戸田邦司

とだくにじ



当選回数回

戸田邦司の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第140回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○戸田邦司君 平成会の戸田邦司でございます。  運輸大臣の所信に関しまして二問ほど、それから主として重油流出問題についてお尋ねしたいと思います。  先ほど新幹線の問題も出ておりましたが、私は新幹線についても一言だけお話し申し上げておきたいと思いますが、やはり国土の均衡ある発展...全文を見る
○戸田邦司君 古賀大臣の後輩といいますか、これから運輸大臣になられる方々が、あのときにあの大臣がしっかりやっておいてくれればおれたちはこんな思いをしなくて済んだんだというような思いが起こらないようにといいますか、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。  次に、大臣の所信の...全文を見る
○戸田邦司君 財政事情その他非常に苦しい中でこういったことを進める、なかなか予算の獲得、計画の推進、非常に難しい点があるかと思いますが、大臣、ひとつその辺を頑張って進めていただければと思います。  次に、油流出問題に移ります。ただいまの二問の関係の方々、どうぞお引き取りいただい...全文を見る
○戸田邦司君 流出油の確認ができたのは恐らく四日、五日、六日、その辺ではなかったかと思います。そのころになってようやく気象条件が一たん落ちついたというようなことでありまして、当時の風は西または西北西というような風だったと思いますが、強風が三日、四日吹き続けますと表層が流れるんです...全文を見る
○戸田邦司君 今後の問題として、四万キロリッターとか五万キロリッターとか、そういうような事故が起こらないとも限らない。ですから、私はそういう事故でも対応できるような体制をひとつ考えておいていただきたいと思っております。  しかし、それにしましてもこの船舶の安全、予防的にそういう...全文を見る
02月26日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○戸田邦司君 平成会の戸田邦司でございます。  災害対策関係の基本的な事項について二、三御検討いただき、さらに今回の日本海の油流出事故に関連して、主として国際法上の問題について御見解をお伺いしたいと思います。  まず最初の問題ですが、現在の災害対策基本法は、大臣も御存じのとお...全文を見る
○戸田邦司君 御見解は御見解としてお伺いしておきますが、我々が検討した中には代理できる権限というのも含んでおります。通常考えますと、霞が関に行けば官僚群がいつでもいるとお考えかもしれませんが、しかし深夜などでこういうような事態に至ったときに、すぐ担当の者を集めることができるかどう...全文を見る
○戸田邦司君 先日の油の事故に関しましては、既に予算委員会などでも相当質問が出ておりました。その中で梶山官房長官がこういうようなことをおっしゃっておられます。「形式的には一応体制は整えたのでありますが、逆に実際面では有効な手段がなかったという現実があります。」、そういうような指摘...全文を見る
○戸田邦司君 終わります。
03月25日第140回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。  本日は船舶安全法及び海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部改正ということですが、船舶安全法の改正につきましては海運造船合理化審議会で検討されて、その結果を受けて今回の改正に至ったということでありまして、海運造船合理化審議会の答申...全文を見る
○戸田邦司君 我が国もこの協定の協議に当たってはいろいろ国内的にも相当議論があったところでありますが、この協定に従って進めていこうというようなことでこの協定の受け入れを決めた経緯もありますので、ひとつ外務省その他可能な限りの場を利用して、アメリカに圧力をかけるといいますか要請して...全文を見る
○戸田邦司君 旗国規制ということになりますが、我が国のように法整備も十分されている、それから検査のシステムも完備している、そういうような国であると大体問題なく安全確保がされていると考えてよろしいんじゃないかと思いますが、発展途上国のような、自分のところの検査システム、いわゆる検査...全文を見る
