内藤正光

ないとうまさみつ



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内藤正光の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第156回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○内藤正光君 おはようございます。  所管大臣と農水大臣以外は結構でございます。御苦労さまでございます。  BSE問題についてお尋ねします。  御存じのように、今月二十日、和歌山で六例目のBSE感染牛が、そして続く二十三日には北海道で感染牛が発見されたわけでございます。率直...全文を見る
○内藤正光君 そこで、ここに一覧表がありますが、七例のうち共通して言えることが幾つかありまして、六例もが生年月日が御存じのように平成八年の二月、三月、四月に集中していると。これ一つの事実です。二つ目の事実は、七例目は調査待ちとはいうものの、一例から六例目は代用乳、ある工場、高崎工...全文を見る
○内藤正光君 これらの事実を踏まえた、着目した調査は進めているわけですね。
○内藤正光君 関心を持つのは当然なんですが、その関心を踏まえて、そこをとにかく掘り下げる、調査をやるというのが当然だと思うんです。やはり私はこれは調査のイロハだとは思いますが、いかがですか。  聞くところによりますと、平成八年生まれの牛をボランタリーベースで、六万円で買い上げて...全文を見る
○内藤正光君 この四月から死亡牛の検査も始まるということなんですが、もし本気で取り組む気があるんでしたら、高崎工場の代用乳を飲んだ牛を昨年の時点でもう既に死亡牛の検査をやっていてしかるべきだと思うんですが、そこまでやって初めて本気でやる気があるんだなと納得できるんですが、私はそう...全文を見る
○内藤正光君 もう関心を持つという話は何度も聞いたんですが、じゃ、要は、いつまでに検査結果を発表する予定で進めているんですか。
○内藤正光君 専門家の話によれば、死亡牛のBSE感染率はかなり高いと。それだけ、つまり調査を徹底してやればサンプルも当然多くなってくる、その結果、調査活動が早まるということでございますので、できるだけ早く、業者の方ではなくて、ちゃんと国民の方を見て、食の安全という観点から是非進め...全文を見る
○内藤正光君 間違っても口利きで、それも必要な事業ならともかく、不要な事業を行うなんということはあってはならないと。そのことによって政治家が例えば裏金をもらうようなことがあれば、それはあっせん利得という罪もあるので、それは厳しく罰せられるべきものだと、そういう認識でよろしいわけで...全文を見る
○内藤正光君 さて、今日の文春にも出ておりましたように、この四月に開校するという予定の八戸医療技術専門学校の話がございます。  当然、大臣はこの学校についてはよく御存じですよね。
○内藤正光君 まだ読んではいないということなんですが、記事に大臣の秘書として小屋敷さんだとか永井さんという名前が出てきますが、それは確かに秘書ですね。
○内藤正光君 今週の衆議院の予算委員会で、我が党の細野議員の質問に対して大臣はこういった趣旨のことを述べられています。青森選出の国会議員として地域の要請をちゃんと聞き入れて、例えば市民病院の建設に向けても個人としてできる限りのことをされたということをおっしゃっております。  当...全文を見る
○内藤正光君 済みません。ちょっと言葉じりをとらえるようですが、それなりのこととは具体的には、例えばいろいろあろうかと思いますが、どういうことを具体的にやられてきましたか。
○内藤正光君 じゃ、ちょっと角度変えます。  二〇〇〇年の十二月に発起人を募って学校建設に向けて動き出したということなんですが、その中に後援会幹部の、ここでは中村一馬さんとなっております、仮名ですが、その方が発起人の一人として名を連ねているということは御存じですね。
○内藤正光君 分かりました。  大臣の後援会の青経同友会の吉田章雄さんです。いかがでしょうか。
○内藤正光君 それは記憶が不確かだということですか。
○内藤正光君 であれば、もう本当、仮名のときにおっしゃっていただければと思うんですが。では、名前を言わなくても結構です。発起人代表はどなたか御存じですね。
○内藤正光君 何と言ったらいいんでしょうか、これも同じく青経同友会のメンバーの一人なんですが、Tさんと言ったらいいんでしょうか。名前の方はHさんですね。御存じですよね。
○内藤正光君 Tさんという名前は、別に名前はこれは記事には出ていないはずです。出ていませんから。
○内藤正光君 Tです。(発言する者あり)
○内藤正光君 はい。  じゃ、ちょっともう一つお伺いします。  地元の意向を受けてということなんですが、その県がどう考えているのか。学校建設に対して県は、当初、数はもう足りていて必要ないと、新設する必要はないと。実際にその担当の方が文書を作っていると。当然作るためには厚生労働...全文を見る
○内藤正光君 先ほど大臣、この実現に向けて様々な内部で対立があったということをちらっとおっしゃいましたが、それは具体的にはどういうものなんでしょう。
○内藤正光君 何かまだ御理解いただけない方が多いようなので、今なぜ補正予算でこの問題を取り上げているかというと、補正予算というのは予算が正しく使われているかどうか、使われるべきか、ちゃんとあてがわられているかどうか、そういったものを議論するのがこの予算委員会の場なんです。だから、...全文を見る
○内藤正光君 実は、先ほどの質問に大臣ちょっとはぐらかしてお答えになられてなかったようなんですが、私が聞いたのは、この学校、専門学校の設立に当たって県はどういうふうに当初考えていたのか。最初から前向きだったのか、その辺のことを御存じだったんでしょうか。
○内藤正光君 厚生労働省にお尋ねしたいと思うんですが、今回四億円の補助金が下りることになっているわけですね。総事業費は九億円ですね。つまり、半分の、ほぼ半分の補助金が下りるということ。ところが、医療施設等施設整備補助金交付要綱によると、一億円を超えるものについてはちゃんと競争入札...全文を見る
○内藤正光君 一般論でいいんですが、その辺のちょっとプロセス、競争入札に至るまで、県が申請をするとか、そういった全体のプロセスを教えていただけませんか。
○内藤正光君 この競争入札の適正さについては、この補助金を決めた厚生労働省としてはどの程度関与するんですか、関知するんですか。
○内藤正光君 分かれば、この学校施設の補助金四億円については、どういう判断をされたわけですか、競争入札絡みでは。
○内藤正光君 競争入札というのは、本来、議事録等が残るかと思いますが、そういったものの提出は求めないんですね。
○内藤正光君 この件では四億円なんですが、こういう形でもうどんどんどんどんいろんな補助金が出ていくわけですね。当然、この要綱ではやはり適正に競争入札が行われたということをしっかりと確認する義務があるかと思うんですが、それはあくまで一枚の書類でもって、一枚か二枚か知りませんが、そう...全文を見る
○内藤正光君 ちょっと農水大臣にお尋ねしたいと思いますが、東亜建設に決まったわけですね、受注が。清水建設との間の激しいやり取りがあったというふうには聞いておりますが。その下請に、下請に決まったのが大成温調ですね、の一つに決まったのは、下請の一つに決まった、一つに大成温調。これ御存...全文を見る
○内藤正光君 ちょっと待った。今のちょっとおかしいですよ、おかしい。こういう疑惑を掛けられたら晴らすのが当然でしょう。
○内藤正光君 別に私は取調べをやっているわけじゃなくて、こういうようないろいろな、ちょっといろいろ疑惑が出ている。これはもう政治の不信をどんどんどんどん深めていってしまう。そういうことがないように、大臣、そういうことがないんですねという確認をさせていただいているんで、それを晴らす...全文を見る
○内藤正光君 済みません、厚生労働省にもう一問質問をさせていただきたいんですが、この学校設立の件、要は補助金の件なんですが、大島大臣あるいはその事務所の秘書の方から何かの問い合わせは当然あったわけですね。
○内藤正光君 その中でも、一般的な話ということですが、特にこの青森の学校の件については何か話題にならなかったんですか。
○内藤正光君 ということは、問い合わせの事実はあったんですね。
○内藤正光君 済みません、それはいつぐらいでしょうか。(発言する者あり)いやいや、確認です。
○内藤正光君 結構、役所の方が来るといろいろメモを取っているんですが、当然、秋以降という言い方でしたが、正確な日付というのはお分かりでしょうね。
○内藤正光君 十一月以降というのは余りにも幅があるんですが、分かっているんでしょう。
○内藤正光君 それ一回きりですか。
○内藤正光君 こちらの趣旨はお分かりいただいているんですから、そう何度も質問させないでいただきたいんですが。  ちょっとその辺、何回、いついつあったかというのを教えてもらえますか。
○内藤正光君 随分熱心なんですね。  最初は一般的な話ということでおっしゃったんですが、二回目も一般的な話だったんですか。
○内藤正光君 本当にこれは政治の信頼を取り戻すためにも大変重要なことでございますので、後でその各回どういう要請があったのか教えていただけますか。
○内藤正光君 ちょっとその合計、一、二、三、四、五回なんですが、それぞれ皆、大臣直接なんですか、あるいは秘書の方ですか、対応に出られたのは。
○内藤正光君 そのことも含めて後で出していただけますか。
○内藤正光君 大臣、済みません、二〇〇一年なんですが、大成温調並びに、結局は受注できなかったところでもあるんですが、河原木電業からそれぞれ政治献金三十六万円もらっていると、こういう事実は御存じですね。
