内藤功

ないとういさお



当選回数回

内藤功の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第101回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○内藤功君 この点は同僚委員からも本日いろいろ御質問がありましたが、総理の御答弁非常にわかりにくいのであります。    〔委員長退席、理事初村滝一郎君着席〕 昨日来の新聞を見ましても、自民党の中でも非常にわかりにくいという御意見があるやの報道もあります。私は、GNP一%枠を守...全文を見る
○内藤功君 しかし、総理府自身はこの間人事局が公務員の俸給表をつくるだけの調査能力と行政能力を持っておられる。それからGNPのこれからの伸び、為替の問題、総理はスタッフを持っておられるわけですから、当然この予算の審議の段階でこれを明らかにしてしかるべきものだと私は思うのであります...全文を見る
○内藤功君 最後に私は、今の御答弁を聞きますとますますわからなくなってくる。これはただ一つ、GNP一%をどのように守るか、GNP一%は政府が決めた枠であります。一方において人事院勧告という大事な制度を最大限に尊重する、この両方が立つのは私は、総州はこれはお気に入らない説だろうと思...全文を見る
02月24日第101回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の昭和五十八年度補正予算二案に反対の討論を行います。  本補正案の審議を通じ、中曽根内閣が、総選挙で示された国民の願い、要求に背いて、レーガン戦略に加担しての軍備拡大、大企業優先、国民生活無視の路線を拡大推進しようとしていることが...全文を見る
03月17日第101回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○内藤功君 今の中曽根総理の発言と伝えられるのは、昨年の三月二十一日の日本経済新聞、ここに書かれている記事なんですね。  それで、私はこれに関連してお尋ねしたいんですが、安保条約の事前協議条項、核の持ち込みの中に、核積載艦船の通過、寄港が含まれるかどうか大きな問題であります。私...全文を見る
○内藤功君 そういう時期があったかという質問なんですが。
○内藤功君 外務大臣にお伺いしますが、今私の言った見解をとっていた時期はなかったのかあったのか、その点だけひとつ。
○内藤功君 それ以前がどうもはっきりしないんですね、今の答弁では。私は、牛場さんの発言というのは重大だと思うんです。元外務次官、外務省の最高首脳ですね。そうして駐米大使をやりまして、福田内閣では対外経済の担当大臣を務められた。そして今は外務省の法律に定められた顧問でございましょう...全文を見る
○内藤功君 当時の外務大臣の三木武夫氏も、実は四十三年三月十二日の衆議院予算委員会で、すうっと通り抜けるということは持ち込みじゃないですからね、事前協議の条項にはかからない、こういうふうにちゃんと言っておるわけであります。私はこれは、変わったというふうに言いますといつ変わったか、...全文を見る
03月28日第101回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○内藤功君 共産党は商売のこともよく調べ、また法律制度もよく調べて質問をしておりますので、一言申し上げておきます。  先ほど、入居者の立ち退きに関する御質疑また御答弁がありました。そこで、今問題の新宿・西戸山の公務員住宅に現在入居しておられる方にとりましては全く突然の話だったわ...全文を見る
○内藤功君 もう一点お伺いしたいのであります。これは大蔵大臣及び総理にもお伺いをいたしたいと思います。  実はこの新宿・西戸山地区は、地元の区の計画によりますると、四万八千人の人を対象とする避難広場を構想しておるのでございます。昨年の九月十九日、突如出された研究会なる私的諮問機...全文を見る
03月29日第101回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○内藤功君 時間の関係がありますので、名東先生に一問だけお伺いしたいと思います。  大型間接税、一般消費税の決定についてのいろんなお話、非常に同感の点が多いわけなんですが、これが結局軍事大国化への道にもなるというお話もありましたが、今のこの軍事費ですね、これについてどういう歯ど...全文を見る
○内藤功君 関先生にお伺いをしたいと思うんですが、現在、政府は民間活力の導入ということを景気対策の非常に重要な項目として挙げておりまして、例えば大型のプロジェクトをやっていく、その場合に、国の資金を使わないが、民間の資本、民間の活力を導入して事業をやっていけば景気は上回っていくと...全文を見る
○内藤功君 林先生に二点ほどお伺い申し上げたいと思います。  一つは、去る二十一日に日本海で演習中の米空母とソ連の潜水艦が衝突するという事故が起きたわけですが、極東では今まで朝鮮半島軍事境界線付近というのが最大の軍事的な緊張点と言われていたんですが、それだけではなく、日本海とい...全文を見る
03月30日第101回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○内藤功君 今回、沖縄に配備のグリーンベレー、特殊作戦部隊の正式名称、目的、任務、それから編成、装備、指揮系統、上級部隊、こういった点を御説明いただきたいと思います。    〔理事初村滝一郎君退席、委員長着席〕
○内藤功君 指揮系統と上部組織。
○内藤功君 返還前沖縄にいましたグリーンベレーはどういう部隊であったか。
○内藤功君 返還当時、中曽根総理も佐藤内閣の閣僚であったと思いますが、この部隊が撤退して施設が廃止されたのはなぜか、この点をお伺いしたい。
○内藤功君 第三国人を訓練しているということもその理由の一つですか。
○内藤功君 当時の福田外務大臣は、グリーンベレー、これが第三国人の訓練をいたしておるわけで好ましからざることだと、こう答弁した。政府は、安保条約上第三国人が訓練の目的で施設区域を使用することはできないということをしばしば明らかにしております。現在も同じ見解でございますか。
○内藤功君 今回配備の特殊部隊は、第三国人の訓練を行うことを重要な任務の一つとする部隊ではないんでしょうか。
○内藤功君 この部隊はどうですか。質問はこの部隊です。
○内藤功君 はい。
○内藤功君 第三国人の訓練を任務とする部隊じゃないのかというんです。
○内藤功君 二月のワインバーガー長官の国防報告にはいろいろ書いてありますが、その五十四ページ、二番目のパラグラフの一行目から五行目までにはどんなことが書いてありますか。
○内藤功君 一行目から五行目まで。
○内藤功君 十五カ国の軍隊と協力、訓練すると書いてある。  もう一つ、国防報告の同じページの三番目のパラグラフにはいろいろ書いてありますが、どういうことが書いてありますか。
○内藤功君 グリーンベレーはベトナム戦で活動したのであります。昨年夏、中米のホンジュラスでも戦闘しておる。レバノン、モロッコ、リベリア、ソマリア、コロンビア、エルサルバドルで戦闘に従事しております。ゲリラ戦や対テロ作戦など多様な戦闘をしておる部隊、大使館員の救出訓練とか、降下、渡...全文を見る
○内藤功君 総理お疲れのようですが、総理、それから外務大臣、今言ったようなグリーンベレーのそういう活動のことについてはお読みになったりなんかしたことありますか。総理は読書家だから読んでおられると思うんですが、どうですか。
○内藤功君 テレビでもはっきりそれが出ているはずであります。  十五カ国の軍隊という話が出ました。十五カ国の軍隊とは、どこの国であるか、日本は入るのか、入らないのか、この点を伺いたい。
○内藤功君 これは重大な問題なんですね。十五カ国の中に日本が入るか入らないかというのは、非常に我々にとっては重要な問題であります。アメリカ政府あるいは軍部にこの日本が入るかどうかということを外務省は照会したのですか。今、思うという話ですが、照会したのかどうか、この点。
○内藤功君 これは重大な問題ですよ。三月に配備されたと言うけれども、配備の発表が三月で、実際は二月のはずです。なぜこんな大事なことを照会しないのか。照会いたしませんでこれは済まないです。安倍さん、大臣いかがですか。大きな政治問題です。なぜこういうことを照会しないんですか。日本の運...全文を見る
○内藤功君 今回のグリーンベレーは第三国人の軍隊訓練の任務は持っていないということを先ほど外務省の局長が言いましたけれども、任務がない、そういう訓練は絶対やらないということを、この部隊の来日に際して米政府に照会したかしないか、この点も改めてお伺いしたい。
○内藤功君 これは核の問題と共通のやはり発想法なんですね。この部隊は、さっき私も言いましたように、ホンジュラスにおいて、それからかつてベトナムにおいて、またモロッコ、リベリア、エルサルバドル、あらゆる世界の地域において十五カ国の軍隊と一緒に行動し訓練をする、そういう部隊なんです。...全文を見る
○内藤功君 これは納得できません。あくまでこれは日本政府としてこの点をしっかり確認するということが私は必要だと思います。
○内藤功君 まず、防衛庁長官、先ほどの御答弁の中で、根拠があるかと言われた。しかし、防衛庁長官はまず御答弁なさるべきであります。あれは、あなたよくお調べになってください。参議院の予算委員会におきまして、我が党の上田耕一郎議員が総括質問でこの問題を取り上げて聞いたんですよ。それはど...全文を見る
○内藤功君 それならそう答えればよろしいので、吉川議員の質問の根拠はこの参議院予算委員会の上田質問と、もう一つこれを明らかにしました「影の軍隊」という本がありますよ。後で長官にお見せしますからよく読んでください。ここに全部日本共産党があらゆる知恵を尽くして調べたものが載っておるん...全文を見る
○内藤功君 まだ言いたいのですが、このぐらいにしておきましょう。  総理に最後に御質問申し上げたいと思います。  私は、このグリーンベレーというのは、あなたも映画をごらんになっておわかりだということですけれども、諜報とか謀略とか破壊活動、直接行動、こういうもうありとあらゆる、...全文を見る
○内藤功君 それは本の名前ですよ。
○内藤功君 私はあくまでもこういう部隊の撤去、配備中止を要求して、質問を終わります。(拍手)
04月03日第101回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○内藤功君 その同じ場所で他国の船舶も同様の事故に遭っていると思いますが、その状況をあわせて御報告願いたい。
○内藤功君 この機雷敷設は、ニカラグアの前の独裁政権であるソモサ軍の残党、いわゆるFDNがやったと報道されております。機雷による商業港の封鎖というのは、人道上も国際法上も許すべからざる行為だと思うんです。政府は、この事故発生以後どういうふうに対応されてこられましたか。
○内藤功君 私はレーガン政権の責任は重大だと思うのですね。すなわちワインバーガー国防長官は、去年の三月にニカラグアの反政府勢力にあらゆるレベルの軍事援助を与えていると言明しております。アメリカの雑誌「タイム」も去年の三月二十八日号で軍事援助をやっているということを報道しております...全文を見る
○内藤功君 私は、背後に、アメリカのレーガン政権の責任は免れないと思います。よくお調べをいただきたいと思います。  次に、イラン政府が我が国にC1輸送機と三次元レーダーの輸出を非公式に打診をしてきた。C1と三次元レーダーというのはどんな性能を持ち、我が自衛隊ではどんなふうに運用...全文を見る