○戸田邦司君 その自己評価のチェックというのはこれまた難題じゃないかと思いますが、その辺もあわせて、ひとつ漏れのないようにということをお願いしたいと思います。  関連で申し上げますと、いわゆる便宜置籍国、パナマ、リベリア、それからホンジュラスなどもありましたね。そういった便宜置...全文を見る
○戸田邦司君 これまたチェックシステムをチェックするような話になりますので、各国に強く要請して手落ちのないようにということをお願いしておきたいと思います。  それから、老朽船の事故防止対策に関しましては、IMOで既に検査強化のガイドラインをつくっていると、しかもそれを条約の中に...全文を見る
○戸田邦司君 そういうガイドラインの実施につきましても、やはり各国間でかなりばらつきがあるということは否めない事実ではないかと思いますので、できるだけ内容の充実を図ってもらうというようなことについて、我が国ができることはやってやる、協力してやる、指導してやる、そういったことも非常...全文を見る
○戸田邦司君 アジア太平洋地域については一九九四年からというようなことで考えてみますと、まだ立ち上がって間もない、こう言った方がよろしいかと思いますが、これは我が国でPSCを実施した場合に、その情報を各国に流してやる、特にこれから訪問するであろう港の政府に情報を提供する、あるいは...全文を見る
○戸田邦司君 そういうことになりますと、札つき船舶は世界どこに行っても排除される、そういうようなことになっていくんだろうと思いますが、ひとつその辺の連携がスムーズにいって相当の効果を上げられるようにということを期待しておきたいと思います。  ポートステートコントロールをして条約...全文を見る
○戸田邦司君 IMOの場で非常にリーダーシップを持っている日本政府の立場ですから、その辺はひとつ強く各国に訴えて理解していただき賛成が得られるようにというような働きかけが重要になっていくと思います。今までいろいろ議論していただいた諸点については、IMOで各国に訴えていかなければな...全文を見る
○戸田邦司君 そういった会議への出席の場合に非常に重要なのは、ここは大臣にもよく聞いておいていただければと思う点でありますが、えてして我が国の人事を見ておりますと、IMOを担当していくような人が非常に短期間でかわっていくようなケースも見られるわけです。きょう答弁を担当してもらって...全文を見る
○戸田邦司君 運輸大臣から懇篤なるお話をお伺いしました。  大臣交代のときに、私はやめていきますが運輸大臣のOBとして何なりと皆さんのお役に立ちたいと、こういうことをおっしゃられますので、今からそういうことを言うのは大変失礼であろうかと思いますが、将来そういうこともあろうかと思...全文を見る
○戸田邦司君 ありがとうございました。
03月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。平成会を代表して、幾つかの問題について質問させていただきたいと思います。  まず最初に、本日羽田沖合展開C滑走路の供用開始の祝典があったということで、運輸大臣御出席になられたそうですが、大変おめでとうございます。  先ほど自民党の野沢委...全文を見る
○戸田邦司君 そこで、一九七〇年代の前半だったと思いますが、LPGとナフサを積んだ船舶の第十雄洋丸、これが東京湾内で衝突事故を起こし火災が発生して手がつかない状態になったということがあります。この事故の概要についてひとつ海上保安庁次長の方から御説明をお願いしたいと思います。
○戸田邦司君 どうしてこういう古い事例を持ち出して御説明いただいたかと申し上げますと、第十雄洋丸の場合には日本船であり、しかも領海内であったというようなことで、その船舶に対する措置というのは全く我が国の主権に基づいて行うことができたというようなことだろうと思いますが、外国船が例え...全文を見る
○戸田邦司君 なぜこの事例を私が持ち出したかと申し上げますと、私は昨年の海洋法条約のときにも外務省にお伝えしておりますが、油以外の物質による汚染を伴う事故の場合の公海上の措置に関する国際議定書というのがありまして、これが我が国において長いことたなざらしになっているといいますか批准...全文を見る
