冨沢篤紘

とみざわあつひろ



当選回数回

冨沢篤紘の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  先ほど来、公務員の汚職とか逮捕とか、後ろ向きの質問が続いておりますが、私は、今国会に提案をされました中央省庁等改革基本法案、二十一世紀のこの国の姿についてお尋ねをいたします。  一昨年十月の総選挙で、我々みんなが行革をやります...全文を見る
○冨沢委員 小里長官の御決意のほどは伝わってまいります。  中身の検討に入ります。  環境庁は環境省になります。防衛庁はそのままなんですね。国防省に昇格しません。近代国家では当たり前の処遇が防衛にされていない。これはどういうわけですか。
○冨沢委員 重ねて防衛庁長官にお伺いしますけれども、防衛庁久間長官と呼ばれるよりは国防省久間大臣と呼ばれた方が、職務上も対外的にも気持ちがよろしいんじゃないですか。
○冨沢委員 国防、安全保障というのは国家の第一の仕事になるわけで、国民に対しての最大の福祉でありますので、二十一世紀のこの国のかたちは国防省であると私は信じております。省への昇格を避けた、見送った、国家の大計を見誤っている、この指摘を申し上げます。  次に、総務省に移ります。 ...全文を見る
○冨沢委員 地方分権を進めていく、その結果、国の省庁体制も変わって小さな政府になる、行革のまともな手法のはずであります。  村山内閣の時代に地方分権推進法が公布をされて、今、地方分権推進委員会、七名のメンバーで六月に推進計画がまとめられると聞いております。この地方分権推進委員会...全文を見る
○冨沢委員 私は、地方議員を経験をしておりまして、権限、財源の移譲を受けるには自治体が一定規模の大きさであった方がよろしい、こういう考え方に立っておるのです。  地方分権推進委員会が、現行三千二百に余る自治体を前提にして分権の議論が進んでいる。実効ある推進計画が立てられるかどう...全文を見る
○冨沢委員 ありがとうございました。  郵政省に移ります。  現在の郵政省も総務省に吸収されることになりますが、郵政三事業、これは行革会議中間報告から大幅に後退をしております。中間報告について小里長官は、中間報告は行革会議の志向する提言である、こんな御発言がありましたけれども...全文を見る
○冨沢委員 この点については、総務庁長官と基本的に考えが違うようでございますので、これからの国会活動で議論を深めてまいりたいと存じます。  行政改革、小さな政府イコール役人の数を減らすこと、私はそんなふうにも理解をしておるところであります。大臣二十二名が十五人になる、一府十二省...全文を見る
○冨沢委員 御発言に期待をするところであります。  次に、大蔵省にお尋ねをいたします。  大蔵省改革も大幅に後退をいたしました。基本法案で一番私の失望した点であります。権力の異常に集中している大蔵省を改革する、これが行政改革の最大の課題であるはずですが、基本法はこれにほとんど...全文を見る
○冨沢委員 また別の機会に省庁設置法の件で監督庁のことは議題にさせていただきますが、大蔵省の分割について、国税庁の分離も実現しない。  徴税というのはもう大変な国家権力の象徴で、これを大蔵省に温存してしまった。私たち政治家も、大蔵省に不利な案件を決定しようとすると、税務調査やる...全文を見る
○冨沢委員 権限の極めて大きな財務省が誕生しそうであります。二十一世紀のこの国の姿としていいものかどうか、私は大変危惧を感じているところであります。  中間報告から始まった政治のどたばた劇は、醜態をさらしながら法案としてまとめられたところでございますが、そこから見えたのは、やは...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○冨沢分科員 御苦労さまでございます。  葉山議員、河上議員から突然のNLPの質問が続いておるのですが、私は厚木基地のある大和市に住んでおりまして、大和、綾瀬にまたがった米軍基地なんですが、綾瀬も大和も私の選挙区であります。子供のときから基地とかかわって育ってきた人間の一人でご...全文を見る
○冨沢分科員 米軍は地元との交流という理由をつけているようですが、お見えになる方は確かに二十万とも三十万とも言われておるのですが、よそからお見えになるのですよ。地元の人間の大多数はうるさくてしょうがないというのが率直な感じであります。  殊に、航空ショーは日曜日の一日なんです。...全文を見る
○冨沢分科員 突然のNLP、あるいは航空ショー中止、これは、米軍側と協議する場所というのは日米合同委員会になるわけですか。
○冨沢分科員 やはり日本国民の立場に立っていただいて、余り米軍に遠慮をするというのも、基地を抱える自治体、住民は大変な苦労をしているわけですから、これは葉山議員、河上議員の質問にもあるとおりでございますので、ぜひひとつ、地元市長の要請ですから重く受けとめていただいて、米軍側にきつ...全文を見る
○冨沢分科員 全国で本年百三十三戸米軍住宅を建てる、神奈川県は本年はゼロと。昨年、全国で四百八十四戸のうち、二百五十二戸神奈川県に集中したわけなんで、本年ゼロというのは、基地強化反対という県の立場からして大変結構なことで、ありがとうございます。  沖縄でも大きな問題になっていま...全文を見る
