を扱うという意味ではタイプが似ている警察庁の報償費は予算額に対して絶えず決算額が...全文を見る
○徳永久志君 私、情報収集そのものを否定をしているわけではありません。情報の提供を受けた場合に何かしらお礼を渡すということも、これはあるんでしょう。またその額も、情報の中身とか質とか量、そういった部分についても変わってくるんだろうし、もちろん適正な価格というのも存在をしないわけで...全文を見る
○徳永久志君 そこで、この報償費と同様に不可思議なものが防衛省にもほかにあるんです。お渡しした資料の二枚目を御覧をください。  多年にわたって予算額と決算額が一致しているものがほかにもあります。随分細かくて恐縮なんですが、ちょっと大きめにした交際費であるとか、あるいは退職予定自...全文を見る
○徳永久志君 今お答えをいただいたように、タイプのよく似た警察庁の交際費も、過去、予算額と決算額は一致することなく、多額の不用額が出ているということです。  そこで、そもそも防衛省の交際費というのは具体的にどういうものに使われているのかというのをお示しください。
○徳永久志君 今御説明をいただきますと、防衛省の交際費というものは、外国のお客さんへの記念品とか、あるいは亡くなられた方への葬儀用のお花とか、あるいはちょっとおっしゃいませんでしたけれども、殉職隊員のメダルとか、そういうことに使われているということであります。  外国から来たお...全文を見る
○徳永久志君 今後のことはまだ伺っておりません。今御説明をいただいた交際費の使い道でいくと一致する方がおかしいでしょうと、じゃ、これどう理解をしたらいいのですかということをお聞きをしています。
○徳永久志君 予算いっぱい使わせていただいているであろうと言われましても、そこをお聞きをしているわけなんですね。  これは防衛省さんからいただいた交際費の事前の資料ですけれども、交際費として、葬儀用生花など、外国訪問客などへの記念品、殉職隊員のメダルなど、このなどというのがやっ...全文を見る
○徳永久志君 じゃ、それでお願いします。  ここからちょっと邪推なんですけれども、また邪推であってほしいというお願いも込めて言うんですけれども、交際費をすべて使い切った上でまだ足りない、自由に使える金はほかにないかということで報償費に目が向けられたのではないか、そこから裏金化が...全文を見る
○徳永久志君 現在調査中ということでありますけれども、今ほどの御答弁にもございました、これまで確認作業を実施した中で透明性、効率性確保の観点から幾つかの改善を要する事項が判明したということで、今年度予算から改革というものをやられてきているということでございますけれども、何らかの問...全文を見る
○徳永久志君 是非、調査の報告を出す時期、結論を出す時期というのを明確にしていただきたいんですね。  報償費については、会計検査院のいろいろなチェックの制約があって、にもかかわらず領収書の現物は保管をされているんだろうし、二千人を超える方々に調査を行うというのも大変だということ...全文を見る
○徳永久志君 ただ単に、疑惑を解明するというのは、その事実を明らかにするということだけではないと思うんですね。というのは、新聞報道等、様々なマスコミの中で、ある意味防衛省の名誉にもかかわるような問題もあると思うんですね。そしてまた、こういう裏金化という疑惑が事実だったとすれば、こ...全文を見る
○徳永久志君 是非、できるだけ早くお願いをしたいと思います。  そこで、ちょっと会計検査院にお伺いしておきたいんですが、報償費というくくりでいうならば、ごめんなさい、防衛省の、今度私が問題にするのは、報償費については特段の是正改善の要求というのは会計検査院としてはやってこられな...全文を見る
○徳永久志君 ただいままでるるいろいろと聞いてまいりましたけれども、やはりこれ、この問題というのは決算そのものにもかかわる問題でもありますし、是非、委員会としてこの報償費の問題については何らかの対応を取っていただけるよう委員長にお願いをいたします。
○徳永久志君 それでは、話題を変えます。  弾道ミサイル防衛、BMDについて質問をいたします。先日の北朝鮮によるミサイル発射によって、弾道ミサイルによる脅威が現実のものであるということを多くの国民が認識をしたということになるのではないかと思っています。  このミサイル防衛につ...全文を見る
○徳永久志君 それだけですかと言いたくなりますが。まあまあそういう外交的なソフトの努力を一生懸命やっていただくということがもう何よりにも増して重要でありますし、そのことを決しておろそかにしてはならないということは思います。是非、中曽根外務大臣も先頭に立って頑張っていただくようお願...全文を見る
