内藤功

ないとういさお



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内藤功の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第112回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○内藤功君 二月の三宅島の村議選はNLP基地問題が最大の争点でありました。この結果は反対派の議員が十四議席中十一を占める、反対の意思が明確に示されたと思いますが、総理のこの御認識を伺いたいと思います。
○内藤功君 今お話があったようなことを、繰り返し四年の間予算と人員を使ってやったんだが、選挙の結果は反対の意思が明確だと、このことはお認めになりますね。
○内藤功君 村議選で推進派の最高責任者が惨敗を自認しておるわけであります。島民の意思は明確であります。  総理に伺いたいんですが、当面、本年度内のボーリング地質調査はおやめになるべきだと思いますが、いかがですか。
○内藤功君 年度内のボーリング地質調査はおやめになるべきだと思いますが、いかがですか。
○内藤功君 施設庁長官、年度内にもやるんですか、どうですか。
○内藤功君 地方自治体というのは憲法の条章に基づいて団体自治及び住民自治の権能を有しております。  総理はこの憲法の地方自治の原則そのものは尊重されますか、お認めになりますか。
○内藤功君 憲法九十五条は衆参両院で可決された法案でも住民の過半数の同意の投票がないと法律として成立しない、住民の意思というのはかように強く保障されておるのであります。四年間に選挙を四回やりましたね、NLPを争点として。 リコールを一回やっている。全部大多数、圧倒的多数が反対な...全文を見る
○内藤功君 前内閣のあしき遺産を承継することはやめていただきたい。この三宅島については、自然の美しいところであります。村民の意思は四年間明確であります。これを断念することを政府が速やかに決定し、そしてこのような紛糾を一日も早くやめることを私は重ねて要望するものであります。  次...全文を見る
○内藤功君 昨年七月の委員会でも聞きましたが、今国会にこれを提出すべきだと私は思うんですが、この提出の問題はどうなっておりますか。
○内藤功君 環境庁長官に伺いますが、この条約は、日本の美しい自然、今の話の三宅島で言えば珍しい鳥、サンゴの地球上の最北限であります。石垣島にもサンゴ礁はあります。三宅島は東洋のガラパゴスと、こう言われておる。こういう美しい自然文化遺産を守るということは政府の国際的、国内的責務じゃ...全文を見る
○内藤功君 日本はこの条約の議長国であります。ただ検討中というのでいつまでもこれ延ばすわけにいかぬと思うんですが、その目途をお示しいただきたい。目途、いつごろまでにこれを締結する方針であるか、具体的にお願いをしたい。
○内藤功君 次に、防衛本庁を今の檜町から市ケ谷へ移転する計画があると聞きますが、その概要と本年度の関係予算をお示しいただきたい。
○内藤功君 地元で強い反対運動が起きております。江藤隆美氏が中曽根内閣の建設大臣のときに、「六本木の防衛庁は高度の情報機能を備えていません。そこで市ケ谷の実働部隊を朝霞基地に移し、ペンタゴン以上の情報機能を備えた防衛本庁を作るよう各方面にお願いしています」と。これは「月刊政界」と...全文を見る
○内藤功君 ペンタゴン以上というのが大事なんです、これが。防衛庁の内局でいいですが、ペンタゴンというのはどのくらいの情報の予算、人員を持っておりますか。
○内藤功君 最近出ました本で、ペンタゴンというのは、情報通信支出、国防総省を中心に八五年で二百六十億ドル、情報収集の軍人職員三万三千四百人を擁しておるという、これは私はある書物で見ました。とにかくこれ以上というのは、これは重大なことであります。  檜町の中央指揮所はつぶすわけで...全文を見る
○内藤功君 建物の建設費以外にいろいろ経費がかかっていますね。締めて幾らですか。
○内藤功君 初めから全部言ってもらいたいですね。これ以上のものをつくる。本当にむだ遣いだと言わなきゃなりません。  新宿区は、去年の十一月に内閣総理大臣、防衛庁長官に対する意見書を採択して、自分たちは、新宿区というのは「戦争の惨禍を訴え、永遠の平和を築くための諸事業を推進してい...全文を見る
○内藤功君 ところで、現在の港区檜町の防衛庁の土地は時価で言うと一兆五千億円以上と、こういうふうに言われておりますけれども、防衛庁の土地売却、施設建設につきまして、文部省の国立学校特別会計のような方式をとることを勉強さしてもらうということを、六十年十一月二日の当委員会で時の大蔵大...全文を見る
○内藤功君 総理、御答弁があったものですから、いかがでございますか、それでよろしゅうございますか。
○内藤功君 次に、いわゆる有事来援問題ですが、いろいろ議論がありました。  まず、有事来援の場合の日本有事と言いますけれども、それはもう第五条の場合だと、こういうふうに答弁しているんですけれども、日本有事に至る原因、態様は三つぐらいあると思うんです。一つは、日本だけが攻撃され単...全文を見る
○内藤功君 そうすると、今私が挙げた三つの場合、いずれの場合であると、結局日本有事、日本に対する武力攻撃というものがあればそれはもういわゆる来援研究の日本有事である、こういうことですね。
○内藤功君 そうすると、千差万別いろんな原因、経過から日本に対する武力攻撃があった場合、こういうふうに理解をいたします。  次に、有事来援研究というのは日米防衛協力指針、ガイドラインに沿った研究、あるいは延長線の研究と言いますが、そうですね。
○内藤功君 そこで、有事来援研究とガイドラインの関係を聞きますが、ガイドラインを見ますと、いわゆる1のおそれのある場合、それから2の武力攻撃の場合、この両方の場合に後方支援というのが出ております。有事来援研究というものはこの両方の場合を含むのか、それともいずれか一方かという点を伺...全文を見る
○内藤功君 どちらでもないというのはどういうことですか。
○内藤功君 相互支援と私は聞いていませんよ、後方支援と聞いています。
○内藤功君 そうすると、伺いますけれども、これは三月十五日の日本経済新聞でありますが、これには、防衛庁筋は有事来援研究について「日本単独有事に加えて中東や朝鮮半島など第三国との同時有事も研究対象になるとの見通しを明らかにした。」と、こういう大変明確な記事が書かれております。  ...全文を見る
○内藤功君 私は、この議論は大変国の行き方自体に関する問題だと思うので、総理にこの有事来援研究についての御認識をちょっと整理してお伺いしたいんです。  三点ありますが、一つは日本有事とはさまざまの態様が考えられているんだけれども、中でもギン元在日米軍司令官が米議会で証言している...全文を見る
○内藤功君 総理の御答弁をいただけないんですが、第二点目として、これは総理にお答えいただきたいんですが、いわゆる米軍が日本に来援するとか展開するとかいうことを非常に我々は軽く論議しているようにも見えますけれども、実は第一義的にこの米軍ですね、米軍は全世界的な冷厳なやはり彼らの国益...全文を見る
○内藤功君 整理して考えてみると三点目は、これも総理に伺いたいんですが、いわゆる来援米軍は日本国土を遠慮なくその軍事的合理性の考え方のもとに武力行動の戦場として、あるいはさらに前進根拠地、出撃拠点として使用する結果になるとはお考えになりませんか。この御認識はいかがですか。
○内藤功君 今総理に指名したんですが、みんな答弁は防衛局長とか防衛庁長官ですね。これは相当大事なことを私は聞いているつもりなんですね。総理、いかがですか。
○内藤功君 私の質問がどうのこうのという声がありましたけれども、この憂いは私自身だけじゃないんですね。実はプロ中のプロで、元防衛研修所の第一研究室長の前田寿夫氏はその著書でこう言っております、来援について。この本です。  米軍が入ってきた途端、日本政府は自由な意思決定能力を完全...全文を見る
○内藤功君 これは防衛研修所当時に一佐クラスに講義をしたその講義録をもとにお書きになったものですね。当時そういうことを部内でもちゃんと講義しておられたということを、長官、考えていただきたいと思います。米軍は、日本の自衛隊と違って、来援した場合、日本の政府、総理の指揮監督下に置かれ...全文を見る
○内藤功君 お二人ともなかなかうまい答弁が出ないものだからいろいろ言われますが、近藤議員が言ったように、新大型間接税の賛成者は発言者の一九・一%、反対者は発言者の五〇%、賛否表明者の七二・三%、この歴然たる数字が今の世論を示していると思いますね。  次に私は、みんなが望んでいる...全文を見る
○内藤功君 総理。
○内藤功君 大蔵省に伺いますが、昭和六十二年の課税最低限は、勤労者、サラリーマンの夫婦子供二人の標準世帯で幾らになりますか。
○内藤功君 ボーナスが一年に四カ月分として計算しますと、一カ月十六万三千六百円程度の収入にしかすぎませんですね。  そこで文部大臣、お伺いしたいんですが、東京で親元から通っているんじゃない大学生が、授業料を除いて一カ月に生活費はどのぐらいかかるとお思いですか。計算したことがあり...全文を見る
○内藤功君 最近私学の教員組合が調べたのはもう少し高いですね。私も何人かの学生に聞いてみると、この十一万、十二万というのは非常に安い方、実際はもう少し高いですね。大学生一人でもこれだけかかる。さっきの一カ月十六万三千六百 円という数字では、夫婦子供二人、健康で文化的な最低限度の...全文を見る
○内藤功君 余り納得できません。  それじゃ聞きますが、昭和五十二年の課税最低限は幾らでございましたか、大蔵省。
○内藤功君 総務庁長官にお伺いいたしますが、消費者物価指数ですが、昭和五十年を一〇〇とした場合に昭和六十一年、昭和五十年から六十一年ですね、五十年としましたのは、さっきの五十二年というものの直近だからでございますが、この指数はどのぐらいになりますでしょう。
○内藤功君 十一年間に消費者物価が五八・九上昇しておりますから、この五十二年の、先ほどお示しの二百一万五千円の課税最低限は、これはこの割でいきますと三百二十万円余に計算上なります。私は、少なくとも三百万円以上に引き上げろという要求、非常に控え目だと思います。我が党も三百万以上とい...全文を見る
○内藤功君 購買力の平価換算をいたしますと、アメリカ、西ドイツの方が高いんです。これはいかがでございましょうか。
○内藤功君 私の方で計算したものがここにございます。西ドイツ、アメリカの方がよほど購買力平価換算で向こうの方が高いんです。ですから、この議論はやはり生活実態に立ってお考えにならないといけないと思います。  ところで、問題は政府・与党の幹部がしばしば三兆円以上の減税を言っておられ...全文を見る
○内藤功君 政府・自民党としての財源は具体的にどういうところから持ってくるのか、これが一番国民の聞きたいところなんです。いかがでございましょう。
○内藤功君 総理は同時に総裁でもありますし、そのことをおくとしても、政府・与党の最高幹部、首脳は日常的にいろいろ御連絡があるわけでございますね、協議をしてやっております。いやしくもこういう今国民注目の問題についてこのような重要発言を、私名前は言いませんけれども、与党のそうそうたる...全文を見る
○内藤功君 総理に一番今のお言葉で、失礼ですが、欠けていると思うのは、国民にまた国会議員に率直に語りかけるという、この姿勢の欠如だと私はあえて直言申し上げたいと思うんです。  話し合いをやっているからとおっしゃいますけれども、一般国民も傍聴できない、報道関係者も入れない、会議録...全文を見る
○内藤功君 何も非礼なことはありません。  私は第二税制協だと思うんですよ。これは衆議院でもほかの党の方がはっきり言われましたが、このままじゃ第二税制協のようなものじゃないですか、今の協議というのは。国会があるんだけれども、ほかでやっているからちょっと待ってくれ、まとまったら内...全文を見る
