内藤功

ないとういさお



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内藤功の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第91回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○内藤功君 これまでも予算委員会の質疑などにおきまして政府の国鉄再建策の抜本的見直し、とりわけ、国鉄の設備投資にかかわるむだ遣い体質を改めることの重要性につきまして、具体的な事例を示していろいろ質問してまいりました。それは国鉄の設備投資が借金に依存して行われ、その利子負担が国鉄財...全文を見る
○内藤功君 こういう割合を占めている。これまでとり続けてきた政府の借金依存政策が国鉄財政悪化の大きな原因になっていると思います。運輸省のこの点の認識と、今後これをどう改められるかという点についてのお考えをお示し願いたい。
○内藤功君 いまいろいろ言われましたが、政府のとり続けている借金依存政策が国鉄経営を一層悪化させて、そのツケが結局運賃値上げとして国民に回ってくる、こういう悪循環を断つことが一番大事だ。そのためにも、借金ではなく、国鉄の路線や駅舎など基礎施設の建設や改良費は国の出資で本来賄うこと...全文を見る
○内藤功君 具体的な例を一つ出して質問したいんです。  国鉄はこれまでコンテナ輸送の整備拡充のために貨物ターミナルの新設・整備を進めてきましたが、東京湾頭大井にある東京貨物ターミナル、ここには、いままでのフォークリフトと違った橋形クレーン、コンピューターつきでありますが、これが...全文を見る
○内藤功君 これはいつから設置されていますか、いままで何年たっていますか。
○内藤功君 正確にその日にちをひとつ示してください。
○内藤功君 こういうでかいものです。(写真を示す)高さが二十七・五九メートル、こういうでかいものです。この経費は一体幾らかかっていますか。
○内藤功君 いまのは五基のお値段ですが、全部で何基、何クレーン入れるおつもりだったんですか。
○内藤功君 二十五基入れるときには、コンテナの貨物取扱量年何百万トンというふうに見通しをされたんですか。
○内藤功君 現実には、五十三年度で結構ですが、どのくらいの取扱量ですか。
○内藤功君 細かいことでもう一点だけ。  百四十万トンが五百八十万トンに上がる具体的な見通しはおありですか、ありませんか。
○内藤功君 据えつけられてから五年二カ月かかっておるわけですが、この橋形クレーンの自動荷役設備が実際に仕事をしたことはありますか。
○内藤功君 雨ざらしですから、このさびを防ぐために検修は行ってきたと思うんですが、その費用はいままでどのぐらいかかっておるか御存じですか。
○内藤功君 私の調べでは五百二十八万八千円かかっておるというふうに言われておりますから、これはお調べ願いたい。  そうすると、いま現在国鉄としては、この装置を使用開始する時期について具体的な見通しはないということを伺っていいですか。
○内藤功君 お聞きのとおり、この橋形クレーンはいま役に立っていない、野ざらしになっている。実は、これは太平洋ベルト地帯四大フレートライナー・ターミナル整備計画、こういう長い名前の整備計画の目玉商品的部分であります。東京だけではなく、名古屋の八田貨物ターミナル、大阪の鳥飼貨物ターミ...全文を見る
○内藤功君 このように去年の三月の国鉄の役員会でこれはもう当分の間延期だと、実験の結果を見るけど、この結果使えるかどうかわからない。かくてこの東京大井ターミナルにある五基はいまや雨ざらしになりまして、さびもついております。無用の長物に早晩なることはぼくは明らかだと思うんです。もう...全文を見る
○内藤功君 まさに一千億を超えるむだな投資い非効率的な投資が行われたわけであります。  会計検査院にお願いいたします。このような約一千百十億円余に上る莫大な投資が国鉄の財政再建に与える影響について、会計検査院としては、どのように検査をされたか、また御判断をなさっているか。
○内藤功君 同じく検査院の報告を見ると、五十二年度末でこういうむだな投資に関連して払った利息が四百三十二億円に上っているということであります。これは五十二年度の国鉄の支払った全利息四千十九億円の約一割強である。  ところで、運輸大臣にお伺いしたいんですが、今回の国鉄値上げ申請で...全文を見る
○内藤功君 指導だけじゃだめなんですよ。その値上げ申請に対してこういうむだ遣いがあるんだから、一千百十四億円のむだ遣いですからね、増収見込み分を上回っておるんですね。だから、値上げ申請を抑えるということでこれを考慮しなきゃいかぬと思いますがね。どうですか、そこの点です。
○内藤功君 それは全く納得できません。そういうものまで国民に回されてはたまったものじゃない。こういうことがあるから、国鉄の運営を国民と国会の十分な監視のもとに置くためにも、運賃の法定制を復活するということがどうしても必要だと私は思っておるんです。この運賃法定制の復活をぜひ私どもは...全文を見る
○内藤功君 自分の考えでしゃべってくれよ。
○内藤功君 作文の朗読ですね、これでは。この運賃法定制が果たしてきた役割り、国権の最高機関である国会の審議権の重みというものについての判断がないということは遺憾です。  最後に、総理にこの点について聞きたいんですが、この問題は大量定形貨物輸送の名のもとに政府がこれまで中小荷主の...全文を見る
○内藤功君 国民の理解を得ながらと言うが、理解は得られないでしょうね。大平さんはすぐこういう問題を突きつけられると、わりと早く、責任があるとか、改善するとか言うんだけれども、それは口だけであって、実際運賃値上げの値上げ幅を抑えなければ、これは反省を示したことにならぬと私は思います...全文を見る
○内藤功君 国鉄の新線その他の用地買収に伴って俗に協力金という名前の経費が出されている。これは勘定科目では日当、茶菓弁当代、会場費と、昭和五十一年から三年間の間で結構ですが、どれくらい支出されているか、これは鉄建公団と国鉄両方から伺いたい。