○内藤功君 C1の運用の仕方、これが落ちています。
○内藤功君 輸送機は空挺部隊を降下させるためにも使うし、ジープやりゅう弾砲を送るためにも使う。第三次元レーダーはさっきお話しのように飛行機の目標を捕捉するために使うわけであります。自衛隊が現に戦闘用として使っているものですね。また、イランの方はイラクとの全面戦争体制下でもう軍事目...全文を見る
○内藤功君 はっきり拒否すべきだとなぜここで言えないのかということです。その場合は拒否すべきだと、拒否するということがはっきり言えないんですかね。その点だけなんです。
04月05日第101回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○内藤功君 行政管理庁にお伺いしますが、昭和五十六年の十二月に工業再配置施策に関する行政監察の報告を出されたと思いますが、この監察の目的、内容、結果についてお述べいただきたい。
○内藤功君 利子補給金はどうですか。
○内藤功君 通産大臣にお伺いしたいんですが、こういう行政管理庁の勧告を受けまして、どのように対応されてきたかを伺いたいのです。  今、一般国民にとっては歳出カットで児童扶養手当を削られたり、心身障害者の社会復帰予算を削られたり大変な状況です。国民の納得を得られるかどうかという問...全文を見る
○内藤功君 行管庁長官に伺いますが、昭和五十五年のこの監察と勧告の対象の中には、今問題のむつ小川原、それから苫東、これは対象として入っておりますか、どうですか。
○内藤功君 これは大変問題ですね。行革を推進する行政管理庁が、利子補給については厳しく抑制しろという勧告をみずから出しながら、その五六%を占める苫東、むつを監察の対象にしないというのは、これはなぜか。これでは筋が通らないと思いますが、長官、いかがでございましょう。
○内藤功君 まさにこれから厳しくやるべきときしゃたいかと思うんですね。私は、非常に納得しかねる点であります。特に、会計検査院は検査を行っているじゃありませんか。やっぱり真剣にむだや浪費をなくすという本当の行革の姿勢があれば、これは当然監察すべき、また少なくともそのことを検討すべき...全文を見る
○内藤功君 過去のことは問いませんよ。今からでも遅くはないというのはこのことです。むつ、苫東は、まさに高度成長政策の破綻の象徴だと思いますね。この二つのプロジェクトで国と道、県の負担は、さっきお話のように既に三千億、支払い利息は年に百六十一億、四兆五千億を予定した工業出荷額は現在...全文を見る
04月06日第101回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○内藤功君 日米共同演習及び日米共同訓練の問題につきましてお伺いをしたいと思います。  我々がこの問題を重視するのは、今、日米安保条約下における自衛隊の機能、あり方と、日本の平和と安全のためにこれをどう認識をするかという上で、我々国民が表から見るには共同演習の問題を見ていくのが...全文を見る
○内藤功君 私は、少しく異なる所見を持っております。それは米陸軍の性格は二点特徴があって、一つは、健国以来、建軍以来と言っていいでしょうか、外征部隊であります。米合衆国の本土内で防御に当たったことは独立戦争のとき以後はないはずであります。もう一つは、この陸軍の部隊は戦術核を中心と...全文を見る
○内藤功君 非常に言葉少なですが、私の今言ったことについて、ぜひひとつ今からでも遅くないですから深く考えていただきたいと思うわけです。そういう単純なものではないと私は思います、米軍の性格から見て。  さて、この問題に深入りすることは避けまして、防衛庁に伺いたいんですが、昨年の十...全文を見る
○内藤功君 私どもは、こういう演習につきまして、当委員会で御質問申し上げる以外には市販の出版物で理解するほか由はないのでありますが、これは昨年の十月二十八日付の「アサヒグラフ」、当時の時節を反映しましてこういう表紙になっている。これには河川、これは漁川、茂漁川という川だと思うので...全文を見る
○内藤功君 ところで、この日米の合同演習におきまして、コンタミネーテッドエリアという区域がこの演習場内に指定されたのであります。今御答弁になっております西廣参事官も、昨年十一月二十六日の当委員会の私の質問に対してこの指定が行われたこと自体は認めておられます。私のごく一般的な英語の...全文を見る
○内藤功君 あなたはしかし、ここに議事録を用意してきましたが、西廣政府委員の御答弁は、最初の方では「米側としてはコンタミネーテッドエリアということで指定をしたのだろうと思います。」と、こういうふうに言っておられて、再度の私の質疑に対して西廣さんは、「不発弾等がありますから、今回の...全文を見る
○内藤功君 軍隊において、もっと極言しますと米陸軍において伝染病による汚染地域というふうに使っておりますか。米軍においてはコンタミネーテッドエリアというのはやはり核兵器、生物兵器などによって汚染された区域と、これは間違いないですね。
○内藤功君 あなたの言うような弾着地域であるならば、これはインパクトエリア、こういうふうに呼ぶものだと私は思います。  ここに私持ってきましたのは、そういうこともあろうかと思って、アメリカの統合参謀本部発行の国防用語辞典、それからそれを我が国で邦訳をしたのが最新軍事用語辞典、こ...全文を見る
○内藤功君 米軍がつくった地図であろう、そして米軍はコンタミネーテッドエリアをこの演習において設定したであろうというところまではようやくお認めになったと思うんですが、私はさらにアメリカ陸軍の教範、これに当たってみたんです。これはNBCディフェンス、アメリカの陸軍省によってつくられ...全文を見る
○内藤功君 先走った御答弁ですが、何も私は我が島松演習場で米軍が現実に核兵器を使う演習をしようとしたとか、したなどと、そこまで私は言っておりません。そんなことは絶対にできないわけです。  問題は、島松演習場の中においてコンタミネーテッドエリアというものをいやしくも米軍が設定をし...全文を見る
○内藤功君 押し問答になりますから、こう聞いてみましょうか。このようなことが少なくとも私ども国民にはこういう演習の後に発行された週刊誌によってはっきりした。米軍が少なくとも地図上においてコンタミネーテッドエリアを設定して演習をやっていた。それと並行して自衛隊の部隊が同じ方角での攻...全文を見る
○内藤功君 これは米側ではそういうような表示をしたということは間違いないですね。  そうなりますと、長官いかがでございましょうか。初めてお聞きになったかもしれませんけれども、これは初めてお聞きになりましたか、この話は。
○内藤功君 防衛庁長官としてはこれは今初めて聞いたんでしょうが、このやりとりを聞いて、北海道で行われた日米両軍の陸上の演習で、少なくとも米側、私は日本側も知っていたと思いますが、今の西廣さんの話では。少なくとも米側は地図上においてコンタミネーテッドエリア、核汚染区域と判断されるよ...全文を見る
○内藤功君 米側に対してはこれだけはできるでしょう。米側に対して、いやしくも地図上であれ、米側の設定であれ日本の演習場では核染汚地域というようなものをつくってもらっては困る、そういうような演習をしてもらっては困るのだということは言えないですか。
○内藤功君 しかし、現実の核兵器がそこで爆発、炸裂をしないだけであって、例えば防毒面をつけたり、それから防護服をつけたり、それから洗浄、洗うことをやったり、いっぱいありますよ。これも私、教範を見てみますと、大変なことですね。  これはNBC防御の教範の部隊の基本作戦基準というと...全文を見る
○内藤功君 幾ら言ってもすれ違いなんですけれども、私はなおこのコンタミネーテッドエリアというのは、いわゆる表示のマークの色が決まっているんですね。例えば核兵器の場合は白、それから生物兵器の場合はブルー、化学兵器の場合には黄色と、そういうふうにして設定自体が非常に厳格に決められてい...全文を見る
○内藤功君 こういうようなアメリカ側がコンタミネーテッドエリア、核汚染地域と解釈されるような区域をつくっておった。それについては自衛隊側は何にも知らない。防衛庁長官も知らない。何にも知らない間に日本の自衛隊のパートナーである米軍はそこまでの演習をやっている。私は、知らない間に我が...全文を見る
○内藤功君 これは佐々官房長、有事法制の問題を伺いたいんです。  先般来、予算委員会その他におきまして有事法制の作業の現況についてのお話がございました。いわゆる三つの分類のうちの第二分類について七〇%ぐらいの回答があった、こう言われておりますが、少しく具体的にお聞きしたいんです...全文を見る
○内藤功君 これは国民の自由、権利にも関する部分が非常に多うございますから、我々としては常に中間報告を当委員会等で求めたい、求める我々は資格があり、責任があると思っておるわけです。  省庁はどうですか、こういうふうに聞いたら答えられませんか。私は、まず厚生省、入っていると思うん...全文を見る
○内藤功君 外れているのはどれですか。当たる率はいいでしょう。
○内藤功君 有事の名のもとに何でも許されるという風潮は、私は許せないと思うんですね。そう言うと、防衛庁長官はまた断定的にと言いますが、我々はやっぱり断定的に言わなきゃならぬと思うんです。昭和二十年の帝国議会で、東京が空襲になっているときにも帝国議会の中であの国防関係法規についての...全文を見る
○内藤功君 これは米軍との作戦調整機関というものの一つの本拠地、つまりこの中央指揮所の建物自体が、施設自体が米軍との将来作戦調整機関になり得るということを前提としておりますか、あるいはそれは考慮の外ですか。
○内藤功君 最後に、三月三十一日から限定運用を開始したという報道が見られるんですが、本格運用というのはいつからなのか、本格運用というものはこの今の限定運用とどういう段階に変わるのか、この点だけ伺います。
04月07日第101回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○内藤功君 最初に、総務長官にお伺いしたい。  まず、戦争中に救護看護婦として旧軍の召集命令を受けて陸海軍病院等に配属されて戦時衛生勤務に従事し、戦傷病者の救護に従事し、軍の将兵と同様の苦労をして、敗戦と同時に外地に長期抑留をされた方もいる。こういう旧日赤及び陸海軍の従軍看護婦...全文を見る
○内藤功君 この附帯決議はそんな昔の話じゃなくて、去年の委員会でも決議をされている新しいものでございますから、ぜひこの附帯決議の国会の意思というものに沿ってやっていただきたい。この決議の尊重の点にしぼって、もう一回大臣の御決意を伺いたい。
○内藤功君 官房長官にお聞きしたいと思います が、去る四月四日に昭和五十九年度の人事院勧告、仲裁裁定をめぐりましていわゆる政労会談が行われた。この席上で、官房長官は政府を代表されまして、昭和五十九年度人勧、仲裁は完全実施に向けて誠心誠意努力をする、取り組むということを労働側に御...全文を見る
○内藤功君 言うまでもなく、人事院勧告制度は一つには憲法上の争議権の代償であることはしばしば最高裁の判例も明示しているところであります。二つ目には、今、官房長官も言いましたが、ILOから、近くは昨年六月でしたか、非常に具体的な日本問題に限った勧告も出されておる。国際的にも非常に強...全文を見る
○内藤功君 昭和五十九年度の人勧では、五十八年にやったような俸給表を政府の方で切り下げたものをつくってしまったり、五十七年度にやったように全面的に凍結するということは少なくともそういうことはない、完全実施に向けて取り組むというのは私はそういう意味に理解したわけでございます。五十九...全文を見る