○内藤正光君 二〇〇一年なんですが、承知していないということで、当然のことながら、じゃ、まだ三月になっていませんから、今年度の分も御承知ではないということですね。
○内藤正光君 済みません、大成温調並びに河原木電業、それぞれの関係、大臣との関係を教えていただけますか。
○内藤正光君 私の知るところでは、河原木電業さんはこの青経会の会長でありますし、また大成温調の仙台支店、この仙台支店が何を意味するかというのはもう言うまでもなく御存じだと思いますが、そこは例の宮内秘書との、大変そこは副支店長との関係、もうすごく強いものだというふうには聞いておりま...全文を見る
○内藤正光君 実は、この学校の設立に当たって大変資金繰りに困ったと。総工費九億円のうち四億円は補助金、一億円は寄附、残り四億円が足りなかった。そのために、大変懇意にされている医療法人シルバーグループにそのスポンサーになっていただくよう強く働き掛けたということございますか。
○内藤正光君 終わります。
03月18日第156回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○内藤正光君 民主党・新緑風会の内藤でございます。  本日は、年金制度改革について質問をさせていただきたいと思いますが、まず、改革に、論議に当たって坂口大臣と竹中両大臣にお尋ねしたいと思うんですが、我が国の年金制度が抱える問題は何なのかと考えてみますと、まず無年金者の問題、ある...全文を見る
○内藤正光君 税方式も否定しないということだったわけなんですが、そこで国民年金の今の現状を考えてみたいと思うんです。  基礎年金というのは、全国民共通の公的な年金だということで、各制度からの拠出金で賄われているわけですね。基礎年金拠出金ですね。国民年金からの拠出金、厚生年金から...全文を見る
○内藤正光君 古くからある問題だということだったんですが、当初これだけの多くの、二千百五十四万人がなぜか千二百十六万人になっちゃうんですよ。これだけ多くの不払者だとか滞納者あるいは免除者がいるということを想定しなかったんです。  もうここまで来たら私はもう本当、早急に考え直すべ...全文を見る
○内藤正光君 長々と答弁していただいたんですが、何も答えていない。なぜ不払者だとか滞納者を除くんですか。合理的な説明をしてください。
○内藤正光君 委員長、もういいです。  それは厚生労働省の今までの主張でしょう、これ一個人の問題だから関係ないと。  私が示したじゃないですか。実際は不払の人のツケが善意のまじめに払っている人たちにツケ回しされている。そこを私は指摘しているんです。それに対して答えてくださいよ...全文を見る
○内藤正光君 どうも私の趣旨が通じない。  大臣、お願いします。
○内藤正光君 私が聞いているのは、もうこれ実際にサラリーマンは実際よりも一兆二千七百億円多くなっているんですよ。あと、もっと言えば、免除者について言っても、実は四人世帯で百六十四万以下だったらば半額あるいは全額免除する、あるいはまた二百八十五万以下だったらば半額を免除するという、...全文を見る
○内藤正光君 成り立ちが違っても、ひとつ国民年金という一階建てのものをすべての働く人で支えていこうという考えで作ったんでしょう。それで、何で基準が違うんですか。二百万のサラリーマン、免除したいって申請したら受け付けてくれるんですか。
○内藤正光君 ちゃんと答えて、答えさせてくださいよ。ふざけていますよ、この答弁。ちゃんと、そんな説明聞いているわけじゃない。
○内藤正光君 済みません、竹中大臣にお伺いします。  この辺、この所得移転あるいはまた免除制度とかいろいろありますね。これ、私は不公正だと思いますが、どのようにお考えですか。
○内藤正光君 坂口大臣がおっしゃった、これからサラリーマンがどんどん減っていくと、自営業者は増える。これは、ますます今後この問題は大きくなってくるんですよ、じゃないですか。坂口大臣、問題意識はお持ちですよね。
○内藤正光君 これに対していろいろ解釈があるようなんですが、でも、こういう実態は当然、今後一年間つまびらかにしていくべきだと思います。その結果、議論の結果いいというのであればそれはいいかもしれませんが、やっぱり少なくともこういう実態があるんだということをサラリーマンも含め、すべて...全文を見る
○内藤正光君 済みません、ちょっと指名するの忘れまして。  経済財政諮問会議で、その司会の役割を務められる竹中大臣にちょっとお約束いただきたいんですが。
○内藤正光君 坂口大臣は一人でも多くの人に払ってもらおう、加入してもらおうと努力を続けていらっしゃるということなんですが、社会保険庁にお尋ねします。  過去十年間のこの収納率の推移、そしてまた世代別の収納状況についてお尋ねしたいと思います。
○内藤正光君 ありがとうございます。  事前にいただいた資料を基に、この資料2をごらんいただきたいんですが、(図表掲示)どんどんどんどん収納率、納付率は下がっていると。  私が、でも実は問題にしたいのは世代別の納付状況なんです。おっしゃったように、二十代は五〇%、三十代は六〇...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、済みません、竹中大臣に何度も振って。  どうなんですか。普通、常識的に考えれば、二十代ずっと納付してこなかった人が新たに納付しろということを言われて、納付インセンティブって上がると思いますか。
○内藤正光君 未納者とか滞納者というと、どちらかというと、例えば所得が低いんじゃないかという印象が持たれがちなんですが、果たしてそうなのか。それに答えるのが資料3であり、資料4なわけですね。  資料3の左側のグラフというのは、納付者と未納者のそれぞれの所得分布。ごらんいただけれ...全文を見る
○内藤正光君 そうはいっても、やはりこれは内閣全体として、政府全体として納付率を上げていこうと取り組まなきゃいけないでしょう。ここをちゃんと押さえれば、申告のところでちゃんと押さえさえすれば、納付率は上げるということができるんじゃないんですか。  ちょっと大臣の、財務大臣、その...全文を見る
○内藤正光君 いずれにしても、納付率を上げるためにはそれぞれの、それなりのコストが掛かるんです、コストが。ところが、納税のときに、申告のときにちゃんと、国民年金をちゃんと納めましたという紙の添付を義務付ければ済むことなんです。コスト掛からずに納付率アップを期待できる施策なんです。...全文を見る
○内藤正光君 ですよね。  だから、これは政府全体の取組として財務省さんもそういった、制度が違うからとかといったしゃくし定規のことをおっしゃらずに、もう添付一枚、一枚添付を義務付ければそれで済む話なんですよ。
○内藤正光君 先ほど午前中の最後に副大臣がお答えになられたのは、もし国民保険料の支払を証明する紙を張るよう義務付けたらまじめに払っている人に迷惑が掛かる、そういうことでそういうのはやめた方がいいと。もしこれが財務省としての見解であれば、私は、財務省としては本当に、政府全体として納...全文を見る
○内藤正光君 ちょっとこれ突然の質問で大変恐縮なんですが、坂口大臣の今のお考えをお尋ねしたいと思うんですが、国民年金の改革に当たって、今後どういうところにターゲットを絞ってとか、あるいはどういうのが問題だと、こういう問題解決しなきゃいけないというのがあったらそういった問題意識を挙...全文を見る
○内藤正光君 突然の質問で恐縮だったんですが、ただ、もう一つ、最初、冒頭指摘をさせていただいたように、世代間のみならず、やはり同じ世代であっても、今現在、払わない人のツケを払っている人が肩代わりさせられているという、そういう問題もあるわけです。当然そういった問題も意識としてちゃん...全文を見る
○内藤正光君 あと、国民年金でもう一点お伺いしますが、厚生労働省さんとしては、国民皆年金というものを御主張されていると。これは、だれもが皆、老後の基礎的な部分を保障してもらうという、そういうことで国民皆年金というのを主張されているんですが、今は御存じのように空洞化がどんどんどんど...全文を見る
○内藤正光君 これから本格的な議論が始まっていくという中で、なかなかお答えにくいところもあったろうと思います。しかし私は、年金の問題の多くは国民年金というものから派生していると。やはり国民年金の改革なくしてやはり年金改革はあり得ないんだと思います。そういった思いで、思いを受け止め...全文を見る
○内藤正光君 半分は事業主が払っているとおっしゃいましたが、もしこれ法律で事業主が払うようになっていなければ、本来は社員への給与という形で、全額とは言わないまでも何らかの形で間接的に給与というものに反映されていくべきものだと思います。ですから、私はこれはやはり直接的にせよ間接的に...全文を見る
○内藤正光君 私に言わせれば、厚生労働省が出したものは、二十年間問題先送りするもの以外の何物でもないんですね。  そこで、ちょっと考え方を厚生労働大臣並びに竹中大臣にお尋ねしたいんですが、この今の制度、年金制度というのは、正にこういう人口構成がピラミッド型のときにできた、経済成...全文を見る
○内藤正光君 次に、またどちらかというと似たような質問かもしれませんが、ちょっと具体的にお考えをお述べいただきたいんですが、財務大臣並びに竹中大臣に。  世代間のバランスとか制度の持続性という、いわゆる公益性ですよね。そういった公益性の観点から見て、今の六割という給付水準、妥当...全文を見る
○内藤正光君 お二方の話を踏まえて、ちょっとこの報酬比例部分については最後の質問とさせていただきたいんですが、厚生労働省が昨年出したこの案、また繰り返すようですが、現在、年収の一三・五八%の保険料を毎年〇・三五四%ずつ積み上げていって、二〇二五年には二〇%にすると。その後は給付額...全文を見る