○内藤功君 いまのを両方合わせると約一億二千七百万円が支出をされておる。  そこで、最近、これは鉄建公団にお聞きしますが、着工中のAB線について聞きますが、昭和五十一年から五十四年度にかけて用地買収を行うところの対策協議会、これは幾つつくったか、数。
○内藤功君 最近われわれ、報道によりますと、国鉄新線に伴う鉄建公団の対策協議会に対する用地買収経費の協力金が目的外ではでに使用されたという疑いで茨城県内の大洗町で大騒ぎになっているということを聞くのですが、鉄建公団のかかわりはどういうことなんですか。
○内藤功君 御指摘の事実というのが聞きたいのですよ、どういうことなんです。
○内藤功君 さて、この使い道を証明する領収証その他証拠書類があれば一目瞭然一発で解決する問題なんです、これは。領収証は公団にあるのかないのか、ないとすればどうしてないのか。
○内藤功君 これが重大問題、しかも、私は、これは国会の場でありますから、鉄建公団の側のことだけしか聞きませんが、一応本件に関する資料を全部私は目を通してみました。この対策協議会の元会長の陳述書というのをしさいに読むと、公団から領収証は一々要らないと言われていたと、それから前会長の...全文を見る
○内藤功君 検査してまいりたいと。
○内藤功君 そこで、鉄建公団にお伺いいたします。私は、こういう職員一人一人をここで追及する質問じゃないです。もっと深いところを聞くんです。  鉄建公団に伺いますが、このような費用は公団の規程上はどういうところに根拠があるんですか。支払い証明書でいい、領収証は要らないという、そん...全文を見る
○内藤功君 世の中には物理的に領収書の取れないものもあるけれども、大体いまの世の中では領収書は取れるんです。領収書を取らなくていい、自分が支払ったという証明でかえることができる——民間の会社でも許されません。いわんやこの公的な公団でかようなものがあると。いまの用地規程というのは法...全文を見る
○内藤功君 しかも、本件の場合は、ここに支払い請求書を私は入手して持っておりますが、請求書にはこの支払い証明書も添付されてないんです。これをちょっと見てください、添付されてない。(資料を示す)  いま私があなたに示したこの支払い請求書にはないんですよ。証明書もないんです、これは...全文を見る
○内藤功君 相手を信用していたというような言いわけはおやめになった方がいいです。信用していれば領収書はもう要りませんね、世の中に。民法四百八十六条ですか、弁済した者は領収書を請求することができるというような規定がもともと無用になってしまうんですね。そういう弁解は御無用だと思います...全文を見る
○内藤功君 口だけじゃなくて、実際にこれをやらにゃだめです。総裁達を改めるということも含めてやっぱり検討しなきゃいかぬです。  さて、国鉄総裁に伺いますが、国鉄の方はどうです。用地買収の領収書なしで協力金が払われるという規程がやっぱりあるんじゃないですか、どうです。
○内藤功君 そうじゃなくて、領収書を徴さないでかようなものが払えるという例外規程があるかないかということです。
○内藤功君 例外は。
○内藤功君 ついでに聞きますが、おわかりになったら答えてください。建設大臣あるいは事務当局でもいいです。  道路公団や住宅公団などの場合はどうですか、用地買収。
○内藤功君 いま関連質問で市川議員からKDDを含めて問題の提起があり、総理からもお答えがありましたが、この問題の締めくくりで一つだけ伺っておきたいのは、先ほどから出てきた鉄建公団の一連の問答ですね、領収書にかえて支払い証明書だけで用地買収が行われている。厳粛な国政の責任を負うべき...全文を見る
○内藤功君 次に、通産大臣に電力料金の値上げ問題について一問、あなたのお考えを聞いておきたいんです。  私は最近特に中小企業の方々の実情をずっと聞いてまいりました。電力値上げが容認された場合の値上げの負担というものが異常なものだと、一般家庭もそうですけれども、中小企業の幾つかの...全文を見る
○内藤功君 このような実態であります。どうしても値上げ幅の圧縮が国民の命、福祉を守る上で必要になってきている。厳正な審査による値上げの大幅な圧縮を要望して、次の質問に移ります。  農林大臣、幾つかの質問をしたいと思ったのですが、残念ながら一問にしぼらざるを得ない。私の聞きたいの...全文を見る
○内藤功君 通産省に。いわゆる絹製品の第三国経由の輸入急増についての、現在の規制措置の仕組みはどうなっておるか。これが十分にいま機能を発揮しておると見られるかどうか。今後のこれに対する規制、基本的な姿勢はどうかという三点をお伺いしたい。
02月14日第91回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表し、政府提出の昭和五十四年度補正予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対理由の第一は、国民生活と日本経済の危機に対する緊急対策においてきわめて不十分であることであります。  今日物価の急騰は危機的事態に立ち至っております。一月...全文を見る
03月25日第91回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○内藤功君 まず、ソ連地域の抑留者の墓参、遺骨収集の問題についてお伺いをいたしたいと思います。言うまでもなく、関係者の方々の切なる願いであります。本年の七月には、全国抑留者補償協議会の方々も民間使節としてソ連に行きたいという希望を持っておられるというふうに伺っております。  そ...全文を見る
○内藤功君 外務省にお伺いをいたしたいんですが、十二月の日ソ両党会談以後ソ連当局に反応は確かめられたかどうか。もしやっていないとすれば、先方の返事をこの際督促をするという意味合いも含めてやってみられたらどうか、かように思いますが、いかがでございますか。
○内藤功君 さらにその面での御努力を要求をしておきたいと思います。  墓参はこれまで二十一カ所、七回というふうに聞いておりますが、政府の基本方針は一巡方式ということを聞いております。私は、一度行ったら済むというものではなく、同一場所でも必要に応じ何度墓参団を派遣してもいい、こう...全文を見る