○冨沢分科員 昨年の五月に安保委員会で横須賀基地の視察をしたときの話なんですが、米海軍横須賀基地司令官、海軍大佐ウィリアム・D・リンチさんのお話で、正確を期するために私はメモをとっておいたのですが、フィリピン・クラーク基地が閉鎖となって、その分が横須賀に来てしまった、横須賀基地内...全文を見る
○冨沢分科員 日米防衛体制ですから、アメリカの基地があることはやむを得ない。しかし、沖縄とか神奈川県に、五十年間ずっと我々は音に悩みあるいは墜落に悩んできたわけでございますので、これ以上の基地強化は御免をこうむりたい、これがまず県民の率直な感情であることを御理解をいただきたいと存...全文を見る
○冨沢分科員 国全体でも住宅防音工事が減っている。厚木基地周辺でも同じように減っている。これはどういう理由ですか。
○冨沢分科員 御承知のように、音自体が大変うるさい、これへの補償が住宅防音工事としてなされているわけですが、いろいろ聞きますと、平成十年度はこの程度の減額であるけれども、平成十一年度は防音工事が大分でき上がっているというようなお考えのようで大幅に減額になるという話を聞いておるので...全文を見る
○冨沢分科員 九年、十年と減額をされて、平成十一年度にも減額傾向は続くであろう、こういう御答弁なんですが、御承知のように、この騒音、国が負けたのですよね。飛んでもいい、しかし、騒音は受忍限度を超えて違法だと。この違法行為に対する補償が住宅防音工事である、私はこう認識をしておるので...全文を見る
○冨沢分科員 来年度大幅減額という。減額してもらっちゃ困るわけなんです。もっと対象面積も戸数もふやしてもらいたいのですよ、裁判で負けた音ですからね。平成十一年、しかも、私の認識は、公共工事一律削減なんという話もあるけれども、歳出削減もあるけれども、これは司法の判断で違法な音だとい...全文を見る
○冨沢分科員 基地周辺の自治体あるいは住民にとって、この音というのはまことに厄介なもので、明白なのは、国が加害者で住民や自治体は被害者であるということです。その救済を住宅防音工事でカバーをしようということですから、住宅防音工事については昨今の公共工事の枠外である、私はそういう認識...全文を見る
○冨沢分科員 ありがとうございました。  湾岸からインディペンデンスが戻ってきますとまたジェット機の音がしますので、どうぞ、御招待いたしますので、時間をつくって大和の方へお出かけをいただきますように。  ありがとうございました。
04月02日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。限られた時間でありますので、二つについてお尋ねをいたします。一つは米軍基地の周辺対策、もう一つは日本防衛の考え方についてお伺いいたしますので、簡潔な御答弁をお願いいたします。安保体制の中で日米合同委員会が持たれておるところですが、日本...全文を見る
○冨沢委員 本年の一月に、米海軍厚木基地でインディペンデンス艦載機が突然にNLPを行いました。今になって考えてみると、これがペルシャ湾への出動準備であったということがわかったわけですが、事前通告制度に反した突然のNLPで、地元の自治体、住民の大きな反発、反感を買ったところでござい...全文を見る
○冨沢委員 申し入れを行ったという御返事なのですが、地元としては、当然これは抗議してもらわなければいかぬ、こういう思いなのですが、いかがですか。
○冨沢委員 NLP訓練については、一定の約束事の中で訓練が行われる、こういうふうに承知をしておりまして、ぜひ、今後こういう協定破りの訓練が行われないよう、防衛庁、施設庁ともに御努力をいただくようお願いを申し上げます。続いて、このNLP訓練はアメリカ本土、サンディエゴでも行われてい...全文を見る
○冨沢委員 一月に行われました厚木基地のNLP訓練は、十二時近くまで行われたのですよ。これは民主主義国家アメリカのやる仕事じゃありませんので、アメリカのNLP訓練の実態がどんなものか、時間、そこいらについてよく掌握をしていただいて、後ほど御報告をいただけませんですか。
○冨沢委員 平成十年度の予算が今参議院で審議されて、恐らく間もなく可決成立をするのでありましょう。昨年暮れの財政構造改革法の趣旨を踏まえた予算案でありまして、防衛予算も総額は伸びておりません。  財革法は、私たちは反対をしました。理由は、歳出を一律カットすると、今の御時世では不...全文を見る
○冨沢委員 近いうちにそういう展開になろうかと思いますので……。  防衛予算の中の住宅防音工事費について、これは予算委員会でも取り上げた点なんですが、平成九年度七百十六億円が計上されております。十年度の予算案では、これが六百五十九億円に減額になっている。なぜ減額したのか、理由を...全文を見る
○冨沢委員 それは数字であって、なぜ減額したかと私は尋ねているのです。
○冨沢委員 私は、厚木基地の地元、基地を抱えておる自治体、大和市で生まれ育った人間なんですが、市会議員、県会議員を経験しながら、私自身も基地周辺に住む住民として、なぜこの道路一本で、こっちが防音工事の対象区域になって、こちら側が防音工事ができないのか、こういう住民の要望を一番強く...全文を見る
○冨沢委員 騒音訴訟判決が横浜地裁で出ておりまして、内容は長官も御存じだと思います。  横浜地裁判決は、NLPの飛行そのものの差しとめは認めていない、しかし、音は受忍限度を超えているということで、国は音の被害に対して損害賠償の責めがある、こういう判決であります。  国が負けた...全文を見る
