内藤功
ないとういさお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月28日 | 第87回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○内藤功君 昭和五十年度の防衛庁関係歳出決算の審議に当たりまして、最近の一連の動きの中で、昭和四十年代以降、航空機の購入につきまして新たな疑惑が提起をされ、またはそれは日増しに増幅しておるように思うのであります。そこで、最もその中で象徴的なグラマンのE2Cの問題につきまして本日は...全文を見る |
○内藤功君 ダグラスの資料については、いつごろ東京地検として入手ができる状況ですか。 | ||
○内藤功君 私はSECに参りまして二度担当官にいろいろ話しました。そのときに、ロッキード事件のときにSECの資料を日本の検察庁が実によくこなしたということを言っておりました。それから今度超党派の国会議員団が行きまして、向こうの係官が、今度はこれだけで――これだけというのは、日本に...全文を見る | ||
○内藤功君 刑事局長に伺いますが、グラマンのE2Cの問題ですが、あの8-K報告書にも指摘されており、訴状にもそれが反映しておるいわゆるグラマン社の日本におけるE2Cの代理店の変更の問題、これについては検察庁はどのように関心を持っておられるかということ。 | ||
○内藤功君 そこで私は、きょう特に時間の関係で問題にしたいのは、この代理店の変更をめぐる関係、それからもう一つはハワイ会談の関係、この二つがやっぱりポイントだという気がするのであります。 そこでまず、代理店が住友商事から日商岩井に変わる、住友から日商に変わる、この過程について...全文を見る | ||
○内藤功君 慎重な御答弁ですが、恐らく重大な関心を持って見ていたと思うのですね。それでなければおかしいのです。 この二月の十四日の証人喚問の中で海部氏は、同証人の口から、海部、島田、チータムそうして松野頼三氏、この四人が会合をした、そして、その時期は代理店の変更の前か後かはっ...全文を見る | ||
○内藤功君 一方、今度訪米した国会議員団の方々に対しまして、国会議員団がロングアイランドのグラマン本社を訪問したときに、訪問したとほとんど同時にカーン氏から文書が送られてきている。それには報道によれば、カーン氏は岸氏と会食をしたと、そのときにチータム氏――元GI前社長、それからタ...全文を見る | ||
○内藤功君 これから申し上げることは、初耳ではなくてすでに賢明なるわが捜査陣が把握しておられるのであれば、私はもうあえて言いませんが、初耳か初耳でないかということでちょっと私の質問をお聞き願いたい。それについてのあなたのお考えもできる限り伺いたい。私は、あなたの、国民に対してでき...全文を見る | ||
○内藤功君 私はいま初耳だというお話を承りました。ぜひこれは調査の過程で参考にしていただきたい。調査というか、捜査の過程でですね。そうして、これは私はこういうふうに見るのであります。つまり、住友商事というのは、こういうE2Cのような飛行機を売り込むのに適当ではない。これはわれわれ...全文を見る | ||
○内藤功君 もっともこれではなかなか御満足いかないと思うんです。問題はこの変更に当たっての政府高官というものであります。 刑事局長に伺いますが、当然のことを聞くようですが、8-K報告書、つまりグラマン社からSECへの報告書で、一人の政府高官と、ああいうふうに読めますが、これは...全文を見る | ||
○内藤功君 私はグラマン社に非常に近い筋から聞いておることがあるんです。これは私は名前をいまこの時点で申し上げるわけにはいかない。私はその人との約束で申し上げるわけにいかないけれども、このSEC報告書の一人のということについて、それは岸信介氏であると、こういうことを私は聞いており...全文を見る | ||
○内藤功君 法律の実務家です。 | ||
○内藤功君 次のテーマに移りたいと思います。 これはこの間訪米調査団、各党の国会調査団に対しましてグリーン元国務次官補が会われまして、そうしてハワイ会談のときにE2Cの売り込みをやったというだけじゃなくて、その一、二年前から、特に一年前からこういう売り込みの工作をしていたとい...全文を見る | ||
○内藤功君 それはわかっていますから、内容は知っていますからね。 | ||
○内藤功君 ところが、このころすでに、グリーン氏のお話によると、四十七年九月の一年前から工作は始まっていた。初めは一年か二年前から工作は始まっていた、こういうわけですから、このころあるいは始まっていた。あるいは一年前とすると、その四カ月後の四十六年八月末ごろからもうグリーン氏はE...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、そういう武器購入の話がなかったということは断定できないわけですね。 | ||
○内藤功君 失礼ですが、外務省の記録というものについては、私は長年信用を置いておったんですが、この間のグリーン氏のお話について、グリーン氏の方は、ハワイ会談の会期、セッション中に、非公式な立場であるがE2Cの話を鶴見さんにされたと。再度、そんなことはないんじゃないかと再照会された...全文を見る | ||
○内藤功君 このように、この岸・ニクソン会談の二月後に、十八億余りの研究開発費が二千八百万円にも落とされておるということがはっきり出てきた。そしてこれは四十七年の四月八日に参議院の予算委員会で当時の江崎防衛庁長官がこう答えておる。このAEWというような高いものを買うことについては...全文を見る | ||
○内藤功君 E2Cという問題は、さっきから伊藤刑事局長さんに聞いている刑事面の疑惑だけじゃなくて、こういう外交、政治面の疑惑、政治道義的責任に係る問題が多いわけなんですね。これをやっぱりいまこれから記録をひっくり返してと、大変これは遺憾なことであります。こういうものはぱっと答えら...全文を見る | ||
○内藤功君 まあこれは聞いておりませんじゃなくて、よく調べてもらいたい。八月十五日付の、これは夕刊に載っております。これは明確に、大平外相が増原長官に対してこの席上で輸入武器のリストを提出するように促しております。こういうこともやっぱりきちんと調べないで、聞いておりませんですとい...全文を見る | ||
○内藤功君 こういう肝心なことがずっと忘れられておる。そうしてその二日後の八月十七日に衆議院内閣委員会がありまして、ここでは増原長官と久保防衛局長が答弁をしておりますが、その中で当時の増原長官は、これはできるだけ格安なものは輸入するということを言っております。これはE2Cについて...全文を見る | ||
○内藤功君 弁護人は被告人の気持ちを法律用語で整理をする。しかし、中には法律をよく勉強しておる被告人がおって言うことがあるんです、これは。 そこで、そういうことを言っておる。私は、これは多くは言いませんが、こういう過程の中で武器がつくられてきた。善良なる日本国民は、自分たちの...全文を見る | ||
○内藤功君 チータム氏に会ったときに、一九六九年に売り込むときはこれはE2Jというのを考えた、その設計図も日本の防衛庁に出した。つまり燃料タンクを少し減らすとか、それから日本は攻撃的兵器を持てないというので――これもインチキですよ。失礼だけれども、ぼく側から言わせればインチキだと...全文を見る | ||
○内藤功君 そうじゃなくて、いま入ってきているのはもう日本向けじゃなくてE2Cそのものが入ってきた。そのE2Cというのは、日本以外に買っている国はどこですか。 | ||
○内藤功君 防衛庁から出した五十四年一月付「早期警戒機の導入について」、この資料の三ページを見ると下から七行目、「低空侵入を活用した最近の例」「イスラエルは、エジプトに対して低空侵入を実施し、一挙に戦勢を決しており」。イスラエルというのはこういう国なんです。イスラエルはエジプトに...全文を見る | ||
○内藤功君 調べてないんですか、防衛庁は。ベトナムでどういう活動したか調べてないのか。 | ||
○内藤功君 こういうことを国民の前に国会の前に明らかにしなければいかぬですよ。私はこのムーア大佐に会いまして、同氏は昭和二十五年に海軍に入った。そしてトンキン湾のキティーホークに乗り込んで、第114VAWに所属をしてそれでE2Bに乗って作戦に参加したと、こうはっきり言っております...全文を見る | ||
○内藤功君 実際買い入れる兵器が、その兵器自身の性能から攻撃的な力を持っている場合には、過ぐるF4EJファントムを日本が取得したときに、空中給油装置をつけるかどうか大問題になった。結局、防衛庁は国会の論議に基づいて空中給油装置をつけないということに決めたんです。これはもう重大な先...全文を見る | ||
○内藤功君 委員長最後に……。 | ||
○内藤功君 最後に一つ。 専守防衛に適さないんです。そのことがはっきりしたと私は思うんです。しかし、この議論は防衛庁が出している資料には何にも書いてなかったんです。私はこの防衛庁の資料を渡米から帰ってまいりまして拝見して、全然これは違う。アメリカがうそを言っているのかもしれま...全文を見る | ||
○内藤功君 ですからわれわれは、凍結というのは反対だと、削除すべきだということを言ってきたんです。もう終わりますよ。そういうことですよ。これはもう削除すべきだということを最後に申し上げまして私の質問を終わります。 | ||
03月09日 | 第87回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○内藤功君 委員長、議事進行について。 いま上田委員が指摘されましたように、この千島列島の中に択捉、国後が入っているという明確な地図がすでに出されたわけです。そして条約局長はこれはきょう初めて見たと、こう言っておるんです。国立公文書館に行ってこれを調べると言っているんですから...全文を見る |
○内藤功君 ちょっと議事進行について。 やっぱり資料を提出してください。それからでないと質問できません、後の質問が。 | ||
03月13日 | 第87回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○内藤功君 去る三月十日の当委員会で玉置委員から宮本顕治議員の資格問題についての質疑がなされました。これは、いままでのこの種の質疑、特に同議員が昨年の四月十三日に本院の法務委員会で行った質問の繰返りしであります。しかし、すでに明確なこの問題をあえてこの時期に蒸し返されました以上は...全文を見る |
○内藤功君 昭和五十二年の参議院選挙で宮本顕治氏は当選をし、現に参議院議員でありますが、その当選人決定に関する手続に関して、これも何ら問題はなかったと、こう理解してよろしいですね。 | ||
○内藤功君 法務省に伺いますが、宮本顕治氏の治安維持法等被告事件については、昭和二十年の十二月二十九日の勅令七百三十号の規定によって資格回復の証明書が東京地検から出されておりますし、また、判決の付記にもその旨の付記がなされておると理解しておりますが、その内容をここで申していただき...全文を見る | ||
○内藤功君 伊藤局長、その付記の内容をちょっとここで読み上げてください。 | ||
○内藤功君 ついでにこの証明書の「右者に対する頭書の刑は」というところから読み上げてください。 | ||
○内藤功君 こう書いてあります。 七百三十号に依り人の資格に関する法令の適用 に付ては將來に向て其の刑の言渡を受けざりし ものと看做すとの同令第一条に則り資格を回復 したることを証明す これでいいですね。 | ||
○内藤功君 これについて、前刑事局長である安原さんは、結局は宮本氏が勅令七百三十号で復権したことを認めて、これは五十一年五月八日の当予算委員会、それから十月五日の同じく本予算委員会におきまして、「将来に向かって刑の言い渡しを受けざりしものとみなされる、つまり資格回復をした」「宮本...全文を見る | ||
○内藤功君 この復権は、歴史的に経過を追いますと、さっき局長は「諸般の事情」という言葉を使いましたけれども、これはもう歴史的に経過を追うと、全く当然の法律的な帰結だと思うのであります。一九四五年七月二十六日のポツダム宣言、同年九月二十二日の米国の初期対日方針、十月四日のいわゆるス...全文を見る | ||
○内藤功君 こういうような基本方針に基づいてずうっと日本の国を民主主義の方向に進めていく中での一連の過程であって、これは特別のというようなことを言う人もいるが、これは当たらない。そして、いま刑事局長が答弁しましたように、現在完全に資格を回復しているということが明らかであります。 ...全文を見る | ||
○内藤功君 宮本顕治議員が、戦後の民主化措置によって完全に公民権を回復して、その法的な地位が確固不動であることが、いまの答弁でも一点の疑問もなく明らかにされました。いかなる意味でも宮本氏の議員としての資格に疑義のないことは明確であります。宮本氏は治安維持法によって無期懲役となりま...全文を見る | ||
03月19日 | 第87回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○内藤功君 グラマン・インターナショナルの前の社長をしていたチータムという人とあなたは何回ぐらい会ったことがありますか。 |
○内藤功君 端的に何回ぐらいか、それだけ答えてください。 | ||
○内藤功君 約でいいです。 | ||
○内藤功君 私もこのチータム氏に会ってきたんですけれども、海部氏、島田氏についてこういうふうに言ってるんですね、日本では政治家に賄賂を払うのは当然のことだというように非常にはっきり語っていたと、政治家に金を握らせれば商社としては思いどおりにやらせることができると、こういうのがあっ...全文を見る | ||
○内藤功君 チータム氏は会社をやめた人ですし、海部氏を陥れるために話したんじゃない。過去の事実として話したんだ。私はやはりこれは将来海部氏とこのチータム氏お二人にはっきりとさせていただきたいと思っております。 ところで、次の質問は、いろいろ飛行機の売り込みをなさいました中でF...全文を見る | ||
○内藤功君 航空機部門の最高責任者ですが、はなはだ遺憾なことです。後で至急出していただくことを要求します。 ところで、イーグルについては、昭和五十一年の十二月の九日に防衛庁で内定をして、十二月の二十日に国防会議で決まると、三木内閣のときですね、末期ですが、このときにあなたの方...全文を見る | ||
○内藤功君 内閣が防衛庁で決定をし国防会議で決めたと、それなのにその決まったかどうかわからない、まあ大変錯乱をしておられるようですね。この点どうなんですか。国防会議で決まって防衛庁で決定すれば、これで決まったという感じは持つと思うんですがね。錯乱をしておる、大分。 | ||
○内藤功君 翌昭和五十二年には今度はF14が出てくる、F16が出てくる。FMの関係でハリー・カーン氏が盛んに福田総理を訪問している。それからF16で郷氏がいろいろ動いている。こういった動きがあったことは当時知っておられますね。 | ||
○内藤功君 この昭和五十二年の年というのは、あなた方にとって、F15の売り込みにとって非常に労力も使い、大変な年であったと、こういう御記憶ありますか。 | ||
