戸田邦司

とだくにじ



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戸田邦司の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第123回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○戸田政府委員 この特定船舶製造業経営安定臨時措置法が制定されました当時、昭和六十二年でありますが、我が国の造船を取り巻く環境を見てみますと、ちょうど第二次石油危機後の海上輸送量の伸び悩みという背景がありまして、非常に大きな船腹過剰が発生しておりました。そういうことで新造船の需要...全文を見る
○戸田政府委員 ただいま先生から御指摘のありました点というのは、確かにこれからの造船業を考えていく上での最も基本的な問題であるかと思っております。  今後の我が国の造船業の外航船建造需要でありますが、一応現在程度の世界のシェアを考えながら、これからの世界経済の安定的な成長による...全文を見る
○戸田政府委員 確かに労働時間の短縮、これも非常に大きな問題であります。造船業界、最近は人手不足、また若者がなかなか確保できない、そういうような状況にあったわけでありますが、今後労働力不足の状況が続くという中で優秀な労働力を確保していくためには、労働時間の短縮、待遇の改善、工場の...全文を見る
○戸田政府委員 ただいま御指摘がありました件は、臨時船舶建造調整法に基づきます船舶建造許可に際しまして、我々が一つの目安として二時間残業能力というようなことで許可の一つのチェックの物差しにしているわけでありますが、この臨時船舶建造調整法においてチェックする点というのは、まず第一に...全文を見る
○戸田政府委員 造船業の今後の安定的な運営ということを考えますと、まず第一に必要な労働者を確保していくということでありますが、一般的に労働力人口が減少しているあるいは高齢化が進む、そういった中で、安全な作業環境を確保するとかあるいは福利厚生施設等を含む就労環境を改善していく、こう...全文を見る
○戸田政府委員 確かに、中小造船業のバックグラウンドを考えますと、内航船については最近若干需要がふえてきているというような状況にありますが、漁船などにつきましては、国際的に漁業規制が強化されるというような影響がありまして相当受注量が減っているということでありますし、その上に、中小...全文を見る
○戸田政府委員 基本的にはただいま大臣からお話し申し上げたとおりでありますが、まず第一に、先ほどから先生御指摘の労働時間の問題、それから給与水準も含めての待遇改善、それから、労働環境が非常に悪化していたというような状況もありますのでそういった点の改善、それにやはり外から見て、あの...全文を見る
○戸田政府委員 造船分野におきます国際協調、これは非常に大事なことであると思っておりますし、そういう国際協調を通じて経済摩擦などの生ずることがないように努力していくというようなことが基本でありますが、ただいま先生からお話のありましたOECDの場でありますが、ここで検討されておりま...全文を見る
○戸田政府委員 このOECDの造船産業部会で進められております国際協定の作成の問題でありますが、これは主要な国を申し上げますと、我が国、それからEC、韓国、それに米国、これらが主要な国になっておりまして、そのほかに北欧などが加わっておりますが、そこで、政府助成策を削減していくため...全文を見る
○戸田政府委員 このタンカーの二重構造問題につきましては、ここ一年以上の長期にわたりまして海事関係の国連の専門機関であります国際海事機関において検討が進められてきたところでありまして、先週三月二日から六日まで開催されました海洋環境保護委員会で海洋汚染防止条約の改正がなされておりま...全文を見る
○戸田政府委員 この特定船舶製造業経営安定臨時措置法を廃止するに当たりましては、いろいろな面で我々運輸省としましても、また関係業界、労働組合含めまして多角的に検討してまいっているところであります。  先ほどから御案内のとおり、この法律に基づきまして設備の削減あるいは会社のグルー...全文を見る
○戸田政府委員 今後の需要にどのように対応できるかというようなことでございますが、当分の間はこれから受注が順調に伸びていくということを考えまして、それに対応するには人手不足の問題がありますが、これについては、やはり世界一のその産業を持っているというような状況から、機械化、省力化を...全文を見る
○戸田政府委員 運輸省としましては、我が国造船業、世界の五〇%のシェアを持っている、それで世界海運に与える影響が非常に大きいということから、我が国の造船業というのは今まで以上に立派な産業として維持していかなければならない、そういうふうに考えております。  設備投資につきましては...全文を見る
○戸田政府委員 確かに、人手不足の解消という面から若者たちにとって魅力ある造船業にしていかなければならないという課題が大きいわけでありますが、昨年十二月の海運造船合理化審議会の答申の中にも述べられておりますように、今後は、まず第一に、これまでの不況により疲弊した造船所の設備などを...全文を見る
○戸田政府委員 最近の造船業の状況を考えますと、船価も相当上がってきているというような背景がありますので、そういう面では賃金あるいは労働条件、それに福利厚生施設、そういったものの充実に努めていくことができる環境が整ってきていると考えております。
○戸田政府委員 この解撤の問題というのは、これから老朽船が大量に出てくるというようなことで、大変重要な問題であります。国内の現在の解撤の状況を考えますと、これから出てくる大量の解撤には対応できないんじゃないか、そういう危惧を我々も持っているところであります。  そういったことで...全文を見る