○冨沢委員 米軍の思いやり予算というのをよく聞くのですが、これは総額幾らになりますか。
○冨沢委員 米軍の思いやり予算は、金額からいいますと、住宅防音工事より大きいのですよ。今の数字は極めて限られた思いやり予算で、もっと対象を広くとってみますと結構な数字になる。  米軍への思いやり予算も日米共同防衛体制ですから結構ですが、その防衛体制の中で苦しんでいる自治体住民へ...全文を見る
○冨沢委員 米軍に顔を向けているのも結構ですが、もうちょっと国民の方にも顔を向けていただきたい。住宅防音工事費というのは、予算の性格からいって住民救済ですよ。受忍限度を超えた音に悩むその騒音救済策ですよ。こんなものをカットするようじゃいけない。  どうですか、来年の住宅防音工事...全文を見る
○冨沢委員 一説によると、何か半減するなんという数字も。心配ありませんか。ぜひ御配慮のほどをお願いをいたします。  進行いたします。  自衛隊はいろいろなお仕事をされておりますが、防衛については私は全く素人でございますので、それを踏まえて、日本の防衛についてお伺いします。 ...全文を見る
○冨沢委員 日米戦争が終わったとき私は六つだったのですが、戦争の惨禍は神奈川県に住んでおりましてよく承知しておりまして、もうあんなばかな戦争というのは二度と起こしてはいけない、こう信じておるところでございます。  しかし、平和愛好国ばかりでないのも事実ですし、日本の周辺には大分...全文を見る
○冨沢委員 日本の防衛予算というのは全部で五兆円ぐらいなのですが、防衛関係費がいろいろな制約で総額が膨らまないということになれば、また国民の合意も、今の程度の防衛費でよろしいと言っている方が五五%から六割近い比重を占めている、ここらを考えますと、ひとまずこの程度の防衛予算で推移す...全文を見る
○冨沢委員 陸上自衛隊の装備を勉強させていただきますと、戦車や鉄砲やえらい装備が載っておるんですが、現実に日本の本土でこれを使うという事態がどんなものか、戦争未経験者としてはちょっと想像がつかない。  現実に、これは北海道のような広いところだと使えるんでしょうけれども、例えば関...全文を見る
○冨沢委員 陸海空と三軍があるわけなんですが、そしてそれぞれ三つの軍隊が主要部隊を構成をしている。私は、海については観艦式で二度ほど勉強させていただきました。空の訓練とか陸の訓練というのは余り勉強をさせていただく機会もないわけなんですが、戦争というのは空だけでやる、海だけでやる、...全文を見る
○冨沢委員 自衛隊は今日まで三軍一緒に合同して訓練を実施をしたという経験はおありなんですか。
○冨沢委員 何年前か北朝鮮の潜水艦が韓国領海に入って座礁して、乗組員が韓国の中に入り込んだけれども、韓国の精鋭部隊がちっとも捕まえることができなかった、こういう報道を僕は大変ショックを受けて読んだところなんですが、話では、韓国の陸軍にしろ海軍にしろ、日本の自衛隊よりもうんと訓練の...全文を見る
○冨沢委員 わかった。もういい。  自衛隊が本当に国防に役立つかどうか、これは訓練に尽きると思うわけです。  我々は自衛隊の災害出動や何か、阪神・淡路大震災での活動、活躍ぶり、本当に頼もしいと思っている。日本の国民の誇りだと思いますよ。ただ、実際に本業の方で役立たなければいか...全文を見る
04月10日第142回国会 衆議院 本会議 第28号
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○冨沢篤紘君 冨沢篤紘でございます。  私は、平和・改革を代表して、上程されました中央省庁等改革基本法案について、橋本総理に質問をいたします。  基本法案の質問に先立ち、昨夜の総理の記者会見について伺います。  日本発の世界恐慌を危惧し、路線転換を求める内外からの強い圧力に...全文を見る
○冨沢篤紘君(続) 限られた時間は、冨沢篤紘に十分な論議をさせません。これらは、あわせて来週からの行革特別委員会に持ち越します。  さて、既得権益を何としても守ろうという勢力、指導力の全くない総理大臣が、醜態をさらしながら中央省庁等改革基本法案をまとめました。内容はといえば、ま...全文を見る
○冨沢篤紘君(続) このことを申し上げながら、代表質問を終了いたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)     〔内閣総理大臣橋本龍太郎君登壇〕
04月23日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  特に総務庁長官には、長時間御苦労さまでございます。簡潔な御答弁をお願いいたします。  行革会議中間報告の内容は評価に値するとまず申し上げます。最終報告が提出をされましたが、本会議で申し述べたとおり大幅な後退でございまして、昨年...全文を見る
○冨沢委員 省庁をあわせる、大くくりする前に、地方分権や規制緩和が必要である。この仕事を置いて大くくりしても、実質、でき上がった官庁、総務省が機能はしないということは、これは目に見えておるので。  もう一つ、国土交通省。これは、四省庁を統合すると局の数は十七になる。これは、北海...全文を見る
