内藤功

ないとういさお



当選回数回

内藤功の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第102回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○内藤功君 米ソが核兵器の廃絶を目指していろんな会議をやっているというのは、やはり基本的には世界の平和運動というものが一番大きな力だと私は思うんですね。  そこで私が伺いたいのは、レーガン政権のシンクタンクであるヘリテージ財団の援助で一九八二年に「ハイフロンティア——新国家戦略...全文を見る
○内藤功君 民間の研究所が大きな影響力をアメリカにおいては政権に与えることはあなたもよく御存じのとおりであります。しかもこの代表のグラハム中将はレーガンの選挙のときの軍事顧問をやっている腹心の一人なんですね。その後行われたスターウォーズ演説というレーガンの演説でも、それが非常に影...全文を見る
○内藤功君 これはどんな文献を見ても同盟国のというのはありませんよ。どなたか一人が下院の証言で言ったという程度であって、出てくる科学的な分析は、私の知る範囲ではこれは全部アメリカの防衛であるということを申し上げたいと思う。  次に、このSDIというのは人類を私は核兵器の脅威から...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、昭和五十九年度補正予算三案に反対の討論を行います。  本補正予算審議の中でも明らかにされましたように、中曽根内閣はアメリカの核戦略に追随して、際限ない宇宙軍拡競争に発展するいわゆるスターウオーズ構想、SDIに理解を示すなど、軍備拡大と日米...全文を見る
03月12日第102回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○内藤功君 そこで伺いますが、海上自衛隊に第二術科学校——二術校という略称ですが、この学校で「応急教科書」というのがあります。「CBR戦防御」という名前がついております。これには非常に詳細に具体的に核兵器対策が書かれているのですが、その内容を御説明いただきたい。
○内藤功君 具体的に爆発点ではどういう対策をとるか、爆発時に艦艇の中ではどういう号令をかけて、どういう号笛が鳴るか、そこのところをちょっと説明してください。
○内藤功君 艦艇の中。
○内藤功君 極めて具体的に書いてある。  次に、陸上自衛隊の大宮の化学学校、ここでは核兵器の対策についてどんな研究、教育をやっておりますか。
○内藤功君 実は二月六日に、私は瀬長、柴田、吉川、各国会議員と一緒に同校を視察して、校内にあるいわゆる核シェルター、掩体と称しておりますが、この中に入りました。これはいつつくったものですか。
○内藤功君 去年ですね。
○内藤功君 ある程度と言いましたが、どの程度の核爆発、何キロトン、どのぐらいの距離、高度に耐え得るんですか。
○内藤功君 その一個の価格、それから収容人員数、これはどのぐらいですか。
○内藤功君 今の核シェルター、この施設の資材を各部隊に逐次提供して配備するということをその学校で聞きましたが、いつごろどんなレベルの部隊に対してこの資材を提供をされるのですか。
○内藤功君 空気清浄器、それから密閉用のドア、こういうものを各部隊に配備する計画があるんじゃないですか。私、部隊で聞きましたが、いかがですか。
○内藤功君 核シェルターではないと言いながら、二十キロトンに八百メートルで耐えられる、こういうごうをつくっている。これは文字どおり核シェルターをつくるということではないでしょうか。核シェルターを試作とはいえ、研究とはいえ化学学校でつくり始めたということは、これは我が国土における核...全文を見る
○内藤功君 防衛庁長官、この兵器の研究、軍事施設の研究というのは研究でとどまるわけがないので、必ず開発から実施、配備の段階にいくものなんです、そういうことです。  それから、今、核兵器を保有するということじゃないと言ったけれども、日本が核戦場になるということを想定をしているもの...全文を見る
○内藤功君 核戦場になるんじゃないかという質問ですよ。
03月26日第102回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○内藤功君 鷲見先生に二点だけお伺いしたいと思います。  第一点は、先ほど冒頭のお話の中で軍事費の四番目のポイントとして挙げられました後年度負担、非常に巨額になっておりますが、先ほどその点余り深くお触れになりませんでしたので、先生の御見解を伺いたい、これが第一点。  もう一つ...全文を見る
○内藤功君 時間の関係で、楠山先生に一問だけお伺いいたしたいと思います。それはいわゆる受験産業の問題なんですね。小さい規模は学習塾から大きいものは全国規模でデラックスな建物を持っている、そういう受験産業の問題が今、教育界に少なからぬ影響を与えているわけですが、率直なところ、これを...全文を見る
○内藤功君 貝塚先生に一点御質問をさしていただきたいと思いますが、それは勤労者の所得減税に関する問題であります。  人事院勧告の完全実施が見送られ、賃金の上昇が停滞しているという現状の中で、勤労者層の中での減税の要求というのは非常に強いわけなんですが、免税点の引き上げを含む勤労...全文を見る
03月28日第102回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○内藤功君 まず後藤田長官にお伺いいたしますが、人事院勧告が再三にわたる不完全実施、今回は退職手当の切り下げ、さらに公務員の共済年金掛金の引き上げというようないろいろな悪条件のもとで職員の生活も非常に厳しいものになっておりますが、こういうことに対する担当大臣としての御認識を伺いた...全文を見る
○内藤功君 温かい措置というのは即、これは私は人事院勧告の完全実施にほかならないと思うんです。  そこで、人事院総裁に伺いますが、「人事院月報」の「年頭随想」を拝見いたしますと、再三の不完全実施は残念であり、私としては苦悩しておる、本年は不退転の決意で努めたい、こう言っておられ...全文を見る
○内藤功君 ここでの答弁だけではなく、身をもって実行していただくということを注文つけておきたいと思います。  そこで、退職手当制度ですが、これは公務員の重要な労働条件です。その変更については関係職員団体の意向を尊重する必要があります。九十五国会の本委員会でも「退職手当制度の見直...全文を見る
○内藤功君 入れた点だけをお述べになりましたが、結局、関係職員団体の合意というものが得られないまま本法案の提案になったということはもう明らかな事実であります。私は、こういうような法案の提出のやり方というものは、職員団体が本来固有の権利として持っておる交渉権そのものを非常に軽く見る...全文を見る
○内藤功君 ところで、政府は民間との比較について、昭和五十七年度の実態調査に基づいておおむね官民の均衡がとれているという結論に達したと私は聞いておるんですが、この点は間違いありませんか。
○内藤功君 おおむね官民の均衡がとれたということであれば、また退職手当の水準を切り下げる必要は出てこないわけです。ところが、今回の法改正では長期の勤続者にかかわる退職手当支給率、この点につきましては、勤続三十一年以上の一年当たり支給割合を約一〇%引き下げておりますが、これは矛盾し...全文を見る
○内藤功君 重ねて聞きますが、もう一つの政府の官民比較の資料を見ますと、高校卒勤続三十五年の公務員の退職手当は、私の方で数字を読みますが、千九百二十六万円、民間の場合の千九百十九万円に比べて、公務員は七万円高である。率にしても一〇〇%均衡がとれている。また大学卒の場合は、公務員が...全文を見る
○内藤功君 納得できませんが、押し問答になりますので、この点はあなたの答弁について私どもは納得できないということを申して次の質問に入ります。  今回の法改正では、定年前の早期退職者に係る退職手当の特例ということで、一定年齢以上であり、かつ勤続期間二十五年以上である者が、その者の...全文を見る
○内藤功君 今、勧奨退職と言われましたが、これまでのケースについては例外なく適用されるということですね。
○内藤功君 じゃ具体的に聞きますが、この特例措置について、これは課長以上の管理職だけに適用されるんじゃなく一般職員にも適用される、こう解釈してよろしいですか。
○内藤功君 そうしますと、今、前々から問題になっているいわゆる高級官僚の方が国政選挙などにお出になるというために、つまり自己の都合のために定年前に退職をなさる、この場合の退職手当の扱いでございます。前回の参議院選挙では、お名前はここでは遠慮さしていただきますが、元通産次官などなど...全文を見る
○内藤功君 これは大きな問題点で、今後なおこれは論議していきたいと思います。  私はこの際、こういう場合は一切水増しをしてはいけないということを政令等で明記すべきだという考え方を持っておりますが、大臣の今の考え方、さらに今後とも私は論議していきたいと思っております。  次に、...全文を見る
○内藤功君 もう一つ、いわゆる高級官僚の天下りですね、五十歳代の前半ぐらいで特殊法人などに天下っていく、あるいは関連の大企業、業界へ天下っていく、こういうケースが世の中で大きく問題になっていますが、これも本来自己都合による退職だと、こう見るべきなんですが、こういう場合はさっきの問...全文を見る
○内藤功君 少し歯切れの悪い答弁ですね。  もう一点聞きますけれども、この特例措置の運用は、結局のところ各省庁に任されておるわけですね。そうすると、省庁によりましては、これは管理職にしか適用しません、あるいは選挙にお出になるために退職する場合でもいろいろと理論づけをいたしまして...全文を見る
○内藤功君 時間がなくなりましたが、最後に、関連して、現在こういうふうに高級官僚の方々は苦しい苦しいといってもいろいろな方法があります。失礼なことを申し上げたかもしれませんけれども、あると思うんですが、一般の国家公務員の方々の間では今問題になっているのは共済年金の掛け金引き上げ問...全文を見る
○内藤功君 とにかく、いろいろ言われますけれども、十二月に続いてまた短期間に大幅な引き上げでしょう。これでは去年の給与のアップ分なんというのは、物価上昇とこの掛金の二度にわたるダブルパンチといいますか、こういうものでマイナスになってしまうという声は、皆さん一線の職員の中で非常に強...全文を見る
○内藤功君 ちょっと一点だけ。  実際は、各省庁では本省の福利厚生課長が任命されているという実態があるようですね。ですから、私はこういうことを申し上げたわけですが、時間がないので後日にあとは譲りたいと思いま す。
○内藤功君 それでは最初に後藤田長官にお伺いいたします。  「行政改革に関する当面の実施方針について」という昭和五十九年一月二十五日の閣議決定がなされまして、その中で国立病院・療養所については十年を目途に整理合理化の対象となる施設の選定などが決定されたわけであります。ところが、...全文を見る
○内藤功君 本年の二月一日に国立病院・療養所再編成問題等懇談会から厚生省に出されました意見書でございますが、この中で国立病院・療養所の再編成について触れておりまして、こう書いてあります。「経営効率上及び国立医療機関としての機能上の見地からすれば、通常、病床数三百床を下廻る程度の規...全文を見る
○内藤功君 しかし、三百床以上の病院は黒字が非常に多く、三百床未満は赤字が非常に多いというような法則的、統計的なものはありますか。  それから国立の場合、三百床以上であってもそれ以下であっても、国立の場合は赤字の経営が非常に多いと私は聞いておりますが、その点いかがなものでしょう...全文を見る
○内藤功君 次に、自治省にお伺いしたいんです。全国の自治体の経営する病院は、私の知るところ一千を超えると理解しております。地方自治体の経営する病院の実情ということについてお聞きしたいんですが、私の調べたところでは、かなり経営の苦しい病院が多い。また民間医療機関が余り手を出さない難...全文を見る
○内藤功君 そういう現状だというお話ですが、そこに立ちましてお伺いしたいのは、先ほど出しました懇談会の意見書に、「経営移譲の対象とすべき国立病院・療養所」というのがありまして、その中で、「国が直営するよりも地方公共団体等が経営することが適当と考えられるものについては、地方公共団体...全文を見る
○内藤功君 そこで、具体的な例をひとつ聞きたいんですが、新潟県に寺泊病院というのがあります。ベッドの定床は百床、診療内容は、特徴としては、てんかんの専門病院として県内にとどまらず近県でも相当有名である、こういうふうに言われております。  詳しいことは省略いたしますが、ここが地域...全文を見る
○内藤功君 積極的な姿勢で臨んでもらいたいということを要望しておきます。  もう一つ問題があるんですが、群馬県にあります国立療養所の長寿園の問題であります。  この長寿園というのは、私も実際行ったことがありますが、昨年八月に廃止計画が発表されて以来、地元では住民大会が開かれる...全文を見る
○内藤功君 その地元との関係で、厚生省の担当者の方が地元の助役さんにメモを渡して、国が責任を持って診療所を建てて、運営については町の負担にならないようにするというメモをお渡しになったということを私はお聞きしたんです。木戸審議官メモというのがあるんだそうですが、失礼ですが、木戸審議...全文を見る
○内藤功君 厚生省の責任あるお立場の方としてもっと慎重に行動していただくことを希望いたします。  こういう問題は、当該施設の職員の意見も十分に尊重し、耳を傾けて、誠意を持って事に当たる、民主主義のルールを貫く、入院患者や職員には一切心配をかけないようにする、こういうことを強く私...全文を見る
04月01日第102回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○内藤功君 まさに国家的な損失だと思うんですね。  そこで、私はもう一つ例を出したいんですが、岡崎から新豊田へ向かう岡多・瀬戸線の問題であります。この当初計画を説明してください。
○内藤功君 今お話しの既に開業している岡崎から新豊田の間ですね、この区間の鉄建公団から国鉄への貸付料の残高は一体どのぐらいになっていますか。
○内藤功君 それでは、今度は新豊田から高蔵寺の間の工事中の区間ですね。この区間を国鉄に貸し付けた場合の貸付料はおおよそどのくらいになるでございましょうか。
○内藤功君 何年間ですか。
○内藤功君 いや、何年間かかるかという……