○内藤功君 一巡方式というのは、遺族や関係者の方々のお気持ちをくみ尽くしているものとは言えないと思います。いまの御答弁の線でさらに一層の努力を要望を申し上げておきます。  なお、関係者の方の間には、旧収容所跡地や病院等についても行ってみたい、それから慰霊碑等についての御希望もあ...全文を見る
○内藤功君 ケース・バイ・ケースで申請者の立場に立ってできるだけ温かい気持ちで対処していきたいと、柔軟な御答弁、態度というふうに承っておきます。その方向でひとつやっていただきたいと思うのです。  次に、現実には後遺症的症状で苦しんでおられる方がたくさんいらっしゃるというふうに聞...全文を見る
○内藤功君 しかし、この医学の専門家の方が約五万人という数字を出しまして医学の雑誌にお書きになっている。これを前提にいたしますと抑留者の約一割の数字であります。私は、いまわからないというそれだけの御答弁ですが、これでは帰還者の後遺症問題に真剣に手がつけられているのかどうかというこ...全文を見る
○内藤功君 やはりこれは、私はいまの御答弁は不満であって、繰り返しますが、これだけの専門家が一つの医学雑誌に出しておられる問題でありますから、これを厚生省のお立場として調査をするということが必要だろうと思います。これは大臣、いかがでございますか。局長はそう言いますが、あなたの別の...全文を見る
○内藤功君 やや不満ですが、一応御答弁として承って御努力を要請したい。  最後に、時間が来ましたのでもう一点ですが、これは別の問題ですが、元陸海軍従軍看護婦の処遇の問題を一つお伺いしたい。  昭和五十五年度の予算案でこの実態調査費にたしか一千七百万円が計上されたわけでございま...全文を見る
○内藤功君 広報の問題ですが、新聞を活用したやはり政府としてのPRをやっていく必要があると思うんです。元陸海軍従軍看護婦の会で本年の一月に三つの新聞に記事を載せてもらったところ、百二十名の方からその会の方へ御連絡があったと言われておりますので、これは政府が、こういうふうになってい...全文を見る
03月26日第91回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○内藤功君 まず法務省にお伺いをいたしますが、これは一般論としての質問でありますが、刑法の賄賂罪の中で請託という概念がたびたび出てまいります。この請託というのは黙示的なものも含めているのかどうかという点についてどのようにお考えになっていらっしゃるか、まずこの点をお伺いしたいと思う...全文を見る
○内藤功君 これはかなりよく知られた大審院の判例、それから東京高裁、それから最高裁の判例があるということは、もうこれはあなたに申し上げるまでないと思うんです。「一九七条第一項後段にいわゆる「請託」とは、公務員に対して、その職務に関して一定の行為を行うことを依頼することであって、必...全文を見る
○内藤功君 日本税理士政治連盟の一部の幹部が、昨年の総選挙の際に国会議員約百名の方々に最高——特というのが五百万ですか、一番安い人でCというのが五十万、そういうお金を贈ったということについて、贈賄あるいは収賄、刑法の罪ということで告発がされ、また、それが事実と反するというので逆に...全文を見る
○内藤功君 関係者が多数であることは多くの論をまちません。そこで、もし本気でこの捜査をやるのであれば、可能な限りのやはり検事の配置、要すれば他の部からの応援、それに照応する事務官の配置というものを当然なされていらっしゃるわけでありますが、具体的にどういうふうに対応しておられるか、...全文を見る
○内藤功君 この事件の問題について、さっき私が黙示の請託でも賄賂罪の請託の要件に当たるということを局長からいま確認いたしましたが、そうすると、この告発状などに出ておる日時にお金を贈った側が受け取った側に対してその時点で何を言うたかということだけではなくて、調べの対象範囲というもの...全文を見る
○内藤功君 そこで、いま言ったように法案が提案されてからの一定の時間的な時期について、捜査、調査の対象としているんだけれども、また半面、その目的の金員を渡したそのときの模様もまたこれはもう重要な捜査の対象事項になるわけだと思うんですね。そこで、その時点において直接にこの日税政連の...全文を見る
○内藤功君 そういうことになりますと、いわゆる賄賂性、これが賄賂事件では大きな焦点になってまいりますが、金を贈る側が金をもらう側に直接ダイレクトに渡すという場合と、それから第三者を介して渡すという場合では、一般に直接に渡す方がその賄賂の趣旨その他が明確になる場合が多いというふうに...全文を見る
○内藤功君 それでは端的にお聞きをしたいと思うんですが、直接に渡した方が、この金はこういう趣旨ですよ、あなたにこういうことを頼むんですよ、こういうことをやってくださいよということを言葉なりあるいは態度なりでもって相手にじかに知らせることがやりやすいでしょう。そういう意味で、もちろ...全文を見る
○内藤功君 報道によりますと、昨年の九月に、日税連の四元専務理事が政治家の人に渡すべきお金、これは小切手のようでありますが、これを地元の税理士政治連盟を通して渡すように用意をしたんだが、特に、特、Aというところに属する大きな金額の相手に対しては自分で直接持っていったということが関...全文を見る
○内藤功君 そこで、いま私は名前を挙げたのですが、この日税連の四元さん、それから加茂さん、このお二人に、わが党の佐藤昭夫参議院議員が二十一日の日に面会を申し入れましたところ、この二人ともう一人、山本義雄氏、三人に面会を申し入れましたところ、先方の答えは、山本氏は所在不明、現在居所...全文を見る
○内藤功君 それはいま私の言ったように、四元さん、加茂さん、このお二人が入院中だということを報告を受けた、こういうことでございますか。
○内藤功君 かような重要な事件において、重要な立場にある方が入院をされたという場合に、一般的に検察庁としてとるべき常道は、本当に入院しているのかどうかということを確認をし、かつ病状が本当に、いわば変な話ですが、病気を仮装したりしていないかどうかということも調べなければならぬ。それ...全文を見る