○冨沢委員 局の一律十原則。分権、規制緩和、スリム化はは不可欠であります。  しかし、それにしても、国土交通省については、分権や規制緩和を進めてもなお国の仕事として残すべきものがあるはず。それは、国土の骨格をなす河川や道路の管理、航空行政などにおける国際交渉、災害対応等の危機管...全文を見る
○冨沢委員 巨大官庁、省庁再編の前に、必ず、分権、規制緩和、民営化、こっちが先なんです。最初大くくりをやってしまったからこういう心配が出てくるので、ぜひひとつ、大男総身に知恵が回りかねというようなことのないように要望をいたします。  通信情報産業の質問をいたします。  今、通...全文を見る
○冨沢委員 一くくりに情報産業、コンピューター産業、通信・放送、同じ業界、業種になるわけなんですが、業界の名前を挙げれば、日本を代表する名前が出てくる。NECとか東芝とかソニーとか、ビッグビジネスを囲む企業群、こういうことになりますか。  アメリカに比べて日本の情報産業が、規模...全文を見る
○冨沢委員 重ねてお伺いします。  二十一世紀の「この国のかたち」をつくろう、改革をしようというのに、官と民の関係がスタートからこんな関係で、これは改革になるのですか。
○冨沢委員 昨日も平和・改革の若松委員がお話をしていた、二十一世紀の改革後の官と民の関係の話があったわけなのですが、私は、商売の、事業の世界というのは、私の経験で、ほっとけばいい、レッセフェールというのですが、見えざる手が自然に平衡感覚でいいぐあいになっていく、ぐあいの悪いところ...全文を見る
○冨沢委員 伝説的になっておりますけれども、二十代で税務署長になる。私は、神奈川県の大和市で生まれて、サラリーマンもやっておりましたけれども、自分で事業をやっておりましたので、タックスペイヤー。あの地域の税務署長さんとお酒を飲んだこともある。  新聞をにぎわせておりました元本省...全文を見る
○冨沢委員 松永大蔵大臣の今の御発言に大いに期待をいたしますので、ひとつ頑張ってください。  もう一つ、海江田議員御指摘の、金融、財政の分離です。  金融監督庁六月発足、これは大蔵省の大きな権限をそぎ取る、こういう意味で一歩前進と評価はいたします。しかし、相変わらず金融の危機...全文を見る
○冨沢委員 税金が国民のものであるという松永大蔵大臣の御認識は、それはわかります。私は、地方政治を経験しておって、大蔵省の役人がそういう意識であるということを指摘しているのです。松永大臣の認識ということで申し上げたわけではございません。きちっと税金を納めていれば、大蔵省のことは何...全文を見る
○冨沢委員 大蔵省の金融財政分離の議論の中でも、設置法をどういうふうにつくるかというのは結構重要な仕事になってくるはずでございます。行政権限法にして役所の権限を絞り込め、こういう議論も昨日行われておりましたけれども、設置法の内容によって、結構な権限が役所にできてしまう。これは大変...全文を見る
○冨沢委員 御丁寧な御答弁、大変ありがとうございました。  終了いたします。
05月08日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  自衛隊の対外活動について質問をいたしますので、防衛庁長官、御答弁をよろしくお願いを申し上げます。  今、衆議院の行政改革特別委員会で、中央省庁等改革基本法案の審議が進んでおります。専門家や大学の先生にも来ていただいていろいろ議...全文を見る
○冨沢委員 国防という任務は大変重大な任務で、国民への最大の福祉であるというふうに私は認識をしております。久間長官は文民でありますので、現場の軍人はこういう大きな取り組みはできないはずでございますので、その指導者として、ぜひ現場が元気になるような御発言を要望をしておきます。  ...全文を見る
○冨沢委員 仮想敵国はない、こういう御答弁でございますが、予想どおりであります。  ただ、戦争というのは、とんでもない遠い国とやるわけではないのです。日本の歴史を見ても、近代に入って、大体、周辺の国とずっと戦争をやってきた。日本は本州を中心とする四つの島で、海に囲まれていますか...全文を見る
○冨沢委員 北方四島は、ロシアが実効支配、占領をしております。日本は大体根室半島あたりまでなのですが、航空自衛隊だとスクランブルと言うのですか、海上自衛隊だとパトロールと言うのですか、言葉はよくわかりませんが、その辺の活動はどんなふうにされているのですか。
○冨沢委員 厚木基地から、私の選挙区にある基地なのですが、P3Cが毎日飛んでいる。夜中も飛んでいる。これはアメリカの対潜哨戒機であります。  ロシアの潜水艦がどのくらい走っているのか。これはソ連崩壊後、大幅に減少したと聞いております。私もウラジオストク、ペトロカムチャツキーに行...全文を見る
○冨沢委員 朝鮮半島の方に移ります。  これも米ソ冷戦の遺物で、南北に分断をされている。隣国として心から悲しい状況であると思います。  朝鮮半島の南の韓国ですが、訪問してみると、結構反日感情が強い。日本との歴史で、豊臣秀吉が出兵をしたり、近代になって韓国を統合したり、こういう...全文を見る
○冨沢委員 まさに韓国の反日感情を代表する博物館と私は認識をしております。建物が六館ある。韓国も二千年の歴史のある国ですが、そのうちの、日本とのかかわりの深かった五、六十年間、六館のうち二館を日帝時代として資料展示がされておりまして、その中身は、日本の憲兵が韓国の国民を殺りくして...全文を見る
