内藤功

ないとういさお



当選回数回

内藤功の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第104回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○内藤功君 国会議員の選挙それから最高裁判所裁判官の国民審査の執行経費につきまして、国が選挙の執行を委託しております以上、地方自治体の経費を全額国として負担し、地方自治体に超過負担を生ぜしめないようにするということは基本でございます。そこで、参議院通常選挙での地方自治体への委託費...全文を見る
○内藤功君 伸び率はこのように過去九年間とりまして今回が一番低い。これはなぜでございましょうか。
○内藤功君 いずれにしても伸び率の低下は数字ではっきりしている。  私は昭和六十年二月号の「選挙時報」という雑誌を拝見いたしましたら、大阪府の選挙担当の実務者の非常におもしろい論文があったんです。これは選挙執行経費の現状についての論文でして、一例としてこれ挙げるんですが、前回参...全文を見る
○内藤功君 まあ、この論文よく読んでいただいて実態を把握していただきたいんですね。あなたは立候補者の多いことだけを特に強調なさいますが、それだけで言えないいろんな事情があると思うんです。  そこで、この超過負担が万一生じた場合には調整費ということになるわけですが、調整費の予算は...全文を見る
○内藤功君 今の答弁を踏まえまして大臣にお伺いしたいんですが、昨年の五月二十二日に全国の市区選管連合会の総会が開かれて、その総会決議に基づいて要望書が関係機関に出されたわけであります。我々のところにも参りました。その中に、「本来、国の選挙に要する経費は全額国庫負担すべきもの」とし...全文を見る
○内藤功君 次の問題ですが、最近における国政選挙あるいは地方選挙の投票率の低落傾向という問題に触れて、私の意見も述べながら御質問したいと思うんです。  最初に、近年、選挙の投票率の低落ないし低下ということが言われておるんですが、数字的には正確にそういうことが言えるのかどうか。衆...全文を見る
○内藤功君 ただいま部長の方から御答弁いただきましたように、数字的にはそういうことになっている。  原因は、私はいろんな見方があると思うんですが、一つは、やっぱりロッキード事件に象徴される金権腐敗政治の傾向というものが国民の政治不信を一層助長している。そういうところから政治離れ...全文を見る
○内藤功君 最後に、今の選挙部長の答弁ですが、ここ数年来、具体的な研究会を設けて問題点を洗い出すと言うんですが、これはあれですか、政治選挙に関する研究委員会、このことを言われたんでしょうか。そういう名称の委員会をもしおつくりになるとするのであれば、委員の人選については公平な、各界...全文を見る
03月20日第104回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○内藤功君 まず、タクシー企業の労働者の労働条件の問題、さらに安全問題についてお伺いしたいと思います。  二月三日付の交通新聞によりますと、警視庁がまとめた東京都内の交通事故状況、昨年じゅうの状況によりますと、特に法人タクシーの事故率が総件数で前年比一一・三%増、さらにこの二年...全文を見る
○内藤功君 昭和五十九年の四月二十六日に、運輸省設置法改正案の審議に関しまして、私は内閣委員会でこの審議の際に、具体的に、この東京で特に問題が指摘されておる東京コンドル、第三コンドル、こういうタクシー会社のいわゆるあおり行為ですね、運輸規則第二十一条の三違反につきまして、具体例を...全文を見る
○内藤功君 運輸省では、その当時、具体的にどのような指導、改善措置をおとりになりましたか。
○内藤功君 その御指導の効果があらわれまして約半年ぐらいはそういう状況が続いたんですが、その後新たな方法で、同一の企業が再びこの種の行為を始めているということを聞きまして、私、ここにありますが、証拠書類を集め、また証拠写真を集め、また私自身も現場にも赴いて調査を行ったところでござ...全文を見る
○内藤功君 大臣、所管の大臣として聞いておられて、これに臨む御決意を承りたいと思います。
○内藤功君 厳重にひとつ早急にやっていただくことを要望いたします。よろしいですね。  そこで、労働省来ておられますか。  労働省にお尋ねしますが、労働省は昭和五十九年二月十三日付の基発第六十七号の通達で全国乗用自動車連合会にあてて「タクシー運転者の労働条件の改善について」とい...全文を見る
○内藤功君 労働省として今の通達の趣旨にもかんがみて、また今ここでお聞きになっていたような状況でございますので、独自のやはり労働省としてのお立場から調査をお願いしたいと思うんです。  なお、きょうは時間がありませんので深入りはできませんが、そのほかにも今の労働の強制ですね、ほか...全文を見る
○内藤功君 それでは、次に国鉄の問題についてお伺いをしたいと思います。  まず、昨年の十二月三十一日昼の十二時五十分ごろ国電山手線の浜松町駅におきまして車両故障がありましたが、その概況、さらに原因について御説明いただきたい。
○内藤功君 モーター側板の強度不足ということですが、そういうことですね。
○内藤功君 いずれにしても、欠陥品のモーター側板を用いて山手線の電車が動いていたということはもう間違いないところなんですね。  このメーカーは富士電機と聞いておりますが、同じメーカーの他の車両の調査をその後なさいましたか。
○内藤功君 この事故は、たまたま品川駅からその山手線に添乗した検査係の人が、浜松町の駅でもって異常な音がするというのでそれで発見したんですね。その人が品川駅から乗っていなければ発見できなかったと思うんです。それで浜松町で発見をして、上野へ九分おくれで着いてお客さん をおろして、...全文を見る
○内藤功君 内容言ってくださいよ。どことどこか、発生箇所だけ言ってください。
○内藤功君 もう一つあるでしょう。
○内藤功君 電車区の中で起きようと駅で起きようと、これは事故であることは同じなんですよ。そういう一つでも隠そうというこそくな姿勢は、私は非常によくないと思うね、申し上げておきますが。あなたのところから来た資料には四つ書いてある。  それから、こういうふうに同じ事故が繰り返されて...全文を見る
○内藤功君 質問の前に国鉄から資料の提示を私求めたら、原因としてモーター側板の材質強度が不足しており、それは今まで述べましたね、もう一つ、車両の繰り返し振動が加わって破損に至ったためと、こういうふうに書いてある。原因は、私は車輪の異常摩耗が急激にこの一年間ふえているということだと...全文を見る
○内藤功君 委員長ね、大臣の御答弁も、失礼ですが、あと……
○内藤功君 はい。さっきの答弁で検査周期の延伸とは関係がないと、こういう断定があなたにできるんですか。それも含めて調査をしなきゃいけません。それだけ。
03月27日第104回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○内藤功君 まず、住民税問題について御質問したいと思うんです。  数字的なことを伺うわけですが、昭和五十二年度から六十一年度まで、最近のこの十年間をとりまして、地財計画ベースでの個人住民税の自然増収額はどのぐらいになっておるかということが一つ。もう一つは、同じ十年間を基準といた...全文を見る
○内藤功君 トータルだけで結構ですよ。
○内藤功君 大体自然増収額というものはベースアップや定期昇級などによってふえるものでありますが、課税最低限の引き上げ等による本格的な減税が行われないと累進で税負担がふえていくわけであります。  自治省の資料を拝見しますと、過去十年間の平均で、何も税制改正が行われない年でも毎年平...全文を見る
○内藤功君 この十年間に、昭和五十二年度、五十四年度、五十五年度、五十九年度の四回、課税最低限の引き上げによる減税が行われたわけです。にもかかわらず、この住民税の課税最低限が余りにも低過ぎる。そこで五十六年度に暫定措置として非課税限度額制度というものがとられたけれども、六十一年度...全文を見る
○内藤功君 私の指摘はごもっともだとお認めになりながら、非課税限度額制度を続けていく、近い将来これをおやめになるという見通しもお考えもお持ちでない、そういういわゆる思い切りの悪い態度が住民に対する過酷な税制となってあらわれてくるんじゃないかと私は思います。こういう実態を軽く考えら...全文を見る
○内藤功君 そうしますと、四割軽減では四人世帯の場合に減額対象となる所得は何十万から何十万に変わるんですか。
○内藤功君 まことに微々たる引き上げと言わざるを得ません。さっき言われた二十七万とか二十万とかいう、こういうもとになる数字の根拠は何ですか。
○内藤功君 これは厚生、自治両省からそれぞれ御答弁いただきたいんですが、住民税の非課税限度額は四人世帯で所得百三十三万円であり、これに、問題があることは指摘したとおりでありますが、国保税では非課税ではなくて四割減税で八十七万円、六割減税で二十七万円と、住民税に比べてもはるかに低い...全文を見る
○内藤功君 財政上の問題を言われたんですけれども、これはやはり昭和五十九年の国保の改悪で、国庫補助の大幅削減を先取りして、この穴を埋めるはずの退職者医療制度、これで国が大きな見込み違いをやった。医療費の高騰に加えて、これが国保財政を苦しくしている原因というべきであります。その責任...全文を見る
○内藤功君 それで、今回の上限の引き上げはどれぐらいの所得階層に及ぶことになりますか。これは自治省、厚生省両方からお伺いしたい。
○内藤功君 非常に重要な問題なんですが、必ずしも明らかではないということなので私の調べたところを一つ例を出してみましょう。こちらから出してみましょう。実際は非常に低いところで影響を受けることになっているというのが私の調べた強い感想なんです。  一つ例を挙げて言いますと、兵庫県の...全文を見る
○内藤功君 引き上げやむなしということなんですね、あなたのおっしゃるのは、さっきも言いましたように、昭和五十九年度の健保の改悪で国保の国庫補助金を大幅に削減した、これが今日の国保財政をひときわ苦しくしている原因であります。またこれも私の方で調べてみましたが、東京都かの各市二十六市...全文を見る
○内藤功君 さっき佐藤議員からも体を張ってというお話がありましたが、まさにその場じゃないでしょうかね。強く要望しておきます。  次に、今回私が報道によって知るところでは、政府は悪質な滞納者への制裁措置だと、こう言っているそうでありますが、保険税の滞納を理由に、六十三条の二であり...全文を見る
○内藤功君 こういうものはだれが判断し、だれが決めるかということと、それからその基準というものが明確になっていなきゃならぬ。特に、本当に生活が苦しいという人たちを、悪質というようなことでもって過酷な、保険給付の差しとめとか保険証の取り上げとかということが起きる危険が私は非常に大き...全文を見る
○内藤功君 そうでしょうかね。自分の経験上からも、法律というのは一たんできるとひとり歩きするんですね。これが非常に恐ろしいんですよ。特にこういう悪質云々の要件というのは先へいくと非常に拡大されていく危険があるということで、非常にくどいようですが申し上げておるんです。  私は、今...全文を見る
○内藤功君 最後に、今回の改正の中で、いわゆる第二電電に対する固定資産税の課税標準の二分の一特例措置、事業所税の非課税措置が設けられているわけでございます。これに先立ち、一昨年十二月の臨時国会ではNTT等に対する地方税法の改正が行われ、同じく固定資産税の課税標準二分の一特例措置、...全文を見る
○内藤功君 個人住民税においては生活保護費を下回るような課税までしておきながら、NTTのような超大企業に対しては、大きな利潤を上げているにもかかわらず減免特例措置を設け、さらには第二電電、こういう大企業に対しても同様の措置を設けようとしているわけであります。  そこでこの際、第...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して地方税法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、今回もまた国民が強く要望する大幅な住民税減税の実施を見送っていることであります。  この十年間の地方財政計画ベースでの個人住民税の自然増収額は合計五兆一千五百億...全文を見る
04月02日第104回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○内藤功君 シーレーン防衛に関する共同研究について御質問をしたい。  このシーレーン研究というのは、日米防衛協力ガイドラインに基づく共同作戦計画の研究の中の一つとして実施されてきたものだと、かように承ってよろしいですか。
○内藤功君 もう一回正確に僕の質問を聞いていただきたい。  シーレーン研究は、日米防衛協力ガイドラインに基づく共同作戦計画の研究の中の一つとして実施されているものですか。
○内藤功君 この独立した研究なんですけれども、その研究は、いわゆる昭和五十九年の十二月に総理に報告をされた共同作戦計画の研究、これとどういう関係にありますか。
○内藤功君 このシーレーン研究の作業の進行状況はどうですか。
○内藤功君 これが一応の区切りといいますか、それを見るのはいつごろの予定ですか。
○内藤功君 シーレーン研究について、ことしの一月十七日の新聞ですが、「シーレーン防衛に関する有事のシナリオとして四つのケースが想定され、この中には、米軍が核巡航ミサイル「トマホーク」を使用することを想定したケースも含まれている」、こういう報道がなされておりますが、有事シナリオの四...全文を見る
○内藤功君 ところが、三月五日の衆議院予算委員会で西廣防衛局長、あなたは質問に立った大出委員に対しては、いずれにしましても洋上だけでいろいろ問題が起きる場合も考えているという答弁をしております。御記憶でございましょう。洋上だけで、つまり海の上だけで起きる場合も、いろいろ問題が起き...全文を見る
○内藤功君 そうすると、このときの答弁の趣旨は、洋上だけで起きる場合を研究対象にしていない、洋上だけということでそれを研究対象にしていない、そういう意味でございますか。
○内藤功君 そうすると、この答弁の趣旨としては、洋上だけで起きるものじゃないというところにあなたの力点があったんですか。
○内藤功君 もう一遍確認しておきますが、洋上だけでいろいろ問題が起きる場合、つまり洋上だけで問題が起きる場合をもシーレーン研究の中ではやっているということなのか、あるいは洋上だけということを取り上げてシーレーン研究の中でやっているということはないんだと、どっちに力点があるのかと、...全文を見る
○内藤功君 それじゃ端的に聞きますと、ことしの二月六日の衆議院予算委員会総括質疑の中で提起されたこういう問題があります。幾つかたくさんあるんですけれども、そのうちの一つだけ。公海上で日本船舶が意図的、組織的、計画的、多発的に攻撃され、かつまた引き続き攻撃され得る状況、この状況での...全文を見る
○内藤功君 そうすると、このシーレーン研究というのは我が国有事、つまり日米安保条約第五条に定める施政権下における武力攻撃、いずれか一方に対する武力攻撃、これに共通の危険に対処する、こういう事態における研究であると、まず答えの前半のお答えはそういうことですね。
○内藤功君 そうしますと、もう一回さっきの質問ですが、公海上で日本船舶が意図的、組織的、計画的、多発的に攻撃され、かつまた引き続き攻撃され得る状況での共同対処、これは五条だけからいきますと研究対象になり得ない、ならないものなんですか、それともいややっぱりなるというものなんですか、...全文を見る
○内藤功君 私の聞いているのは、あくまでシーレーン研究というものの性格を明らかにするということが一つなんですね。ですから、このシーレーン研究の中では、こういう今私が読み上げた公海上で云々、こういう事態での日米共同対処は研究の対象にはならないんでしょう、なるんですか、どっちなんです...全文を見る
○内藤功君 そうすと、余りそういう憲法論とか法律論に質疑者が言うようにこだわらないで、そういう今、公海上で多発的、計画的、組織的、意図的か、にやられたような場合も含めて別にこだわりなく研究していると、別に研究の妨げにはなってないと、そういうのはやらぬとかということはなくてやってい...全文を見る
○内藤功君 答えになってないですね。  第五条に基づく我が国施政権下有事ということが出発点になって、そしてその中でシーレーン研究が始まったんですよ。例えば答弁いっぱいありますわね。去年三月二十九日の矢崎前局長の答弁もありますし、もうはっきりしているんです。  そうなると、まだ...全文を見る
○内藤功君 そうすると、だんだんわかってきたんですけれども、シーレーン研究では、そういう今僕の言ったような我が国の領域下では攻撃がない、公海上の船舶にさっき言ったような攻撃があるという場合は、これはやらないと、我が国の領域に攻撃があった場合、それで公海上で攻撃があった場合、これを...全文を見る
○内藤功君 もう論争は、あなた方の非常に不明確な答弁によってこれは時間の浪費ですよ、こういうのはね。私は重大問題だと思うんです。国会でやはり議員から正面切っての質問ですから、私は、これは政府の答弁としては、論理的には今までの答弁からの延長線上で当然そういうケースについての共同対処...全文を見る
○内藤功君 そうすると、今度はまたやることがあり得る、共同対処の研究があり得るという方向になりましたが、長官ここでどうですか。
○内藤功君 そうすると長官、共同対処というのは、安保五条の共通の危険に対処する、あれと、それからこの間二月の衆議院予算委員会であなたが答弁された、四条の防衛出動を下命された部隊が出ておる、さらに日米間で協議をする、随時協議といいますかね、随時協議をやって、アメリカが随時協議に基づ...全文を見る
○内藤功君 いや、共同対処には二つあるという意味で使ったのかどうかです。
○内藤功君 これは重大な答弁なんですね。シーレーンの研究というのは、従来安保五条の枠の中で、ガイドラインの枠がなかった安保五条の枠の中で進められているんですね。いろいろの答弁もみんなそうですよ。ところが、二月の衆議院予算委員会で加藤防衛庁長官が四条の随時協議を言い出した。これも今...全文を見る
○内藤功君 どこが拡大解釈。
○内藤功君 オホーツク海なんて言いませんよ、速記調べてみなさい。
○内藤功君 あくまで理論的なきょうは質問をしたつもりですね。それで、ただ私は、きょうの問答で今までの議事録にない新しいやはり考え方が出てきたということ、それからシーレーン研究というものについて今までの防衛庁の答弁の線というものと違った線がそこに出てきている。ただ、中で何やっている...全文を見る