○内藤功君 諸般の情勢の推移を見ながらこの問題も引き続きあらゆる機会にまた御質問していきたいと思いますが、私はこれは今の非常に突出している防衛関係費そのものにメスを入れるというのがすべての解決の基本だ、特に正面装備の予算についてあれだけの大きな艦艇、航空機の予算というものが何とい...全文を見る
○内藤功君 さて、次の問題でありますが、これは担当大臣としての総務長官を中心にお聞きしたいんですが、最近一部の週刊誌、月刊誌等においていわゆる性情報、それから暴力描写を非常に露骨に満載した少年少女向けの雑誌、これがはんらんしまして、ただ売れればいい、もうかればいい、こういう商業主...全文を見る
○内藤功君 こういう状況の中で、政府・与党の法規制の動きが強まる中で出版四団体で構成している出版倫理協議会というところから出版社各社に対して出版の自由の危機に際して各位に訴えるという声明が出されておるわけでございます。この中では、特に、「公権力による言論、出版規制の強化策は、歴史...全文を見る
○内藤功君 私は、この問題が発生しましてから何軒かの知り合いの書店に行きまして、小売店の店主、社長さんに聞いてみたんですが、第一号は非常に売れたというんです、これらの雑誌。二号目からみんな買わなくなっている。こういうやはり健全な傾向も私は信頼して、立法による言論、出版の規制はあく...全文を見る
04月10日第101回国会 参議院 本会議 第11号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十九年度政府提出予算三案に反対の討論を行うものであります。  今日、我が国は、平和、暮らし、民主主義、この三つの分野で未曽有の危機に直面し、底知れぬ不安と混迷が広く国民を覆っております。中曽根総理は施政方針演説において、二十一世紀を...全文を見る
04月10日第101回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○内藤功君 ニカラグアの情勢について伺いたいと思うんですが、アメリカのABC放送は、六日のニュースで、レーガン大統領が八三年の十一月に機雷封鎖指示の大統領指令に署名していたというニュースを流しました。ニカラグア政府は、国際司法裁判所への提訴もやったようであります。外務省に伺いたい...全文を見る
○内藤功君 機雷封鎖は国際法上も人道上も許せない行動だと我々は思っております。  そこで、先日我が国の輝潮丸という船が機雷に触れましたが、この輝潮丸の積み荷と経路はどういうものであったか御説明願いたい。
○内藤功君 我々は、この船が台湾の基隆から積み荷を積んでいったという情報も得ておりますが、随時これは追及をしたいと思います。  そこで、アメリカとこの機雷封鎖との関係、この問題はウォール・ストリート・ジャーナルあるいはワシントン・ポストというところでも報道されておりますが、外務...全文を見る
○内藤功君 アメリカが言ったからというんじゃなくて、これは日本の独自の立場で調査をし、言うべきことは言うと、こういう態度を堅持されることを要望いたします。  次に、日米農産物交渉の合意の問題です。  既に、農業団体などはこの合意にふんまんにたえないと抗議の談話を発表しておりま...全文を見る
○内藤功君 今度の交渉の結果を見て、この言葉をにわかに私は信ずることができないのが非常に遺憾であります。  さて、高級牛肉の輸入量を四年後に約一・九倍にふやすというのであります。農林水産省に伺いますが、では国内の牛肉生産の伸びは今後四年間でどの程度見込んでいるんですか。
○内藤功君 その数字をちょっとお示しいただきたい。
○内藤功君 これ、重大な問題ですよ、お答えいただきたい。
○内藤功君 長期の見通しがあるんなら、その数字を言ってください。
○内藤功君 国内の生産増をはるかに上回る輸入拡大で、自給率の低下はもうはっきりしていると思うんですね。私は、これはもうアメリカの圧力に屈して日本の農民に犠牲を強いるものと言わざるを得ません。  ところで、東代議士の問題です。いろいろ聞かれましたが、総理、この渡米については了解を...全文を見る
○内藤功君 その割にしては、ニューヨーク・タイムズここにございますが、インタビューで、中曽根総理が農相に日米交渉決着まで帰るなと指示したと言ったり、日本側が米側の報復措置を恐れていると語ったり、我が方の弱みを相手に言うような御発言もされておる。東氏は中曽根総裁派の方だと承ります。...全文を見る
○内藤功君 事が事で、時が時だけに、これは疑問が残ります。東さんも帰ってきたようでありますから、きちんと聞いていただいて、この点、納得のいく説明をなお求めたいと思います。今回の合意につきまして見ますと、これは農相の訪米の時期、決裂後の再開の状況というものを見まして、非常に総理の政...全文を見る
○内藤功君 これは既に内部問題じゃないですね。一月十七日に不破哲三我が党の委員長と総理がお会いになったときに、これは党内だけではなく党外の問題でもあるということをはっきり言われたはずであります。これは何回も不破さんからも念を押して総理もお認めになっているところであります。新聞でも...全文を見る
○内藤功君 それはもう総裁声明が出ておりますから、その党の人事という域をもう既に超えておりますね。国民はみんな中曽根さんが約束したと、こういうふうにみんなとっております。  さて、では二階堂氏が今どういうお立場にあるか。昨年のロッキードの田中判決、ここに持ってまいりましたが、こ...全文を見る
○内藤功君 そこで法務大臣に伺いますが、法務省は昭和五十一年のロッキード特別委員会の秘密会で灰色高官の公表に踏み切って、二階堂進氏もその一人であることを明らかにした。この点は間違いないですね。
○内藤功君 そうしますと、法務大臣、この田中判決によって当時の法務省の指摘は正しかったと裁判所の判決で裏づけられたと、かように認識してよろしいですね。
○内藤功君 法務大臣、二階堂進氏が五百万円受け取りながら起訴をされなかったという理由はなぜでございますか。
○内藤功君 総理、以上の事実経過は、あなたが幹事長をしておられたときのことですから、もちろん御存じですね。
○内藤功君 総理、当時の自民党がロッキード特別委員会へお出しになった灰色高官の定義では、「ロッキード社の売込みに関し依頼を受け、ロッキード事件の金品の授受があったが、職務権限なきため罪とはならないもの」が灰色高官の一つである、こう言っております。自民党側自身の主張でも、これは灰色...全文を見る
○内藤功君 自民党が当時出した文書で、灰色高官に該当するということはお認めになりますね。
○内藤功君 自民党の文書、七六年九月八日、いわゆる灰色高官として一般に公表すべきもの、この三冊目に書いてあります。お認めになりますか。
○内藤功君 しかし、幹事長をやっておられたときの自民党の文書にはっきり書いてあります。総理、党内問題だとか、有能な人材とかおっしゃいますけれども、いやしくもロッキード事件で灰色高官と呼ばれた方、自民党自身もそう書いている。そういう定義に当たる方を政権与党の副総裁にするというのは、...全文を見る
○内藤功君 これはもう灰色高官という定義にはっきり当たるわけですね。自民党側自身が書いているんです。さらに総裁声明では、政治倫理の高揚とか清潔な党風確立ということもお約束なさっておりますが、私は、こういう灰色高官と言われている方を副総裁にするなら、これはもう清潔な党風どころじゃな...全文を見る
○内藤功君 それではちょっと変えまして、河本国務大臣に伺いたいんですが、あなたは第二次内閣への入閣に際して、中曽根総理の声明を了解して、政治倫理、公正人事を確立するということで入閣したと新聞のインタビューでお答えになっていらっしゃいます。二階堂副総裁となれば、このあなたの入閣の弁...全文を見る
○内藤功君 これはもう動きはよく御存じだと思って聞いたんですが、そういう御答弁ですか。  では安倍外務大臣、あなたは、報道によりますと、二階堂副総裁となると政局激変だと福田派首脳が言っておると報道されております。あなたの明快なその点の御所見を伺いたい。
○内藤功君 もう一人、田川自治大臣にお伺いしたい。あなたの行動はいろいろと注目をされておると思います。先日、立木さんの質問に対してあなたは、政治に田中氏の大きな影響力が及ぶとすれば無関心でいられない、こういうふうにお答えになりましたが、木曜クラブという会の会長をしておられて、灰色...全文を見る
○内藤功君 大変期待外れでございました。裁判所の認定にもかかわらず、二階堂氏は議長あてに、天地神明に誓ってシロだと主張しておるんですね。このままあいまいにしておくことはできないんです。  総理、私はここで政治的に解決する道はただ一つだと思うんですね。それは副総裁だ何だと言う前に...全文を見る
○内藤功君 喚問自体についてはいかがでございますか。
○内藤功君 西村委員長、総理から明確なお答えがないので、私は、当予算委員会に二階堂進氏の証人喚問を要求いたします。
○内藤功君 次に、政党法の問題であります。  自民党の四役会議でも政党法は政治倫理の最優先の課題とされております。田中六助幹事長は、政治倫理協議会の真ん中に政党法問題が入っているとテレビで言っておられました。衆参両院の政倫協では、自民党代表は政党法制定を強力に提案をしておられま...全文を見る
○内藤功君 大事な問題だと。それでは総理は、その場合どんな内容の政党法をあなたの頭の中に描いていらっしゃいますか。
○内藤功君 実は自民党がまとめた政党法要綱をおつくりになった吉村正先生が昨夜逝去されたそうでございます。そこで、この吉村先生の中心にたってつくった案があるわけですね、吉村私案という。これは根本龍太郎基本問題調査会会長からたたき台としてつくってくれと言われて二週間でつくったと吉村さ...全文を見る
○内藤功君 総理はその案をごらんになったんですか、なっていないんですか。
○内藤功君 じゃ、見てないのですか。
○内藤功君 三月十五日の立木さんの質問で、総理は読んでいないと答えたんです。これは三十二ベージ。ところが、その前の方、三十一ページです、議事録では。読んでみると欠陥だらけの文章だと言っているんです。どっちなんですか。
○内藤功君 いや、議事録に書いてあるんですよ。議事録見せましょうか。
○内藤功君 共産党が気になるのは今の答弁なんですよ。読んだのですか読まないんですか。二つ言っているんですよ。ちょっと混乱しておられたんですかね。どっちなんですか、はっきりもう一遍言ってください。
○内藤功君 そうすると、聞いた話でも含めてですが、吉村私案、政党法要綱には、政党の定義の中で、「革命の防止に寄与する」という基準を入れているんですね。これはこういうものをお認めになる立場に総理自身のお考えは立つんですか、どうなんですか。
○内藤功君 これは気にしている第一なんですけれども、こういうことは考えていないと御確認いただけますね。
○内藤功君 我が党は、暴力テロは絶対認めない立場であります。精神革命、文化革命というのはこれは政党の問題じゃないです、人間革命というのは。問題は政治体制、社会体制の変革であります。そうすると、総理の頭の中にあるのは、政治体制、社会体制の変革を防止することについて何か基準を設けよう...全文を見る
○内藤功君 いや、昔の治安維持法なんかあなたがおつくりになると思っていませんよ。そうじゃなくて、そういう何らかの政治的な理念ですね、政策というもので政党の区分けをしようという、そういうお立場を持っているんですかどうですか。
○内藤功君 またこの吉村私案というものを見ますと、政党委員会というようなものをつくりまして、そうしてこれは行政委員会です。そのうちの十五人のうち十人は国会議員で、議席に案分比例して数を決めると、こういうふうなことを決めていたんですよ。多数党による少数党のこれは監視が私は出てくるお...全文を見る