○内藤正光君 そろそろ時間も迫ってきましたので、年金改革、最後のちょっと章なんですが、レジュメに従えば、質問させていただきます。  国民年金と、大きく言って国民年金、フラットな国民年金とその上の二階建てに位置する報酬比例の年金があるわけですね。それぞれの意味合いというのは違うわ...全文を見る
○内藤正光君 これは、もう基本的な考え方ですから。
○内藤正光君 やはり、年金だけにとらわれるんじゃなくて、社会保障制度全体としてとらえて考えていっていただきたいと思います。  最後に、本当にこれはもう竹中大臣にお尋ねしたいんです、経済財政諮問会議の参加メンバーとして。総理がいればそう言いたかったんですが、総理はアメリカのブッシ...全文を見る
03月26日第156回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○内藤正光君 おはようございます。民主党・新緑風会の内藤でございます。  今日は、五十分いただきまして、主に三点に絞って御質問をさせていただきたいと思います。──五十分でございます。  まず、e—Japan計画について質問させていただくわけなんですが、先日、総務省さんの方に資...全文を見る
○内藤正光君 e—Japanに限らず、官公庁が発注するこういった案件、やはり往々にして大手企業ばかりが受注する結果になっているのは御案内のとおりだと思いますが、なぜこういうことが続くんでしょうか。その理由は何だと考えるのか、お考えをお伺いさせていただきます。
○内藤正光君 私も、いろいろこの点についてIT関係の方々に聞いて、調査をしました。  やはり行き着くところ、ちょっと総務省さん、あるいはまたこれすべての省庁さんにとって耳の痛い話なのかもしれませんが、行き着くところ、省庁側に分割発注する能力がない、人材がいない、そういったところ...全文を見る
○内藤正光君 是非、我が国のIT産業のすそ野を広げるという意味で全力で取り組んでいっていただきたいと思います。  e—Japan計画については最後質問させていただきたいんですが、昨年でしたか、若松副大臣が例のウィンドウズについて御意見を述べられ、それが新聞各社に報道されました。...全文を見る
○内藤正光君 分かりました。  では、次の項目に移りたいと思います。  海外のIT技術者の活用という点で質問させていただきたいと思うんですが、IT関係者といろいろ話をしてみますと、不景気だ不景気だとよく言われているんですが、実は意に反してシステム開発案件自体は実はたくさんある...全文を見る
○内藤正光君 平成十三年に変えたということなんですが、一年ないし三年の滞在、これはあくまで就労目的のビザですか。日本で働いて、日本で収益を得ることを目的としたビザですか。
○内藤正光君 私が中国の各都市を回ってIT関係者と議論をしたときに、連携をしながらやって、結構、急に日本に来なきゃいけないとき、用事ができるんだそうです。そういったときは、本来は旅行目的で作られている短期滞在ビザ、九十日までの滞在を許可される短期滞在ビザしか発給されないと、それも...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、なぜ実際の現地の方々がそういったことを知らないんでしょう。大体、彼らは急に来なきゃいけなくなるときに短期滞在ビザを取らなきゃいけない。申請しても、もうさっきおっしゃった五日間で取れるということはほとんどない、二週間、三週間、あるときは一か月も掛かる。そして、そ...全文を見る
○内藤正光君 ちょっと確認をさしていただきたいんですが、いいですか、日本の企業があって、一部分は中国にアウトソーシングしたと。で、中国、基本的には中国国内でシステム開発を進めるとはいうものの、大体今システム開発に要する期間は三か月ぐらいだそうです。一年も二年も掛けていられない、三...全文を見る
○内藤正光君 どうも何か現地の方々のちょっと声と若干ずれがあるような、そういう制度はあるけれども、実際は運用上発給していないとかいうところもあるんじゃないでしょうかね。  私は、基本的に、もうこの際、IT技術者専用のビザを作るべきじゃないのかと。それこそシステム開発案件ごとに数...全文を見る
○内藤正光君 分かりました。  じゃ、またちょっとこの点、現地の声がちょっと若干ずれているようなものがあるのかなとは思いますので、もう一度、再度調査をしてこの問題を取り上げてみたいと思います。外務省さん、これで結構でございます。  最後の項目でございますが、コンテンツ流通促進...全文を見る
○内藤正光君 大臣おっしゃるように、決して日本にはコンテンツが不足しているとは思わないんですね。やはり、テレビ番組やなんか結構良質なコンテンツはあるんですね。問題はその二次利用が進まないという、インターネットにおける二次利用が進まないということなんだろうと思います。私は、これがも...全文を見る
○内藤正光君 実際に何十年も前に作られたコンテンツにまつわる著作権者、権利保有者、追い切ることはできるんですか。そういう何か悩みとかは文化庁として聞いてはいないんですか。
○内藤正光君 権利を守る、これは大変重要なことではあるんですが、しかしながら、その権利保有者までたどり着けないがためにこのコンテンツの二次利用が進まないということがあっては、これはこれで問題だと思います。  そこで、国立国会図書館の一つの取組というのは私はすごく参考になるんでは...全文を見る
○内藤正光君 具体的な考えが、取組、取り組む姿勢、ちょっと伺えなかったんですが、またの機会にまたこれは議論させていただきたいと思うんですが、ちょっと時間の関係で次へ移りたいと思うんですが。  これから制作するコンテンツ、むしろ体制ということについてお伺いしたいんですが。  そ...全文を見る
○内藤正光君 文化庁さんおっしゃるように、契約によって最終的なホルダーが決まると。それはそれでいいんですが、ただ、公取委さんにお伺いしたいのは、聞くところによると、そうはいうものの、圧倒的な力を背景にテレビ局が著作権そのものを持ってしまう、あるいはまた窓口権を取ってしまう、こうい...全文を見る
○内藤正光君 まず、これからも引き続き公取委さんとしては独禁法の立場で、力を背景にテレビ局が制作会社に無理難題を押し付けないように監視を続けていっていただきたいと思います。それはそれで、私は法的対応としてはいいんだと思います。  これからは、総務大臣に政策論という立場でお尋ねし...全文を見る
○内藤正光君 アメリカ、七〇年に作った政策をやめたというと何か失敗したかのように聞こえますが、これによって十分制作会社が成長したと、だからもうこれ以上はやる必要がないということでやめただけであって、決して失敗じゃないと。その制作によって制作会社は大きく花開いたんです。ですね。その...全文を見る
○内藤正光君 もう時間も残すところあと一分、二分で、これ以上ちょっと議論することはできませんが、今後、この問題、私大変関心を持っておりますので、議論を深めていきたいと思うんですが、総務大臣には是非この問題、関心を持っていただきたいと思うんです。  私、今までテレビコンテンツのイ...全文を見る
03月27日第156回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○内藤正光君 民主党の内藤でございます。  まず私からは、デジタル放送の未来像、将来像についてお伺いをしたいと思います。  御案内のように、地上波のデジタル放送、始まろうとしているわけなんですが、正直なところ、昨今のブロードバンドインターネットの目覚ましい普及の中で、一体国民...全文を見る
○内藤正光君 ありがとうございます。  これからデジタル化が進んでいくということは、すなわちデジタル放送受信機がすべての家庭に普及していくということなんですね。これは私は、日本が大きく飛躍する一大チャンスだというふうに私はとらえるべきだと思います。そして、先ほども申し上げました...全文を見る
○内藤正光君 是非NHKにお願いしたいのは、そしてまた総務省、総務大臣にもお願いしたいのは、デジタル放送を単に放送という枠内にとどめ置いておかないでほしい。やはり通信と放送の融合をより一層進めていって、この日本のIT社会をより豊かなものにしていっていただきたいと思います。そして、...全文を見る
04月02日第156回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○内藤正光君 民主党の内藤正光でございます。  今日はお忙しいところ、大変有意義な話をお伺いできましてありがとうございます。  お三方にそれぞれ質問をさせていただきたいんですが、まず尾木所長にお尋ねしたいと思います。  実は、私、昨年スウェーデンの方に行っていろいろ教育につ...全文を見る
05月13日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第3号
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○内藤正光君 民主党・新緑風会の内藤正光でございます。  私も二時間時間をいただきまして質問さしていただきますが、衆議院での審議、それはそれで意味があったわけでございますが、私はちょっと違った角度からこの二時間審議を展開をさしていただきたいと思います。  そして、その前に、ち...全文を見る
○内藤正光君 随分長い時間使って答弁いただいたわけなんですが、要は事業者の定義云々で、名簿の場合と組合の場合は違うけれどもということは分かりました。  でも、まあ組合であろうが、例えばいわゆる業界団体であろうが立場は同じですね。そして、その名簿の政治目的利用については三十五条の...全文を見る
○内藤正光君 議事録が出て、また後日、同僚議員がいろいろ質疑をさせていただきたいと思いますが、そちらの担当省庁におかれましても、その辺のところをしっかりとまた整理してお答えいただければと思います。  では、あらかじめ考えておりました質問に移らさせていただきたいと思いますが、主に...全文を見る