○内藤功君 こういうことはどうですか。東京地検が数年来おやりになったロッキード事件ではどうか。児玉、小佐野というのは大事なときになると病気になりました。入院したり、自宅で静養していましたね。それから昨年のグラマン、ダグラス、日商岩井関係の事件でも、元総理の秘書であった人が、大事な...全文を見る
○内藤功君 病気と称していろいろな証拠隠滅工作を行って、それを病院から指示し、あるいは病院から抜けて指示するという例も、検察の中では恐らく幾つか経験しておられる、こういうことがありますから、いまのこの病気ということに対して適切な処理、つまり捜査遅延、捜査の妨害ということに、結果と...全文を見る
○内藤功君 特に、蛇足ですが、複数の人間が、特に三人が追及の対象となり得る場合に、その三人のうち二人もがほぼ同時に病気になり入院するということは偶然でしょうかね、これは。偶然とは言えないこともありますから。これはお答え要りません。そういうこともよく考えていただかないといけません。...全文を見る
○内藤功君 そうするとこうですか。起訴段階では、自分の感じでは認めている場合が多いと思うが、公判になるといままでの自白を変更して否認するというものがかなりあると、こういうことですか。
○内藤功君 そうすると、賄賂事件の起訴については、相手が否定しているからとか、相手が受け取りませんと言っているからとか、相手がいやこれは賄賂じゃなくて純粋の政治献金だと言っておるからといって弱気を起こすということは、検事としてはよくないことですね。職責を果たすことにはならないです...全文を見る
○内藤功君 さて、十二月十日と思いますが、第一回目の告発があって、それから十二月十八日に二回目の告発があって、これは贈賄罪だ、収賄罪だということで告発があった。そうして二十二日に誣告の逆告訴があったわけでありますが、この告発の時点、つまり捜査の端緒の時点より約三ヵ月半ぐらいたって...全文を見る
○内藤功君 法案が金で買われたかどうか、議会制民主主義が金で汚されたかどうか、今後かようなことを繰り返すようなことがあってよいかどうかという大問題であります。  そこで、あなたの個人的な、あるいは秘密を守るという心情はわかりますがね、どうですか、そうすると約三ヵ月半の間、これは...全文を見る
○内藤功君 そこで私は、いまどういうような段階にあるかということを国民の前に法務当局として明らかにしていくべきだというふうに思うんですね。  それじゃ伺いますが、この事件は非常に難件ですか、刑事事件として。相手がわりと、百人であって、国会議員がいるなんということを除けば、事件の...全文を見る
○内藤功君 もうしばらくといいますと、どういうふうに理解をしたらいいんでしょう。捜査はいま続けているが、その内容の具体的な報告、さらに詳細な報告をもう少し待ってくれというのか、あるいはまだ捜査というものが動きを持っていないからここで報告することはないというのですか、どっちなんです...全文を見る
○内藤功君 これは賄賂事件一般にそうですけれども、追及する側は、これは賄賂である、つまり一定の見返りを求めてお金を渡したのだと、これに対して相手の方は、いや一定の見返りではない、これは純粋の政治献金で、何のこれは負担も見返りもないものだと、これが焦点になってくるわけです。この日税...全文を見る
○内藤功君 私は、焦点はひとつにしぼられてきて賄賂性の有無というところに結局はなってくる。そうすると、相手はそれにはならぬという弁解をしているわけですから、もう捜査をしても検討してもこれ以上はお互いにもう見解の違いという最終ぎりぎりの決着の壁にこういう捜査はぶつかる時点が来ると思...全文を見る
○内藤功君 じゃ、法務大臣に一問。  法務大臣、いまずっとお聞きのとおりです。私はきょうはこの点は聞きませんが、あなたもリストの中に名前と金額が書いてあって、お返しになったという答弁でありますけれども、そういう御関係のある方です。それなるがゆえに、失礼ですが率直にお聞きしたいん...全文を見る
○内藤功君 次に、同じく刑事局長にお伺いいたします。  これも一般論でありますが、賄賂罪の場合に、公務員のためにその人が負担している金銭債務を第三者が弁済をする、これは賄賂の目的になりますかどうですか。賄賂の目的になると解釈してよろしいですか。
○内藤功君 これも御承知のとおり、事前に通告をしておかなかったので、私の方から言いますが、大審院の大正十四年五月七日という古い判例があって、公務員のために同人の債務を第三者が弁済することも賄賂の目的となるという判旨が確立をされていると私ば思います。そこで、そういう一般論のお話をい...全文を見る
○内藤功君 そうすると、このK・ハマダというのがだれであるかというのは、検察側の申請した証拠では明確になる部分がありますか、どこかの供述調書の部分に。
○内藤功君 では、また数日後に恐らく公判が開かれて、証拠決定がされると思いますから、その段階でまた質問をしたいと思います。  その浜田幸一氏の証人喚問をやるべきだと、少なくとも真相をこの国会で明らかにすべきだという声は、野党の中だけじゃなく、自民党の中にも出てきておると言われて...全文を見る
○内藤功君 またこれは外為法の違反、外国で債務を発生させたということにもなりますな。
○内藤功君 そうして自分がすった四億五千万を小佐野賢治氏にかわって払ってもらったと、ホテルに。これはさっきのお話ですと、国会議員が自分の借金を他人に払ってもらったと。賄賂罪の可能性はどうです。
○内藤功君 国会議員であるとしたらこれは成立するというお含みがあったといま承っております。  それで、私はこの事実を一つ指摘したいんです。われわれの調べでこういう事実があるんですね。この浜田幸一さんという人は、昭和五十年の一月に箱根の湯本富士屋ホテルで、これはロッキード事件の発...全文を見る
○内藤功君 最後に、人事局長せっかく来ていただいたんですが、判検事の勾留問題について具体的に質問したかったんですが、私の手持ち時間がもうありません。これは次回に譲ります。