○冨沢委員 いや、お尋ねしたのは、波止場とか実効支配の現状を強める行動に韓国が出ている、そんなふうに伝えられておりますが、この動きが進んでまいった場合に、自衛隊はどんな対処をされるのか、この点をお尋ねします。
○冨沢委員 北朝鮮の問題に移りますが、なかなか経済がうまくいかずに、国民が貧しく、食事にも事を欠くと伝えられています。  しかし、北朝鮮というのは、ミサイル実験など軍備には結構金を使っている。これも報道の範囲なんですが、ミサイルを北朝鮮が打つと日本にも届く、東京にも届くのだなん...全文を見る
○冨沢委員 千キロメートルも飛ばすノドン一号というミサイルを開発したのですか、開発中なんですか。北朝鮮というのは政情が極めて不安定で、今の政権がいつ崩壊するかわからぬ、こんなふうにも聞いておるのですが、千キロのミサイルを仮に大阪にぶち込まれたら、自衛隊はどう予防なり防衛なりするお...全文を見る
○冨沢委員 日本のすぐ近くにある国に対する防衛でも、大きな問題点があるということがわかりました。議論を前に進めます。  中国ですが、訪中御苦労さまでした。防衛当局間の交流の実現という具体的な成果に結びつかれたようで、ぜひこの仕事を前に進めていただくようにお願いをいたします。 ...全文を見る
○冨沢委員 中国に対しても領土問題があるわけでございますが、太平洋戦争に負けて台湾はお返しをした。しかし、尖閣諸島問題というのがあります。この委員の西村さんは上陸をされたようでありますけれども、これは間違いなく日本が実効支配をしている。ここらの監視、パトロールは自衛隊はどんなふう...全文を見る
○冨沢委員 中国は釣魚島というのですか、領有権を主張をしている、これは戦争が終わった後でございますが。  一説によると、これも聞いた話なのですが、アメリカから沖縄を返してもらったときには、尖閣諸島は明確に日本の領土であるということで沖縄返還協定の中に入っていたと聞いておりますが...全文を見る
○冨沢委員 間違いなく沖縄返還協定の中には尖閣諸島が含まれている、こういうふうに私は勉強いたしました。  ところが、亡くなられた鄧小平さんは、この領有権の問題について、次の賢い世代で、次の世代で解決をしよう、こんなのんきな発言をされておるのですけれども、これは次の世代になっても...全文を見る
○冨沢委員 私が申し上げておりますのは、アメリカから沖縄が返ってきたときに、その中に明確に、尖閣諸島が日本の領土であるということが明記をされている。ならば、この点の確認を日米合同委員会でなすったらいかがですか、中国は関係ないですよ、日米間でお話をなすったらどうですか、この提案を申...全文を見る
○冨沢委員 わかりました。  もう一つ、台湾海峡の問題が今回の新ガイドラインに関連して出てくるのですが、これは今日まで、周辺事態に相当するのかどうか、周辺事態という概念は地理的概念ではない、こういう御説明で、大変わかりにくい。私がわからないのですから、恐らく国民もわからないと思...全文を見る
○冨沢委員 時間が参りましたので、最後の質問にいたします。  新ガイドラインの船舶検査、法三条の三ですか、船舶検査といわゆる臨検とはどう違うのか。後方地域捜索救助活動、船舶検査、武器弾薬、兵器の輸送、装備の部品、燃料等の提供は米国の武力行使と一体化したものだ、こういうふうに批判...全文を見る
○冨沢委員 ありがとうございました。
05月11日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○冨沢委員 冨沢篤紘でございます。  まず、平和・改革は、本委員会質疑終結次第、中央省庁等改革基本法案の一部修正案を提出することを表明いたします。  さて、行革征伐田舎芝居が展開をされ、内容の大幅後退、換骨奪胎の基本法案が提出をされて、四週六十時間に余る審議が続いております。...全文を見る
○冨沢委員 新しい制度に踏み込むことの難しさ、これは確かにあると思います。しかし、現実に介護制度を間もなく発足させなければいけない。十万人単位の自治体がこの制度を単独で導入することの難しさを、私は地方議員として十分勉強をしたつもりでございます。  そういう意味で、一定規模の自治...全文を見る
○冨沢委員 お考えはお変わりにならないようなので申し上げますが、国が積極的に民営化に打って出る、その試算がございます。慶応義塾大学の加藤寛前教授の研究グループの試算、総理も御存じだろうと思いますが、郵貯、日本開発銀行など財政投融資関連の主要十二機関を民営化すれば、株式売却収入とし...全文を見る
○冨沢委員 金融、財政が分離をしない財務省が誕生いたします。池田委員がいろいろ御質問をされておりましたが、産経新聞の本年一月十一日の記事に、日銀の総裁におなりになりました速水優さんが寄稿をされております。「財政と金融の分離は必要」という立場で寄稿文が書いてございますが、一部読ませ...全文を見る
○冨沢委員 速水氏のこの論点に総理は御賛成をされるのですか。
○冨沢委員 日銀総裁と内閣総理大臣、お考えが違うということは当然あり得ることでございますが、国家経営の根本、大蔵省の財政と金融分離問題について全く意見が異なっている、これは異なことだ。ひとつ、これからどちらが日本の二十一世紀の「この国のかたち」であるのか。私は、財政と金融は分離を...全文を見る