○戸田政府委員 解撤協会が実施しております解撤促進の補助金の制度でありますが、これにつきましては、これまで我が国で解撤されるものに補助金を与えてきていたわけでありますが、今後の問題としては、この基金の運営も含め、また発展途上国とどういうような連携を保っていくことができるか、それか...全文を見る
○戸田政府委員 大幅合理化の際の職務配転あるいは解雇、そういったことがありまして、幾つかの問題があったことは聞いておりますが、その中には現在係争中のものもあるということは我々も承知しております。
○戸田政府委員 この法律に基づいて進められました諸政策というものは、基本的には、合理化を進めなければ日本の造船業がすべて壊滅するような状況にあったというようなことで進められたわけであります。その根本は、民間会社がこういうふうにしたいというようなものを受けまして、それは海運造船合理...全文を見る
○戸田政府委員 ただいま御指摘の我が国造船業の国際的な政策問題でございますが、我が国の造船業、御案内のとおり、世界の約五〇%のシェアを握っているというような立場で、これまで多国間あるいは二国間などの話し合いを通じまして広く政策協調を図っているところであります。  まず、御指摘の...全文を見る
○戸田政府委員 造船業の面におきましての国際的な貢献につきましては、三点あるかと思います。  まず第一の点は、国際晦な造船市場における公正な競争条件の確立と需給の安定を促進するという点であります。第二点としましては、船舶に関する環境保全あるいは安全に関する技術の開発を促進する、...全文を見る
○戸田政府委員 この法律に基づきましての事業であります土地の買い上げあるいは債務保証、そういった問題につきましては造船業の合理化が最終的に終了する段階でそれらの業務を終えることになっておりますが、現在、基盤整備事業協会としましては、テクノスーパーライナー初め新しい技術の開発を進め...全文を見る
03月27日第123回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○政府委員(戸田邦司君) お答え申し上げます。  この法律が制定されました昭和六十二年当時を見てみますと、この二十六社の中の十五社が赤字でありました。現状を見てみますと、平成二年度から三年度にかけましておおむね各社とも黒字化してまいっているという状況にあります。
○政府委員(戸田邦司君) 各社とも他の部門を抱えているというようなことで部門別の損益が公表されていないという状況にありますが、造船の専業度が高い中手以下につきましてはおおむね企業損益が造船部門の損益と考えてよろしいんじゃないかと思います。そういったことから推定しましても、造船部門...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 船舶の受注を考えてみますと、これは国際的な単一のマーケットの中で行われるという状況がありまして、大手、中手の別を問わず経営状況が非常によくなってきているわけであります。正式な発表はありませんが、各社とも部門別の損益を内部で出しておりまして、それを考えます...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 現在の会計関係の仕組みからいいまして部門別が公表されていないというようなことでありますが、私どもとしましては各社から経営の状況をお伺いしました。それで、一社ないし二社ぐらいを除きますと、最近すべて造船につきましては黒字化しているというふうに聞いているわけ...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 経営状況につきましてはただいまお話し申し上げましたとおりでありますが、一つは造船業が長期的に安定していけるかどうか、それが一つの柱、大きな問題点であろうと思われます。  現在の状況を考えますと、先ほど大臣からもお話し申し上げましたように、二十数%、正確...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) この法律の骨子といいますのは、運輸大臣が海運造船合理化審議会の答申を受けまして造船業に対する指針を出す、その指針に従ってそれぞれ各社が合理化を進めていくということであったわけでありますが、その指針の一つが先ほど申し上げました能力の削減であります。それで、...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) この問題につきましては、海運造船合理化審議会の場におきましても相当の議論がございました。問題になりましたのは、先生御指摘のとおりに、タンカーの代替あるいは大型バルクキャリアの代替が相当出てくるのじゃないかと。これらの船はいずれも一九七〇年代に建造されたも...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 現在の設備能力が四百六十万CGTということになっておりますが、ピークのところで五百三十五万CGTになるという予想になっております。これらにつきましてはコンピューターその他を大幅に導入しまして自動化していく、能力、能率を上げていく、そういうようなことで十分...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 自動化の技術開発につきましてはCIMというシステムについて現在研究開発を進めているところでありまして、大体二年後あるいは三年後ぐらいから相当大幅にそれが活用できるんじゃないかと思っております。  先生御指摘のとおり、大手は非常に進んでおりますが、中手が...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 現在のグループはできるだけ維持していきたい。さらに、将来技術提携などを通じまして、そういう技術レベルのアップに努めていくような形もとっていければというようなことを考えております。