○徳永久志君 今回の北朝鮮のように、ミサイルが発射される場所があらかじめ明確に分かっておればこの敵基地攻撃というのは有効なのかもしれませんけれども、一般的には、このミサイルというのはトレーラーに載せて山中のトンネルとか地下の格納庫に隠されて、詳しい場所は分からないわけですよね。そ...全文を見る
○徳永久志君 そこで、このBMDシステムについては平成十五年十二月十九日に安全保障会議及び閣議において弾道ミサイル防衛システムの整備についてというものが決定をされて、政府として正式な導入ということであります。このBMDシステムが導入された理由として、一つは、技術的に実現性が高いと...全文を見る
○徳永久志君 そもそも、今現在でこの世界中で行われたミサイルの迎撃実験の結果というものはどのような形になっていますでしょうか。
○徳永久志君 そういう精度だということで配備が進むわけですけれども、お手元資料の四枚目を御覧ください。BMDに関する予算の推移をお示しをしております。これで一言ちょっとまた苦言を呈させていただきます。  この数字すべて、これ予算の数字であります。決算委員会の審議でありますから、...全文を見る
○徳永久志君 じゃ、よろしくお願いいたします。  それで、ちょっと時間がないのではしょりますけれども、こうしたずっと予算がBMDには投じられておりまして、合計で、二十一年度予算までで七千七百三十五億円ということになっています。これ、これからどうなるんだろうかなという部分でありま...全文を見る
○徳永久志君 後段、大臣がおっしゃったところがやはり重要だと思うんですね。  特に、防衛費全体で見てみますと五兆円をピークにずっと下がりっ放しですよね、防衛費というのは。今年の予算額四兆七千億円ですが、予算の約八割は自衛隊員や職員の人件費、あるいはツケ払いで買っている兵器の分割...全文を見る
○徳永久志君 厳しい予算の中やりくりをしながらこのシステムを充実させる、そのことについてやはり国民に対してしっかりと理解を求める、説明をしていくということが必要だというふうに思うんですね。  そういう中において、この間の北朝鮮のミサイル発射にまつわるときに、政府高官と称する人か...全文を見る
○徳永久志君 時間が来ましたので、以上で終わります。
05月12日第171回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会公聴会 第1号
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○徳永久志君 民主党の徳永久志でございます。  本日は、四人の公述人の方々、大変御多用の中お越しをいただき、貴重な御意見を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げたいと存じます。本当にありがとうございます。  時間が限られておりますので、十分にお聞きできるかどうか分かりませんけれど...全文を見る
○徳永久志君 そういった中で、まあまあ、そういう意識を改革をしていくということがこれから積極的に取り組んでいかなければならない大きな課題の一つなんですが、こうした自治体との予算との関係でいきますと、幾つかの自治体がこの相談業務を外部委託している例があるんですね。これ、三村さんのと...全文を見る
○徳永久志君 今の外部委託という言葉を出しましたら義本さんが首を振られましたので、もしコメントがございましたら、簡単にお願いします。
○徳永久志君 済みません。公述人の間で意見が異なるようで、済みませんでした。ここ、浮き彫りにしてはいけません。申し訳ないです。  ところで、相談員の方々とお話をしていると、中には、あっせんに入るときにあなたはどういう権限とかどういう法的立場でこういうおせっかいを焼くんだと言い返...全文を見る
○徳永久志君 その資格のことですけれども、義本さんもおっしゃいました、その相談員の数を増やせばいいというものではないよということもあるんですけれども、やはり一定数、充足度合いというのはちゃんと保たなければいけないという中でいくと、こういう三つの資格を持っておられる方々の現状、どう...全文を見る
○徳永久志君 資格がすべてではないということはよく分かりました。  次に、ちょっと話題を変えまして、行岡さんの方にお聞きをしたいわけなんですが、多重債務者の方々の生活再生に取り組んでおられるということであります。  やはり、私も地元を回っておりまして、別に遊びほうけているわけ...全文を見る
○徳永久志君 あと、もう時間になりましたので、和田さんには消費者運動あるいは団体の抱えている問題点等についてお聞きしたいなと思っておりましたが、時間になりましたので、以上をもちまして終わりたいと思います。  本日は、誠にありがとうございました。