○内藤功君 現在は。
○内藤功君 昭和六十一年三月十一日付東京新聞ですか、ほかの新聞にもありましたが、私この新聞を今とりあえず持っていますが、これには自民党の政策担当首脳の談として、NLP、夜間離着陸訓練飛行場建設問題について三宅島阿古地区の予定地を当初より海岸寄りに変更する方法を新たに考えていること...全文を見る
○内藤功君 海岸寄りに変更するということ、これも含めて答弁を差し控えるんですね。もうここは、私も行ってきましたけれども、黒潮が流れていて魚の宝庫ですね。もう海岸寄りにやったら大変だと。私この間三宅島へ行ってきたんですが、村長は特にこの点を言っておりましたがね、それも含めて答弁を今...全文を見る
○内藤功君 もうこれについても質問したいこといっぱいありますが、絞って私申し上げたいんですが、長官、この村長の意思は非常に明確だということが、私は三月二十一日から二十三日まで現地へ行って村長初め皆さんとお会いしてきたんですが、明確ですね。  三月四日付の東京防衛施設局長あての公...全文を見る
○内藤功君 今のお話を聞いて、やはりこれでは説明会を開いても島民の納得を得られないと思います。それはなぜかというと、なぜこの三宅の島民がアメリカの艦載機の犠牲にならなきゃならないのか、そこが今のお話、いろいろ弁舌さわやかでまた論理は明快なところもございましたけれども、その心がない...全文を見る
04月08日第104回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○内藤功君 昨年九月の海上保安白書、これによりますと、廃船等の投棄禁止規定、廃棄物の投棄禁止規定及び油記録簿備えつけ・記載・保存義務違反と、これらの違反件数が昭和五十四年以降では最悪の状況であります。これ以上の海洋汚染を許さないためにも、本法改正案の立法趣旨に基づいて万全の対策を...全文を見る
○内藤功君 ところで、東京湾の問題ですが、東京湾には漁船、貨物船、旅客船、大型タンカー、あらゆる種類の船が年間で約二十七万隻、一日に七百四十八隻も通るという世界でも有数の過密な海だと言われております。湾内には特定重要港湾四つ、重要港湾二つあります。取り扱い貨物量は年々増加して、運...全文を見る
○内藤功君 危険物積載船というのはどういう船を申しますか。
○内藤功君 そういう危険物積載船が年々増加しておる。さらに我が国においては暴風、豪雨、地震、津波等による災害が発生しやすい自然環境にある、これが海上保安白書でも指摘をされておるところであります。  特にLNGの危険性については、これは田尻さんの書いた「海と乱開発」という本に引用...全文を見る
○内藤功君 昭和四十九年の十一月に東京湾で発生したLPGタンカー第十雄洋丸事件、これは二十日間燃え続けて、最後は自衛隊が出ていってこれを撃沈してようやく解決するという始末であります。    〔委員長退席、理事安恒良一君着席〕  「扇島LNG船バース建設問題に関する調査報告書」...全文を見る
○内藤功君 さらに問題なのは、運輸省が東京湾に建設を予定しております人工島の計画であります。まず、この内容、規模について説明してください。
○内藤功君 総工費四千五百億円、面積百八十ヘクタール、後楽園野球場の七十倍というとてつもないものができようとしているわけであります。  ところで、建設省はこのような計画について当然知っていると思いますが、いかがですか。
○内藤功君 運輸省では、建設省とも相談をしている、相談しなければこういう具体的な計画を東京湾横断道に密着してつくることはできないと思うんですね。今の御答弁は私は納得できないです。  そこで運輸省に聞きますが、昭和五十五年から沖合人工島の研究調査を始めているはずなんですが、これま...全文を見る
○内藤功君 五十五年にはスタートしてないんですね。五十五年にスタートして現在まで運輸省が地元民の強い要望もこれあり、具体的に委託調査した海域は六カ所、下関、秋田、清水、大村、三浦、室蘭、これだけなんです。東京湾は入ってないんです。東京湾が急浮上した理由は東京湾横断道との関係以外に...全文を見る
○内藤功君 そこで私は、これができたらどうなるであろうかということで、四月五日の日に船に乗りまして東京湾内の予定地と言われるところを見てきたんです。  そうしますと、これは木更津から出ていったところですが、ノリを実際に養殖しているところです、現場そのものですよ。それでアサリがと...全文を見る
○内藤功君 じゃ、最後の一問ですが、勉強中だということですが、私が今指摘した諸点に加えて、これはただでさえ狭くて危険な場所なんです。きょうは時間がないから、その詳細は私ここで別の機会にまたやりますが、そこに一キロと三キロという巨大な人工島をつくって、そうすればどうなるか。東京湾の...全文を見る
04月15日第104回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○内藤功君 今回の恩給法の改正は「最近の経済情勢にかんがみ、恩給年額を増額する」ためのものであると、こういうふうに説明されております。ところが、その実施時期につきましては、四月実施ではなく三カ月おくれの七月実施ということになっております。  これは昨年の公務員給与改定の実施時期...全文を見る
○内藤功君 財政事情が厳しいという御答弁ですが、受給者とその家族のことを考え、また人事院勧告というものが国政の上で最大にやはり尊重されなければならぬ、こういうこと、それからさきに言った立法の趣旨から私は四月実施をすべきだ、こういうことを強く思うわけであります。この点につきましては...全文を見る
○内藤功君 先ほど江崎大臣からも温情を持ってという基本姿勢が打ち出されまして、私も深くこれを傾聴させていただいたわけであります。ぜひこれは、困難な問題はありましょうが、前向きに御検討を要望しておきたい。  さらに、これに関連しまして旧日赤及び旧陸海軍の従軍看護婦の方々の慰労給付...全文を見る
○内藤功君 ぜひとも今指摘した諸点についてさらに一層の御検討をお願いしておきたいと思います。  恩給算定の基礎の一つである人事院勧告についてお伺いしたいと思います。  今年度の人事院勧告自体が見送られるのではないかという報道が幾つかなされております。その理由としては、一つはい...全文を見る
○内藤功君 江崎総務庁長官にお伺いしたいと思いますが、人事院より勧告が出された場合に完全に実施をする、完全実施というのは言うまでもなく金額、率、そして実施時期、これが三つの中心要素だと思いますが、これも含め完全実施をする、こういう方針で臨まれると私は思いますし、そのようにしか考え...全文を見る
○内藤功君 この給与の問題と密接にかかわりがあるのが勤務時間の問題であります。最近、筑波研究学園都市の研究員など国家公務員の方の自殺の報道を非常に頻繁に見るのでございます。  人事院に聞きますが、ここ五年間ぐらいの国家公務員の方の自殺者の数、これはどんなふうに推移しておりますか...全文を見る
○内藤功君 このようにここ五年来で増加の傾向であるということは認めざるを得ないと思うんです。原因はいろいろあると思うんですが、職場の仕事が非常に多くきつくなっているということからくる肉体的、精神的な疲労等も大きく原因となっていると思いますが、人事院としてはこの問題、原因、背景等に...全文を見る
○内藤功君 この原因を深く私はこの場でせんさくするということは適当でないと思うんですが、やはりその背景の一つとしてこの勤務時間の問題を全く無関係というふうに切り離すわけにはいかないだろうと思います。  昨年、労働省が五十九年賃金労働時間制度等統合調査というものをやりまして発表し...全文を見る
○内藤功君 大臣の御見識は承りました。  人事院に伺いますが、これは解釈論になりますが、人事院規則十五−一の第十条一項、二項で超過勤務について規定されておりますが、その十条一項では、臨時または緊急の必要がある場合に限り命ずることができる、第二項では、職員の健康と福祉に留意しなく...全文を見る
○内藤功君 この実態把握をぜひ人事院において、いろいろ困難のあることは私認めますけれども、とにかくこの現状の実態把握をする方法、その実態把握をやると、実態調査をやると、把握でもいいです調査でもいいですが、それをまず御検討いただけないでしょうか、これは総裁いかがですか。
○内藤功君 最後の質問になりますが、今局長の方から、職員団体の方からもそういう申し出がある、職員団体の方からもしかるべきいろんな意見が出されているということもありました。人事院の実態調査に先立ってと申していいでしょうか、職員団体の方で調査した一つの例を私ここに持っておりますが、こ...全文を見る
04月17日第104回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○内藤功君 恩給局にお尋ねいたしますが、昭和六十年度で恩給を請求する申請人の数、申請件数ですね。それから異議申し立ての件数、それから総務長官に対して審査請求をする件数、これらはどのくらいか。  また、もう一つはそれぞれの手続の平均月数あるいは年数ですか、それはどのぐらいというふ...全文を見る
○内藤功君 窓口の人は一生懸命やっているんだろうと思うんですけれども、また総務庁の発行した文献を拝見しますと、総務庁が国民向けPR用につくった「わかりやすい恩給のしくみ」というのを読んでみますと、「恩給局に請求書類が提出されると、直ちに内容の審査に入ります。審査は原則として提出さ...全文を見る
○内藤功君 この点の長官のお考えをお聞きしたいと思うんですが。
○内藤功君 そこで関連しまして、公務上災害の問題についてお伺いをしたいと思うんです。  私は、昨年の四月二十三日、十二月十七日、二回の当委員会で質問した問題なんですが、いわゆる脳心と呼んでおります脳卒中、急性心臓死などの公務に起因することが明らかな疾病、これは人事院規則一六−〇...全文を見る
○内藤功君 時期の見通しは。
○内藤功君 労働省に伺いますが、労働省では、昭和三十六年二月十三日、基発一一六号業務上外認定基準、この見直し作業はどういうふうに進んでいて、見通しはどんなふうになっておりますか。
○内藤功君 今後一年ですか。
○内藤功君 労働省の部内誌の「労働基準広報」という雑誌の四月十一日号を拝見しますと、労働省補償課の談として、「災害主義に固執しているわけではない」と、「認定基準全般について大幅な書き換えが行われることは間違いなさそうだ。」というふうな記事も見られるわけです。大体間違いないですか。
○内藤功君 私は、昨年の四月二十三日当委員会で、今お話しの最近の行政解釈に批判あるいは反対の判例約七十四件の一覧表を人事院にお渡しをしたところであります。私はこれが大勢だと思うんですね。その上、本年の二月二十八日に大阪地裁の民事第二部の判決が出たんです。これは、夜間警備員の方が勤...全文を見る
○内藤功君 控訴断念の理由は何かということと、当然これは本省の御判断、御指示によるものと思いますが、その点いかがですか。
○内藤功君 私は、本件について控訴断念の措置は結論において正しいと思うんですよ。これはいいと思うんです。今後とも同種事案の判決に対しては、基本的にこのような態度で臨んで、災害を受けて死傷した人と家族が、長期裁判で財産上、精神上の苦痛を重ねることがないようにするという態度をとること...全文を見る
○内藤功君 ところで、労働省の労働基準局は、昨年の十月二十二日に出版された労働基準局編著の「労災保険 業務災害及び通勤災害認定の理論と実際」の下巻の中で、最近行政解釈に対する批判が強く出されていること、判例の中にも行政解釈に批判的なものが出されていることをお認めになっておる。これ...全文を見る
○内藤功君 総務庁長官に最後に御所見を伺いたいと思うんですが、余計なことを言うようですが、前長官の後藤田さんは、昨年の四月二十三日の答弁で、この種の認定が乱に流れてはいけないが大変厳しい、もう少しゆとりというか、思いやりのある処置をとることが望ましいのではないかと、かような考えで...全文を見る
○内藤功君 私は、本案に対し修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。これからその趣旨について御説明をいたします。  政府原案は、恩給年額等の改定を人事院勧告の実施時期を四月から七月におくらせた公務員給与改定に連動させるとい...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、恩給法等の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成、原案に反対の討論を行います。  その理由は、恩給の改定を人事院勧告の実施時期を三カ月値切った公務員給与に連動させたことであります。恩給法二条ノ二では、国民の生活水準、国家公務員の給与、物...全文を見る
04月22日第104回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○内藤功君 運輸省にお伺いをいたしますが、この法案の提案理由で、輸送力を増強して混雑を緩和するために、現在の利用者に前倒しの形で将来の費用の負担をお願いをする、こういうことを提案理由でも述べ、また衆議院の運輸委員会でも述べておられるわけでありますが、実際は巨額な資金が必要な大規模...全文を見る
○内藤功君 何がしかの範囲という、非常に控え目ですが開発利益はお認めになったわけですが、具体的に聞いてみましょう。  まず、小田急の小田原線の複々線化による所要時間の短縮は、例えば町田—新宿間あるいは新百合ケ丘—新宿間というような場合でどのくらいだと思いますか。
○内藤功君 私ここに、高木前国鉄総裁が、私鉄の各社の社長さんと対談をしましてね、それを交通協力会から「私鉄経営に学ぶ」という本におさめられて、非常に興味深くこれ読んだんですけれども、この中で、今問題の小田急の当時の利光達三社長は、複々線のメリットについてこういうふうに述べているん...全文を見る
○内藤功君 次に、法案の六条ですが、指定法人の問題です。  衆議院の委員会で、たしか局長は、この指定法人の例を問われたのに対して幾つか挙げられているんですよ。その中に、きょうも理事長さん来ておられると思いますが、民鉄協会を挙げているんですね。私は、民鉄協会というのは、やはりその...全文を見る
○内藤功君 これは認定事業者あるいは鉄道事業者のいわば団体ですからね。そういう点で私は今の御答弁は納得できないということを申し上げておきたいと思います。  次の点ですが、なぜ複々線工事などの恩恵を受けない利用者までが特別な運賃負担を強いられなければならないのか、この問題でありま...全文を見る
○内藤功君 これはやっぱり利用する人の感覚からは、大変今の御答弁は私は離れているんじゃないかと思いますね。  話は変わりますが、昨年の運政審の答申を見ますと、乗り継ぎ運賃制度の適用対象の拡大の部分でこういうふうに述べております。これは運政審答申の三十ページから三十一ページのとこ...全文を見る
○内藤功君 その説明でいきますと、説明がつかぬと思うのは、通学生の場合ですね。これはもう明らかに無理があると思うんですが、高校生は三年間、大学生は四年間、通常卒業するのに通うと。卒業して必ずその線に乗るわけじゃありません。よそへ行きますね。そうして、そういう十年後の利益のために学...全文を見る
○内藤功君 ところで局長は、これも衆議院の委員会の答弁で鉄道事業部門の独立採算制ということを再三述べております。ところが、当事者の民鉄経営者は、鉄道経営だけで黒字が可能になるとは恐らくだれ一人考えてないんじゃないかと思いますね。  先ほど紹介した高木前総裁の対談集「私鉄経営に学...全文を見る
○内藤功君 しかし、実態に合わないと言ったら言い過ぎかもしれませんけれども、そういう認識では今の私鉄企業の実態を把握した運輸行政とは私は言えないという感を深くするんですね。  それでは、私鉄の現在の運賃制度でも、鉄道事業者が投資した額というのは回収できる仕組みになっていると思う...全文を見る
○内藤功君 私鉄の鉄道部門は、累積欠損額が非常に巨額だということを繰り返しておられるんですけれども、その言われる累積欠損額の数字の根拠、一体どこからその数字を持ってこられたか、根拠をお示しいただきたい。
○内藤功君 会計法上から言って、配当までしたその残りを欠損というのは、私は常識から言ってどんなものであろうかと思うんですね。大蔵省から私、質問の前に聴取を受けましたが、大蔵省は継続的長期に配当するというような会社は赤字の会社とは言えない、赤字の会社とは考えられないと、こういうふう...全文を見る
○内藤功君 やはり運輸行政というのはこういう実態を総合的に把握するということが大事だと私は思うんですね。その点で大蔵省のこういう説明から見ても納得はできないわけです。  今局長言われましたように、赤字どころか私鉄の経営実態は大黒字だと思いますね。大手十四社の内部留保——内部留保...全文を見る
○内藤功君 発行もそのころですか。
○内藤功君 法案が提出される前からこういうものをおつくりになって宣伝をなさっているようであります。内容を拝見いたしますと、まさに今審議されておりますこの法案に内容として盛り込まれていることがそのまま既定事実のように書かれているように思うんですよ。例えば複々線化工事の必要性とか「制...全文を見る
○内藤功君 理由をお述べになりましたけれども、いかにしてもこれから審議される、しかも賛成反対分かれておる法案ですからね、厳しい審議がこれから行われるという前に既定事実のはうにお出しになるということは私は不適切であるということを一言あなたに厳しく御注意を申し上げておきたいと思います...全文を見る
○内藤功君 ぜひ強力にやっていただくことを要望いたします。  最後に、国鉄京葉線の問題についてお尋ねをしたいと思います。  京葉線は、現在の総武線、総武快速の混雑緩和策として、千葉県民はもとより通過地域であります江東区の南部地域住民の期待が非常に大きいものがあるわけであります...全文を見る
○内藤功君 時間が来ましたので、今総裁が言われたように、私の知るところでは覚書が交わされて、その中で江東区と鉄建公団とは「京葉線の建設にあわせて新駅を設置することについて相互に協力し、その実現に努めるものとする。」また鉄建公団は「新駅の設置について関係機関との協議を促進し、その実...全文を見る
○内藤功君 この方向での御努力を約束されましたので、この点について強く再度要望いたしまして私の質問を終わりたいと思います。
04月23日第104回国会 参議院 建設委員会,大蔵委員会,運輸委員会連合審査会 第1号