○内藤功君 昭和五十二年の十二月二十九日、国防会議で決定をしたわけですが、このときのあなたの心境としては、これで済んだと、ほっとしたという心境でしたか。 | ||
○内藤功君 田中角榮宅の訪問についてお話が出ましたが、あなたは総理がかわるたびに行っておられるわけではないわけですね。 〔理事岩動道行君退席、委員長着席〕 | ||
○内藤功君 それであるならば、この異例の田中角榮氏宅の訪問であります。私どもの得ている情報では早期だとも聞いておりますけれども、朝だと聞いておりますけれども、これはE2Cの話、ハワイ会談の前後の話、これと関係があるわけでしょう。 | ||
○内藤功君 はっきり否定なさらなかったわけです。そこで…… | ||
○内藤功君 記憶がないということですから、結構です。 | ||
○内藤功君 そこで、いろんな政治家との関係ですが、岸事務所の中村長芳さんとはだれの紹介でお会いになりましたか。 | ||
○内藤功君 この中村長芳さんあてに、海部さん、あなたから空幕長牟田空将早期退職のうわさの件と題する文書が出されて、これは牟田が空幕長に座ったのは、先生つまり中村さんや松野先生の多大な御努力によるものだと、それからこの人事は次期戦闘機の決定に結びつけるものだと、後任にもし田中耕二空...全文を見る | ||
○内藤功君 ないのですか。 | ||
○内藤功君 事実がないのか記憶がないのか、どっちですか。 | ||
○内藤功君 このことを書いた雑誌を告訴したり、訂正の申し入れをして訂正させたことがありますか、ありませんか。 | ||
○内藤功君 次に、セントルイスにある日商岩井のF4Eや、あるいはRF4E売り込みのための事務所は、総勢何人ですか。 | ||
○内藤功君 この日商岩井の社内報を示します。その社内報によりますと、日商岩井のセントルイス事務所、日本人の方が三人、現地の方が三人、合わせて六人でやっておると書いてあります。 そこでお伺いしたいことは、RF4Eの仕事のためにこの人数をふやしたことはありますか、ありませんか。 | ||
○内藤功君 ふやしたことがあるか、ないかという。 | ||
○内藤功君 最後に、一問。 これはふえたことがないんですよ、RF4Eの仕事のために人をふやしたりしたことがないんです。それなのに事務所経費が二百三十八万七千六百三十四ドル、日本円で約七億二千万円、これはもうけた外れの高額だと思うんです。しかも、こういう高額の中で、四十五万ドル...全文を見る | ||
○内藤功君 後の方はどうなっている。 | ||
03月20日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第3号 議事録を見る | ○内藤功君 二月十五日の当委員会で大臣は所信表明をされました。運輸行政の進むべき方向として、国民の要請を的確に把握し、あくまで国民本位の姿勢に立って、国民が真に必要とする良質の輸送サービスを確保することが基本だ、という決意を表明されております。これはまことに総論としてはそのとおり...全文を見る |
○内藤功君 具体的に数字で言うと非常にはっきりするんですが、新宿−八王子間で普通運賃がどういうふうに私鉄と国鉄で差がついてくるかと言うと、新宿−八王子間で京王線では二百十円ですね。国鉄は現行が三百六十円ですから値上げで四百十円で、比率が一九五、つまり約二倍になります。通学定期で言...全文を見る | ||
○内藤功君 いまのを首都圏の線区別にちょっと言っていただけますか。答弁の用意がありますか。 | ||
○内藤功君 それでは、もう一つこの首都圏の問題で、ちょっといま三月で時期が早いようですけれども、いまやっておかないといけないので、冷房化率の問題ですね。これは毎年私聞いているんですが、首都圏の各線区別にどういうような改善計画がいまありますか。お持ちの計画を線区別に述べていただきた...全文を見る | ||
○内藤功君 まだまだアンバランスがあります。値上げだけやられてしまって、設備の改善、サービスの改善がなされないという非難を受けないように一層の改善努力を要求をしたいと思うんです。 次に、いわゆる国鉄の犬走りの問題についてきょうは伺いたいと思うんですが、犬走りというふうにわれわ...全文を見る | ||
○内藤功君 よくわかりました。 そこで、この施工基面の整備は保線職員の方や、あるいは工事関係者の移動をする場合、それから工事中の人が列車を待避するときなど、関係職員の体の安全を守る上で非常に重要なものだと思うんですが、現に施設局関係で列車との接触による死亡事故も発生していると...全文を見る | ||
○内藤功君 いまの百キロというのは、私の聞いた二点目の方ですね。 | ||
○内藤功君 ひとつ実情把握を一層正確にしていただきたいと思うんです。いまの御答弁でもうかがわれるように、遅々として進んでいないという実情の訴えを私ども受けておりますから、関係職員のこれは作業環境の整備にとっても、軌道保守の上から言ってもぜひピッチを上げていただくように、これについ...全文を見る | ||
○内藤功君 もう一つ、これも私が前にこの委員会でいろいろほかの区域でお伺いしたことがありますが、いわゆる無人駅問題ですね、これが東北方面は非常に整備していただいたわけですが、全国的にアンバランスがある。きょう御質問申し上げるのは、豪雪地帯と言われる北陸地区における無人駅問題であり...全文を見る | ||
○内藤功君 それにしても、やはり協力員方式を合わせても五十二、半分ぐらいですね。東北を見ますと、いまの金沢の説明、一応そう聞いておくとしても、東北の場合は無人化駅二百九十九のうち二百三十七が放送設備設置協力員方式その他が二十七という、この割合から見ますと、なおこの金沢局においては...全文を見る | ||
03月26日 | 第87回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○内藤功君 関連。 |
○内藤功君 通産大臣に関連質問でお伺いいたします。 いまの御答弁なんですが、政治的に企業が中立であるべきだというお話です。ところが、積極的に特定政党の政治活動に乗り出して、その活動を業務の一つにしているような企業の一つが実は関西電力なんですね。関電は昨年の十月三十日に出身議員...全文を見る | ||
○内藤功君 会長が言っている。 | ||
○内藤功君 それは実態をよく調べてもらいたいと思うのですが、会長、社長の発言ですから、これはもう企業のものであることは明らかだと思うのですね。そういう意味でいまのはちょっと納得できません。 ここに私、関電の道路占用料改定に関する動向調査書という資料を持ってきたんです。この中に...全文を見る | ||
○内藤功君 ちょっと違うんです。 | ||
03月29日 | 第87回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第2号 議事録を見る | ○内藤功君 永野陸幕長が三月二十八日防衛懇話会での講演で、防衛計画の大綱の修正の方に頭を向ける必要があると、こう述べました発言は、陸幕長が事前に防衛庁と打ち合わせをしたり、あるいは事前に了承を求めた上での発言でございますか。 |
○内藤功君 防衛庁長官は、従前国会の答弁におきましては防衛計画大綱の修正の必要は認めないと、こう言ってこられたと思います。そうしますと、国会での長官の御答弁、政府の答弁としてははっきりその必要を否定していることを、制服のトップの地位にある陸幕長が国会の外の、しかも防衛関係産業のト...全文を見る | ||
○内藤功君 やや苦しい答弁のように拝聴いたしました。防衛計画の大綱というものを修正の方向に頭を向ける必要があると幕長は言う。長官はいままでどおりその必要はない、ただ情勢はよく監視をしておく必要があるんだと。明らかにこれは違うのでありまして、私はこの二人の答弁、一致しているところも...全文を見る | ||
○内藤功君 それだけですか。こういうのは、極東ソ連軍のD、これが改編されるというのはもう毎年のようにやっているわけです。言うなればソ連が建国以来、日本の旧陸軍もソ連の師団は一番これ重視しておったわけなんですね。ですからこんなことはもう毎年やっていることなんです。「個々の事象」です...全文を見る | ||
○内藤功君 非常に重大なことなんですね。ソ連の軍事力の増強、これは単に軍事力の、火砲の射程が延びたとか、戦車の性能がよくなったとかいうことではないんですね。ソ連のやはり戦略的な問題、さらにアメリカが——いまあなたはちょっと落とされたけど、新聞によるとアメリカの方向が中東指向してい...全文を見る | ||
○内藤功君 長官のお答えは一応わかりました。ただ、やっぱり残るのは永野陸幕長の発言と考え方ですね。 永野陸幕長の考え方は、幕長がここにいないから塩田官房長がかわって述べられましたが、かなり世界的な政策的な規模で考えて話しているようだ。ただ、先ほどから繰り返しているように、防衛...全文を見る | ||
○内藤功君 ところで、アメリカ軍との関係について一つ伺いますが、きょうは陸上でありますので陸上に限って言いますが、先日陸上自衛隊が米軍座間基地で行われた米軍の作戦図上研究に、図上演習に参加をしたという報道がされましたが、事実関係はどうですか。 | ||
○内藤功君 何名ぐらいですか。階級それから部署は。 | ||
○内藤功君 この予定戦場、対象地域はどこですか。日本列島の一部ですか、違いますか。 | ||
○内藤功君 その他の地域はどこですか。ヨーロッパですか、アジアですか、どこですか。 | ||
○内藤功君 ヨーロッパのどこですか。 | ||
○内藤功君 日本にいる部隊が、日本にいるアメリカ軍がNATO正面での戦争の図上演習を日本でやると、これは不思議なことですね。日本とNATO、確かに政治的に経済的に関係がある。しかしNATOで起きた戦場の訓練を日本にいる部隊がやる。ヨーロッパと言うけれども、これは日本に近い、ずばり...全文を見る | ||
○内藤功君 これは、いまぼくの言った三つに入っているという答えをしたらば大変なこれは問題になると思うんで、参事官が答えにくいのも無理はないかもしれないけれども、私はこれは違うと思います。NATO正面じゃないというふうに思います。 それじゃ、ヨーロッパの戦場での戦争を日本の陸幕...全文を見る | ||
○内藤功君 今後もこういうことが、いろんな区域を対象にしたものが行われる、そのときにはこういうことが行われるんだろうと思います。 それで今度は米側が、陸上自衛隊のCPXといいますか、図上演習に参加または見学するということもいま行われているわけですか。あるいはこれから行われるわ...全文を見る | ||
○内藤功君 これは、共同防衛のガイドラインの実施の中で恐らく問題になってくると思います。引き続きこれは追及をしたい。 さて、この問題の最後に私は一言申し上げておきたいんです。 私は、永野言明の動機というのは、最近のやはりアメリカの極東アジア戦略へのいわば追随的な対応だと思...全文を見る | ||
○内藤功君 テープでもいいから。 | ||
○内藤功君 では、残念ですが、次の問題がありますので、問題を進めます。 これは一九七七年九月二十七日の横浜でのファントム機墜落事故の問題、それに関連する航空事故の問題。はや事故より一年半たちました。警察並びに法務省来ておられると思いますが、まず法務省には、椎葉寅生さん、悦子さ...全文を見る | ||
○内藤功君 実務上の処理のお話を伺いました。 そこで、そうすると警察であります。警察にお伺いしたいのは、交通事故でも何でも、自動車事故でも何でも、その運転手をまず調べなきゃならないのに、この事件では不思議なことに、パイロット、整備士など米軍側の関係者から、いわば加害者の方から...全文を見る | ||
○内藤功君 質問に答えてないんですね。パイロット、整備士などの事情聴取、それからライナーの組み立て場所、日時、部隊、これはどうですか。 | ||
○内藤功君 ちょっと大きい声出して失礼ですがね、何年かかっているんです。これは足かけ三年ですよ、まる一年半。普通の交通事故の事件だって、お巡りさんすぐ来て巻尺でぱっとやりますよ。どういうことです、これは。回答書が米軍から来たんですか、来ないのですか。このお話もないんですが、この点...全文を見る | ||
○内藤功君 その回答の内容を言ってください。また、十分なものかどうかという点。 | ||
○内藤功君 再度やったということは、中身が捜査上不十分、不満足なものだったからですね。 | ||
○内藤功君 ということは、不満足だということであります。 外務省に伺いますが、園田外務大臣ここにはおられませんが、そういう答弁をしておられるのは御承知と思いますが、これは外交交渉をもってしても行うと。この後追いはどうなりましたですか。 | ||
○内藤功君 ファントム墜落事故に対する刑事責任は、いまの答弁のように決着がついていない。しかも非常なおくれであります。厳重にやはりアメリカ合衆国政府に対して協力を申し入れるべきである。アメリカ軍にも申し入れるべきである。 私は外務省と警察にお願いをしたい。あなた方の考え方を聞...全文を見る | ||
○内藤功君 警察はどうですか。 | ||
○内藤功君 これはもうやはり、言葉は悪いけれども責任のなすり合いのような感じがしますね。 ファントム墜落事故は日本国民に、さっき国民感情というお話があったが、非常に大きなショックを与えたわけですね。このファントム事故、私は四つの大きな問題があると思う。一つは、自衛隊のヘリが日...全文を見る | ||
○内藤功君 私がわざわざ四点にわたって指摘をした最も大きな問題については、何もやっていないということがこれではっきりしたわけです。私は、まずその一つだけ言いますが、住民の救出について、自衛隊の航空救難に関する訓令第二条によりますと、航空救難というのは自衛隊の航空機の乗員の救難だけ...全文を見る | ||
○内藤功君 それはわかっているんですが、やっているのかやっていないのかという質問ですから。 | ||
○内藤功君 訓令自体には手をつけてないということはもう明らかですね。 しかも、もう一つ言いますと、米軍機、自衛隊機の事故防止と災害対策の問題ですが、これは施設庁に伺いますが、三月五日に防衛施設庁は東京都福生市において、米軍横田基地、自衛隊立川基地、入間基地、そして関連の地方自...全文を見る | ||
○内藤功君 いまお話しの、米軍及び自衛隊基地周辺で米軍、自衛隊機の航空事故に関する救援活動での協定案なるものができておりますね。協定案、規則案というものを出しておるわけですが、問題はその内容であります。 まず、協定案の名称は、そちらからお出しになった資料を拝見しますと、「米軍...全文を見る | ||
○内藤功君 それではだめなんですね。やはり消防というものに正確な情報を与えなければね。私は、被害救出のまず第一歩は、消防への情報、さらに警察への情報、市町村、都道府県への情報だと思います。それは米軍が施設局に言うのはあたりまえでしょうが、それではもう後手後手だということを申し上げ...全文を見る | ||
○内藤功君 いいですか、ちゃんと覚えてくださいよ。消防として、必要にして最も合理的な対策として書いたものだろうと、こういうことですよ。 | ||
○内藤功君 そのとおりですね。ところが、防衛施設庁がさっき私が言った、三月五日に関係自治体機関の打合会で出しました分担表というのがあります。この分担表によりますと、連絡事務所設置の主務機関は自治省消防庁じゃなくて、自衛隊機が落ちた場合は自衛隊、米軍機の場合は施設庁になっておるわけ...全文を見る | ||