○内藤功君 それにしては事態が進んでおるんですね。例えば衆参両院の政倫協では、自民党の代表は物すごく強く政党法制定を政治倫理の中心問題に据えておる。四役会議でも優先課題だと、党の政治倫理調査会ですか、それでもお決めになっている。どんどん進んでいる。一方ではあなたはやるかやらないか...全文を見る
○内藤功君 だから、そこで言う政党法というのは、政党と認めるかどうかを決める機関がなくちゃいかぬでしょう。それはどう考えているんですか。
○内藤功君 あなたはどう考えているのですか。
○内藤功君 くどいようですが、もう一つ、私は、気になることと言われましたが、気になることを全部言っちまいますよ。例えば、政党の発行する一切の出版物を発行の都度、政党委員会に提出する、こういうのがこの吉村先生の私案にあるわけです。これは昔の内務省でございますか、私は昔のことをよく知...全文を見る
○内藤功君 憲法に違反しないようにつくると。だれでもそう言いますよ。しかしあなたは冒頭にいみじくも言われたんです。西ドイツでは一定の得票を得た政党にお金を、資金を出すと。ここが問題です。必ず何かの政党の要件がそこに出てくるんです。あなたはこの吉村私案、三十五人以上の国会議員を擁す...全文を見る
○内藤功君 やはりはっきりと少数党派に対する排除ということを今否定なさらなかったというところが、私はなお大きく疑問として残るところであります。  さて総理は、政党は自由なる団体だとさっきおっしゃった。齋藤隆夫さんという代議士はどういうふうにあなたは政治家として評価しておられます...全文を見る
○内藤功君 河本国務大臣はどういうふうに評価しておられますか。
○内藤功君 私どもと考え方の一致はないけれども、政党政治家として評価される先輩だと思います。この人が昭和二十二年十一月の法律新報という雑誌でこう言っておるんですね。政党というのは自由な団体だ、政党を結成するときには党則にこれこれのことを書かなきゃならぬとかなんとかということを決め...全文を見る
○内藤功君 迷っておられるようです。昔から、行くべきか行くべからざるか、そのときは行かないというのが原則じゃないんでしょうか。つくろうか、つくるまいかと言っているのならば、おやめになっていただきたい。こういうような法制定の考えを潔く撤回されることを要望いたします。(拍手)
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の昭和五十九年度予算三案に対し反対討論を行います。  今国会最大の課題は、総選挙に示された国民の意思に基づいて田中問題に明確な決着をつけることであります。本委員会においても、政治倫理確立の第一の課題として再三にわたって論議が交わさ...全文を見る
04月17日第101回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○内藤功君 まず、宮内庁にお伺いいたしたいんですが、現在、政府は臨調行革路線というものに基づいて、国の財政が非常に苦しい、国民の生活面、福祉、社会保障、医療、教育等々で犠牲を求め、痛みを分かち合うのだ、我慢してくれ、こういうことを政府は求めておるわけですが、宮内庁の場合には、この...全文を見る
○内藤功君 昭和五十九年一月二十五日の閣議決定「行政改革に関する当面の実施方針について」、これをずっと見ましても、各省庁それぞれ書いてありますが、宮内庁はここには書いてないんですね。今まで、この臨調行革路線というものの範囲内だとおっしゃるのであれば、経費とか人員とか機構でどのよう...全文を見る
○内藤功君 次に伺いたいのは、天皇及び皇族を初め宮内庁に出入りしていることをもって宮内庁御用達、こういうふうに言っておるんですが、一部の業者は自動車やPRポスターに「宮内庁御用達」と刷り込んで利用している人がおりますが、このような御用達ということを宮内庁としては公式に認めておられ...全文を見る
○内藤功君 今のでよくわかりました。今の御答弁ですと、今、御用達制度というのはないんですね。  ところが、我々が町を歩きますと、至るところにいろんな商売、いろんな商品で御用達というのが書いてあるんですね。私は商売に天皇や宮内庁がこういう形で利用されているというのは、どちらかとい...全文を見る
○内藤功君 次に、一年間に皇室で行われる祭祀等は何十件ぐらいありますか。  それから、ついでに聞いておきますが、掌典職の人数は何名いらっしゃいますか。
○内藤功君 掌典職の数は何名ですか。
○内藤功君 内廷費のうち、こういう掌典職を初めとする天皇家の私的な使用人の方の人件費は金額でどのくらい、また割合でどのくらいですか。
○内藤功君 宮内庁の職員、これは国家公務員でございますが、こういう宮内庁の職員が天皇の私的行事と言われておる各種の皇室の祭祀に関与している点につきましてお尋ねしたいと思うんです。  宮内庁の従来の御説明を拝見いたしますと、皇室祭祀は私事であるため天皇の私的な使用人である掌典職が...全文を見る
○内藤功君 そこで、私最近読みました元侍従職の入江相政さんの「宮中侍従物語」、それから針生誠吉氏外がお書きになった「国民主権と天皇制」、これをちょっと読んでみたんですが、これを読みますと、宮内庁の式部職の儀式第二係という職員の方が掌典職を補助して祭儀を手伝ったり、祝詞、お祝いの言...全文を見る
○内藤功君 かつて昭和五十年、一九七五年五月二十九日の当委員会におきましての質疑で、宗教法人としての伊勢神宮における侍従の御参拝の問題が出たことがございますね。その問題と私は相通ずる憲法解釈上の問題でもあると思う。私は、天皇にも私人としての信教の自由はあると思うんですよ。信仰は本...全文を見る
○内藤功君 いろいろ興味深くお答えを伺っておきます。  次に、質問変わりますが、掌典職、とりわけ掌典長の権限についてお尋ねしたいんです。  まず、私は神社新報という新聞を拝見したんですが、これを読みますと、昭和五十八年の二月に神社本庁より皇室祭祀に関し富田宮内庁長官あてに質問...全文を見る
○内藤功君 この新聞によりますと、昨年の五月十三日付をもちまして、天皇の私的使用人でいらっしゃる掌典長の東園基文氏から書簡という御返事が出ております。  そこで、宮内庁長官にお尋ねしますが、宮内庁長官あての質問書に天皇の私的な使用人の掌典長が宮内庁長官にかわって回答することがで...全文を見る
○内藤功君 私が指摘したのは、掌典長はあくまで身分としては国家公務員ではなくて天皇の私的な使用人だ、従来こう言っておられるので、それが宮内庁当局の指示や指導があれば格別ですが、そうでなくて対外的に掌典長の肩書でもって回答するのはどういう権限かということでお聞きしたわけであります。...全文を見る
○内藤功君 次に、問題変わりますが、四月の十三日に政府・与党の方で靖国神社公式参拝について合憲とする見解をまとめまして、この報告を中曽根内閣総理大臣に報告をされて、総理の方では、新聞の報道によれば、内閣法制局で検討させ、できるだけ早く結論を出すように指示をすると、こういうふうに答...全文を見る
○内藤功君 今のお話の中で、津の地鎮祭判決をひとつよくお読みいただくと、あれには財政の援助となるような行為あるいは財政援助的な行為というふうに書いてありまして、私は経費の一部を支弁するというのはこれは少なくとも間接的な財政援助行為だと、こういう見解をあの判決を読んだときから持って...全文を見る
○内藤功君 政府の統一見解も明確に示しておりますように、また憲法の明文の解釈からもはっきりしていますように、この公式参拝などということは、今の段階で合憲の決定を出し今までの見解を覆すということは、私はこれは重大な問題だと思うんです。  なお、官房長官の御出席を得まして、引き続き...全文を見る
04月19日第101回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○内藤功君 国家公務員等共済組合法の一部改正法案に関連しまして、質問をいたしたいと思います。  特に、国鉄の共済組合の問題にまず絞ってお尋ねしたいと思うんですが、その前提として最初にお伺いしたいのは、国鉄の今日の莫大な赤字の問題であります。国鉄だけではどうにも処理されないところ...全文を見る
○内藤功君 国鉄の職員の人たちが、明治時代に鉄道が開かれて以来、特に太平洋戦争、それから戦争直後の大変な混乱期、人間と物と両方運ぶ文字どおりの動脈として仕事をずっと果たしてきた役割は、私は非常に大きいと思っております。この点は、先ほど大臣のお話の中にあったところであります。また、...全文を見る
○内藤功君 今、答えが非常にはっきりしませんでしたが、私はこういう現場で働く労働省の方にこの赤字の原因はないと思うんですね。  私は、国鉄問題を今までもいろんな委員会でお尋ねしてきましたが、一つは、やっぱり国鉄の今までの設備投資が膨大な借金によってなされてきた。これは国鉄の常務...全文を見る
○内藤功君 重点の置きどころについては多少大臣と認識が違うようですが、私の言ったことも今の言葉の中には含まれておるということを耳にいたしました。  そこで、国鉄にお尋ねしますが、今赤字地方交通線をたくさん抱えているのが赤字の原因だと、俗耳に入りやすい議論があるんですが、第一次選...全文を見る
○内藤功君 国鉄全体の累積赤字、長期債務等から見ますと極めて小さなものだという感じがするんですね。また、事実そうなんです。ここには原因はない。  そうすると、先ほど私は過剰な設備投資ということを挙げましたが、一つ例を挙げれば、きのうの新聞でも報道されておりますが、世界一長い青函...全文を見る
○内藤功君 法案の中身について疑問とするところをお尋ねしたいと思います。  国鉄共済年金の掛金は昨年十月に改定されていますが、改定後と改定前の比率を数字で明らかにしていただきたい。
○内藤功君 その千分の八十七・五というのを今度は国鉄職員の一人当たりにしますと、平均して引き上げ額は幾らになりますか。
○内藤功君 昨年の国鉄職員のベアは一人平均幾らでございましたか。
○内藤功君 三千八百円ですが、このうち二千七百円から八百円が年金の掛金に取られる、こういう計算になります。これではほとんど実質的なベースアップがなされていないということが多くの国鉄職員から訴えられております。ほとんど掛金を納めるためのベースアップではないか、この声に常務理事はどう...全文を見る
○内藤功君 もう少し計数的なことですが、国鉄の共済年金の掛金は現在千分の八十七・五ですが、専売公社はどうか、電電公社はどうか、国家公務員一般職の場合はどうか、郵政職員の場合はどうか、大蔵省、この掛金を示してください。
○内藤功君 これだけでも非常に問題でありますが、大蔵省はさらに今年秋改定を考えておられるようですが、どのくらいの改定を考えておるか。
○内藤功君 国鉄の問題に絞って今いろいろお尋ねしたのは、この問題はひとり共済年金だけの問題ではなく、国鉄という国家レベルの交通政策、産業政策、あるいは国の政治のあり方というものすべてにかかわる大きな原因があって、その犠牲になっているのが国鉄職員であります。もとより、国家公務員の側...全文を見る
○内藤功君 今私の希望としては、あなたからもう少し数字的なものが欲しかったんです、本当を言うと。  私が言いますと、日銀のこの間の消費者物価指数、全国で見ますと、昭和五十四年一月から五十九年一月までに宿泊費というのは二六%ぐらいアップしているのじゃないでしょうか。これは認められ...全文を見る
○内藤功君 衆議院で本法案が質疑された際に、大蔵省当局は毎年これは見直しをするのだと答弁しておられるようですが、どういう見直しをするんですか。