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○内藤功君 東京湾横断道路につきまして、建設、運輸両者に御質問したいと思います。  この横断道は、東京湾の船舶の航行安全初め環境問題、それから漁業への影響など、東京湾の将来にとって重大な悪影響を及ぼす面があることを指摘せざるを得ません。本日、私は主として船舶航行の安全問題を中心...全文を見る
○内藤功君 そこで、次に運輸省にお伺いをしたいのでありますが、船舶航行の関係で従来建設省と協議をしてきた中で、従来の橋梁案では問題がある、こういう意見を述べてきたと思うんですが、具体的にどういう難点、どういう心配があったのかということをお聞きしたい。
○内藤功君 問題は、台風のときの避泊地の問題が最大だと思います。橋梁ができることでとても避泊地がとれなくなって、東京湾が一層狭くなる、こういうことが一番のあなた方の御心配の点ではなかったのか。その点の御検討の経緯を伺います。
○内藤功君 台風六号、台風十四号、この接近時での具体的なデータはお持ちですか。
○内藤功君 私の聞いている六号というのは去年昭和六十年六月三十日の台風六号、八月三十一日の台風十四号ですが。一番最近の。
○内藤功君 東京湾には十二の錨地区分がなされていると思うんですが、この東京湾横断道路ができた場合の関係するのは何区と何区ですか。
○内藤功君 四区つまり川崎沖、九区つまり木更津沖ということであります。専門家の意見を聞いたというんですが、私の方も専門家の意見をいろいろ調べて勉強しております。  その一つとして、横須賀水先区の水先人、これは専門家ですが、坂元比さんという方の書いた「東京湾横断道路問題に関する海...全文を見る
○内藤功君 繰り返して聞きますが、この坂元さんという人は非常なベテランで、豊かな経験を持った方なんですよ。  それだけじゃないんですね。台風のときどんなふうな状況になるかということをリアルに描いているのは、「浦賀水道を経て東京湾内に出入するこれらの船舶が、時として台風が接近し、...全文を見る
○内藤功君 今、一人の人ということを言われたので、私、言葉じりをとらえるわけじゃないけれども、これは一人の人じゃないんですね。昨年の七月に「東京湾横断道路建設計画に関する要望について」という要望書が出されております。建設大臣、運輸大臣、御存じだと思いますが、これは日本船主協会、日...全文を見る
○内藤功君 一たん事故が起きればこれはもう大変な、特にタンカーが多くなっておりますからね、非常に重大な事故が発生するということで、今大臣答弁の中の一番最後のところで強調された点、これを本当に実行していただくように強く要望しておきたい。  なお、海上保安庁の御答弁なんかを聞きます...全文を見る
○内藤功君 局長、この報告書はいつごろということですか。
○内藤功君 環境庁は来ておりますか。−報道によりますと、四月の二十一日に森環境庁長官が千葉政経懇和会の例会で「房総の環境と東京湾横断道路」、こういう題目で講演をし、その中で、東京湾横断道路建設で懸念されている環境悪化問題について真剣に取り組む意向を表明したと伝えられております。 ...全文を見る
○内藤功君 終わります。
04月24日第104回国会 参議院 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第2号
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○内藤功君 昨日の衆議院の委員会におきましても、政府は、フィリピン政府への資料要求、あるいは円借款についての日本政府資料の公表を拒否するという態度をとっております。その理由として二つ挙げておるわけであります。第一は、本件は第一義的にフィリピンの問題であるということ。第二点は、外国...全文を見る
○内藤功君 この事件の一部分は言っておられるんですが、全体をやはりどういうわけかおっしゃらないというのが今のお答えの印象であります。  本件の実体は一体何であるか。これは日本の対外援助、特に政府開発援助、ODA、これが歴代の内閣のもとで日本の企業、それからそれと深く結びついたコ...全文を見る
○内藤功君 そうではないということを私はこれからいろいろ解明をしたいと思うんです。  もう一つ政府が第二番目の理由として言っておりますのは、円借款に伴う契約はフィリピン政府と企業との契約であって、相手側、つまりフィリピン政府の主権に関することだから公表は避けたい、こういうことを...全文を見る
○内藤功君 契約の当事者でなくても、OECFの承認権というものが重大な問題なんです。OECFは借款事業についてどうかかわるのか、要請の段階から評価までの関与の手順を御説明いただきたいと思います。
○内藤功君 非常に不十分だと思うんです。私もそれなりに勉強しておりまして、それからまた我が党はフィリピンに先日、正森衆議院議員、三浦久衆議院議員らを中心とする調査団を派遣してOECFの活動等も聴取、調査をしてきました。  総裁、こういうことじゃないんですか。実際には入札がある場...全文を見る
○内藤功君 これでおおむね明らかだと思うんですね。つまり当事者ではない、契約のいわゆる法的な当事者ではないが、じゃ関与してないかというと大いに関与している。つまり拒否をする事例があるし、拒否はできる、それは拒否する場合は件数は少ないでしょうが。これはつまり承認権をOECFはこの契...全文を見る
○内藤功君 ところが、普通の銀行ならば審査はするけれども、入札評価、これが妥当かどうかという権限、これを審査する権限は普通ないですよね。またAの銀行が貸さないという場合でもBの銀行から借りるということもこれは可能であります、一般の市中銀行の場合。しかし、円借款事業の場合にOECF...全文を見る
○内藤功君 オールマイティーかどうかというところに問題をそらしておられますが、これは当事者じゃないという形式論はもう通らないですね。OECFがこのように関与している。極めて例外的だという控え目な表現ですけれども、これはもう明らかです。関与しないところか、実際上これに承認を与えてい...全文を見る
○内藤功君 安倍大臣をしばらくお待ちしておったわけであります。  アメリカのソラーズ委員会公表のマルコス文書によりますと、マルコスに支払われたリベートは契約額の一五%だということが出ております。円借款事業に関して多額のリベートが支払われているとすると、当然のことながら契約額の中...全文を見る
○内藤功君 どうも質問の意味を取り違えているようなんですが、こういうふうに聞きましょう。  従来の外務省と経企庁の説明によりますと、交換公文やローンアグリーメントの段階では将来のインフレも考慮して枠は高目に設定しているというふうに私は伺っておるんですが、その点をちょっと確認した...全文を見る
○内藤功君 非常に歯切れの悪い答弁なんですがね。  四月二十三日のこれは朝日ですが、マルコス前政権下で長期にわたって首相兼蔵相を務めたセサル・ビラタ氏の談話が載っておって、私これをよく見たんですが、    〔委員長退席、理事平井卓志君着席〕 このビラタという人は、「「こうし...全文を見る
○内藤功君 これはやはり相当信用のある発言だと思いますね。  さらに、これを裏づけるものとして、我が党が入手した資料に基づいて若干これを裏づけてまいりたいと思うんです。実は一九七三年三月のローンアグリーメント・ナンバーPH−P1、これはマニラ地区洪水制御排水事業契約、この契約が...全文を見る
○内藤功君 私はこれは非常に疑問を持つわけなんです。お調べをいただきたいと思います。  私はこの原因は、商社やコンサルタントがいわゆる要請主義という立場、この要請主義の仕組みの欠陥を悪用して、政府がそれを放置してきたというところにずばり原因があるというふうに思うわけなんですよ。...全文を見る
○内藤功君 一義的に一義的にと言うけれども、結局今の答弁の中でも、基金が承認の権限を持っているということを繰り返し認めているんですね。  そこで次の質問ですが、交換公文の額というものを見ますと、これについていろいろな政府の御答弁を総合してみると、インフレ等を見越して高く決められ...全文を見る
○内藤功君 そうすると、私が指摘したマニラ地区洪水制御排水事業、これについてはPH−P1、PH−P2、PH−P3、いずれも全部ぴったし一致と言っていいですね。私は、非常に符合しているのでこれはおかしいということで今指摘したわけであります。  次に、今の答弁に関連してですが、この...全文を見る
○内藤功君 基金の方はどうですか。
○内藤功君 これは資料を公開するということが一番大事なんです、繰り返して恐縮ですが。これが真相の解明、把握を可能にするんです。専門家が見ればほぼ正確に水増し分の推計は可能なんですね。スペックといいますか、この仕様を含んだ文書を見ればわかるわけです。ほぼ正確に水増し分、ここがおかし...全文を見る
○内藤功君 さっきの金額は間違いないですか。私の質問は交換公文、借款契約における金額という質問をしたはずですが、間違いないですか。もう一度お調べください。
○内藤功君 資料を配ってくれませんか。(資料配付)  そこで質問を進めますが、我が党が入手した資料及び調査の結果によりますと、このマニラ首都圏の交通事業におきましては、当初十社が事前審査の文書を提出したのでありますが、結局応札したのは三社であります。そして三社とも入札開始の期限...全文を見る
○内藤功君 調査をしたかという質問ですから。今、あなたの理解を述べられたのですが、調査をしたかという質問です。
○内藤功君 もう一つ念のために聞いておきますが、OECFのスペック、つまり仕様ですね。それから実際に納入されたバスのスペック、つまり仕様。これを現実に当時調査をしましたか。
○内藤功君 考えているということですか。
○内藤功君 承知している。調査をしたんですかという質問なんです。まともに答えてください。
○内藤功君 考えている。調査をしたのかという質問です。それにまともに答えてください。
○内藤功君 何回聞いても同じです。結局、調査はしていない。そのように承知している、考えているというふうに承りました。これ以上こういう質問をしても時間が浪費いたします。  先へいきますが、あと国税庁にきょうは来ていただいたので、別の問題に移ります。  それは本年三月二十五日の衆...全文を見る
○内藤功君 具体的には言えませんか。具体的に何をしておるかということは言えませんですか。
○内藤功君 具体的な事実として言えませんか。
○内藤功君 それでは通産省に次に伺います。  通産省が委託をしてアジア経済研究所が八二年の夏に約二カ月間現地調査を行った報告書、「経済協力効果研究報告書」、こういうものが発表されて、これには当時、既にいわゆる日比友好道路の欠陥が指摘をされておる。それから同じくアジア経済研究所が...全文を見る
○内藤功君 遺憾ながら時間が来ましたので、最後に委員長に対して資料提出要求をしたいと思います。  当面の資料要求として、一つ、我が国のこれまでの対フィリピン円借款事業の借款契約書。第二に、我が国のこれまでの対フィリピン円借款事業に係る事業契約書。第三に、我が国のこれまでの対フィ...全文を見る
05月08日第104回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○内藤功君 本法案によりますと、本年十月一日より国立武蔵療養所及び同神経センター、これは東京都小平市にあります。それと国立精神衛生研究所、千葉県市川市国府台にあります。これを統合することになっているんですが、統合して果たしてうまくいくか、こういう懸念が起きておるのを私聞いておりま...全文を見る
○内藤功君 そうすると、小平の武蔵療養所の方にはそれなりの研究手法がある、それから国府台の方にもそれぞれの研究手法がある、それぞれの研究手法あるいはそういう科学的な研究の伝統というものはそれぞれ尊重するということはお認めになるわけですか。
○内藤功君 次に、国立病院・療養所の再編成の第一段階として本法案が出されたということに関連して聞きたいのでありますが、この武蔵療養所及び同神経センターと精神衛生研究所、これを統合することによって国立精神・神経センターの発足を予定しておるわけでありますが、厚生省組織規程というものを...全文を見る
○内藤功君 この統合に伴って人員の削減を強行するというようなことは、私は万が一にもとるべきではないしあってはならない、こういうふうに思っているんです。ただ、今の国の状況の中で、具体的に言えば大蔵省とか総務庁とか、何でも機関を一緒にすればそこで人が浮くから必ずそこで人を減らせると。...全文を見る
○内藤功君 今の大臣の基本的なお考え方は承りました。断じてこういうことで、言葉は悪いんですが、いわゆる人の生首を飛ばすというようなことはあってはならぬということを申し上げておきたい。  次に、国立病院・療養所の再編成とも密接な関係がある問題ですが、法律の附則の児童福祉法の一部改...全文を見る
○内藤功君 重度心身障害児の子供たち、筋ジストロフィーの患者の方々にとって非常にすぐれた環境と広さというものがある東高知病院ですね。これは患者のためでもあり、家族のためでもあり、またそこで働いている職員の方々のやはり大きな願いでもあります。私はそういう意味でこの移転については非常...全文を見る
○内藤功君 自然環境というのは医療にとって非常に重要だと思いますので、地元自治体、患者団体等の意に反した強行をしないように重ねて私、大臣に強く要望しておきたいと思います。  次に、文部省にお伺いしたいんですが、日本国憲法第二十六条には、すべて国民は、法律の定めるところにより、教...全文を見る
○内藤功君 一番具体的な問題は、さっき私が指摘した子供たちの教育を受ける権利との関係なんですね。  重ねて開きますが、私は養護学校に通っている方々、いろいろ具体的に知っておりましてあれこれと頭に思い浮かんでくるんですけれども、本来体にそういう欠陥があり弱い方ですから、長時間を要...全文を見る
○内藤功君 次に、私は、今回経営移譲の対象となっておる病院、療養所の問題についてお尋ねをしたいと思います。  経営移譲の候補となる病院、療養所は全部で三十四カ所あると承知をしておりますが、その多くは医療に恵まれない地域にあります。例えば、山間僻地あるいは離島などにある佐渡療養所...全文を見る
○内藤功君 国の責任というのは、やはり現在ある医療給付、医療を国民に対して供給する、もって公衆衛生の向上、増進に努める、向上、増進を図る、これはやはり憲法と厚生省設置法第四条、これに定めた責務を少しでも減退したり後退しちゃならぬということだと私は思うんですね。その点で厚生大臣とし...全文を見る
05月13日第104回国会 参議院 議院運営委員会 第16号
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○内藤功君 お許しをいただきまして、私は日本共産党を代表して、発議に加わらなかった理由を申し述べたいと思います。まず第一に、参議院改革につきましては、全会一致の基本によって進めることとなっております。昨年十一月二十日、参議院改革協の席上我が党の橋本敦議員より、また昨年十一月二十八...全文を見る
05月13日第104回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○内藤功君 本法案によりますと、国立柏病院、これは予算病床二百床と国立松戸療養所四百床、これを昭和六十一年度から統合に着手するということであります。合計すると予算上の病床は六百床となりますが、計画を見ると今後四年間で四百二十五床ということにする。つまり、百七十五床だけ減らして運営...全文を見る
○内藤功君 柏と松戸を統合すると施設のベッド数はどれぐらいになるんですか。もう一つ、看護婦さんの数は現在より減るということはこれはあってはならぬと思うんですけれども、その点どう考えておられますか。
○内藤功君 それでは関連して、現在東京都中央区築地にあるがんセンター、これは定床のベッドは幾らでありますか、またその看護婦さんの数は何名か、一番最近の数字でお示しいただきたい。
○内藤功君 次に、経営移譲の問題です。  六十一年の一月九日に発表された国立病院・療養所の再編成についての全体計画、この三項の(3)を見ますと、これは「統廃合及び経営移譲を行う施設の選定基準」ということになっておりまして、アイウエオのイに「経営移譲を行う施設の選定基準」というの...全文を見る
○内藤功君 そこで、厚生大臣にできればこれはお答えいただきたい点が今の問題で四点ぐらいあるんですね。時間の関係でまとめて質問しますが、一つはこの病院の移譲を希望している地元の農協立の病院があると聞いておりますが、この点はどのように御認識なさっているかという点が一つ。  それから...全文を見る
○内藤功君 秋田病院について私なりに調べてみましたが、予算上の病床は三百三十床ですが、能力としては四百三十床のベッドを持っておる。重症心身障害児の養護学校も併設されております用地元だけでなくて全県下広域的に対処しておる。さっき言ったような小児ぜんそく、結核、重心の専門病院として県...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、厚生省設置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、今後十年間に国立病院・療養所を二百五十三カ所から七十四カ所も減らす国立病院等の再編成に伴う特別措置法案と表裏一体の関係であり、国としての責任と自覚を放棄し、多く...全文を見る
05月14日第104回国会 参議院 本会議 第16号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、安全保障会議設置法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  本法案によれば、内閣総理大臣が重大緊急事態の名のもとに、閣議にも国会にも語らず、対処方針を決定し、指示できるという強大な権限を保有することになります。また、防衛出動下令...全文を見る
05月15日第104回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○内藤功君 法案の一番大きな問題点が「重大緊急事態」、この解釈と運用にあると私は思うんですね。それで、従来、きょうの会議でも出てまいりましたように、ミグ事件などの過去の例を例示として挙げられておるわけであります。ただ、こういうミグ事件、ダッカ事件あるいは大韓航空機事件など、それぞ...全文を見る