○内藤功君 そうすると、四十年均等償還で六十億ですから二千四百億になるという計算になるわけであります。今私の言いました新豊田―高蔵寺間は六十年度の開業予定ということになっておりますが、国鉄としてはどうされるおつもりか、引き受けられますか。
○内藤功君 結局そういうことになるわけなんですね。この線は借入金で建設しているいわゆるCD線であります。この区間について、それでは無償で貸し付けるということはできますか、どうですか。
○内藤功君 原則は有償であると、例外的に無償ということがあると、その法的な根拠は何でございますか。
○内藤功君 そうすると、原則はあくまで第三セクターの負担、沿線四市ですか、第三セクターの負担だと。この沿線四市を中心とする第三セクターなるものが先ほどお話の貸付料二千四百億円と、こういう金額の負担ができるとお思いになりますか、率直なところ。
04月02日第102回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○内藤功君 人事院にお伺いをしたいと思います。  現在、人事院によりまして公務員制度の見直しの作業が進められてきておるわけでありますが、この見直し作業は現在どこまで進んでいるか、まずその点からお伺いしたいと思います。
○内藤功君 そこで、その見直し作業の一つの柱となっております俸給制度の関係の中で今お述べになった専門職の関係についてお聞きしたいと思うんです。  この問題につきましては、一昨年の人事院勧告の際に「職務の複雑・専門化、職務段階の分化等に対応するとともに、職務に応ずる給与の原則への...全文を見る
○内藤功君 いわゆる専門職俸給表の新設は、臨時行政調査会の昭和五十八年三月の答申で言っております「行政需要、業務処理方式等の変化に伴いますます重要となる専門職制を明確にし、その要員の確保・養成、給与その他の処遇について配慮する。」、この臨調の指摘を受けたものと理解してよろしいです...全文を見る
○内藤功君 この専門職俸給表の新設ということが打ち出されてから、その専門職の対象になることが予想されるいろんな職場の方のお話を伺う機会があったんですが、いろいろな職場で、現場で、どういう性格のものなのか、それからその基本的な位置づけ、性格が必ずしも明確でないという声、疑問を多く私...全文を見る
○内藤功君 具体的にお聞きいたしますが、専門職俸給表の適用基準としては具体的にずばりどういう基準が考えられておりますか。
○内藤功君 今言われた人事の交流が他と行われないというのは、他省庁という意味かどうか。
○内藤功君 そうしますと、もっと具体的に聞きますが、現在人事院としてお考えになっている対象職種としてはどんなものがございますか。もっと具体的に何省庁の何職種ということになります
○内藤功君 今代表的なものをお挙げになりましたが、専門職俸給表の適用対象となることが予想される職種を抱える関係省庁との協議、また関連する労働組合、職員団体との協議は行われておりますか、どのように行われておりますか。
○内藤功君 この専門職俸給表の等級構成はどのようになっておりますか。
○内藤功君 端的にお聞きしたいんですが、この専門職の俸給表の新設、適用によりまして、こうした職種の方々の待遇、勤務条件はよくなるのか、よくならないのかですね。どういうふうに処遇がよくなるのか、どこにメリットがあるということをちょっと具体的に。
○内藤功君 専門職俸給表の新設については、今後はどういうようなスケジュールでお進めになっていくつもりか。これは関係省庁や職員団体の意向がありますから、勝手に推し進めるというわけにはいきませんが、あなた方としてはどんなふうに進めていかれるおつもりか、また見通しはどのようにお考えです...全文を見る
○内藤功君 率直なところを私から申し上げたいんですが、この専門職俸給表の新設につきまして職員の方々、特にこの対象とされることが予想される職員団体の方々の意見も先ほど一部御紹介しました。もう少し端的に言いますと、さっきの御答弁のように、水準が同じだからメリットが一体どこにあるのか、...全文を見る
○内藤功君 私は、これ以上内容について論ずる資料もありませんし、何といっても職員団体、あるいは各省庁と人事院と時間をかけてもお話し合いをする、見切り発車なんかはしないということが緊要だと思いますので、今の答弁はそういう意味で伺っておきます。  総務庁には、同じようなことでありま...全文を見る
○内藤功君 私は、率直に言えば、これは意見としてお聞きいただきたいんですが、人事院勧告制度という労働基本権の代償制度がこの三年来機能麻痺になっておる。表現は適切でないかもしれませんが、半身不随の状況です。人事院が今なすべきことは、争議権の代償機能たる役割を一日も早く回復するために...全文を見る
○内藤功君 合意なしに強行しないでもらいたい。
04月03日第102回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○内藤功君 去る三月二十六日以来、横浜の米軍用埠頭ノースドックに停泊中のアメリカ海軍輸送船「カリフォルニア」という船から米軍の車両、トラック、大型ジープ、トレーラー、乗用車など約数百両が陸揚げされて、これが四月一日以降相模補給廠の方に搬入されていると、こういう情報を我々は得ており...全文を見る
○内藤功君 これはかなり大きな規模の搬入が行われておるわけであります。さらにこの相模補給廠内にちょうど昨年十一月に、M109自走りゅう弾砲の搬入と同じ時期に米国軍人用と思われる死体を入れる棺おけが三百ないし四百個ひそかに搬入された事実がありますが、外務省はこの情報を得ておりますか...全文を見る
○内藤功君 これはぜひ調査してもらいたいと思うんです。というのは、ベトナム戦争当時、ノースドック相模補給廠は、これは一体となって米軍の最大の兵たん補給施設であったわけであります。昨年の十一月八日、この内閣委員会で私は相模補給廠へのM109自走りゅう弾砲の搬入の問題を指摘し、質問い...全文を見る
○内藤功君 米軍は世界に数カ所の事前集積施設を持っている、これは国防長官の国防報告でも毎年指摘され、強調されているところであります。私は、相模補給廠は、昨年の十一月以来のこの動きを通してみれば、アメリカの陸軍が朝鮮、日本、その他アジア太平洋における戦闘に備えて事前集積施設というも...全文を見る
○内藤功君 これはさらに防衛施設庁及び外務省できょうの指摘を受けて調査していただきたいと思うんです。数百両というかなり大きな規模ですからね。そして、この相模補給廠とノースドックの果たしてきた役割というものを見るならば、私はもう軽視すべからざるものだと思います。  もう一つこれに...全文を見る
○内藤功君 市当局が米軍に対してその通報をさらに求めるというのは当然ですが、私は政府がこういう慣行がある以上はその慣行を守るようにということを米軍当局に強く要望すべきだと思うのです。こういう市当局のやっている今までの慣例というものを守っていくということも、私は外務省なり施設庁なり...全文を見る
○内藤功君 私は、米空軍は前線基地としての三沢、ここへ展開するに先立って、まず横田に立ち寄り、そこから三沢へ出るという、あるいは直接三沢へ行くこともあるでしょうが、横田から三沢に出るということはごく自然のコースとされている、こういうふうに思うんですが、いかがですか。
○内藤功君 運用上の一つのごく自然なコースであり、上級司令部の第五戦術空軍の司令部のある横田に立ち寄るというケースがこれから非常にふえていくんじゃないかということを私はこれで感ずるわけなんです。  そこで、加藤防衛庁長官に伺いますが、本日の答弁、それから昨日の記者会見で、三沢配...全文を見る
○内藤功君 バランス論で一言言えば、こちらがF16が来たからバランスがとれた、こう思ったときは相手はそうとらないで、いやバランスは我に不利、相手に有利となったと、こう見ることが間間あるんですね。逆の場合もあります。したがって、このバランス論というもので平和の均衡というものは保てる...全文を見る
○内藤功君 読んでいただいた上で、そのような見解は防衛庁長官としては排除する、とらないということをおっしゃることもあり得るわけですね。
○内藤功君 次に、三宅島の問題であります。  三宅島では現在訓練基地反対の住民に対するいわゆる切り崩しの宣伝が行われているというふうに聞いております。中でも次のようなことが行われているので、ちょっとまとめて聞いてみたいんです。三つあります。  一つは、訓練基地対象地の防衛施設...全文を見る
○内藤功君 私は、こういう三宅島島民の意思というのは昨年の末の村長選挙の結果で明らかであると思うんですね。賛成派の方は立候補もできない、反対派同士で立って闘ったわけであります。  私は、先ほど堀江委員の別のお立場からの御質問もありましたけれども、アメリカに対してこの意思をはっき...全文を見る
○内藤功君 一点だけ伺いたいんです。これは三月二十九日の予算委員会の集中審議の際に、防衛庁は、日米共同作戦の研究はさまざまな設想ではなく「ある設想」に基づくという答弁をされました。それは一つの設想という意味ですか、「ある設想」というのは。
○内藤功君 昭和三十八年度統合防衛図上研究、いわゆる三矢研究というのが国会で問題になりました。この場合の設想というのは、朝鮮半島で武力紛争が生起してそれが日本に及んでくる、こういう想定だと記憶するんです。こういう形での一つの設想という意味で御答弁なさったのかどうか、重ねてその点を...全文を見る
○内藤功君 中途半端なのでその点もう一点聞いておきたいんですが、単純な一つというのであるか、それとも幾つかの武力紛争の発生の源があって、それが複合して一つの脅威になってくるのか、私の聞きたいのはそういうところなんです。それとも考え過ぎかな。単純な一つの設想、どこで武力紛争が起きて...全文を見る
04月05日第102回国会 参議院 本会議 第11号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府の昭和六十年度予算三案に反対の討論を行います。  ことしは、広島、長崎に原子爆弾が投下されてから四十年であります。しかし、核兵器をなくせという悲願は踏みにじられ、今日、五万発以上も蓄積されるに至った核兵器のわずか数%が実際に使用された...全文を見る
04月05日第102回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○内藤功君 まず公職選挙法についてですが、公職選挙法の第百九十九条及び二百条、それからそれに対する罰則はどういうような内容になっておりますか、この点をお伺いしたい。
○内藤功君 この条項の立法趣旨はどういうところにありますか。
○内藤功君 資料を配付してください。    〔資料配付〕
○内藤功君 お名前の出ている現内閣の四人の大臣方にこれらについてのお考えをお伺いしたいと思います。
○内藤功君 農林水産大臣に伺いますが、二月二十日に衆議院農林水産委員会でこの問題が指摘されて、それから訂正をされたわけですね。
○内藤功君 郵政大臣に伺いますが、あなたは九十六国会でこの前の総選挙のときも指摘されましたね。
○内藤功君 政府側に伺いますが、選挙の収支報告書というのは宣誓書がついていて、これに書いてあることは一応事実と推定されるんじゃないですか。
○内藤功君 同時に、後で訂正をすればそれで犯罪が成立しなくなるというものでしょうか。
○内藤功君 訂正をすればもうそれで犯罪が成立しなくなるというものじゃないですね。
○内藤功君 警察庁、この問題についての厳正な調査と再発の防止対策を要望したいと思いますが、どういうお考えでしょうか。
○内藤功君 法務省としてはどういうお考えでしょうか。
○内藤功君 自治大臣、前の選挙のときもこの九十六国会で大変なやっぱり論議になった、また起きたと、全体としての再発であります。再発の防止のためにどんな手を今まで打ってきたか、これからどうするおつもりか。
○内藤功君 再発防止策を聞いているんですが。
○内藤功君 自治省、具体的にどういうことをやるのか、ここに示してください。
○内藤功君 建設大臣、この建設関係の会社が多いですけれども、こういう企業の方に対してはどんなふうに対処されますか。
○内藤功君 どういうふうにしますか。対策です、聞いているのは。
○内藤功君 ちょっと聞き取れないんですが。ちょっと聞き取れなかった、最後の言葉が。消えるような言葉だよ、それは。
○内藤功君 ほかの法令に違反しても、建設省としては認可、あるいは認可取り消し権があるんじゃありませんか。
○内藤功君 総理、今までの問答を聞いておられて、現内閣の閣僚四人、前の中曽根さんの内閣の閣僚三人、有力な方ばかりですよ。違法案附の受領が指摘されたんですね。内閣自体のやはり信が問われていると私は思うんですが、総理としてこの問題を含め、どういうふうに思われますか。
○内藤功君 次の問題に入ります。  三日十二日の総括質疑で、上田新一郎議員が提示した陸上自衛隊幹部学校で使用された文書について、防衛庁は調査の結果いかがでございましたか。
○内藤功君 次に、F16について伺います。  外務省、アメリカの八六年度国防報告ではどういうふうに書いておりますか。
○内藤功君 私の聞いているのはそこじゃなくて、第三章、核部隊、二百二十一ページですね、ここを読んでください。
○内藤功君 二百二十一ページのc.です。
○内藤功君 NATOでは中距離核戦略としてちゃんと位置づけられています。日本でもそうじゃないんですか。日本ではどうして違うんですか。
○内藤功君 同じF16なんですから納得できません。  防衛庁、防衛白書でもF16は戦域核戦力として位置づけているのじゃないでしょうか。
○内藤功君 五十六年の二十八ページを読んでください。
○内藤功君 これで読んでください。これで読んでいただいていいですよ。(資料を手渡す)
○内藤功君 ちゃんとあるじゃないですか。  F16は、今度来た16はどこで訓練を行うんですか。
○内藤功君 対地攻撃訓練はどこでやるんですか。これは施設庁。
○内藤功君 二千ポンドというと何キログラムですか。
○内藤功君 F16は核の模擬爆弾を搭載する能力ありますね。
○内藤功君 核模擬爆弾の名称は何と言うんですか。
○内藤功君 BDU12B、BDU38B、どうですか。
○内藤功君 これはアメリカの軍需品規格でも、本物の核爆弾と同じように核爆弾の範疇に指定されている。いかがですか。
○内藤功君 これから来るんじゃなくて、もう来ている飛行機、それがどんな核模擬爆弾を積めるか知らない。困るじゃありませんか。
○内藤功君 F16が三沢の対地射爆場で核模擬爆弾を使って投下訓練をやる、そういう可能性があると思うんです。昭和四十七年三月の国会で、時の佐藤内閣、外務大臣も総理大臣も核の模擬爆弾の投下はさせないということを言いました。外務大臣、いかがですか。  外務大臣、お休みでしたね。質問の...全文を見る