○戸田邦司君 大々的に検討を始めておられるということで、先日も大臣からもそういうようなお話をいただいておりますが、関連で二、三確認しておきたいことがあります。  OPRC条約は、実は我が国が批准しましたのは国際的に発効してから五カ月を経過していたというようなことになります。この...全文を見る
○戸田邦司君 大変重要な条約でありながら国内対応がおくれたということで、やはりこれも事が起こると相当大きな影響があるというようなことではなかったかと思いますが、こういったことについてはやはり優先順位を考えて、外務省は優先順位を考えてやっている、こう言っておられますが、重要なものの...全文を見る
○戸田邦司君 この条約発効前と発効後でかなり大きな違いがあるというようなことは十分理解できるところでありますが、そもそもOPRC条約というのはエクソン・バルディーズが事故を起こした、あれがきっかけになったと思います。  余談になりますが、私はあの事故が起こったときにロンドンのI...全文を見る
○戸田邦司君 客観的に考えますと、アメリカはあれだけの事故があったということで相当真剣に取り組んだ結果だろうと思いますが、やはり相当すぐれた組織をつくっている。USコーストガード自体が軍隊の一つでありますから、そういうような機動力という点でも若干違うかと思いますが、いずれにしまし...全文を見る
○戸田邦司君 弱い者いじめで質問しているみたいでだんだん申しわけないんですが、先日の事故の経緯その他を見ていますと、例えば太平洋側であったらもっと対応がよかったんじゃないか、これは一般的にはそう言えると私も思います。ただ、例えば湾内とかそういうようなところではなくて外洋で何万キロ...全文を見る
○戸田邦司君 古賀大臣の熱意あふれる御答弁で、私も心から感謝申し上げたいと思います。油関係はこれで私もひとつけりをつけたいと思います。  次に、せっかく鉄道局長においでいただいています。私の同僚の横尾委員が鉄道関係に非常に興味を持っています。前々から鉄道関係の事故について非常に...全文を見る
○戸田邦司君 ああいう新しい車両を、航空機の場合も同じようなことが言えるかと思いますが、もしこういう故障が発生したらそれをバックアップする体制があるか、あるいはある部分では起こっても大事に至らないとか、そういうようなことを設計者が考えるわけです。先日、「のぞみ」の床下の防音板のリ...全文を見る
○戸田邦司君 ああいうような細かい故障というのか、ふぐあいというのか、そういうようなことがありますとやはり乗客は全体に欠陥がありはしないかという不安感があるかと思います。ですから、そういった点も考えてそういう心配のないようにしていかなければならないかと思います。  幸いにして新...全文を見る
○戸田邦司君 鉄道の場合も、やはり大企業と中小企業でその辺がなり格差があるかと思います。航空関係でも大会社と非常に小さいところと、いろんな経営形態がこれから出てくるかと思いますが、そういったものに合致した安全の規制の仕方というようなことについてはそれぞれのモードに適合したようなシ...全文を見る
○戸田邦司君 終わります。ありがとうございました。
03月27日第140回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。  本日、差しかえで私がしゃしゃり出てまいりましたのは、実はこの両議定書を私は作成途上から深く関与していまして、一九八八年十一月十一日というのは私調べてみましたらロンドンにおりまして、この両議定書の採択書にサインしているというようなことで...全文を見る
○戸田邦司君 その他、二、三質問を通告している案件がありますが、せっかくおいでいただきましたがへそれらの点についてはまた事務的に教えていただきたいということをお願いして、質問を終わります。
05月15日第140回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。  本日議題になっております空港整備法の改正内容は、もう申し上げるまでもないことですが、第一点は共用空港の整備問題、それからもう一つは地方空港で地元が主体的に先行的な整備を進める場合に対して国側の補助について決めるということで、いずれにし...全文を見る
○戸田邦司君 そういうことではないかと私も思っておりましたし、またそういうことがなければ毎年の整備計画を進めていけないというようなことではないかと思っておりますが、できればその状況が変わったときに五カ年計画を見直すというようなことがあってもいいのかな、こう思っております。  そ...全文を見る