○内藤功君 先ほど長官は、ああいう事態に対してなかなか政府の意思表示、意思統一ができなかったと言われますが、これは困難な事件はそれだけのやっぱり時間がかかるわけでしょう。安全保障会議ができてそれが早くなるというものでも私はないと思うんですね。困難な事件がどうかということでこれは変...全文を見る
○内藤功君 そういうことを内閣法や憲法あるいは行政組織法をつくったときの先輩たちは考えていて、そういう場合は内閣総理大臣に中曽根さんがよく言われるいろんな強力なる調整権限というものを付与しているわけです。それから官房長官、後藤田さんのような非常に腕のいい官房長官、失礼ですが、そう...全文を見る
○内藤功君 ですから、後藤田さんのお話を聞けば聞くほど、それならば秘書官の増員と、今課長クラスの方をもう一ランク上げて、それでいけるんじゃないかという気がしまして、お答えを聞けば聞くほど安全保障会議というものにどうして結びつくんだろうという感じを持つわけなんです。  さて、ミグ...全文を見る
○内藤功君 迅速的確というのも、これも程度の問題ですから、これまた安全保障会議というものをどうしてもつくらなきゃならないのかなというところには、今の塩田局長の御答弁でもまだ納得できないですね。  それで、そのミグ25でちょっとどんどん聞いていきますが、あの場合ミグ25戦闘機を函...全文を見る
○内藤功君 これは西廣さんにお伺いいたしますが、そのとき北海道にいる陸、海、空の自衛隊の部隊が具体的にそういう事態に対処してどんな行動をとったかおわかりですか。
○内藤功君 ちょっと私の方から申しますが、例えば陸上自衛隊の第十一師団が、現地函館部隊に今あなたのおっしゃった第三種勤務態勢を命じて待機させる、駐屯地祭を中止して、一般展示用に到着していた戦車、対空機関砲を万一の事態に即応できるよう準備したとか、あるいは海上自衛隊大湊地方隊が護衛...全文を見る
○内藤功君 今の西廣局長の答弁の範囲では、その当否の議論は別として、現行体制下で自衛隊のそういう動きがあります。  そこで、このミグ25事件について、ミグ25というのは一応新鋭のソ連邦の軍用機であるにかかわらず、それが日本の函館に着陸してから四日間の間は警察庁の担当になっていて...全文を見る
○内藤功君 それは後藤田さんね、当時どこが先に処理するか決まってなかったというのを悔やんでおられるけれども、それは無理なんですよね、それはそのときの経験でマニュアルというものをそれこそつくっていけばいいんですから。ですから、これも、くどいようですが、安全保障会議をつくる理由にちょ...全文を見る
○内藤功君 やはりそういう各省庁ごとの苦労をして、最大限の知恵を発揮しているのですね。  もう一遍飛行機の問題について申し上げますと、これは韓国が中国と北朝鮮から二度亡命してきた飛行機を受け入れたんですよね。そういう事件があったんです、これはミグ19戦闘機。このときにこの韓国側...全文を見る
○内藤功君 次に、大韓航空機の関係ですが、これはポイントは交信記録の公開問題とそれから機体捜索問題だと思うんですが、交信記録の公開は、やはりこれは大きなやっぱり、交信記録の公開と七文字で言うけれども、これは渦中にいた後藤田さん、大変だったろうと思うんですね。これは閣内の意思統一は...全文を見る
○内藤功君 ちょっと嫌なことを聞きますが、防衛庁は当時レーダーですね、たしか宗谷海峡に面した稚内の航空自衛隊のレーダーだったと思うんですね。恐らくこの情報については防衛庁内部でもかなり秘扱いは強度のものだったんじゃないかと私は思うんですね。こういうものの公開という問題については、...全文を見る
○内藤功君 当時はたしか夏目さんが次官であられたと思うんですね。制服のトップを含めて、かなりこれは防衛庁プロパーがこういう考え方で反対をされたと思いますよ。それに対して、ソ連に事実を認めさせるにはこれしかないということで、官房長官がどういうふうにこれをまとめていったんですか。
○内藤功君 大体わかりました。私たちは、それだけの情報能力を持っておられるんだから、これは科学的に筋が通るかどうかわからぬが、まだ落とされる前に、それだけの科学情報能力を持っておられるのであれば、当該KAL機に連絡をして進路変更などできなかったのかということを当時国会でも申し上げ...全文を見る
○内藤功君 私は、自衛隊について憲法上のまた違った見解を持っておりますので、ひとつの立場が違いますが、文官統制じゃなくて文民統制だと、こういう考え方のように承りました。  そこで次に、重大緊急事態対処措置、これを今回安保会議の議題の柱にしたわけですが、これにつきまして昨日も本会...全文を見る
○内藤功君 そこで、具体的な例ですが、これは西廣さんにお尋ねした方がいいですかね、よく議論される問題なんですが、我が国の領海を外国の艦船が侵犯する、こういう場合に現行法制では、海上自衛隊を初めとする自衛隊はどういう対応ができますか、どこまでできますか。
○内藤功君 そこで、一部に領海侵犯対処行動というものを法律の中に規定をしろ、領空侵犯対処措置と並んで領海の方もやれという立法論がちらほら時々見え隠れするわけなんですね。こういう場合に、今塩田さんが言った国防事態に発展するおそれがある事態として、今度安全保障会議法ができると、この「...全文を見る
○内藤功君 言いましょうか。我が国の現行法では、領海侵犯だけでは武力行使はできない。そこで、しかしその事態を、現在の自衛隊法ではできないんだけれども、内閣総理大臣が、あるいは安保会議がこれは「緊急重大事態」であると判断をして、その対処措置を安保会議法に基づいて安保会議で決定し、行...全文を見る
○内藤功君 いろんな態様がありましょうが、態様によってはかかる場合があるというふうにお考えかどうかと。
○内藤功君 アメリカの海軍研究所が発行したプロシーディンクスの八六年一月号、これはもうしばしばこの国会で加藤防衛庁長官、中曽根総理にも私も聞きましたし、他の議員も聞いて論争になった点ですが、一つ私は聞いておきたいんですが、ワトキンス作戦部長の論文ですね、それからケリー大将の論文、...全文を見る
○内藤功君 大臣、いかがですか、特にありませんですか。
○内藤功君 私の質問は、この法案についてまだまだ聞きたいことがたくさんありまして、きょう聞いただけでもまだ十分の一ぐらいにしかいってないんですが、非常に重要な問題であります。また、きょうの答弁で、今までの既存の体制で十分にやってきたということも私なりにわかりましたし、安保会議の必...全文を見る
05月20日第104回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○内藤功君 いわゆる国家機密法案、防衛秘密にかかわるスパイ防止に関する法律案、この法案の今国会提出を政府・与党は断念をする、こういう報道がされておりますが、政府としては、この間の経過とその理由について、どのように承知をしておられるかという点をまず官房長官に伺っておきたいと思います...全文を見る
○内藤功君 ところで、今後安全保障会議におきましてこれがもし設置された場合に、今の国家機密法案でありますとかその他のこういう秘密保護法制というものを、この法案の二条一項五号ですか、「国防に関する重要事項」、その他この安保会議の付議事項というふうに考えて、安保会議の中でこういう問題...全文を見る
○内藤功君 条文としては読めるんじゃないか、その点ちょっと聞いてみたんですが。
○内藤功君 それでは、この安全保障会議の事務組織である安全保障室というものが今準備をされているようですが、この安全保障室において今の国家機密法案というような秘密保護法制、これを政府案として研究しあるいは立案する、この点はお考えになっておりましょうか、どうでしょうか。
○内藤功君 後藤田さんは、さっきの答弁のように、この法律案、探知、収集というのを主な構成要件にするこの法案について、後藤田官房長官がいろんな答弁されていることは私もよく知っております。消極的な意見を吐かれたことも知っておる。私は、これを安全保障会議でおやりにならないということは今...全文を見る
○内藤功君 第三分類というのは、航空、船舶の統制あり、電波統制あり国民の避難あり、私は国民の自由、財産、生命への国家権力の統制、規制というものをかなり含むというふうに思います。  加藤防衛庁長官、先ほど人権擁護というお言葉を言われましたね。人権を守る限界というものを決める、考え...全文を見る
○内藤功君 平時において戦時を前提とした権利制限というのを私は認めるわけにいかない。この点が加藤大臣とはっきり見解が違うところですね。違うんです。  そこで、次に通告してある二点目ですが、治安出動と安保会議の関係なんです。  悪法七十二条というのは、「内閣総理大臣は、内閣を代...全文を見る
○内藤功君 昭和二十九年、三十年、衆参の内閣委員会では国防会議を含む自衛隊法、防衛庁設置法の論議が非常に熱心に行われたんですね。各委員会で八日ぐらい行われている。私は議事録を見て非常に学ぶものが多いんですが、そのときの政府の答弁では、国防会議に諮って決めた国防事態への対処方針など...全文を見る
○内藤功君 今答弁された西廣防衛局長、この間の四月二十二日の衆議院の方の内閣委員会での御答弁で、安保会議に諮問されたいわゆる国防事態への対処方針、対処措置などを行政に移す段階では閣議決定が必要だ、こういう答弁をたしかしておられると思うんですが、これはあなたにはもう確認する必要はな...全文を見る
○内藤功君 今の点ですが、どうですか。
○内藤功君 後藤田官房長官は、なお従来自衛隊の治安出動の問題につきまして、その重要性にかんがみて、あるいはよほど慎重な判断をしてやらないとこれは結果としてとんでもないことになる、こういう理由を言われて、これは安保会議に諮る問題である、こういう答弁をずっと繰り返しておられますが、こ...全文を見る
○内藤功君 今、長官の言われた治安出動ですが、自衛隊法七十八条の「命令による治安出動」、それから同じく八十一条の都道府県知事の「要請による治安出動」、二種類ありますが、この両方ともについておっしゃった言葉と承ってよろしいでしょうか。それとも命令による場合だけという御趣旨でしょうか...全文を見る
○内藤功君 次に、この自衛隊の治安出動という事態は、この法案の二条一項五号にいうところの「国防に関する重要事項」、いわゆる国防事態ということになるのか、それとも同条二項にいう「重大緊急事態」の方に当たるのかと、この点を確認しておきたい。
○内藤功君 次に、そうなりますと、この自衛隊の治安出動は国防事態に該当するという御答弁になりますと、この治安出動関係は必ずこの実行においては閣議にかけて決定をするということになりますが、どうですか。
○内藤功君 今の点官房長官、同じ見解でよろしいですか。
○内藤功君 治安出動についてお聞きしましたが、国民の生活しているこの生活圏の中に武力を持った武装部隊が入っていくわけです。武器の使用もあり得るわけですから、これはもう絶対に避けるべきことだと私は思うんですね。今度の安保会議の設置というのは、これを容易にして、これを促進することにな...全文を見る
○内藤功君 そこのところが長官との非常に違うところだろうと思いますね。  そこで最後に、この安保会議の事務組織の問題を伺いたいんです。  これも昭和二十九年五月三十一日の当内閣委員会で、時の副総理の緒方竹虎大臣は、国防会議の事務局について、こういうふうに答えておるのが非常に私...全文を見る
○内藤功君 そこで、今度の安全保障会議の事務組織の安全保障室というものと今ある国防会議の事務局、これを比べた場合に、まず人員の点、それから組織、機構あるいは構成の点、それから所掌事務の点、ここがこういうふうに変わるという点を具体的にひとつまとめて整理してお答えいただきたいんです。
○内藤功君 もう少し具体的に、例えば参事官が三人いますね、今国防会議に。ところが、今度安全保障室になると参事官が四人になりますね。今のその三人の参事官とそれから安全保障室になった場合の四人の参事官とは、その担当の仕事はどういうふうに変わってくるのか、そこらあたりね。参事官というの...全文を見る
○内藤功君 先ほども問題になったけれども、こういうのはちゃんと国会に明らかにしなきゃいけませんよ、これは。事務局というのは非常に大事なんです。ところが、これを内閣官房組織令と総理府本府組織令の改正で、国会にかけないでやろうとしている。四つの参事官、ちゃんとあなた方の国防会議で案が...全文を見る
○内藤功君 だけど、今僕の言った案はどうなんです。ここでお見せしている、これは。こういう構想を持っているんでしょう。否定できますか。
○内藤功君 最後に、官邸の新築がいろいろ言われていますね。私は、こういう時期に総理官邸を新築するというのは問題あると思います。しかし、これを深く追及する時間がない。この官邸の新築に伴って人の方もふやす、安全保障室は今二十四人がしれないけれども、それを今度はふやす、そういう予定はあ...全文を見る
○内藤功君 この事務局の問題、非常に大事だと思うのは、調整機能、情報能力が強まり、いわゆる活性化ということが実現されるというふうに言うんですが、これは総理が、もしその人が、その人のパーソナリティーが非常に自分の一身に権力、情報機能を集めようという志向の強い方の場合は、これはいわゆ...全文を見る
05月21日第104回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○内藤功君 いわゆる国防事態と閣議との関係についてまず御質問したいと思います。  昨日もこの点でいろいろ質問をいたしたわけですが、具体的に去る五月六日の衆議院内閣委員会で、後藤田官房長官の御答弁の中でこういう部分がございます。「今度の組織は、国防事態についてはそのまま引き継いで...全文を見る
○内藤功君 それは、そうすると総理大臣の終局的には判断ということですか。
○内藤功君 結局、総理の判断であるということですね。そうすると、その国防事態という中には治安行動の可否も入るけれども、治安行動については必ず最後は閣議にかけるということになるのかならないのか、この点をもう一回確認をしておきたい。
○内藤功君 官房長官、今の点いかがですか、同じですか。
○内藤功君 塩田さんはさっき国防会議ということを二度使ったが、これは安全保障会議ということの言い間違いか、あるいは安全保障会議も同様だということか、その点確認しておきます。
○内藤功君 次に、この安全保障会議の事務組織の規模の問題なんですね。きのうも聞いたんですが、昭和二十九年五月三十一日の参議院内閣委員会、当委員会での緒方竹虎副総理の答弁、もう一国言いますよ。「厖大な事務局を置くことは、ややともするというと、そこに一つの既成の考えを以て、一つの会議...全文を見る
○内藤功君 次に、謀略ということについてなんです。  これはなぜ聞くかというと、情報機能、情報活動との接点において聞くわけなんです。この点につきまして後藤田官房長官は、四月二十二日の衆議院内閣委員会、ここでこういうふうに言っております。「CIAとかGRUとかKGBとかあるいはド...全文を見る
○内藤功君 謀略とはどういう意味がという質問をしたんです。
○内藤功君 そこで、そういうお答えが来るかと思って私はお聞きをしておるんですが、やらないべきである、ここのところに私は質問のやっぱりこれは必要があると思って聞くわけなんですね。    〔委員長退席、理事村上正邦君着席〕 今まで内閣調査室では、謀略というのはやってないですか、常...全文を見る
○内藤功君 これは設立当時の——たしか内調は昭和二十七年にできたんですかね。昭和二十八年一月十六日付のマル秘という判このついた文書なんですよ。内閣調査室の幹都会の議題なんです。私、これをやっぱり長官に伺えばわかると思ってよく見てきたんですが、この中に「特殊宣伝工作について」という...全文を見る
○内藤功君 金がかかるということをここで認めているわけですね。  もう一つ、ここにも「「内閣調査室」に関する若干の所見、CIA機構を検討して真との比較研究」、これも同じころの文書なんですよ。これには、「米国の制度や機構をそのま々受入れることは出来ないが、」「米国の組織や機構を参...全文を見る
○内藤功君 くどいようですが、今後とも日本のような国柄ではいかなる国家機関も謀略活動はやらない、やらないべきである、これもう一遍御確認いただけますか。
○内藤功君 いや、こういう疑念を明らかにするのが国会の仕事でございます。  次に、安全保障会議の性格についてであります。  これは、内閣法の十二条四項という規定がございます。「内閣官房の外、内閣に、別に法律の定めるところにより、必要な機関を置き、内閣の事務を助けしめることがで...全文を見る
○内藤功君 内閣の補助機関であるが、これが内閣総理大臣の諮問機関になっている。ここのところが私は非常に矛盾に思うんですね。この点は衆議院の内閣委員会で私の同僚である三浦久議員から塩田局長には随分聞いたんですが、私きょうはやはり官房長官に、内閣の補助機関である、十二条四項に基づく機...全文を見る
○内藤功君 しかし、内閣法は、内閣に対してその事務を助けしめることができる。内閣法というのは憲法に次ぐ基本法ですからね。内閣というのは合議体なんですよ。内閣総理大臣というのは、確かに首長である性格とそれから総理府の長である性格と二つ持っているというのは私百も承知で聞いているわけで...全文を見る
○内藤功君 これは、私は明白な矛盾だというふうに思うんですね。つまり、実体的に政治的に見た場合には、また法律的に見ても、内閣という合議体とそれからその中の首長、ヘッドである総理大臣というのは明らかに違うんです、これは明らかに。  私は、最後に結論を言いますが、内閣法十二条四項に...全文を見る
○内藤功君 法案の内容に入ります前に二点ほどお尋ねしたいと思うんです。  まず、いわゆる国家機密法案、防衛秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案、この法律案が政府・与党において今国会の提出を断念したと、こういうふうに報道されておるわけでございます。総理・総裁としての立場にあ...全文を見る
○内藤功君 大きな修正というふうには見られないのであって、国家秘密を防衛秘密にしたと、あるいは死刑を無期にしたとか、あるいは取材活動の正当なものは罰しないというある意味では当然の規定をつくったとか、大幅な修正とは私ども到底見ていないわけです。今延期というお言葉がございましたが、私...全文を見る
○内藤功君 まず、日本共産党に対する総理の御要請は、残念ですがきっぱりお断りを申し上げたいと思うんです。  やはり総理、一度村へ行っていただいて、村長を初め皆さんの意見を聞く機会があればぜひお調べいただきたいですね。漁業、農業、それから花、花卉ですね、それから観光業、大変なやは...全文を見る