○内藤功君 先ほど同僚議員の御質問にもありましたが、一体どのくらいの宿泊費のアップの状態になった場合に改定するのか、その基準がどうもさっきのお答えではないようなお答えだったけれども、これは人事院勧告でも、それから先日、当委員会で審議をした皇室経済法にしても、何かそこに一つの基準が...全文を見る
○内藤功君 あるんですか、ないんですか、そういう基準は。
○内藤功君 公務の円滑な執行というお話があったんですが、私、最後に一つ例に出したいのは、国立の試験研究機関で働く研究職の方の学会への出張旅費です。いろんな研究者の専門家がいますが、農林省、通産省、文部省、こういったところは特に多いようです。  これは四月七日のある新聞の報道する...全文を見る
○内藤功君 大蔵大臣、今の専門的な研究職の学会等への出張旅費の問題、お聞きになっていただけたと思いますが、大蔵大臣としての所見を伺って質問を終わりたいと思います。
04月26日第101回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○内藤功君 まず、国鉄の問題からお聞きしたいと思います。  国鉄ができてから百十一年という長い歴史であります。現在は、国鉄のほかにも陸、海、空でそれぞれの交通手段の発達が非常に顕著に見られております。しかし、なお国鉄は国民の足である、さらにもう一歩進めて国鉄はやはり今の時世でも...全文を見る
○内藤功君 今のお答えで、国鉄は国民の財産だ、ナショナルレールウェーだというお話がございました。であるとするならば、国鉄については、国民の選出した代表で構成される日本の政府が全体としてその問題について、細かいことは別ですけれども、全体として責任を持ってこの再建をやらなくてはならぬ...全文を見る
○内藤功君 ところで、一昨日、当委員会での審議におきまして、大臣は、私は臨調へも出かけていって民営化を主張している、民営ではなく民営化を主張したのだ、スト権の問題も含めてそういうことを言った、民営ではなく民営化を主張したと、こうお話しになったように私はここで承ったわけです。私も余...全文を見る
○内藤功君 一昨日の御答弁の趣旨は理解いたしました。第一点は、非常に問題のあるところで私は別の考えを持っていますが、二点目の労働関係についての所見は、大臣のお考えと私は比較的近いなという感じをいたします。  ところで、国鉄の巨額の赤字の問題でございます。この原因はどこにあるか。...全文を見る
○内藤功君 昭和三十九年以降赤字が累増したことは、数字の示すとおりです。私があえて挙げれば、青函トンネルを初めとして、東北、上越新幹線、成田新幹線、貨物ターミナルというのがでかいのをつくりました。大井の貨物ターミナル等等、国会でも取り上げられました多くの例は枚挙にいとまがありませ...全文を見る
○内藤功君 大臣の言わんとするところは何かわかっているような気がするんですが、私は、ですからあえて法律解釈上の点と政治的な判断の点と分けて今御質問をしたわけです。ただ、法律の解釈というものはしゃくし定規で法律の解釈がこうだから行政はそのままいくものじゃない、そこにもう一つ別の観点...全文を見る
○内藤功君 そこで、そういう国鉄の世界に冠たる技術を発展させるという観点から質問をしたいと思うんです。  東京都の国分寺市にある鉄道技術研究所、これは今までにどういう実績を果たし、また今の人員と組織、機構は概要どんなふうになっているかということを御説明願いたい。
○内藤功君 この研究室、いろいろ聞いてみますと、工学博士、理学博士という博士号を持った人がたくさんいるんですね。それで、研究室を三十六持ってやっておられる。私は、今余りPRされなかったけれども、やはり国鉄の唯一のこれは総合研究所でしょう。我が国で鉄道について総合研究所はこれしかな...全文を見る
○内藤功君 今、太田常務からお話しのような、そういう口頭勧告が出された。当然のことだと思うんです。誠意を持ってこういう問題については協議せよということは労使問題では当然のことだし、特に科学技術の中心である研究所においては、こういう問題は話し合いで円満に解決しなきゃならぬと思うんで...全文を見る
○内藤功君 大臣、初めてお聞きになる問題かもしれませんが、科学技術研究所でこういう側面から研究者の本来の任務を助けてきた方々に対して、やはり文字どおりの慎重な、また誠意ある話し合いで、こういう方々を一方的に路頭に迷わせるというふうなことなく協議をすべきだと私は思っているわけです。...全文を見る
○内藤功君 まず、海上保安庁につきまして、三点ほど質問したいと思います。  第一に、一昨年、昨年とかけまして日米の海上保安当局間会議と言われる会議が開かれたようでございますが、この会議がいつ、どこで開かれ、どういう参加者で、またどんなことがここで討議をされ、どんなことが決まった...全文を見る
○内藤功君 第二点目としまして、海上保安庁と自衛隊、防衛庁との間の警備救難に関します協定の内容、これはどういう内容かということをお話しいただきたい。
○内藤功君 三点目としてお伺いしたいのは、報道によりますと、最近進水した三千トンの巡視船「せっつ」に放射能測定機器が装置される、こういうことが報道をされております。事実とすれば、この大型巡視船に初めてこういう装置をつけるに至った今の必要性というのはどのように考えておられるか。また...全文を見る
○内藤功君 海上保安庁に対する質問は以上です。  次に、本年二月十日付で認可をされて、二月十八日より実施されているタクシー運賃の値上げに関連して、幾つかの問題点を御質問したいと思うのであります。  まず最初に、今回の値上げを認めた中には、タクシー乗務員、タクシー労働者の労働条...全文を見る
○内藤功君 そこで、お尋ねいたしますが、今回の値上げは各社平均で一四・五%前後の申請でありましたが、運輸省当局の厳格な査定作業が行われまして、東京特別区――二十三区、武蔵野、三鷹地区は九・五%、多摩地区が九・九%、一けた台に圧縮された。当初心配された大幅な客減りという現象は余りな...全文を見る
○内藤功君 今回認可されました九・五%の査定の概要を御説明いただきたい。
○内藤功君 道路運送法の第八条によりますと、タクシー料金は「能率的な経営の下における適正な原価を償い、且つ、適正な利潤を含むもの」と規定をされております。したがって、今回の九・五%の値上げには経営者にとっても適正な利潤を得るようになっている、かように理解をしてよろしゅうございます...全文を見る
○内藤功君 今回の値上げを認可するに当たりまして、運輸省は二月十日付で東京陸運局長名による団体長、これは個人タクシー組合あるいは法人を意味するのだと思いますが、団体長あて「タクシーサービスの改善等について」という通達を出されております。その中に、法人における「労働条件の改善につい...全文を見る
○内藤功君 さらに、同趣旨の内容で二月十一三日付で、これは労働省の労働基準局長名による「タクシー運転者の労働条件の改善について」、こういう通達がタクシー会社加盟の全乗連、全国乗用自動車連合会へ出されております。  この内容は、タクシー運転者の労働時間等の労働条件は全般的に立ちお...全文を見る
○内藤功君 今読みました通達の内容からも明らかなように、このタクシー業界の労基法違反は、東京労働基準局が発表した数字を見ますと、八一%を超えているようです。ここ十年来、全産業のトップである。こういうのは大変不名誉な立場だと言わざるを得ません。私は、この原因を解明して、直すべき点は...全文を見る
○内藤功君 その実情でありますので、ひとつ大臣、この点でも気持ちを引き締めてやっていただくように要望したいと思います。  そこで次に、少し各論になって恐縮ですが、タクシー経営者の非常に顕著に私がひどいなと思う例を御参考までに、大臣、局長に申し上げたいと思います。  まず最初に...全文を見る
○内藤功君 一つは、私は都内の具体的な例をちょっとお話ししたいんですが。  これは名前を挙げた方が正確になると思うので、東京コンドル、それから第三コンドル、こういう具体的な会社があるんですね。先ほど説明された二十一条に関係があるんですけれども、両社とも同じ岩田寿氏という方が社長...全文を見る
○内藤功君 やはり重要な資料だと思う、あおり行為の一つの資料として。  大阪でも、大阪の事例を一つ私聞いたんですが、成田交通という、こういう会社がある。この会社では、運転日報を運転手に書かせる際に、鉛筆で書かせる。それから日報用紙そのものを余分に持たせる。これは運転日報を改ざん...全文を見る
○内藤功君 ここに日報の現物がありますから、ごらんいただいて結構です。私は、ここに持ってまいりましたけれども、日報用紙、それから運行成績日報、それから給料明細書、そういうのを全部証拠で持ってきましたが、この書類を見まして私が驚いたことは、給料がオール歩合制になっているのじゃないか...全文を見る
○内藤功君 一般論として当然のことですが、いわゆる連勤は違法行為ですね。それからオール歩合制、これもいけないことですね。
○内藤功君 連勤の点は。連勤、お答えあったかな。
○内藤功君 この取り寄せた資料で、私なりに時間をかけて十分読んで非常に疑いが強いと思いましたので、今提起をしたわけであります。ぜひ、調査の上、その結果を私の方に報告していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○内藤功君 タクシーにつける運転乗務証の問題についてお伺いしたいと思います。  これは、一度発行されると三年間有効という点では運転免許証と同じ期間なんですが、これは大阪の事例を申しますと、乗務証の有効期間が一年も二年も過ぎても平気で走っている事例があるということを私、報告を受け...全文を見る
○内藤功君 今ここで審議をしております法案は、陸運局、海運局の統合に関する法案であります。この機会に、やはり陸運業務について働く人たちのこういう問題、多くの問題はここで指摘して初めて御存じになった問題、たくさんありますから一つ一つ全部知れと言っても無理でしょうけれども、こういう非...全文を見る
05月10日第101回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○内藤功君 まず、戦後問題の処理、この問題についてお伺いをしたいと思うのであります。  最初に、いわゆる戦後問題の処理、あるいは戦後処理問題と言っておりますが、これはどういうことを言うのか。特に、この戦後問題処理の際の基本理念、行政が当たり、政治が当たる場合の基本理念、基本精神...全文を見る
○内藤功君 こういうふうにお考えになったらどうでしょうか。  これは、やはり二度と戦争が起きない、日本が二度と戦争に巻き込まれない、もちろん日本は戦争を起こさない、ここのところに強い政治の念願、理念の基礎があるのであって、その上に国家があの戦争の犠牲者、被害者の方々に補償する、...全文を見る
○内藤功君 そういう前提に立ってお伺いしたいんですが、先般来、軍人恩給についてのいろんな事例も取り上げられて御論議がございました。また、私もいろいろ取り上げてまいりましたが、特に銃を持って戦った軍人と、それから銃は持たないが日本の本土で空襲のときにバケツを持って戦ったおれたちには...全文を見る
○内藤功君 国の予算の額をそのくらいの額ならという言葉を私はできるだけ慎みたいと思いますが、それにしてもこれは一〇%としてわずか二千九百万、私はこの数字を見るときに、ぜひこの恩給における改善措置だけではなく、戦地で軍人と同様、戦火のもとで命を危険にさらして活動してきた方々のささや...全文を見る