○内藤功君 いみじくもおっしゃったように、まさにこの天下の公党である日本共産党を除いたところの、報道関係者も入らない、会議録もつくらない、そういったところの話し合いを国会の論議より優先している、こういうことじゃありませんか。そこで言えないんですね、これは、財源を。ここで本当に聞き...全文を見る
○内藤功君 これは一党一派の立場だけじゃございません。国会が本当に国権の最高機関としての面目を発揮できるかどうかという問題の指摘であるということを申し添えておきたいと思うのですね。  それでは次に国税庁に伺いたいんですが、税務職員の最近の納税者に対する接し方について、非常にたく...全文を見る
○内藤功君 これはきょう一つ一つの事例について細かく質疑する時間がありませんが、別に機会を改めまして具体的な、今あなたがおっしゃった原因、事情をそれぞれ明らかにした上で説明、釈明を求めたい、こういうふうに考えております。  最後に私は、高齢者の住宅問題及び福祉問題について伺いた...全文を見る
○内藤功君 特に最近の高齢化社会、さらに最近の大都市を中心にする地価の高騰、こういう中で高齢者の住宅問題というものは非常に深刻なんですね。これは政府の御担当に、どなたの大臣かわかりませんが、この現状認識と対策、それに対する予算の裏づけというものを伺いたいんです。
○内藤功君 そういう生易しいものじゃないんです。  特養老人ホームの問題、これも広い意味の住居の問題ですが、現在大都市では地価高騰で建設が非常に困難です。  厚生省に伺いますが、寝たきりのお年寄り、要 介護老人の推移ですね、それからそれに対応する特養老人ホームの推移、将来の...全文を見る
○内藤功君 全国の待機者数はどのくらいと把握していますか。
○内藤功君 東京都だけでも三千百を超えておりますね。こういう重大な事態なのに総合的な対策は全く我々に示されておりません。  そこで、建設省にお聞きしたいのでありますが、この大都市部の地価高騰に伴って特別養護老人ホームなどの福祉施設の建設難がある。一つは、国有地をできるだけこうい...全文を見る
○内藤功君 非常に不満でありますが、私の先ほど指摘した三点をさらに検討することを強く要望しておきます。  さらにもう一つの高齢者の問題は、今問題になっている公団住宅の建てかえ計画の問題ですね。そこに住む年金生活者などの高齢者の生活が大変脅かされております。私、先日武蔵野市の緑町...全文を見る
○内藤功君 これはもう根本問題になると思うん ですね。公団住宅には自治会がありますから、自治会を代表とする住民と話し合うように指導する、これ自体は結構だと思います。とことん話し合って、高齢者の方が路頭に迷うことのないようにしていただきたいと、重ねて要求をしておきたいと思うんです...全文を見る
03月22日第112回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○内藤功君 公述人の先生、御苦労さまでございます。  伊藤滋先生にお伺いをしたいと思うんですが、三点ほどございます。  一つは、東京の都市問題につきましていろいろお話がございましたが、まず東京の遷都問題についてのお考えを聞きたかったんですが、先ほど大分お考えの一端が率直に出さ...全文を見る
○内藤功君 そのお立場を伺った上でお聞きするんですが、次の問題は、今度は東京への外国を含めましたいわゆる内外多国籍企業と申しますか、この集中問題なんです。一大金融情報センターにするというふれ込みはいいんですけれども、それでもって過熱してこのまま野方図に進めますと私は大変なことにな...全文を見る
○内藤功君 もう一点ですが、先生のいろんな論文にも出ておるんですけれども、欧米諸国と比べまして、東京など日本の大都市の都市計画の非常な貧困さといいますか、非常に深刻な問題が私はあると思うんですね。  私どもが乏しい知識ですが調べましたが、西ドイツでは連邦建設法というような法律で...全文を見る
03月24日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○内藤功君 まずJR東日本におきます安全衛生委員会の問題を質問したいと思います。  最初に労働安全衛生法の目的、それから労安法、その前は労働基準法ですが、その労安法等において安全衛生委員会の設置、開催が義務づけられているその法の考え方というものを最初にお伺いをしておきたいと思う...全文を見る
○内藤功君 この安全衛生委員会という制度が労 安法、その前は労働基準法時代もありましたが、労働基準法に規定があった時代もありましたが、実際に労働者の生命、健康を守り、職場の安全に資する上で果たしてきた役割、またこれから果たすであろう役割についてはどのように評価をされておりますか...全文を見る
○内藤功君 違反に対する制裁はどういうふうになっていますか。
○内藤功君 そこで、JR東日本の東京圏運行本部上野保線区というところですが、昨年四月以来この安全衛生委員会が開かれていないのであります。  私の調査によれば、この上野保線区では、昨年の四月の一日付及び五月の二十日付の二次にわたりまして労働組合、これは国鉄労働組合の分会がございま...全文を見る
○内藤功君 このように去年の四月と五月の二次にわたって安全衛生委員会の組合側推薦の委員を兼務発令と称して配転をしたということが事の根本原因なんですね。  組合側からは、国労分会が推薦、指定した人については少なくとも自後おおむね一年間は配転をしないように、そうしないと仕事ができま...全文を見る
○内藤功君 しつこく言うようですが、この必要な指導ですね、それはいまのところがやはりポイントなんです。物事のポイントは、せっかく推薦してもその人がぽんとまたコーヒー屋に飛ばされる、そば屋に飛ばされる、サンクスに飛ばされるということじゃこれは安心して推薦できない、私は、これはもっと...全文を見る
○内藤功君 それが、繰り返しますが今の点なんですね。つまり、安全衛生委員会の委員の任期とおおむね一致する向こう一年間その人については配転をさせないと。これはもう最低の保証だと思いますね。これを含めて私の今言ったことはポイントになると思うので、そこのところを頭に置いて関係の局署を御...全文を見る
○内藤功君 安全衛生委員会は、冒頭に述べましたように非常に重要なものです。JRなどの多数の乗客と労働者の生命を預かる鉄道職場、輸送業務にありましては、安全輸送というのが最大の使命であることは言うまでもありません。  この上野保線区は、特に安全衛生委員会は、従来国有鉄道時代から非...全文を見る
○内藤功君 安全上どういう手段を講ずべきかというアドバイスなり指導は事業者側にいたしたんですか。どうですか。
○内藤功君 その内容。
○内藤功君 これはきのう通告をしておった問題ですよ。検察庁がどういうようにやったかということより、ここは社労ですからね、やはり安全上どういう手を打ったかということが問題なんで、これを調べていないのはけしからぬですね。
○内藤功君 それだけじゃないでしょう。いわゆる安全さく、安全ネット、転落防止板、安全歩道というようなことについてあなたの方は指導しているんですよ。いいことをやっているんだから、それをちゃんと報告しろと言っているんです。こっちの方が言ってあげる。そういうことをやったんですよ。そうで...全文を見る
○内藤功君 物事の根本は国鉄労組に対する不当労働行為をやめることだと私は思うんですよ。  三月三日に東京都労委の命令が出まして、これは車掌をやっておられる方を二階級格を下げた、降格をした、これが国鉄労組に対する不利益取り扱い、さらに組織の動揺を策した不当労働行為だと、こういう非...全文を見る
○内藤功君 それなら聞きますけれども、きのう三月二十三日に日本鋼管川崎で労働者の差別是正の和解が成立したんですよ。  これは、横浜地方裁判所川崎支部という裁判所。十五年かかった、十五年。一九七三年四月に提訴しまして、十五年やったんです。宮尾さんら三十四人が日本共産党員であるある...全文を見る
○内藤功君 労使間のいわゆる争議の発生状況、これはどんなふうになっていますか。
○内藤功君 私の方で最近のいろんな外資系企業の労働争議の問題をできるだけ調べてみたんですが、非常にふえておるんですね。この十三年間で、ちょっと調べてみましたが、労働委員会、中労委、池労委含めて、不当労働行為であるということで救済命令を出した数が、昭和四十九年の十二月から六十二年二...全文を見る
○内藤功君 昨年の三月に東京都の品川労政事務所が外資系企業における労働条件等実態調査というものをやりましたが、これを見ますと、外資系企業というのは日本の労働法、労働慣行を十分理解しているというのが回答のわずか一三%、一応理解しているが五二%、こういう数字が出ています。それから、労...全文を見る
○内藤功君 今外務省からお話がありました。このように「解雇を伴う構成体の閉鎖の場合のように、従業員の生活に重大な影響を及ぼすような事業活動の変更を検討するに当たっては、従業員の代表及び適当な場合には関係の政府当局に対し、」「予告を行い、また、最大限に実行可能な限度において、悪影響...全文を見る
○内藤功君 重要な問題ですから即答を求めませんけれども、私は何らかの規制法的なものを御検討いただきたいと思うんです。これは、きょう私即答を求めませんが、関係省庁とも十分に相談をしていただきたい。私はそういうものが必要だと思う。それがやっぱり行動の基準になると思うんですね。  そ...全文を見る
○内藤功君 これから施行されるところですからお互いによく実態を見て、その都度私もここで質問したいと思うし、そういうふうにして配慮という中身を充実させていきたいと思うんですね。  そこで、例えば、労使協定とか就業規則あるいは労働協約の中に、配慮というあなたの言葉を使えば、労働者か...全文を見る
○内藤功君 それごらんなさい、答弁に言ってないでしょう、第三次産業としか言ってない。ね。国会でやはり明確にその考えを言うべきだというふうに思いますよ。私は、今の局長の言われた、制度の趣旨にのっとって範囲等について検討を行うと、こういうのが出ておるわけですから、小売業といったって広...全文を見る
○内藤功君 もう一つ、これも私どもの修正案の中で提起したんですが、附帯決議には残念ながら織り込まれませんでしたが、就職初年度の労働者、いわゆるフレッシュマン、入社した一年目の人にもやはり年休を付与してあげる必要がありま す。この人たちは、体は若くて元気なようですけれどもやはり新...全文を見る
○内藤功君 非常に頭がかたいと思いますよ、その考え方は。これは改めていただきたいと思います。  時間がないので最後の一問になりますが、これは法案も用意をされているようですが、私は黙っているわけにいかないのでぜひこれは申し上げておきたいですね。  それは中労委の公益委員の労使同...全文を見る
03月28日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○内藤功君 まず、生活保護行政の問題についてお伺いをしたいと思います。  現行の生活保護法は、日本国憲法第二十五条、「国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」この条項、その精神に基づいて具体的に権利を保護する、権利を保障する、そしてさらに自立を助長をするという...全文を見る
○内藤功君 特に私が言ってもらいたかったのは生活保護法の一条から四条です。一条では、憲法二十五条に基づく法律である。二条では、無差別平等である。三条では、最低限度の生活というの は健康で文化的な生活水準を維持するものでなきゃならぬ。そして四条で、あらゆる資産、能力の活用が条件で...全文を見る
○内藤功君 昭和三十一年度以来三十二年ぶりの減額だと承知をしております。  憲法二十五条二項には、国は社会保障、社会福祉、公衆衛生の分野においてその「向上及び増進に努めなければならない。」というふうに書いてありまして、私どもの理解では、前の年より三十二年ぶりで率、額とも落ちてい...全文を見る