○内藤功君 島民大会の意思について尊重するというお言葉が一言あるかと思いましたが、いただけないのは非常に遺憾であります。  そこで、法案について御質問をしたい点は、この法案の第二条二項、これによりますと、内閣総理大臣が非常に広範なやはり解釈判断権を掌握されるわけです。「重大緊急...全文を見る
○内藤功君 先日、本会議で私、総理に御質問をいたしました。そのときに明確なお答えいただけなかったんですけれども、例えば西太平洋上の公海において日米いずれか一方の艦船が武力攻撃を受ける、まだ日本領域には攻撃がないというような案件の場合、日米でどういう共同の対処をするかどうかという問...全文を見る
○内藤功君 私は最後に、安保会議が将来、いわゆるインナーキャビネットと申しますか、内閣の中のさらに強力な内閣といいますか、場合によったら内閣の上に立つ内閣という方向にみんな行かないと答弁しているんだけども、その危険についてどういうふうに考えられるかを聞いてみたいんです。  とい...全文を見る
○内藤功君 終わります。
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、安全保障会議設置法案に対する反対の討論を行います。  本法案に反対する理由の第一は、安全保障会議の設置が国防会議の活性化の名のもとに、その機能を格段に強化し、防衛出動を下命以前の日本平時の段階から参戦態勢づくりを進めるものであるからです。...全文を見る
05月22日第104回国会 参議院 議院運営委員会 第19号
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○内藤功君 委員長のお許しをいただきまして、一言意見を開陳させていただきます。  衆議院公選法特別委員長提出の公職選挙法改正案に対する我が党修正案の提出に関連して意見を述べさせていただきます。  衆議院議員定数の抜本的是正は、裁判所の違憲判決でも明らかなように、議会制民主主義...全文を見る
05月22日第104回国会 参議院 本会議 第19号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、安全保障会議設置法案に対する反対の討論を行います。  本法案に反対する理由の第一は、安全保障会議が、アメリカの戦略に従属した自衛隊参戦態勢づくり、すなわち防衛出動下令以前の平時の段階から戦時国家体制を築き上げようとしていることであります。...全文を見る
06月02日第105回国会 参議院 議院運営委員会 第1号
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○内藤功君 日本共産党を代表して意見を申し上げたいと思います。  政府は、六月二日に第百五臨時国会の召集を決定しましたが、その理由として、議運委理事会における官房長官発言等で、円高対策を挙げながら、それにかかわる法律案等を政府はいまだ何ら具体的に明らかにしておりません。全く不明...全文を見る
08月28日第106回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○内藤功君 人事院勧告が出ました。今度の勧告は現在の給与勧告制度が始まって以来の最低の二・三一%であります。この七年間にわたりまして公務員の給与抑制、その中には人事院勧告の不実施というまことにゆゆしき事態が続いてまいったわけでございます。私も現場の方々といろんな機会にお話をして、...全文を見る
○内藤功君 今度のいわゆる四週六休制についてであります。これは人事院と官房長官にそれぞれお答えをいただきたい。  文書によりますと、昭和六十二年内における四週六休制移行を目標として本年末以降その試行を行うこと、こういう報告あるいは提言と申しますか、そういう形態になっております。...全文を見る
○内藤功君 人事院の説明書にもありますように、民間の場合は事業所で七六%、これが週休二日制を実施しておる、隔週または月二回以上の週休二日制をやっているのは五九・一%と年々増加している、このこと自体は私はいいことだと思いますね。公務員の場合ですが、行政サービスを低下させないでこの二...全文を見る
○内藤功君 若干意見を異にします。しかし、この点についてはさらに引き続き他の機会に究明をしたいと思います。  次に、三宅島の問題であります。  昭和六十二年度の概算要求の中で、この三宅島のNLP関連の予算はどのようになっておりますか。
○内藤功君 この種の調査は島民の、住民の同意がやはり絶対の前提だと思います。同意をしていない。同意をしていないどころか、七月二十八日、いわゆるリコール投票の結果は、NLP推進賛成の村会議員二名のリコール投票が行われて、リコール賛成約二千票です。一人の方は千九百七票、これはリコール...全文を見る
○内藤功君 長官は近くアメリカに渡られまして、合衆国の国防長官とお会いになると聞いております。私は、その際にぜひ数字的なものも含めてリアルに島民の意思を、この選挙であらわれた、地方自治法の制度によってあらわれたこの数字を明確にお示しいただきたいと思うんです。  これは、長くやれ...全文を見る
○内藤功君 四月十七日ですが、三宅村長はこういう文書を持って防衛施設庁長官に申し入れております。  計画の概要については、昭和六十年十月十八日、貴庁を訪問し、伺っている。関係資料も本村民に全戸配布を完了しており、住民はよく知っておるところです。しかし、依然として建設反対の意思を...全文を見る
○内藤功君 この点はさっきも申しましたように、七八%なりあるいは八五%なりの分析をよくしてもらいたいんです。そんなに安保反対の人が四分の三も三宅島にいるわけがないんですよ。これは安保賛成の人を含めた七五%、この数字なんですね。そこをやっぱり、これは繰り返しになりますからあなたの答...全文を見る
○内藤功君 安保賛成の人も反対するというのは、やっぱり島民の暮らしですね。これも四月十七日、私のところに来ているんです。我々はわがままを言っているつもりはない、補償金や物品よりも生命が大事だ、安らぎと団らんのある夜と生活を欲しているからだ、こう言っております。よくお考えになるとい...全文を見る
○内藤功君 繰り返して申しますが、あらゆる資料は全村民全戸配布をやっているんですよ。その上の判断が出ているということを私は申し上げておきたいと思うんです。  次に、先ほどから問題になっておるニュージャージーの問題であります。  ニュージャージー、それから巡洋艦ロングビーチ、駆...全文を見る
○内藤功君 防衛庁ね、高い予算を使ってレーダーとかいろんな偵察機とかを買っておるでしょう。何のために買っているんですか。それから、今まで何十回、何百回と共同訓練をやっているでしょう、日本の周りで。あなたの判断を聞いているんですよ。防衛庁として、これからどう行くであろうか、この佐世...全文を見る
○内藤功君 大韓航空機をずうっとその航跡を追っていったときは、アメリカがびっくりするくらい全部追っていたじゃないですか。それがどうしてアメリカの船が、今までの来た形跡からいって、また八四年からいって、これからどうなるかわからないのか。私がそれを言うのは、一九八四年、この委員会で私...全文を見る
○内藤功君 国の安全を口にして、そうして防衛をやる役所で、この危険な、アメリカの国会では核装備能力があると言われているトマホークを持っているやつが、これがどう行くかということを国会でも説明できない、内閣委員会でも説明できない、甚だ遺憾なことだと私は思います。  官房長官に伺いま...全文を見る
○内藤功君 最後に。  いかなる外国であろうと、核兵器積載能力を持つ艦船、航空機が日本の周辺で演習するということについて、厳しい態度をとるべきである。ですから、今官房長官の言われるある国というのは私ちょっととっさには理解ができませんでしたけれども、アメリカであってもソ連であって...全文を見る
○内藤功君 アジアで第二戦線をつくる、そのためにトマホーク巡航ミサイルというのを一つの大きな評価をするのだ、こういう演説があるんです。これは後で予算委員会その他でやりたいと思っております。  最後の一問ですが、防衛庁、自衛隊は、今度寄港したニュージャージー中心の海上打撃群、海上...全文を見る
○内藤功君 答弁漏れがあるんですけれども、カールビンソン、レンジャー中心の空母機動部隊との関係は。
○内藤功君 答弁漏れですからね、その点をちょっと。
10月06日第107回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○内藤功君 今の安全問題に関連をいたしまして、国鉄の土地の問題についてお聞きしたいと思うんです。  まず、国鉄から民営の旅客鉄道会社にいわゆる事業用資産を引き継ぐときに、時価評価でなくて帳簿の価格を基準として引き継ぐ、非常にこれは納得できない問題なんですが、これはどういう理由で...全文を見る
○内藤功君 それでは聞きますが、東日本旅客鉄道会社に引き継がれる予定の東京駅の構内用地の面積、それから帳簿価格は幾らになっておりますか。
○内藤功君 何とこれは坪当たりで計算しますと八千二百円ですね。驚くべき話であります。  もう一つお聞きいたしますが、東京山手線の用地の面積、帳簿価格は幾らになりますか。
○内藤功君 これも坪数で計算してみますと、三・三平方メートル、坪当たり一万六千四百円、こういうのが簿価でございます。  次に、この帳簿価格は昭和三十一年の価格ですか、何年の価格と承っていいですか。
○内藤功君 驚くべき話です。三十一年前の価格であります。  次に、事業の継続云々と大臣は言われましたが、民間会社で債務が超過して、仕事を続けさせてやりたい、しかし大変だというときには、会社更生というのをやるんですよ。この会社更生法の手続では、資産全部について帳簿価格に関係なしに...全文を見る
○内藤功君 帳簿価格に拘泥しないで時価を算定する、こういうのはもう常識であります。帳簿価格でもし財産目録を裁判所の窓口に持っていったら、もうそこで、こんなものといって突っ返されるんですよ。これはもう常識であります。  国鉄の場合になぜこのような会社更生手続に見るような時価評定の...全文を見る
○内藤功君 亀井監理委員長は前に、会社更生の手続に準ずるということをお話しになったことがありますよ。  時間が来ましたので、私は最後に、東京駅周辺は時価三・三平米当たり約一億円、あるいはそれ以上と言われております。みんな頭へきております。新会社が坪当たりで八千二百円で引き継ぐの...全文を見る
○内藤功君 この際、国鉄の全資産の内容と価格、特に土地についてはその帳簿価格、時価を具体的に公表することを強く要求しまして、関連質問を終わります。
10月28日第107回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○内藤功君 まず、人事院総裁にお伺いしたいと思うのですが、人事院は従来四回にわたって較差が五%以下の場合であっても公務員の生活にとって影響が大きいということで給与改善勧告を行ってまいりました。私はこれは極めて当然のことだと思っておるのでありますが、人事院のこの点についての見解を、...全文を見る
○内藤功君 官房長官にお伺いいたしますが、十月二十一日の記者会見で、今のような経済情勢を考えると、人事院は国家公務員法の五%条項を十分検討していい時期に来ている、こういう御趣旨の発言をしたと報道で承りました。本日、同僚の野田委員の質問に対しましては、この発言の趣旨は、人事院が諸般...全文を見る
○内藤功君 ただいまの答弁には多々納得できないところがございます。特に、職員の多くの方の批判あるいは反発を招くのじゃないかと私は心配するわけです。  一つは民間賃金のことを言われましたけれども、これはもう内需拡大、景気対策、勤労者に対する減税あるいは民間労働運動の努力というもの...全文を見る
○内藤功君 次に、関連して総務庁長官にお伺いしたいと思います。  私のお伺いしたいのは一点でありますが、報道によりますと、総務庁長官は二十七日午後に、野党三党の国対委員長とお会いになった際に、新しい行革審の設置法案の成立に協力してくれなければ給与法案を提出しないと述べ、給与法案...全文を見る
○内藤功君 御答弁の中に了解云々の言葉がありましたが、これは言うまでもなく私どもの方の党は了解を与えておりませんし、また、与える気持ちもないということをまず前置きして、三点ほどちょっと疑問に答えていただきたい。  一つは、給与法はやはり人勧の完全実施の法律であって、労働基本権の...全文を見る
○内藤功君 次に、法案に関連をして公務員災害の問題をお聞きしたいと思います。  まず、人事院に伺いますが、私この委員会で何回も質問したんですが、脳血管疾患、虚血性心疾患などの公務上外の認定基準を見直す作業、これは現在どのように進められておりますか。また、結論の出る時期はいつごろ...全文を見る
○内藤功君 労働省、来ておられますか。——労働省はどういう状況ですか、あわせて専門家会議というのが今まで何回ぐらい開かれましたか、それも伺いたい。
○内藤功君 人事院に伺いますが、私はかつて当委員会で、従来の行政通達に批判的な判例、裁定、認定例など七十四件あるという一覧表をお示ししたことがありますが、その後さらにこれはふえまして九十四件に達しております。ここにその目録を持ってきておりますので後で人事院と総務庁の方にはお渡しい...全文を見る
○内藤功君 労働省に伺いたいんですが、全国の労災病院の医師を中心に構成されている日本災害医学会が十月十五日、十六日に開かれまして、その席上、専門家会議のメンバーである黒岩昭夫産業医大教授が、「従来「災害」的事態の存在が必要としていたのを「過重負荷」の存在という名称に変更し、報告に...全文を見る
○内藤功君 最後に、通勤災害について伺いたいんですが、私の時間が来ましたので、一問だけ基本的な考え方を伺っておきたいと思います。  今回の改正案におきまして、「日用品の購入その他これに準ずる」というのを削ることになりました。これは私はよいことだと思うんですね。しかし、労働省令あ...全文を見る
○内藤功君 遺憾ながら時間が来ましたので、この問題については引き続き次の機会に具体的な問題でお伺いしたいと思います。
10月30日第107回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○内藤功君 人事院にまずお伺いしますが、通勤災害についての問題ですが、「日常生活上必要な行為」これを定めるために人事院規則が制定をされるわけであります。現在、人事院としてはどのような内容を考えておられるか、その制定の手順は大体いつごろを目途にどのように行われるのか、この点をまず伺...全文を見る
○内藤功君 労働省はどういう状況でございますか。
○内藤功君 労働省に伺いますが、内容についてはどうお考えですか。
○内藤功君 労働省に伺いますが、今回の改正で学校、職業訓練校、人工透析というのが加えられたのは一歩前進だと私認めます。  しかし、都市の勤労者の生活が非常に多様化しておりますから、これ以外にも「日常生活上必要な行為」というのは世間に数多いと思いますね。どのようにそういう今の通勤...全文を見る
○内藤功君 そこで具体的にお聞きしておきたいと思うんですが、非常にやはりこの関連性が実際上も問題になる、それから将来法律改正の場合も 問題になると思われる例として、退社後、会社のすぐ隣にある喫茶店で友人とコーヒーを飲んで、後はその友人の車で自宅の前まで送ってもらった、おりたとこ...全文を見る
○内藤功君 人事院のお答えをいただく前に、もう一点労働省に聞きたいんですが、もう一つ私が非常にこの基準の運用の点で疑問に思っておるのは、夫婦で共働きの方が、特に御主人が自動車で奥さんを勤め先に送る、それから自分の勤め先に行く、あるいは逆に、帰りにまず奥さんを迎えてそれから帰るとい...全文を見る
○内藤功君 ぜひとも、今私の指摘しておきましたような点は、今後労働省でも人事院でも、それから労働省の関係審議会においても、私のこういう提案、意見については、十分ひとつ審議会の諸氏にもお話しいただいて、現実の実態に合うような御検討がなされることを要望したいと思うんであります。  ...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  第一点は、本改正案によりますと、年金たる補償に係る平均給与額について、年齢階層ごとに最低限度額のほかに最高限度額を定める、ということになっております。最...全文を見る
11月10日第107回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○内藤功君 外務大臣にお伺いしたいと思うんですが、広島、長崎に原爆が投下された直後の一九四五年の九月に、アメリカの調査団が広島から膨大な日本側の資料を押収して駆逐艦でアメリカに持ち去ったのであります。この間の経緯についてどのように御認識か、まずお伺いしたい。
○内藤功君 日本側の医学また科学の専門家が生命の危険を冒して集めた膨大な資料、未返還の部分がかなりある。ことしの三月に厚生省はいまだ海外に重要資料があるということを言っておりますが、どういうものですか。
○内藤功君 この中には、いわゆる解剖第一号所見報告書あるいは当時の住民の所在を示す米穀通帳、こういう貴重なものがあるはずであります。  次に、一九四六年の十一月に、アメリカの大統領命令でアメリカの防衛と安全のためと称して原爆傷害調査委員会、いわゆるABCCがつくられました。これ...全文を見る
○内藤功君 その放射線影響研究所の概要、特に予算、職員、業績報告書の配付先等に重点を置いて御説明いただきたい。
○内藤功君 私の聞きたいのは、アメリカの学士院いわゆるNASと言われておりますが、そこから先どういうアメリカの研究所、役所に送られているのかということです。
○内藤功君 不明と言いますが、ことしの八月三日、朝日新聞ですが、この特集に、送り先、ロス・アラモス、ローレンス・リバモア、オークリッジ、こういう国立研究所、それから国防総省、米軍病理学研究所、米軍放射線生物学研究所、空軍省本部、陸軍医療研究開発司令部と挙がっておりますが、いかがで...全文を見る
○内藤功君 これはしっかり調べてもらわなきゃ困る問題であります。  総理に伺いますが、原爆投下以後四十一年ですが、アメリカが今なおこの種の研究を日本において継続しておるというこの意図をどのようにお考えになりますか。
○内藤功君 総理の認識は非常に間違っていると思います。被爆国の総理としてお考えいただきたいと思うんです。アメリカの国防省、原子力委員会、それからロス・アラモス国立研究所のつくりました「原子兵器の効果」という文献がありますが、これによりますと、この調査によって原子戦防御の計画樹立に...全文を見る