○内藤正光君 もうそのシステムのことというよりも、もう本当、そもそも論をお伺いしたいんですが、住基台帳法十一条を見ますと、何人でも市町村長に対して基本四情報等を閲覧請求できると。先ほどの繰り返しになりますが、基本台帳の四情報のみならず、住民票、個人の住民票ですよね、あるいはまた戸...全文を見る
○内藤正光君 大臣はどう言え、今プライバシー意識が高まっている昨今でございまして、そういった中、不特定多数の者に、それも本人確認も求めないまま、そういった基本四情報とはいえ原則公開するというのはどういうものなのか、いかがなものか。それこそ居住関係の公証であるならば、それは本人が求...全文を見る
○内藤正光君 その拒否できるということについては、ちょっと次の質問の後にさせていただきたいんですが。  まず実際、この住民基本台帳の閲覧制度が実際、現状としてどういうふうに利用されているのか、その実情について御理解いただきたいと思うんですが、これ、ある名簿業者のホームページの方...全文を見る
○内藤正光君 大臣は、先ほど閲覧を拒否できるとおっしゃったわけなんですが、閲覧請求する際は、具体的にはこういう一枚の紙に、申請書という紙に自分の名前と目的を書いて、そしてここに宣誓書というものが書かれているわけですね。これを出していくわけなんですが、ところが現場の話、ここにも実際...全文を見る
○内藤正光君 今、住基の四情報だけおっしゃったんですが、実は住民票そのものも、あるいは戸籍の付票も実は簡単に閲覧できちゃうんですね。住基は、この台帳の中に私が載っていたら、もしかしたら私の名前をピックアップしたのかもしれないけれども、そうでもないかもしれない。そこは分からない。と...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、住基台帳についてはこの辺りにしたいとは思うんですが、いずれにしても、じゃ、改めてちょっと確認をさせていただきたいんですが、大臣は、私が提起した問題意識は共有していただき、そしてこの問題については、プライバシー意識の高まる昨今という現状も踏まえながら早急に問題解...全文を見る
○内藤正光君 是非ともこの問題、早急に議論をし、解決策を見いだしていっていただきたいと思います。  繰り返しになりますが、本当に現場の方々は、プライバシー保護という観点と、思いと、あるいは閲覧請求というこの権利の間に揺れ動いていますので、本当に日々悩んでいる、これが現状でござい...全文を見る
○内藤正光君 その個人の権利利益について、先ほど自己情報コントロール権ということをお触れになられましたので、その点についてちょっとお尋ねしたいことがあります。  先ほどの住基台帳のときも片山大臣おっしゃったように、人によっては嫌だと、知られるのは嫌だという反面、ダイレクトメール...全文を見る
○内藤正光君 大臣も先ほどちらっと触れましたが、これ包括法ですよね。私、個人の権利利益を保護することが保護法益だとおっしゃったと。でも、本当にこれ、よくよく読んでいくと、何を守るのかなと、何が保護法益なのかなと、途中で分からなくなってしまったんです。  例えば大網をかぶせるとい...全文を見る
○内藤正光君 細田大臣のおっしゃることも、ある意味分からないわけではないんです。しかしながら、私はやはり一番懸念しているのは、社会的な責任をしっかり果たしている企業だとか善良な個人がこの法律によりいろいろな不便を被る一方で、悪意の企業だとかあるいは個人が五千、例えば五千件という基...全文を見る
○内藤正光君 私は、包括法形式を取ったということがやはり一番のそもそもの問題点だったのかなと思います。  包括法形式というのは、やはり全体に網をかぶせると。そうなると、やっぱり、じゃ、四千件の中小企業はどうするんだ、三千件の中小企業はどうするんだということで、今度は、包括法定の...全文を見る
○内藤正光君 私もそんなに五千件云々にこだわりたくはないんですが、ただちょっと大臣が、分社化したのでなければということをちらっとおっしゃったので確認したいんですが、逆に意図的に分社化等によって五千件以下に抑えて事業者からすり抜けようとしたような事業者は、場合によってはこれの、個人...全文を見る
○内藤正光君 次は、第二条の定義についてお尋ねしたいんですが、第二条の定義で、個人情報とは生存する個人に関するものだというふうに明言されております。  そこでちょっとお尋ねしたいのは、いわゆる死者に関する個人情報というものをあえて外した理由は何なんでしょうか。
○内藤正光君 何も私は哲学論争を挑もうというわけではなくて、正に私が興味があったのは遺伝子情報なんです。  遺伝子情報は、当然のことながら、照合によってその子供の情報まで分かってしまう、正にその特定の個人が、生存する特定の個人が識別できてしまう情報なわけでございます。しかしなが...全文を見る
○内藤正光君 次に、第三条の理念についてお尋ねしたいんですが、五つの基本原則がなくなってしまったということもあって、正直言って余りに殺風景というか意味不明というものになってしまったなということが正直な感想なんですが、「適正な取扱いが図られなければならない。」と、当然と言えば当然な...全文を見る
○内藤正光君 ということは、この条文で具体化されているということは、当然のことながらOECD八原則の考え方というのはこの理念の中に盛り込まれていると、含まれているという理解でよろしいわけですね。
○内藤正光君 基本理念。
○内藤正光君 ちょっとここは、参考、言葉の端をつかんでいるようなんですが、参考程度ですか。やはりここはOECD八原則の考え方を盛り込んでいるというふうには言い切れないところがあるわけですか、理念の中に。
○内藤正光君 分かりました。  じゃ、次、ちょっと本当に逐条ですが、逐条審査なんですが、第五条なんですが、ちょっとこれは先ほどの住基台帳とも関係するんですが、第五条の「地方公共団体の責務」というところを読みますと、地方公共団体の区域の特性に応じて、個人情報の適正な取扱いを確保す...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、公開としながらも、例えば営利目的の利用はお断りするというようなもし条例だったらどうなんでしょうか。
○内藤正光君 分かりました。  じゃ、基本的には法律を尊重しながら、その法律の解釈において許される範囲は条例でやっても構わないということですね。例えば、特別な理由がある場合は拒否できる云々というたしかただし書があったかと思うんですが、その特別な理由が、例えば商業目的だというふう...全文を見る
○内藤正光君 次は、ちょっと次の第六条の法制上の措置についてお尋ねしたいんですが、この特に第三項でこう書いてありますね。第六条の第三項で、個人の権利利益の一層の保護を図るため特にその適正な取扱いの厳格な実施を確保する必要がある個人情報については、保護のための格別の措置が講じられる...全文を見る
○内藤正光君 ただ、私は、先ほど細田大臣の見解では、各省庁でそれぞれの個別法を審議していってもらっているものと理解している、承知しているということで、何か第三者的な言い方をおっしゃったわけなんですが、私はこの辺の審議というのは今の法案の審議とワンセットでなきゃいけないと思うんです...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、ちょっと飛びまして十七条の「適正な取得」のところなんですが、この条文読みますと、「偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。」と。これもまた何を禁止した条文なのかよく分からないんですね。だまし取ることを禁止しているというのは当然明らかに読めるんで...全文を見る
○内藤正光君 済みません。ちょっとよく分からなかったんですが、不正な取得ってどういう場合なんでしょう。
○内藤正光君 じゃ、正に「偽りその他不正」ということで、そういうふうに社名をだましてとかそういうようなことだけなんですね。ほかに何か不正な取得……
○内藤正光君 ということは、じゃ、正面切って名前をちゃんと、正しい名前で取得すればいかなる取得も許されてしまうということですか。
○内藤正光君 ただ、取得に当たっては別に本人同意も何も必要ないわけですから、目的をその時点で言う必要もないわけですよね。ですから、目的を偽りようがないような気がするんですが、いかがでしょう。
○内藤正光君 でも、そんな取得の仕方を禁じるのは、わざわざ個人情報保護法で禁止にするようなことじゃないんじゃないかなと思うんですよ。個人情報保護法という限りはもっと高いレベルでの禁止があってしかるべきなのに、人をだましてとか何か名前を偽ってというのはちょっとこれは余りにも恥ずかし...全文を見る
○内藤正光君 何だか、何ていうんですかね、適正取得のこの条文がどういう意味を持つものなのか、どれだけ実効性を持つというか、本当に意味のある条文なのか甚だちょっと、疑問視せざるを得ないんですが。  じゃ、ちょっと次へ移ります。  今度、本人同意についてでお尋ねしたいんですが、例...全文を見る
○内藤正光君 ただ、肝心かなめの入口のところの取得でしっかりとした対応を取らなければ、その後の使い方についてとやかく言っても、私は抑え切れない、とらえ切れないんじゃないかなとは思うんですよ。ただ、これを言ってもちょっと水掛け論になってしまいますので、じゃ逆に個人情報の取得に際し事...全文を見る
○内藤正光君 続きまして、本人同意について二つ目なんですが、第十六条の目的外利用においては本人同意が必要ですね。一方、第十八条の三項の利用目的の変更そのものについては本人同意を必要とせず、通知あるいはまた公表のみでいいと言われていますよね。  ところが、目的外利用も目的変更も個...全文を見る