○内藤功君 そういう実態ではないということを私はいろいろ調べて感ずるものですから、幾つかの御質問をさせていただきたい。  まず、被保護世帯、被保護者数、保護率のこの五年ぐらいの間の推移、増減のおおよそのところをお示しいただきたい。
○内藤功君 特に今お示しになったこの三年来、私にとっては非常な激減の印象を受けるのであります。  ところで、お伺いしますが、福祉事務所等での面接相談の件数はふえておりますか、減っておりますか。どのように把握しておられますか。
○内藤功君 現場では最近記録をとるということをいろいろ非常に指導されておるようですね。こういうものは、データがもともと本省にはないんですか。
○内藤功君 それでは、私がいろいろ現場で働いているケースワーカー、福祉事務所の方、それからそこといろいろ交渉されている要保護者側の方から聞いた結果ですが、主として東京になりますが、面接相談の件数は、福祉事務所の段階では去年来減っていない、しかし保護申請の伴数が激減している、こうい...全文を見る
○内藤功君 特に申請以前の段階の問題が、私、非常にたくさんの事例を聞いておりますし、またそれを調べたわけですが、一番先に申し上げたいのは、保護申請を受け付けてもらえなかったということで多くの問題が起きております。  その一つは、母子家庭の母親が三人の子供を残して死亡された昨年の...全文を見る
○内藤功君 荒川は言っておりません。札幌だけ。
○内藤功君 今の御調査はどういうところでお調べになったんですか。
○内藤功君 札幌市の調査というのは非常に一方的で、福祉事務所の担当者の責任逃れと、私は一言で言うとそういう印象をこの報告書を見まして感じるわけなんです。  ポイントは、この方、名前は申さないことにいたします、Aさんと称しておきます、この婦人の方が、福祉事務所で相設に来たのかどう...全文を見る
○内藤功君 今時間をかけて、面接のときの行政側の指導のメリットのある部分をずっとおっしゃったんですね。それ自体を否定しませんが、 本件はまさにあなたの言われる申請を阻害した結果になっておる事案で、それなりに行政は厳しい教訓を導き出すべきだということで私は当委員会で質問をしている...全文を見る
○内藤功君 これは軽視してはいかぬと思うんです。  私も人権擁護の副委員長の経験が一回ありますが、弁護士会の規則によりましてこれはつくられております。弁護士は基本的人権を擁護することを使命とする、これが第一条。そして法律制度の改善に対する努力義務が課されております。それから、弁...全文を見る
○内藤功君 さらに、この警告書でもう一点だけ指摘しておきますと、十一月下旬から十二月中旬にかけてAの元雇い主は、福祉事務所に対して電話で、  Aが寝たきりの状態で、緊急に保護をする必要があることを述べていた ところが、   福祉事務所としては、かかる緊急保護の必要性について...全文を見る
○内藤功君 局長、そこまで市のやっていることをかばわれるのは私はどうかなと思いますね。  この弁護士会の人権擁護委員会が指摘していますように、法律は二十五条で緊急の措置の定めをしているわけですから、そういう職権の調査、ケースワーカー、民生委員等に事情を調査をさせるということをや...全文を見る
○内藤功君 この一件だけでここで時間をとるわけにはまいりませんが、非常に大事なケースだと思います。  そのほかに、例えば、私どもが調べた範囲で次のようなことが現場の第一線段階で行われております。いわゆる適正化というのはこういうふうに行われているのかと。  福祉事務所の窓口で、...全文を見る
○内藤功君 これが憲法で保障された健康で文化的な生活の権利かどうか、権利を持っている人に対する対応か、今この委員会で指摘したことは私どもも根拠を持って言っておりますから、よくお調べいただきたいと思うんですね。  ところで、社会局監査指導課長塩崎信男氏監修の財団法人社会福祉調査会...全文を見る
○内藤功君 この本の冒頭の「はじめに」というところに課長さんがこういうふうに言っておられます。被保護者に、  きめ細かな配慮と手厚い援助の手を差し延べる一層の努力が必要であるが、それと同時に、働く能力を有しながら働こうとしない者、収入があるのにこれを正直に申告しない者等制度の適...全文を見る
○内藤功君 温かさ親切さはもう基本だと思いますね。これがやっぱり憲法の精神なんですね。これがあるから国民は安心なんです。  同時に、つまり同等に厳しさを兼ね備えるということは国の方針ですか。
○内藤功君 しかし、これを各都道府県、指定都市、福祉事務所の一線の方が見た場合に、これは厳しさにウエートがあると、こういうふうに私は必ずおとりになるんじゃないかと思いますよ。適正運営とは専らこの厳しさの強調だというふうに私はこの文章を見て感じたわけなんですね。  ところで、北海...全文を見る
○内藤功君 今、福祉行政は、憲法に基づき戦後つくられたこの温かい理念というものとそれから専ら財政上の理由でこれを切っていこうという冷 たい流れというものが、恐らく厚生省の中でもどこでも渦巻いている時期じゃないかと私は思うんですよ。それだけに私は強調しておきたいんです。  思い...全文を見る
○内藤功君 自立を助長するということは真に救済を必要とする人を遺棄するということではありませんね。
○内藤功君 しかし、実態においては、真に保護を必要とする真に困っている人が切り捨てられている。言葉は厳しいですが、保護の外に置かれているという実態があることを私はさっき指摘したわけです。  最後に、生活保護というものは、冒頭に大臣も言ったように人間らしい生活、健康で文化的な生活...全文を見る
○内藤功君 これで質問を終わりますが、真に困窮する人に保護が与えられていないという現実があることを重ねて指摘をしておきたいと思います。
03月31日第112回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、漁港法の一部を改正する法律案について、日本共産党提出の修正案に賛成し、原案に反対する旨の討論を行います。  反対の理由は、今回の漁港法一部改正案に、漁港の整備の施設の追加だけでなく、日本電信電話株式会社、NTT・Aタイプ事業を新たに導入す...全文を見る
04月14日第112回国会 参議院 建設委員会 第8号
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○内藤功君 この法案は、宅地建物取引業からの暴力団等の排除及び消費者保護を目的とするものと理解をいたしますが、不十分な点が幾つかあります。  まず、本法案の五条三号の二で、宅建業の免許を受けようとする者らが傷害罪等で罰金に処せられた場合も五年間は免許をしてはならない。また、既に...全文を見る
○内藤功君 私がこれを聞きますのは、これまでの東京を初めとする地上げに伴ういろんな事犯の数々を見聞きしておるわけなんですけれども、傷害、暴行など人の体への危害を及ぼすまでに至らない行為ですね、嫌がらせといいますか威圧といいますか、そういうものでいたたまれなくさせて、そこに住んでい...全文を見る
○内藤功君 法務省に伺いたいと思うんです。今言いました刑法の傷害、傷害助勢、暴行、凶器準備集合、脅迫、背任、これについて有罪判決の言い渡しを受けた者のうち懲役刑と罰金刑の人数、この三年間ぐらいでわかるだけ示してもらいたい。
○内藤功君 非常にはっきりしていると思うんですね。一つ例を挙げてみると、傷害罪は一万一千人が懲役で罰金が七十四名。そうしますと、私はこれが意味がないとまでは申しませんけれども、この罰金刑を加えてもそれほどこのことだけでは実効が上がらない。ですから、これを余り過大に評価するんじゃな...全文を見る
○内藤功君 いずれにしても運用でやっていかなきゃいかぬというふうに思いますね。法の五条一項七号、八号によって、法人の場合はその役員、それから政令で定める使用人、個人の場合は政令で定める使用人も免許基準の対象になっている。そこでこういう問題があるんですね。実体は変わらないのに形式的...全文を見る
○内藤功君 昨年の昭和六十二年十二月十七日付建設経済局長のお出しになった通達「宅地建物取引業法の厳正な運用について」では、免許を受けようとする者等が暴力団の構成員である場合には、法第五条第一項五号の「不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかな者」に該当するので免許をしてはならない...全文を見る
○内藤功君 私はやや甘いんじゃないかという気がするんです。営業活動をこれから始める場合であろうと、営業活動を既に始めている場合であろうと、やはりここのところは、参議院の決議にもありますが、取り締まりの徹底を期すということが参議院の特別委員会での決議でもありますし、やや甘いと思いま...全文を見る
○内藤功君 そうすると、この通達の前段は暴力団の構成員で、後段の方では業者みずからと、ここのところで措置するということになりますか。行為でやるというのはどっちの行為でやるのか、それが答えに落ちていますから。質問の意味がわかりますか。
○内藤功君 その点はわかりました。  本年三月二十二日の当委員会で上田議員が、東京町田市の宅建業者太陽物産の問題を取り上げましたが、太陽物産の代理人として某右翼団体の役員それから太陽物産の社長の夫である人が町田市の職員などに対して暴行を行ったということで町田市長から告発がなされ...全文を見る
○内藤功君 次の問題は、衆議院でも中島武敏議員が追及したんですが、住友不動産が無免許業者をたくさん使って地上げをやらせていたという問題を指摘しました。無免許業者が自分でビルを建てるということはほとんどないと思うんです。いずれも転売を目的としてそこに介在をしている。無免許業者を利用...全文を見る
○内藤功君 宅建業者が無免許業者を利用してやるということについて、さっきの通達との関係はどうなんですか。同じですか。
○内藤功君 その答えの前段のところを聞きたかったんです。  それから今度は、総務庁が昭和五十九年に行政監察をやりまして、「宅地建物取引に関する行政監察結果報告書」というものを出しております。この中で幾つかの都府県を調べまして、問題点といたしまして、宅建業法違反で検挙された業者に...全文を見る
○内藤功君 今局長言いませんでしたけれども、五十九年十二月二十日付で建設経済局長から各知事あて通達というのが出されていますね。この中で監督処分の基準の問題に触れまして、「監督処分を的確に実施するため、建設省において監督処分基準の整備について今後検討を行うこととするが、貴職」、つま...全文を見る
○内藤功君 最後に大臣にお伺いしたいんですが、昨年の十月一日からことしの一月一日まで一都三県、東京及びその近県ですが、その地価動向を見ますと、国土庁は地価が鎮静化したように言っておるんですが、しかし、先日発表された公示地価にあらわれていますように、東京圏の住宅地は平均六八・六%と...全文を見る
04月14日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
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○内藤功君 労働安全衛生法の改正案について御質問をしたいと思います。  まず、労働安全衛生の行政体制について御質問をしたいわけですが、現在、第一線の労働基準監督署で安全衛生に直接携わっている職員は労働基準監督官、産業安全専門官、労働衛生専門官、こういう専門官それから労働技官、い...全文を見る
○内藤功君 専門官も技官もいない監督署がございますか。あるとすれば、それは幾つぐらいあるのか。
○内藤功君 専門官が一人もいない監督署はありますか。それは幾つぐらいありますか。
○内藤功君 そうすると、今の数字の中には、産業安全専門官も労働衛生専門官も両方ともいないというところもあるわけですね。