11月11日第107回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の昭和六十一年度補正予算三案に対する反対討論を行います。  以下、反対の理由を申し述べます。  反対理由の第一は、補正予算審議の過程でも明らかになったように、中曽根内閣は、いよいよ高まる国際世論に背を向けて、レーガン政権の核戦略...全文を見る
11月14日第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○内藤功君 両先生のお話、また、いろいろなお書きになったものを拝見いたしましていろいろなことをお聞きしたいと思うんですが、私に与えられました時間が少ないので、中山先生に一問、大きな問題ですがお伺いをしたいと思います。  現在の国鉄の大きな額の長期債務、これを生んだ責任は、私は率...全文を見る
○内藤功君 それに関連して、例えば人材活用センターに配置をされる、その場合に、賃金はちゃんと与えているんだ、経済的には不利益を与えていない、だからいいじゃないかと、こういうことを言う人もいるんですね。それについて、経済的な不利益がないけれども自分は本来鉄道に、運転をやりたくてある...全文を見る
○内藤功君 両先生には非常に貴重なお話をいただきまして、また今までお書きになったいろんな論文、文献等を拝見させていただいております。時間の関係で山口孝先生に三点ほど御質問申し上げたいと思います。  第一点としましては、今日国鉄は列車を走らせることによって一日六十七億円の赤字が出...全文を見る
11月21日第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第6号
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○内藤功君 私たちはこの法案に対しては反対の立場、国鉄分割・民営化に一貫して明確に反対の立場をとっております。  国鉄の赤字の原因、これは公社という形態にあるというのが政府の答弁ですが、私たちは、採算を無視した借金による膨大な設備投資、これが今日の膨大な赤字を生み出した最大の原...全文を見る
○内藤功君 そういうことですね。しかるに、このとき当該現地の施設指令は停車措置をとらないで徐行運転をやった。しかも、重大なことは、静岡施設指令の累積降雨量記録表では八時からの雨量を一時間四十八ミリとしておるわけです。また、十二時半から十四時までの一時間半の雨量は四十八ミリと報告し...全文を見る
○内藤功君 二つの点で問題ですね。安全のための規定を無視したということですね。雨が降ってこれはとめなきゃいけないのに、行け行けと言ったわけでしょう。そうして、その上、雨の量を改ざんしたわけです。二重に許せないことであります。私はこれは単なる担当者の処分だけ、これは処分は当然でしょ...全文を見る
○内藤功君 営利を第一にして安全を軽視する、このことを特に昭和五十年代以降私も私たちの党も強く強調していたんですが、この民営・分割化という方向が決まってから、私の見るところ、安全に関するゆゆしき事態が続出していると思うのですよ。  次に今度は、国鉄の各職場におきまして労働災害が...全文を見る
○内藤功君 これに関連しまして、十月の十六日ですが、北海道の苗穂機関区の運転係の方が札幌東労働基準監督署に基準法百四条により申告をしたのを初めとして、各地の監督署にこの五百五十条あるいは五百五十四条違反の申告がなされているというふうに聞いておりますが、その申告の件数及び、これは簡...全文を見る
○内藤功君 我々の調査によりますと、現在国鉄のいわゆる運転区所など構内の車両点検作業には監視人、監視装置、警報器もつけておりません。私自身も幾つかの現場に行って歩いてみましたが、ないですね。運転車両の誘導員で代替しているということを言う人もいるんです。しかも、今度の十一月一日のダ...全文を見る
○内藤功君 基準局長、細かい点ですけれども、一点だけ。  誘導員という場合にいろんな形態が観念的には考えられるんだけれども、赤、青その他色のついた旗を用いて車上から誘導する、こういう誘導員は監視人に当たりますか。
○内藤功君 誘導員の代替自体が大きな問題ですが、これ自体が今減らされているという状況はもう明らかに逆行の方向に来ていると思うのですね。  運輸大臣、お聞きいただいていて、今の国鉄職員の安全問題をどのようにお考えになりますか。
○内藤功君 運輸大臣は安全綱領というのは御存じですか。
○内藤功君 杉浦総裁は、安全綱領というのは御存じですか。
○内藤功君 だれか常務理事で説明してください。
○内藤功君 これは、現場の国鉄の検査係とか機関士の人に聞けば全部暗唱して言いますよ。これは大事なものです。安全は輸送業務最大の使命である。それから疑わしいときは手落ちなく考えて最も安全と認められる方法を選ばなければならない。一字一句全部これと同じかわかりませんけれども、大事なこと...全文を見る
○内藤功君 もしドアにもたれかかっている人がいたとすれば、これは転落事故から死傷事故につながった重大な事故であります。  これだけではなく、九月の二十一日中央線三鷹駅、十月十五日南武線川崎駅でも同じような事故が起きております。これらの原因並びに再発防止措置について御説明願いたい...全文を見る
○内藤功君 この例でもわかるように、広域配転で本年夏以降他の地方から来られた人、機関車や気動車の運転では熟練でありましょうけれども、国電は違うんですね。国電の運転士としての経験がない、十分な訓練を受けてないという中でこういう事故が非常に発生しております。  私は、きょう、ほかの...全文を見る
○内藤功君 人数で。
○内藤功君 箇所数は。
○内藤功君 この人材活用センターへの配置の基準を御説明願いたい。
○内藤功君 所属長に聞きますと、所属長は局の人事課がやるんだと言っております。局の人事課へ行くと、所属長がやると言っています。その点はっきりしてもらいたいんですが。
○内藤功君 当該担務指定をされた職員が所属長に聞きますと、所属長はおれにはわからぬ、人事課に聞いてくれ、こういう例があるんですが、その場合はその職員はどこへどうして聞いたらいいんですか。そういう場合が非常に多い。
○内藤功君 総裁、やっぱり下の方のことをよく御存じないですね。よく聞いてみてください。現実はそうなんです。  それから今勤務成績、適性、能力とおっしゃいましたか、これはどういうことなんですか。勤務成績なり適性なり能力がすぐれている人を送るんですか、劣っている人を送るというんです...全文を見る
○内藤功君 特にわからないのが勤務成績なんですよね。勤務成績というのを基準としてあなたが言われたから、勤務成績ということを基準として言われたならば、勤務成績のよい人を人活センターに配置するんですか、悪い人を配置するんですかと、これを聞いたんですが、いかがですか。
○内藤功君 だから聞いているんで、その判断の中の勤務成績というのはいい人を送るんですか、悪い人を送るんですかと、そこを聞いているんです。
○内藤功君 大体、勤務成績を基準に入れるときには、いい人を入れるのか悪い人を入れるのか、どっちかの判断がなくて基準の中に入れるなんというのは聞いたことがありませんね。基準が不公正、不明確であっては、これでふるいにかけられる方はこれは大変な御心配だし、いわば災難だと思うんですね。私...全文を見る
○内藤功君 私は、今の点についてのお答えは全然私の問いに答えていないと思うんです。ただ、これをやっていても押し問答になりますから、次の方法で別の方から聞いてまいります、やむを得ませんから。  総裁も言い、中曽根総理も言うんですけれども、有効活用、効率的運用、適材適所と言いますけ...全文を見る
○内藤功君 数字が非常に雄弁に物語っているわけです。  それから普通、差別をする人というのは、私は差別をいたしますとか、しましたということは絶対言わないものなんですね、これは言わない、九九%言わないでしょうね。労働委員会や裁判所の不当労働行為でも、やった人は大体否認いたしまして...全文を見る
○内藤功君 総裁、いかがですか。この総務部長会議が十月十六日開かれて、そのときの職員局職員課の関係の指示事項の中にこういうふうに「勤務成績等に優れ、本務要員として活用する必要がある者(更正者も含む)については、人間の差し替え」、つまり今人活センターに入っている人を差しかえるという...全文を見る
○内藤功君 総裁が知らなきゃ、だれか担当の常務は知らないんですか、職員局の関係の。
○内藤功君 しかし、私のところにはこれが入っているんですよ。いただいておるんです。ここで入手しておるんですよ。しかも、この後を見ると、その次をちょっとついでに読んでみましょうね。給与問題――ちょっとお待ちください。「給与関連」としましてね、   新会社の給与制度については、法案...全文を見る
○内藤功君 使う者がいるかいないかじゃなくて、ここに書いてあるということが問題ですね。この中にはこのように話したこともあるかもしれぬし、ないこともあるかもしれぬということを言われたから、結局暗に認めたことになるじゃないでしょうか。なかなか一遍にはこういうのは認められないでしょうけ...全文を見る
○内藤功君 これは正式に調査を要求いたします、こういう資料があるかどうか。推測じゃだめなんだよ。こんなところへ来て推測なんと言ったって通るわけがないんだ。ちゃんと調べなさい。きちんと調べて回答しなさい。いいですか。
○内藤功君 例の手なんですけれども、これが問題なんだね。あるかないかはやっぱり調べるべきです、これは。しかも、澄田常務理事と総裁の答弁は微妙に違っていてね。澄田常務理事は、さっき言ったようなことを説明したかもしれぬし、説明しないことがあるかもしれぬと。ただ、更正者ということは使う...全文を見る
○内藤功君 じゃ澄田常務理事、この表の中でどの部分をあなたは見たことがない、どの部分についてはしゃべったことがある、指定できますか。
○内藤功君 もう大体この問答でこれがはっきり否定できないということはわかりました。しかも調査をしようとしない、こういうところに国鉄当局の非常に国会を軽視している態度があるということを私は厳しく申し上げておきたいと思うんです。本当にけしからぬことであります。大体、きちんと書いてある...全文を見る
○内藤功君 隅田川客貨車区は、今常務が言ったように、隅田川貨物駅に発着する貨車、荷物客車などの検査修繕を業務とする職場です。長距離直行便の高速コンテナ貨車、いわゆるコキ一〇〇〇〇形式、これが約百三十両、コキ五〇〇〇〇形式が大体二百両、その基地であります。門司と並ぶ基地の一つであり...全文を見る
○内藤功君 総裁、どうですか。
○内藤功君 労働大臣、いかがですか。労働者の問題です。
○内藤功君 いずれも非常に不満ですね。特に総理、運輸大臣は初めてこれをお知りになったと。ぜひこれを、私からの問題提起だけでまだ十分おわかりいただけないというなれば、必要な関係機関に命じて資料を出させてお調べいただきたいと私は思うんですね。  さらに、総裁は再びまたまた、人材有効...全文を見る
○内藤功君 これはもう経済的な不利益だけではなく精神的な不利益も含むということは常識だと思うんです。  局長にお伺いしますが、中央労働委員会の出した命令で、十和田観光電鉄という事件の有名な命令がありますが、内容は御存じですか。
○内藤功君 中山伊知郎さんが会長をしておったときの、昭和三十四年十月七日に既に中労委の命令で確立されているものですね。これは昭和三十三年に起きた事件ですが、企画室というのを会社へつくって、そうして余剰人員の配置ということでその人員を拡充したんです、企画室を。そうして総合業務の調整...全文を見る
○内藤功君 杉浦総裁、今初めてごらんになりましたか、本当ですか。十月二十三日の衆議院の委員会議事録で村上弘さんに対して、「ただいまの資料はちょっと私、見ておりません。よく中身を拝見させていただきたいと思います。」。十月二十三日に見ておるじゃないですか。いつもそう言うのかね。
○内藤功君 よく調べてください。その内容をよく調べてください。そこにはっきりと成績の4と5、つまり成績の悪い人が人活センターへ送られる、これにはそう書いてあります。私が最初にいい人を送るのか悪い人を送るのかと聞いたのは、そういうこともあって聞いておいたんですよ。ここには4とか5が...全文を見る
○内藤功君 厳重に調査をしてこれは回答をいただきたいと思うんです。  そこで、いろんな文書があっていろいろの調査をしているんですね。まず昭和六十一年九月十五日付におきまして川崎駅長作成の職員調書、調査期間(成績率)昭和六十一年四月一日から九月十五日、川崎駅長として川崎駅長の四角...全文を見る
○内藤功君 厳然として国労と鉄労、動労の区別、差別が数字で明らかであります。  もう一つ私は申し上げておきたいんです。それは、これは小田原、平塚、熱海の電力区の資料であります。これは職員名簿、職員名簿一般、系統別名簿、評価別名簿とありまして、六十一年八月六日付になっております。...全文を見る
○内藤功君 それなら聞きますが、これは新潟鉄道管理局であります。新潟鉄道管理局の人材活用センターに既に配置されている職員の方の名簿であります。氏名の実名を私、プライバシーにかかわりますから申しません。氏名、年齢、人材活用センターの名称、勤務箇所、職名と書いてあります。そうして、こ...全文を見る
○内藤功君 総理に質問いたします。  この間、十一月十三日にここで我が党の市川正一さんが総理に質問しました。松山駅で荷物を持ったおばあさん、お年寄りの方を助けるなど非常にいい活動、善行をしたという人が、この松山駅で組合の民営・分割反対の集会に出席をしたということで評価を下げられ...全文を見る
○内藤功君 事実未確認じゃなくて、この間きちんと総理に事実を示して御質問した問題であります。私は非常に、この組合間差別でないということがいかに現場の事実では空疎な言葉かということが私ははっきりしたんじゃないかと思います。  そこで私は、時間がそろそろ少なくなりましたので次の質問...全文を見る
○内藤功君 同人格かどうかという点はいかがですか。
○内藤功君 そういうお答えを前提にして、労働省に伺いますが、これは一般論としてのお答えでいいですが、労働基準法の二十二条第三項では、いわゆる労働組合運動に関する通信を、あらかじめ第三者とはかり、就業を妨げる目的をもってなすことはできないと、それについては罰則がありますね。この規定...全文を見る
○内藤功君 労働組合運動に関する事項――労働処分を受けたとか、何々労働組合の組合員であるとか、組合活動に、集会に参加したとかいうことはまさに労働運動に関する事項なんですね。  そこで労働省にお伺いしますが、これも一般論としてお聞きしますが、そういうものを書いた文書、職員全員ある...全文を見る
○内藤功君 まだまだ質問したい問題があります。特に、この今問題になっている職員についての組合所属と組合活動によって表をつくっている。そしてこの表が、私は新会社設立のときに必ず新会社に行くものだと思うんです、総裁が新会社の設立委員になろうとしているんですから。そういう報道もあるとい...全文を見る
11月27日第107回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○内藤功君 法案の質疑に入ります前に、内閣官房長官に三原山噴火につきまして御質問をいたします。  伊豆大島三原山火山噴火によりまして、島外避難をされた島民の皆さんに心からお見舞いを申し上げるとともに、関係者の方々の御努力に感謝を申し上げるわけであります。  私ども、とりあえず...全文を見る
○内藤功君 細かいことはまた他の委員会の他の機会で質問したいと思います。万全の措置をとっていただくように、また、私の申しました四点目につきましてもひとつ御検討をお願いをしたいと思います。  それでは法案の内容に入りたいと思います。予備自衛官の問題です。  まず、予備自衛官をい...全文を見る
○内藤功君 二十万とか三十万とかいうことが報道されていますが、その規模のことは考えていないんですか。
○内藤功君 防衛庁の業務・運営自主監査委員会では自衛官を経験しない人の採用を考えておりますが、もしその採用を前提とした場合には二十万、三十万という規模の予備自衛官の保有というものを考えているんですか。
○内藤功君 同じく検討事項の中で、法的な検討も含めて今これをいろいろと検討しているという ことがあるわけですね。西廣さんの衆議院の答弁でもそういうことが出ています。それで、この法的な検討事項というのは自衛隊法になると思うんですが、自衛隊法の六十七条の自衛隊の経験者から任命すると...全文を見る
○内藤功君 この法案が予備自衛官の増員ですから、そういった面も含めてやはり我々に資料を明らかにしていただきたいと思うのですよ。例えばこの六十七条の改正のほか、私大分踏み込んだ質問になりますけれども、例えば訓練期間、報酬、それからいわゆる服務義務、それから予備自衛官に民間から未経験...全文を見る
○内藤功君 そこで、予備自衛官のいわゆる行動の範囲ですね。衆議院の内閣委員会の答弁や当委員会での答弁を聞きますと、有事における人員の確保、特に野戦における補給、装備、それから病院、後方の警備ということを答弁しておられますが、そのほかに輸送とかそれから陣地構築というような任務もこれ...全文を見る
○内藤功君 この予備自衛官の問題に関連しまして現在のこの予備自衛官については招集命令に応じない場合の罰則はどういうふうになっておりますか。
○内藤功君 現在の規定で予備自衛官が防衛招集に応じた場合の報酬は規定されておりましょうか。報酬、給与はどういうふうになっておりましょうか。
○内藤功君 この法案の審議ではやはり来年の四月をめどに今検討しておる。しかし、中身は我々に余り言ってくれないので議論が進まないんですけれども、いわゆる自衛隊未経験者からの採用という問題が私は大きな問題のように思えてならないんですね。というのは、これは改めて時間をとって十分に論議し...全文を見る
○内藤功君 長官いかがですか、特にお考えないですか。
○内藤功君 こういう大事なことが明らかになってないので、私の質問もこの法案についてはこれ以上やるわけにいかない。そこで他の点について移っていきたいと思うんです。  まずシーレーンの防衛共同研究ですね、これは外務大臣、防衛庁長官、現在どういうふうな段階に来ており、どういう時点でこ...全文を見る
○内藤功君 報道によれば年内と、非常に近い時期という報道もありますが、いかがでしょうか。
○内藤功君 それに関連しまして洋上防空という問題が今論議されております。この点は防衛庁、外務省にお聞きしたいのですが、外務大臣は何か所用があるということなので外務大臣が時間が来られた後は外務省の事務当局の答弁を待ちたいと思うんです。  洋上防空というのはOTHレーターとか早期警...全文を見る