○内藤功君 時間が超過しましたので、最後に一つ。 この横浜のファントム事故の教訓は、さっきも私が言いましたように、大きく四つの教訓があると思うんです。 一つは、米軍機がいまこの日本の国民の上空を、爆弾——その中には原爆もあるかもしれぬです、爆弾を抱えて飛んでおります。本当...全文を見る | ||
○内藤功君 重ねて努力を要求いたします。 | ||
○内藤功君 そうなりますと話が違ってきたのでもう一遍ぼくは言わざるを得ないんですが、メモに基づく発言のできるだけ正確な内容を、今後の質問を正確に——きょうで終わったわけじゃないですよ、後まだやりますから。その質問を正確にするために出していただきたいんです。 | ||
○内藤功君 主査の方でもしかるべきお取り計らいを願います。 | ||
03月31日 | 第87回国会 参議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○内藤功君 共産党の内藤功でございます。 先日の井上証言では、外国に架空口座をつくるというようなことは、これは社長といえどもやってはならないことだと、こう言っておりました。あなたもそれと同じ考えですね。 |
○内藤功君 しかるにカリフォルニア・ファースト・バンクに架空口座ができておったと、このことを聞いたとき、あなたは社長として架空口座をなぜつくったかという理由を山村氏なり島田氏なりに正面から聞いていると思いますが、どういう答えが出てきたのか。 | ||
○内藤功君 そうすると、本人が否定した場合に、海外の支店関係者を調べるなどして、徹底的にこの口座をつくった理由を調べるということはなさらなかったということですね。 | ||
○内藤功君 社長として理由を確かめる必要がない、こう思われたんですか、そこまで詰める必要がないと思われたんですか。 | ||
○内藤功君 理由を調べる必要が十分あると思いながらそれをやらなかったということがこれではっきりした。 〔委員長退席、理事岩動道行君着席〕 それで次に、島田当時の取締役から事情を聴取したときのことですが、中近東あるいはインドネシア関係で工作資金などが要ったと、こういう説明...全文を見る | ||
○内藤功君 その報告は財経担当者から聞いておりますか。 | ||
○内藤功君 証憑書類も何にもない、それから本人の陳述だけである、そうしてこれを信用する、世にも不思議な私は話だと思うんです。 そこで、島田氏自身の着服、横領の疑惑というものは、あなたは社長として感ぜられたのかどうか、当時の社長としての判断です。 | ||
○内藤功君 まじめな男だと言われている人間が横領、着服するということは世の中でよくあることなんです。ですから、その場合には本人を厳しく追及し、裏づけの証拠も集めるということがこれだけの会社を預かる社長の責任なんです。不思議なことの連続であります。そうすると、そういう着服、横領でな...全文を見る | ||
○内藤功君 海部氏を呼んで話をしたのは一回ですか、二回以上ですか。 | ||
○内藤功君 海部氏は春だと言っておるし、ある新聞によりますと、五十一年の七月に海外出張中の海部氏に帰国を求めて監査役立ち会いで会ったと言っている。どちらですか。 | ||
○内藤功君 そうすると、こういう大事な日ですが、何月かもおわかりにならないということです。時間は何分間ぐらい話したのですか。 | ||
○内藤功君 そうすると詳しく、カリフォルニア・ファースト・バンクにこうで、名義はこうで、金額はこうでというような話はしなかったと、こういうことですか。 | ||
○内藤功君 海部氏から何か事実についての反問、あるいは海部氏からの反論はありましたか、ありませんか。 | ||
○内藤功君 言葉は、知りませんですが、態度、顔つきから見て、これは知っていると、理解をしているというふうには思いませんでしたか。 | ||
○内藤功君 参考までに。 | ||
○内藤功君 答えは、その結果海部氏がこういうふうにしたという報告はなかったとさっきお話がありましたが、あなたの方で、海部さん、あれはどうなったかということで報告を促したり答えを促したことはないんですね。 | ||
○内藤功君 海部氏は、あなたから聞いて電話で、同じ社内でしょうが、電話で一回島田氏にかけて、島田の方では自分の方でやるから、あなたの責任じゃない、こう言われて、それで終わったと、こう言っております。あなたはこの海部の言うことを信用いたしますか。 | ||
○内藤功君 どんな突っ込んだ話ですか。 | ||
○内藤功君 どうもその点、非常に含みのあるお話を聞きました。 残念ながら私の持ち時間の関係で次に移ります。政治献金のメリットですね、日商岩井として、社長としてどう考えておられましたか。 | ||
○内藤功君 会社です。 | ||
○内藤功君 営利会社が、株主もたくさんおりますね、十年間に何億というお金をメリットなしに使うということがあり得ますか。これは必ずメリットというものがなきゃならぬです。いまのはおかしいですよ。 | ||
○内藤功君 わかりました。 最後に一問。 | ||
○内藤功君 最後に一問。 それならば献金先の政治家を選択する基準は何ですか。また、この十年来私の調べたところでは、自治省届け出で一番金額の多いのが田中六助氏の後援会、東京六宏会ですか、これがずば抜けて金額が多いのですね、それはどういうわけか。資本主義経済を守るためと言いますが...全文を見る | ||
○内藤功君 六宏会。 | ||
○内藤功君 西川だれですか。 | ||
04月03日 | 第87回国会 参議院 予算委員会 第21号 議事録を見る | ○内藤功君 最初に法務省にお伺いをしたいと思います。 昨日の海部氏の逮捕によりまして、海部氏がいままで証言で述べておりました百五万ドルについて自分は関知せずという証言については偽証の疑いが客観的に明白になってきた、かように思いますが、法務省のお考えを伺いたい。 |
○内藤功君 偽証罪の告発状が提出をされますと、罪名の追加がなされて、偽証罪としても本格的に検察の取り調べが始められる、かようなことになりますか。 | ||
○内藤功君 海部逮捕は捜査の新たな段階、私は第三段階だと思うのです。新たな発展が当然あるべきものであります。たとえば、海部八郎は機械本部の管掌役員であります。航空機部でつくられた裏金がプールされて機械本部全体の活動資金、工作資金に使われた疑いもあります。機械本部全体の金の出につい...全文を見る | ||
○内藤功君 本命の航空機については、ボーイング747SR、E2Cはもとより、F15についても裏金が使用された疑いありと見てこれを調査する必要があると思いますが、いかがですか。 | ||
○内藤功君 四十七万ドルの使途不明金については、中東、インドネシア方面のプロジェクト獲得のためだと言われてまいりました。問題はE2Cのコンサルタント、中東淡水化プロジェクトのコンサルタントであったハリー・カーン氏へ流れた疑いが私はほぼ間違いないのではないか、非常に疑いが強いと思い...全文を見る | ||
○内藤功君 そこで、法務大臣に伺いたいのですが、捜査は海部逮捕で新しい段階に入ったと思うのです。海部の責任追及とともにいわゆる政界への関係、つながりというものを調べる段階に入っていると思います。法務大臣のこの段階での真相究明についての姿勢をお伺いしたい。 | ||
○内藤功君 次に、総理並びに国家公安委員長にお伺いしたい。 三月三十一日、明治公園で行われた三・三一青空政談演説会におきまして、わが党の宮本顕治委員長が演説中、布を巻きつけた両手で刃渡り十三・五センチの狩猟用ナイフを胸の高さに構えて宮本委員長に向かい突進してきた男がありました...全文を見る | ||
○内藤功君 三月三十一日付の殺人未遂罪の告発状が日本共産党から検事総長あてに出されておりますが、法務大臣の本件についての御見解を伺っておきたい。 | ||
○内藤功君 本件に対する警察の対応、捜査の進行の現段階についてお伺いしたいと思います。 | ||
○内藤功君 犯人の所属しておった大日本憂国同志会、この団体の目的、性格、いままでの行動についてはどのように把握していますか。 | ||
○内藤功君 国家公安委員長に伺いますが、本件は、いまのお話のように、背後関係、共謀関係の徹底的な捜査が必要でございます。このことについての国家公安委員長の姿勢をお伺いしたい。 | ||
○内藤功君 総理にもう一回伺いますが、先ほどの御答弁では、国家公安委員長の言うとおりであるという趣旨のお話でございました。総理、最近右翼の暴力行為は目に余るものがございます。本年三月だけでも、右翼による日本共産党への暴力事件を例にとりましても二十二件に上っております。この中には下...全文を見る | ||
○内藤功君 次に、軍人勅諭の問題についてお伺いをしたいと思います。 まず、いま問題になっておりますが、軍人勅諭とか教育勅語とかいうものがいまこうして問題になること自体がおかしいんですが、これを持ち出す人がいるので、われわれはこれを明らかにしておきたいと思う。軍人勅諭と教育勅語...全文を見る | ||
○内藤功君 法制局長官、昭和二十三年六月二十日の国会両院の決議というのがありますが、この国会両院の決議は、日本国憲法によって軍人勅諭等が効力を失ったということを国権の最高機関が確認をした、こういう性格のものと理解してよろしいですか。 | ||
○内藤功君 いま総理はお聞きになりまして、法制局長官が説明された法理はそのとおりと確認されますか。 | ||
○内藤功君 たびたび申しわけありません、総理、いま指摘された、国権の最高機関である昭和二十三年六月の両院の決議は尊重されますか。 | ||
○内藤功君 法制局長官、主権在君の理念に立っているから主権在民の日本国憲法に反すると、そのとおりだと思いますが、軍人勅諭の文言の中のたとえばどういうところが主権在君の思想であり、主権在民の憲法に反していると考えられるか、二、三指摘をしていただきたい。 | ||
○内藤功君 法制局長官、この衆議院の決議には、軍人勅諭などは「神話的国体観に基いている」と、こういうことが提案の案文の中に明示されておりますが、大変明快にいまお答えいただいたんで、もう一回、軍人勅諭の中の「神話的国体観に基いている」という部分はたとえばどんなところでございますか。 | ||
○内藤功君 法制局長官、引き続いてお伺いいたします。 憲法の主権在民の原理に相反するということを言われました。憲法の前文の第一段、あるいは前段と申しますか、その最後に、「われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」という文言がありますが、これが日本憲法の主権在...全文を見る | ||
○内藤功君 大分法律論で御見解を煩わしましたが、そこで、軍人勅諭には五カ条と言われるものがあるんですが、この第一番目の「忠節」というもの、これは天皇に対する忠節として、そのほかのもう解釈の余地はなく実践され、また教育をされてきたと思うのですが、この点は、法制局長官、どのようにお考...全文を見る | ||
○内藤功君 これは、忠節という言葉自体が、たとえばロイアルティーというような意味ではなくて、臣下の天皇に対する忠節という意味にこれは理解をされておったし、また実践されておったと思うのです。園田外務大臣、いかがですか。忠節は天皇に対するものだ、これはもう当然おわかりになっていると思...全文を見る | ||
○内藤功君 あと閣僚にお聞きしたいのですが、むだな時間を使ってもいけません。 これはまず言葉からいきますと、忠節あるいは忠義というのは、中国語からも来ておって、臣下が君主に対する忠節をささげるということにどんな辞典でも書いてあります。 私は、ここに、昭和七年に陸軍の偕行社...全文を見る | ||
○内藤功君 こういうものはもう排除すべきだということが衆議院の決議ではっきりしておるのであります。 そこで、いま園田外務大臣も含めて答弁がありましたように、軍人勅諭に言う忠節というのは、これは天皇に対する忠節だと。こういうような軍人勅諭に言う忠節というようなものをいまの自衛隊...全文を見る | ||
○内藤功君 間接的に答えたのかもしれませんが、防衛庁長官、こういう軍人勅諭にあるような忠節を自衛隊の中に持ち込むことは、これは絶対に許されないということですね、いまの御答弁は。それを確認したい。 | ||
○内藤功君 ですから、軍人勅諭の忠節というものはいまの自衛隊の中に持ち込むことは許されない、そうなんですね。 | ||
○内藤功君 全然答弁になっていない。軍人勅諭で言う忠節は自衛隊の中に持ち込まないということを確認できるかどうかという問題ですよ。そこはもう当然の答えじゃないですか。 | ||
○内藤功君 石田和外氏のこの祝辞、これはかしこくも明治天皇のお諭しの中の忠節と、こう言っているんですよ。ですから、石田和外氏は、まさに明治天皇のお諭しの忠節、軍人勅諭の忠節を自衛隊の中に持ち込んできたわけです。そうでしょう。こういうことが許されるかと言うんです。石田和外氏に限らず...全文を見る | ||
○内藤功君 軍人勅諭は失効しておる、しかもさっきの法制局長官の答弁のように、これを排除するということなんですね、否定する。ところが、忠節というのは、単なるたとえばロイアルティーというような概念じゃないんですね。明治十五年以来言われてきた天皇に対する忠節なんです。それを自衛隊の中へ...全文を見る | ||
○内藤功君 小銃一丁自体が天皇陛下からいただいたものだと。海軍では軍艦そのものが陛下の船だと。兵器すべてが陛下からいただいたものだと。兵隊の給与は大元帥陛下からいただいたものだと。そして、捕虜を縛りつけてそれを虐殺する、一つの標的にする、これも天皇の名において行われた。三百十万人...全文を見る | ||
○内藤功君 防衛庁長官、先日の石田和外氏——名前をちょっと言い間違えました。私らは和外と呼んでおったものですから出ましたが、ちょうど私が内藤功と呼ばれるようなものでございます。石田和外氏の祝辞を印刷して、先日の卒業した候補生や在校生やその他隊員に配付してはいませんか。 | ||
○内藤功君 おらないですか。はっきりしていますか。 | ||
○内藤功君 おりませんね。 そこで、最後に、総理、先ほど指摘しました両院の教育勅語、軍人勅諭についての決議を、今後その趣旨を一層徹底して、あの決議にあるように、軍人勅諭を道徳の指導原理的なものとして是認肯定しない、これを排除するというこの両院の決議に基づく姿勢を貫くということ...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に、先ごろの原発事故の問題に関連をして二、三お伺いしておきたいと思います。 まず、これは科学技術庁。わが国では、数の上では世界第二の商業原子炉を持つ国であり、しかも平地面積当たりの原発立地密度は、アメリカに比べて何と十四・六倍、世界一の高濃密立地国であります。...全文を見る | ||
○内藤功君 いまのお話でありますが、私は、今日の防災計画の実態は、ほとんど例外なしに単なる机上のプランになっているのではないかと考えるのでありますが、科学技術庁、通産省はこの防災計画の実態をどこまで把握されておりますか。 | ||