○内藤功君 その数は幾つぐらいあるんですか。
○内藤功君 これはどういう事情によりますか。
○内藤功君 専門官は法九十三条によって設置が制度上保証されておる制度ですから、我々も監督官、専門官の増員を毎年要求しておりますし、国会でもしばしば決議されておりますし、労働省の方でこれは強力に要求をするということが必要ですね、これは命にかかわる問題ですから。非常に多いという印象を...全文を見る
○内藤功君 そこのところをもう少し法令上明確にしておく必要はありませんか。
○内藤功君 私の方でいろいろお話を聞いた範囲ではかなりな年数やっており、経験も積んでおり、専門官、基準監督官に伍してかなり仕事をしておられる方もいられるということなんで、そこらあたり現場の方の意見、特に職員の組合、団体などの意見もよく聞いて、やはり何といいますか、やりがいといいま...全文を見る
○内藤功君 大臣、今のお話ですけれども、現場の第一線でやっている方が全員生きがいを持ち、やりがいを持ってやれるようないろんな状況の設定について大臣もひとつお力添えいただきたいんですが、いかがでしょう。
○内藤功君 そこで、労働基準監督官のことなんですが、これは特別司法警察員としての権限によりまして直接違反被疑事件を捜査してそれから送検、検察庁に送る、それから事情により押収、捜索、逮捕の権限もあるわけであります。  最近の三年くらいでいいんですけれども、監督官の取り扱ったこれら...全文を見る
○内藤功君 私は、戦前の内務省時代に工場法等の違反でかなり違反事件を送検し、戦前はああいう時代だったせいもありましょうが、検挙するという件数もかなりな件数に上っているというふうに、これは法務関係でつくっている司法研究の報告書で読んだことがありますよ。  戦前のこの時代の件数はど...全文を見る
○内藤功君 当時でもかなりなことをいろいろやっているわけですね。  法務省に伺いたいんですが、労働安全衛生法違反事件についての、これも最近三年ぐらいで結構ですが、起訴件数、それから第一審におきます有罪判決の数というものをお示しいただきたいと思います。
○内藤功君 これは有罪になるのは当然だろうと思うんですが、私が今の問答で気がつくことは、指摘しておきたいのは、懲役刑というのが全国で昭和六十年二件、六十一年一件。それだけ労働安全衛生法は守られていて違反がないというふうに言うんならこれは天下太平なんですけれども、こういう現状という...全文を見る
○内藤功君 非常に少ない感じがします。この原因等は別途また解明をしたいと思います。  法務省にもう一点お伺いしたいのは、この安全衛生法違反というのは、第一線の検察庁、東京で言いましょうか、東京地方検察庁で言いますとどういう部が捜査は担当していますか。公判になれば公判部だね、捜査...全文を見る
○内藤功君 公安部というのは、我々の一般的な常識的な考え方ですけれども、盗聴器を据えつけた事件が発生したり、それから政党がビラをまいたというのでそれで公職選挙法で捕まったり、労働争議で何か事件が起きたりあるいは過激派の事件だとかいうものを扱うところと理解しているんですね。  そ...全文を見る
○内藤功君 そこで、法案の中に入りますが、十二条の二で安全衛生推進者等の選任及び担当業務を定めておりますが、この規模の事業場の実情として、果たして容易に人選ができるものかという疑問を呈したいんですね。人選できたとして、大企業のようにその仕事にその推進者という方が専念できる体制は、...全文を見る
○内藤功君 やはり企業の規模が小さくなればなるほど人的な結びつきは非常に強くなりますから、したがってそこで働く人、そこで働く労働者の信用がある人、逆に言うと、労働者から推挽され推薦された人をできるだけ任命していく、指定していくというふうなことを考える必要があるんじゃないか。いかが...全文を見る
○内藤功君 指導する場合には、それこそ労使間の協定を結ぶときに労働者の代表を選ぶいろんなやり方がありますね、そういったことも十分参考にして、ただできるだけ望ましいというんじゃみんな出てきませんから、そういう人をできるだけ選ぶ。それから、選んだ場合に、その人にいろんな不利益がかから...全文を見る
○内藤功君 三十人から四十九人じゃないのか、今のは。
○内藤功君 資料、昭和六十一年の労働省の労働災害動向調査というのによると、四十九人以下三十人以上でちゃんと出ているじゃないですか。
○内藤功君 全体が出ていますよ。
○内藤功君 それから建設業も出ていますよ。これはたまたま社労の調査室がつくった資料にもちゃんと載っている。
○内藤功君 度数率。
○内藤功君 六十一年の労働省の労働災害動向調査によると、三十人から四十九人の間、労働省の 調査産業合計で七・二六ですね。建設業四・三六、製造業が八・五二、こういう数字ですね。こういう数字になっています。これいいですね。  それで、このように五十人未満、四十九人から下というのは...全文を見る
○内藤功君 そういう形であれ、推進者等がいろいろと改善意見を言う、もう職務上当然のことです。  その場合に、その発言が非常に活発であるあるいは発言をして耳が痛かった、痛いこと言われたということでその人がにらまれて不利益な取り扱いをされたんじゃ、これはみんな言わなくなっちゃいます...全文を見る
○内藤功君 法律というのは万一ということがあるので、万一そういうことが起きたらどういうふうにしますか。
○内藤功君 これは欠陥なんです。  そういう万一のようなことが起きた場合に、事業主にそのような不利益な取り扱いをしないように是正を求める、こういう指導をする、こういうことですね。
○内藤功君 次に、産業医の問題ですが、法案十八条二項三号、十九条二項三号で衛生委員会あるいは安全衛生委員会に「産業医のうちから事業者が指名した者」を加える、こういう改正であります。  産業医については医師会の自主的な講習が行われているというふうに私は承っておるわけですが、今の要...全文を見る
○内藤功君 中基審の建議の中に「産業医の職務内容を明確にすること。」と、こういうのがうたわれておりまして、これは法令改正の事項の中にうたわれております。今度の法案はこれには沿っていない、こういう点で非常に私は不十分だと思いますね。  それから、いかがですか、労働団体の推薦する産...全文を見る
○内藤功君 次に、法案の六十九条一項、二項の問題なんですが、六十九条の一項では事業者の努力義務というものを定めております。これは「その他労働者の健康の保持増進を図るため必要な措置」ということになっていますが、現在、その他必要な措置というのはどういうことを考えておられるのか、できる...全文を見る
○内藤功君 例えば入院の設備のある病院・診療所、こういったものはどうですか。
○内藤功君 それに対応して六十九条の二項ですね。  これは労働者の側のことを決めているんですが、労働者に新たな義務を労働安全衛生法上付加したものというふうに見られますが、これはどう ですか、新たな義務を付加したものというふうにこれはとるのか、それとも義務ではない、義務ではない...全文を見る
○内藤功君 そうすると、この労働安全衛生法の従来からあります法四条のこれは努力義務ですね、これとは違うと、こういうことですか。
○内藤功君 その六十九条二項は、あくまで努力義務であるにせよ、義務を付加したものなんですか。それともあなたがさっき述べたように、望ましいという一種の、何というか理念というか、そういうものか。そこの点ちょっとはっきりしてください。
○内藤功君 六十九条の二項について、これを見た場合にいろんな疑念が生じ得るだろうと思うんですね。  例えば、これは杞憂だとおっしゃるならそれでいいんですけれども、労働者のいわゆる医師選択の自由というようなものがこの六十九条二項によって非常に制限され制約されていく、そういうことに...全文を見る
○内藤功君 次に、この中基審の建議では中高年齢者、表現としては高年齢者について非常にスペースを割いて触れております。これはもう当然のことだと思うんですね。  中基審の建議の総論部分を見てみますと、まず、「労働災害による死傷者のうち高年齢者の占める割合が高まっている。」「それら労...全文を見る
○内藤功君 この「一般健康診断の項目の充実」ということについては、基本的に政省令の中でどういうふうなお考えで臨まれますか。
○内藤功君 中基審建議の中で、もう一カ所こういう部分があるんですね。「事業者は、加齢に伴う身体機能の低下等による労働災害を防止するため、中高年齢労働者に対し、必要な安全衛生教育を行うように努めなければならない」と。  これに応じた法令改正はどんなふうにされるおつもりでしょうか。
○内藤功君 法律の条文としては非常に私は具体性を欠くという印象を持っております。中高年労働者の雇用の確保、さらに安全衛生教育等については、法律の本文中に規定を明確にさらに詳密にしておく必要があると思うんですね。  一九八〇年の六月に第六十六回の総会でILOが百六十二号勧告という...全文を見る
○内藤功君 さらに積極的にこれを推進していただきたいと思うんですね。  それから次は、中基審建議の中で、最近の「技術革新、サービス経済化の進展等により、職場の労働態様、就業形態が多様化しているが、ME機器等の導入による労働者のストレスの問題、ストレスによる職場不適応の発生やスト...全文を見る
○内藤功君 私は、法文に書くということが六法全書、法令集を通して広くあまねく国民に知らせる最大の周知方法だという考え方をかねてより持っているものですから、重ねて強調しておきたいと思うんですね。  それで、具体的な例ですが、長時間の過密労働の実態の一つとして、今、電算機の関係の労...全文を見る
○内藤功君 公取の方も要望を出しておりますから、公取に負けないように、労働省の方では、このような残業に次ぐ残業、納期が延期されないこういう実態ですから、研究会というのもちょっと生ぬるい感じがするが、ひとつ強い要望をやっぱり出していただくようにお願いをしておきたいと思いますね。 ...全文を見る
04月18日第112回国会 参議院 本会議 第13号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法改正案について、竹下総理並びに関係各大臣に質問いたします。  今、全国各地で保険料が加入者の負担限度をはるかに超え、払いたくても払えない人が激増し、その結果、保険料の滞納を理由に保険証が交付されず、手おくれでとうとい命が失わ...全文を見る
04月21日第112回国会 参議院 建設委員会 第10号
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○内藤功君 参考人の皆さん御苦労さまでございます。日本共産党の内藤功でございます。  佐長参考人に御質問をしたいと思うんですが、佐長さんは自治協の役員といたしまして全国の団地自治会八〇ないし九〇%を代表しておられるというお話でございました。このアンケートあるいは全国の団地自治会...全文を見る
○内藤功君 プロセスというものを非常に重視しなければ、ルールづくり、この委員長要望にも、家賃改定について、適切な手続に基づく必要なルールづくりをやって、公正かつ円滑な運営を期するというんですから、私はもうこれが、やはり団地の居住者の代表の方の意見を十分に調整するようなことがなくや...全文を見る
○内藤功君 大都市圏を中心とする今日の異常な地価高騰のもとで、マイホームの夢が破れ、住みなれたところから追い出されるという深刻な状況に多くの国民が現在置かれております。人間の居住権というものは、憲法二十五条でも保障する健康で文化的な生活の権利の中でも、衣食住といいますから、もう中...全文を見る
○内藤功君 そういうことだからみんな怒るんです。世の悪徳家主でもこういう下手な説明はしませんよ。他の公共料金で三年ごとに上がるものがあるか、調べてないのかと言ったら、それは知らないというんですね。そのくらい調べてなきゃいけませんよ。  もう一つ私の聞いた、三年たって家賃は上がる...全文を見る