○内藤功君 ここのところがいつもそれていくんですね。いろいろ研究しました。洋上防空の必要性、洋上防空において考えられる脅威ということの答えとしては今の答えなんですけれども、私の聞いているのは、これだけの兵力ですね、艦船、航空機、あるいは技術、装備、あるいは機器、燃料、膨大な予算を...全文を見る
○内藤功君 それでは聞きますが、洋上防空はアメリカの言葉では何と言いますか。
○内藤功君 だれもおらぬか、参事官の中でいないの。答えられる人いないの。
○内藤功君 日米の有機的な整合性ある協力も余りそれほどのことはないようですね。いないですか。――じゃ私が申し上げます。フリートディフェンスですよ、フリートディフェンス。艦隊防空。いかがです。今の日本の考えている洋上防空というのは基本的に米軍のこのフリートディフェンスなんです。フリ...全文を見る
○内藤功君 米海軍ではフリートディフェンスということでもう徹底しているんですね。まずポイントディフェンスといって、これは個艦防御ですよ。チャフ、それからシースパロー、バルカン砲で艦艇の防御をやっている。それから、その周りはエリアディフェンスと言って地域防御、これはイージス艦による...全文を見る
○内藤功君 そうすると、アメリカの方のフリートティフェンスと日本の洋上防空は違うと、こういうふうに承っていいんですね。
○内藤功君 そうすると、日本の洋上防空とアメリカのこのフリートディフェンスの一番違うところはどこですか。
○内藤功君 そうすると、だんだんわかってきましたが、アメリカのは艦隊を守る、日本のは艦隊を守らないんだと、こういうことで違うと、こういうことですか。艦隊は守らない、商船を守る。
○内藤功君 そうしますと、毎年一月だとか六月だとか八月だとかに、ハワイあたりで日米の協議がありますね。そういうときに、この前の防衛庁長官に至ってはOTHを調査、研究したいというところまで口に出すんですね。洋上防空というのも言の端に上っている。そういうときに向こうはフリートディフェ...全文を見る
○内藤功君 このOTHレーダー、これは五百億円すると言われていますね。それからその次のイージス艦、これは一隻少なく見積もって千五百億円だと言われている。四隻買おうなんという構想もあるんですね。それからP3CにレーザーAPS138ですか、これをくっつけたP3C・AEWというのを一機...全文を見る
○内藤功君 陸曹幹部用のは氏名、血液型で、陸士用のは一連番号だけです。こういうふうに聞いておりますが、これはどうしてそういうふうにしたんですか。
○内藤功君 氏名の刻印は日本字ですか、ローマ字、英語文字ですか。
○内藤功君 そのとおりですね。そのほかにGSDFという大文字がありますが、これは何ですか。
○内藤功君 元の防衛研修所の第一部長の前田さんの本にはGSDFが陸上自衛隊だということがわかる日本国民はどのくらいいるかと書いてありましたが、全くそうだと思いますね。これは一体だれに見てもらうのかということを思いたくなります。  国籍を刻印してあるのは、これはどういうわけですか...全文を見る
○内藤功君 今この時期にこういう国籍それからGSDFという一般の日本国民にはわからない陸上自衛隊の符号、しかもローマ字で氏名刻印というものをやられたことについて、私は今のいろいろな状況のもとで非常なやはり疑問を持たざるを得ないわけです。  最後に、横田基地の問題についてお伺いを...全文を見る
○内藤功君 最後の質問ですが、まとめて聞きますから、ちょっとお答えいただきたい。
○内藤功君 連絡調整官の階級ですね、それから人数、今後の増員の予定ありやなしや、それから予算ですね、以上の点をお答えいただきたい。
11月28日第107回国会 参議院 本会議 第11号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、世紀の大悪法と言うべき国鉄分割・民営化関連八法案に対し、反対の討論を行います。  まず、百十余年にわたって国民生活と経済の動脈としてかけがえのない大きな役割を果たしてきた日本国有鉄道を解体し、私的営利企業に変質させる、こういう重大な八法案...全文を見る
12月04日第107回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○内藤功君 ことしの八月下旬から九月、十月にかけまして日本の周辺でアメリカの三つの艦隊による演習が相次いで行われたわけであります。まず一つが、ニュージャージーを旗艦とするいわゆるSAG、ロングビーチ、ビンセンス、メリル、これに洋上の弾薬補給艦、給油艦、戦闘補給艦を含めた部隊ですね...全文を見る
○内藤功君 私は今の御見解に全く異論があります。もしその見解でいきますと、日本の近海でいかなる兵力、強大な兵力を持った艦隊、あるいはそれが核攻撃能力——艦載機による、あるいはトマホーク等のミサイルによる核攻撃能力を持った軍隊であっても訓練をやればやるほどよろしい、大々的にやればや...全文を見る
○内藤功君 ソ連に対しても私どもは当然そういうことがあれば言うべきだと思いますよ。  しかし、この演習は目と鼻の先ですね。相手の鼻の先でやっているんです。そして強力な核攻撃能力を持っている部隊がやっている。この演習を抑止の名のもとにあなたは肯定されましたが、それでは一体どのくら...全文を見る
○内藤功君 具体的なやはり事実を指摘をして、私が警告を発した趣旨の質問なんですが、大臣の方では問題をソ連の問題と同じように取り上げて、そしてこれについてどこの線まではいいのか、どのくらいの演習まではいいのかという具体的なお考えがあるのかどうかと、お聞きをしたのに対してお答えがいた...全文を見る
○内藤功君 碓かにあなたにお答え願うには非常に困難な難しい質問だったと思います。御自身がそうお答えなんですから、私はもうそれ以上答弁を強要いたしません。。  そこで、それでしたらお聞きいたしますが、具体的な日本をめぐる問題なんですが、最近の報道によりますと、シーレーンの防衛共同...全文を見る
○内藤功君 十一月三十日にこれがまとまって、十二月中旬防衛庁長官に報告、了承を得ると、この点はいかがですか。
○内藤功君 そうすると、この記事は防衛庁として公式に否定をされるわけですか。
○内藤功君 そうすると、現在なお研究は継続中であると、まだまとまっていないという状況ですか。
○内藤功君 内容についてはいかがですか、私の今読み上げた内容については。
○内藤功君 肯定も否定もされないわけですか。
○内藤功君 肯定も否定もなさらないようですから、この中身についてはかなり信憑性の高い報道記事と私はみなすことにいたします。  そこで、安保条約の第五条の適用のない事態で公海上で我が国の船舶が攻撃をされた場合、この問題が本年の二月、予算委員会での御質疑以来ずっと論議の対象の一つに...全文を見る
○内藤功君 個別的自衛権の問題は、今のお答えは今までの答えのとおりですが、私の質問はもう一歩進んで、個別的自衛権の行使にとどまらず、さような場合に日米協議、あるいはさらに一歩越えて日米共同対処ということがあり得るのかあり得ないのか。これは理論上の問題と実際の政策上の問題、こういう...全文を見る
○内藤功君 そうしますと、その場合に例えば安保条約四条で日米協議をして、そして日米共同対処と言うと、あなたが言葉をいろいろに深く考え過ぎるから日米共同作戦と言いましょうね、日米共同軍事行動でもいいですね、それをとるということはあり得るのかあり得ないのか。理論上の問題で結構です。
○内藤功君 そうしますと、今の局長の御見解は、これは外務省の御見解として承るわけですけれども、今言われたような場合に限定的に考えると、こういうことですね。
○内藤功君 聞いていませんか、質問。
○内藤功君 今の場合に限定的に考えられるということですね。
○内藤功君 局長、くどいようですが、今のような場合に安保条約五条は適用ない、しかし、安保条約四条に基づいて日米の協議によって共同の軍事行動ということは理論上考えられるのかどうか。
○内藤功君 防衛庁長官の御見解は、これと同様とお考えになっておりますか。
○内藤功君 さきの参議院の内閣委員会で、前の防衛庁長官、加藤防衛庁長官に私質問をしたことがあります、この問題。そのときには、第五条の適用のない事態でも安保条約四条等の協議と、そしてアメリカと日本の共同の軍事行動というものを肯定される趣旨の答弁を承ったと私は理解をしております。しか...全文を見る
○内藤功君 私の質問は当然これは運用ですね、オペレーションを前提にしての質問をやって、あなたもそのつもりでお答えになったと思うんですね。そうすると、この間の答弁は結果的には今のように補足をされて、去年の六月二十日当時の矢崎防衛局長の答弁と同様と、こういうふうに修正されるわけですね...全文を見る
○内藤功君 これはあくまで運用の問題として、私は矢崎さんにも西廣さんにも聞いております。ここでその食い違いというものがどこで出てきたかということははっきりした。私をして言わせればあなたの質問の取り違えだと、こういうふうに言わざるを得ない。  そこで、この洋上防空の装備体系の問題...全文を見る
○内藤功君 この空中警戒機の具体的な機種に触れた検討が既になされているのかどうかという点です。
○内藤功君 いずれにしても膨大なこれは単価であると思います。一機大体二百億円ということも報道をされております。しかも報道によりますと、E3Aというものが強く出てきているのはアメリカ海軍での運用実績、それから日米間の相互運用性、いわゆるインターオペラビリティーというような日米の兵器...全文を見る
○内藤功君 次に、私のきょうお聞きしたいのは、法案にも関係しますが、統合幕僚会議の問題であります。  まず現行法令上、統合幕僚会議の議長はどういう権限を持っておりますか。
○内藤功君 もう少し正確に言いますと、設置法二十七条二項によって「自衛官の最上位にある」、同条三項によって「統合幕僚会議の会務を総理する。」こういうふうになっておりますが、この「会務を総理」それから「最上位」という意味を説明してください。
○内藤功君 部隊に対する命令権、執行権、指揮権は持っているんですか持っていないんですか。
○内藤功君 統合部隊は、隊法の二十二条三項にあるわけですが、具体的に例えば陸の第何師団とか海の第何護衛隊群とかいうふうな形で統合するんですか。具体的にちょっと一言説明してもらいたい。  それから、統合部隊を自衛隊法が設けられてから設けた例はあるんですかないんですか。
○内藤功君 じゃ私の方から具体的に聞いてこれでいいかどうか。例えば陸の第一一師団と海の第二護衛隊群と空の第二航空団と、変な組み合わせですけれども、これでも一つの統合部隊ですか。
○内藤功君 そこで、整理する意味ですが、統幕議長の権限でできることとできないことちょっと整理して言ってみてください。いろいろ言われたんですが、要するに、整理してこれはできるこれはできないというのを言ってみてください、そういう質問なんです。難しくはないでしょう。何はできるが何はでき...全文を見る
○内藤功君 各国の統幕長と比べますと指揮権、命令権、執行権ないわけですが、なぜこういう設置法、隊法の体になったか、その趣旨を一言で言うとどうなりますか。
○内藤功君 さきの日米共同統合演習で、統裁官は日本側統幕議長が務めましたが、その権限はあるんですか。法令上の根拠はどこにあるんですか。
○内藤功君 ちょっとよく聞こえませんね。  その訓令はいつできたんですか。それからもう一回その大もとのところを明瞭に大声で言ってください、私みたいに。
○内藤功君 それまではなかったわけなんですね、訓令がね。ことしの五月三十一日になってつくったと。私はこの問題取り上げるのは、武力を行使し武器を保有する武装組織、まあ長官は三軍と言われましたが、これは軍じゃないんですね。これはその指揮官あるいは統裁官あるいは上級の人間というのは、権...全文を見る
○内藤功君 しかし時の防衛庁長官が、全く実施することができないというのが実情であると、「現在の統幕議長の権限では、有事に即応するために必要不可欠である平時の訓練・演習を実施することが全くできないというのが実情である。」と言っちゃっているんだからね。それはあなたが後でつけた理屈なん...全文を見る
○内藤功君 いずれにしても、この当時の防衛庁長官をやられた金丸さんが経団連の防衛生産委員会ですよ、この議事録で全く権限がない、こう言っておる。そうして、それまでは長官の命令でやってきたと言うけれども、その長官の命令は何ですか設置法の六条ですって。設置法の六条というのは、これは防衛...全文を見る
12月05日第107回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○内藤功君 質問に入ります前に、このたびの三原山火山噴火によって島外避難をされた伊豆大島住民の皆さんに、心からお見舞いを申し上げたいと思います。また、すべての関係者の皆さんの御努力に感謝を申し上げます。  さて、一時帰島の第一陣が昨晩七時半に帰ってこられましたので、何人かの知り...全文を見る
○内藤功君 第三点でありますが、災害救済の特別措置についてであります。  今回の災害は、歴史にも類例を見ない全島民避難という特殊な措置に伴うものであります。かつて昭和五十二年の有珠山噴火の際に、同年十一月十一日、政府は閣議決定によりまして激甚災害の例に準じて融資についての各種の...全文を見る
○内藤功君 なお強くこの問題の前向きの御検討を、重ねて大臣に要望しておきたいと思います。  そこで、時間が参りましたので最後の質問になりますが、観測、予知体制の強化策についてであります。  全面帰島問題が大島町議会でも要望決議がなされましたし、先般久保委員長のお供をいたしまし...全文を見る
12月09日第107回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○内藤功君 本年四月二日の当委員会で、当時の加藤防衛庁長官が私の質問に対しまして、有事における日米共同対処には二つのケースがある、一つは安保五条の施政権下有事、もう一つは施政権外、例えば公海上で日本船舶が攻撃された場合で、安保条約四条により協議をして共同対処があり得る、この二つの...全文を見る
○内藤功君 そうすると、加藤前長官の見解と全く同じと伺っていいんですか。どうですか。
○内藤功君 そうすると、加藤前長官の答弁では、この二つの場合、「二つのケースがあって、その日米有事につき、シーレーンの防衛につき研究しているという、そういう制度であろうと思います。」、明らかに加藤前長官の答弁は五条、四条二つのケースについてシーレーン研究していると、こういう答弁で...全文を見る
○内藤功君 趣旨ではなくて、加藤前長官の両方の場合について研究しているということについて、あなたは同じ見解かどうか、その点についてどうですか。
○内藤功君 そうすると、大体わかってきましたが、外務省としてはあくまでシーレーン研究は日米ガイドライン、安保五条事態、これで行われるべきであるということで、それ以上のことは外務省としてはわからないという答弁であることが私ははっきりしたと思うんですね。ところが、シーレーン防衛研究の...全文を見る
○内藤功君 これはもう議事録ではっきり残っているわけです。そのために議事録があるのです。加藤前長官は「二つのケースがあって、その日米有事につき、シーレーンの防衛につき研究している」とはっきり言っているんですね。私は外務省の方が正論だと思うのは、シーレーン研究はガイドラインの枠内、...全文を見る
○内藤功君 最後のところが大臣なんですから。あなたは局長なんです。最後のところに大臣が出てきて、大臣は明確に、二つのケースがあって二つ研究していると、こう言っているんですから、私はもう会議録を読めば読むほど、あなたが答弁すればするほどおかしくなるだけだよ。私はそういうふうに申し上...全文を見る
○内藤功君 外務省、どうですか。
○内藤功君 そこで、このシーレーン防衛研究の文書ですが、今月末にこれが日米間で調印を見る予定であると、こういうことも私は報道で聞いておりますが、この点はいかがですか。
○内藤功君 調印されれば、一月の日米安保協議には当然時間的に報告をすると、こういう段取りになりますか。
○内藤功君 このシーレーンの防衛研究の中で、中東方面で発生した緊急事態が北東アジア、北西太平洋地域に拡大をして我が国に対する武力侵攻に発展してくる事態、こういうものをシナリオとして想定されているかどうか、この点はいかがですか。
○内藤功君 過般来、私がこの点をある意味では執拗に聞いておりますのは、集団自衛権の行使、個別自衛権の枠の逸脱という問題があるのではないかと、この点をやはり国権の最高機関であり、シビリアンコントロールの最高の機関である国会ではっきりさせるという意味で聞いているんであります。ところが...全文を見る
○内藤功君 最後の質問になりますが……。
○内藤功君 私は、まずこれは非常に重大な内容だと思うんですね。いわゆる与圧装置とかフィルターとかそれから放射能センサー、それから電子機器の防止対策、まさにこれは核戦闘参加を前提としたものじゃないですか。これは本当にけしからぬと思うんです。巨額の予算をこういうところに用いることは、...全文を見る
○内藤功君 総理大臣としての、また与党の総裁としての中曽根総理にお伺いをしたいと思います。  昨年の国会で廃案となりました国家機密法案を部分的な修正を加えて再び提出しようという動きがあります。総理は、自分の内閣のときでなければこういう法案はできない、ぜひということで積極的推進の...全文を見る
○内藤功君 日本弁護士連合会、これは全国の強制加入組織でありますが、本年の十月に発表した要請書というのがあります。これは、修正案、またもとの案とも採用すべきでないと。ここにございますが、修正案については処罰規定の基本的な骨格と構造は、前に廃案になった旧法律案と全く変わらないとはっ...全文を見る
○内藤功君 このスパイ天国という言葉が何ら論証のないものであるということがはっきりしましたのがことしの国会の論戦だと私は思います。現行法令と現行体制で対処できないので、どうしてもこの種の法律を必要とするという、そういう状況があるんですか。ありとすれば実証すべきである。ところが、な...全文を見る
○内藤功君 それを出してください。どこの局長、どの次官が言っているか。
○内藤功君 局長と次官のだれが言っているかここで出してください。
○内藤功君 何回聞いてもその程度の答弁だということで、ますます論証不能じゃないですか。そうじゃないですか。  ラストボロフ事件というのはこの前言いましたね。これは何年前の事件ですか。
○内藤功君 それでは私から申しましょう。昭和二十九年一月二十四日なんですよ。三十三年前の事件しか、これはあなたじゃないけれども、官房長官です、持ち出せないんです。しかもこの事件は、七カ月たってから、外務省事務官三名が、それもラストボロフとの関係があるかどうかははっきりしないまま、...全文を見る