○内藤功君 私、ここに持ってきましたのは原子炉を八基抱えている福井県の「放射性物質の大量放出による災害に関する予防計画」という文書であります。これを見ますと、特に最後の別表を見てみますと、この計画は四十七年一月にいまから七年前につくられたものでそのままである。この計画以後に稼働し...全文を見る | ||
○内藤功君 私がさっき聞いたのは、そういう実態を把握しておるかと。一番大事なところを把握しておらないのであります。私が述べたのはほんの一例にすぎません。 最後に、総理、きょう閣議で御指示があったやに先ほど通産大臣がお話ししておられましたが、一体いま指摘したような事実がある、こ...全文を見る | ||
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十四年度政府予算三葉に対し反対の討論を行います。 反対理由の第一は、国際的にも国内的にも破綻した福田前内閣の大企業本位の景気対策を継続し、国民生活に多くの犠牲を負わせつつ、わが国の経済と財政の危機を一層深めていることであります。 ...全文を見る | ||
04月24日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第4号 議事録を見る | ○内藤功君 観光行政の運用について、ひとつ実態に関連をしてお伺いしたいと思うんです。 実は、運輸省にも調査を要求しておきましたが、大手の会社の一つである株式会社日本旅行が昨年の十二月三十日から一月六日までの予定で企画をし実施した、いわゆる主催旅行、アテネとエーゲ海八日間、とい...全文を見る |
○内藤功君 そこで、いま一般的なお話があったんですけれども、私何人かのこれに参加した方からお話を聞きまして、ここにまあこの主催旅行の案内パンフを一つ持っておるんですが、これによりますと七泊八日の日程でありまして、「寒い日本を抜けだし、エーゲ海で太陽と戯れる、」と。表題も「アテネと...全文を見る | ||
○内藤功君 それはよく調査をしていただいて、誤りなきを期していただきたいと思うんですが、さらにこの日程をよく検討してみますと、出発の六日前に渡った日程表をずっと見てみますと、イラク航空という会社を使っているんですね。イラクです。これは大体飛行機のダイヤ、まあ帰ってくる便ですが、週...全文を見る | ||
○内藤功君 旅行業者がパンフや新聞広告などで旅行者を募集するに当たっては、たしか大臣官房観光部業務課からの通達があって、海外旅行集客用パンフレット並びに新聞チラシ等による広告作成のための記載事項基準についてという通達が出ておりますね。それでこの内容を拝見しますと、こういう基準は基...全文を見る | ||
○内藤功君 そうなるとますますおかしいんですね。よく調べてください。調査不十分。二十四万二千円でロードス島が入っているのが一つと、二十四万二千円でロードス島が入ってないのが一つと、それからあんたの言った十八万八千円というのが一つと、もう一つ私の聞いたのは十九万二千円というのがある...全文を見る | ||
○内藤功君 その点は深い調査をして調べてもらいたい。こういう料金表示は、今度は法令に照らすと、旅行業法の十二条の条文があって、「一般旅行業者又は国内旅行業者は、旅行業務の取扱いの料金を定め、その実施前に運輸大臣に届け出なければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。」...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に大臣に伺いますが、お聞きのとおりのようなことでしてね、たまたまこの日本旅行だけじゃなくて、ほかにも類似のケースはあり得ると思うんですよ。それでこの中にはこの三十五名旅行者がいた中には新婚旅行の方が二組ぐらいおられる。その人たちは楽しみにしておったのだけれども、す...全文を見る | ||
04月26日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第5号 議事録を見る | ○内藤功君 今回の法改正の眼目の一つは、公団による債務保証基金として二億円を予算化した、このことでありますが、まず確認的に伺っておきたいんですが、この二億円はもっぱら債務保証業務のためのみの資金と、かように理解してよろしいわけですね。これは確認をしておきたい。 |
○内藤功君 公団の亀山理事長に伺いたいんです。 過日の衆議院での答弁でも、公団の財政状況につきまして、昭和五十年、五十一年、五十二年度とも実質的な赤字続きであったと、五十三年度は一億二千六百万円程度の赤字が見込まれる旨の答弁、説明をしておられますが、簡潔で結構ですが、その赤字...全文を見る | ||
○内藤功君 いまの質問で、今後の赤字克服の対策というのを聞いたんですけれども。 | ||
○内藤功君 局長に伺いますが、昨年の夏の概算要求の段階では、出資額として十億円を要求しておったんですが、この十億円の性格としては——これももう一つ確認をしておきますが、債務保証の基金ということで、省内の意見は統一して出したと、かように衆議院の委員会では説明しておると思いますが、こ...全文を見る | ||
○内藤功君 ところで、業界誌で「海運」という雑誌があるのですが、「海運」という雑誌の去年の十一月号、これに、いま参考人に出ておられる亀山理事長がインタビューに答えている記事があるのですね。この中にこう書いてあるのです。ちょっと大事なところだから要点を読んでみると、「公団の資金ソー...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、この間衆議院で言ったのをもう少し詳しく、ある程度考えていた省内のいろんな意見も含めていま言ったと思うんですが、債務保証制度が順調にいっているときは、これはもう債務保証の目的のみに使うんだけれども、状態がもし違うような状態、つまり、債務保証制度に全部使わない...全文を見る | ||
○内藤功君 果実——利息のことだね。 | ||
○内藤功君 ちょっと局長と次長の言うのは違うように思うんですね。局長の言うのは、その十億円なら十億円、これは十億円が入ってきて、それを果実、つまり利子ですね、その利子で、たとえば七分でもって七千万ですか。そういうものを一般の管理費やなんかに入れていくという意味で言ったんじゃなくて...全文を見る | ||
○内藤功君 まあ、つもりと思っても、言葉に出てこなければこれは違うんですから。 そうすると、理事長どうですか。座談会ですか、対談でのあなたの考え方、これはあなたに聞くまでもない、これに書いてあるんだからね。何か言うことありますか。 | ||
○内藤功君 いやいや、いまさっきの政府側の答弁、局長、次長の答弁と同じならいいですよ。違うことを言うんならということで聞いたのですから、いいですよ、そういうことは。 | ||
○内藤功君 それからもう一つ、局長に聞いておきたいんですが、これも私は衆議院の運輸の議事録をずうっと読みまして、ちょっとお伺いしておきたいんですが、最初は、この債務保証の限度ですね、十億円、政府から出資を受けた場合に、その十倍程度、大体百億円程度の債務保証をやるということを言って...全文を見る | ||
○内藤功君 財政当局との折衝でいろいろ苦労のあることは、これはぼくらもわかりますけれども、筋道というものはやっぱり通しておかなくちゃいけませんね。この二十倍というのは、どういうところで根拠を出されるんですか。それだけちょっと伺っておきます。 | ||
○内藤功君 いずれにしても、予算の概算要求のときの基本的な考え方、論理というものと、それから二億円が決まったときの論理というものが著しく違っておるわけですね。非常に違っている。これは財政当局とのいろんな折衝上の便宜だと言えば、まあ正直と言えば正直だけれども、筋道としては非常に通ら...全文を見る | ||
○内藤功君 私は大臣がいろいろ局長の答弁を合理的に理解をしようということでの御答弁だと思いますけれども、やはり国の財政の中から出資をするということにかかわるわけですから、答弁などもひとつ厳密にやってもらわないと困ると思う。それから、物の考え方なんかについてもきちんとやはり筋道立て...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に一問。 これは先ほど同僚委員も質問されました点ですが、この公団基金の活用の問題は大手の造船も関心を持っているというふうにわれわれ理解しております。しかし、造船不況対策から見れば、公団基金の活用による場合に、中小の造船所への発注によって、文字どおり、これが昨年...全文を見る | ||
05月08日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第6号 議事録を見る | ○内藤功君 村上参考人にまずお伺いをします。 いわゆる高度合理化船あるいはまあ超合理化船と言われておりますものがどういうふうなものになるか、いろいろと議論がありますが、二十六人の人間を十八人で運用するということが言われておる。現在のまあ雇用不安が増大をしておるという中で、また...全文を見る |
○内藤功君 いまの村上さんのお答えの中で、中高年の問題にお答えがまだ出ていないように思うんですが、さっきのお答えの中に含まれているという御趣旨なら私はそれでよろしいんですが、特にございましたら再度伺いたい。 | ||
05月09日 | 第87回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第5号 議事録を見る | ○内藤功君 国鉄の安全の中心というべき車両の安全問題に関連をしまして、車両の購入問題の具体的な例を挙げて御質問したいと思います。 まず、国鉄の資材購入の中に占める車両の購入費について、昭和五十二年度の実績の金額及び全体に占めるパーセンテージはどんなふうになっておりますか。 |
○内藤功君 車両は国鉄の資材の中でも最大の買い物であります。そこで、昨年十月のダイヤ改正で国鉄から姿を消しましたディーゼル機関車のDD五四、この問題についてお尋ねしたいんですが、このDD五四のメーカー、それから年度別の導入台数、配置個所、それから一両当たりの購入価格はどのくらいで...全文を見る | ||
○内藤功君 ちょっと、経過はいいんですがね、経過は簡単でいいですから、メーカーとか導入台数とか、数点端的に答えてください。 | ||
○内藤功君 その四十両すべてが去年までに廃棄処分になったんですが、年度別に何両ずつ廃棄されたかを、長い説明要りませんから、その点を答えてください。 | ||
○内藤功君 ディーゼル機関単の法定耐用年数は何年ですか。 | ||
○内藤功君 この四十両すべてが耐用年数に満たないで廃棄処分になったわけですが、このDD五四について四十両のうち一番長く使ったのは何年何カ月か。それからついでに聞きますが、一番短いのは何年何カ月で廃車になったか、廃棄にされたか。平均で何年何カ月か、これを養えてください。 | ||
○内藤功君 非常に短いですね、十八年の耐用年数に比べて。長くて十年ですね。 どうですか、国鉄で導入した車両のすべてが、しかも四十両というような車両のすべてが耐用年数に満たないで、みんな耐用年数に満たないで廃棄されてしまったという実例はほかにないでしょう。 | ||
○内藤功君 いや、そういう例があるかないかです。 | ||
○内藤功君 私は三月の下旬に、調べるために福知山機関区に行ってきたんです。そうしましたら、一両だけDD五四が福知山機関区の放射十一番線上に、これは廃車決定は内部的にされているそうでありますが、存在しておりました。これは昭和四十六年製作のものですから三三号機、まだ八年しかたっていな...全文を見る | ||
○内藤功君 いや、非常に新しい車体だというふうに感じませんか。 | ||
○内藤功君 このDD五四の車両の故障件数がまた問題であります。昭和四十一年に導入しましたが、四十一年、二年、三年と、この初期の三年間で、走行キロ百万キロ当たりの事故件数、これはどうなっておりますか。 | ||
○内藤功君 その後一たん減ったんですが、また四十七年、八年、九年、五十年、五十一年と、こうふえてきているんです。これも後で質問し出す。そうしてしかも、四十九年、五十年、五十一年あたりでは平均の約十倍、百万キロ当たりの事故件数が十倍という多発を示しておるんですね。 そこで、次に...全文を見る | ||
○内藤功君 そうして、その欠陥があって、それも克服されないままに四十四年以降、四十六年までにあと三十二両が導入をされたと、そうして四十両になった、こういう経過であります。その結果、全部耐用年数に満たないままで昨年までに廃棄処分ということになったわけです。これは欠陥が多過ぎるという...全文を見る | ||
○内藤功君 私の方はいろいろ国鉄の技術関係の方の書かれたものなども調べてみました。おわかりと思いますが、たとえば上西尾源太郎という人がおります。これは本社運転局車務課にいた技術関係の方ですな。この人が一九七七年五月のある雑誌――「鉄道ファン」という雑誌です。これにこう書いているん...全文を見る | ||
○内藤功君 結局、あなたの答弁、それからこのお二人の論述を私は総合して細かい技術論をここでやる余裕はありませんし、またその場でもないと思いますから、大きく見た場合に、これはエンジン、変速機などの車両としては一番大事な中心部分、その欠陥だと、そしてその欠陥が耐用年数十八年持ち切れな...全文を見る | ||
○内藤功君 早く完全なものに仕上げる努力は努力として、しかし完全なものにならなかったわけなんです。そうすると、三菱重工は、メーカーの方は、最初からこれは十年でおしまいになっちゃいますよ、これは四年九カ月で中には廃棄になるのがあるかもしれませんよというようなことは言ってないはずだ。...全文を見る | ||
○内藤功君 その内部検討もしなかったと、こういうことですか。損害賠償要求をするかどうかの内部検討もしなかったということですか。 〔理事安恒良一君退席、委員長着席〕 | ||
○内藤功君 これは全然損害賠償要求をしないという理由にはならないと思います。DD九一がどうであろうと、それはDD五四の前の車でありまして、DD九一はたった一両でしょう、これは。そしてしかも、これは試運転中にも何かシリンダーが割れるという事故を起こした、そういういわくつきのものでし...全文を見る | ||
○内藤功君 DD五一の方の損害賠償はやらないと。まあよけいなことを言うようですが、労働者が国鉄の施設の中にビラを張ったとかいうとき、それからストライキやったときにはこれは損害賠償の訴訟を最近非常におやりになっております。これと比較するのはどうかという意見もありましょうけれども、そ...全文を見る | ||
○内藤功君 いま検査院の答弁の中で、導入の経緯についても鋭意検討をしている、それも含めて検討をしているというお話があったんです。 そこで私も、これは昭和四十一年当時、どんな理由でこのように短期間にその後廃棄処分せざるを得なくなったこのDD五四という車種を、しかもいろいろさっき...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、前にDD五〇のとき、ズルツァそれからMAN――ズルツァというのはスイスですね。MANは西ドイツですね。そういう経験があるから大丈夫だろうと思ってやったと、こういうことなんです。私はまず結論から言うと、ドイツとかスイスとか三菱とかいう名前、ある意味において虚...全文を見る | ||