○政府委員(戸田邦司君) まず、労働者の平均年齢を考えてみますと、大体平均が四十二歳というようなことで、これは他の製造業に比べましても造船の高齢化が進んでいるということが言えます。  そこで、賃金の問題ですが、昨年、それからことしの春闘などで相当の修正をしてまいってきているわけ...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) IMOの動きにつきましては、先日海洋環境保護委員会というのがありまして、そこで海洋汚染防止条約の改正を行っておりまして、それで先生お話しになられました二重船体構造がこれから強制されるという状況になってきておりまして、そうなりますと造船所の仕事量も相当ふえ...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 大体、二重船体にしますと船価が約二割程度アップすると考えております。それで造船所の仕事量もそれなりに増加するということでありますが、先生から御質問のあります海運への影響などを考えてみますと、大体輸送コストから考えますと一割前後輸送コストが上昇するのではな...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 正直申し上げまして、老朽船の解撤問題は我々としても現在頭の痛い問題であります。国内での解撤の能力を考えますと、我が国が持っている船だけでも処分できない。世界的に考えましても解撤の能力は不足していると考えております。これは我が国のような場合に、人手不足でも...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) アジア諸国で解撤から撤収していった理由の一番大きなものは、解撤する船が非常に少なかった、需要がなかったというのが一番大きな原因だと思っております。  それで、今後そういった諸国に関心を持って進めていただく場合には、我が国が持てる技術力、それとそういった...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) その辺の具体化のために、まず第一のステップとしまして、現在造船界、海運界、これがどういう可能性があるか協議をしております。それらの結論にまつところも大きいわけでありますが、やはり発展途上国のことを考えますと、相当の我が国からの技術的あるいは実質的援助が必...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 要点だけを申し上げさせていただきますが、完了したという認識につきましては、先ほどもお話し申し上げましたように、造船業全体の経営状況が非常によくなっている。それから、一つの大きな柱でありました設備の削減を行った結果、需給が非常にうまくバランスしてきた。それ...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) VLCCの代替期に入って、VLCC用のドックが間に合うかどうかというところにつきましては、これまた海造審での非常に大きな問題点だったわけです。我々としましてもVLCC一隻一隻の船齢などを調べまして、それでどういうふうにドックに入っていくか、そういうところ...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 中小造船、一口に言いましてもかなり大きいものから非常に小さいところまであるわけであります。いわゆる中手関係について考えてみますと、中手の造船というのは全部が全部そうだとは言いませんが、大部分のものは割合設備も新しいものもありまして生産性も高い、工場もきれ...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) まず、大学関係でありますが、先生のお話ありましたように、学科の名称は前は船舶工学科とか造船科とかそういう名称だったんですが、最近は海洋関係全般に間口を広げまして、海洋船舶工学科とかそういった名称に変わってきております。  そこで、そういうところを卒業し...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 船舶からの排ガス問題につきましては余り一般では議論されていないような状況もありましたが、北欧諸国などは前から相当これに注目しておりました。また、我々も技術的に考えまして船舶からの排ガスというのは、大体地球全体の排ガスの中で二〇%ないし二五%ぐらいは占めて...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 五年前のこの対策を実施に移した段階でありますが、そのころの状況を考えますと、海運につきましてはまだまだ船腹過剰の状態で市況が低迷しておりました。それから、その後の海上輸送量の伸びなどにつきましても、実績を見て感ずることでありますが、相当大幅な伸びを示した...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) タンカーの二重船殻構造の問題につきましては二つの問題があろうかと思います。一つは、技術的に我が国の造船所でそれが問題なく建造されるかどうかという点、それからもう一つは建造能力の面で、キャパシティーの面で問題がないかどうかという点であります。  第一の点...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 現在、外国人労働者がどれぐらい入っているかということにつきましては、各社いろいろ話も聞いておりますが、外国人労働者といいますか外国からの研修生が相当入ってきておりますが、それらの方々は一定期間たちますとそれぞれの国に帰っていくというようなことで研修してい...