○冨沢委員 御答弁ありがとうございました。
06月05日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第12号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  間もなく平成十一年度の予算編成の時期になります。予算編成に当たり、神奈川県選出の議員として、基地交付金、調整交付金、さらに特定防衛施設周辺整備調整交付金についてお伺いをいたします。  基地関係予算への地方自治体の不満は結構大き...全文を見る
○冨沢委員 御承知のように、今地価が全国的に下落を続けている。そんな中で、基地を抱える自治体にとって、基地交付金、調整交付金は結構な財源になるわけなのでありますが、十一年度は、今のお答えですと、三年ごとに十億円トータルでふえるだけ、こういうお答えなのですが、ということは、十年度と...全文を見る
○冨沢委員 地価が下がっております。したがって、固定資産税評価額も各自治体で一定の額を下げているわけなのですが、その影響が平成十一年度に出てはかなわない、これが地方自治体の率直な声であります。したがって、二百九十一億五千万円は必ず確保をしていただきたい。  さらに、財革法との関...全文を見る
○冨沢委員 二百九十一億五千万円が全国約三百の市町村に分配をされるわけです。受け取る自治体側にとってみると、おれのところは他市に比べると割を食っているのではないか、少ないのではないか、こんな受けとめ方をしておる自治体が多いわけなのですが、配分の方法に問題はないのでしょうか。なぜ自...全文を見る
○冨沢委員 御説明は、市会議員、県会議員のときからいただいているのと同じ内容です。受け取る側は、市町村にしても議長さんにしても、自治省に陳情に伺いながら、どうもおれのところは少ないのではないかという不公平感がいつもある。これは、受け取る側の実態でございます。  同じ質問を今度は...全文を見る
○冨沢委員 防衛当局のいろいろな御配慮は、ありがたく受けとめているところでございます。  横浜地裁で、騒音訴訟の原告約三千五百名に、受忍限度を超えた騒音であるということで補償二十七億円を払えという判断が出ております。御承知のとおりでございます。国が裁判で負けた、司法の判断は当然...全文を見る
○冨沢委員 これは八月になってから作業にかかられるようでございますけれども、住宅防音工事というのは、騒音に苦しむ住民救済事業であります。財革法で確かに総額を抑えられる。――財革法とは別に配慮すべき案件というふうに私は思っておるのです。ぜひこの点は十分に御配慮をいただきますようお願...全文を見る
○冨沢委員 この委員会は、大蔵大臣が出席をされませんので総額の話には議論が進められないのでありますけれども、冒頭申し上げましたように、基地を抱える自治体にとって基地交付金というのは結構な財源になるわけなのでありまして、ぜひ総額の確保、総額をふやすということ、そうすれば、三百の関係...全文を見る
○冨沢委員 市町村の財政力というのは、これは市長の力量、器量によって変わってくるんですよ。二期、三期やって、市内から税収がうんと上がるような市づくりをする力量のある市長は、不交付団体になるわけですわ。無能な市長というのは国から金をもらってくるばかりで、財政力は弱くなってしまう。有...全文を見る
○冨沢委員 重箱の隅をつつくような議論はしたくはないのですが、自治省というのは地方自治体の経営を尊重する、これが基本の姿勢でなければいけませんわ。一律扱いにしようとするこの政令控除の考え方は、かえって不平等、不公平ですよ。これも、政令で皆さんが勝手に決められていることだ。  そ...全文を見る
○冨沢委員 大蔵省の国有財産法ですから、自治省は関係ない省なのですが、自治体の固定資産税台帳価格の評価がえは三年ごとに行われておりまして、国有財産の五年ごとと二年差がある。この点も地方自治体で大変文句が出ているところなのですが、これは合わせるわけにはいかないのですか。
○冨沢委員 基地交付金の対象資産の評価額、これが低いのではないかという批判がございます。大体、近傍類似地域と比べて国の評価が低い。したがって、低い評価をベースにはじき出す基地交付金の額が少ない。だから、おれのところの町は損をしている、こういう受けとめ方があるわけなのですが、なぜ基...全文を見る
○冨沢委員 余り注文ばかりつけておっても恐縮なので。  あしたインディペンデンスが帰ってくる。艦載機が厚木飛行場に飛んでくる。この飛行場の周りに結構な国有地、騒音でうるさいからと買い上げた土地がございますが、周辺の国有地をスポーツ広場とかあるいは野球場として住民が利用をさせてい...全文を見る
○冨沢委員 最後に要望を申し上げます。  平成十一年度予算編成に当たり、自治省、防衛当局は、基地交付金及び調整交付金をほかの一般行政施策にかかわる財政措置と同一視することなく、基地があることによって多大な財政負担と犠牲を余儀なくされている関係自治体の実情を踏まえて、予算の増額、...全文を見る
09月10日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  限られた時間でございますので、簡潔な御答弁をお願いします。  防衛庁の、業者側では水増し請求、調本の方は返還金額の不正圧縮問題、調達の責任者が背任容疑で逮捕をされた。防衛庁の信用を大きく失墜しました。  こんな事件が起こって...全文を見る