○戸田邦司君 航空行政の歴史から見ても大変大胆な政策転換といいますか、そういうことではないかと私は受け取っております。  規制緩和問題などについては後ほどまたお伺いすることにしたいと思いますが、先ほどお話のありました羽田空港の新C滑走路の完成、また二年後ぐらいに新B滑走路が完成...全文を見る
○戸田邦司君 ここまでこぎつけるにつきましては、運輸省の職員の皆さんも地権者の人々の家を一軒一軒回って歩く、そういうようなことを地道に続けられたというようなこともあってのことだったろうと思いますが、いずれにしましても首都圏の一番大きな役目を担っている空港ということですから、私自身...全文を見る
○戸田邦司君 非常に広域的にとらえますと、今着々と計画が進められております中部空港の完成時期といいますか、その活用も考えると、首都圏の空港についても相互的に影響があるのではないかと思われますが、中部空港の現状についてはどのように進められておりますでしょうか。
○戸田邦司君 中部空港は、黒野局長の地元の問題でもありまして、間違いなくしっかりと進むのかなと、鈴木委員も前に御発言なさっておられましたが、そういうことではないかと思います。  首都圏空港について、そこまで広域的にということではなくて成田、羽田、それに第三の空港、第三の空港とい...全文を見る
○戸田邦司君 これからの活用ということですから、さらに一工夫も二工夫も要るのかと思います。  首都圏空港だけではなくて我が国のそういう拠点空港といいますか、国際ハブ空港の問題があります。国際ハブ空港につきましては、先日の衆議院の委員会では大臣の地元の九州のハブ空港なども話題にな...全文を見る
○戸田邦司君 大臣のかたい決意ということで、我々も可能な限り協力していかなければならない分野ではないかと思っておりますが、公共事業全体についていろいろ問題にされている、しかし一方でインフラ整備の面で立ちおくれている面も否定できない、そういうことですから、満遍なくすべてを進めるなん...全文を見る
○戸田邦司君 今のお話ですが、首都圏空港とかあるいはハブ空港、そういったことがこれからの整備の中心的な課題になっていくのかなという感じがしております。地方空港も相当整備が進んできている、そういうことではないかと思います。  そこで、公共事業全般について言われていることであります...全文を見る
○戸田邦司君 空港建設関係につきましてはこの辺で終わっておきたいと思いますが、いずれにしましても公共土木事業関係について相当のコスト低減があちこちで真剣に議論されているということでもありますので、ひとつ運輸省の方でもそういう観点から大いに努力していただければと思います。  次の...全文を見る
○戸田邦司君 大手の航空会社の運航あるいは安全チェックシステム、そういったものが基本になって今までの航空関係の安全が考えられてきたという点があるかと思います。そういった面から考えますと、安全のチェックについては、国の検査体制も含めてひとつ再点検が要るのかなという気がしております。...全文を見る
○戸田邦司君 時間が来てしまいましたので、最後に一言だけ大臣に航空行政全般についてのその評価といいますか、大臣はどのように受け取っておられるか一言だけで結構ですが、よろしくお願いします。
05月22日第140回国会 参議院 運輸委員会 第10号
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○戸田邦司君 私は、ただいま可決されました全国新幹線鉄道整備法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、平成会、社会民主党・護憲連合、民主党・新緑風会の各派及び各派に属しない議員芦尾長司君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     全国新幹...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 運輸委員会 第12号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。  先ほど横尾委員の方からもお話申し上げましたが、問題が問題であるだけに、本日は大蔵省からも御出席いただいております。お忙しいところありがとうございます。  まず、法案の賛否についてまだ我々の立場を表明していなかったように思いますが、我...全文を見る