○内藤功君 ところが、この導入したのは四十年十月、私の持っているのは「交通技術」四十年八月号、その当時の雑誌ですが、ここで国鉄の当時の臨時車両設計事務所におった玉置光夫という人、この人は五十年に退職されて、大宮工場長をやられて退職されて、現在ある会社の工場長をやっている人ですがね...全文を見る | ||
○内藤功君 いまの答弁でもこの玉置氏の危惧は消えないと思いますね。同じく「交通技術」の中には、この土岐実光というこれは当時国鉄の臨時車両設計事務所におって、現在は東急車両におられる方のようですが、この方はこう言っておるんです。外国との技術提携イコール優秀ということにはなり得ないと...全文を見る | ||
○内藤功君 私は国鉄の部内にはすぐれた技術者さんがいっぱいいるんですが、こういった技術者の意見を十分に聞かないで、技術上の十分な検討をなさないで非常に急いで昭和四十年時点に導入をしたということはもうはっきりしていると思うのですよ。それから結果としても、この耐用年数半分という、はる...全文を見る | ||
○内藤功君 ところが、私は、これ三菱重工の「三菱重工技報」という一九六六年第五号の雑誌でありますが、この重工の方では、国鉄と当社間で量産型として製作したものだと、その名称はDD五四型液体式ディーゼル機関車だと、こう言っているんですね、量産型だと。私は、ですからこういった点について...全文を見る | ||
○内藤功君 その人はどういう経歴の人ですか。どこの会社の社長ですか。 | ||
○内藤功君 これじゃDD五四が欠陥だとわかってもメスが入れられないのは当然だと思いますよ。この間から監査委員会に労働組合を入れるとかいうような御提案もあって、これについては私きょうは論及しないが、徹底的にこの監査委員会を民主化する必要があります。特に国鉄と大きな額の取引のある、密...全文を見る | ||
○内藤功君 こういう点も考えて労働組合、利用者の代表を入れることは当然でありますけれども、さらにこういうことも目を光らせなきゃいかぬと思うんです。時間がそろそろありませんので……。この問題だけじゃないんですね。ちょっと横にそれて恐縮ですが、私は昨年の運輸委員会、予算委員会その他で...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に、すでに昨日運賃の値上げの答申が出て、これを大臣の方は二十日からいよいよ実行しようという段階に来ているんですね。平均八・八%、大変なこれは値上がりです。私がもう詳しく言うまでもない。一方でこういう国民に対して値上げを要求している。一昨年のあの運賃法改正――運賃の...全文を見る | ||
○内藤功君 それじゃだめなんですよ。前向きにやるように前段で言っているけれども、後段の答弁じゃだめなんです。それじゃ、結局われわれが運賃値上げ自由化法のときに、総裁と大臣の判こ一つで――まあ判こ二つで自由になっちゃうよと言ったとおりなんです。もう国会でもって、運賃法の審議で、おか...全文を見る | ||
○内藤功君 まあ、さっき他の委員から御指摘の笹川氏の問題などを、全日空の社長問題などをあるいは言っているのかもしれない。それとこれは違いますよ。ほかの問題でどんないい姿勢とったって、この一番国民生活に響く問題、物価値上げの引き金になるという問題、これで、お話は承りました、それと値...全文を見る | ||
○内藤功君 これは非常に国民としては切実な問題なんです。一年間に四回値上がりしているんですね。そうして学生でも、私の知っている学生で山梨県の都留から通学しているのがいますよ。三カ月でいま三万四千円ですってね、定期券が。それは大変なものです。それでもやっぱり通学しているんですね。こ...全文を見る | ||
○内藤功君 時間が来たので、私はこの問題の調査、国鉄としていつごろまでにどういう方法でやるか、この点を最後にお聞きしておきたい。――国鉄のいまの問題の調査を運輸大臣としてはどういう姿勢で、いつごろまでにおやりになるつもりか。 | ||
○内藤功君 そのことを私は強く要求をしておきたいと思うんです。 大体ね、これをやはりはっきりさせない限りはおれは判こを押さぬぞと、このくらいの政治姿勢がなきゃいかぬと、私は最後にこれだけひとつ申し上げておきます。 | ||
05月24日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第7号 議事録を見る | ○内藤功君 運輸省は、四月の四日に五十四年度以降三年間の計画造船建造要領を作成をして、船主協会など関係先にこれを通達しました。この中でも明らかにされておりますが、今回の法改正によって進められるであろう計画造船の対象になる船舶は、「国際競争力のある船舶」、「合理化の促進」について「...全文を見る |
○内藤功君 この建造要領の第二項、「対象事業者」のところで、「激しい国際競争に対処することができる者とする。」、これは具体的に何を意味するのか、御説明願いたいと思います。 | ||
○内藤功君 いま私の聞いたのにまともなまだお答えになっていませんが、「激しい国際競争に対処することができる者とする。」、これはどういうことを意味するのですか、第二項です。 | ||
○内藤功君 これは「対象事業者」というのは、「者」という字を書いてありますが、これは船と読むのですか。その「者」というのを聞いているんです。 | ||
○内藤功君 それは結局のところ、船員合理化計画とか、それから国際競争力強化計画というような、合理化の三カ年計画の提示を海運会社に義務づけるということに結果的にはなるんじゃないんですか。 | ||
○内藤功君 それは結局、こういうふうに計画をしていくという計画の提示を義務づけるということになりませんか、とお聞きしている。 | ||
○内藤功君 船主協会の会長の永井氏は、参考人で出てこられて、こういうふうに述べておるんですね。今後、超合理化船を開発してやっていかなければならないので、予備員がふえてもこの超合理化船の建造は必要であろう。予備員がふえても必要である。すなわち、今回の計画造船による超合理化船の建造で...全文を見る | ||
○内藤功君 ちょっともう一回言ってください。 | ||
○内藤功君 三年間にすると約七百億円弱という金額になりますが、こういう利子補給がなされるわけであります。それでどういう結果になるかというと、結局のところは、先ほど永井会長の意見を引用しましたが、雇用不安にいまもひどく悩んでおる日本人船員の職域を一層狭めるということになるわけであり...全文を見る | ||
○内藤功君 もう少し具体的に御説明できませんか。 | ||
○内藤功君 私の要求した具体的にというところまで言っていない。はなはだ抽象的な感じであります。これは答えられないだろうと思うんですね。つまり、そういう設備面の改良をやるというのではなくて、人の面——人の数、人の配置、仕事というむしろ人的な面からの合理化に今度のねらいがあると私は見...全文を見る | ||
○内藤功君 局長ね、もっとずばりと言いますと、設備増強ということについてはもう見るべきものは見当たらないんですよ。結局、今度の高度合理化船というのは、就労体制の変更、つまり乗り組み定員の削減に唯一最大の眼目があると、かように言い切っていいんじゃないですか。そういうこととして見てお...全文を見る | ||
○内藤功君 大体わかりました。 そこで、ここで余り時間を食う必要もないから先へ行きますが、そういうことだとすると、次に伺いたいのは、船員制度近代化委員会ですか、が四月の十二日に発足している。これまでの船員の就労体制の見直しを目的に実船で実験を行うことを決めて、聞くところによる...全文を見る | ||
○内藤功君 いろいろ言われましたけどね、話は具体的にしないと質疑回答にならぬですよ。 そこでね、実験項目、それから実験内容、実験の対象者というものについての資料を私に出していただけませんか。持っているでしょう。持っているんですか、持っていないんですか。 | ||
○内藤功君 実験項目と実験内容についてはどうなんですか。 それから、この法案は理事会の決めによればきょう議了するという前提での質問ですからね、あしたとかあさってとかじゃ困るんです。これ、非常に大事なんです。大体そういう項目とか内応とか実験対象者を局長は承知しているんでしょう。...全文を見る | ||
○内藤功君 ちょっと途中で失礼ですが、説明はいいんです。資料の提出を私は求めているんですよ。資料を出してもらえませんかというんです。資料というのは文書ですよ。そういう調査、実験の項目、内容、実験の対象者、そういう文書あるでしょう。恐らくなきゃならぬと思うんですね。きょうぼくが要求...全文を見る | ||
○内藤功君 役所にはあるんですか。 | ||
○内藤功君 それを出してくださいよ。 | ||
○内藤功君 それじゃ先に。 | ||
○内藤功君 まだ抽象的だと思うんですね。たとえばさっき私が引用した「ゆうせん」の五月号もう一遍見ますと、いろいろ書いてあるんですけれども、三原常務はさらにこう言っているんです。 「第一次実験では在来Mゼロ船で縦・横・斜め」、もう一つ斜めというのがあるんです。そうでしょう、あな...全文を見る | ||
○内藤功君 そこで各船のいま二つの船が始めた実験というのは、実船によるもの、これは私は素人ですから確かめておきますが、実際にたとえばコンテナ船は荷物を積んで航海をする、それからタンカーは油を載っけて航海する、こういう船には実験をさせる、こういうことですね、そうですね。 | ||
○内藤功君 船のそれぞれについての基礎実験の項目と内容と対象者、これは近代化委員会の資料が役所にあるということをさっき認められましたが、私ここに、各船基礎実験実験項目一覧表というのを持っているんです。秘密でも何でもないんです。これ、ちょっと局長ここへ来て見てください。こういうもの...全文を見る | ||
○内藤功君 そういうものを出さなくちゃいけませんよ。私ははっきり政府委員に対して、もう三日ぐらい前からそういうこともあるんじゃないかと思って、実験項目、実験内容、実験対象者を含んでそれで資料を出せと言ったのに、そこを出さないで、前のどこを通って何日間というところだけ出している。 ...全文を見る | ||
○内藤功君 要求していたんですよ。至急に出さしてください。 | ||
○内藤功君 そこで私はよけいな時間をかけざるを得ないんですが、まことに遺憾なことなんですね。この時間だけずいぶん省けるのですが。 そこで、なお私はいまの表のほかに各社の出した近代化委員会の実験計画書もここに持っているんです。秘密でも何でもない。秘密の表示も何もない。これによる...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、具体的にこの実験計画書が出てきたときに、局長の方としてはどういうふうな指示、注意あるいはチェックをしたのか、あるいは計画書のうち、ここがこう削られたあろいはこうつけ加えさしたというところはどこですか。 | ||
○内藤功君 ちょっと局長、ここへ来てこれを見てください。確認だけしておきたいんですが。(資料を示す) このほかにも機関室の入出港スタンバイ作業、これに甲板部員Fですね、甲板部員A、B、C、D、E、Fの最後の六人目のFを担当させるとか、機関室、航海当直作業、機関部員作業に甲板部...全文を見る | ||
○内藤功君 船員法の六条によると、労働基準法の一条から十一条までは船員の労働関係にもこれを適用するものとすると、たしかそういう条文があって、この一条二項では、労働条件の基準で決められたものは、法で決められたものはこれを守らなくちゃいかぬし、その法の基準を理由に切り下げちゃならぬ—...全文を見る | ||
○内藤功君 これはあなたの方で調べていただきたいんですが、この中に、国際的にはむしろそういう船舶定員を減らすという方向ではなくて、むしろこういう覚書の八項にはこう書いてあるんですね。「最低定員要件は、我慢できる最も少い数という意味ではなく、むしろ船舶、乗組員と乗客、財産ならびに環...全文を見る | ||
○内藤功君 法律に基づく行政ということが大事だということで私は言っているわけです。だから、いまの法律がある以上は、法律の原則はもとより、法律の規定を守ってやるのが行政なんです。海運行政だって運輸行政だってみんなそうなんです。そのことは局長も認めているんです。それはわかるでしょう。...全文を見る | ||
○内藤功君 私の質問に端的に答えてください。 そうすると、今度の第一次、第二次の実験船の結果、法律改正、これはもう当然だ、法律改正をするための実験だと、こういうお考えですか。そういうお考えで言っているようにとれるんです。 | ||
○内藤功君 いやいや、当該の問題じゃない、大臣の考えです。いま局長に対する質問は要らないんだ。あなたの考え方を聞きたい。いや、大臣の考え方ですよ。あなたがそこまで言うならば、これはもう実験船の結果、法律の改正が必要だと、こう言ってくださいよ。言うならここのところははっきり言ってく...全文を見る | ||
○内藤功君 一言だけ……。 質的な向上じゃないんだよね。甲板部と機関部をごっちゃにしちゃうんですからね、これは質的向上の問題ではないんですよ。 | ||
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、外航船舶建造融資利子補給臨時措置法案に対し、反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、本法案による利子補給の復活によって国際競争力の強化を旗印に、超合理化船の建造など、本法案をてこに、日本人船員の雇用不安、労働強化を一層促進させること...全文を見る | ||
05月30日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会国鉄問題に関する小委員会 第1号 議事録を見る | ○内藤功君 きょうは国鉄小委員会の実質的な審議の日としては最初の日であると思うのです。一昨年、昭和五十二年、一九七七年の秋の臨時国会に運賃法定制緩知法案が出されたとき、私は、この法案は国会の長年保有をしてきた審議権というものを奪い去るものだ。それから二番目には、戦後約三十年にわた...全文を見る |
○内藤功君 この調査小委員会はそう頻繁に開かれる委員会ではありませんから、できるだけここで答えていただきたいと思うのです。 まず、聞くところによると、特急、急行の停車駅間の運賃に限って実施を考えているというふうに伝えられますが、そういう方向なのかどうか。これはそれに限らないで...全文を見る | ||
○内藤功君 きめの細かい対策として準備をしている、ならばいま私の言った特急停車駅、急行停車駅というようなことにこだわらないで、ひとつ十分な検討をしてもらいたいと思います。特にこれは公正妥当というのが運賃法の一条にも定められておる原則であります。これをやっぱりしっかりわきまえてすべ...全文を見る | ||
○内藤功君 いま監査委員会の話が出たんですが、私がそのとき指摘したように、当時導入したときの監査委員長はメーカーの前の社長だったんです。欠陥車両をつくったメーカーの前社長、現相談役が監査委員長なんだから、これはもう世間から見て徹底究明がやれるわけがないですね、やれるわけがない。で...全文を見る | ||