○内藤功君 試験の手数料と家賃と比べられますか。家賃は十何%生活に食い込むんです。試験の手数料なんというのは受ける人だけの話なんですね。それしかあなた言えないわけでしょう。あとはどうなんですか。給料や年金が三年たったら家賃にふさわしいように上がりますか。答えがない ですね。
○内藤功君 これでもうはっきりと三年ごとの値上げというものがいかに合理性の裏づけがなくやられているかが私はわかったと思うんです。多少のいろんなことを言っておりますけれども、結局この値上げの論理というのは、私が見るところ、本質的に営利企業の家賃の値上げの論理と同じだと私は思うんです...全文を見る
○内藤功君 その大方の中に、団地の居住者、つまりお家賃を払う人の代表を除いて、それで大方と幾ら言ったってそれは正常なルールづくりじゃないですね。そういう家賃を払う人の立場、これをちゃんと反映できるようなそういうルールづくりというものがこの委員長要望で望まれておったんじゃないですか...全文を見る
○内藤功君 これはあくまで家賃を決めるんです。そして本院の建設委員会の委員長要望の第三項では、適切な手続に基づくルールづくりを行い、改定が公正かつ円滑に行われるように公団に配慮を求めたんです。第七項では、入居者との相互理解を深めるために、入居者に対して公団の積極的な努力を求めたん...全文を見る
○内藤功君 私もこの文書を見ましたよ。東京都内のいろんな団地を見ました。みんな怒っているのは、ルールづくりをやる、国会の偉い先生方が建設委員会で決めてくれた、当時の建設大臣もこれは守ると言ってくれた、その要望書があるから、まずルールづくりとしてどうしたらいいかということが、時間も...全文を見る
○内藤功君 だから私は、あなたがそういう答弁言うと思って、一名じゃない、全国の公団自治会の代表している方ですよ。それは先ほど井上先生の方から何%とかいういろんな御異論ありました。しかしこの自治協というのが全国でアンケートも行い、そういう住民の意向を反映して過去長い間活動してきたの...全文を見る
○内藤功君 私はここで抽象論をやっているんじゃないんです。生きた生の生活の問題なんです、これは。ですから個が集まって全をつくるわけです。  そこで聞きますが、そういうことを言うなら聞きますが、私のところにもいろんな御陳情があり、資料がいっぱいありますが、その一つの例、これは東京...全文を見る
○内藤功君 大分先走って、これから聞こうとすることにもう答えていますが、慌てなくてもいいんです。よく質問を聞いて答えてください。随分先に回り過ぎるね、あなたは。  ところで聞きますが、特別措置というのは、今の話にいくんならこっちもそこで聞きましょう。家賃が、地域ごとに決められて...全文を見る
○内藤功君 平均の減額額だな。資料あるでしょう。
○内藤功君 実施戸数割合はどのぐらいですか、パーセント。
○内藤功君 非常に微々たるものであります。数字で明らかなんですね。  このAさんの場合、改定後の家賃負担率が二四・九%になる。昭和四十二年に住宅審議会の答申では、第一分位の二人世帯の家賃負担率というものは限度が一七・一%だった。これを七・八%も上回ることになるんですよ。こういう...全文を見る
○内藤功君 ですから、これは公団だけではなくて政府の住宅政策の責任であり、今の問題を再検討すべき時期に来ておるのではないかと私は思います。  きょうも非常にたくさんの方が傍聴しておられますけれども、こういう関心にこたえた大臣の御答弁を願いたい。今までの公団の答弁では私は本 当...全文を見る
04月28日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第12号
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○内藤功君 昭和六十一年における六大港の取扱貨物量、トン数及び港湾雇用調整計画による昭和六十二年度の六大港の港湾労働者の計画数と実数、これらをトータルの数字で結構ですからお示しいただきたいと思います。
○内藤功君 以下、法案についての疑問にお答えいただきたいと思うんです。  まず、港湾雇用調整計画では、毎年当該港湾に必要な港湾労働者の数とそのうち登録日雇い港湾労働者の数を具体的に明らかにするということに第三条でなっております。  ところが、新法の港湾雇用安定等計画では「港湾...全文を見る
○内藤功君 それでは、現行法の四条では、労働者の数は業務の種類ごとに定めるというふうになっております。それから、十三条でも、常用港湾労働者の職業安定所への届け出は氏名、その者が主として従事する業務を届け出ることになっておりますね。  これらの規定の趣旨は港湾労働におけるいわゆる...全文を見る
○内藤功君 それでは、新法の九条での職業安定所への届け出事項としましては氏名、期間を挙示されておりますが、従事する業務が法文上は明示されておりません。  これはどういう理由ですか。
○内藤功君 今私の意図を先回りしておっしゃいましたが、現行法の業務種類別の労働者数計画の枠を法文上は取り払っていくことになりますと、船内荷役とか沿岸倉庫荷役とかあるいは関連業務など、こういうものを一人の労働者に何でもやらせるということになるのではないかなという疑念があるのでお聞き...全文を見る
○内藤功君 さらに伺いたいのは、新法の一条の「(目的)」にうたっております「港湾労働者の雇用の安定」というこの「安定」の最大の保障は、私は労働者の数に関する問題だと思うんです。  現行法四条で定めておりますように、当該「港湾運送に必要な労働力の需要の合理的な予測に基づいて、」以...全文を見る
○内藤功君 それでは伺いますが、さきに私が質問をしました業務の種類の枠を取り外すこと、このこととあわせて考えますと、現行の港湾労働の今までの秩序を乱して、そしてこれによって常用労働者をいわゆるオールマイティーの多能工化させて、さらにそういう人たちをフル稼働させて長時間のまた過密な...全文を見る
○内藤功君 次に、この新法の適用対象職種でございますけれども、これはすべて入るというふうに伺ってよろしいのですね。
○内藤功君 確かめておきますが、いわゆる関連業務というものはこれに入ると伺ってよろしいんですね。
○内藤功君 そこで、一番問題は、いわゆるやみ雇用、違法就労の実態でございます。  労働省としては、このやみ雇用、違法就労の実態をどのように認識していらっしゃるか。また、その対策は今後どのようにやるおつもりか、具体的にお話しいただきたい。
○内藤功君 東京と横浜で結構ですけれども、こういう東京と横浜などの港湾担当の職業安定所の担当官、いわゆる職業安定指導官と呼んでいるようですが、正式の名前はまたどうかわかりませんが、こういう方の人数はどのくらいでございますか。
○内藤功君 私にいただいた資料では、横浜は三人じゃないですか。
○内藤功君 労働組合全港湾横浜港支部での実態を私は調べたんですが、どうしても横浜港だけで三チーム、九人は必要だ、こういう意見を言っておりましたよ。私は、この増員がまずどうしても必要だというふうに思います。  そこで、さっきお話の港労法を守る遵守強化旬間をつくったり合同立入検査、...全文を見る
○内藤功君 それでは聞きますが、東京、横浜の例で結構ですが、昭和六十二年の立入検査の件数、違反件数、これはどのくらいですか。
○内藤功君 お話にならないくらい、三とか五とかいう数ですね。  違反に対する処置は何ですか。私の知るところではほとんど全部警告じゃないんですか。
○内藤功君 それごらんなさい、告発がないです。  全港湾の横浜港支部から私いろいろお聞きしたところによりますと、昨年、八七年十一月に全港湾の横浜港支部が四日間パトロールしたそうです。そうしましたら、四十九件、延べ三十九店社の違法雇用を確認したそうです。一日目の午前中には六件の違...全文を見る
○内藤功君 よく聞いていただきたいんですね。  私が全港湾横浜港支部から報告書も出していただきまた自分でもいろいろ聞きただしたところによりますと、現行法十六条の届け出をしていない、いわゆる無免許雇用というのが非常にたくさん存在している。横浜港支部の調査によると、十六条の届け出数...全文を見る
○内藤功君 決意だけはわかりましたけれども、それであれば、もう条文は、これは十条一項ただし書きはやはり要らないんじゃないかという感を今の岡部さんのお話を聞いて強くいたしました。  次に、やみ雇用の根源、背景は何かという問題なんです。  それで、港運料金は法律による認可料金であ...全文を見る
○内藤功君 私の聞きたいのは、やはり根本の問題でこれは運輸省の問題になるんだと思うんですけれども、これは大臣、よく運輸省の方に言ってもらいたいことは、ここに私が入手した神戸の資料があるんですよ。  この数字を見ますと、これは昭和六十一年の数字ですが、神戸の管内でいわゆる海貨料金...全文を見る
○内藤功君 それでは続けますが、現在登録日雇い港湾労働者でおられる方で、随分数は減っているようですが、引き続き就労を希望する人については、全員港湾労働に引き続き雇用されるべきである。その点につきまして先ほど同僚委員から質問がございましたが、引き続き無条件で希望される方が雇用をされ...全文を見る
○内藤功君 しかし、現在登録日雇い労働者で就労中の方は、すべて現に体力、適性、年齢とも港湾労働に今まで従事してきて、中には二十年余り働いている方もいるんです。条件はすべて満たされているはずだと私は思うんです。これは一種の労働契約の承継と同じようなものですよ。つまり、雇い主、雇用主...全文を見る
○内藤功君 そういうときにやはり労働省が役割を発揮するのであって、就労を希望して、そして二十数年間働いてきているという方については、無条件にこの新しいセンターが雇用することに努力をするという一言が労働省としての答弁にないということは、私は非常に遺憾だと思うんです。  あるいは、...全文を見る
○内藤功君 この問題は、全港湾労組その他から非常に具体的な要求も出ておりますから、こういった労働組合の諸要求を十分にひとつ検討していただくことを要求しておきたいと思うんです。  次に、新法の十六条一項ただし書きの問題でありますが、これは先ほど同僚議員から御質問がありました。そこ...全文を見る
○内藤功君 私は、この十六条一項ただし書きというのは例外中の例外であるという観点から、この法案がもし多数で通過をすれば省令をおつくりになる段階になると思うんですが、その段階で、特殊技能労働者のうち、フォークリフトのオペレーター及び自動車専用船のドライバーというような高度な技術者に...全文を見る
○内藤功君 私の持ち時間がそろそろ来ますので、私、あと二問聞きたいので、遺憾ながらまとめてお聞きしておきたいと思います。  第一は、今後の港湾労働の推移、見通し、どういうことになるのかということを私なりにいろいろ研究してみたんですが、こういうふうになるおそれはありませんかね。 ...全文を見る
05月10日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
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○内藤功君 私は、四月十八日の参議院本会議でも申し上げましたが、国民健康保険の今の大きな問題は、一つは、高い保険料、払いたくても払えないという人が続出をしておる、そうして滞納に対しては保険証の未交付、こういう深刻な事態が相次いでおる、この問題でございます。  まず、ことしの一月...全文を見る
○内藤功君 文脈は、明らかに第三項の中に入っているんです。前段と後段は「なお、」で接続しておりまして、いろいろ「安易」とかなんとかという言葉を除きますと、引き下げは厳に行わないこと、引き下げをとった場合は調整交付金の配分について一部見合わせる、こういうふうにこれを受け取った側はと...全文を見る