○戸田邦司君 実に膨大な債務が国自身の長期債務のほかに存在しているということになるかと思います。国の債務を議論する場合にいつも言われますのはGDP比で幾らになるかということになりますが、見方によっては、その辺のGDP比の議論をされるときに嫌だからちょっと外に置いておこうかというよ...全文を見る
○戸田邦司君 あのときの処理の仕方としてはそういうような方針でやってこられたということでしょうが、清算事業団がどういう形で最終的に清算するかということを考えれば、どうしても返せない部分まで清算事業団に負わせていたという部分についてはなかなか問題があるなという考え方であります。 ...全文を見る
○戸田邦司君 いつでもそういうような回答が返ってくる、この間のどなたかの質問でも同じような答弁をいただいておりますが、財投全体が問題になっているときでもありますし、これからの運用について、やはり少しと言わず、相当運用について考えていかなければならないんじゃないかと私は思っておりま...全文を見る
○戸田邦司君 JRに対する新たな負担を求めるような話というのは、やはり国鉄再建といいますか、JRがああいう形で発足する前提となった原則に照らせばやるべきではないというのが一般的な主張ではないかと思います。  そこで、もう一つ問題になりますのは、特定財源について検討すべきであると...全文を見る
○戸田邦司君 一方で二百五十四兆円と言われる債務があり、また先ほど四十五兆円、こう言っておられましたが、その中での国鉄債務ということになりますが、少々のテクニックを使ってあちこちからそういう財源を集めてくるというようなことで問題は解決しないんじゃないかと私は思っております。財政当...全文を見る
○戸田邦司君 運輸省の立場でそのとおりですと言うわけにはなかなかいかないし、物理的にも実際の運用上も非常に難しいということはわかりますが、やはりその辺については相当の決心を持って臨まないとなかなか後処理が進んでいかないという問題ではないかと思います。  時間もだんだん迫ってまい...全文を見る
○戸田邦司君 私は、ただいま可決されました日本国有鉄道清算事業団の債務の負担の軽減を図るために平成九年度において緊急に講すべき特別措置に関する法律案に対し、自由民主党、平成会、社会民主党・護憲連合、民主党・新緑風会の各派及び各派に属しない議員芦尾長司君の共同提案による附帯決議案を...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 運輸委員会 第14号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。  本日は国際観光の振興に関する法律の審議ということでございます。今国会、本委員会における法律の審議、最終日となるわけでありますが、我々ももちろん本法案の成立に大賛成であります。  最近、地方分権論というのが盛んに言われておりまして、こ...全文を見る
○戸田邦司君 大臣にまさしく包括的にこの問題の重要性をとらえていただいておると理解いたしますが、これまでの国際観光とのかかわりということを考えてみますと、その重要性、位置づけ、そういったものが必ずしも日本国内においても十分に皆さんの理解されるところとなってきていない、そういうよう...全文を見る
○戸田邦司君 一般的に考えまして、これまでの状況を見ますと、国際観光において国が果たすべき役割というのがなかなか見えてこない。見えてこないところか、その重要さが認識されるような努力がいささか足りなかったんじゃないかという気がしておりますが、国際観光を、これは先ほども申し上げました...全文を見る
○戸田邦司君 また違った面でこの国際観光という問題を切っていきますと、例えば文化とか歴史とか、あるいは日本の社会そのものが観光の対象になっていくという場合に、我が国の歴史の問題なんということを考えますと、我々日本人も正しく理解していない、あるいは一般の人に聞いてもわからないという...全文を見る
○戸田邦司君 観光に関係する人たちといいますか、運輸省を初め、関係者の皆さんだけがそういう認識であってもなかなか浸透しない。今回の法律によってそのネットワークを広げていくというようなことでありますから、そういう点も十分認識していただいて、それぞれの地域で十分な効果が上がるような体...全文を見る