03月28日第91回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○内藤功君 増田社長、御苦労さまでございます。  まず、時間がありませんので、ずばりお聞きいたしますが、KDDが大阪にある三英商事という会社から、昨年、昭和五十四年、事務用の机、いすなどを購入されたことがございますね。
○内藤功君 この三英商事という会社とのお取引をいまお認めになりましたが、この会社が本社がどこにあるか、また、家具や事務机の専門店なのかどうか、この点はいかがでございましょう。
○内藤功君 私の方は確たる関係者の方からの聞き取りも行いまして調べておるんですが、この三英商事という会社は、私の方で調べておることを、それではあなたの方に申しますから至急に調査をしてもらいたい。  大阪にある会社でございます。東区の内本町橋詰町にある会社であります。そうして、こ...全文を見る
○内藤功君 これは相当重大な事実であります。  そこで法務省にまずお伺いいたしたい。現在の検察庁の本件のKDDに関する捜査の体制ですね、検事なり事務官をどういうふうに動員しておるかということ。それからその捜査の基本方針ですね、大きな方針はどういう方針で、決意でやっておるのかとい...全文を見る
○内藤功君 同様、警察庁にもいまと同じ点をお聞きしたいと思います。
○内藤功君 わかりました。そうすると、いま私がKDDの参考人にお示しをした事実、摘示した事実、一般的なことでもいいですから、一般的にかようなケースについて捜査の常道としてどういう点に着眼をすべきかということを伺いたい。  私の所見では、かような事実というものが指摘され、または情...全文を見る
○内藤功君 警察の御答弁もこの点は同じだと思いますので、時間の関係でほかの点に移りますが、KDDの側から、先ほどの私の指摘に対して、ただ資料が持っていかれちまっているから、これについては資料が返ってこなければ一切報告ができないというようなふうに聞こえるお話でしたが、これはやはりこ...全文を見る
○内藤功君 ぜひこの点は委員長において理事会等にお諮りの上、報告を求めていただきたい。要望しておきます。よろしゅうございますか。
○内藤功君 それでは質問を続けますが、いま指摘をしたような事実、これは先ごろわが党の沓脱議員が他の委員会において指摘をしました「インテリア・ルイ」に絡む服部前郵政大臣及びその秘書の方との関係、こういう問題とも絡め重要な事実でございます。  私は、大西郵政大臣にお伺いをいたしたい...全文を見る
○内藤功君 一般論として、あなたの政治家についてのモラルはどうかと、こういうことをお伺いしたわけです。この具体的な服部さんの事案についてどうか、こういう質問じゃない。それでも答えられませんか。あなたのふだんの政治家としてのモラルの考え方はどうなのかという質問です。
○内藤功君 私は、午後この点は大いにあなたに質問したいと思うんですが、こういうことが余り不思議とも思われずにやられていた監督官庁である郵政省と、それから監督される方のKDD、この関係がいままさに問題にされている。こういう大臣をやめたばかりの人が、KDDに商事会社を紹介して品物を売...全文を見る
○内藤功君 なかなか言いにくい問題だろうと思うんですが、世間ではやはりいろいろな政治的な背景、ずばり言ってあなたをやめさせてくれという板野元社長、そうして、それに近い閣僚を含む政治家のそういう声が聞こえてきて、あなたは、後進に道を譲るということは表面の理由だが、そういう御判断でや...全文を見る
○内藤功君 どうなんですか、そういうふうに行われたことを八月になってから知ったと、こういうことですか。
○内藤功君 こういうふうに、あなたが副社長をやめてからのいわゆる板野体制と申しますか、そういうふうになってきた。あなたがやめられてから、特に政官界への贈答品あるいは非常なる過剰なる接待、それから他の特殊法人と比べても、非常に何といいますか、気前のいいパーティー券の購入、そうしてそ...全文を見る
○内藤功君 それでは、法務、検察にお聞きしたいことがありますが、午後またおいでになりますのでそのときに譲りまして、参考人にここで聞いておきたいことがあります。  先ほどあなたは、KDDは縁故というものがあっては好ましくないと、縁故入社。その縁故入社は政治家と特定したわけではない...全文を見る
○内藤功君 具体的に、たとえば郵政省の事務次官とか、局長とかいう人の縁故で入った例も過去においてはあったと、そういうものも含めてやめていくと、こういうことですね。
○内藤功君 最後に一問です。  参考人に伺っておきますが、KDDをつくった人には天下りが多いと、天下りの人が今日のKDDをつくった。しかし初代のたしか澁澤さんは天下りじゃありません。非常にいまよりは開かれた会社を、働いている従業員と一緒にやるという精神がわりとあった人じゃありま...全文を見る
○内藤功君 それでは、最初に法務省並びに警察庁にお伺いをいたしたいと思います。  KDDをめぐる捜査は、いま私は非常に重大な一つの段階を近くに迎えているんじゃないかという気がするわけであります。というのは、この事件では金及び物の流れを警察、検察庁はずっと努力をしていま追っておら...全文を見る
○内藤功君 この点について、金の流れと物の流れをずっと追っているという答弁があるわけです。金の流れが故保田参与から佐藤前室長に来てここでばたっととまったというなら、とまるというならともかく、この物の流れ、金の流れというのはずっと進んで、必ずこれは行くべきところに行く。水は必ず低き...全文を見る
○内藤功君 大きな関心を持った人であろうという御見解をいま承りました。  そこで、もう一つこれについてお聞きをしておきたいと思うんです。それは板野氏の次の段階というものをずっと考えてみた場合に、今度は金の出であります。金の出というと、これはやはりいままでのいろんな関係の委員会の...全文を見る
○内藤功君 それでは、いまお二人から捜査の担当者として明確なお話がありました。きょうの御答弁の中では、捜査の問題で、私もこう聞いたんだからこう答えてくれていいと思うようなところが幾つかあったんですが、やや不満な点もありますが、現状一生懸命やっておられるということなので、また後日に...全文を見る