○冨沢委員 今のお仕事は後任者でもできるわけでございますので、責任をきちっと明確にすることが今求められている、私はこう感じます。  逮捕者が起訴をされたらば、額賀防衛庁長官は責任をとられますか。
○冨沢委員 私は、起訴をされたら責任をおとりになるかと伺っておるのですが、御答弁がありません。お願いします。
○冨沢委員 話を進めます。  ことしの通常国会、五月八日、安保委員会ですが、私は北朝鮮のミサイルの問題について、射程千キロのミサイルを仮に大阪にぶち込まれたら自衛隊はどう防衛するのか、こう質問をいたしました。久間前長官は、弾道ミサイルについては、残念ながら、現在世界各国を見ても...全文を見る
○冨沢委員 外務大臣は質問は以上でございますので、お引き取りいただいて結構でございます。  あとは防衛庁長官にお伺いをいたします。  日本全体が北朝鮮のミサイルの射程内に入っている。日米新ガイドラインでは、日本本土への攻撃、これを拡大して周辺事態という新しい概念を導入しようと...全文を見る
○冨沢委員 周辺事態という国民にまだ理解が届いていないこの概念、いろいろなケースでわかりやすく御説明をいただきますように要望をしておきます。  議題を進めまして、私は神奈川十三区、神奈川県のちょうど真ん中から選出をされて国会に出てきておりますが、御承知のように、神奈川県は沖縄に...全文を見る
○冨沢委員 いい御答弁をいただきました。  ちなみに、御説明を申し上げますと、青森県の三沢市では、これは民間機騒音への補償です、航空機進入表面下町内会等交付金が平成十年度二千万円交付をされておりまして、石川県小松市では、航空機騒音被害特別調整交付金として、県、市で二千五百万円ず...全文を見る
10月06日第143回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第2号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  総務庁長官に御就任をされた感想、御決意をまず承らせていただきます。
○冨沢委員 質問に入ります前に委員長にお願いがございます。  行政改革、政治の大きな柱になるわけでありますが、この特別委員会に、これから省庁設置法を中心とした議論が交わされるわけですが、推進本部の長である総理の哲学をお伺いする場面もあろうかと思いますので、ぜひひとつ、総理も御出...全文を見る
○冨沢委員 新しく小渕恵三総理大臣が誕生をされまして、小渕総理のもとで二〇〇一年一月スタートの一府十二省を目指した作業が進捗をしております。  通常国会での議論の中では、政府・自民党の皆さんと私ども野党とは、基本的に行革に対する考え方が違っておりました。その一番の違いは、課題で...全文を見る
○冨沢委員 基本法が成立をした、私どもとは手法の違う法律でありますけれども、しかし、法律ができたことは、附帯決議もあり、私は一歩前進である、こういうふうに評価はしております。二十二の省庁が一府十二省に変わる、形は変わるわけでございます。課題は、中身を変えられるかどうか、ここに尽き...全文を見る
○冨沢委員 手元に中央省庁等改革に係る立案方針という資料をいただいておりますが、ここに「権限に関する規定」という項目があります。「衆議院行政改革に関する特別委員会における附帯決議を踏まえつつ、各省等設置法において、権限に関する規定を置かないこととする案や権限行使の制限に関する規定...全文を見る
○冨沢委員 所掌事務に合わせて権限規定が置かれていた、これを根拠に官僚、役所が広範な裁量行政を行ってきた、この悪い面がこの十年間、日本の政治、行政で顕在化をしているわけでございまして、ここのところの締めをきちっとできるかどうか、私は、この議論の中で権限を削除することの大事さを勉強...全文を見る
○冨沢委員 通常の国家公務員の削減一〇%以上プラス独立行政法人化による削減、合わせて二〇%削減、こういう理解でよろしいですか。
○冨沢委員 もう一つはコストの点ですが、これは小渕総理は三〇%削減と明言をされておりました。  通常国会の議論では、我々は直接この点をただした。この行革で幾らの行政経費が削減できるのか、ちっとも明らかになっていない、基本法では明らかにならないじゃないか、こういう質問をいたしまし...全文を見る
○冨沢委員 今の御答弁は、コストを具体的な数字で近々示す、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○冨沢委員 私の認識、理解が間違いなければ、行政コストの大宗は人件費というふうに理解をしている。行政コストの大部分は人件費、こういうふうに理解している。人員は二〇%削減まで膨れ上がっている、これはこれでいいですが、給料は毎年上がりますね、十年間で結構上がりますよ。コストを三割削減...全文を見る
○冨沢委員 総理の三割削減の真意を長官も事務当局もまだ把握をされていないようでありますので、ならば軽率に本会議場の所信表明でコストを三〇%削減するなんて大見えを切る必要はないわけですよ。きちっと裏づけをして計画を組み立てて、本会議場で国民に訴える、これが本来の手順じゃありませんか...全文を見る