○内藤功君 議事録を渡したじゃないですか、今私の持っているのを。  時の総理佐藤榮作氏は、核の模擬弾でも投下しない、そういう方向でアメリカに向かい十分に話し合う、時の外務大臣福田赳夫さんは、模擬弾といえどもこれは核だ、核の模擬爆弾だというようなことについては日本人はアレルギーを...全文を見る
○内藤功君 外務大臣、核の模擬爆弾の投下は許さない、この立場はお認めになるんですね。
○内藤功君 外務大臣、そうすると、当時の福田外務大臣と同じ基本的な考え方に立ってやると、こういうことですね。
○内藤功君 防衛庁に伺いますが、この核模擬爆弾は本物の弾頭を持った核爆弾と寸法、形、重量、同じと聞いていますが、いかがですか。
○内藤功君 これはもう常識なんですね。そういうことも調べてないというのは甚だ心もとないことでございます。  総理、今の点についていかがでございましょうか。
○内藤功君 外務大臣に伺います。アメリカ側に対しまして慎重に対処するように国民感情を踏まえてという申し入れ、要請はどのようなプロセスを経ていつごろ行われますか。
○内藤功君 絶対に核模擬爆弾の訓練さしちゃならぬ、しかもこれを明確にアメリカ側に申し入れてもらいたいと思います。  次に、防衛庁に伺います。日米防衛協力指針、いわゆるガイドラインの作戦構想、陸上作戦には何と書いてありますか。
○内藤功君 防衛庁、自衛隊のこういう状況における部隊の移動、資材の輸送、通信連絡などのいわゆる有事法制の研究は今どんな状況ですか。
○内藤功君 自衛隊が共同対処する米軍が有事の際に日本国内で部隊移動などするについての法令の適用除外、法令改正の研究はどうですか、今しておりますか。
○内藤功君 日米共同作戦計画が昨年十二月に署名された条件のもとでは、日本側としてそういうような立法作業、有事法制作業を米軍についても行うということが義務づけられることにはなりませんか。
○内藤功君 そうすると、そのような米軍についての法制上の研究はやっていないんですね。今後もやりませんね。
○内藤功君 そこで、拘束力の問題ですが、在日米軍と自衛隊との間に署名がされたという場合には、軍事上の約束、軍事上の協定がなされたとは見られませんか。
○内藤功君 在日米軍と自衛隊、つまり、いわば軍と軍との軍同士の間では拘束されるのじゃないんですか。
○内藤功君 具体的に聞きましょう。  米軍の有事における来援について書かれたとすれば、そのこと自体は拘束力を持ちませんか。
○内藤功君 両軍の間で。
○内藤功君 では、そこで不思議なのは、なぜ署名したのですか。署名はこの際どういう意味の署名なのですか、いかなる意思の表明の署名なのですか。
○内藤功君 署名というのはもう少し重みがあると私は思います。研究の内容を確認したというのは、私は納得できません。  次に加藤長官に伺いますが、この間、三月二十九日の当委員会集中審議におきまして、あなたは日米「共同作戦計画を確定するのは」「日米両国政府であろうと思います」云々とい...全文を見る
○内藤功君 聞きたいのはそこなんです。どういうタイミングで、どういう条件の場合に確定させるのか、どんなふうに今お考えになっていますか、研究の到達点はどうですか。
○内藤功君 もう一回防衛庁長官に伺います。さらに外務省にも伺いたいと思うんですが、将来、この日米共同作戦計画を政府間において確定させるという場合に、それは国と国との間、政府と政府との間の条約あるいは国際協定、こういう性格を名称いかんにかかわらず持ってくるのじゃないですか。
○内藤功君 私の質問に直接答えてないんですね。将来政府間において確定させるというのは、すなわち条約なり国際協定なりという形式になるのじゃないでしょうか。これ長官に聞きたいんです。あなたの言った答弁の趣旨を聞いているんです。
○内藤功君 ことが非常に大事なところだと思うんですね。もしそういうことであるならば、将来あるいは政府間の協定になるかもしれぬと。まだ研究しているというんだけれども、そうなるかもしれぬというのであれば、これは憲法に基づき、条約なり国際協定の締結承認の手続、あるいはそれに準じた手続を...全文を見る
○内藤功君 これは非常に危険な事態だと思う。昔と同じとは言いませんけれども、新しい軍部独走の危険にならぬように、私は特にこれを危惧しているものであります。このことを申し上げまして、残念ながら時間が来ましたので質問を終わります。(拍手)
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の昭和六十年度予算三案並びに日本社会党提出の修正案に対し、反対の討論を行います。  政府予算案は、財政危機の一層の深刻化にもかかわらず、軍備拡大と財界奉仕という二つの聖域をあくまで維持し、その犠牲を挙げて国民に転嫁する最悪の日米運...全文を見る
04月23日第102回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○内藤功君 まず、昭和五十四年度以降の各年度別で公務に起因する死亡と認定された方の数はどのようになっておりますか。
○内藤功君 そのうち心不全、心臓の病気ですね、それから脳卒中、こういうことで亡くなられ公務上死亡と認定された方の数は何件ぐらいですか。
○内藤功君 非常に少ない感じがいたしました。  ところで、気象庁にお伺いいたしますが、気象業務法によれば気象業務の目的というのはどういうふうになっておりますか、気象庁。
○内藤功君 第一条を私は言ってもらいたかったのですが、第一条によると、「災害の予防、交通の安全の確保、産業の興隆等公共の福祉の増進に寄与するとともに、気象業務に関する国際的協力を行う」、こうありますですね。この目的に基づいて観測だとか、データ収集・分析だとか、予報や警報を行うとい...全文を見る
○内藤功君 気象庁、それでよろしゅうございますね。
○内藤功君 鹿児島県の離島に屋久島というところがありますが、ここに測候所がある。この測候所は単に同島周辺だけではなくて、台風の通り道としての日本全体の気象情報のチェックポイントとしての重要な役割を果たしていると思うんですが、いかがですか。
○内藤功君 この測候所は、かつては航空気象観測所と普通の地上測候所が別々に独立して業務を行っていたんですが、その後、現在はどうなっておるかということと、定員はどうか、それだけひとつ。
○内藤功君 ここで昭和五十七年の一月二十日に技術専門官の技官の方が業務宿直中に死亡しておられますが、この災害発生の状況を、簡潔で結構ですが、御説明いただきたい。
○内藤功君 当時、五十二歳であったわけですね。
○内藤功君 これは遺族から公務災害の認定申請がなされた、死因は急性心不全ということでありました。この公務災害の認定申請はどういうふうに処理されましたか、結論は。
○内藤功君 人事院はどうですか。
○内藤功君 気象庁及び人事院の判定は非常に問題があると思います。この内容はまた後で触れますが、まず気象庁にお尋ねします。本人の主な業務の内容、それから死亡時の勤務形態はどうなっておりましたか。
○内藤功君 この屋久島測候所における被災者本人の業務内容は、今言われたように地上と航空の両方をやっていたわけですね。それまで九名でやっていたのを昭和五十年から六名でやっている。それから今言われたように庶務、会計も引き受けている。亡くなる二月前の五十六年十一月には航空行政監察と管区...全文を見る
○内藤功君 さらに、被災者本人は当時精神的にも非常に大きな負担を感じる条件にあったんですね。それは上司の予報官と解説官がそろって退職する、所長も転勤の可能性があるという相談があった。そうすると、残るのは自分とあと二人の若い人だけだ。若い職員は一年前に着任したばかりだ。こういったこ...全文を見る
○内藤功君 おりましたね。
○内藤功君 被災者本人は、二十年以上にわたって二直四交代、これは手っ取り早く言うと、少なくとも四日に一度朝八時半に出てきて翌日の朝の九時半までという勤務をやっているわけなんですね。例えば昭和五十六年度の一年間の勤務を見ますと、超過勤務が三百五十三時間、宿直勤務九十回、休日出勤十二...全文を見る
○内藤功君 そこで、問題の認定の問題に入るわけですが、まず本件の、つまり屋久島の件の人事院の判定書を私はたまたま見る機会があって読んでみますと、「本人は心筋梗塞等の急性心臓疾患を発病する素因又は基礎疾病を有していた」と認めているんです、基礎疾病があったと。それから当時の勤務体制で...全文を見る
○内藤功君 そうすると、その人事院の基準でいきますと、長期間の深夜勤を含む変則労働をやっていて、疲労が本人に蓄積して、それが本人の素因あるいは基礎疾病と共働の原因をなして病気を悪化させ、それで死に至らしめたというような場合は、ほとんどもう公務災害にならぬのですね。これだとならぬの...全文を見る
○内藤功君 労働省が三十六年二月十三日付で基発一一六号という通達を出している。これは大分批判のあるやつですが、これと同じなんですか、考え方は。  それからもう一つ。五十四年に人事院が通達を出したというけれども、それまではどうしておったんですか。それまでの基準はあるんですか。その...全文を見る
○内藤功君 非常に長期間、例えば二年とか三年とか、あるいは十年とか、こういう長い間に深夜勤ばかりやっている人は蓄積していくんですね。そういう方の場合にはこの通達でもって賄えないですね。例えばその直前に突発的な出来事がなきゃいかぬとか、それから各省庁に対して調べろという事項の中には...全文を見る
○内藤功君 それでは昭和四十年代から始まって昭和五十年代から今日にかけて、裁判所のこの種事件の判例、労働保険審査会の裁決、地方公務員災害基金支部の審査会の裁決、こういったものの趨勢はお調べになっているでしょうが、趨勢はこの人事院の通達あるいは労働基準局の基発一一六号と違うんじゃな...全文を見る
○内藤功君 「ある程度」というのはどのくらいですか。
○内藤功君 そこのところが大変問題なわけなんです。  昭和五十四年の六月八日の名古屋地裁の判決、名古屋市下水道局事件、それから昭和五十四年七月九日の東京高等裁判所民事部の判決、明治パン事件。これは御存じですね。今四十年とかおっしゃったが、新しいのもあるんだよ。それを知らなければ...全文を見る
○内藤功君 長野地裁というのは、これは県庁職員のやつで、ちょっとこれは違うんだね。  そこで名古屋地裁というのは、十九年間土木工事現場に従事してきた人が、五十四歳になって急に下水処理場に配転になったんです。そして常日勤から夜勤交代勤務になったんです。深夜勤を含む長時間の変則交代...全文を見る
○内藤功君 私の調べた範囲で、この脳血管疾患を業務上と認定した判決、裁決例は、さっきのあなたの言われた長野も入って四十六件あります。それからもう一つ、心臓の方、心臓疾患を業務上と認定した例が二十八件あります。合計七十四件ありますが、いかがですか、御存じですか。なければ私が参考資料...全文を見る
○内藤功君 ですから、人事院は行政府から独立した機関なんです。労働省は昭和三十六年の、今から二十四年前の古い通達にしがみついているんですよ。それだから、さっき総務庁長官も言われたけれども、本当に二十四時間勤務の人の疲労が蓄積していったというケースは救えないんです。特に一週間前、三...全文を見る
○内藤功君 その場合に、今あなたにお渡しした七十四件に上る重いそれだけの数がある判例、裁決例の研究をしてもらえば、そうすれば必ず僕のような結論になると思うんですよ。研究、検討する、これは約束してくれますね。
○内藤功君 これはぜひとも改めるように。さっき総務庁長官も言ったように被災者本人に有利な方向にできるだけやりたいという気持ちは大変結構だと思うんです、賛成です。  ただ、行政実務ですから何かそれなりの法的根拠とプロセスが要る。それには判例の大勢が変わっている、裁決例が変わってい...全文を見る
○内藤功君 これに関連してもう一つぜひ提案をしたいことがあるんです。これも御検討いただきたい。  それは人事院規則の一六—〇の第二条に基づく別表第一ですね。この中に公務上の疾病等がずっと列挙されてあるが、その三の5号に、私はぜひ精神的もしくは肉体的に過重負担のかかる業務による脳...全文を見る
○内藤功君 ぜひ検討いただきたいと思うんです。  そこで、もう一つ私はここで提案を含めた質問をしたいと思うんです。それは今言われた脳卒中あるいは急性心臓死等が業務に起因するかどうか、公務に起因するかどうかという認定に当たりましてもっぱら医学のみの判断に頼ることは、私は非常に偏る...全文を見る
○内藤功君 どういう専門家の意見を聞いておりますか。
○内藤功君 ですから、やっぱり偏っているわけですね。  そこで私の提言は、専門家の恒常的な委員会を例えば次のような構成でつくったらどうかというのが私の提言です。申し上げます。  一つは、働く人たち、労働側、労働組合側と申してもいいでしょう、労働側の推薦する方が全体の委員の少な...全文を見る
○内藤功君 はい。  最後に、早急な結論は出せないにしても、私はきょう、非常に深刻な問題でありますので私の問題点を提起したわけであります。ここで即答いただくことは予定しておりませんが、また次の機会にこの進行状況などをお伺いいたしますので、ぜひ真剣にこの質問と中にある問題提起を受...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対の意見を表明いたします。  反対の理由は、本法案が年齢の引き上げ等、既得の権利を侵害するからであります。本委員会の質疑において明らかになったような公務災害認定の基準等について、人事院は、裁判所の裁判例並びに裁決例等の最近の動向...全文を見る
05月23日第102回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○内藤功君 まず、人事院にお尋ねをしたいと思います。  公務員の現在の生活、さらに士気の面から見ましても、人事院勧告の完全実施はまさに至上命題というべきだと思います。夏の人事院勧告へ向けての作業状況は今どんな状況か、これをお伺いいたします。
○内藤功君 憲法に定める労働基本権の代償という国の基本的な制度の問題であります。内閣官房長官、この人事院勧告完全実施へ向けての官房長官の姿勢とまた御決意を伺いたいと思います。
○内藤功君 国政全般の中でも人間を大事にするというのが私は政治の基本だと思います。行政の中では、第一線で働く職員の生活というものを安定さして、思い切って仕事をしていただくということが私はほかならぬ国政の基本の第一だと思うんですね。重ねて総務庁長官の御決意また政治姿勢をお伺いしたい...全文を見る