○内藤功君 そこでお尋ねでありますが、いまの御答弁のように、NHKはほとんどの地域で受信が可能ということでよろしいですね。
○内藤功君 ところが、この民放の方はまだFMがキャッチできない地域がずいぶんある、いまの四つの地域だけである、そのほかの区域はキャッチできない地域だと、こういうふうに伺ったのであります。私が調べたところでも、現在の民放局からの送信では、だれでもどこでも聞けるというわけにはまいらな...全文を見る
○内藤功君 そういう方向でやられるということはいまの答弁で理解できました。そうすると知は、まあいまのお話だと、技術的には中波の周波数の移行ですか、こういった問題をもう少し見きわめるところがあるということのほかに、技術的な障害は特にいまないということで伺ってよろしいんですか。
○内藤功君 現状についての大略はいまの答弁で出ました。  私は最後にこの際郵政省にお願いしておきたいのですが、純粋に視聴者の立場に立っての私は質問であります。国民の立場に立って、公正で民主的な手続によってですね、速やかに開局ができるように努力されることを希望いたします。最近のオ...全文を見る
03月31日第91回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○内藤功君 高等学校進学者の急増対策についてお伺いしたいと思います。  この春、中学校を卒業するほとんどすべての生徒が、高校進学を希望しておるという状況であります。複雑高度化する社会において高校までの教育を受けたい、これは人間としての生きていくための当然の要求であります。また、...全文を見る
○内藤功君 確かに私立高校の問題と表裏の問題でありますが、私立高校の問題は後でお伺いすることにしまして、文部省として把握している状況認識をお伺いしたいわけですが、高校普通科における一学級の定数基準と、学級数の規模はどうなっておるか、これはまあ公立、私立別に具体的な数字をもって御説...全文を見る
○内藤功君 いまお話の出た東京都、大都会の最も代表的なものですが、実態をいろいろ聞きますと、本当に深刻な問題ですね。いまお話しのように、この四十人学級というのは大勢だと、世論の流れだと。しかるに東京都の教育長はみずからその世論に逆行する愚挙だと自分でもそう自認せざるを得ない状況な...全文を見る
○内藤功君 そこで、これが今春だけの現象じゃなくて、これから先を少し見ますと、五十七年にこれは減少が見られると、以外は今後十年間にわたって増加が続く一方で、今年度の小学二年生の子が進学するときには、二万七千人の増加が予測されると、こういう数字であります。一方、高校増設の計画はどう...全文を見る
○内藤功君 そういうことになりますと、これはまあ最後に大臣に強く要望ですが、いま五十五年度予算の審議でありますが、同時に、この五十五年度予算審議の最終段階においては、続く年度の大きな腹づもりもしていかにゃならぬ時期だろうと思う。まあ大臣の腹案として、これからどうしていくかというこ...全文を見る
○内藤功君 次に、私学の公費助成の問題、高等学校中心に伺いたいと思います。  さっきも言いましたように、公立学校の増設問題と表裏の関係に私立高校の問題はある、特に東京の実態ではそうだと。私のいろいろ聞き、また陳情を受けておる東京都の実態について言いますと、東京の高校生の約六割が...全文を見る
○内藤功君 大体そういう数字ですね。もう私立大学と余り差がなくなってきているという状況だと私は思うんです。  先ほどの私立の高校のアンケートでは、五十三年の年収額、税込みで、副収入含みまして、四百万円以下の家庭が五七%を占めているというさっきの駒込高校のアンケートです。そういう...全文を見る
○内藤功君 いままでの経緯をよく自分なりに整理をし、検討したいと思っておるということを承りました。ぜひそうしていただきたい。  そこで、私は大体そういう御答弁であろうと思っておったんですが、たとえば、そうむずかしいことを言っているわけじゃない。昭和五十四年度予算に対して概算要求...全文を見る
04月02日第91回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○内藤功君 まず、聴力障害者——耳の不自由な方の政治参加の問題についてお伺いをしたいと思います。  来年は国際障害者年というふうに決められておる非常に重要な年であります。国の政治が障害者の政治参加の権利を保障するのにふさわしい制度として確立をされるということが強く望まれておると...全文を見る
○内藤功君 私の承知しておるところでは、この聴力障害者の方たちがみんなで零細なお金を出し合って通訳者に謝礼を支払うと、こういう連動から、たしか昭和四十年に東京中野区で初めて手話つき立会演説会というものが実現をされまして、この運動が全国に次第に広がって、ようやく昭和四十六年の五月三...全文を見る
○内藤功君 今度はテレビ政見放送のことなんですが、テレビ政見放送についてもテレビの画面の下や横に出てくる字幕を併用してほしいという強い要望が出されております。字幕の併用につきましては政見放送をする候補者からあらかしめその要旨を提出をさせるというような方法をとりますれば、十分私は可...全文を見る
○内藤功君 いまの私の質問で字幕の併用についてはいかがです。
○内藤功君 こういう研究をやるについては、ぜひお願いしたいのは、全国で約二十五万人と言われております聴覚障害者の唯一の団体というべき全日本聾唖連盟というのがございます。そのほかにも障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会というような団体もございますが、こういった団体の方々にもぜひ問...全文を見る
○内藤功君 この問題について聞いておられて、大臣に次にお伺いしたいんですが、NHK側にも私ども直接聞いてはみました。いろいろと難点は言っております。  たとえば方言というものが手話にもあり得ると、そして統一手話というものがないとか、通訳者が少ないとかというようなことをいろいろ言...全文を見る