○内藤功君 政務次官に伺いますが、お聞きになっていると思いますが、この問題で大臣は、メーカーの役員が監査委員長になっている、特にメーカーの役員でその問題の車両がつくられたその会社の代表が監査委員長になっているというふうなことは好ましいことじゃないという答弁をしておるわけですよ。そ...全文を見る | ||
○内藤功君 再びこういうようなことがあってはならぬということで、その欠格事由そのものに当たらなくても、それに近いものだってあるわけですから、これは人選においてはやはり厳正を期してもらわなければ困るんですね。このままでいい、法律で規定があるからいいということには私はならぬと思うんで...全文を見る | ||
○内藤功君 それから、さらにその問題について、これも先日聞いたんですが、総裁に伺います。 エンジン変速機のメーカーである三菱重工の方に対して、国鉄として損害賠償の請求をされるお考えがないかどうかという問題です。これはいわば国鉄はユーザーであって三菱重工はメーカーなんです。メー...全文を見る | ||
○内藤功君 これは細かい議論はきょうは避けますが、故意過失のいわゆる不法行為責任を問えということを言っているんじゃない、いわゆる民法なり商法なりにいう瑕疵担保の責任ですね、これを問うわけですから、故意とか過失とかいう主観的な要素の問題ではないんです。そういう取引上の責任を問うとい...全文を見る | ||
○内藤功君 では次に、これはいわゆる国鉄の財政破綻の問題、同僚議員からもいろいろ質疑がなされました。私はいわゆる国鉄の借金政策の問題についてお伺いしたいと思います。 国鉄の財政破綻の大きな要因が、これまで取り続けてきた借金依存の政策にあるということは今日非常に数字的にもはっき...全文を見る | ||
○内藤功君 このために支払われた利子の数字を見ますと、私の調べたところ、国鉄からの数字なども聞きまして調べたところでは、五十一年度が三千百六十億円、五十二度年が四千十九億円、五十三年度が四千八百二十九億円、五十四年度が五千五百七十億円というふうに急激に増加をしておりまして、これを...全文を見る | ||
○内藤功君 こういうふうにいままで取り続けてきた借金依存政策というようなものが国鉄財政を圧迫している私は最大の要因の一つだと思うわけでありますが、ここにメスが入れられてその転換がなされない限り、本当の意味の国鉄再建は私は不可能だと、こう言わざるを得ないと思うんです。政府も最近よう...全文を見る | ||
○内藤功君 私どもの党は一昨年の十二月に国鉄再建に関する見解を発表し、その前の年、七六年にも国鉄政策を発表して詳しく立て直しの方途を示しておるところであります。時間の関係でこの内容に触れる余裕がありませんが……。 次に私の方で伺いたいのは、国鉄総裁、きょうの冒頭の同僚議員の質...全文を見る | ||
○内藤功君 いまあなたの答弁の中でも、限界に本当に近づいているということの深刻な意味が非常ににじみ出ているように思うんですね。 そこで、これはもう私どもが一昨年の運賃法定制緩和法案のときに、あの審議のときに、いろんな角度からそういうふうになるぞというとおりに私はなりつつあると...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に、一年間に四回の値上げの攻勢を受けて、三年前は三十円で行けたところが百円になっている。これは、庶民の実感としては十円でも二十円でもやっぱり安く乗りたい、なるべく財布から金を出したくない、いまそういう状況ですよ。物価も上がってきてますしね。そういう中で——それは役...全文を見る | ||
05月31日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第8号 議事録を見る | ○内藤功君 本法案につきましては、深刻な雇用不安のもとにある船員、さらには失業船員の状況から見まして就職促進給付金の支給は失業を余儀なくされた人たちに対する救済措置として一定の効果を持つものであって、その延長は必要であり当然と言えると考えております。しかしながら、本法案に関連をし...全文を見る |
○内藤功君 いまの御答弁で、ざらにもう一歩進めて若干の注文をつけておきたい。これについてのお考えを伺いたい。 第一は、まあ船員職安の体制強化策として、地方海運局本局においては雇用安定指導官を複数として、そして求人求職職種転換の各専門官を置くということ、それから海運局の支局には...全文を見る | ||
○内藤功君 この点は運輸省だけの努力ではできない問題もあるかと思いますが、一層格段の努力を要求をしておきたいと思います。 そこで、前回資料要求をしておきましたいわゆる基礎実験船の実験項目、実験内容、実験対象者についての資料をあの後いただきました。つぶさに私拝見したわけなんです...全文を見る | ||
○内藤功君 私の質問をまだ正確に理解していらっしゃらないと思うんです。 では、端的に聞きますが、機関部員あるいは甲板部員ということは、いわゆる船員法の三十二条には労働条件をあらかじめ明示しなければならないというのがあって、それを受けて規則の十六条で「職務」というのが、これは労...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、その雇い入れ契約の公認という手続段階におきまして甲板部員、機関部員の区別を書かせるということになりますと、それは甲板部員か機関部員かということは海員名簿に書き込まれますわね。海員名簿に書き込まれるということは、海員名簿というのは契約書だと歴史的に伝統的に言...全文を見る | ||
○内藤功君 そこがちょっと認識が違うんでありまして、いまあなたの御答弁だと、伝統と慣習というものをまず前提に持ってこられて、伝統と慣習とはどういうことをお答えになるか、私は興味を持って聞いておりましたら、相助けることであると。これは海上生活においては一般論はそのとおりでございます...全文を見る | ||
○内藤功君 労使の内容に私も深入りするつもりはないんです。ただここで聞いているのは、労使じゃなくて運輸行政を担当する担当者としてのあなたの立場です。特に船員法というのは、この前も議論しましたが、憲法に基づいてできている保護法ですよね。陸上では基準法に当たるものです。それを運用する...全文を見る | ||
○内藤功君 さらに船員法の七十条の二項、三項のいろんな要件がありますね。甲板部の勤務一年未満の者をもって充ててはならない、あるいは定員の過半数は年齢十八年以上の者で三年以上甲板部の勤務に従事した者などでなきゃならぬ、八十一条の二項には、命令の定める危険な船内作業については、命令の...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、具体的にいま五月の十九日にスタートした二隻のいわゆる第一次基礎実験船ですね、これについてはやはり雇い入れ契約の公認申請の段階では、実務上は、甲板部員は甲板部員、機関部員は機関部員というふうな名称で出されているんでしょうね。甲板部員だが機関部員の仕事も全部や...全文を見る | ||
○内藤功君 確かめておきますが、甲板部員、括弧して、あるいは甲板部員及びとして、機関部員の仕事もやるという趣旨のことはないでしょうね、くどいようですが。 | ||
○内藤功君 そうすると、もう一つ聞いておきますが、この船は、この二隻の船は特別の実験船だから多少の法令違反、契約違背があっても目をつぶる船だという考え方はあるんですか、ないんですか。 | ||
○内藤功君 これはもう大変なやはり認識の違いというふうに言わざるを得ませんけれども、結局、さっきあなたが言ったこれは手伝い程度だと、それから出入港のときの総員見張りにつくようなものだ、そういう訓練をしているにすぎないという認識が全体にあなたにあるものだから、その答弁をやっているも...全文を見る | ||
○内藤功君 まあそこまで言われますと、私はこの点の質問をするに先立って、私の理解に誤りがあってはいけないというので、あなたにお聞きする前にも実は部内の方に正式に来ていただきまして、この部分の「現行の制度的制約」についていろいろお聞かせ願ったんですが、そういうお答えではなかったです...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に、この六月のさらに十一日以降いただいた資料によると、山下新日本汽船以下各社がそれぞれ基礎実験船を出す計画がここに書いてあります。そうなりますと、私のいま言ったような観点が、前の五月十九日の時点では国会でこの資料は論議の対象になっていなかったが、いまは論議の対象に...全文を見る | ||
06月05日 | 第87回国会 参議院 運輸委員会 第9号 議事録を見る | ○内藤功君 きょうは航空機の安全の問題にも関連をいたしまして、日本航空の労使関係に絡らむ問題について航空行政上の観点からの質問を行いたいと思います。 日本航空株式会社に対しては、政府が予算の範囲内で出資をし、補助金を交付するほか、監督、指示、認可などの権限を日本航空株式会社法...全文を見る |
○内藤功君 これは言葉としては簡単なんですが、重大なことなんですね。労働基準法三十二条で、一日八時間、週四十八時間、これを超えれば三六協定を結ばにゃならぬ。しかし、国際線の飛行機はローマまで八時間で行けるわけでない。ロンドンまで八時間で行けるわけでない。東京とサンフランシスコで十...全文を見る | ||
○内藤功君 もちろん厳重な調査を要求いたしますけれども、いまのお話の中で、変形労働時間があるかもしれぬと言いましたが、これはないんですよ。この三十二条の二項によって変形労働時間の場合は、ただあるだろうというんじゃなくて、就業規則その他によって定めをしてなきゃならない。こういう定め...全文を見る | ||
○内藤功君 これはたとえば同業他社のTDAにしてもANAにしましても、これはデッドヘッド、スタンバイともきっちりやっぱり定めをしているわけですね。日本航空がこの点で非常におくれている。それから、やはり月間の労働時間の定め、後で申しますが、この問題も落ちているというふうな問題があり...全文を見る | ||
○内藤功君 私が聞いたのは、さっきからの質問でおわかりのように、週間、月間の労働時間の定め——いまの規程では勤務時間という表現をとっていますが——これはないでしょう。 | ||
○内藤功君 週間、月間はないでしょう。 | ||
○内藤功君 月間もないでしょう。 | ||
○内藤功君 これも異常なことであります。これも同業他社と比べて私は非常に異常な事態だと思います。なぜこういう事態が起きているのか。どうしてこれができないのか。これがありませんと、たとえば労働基準法では平均賃金というものの算定方法がありますが、これは三ヵ月分の賃金を平均して一日の平...全文を見る | ||
○内藤功君 近代的な労使関係において個々人ごとに決めるということは、私はもうあり得ない。昔の、十八世紀の徒弟制度のヨーロッパ諸国の労働法の考え方ですね。ですから、いまのは集団的な、多角的な、定型的な労働関係ですから、これは決めるべきものなんです。そのために就業規則とか労働協約とい...全文を見る | ||
○内藤功君 いや、通告をしているんだから。 | ||
○内藤功君 そうすると、やはりこれは現場の労働基準監督署においても、果たして本当にこの行政指導をしたのかどうかということが、さらにもう一つはっきり確かめなきゃならぬ問題として浮かび上がってくると思います。 次に、この問題に関連をして、機長の労働時間の問題についてお伺いをしたい...全文を見る | ||
○内藤功君 そうしますと、運輸省にお伺いしますが、運航乗務員のいわゆるデッドヘッドの扱いにつきまして、日本航空の運航規程の中の細部規定を見ますというと、オペレーションズマニュアルというのがあって、その中の「〇七」ですね、「運航乗務員の勤務および休養に関する細部規定」一九六八年八月...全文を見る | ||
○内藤功君 航空局長に伺いますが、そういう運航規程なりあるいは細部規定なりが、一たん承認をしたけれども、その後の情勢の変化、事情の変更によって不適当になった場合は、これに変更を求めることは当然できると思いますが、いかがですか。 | ||
○内藤功君 いま私が読み上げた部分ですね、つまり普通、二分の一を勤務時間として扱う。つまり、実際はその二倍の時間飛行機に乗って、体は拘束されて便乗して行くのに、半分に計算される。このやり方は、機長の心身に及ぼす疲労、労働の実態から見て、非常に実情を無視しているということにはならな...全文を見る | ||
○内藤功君 ここで長い論争する時間がないのは残念ですけどね、このデッドヘッドで行く人は、たとえばさっきの例でアンカレジでもって確認するんじゃないですね、成田または羽田。成田ですね、そこでまずいわゆる確認、陸上で言えば点呼のようなものですね、やってそしてそのままずっと継続して今度は...全文を見る | ||
○内藤功君 これは私と根本的にいまの答弁は考え方が違うんですね。これは国際的に見ても、機長というのはどこでも労働組合に当然入っている人が多いですね、組合法の観点から言えば。それからいまの出勤、退社の場合の厳格な制限という点の認識も労働省の御判断、御認識というのは非常に私は実態とい...全文を見る | ||
10月11日 | 第88回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第2号 議事録を見る | ○内藤功君 鉄建公団は、国民の税金に基礎を置く補助金などで八百九十八億円、それから、郵便貯金など、これも国民の負担に由来する財政投融資で二千六百八十九億円、こういうような貴重な国民の文字どおりの血税で賄われておる団体であります。法人であります。しかるに本朝来の答弁で明らかなように...全文を見る |
○内藤功君 総裁が自分で直接決裁をするものと、総務担当理事限りでやるものと分かれておるんですか。その基準はどこにあるんですか。 | ||
○内藤功君 たとえば冠婚葬祭について、こういうような範囲、こういうような人についての冠婚葬祭で、金額はこれだけというふうな明文化された基準はあるんですか、どうですか。 | ||
○内藤功君 政治家に対するパーティー券の購入、励ます会のパーティー券の購入あるいは政治家に対する寄付、献金と、こういうようなものについて、どの範囲、あるいは金額は上限は幾ら下限は幾らと、こういう明文化された基準はあるんですか、ないんですか。 | ||
○内藤功君 そういう基準もなしに、運輸大臣の所管の特殊法人の中で、私は七つの代表的な法人を表にしてみたのですが、日本国有鉄道、これが二百九十七万、船舶整備公団が百五十万、日本鉄道建設公団が三百万、新東京国際空港公団が二百四十一万、京浜外貿埠頭公団が二百四十一万。これ何にも仕事をし...全文を見る | ||
○内藤功君 年額ですよ。 | ||
○内藤功君 いまやその感覚を打破しなきゃいかぬですよ。いま、私らが街頭でやりましても、五億円なんという金はぴんとこないというんですよ。二十五万、三十万という自分の月給や月給に近い額の金がどういうふうに軽く扱われておるか、これがいま国民の大きな感覚なんです。ですから、いま森山大臣の...全文を見る | ||