○内藤功君 いよいよ弱々しい論拠だと思います。  岸内閣が昭和三十三年に警察官職務執行法改正案というのを出しているんですよ。あのときは、国会の中と外の猛反対で、結局廃案になって、岸内閣は一年ちょっと後に退陣をしたと思うんです。それから池田内閣、これはもう中曽根総理御自身が御体験...全文を見る
○内藤功君 最後に、総理に伺いたいと思うんですが、この三宅島では最近相次いで村長選挙、議員のリコール投票、それからそれに伴う村議会の補欠選挙が行われまして、いずれも島内においてNLP飛行場反対の立場に立つ方が優勢を占めていることは御存じのとおりだと思うんです。防衛庁長官の訪米とほ...全文を見る
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、防衛二法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。以下、反対理由を述べます。  第一、本法案の背景となる政策は、日本をレーガン政権の海洋戦略、第二戦線戦略に加担させようとするものであります。レーマン海軍長官、ワトキンズ作戦部長、ケリー...全文を見る
12月11日第107回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○内藤功君 まず、総務庁長官にお伺いをいたしたいと思うんですが、本法案は、四十三法律六十一事項を一まとめにしたものでありまして、十一省庁にわたり、本来九つの各常任委員会に分けて付託すべきものであります。内閣委員会で、会期末の極めて短時間の間でこういう重大な内容を持つ法案を一括して...全文を見る
○内藤功君 反対、賛成が共産党ぐらいはっきりしている政党はありません。大臣の話ですけれども、歯切れが余りよくありませんね。やっぱり議会制民主主義の根幹にかかわる問題です。私は、参議院に長くおられたあなたからこの点では明確なお話が伺えると思ったが、やはり大臣になると物が言えないとい...全文を見る
○内藤功君 保育所についてお答えいただいて結構なんですが、保健所についての役割はいかがでございましょうか。
○内藤功君 今の点、自治大臣いかがですか。
○内藤功君 そこで、政府委員に法案の中身についてただしたいと思います。大臣にお聞きしても余り中身のある答弁が出てこないような感じがいたしますので、失礼ですが、局長以下にお聞きしたいと思います。  まず、児童福祉法の二十四条の改正問題ですが、二十四条は、現行規定は、市町村長は、保...全文を見る
○内藤功君 私は法律のあいまいな解釈が嫌いなものですからお聞きするんですが、市町村は保育しなければならない、でもいいんじゃないですか。おかしくないんじゃありませんか。
○内藤功君 そうすると、私の言ったような立法の仕方も全く否定はなさらないということでありますが、私は、現行規定は「保育しなければならない」、非常に血の通う感じが出て非常にいい規定だと思っているんです、かねがね。それで、非常に広い規定で、憲法の精神がやはり法律の無味乾燥な言葉だけれ...全文を見る
○内藤功君 私は、もとの「保育しなければならない」という言葉でこのままでいいんだという考え方を持っておりますが、では次に、関連して厚生大臣おいででございますので基本的な問題を一つお聞きしたいと思うんです。  憲法の二十五条の二項、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会...全文を見る
○内藤功君 努力するというお言葉をいただきましたが、言葉だけでなく実際にやってもらいたい。本当にやるなら防衛費の一部を取ってもやっぱり福祉のために使うというぐらいの御答弁がいただけるかと期待をしておったのですが、ちょっと期待外れですね。それから地方の創意工夫ということを強調なされ...全文を見る
○内藤功君 わかりました。そうなりますとこの二十四条は、さきに言いました「政令で定める基準に従い」という大枠の中に入れられて、それが「措置を採らなければならない。」というところに結びつく、政令と措置が絡みつく、そして政令というものは将来国会にかけないでも変わるものですから、この三...全文を見る
○内藤功君 それでは政令の書き方ということで聞きましょう。  政令で定める基準というのは現在厚生省として当然お考え、素案があると思います。なければならぬと思うんですね。これを具体的にお述べいただきたい。
○内藤功君 そうしますと、三十六年二月二十日の児発百二十九号ですか、入所措置基準、七項目ございますが、このとおりの内容になりますか、あるいはどこか変えるところが出てくるのですか。
○内藤功君 法律、政令は表現で解釈するわけですからその表現が大事なんです。今言われた簡略化とかあるいは現状に合うというのは具体的にどんなことですか。
○内藤功君 くどいようですが、この一から七までここにありますけれども、これのどこですか。第何項のどこを変えるんですか。
○内藤功君 そうすると、ここに書いてある七カ条のほかに二十四条で政令に織り込むものは何ですか。あるんですか、ないんですか。
○内藤功君 その答えはわかりました。それは当然ですね。それは了解しました。ほかにあるのかどうかという質問です。
○内藤功君 大体と言いますと、大体でないのがあるんですか。
○内藤功君 それでは聞きますが、昭和六十年十二月二十日、補助金問題検討会の報告の中で入所の「基本的要件に限って国が定め、具体的要件については、地方公共団体に委ねることとする」と書いてありますが、今回の改正二十四条及び関連政令はその報告のとおりの改正なのか、つけ加えるものがあるのか...全文を見る
○内藤功君 それでは、厚生省としてもし政令を制定した後、厚生省として条例はこういうふうにつくりなさいよというひな形のようなものを示して自治体を指導するということになるのか、そういうことはしないのか。
○内藤功君 市町村に保育所のないところがあります。そういうところで改めて条例をつくろうとしないという場合の問題ですが、なぜ私がこれを殊さらに聞くかというと、最近、保育所をつくらないこともその地方自治体の自由であり、地方自治だということまで言う人がおるんです。そこで私はこれを聞くわ...全文を見る
○内藤功君 従来の徴収金基準額表は、措置費国庫負担金交付の際の国と自治体との決裁基準であると同時に、自治体が保育料を定める際の基準であると政府は説明してまいりましたが、今回の改正が通るとなると、団体委任事務となる。そうすると、その法的性格はどのように変わってまいりますか。
○内藤功君 同時に、地方の要望により保育料についてのガイドラインあるいは準則を別につくるという答弁がございますが、そのことと今のあなたの答弁との関係はどう理解したらいいんですか。
○内藤功君 厚生省では、現行の徴収基準を四ないし五ランク程度に簡素化することも明らかにしておりますが、例えば簡素化して負担なしのAから全額負担のDまで仮に四ランクとした場合に、非常に多くの人が全額負担のDになっていくというような結果も生じてくるんじゃないかと、こういう心配がありま...全文を見る
○内藤功君 そうすると、五つ、六つまで考えているんですか。
○内藤功君 補助金問題検討会の報告によりますと、福祉施設の最低基準の簡素合理化の必要がある、と言っております。特に給食調理員の配置基準の点ですが、こういう大事なことが削除されてはたまらないと、十二月四日に全国私立保育園連盟の要望書が厚生大臣に出され、私どもの方にも提出をされ、私こ...全文を見る
○内藤功君 これは最低基準の三条、四条にもはっきりと下げちゃいかぬと、上げなくちゃいかぬということが書いてあるんですから、これは厳しく申し上げておきたいと思います。  最後に、母子保健法の問題について、時間の関係で三点まとめて御質問したいと思う。  一つは、母子保健法が児童福...全文を見る
12月16日第107回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○内藤功君 私は日本共産党を代表して、機関委任事務の整理合理化に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対理由の第一は、本法案が、全体として地方自治の拡充や国民生活の向上に奉仕するものではなく、さきに施行された国庫負担率大幅削減一括法と表裏一体となって、国民に...全文を見る
12月18日第107回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○内藤功君 法案の内容に入ります前に、伊豆大島の問題について質問をいたします。  三原山の噴火以来一カ月になりまして、全員帰島が明十二月十九日から実現するわけであります。関係者の御努力に感謝をするものであります。今後の課題のうち、観光、農業、園芸、水産加工初め島の産業の再建が中...全文を見る
○内藤功君 ぜひ今の要望の点について、政府の対策本部で鋭意努力を続けられることを要望いたしまして、法案についての質問に入りたいと思います。  まず、この法案を見ますと、新しくできる行革審、以下私は新行革審、旧行革審と呼ばしていただきますが、旧行革審と同様行政機関及び特殊法人の運...全文を見る
○内藤功君 次に、委員の構成でありますが、財界のOB代表あるいは官僚のOB、地方の代表あるいは労働組合、労働界の代表あるいは学識経験者、こういう人が考えられるのでありましょうが、委員の構成比率についてのお考えはどのように持っておられるのか。私の見るところ臨調、旧行革審、これはやは...全文を見る
○内藤功君 具体的に何月ごろと考えておりますか。
○内藤功君 行革は国民的課題という言葉をよく聞くのでありますが、そうだとすると会議を公開しないというのは、これは道理に合わないと私は思うのです。新行革審の会議は依然として非公開ということを貫くのでしょうか。もしあなた方の言うような行革は国民的課題だというのであれば、公開を考え、む...全文を見る
○内藤功君 それぞれ各界で発言力のある、またそれなりの考えを持って発言している人ですから、それが表に出たからどうのこうのということを考える人たちでは私はないと思うんです。特に国民は主権者であり、国会はその主権者の権力を行使する最高機関であり、そこに明らかにしないというのは、私は前...全文を見る
○内藤功君 国民の生活にもかかわる重大な問題が今の一連の答弁でまさに密室協議で行われていると、またこれからも行われるという印象を強くした次第であります。  次に、さまざまな名目による企業献金、これは私は現在のいろいろな意味の汚職、腐敗、利権と浪費あるいは放漫という問題の原因の一...全文を見る
○内藤功君 天下りの問題ではこれはもう繰り返して私は言っているんですが、たしか昭和五十二年十二月の閣議決定というのが始まりで、昭和五十六年十二月二十八日まで一連のこの閣議の決定、了解事項は続いているんですね。第二次の臨調は五十八年の三月十四日に最終答申で天下り規制については、既往...全文を見る
○内藤功君 委員会の有力なメンバーである瀬島龍三氏は九月の雑誌エコノミスト誌上で、臨調、旧行革審は改革課題として約二千三百項目を掲げたけれども、大体実施済みのものが約六百項目、今実施中のものが約八百項目、残りの約九百項目は未実施のままになっていると、こう述べております。また、中曽...全文を見る
○内藤功君 臨調では経済計画、財政計画、国土開発計画、あるいは防衛力整備計画などの中長期計画を総合調整、企画決定するための国策決定機関として総理直属の総合企画会議というものをうたっておりましたが、この新行革審の発足に当たって、政府としてはさらにこの発足を考えるのかどうかという点を...全文を見る
○内藤功君 安全保障会議の問題です。この会議はこれまで何を議題に、何回ぐらい開いているか、議員以外にどういう方が出席をしておるか、この点を伺いたいと思います。
○内藤功君 この安全保障会議設置法の論議でも出ておったんですが、いわゆる有事法令の研究、このうちの第三分類、これの研究に今安全保障室としては着手をしておりますか、どうですか。
○内藤功君 安全保障室でいわゆるハイジャックについてのマニュアル作成というものを行っているという報道がございましたが、この現在進めているマニュアルの作成はどんなもので、その作業はどんな段階にあるかをお示しいただきたい。
○内藤功君 大規模な災害対策、それから首相官邸の情報システム、こういった問題は研究していますか。
○内藤功君 新しい行革審では防衛庁は聖域なのか、在日米軍駐留に伴う経費、いわゆる思いやり予算というのは聖域になるのか、あるいはこれにも遠慮なくメスを入れるというのが新しい行革審なのか、この点を伺いたいと思います。
○内藤功君 思いやり予算の問題に関連してですが、これは横田基地の中に約十万バレルのジェット燃料貯油施設を建設する計画があると聞いております。この内容について施設庁から御説明を願いたい。
○内藤功君 この工事予算は日本側の負担になるんですか。
○内藤功君 これはアメリカの国防総省の八七会計年度軍事建設計画の中にこれに該当する部分があるんですが、これは外務省ですか。これとの関連はどうなりますか。
○内藤功君 私は大きな関係があると思うのは、この米国防総省の建設計画によると、横田基地のジェット燃料貯油能力は従来十五万バレルあるけれども、非常時の作戦行動を支えるには二十五万バレルが必要である。この差十万バレルの補給を可能にする建設を八七年一月に着工するとしている。これは明らか...全文を見る
○内藤功君 報道によりますと、アメリカ国防総省の日本課長アワー氏は、アメリカの有力な環境保護団体である環境防衛財団の代表の方に対して、アメリカの空母艦載機のNLP訓練場の三宅島移転の要求は、厚木での午後十時までという制限に米軍が不満を持ったということが原因だと語った、と伝えられて...全文を見る
○内藤功君 これは今まで米側の発言の中で一番重大なことだと思うんです。よくこれは調べてもらいたい。この日本課長の任務は、国防総省の中で非常に重要だと私は思うんですね。私も国防総省の前任者に一遍会ったことがありますが、日本の基地問題について国防総省でやっぱり実務の中心だと思うんです...全文を見る
○内藤功君 そういう方法があるじゃないかという提案をしたことがあるかというのですよ。休養が目的じゃないでしょう、訓練でしょう。私は、これはやっぱり今までの米海軍の状況なども調べて、それを資料にして堂々と提起をしたらどうですかということを申し上げておきたいと思うんですね。  最後...全文を見る
○内藤功君 今の問題ですけれども、総理にお伺いしたいのは、レーガン大統領からの電話、これでレーガン大統領からどういうお話があり、総理はそれに対してどういうお答えをなさったのかという点をまずお伺いしたいと思うんです。
○内藤功君 総理は、レーガン大統領から人質問題で頭が痛いんだということを言われたときに、これはどういう意味だとおとりになりましたか。
○内藤功君 レーガンという人は非常に元気な方だというふうに伺っておりますが、それが人質問題で頭が痛いんだというのは、総理ひとつ日本に頼むよ、こういう趣旨にはおとりにならなかったんですか。
○内藤功君 総理とも非常に仲のいい関係だと承っておりますので、依頼の趣旨ではない、単なる弱音の表明だというふうに理解をされたんですか。そういうふうに理解されたとすればその理由は何でございましょうか。
○内藤功君 非常に親しい仲でいらっしゃる。年に四、五回お電話をお互いに直接かけられる仲でいらっしゃる。そういう方が、短い会話時間なんでしょうけれども、実は人質問題で頭が痛くて困っておる、これはやはり中曽根総理一肌脱いでくれ、こういうふうにおとりにならなかったんでしょうか。重ねて聞...全文を見る
○内藤功君 それでは、別の方角から伺いますが、総理は現在のアメリカ両院の委員会等で行われているいわゆる調査、真相の解明問題ですが、私も近着のニューズウィークその他のアメリカの資料をできるだけ勉強しておりますけれども、レーガン政権はイランにテロ国家という烙印を押して、そしてその裏で...全文を見る
○内藤功君 もう一点ですが、レーガン大統領の発言の真実性という問題について、公私ともに近い関係にある総理の御認識を最後に伺いたいんです。  レーガン大統領自身が事件にどこまで関与しておるか、またはその問題についてレーガン大統領自身のいわゆる正直度といいますか信用度といいますか、...全文を見る
○内藤功君 最後に。  総理御自身に関する記述は全部御否定なさる、こういう御答弁でございますか。
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会設置法案に反対の討論を行うものであります。  反対理由の第一は、新行革審は第二臨調と旧行革審を継承し、その決定実施を促進するためのものだからであります。  旧行革審、第二臨調いずれもが財界代表を中心に構成され、財界...全文を見る
○内藤功君 まず、給与法案に関連して、職員の転勤問題について質問を行います。  国家公務員は、全国的な視野に立って職務を遂行するという性格上、転勤自体は避けられないことでありますが、さてしかし、その際特に問題になり、多くの事例で深く考えなきゃいかぬのが転勤に伴う家庭的な事情、特...全文を見る
○内藤功君 いろんな経済的な面、それから精神的な面のマイナスが出てくるわけであります。特に高校生以上の子供さんを持っている場合に簡単に転入学ができない、そこで単身赴任というのが非常にふえておるわけです。人事院では最近何か公務員の転勤に関する調査をされておりますが、その中でこの単身...全文を見る
○内藤功君 一層の御努力をお願いいたしまして、次に法務省にお尋ねをしたいと思うんです。  さきに可決、成立した国鉄分割・民営化関連法案との絡みで、国鉄用地や財産の所有権移転に伴う登記申請がなされるわけですが、運輸省や国鉄の概算でも八百万筆もあり、法務省によると、すべて終わるには...全文を見る
○内藤功君 膨大な量になると思うんですね。私は、実地に行って見ましたけれども、今でも大変なところに、これが数百万というものが来たらどんなふうになるだろうかと思います。これはよほどの御努力が必要だと思います。  それから、法務局には登記のほか戸籍、国籍、供託、行政訴訟の業務、人権...全文を見る
○内藤功君 ぜひ積極的にやってください。  じゃ、終わります。
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行うものであります。なお、防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案には棄権の態度をとるものであります。  まず、...全文を見る