○内藤功君 それでは、この御努力を要求いたしまして、次の質問に移ります。  きょうは、特に法務省並びに警察庁のお方にもおいで願ったんですが、選挙の公正・自由の確保ということが選挙の執行については一番大事なことであります。そういう点で御質問したいと思うんですが、実は、ちょうど一年...全文を見る
○内藤功君 いまの点、警察庁の捜査の現況についてお伺いしたいと思います。
○内藤功君 この事件では、告訴告発人側がこの種事件でのいままでの経緯にかんがみまして、検察庁あるいは警察と常時捜査の協力態勢をできるだけとるという姿勢をとりまして、警察側から告訴代理人に連絡をしてもらい、その告訴代理人から被害者側の参考人に御連絡をして、私の知っている範囲では、こ...全文を見る
○内藤功君 最後に、時間がないので詳しいことはまた次の一般質問等の機会にさらに詳論したいと思うんですが、警察に警備実施上の観点で強く申し上げておきたい。  私は、まああの事件は東口広場へ突入する経路に当たるところの歩行者天国の入口のところで警備の部隊が規制をすべきであったという...全文を見る
○内藤功君 納得できませんね。まあ右翼に甘かったという批評をわれわれせざるを得ませんね。
04月09日第91回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○内藤功君 昭和五十二年の十二月に国鉄運賃の法定制緩和、いわゆる運賃自由化法というものが通りまして以来、国鉄はこれまでに旅客については四回の値上げを実施して、普通運賃が三二・四%、特急、急行、寝台などの料金二一・二%、通勤定期が三九・六%、通学定期が六二・九%と、二年五カ月くらい...全文を見る
○内藤功君 いずれにしても七割が貨物の赤字、この貨物の問題をどういうふうに解決するか。単に人間を減らすというような安易な方法でいいかどうかということが大さな問題になっているわけであります。  そこで、ちょっと問題は変わりますが、きのう答申が出されましたので絡んでお伺いいたします...全文を見る
○内藤功君 現在のとお比べになった御答弁ですが、五十二年十二月のいわゆる自由化法案の成立直前のものと比べますと、これは私の方で数字を指摘すると、旅客の運賃については、普通運賃は四二%、いまの高校生の通学定期運賃は約八二%の値上げになる勘定であります。貨物の点は、割引率が同様になる...全文を見る
○内藤功君 約半分以下であるということです。国鉄の昭和四十五年計画によれば、対四十三年度比一六三%としておりましたが、実態を見ますと、五十三年度目標の約四〇%、そして四十三年度実績五百八十九億トンキロと対比をして七〇%、こういう数字の比率から見ても、これまでの貨物政策の破綻は数字...全文を見る
○内藤功君 貨物輸送量が年々減少の一途をたどっているにかかわらず、一方この貨物関連投資の方は、荷役の機械化あるいは貨物のターミナルの整備ということで、どんどんこれは無計画にと言っていいくらい、またその見通しというものが十分厳密になされないまま投資をされてきたという点を指摘せざるを...全文を見る
○内藤功君 私は、結論的に言うと、非効率的な投資にこれは属するものと思います。  まず、常務理事に伺いたいんですが、取扱量を月間二百から二百五十ですか、非常にこれは低い私は見通しだと思うんですが、これは、いつ、どこで決定をされたんですか、あるいは明確ではないんですか、これは。何...全文を見る
○内藤功君 鉄道管理局のどなたの試算ですか。それから、それは最初の年は二百ですが、どういうふうに五、六年たてばふえるという、見通しはどうなんですか。それはあるんですか、ないんですか。
○内藤功君 率直に申しまして、いまのお話でも鉄道管理局で勉強した中で出てきた数字だと、だろうという数字だということが出てまいりました。私の方は私なりにいま調べたのを申し上げますから、よく照らし合わせて再調査していただきたい。  これが始まるときに国鉄当局は大体一カ月七百五十七個...全文を見る
○内藤功君 ぜひその調査をしていただくように要求いたします。  これは単に全然使ってないだけじゃなくて、その使い方の非効率という面も含めて、やはりとうとい国の財産でありますから、御調査を願いたい。  いま検査院は全然使ってないものについて調べたと言われたので、この点をひとつお...全文を見る
○内藤功君 このように墓地の移転というのは日本人の宗教的な感情もありますから、非常にむずかしいものなんです。それが大体の了承を得たと。しかも移転先に反対運動が起きることは、これは容易に考えられる。その了承は得ないで、機械だけ先に入れちゃった。ちょうど五年間雨ざらしだった。(写真を...全文を見る
○内藤功君 これは調べていけば一目瞭然であります。  私は次に、こういう非効率的な投資がどういう背景があるかということをこの際、国民に値上げを要求するだけじゃなくて、国鉄当局によく考えてもらいたい、機会あるごとにこれは私が言っていることであります。私が先日の予算委員会で指摘をし...全文を見る
○内藤功君 われわれの調査では、この企画は日立本社の機電事業本部、交通技術本部、製造工場は山口県下松市にある日立製作所笠戸工場というふうにわれわれは調べておりますので、これでいいかどうか、後で確認を願いたいと思います。  ところで、いま私の言った日立製作所の機電事業本部、交通技...全文を見る
○内藤功君 名前は省略しますが、昭和四十四年七月三十一日に国鉄郡山工場長を退職なさって、いまの交通技術本部長に就職した人が一人、その後昭和五十一年十月一日に同じく鷹取工場長を退職されて、そして交通技術本部長に就職された人が一人おります。  われわれの調査によれば、こういうふうに...全文を見る
○内藤功君 大臣には後でまとめていい答弁をお願いしたいと思います。  先に進めますが、私はまだ総裁のお言葉の感じで認識がもうひとつ甘い、天下りのもたらす弊害の自覚がもう少し足りないと、こう評せざるを得ないんです。  そこでもう一つ、これはちょっと総裁ごらんください。(資料を示...全文を見る
○内藤功君 もっと、法制の問題ですから正確に言ってほしいと思うんですね。東京第一、第二、第三各工事局長、それから仙台新幹線建設工事局長、盛岡の工事局長と、こういった方だと思うんですね。  そこで今度は、指名競争契約が東北新幹線の場合の九八%を占めているわけですが、その指名競争契...全文を見る