○内藤正光君 そうは言いながらも、利用目的の変更が相当な関連性を有すると合理的に認められた場合はということなんですが、ただ、この「相当の関連性」も衆議院の方でも大変議論になったかと思いますが、余りにも幅が大き過ぎて、これで押さえ切れているかというと、到底、押さえ切れているものじゃ...全文を見る
○内藤正光君 分かりました。  時間も大分迫ってきてしまったので、ちょっと、大事なところもまだたくさんありますので、つづめさせていただきます。  今回、開示請求だとか訂正だとか利用停止というふうに、個人が適切に自分の情報に関与できることを保障したということは私は評価しているん...全文を見る
○内藤正光君 分かりました。  次に、この個人情報保護法では、最後になろうかと思いますが、包括法か個別法かの議論があったかと思いますが、それと第三者機関の必要性というものも絡めて、最後に何点か議論させていただきたいんですが。  今回、包括法だったんですが、個別法にすれば主務大...全文を見る
○内藤正光君 ただ、私、ちょっと思いますのは、今回の法案は、第三者機関どころか、今でこそ細田大臣がこの法案の担当大臣として答弁に立たれていますが、特命担当大臣の設置を想定していませんよね、この法案の作りは、内閣法を見ますと、たどっていきますと。そうなると、調整する軸自身が存在しな...全文を見る
○内藤正光君 この件についてはまた後日時間を割いて議論したいと思いますが、次に、行政機関法の方に移らさしていただきたいと思います。  時間も大分押し迫ってしまいましたので少々早口になろうかと思いますが、まず紙情報の取扱いについてなんですが、今回第二条で、紙情報もその個人ファイル...全文を見る
○内藤正光君 紙は高速処理に適さない、それもあってということなんですが、だとすると、ちょっと次の説明が付かないわけなんですが。個人の権利利益の保護という観点でいえば、その媒体が紙であろうがデジタルであろうが無関係なはずなんですが、例えば五十三条の罰則、よく見るとデジタル化されたフ...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、でも普通漏らすというときは、デジタルファイルのまま漏らすというよりも、むしろ印刷して外に出すというのが普通の在り方だとは思うんですが。じゃ、一つの事例として、例えば、ある人がデジタルファイルで持ち出したら例えば五十三条に適用になるけれども、印字したものを扱った...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、ケースによるということは、逆に言えば、たとえ出力したもの、紙ベースの情報であっても、場合によっては、これはデジタルファイルと同等なものということで五十三条に引っ掛かる場合もあり得るということですね。
○内藤正光君 同じ行為でありながら、どうも何か処罰が変わってくるというのも、私はちょっと理解し難いものがあるんですが。  ただ、大臣おっしゃったように、限定的とは言いながらも、場合によっては五十三条の対象になり得るという理解ですね。だから、全くもって一〇〇%否定、紙情報だからと...全文を見る
○内藤正光君 この点も含めて、また同僚議員が後いろいろ議論してくれるかと思いますが。  次、ちょっと第三条の三項、利用目的の変更、これは一つの例示かもしれませんが、議論させていただきたいのですが、相当の関連性を有すると合理的に認められれば利用目的の変更が可能となっています。私が...全文を見る
○内藤正光君 じゃ早急に、担当の大臣ですから、ガイドラインを作って、各省やはりちゃんとした基準を作っていただきたいと思います。  そして、これとも絡むんですが、私はやはりこの法案の問題点の一つは、目的外利用にしても変更にしても、その是非を判断するのが何と利用当事者である各省庁、...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、本当に責任者の、責任の所在が不明確だとやはりこの法の適切な運用がかなわないわけですから、しっかりと各省とも相談をして、責任者をできる限り私は個人ファイルの所有単位で置くべきだと思いますので、お願いをしたいと思います。  次に、これちょっと大きなポイントではあ...全文を見る
○内藤正光君 毎年の施行状況調査を公表しているとおっしゃるんですが、私も持っています。ただ、これ見ても、国民の立場で見ても、自分の情報がどういうふうにどこで目的外利用されて提供されているかなんて全く分からないんですよ、こんなのは、よほどこの道に精通している人でもなければ。これをも...全文を見る
○内藤正光君 少なくとも今の状態では、今の状態でいいという判断をもしされたとしたら、先ほども利用停止請求というふうにお触れになられましたが、三十六条一項一号に言う目的外利用に関する利用停止請求というのは十分機能しないおそれがあるわけですね。それがちゃんと十分機能するようにその公表...全文を見る
○内藤正光君 時間もあと四分でございます。最後の質問になろうかと思いますが、目的外利用と提供のことについてもう一点質問させていただきたいんですが、第八条二項四号に、読んでみますと、統計の作成だとか学術研究の目的のために提供することもできるし、また、本人の利益になるとき、その他保有...全文を見る
○内藤正光君 あと時間も一分でございますのでこれで終えますが、今日は住民基本台帳を始め個人情報保護法並びに行政機関法、ちょっと包括的ないろいろ議論をさせていただきました。  ただ、まだまだ私は、本当にこれ保護法益は何なのかという観点で見た場合、本当に疑問を感じざるを得ない点が多...全文を見る
05月15日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第5号
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○内藤正光君 民主党・新緑風会の内藤正光でございます。  主に、総理に対しまして、個人情報保護法案に関連して質問させていただきたいと思います。  まず、総理にお尋ねしたいんですが、小泉総理はオペラですとか演劇など文化芸術に大変造詣が深くて、私なんか本当に少し学びたいなと思って...全文を見る
○内藤正光君 今日は実はそのことについてそんなに深く議論するつもりはございません。  衆議院の方の委員会でもありましたが、何を適用除外にすべきだとか、あるいはまた取扱事業者の範囲は何なのかと、そういった議論ばかりが向こうでなされてきたわけなんですが、なぜそういった議論が出てきて...全文を見る
○内藤正光君 総理がおっしゃったのは包括法にすべしという理由だと思うんです。なぜ、じゃ、監督機関が第三者機関でなければ、なければならないと私は言っているんですが、そうではなくて主務大臣制がいいんですよというところは何かまだお述べになっていらっしゃらないような気がするんですが。
○内藤正光君 もう第三者機関の話をすると、結局本当に考え方の違いというか、議論の行き違いというか、何か擦れ違いというか、起こってしまいますので、本当に時間があっという間にたってしまいます。  しかし、正にいろいろな産業がこれから興ってくると。これがどこの省庁に当てはまるのかって...全文を見る
○内藤正光君 法の運用をしばらく見守って、もし問題があるんであれば柔軟に見直していくという総理の答弁を受け止めて、次に移りたいと思いますが。  この法案は、包括法は、広く薄く網を掛けるということなんですが、この法案、この形式ですと、漏えいすると大変な社会的な影響を及ぼすような分...全文を見る
○内藤正光君 私は特に、繰り返しになりますが、期限を定めて、明らかにして結論を出すということ、そういうことを明言したことを私は評価しているんです。私は、期限を明らかにしない約束というのは私は何の意味もないものと思います。やると言っても、それが五年なのか十年後なのか、結局そんなのは...全文を見る
○内藤正光君 総理、総務大臣は自分の所管であるところの情報通信分野についての個別法、個別法にするかどうかは明言はしておりませんが、いずれにしても、それに関連する結論は二年以内に出すとおっしゃっているわけですね。  そこで、衆議院の附帯決議の最後にも、五番目の方にも、ほかにもいろ...全文を見る
○内藤正光君 ただ、私が言っているのは、二年以内に個別法を作れとか、個別法を出せとか、そういうことを申し上げているわけじゃないんです。期限を区切って、いついつまでに結論を出すと。例えば、それが、結果、個別法ではなくてガイドラインによる対応が望ましいというんであれば、それはそれでそ...全文を見る
○内藤正光君 速やかにという言葉はいただいたんですが、例えば医療の分野だと、これから遺伝子が扱われるようになると大変な正に個人情報の集積体ですよね。そういったものを扱うようになるんです。金融の分野はもう改めて言うまでもない。もうこれ、もたもたしていたら間に合わなくなっちゃうんです...全文を見る
○内藤正光君 ちょっとくどいようでございますが、少なくとも片山大臣、総務大臣は、この情報通信分野の進展の早さ、正に秒進分歩、そういったものに合わせるために、もう二年以内を目途に結論を出すとおっしゃったわけです、大変前向きな。私も、多くの方が評価しているんだと思います。  ところ...全文を見る
○内藤正光君 最後に一回言わせていただきます。  私はこれは、包括法というのは本当に帯に短したすきに長し、中途半端なんだと思います。本当に重要な分野では余りにも浅過ぎる、薄過ぎるんです。情報通信の分野、医療の分野、金融の分野、やはり二階建て部分に個別法をちゃんと作らなきゃいけな...全文を見る
○内藤正光君 総理の、個別法への対応についてはできるだけ速やかに対応していきたいと、その決意を受け止めて、ちょっとしばらく見守っていきたいと思っております。できるだけ速やかにお願いしたいと思います。  次に、時間も大分この件で過ぎてしまいましたので、防衛庁のリスト問題、議論させ...全文を見る