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 過当競争からの脱却というようなことでありますが、過当競争、表面から見ますとなかなかわからない問題でありまして、やはり当事者の造船所から事情を聞いて、一つの商談について幾つかの造船所が競い合い、その場合に安値でも無理やり受注する、とってしまうというようなと...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 今後の造船業の運営の最大の眼目といいますと、やはり市況の安定、事業運営の安定、これが最大の眼目であろうと思います。  そういった目的達成のために、一つは造船業の活性化を通じた国民生活の向上などに役に立つような技術開発などを進めていく。また、そういった技...全文を見る
04月14日第123回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○戸田政府委員 お答え申し上げます。  ただいまの先生からの御質問でございますが、エクソン・バルディーズの事故以来、IMOにおきましてタンカーの構造についての検討が進んでまいったわけでありますが、我が国としましては、世界最大の造船国である、それから世界有数の石油の輸入国であると...全文を見る
○戸田政府委員 このミッドデッキタンカーでありますが、中間甲板つき二重船側タンカー、こう呼んでおりまして、貨物タンクの両側の船側部分は二重にしておりますが、その間に狭まれたタンクの部分の中間に甲板を設けまして上下に仕切っているわけであります。  それで、このような構造の効果であ...全文を見る
○戸田政府委員 先生御指摘のとおり、アメリカは、この中間デッキタンカーについては、議会筋からの申し入れなどもありまして採用しにくいということを言っていたわけでありますが、このIMOの会議におきましては、我が国の開発を行ったメーカーが、この件についての特許は申請いたしますが、それを...全文を見る
○戸田政府委員 この中間甲板つきタンカー自身につきましては原理的にも大変単純でありますし、また構造的にも非常に単純でありまして、また、先ほども申し上げましたようにメーカー自身がパテントを全面的に開放するということでありますから、それらの点につきましては、我が国の造船業もアメリカの...全文を見る
○戸田政府委員 今後船齢が二十五年ないし三十年に達するタンカー、現存の二万重量トン以上のタンカーということでありますが、現在、日本籍では約七十隻であります。
○戸田政府委員 大体船齢二十五年ぐらいになりますと、タンカーの場合、相当の老朽船と言うことができると思います。これに相当の金をかけて改造するということは大変難しいと思いますので、それらはほとんどスクラップされるものと思っております。
○戸田政府委員 メンテナンスの仕方にもよりますが、一般的に言いまして、二十五年ぐらいになればもうそろそろスクラップする時期になっていると言えると思います。
○戸田政府委員 この二重船殻構造の強制の影響でありますが、我が国の造船業の仕事量全体からいいますと、昨年の暮れに海運造船合理化審議会で今後の仕事量の見通しをしておりますが、その際には、これらの点もすべて含めて現状の設備で十分に処理し得るという答申を得ております。技術的に考えますと...全文を見る
○戸田政府委員 通常の油の値段の変動幅などを考えますと、十分に吸収し得る範囲内にあるのではないかと考えております。
○戸田政府委員 環境面に対する技術開発関係でありますが、船舶に関して申し上げますと、船舶に係る環境問題につきましては、昨年の六月に運輸技術審議会から「二十一世紀を展望した運輸技術施策について」という答申が出ておりまして、その取り組みの必要性が指摘されておりまして、運輸省としまして...全文を見る
04月21日第123回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○戸田政府委員 ただいま経済企画庁からお答えがありましたように、最終的に閣議決定されるという予定でもありますので、運輸省につきましても諸政策につきましてその指針となるものと考えております。
○戸田政府委員 先生御指摘のとおり、内航の職場あるいは内航で働く人々にどういう意欲を持ってもらうかというような点については、確かに現時点で多々問題があると認識しております。  先ほど船員部長の方からも御紹介申し上げましたが、内航船員問題懇談会におきましてはそういったものも全体含...全文を見る
○戸田政府委員 今回の改正につきましては、ただいま先生の方から御指摘ありましたように、第一の点は労働時間等に関する規定を内航小型船にも適用する、それから第二点は定員に関する規定の見直し、この二点になりますが、まず第一に、総トン数七百トン未満の内航小型船につきましてはこれまで船員法...全文を見る
○戸田政府委員 漁船に乗り組む船員につきましては、その労働形態の特殊性から、労働時間等に関しましては先生も御案内のとおり指定漁船に乗り組む海員の労働時間及び休日に関する省令、通常漁労則と呼んでおりますが、これによりまして商船とは異なった規制を行っており、また有給休暇については法令...全文を見る
○戸田政府委員 船内の居住スペースを大きくしてゆとりを持たせる、これは先生御指摘のとおりに大変重要な問題であると思っておりまして、最近の船舶整備公団などの新しい船では相当広くしてきている。もちろん私は、居住設備に関連して、先生おっしゃられました浴室とかあるいはその他食堂、そういっ...全文を見る