06月23日第171回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○徳永久志君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の徳永久志であります。  それでは、ただいま議題となりました公文書等の管理に関する法律案について質問をいたします。小渕大臣におかれましては今大変大事な時期だというふうに思いますので、私もできる限り配慮をさせていただ...全文を見る
○徳永久志君 ありがとうございました。  小渕大臣は、先ほどの衆議院の答弁の中におきましても、今ほどの点につきまして、国民の貴重な共有財産という言葉あるいは知る権利を盛り込むべきだという質問に対して、そういう文言をわざわざ条文の中に使わなくても、国民主権の理念にのっとりという言...全文を見る
○徳永久志君 それでは、最後に確認でございますけれども、先ほど枝野先生が御答弁をいただいた中身、この考え方については政府としても十分に共有ができるんだということととらえさせていただいてよろしいでしょうか。
○徳永久志君 さて、日本の行政機関の重要な意思決定は文書に基づいて行われるということになっております、もちろん例外はあるわけですけれども。この文書主義原則も各省庁の文書管理規定で規定されるにとどまっておりまして、包括的な文書管理法制の制定には至っておらなかったわけであります。 ...全文を見る
○徳永久志君 今副大臣が御答弁いただきましたように、世界各国それぞれいろいろでありますけれども、あるべき姿としては、やはり文書管理法制が制定をされて情報公開というのがあるべき姿の一つであるんだろうということは共有をさせていただいたと思います。  じゃ、なぜ今日に至るまでこの文書...全文を見る
○徳永久志君 情報公開と文書管理というのは車の両輪と言われながらも、これまで片方の車輪が欠けた状況でずっと走ってきたわけでありますね。先ほども副大臣とも共有をさせていただきましたけれども、行政側は不便に感じないし、あるいは不思議に思わないけれども、その一方で、じゃ、国民サイドから...全文を見る
○徳永久志君 今の御答弁の中で特徴的だと思いますのは、文書不存在、公開を要求した文書そのものが存在をしないという理由で不開示決定となったという部分で、これが全体の一四%に当たるということであります。やはり私はここに、車の両輪のと言われながらもその片方を欠いた状況で走ってきた問題、...全文を見る
○徳永久志君 それでは、そういった分析に基づいて、再発防止のためにどのような手だてが講じられたのか、伺います。
○徳永久志君 原因として規則が守られていなかった、あるいは手続が正当に取られていなかったという点が挙げられて、それについての教育を徹底的にやっているんだというような答弁だったというふうに思います。当然それらは重要でありますけれども、その前提として、なぜ航泊日誌を都合四年間保存しな...全文を見る
○徳永久志君 そういう特別の要員というのはいないということでありますけれども、やはりこれからも海外での自衛隊の活動というのは増えていくだろうと思います。そうした中で、それをしっかりと検証し、また後世に正確に伝えていくという目的、それはもちろん国民に対しての説明責任をしっかりと果た...全文を見る
○徳永久志君 特別の制度を設けなくても現状の要員の中でそういう記録をしっかりとしていくんだという部分については当然のことでありますけれども、やはりアメリカのようにしっかりと専門的知識を持って博士号まで取得した方がミリタリーヒストリアンとして後世に記録を残すという崇高な使命の仕事に...全文を見る
○徳永久志君 それならば、そういう指摘をされた密約と称する内部文書があるかもしれないということで、取りあえずは一生懸命捜してみたんだけれどもなかったんだという理解でいいんですか。
○徳永久志君 それでは、配付資料、お手元にお配りしました資料の一を御覧ください。平成十二年五月二十九日付け朝日新聞の記事であります。朝日新聞と琉球大学の教授の方が密約を裏付ける米国の公文書のつづりを入手したと報じています。また、一枚おめくりいただきまして、配付資料の二であります。...全文を見る
○徳永久志君 従来の答弁を繰り返しておられるわけなんですけれども、この件に関して情報公開訴訟が起こされています。  東京地裁は今年の六月十六日、文書を保有していないと主張する国に対し、その理由を合理的に説明する必要があると指摘をしています。さらに同地裁の裁判長は、米国側に密約を...全文を見る
○徳永久志君 じゃ、ちょっと別の角度から行きます。密約にかかわってもう一つです。配付資料の三を御覧ください。  これは、一九六〇年の日米安保条約改定に際して、核兵器を積んだアメリカ軍の艦船や航空機の日本への立ち寄りを黙認することを合意した核持込み密約についてであります。当時のラ...全文を見る