○内藤正光君 私も、特に行政機関法の方においてはそれは正に同感なんです。総理は衆議院の方でも同趣旨のことを述べられました。一層の職員教育が必要だとか、それに基づいた運営が必要だとかおっしゃった。私も常々そう思って、総務委員会でもその趣旨にのっとった議論をさしていただいているわけで...全文を見る
○内藤正光君 そういった趣旨とは、すなわち職員の教育の徹底だとか、あるいは責任者を置くだとか明確にするだとか、あるいはまた監査をちゃんとしっかりやるだとか、そういったことでしょうか。
○内藤正光君 そこで、直接の責任者である総務大臣にお尋ねしたいんですが、私は、制度管理の強化だとか運用管理の強化のためには、例えば各省官房にハイレベルな責任者を置くなどの対応が考えられるかと思いますが、総務大臣のお考えをお尋ねしたいと思います。
○内藤正光君 次に、人事院も来ていただいているかと思いますが、ちょっと懲戒処分制度についてお尋ねしたいと思います。  今回、出し直しによって新たに罰則規定が盛り込まれたわけでございますが、しかし、この五十三条以下の罰則規定を適用するには、問題の行為が犯罪の構成要件に該当するか否...全文を見る
○内藤正光君 人事院の方では、この保護法の制定を踏まえた懲戒処分の在り方の見直しを行っていらっしゃるということで、行っていくということで、是非その方向で頑張っていただきたいと思います。  そこで、ちょっと総理にお尋ねしたいんですが、総務大臣は、このリスト問題でのいろいろな前長官...全文を見る
○内藤正光君 時間があと三分ほどありますので、ちょっと最後は総務大臣に何点かお尋ねしたいと思いますが、今回、開示請求等の項目が盛り込まれたと。ところが、開示請求、十九条、二十条を見てみますと、まずは三十日以内に決定しなきゃいけないとあるんですが、それに続く第二項で、しかしちょっと...全文を見る
○内藤正光君 情報公開法と全く同じなんですが、その辺の延長の仕組みが。  ところが、情報公開法の保護法益は何なのかといったら、正に公正で民主的な行政の推進ということで、極端なことを言ってしまえば、仮に公開が多少なりとも遅れても、個人の権利利益をダイレクトに害するものではないわけ...全文を見る
○内藤正光君 終わります。
05月19日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第7号
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○内藤正光君 民主党の新緑風会の内藤でございますが、先週に引き続きまして、今日も七十分ほどお時間をいただきまして、質問をさせていただきます。  まず、片山大臣、ちょっと事前レクなかったんで恐縮なんですが、裁判管轄の特例についてお考えをお尋ねしたいと思うんですが、私たちは、この委...全文を見る
○内藤正光君 是非、まずはちょっと熱心な本部員として頑張っていただかなければいけないとは思いますが。  やはり、絶えず行政というのは国民からの監視があるという、この緊張感の中でよりよいものになっていくんですよね。ですから、もっと住民のアクセスを容易にするために、裁判管轄の特例と...全文を見る
○内藤正光君 本当に、ちょっと事前通告していなくて、答えられればということでお尋ねしたいんですが、結論を出すまでの間、委任ができるんだ、委任でやっていくんだということをおっしゃるわけなんですが、もう既に、具体的にどういう場合が委任できるとか、そういった分かりやすい形になって表に出...全文を見る
○内藤正光君 この行政機関法の所管大臣として、少なくとも、この九割を占めるという教育と医療の分野において具体的にどういったケースが委任できるのか、それを早急に分かりやすい形で出すようにお約束していただきたいんですが。
○内藤正光君 済みません、施行後というのは、正確に言うとどういうことですか。全面施行なのか施行後なのか、その辺も、言葉の定義もはっきりしてください。
○内藤正光君 事務方の方では努力してまいりたいとおっしゃっていただいたわけなんですが、やはりここは、所管大臣としてやはりその辺の決意をまずお示しいただく必要があろうかと思います。お願いします。
○内藤正光君 また、ちゃんと期限を区切って方針を出していただくという大臣のお約束をいただきましたので、関連の省庁にはそういった方向で速やかに準備を進めていただくようお願いしたいと思います。  さて、では、通告をしてありました一般法について何点か質問させていただきたいと思います。...全文を見る
○内藤正光君 その関連ではありますが、第三十七条以降、言ってしまえば第二節なんですが、「民間団体による個人情報の保護の推進」ということで認定個人情報保護団体のことが述べられ、また規定されていると思います。  この団体、ぱっと見れば分かるように、民間発意の団体であって、その役割は...全文を見る
○内藤正光君 この団体がしっかりとした指針を示して傘下の会社にこの指針に従うよう協力を求めると、あるいはまた何かの苦情があった場合にはこの団体が窓口になるということは分かりました。これは大事なことだろうと思います。  と同時に、逆に、苦情といっても、いわゆる本当に善意に基づいた...全文を見る
○内藤正光君 だんだん分かってきました。基本的にはこういった認定団体をベースにして、まず問題が発生したら民民間の調整で問題解決を図ってくれというところがまず第一段階にあって、しかしそれを超えるような事案、社会的に大変大きな悪影響を及ぼすようなそんな大きな事案に対してはなかなかこの...全文を見る
○内藤正光君 分かりました。どうも。  続きまして、片山大臣にお尋ねしたいと思います。よろしいですか。お尋ねしたいと思います。  言うまでもなく、この夏から住基ネットの広域稼働、本格稼働が始まるわけでございますが、それとの絡みで地方自治情報センターというものについて改めていろ...全文を見る
○内藤正光君 確認させていただきたいのは、いろいろな監督義務だとか、いろいろあります。本来、これは行政事務なんですよ、紛れもない。紛れもない国だとか地方自治体がやるべきものを、効率化という観点で、ちょっと存在がはっきりしないこのセンター、正に民間ですよ、民間にやらせておいて、何か...全文を見る
○内藤正光君 条文では、正におっしゃっていただいたように、監督上必要な命令をすることができる、できる規定ですよね。しなければならない、義務じゃないですよね。というように、かなりダイレクトに国だとか自治体が法的責任を負いにくいような構図になっているんですよ、これは。    〔委員...全文を見る
○内藤正光君 市町村あるいは都道府県の管理の範囲内で責任を負うと。  じゃ、例えば、いろいろな細かな事例が、細かには言えませんが、例えばこのセンターの違法行為によって権利侵害が起きた場合、これは市町村あるいは自治体に直接法的な責任を問うこと、どういう場合があり得ますか、逆に言う...全文を見る
○内藤正光君 例えば住基法のたしか三十条の十の三項、ごらんいただけますか。三十条の十の三項ですね。よろしいですかね。これ行わない規定と、つまり都道府県が──そこの条文見付けられましたか。これ読んでいただければ分かるように、都道府県が本人確認事務をだれかに委任した場合は、もう委任し...全文を見る
○内藤正光君 ちょっと視点を変えて、これもしかしたらそもそも論になってしまうのかもしれませんが、センターが保有する情報というのは基本的には原則公開になっていますよね。となると、たとえそれらを外部に漏えいしても何の罪が問えるのかっていって、問えないんですよね、きっと。原則公開になっ...全文を見る
○内藤正光君 時間の関係もありますので、ちょっとここで確認したいのは、やっぱり普通に読むと、何か国だとか地方自治体が直接に法的責任を負うことを何か巧みに回避しているような構図になっているような気がしてならないんですが、そうではないということでいいんですね。
○内藤正光君 なぜちょっとこういう質問をしてきたかというと、実は行政機関法の方の問題に戻るわけなんですが、保有の定義をお尋ねしたいと思います。  第二条第三項で保有の定義がなされていますよね。簡単に読ませていただきますと、「この法律において「保有個人情報」とは、行政機関の職員が...全文を見る
○内藤正光君 では、ダウンロードをするような場合は、これは保有に当たるんですか。
○内藤正光君 分かりました。  ネット上で一時的に閲覧する場合は保有には当たらない、しかしそれをダウンロードして行政が物理的に所有する場合は、これは正しく保有に当たるということですね。  そこを確認させていただいたならば本当にあとの質問はある意味いいわけなんですが、やはり先ほ...全文を見る
○内藤正光君 誤解をしていただきたくないのは、こういった委員会の場で言うのは問題かなとは思うんですが、私は、個人的にはやはりいつまでも六情報でいいのかなという気持ちはします。やはりこれからITを活用して行政サービスの向上を図っていくためには、本当それだけじゃ何の意味もないと思いま...全文を見る
○内藤正光君 ちょっと、行政機関法ではございますが、多少テーマは変わりまして、ちょっと十四条についてお尋ねしたいと思います。  ページ数で言えば十七ページだと思います。三項のロなんですね、三項のロをごらんいただきたいと思います。ちょっと読ませていただきますと、「行政機関の要請を...全文を見る
○内藤正光君 十分明確な答弁をいただいたとは思いますが、当時は不開示が適当だということで、当時はですよ、開示しちゃいけないということで譲り受けた情報も、今現在の状況に照らし合わせて、やはりここはオープンにしても構わないだろう、開示しても構わないだろうという判断をされたら開示するこ...全文を見る