○内藤功君 次に、もう少し後の方で聞いてもいいんですが、ここでちょっとお聞きしたいのは、いわゆる上薄下厚問題です。  これも先般、同僚議員からの質問に恩給局長のお答えがありました。私は、それでもまだ納得できないものがあるんです。いろんな人に私は当たってみて聞いてみたんですが、国...全文を見る
○内藤功君 この点のさらに一腰の努力を要望しておきたいと思います。  そこで、行管長官がおいでになりましたので、早速御質問させていただきます。  五月七日に行革審の会議が開かれまして、報道によりますと、行管庁長官が出席されて、行政改革の将来の検討課題として四点、問題提起をされ...全文を見る
○内藤功君 そういうことでありますだけに、この御発言はこれだけでは極めて抽象的で、何かあ るのだとは思うのだが国民にわからない。  そこで、この際、どのような要請発言をされたのか、特に私は、この四点のうち、一番目の危機管理のための政府の仕組み、このあたりに絞ってどういうふうに...全文を見る
○内藤功君 今の危機管理の問題ですが、そういう対応の中には、いわゆる有事法制、これも含むというふうに理解をしてよろしいのか。それからもう一つは、重ねて聞きますが、総合安全保障閣僚会議、いわゆる総合安保閣僚会議とはどういう関係にあるのか。もう一つ、外務省内部で検討している総合安保体...全文を見る
○内藤功君 総合安保閣僚会議との関係。
○内藤功君 これは第二次臨調の中でもかなり突っ込んだ研究がやられたと承っております。相当細かくいろんな項目ごとに、何々省は何をやる、何々庁は何をやるということまで検討されたと私は承っておるわけですが、これをさらに行革審でおやりになるという問題は、単に私はハイジャックとか大韓航空機...全文を見る
○内藤功君 私も、第二臨調のいろんな状況を私なりに調べておりますが、どうも警察限りの問題より越えたところに問題があるように思えてならないんです。ただ、この問題は、いろんな資料に基づき時間をかけてこれからやらなきゃならぬ問題だということでありますし、長官、何か所用があるということで...全文を見る
○内藤功君 立ち入った話ですが、小委員会を発足させるとすれば、いつごろ、どんなメンバーで発足させますか。
○内藤功君 重ねて伺いますが、後藤田長官が先ほども言われましたが、六十年度予算編成に向けての当面の行革の課題として増税なき財政改革の方策の検討を行革審に要請した、これは臨調答申に基づく制度改変を歳出削減だけでは予算編成ができない、こういうことを意味していると考えますが、行革審とし...全文を見る
○内藤功君 今までの臨調の動き、それからこれが実際の国会の審議にあらわれているものを見ますと、これはやはり国民に対する犠牲は非常に一日一日と大きくなってきているということを私は痛感をいたします。また、それにとどまらないで、さっきの後藤田長官の表面上のお言葉にもかかわらず、軍事費の...全文を見る
○内藤功君 これはぜひ、こういう財政事情のお答えもありましたが、やはり道理に合わないことでありますから、改定の実施時期の一本化を強く要望をして善処をお願いしたいと思うんです。  次に、今回の改定措置では仮定俸給の引き上げなどの改定実施期日を一カ月繰り上げて三月実施とされた。恩給...全文を見る
○内藤功君 そういうふうに特例でやったということになりますと、これは私の考え方かもしれませんが、いろんな恩給関係の団体の不満を抑えるためのものでやったのじゃないか、国会の附帯決議の趣旨に沿ったものじゃないということになると思うんです。私は、やはりこの一年おくれ改定実施の是正という...全文を見る
○内藤功君 では、この恩給法に絡みまして、臨調との関連を次にお伺いしたいと思うんです。  行革審の事務局長来ておられますが、今度の第百一特別国会に提出した臨調行革関係法案の数は、政府は三十本といつも言っております。ことし一月二十五日、閣議決定の行革実施方針では関連二十三本、こう...全文を見る
○内藤功君 具体的に聞きますが、人勧の値切り実施に連動させられた恩給法案、横並びの各種年金法案、戦傷病者戦没者遺族等援護法案、それから原爆被爆者特別措置法改正案、これをいわゆる臨調行革関連法案としてカウントしないのはなぜでございましょうか。
○内藤功君 それでは、行革審としては今国会に提出された臨調行革関連法案は何本と見ていらっしゃいますか。
○内藤功君 私がこういうことをなぜ聞くかといいますと、行革審の事務局では臨調の指摘事項を千三百数十項目に整理をしてその実施状況をチェックしている、こういうふうに私は伺っておるのであります。これは事実ですか。
○内藤功君 これは、新しいことをきょう初めて伺いました。  そうすると、その中断する前はこの臨調の指摘事項一千項目以上というのをお認めになりましたね。一千項目以上、各省庁別の実施状況をあなたの方の事務局でチェックをしておられた、これは 間違いないですね。
○内藤功君 今の臨調の指摘事項と、その実施状況をチェックした表になりますか、資料になりますか、それを資料として私に御提出いただけますか。
○内藤功君 提出していただけますか。今の段階での中間的なものでもいいんです。御提出いただけるかどうか。
○内藤功君 私がこれをあえて聞きますのは、国民不在で、密室の中でやられてはいけないということです、この行革というものが。  それから今やられている中間の状況でも私にということは、これは国会にということであります。内閣委員会にということであります。やっぱり示すべきものだと私は思う...全文を見る
○内藤功君 別の問題に移ります。  法制局、来ておられますか。——人事院の勧告というものが恩給引き上げの基礎になっておりますが、この人事院勧告の重要性は、最高裁判所の四十八年四月二十五日、最高裁大法廷判決で強調されているところであります。私は、既に昨年八月九日の当委員会でも質問...全文を見る
○内藤功君 なおこの論争をしたいんですが、ほかのテーマがありますので、これは私の言った多数意見の論理的帰結であるということを言って、それに対して多数意見の石田、岡原、下田、こういう方からは反論がないということからもそれがうかがわれると思うんです。そういうところから、また内容からい...全文を見る
○内藤功君 しかし傾聴すべきものである、こういうふうに言われたわけですね。
○内藤功君 次に、恩給に関係のあります総理府統計局の問題につきまして、一点お伺いをしておきたいと思うのであります。  私の調査によりますと、総理府統計局、ここには、他省庁の統計部門の職員に比べまして、六等級以下の職員比率が非常に多い構成になっております。昭和五十七年に内閣委員会...全文を見る
○内藤功君 いろいろ組合の方からのお話を私承る機会があるんですが、そういう場合に、五等級へ昇任する、主任に昇任させるということは、六等級以下の方が非常に多い、その頭打ちの解消ということが一番大きな人事上のねらいだと思いますし、また職員の要求だと思うんですが、そういう場合に、例えば...全文を見る
○内藤功君 今、明確にお答えいただきましたので、ぜひそのとおり実行していただきたいと思います。しかし、一面においては、私のところにいろいろそういう御意見も寄せられているものですから、そういう意見が出てくるということは、何かまた、あなたの方では差別はしていないと言っていても、そのよ...全文を見る
○内藤功君 このアンケートでは、「労使の団体交渉」というのが三一・七%、「組合代表が参加する公正・中立機関」で決定するというのが一六・二%、「人勧完全実施の法律的義務化」というのが四五・五%、一番パーセントで多いですね。私は、この義務というのは非常に広い意味かもしれない、ただ、こ...全文を見る
○内藤功君 私は、本案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  恩給法等の一部を改正する法律案に対する修正案趣旨説明。  政府提出法案は、恩給年額等の改定を...全文を見る
05月17日第101回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○内藤功君 去る五月三日に、アメリカ下院外交委員会アジア・太平洋問題小委員会の対日公聴会で、ロング前太平洋軍司令官が三海峡の封鎖、機雷敷設などについて証言をしたと報道されておりますが、この証言の内容の概要をお聞かせいただきたいと思います。
○内藤功君 海峡の封鎖、機雷敷設能力についての部分は、どういうふうに述べておりますか。
○内藤功君 そこもひとつ調べて、後で報告をしていただきたいということをお願い申し上げておきます。  私が日本での新聞報道を総合するところ、ロング証言では次のようなことを指摘しております。  第一に、シーレーン防衛には三海峡の封鎖が不可欠である。二つ目には、三海峡の封鎖は、アメ...全文を見る
○内藤功君 ロング氏は太平洋統合軍司令官を歴任しておりますが、この間、当然のことながら日米安保協議委員会の米国側の代表であった人であります。単なる一介の高級軍人というにとどまらない。この人の証言の重みというのは非常に大きいと思うのであります。公式の議事録は入手していないとしても、...全文を見る
○内藤功君 これは国の予算にかかわる重要な問題ですからお答えいただきたいんですが、大体単位として一発一千万円台とか一億円台とか、いろいろありましょうけれども、大体一千万円台と我々は理解をしておりますが、いかがでございましょうか。遠からずですか。
○内藤功君 これは重大な問題なんです。なぜかというと、機雷敷設に二十億ドル、こういう数字が出ておる。二十億ドルというと、二百三十五円で計算して四千七百億円になりましょうか。こういう膨大な予算がアメリカの方から経費として少なくとも指摘をされている、ロング司令官に。そうすると、仮に一...全文を見る
○内藤功君 公海上の敷設はお認めになりましたが、この時期に日本問題、太平洋問題に非常に詳しいロング大将があえてこの証言の中で海峡封鎖機雷戦という問題に触れてきたのはどのような背景があると防衛庁はお考えですか。それは日本がなかなか機雷敷設戦というものをやろうとしない、日本にはこうい...全文を見る
○内藤功君 私は、日本が戦争に巻き込まれるようなことが絶対あってはならぬ、こういう前提で、それでは逆に戦争に巻き込まれる危険性のある条件はどんな場合であろうかと考えてみた場合に、一つが封鎖作戦、特に機雷による封鎖を日本側、米側が三海峡で実施した場合だろうと思います。  これはい...全文を見る
○内藤功君 自衛権の行使にもいろいろあります。自衛権の行使と称して非常に行き過ぎた行動をすることがあります。また、当方が自衛権と見ても相手方はそう見ないという場合があります。ここに戦争の場合の錯誤が拡大する要素が入ってくるわけです。ですから、こちらが自衛権の適正な行使、相手もそれ...全文を見る
○内藤功君 私がこの問題をあえて時間をかけて取り上げましたのは、総理大臣を初めとして、実にこの二年来軽々しく海峡封鎖ということを口にしておるように感じてなりません。その結果が相手国からの猛烈な反撃、これを誘発する。これは仮に防衛出動後であっても事態は同じことだと思うんです。これが...全文を見る
○内藤功君 この演習の調整官としてアメリカの第三艦隊司令官が担当するということになっておりますが、今度の演習は対空部隊を設けて、ブルー、オレンジというような二つのグループに分けて行った八二年の演習、これと同じようにグループを分けて行われるんですか。
○内藤功君 我が海上自衛隊の部隊は、さっきのお話では、五隻が一つのグループ、ユニットとして行動するというお話でしたが、このいずれか一方のグループに入るわけでしょうか。その場合、どういう指揮系統に入るわけですか。
○内藤功君 八二年のリムパックの場合には、日本の海上自衛隊は日本の海上自衛隊の指揮官の指揮下に入りましたけれども、その海上自衛隊の部隊はブルーグループ、ブルー部隊に所属しておって、ブルーグループの司令官はアメリカの第三巡洋・駆逐艦隊司令官のモロー少将という方であって、この人の指揮...全文を見る