○内藤功君 なぜ遠慮をする必要があるんです。これは国民の税金と郵便貯金から出ているものです、ぼくが冒頭に言ったように。おわかりになるでしょう。これがどう使われているかということは国民の最大の関心事であります。特に国民は、郵便貯金や税金が、そういう政治家の、しかも一般消費税を導入し...全文を見る | ||
○内藤功君 何でこれは答弁を差し控えるんですか。四十人、五十人というのは報道もされておりますよ、これは。これは九月十八日の新聞ですが、「選挙を控えて会が花盛りだった五十三年度は、総裁交際費が少なくとも四、五十回の会」、これはつまり励ます会、「のために支出されていたことがわかった。...全文を見る | ||
○内藤功君 これ、重大な問題ですよ。 これは後刻、私は委員長に申し上げたいが、これは委員会としても、後で出てくるように非常に重大な問題です。委員長としても、後でこれからいろいろ聞いていく政治献金の内容について、必要に応じて委員長の名においてやはりはっきり答弁するように勧告して...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、いまこの四、五十人というのは、否定は私はされなかったと思う。遠慮をしたいということですね。それでこの金額ですが、一回の金額、これはパーティー券というのは一枚数万円、二万円のものもあり、三万円のものもある、いろいろあるということを私は聞いている。私は自分でや...全文を見る | ||
○内藤功君 これは交際費というのは、冠婚葬祭もある。しかし、そういう政治家に対するパーティーの分もあるという、一体どういう割合なんですか。冠婚葬祭、いわゆるそういう慶弔に対するものと、それからこういう政治家に対するものと、この割合はどうなんです。どのぐらいの割合であるんですか。あ...全文を見る | ||
○内藤功君 私がこれを聞くのは、あなたの前の総裁である篠原という方がおりますね。これはある週刊誌の記事ですが、こういうことを言っているんですね。「一般に、公団に関係の深い自民党運輸部会のメンバー、衆参の運輸委員会のメンバー、そして運輸大臣、政務次官経験者などの政治家の励ます会など...全文を見る | ||
○内藤功君 これは委員長に申し上げますが、運輸委員会というはっきりした名前が出されている問題ですから、ひとつこの点は委員長からも、運輸委員会の名誉にかかわる問題ですから、はっきりと調査をして当委員会に明らかにするように要求をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 | ||
○内藤功君 それでは、こういう政治家に対する名前も明らかにできないと、こういうような状況ですね。この点について私はさらにお伺いしたいのは、社交的な儀礼的な範囲と、こういうことを言っている、さっきから聞くと。ちょうど大蔵省が来ておられますが、大蔵省は社交的、儀礼的な範囲で政治家にパ...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、何も具体的な基準はないということです。国民の税金はこういうふうに交際費の名のもとに総裁の判断でもってどんどんどんどん出ていくと。これはさっきの月二十五万円なんというこの価値判断は私はもってのほかだと思う。論外だと思うんですよ。そうして、こういうふうにしてど...全文を見る | ||
○内藤功君 いまの点は引き続き調査を、いまの点も留意して調査をされることを要望しておきます。 | ||
○内藤功君 そこで、この政治家のパーティー券という問題は、先ほどのお話だと、これは業務をやっていく上で社交的な、儀礼的な最小限のものだと、社交的、儀礼的に必要なものだと、こういうお話であります。しからば、これは公団としてどういうようなメリットを考えてこれをやるかという問題ですよ。...全文を見る | ||
○内藤功君 対価のないものであれば、これはやめるべきであります。対価のないものであればその政治家と公団との関係が金でもってつながっている、そういう癒着の関係を国民に印象づけるだけだ、私はそういうものだったらやめるべきだ。こういうことについてはさらに政治資金規正法の問題もさっき議論...全文を見る | ||
○内藤功君 そうしますと大臣、あれですか、対価の関係になるような場合と、対価以上のものと、こういう二つの場合があるということは認めるんですね。 | ||
○内藤功君 そうすると、社会通念上出席の対価——出席の対価ということ自体があいまいですけれども、出席の対価という場合とそうでない場合と両方あることを認めるんですね。 | ||
○内藤功君 そこの社会通念を、あなたは監督官庁としてどう考えておられますか。 | ||
○内藤功君 私は全然そういうような、あなたのやるような選挙と違いますね。全然わかりません。 あなたの答えは大体わかってきた。そうすると、大体、会の対価と見られる場合とそうでない場合とがある。両方の場合がある。そうすると、会の対価と見られる場合はこれは政治活動に関する寄付じゃな...全文を見る | ||
○内藤功君 それは別問題ですよ。質問に答えてください。 | ||
○内藤功君 委員の質問が自分の答えたいところに来ないからといって、先ほどからこの点に質問が来ないのはおかしいと言っていますが、それはまたきちっと聞きます、それは。これは大きな問題なんです。 さっきの質問どうなんですか。対価か対価でないかという基準はどこにあるかというその質問で...全文を見る | ||
○内藤功君 わからない。 | ||
○内藤功君 こういう実に抽象的な、基準と言えないような基準で国民の血税が使われているということだけははっきりしたと、私は思いますよ。 そこで今度は、大蔵省と運輸省に対する接待の問題が先ほどから出ているので、これは大蔵省にもお伺いしておきたいと思うんです。 報道によれば、大...全文を見る | ||
○内藤功君 これまたおかしいですね。過剰な接待を受けたかどうかというその過剰の基準、過剰の観念は、まあ皆さん頭脳のいい方ばかりのお役所だから言わなくてもわかるんだろうけれども、そういう調査なんですね。そうすれば答えは過剰なものは受けておりませんという答えが自主申告では返ってくるに...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、事務次官の通達、調査というのは、過剰な接待を受けたかどうかということについて自主申告をしろと、こういう内容なんですね。その程度なんですね。 | ||
○内藤功君 どうもはっきりしない。 この九月二十九日の新聞の記事ですと、「1鉄建公団の不正経理を黙認してその見返りに接待を受けていたことがあるか2高級料亭、クラブの飲食代金を公団にツケ回し、さらに接待を催促したことがあるか——について」指示したと、こうありますが、これよりもっ...全文を見る | ||
○内藤功君 じゃ、どっちなんですか。いま私の読み上げた新聞の記事が正確なんですか。あなたのさっきのああいう一般的な答えが正確なのか、どっちなんですか。 | ||
○内藤功君 この時点で公団にちょっとお伺いいたします。 公団の経理部次長に兵頭寛、こういう人がおられますが、この人の経歴、これはずうっと公団の経理課長をやっていたんだけれども、ことしの六月に大蔵省主計局の総務課長補佐に一たん移っているんですね。そうして今度は一カ月後の七月にい...全文を見る | ||
○内藤功君 この人物が、この人が接待や裏金にも関係があると言われております。そこで私は聞くんですが、検査院はこの人に事情聴取をしましたか。 | ||
○内藤功君 この人がいわゆる接待、役所に対する接待の関係の線上にある一人であると、こういう感触はつかんでおりますか。 | ||
○内藤功君 公団のこれは経理担当理事に伺いますが、経理部次長というのは今度新設されたポストですか。 | ||
○内藤功君 いつからですか。 | ||
○内藤功君 この人物に私は会おうと思って探したんですが、麻布の鉄建公団の寮に六日の土曜日までいた。ところが、ちょうど選挙の前の日ですから、六日の土曜日から所在がわかりません。これはさらに調べて、一つの渦中にある人物だと思うんで、検査院もこの人には注目しておると言われるんですが、一...全文を見る | ||
○内藤功君 報道によれば、いろいろ東京都内の赤坂あるいは銀座の料亭あるいはクラブで、大蔵省、運輸省の接待が行われていたということが報道されておるんです。報道されている以上、私はここで聞かざるを得ないわけですが、たとえば、公団にお聞きしますが、公団の本社の地下に「麗水」という、何と...全文を見る | ||
○内藤功君 私も試しに行ってみました。ここに行った証拠は持ってきました。なかなかりっぱな料理屋さんですよ。この「麗水」、それから、私の調べた範囲では、赤坂のTBSビルの近くにある、これはクラブの「大島」というようなところで、まだほかにもいっぱいあると思いますが、私はいまとりあえず...全文を見る | ||
○内藤功君 いまの点も留意してお調べいただきたいと思うんです。 そこで、せっかくの機会ですから、大蔵省にもう一問だけお伺いいたしますが、一回に一人三万円、人数にもよりますが、総体で二十万円というような飲食の接待は、これは過剰というふうにお考えでございましょうか。 | ||
○内藤功君 時間が来ましたが、最後にもう一問。 法務省の刑事課長おいで願っていますが、この事件が七日に報道されて以来、法務当局として、これは中には公文書の偽造にかかわる疑いのあるものもあり、それから証憑隠滅罪に触れる疑いのあるものもあり、それから横領にいくのではないかという疑...全文を見る | ||
○内藤功君 ちょっと一問だけ。 静観中ということは関心を持って静観中であると、こういう意味ですか。 | ||
11月26日 | 第90回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号 議事録を見る | ○内藤功君 委員長の選任については、主宰者にその指名を一任することの動議を提出いたします。 |
12月04日 | 第90回国会 参議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○内藤功君 まず、法務省にお伺いをしたいと思います。 KDD事件で、本日、警視庁の捜索がございましたが、検察当局としては本件にどう対処することになるのか。また、押収物を検討して金の流れ、人の流れというものをずうっと追っていくと、単なる関税法違反だけではなくて、KDD上層部のか...全文を見る |
○内藤功君 かようにKDDの事件、それから鉄建公団の不正腐敗は、政官界を巻き込んだ汚職事件として発展をするという可能性を大きくしておる中で、住宅公団の会議費などを使った不正腐敗の実態が明るみに出されております。昨年の秋以来、住宅公団は一連の家賃値上げを強行しておるというときだけに...全文を見る | ||
○内藤功君 土路重昌に対する公金流用詐欺事件、これでも会議費からの不正流用というのが明らかにされておるんです。住宅公団の会議費というものがきわめて不明僚なものだということを証明していると思うんです。 そこで、公団に聞きますが、住宅公団の会議費について当然予算科目で款項目節とあ...全文を見る | ||
○内藤功君 その四千七百万円の積算内訳が結局実際には幾ら使われたのか、すなわち決算額を明らかにされたい。 | ||
○内藤功君 このように積算内訳、つまり見積もり段階では会議費が四千七百万円であったところが、実際にはたった一年間で三億六千四百万円も多い九倍の四億一千百万円の会議費が支払われていたと、こういうことになります。本来、会議費としては四千七百万円で予算を組んだ。それでできるのに、ほかの...全文を見る | ||
○内藤功君 そういうことはわかっていますからね。どうしてそういう九倍になるのか、端的に答えてください。 | ||
○内藤功君 聞けば聞くほどわかりませんね。われわれの調査したところから申し上げましょう。こういう九倍にも上る実際の実績ですね、三億六千万円もよけい使って、一体どこに使われているか、それは私は接待行政だと思うんです。われわれの方で調査した事実の一端を指摘しましょう。 住宅公団に...全文を見る | ||
○内藤功君 具体的にその金額と人数、いいですか、それから人名、会議の目的、これをひとつ述べてください。 | ||
○内藤功君 支払い金額は、われわれの調査では三十一万一千二百円。そうしてこのうち公団が何名で、大蔵省側が何名ですか。それから、会議の目的は事務の打ち合わせといいますが、どういう事務の打ち合わせですか。 | ||
○内藤功君 大蔵省側が三名、公団側が五名と、われわれはそう調査しております。この名前はどういう方ですか。 | ||
○内藤功君 そうすると、知っているがこの国会では答えられない、こういうやっぱり政治姿勢が一番大きな問題なんですよ。こういうことをはっきり国民の前に明らかにしなきゃ、綱紀粛正というのは成り立たないですよ。皆さん、これはやっぱりきちっといまの答弁は聞いてもらわなきゃならぬと思いますね...全文を見る | ||
○内藤功君 生命保険会社はいたんですか、いないんですか。 | ||
○内藤功君 こういうふうにやっておったわけですね。私どものこの調査——会計検査院に聞きますが、会計検査院はこの問題を御調査なさいましたか。この調査の結果はどうです。 | ||
○内藤功君 こういうように赤坂の料亭で、しかも八人で三十一万一千二百円ということは、一人約四万円近くもの国民の血税及び公団住宅の家賃というものから出たお金を使って、これが儀礼の範囲とか社会的常識の範囲というふうにいまでも考えておられますか、総裁。 | ||
○内藤功君 もう少し節約どころじゃないですよ。これはもう大変な乱費だと言わなきゃなりません。勘定科目の説明を見ると、茶菓、弁当代ですね。茶菓子、弁当代の程度が会議費に伴うものだと普通されている。とんでもない茶菓子、弁当代だと言わなきゃなりませんね。しかもこういうものは、虚偽の公文...全文を見る | ||
○内藤功君 主計局長に伺いますが、この点につきまして、部内ではどういうふうにお調べになりましたか。実相はどうですか。 | ||
○内藤功君 すぐこれは調査をして、厳正なやはり態度を示すことを要求いたします。よろしいですか。 | ||
○内藤功君 同様に、われわれの調査によりますと、公団の幹部は、築地のある高級料亭で頻繁にこの接待をしておる。われわれの調査がわかった後、ばったりこれはやんだという事実がある。これは住宅公団を監督すべき立場にある建設省住宅局の日本住宅公団首席監理官という人からその事実を確認しておる...全文を見る | ||
○内藤功君 われわれはこの住宅公団監督の立場にある人間から調査をしております。検査院はあわせてこの問題を調査をすることを要求します。一いかがです。 | ||
○内藤功君 さらに住宅公団は、マル建、マル大というこういうスタンプを押した建設省、大蔵省専用のタクシーチケット五十枚つづりのやつを建設省、大蔵省にどんどん渡しておる。必要なときだけじゃなくて、あらかじめ渡しておるんです。そして、われわれの調査によりますと、この住宅公団のハイヤー・...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に、重大なことは、こういう不正経理で浮かせた会議費で接待を受けた建設省幹部が、事もあろうに料亭の酒の席で公団家賃の値上げ問題を話し合っているという事実ですね。これは、十一月十七日にわれわれの調査に対しまして、建設省住宅局の公団担当の首席監理官井上さんという人がこれ...全文を見る | ||