○内藤正光君 はい、分かりました。  では、続きまして、第十五条の部分開示という規定について質問をさせていただきたいと思います。  これでは十九ページになろうかと思いますが、もっと正確に言えば、私が興味があるのは、部分開示と一部墨塗りによる文書の公開の権利性というものの関係な...全文を見る
○内藤正光君 ちょっと十分早く、まだ残っているわけなんですが、私の今疑問に思っている質問はすべてさせていただきました。ただ、まだまだこの個人情報保護法、我が党、あるいはまた野党四党、まだどういう対応をするか全くもって決まっておりません。しかし、まだまだこれで私は十分だとは思ってい...全文を見る
05月21日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号
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○内藤正光君 私は、ただいま議題となっております個人情報の保護に関する法律案外四法律案に対しまして、民主党・新緑風会、日本共産党、国会改革連絡会及び社会民主党・護憲連合を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでござい...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○内藤正光君 おはようございます。民主党・新緑風会の内藤でございますが、私も大臣とは先週から個人情報の審議でずうっと毎日お付き合いさせていただきました。また今週は、今日が最後だと思いますが、どうかお付き合いをいただきたいと思います。  個人情報保護法の審査では、最終盤で私の方か...全文を見る
○内藤正光君 今すぐやめるわけにはいかないが、しかしデフレを全く想定していないだとか技術革新とか、そういった要素を加味した方式に見直していくということはお約束していただけるわけですね。
○内藤正光君 是非そういった環境の大きな変化を踏まえて、制度の改正、ちゅうちょすることなく適時的確に進めていっていただきたいと思います。  では、通告した問題に、質問に移らさせていただきたいと思いますが、今日は公取委、公正取引委員会さんにも来ていただきますが、総務省、そして公取...全文を見る
○内藤正光君 ありがとうございます。  それを受けての質問ではございますが、総務省はこれまでこの電気通信市場分野における規制の在り方についてボトルネック性があることなどを理由に事前規制を正当化されてきたわけでございます。事前規制、数々あります。今回、緩和することになる、撤廃する...全文を見る
○内藤正光君 やはり私は、規制の在り方としては公取委がおっしゃったようなことが私は正解だと思うんです。社会的に必要な、必要最低限の規制という割には余りにも多過ぎるんですよ、これからいろいろ議論させていただきますが。これこそが正に市場の可能性を摘んでしまうんですよ。これから無線LA...全文を見る
○内藤正光君 更にまた局長にお尋ねしたいのはその点についてなんですが、何点かお伺いしました、現在取り組んでいること。で、もっとあればということなんですが、公正競争を確保するために、当然のことながら電気通信市場分野においてですよ、公正競争を確保するために、現在、公取委さんの方が取り...全文を見る
○内藤正光君 では、これからちょっと個別具体的な話をさせていただきたいと思います。  先ほどから申し上げております事前規制というのは環境変化にやっぱり合わない、ずれが出てくるということを申し上げたわけでございますが、やはりその典型的なものの一つとして、光ファイバーに関する指定電...全文を見る
○内藤正光君 つまり、光ファイバーはボトルネック性があると。特に、現在NTTの光ファイバーにしかこの規制は掛かっておりませんから、NTTの保有する光ファイバーにはボトルネック性があると。どの事業者もみなこの光ファイバーを使わなければ事業展開ができないから、それが趣旨なわけですね。...全文を見る
○内藤正光君 そうですね、一九九七年ですね。今をさかのぼること六年前ですね。六年前をちょっと振り返ってみたいと思います。光ファイバーがどれだけあったのか。基本はメタルだったんですよね、当時はですよ。正にIT革命前夜と言ってもいいぐらい、そういう時期だったんです。メタルが主体で光フ...全文を見る
○内藤正光君 局長は随分自信を持ってNTTの光ファイバーは独占性があるとかそういうことをおっしゃっているわけなんですが、まあボトルネック性があるとおっしゃっているんですが。  そもそも、この法案、もうちょっと前を読んでみますと「全国の区域を分けて」とありますが、この指定電気通信...全文を見る
○内藤正光君 そうですね、これは東京なら東京で見る。全国で見るんではなくて、東京なら東京で見る、北海道なら北海道で見る。都道府県で見るということは省令でちゃんと明記されております。  であるならば、当然のことながら有力な光ファイバー事業者の伝送路長は、光ファイバーの長さは、総務...全文を見る
○内藤正光君 ちょっとよく分からないんですが、要は、じゃ、都道府県別に主要な事業者の光ファイバーの保有長というのは総務省持っているんですか、持っていないんですか。
○内藤正光君 報告は受けているとおっしゃいましたが、私は取り寄せようとしても持っていないと、把握していないという答えだったんですが、どういう、その食い違いは何なんでしょう。
○内藤正光君 これ、ちなみに言います。全国では出ていますよね、全国では。で、改めて言うまでもないと思います。NTTが持っている光ファイバーよりも圧倒的に多くの光ファイバーを持っているところがありますよね。それは事実としてあると思います。  で、これ、でも回線数ということで、加入...全文を見る
○内藤正光君 その回線数、ちょっともっと詳しく教えてください。実際に使われているものなのか、あるいはまた実際使われていないものも含めての話なのか、その点もうちょっと明確に言ってください。
○内藤正光君 実際に使われている回線数ですね、ですよね。  それ、ちょっとおかしくないですか。持っていても、同じ量を持っていても営業努力したところは当然増えるわけですよ、加入者回線数。営業努力していないところは当然増えない。また、主力としていないところはそこは当然増えない。 ...全文を見る
○内藤正光君 もう議論どころか異論が大ありですよ。  ここの法律では、何も実際に使われている云々って書いていないんですよね。すべての同種の伝送路設備の電気通信回線の和と言っていますから、当然、実際に敷設してあるインフラをベースにしているはずなんですよね。たくさん持っているところ...全文を見る
○内藤正光君 今までの、現在の経緯を述べていらっしゃるということなんですが、じゃ、問題意識としてはお持ちなんですね、当然のことながら。
○内藤正光君 本当に、やはり、もう冒頭から申し上げておりますように、私はNTTを守れとかNTTを厳しくしろとか、何もそんなことを言っちゃいないんですね。市場メカニズムが働くような仕組みにしなきゃ駄目ですよということを申し上げているだけなんです。私が申し上げたいのは、ただその一点な...全文を見る
○内藤正光君 そこでちょっとお尋ねしたいんですが、私から改めて言うまでもなく、光ファイバーというのは、現在、自由競争環境の下で多くの事業者が自らの経営判断に基づいて敷設を行っているわけですね、NTTのみならず多くの事業者が。そういった状況をまず踏まえつつ、ボトルネック性というのは...全文を見る
○内藤正光君 有冨局長は、先ほどの答弁の中で経営判断という言葉に触れられました。私は、余りにも今の事前規制は各社の経営判断を配慮し過ぎじゃないのかと。経営判断でもって、自ら自前で構築するよりも人から借りた方がいいと、だから作らないんだと。で、結果として二社、三社しか光ファイバー設...全文を見る
○内藤正光君 大臣、総務大臣、ちょっとお尋ねしたいんですが、私は本当に当初、繰り返しになりますが、メタルの加入者回線を前提とした指定電気通信設備なる事前規制、これが結果として、環境変化が進んでいるにもかかわらずそのままにしてしまったがために、結果として光ファイバーに対して、それも...全文を見る
○内藤正光君 大臣の答弁の前提として、この指定電気通信設備なる事前規制が取り払われると同時にNTTは光ファイバーを貸さなくなってしまうということを何か前提とした答弁のように聞こえるんですが、私もいろいろ調べてみました。  そうしたら、結構、今オープンにしているんですね。ウエブ上...全文を見る
○内藤正光君 午前に引き続きまして、残り時間はあと二十分か三十分でしょうか、質問をさせていただきます。  本当はもう何時間でも質問したい気持ちはあるんでございますが、委員会の質疑は時間が限られておりますので、二十分でこちらの疑問をどんどんぶつけてみたいと思いますが、公正取引委員...全文を見る
○内藤正光君 お聞きした立場、限りとはおっしゃいますが、法律ではちゃんとこう明記してあるんです。回線数、そしてまた都道府県単位ということで。まあ、でもその点はまた機会を改めて議論してみたいと思いますが。  次に局長、有冨局長にお尋ねしたいと思うんですが、米国のことについて簡単に...全文を見る
○内藤正光君 この指定電気通信設備についてはもうこれで終わりにしたいんですが、いずれにしても、何度も繰り返すようなんですが、やはり我が国IT革命の成否のかぎを握るのは間違いなくこの光ファイバー網なんです。そしてブロードバンドサービスなんです、ですね。しかるに、この当の光ファイバー...全文を見る
○内藤正光君 くどいようでございますが、やはり規制の網に掛かる可能性があるよということをにおわせただけでもやはりこれは萎縮効果があるわけでございますから、是非その辺を明確にしていただきたい。何かいろいろ検討しなければこの対象になるのかどうか分からないというようじゃ困るんです。しっ...全文を見る