○内藤功君 人事院に対しても同様の決意をお聞きしたいと思うんです。特に人事院制度は労働基本権の代償制度である、このことが繰り返し最高裁の判決でも支持されておる。特に人事院の権限の根幹をなすものが給与の勧告権限である。さらに、そのほかにも人事院の権限に属する事項というのは非常にたく...全文を見る
○内藤功君 では次に恩給年額の改定の実施時期について、これは他の議員からもお尋ねがありましたが、重ねて私からもお伺いしたい。この点につきましては、従来から衆参の内閣委員会におきまして現職公務員の給与改定時期との均衡を考慮し、給与改定と同時期に一体化して実施するようにという附帯決議...全文を見る
○内藤功君 どういう検討をしているのかという質問です。
○内藤功君 答えになっておりませんね。どういう検討をしているのかと。附帯決議の尊重という言葉は言われました。尊重を形で示してもらいたいということを申し上げておきたいと思うんです。  次に戦後処理問題について官房長官に伺います。政府としては、戦後処理問題とは何か、これをずばりどう...全文を見る
○内藤功君 政府はこの問題について、今お話しの基金の検討費及び実情調査費として一億五千六百九十八万円予算を組んでおられますが、まず具体的に何をなさるのか。この戦後処理問題懇談会の報告書によると、「戦争犠牲を銘記し、かつ永遠の平和を祈念する」とありまして、「銘記」とか「祈念」とかい...全文を見る
○内藤功君 そういうことであれば私も注文を一つ出しておきたいと思うんですが、軍人だけじゃないんですね。私は数日前沖縄に行ってまいりましたが、沖縄ではとにかく十七歳から六十歳までの男子、女の人は四十五歳まで全部駆り出されて、前線でもって軍隊と一緒に行動し、最後は大変な犠牲を受けたん...全文を見る
○内藤功君 次に、戦地勤務に服した旧日赤従軍看護婦及び旧陸海軍看護婦、いわゆる従軍看護婦さんの方々の処遇の問題であります。  従来から各党からこれは取り上げられており、これらの方々に対する慰労給付金につきましては今年度増額が図られたということは評価できるところであります。しかし...全文を見る
○内藤功君 内閣委員会の請願もしばしばなされている問題ですから、今言われました第二点目の問題については、引き続き真剣に前向きに検討していただくようにお願いをしておきたいと思います。  官房長官に対する最後の質問をしたいと思うんですが、先ほども他の議員から御質問のありました台湾在...全文を見る
○内藤功君 まだ決まっていないわけですね、具体的には。これから検討する、協議すると。
○内藤功君 では次に、恩給法による外国特殊機関として指定してもらいたいという陳情が幾つかありますが、その一つとして旧満州棉花協会、旧華中棉産改進会、旧華北棉産改進会の職員に関する陳情が私のところにも来ております。昭和五十五年以降、国会請願の採択も十数回やられているようであります。...全文を見る
○内藤功君 この該当者も一千名から最近では二百人を下るほどまでに減少している。皆さん大変年配にもなられてきておりますね。そしていろいろ新しい資料も次から次に出してきておるようです。こういう点についても許される限り温かい気持ちでの検討をお願いしておきたいと思います。  それでは次...全文を見る
○内藤功君 生活保護を受けている方の人数、パーセント。
○内藤功君 私もこの調査結果を読みましたが、現在三八%の人が職についていない。帰国後四年たっても、正確に言うと三四%の世帯が生活保護を受けている。厳しい状況がうかがえるわけであります。そしてその一番の障害は、今厚生省が言いましたように日本語の点が障害だと思うんですね。  そこで...全文を見る
○内藤功君 私、二つばかり提案したいんです。  一つは、今の所沢の促進センター、四カ月ですかね、これを延長して、行き届いた日本語教育を行う。その後でも必要な人はその人の落ちつき先の家庭に、いわば家庭教師的な個人教授を一定期間派遣する、こういうふうな措置はとれないものですかね。
○内藤功君 それから帰国者の孤児の方の子供さんの問題ですね。まずこういう子供さんたちが高校、大学へ進学するに当たっては奨学金制度を弾力的に運用して適用できるようにすべきじゃないか、こういう問題と、それからもう一つは、高校入学については帰国者の子弟が不利にならないように特別ないろん...全文を見る
○内藤功君 ぜひその実施を促進できるようにお取り計らい願いたいと思います。  次に、もう一度厚生省に伺いますが、今度は就労対策であります。中国帰国孤児定着促進センターでの活動内容として、私は職業訓練を中に加えるようにすべきだというふうに思うわけです。  もう一点、関連して厚生...全文を見る
○内藤功君 次にさっきの定着促進センター、一カ所ですけれども、こういう方の多い主要都道府県にこれを開設する、さらに増設するという問題についてどうお考えか。  もう一点は、まとめて厚生省に聞きますが、残留孤児の方の血液鑑定に関して、現在は日本人の肉親の血液鑑定の費用、六万円と聞い...全文を見る
○内藤功君 今聞きました諸問題はまさに戦後処理の大きな問題だと思うんです。また中国との友好の上でも非常に大きな意味を持つ問題である。  幾つか不十分なお答えもありましたが、きょうの私の質問の中に含まれている提言をぜひ前向きに受けとめて、実行は移すように御検討いただきたいと思いま...全文を見る
○内藤功君 では最後に防衛庁に二点お伺いしたいと思うんです。  まず、防衛庁の教育課長にお伺いしたいことは、去る五月八日に東富士演習場で発生した百五ミリ戦車砲射撃の際の事故について、その後の事故調査委員会における原因究明の結果、あるいは現在の中間的な報告でも結構ですが、どういう...全文を見る
○内藤功君 さらにこの内容について、私の見解を含めて質問したいんですが、これは後日別の機会を得てやりたいと思います。  一応報告をきょうはお聞きして、大臣なり局長のお出になったところで内容にわたる質疑をするということを申し上げまして質問を終わります。
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して本案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これよりその趣旨について御説明申し上げます。  政府が提出した今回の法案は、恩給年額等の改定を公務員給与改定に際しての人事院勧告値切...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、恩給法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、恩給年額等の改定を人事院勧告大幅切り下げの公務員給与に連動させたことであります。恩給法第二条ノ二では、恩給額の改定について国民の生活水準や国家公...全文を見る
05月29日第102回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○内藤功君 私の方から最初に、いわゆるロッキード事件の控訴趣意書に関する質問をさしていただきたいと思います。  最近の報道によりますと、いわゆるロッキード事件の丸紅ルート、田中元総理の側の控訴趣意書が五月の三十一日の趣意書提出期限までに提出をされると、こういうふうに報道されてお...全文を見る
○内藤功君 例えば夏休みを返上して秋にお出しになるとかあるいは年内とか、今からそういうせっつくような意味で聞くわけじゃないんですが、どんなお見通しでございましょうか、重ねてお伺いいたします。
○内藤功君 同じく報道によりますと、控訴趣意書の中で、いわゆる五億円の趣旨はトライスター関係ではなくP3C対潜哨戒機などの軍用機の売り込み活動の資金として引き渡されたと、かように考えれば大部分説明ができると、矛盾、疑問は大部分説明できると、こういう部分が記載されているようでござい...全文を見る
○内藤功君 国会の委員会におきましてもP3Cとの関連が論議されたことでもあります。今回の弁護団側の控訴趣意はまた別の観点でありましょうけれども、大きな関心を我々持っているということを申しまして、まだ趣意書の原本も手に入っていないようでありますから、これはまた別の機会に追及をしたい...全文を見る
○内藤功君 このほか地方によりましては、私の知るところでは警察を含めた官庁の出身者の方、それから民間企業におられた方などもおられるように聞いております。  そこで次に、裁判官に対する令状事務の研修とか研究はどんなふうに行われておりますか。
○内藤功君 一番大事なのは私は判例、先例だと思いますですね。特に令状発付が不服だとして争われて準抗告手続でひっくり返されたと、原決定が取り消された案件の判例は速やかに確実にこれらの令状裁判官に知らせると、その資料を与えると、資料を提供して差し上げるということが非常に私は大事だと思...全文を見る
○内藤功君 言うまでもなく憲法は、勾留、捜索などの強制処分についていわゆる令状主義の原則を定めておる、憲法の三十五条であります。そのほか国際人権規約のB規約というのを見ますと、「何人も、その私生活、家族、住居若しくは通信に対して恣意的に若しくは不法に干渉され」ない、こういう権利を...全文を見る
○内藤功君 ところが最近、正確に言いますと三年来と私は思うんですが、一九八二年四月、昭和五十七年四月に日本航空の労働組合の組合員が羽田空港内で春闘の立て看板を立てたところ現行犯で軽犯罪法で捕まりまして、それだけじゃなくて十八日たった後に今度はその労働組合の事務所が捜索をされた。こ...全文を見る
○内藤功君 私は、このようなことがずっと行われていきますと、今後政党、労働組合、団体は、ビラ活動は非常に重要な活動でございます、ポスターを張るということは。そういうポスター一枚、ビラ一枚を理由に事務所などの捜索を受ける危険、これを覚悟してこれからいかなきゃならぬというふうに危惧を...全文を見る
○内藤功君 今御指摘の四条が空文になっていると思うんですね。  最近のもう一つ事例を挙げてみましょう。愛宕警察署、昭和六十年四月二十一日にこういう逮捕をやったんですね。これは軽犯罪法一条三十三号違反を理由に二名の者を尾行いたしまして、あるお宅の塀に演説会告知のポスターを一枚張っ...全文を見る
○内藤功君 それですね。まさにポスター一枚、しかも従来そこに張っていたと、その家に一枚張ったというだけの現行犯逮捕。しかも、これで翌日に裁判官の令状を持って警察官約十名が掲示責任者、ポスターに書いてある掲示責任者という方の家を、自宅を家宅捜索をした。差し押さえるべき物件の中に犯行...全文を見る
○内藤功君 非常に常識に立った私は決定であると思います。この一般論を日常の実務に本当に生かせばいいわけなんですよ。  もう一つ、東京地裁のこれも有名な決定だと思いますが、四十年七月二十三日にいわゆるこれは熊谷決定ですか、こういう決定があると私聞いておりますが、これは同じく差し押...全文を見る
○内藤功君 この決定はまた、今局長がちょっと省略されたようですけれども、その後のところに「警察権力の行使については一般的に警察比例の原則が認められているのと同様に司法警察権の行使についても捜査比例の原則が認められるべきであって、捜索押収についても、これを受ける者に過大な負担を生ぜ...全文を見る
○内藤功君 先ほどから軽犯罪法の事例を私も出しましたし、また最高裁、法務省の両刑事局長からも同法第四条を引用して乱用は許されないという旨の御答弁がありました。一般論はまことにそのとおりなんですが、具体的なこういう例にひとつ今後留意をしてもらいたいと思うんです。  そこで、軽犯罪...全文を見る
○内藤功君 そのとおりなんですよ。ですから、軽犯罪法というのは本来、できたときに、これは「日常の卑近な道徳律に関するものを取上げまして、これを取締りまして、社会の秩序を維持するという考えからできておるものでございます。」というふうにも別のところで言っておるんです。その反面として、...全文を見る
○内藤功君 ちょっと質問が前後しましたが、最高裁に伺いたいんですが、この種の事案で令状請求が来た場合に、その資料が膨大で仕事量が非常に多いために十分時間をとって検討できない、こういうことは私は今の令状実務の中であり得ないと思うんですが、そこらあたりの現場の状況をあなたは御存じです...全文を見る
○内藤功君 時間が残り少なくなりましたので、最後に私の結論を一言申し上げておきたいと思うんです。  私はこの質問を通しまして、この三年来、ポスターを初めとする表現活動、軽微な犯罪を口実とする捜索差し押さえ令状が次々と請求されてきておる。一番典型的な例は、最近行われた四月二十一日...全文を見る
05月30日第102回国会 参議院 内閣委員会 第13号
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○内藤功君 まず本法案に対する私どもの方の態度ですが、今回の改正は人事院勧告のスライド制、物価スライド制をないがしろにしたものだ、かようにとらえているわけです。また実質的には給付水準を引き下げるものである、年金生活者の生活にも重大な影響を与える、かように考えているわけでございます...全文を見る
○内藤功君 この三十二万人の数字、これがオーソライズされた数字だという問題については、また後でその点改めて聞きたいと思いますけれども、一方で、大蔵省も恐らく含めて、国鉄の人員、人数は減らすべきだ、減らせ、こういうふうにいろいろお考えになり、やっておられる方が、試算では三十二万人の...全文を見る
○内藤功君 私どもは異なる考え方を持っておりますが、大臣がどう考えているかという一端は今御説明をいただきました。  そこで、次に国鉄にお尋ねいたします。  本年の一月十日に国鉄当局から国鉄再建監理委員会に対しまして基本方策というものが出されております。これによりますと、昭和六...全文を見る
○内藤功君 年間か。
○内藤功君 そうすると、長期給付財政調整事業運営委員会、いわゆる財調委員会が大変御苦労をしてつくられたと思いますこの国鉄共済の収支見通しも、先ほどの国鉄の御答弁で明らかなように、年間約二百億円の数字が出てくる、こういうことです。財調委員会でも「計画策定にあたっての基本的考え方」と...全文を見る
○内藤功君 これらの問題は基本の政策にかかわる問題で、いずれまた根本的な議論をするときに譲りたいと思います。  次に、国家公務員等の共済組合の運営の問題についてこの機会に若干質疑を行いたいと思います。  近年、共済組合員の方々の中から、組合員の切実な要求や意見が最高議決機関で...全文を見る