○戸田邦司君 そういった個々のテーマがあるわけですが、そういったものの有機的な組み立て、そういうことがこれからの国際観光振興において非常に重要なテーマになってくるかと思います。  いろんな国がいろんな観光振興をやっているわけですが、それぞれの国に特色があって、やり方が違う。日本...全文を見る
○戸田邦司君 先ほど日本人の海外旅行者がどんどんふえていっている、一方で我が国を訪れる観光客は伸びていないということについていろいろお話がありました。目標を設定して外国からの観光客をふやしていく、これも一つの方法ではあろうと思いますが、私は外国から観光に来られる人たちの数がただふ...全文を見る
○戸田邦司君 合計で三十二億円。国の宣伝費の一環として考えても、余りにも少額であるかもしらぬ。ジャンボ機一機とか船一隻とかいうことを考えても非常に少ない予算であるということで、運輸省の皆さんも相当苦労しておられるんじゃないかと思います。やはり基本的な考え方で国の宣伝の一環、これか...全文を見る
○戸田邦司君 この法律の中にも国際観光振興会の組織機能に期待しての条項というのも出てまいりまして、国際観光振興会の活用がさらに重要になってくるということではないかと思います。  この国際観光振興会の活用の仕方、これは外国人に聞きますと非常によく活用している人もおりまして、事務所...全文を見る
○戸田邦司君 特殊法人という位置づけでいろいろ批判も多いところであると聞いておりますが、私は、特殊法人一般論として申し上げますと、国が本来やるべきことであるけれどもある組織をつくってそこで一括してやってもらった方が非常に効率的である、一方でこれまでの行政改革の中で国家公務員はふや...全文を見る
○戸田邦司君 この基本方針が法律の目的とするところを推進していく極めて中核になる部分でありますから、この基本方針を定めることについては、やはり在来の概念にとらわれないで幅広く意見を聞き、将来を見据えてそれなりの戦略的、戦術的なアプローチが必要ではないかと思います。  同様なこと...全文を見る
○戸田邦司君 広域的に観光の内容もより充実したものとしてネットワークを進めていくというようなことではないかと思いますが、やはり安価でといいますか、リーズナブルプライスで旅を十分に楽しめる、そういうようなことが基本になるだろうと思います。  この要綱関係を見ましても「国の援助等」...全文を見る
○戸田邦司君 実はこの法律の実効あるところを期待するといえば、そういうところがきちっとできないとうまくいかない、そういうことではないかと思いますので、ひとつ運輸省も地方自治体などとよく連携をとってこれらの対応を進めていただきたい、こう思います。  国際観光と言って我が国が国際観...全文を見る
08月29日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございます。ただいま山崎委員の方から質問がありましたが、残余の時間について、私の方から二、三の点について議論させていただきたいと思います。  九月一日の防災の日も近づいておりまして、国土庁は非常に忙しいんじゃないかと思っておりますが、そういうときに大...全文を見る
○戸田邦司君 新聞報道その他を見ますと、現在の各省庁、自分たちの組織あるいは権限についていろいろと各方面に陳情しているというようなことも聞こえてくるわけですが、私は、防災関係に関する限りは国土庁の皆さんもぜひ自分たちの主張といいますか、こういうふうにやったらうまく動くんじゃないか...全文を見る
○戸田邦司君 伊藤長官に、災害関係といいますか、国土の均衡ある発展という常日ごろから考えておられることをお述べいただきました。私は、その長官の意気込みで、こういったことを今度の新しい行政改革の中にぜひ組み込んでいただきたい、そう思っております。  次の問題に参りますが、私はこと...全文を見る
○戸田邦司君 私ばかりおしゃべりをしまして時間が大分足りなくなってきたといいますか時間も迫ってまいりましたので、最後に二点だけ私の方から申し上げて、もし何か御感想がありましたらお伺いしたいと思います。  第一の点は、ただいま申し上げました内閣法に非常に無理がある、そういう点につ...全文を見る