○冨沢委員 その御答弁、承っておきましょう。設置法法案の提出は四月ですから、それまでに三割削減のその中身を、計数をもってお示しをいただきたい。コスト三割削減と明確に申されておりますので、これは総務庁長官にお願いできますね。
○冨沢委員 人員は基本法一〇%が二〇%に目標値が上がった、これは御決意の表明と評価をしながら、コストの三〇%削減というのは、どう見てもつじつまが合わないように私には感じます。総理就任の所信表明演説がうそでないことの証明を来年の四月までにしていただきますよう、お願いを申し上げます。...全文を見る
10月16日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○冨沢委員 平和・改革の冨沢篤紘でございます。  神奈川県が沖縄に次ぐ第二の基地県であるところから、まず神奈川県の基地対策について、次に一昨日の中間報告について伺います。簡潔な御答弁をお願いをいたします。  先月の九月十八日の閣議決定で、神奈川県厚木基地隣接の産廃処理施設へ国...全文を見る
○冨沢委員 閣議決定により、隣接の産廃処理施設に金を出す、こういうことでよろしゅうございますね。
○冨沢委員 文書で結構ですから、後ほど御回答をお願いします。  米軍からの注文を受けて、超法規で産廃処理施設への改善費用の負担が決定をしたと、日米安保体制のかなめの基地ですから当然の措置で、また大変結構な措置であると認識をしております。  米軍の垂れ流しの騒音、NLP騒音がも...全文を見る
○冨沢委員 この音に対して、国は具体的な施策、直接の施策は何ら施してこなかったのが事実でございまして、住民がたまりかねて、騒音訴訟を横浜地裁に起こしている。原告団全部で五千人を超えておりまして、国が違憲状態を解消する責任があるという裁判所の判決で、総額二十七億三千万円、被害補償が...全文を見る
○冨沢委員 国がいろいろ施策を講じていただいていることは事実なんですよ。例えば、音そのものを少なくする、そのためにもう一本の滑走路を硫黄島に建設をして、NLP全体の音の量を十とすれば、八割方硫黄島で訓練をされている。この国の御努力は多とするところであります。また、残っている音に対...全文を見る
○冨沢委員 冒頭申し上げました基地隣接の産廃処理施設、この改善費用を閣議決定で国が出す、大変結構なことなんだ。日米安保のかなめの基地ですから、大変結構な施策なんだ。米軍に対しては日本政府はこういう思いやりをすぐやるのですよ、閣議決定して。私は、もう少し、国防の犠牲になっている基地...全文を見る
○冨沢委員 お願いをいたします。  一昨日の「四社事案関連文書の管理実態に関する中間報告」についてお尋ねをいたします。  中身に入る前に、おとといの朝、私はびっくりしたのですが、十月十四日の午後中間報告がいただける、こういうふうに防衛の方から聞いておりましたが、朝六時に起きて...全文を見る
○冨沢委員 報告の内容まで含めた記事でありますので、このニュースが大蔵省から出たわけでもない、文部省から出たわけじゃない。防衛庁から出たのは決まっているので、情報管理をしっかりしていただかないといけませんよ。いかがですか。
○冨沢委員 中間報告をじっくり読ませていただきました。  一ページ目の、再発防止のために調本の解体をも視野に入れた組織の抜本的な見直しを行うへその実効性確保のために職員の意識面を含めた出直し的改革も行う、こう決意が述べられております。  もともと、調達本部というのは、特定品を...全文を見る
○冨沢委員 昨年九月以降の経過の結びとして、「結局調本としては、過去に決裁を経た返還額に誤りがあったと判断するには至らなかった。」こう結んでおられます。  業者の東洋通信機の水増し請求と過払い額、返還額は適正であった、こういう御認識なんでしょうか。返還金額の不正圧縮はなかった、...全文を見る
○冨沢委員 次に、三番目の四社事案関連資料の管理状況、昨年の九月からことしの九月までの調査についての報告でございますが、まさに、強制捜査、押収に備えて、防衛庁調達本部が右往左往の大騒ぎをしている状況が書かれておりますが、五月のころの時期、これは長官御就任前のことなのですが、どうも...全文を見る
○冨沢委員 どうも世の中の理解とは大分違うようでありますね。  ことしの八月、九月の時期、額賀長官はもう既に御就任をされております。「四社事案関連資料を含む各種の資料を自己の執務室外に移転していた」。「移転していた」、これは世の中では隠匿と言うんじゃないですか。  移転もいろ...全文を見る
○冨沢委員 もう一点伺います。  検察の強制捜査が入りそうだということで、調本内では、強制捜査が入った場合の心構え、対応ぶりなどに関する説明、注意があった。これを、繰り返し、九月一日、九月三日、捜査直前にもおやりになっている。念を入れておやりになっている。これは、強制捜査に備え...全文を見る
○冨沢委員 これ以上細かくは申し上げませんが、中間報告の、捜査を受ける注意事項の説明会ですか、あるいは書類の移転、ほかの場所での保管、文書の焼却、これは我々の理解では、共同謀議であり、書類の隠匿であり、証拠隠滅ですよ。八月末、九月の大わらわの防衛庁の動きです。これを、移転と言い、...全文を見る
○冨沢委員 時間が参りましたので、終わります。  ありがとうございました。