○内藤功君 私はざっくばらんになぜこういう質問をするかというと、三年続いて人事院勧告の凍結、抑制が行われている、そこに持ってきて掛金の引き上げがずっと続きまして、こういうところから一般の組合員の人が運営方法に厳しくなってきたということが今各役所の空気としてあるんですよ。大臣も聞い...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員等共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対して、反対する立場から討論を行います。  本法案は、昭和五十九年度の国家公務員給与額の引き上げ平均三・三七...全文を見る
06月11日第102回国会 参議院 内閣委員会 第15号
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○内藤功君 まず、結核予防法に基づく結核審査協議会の設置基準の緩和についてお尋ねをしたいと思います。  現行法では、結核予防法第四十八条に基づいて各保健所ごとに結核審査協議会の設置が義務づけられております。この審査協議会で審査される件数は年間どれくらいありますか、最新の数でお答...全文を見る
○内藤功君 全国でどのくらいですか。
○内藤功君 年間で全体で三十万件を超える結核審査があったと。数字は大変大きいという感じがいたしました。確かに終戦直後から比較すると大幅にこの数字は減っているのであります。しかし、まだこれは撲滅されておりません。そこで、この審査会で年間どれくらいの新たに発病された患者さんが確認され...全文を見る
○内藤功君 次に、結核の集団発生の最近の現象についてお尋ねしたいんですが、報道によりますと、一度に四人以上の集団発生が過去三年の間に頻発しておるというんですね。その原因についてはまだ十分に解明されたとは言えない部分があると思いますが、一つの原因として、結核菌に対する人間の集団の抵...全文を見る
○内藤功君 そういう状況だとしますと、予防のために保健所に期待するところは大きいし、また地域住民の方々の健康相談や保健指導を初め公衆衛生の向上が非常は大きな役割を担ってきていると思うんですね。  そこでお尋ねするわけですが、我が国における結核による死亡率は全体でどんな位置づけに...全文を見る
○内藤功君 医学の進歩や医薬品の発展、衛生思想の向上等が一方にありますから、昭和二十年代に比べますと前進している点は私も認めた上での質問なんですけれども、今のお話のように、この病気は、一たびかかると非常に感染の危険が大きい、広がると大変なことになるという病気であり、現状も決して楽...全文を見る
○内藤功君 私は全体から見まして、結核対策の後退につながるおそれがあるという感じがぬぐい切れないわけであります。  この点はこの程度にいたしまして、次に、同じく厚生省所管でありますが、保健所運営協議会について質問をしたいと思います。  保健所は、今の質問でも申しましたように、...全文を見る
○内藤功君 今の御答弁にありますように、今回の改正は、三十一の政令市及び東京二十三特別区の運営協議会についての設置緩和であります。現在、これらの地域は、東京の二十三区においては五十三、政令市においては百五十六、こういうお話です。  そこで、最初に述べましたように、保健所の目的は...全文を見る
○内藤功君 先ほどは面積の狭小な点などを挙げられましたが、私は人口の非常に多い密集したところで病気にかかる方の率も多いというふうな面から、ただいまの御説明には納得できない点が多多まだ残っております。  現在の制度は一つの保健所がありますと、その管轄区域の公衆衛生について責任を持...全文を見る
○内藤功君 納得のいかぬ点がありますが、次に国土庁に質問を移したいと思います。  土地調査員の必置規制の廃止ということがこのたびの改正法案にありますわけですが、その土地調査員の仕事というのは、国土利用計画法第四十一条に基づいて、土地の取引に関し開発会社等に対して立入検査及び質問...全文を見る
○内藤功君 これはいろんな見方があると思いますが、こういう開発会社というのがこれからいろいろふえてくるだろう、いろいろなトラブルもふえてくるだろう。そういう場合に、一般論ですけれども、どこのどういう人かわからぬ人が来た場合のトラブルというものはあるものです。その行った人の肩書、そ...全文を見る
○内藤功君 これはおっしゃるように、このこと自体がいろんな問題、批判も起こると思いますね。当面はもう研究以上には恐らく出ないんだと思いますが、しかしそのねらいというものをずばり言えば、処分基準とか聴聞その他の処分手続に統一的な基準をつくるということを模索するわけでしょうから、そし...全文を見る
○内藤功君 用語の点は大臣のおっしゃったのを理解できますが、これは単なる用語ではなく、もはや法律の性格と不可分になっておりますからね。私はこの法律自体を廃止して、そうして後、手続法が必要であれば、それは別途すっきりした形で、日本の今の憲法のもとでの法律が必要であれば、それは国会に...全文を見る
○内藤功君 もう一点、昭和四十年の衆議院予算委員会で、当時大問題になりました防衛庁の図上研究があります。三矢研究というのが国会で大問題になりまして、このときの議事録をずっと今見てみますと、その中に、今後防衛庁の統合幕僚会議がつくるべき戦時立法の参考資料として大東亜戦争中の法令がず...全文を見る
○内藤功君 今の順位で言いますと、五十七年度に比べて何か特徴はございますか。
○内藤功君 脳卒中の方が二位になって、心臓病が三位になったと、こういう変化が前の年に比べてあると思いますね。この調査結果に基づく人事院としての職員の健康管理への結論は、端的に言うとどういうことですか。
○内藤功君 こういう死亡の増加、特に脳卒中、心臓病による死亡の増加は私は休暇、休息、休養が十分とられてないというところに原因があるように思うんです。  そこで、人事院に休暇の問題について御質問したいんですが、最近の一般職職員の休暇の取得状況は、大ざっぱで大きいところで結構ですが...全文を見る
○内藤功君 四月二十三日の当委員会で、私の質問に対して人事院総裁が、脳卒中及び心臓病の公務災害認定基準の検討につきまして、「そういうふうな病気と勤務の実態というものをにらみ合わせて的確な認定ができるように、その基準というふうなものについては決していたずらにこだわることなく、いろい...全文を見る
○内藤功君 検討作業を始めていただきたいということをお願い申し上げたいと思うんですね。基準そのものがもうあの基準じゃやれないような実態なんですね。それからあの基準と非常に両離している判決例、裁定例が非常にふえてきているんですよ。ですから、基準は基準として認定が合理的ならいい——そ...全文を見る
○内藤功君 これは時々状況をお尋ねいたしますので、ぜひひとつ前向きに作業をお始めいただくように、くどいようですが、ひとつお願いをしておきます。  次に、国家公務員の休暇に関する根拠法は何ですか。明治六年の太政官布告第二号や太政官達三百十八号や大正十一年の閣令六号なんというのも今...全文を見る
○内藤功君 近代的な労使関係でちょっと考えられない。これには休暇を賜るという言葉があるわけですから、無定量の忠誠義務を持っているような天皇の官吏の時代のがそのまま残っているんで、私最近調べて驚いた次第です。  そこで、申すまでもないですが、憲法の第二十七条二項「賃金、就業時間、...全文を見る
06月13日第102回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○内藤功君 環境庁にお尋ねしたいと思います。  水質汚濁防止法第二十一条の改正で、都道府県水質審議会を都道府県公害対策審議会に統合するという内容であります。私は大変疑問に思うところ、あるいは不安を感ずる点もありますので御質問したいと思うんです。  そもそもこの水質汚濁防止法は...全文を見る
○内藤功君 これまで環境庁発足後水質汚濁防止法をつくって、行政当局としては水質を守るために一定の努力をしてこられたということは評価いたします。環境庁がしばしば言っておられるように、総体的には改善の方向にある、少なくともカドミウムやシアンなどの有害物質による汚濁は著しく改善された、...全文を見る
○内藤功君 昭和四十六年に施行された水質汚濁防止法は、その第一条を見ますというと、「工場及び事業場から公共用水城に排出される水の排出を規制すること等によって公共用水城の水質の汚濁の防止を図り、もって国民の健康を保護するとともに生活環境を保全し」云々と、こうあるわけです。我が国の公...全文を見る
○内藤功君 現在、この汚濁法の二十一条第一項によりまして都道府県に水質審議会が必置されるという建前になっております。これらの各都道府県の審議会は一年間に何回ぐらい開催しておりますか。    〔理事坂野重信君退席、委員長着席〕  また、もう一つ聞きますが、また都道府県の条例はそ...全文を見る
○内藤功君 東京都は何名ですか。
○内藤功君 水質汚濁に関して公害対策審議会があるにもかかわらず独立して水質審議会が設置されておるわけなんです。そこに特別の意味が今まであったと思うんですね。昭和四十六年に現在の水質汚濁防止法が施行されるのと同じころに、これは環境庁が発足したころと言いかえてもいいんですが、それまで...全文を見る
○内藤功君 十五名ですか。いわゆる水問題の専門家は何人いるのかということですよ。
○内藤功君 ただいま御答弁を伺いましたが、中央公害対策審議会には水質部会というものが設けられていて、少なくとも十五名の水の専門家がおられるということてあります。  都道府県段階になりますと、水質審議会は水の専門、ほかの公害は公害対策審議会で取り上げると、こういうシステムになるわ...全文を見る
○内藤功君 官房長官にお伺いしたいんですが、いわゆる豊田商事の問題です。これは純金ファミリー契約という契約で、私は被害者の方からいただいたコピーをここに持っておりますが、大体お年寄りをねらう、定期預金を解約させて何百万円取る、豊田商事が契約者に対して純金を販売して、その純金を契約...全文を見る
○内藤功君 鋭意取り組んでいただくことを要望いたします。  ちょっと質問を行革審の事務局にお願いをしたい。  行革審の内閣機能等分科会が六月中旬に報告書を提出されるというふうに伝えられておりますが、いつごろ提出される御予定か、またその内容の骨子は現在のところどの程度まで詰めら...全文を見る
○内藤功君 私、前回の委員会でも質問したんですが、その内容として人事院の基本的な権限、特に人事に関する諸権限ですね、等級別の査定権限、研修、任用の権限を含むこういう権限についてのお取り扱い、そういうものを報告書の中に織り込むかどうかという御議論があったやに私は伝え聞いているんです...全文を見る
○内藤功君 非常に重要な問題ですので、前回も私はこの委員会で私見を述べておきましたが、人事院が各種の政治的な圧力から独立して、人事行政の専門技術性の要請に応じて、かつ公正に行われる、こういう必要から現在の諸権限は法律によって定められておるのであります。その意味で人事院の独立性が保...全文を見る
○内藤功君 最後に官房長官にお伺いしたいんです。  本法案は、参議院について言いますと、内閣委員会はもちろんですが、内閣委員会初め七つの委員会に本来またがる内容を持つ法案なんです。今質問した水質審議会の問題一つとっても、非常に小さな問題のように見えますが、これだけの論議がありま...全文を見る
○内藤功君 アメリカ上院が六月十一日に防衛力増強に関する決議を八十八対七という差で採択をいたしました。総理は先ほど米上院の対日関心が大きいということをおっしゃいました。これはそれだけにとどまらない問題だと思うんです。この内容は一般的な軍事力増強要求にとどまらず、日本の国家政策、防...全文を見る
○内藤功君 内政干渉と認識しておられないという御答弁と承りました。総理のバンデンバーグ決議に基づく御説明は、アメリカの議会のあり方についての一つの御説明であると思うんです。しかし、総理は言うまでもなく日本の総理でございますから、日本国民にとってはどうか、日本国にとってはどうかが最...全文を見る
○内藤功君 これは甚だ私としては遺憾な答弁だと申し上げるほかございません。総理と私の感覚が非常に違っているのかなとも思います。  次に御質問申し上げたいのは、本年五月二十二日にアメリカ国務省が非公開の外交文書を発表いたしました。この中に一九五二年日米安保条約に基づく行政協定の締...全文を見る
○内藤功君 この際、米上院の決議が出たとき、改めて日米の防衛協力の姿勢を改め、はっきりとそのけじめ、限界を設けるべきだとの論は内外に今多くなっているように思います。  今おっしゃった日米共同作戦下での指揮調整問題について、今までの政府答弁で必ずしも明らかになっていない一点がある...全文を見る
○内藤功君 時間になりましたので、最後に確認をしておきますが、そうすると、この日米の調整においては意見の一致しないことはあり得ない、常に一致するというお考えと今理解をいたしました。アメリカは集団自衛権を持っていますから、核を持っていてオフェンシブな戦力を持っている、日本は個別自衛...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております地方公共団体の事務に係る国の関与等の整理、合理化等に関する法律案に対し、反対する立場から討論を行うものであります。  本法案の内容は、文部、厚生、農林、運輸、建設、通産など、十省庁に係る四十一の法律五十六事項と...全文を見る
06月20日第102回国会 参議院 内閣委員会 第17号
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○内藤功君 まず防衛庁に確認のために聞いておきますが、日本周辺海域というのはどこからどこまで何海里をいうんですか。
○内藤功君 次に、周辺空域というのはどこからどこまで何海里ぐらいですか。
○内藤功君 周辺空域の定義はあるんですか。
○内藤功君 周辺空域の定義はどうなんですか。
○内藤功君 その周辺空域というのは何海里という規定はあるんですか、ないんですか。
○内藤功君 その統一見解はいつの統一見解、だれが言ったやつですか。
○内藤功君 もう少し周辺空域に密着した防衛庁長官の見解はなかったんですか、今までないんですか。
○内藤功君 しっかりしてくださいよ。昭和五十六年五月十五日、衆議院本会議で大村防衛庁長官が答弁しております、周辺空域について。あなたの言ったのよりもっと正確に答えております。  お尋ねの周辺空域とは、本来、航空自衛隊が航空侵攻等に対処するために必要な範囲を一般的に指すものであり...全文を見る