○内藤功君 いま総裁に私がお見せした一覧表を見ますと、まさに指名競争契約の業者を選定するその指名委員会の委員長である東京第一工事局長、第二工事局長、第三工事局長、それから盛岡の工事局長、それから新幹線建設局長、こういった方が九名、東北新幹線の契約の相手である企業に就職をしておられ...全文を見る
○内藤功君 最後の質問です。  大臣、官界で力のある人が民間に行くことは、有能な人だからいいと、相当弁護論の方を前段において言われた。後段の方は私は一応いいとして、前段の方、これはやっぱり退職金をたくさんもらうんですから、それから給料もたくさんもらっている、そういう人が、いまの...全文を見る
04月10日第91回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○内藤功君 今回の国鉄運賃値上げ答申の特徴は、法定制緩和が昭和五十二年の十二月になされまして以来、国鉄がずっと行ってきた取りやすいところから取る、こういう傾向が今回もまた一層強く行われているということだと思います。とりわけ私がきょう取り上げたいのは通学定期の問題。通学定期の値上げ...全文を見る
○内藤功君 新聞などでも、「「逃げられない学生」に照準を当てるのでは〃庶民いじめ〃といわれても仕方がない。」と、こういう不当な値上げについて指摘をしております。運輸審議会の公聴会でも、特に切々と訴えたのが学生の諸君であって、全国大学生活協同組合の代表の方などから切実な実情が出され...全文を見る
○内藤功君 幾つかの私立高校でどんなふうに今度の答申で値上げが影響を与えるか調べてみたんですが、港区にある正則学院というところがあります。この学校で埼玉県の鴻巣から高崎線で上野まで来て、それからずっとあの長い通路を通って地下鉄に乗って神谷町まで、こういう子供さんがいる。この方に例...全文を見る
○内藤功君 国鉄の赤字についてはきのうも他の委員会で私質問しましたが、いろいろな昔からの貨物の投資などの問題があり、そういうものが積もり積もった赤字なのです。これを私は学生に負担させない、できるだけ防波堤になってやる、ツケを回さないということが必要だと思うので、いまの答弁ははなは...全文を見る
○内藤功君 繰り返しますが、これは運賃値上げを当時法律で決めておった時代に、値上げをまさに可決せんとするときに全会一致の附帯決議でこれをきちんと要望して、これを守るということを大臣がここで頭を下げて約束しておられるわけですから、これはいまのような御答弁であればやや前に進んだのだろ...全文を見る
○内藤功君 具体的にお聞きしますが、国鉄、大手私鉄の視覚障害者関連施設対策、具体的には誘導ブロック、点字ブロックの設置数を見ますと、国鉄では全国五千百八十四駅のうち二百九十駅、それから私鉄では千七百四駅のうち二百四十五駅が設置駅という現状であります。それから車いすを使用しておられ...全文を見る
○内藤功君 さっき大臣の方から大まかな方針が出ましたが、運輸省はすでに昭和五十一年三月に身体障害者等交通対策基礎調査報告書というものを運輸省として出しておって、この中にも具体的にいろいろと書いております。たとえば、「既存の施設を改善するのと新設や大規模な改造の際にあわせて実施する...全文を見る
○内藤功君 いまの答弁でもありますように、この誘導ブロックはいま御指摘の四十八駅中四十一駅というふうに、比較的にこの二、三年は精力的に進められているように見えますけれども、それを除くほかの対策はいまのお話でもわかるように必ずしも十分ではない。たとえば国鉄の場合には、この誘導ブロッ...全文を見る
○内藤功君 基本的に御賛同くだすったような感じなので、早速この作業を検討していただきたいと思うんですね。  たとえば話は飛びますが、国鉄の踏切で、改良を要する踏切は大体どういうものかというのは昔から基準があるわけなんですね。国鉄も私鉄もそれぞれの組織がありますから、どこの駅の近...全文を見る
○内藤功君 いま検討中のものの中で幾つかの積極的に対処する部分についてのお答えをいただいたんですが、問題はエレベーター、エスカレーター、この問題になりますと、いつも構造上の問題とか費用負担の問題というのが必ず出てくるんです。これはほかの施設に比べれば費用はよけいかかることはわかり...全文を見る
○内藤功君 十分にひとつ国際障害者年を前にした段階でありますから、その方向での努力を要望しておきます。  それから、いま、ことしになって国鉄当局がいろんな身体障害者についての御要望を聞いたと、こういうお話ですが、これに対しては立川市を通して国鉄側の、現在これはできる、これは今後...全文を見る
○内藤功君 さらにお願いをしておきたいのは、身障者の団体の方々と国鉄の当局の方、まだ直接お会いにならない、お会いになる機会がいままでのところない、こういうふうに聞いておるんです。もしこれが事実だとすれば、やはり市当局を通して意見を聞くというんじゃなしに、非常に細かいところもござい...全文を見る
○内藤功君 実務上の理由だけであって、身体障害者の方に会わないという態度をとっているわけじゃないと、こういうことですか。
○内藤功君 次に問題は、同じく身体障害者の方の問題ですが、職業としてハイヤー、タクシーに乗って仕事をしておる方は全国で何名くらいおられますか。これは自動車局ですか。——法人、個人について各陸運局別に御説明願いたいと思います。
○内藤功君 いまの御説明の中にある法人従事者の身障者の方の多くは、一般の方と同様のいわばノルマを会社から課せられて仕事をしているために、疲労度も非常に強い。どうしても、比較的自分の条件に合ったペースで働ける個人タクシーを希望する方が非常に多いように伺っております。  そこでお尋...全文を見る
○内藤功君 最後に大臣にお伺いをしたいんですが、明年は国際障害者年として、国においてもその準備が強く求められているところでございます。基本的な姿勢については冒頭大臣から伺いました。  ところで、この個人タクシーを申請する有資格者である身体障害者の方には、この国際障害者年を機会に...全文を見る