○内藤功君 それは一般論であって、今読み上げました第三項という、こういうようなやり方について根拠になるものじゃありませんね。これははっきりしていると思うんですね。  特に、これは団体委任事務ですよ。こういう団体委任事務について値下げを厳に行わないこと、こういう形で地方公共団体の...全文を見る
○内藤功君 非常に苦しい答弁ですね、ますます苦しくなってくる。  三項の内容は、前段の厳に引き下げを行わないこと、後段の財政調整交付金の配分について見合わせることを考慮する、これがなお書きでもってきちんと結びついているんですね。ですから、受け取る方は、引き下げればこの配分につい...全文を見る
○内藤功君 国家行政組織法十六条の私の理論については、どうお答えになりますか。
○内藤功君 地方自治の本旨に反するかどうかは、あなたが判断するんじゃないんですよ。  十六条というのは「地方自治の本旨に反するものがあると認めるときは、当該地方公共団体の長は、」というんです。認めるか認めないかは、地方公共団体の長が地方自治の本旨というものから見て反論ができ、異...全文を見る
○内藤功君 大体あなたの見解のあるところは、この第三項というものの前段と後段を切り離してばらばらにして、前の方は値下げをしないというこういう一つの要請だ、後の方はそれと関係ない、切り離す、こういうことであると思うんですね。これは何回やっても、議論は大体そういうところだと思うんです...全文を見る
○内藤功君 それは違うんですよ。  この旧国保法は、昭和十三年といいますから、日本の中国に対する侵略戦争が激化して長期化の様相を呈してきたそういう中で、いわゆる健民健兵政策、それから農村で結核に侵される人が多い、こういう状況が放置できなくなったので制定された。社会不安の原因を除...全文を見る
○内藤功君 広報というのは、国または地方公共団体のとうとい予算を使ってやるわけで、国民に誤解を与えるものはいけないですね。税金のむだ遣いですよ。  それならば、今の憲法、国保法に基づくこういう社会保障の制度である、今の第一条、そういう制度であるということを基本にした広報をすべき...全文を見る
○内藤功君 それならばそういうふうに通達に書くべきなんだよ、社会保障だということを。社会保障だとは書かないでいきなり相扶共済、これでは戦前の国保法への逆戻りだと私ははっきり指摘をしておきたいと思います。  次に、保険料が払えない方に対して窓口で保険証を交付されないという事例は何...全文を見る
○内藤功君 そこが問題なんです。  悪質と認定されなかったと、それはそうでしょう。こんなの悪質にはなりませんよ。悪質と認定されなかったのに、なぜ、このように四回も追い返されるということになったんでしょうね。これは、相談という名前による実際上の未交付ですね。相談という口実による未...全文を見る
05月16日第112回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○内藤功君 奥野前国土庁長官の後を受けられて内海長官が就任されたわけですが、奥野前長官の参議院本会議における答弁というのを私は直接聞きました。いろいろな発言をしておりますけれども、特に中国との戦争の問題、これはやはり政治の原点にかかわる軽視すべからざる問題だと思いますので、あえて...全文を見る
○内藤功君 法案の基本的な問題をお伺いしたいと思うんですが、ずばり今度の法案で東京一極集中が解決できるかという基本を私はまず大臣に聞きたいと思うんです。  これは四全総を推進する法案だと言われておるんですね。四全総というのは多極分散、東京一極集中を直すということ、一面で確かにそ...全文を見る
○内藤功君 法案の細かい論議はまた午後いたしますが、この法案には地域振興についての具体策が驚くほど欠けているんですね。一方、移転ということはかなり詳しく書いてあるということだけここで申し上げておきます。  それから、政府機関の、今あなたの頭にある程度のと言っちゃ失礼でございます...全文を見る
○内藤功君 午前中に大臣に東京一極集中がこの法案で本当に是正できるかという点についての直接の質問を行ったわけでございますが、私の提起をした東京湾岸のいわゆる臨海部開発計画初め四十万の就業人口を予定しておる諸計画について、これを集中是正という観点から見直す、規制する、こういう方向、...全文を見る
○内藤功君 追い出し税を単純なという表現を使って言われるんですが、私が納得できないのは、こういう方法もあるああいう方法もあると具体的な規制の方法を出してそして言われるならいいんですが、何にも方法がないんですね。これが非常に今の御答弁、私の納得できないところなんです。  私が今朝...全文を見る
○内藤功君 国家全体の立場からの政府の立場と事業者の立場は違うという前提は当然だと思う。その立場に立つならば、少なくとも私がさっき提起をした幾つかの命題のうちの一つ二つぐらいはここでやるというお答えがあって初めて、そういう業者の方も、政府の決意、その法の持っている決意、威力という...全文を見る
○内藤功君 私の質問をよく聞いていただきたいんですが、法案の二十二条で、区部と社会的経済的に一体である政令で決める区域というのはどういうところをお考えかという質問なんですがね。
○内藤功君 もう少し具体的に地名で言えないんですか。
○内藤功君 東京の区部に一番近いところで例を挙げてそのイメージを聞いていきたいと思うんですが、立川、八王子業務核都市ですね、これはどういうような構想であるのか。それからその場合に、立川市と八王子市というのはくっついているわけじゃなくて、その真ん中には昭島、日野、多摩というような市...全文を見る
○内藤功君 この立川、八王子業務核都市に企業立地を希望する企業の状況、需要といいますか、そこに入りたいというそういう状況を政府としてはどのように把握し、見通しておられるか、その根拠があればお示しいただきたい。
○内藤功君 この立川、八王子にどのくらいの従業者を誘致してどのくらいの規模にするという計画が、今国土庁の方での見通しあるいは認識というものがおありですか。
○内藤功君 八王子、立川では国土庁それから建設省が入りまして具体的に企業立地の調査を昭和六十年から六十一年にかけて実際に行ったことはありませんか。国土庁の大都市圏整備局、防災局、建設省の建設経済局、都市局、道路局、こういったところの人が入りまして民間の法人等の協力も得て、そして具...全文を見る
○内藤功君 小出しに言われるんで私の方からずばり言いますが、この立川、八王子地域への企業立地調査というのをやったんだけれども、本社を立川、八王子に持ってこようという企業はほとんどゼロに近かったんですね。そして一番多いのは店舗、それから教室ですね、いろいろ教える教室、そういったもの...全文を見る
○内藤功君 しかし、立川、八王子両市では専門家、学者を入れ、国土庁、建設省、運輸省等の本省課長を入れた実際の調査委員会をつくって、実際の調査はこういう国土庁の人や何かが入ってやっているわけですね。私のここに把握している数字を申し上げてもいいですけれども、この調査の結果一番多かった...全文を見る
○内藤功君 だんだん質問してきますとわかってきましたが、法律はつくったんだけれども何にも裏づけというか、手のない、ただつくったと、つくってみましたという感じがだんだん私はしてきたんです。間違っていたら反論をしてもらいたいのですが、容易なことじゃないと思うんですよ。  八王子とい...全文を見る
○内藤功君 努力にも見通しのある努力と徒労なものがあるということを申し上げておきたいと思うんです。  そこで、次に進みますが、こういう東京一極集中というものが進む中で一番被害を受けているのはやはり都市住民。特に東京では世帯の六割が借家人だと言われておりますね。特に年配の方、お年...全文を見る
○内藤功君 まだ実態を中央官庁は十分把握していないと思いますね。  これは読売新聞の五月八日付ですが、地価高騰やアパートの建てかえで立ち退きを迫られるひとり暮らしのお年寄りが激増している。毎日新聞の四月二十日付夕刊にも、駅、地下道などで野宿をするお年寄りがふえていると、こういう...全文を見る
○内藤功君 厚生省に言えば、住宅だから建設省の問題だと。建設省に言うと、福祉の問題で厚生省。こういうことを言っていちゃやっぱりいかぬと思うんですね。政府全体での総合的な対策が望まれるわけですよ。  最後に私は、外務省と法務省にも来ていただいておりますので、時間の関係でまとめて一...全文を見る
05月17日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
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○内藤功君 原爆被爆者特別措置法に関連をして質問をしたいと思います。  最初に、原爆病院に対する国の医療機械設備整備の予算は、昭和六十一年度、六十二年度にかけてどのくらい支出をされておりますか。また、六十三年度予算の計上額は幾らかということを、総額並びに病院別の数字でお示しいた...全文を見る
○内藤功君 六十三年度の見込み額をお示しいただけますか。
○内藤功君 私、昨年の八月に原爆病院の院長さん、それから医療関係者の方の切実な要望をお聞きしたわけでございますが、現在、原爆病院側の望むものと大分まだ距離がある、増額は図られてはおりますが非常に距離があるということを痛感いたしました。  被爆者が必要とする、また医療関係者がぜひ...全文を見る
○内藤功君 一九八五年、昭和六十年の十月に厚生省が被爆手帳所持者の方全員を対象に実施されました、また昨年六月に発表されました実態調査の結果でございますが、今回の回答された方は三十一万三千四百九十九人、回収率が八六・七%、十年前の率と比較すると四・五%上回っているという数字でござい...全文を見る
○内藤功君 この調査結果につきましては、被爆者であることからどういうことに苦労され心配されているかという点について、七四%の方が自分の健康、三一%の方が子供や孫の健康についての不安を訴えておられます。四〇%を超える人が入院または通院をして、被爆者でない方に比べて二、三倍の数字に上...全文を見る
○内藤功君 具体的な問題に入りますが、先ほども同僚議員からも御指摘がありましたが、生存者調査の末尾欄に設問第一というのがありまして、原爆によってあなたの家族がお亡くなりになったときの状況、こういうことでございます。そこの自由記載欄の公表は非常に必要だと思います。当時の状況をリアル...全文を見る
○内藤功君 次に、厚生省の調査の直後でありますが、一九八五年の十一月から八六年三月までの五カ月間にわたりまして、日本被団協が全国一万人の方を目標に原爆被害者調査を実施されました。目標を上回る一万三千百六十九人の方から御回答をいただいたと承っております。  回答によりますと、回答...全文を見る
○内藤功君 次の問題です。  具体的な問題ですけれども、被爆者の方の相談の問題なんですね。  日本被団協の中央相談所、それから東京都原爆被害者団体協議会の窓口には、最近、特に被爆者の方からのいろいろな相談がふえておると聞いております。  東京都原爆被害者団体協議会の方のお話...全文を見る
○内藤功君 一層その面で強化をしていただくことをお願いをいたします。  今、大臣並びに局長からもその決意の一端をお示しいただきましたが、被爆者の方が高齢化して、援護の強化は今日ますます緊急の課題であります。ところが、現行法は、被爆者年金の支給の点について遺族に対する弔慰、被爆者...全文を見る
○内藤功君 唯一の被爆国の厚生省の答弁ですからぬ。非常にかたくなで、また冷たい感じがするわけです。前段においてせっかく熱意あふるるお話のように聞こえたのが、これでは私ども非常に失望するわけであります。  広島、長崎に原爆が投下されて四十三年に間もなくなろうとしております。私は、...全文を見る
05月19日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第16号