○内藤功君 そうすると、ブルーグループなり、あるいはオレンジグループの中では指揮される、指揮するという関係は一切ないというふうに言い切られるわけですか。そういうようなことで対抗演習ができますか。
○内藤功君 私は、今の点が理解ができないんです。例えば、これは当時発売された雑誌世界の八二年七月号にリムパックを取材された方が、片山さんという方ですが、この「リムパック82指揮・統制図」という中に書いておるんです。ブルーグループ、オレンジグループと分けて、それぞれのグループには総...全文を見る
○内藤功君 八二年のリムパックの後、ある程度の報道がされました。これをずっと見て私なりに分析してみると、日本の海上自衛隊は、米空母のいわゆる護衛のこういう輪形陣の中に組み込まれて、その中に位置して対潜、対空、通信などの訓練をやっておる。  それからもう一つは、海上自衛隊の八二年...全文を見る
○内藤功君 私は、このリムパック80、82、今度のごく一部あらわれた報道を総合して、これは太平洋、極東における一つの非常に攻撃的な意味を持つ、単に対艦、対空、対潜の技量向上の訓練だけではなくて、相手国、予想される外国の拠点攻撃に至るまでの非常に攻撃的な演習だというふうに理解をして...全文を見る
○内藤功君 数字で聞いただけでも大変なことだと思います。いわんや、住民の方の騒音、轟音の被害は想像に絶するものがあると思うのであります。  ところで、昨年十月に、三宅島の噴火後、防衛庁及び防衛施設庁が、厚木基地の代替飛行場として各地を物色する中で三宅島を最も有力な基地の一つとし...全文を見る
○内藤功君 それであるならば、三宅島の村民は、私は九割と言っていいのじゃないでしょうか、今署名をずっと集めておりますが、これだけの人が反対を表明し、村議会もしばしばこの反対の請願を行っております。私は、今長官がおっしゃったように、日本国民の気持ちを考えるという立場を貫くならば、こ...全文を見る
06月21日第101回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○内藤功君 まず、郵便貯金の昭和五十八年度末の現在高、それから簡易保険の同じく五十八年度末の契約件数、保険金高の数字をお示しいただきたいことと、それからその両方について、ここ五年間の増加の大まかな推移を御説明いただきたいと思います。
○内藤功君 私、最近、臨調の部会長をやった加藤寛氏ほかの著書「郵貯は崩壊する」という本を読んだんですが、その中で、この木の二十一ページのところですが、「郵貯特会のコストであるが、預託利率の決定責任のある大蔵省(理財局)は、定額貯金の預入時期別、適用金利別の残高など承知していない。...全文を見る
○内藤功君 それでは問題を変えまして、郵便の問題についてお伺いしたいと思います。  五十九年二月、いわゆる五九・二計画が実施されてからこの方、東京の場合に郵便のサービスの低下の声を非常に多く私は聞くのであります。そこで、お伺いしたいんですが、普通郵便一日一度、速達が一日三度です...全文を見る
○内藤功君 そこで、今問題になったこういう一般の利用者の苦情というのは郵便局へ電話をかけるわけなんですが、郵便局では郵便課というところの電話番号を見てそこにかける人が非常に多い。そこで、その郵便課の人が大変困惑する事態が起きると現場から聞いておるんです。その場合に、集配課に本来こ...全文を見る
○内藤功君 同じく郵便につきましてもう一問ですが、東京都の練馬区、板橋区にまたがる旧グラント・ハイツ、米軍の基地跡地ですが、ここに今光が丘団地というのが建設中、一部入居しております。昭和六十七年度には一万二千戸、最終には六万人に上る大住宅団地ができようとしております。しかし、ここ...全文を見る
○内藤功君 団地の人口増加の状況はちょっと認識が不十分なように思いますので、これはよく調べていただきたい。急速な人口増加が予想されているということでありますから、ひとつ東京都その他に当たってあなたの方でも独自に調べていただきたいと思うんです。  それで、この団地の大体真ん中の地...全文を見る
○内藤功君 担当者はだれですか。
○内藤功君 では、この点につきましてはまたさらに東京郵政局その他の担当者に具体的に詰めることにいたしまして、次に、民間放送局の問題について質問したいと思います。  これは電波監理局になると思いますが、新規に民間放送局を開設する際に郵政省としては厳しい審査基準を設けていると思いま...全文を見る
○内藤功君 そこで、具体的にお尋ねしますが、これは一般論としてですが、ある申請者がテレビ会社の経営者であり、そしてその社長をしておる、さらにその人は地方新聞の経営者でもあるような場合です。その人がさらに新規にFM放送局の開設を申請する。こういう場合には、ある一人の人にこういう新聞...全文を見る
○内藤功君 これはこのように理解していいですね、一般論として。その人が直接申請はしないが、ダミーといいますか、身がわり、自分が実質的に経営権を持ち株式も相当数持っておる、そういう会社を通じて申請する場合、そういう場合でもやはり実質的に見て同じように考えて、厳格に根本基準に従って審...全文を見る
○内藤功君 できましたら大臣にお答えいただきたいんですが、今の問題。私は、この郵政省令、放送局の開設の根本的基準というのは、一人の人間にテレビだとか新聞だとかFMだとかマスメディアが集中するということは、これはある地方の世論をある偏った方向に誘導するということで、民主主義の問題、...全文を見る
○内藤功君 きょうは一般論の質問にとどめますが、具体的な事例はまた別の機会を得て取り上げたいと思います。  次に、有線放送の問題であります。有線放送業界の大手である株式会社大阪有線放送社、株式会社ゆうせん及び株式会社日本ゆうせん、この三社はいずれも同系列の会社であると理解してお...全文を見る
○内藤功君 もっと端的に言いますと、この大阪有線に関しては、処分が発表された三月下旬から連日、複数の社員とこの大阪有線に雇われていると見られる人物が、郵政省の本省、それから各地の電波監理局の担当課長や担当課員の職場、それから自宅にまで押しかけてきている。嫌がらせ電話をかけてきてい...全文を見る
○内藤功君 これは、国会の全会一致で決めた議員立法に基づいて郵政省が業務停止処分をしたということに対して従わないんですから、郵政省に対すると同時に、言葉を大きくして言えば、国権の最高機関に対しても抵抗しているというふうに言われても仕方がないと私は思っておるんです。それで、どうして...全文を見る
○内藤功君 次に、いわゆるパーソナル無線の問題についてお伺いいたします。  私の理解するところでは、パーソナル無線というのは、これまでの不法な無免許の市民ラジオによるテレビの受信妨害や電波の奪い合いをなくし、不法な市民ラジオを一掃するため郵政省が一昨年の十二月から使用を認めた簡...全文を見る
○内藤功君 パーソナル無線の愛好者が幅広くふえつつあると聞いておりますが、現在正式に開局が届けられているのは、全国及び東京でそれぞれ何万局ぐらいありますか。
○内藤功君 このパーソナル無線というのはアマチュア無線と違って資格試験がない、この機械を買った人は購入後、管轄の電波監理局に届け出をすればいいということになっているので今お話しのような六十万を超える件数になっておる、今後も需要が高まると予想されるのであります。  そこで、私は将...全文を見る
○内藤功君 そのような今まで電波監理局として発見した違反件数、これはどのくらいあるか、それからその中で特に悪質なものとして告発した件数がどのくらいあるか、その件数をお聞きしたい。
○内藤功君 こういうことの起きる背景としましては、電波やラジオ、テレビの専門誌などに部品を紹介する広告が非常に大きく載る、それから簡単に手に入るという点が背景としてはあると思います。  私は、そうは言うけれども、電波が国民のものである以上、国民だれもが簡単に操作でき、開局できる...全文を見る
○内藤功君 私の問題にするのは、暴力団の介在があらわれているということなんです。次に申し上げたいのは、パーソナル無線愛好家を暴力団がねらって、愛好者のクラブの組織化を図って、そこに入会しろと、入会金の支払いを強要するという事態がいろいろと起きているようであります。各地の電波監理局...全文を見る
○内藤功君 郵務局にもう一問だけ聞きたいんですが、質問通告してあった問題ですが、四月十九日に衆議院の方の逓信委員会で私どもの方の党の佐藤議員が、東京の京橋郵便局管内で一日二度配達地域があるが、土曜日も含めて午後にしか配達にならない、あの辺は商社、商店の多いところですから午後二度と...全文を見る
11月08日第101回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第2号
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○内藤功君 まず、いわゆるフリーアックス85演習、この問題についてお伺いしたいと思います。  アメリカ海軍が十月から太平洋及びインド洋にかけて行っているこの演習につきまして、その期間は一体いつぐらいの期間か、また演習の実施される海面、場所、それからそれに参加する艦船、部隊の規模...全文を見る
○内藤功君 このフリーテックス85というアメリカ海軍の演習は、私は今外形的な御説明が局長からありましたが、私の見るところ次の四つぐらいの特徴があると思うんです。これを認められるかどうかお聞きしたいんです。  一つは、太平洋、東西太平洋からインド洋といういわば二つないし三つの大洋...全文を見る
○内藤功君 見解の相違点は大体わかりましたが、あなたの言われる中で練度の向上、それは強力な部隊の中に参加すれば練度の向上になる、その面だけ言えばそうでしょう。しかし、日本の今の防衛政策、日本の自衛隊のとっておられる今までの方針、そういうものから明らかに私は変わってきていると思うん...全文を見る
○内藤功君 午前中、栗山北米局長はここでの答弁で矢田部委員に対しまして、韓国から装備が相模補給廠に一たん持ち込まれて、またそこからその装備品が韓国などに持ち出されるということになることはあり得るということを認められておるわけであります。私もそれは大いにあり得ると思います。  そ...全文を見る
○内藤功君 地元の神奈川県相模原市では市長以下が、この補給廠は今まで衣料中心の備蓄だったのだが、もしこういうりゅう弾砲などの兵器備蓄ということになれば性格が変わってくるので、これは返還の問題についても非常に重大な関心を持たざるを得ないという意思表明をしておるようであります。  ...全文を見る
○内藤功君 しかるべきどころか、重大だと私は思うんです。  もう一つ私が指摘しておきたい点は、最近アメリカの空軍大佐二ール・K・ウェザービーという人がアメリカの空軍通信電子協会機関誌シグナルという雑誌のことしの二月号に論文を出しておりますが、この中に、アメリカ軍の全世界的な軍事...全文を見る
○内藤功君 防衛問題の最後の点としまして、今の点とも関連するんですが、いわゆるインターオペラビリティーという言葉が出ております。これはことしの六月の日米安保事務レベル協議、それからこの間の九月の前長官とワインバーガー長官との防衛首脳会談で出ておる。括弧して相互運用性と新聞には書い...全文を見る
○内藤功君 時間がないので深く突っ込みませんが、この充実という言葉の中に私は今のC3Iですか、いわゆる指揮、通信、統制、情報、こういった軍事戦略の新しい段階の中で一層このアメリカの戦略に組み込まれていくという危険を感じるんですが、これを論ずる機会がありませんので別の機会に論ずるこ...全文を見る