○内藤功君 これは徹底的に今後もいろいろな機会に究明をしたいと思っております。 そこで、次に灯油価格の問題について質問したいと思います。 衆参の本会議でずっと御答弁を聞いておりましたが、総理、通産大臣、関係閣僚は本当のいまの灯油価格の急騰の深刻な事態について認識がまことに...全文を見る | ||
○内藤功君 厚生大臣、いまのお話をお聞きになって、厚生大臣としてこういう手を打つという妙案がありますか、簡潔に。 | ||
○内藤功君 これは生活保護のレベルにとどまらず、かつて物価狂乱の際のときのように、国の責任で、たとえば一時金支払いなどの方法も本当に真剣に考慮すべき時期に来ていると私は思うんです。 さて、いま問題の便乗値上げの実態ですが、便乗値上げと言るのか言えないのか。言えるとすれば、どの...全文を見る | ||
○内藤功君 大臣が検討すると言っていますから、事務当局は結構です。 次に、太平洋演習参加の問題について伺いたいと思います。 太平洋演習について防衛庁長官のお考えを聞きたいと思うんですが、この演習は、私どもは、太平洋有事の際のアメリカを中心として環太平洋諸国の海軍の加わった...全文を見る | ||
○内藤功君 去年の四月六日付の各紙が報道しておりますホノルル電、これによりますと、去年の演習についてこう書いてあります。米太平洋統合軍司令部の発表によると、海、空軍部隊二万二千、航空機二百二十五機、艦船四十二隻が参加、空母を動員して対潜水艦作戦やミサイル発射訓練も行われる、そして...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、今度中部太平洋に仮に行くにしても、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの船や飛行機は向こうの方で演習をやっている、向こうの海面で。日本の海上自衛隊の船と飛行機はそっちには行かないで、ぽつんと離れたところで演習をやる。カナダの船が近寄ってきても...全文を見る | ||
○内藤功君 したがって、いま外国との合同訓練に参加するかどうかということは、かような十分な政治的な配慮を持って総理なり防衛庁長官が臨まなければならぬと私は思うのです。そういう意味で、最後に、これについての総理の御見解を伺っておきたいと思うのです。これを中止しませんか。 | ||
○内藤功君 総理が総理の責任でやったのですね。 | ||
12月05日 | 第90回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○内藤功君 まず警察庁にお伺いしたいのですが、衆議院選挙での千葉二区の宇野派の買収資金に充てられた総額は、報道によりますと、三億円にも達するというふうに言われておりますが、さっきのお話で二百九十二人、六百六十二万円という御報告でございました。これはいま捜査進行中であって、いわば氷...全文を見る |
○内藤功君 大臣に伺いますが、こういう千葉二区というのは三区とともに金権選挙区の代名詞のように言われておるところですね。それで、宇野派だけでも現金を受け取った人が二百九十二名。いま局長のお話しのようにもっと広がると。そこで、大臣は、同じ自由民主党所属の同僚として、こういう宇野代議...全文を見る | ||
○内藤功君 大臣であるという立場じゃなくて同僚としてというふうに答えやすいようにお聞きをしたわけなんですが、何としても歯切れの悪い感じが私は否定できません。 そこで、率直にそこまできましたのでお尋ねいたしますが、今回のあなたの選挙で、つまりいわゆる後藤田派での逮捕者は何名ござ...全文を見る | ||
○内藤功君 宇野さんの方に比較すれば今回の六人は数は少ないかもしれませんが、この前のを合わせるというと、四十九年七月の徳島地方区のときは、私どもの調べによれば、元警察署長二、三人を含む二百六十八人の選挙違反者を出したと、こういうふうに報道されております。そのときに、あなたは、元警...全文を見る | ||
○内藤功君 起訴された人は、いずれも無罪を主張されたのですか、あるいは情状を主張されたのですか。あるいは情状も主張されず謙虚に処分、判決を待つという態度に出たのですか。起訴された人はいるのですね。 | ||
○内藤功君 その起訴された人は無罪を主張したのですか、あるいは情状がこういう情状だということを主張したのか。あるいは情状も主張しないで検察側の起訴事実を認めるという態度をおとりになったのですか。 | ||
○内藤功君 無罪を主張した人はいないですか。 | ||
○内藤功君 不徳不明ということをあなたはずっと言われるわけですが、不徳不明というのは、選挙法もよく知らない、選挙のルールなどもよく知らない、選挙もまるっきり素人で初めてである、知識程度も高くない、非常識な人間である、また厚かましい人間である、世の中の人かどう見るかということも自分...全文を見る | ||
○内藤功君 一回目は確かに候補者というのは初めてだから、どこでどういうことがやられているかわからないと。まあそのとおりであろうと思います。ただ、あなたは選挙の素人じゃないんです。候補者は初めてなんでしょうが、警察庁の幹部ですから、選挙を取り締まる方にいたわけなんですね。それがおみ...全文を見る | ||
○内藤功君 いまのお考えの発想は、失礼ですが、役人の発想なんですよ。つまり、自分は経験がある、自分は知識がある、お役に立ちたいと。それは役人の発想なんです。自分はこのポストを与えられればそれについて事務の方は処理できると。大臣というのは事務じゃないですからね。事務のトップじゃない...全文を見る | ||
○内藤功君 こういうようになりますと、買収をやって自派から二十八人起訴される、二百二十何人検挙される、そういう買収事件を自派から出しても、昔から一将功成り万骨枯ると言うけれども、大臣になれるということになりますと、買収はやみませんね。自派から買収を出しても勝ったら得だ、勝てば官軍...全文を見る | ||
○内藤功君 これからは、買収事件やその他の選挙違反で起訴されたりなんかした人の弁護人、あるいはその起訴された人、逮捕された人は、何言っているんだ、おれのこれくらいの違反は。国家公安委員長はこれだけの違反をやったけれども、自派からこれだけの違反を出したけれども、大臣になったじゃない...全文を見る | ||
○内藤功君 大臣、参議院選挙が近づいてきて、この前の三年前、六年前の選挙のことを考えると、大企業から金をどんどん出す。それからいろいろ選挙で汚い金の動きがある。買収が始まる。選挙違反の中でも買収は一番悪質なものですから、今度の参議院選挙は買収をもうなくそうじゃないか、買収を絶滅し...全文を見る | ||
○内藤功君 後藤田正晴大臣の名前で呼びかけましても、みんなついてきませんよ。そういう大臣の言うことはみんな言うことを聞かないです。それで買収をやめましょう、公明選挙をやりましょうと言っても、大臣かそういう態度で、おれは経験と知識があって大臣になって仕事ができるから就任したんだ、い...全文を見る | ||
○内藤功君 これは、天下の人が、たとえばあなたの例と全然別ですが、たとえとして申し上げるのですが、裁判官がある刑事事件を裁いておったときに、その裁判官が過去においてその被告と同じような事件をみずから犯したことがある、それがどういう理由にせよ。そういう場合に、その裁判官の言うこと、...全文を見る | ||
○内藤功君 それで、これはこれからの委員会で私も大いに論じ、世論が喚起されることを期待するわけなんですが、今度は警察の立場でも、いままで選挙制度審議会などで警察庁の現役の人が戸別訪問の自由化賛成論を言っていることが非常に多いわけです。たとえば、これは少し前ですが、四十一年七月の四...全文を見る | ||
○内藤功君 基本的に私の指摘した点は否定なさらなかった、立法論についてはあなたのお立場上差し控えられたようだと、そういうふうに理解をして次の質問に移ります。 時間が来ましたので最後の質問になりますか、大林さん外一名の書いた「逐条解説 公職選挙法」という本があるわけです。この大...全文を見る | ||
12月06日 | 第90回国会 参議院 運輸委員会 第1号 議事録を見る | ○内藤功君 鉄建公団の経理に絡む疑惑について、具体的に指摘をしておきたいと思います。 これは上越新幹線の建設用地をめぐる補償金の問題なんです。高崎市の飯塚町に新幹線の建設用地として予定をされた東金井市営住宅、この古い住宅を取り壊して移転の補償金一億百七十三万八千九百七十円と、...全文を見る |
○内藤功君 公団というのは、ことしの予算でも八百九十八億円の国民の税金、一般会計ですね、それから二千六百八十九億円の財政投融資——国民の郵便貯金、厚生年金からお金をもらってやっている団体ですから、それが一億円という金額、これをこういう形で、実にずさんに何も調べないという状況でぽん...全文を見る | ||
○内藤功君 これはますます驚きいった次第ですね。 で、建物が建っていたのはわかった。あれだけのりっぱな建物をどこの補助金で建てたのかということを、そばに事務所があるのに一人として問い合わせる人間がいない、聞く人間がいない。ただ、高崎市から補助金という話はなかった、建設省の補助...全文を見る | ||
○内藤功君 向こうは返したいと、あなたの方はどう言ったのか。 | ||
○内藤功君 あなたはどういう態度をとったんですか。 | ||
○内藤功君 そうじゃないんだ。仮受けで受けたのはわかっているんだけども、その後一年間、約十ヵ月の間何回か打ち合わせしたというんだね。向こうは戻すから受け取ってくれ、公団の方ははい受け取りますと言ったのか、それとも、いや、受け取れませんからあなたの方でおさめてくださいというふうに言...全文を見る | ||
○内藤功君 そうすると、何でそんな簡単な話が十ヵ月も続いたんですか。十ヵ月何を打ち合わせしたんですか。 | ||
○内藤功君 全くこれは理解ができないです、こんな簡単なことをね。そして、しかもこの一億百七十三万何がしというお金に対して、あなたの方は、そうかと。建設省の補助金をもらっていたんならあなたの方は二重取りじゃないかと、本当なら烈火のごとく怒って、利息もこれをつけろと、今回の件はおまえ...全文を見る | ||
○内藤功君 利息も、一応言っただけであって請求を放棄してしまう。もういままで、聞く必要もないんだけれども、刑事責任その他の責任追及の姿勢も気魄もうかがわれない、こういうまことに不可解な態度であります。 それで、このお金が返ってきてから、今後こういう類似のケースが起こるかもしれ...全文を見る | ||
○内藤功君 この事件からそういう注意をしたということであって、この事件の前はそういう注意を払ってなかったということがこれで明らかになったと思うんです。こういうずさんな経理処理をやっている。 さて、会計検査院に伺いますが、検査院は、去年の二月から三月にかけてこれを指摘したようで...全文を見る | ||
○内藤功君 大分お答えで時間をとりましたので次の質問に入りますが、検査院、こういう補助金に絡む二重請求、逆に、二重取りというようなケースは、あなた方の検査の中でいままでにありましたですか。どんな例があるか、簡単に答えてもらいたい。 | ||
○内藤功君 災害補助金で、建設省から道路関係のをもらって、農林省から水路関係のをもらうというふうなことが過去にあったというふうに私も理解しておるんですね。しかし、非常にこれはめずらしいまた不当な例だと思います。 次の質問ですが、公団に聞きますが、きつきあなたは利子の問題を言っ...全文を見る | ||
○内藤功君 相手に請求したんですか、その金額を、言ってないんですね。頭の中にあるだけなんですか。 | ||
○内藤功君 最後に一つ。 この三百五十万は結局請求しないということで話がついたとさっきお話があった。そうすると、もうこれだけの損失をしているわけですね。金額の多寡の問題じゃなくて、あなた方のやはり経理についての姿勢がよくあらわれている。 最後の質問は、公団の総裁と運輸大臣...全文を見る | ||
○内藤功君 今回の改正案は主に成田空港駅から隣接の芝山町に鉄道を延長するためのものと理解をしておりますが、それはそれで結構だと思うのですが、今後のこともありますのでお尋ねをしておきます。 投資の範囲は政令で定めるということでありますが、公団の投資できる範囲というものは、先ほど...全文を見る | ||
○内藤功君 いまの点、くどいようですが、大臣のこの点の確認を求めたいと思います。 | ||
○内藤功君 次は公団に伺いますが、現在成田空港周辺における防音対策はどうなっているか。特に対象戸数及び申請者の数それから着工した戸数、完成した戸数等の数字を御報告願いたいと思います。 | ||
○内藤功君 運輸省に伺いますが、騒音で近隣住民の苦情いろいろな申し立てが多くなっておるわけです。この予算の増額措置についての、これは大臣、努力のひとつ決意を表明していただきたいと思います。 | ||
○内藤功君 法案に関連をして、航空安全問題について若干伺いたいと思います。 これは航空局長、日本航空の運航形態にマルチ編成という乗務割りがあります。これは機長二名、副操縦士一名、航空機関士二名による乗務編成であります。この制度はモスクワ線あるいはニューヨーク線などの長時間の飛...全文を見る | ||
○内藤功君 そこでお尋ねしたいのですが、航空法六十八条には、「航空運送事業を経営する者は、運輸省令で定める基準に従って作成する乗務割によるのでなければ、航空従事者をその使用する航空機に乗り組ませて航空業務に従事させてはならない。」と、こう書いてあるところでございます。 そこで...全文を見る | ||
○内藤功君 私は、いろいろ手勢の問題も言われましたが、にもかかわらずやはり最大限に厳重に調査をして、無理があれば是正をしていただきたいと思います。私がこれらのことを重視いたしますのは、機長の労働条件が苛酷かどうかは乗客乗員の生命の安全とまさに運命共同体であるということからでありま...全文を見る | ||
○内藤功君 そこで、私は次に航空局長に次の資料をお出し願えないかということで要求をいたします。 日本航空の訓練部教官を除くDC8、DC10及び747、この運航乗員部別の機長の数、それから機長の平均乗務時間及び路線別の平均乗務時間、これをいまでなくて結構ですから、後刻提出願いた...全文を見る | ||
○内藤功君 次に、現在日本航空では路線の拡大と機材の増大を見込んで、新たにマルチ編成の改定——組合の方はこれを改悪と呼んでおります。改定をねらっているようでありますが、運輸省ではこの点は御承知でしょうか。 | ||
○内藤功君 これは現在のマルチ編成、機長二、副操縦士一、機関士二ですね、二、一、二、これを今度は機長一、副操縦士二、航空機関士二、一、二、二の体制にするというものだと伝えられております。いま機長及び他の乗員の間でも大問題になって、機長の団体である機長会というところでは会社案をのむ...全文を見る | ||
○内藤功君 最後に運輸大臣に、いまずっとお聞きになっておられまして、技術的な問題は、これはもう局長から答えられましたから、大臣として、こういう航空法の精神に基づいて、しかも安全第一の観点を貫いてこの種の問題に対処されていくという決意を確認をしたいと思うんですが、いかがですか。 | ||
○内藤功君 終わります。 |