○徳永久志君 先ほどの沖縄返還にかかわる密約のあれにつきましては、外務省はそういう指摘があったので取りあえず行政ファイル等は捜してみたんだというお話でございました。  今回、この配付資料で配らせていただきました東京新聞の記事によりますと、もう四人の外務次官の方が証言をされている...全文を見る
○徳永久志君 どうも納得いきませんが、ちょっと、時間があります、先に進みます。  密約がなかったということでその立場を崩されないわけでありますけれども、あたかもジグソーパズルの空白部分を埋めるようにしていくと、どうしても公開情報とかあるいはその事実関係等々、証言等たどっていくと...全文を見る
○徳永久志君 外務大臣のどなたかが否定をされているということですけれども、一方で肯定をされている方も次々と出ているわけなんですね。ですから、この辺りをやっぱりもう少し謙虚に、真摯に取り組んでいただきたいなと。また、追って私の方も取り上げさせていただきますが。  この関連でちょっ...全文を見る
○徳永久志君 もうこれ以上やると水掛け論でございますので、ちょっと次の話題に移りますけれども、これ改めましてまた時間を取って取り上げさせていただきたいと思います。  ちょっと外務省に関連して、外務省が作成する行政文書も当然ながら対象となるわけですけれども、他省庁は国立公文書館へ...全文を見る
○徳永久志君 すべて外交史料館に行くということでありますけれども、よく、衆議院の議論の段階でもありました。国立公文書館のスタッフは非常に貧弱であって、これを拡充する必要があるんだということがさんざん言われております。この点については恐らく多くの人が同意をすることであって、かつ、こ...全文を見る
○徳永久志君 本法案は究極の行政改革と言われています。やはり全省庁が一丸となって取り組まないといけないにもかかわらず、私は、この外務省外交史料館がもしかしたらこの改革から取り残されるのではないかなと。あるいは、宮内庁書陵部も同様ですよね。そう思うと、ここは政府として外務省外交史料...全文を見る
○徳永久志君 そうですね、今おっしゃったように、それでは一体的に分館として管理をしていただくのが一番いいのではないかなというふうに思うわけなんですね。  本法案が施行されてから五年後に見直しをするということでありますので、是非これも課題として挙げていただく必要があるんだろうとい...全文を見る
○徳永久志君 すると、国立公文書館等の等には外交史料館も含まれるんだということでありますので、この等が行う参酌という日常聞かない言葉なんですけれども、具体的にどのような行為になるのかということですね。  つまり、移管元の大臣などから非公開にするべきだと意見書が出れば、もうそのま...全文を見る
○徳永久志君 今の、よく分かりました。  それでは、この参酌という行為ですね、これどのような手続で進めるのかということも一つ問題だろうと思うんですね。その統一的な手順を定めてしまうのか、あるいは国立公文書館、外務省あるいは宮内庁といった形で個々それぞれに任せてしまうのか、その辺...全文を見る
○徳永久志君 ありがとうございます。  意見書の参酌によって公開、非公開が決まってくるわけですね。ですから、これは少なくとも、例えば今し方ずっと取り上げてきました外務省の庁内の恣意的な部分とか、あるいは省内の力関係で決まらない仕組みをつくっていかないといけないんだろうと思うんで...全文を見る
○徳永久志君 だから、その基本原則の中に、今私が先ほど御提案した事柄についてはいかがですかとお聞きしております。
○徳永久志君 それではそのように、是非恣意的な部分で決まったというふうなことが後ろ指さされないように、形をしっかり整えていただくことを希望したいと思います。  次に、その同じ流れですが、行政文書の廃棄の部分についてであります。  本法案第八条において衆院で修正が加えられまして...全文を見る
○徳永久志君 ありがとうございました。  それでは、お手元配付資料の五を御覧をいただきたいと思います。これは、二〇〇四年十二月にNPO法人情報公開クリアリングハウスが発表した各行政機関の文書廃棄量調査結果であります。この調査は、行政文書が廃棄される際に民間業者にその処理を委託し...全文を見る
○徳永久志君 もちろん新聞とか雑誌のたぐいも入っていますし、逆に、省庁再編で庁舎を替わるからというので、そこで、何か民間の御家庭のお引っ越しじゃないんですから、引っ越しのときに余計なやつは全部捨ててしまえという形で捨てられても、これ行政文書の適切な管理にはならないわけですよね。 ...全文を見る
○徳永久志君 最終的には内閣総理大臣の政治責任を問うんだという部分だというふうに思います。やはり、文書の移管か廃棄かの判断を行政機関の長にゆだねてしまうというのは、制度的あるいは状況的な変化によって極めて恣意的になってしまって危険性があるということでありますから、この修正が行われ...全文を見る
○徳永久志君 以上で質問を終わります。  ありがとうございました。