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○内藤功君 まず、公益委員の候補者名簿の作成を労使両側の委員の同意にかからしめるということは、私はもう余りにも当然のことだと思うんですね。衆議院での修正はこの余りにも当然なことを法文上確認したもの、かように受けとめておるわけですが、私は、今にして思いますと当初の法案がどうして「同...全文を見る
○内藤功君 八月から九月にかけてと伺っていますが、労働省は公労協、全官公、労働四団体、日経連、日商、四現業当局などから個別の意見聴取をやっていると伺っておりますが、その意見聴取の際の意見の内容はどんなふうなものでございましたか。
○内藤功君 そうしますと問題は、そういうアンケート調査なりあるいはヒアリングを受けまして労働省当局としましては、両方の意見があるんだ、しかしどちらの方が多いというふうに判断をされたんですか。あるいは、どちらが多いかはわからぬ、両方、賛否相半ばするというふうな判断をしたのか。その御...全文を見る
○内藤功君 労働委員会の不当労働行為救済機能についてきょうは主に質問するわけですが、この不当労働行為救済機能の場合に、一番利害関係が強く関心を持っているのは、やはり申し立て件数の比較的多い労働組合ですね。  私は、全国一般の方からお聞きしますと、五十六件、中労委にかかっているそ...全文を見る
○内藤功君 それが大変な反対を受けて、結果的には見込み違いとなったわけですね。  とにかく、いろいろおっしゃいましたが、労働委員会の不当労働行為審査に最も深い、自分の生活かけた、死活の関係を持っているそういう組合の方の意見を率直に聞かなかったことがこの過程では一番問題点として指...全文を見る
○内藤功君 私は、常勤委員は置かないというこの中労委方式を貫いてもらいたかったですね。  したがって、私がこの法案に反対する一つの理由がこれなんです。大事なところだと思います。  それから、先ほど常勤委員を置くと審理促進に役立つというお話がありましたが、私はこれは改めて論じた...全文を見る
○内藤功君 そうすると、従来の法令と同じということですね。
○内藤功君 この地方調整委員の問題でありますけれども、私は、調査まではともかくとして、不当労働行為の審問をこの地方調整委員に与えるということは重大問題だと思って、率直に言って反対なんです。  審問というのは、いわゆる裁判所の証人尋問に準じた方式で主尋問、反対尋問、クロスエグザミ...全文を見る
○内藤功君 それはそうですけれども、考え方として、労働者が同意した場合に限るということを基準として明確にしていいんじゃないですか。これは、労働委員会に干渉することにはならないと私は思うんですね。  審議官、あなたが御専門で担当しておられるようだから、この考え方として、今僕の言っ...全文を見る
○内藤功君 その労働委員会の判断というのは、あなたの御答弁は、労働委員会規則がやがてこれに基づきつくられるであろう、その規則の中に織り込むということですか。
○内藤功君 衆参社労委で他の議員各位からも出た意見とあわせて、私が特にこの点を強調した意味はおわかりになっていると思うんですが、これが正確に労働委員会の委員各位、担当者に伝わるように、重ねて注文をつけておきます。  そこで、新聞報道によりますと、労働省は、労働組合法案につきまし...全文を見る
○内藤功君 新聞記事があずかり知らぬかどうかということよりも、その内容のようなことがあるかどうか。  特に、あれはたしか中村大臣の御就任前の状況でございますからね。決して御答弁を疑うわけじゃないんですが、「検討委員会を発足させ、抜本見直しの協議を始める。」、こういうことはやられ...全文を見る
○内藤功君 その点は確認をいたしました。  時間がありますので最後に、公益委員とともに非常に大きな役割を担う労働者委員の推薦は、現行法上はどういうふうな推薦の基準か。  定数にオーバーする推薦がいろんな労働組合からあった場合にはそこで交通整理をしなければなりませんね。もちろん...全文を見る
○内藤功君 今のはたしか昭和二十四年の次官通達ですね。要するに、組合員の人数と組合数というものを十分に比例するようにやれというお考え方。  その前の昭和二十一年ごろはどうでした。次官通達で、選挙という時代があったんですね。そういう時代があったんです。これは、それくらい調整の基準...全文を見る
○内藤功君 もうちょっと済みません、最後の質問になります。  ところが、私が数字をお聞きしたところによると、お名前は省略いたしますが現在の中労委の労働者委員の中で、たしか三人のお方が、労働者委員として不当労働行為事件に関与されているケースがゼロだそうですね。  それから、これ...全文を見る
○内藤功君 これは驚きましたが、こういうことはやっぱり怒るのが当たり前なんですね。怒るというのは、やられた方は差別だと怒るのが私は当たり前だと思います。  この後の件は訴訟にかかわるから特に御答弁を求めませんが、前の点はいかがでございますか。
○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の労働組合法等の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行います。  本改正案は、臨調答申に基づき国鉄や電電などが民営化された結果、その対象となる労働者が激減したことを理由に国営企業労働委員会を中央労働委員会に統合しようとするもので...全文を見る
05月20日第112回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第6号
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○内藤功君 行革審が六月の十五日に基本答申を総理に出す予定と言われております。その中で特に遷都についての検討も促すということが伝えられております。国民生活にも重大な影響を及ぼす問題でございます。  総理のお考えを伺いたいと思うのですが、まず、私のいろいろ調べたところでは膨大な費...全文を見る
○内藤功君 先ほど下条議員の質問に対して、そこで遷都と関係なしに政府機関の移転という御答弁でございました。この問題は、今もっぱら一省一機関という、つまり移転対象候補の選定に非常な期間と重点が置かれているというふうに認識をしております。しかし、本質的な問題ですね、移転の効果、移転先...全文を見る
○内藤功君 もう一つお伺いしたいんですが、前回も私引用したんですが、三井不動産の会長であり行革審の土地対策検討委員会の主査代理をやっておられると思いますが、坪井東さんがある雑誌の対談でこういうことを言っておられるんです。  私が一番期待しているのは、首都移転のチャンスを利用して...全文を見る
○内藤功君 いずれにしましても、国会や行政の仕組みを変えるなどということはこれは大変な問題でありまして、二つを混同されるようなことがあっては断じてならぬと思うわけでございます。  次に、総理に率直にお伺いをしたいんですが、今出ております法案は多極分散、東京圏一極集中是正を旗印と...全文を見る
○内藤功君 追い出しではなく規制ですね、また追い出しも含めて、民間の大企業に対する手落ちというものがあっちゃならぬと私はもう本当に思いますね。政府の機関だけで問題が解決するものじゃないということを繰り返し申し上げておきたいと思うんです。  私の時間があとわずかになりましたので、...全文を見る
08月03日第113回国会 参議院 本会議 第4号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、総理並びに関係大臣に質問いたします。  西日本の集中豪雨により亡くなられた方及び御遺族に心からの哀悼の意を表明し、被害を受けられた方にお見舞いを申し上げます。  政府はその災害対策に万全を尽くすよう要求いたします。  また、潜水艦「な...全文を見る
12月06日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号
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○内藤功君 私からお伺いいたしますが、宮澤大蔵大臣へのコスモス株譲渡の問題であります。  昭和六十一年九月中旬にあなたのところの役員または秘書がお邪魔をしたと、こういうことですが、役員または秘書というのは、具体的にどなたですか。
○内藤功君 どちらか特定できないんですか。
○内藤功君 お邪魔したのは大臣室ですか、秘書官室ですか。
○内藤功君 あなたがなぜ聞いてないんですか。こういう大事なことは当然報告を受けているはずですが。
○内藤功君 服部秘書官とはいつごろからのお知り合いですか。
○内藤功君 二、三年前というのは、今から二、三年前ですか。
○内藤功君 どういうことでお知り合いになりましたか。
○内藤功君 それから二、三年の間はどういうようなおつき合いであったんですか。
○内藤功君 当然、訪問する前に事前のアポイントをとっていると思いますが、それは、だれがだれにいつごろとりましたか。
○内藤功君 指示したのはもちろんあなたですね。
○内藤功君 指示した者が報告を受けないというのは道理に合わないと思うんですが、再度伺います。本当に受けなかったんですか。大事なところです。
○内藤功君 詳しくなくても、こういう結果であったという報告は受けていないんですか。
○内藤功君 株譲渡について御承諾いただけたかどうかという程度の御報告もないんですか。
○内藤功君 再度伺いますが、伺った場所はどこだという報告を受けておりませんか。大事なところです。
○内藤功君 株式売買約定書と、こういう形式の文書がありますが、宮澤喜一氏のお名前が書いてあることはもうおわかりだと思いますけれども、この点まず確認しておきましょう。  そうしてリクルート社としては、宮澤喜一氏というお名前をここに書くということを必要と考えて要求されたんですか、ど...全文を見る
○内藤功君 リクルート社といたしましては、この約定書上、服部秘書官の名前では不都合であると、こういうふうに考えておられましたか、そういうことはありませんでしたか。
○内藤功君 約定書に宮澤喜一氏という御本人の、大臣御自身のお名前が出ていることについて、これを受け取ったリクルート社としてはまずいと、あるいは不適当であるということには何らならなかったんですか、どうですか。
○内藤功君 宮澤喜一氏、大臣は、服部秘書官の話として、昭和六十一年十月十五日に代金三千万円をリクルート社からの指示でファーストファイナンスの口座に振り込んだと、こういうふうに言っていらっしゃいます。これは事実ですか。
○内藤功君 大事なところですが、リクルート社から服部秘書官に指示をしてファーストファイナンスの口座に三千万円振り込ませた、リクルート社の指示により。指示がありましたか、ありませんでしたか。
○内藤功君 使いの人はどうでもいいんですよ、使いの人は指示で行くんだから。あなたなりあなたの職権を代行する社としてと聞いているんです。社としての指示はありましたんですか、ありませんのですか。
○内藤功君 そうすると、リクルート社からの指示でファーストファイナンスの口座に振り込んだと私は特に力点を置くのは、リクルート社の指示でと、かようにおっしゃっているとすれば、それは何か間違いであると、こういうことですね。
○内藤功君 使いの者はどうでもいいんです。会社としての指示はないと、これは大事なところですから今念を押してお聞きしたわけです。  次に、十月の十五日に払い込んでいると、この事実は御確認なさいますか。
○内藤功君 報道によれば、政治家、いわゆる政界関係者につきましては一切代金の直接の授受あるいは株券の直接の授受なしに、代金相当額の金銭消費貸借契約も締結することなしに、ファーストファイナンス社が無利子で立てかえ融資をして、そして株券が売れた後で売買差益金をその方の口座に送金すると...全文を見る