○内藤功君 反対の住民の強力な意思を無視して強行するようなことは断じてあってはならぬ。アメリカ側に対しても、このような反対のあるところを押し切ってNLPの基地を設置することについて厳重な態度をとられることを要望いたします。  最後に、人事院勧告の問題についてお伺いをしておきたい...全文を見る
○内藤功君 はい、わかりました。  最後に、総務庁長官には、あなたは最大限の努力を政府として尽くしたということを言っておられる。これは最高裁判所の判決、少数意見も意識しての御発言だと思うけれども、今いろんな新聞に出ている投書、私のところに来るいろんな意見を見ても、もう生活ぎりぎ...全文を見る
12月07日第102回国会 参議院 逓信委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,社会労働委員会,商工委員会連合審査会 第1号
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○内藤功君 私は内閣委員といたしまして、また電電公社の民営化を内容とする本法案に反対の立場からいたしまして質問をいたしたいと思います。  まず、こういう点をお聞きしたいんですが、米軍の三沢基地における住宅建設に伴います電話の設置について、電電公社並びに防衛施設庁当局にお尋ねをし...全文を見る
○内藤功君 一部数字の出ないところがあって甚だ遺憾でありますが、今の答弁で、とにかく家族住宅の附帯工事の中に電話が入っていることはお認めになりました。  それではこういうふうに聞きましょう。電電公社の方にお伺いいたしますが、一般国民が電話番号をもらうために最初の申し込みに必要な...全文を見る
○内藤功君 そうしますと、計算上、この三沢基地関係の住宅用設置の電話の費用は一千九百四十万という計算に相なるわけであります。  電電公社にお尋ねしますが、この架設費用等は公社といたしましてはどこからいただくのですか。それとも一切これは無料、いわゆる出血サービスということに相なっ...全文を見る
○内藤功君 申し込みという具体的な行為はないけれども、おのずからこれはわかるわけです。これは我が国の財政から支出されることは明らかです。私は今の問答を通しまして、国の財政は大幅な赤字だということを言われておる、赤字国債を発行しておる、それが三〇%に及んでいる。しかるに、米軍住宅の...全文を見る
○内藤功君 大局において違いのないことだと思うのであります。  次に、私は通信衛星の運用についてお尋ねをいたしたいと思います。  昭和四十四年に設立をされた宇宙開発事業団法第一条におきまして平和目的が明記をされております。また、同事業団発足を前に行われた国会決議におきましても...全文を見る
○内藤功君 大分先回りして答弁をされたようですが、まずその差別とか何とかと言う前に、この国会決議の平和利用というものに反している場合にはこれは許されないことなんですね。これははっきりさせておかなければなりませんね。うなずいておられるから、これはお認めになるわけですね。  そこで...全文を見る
○内藤功君 この点、防衛庁に。防衛庁来ておられますか。
○内藤功君 防衛庁に確認しますが、八月十日に申し込みをされたという事実は間違いありませんね。  その確認と、もう一つは、黒電話、一般電話、これが何本で、専用回線は何本申し込まれたのか、この点を具体的にお答えいただきたい。
○内藤功君 そこで郵政大臣にお伺いいたしますが、今お聞きのとおり、防衛庁は、電電公社に対しまして一般電話、専用回線の加入を申請した、公社はそれに応じて工事に取りかかっておると。私はこのことに疑問を感ずるわけなんです。  先ほど大臣は、国会の平和利用の決議というものは尊重する、ま...全文を見る
○内藤功君 ところが矛盾するんですね、その答弁では。結局、平和利用の決議に反しているもの、これはもう認めるわけにいかないんです。平和利用の決議に反しているものと反していないものとの間にはこれは平等、公平はないんですよね。これはないんです。そうすると、じゃ平和利用決議に反しているか...全文を見る
○内藤功君 これじゃ、もう全然答弁になりませんね。私は、この自衛隊の部隊が具体的にどういうふうにここにいるか。今訓練基地だけれども、これは十一月十三日の新聞、トップ記事ですけれども、将来これは本格作戦基地に持っていくと。ますます軍事の色彩が強くなります。薄まるんじゃなくて強まるん...全文を見る
○内藤功君 あなたの答弁の方が失礼ですが当たりませんよ。これは繰り返しになりますから、何回繰り返しても局長の答弁はそれだけです、大臣からお答えないと。お答えないですか。
○内藤功君 全然納得できませんね。これは幾らでも資料がありますから、硫黄島の部隊がどういう部隊かということを、私時間があれば幾らでも読み上げてやりますけれども、よく勉強していただきたいと思うんです、これは。また、予算委員会その他でもお聞きしなければいけない問題だと思います。  ...全文を見る
○内藤功君 私の質問が簡単だったんで誤解されているかもしれませんが、つまり電電公社の受けた被害じゃないんです、私の聞いたのは。これによる一般住民の、世田谷区、目黒区を中心とする、あそこでもって中華そば屋をやっている人が出前が来なくて本当に困った。ガス修理業の人が本当に十日間で四十...全文を見る
○内藤功君 これだけの事故ですから、これは調べる方法は区役所に頼むなりいろんな方法があると思うんです、幾らでもね。被害額を真剣に知ろうとしないということについては、やはりこれは十分反省あってしかるべきものだと私は思うんですね。  次に、融資の問題ですが、大臣は閣議で関係各当局に...全文を見る
○内藤功君 ところで災害に対する被害補償の問題ですが、これは毎度言われているように基本料金の日数分、最高で五倍、大体平均で三千円ぐらいにしかならぬそうですね。この金額の不合理なことは、もう多くの方が指摘しているとおりです。我々は反対ですけれども、これから民営を目指そうとしていろい...全文を見る
○内藤功君 これは利用者の立場を考えるならば、この現行規定の見直しはもう当然必至だと思いますね、制定当時から多くの日数がたっているんですから。このことを強く要望しておきたいと思います。  ところで、時間が余りないということなので最後の質問になるかと思いますが、私は今の公社制度の...全文を見る
12月20日第102回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○内藤功君 給与三法案に関連しまして、幾つかの問題点につきまして御質問申し上げたいと思います。  まず最初に、私たちの基本的な立場から質問をしてみたいと思うんです。人事院は国家公務員一般職の給与引き上げについて六・四四%の勧告を行ったのに対して、政府が十月三十一日の給与関係閣僚...全文を見る
○内藤功君 これは我々として今の御答弁は納得できるものではありません。  総務庁長官にお尋ねいたしますが、大臣は国会の場で必ずと言っていいほど勧告制度尊重の基本に立って完全実施に取り組む、これは当然であるとか、あるいは大臣よく言われる最大限の努力ということを言っておられる。しか...全文を見る
○内藤功君 これも到底納得できないわけです。後藤田さんは有力な政治家であるけれども、三年後同じような立場の閣僚にあるということはこれはだれもわからないわけでございます。  それはさておいても、私が思い出すのは、この日本の財政の中であの赤字国債の問題です。赤字国債を何年後までには...全文を見る
○内藤功君 重大性を理解される、こういうお立場に立たれるのならば今のままじゃだめなんです、制度的にも。私は、ストライキ権、団体交渉権の代償というのは、読んで字のごとくストライキ権、団体交渉権があると同じような権利、利益というものをその労働者に与えるということ以外にないと思うんです...全文を見る
○内藤功君 この制度改正が出てくるというのは、人事院勧告というものがこの三年間凍結ないし抑制ということで守られていない、さすがのILOもしびれを切らして乗り出したというところが本当なんじゃないですか。ですから、人事院勧告完全実施を目指すとおっしゃるならば、もう一遍議論は戻りますけ...全文を見る
○内藤功君 これは、私のところにもいろいろ資料ありますけれども、実際に事務的な作業の手伝いをしていると私は聞いております。していないなら結構です。僕は、事務的な手伝いも含めてやるべきじゃない、それは人事院の権威を落とすということを重ねて申し上げておきたいと思います。全然やっていな...全文を見る
○内藤功君 理事会に十分諮っていただきたい。
○内藤功君 次に、防衛庁の給与法に関連しまして防衛庁当局に御質問したい。  まず、いわゆるGNP一%問題であります。これは、ここ数日来、私の報道で承知するところによれば、いろいろな動きが報道されておるのでございます。そこで、改めてこの問題について防衛庁長官にお伺いしたいわけです...全文を見る
○内藤功君 そこで、官房長官おいでになりましたので伺いたいと思いますが、十五日に党首会談が行われた中で中曽根総理が、六十年度予算編成では一%枠を守っていきたい、しかし夏には人事院勧告もあり将来のことはわからない、何らかの変更を求めるようなことが必要なら国民に理解を求めたいという御...全文を見る
○内藤功君 官房長官は世論調査をよくお読みだと思いますが、どの世論調査でも防衛費は現状より超えないというのがやっぱり今一番多い。最近発表されたある新聞のGNP一%堅持はどうかというずばりの世論調査では、七二%の人が一%堅持を言っている。こういう国民の世論を尊重していただく必要があ...全文を見る
○内藤功君 私は、安保条約の問題、評価、さらに米軍の行動についてのいろんな評価について政府と見解を異にする点が多々あると思うんですが、ただ我が国の周辺でもって、しかも日本海という裏庭の中で、カールビンソンという船は移動する核基地だと言う人がおります。つまり一大戦闘基地である、カー...全文を見る
○内藤功君 最後に、長官、お聞きになって、日本の周辺でこういうような行動が行われている、これについて好ましいという答弁が防衛庁の内局の方からはありましたんですけれども、これはどういうふうにお考えになりますか。やっぱり重大なことだと思いますが、こういうことが好ましいんですか。
○内藤功君 これは一般論で言われるのじゃなくて、もっと問題を絞っていって、こういう核攻撃能力を持った艦載機を四十機ですか五十機ですか、積んだ働く核基地と言われるそういう大きな航空母艦、それに随伴する機動部隊、これがウラジオストクの近く五十マイル以内というところまで行ったというんで...全文を見る
○内藤功君 それなら、きちんと調査をしてもらいたいですね。
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、本案に対する修正の動議を提出し、修正案の趣旨を説明いたします。  修正案の内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  政府が提出した今回の一般職職員給与法改正案は、...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与法改正案、特別職の職員給与法改正案及び国際科学技術博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法改正案、防衛庁職員給与法改正案について、反対の討論を行います。  まず、一般職職員給与法改正案についてであります。  本法案は、人...全文を見る