○内藤功君 内容的に違いなくても答弁は大分違っています。この方がよりわかりやすいですね。これを答えてもらえば私は余り時間を食わなかったんですよ。  それで、私の方から聞きますが、そうしますと、レーダーの探知距離と要撃戦闘機の行動半径、これによって周辺空域は決まるという見解でよろ...全文を見る
○内藤功君 OTHについて聞きたいんですが、洋上防空の範囲、これはどこからどこまでですか。
○内藤功君 防衛庁長官御自身にお伺いいたしますが、どうして四千キロ先が見えるのかという原理を長官なりにどんなふうに理解していらっしゃいますか。
○内藤功君 これは局長で結構ですが、敵味方の識別はできるんですか。
○内藤功君 敵か味方かわからないかもしれないという段階での日米協議だったわけですね。  次に、このOTHレーダーは東西ですか、南北ですか。素人っぽい質問ですけれども、東西南北何でも見えるんですか。
○内藤功君 飛行物体のみならず艦船も見えるんですか。
○内藤功君 艦船は問題にならないはずですから、よくお調べいただきたいんですね。  飛行物体といいますとどういうものですか。
○内藤功君 般空機にもヘリコプターから長距離重爆撃機までありますが、主としてどういうものを対象としておりますか。
○内藤功君 四千キロ先のヘリコプターまで見るわけはないんで、これは長距離を飛び得る戦略爆撃機、それから長距離を飛び得る巡航ミサイル、これを対象に本来開発されたものじゃないんですか。四千キロですからね。
○内藤功君 八五年の国防報告、アメリカの国防報告ですね、この中に位置づけられていますね。ソ連の新型戦略爆撃機と長距離巡航ミサイルに対する戦略防衛戦力としてこれは位置づけられている。これはお認めになりますね、アメリカの国防報告。
○内藤功君 まさに同じ名前のものを今入れてこようとしているわけですが、このOTHをもし、仮定の仮定の話ですけれども、防衛庁が御採用になりまして、硫黄島なら硫黄島に設置をなさるという場合には、さっきの観点でいきますと、レーダーの覆域は俄然広がりますから、周辺空域も広がってきますね。
○内藤功君 そこで、そういうことになると思ったんで最初に聞いたんですが、周辺空域というのはサイトレーダーの探知距離と要撃戦闘機の行動範囲で決まっていくと。そうなりますと、技術の発展によってレーダーの探知距離が広がれば周辺空域の方は変わってくるということになりませんか。空域ですよ、...全文を見る
○内藤功君 今の話でますますこれは日本の本土防空には必要性がないという疑いを深くしたわけなんですね。  そこで、次にお伺いしたいのでありますが、このOTHに関連して、周辺海域、周辺空域での洋上防空は日本の安全のために必要だと、そこまでの御説明が今までの各委員の質問に対して出てき...全文を見る
○内藤功君 じゃ、こういうふうに聞きましょう。大きく分けていわゆる海上軍事力といいますか、水上艦隊あるいは空母を中心とする機動部隊あるいは核ミサイルの原子力潜水艦、こういうものに重点を置くのか、それとも一般の貨客船といいますか、あるいは漁船も入るかもしれませんが、そういう民間の船...全文を見る
○内藤功君 そうすると、むしろ一定のある海面、海域というものの中に入ってきているものは、特にこれが大事、これが守るべきものというふうに区別しないで、その海域の中で随時そのときの必要に応じてということになりますか。そうすると海域、海面ですな、重点は。
○内藤功君 次に、いわゆるAEGIS艦といわれる艦船の保有が一部に報道されております。その前に、今海上自衛隊が八・八艦隊というものを整備するということで一部実現しておるようですが、これはどういうふうに目標としては立てているのか、運用はどのようにされるのか、こういう点を伺いたいと思...全文を見る
○内藤功君 先ほど私が述べましたいわゆるAEGIS艦、この主な性能をどういうふうに認識しておられるか。特にアメリカ海軍ではこれは空母の直衛艦としての任務を持って行動している、こういうふうに私は理解をしておりますが、この点について伺いたい。
○内藤功君 一方でいわゆる八・八艦隊というものを対潜作戦を中心に整備しておる。それから一方アメリカ海軍では対空母護衛用に使っておるAEGIS艦を導入しようという声がある。これは予算上も憲法上も大きな問題がありますからそう簡単にこれは入るものじゃないと思うけれども、そういう一方で、...全文を見る
○内藤功君 いずれにしても、大変なむだ遣いだし、洋上防衛とか洋上防空ということはもうやろうと思ったらおてんとうさまが見えないぐらい飛行機を飛ばさなきゃならなくなります、極端に言えば。そういうことが私は許されるかどうか大変な大きな問題だと思います。  そこで最後に、防衛庁への最後...全文を見る
○内藤功君 最後に、官房長官お見えになっておりますので、二点お伺いをしたいと思いますが時間が短くて大変恐縮です。  一つは、六月十七日に、行革審の分科会より報告が出されました。私これを読みまして、特に「報道・広報対策」というところにおきまして、情報の秘匿、報道機関との調整や広報...全文を見る
08月27日第102回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○内藤功君 私は、まず最初に、去る八月十二日に起きました日本航空のジャンボ機の墜落事故に関して官房長官にお伺いしたいと思います。  今回の事故は世界最大の悲惨な事故であります。そこで、この事故の真の原因を追求することが非常に重要なことであると思いますが、政府としてのこの事故に対...全文を見る
○内藤功君 その事故調査委員会の実情でございますが、現在の委員及び事務局職員の人員はどのくらいか、また年間の予算はどのくらいか。それから、それに関連をして年間の航空事故件数は、最近数年間で結構ですが、どのくらいか。長官おわかりでございましょうか。
○内藤功君 今、私は年間の事故件数を聞きましたので、それもあわせてお答えいただきたい。  今、官房長官は、いわゆる事故調の予算が年間二千七百万円と言われた。この二千七百万円というのはいかに少ないかをちょっと説明してみましょう。  アメリカの連邦航空局、私の調べでは、このFAA...全文を見る
○内藤功君 予備費を使ったことがあるんですか。予備費を使ったことがないという答弁を衆議院の運輸委員会では航空局はやっていますよ。どうなんですか。
○内藤功君 四十六年でしょう。
○内藤功君 もう十四年前だね。  官房長官、最後にこの点についての御所見を伺いたい。
○内藤功君 日本航空の事故で、その事故を起こした日本航空の中でその機材、施設、電源を使ってボイスレコーダーの分析をやっている。これ自体が私は委員会の公正を疑わせることだと思うんですね。今の御答弁をしっかり実行していただくことを要望しまして、次の質問に入ります。  そこで靖国問題...全文を見る
○内藤功君 ついに内政干渉、主権侵害という感覚をこればっかりも持っていらっしゃらないということがわかりまして私は非常に残念な気がするんですね。これは単に希望じゃないですよ、関心だけじゃないですよ。シーレーン防衛を中心にどのように日本が防衛力増強をやっているか、その状況を報告しろと...全文を見る
○内藤功君 そこで、法制局長官に伺いますが、先ほど来の御議論で、昭和五十五年十一月十七日の政府見解というものは、公式参拝は憲法違反の疑いを禁じ得ない、法律家の言葉で違憲の疑いを禁じ得ないというのは違憲だということに私は非常に近いと思うんですね。違憲かどうかわからないというんじゃな...全文を見る
○内藤功君 そうするとやっぱり私の言うとおりじゃないですか。最高裁の判例をもとにしておる。最高裁の判例は助長とか援助とかいう目的効果があったかどうか、そこにあなたは着目している。それでこの前は、五十五年のときはそれは憲法違反であった。今度の場合は憲法違反でない。どこが違うかという...全文を見る
○内藤功君 いや、やはりかしわ手を打たないから合憲になったんですよ。そのほかのこともと言うけれども、そのほかのことはいわゆる理屈なんですね。あぶくみたいなものなんです。その本当の理屈は一つだけなんです。かしわ手を一打たない。そのことをいろんな装飾をつけて言っているだけの話だと私は...全文を見る
○内藤功君 官房長官に伺いますが、この憲法の関係が一番大事だと、あなたはそういうように思ったから一年間かかって何十回ですか、懇談会を開いてそれでやったと、こう言いましたね。その中の憲法学者は反対したんでしょう、憲法違反の疑いがあるということで佐藤功さんですか、それから芦部さん反対...全文を見る
○内藤功君 ちょっと最後に一問。  納得できませんね。  私は、次に、外国の国公賓の参拝をという声が出ていますので、これについてちょっと質問しておきたい。  外国の国公賓ということになると、例えばアメリカ大統領を含む各国の首脳が、東京でサミットがある、近くあるようですけれど...全文を見る
○内藤功君 納得できませんが、時間が来ましたので、人婚院総裁と総務庁長官には勧告問題を聞きたかったんですが、既に他の委員との論争の中で出ておりますので、質問はこれで終わります。
11月05日第103回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○内藤功君 結局「日本列島改造論」が原因なんじゃないですか。  国鉄に伺いますが、田中角榮元総理の「日本列島改造論」という本がありますが、この中で、昭和四十五年から昭和六十年までの十五年間に国鉄の見通しをどのように書いておったか、これを伺いたい。
○内藤功君 昭和四十八年二月の閣議決定十兆五千億円というのは、結局この「列島改造論」の見通しによったものじゃないんですか。
○内藤功君 当時の自民党の幹事長、その後総理になる人ですよ、これが最大の影響であります。  ところが、世界的な不景気で見通しが狂っちゃった。貨物は三分の一に減ったんです。四倍どころの騒ぎじゃないんです。田中角榮氏と歴代内閣の見通しの誤り、政策の失敗、これが国鉄赤字の原因じゃない...全文を見る
○内藤功君 その新幹線ですが、新幹線を初めとする過大な設備投資を膨大な借入金でやらせた、このことが今日の赤字の最大の原因じゃないですか。総理、これはいかがですか。
○内藤功君 一つの原因だということは認めた。  それでは、先ほどから総理に伺っているんですが、中曽根総理は田中内閣の通産大臣でいらしたわけです。どのようにこの責任を感じておられますか、これを伺いたいんですけれども。
○内藤功君 政策の見通しの誤りは今の答弁でも明らかであります。私は、国鉄の赤字は田中内閣以来歴代内閣の責任ではないか、現内閣としてはどのように責任を果たす考えか、これが今の国鉄問題のポイントだと思うんですね。この点について再度総理の御答弁を求めたいと思うんです。
○内藤功君 そうすると、監理委員会をつくって、その答申を受けてやると、政府の責任のとり方はそれだけとお考えなんですか。
○内藤功君 ほかに責任のとり方はないのかと聞いているんです。
○内藤功君 膨大な長期累積債務発生の責任を政府としてどうとるのかと聞いているんです。
○内藤功君 答申書の中には、幾ら見てもこの政府の責任に直接触れてない。触れてないから政府としてはとらなくてもいいと、こうおっしゃるんですか。
○内藤功君 それでは聞きましょう。監理委員会の答申の翌日、七月二十七日の新聞の社説を読みましたか。
○内藤功君 例えば朝日です。赤字の大きな責任は政府にあると、財政的な補償をすべきだったと。毎年度の赤字を補てんせず、借入金でやりくりしてきたと。政府は責任を明確にし、財源計画を示すべきだと。これは私は正論だと思うんですね。これは朝日ですよ。東京新聞にも同じような、その他いっぱいあ...全文を見る
○内藤功君 東京もありますよ。今のは正論だと思うけどどうかと聞いているんです。
○内藤功君 じゃ、総理どうですか。正論だと思うかどうかという質問です。もう私は読みました。
○内藤功君 さっき読んだとおりです。巨額の債務の責任は政府にある、財政的な補償をすべきだったと。西欧諸国と違って毎年度の赤字をきちんと補てんせず、借入金でやりくりしてきたことが債務を膨らませ、国鉄の責任をあいまいにして経営破たんを招いたと。監理委員会の意見は触れていないけど、政府...全文を見る
○内藤功君 総理、この点についてはいかがお考えになりますか。政府の責任はさっき言っただけですか。
○内藤功君 私は関連の時間がなくなりましたので、最後に。  国鉄赤字は政府の責任なんです。これははっきりしているんです。ところが、これを認めようとしないんですね。そうして私は最後に国鉄、運輸省に聞きますが、昭和四十五年五月十二日、十三日、時の参議院運輸委員会で磯崎総裁と橋本運輸...全文を見る
11月29日第103回国会 参議院 本会議 第5号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、いわゆる規制緩和一括法案につきまして総理に質問をいたします。  まず、法案提出の背景をなしている総理の政治姿勢、すなわち「国際国家日本の責任」論についてであります。  レーガン政権がアメリカ商品を日本に売り込むため、日本人の生活スタイル...全文を見る
12月03日第103回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○内藤功君 まず、本年七月に決定された、いわゆるアクションプログラムに関連して、とりわけ国民の食生活に重大な影響を及ぼします食品衛生法での措置についで伺いたいと思います。  まず初めに、基準・認証制度に関する改善措置、それから輸入プロセスに関する改善措置、こういうアクションプロ...全文を見る
○内藤功君 そこで、具体的な問題についてお聞きしたいんですが、このアクションプログラムの中で「食品に使用されるかんすい及びタール色素製剤について、製品検査を廃止し、製造業者自らの責任において規格に合致していることをチェックすることとする。」、かように記載されております。これらのか...全文を見る
○内藤功君 今日、この検査を廃止して業者の自己認証に移すということですが、今日の時点であえてそれを行うその理由はどういうふうに御説明なさいますか。
○内藤功君 先ほども他の委員から御指摘があったようでありますが、私はこの点非常に危惧を感ずるわけです。何といいましても記憶に新しいのは例のワイン事件でございましょう。有毒なジエチレングリコールが混入されていたということがわかって大きな社会問題になりましたね。このとき、このジエチレ...全文を見る
○内藤功君 一般的な風潮としては技術の発達した面と、それから一つの商品を売るために商品の外見を色彩的にも非常にきれいに目立つようにして売るという商法というものが両方混在している。そういうふうな傾向があることを見逃せないと思うんですね。  話は戻りますが、このかん水の問題では安全...全文を見る