○内藤功君 それは、いわゆる政界関係者、政治家についてそういう取り扱いをしていたと、かように理解してよろしいですか。
○内藤功君 宮澤喜一氏、大蔵大臣の場合にはどうでございましたか。
○内藤功君 このファーストファイナンス等の立てかえを受けられたかどうかと、こういう点はいかがですか。
○内藤功君 その場合、九月三十日から十月十五日までと思いますが、この期間の利息は当然取ったのかどうか。これは何%なのか。あるいは取らなかったのか。この点はいかがですか。
○内藤功君 推察で余り物を言われても困るんですがね。  今、多くの報道によりますと、政治家については、リクルートが、ファーストファイナンスが無利子で売買益金を口座に後で送金する方法をとったという報道が非常に多くなされておりますよ。大分あなたの言われることが私非常に違うと思うんで...全文を見る
○内藤功君 これは例えば役員会で決めたと、こういうふうに伺っていいですか。
○内藤功君 そうすると、どういう幹部と協議をしたんですか。
○内藤功君 リクルート社の広報室の課長に深谷泰久という人が就任しておられたことがありますか。
○内藤功君 この方の談話として伝えられるところによりますと、役員会で決めておったと。具体的には池田友之さんですか、それから位田尚隆さん、大沢武志専務、奥住邦夫専務、森村稔、田中寿夫ですか、こういう人たち十人ぐらいでこの役員会にかけて決めていたと、こう言っておりますが、いかがですか...全文を見る
○内藤功君 政界、政治家関係者への譲渡先を選定するについては、現役の政治家の人の知識と情報が必要だと思うんですが、それをかりたことはありませんか。だれにやるかということについて政治家の中から知識や情報をかりたことはないかという質問です。あなたが自分で決めたのか。
○内藤功君 しかし、非常に具体的にこれが報道されていますよ。あなたはそんな、いろいろその政治家の中のことを僕は詳しく知っているとは思えないですね。還流株の政界関係者らへの譲渡先について元閣僚クラスの与党議員二人に相談をしておったと、リクルート側としては将来性のある人物を選択基準に...全文を見る
○内藤功君 この政治家の譲渡先のリストについて、ここに、そのリストに記載されていながら実際にはその人には譲渡できなかったと、こういう人がおりますか、どうですか。
○内藤功君 そうすると、やはりリストに合わせて株を調達したけれども調達ができなかったということですか。
○内藤功君 リストに合わせて株式を調達したんだけれども、株式が結局間に合わなくてリストに上がった政治家に譲渡することができなかったと、こういうことはありますかどうですかと聞いているんですよ。
○内藤功君 中曽根当時総理大臣の秘書官ですが、筑比地さん、それから上和田さん、それから秘書の太田さん、こういう方に合計二万九千株行っておると。これは渡した目的、趣旨はどういう趣旨ですか。
○内藤功君 そうすると、中曽根康弘当時総理・総裁とは離れて、秘書官や太田さんたち三人の方は特に親しいからお三人に渡したのか。それとも総理中曽根氏の秘書官または秘書として渡したのか。これは大事なところですが、どういうふうに考えておられますか。
○内藤功君 竹下登氏、現総理ですが、当時幹事長ですね。この方には青木伊平さん、それから縁戚に当たると言われる福田さんとおっしゃる方、こういう方にお渡しをしておりますが、これは一体竹下登氏と全然離れた別個の人物としての青木さんなり福田さんという人に渡したのか。それとも竹下幹事長にと...全文を見る
○内藤功君 御本人が全く関知しておられない、御存じないというようなことはどうしてあなた確認できますか。そういう推察を勝手にしちゃいけません。そういうことは推測になるじゃありませんか。推測は、これは述べることはできないんですよ、証言というのは。どういう根拠で言われるんですか。
○内藤功君 それは認識と言わないで想像と言うんです。言葉として想像と言うんです。  もう一つお聞きしておきますが、このリクルートコスモス社の株式公開によりまして相当多額の創業者利得というものをあなたは得られたというふうに伺っておりますが、その額はおよその規模でどのくらいでござい...全文を見る
○内藤功君 我々の調査では、株式や不動産にキャピタルゲインが相当額再投資されているというふうに見ておりますが、さらにこれがファーストファイナンスの増資にも当てられているのではないか。この点お答えいただきたい。我々の調べでは、昭和六十二年の四月、九月の増資で八十五億円程度の投資がさ...全文を見る
○内藤功君 しかし、あなたは三百四十万株の大株主ですね、このファーストファイナンスの大株主ですよ。そして、あなたはリクルートの社内報のことしの一月号で、ファイナンスは、今年度の決算をもって店頭登録及び株式公開を目指すと、かように述べておられます、我々の調べでは。近くこのファースト...全文を見る
○内藤功君 ファーストファイナンスの株式が、昭和六十二年の九月三十日以降政界関係者、政治家その秘書に譲渡されたということはございますかどうですか。その点確認したいと思います。
○内藤功君 最後の一問ですが。
○内藤功君 ドゥ・ベストなどのいわゆる第三者割り当て増資先からほかの方に売り渡した、こういう問題について先ほどからずっと言っておられるんですが、それはあくまで契約書などの形式面だけの話でありまして、実質は譲渡先の人選、それから資金の調達、支払い、結局江副さんあなたが指示をしてやっ...全文を見る
12月20日第113回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○内藤功君 私は、エイズ対策としては四つの大きなポイントがあると考えているのです。  一つは、一般国民に対するエイズの正しい知識を普及するということです。それから二番目は、エイズ患者及び感染者の二次感染の防止策を公衆衛生的に講ずるということ。三番目は、エイズ予防ワクチンの開発と...全文を見る
○内藤功君 そこで法案なんですが、非常に欠陥の多い法案だと私は法律の運用解釈の面から指摘をせざるを得ない。  第一条ですが、「目的」として、エイズの「予防に関し必要な措置を定めることにより、エイズのまん延の防止を図り、もつて公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的とする。」と...全文を見る
○内藤功君 大体二条、三条というのは、法律の運用を書くんですね。法律の目的というのは一条なんですよ。これは単に二条に書いたからいいということじゃないんです。一条という目的自体にこういう人権の擁護、生活の保護というのをうたってないのは、私はやはり重大な欠陥だと言わざるを得ないです。...全文を見る
○内藤功君 第六条ですが、第一項に「エイズの病原体を感染させるおそれが著しい行為」、こういうのがあります。これは範囲が非常に広いですね。特に患者、感染者の妊娠、出産の規制につながらないか、こういう危惧が各方面からなされております。これは優生思想につながらないかと批判する方もいます...全文を見る
○内藤功君 先日の当委員会での参考人の中で、弁護士連合会の人権第四部会長の加藤良夫弁護士の発言の中にも、「著しい行為」というふうに読む余地が全くないわけではない、こういう危惧が日弁連の代表からも述べられているのです。この点は私は特に非常な危惧の念を持って今御質問したわけであります...全文を見る
○内藤功君 そこのところなんですが、もう一つ私くどいようですが聞いておきたいんですが、医師の指示からどのくらいの時間が経過した場合を言うのか。もう一つは、医師の指示に従うかどうかを迷っている、考慮している場合はどういうふうにこれに当たるのか、こういう点ですね、難しいですか。
○内藤功君 先ほどからも同僚議員のお話もございましたが、結局今の程度の答弁であって、結局は当該医師の判断、裁量に任されるというところが非常に大きなこの法案の問題点だと思います。  それじゃ聞きますけれども、この七条の一項、二項の「多数の者にエイズの病原体を感染させるおそれがある...全文を見る
○内藤功君 今の点は後で八条のところでお聞きしたいと思うんですが、もう一つ、この七条で前回の当委員会で同僚議員から御質問があったんですが、答えが必ずしも明確でない。しかし、非常にこれも解釈上問題になるというのは「多数」という言葉なんですね。この「多数の者」というこの点の厚生省の御...全文を見る
○内藤功君 だんだん質問をしていけばいくほど私の恐れていた問題が出てきているというふうに思うんですが、法案の今の八条の一項、二項ですね、先走ってお答えになったわけですけれども、八条の一項、二項につきまして、これは知事のいわゆる健康診断の勧告あるいは命令についての条項でございます。...全文を見る
○内藤功君 患者があくまでそのことを拒んでも、十六条一号の罰則は一切適用しないということじゃないですね、今のお話では。
○内藤功君 局長の今の答弁というのは、結局私は法案を通すためのやはり一時的な言い逃がれ、方便、こういう感じがしてならないんですよ。今あなたがそう言ったところで、その罰則を適用する機関にそれは何の拘束力もないんですね。法律というのは一たんできればこれはひとり歩きするんですよ。局長の...全文を見る
○内藤功君 九条ですけれども、今のことに関係しますけれども、第九条には、知事は感染者または保護者に対して「エイズの伝染の防止に関し必要な指示を行うことができる。」と、こうありますですね。しかし、知事の指示内容には何らの限定もここにございません。省令等をおつくりになる考えもないよう...全文を見る
○内藤功君 既にこれは衆議院、参議院の委員会を通して大きな問題になりました質問権の問題ですね、第十条で質問権を規定し、十六条の二号で虚偽の答弁をした者に対する十万円以下の罰金の罰則を決めております。  そこで伺いますが、行政職員の質問に対して何も答えない、黙秘をするということは...全文を見る
○内藤功君 そうだとすれば、黙秘権を行使してもよいという告知を質問に先立ちなすべきではないかと思いますが、そういう行政上の配慮の御用意はありますか。
○内藤功君 次が十四条ですが、罰則の中に、正当な理由なく漏らした場合、こういう構成要件ですね。この場合は通常正当な理由というのは何を言うのか、これが大きな問題ですが、例えば法案の五条による医師の報告だとか、法案七条による通報だとか、こういう場合はこの十四条の正当な理由に当たります...全文を見る
○内藤功君 そこで聞きたいのは、例えばマスコミの取材に答える場合とか講演や講義の一つの資料として話す場合、これは正当な理由になりますか。
○内藤功君 十四条で守秘義務、罰則がついたということを、特に藤本大臣の答弁を拝見しますと、守秘義務の強化を十分に貫くように配慮しているのでプライバシーの保護について遺漏がないようになる、こういうことを盛んに言っておられるわけです。  そこで伺うんですけれども、これは本法案の罰則...全文を見る
○内藤功君 法案についての法文自体の疑問点を私一応お聞きしたわけですが、当委員会では参考人として日弁連の加藤良夫人権四部会長、それから鈴木利廣、保田行雄両弁護士がやはり法律家の立場から非常な危慎を指摘しておられます。特にこの法案では差別の禁止についての条項そのものがないと。アメリ...全文を見る
○内藤功君 合意を原則としてやってもらいたい。あくまでやっぱり合意でいかなくちゃいかぬということを最後に強調しておきたいと思います。
12月24日第113回国会 参議院 本会議 第16号
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○内藤功君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました自治大臣・国家公安委員長梶山静六君に対する問責決議案の提案理由の説明を申し上げます。  まず、決議案の案文を朗読いたします。   本院は、自治大臣・国家公安委員長梶山静六君を問責する。   右決議する。  梶...全文を見る