○戸田政府委員 内航タンカーにつきましては、先生御指摘のとおり一番問題のある船種ではないかと思います。危険物のタンカーも含めてでありますが、やはり船内での労働時間が非常に長い。それから大体タンカーの積み荷は危険物でありますから、作業に非常に注意を要する。そういったことでありまして...全文を見る
○戸田政府委員 懇談会での結論を待つというようなことではなくて、途中での議論の段階でいろいろな方策がとれるだろうと思います。そういったことで船主さん、荷主さん、そういった方に我々の方も強く訴えて、ただいまの食事の問題などにしましても例えば陸上から差し入れるとかそういったことも可能...全文を見る
○戸田政府委員 船員の労働時間の基本的な問題についての御質問でございます。  ただいま労働省の方から一般の労働時間についてのお話がありました。船員につきましては、先生もよく御存じのとおり昭和六十三年に船員法を改正する前には実質五十六時間、陸上が四十時間まで八時間の差であったのが...全文を見る
04月23日第123回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○政府委員(戸田邦司君) FRP船の廃船の問題でありますが、FRP船の中に漁船、それからプレジャーボート、両方が含まれております。  漁船の問題については水産庁の問題ではありますが、一般的に漁船につきましては持ち主がはっきりしているという問題もありまして、持ち主の責任において廃...全文を見る
05月14日第123回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○政府委員(戸田邦司君) ただいま先生からお話がありました運輸政策審議会の物流部会答申でありますが、これは平成二年十二月四日に答申がなされております。内航船員を含む物流業における労働力不足の深刻化を指摘しておりまして、これに対応するために労働時間の短縮を初めとする魅力ある職場づく...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 船員労務官でございますが、職務の内容としましては、船員法、船員災害防止活動の促進に関する法律、最低賃金法、賃金の支払の確保等に関する法律など、船員の労働保護に関する法令の履行を確保するため、船舶及び事業場に実地に立ち入り、あるいは関係者に出頭を求めて監査...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) ただいま御質問の中で、まず第一に具体的な違反でありますが、船員労務官が発見した具体的な違反の事案として検察官に送致するに至った例で申し上げますと、漁労作業中に命綱または作業用救命胴衣を使用させていなかった、給料その他の報酬の不払い、船内飲用水の水質検査の...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) まず第一に、違反の率が相当高いということでありますが、船員労務官を使って監査を厳しくやっていく、これは必要不可欠ではございますが、そういった違反を減少させていくという観点から考えますと、やはり船主さんあるいは場合によっては荷主さんも含めて関係者に船員労務...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 先生の御質問の船主、船舶所有者が船員確保についてどういう努力をしてきたかということでありますが、これまでのところ船主の船員確保についての努力につきましては、船員不足に悩んでおります内航業界を中心に取り組みが進められてきておりまして、特に今年の春闘におきま...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) ただいま御指摘ありました点でありますが、昨今の船員不足の問題を考えますと、労働環境をよくするとかあるいは船を大きくして合理化するとかそういったことが非常に重要でありますので、例えば七百トン未満にしてというようなことは通用しない時代になってきていると私は認...全文を見る
○政府委員(戸田邦司君) 船主側も当然そういうような認識に立ってきていると考えております。
05月27日第123回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○戸田政府委員 テクノスーパーライナーにつきまして、平成元年から予算措置を講じまして開発を進めているところでありまして、開発の目標としましては五十ノット、スピードにしますと九十三キロほどになりますが、それから、千トン積みということで進めてきております。  現在の開発の進展状況で...全文を見る
12月08日第125回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
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○戸田政府委員 先生御存じのとおりでありまして、プルトニウム、これはウランが原子炉内で中性子を吸収してできる人工的な物質でありまして、少量で臨界に達しやすい、それから使用済み燃料もそうでありますが、非常に強い放射性毒性を持っている、それから化学的毒性も有する、さらに先ほど御指摘の...全文を見る
○戸田政府委員 フランスのIPSN、核防護安全研究所から運輸省または科学技術庁に対しての質問ということでありますが、このIPSNが安全評価を行うことにつきましての質問は、科学技術庁に対して行われたものでありまして、同庁が回答したと承知しております。  運輸省に対しましては、運搬...全文を見る
○戸田政府委員 御指摘の点でございますが、事故時におきましては警察庁、消防庁などに対して連絡通報を速やかに行うことにしておりますが、運輸省としましては、入港する地方自治体に対しまして事前に連絡するということにはしておりません。そういうような仕組みにはなっておりません。