○内藤功君 あらゆるものについて言っているわけじゃない。特に食品ですね、国民が日常これを使うことの多い食品、特に子供たちの口に入るような食品、これは非常に重大だと思うんです。私は、国の責任は非常に重いということを申し上げたいですね。  私が引くまでもなく憲法二十五条二項、国は、...全文を見る
○内藤功君 それでは次に、このアクションプログラムの中で、食品等の規格基準等についてアメリカ、カナダ及びECとの間で専門家会合を開催し、情報交換及び意見交換を行うと、こういう記載があります。この会合にはどういうレベルの方が参加するということになるのか。その点のお考えをお聞きしたい...全文を見る
○内藤功君 アクションプログラムではさらに「透明性の確保」ということをおっしゃいましたが、すべての審議会に外国人関係者を参加させるということを決めておるようであります。そこで聞きますが、現存の食品衛生調査会にも外国人関係者を参加させるおつもりなのかということと、もしそうであるとし...全文を見る
○内藤功君 もう少し具体的に、どういう専門のどういう立場の人かという点はお考えありませんか。
○内藤功君 このほか、このアクションプログラムでは「国際基準への整合化」ということで、食品等の規格基準について、各国からの要望について各国の衛生当局と協議し、必要な改定を行うということも含まれておりますね。そこで、私が危惧するのは、こうしたことが規制緩和への外からの一つのプレッシ...全文を見る
○内藤功君 議論をするというだけじゃないと私は思うんですね。例えば国民の立場に立った行政をやる、今の大臣のお言葉、そのとおりとすれば、外国の要望を受け入れるという姿勢じゃなくて、その前にまず国民の、消費者の声をもっと聞くシステムを思い切って考えたらどうでしょうね。例えばすべての審...全文を見る
○内藤功君 国民生活センターは、あなた、消費者代表じゃないでしょう。国民生活センターは総理大臣がたしか人事権を会長や役員に対して持っておられて、やめさせることもできるんだね、国鉄総裁みたいに。解任もできるわけですよ。それから会計とか財政も全部政府、経済企画庁長官が監督するでしょう...全文を見る
○内藤功君 まあ、今のには反論がありませんでしたから、国民生活センターというのは、事実上これはあなたのお間違いだと思いますよ。よく国民生活センターの設置法というのを見てください。これはそうなっているんですよ。そういうことを局長ですからおっしゃるときは慎重におっしゃる必要があると思...全文を見る
○内藤功君 この点についてもさっきのBHA問題、それから八三年の八月に厚生省がアメリカの要求を入れてアメリカのチーズやキャンディーなどの加工食品を輸入するという、そういうことのために十一品目もの添加物の使用を認められた。私はこの流れを見ると、厚生大臣はそうおっしゃるけれども、食品...全文を見る
○内藤功君 十一月の十五日に日米食品科学パネルというものが行われたと聞いておりますが、これは大体どういう性格の会合で、どんなことが話し合われたんでありますか。
○内藤功君 どんなふうな内容が話し合われたんですか。
○内藤功君 そこで食品添加物の新たな指定について米側からの要求はなかったんですか。また今後こういう要求があった場合はどういうふうに対処されますか。
○内藤功君 そこで、厚生省の北川生活衛生局長、あなたですが、局長が、来日したアメリカFDAのミラー局長に対して、食品添加物の規制を緩和し、アメリカの要求にこたえて指定拡大に積極的に対応していく方針を伝えたと十六日付の新聞が書いておりますが、これは事実ですか、ちょっと説明してくださ...全文を見る
○内藤功君 食品添加物の規制を緩和し、アメリカの要求にこたえて指定拡大に積極的に対応していく、こう書いてありますが。
○内藤功君 そうすると、この記事はうそであるというふうに否定されますか。
○内藤功君 これはちょっと言葉が強いかもしれませんが、新聞に自分の言わないこと、全くうそが書かれた、こう否定なさいますか。
○内藤功君 くどいようですが、言うことは言ったが、言ったことは適切でない、こういう意味ですか。
○内藤功君 あなたの方は、七二年の附帯決議と国民の世論に立って堂々とやられたように言うし、この新聞は、食品添加物の規制を緩和し、アメリカの要求にこたえて指定拡大に積極的に対応していくと。私が両方見ての判断は、どうもあなたの御答弁にもかかわらず、この新聞の記事というのはそれだけあな...全文を見る
○内藤功君 食品衛生法の十六条ですか、販売用、営業用に使う食品を輸入する際にはその都度厚生大臣に届け出なければならない、これはそのとおりですか。
○内藤功君 健康食品というのを大臣、御存じですか。
○内藤功君 使ったことがございますか。
○内藤功君 健康食品がいろいろ出てますが、肝油ですね、サメの肝油を使ったものが売られているんですよ。厚生省の局長は御存じですか。
○内藤功君 この健康食品はサメ肝油の主成分であるスクアレン、これが細胞の新陳代謝を活発にして健康の維持増進に効果があると、かようなことで効能書きを書いて販売されているものであります。これは深海におる深海サメエキスとか、サメミロンなどの名称で販売されているものであります。昭和五十九...全文を見る
○内藤功君 これは五トンじゃないの、数字では。
○内藤功君 こういう統計にもミスプリントがあるわけですね。  そうしますと、大変数字が違うわけです、私の調査と。私の調査は私なりに確信を持っている数字であります。A、B二つの業者に聞いたところでは、肝油の約一割程度、合わして六十五トンですね、三十トンと三十五トンをプラスして六十...全文を見る
○内藤功君 私がこれを言うのは、健康食品としてサメ肝油を売っておる、しかし輸入食品としての届け出をしないで化粧品ということで輸入しているということしか考えられない。これは法を抜けるものですね、法を潜るもの。これは実際には食品として使っていても化粧品原料として使うのだというふうに言...全文を見る
○内藤功君 しかし百二十四万戸の方が統制令の適用下にあるということも厳然たる事実なんですね。それで、少なくなったというのは、この統制令を残しておくという理由には全然ならないのですよ。なぜかといいますと、統制令の対象住宅の居住者は、いかに一部になっても、三%ですか、全国三%、大都市...全文を見る
○内藤功君 今の答弁でもその一端があらわれていると思うんですね。これは実態をよく調べていく必要がある。  それから三%であろうと一割ないし三割であろうと、今、統制令の直接間接の保護のもとに一定の家計を維持しているわけですから、この人たちが統制令の枠が外された場合にどうなるかとい...全文を見る
○内藤功君 最後の質問になりますから、局長と大臣からお答えいただきたいんです。  今の局長の答弁にもかかわらず、極端な値上げは起こらないだろうという事態は完全に事実で破られているんですね。私の知るところ、こういう統制令の廃止の動きが報道されましてから、極端なものは三倍から五倍の...全文を見る
12月06日第103回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○内藤功君 まず、航空法六十五条に関して質問したいと思います。    〔理事曽根田郁夫君退席、委員長着席〕  本年八月十二日に起きました日本航空一二三便の墜落事故についてまずお尋ねをいたします。航空機史上最大の事故、五百二十名の大量のとうとい人命が奪われた事件でありますが、こ...全文を見る
○内藤功君 そうすると、これから究明に入る、本格的な究明にこれから入るという段階ですか。
○内藤功君 航空機の事故というのは一瞬にして大量のとうとい人命を奪うものである。それだけに、航空機を運航する機長を先頭とするいわゆるクルーのチームワーク、それから整備員など地上職の陰の力というものが相まって航空機の安全が保たれると思うのであります。労働者がそれぞれの役割分担、職責...全文を見る
○内藤功君 そこでお尋ねしますが、あの一二三便のジャンボ機は、かつて大阪空港で着陸に失敗していわゆるしりもち事故を起こした、こういう前歴があります。そのときの修理は、メーカーであるボーイング社の技術者が直接派遣されてきて行われたと、かように理解しておりますが、このときの修理が十分...全文を見る
○内藤功君 航空技術の専門的な立場も含めて認識をお伺いしたいんですが、発表されたボイスレコーダーの記録から見ますと、乗員は非常に頑張ったと、私はそう見るんですが、調査委員会の御認識はいかがですか。
○内藤功君 私は、ボーイング社の修理ミスがこの大惨事を招く重要な要素になったと、こういう考え方をしているわけですが、ボーイング社の不十分な修理作業、この修理ミスを見逃したという点で、運輸省の責任はどのようにお考えになっているかということをお伺いしたいのであります。特に大臣は、この...全文を見る
○内藤功君 大臣のそういう責任感をもって、言葉の上だけでなく、実際に臨んでもらいたいと思います。  今回の規制緩和法に盛り込まれている六十五条の改正につきましては、私は、憲法の第十三条に言う国民の生命というものは国政上で最大の尊重を受けなければならぬという立場から、非常に重視を...全文を見る
○内藤功君 こういうジャンボジェット機のスイッチボタン、警報灯は操縦士のところに幾つ、航空機関士のところに幾つあるか、大臣知っていますか。
○内藤功君 ボーイングの747に例をとってみますと、パイロットのところのスイッチボタンは二百、警報灯は二百二十、航空機関士のところにはスイッチボタン百六十五、警報灯二百九十です。これが少なくなってもやっぱり三けたの数字でしょう。これを四つの目よりも六つの目の方が正確に見られるとい...全文を見る
○内藤功君 そこで、コックピット内に二人のパイロットしかいない、航空機関士がそのほかにいないという場合に、万一、機長や副操縦士に心臓病、脳溢血など突発の事故が起きた場合、一人が倒れた場合の対処はどのようになされるんですか。
○内藤功君 一人が自席で倒れて例えば前のめりになる。そうすると、スイッチやレバー、ボタンなど無意識に押す。そしてそれが他の操縦士と逆の動作を結果的に行うことになる。特に巡航の態勢に入っているときは時速八百キロから千キロという非常に速いスピードで飛行しておりますから、一方の健在の方...全文を見る
○内藤功君 そうですか。これはやっぱり局長に答えてもらいましょう。どうですか。
○内藤功君 私は、そういう技術的な問題に深入りしようと思いませんけれども、安全というものは、万全の上にも万全を期するという考え方がやはり基本になければいかぬと思うんですね。  国際的な趨勢というのをよく運輸省は答弁で言われますけれども、今問題のB767、二人乗務でつくられている...全文を見る
○内藤功君 国際的な例としては、ヨーロッパの先進国であるフランスですね、ここでは一九八四年にいわゆる政労使といいますか、この三者の協定で、今後はスリーパイロット、三人制の導入に限る、今後導入する場合は三人制の導入に限るということを協定しておるそうであります。もちろん、今の二人乗り...全文を見る
○内藤功君 航空法については大体以上の質問で、次の問題に移りたいと思うんですが、もともとこの767という飛行機はアメリカ合衆国、ああいう大陸向きの飛行機としてつくられたと思うんです。アメリカのような非常に広い、離陸しても眼下に幾つも緊急着陸のスペースのあるような飛行場が見えるとい...全文を見る
○内藤功君 報道によりますと、七四年米通商法の三百一条に基づく報復措置がいろいろ言われております。私は細かいことをせんさくしようと思いませんが、三百一条は私の理解によると、米国の利益に矛盾またはこれを否定する行為、あるいは米国の通商に負担をかけまたは制限する行為というのが発動要件...全文を見る
○内藤功君 では最後に、官房長官、御多忙の中をおいでいただきましたので、ぜひ一問だけあなたにお伺いしたいと思います。  それはこの法律の出し方です。先国会でも地方公共団体の事務に係る国の関与等の整理、合理化等に関する法律案、これがいわゆる一括法案の形で出されました。六月十三日の...全文を見る
○内藤功君 最後に、今の御答弁は法案を提出する側の希望、つまり、なるべく早くそれを効率的にという言葉で表現されているというふうにとらざるを得ないんですね。審議する側、これを受け取って国民の立場を踏まえて徹底的に審議するという立場からいけば、専門の委員会があるんですから、この法案だ...全文を見る
12月10日第103回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○内藤功君 通産省に消費生活用製品安全法の問題についてお伺いしたいと思うんです。  まず最初に、この消安法の目的と立法趣旨はどういうところにあったのかということを伺いたいと思います。
○内藤功君 一般消費者の生命、身体を守る法律というふうに理解しておるわけであります。この法律が国会にかかったときに、衆議院の商工委員会で附帯決議がつけられて、その第一番目にうたわれたのは、消費生活用製品についてできる限り多く特定製品として指定するということであったんです。ところが...全文を見る
○内藤功君 事故が皆無であった。ところが、解除をした後事故が起きてきたんですね。昨年、いわゆる飛ぶバット、よく球がこれで打つとふっ飛ぶ、ふっ飛ぶということでホームランが余計出るということで出回ったんだけれども、実際はいろんな事故が起きましたね。欠陥がある商品がつくられておったこと...全文を見る
○内藤功君 なかなか苦しい答弁ですが、これはもう指定している間は起きなくて、指定解除してから続出しているんですから、もう私は大体はっきりしていると思うんですね。いろいろメーカー側の問題も言われましたけれども、結局これは金属バットの安全性についての通産省の認識あるいは検査というもの...全文を見る
○内藤功君 特定製品に指定していたときは通産省の通商産業検査所ですか、いわゆる通産検査所がずっと安全試買テストをやっていたわけですね。ところが、指定解除されると今度は製品安全協会。製品安全協会は自分でやるわけじゃないんですよ、民間に委託してやるわけです。これは国の手から外れちゃう...全文を見る
○内藤功君 新製品が開発された、それが当時予測すべからざることであった、だからそういう新製品の開発に対してそれを検査し、それに対する必要な措置をとるためにも政府認証制度で特定製品の指定をずっと続けておればよかったんじゃないんでしょうかね。いかがなんですか。そういう点なんです、私の...全文を見る
○内藤功君 なかなか責任をお認めになりませんが、新製品の開発云々ということも、指定を解除しているからこういうことが発見できないと、私はそう断定せざるを得ないですね。  そこで次に、さきの商工委員会の附帯決議でありますけれども、特定製品を拡大していくというのがこの附帯決議の立場だ...全文を見る