11月19日第141回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○戸田邦司君 平成会の戸田邦司でございます。先日からこの科学技術特別委員会の委員に加えていただきました。私自身は、今までの過去を振り返ってみますと、約十年間を除いてほとんど科学技術と深い関係を持ったところで仕事をしてまいりました。もちろん、科学技術庁の皆さんともいろいろお話をする...全文を見る
○戸田邦司君 研究所の再編というのは非常に重要なポイントではないかと思います。各研究所で扱っている研究テーマなどを詳細に見ますと、かなりオーバーラップしている部分があったりするわけですし、一方で防衛予算などで進められている研究部分というのは一般に表に出てこないような性格で、同じよ...全文を見る
○戸田邦司君 そういう人を育てていくというか、仕組みをつくっていくというのは本当はノーベル賞をとるより難しいかもしれない。ですから、これはぜひ具体的に真剣に考えていただきたいと思います。  余り時間もありませんので私の方から一方的にお話をしておきますが、もう一つの問題は研究者の...全文を見る
○戸田邦司君 ありがとうございました。
12月04日第141回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○戸田邦司君 平成会の戸田でございますが、及川委員の残りの時間について質問させていただきたいと思います。  きょうは一般質疑ということでございますので、幾つかのトピックスについて大臣の御高見をお伺いできれば、あわせて運輸省の皆さんからもお話をいただければと、こういうことで質問に...全文を見る
○戸田邦司君 いささか嫌みな話にもなりますので、こういうテーマを持ち出さない方がいいのかなとも思っておりましたが、今運輸省の職員の皆さん、行政改革で新しい省庁再編の中に組み込まれていく、そうすると、自分は一体どこに行くんだろうか、どういうような部署についてどういう仕事をすることに...全文を見る
○戸田邦司君 アメリカのこの手の措置というのはアメリカが時々やっている常套手段でありまして、例えば通商法の三〇一条、これはスーパー三〇一条というのもありますが、これを発動して、ある部門で問題を起こすと全然違う部門に制裁措置が行く。先ほど岩村局長からも御説明ありましたように、これは...全文を見る
○戸田邦司君 今運輸政策局長からお話しいただきましたように、この問題、把握が非常に困難な面があると思います。実際に現象になって出てこないと、水面上に出てこないととらえられない点があるかと思いますが、大臣、これから暮れになっていって、ほかの産業との横並びもあるかと思いますが、非常に...全文を見る
○戸田邦司君 話題が次々に変わって申しわけありませんが、先ほども議論になっておりました国鉄の長期債務の処理案に関してですが、政府・与党の財政構造改革会議の企画委員会、昨日、座長案というのが提示されております。  私どもとしましても、この長期債務の処理の問題につきましては政府が責...全文を見る
○戸田邦司君 来年度予算要求の中で、運輸省のその予算要求もかなり思い切った形で出されていたと私は理解しております。  この問題、運輸行政上の最重要課題ではないかと思います。今回、こういう大きなフレームワークが示されておりまして、これから年末に向けて予算要求したものを財政当局との...全文を見る
○戸田邦司君 かたい決意で臨んでいただけるということです。私も期待しております。  一つだけコメントさせていただきますと、この具体的方策の中には、運輸省の予算で負担する部分がございます。全体の枠の中で考えればそう大きな額じゃないかもしれませんが、運輸省予算の中で考えるとなかなか...全文を見る
○戸田邦司君 五カ年計画を七カ年にしますと、平均的に考えますと大体三〇%減ぐらいの予算額ということになっていくんじゃないか、相当金額的に圧縮されるというようなことではないかと思います。  これは一般論でありますが、建設関係が主体になるかと思います。公共事業のコストが非常に高い、...全文を見る
○戸田邦司君 もう時間もなくなってまいりました。  最後に一言だけ申し上げますが、私は公共事業罪悪論というのにはくみしておりません。日本の社会資本整備というのは先進諸国の中では相当低い方であります。ただ、公共事業費が高いことは確かでありまして、それはやっぱり整備がおくれているか...全文を見る
○戸田邦司君 ありがとうございました。