○内藤功君 それじゃ具体的にそういう体制があるかどうかをお伺いしたいんですが、まず輸入製品の安全検査についてお聞きしたいんです。  現在我が国に輸入される特定製品は国が個別に安全検査を行っていますけれども、今回の本法案がもし仮に通るとしますと、いわゆる第二種の特定製品というのが...全文を見る
○内藤功君 そこで、今御答弁があったんですが、外国の製造業者には立入検査ができない、今、立入検査と大臣がおっしゃいましたのは国内の商社等であります。そういうことで一体消費者の不安がぬぐい切れるかということなんですよ、私のずっと言っているのは。事故が起こってからじゃ遅いんです。通産...全文を見る
○内藤功君 私の質問は、第二種特定製品の全部について実施するのか、わかりやすい質問じゃないですか。
○内藤功君 それはだれが行いますか、主体は。
○内藤功君 今度は、この安全試買テストの従来の実施状況のデータを出してもらいたい。まず、通商産業検査所が実施している安全試買テストの品目ですね、これはこの十年間、大体どんな数字ですか、簡単でいいです。ふえているのか減っているのか、どんなふうにふえているのか減っているのか。
○内藤功君 これはずっと減っているんですね、あなたの方の資料を見ますと。昭和五十年度が十五品目でしたが、昭和五十九年度は八品目ですね。ですから、あなたの言ったのは事実と違いますよ。減っているんですよ。そうでしょう。
○内藤功君 残念ながら減っているわけです。  人員はどうですか、通商産業検査所の人員は五十年度から五十九年度までどうですか。
○内藤功君 わかりました。  今度、お金の方はどうですか、予算の面は。昭和五十一年度から六十年度、これを比べて減っているんですか、ふえているんですか。
○内藤功君 もう一つ、製品安全性確保向上対策費、こういう費目の予算は減っていますか、ふえていますか。
○内藤功君 みんな減っておるんですよ。人間も減っておる、品目も減っておる、予算も減っておる、安全対策も減っておるんですよ。甚だこれは遺憾な状況です。それで安全試買テストをこれからやるから、第二種特定製品に指定されても大丈夫だとかということを言われても、この体制じゃちょっとね。もち...全文を見る
○内藤功君 大臣、概算要求じゃどんなふうな御努力をなさっているんですか。
○内藤功君 次の質問に入ります。通産省は結構でございます。  後藤田大臣にお伺いしたい。  今お聞きになったようなこと、自己認証制度の問題一つとっても、これは本来商工委員会で、私などよりずっと専門の経験豊かな常任委員の諸氏によって、十分時間をかけて慎重審議されなきゃならぬ問題...全文を見る
○内藤功君 最後に、私は、ベストの体制でやるというのが国権の最高機関の最高機関たる役割を果たすことだと思うんですよ。ベストの役割というのは、この法案については専門のどこの委員会でやるべきか、その委員会で時間をかけ、そして慎重に審議をしていくという原則が破られることは大変なことだと...全文を見る
12月12日第103回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○内藤功君 総理に御質問いたします。  二十六の法律、四十二の事項にわたるものを一括してこの法案として出してきたのであります。国会の審議権を侵害するものだと繰り返し主張してまいりました。例えば航空機関士を乗務させるべき航空機の基準の緩和。航空機関士の役割はあの日航機事件のボイス...全文を見る
○内藤功君 事の重大性ということを考えてみた場合に、今の総理の御答弁は私は納得できないわけであります。  昭和四十九年の三月二十五日でありますが、当時の衆議院の石炭特別委員会では、石炭関係三法案を一本にまとめて提案したことがございます。これに対して、自由民主党を含む、社会、共産...全文を見る
○内藤功君 繰り返しになりますが、あのときは三つの法律を一本にしたんですね。今度は二十六本、四十二事項です。私は明らかに違うと思うんですね。あのとき、三つの法律であっても議会は重視して、これについて警告決議をして、総理がこれを受け入れる答弁をした。今度は二十六の法律ですよ。内容が...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、許可、認可等民間活動に係る規制の整理及び合理化に関する法律案について、修正案に賛成、政府原案に反対の討論を行います。  最初に、本法案提出の背景をなしている貿易摩擦問題に関連して、革靴など革製品の輸入自由化問題について一言申し上げたいので...全文を見る
12月13日第103回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○内藤功君 最初に総務庁長官並びに人事院総裁にお伺いしたいと思います。  人事院勧告は労働基本権の代償である、政府はそういう立場をとられてきている。最高裁判所も昭和四十八年四月二十五日の最高裁大法廷での岸、天野両裁判官の補足意見、もう一つ、昭和五十一年五月二十一日の団藤裁判官の...全文を見る
○内藤功君 次に人事院総裁に具体的な問題でお伺いをしたいと思います。    〔理事大島友治君退席、委員長着席〕  人事院では現在女子職員の生理日における就業制限、いわゆる人事院規則一〇−七の七条の問題、それから深夜労働や残業の規制など女子職員の健康、母性保護等の切実な問題につ...全文を見る
○内藤功君 今言われた内容については関係団体の中に強い反対をしている部分があります。私自身も納得できない部分が多々ありますので、今あなたが最後に言われた引き続き、これは一方的に実行することのできない問題ですから、関係団体との協議、交渉というものを尽くしていただきたい。きょうは時間...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、給与関係三法案いずれも反対の討論を行います。  まず、一般職職員給与法改正案についてであります。  政府は、人事院勧告制度は労働基本権の代償であるとし、最高裁判所もこれを判示しているにかかわらず、四年連続の凍結あるいは抑制の上にさらに今...全文を見る
12月17日第103回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○内藤功君 大蔵省に伺いますが、本法案の九十七条一項、二項、懲戒処分あるいは刑に処せられたる場合の年金の支給停止、これはどういう点が改定されたかということと、簡潔にその趣旨をお述べいただきたい。
○内藤功君 もう一点大蔵省に聞きますが、「支給しないことができる。」という文言です。裁量の余地を残すわけですが、そのするかしないかの裁量の基準、これはどういうふうになっていますか。
○内藤功君 人事院に伺いますが、国家公務員の職員団体の組合活動あるいは争議行為を理由として懲戒処分を受けた人の数は、この十年間以内で結構ですが、免職、停職、減給、戒告等処分種別で大体どのくらいでございましょうか。
○内藤功君 この中で組合活動や争議行為の目的、要求が人事院勧告の完全実施ということにかかわるものは非常に多いと私は推察するんですが、その割合がおわかりになりますか。
○内藤功君 人事院の勧告それ自体を実行しろという行為ですからお調べになっているかと思ったんですが、ないですか。  大蔵省に伺いますが、国家公務員の共済関係で現在懲戒処分のために支給停止を受けている方の員数はおわかりになりますか。
○内藤功君 人事院に伺いますが、そういう懲戒処分を受けた職員についてはいわゆる昇給延伸という措置がすべての被処分者に対してなされておるんでしょうか。なされておるとすればその根拠法条は何ですか。
○内藤功君 懲戒処分によってそれぞれ賃金とか、免職の場合身分も失うわけです。そのほかに昇給延伸がなされる、こういうことであります。  これは私の手元にたまたまあったんですが、最近の「行政総務週報」というのを見ますと、「例えば人勧の完全実施を求めるストに参加し、戒告処分を受けて昇...全文を見る
○内藤功君 現状では一回のスト参加に対して例えば減給なり停職が課せられたという場合でも、昇給延伸がやられて、それがひいては計算の一つのファクターになりますから、退職金や年金に及ぼす実損はかなり重大だというふうに私はいろんな方から聞いているわけであります。  今、この問題は、本法...全文を見る
○内藤功君 それにしても、私は、労使折半という部分について、この全部までの停止というのは立法としては行き過ぎだというふうに思うわけなんです。そのわけを少し申しながら御質問を進めていきたいと思うんです。  大蔵省に伺いますが、旧恩給法と今の国公共済組合法ですか、現行法との関係は歴...全文を見る
○内藤功君 異なることはわかっているんですが、歴史的な経過というのは、恩給法というものがもとにあって、そうしてそこから国公共済組合法というのが分かれて出てきた、これが歴史的な経過であって、難しく答える必要はないんです。私はそういう点をもう少し聞きたいなと思って聞いたんです。  ...全文を見る
○内藤功君 私はこう思うんですよね。本法は旧恩給法を引き継いだという歴史的な経過が存在する。老後の生活、障害を持った場合の生活保障を全うするという社会保障制度としての性格、これとともに、この法律の中にはこの成立のときから公務員に忠実無定量義務というものを強く求めて、それをいわば一...全文を見る
○内藤功君 追加補足意見。傍論じゃないですよ。
○内藤功君 人事院勧告が完全実施されない事態が続けば、今私の言ったどう考えても不合理なことが起きますよ。ですから、遺憾ながら御両氏の意見とも納得するには至りません。  次の二点目の問題ですが、時間の関係で大蔵省にこの改正の趣旨を聞くのは省略いたします。私の聞くのは本法案八十二条...全文を見る
○内藤功君 これは国家公務員の中では非常に今ふえておりますね。一般の民間の中でも非常に長時間の労働、それから夜の残業、機械化、それから仕事の複雑化という中で非常にふえております。政治家の中でもこれがふえている。こういう段階で、私はぜひこれは御検討を急いでいただきたいということを要...全文を見る
○内藤功君 新聞に書いてある。
○内藤功君 今言われたマニュアルの内容ですね、大体どんなことが織り込まれるのか。それからその拘束力とか、法的な性格を含めた拘束力、いつごろできるんですか。この点お伺いいたします。
○内藤功君 私の今引用したある新聞によると、「マニュアルは、総論と各論の2部構成で、総論部分では解剖学や生理学の概要、疾病分類など、各論部分では症状や診断などについて解説する内容となる見込み。」と。その次に、「なお、認定基準についても、既に改正原案が出来上がっており、最終検討の段...全文を見る
○内藤功君 ほかの点はどうですか、ほかの部分。
○内藤功君 最近、労働省基準局編著で「労災保険業務災害及び通勤災害認定の理論と実際」上、中、下三巻というのが出版されましたが、この内容は労働省が責任を持って監修されたものですね。
○内藤功君 その中の、後で見ていただきたいんですが、二百三十二ページの一番最後のところにこういう部分があるんですね。「この種の疾患については、業務の遂行過程における災害に該当するような事実が介在しない限り、業務起因性は一般に成立しないという行政解釈に立っている。ところが、例えば基...全文を見る
○内藤功君 くどいようですが、私を含めたこの種の問題を手がけている人間がまとめた判例でも、判例等七十四件、これは労働保険審査会、それから地方公務員災害補償基金の支部、それから一部人事院ももちろん入っております。こういうものを含めて七十四件の判例が通達では賄い切れないということで出...全文を見る
12月19日第103回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○内藤功君 大蔵省にまず伺います。  行革関連特例法による厚生年金、それから旧船員、国公、地公、私学、農林の各制度別の昭和五十七年度以降国庫負担の繰り延べ額、これがどのぐらいになるか御説明願いたい。
○内藤功君 いわゆる繰り戻しの計画、その期間、利息の支払い、それからこの支払い方法、そういうような計画については現在どういうふうにお立てになっておりますか。
○内藤功君 厚生大臣に伺いますが、昭和六十一年度の予算編成について所管大臣として、年金財政、いわゆるこの繰り戻し、返済計画についてどういう態度で対処されるか、利息や運用益を含めて絶対にこれを確保し年金財政の基礎を確実ならしめる、こういう努力をされる姿勢がおありなのかどうか、この点...全文を見る
○内藤功君 今ちょっと聞こえなかったんですが、できるだけから先を言ってください。
○内藤功君 何に対処するんですか。
○内藤功君 今の点について竹下大蔵大臣のお考えを伺います。
○内藤功君 昭和五十六年の十月の特別委員会で行革特例法が審議された際に、時の大蔵大臣は国庫負担の繰り入れ分減額分については必ず差額繰り入れをいたします、利息も含めて適切な措置を講ずる責任をとります、こう言っているんですね。当時は鈴木善幸さんが総理でございましたが、必ず返す、金利は...全文を見る
○内藤功君 重ねて伺いますが、計画を示せる時期はいつごろか、それをお示しいただけませんか。
○内藤功君 これは返済計画がないに等しいですね。非常に下世話な言い方で失礼ですけれども、金を借りた、あるいは金を返さなきゃならぬという意識のない人の答弁に非常によく似ている感じがするんです。借りたつもりはない、もらったつもりでいる人はよくそういう答弁をするんではないかなと、大変失...全文を見る
○内藤功君 本法案では基礎年金の三分の一を国庫負担とすると、こういうふうになっておりますが、現行制度のもとでもこういうことである。返済の時期をいつ示すかというその時期も今示せない。こういうんでは、本法案にかわって三分の一を国庫負担にするというふうになりましても、それも一体信用でき...全文を見る
○内藤功君 最後に。  本日の理事会で自由民主党から附帯決議の案なるものが示されました。  本法案は、給付の面でも、掛金の面でも、開始年齢の面でも、国庫負担の面でも、労使負担割合の面でも、いずれの面をとってみても私は改悪だと思うんです。この法案を立案して鉛筆を持った人自身が、...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案並びに自由民主党・自由国民会議及び民社党・国民連合共同提出の修正案に対して、いずれも反対の討論を行います。  まず指摘したいのは、本法案の審議はいまだ尽くされておらず極めて不十分であ...全文を見る