○内藤正光君 まだまだ研究途上ということでございますが、やはり大事なところは、結果の平等と機会の平等を考えたときに、余りにも結果の平等を見過ぎないことだと思いますよ。やはり機会の平等が大事です、機会の平等は。機会が平等に保障されているにもかかわらず、経営判断等でただ商売上成り立た...全文を見る
○内藤正光君 もう本当にこの情報通信分野というのは、正にこれから競争下でもってどんどんどんどん進んでいく、またさらに、二十一世紀のこの日本を引っ張ってくれる大変な原動力となり得る可能性を秘めたものでございますので、下手な規制を掛けたりとか、結果の平等を余りにも着目する余り本当に変...全文を見る
○内藤正光君 残り時間もあと三分になってしまいましたので、あと、最後の一問かと思いますが。  そこで、届出事業者と登録事業者、二種類があると。その違いは分かったんですが、その両者に求められる例えば技術基準とかそういったもの、違いはあるんでしょうか。例えば、登録事業者は、例えばバ...全文を見る
○内藤正光君 ただ、それはつまり登録と届出とはまた違う尺度ということですね。
○内藤正光君 分かりました。  もう時間もなくなりました。本当に、最後一言申し上げさせていただくならば、本当にこの今回の法改正はかなり大きな内容を含む規制緩和だと私は評価をしております。しかし、ではこれで終わりかというと、まだまだ課題はたくさんあるわけでございます。例えば、私は...全文を見る
05月23日第156回国会 参議院 本会議 第26号
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○内藤正光君 私は、民主党・新緑風会を代表して、政府提出の個人情報保護関連五法案に反対する立場から討論を行います。  昨年までに政府が提出した一連の法案は、個人情報取扱事業者に対する主務大臣の権限が強大であり、義務規定の適用除外となる報道の範囲があいまいであるなど、個人情報保護...全文を見る
05月28日第156回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○内藤正光君 民主党・新緑風会の内藤正光でございます。会派を代表して意見を述べさせていただきます。  これまで、多くの参考人の方々から大変有意義なお考えを伺ってまいりましたが、私自身の考えも織り交ぜながら、以下、簡単に意見を申し述べさせていただきたいと思います。  まず申し上...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○内藤正光君 民主党・新緑風会の内藤でございますが、今日は五十分間のお時間をいただきまして、電波法について質疑をさせていただきます。  まず、電波法改正のやっぱり一番大きなきっかけとなった地上波のデジタル化について何点かにわたって質問をさせていただきたいと思います。  地上波...全文を見る
○内藤正光君 私も大臣と同じような認識を持っておりまして、本当にこのデジタルテレビ、各家庭にくまなく普及するであろうということが一番大きなポイントでございます。いろいろな新しいサービスへの窓口として使われていくと。  しかし、そのためには課金だとか認証だとか、あるいはブロードバ...全文を見る
○内藤正光君 現在、B—CASを搭載する形で製造が始まろうとしておると。ただ、B—CASだと駄目なんですよね、B—CASだとブロードバンドとの融合がまず断たれてしまう。このままB—CASでしばらく走ってしまうと大臣が描かれているであろう壮大なビジョンが展開できなくなっちゃうわけな...全文を見る
○内藤正光君 大臣は新しいものを率先して早々と買われたということなんですが、残念ながらそこの受信機にはまだまだ新しい高度な機能が組み込まれていなくて、大臣が先ほどおっしゃったいろんなサービスを受けられることができないというふうに私は思っておりますが、是非そういうことがないように、...全文を見る
○内藤正光君 二〇一一年になればデジタルテレビしか使えなくなるわけですから、好むと好まざるとにかかわらず買わざるを得ない。その途中、そこに至るまではどんなふうにそのロードマップを描かれているんでしょうか。
○内藤正光君 このロードマップを見てみますと、二〇〇四年アテネ五輪がありますが、そこもある程度、数百万台売れるだろうと、つまり来年ですね。今年末デジタル化が開始して、もう二〇〇四年には数百万台が売れていくだろうというふうにこのロードマップからは読み取れるわけなんですが、しかし、ち...全文を見る
○内藤正光君 では、ちょっと逆の聞き方をしますと、基本的にアナ・アナ変換が関東周辺すべて終わるまでは東京タワーの電波はフルパワーにできないということで、ちょっと私が関心があるのは、いつ関東周辺ではアナ・アナ変換作業は終わるんでしょうか。順調に進んでいるんでしょうか。二〇〇一年から...全文を見る
○内藤正光君 二〇〇六年の七月までですか。二〇〇六年の七月に終わるように、この三大地域、そういう予定で今作業を進めていらっしゃるわけですね。
○内藤正光君 それで、じゃ三大地域が、東名阪が終わったらその他の地域に移るわけなんですが、ロードマップでも描かれておりますように、ワールドカップ、ドイツで開かれるワールドカップをホップ・ステップ・ジャンプのホップと位置付け、そして北京オリンピック、二〇〇八年の北京オリンピックをジ...全文を見る
○内藤正光君 私、この調子で行くと、本当に二〇〇六年のワールドカップの時点で一体日本国民の何世帯が視聴可能な状態になっているんだろうかというのは、大変私は不安に思います。  前倒しすればいいということかもしれませんが、しかし一つの制限がありますよね。その制限とは何かというと、や...全文を見る
○内藤正光君 私は、今のうちから正直言って危機感を持って進めないととんでもないことになってしまうと思うんですよ。  というのは、この東名阪以上にその他地域というのは難しい、困難な地域が多いというふうに聞いているんです。瀬戸内の辺りとか大臣のいらっしゃる地域とか、かなり困難だと聞...全文を見る
○内藤正光君 もう本当に、これ以上やっても結構平行線をたどってしまいますので、この辺りで終えておきますが、これ、本当にしっかりと計画立てて、それこそ必要な予算も、当時八百億円だったものが、何かちょっと見込み違いで千八百億円になったように、これはちょっとした見込み違いじゃないですよ...全文を見る
○内藤正光君 本当に大変くどいようでございますが、大方の人は余りデジタルの話というのは知らない人も多いわけなんですね。知っていても今年の末から始まるのかと、じゃ東京に住んでいればどこでも視聴可能なのかというような誤解も持っています。ところが、すべての、関東近辺のすべてのアナ・アナ...全文を見る
○内藤正光君 局長おっしゃったとおり、やはりこれだけ急増した理由は移動体電話がこの十年間で驚くほど私たちの予想を上回るような勢いで増えてきた。大体今八千万台ですか、一台当たり五百四十円毎年事業者経由で徴収していますから、これを単純に掛け算すれば四百数十億。結果として電波利用料収入...全文を見る
○内藤正光君 法的に問題ない使い方をしているということですね。有冨局長おっしゃったように、この電波利用料の主な歳出内訳というのは、簡単に言えばさっきおっしゃったとおり電波監視であったり総合無線局監理システムであったり、あるいはまた技術試験事務等々であったり、あと遮へいの対策ですよ...全文を見る
○内藤正光君 ちょっとお尋ねしたいのは、傾向だけを教えてください。平成五年以降の話で結構なんですが、総務省によって確認された不法無線局の数というのは、これだけ予算が増えているわけですから不法無線局の数、探知された不法無線局の数というのは増えているんだろうなと推測はしますが、どうな...全文を見る
○内藤正光君 これは総務省さんが作ったパンフレット、手元にありますが、それ書いてありますね。むしろ、今そんなに増えていないんですね。増えていないどころかどちらかというと減少傾向なわけですね。  これ、通告していなくて恐縮なんですが、これ確認された不法電波局の数ということなんです...全文を見る
○内藤正光君 いずれにしても増えているという、予算の伸びに応じて増えていると思っていたんですが、そうではなくて横ばいか逆に減少ぎみだということですね。  そこで、ちょっともう一つお伺いしたいんですが、不法無線局なんですが、一体どういった種類の無線局が不法の原因になっているんでし...全文を見る
○内藤正光君 有冨局長、本当にいろいろ、言い訳に聞こえてしまうんですが、一応、不法の元凶になり得るようなパーソナル無線だとか市民ラジオ等々の数は減っているんだけれども質的には大変高度化しているからお金が掛かるのは致し方ないということだろうと思います。  ただ、普通に考えて、実際...全文を見る
○内藤正光君 今の局長の答弁ですと、私が何か大変特殊な資料を要求したかというふうに聞こえてしまうんですが、何も私は特殊な資料を要求しちゃいないんですよ。システム開発費はどれぐらい掛かっているんですかとか、計算機の借り料、幾ら掛かっているんですかと、至極真っ当な要求したんですよ。当...全文を見る
○内藤正光君 どんぶり勘定という言葉がちょっと強烈過ぎるかもしれませんが、ただ、十二年度の総務庁の監察では、一般財源、これ特定財源ですよね、どちらかというと、本来もうちょっとこの案分の仕方をしっかり明確にすべきじゃないかという指摘も受けているわけですよ。これははっきり言えばどんぶ...全文を見る
○内藤正光君 頼もしい御答弁をいただきました。  是非、分かりにくい資料を作っておいて出しているというのじゃ駄目なんですよ。やっぱりそれ、分かりやすい形に加工し直してもらわなきゃいけない。  総務省、有冨局長は足し算すれば分かるよと。それは足し算すると分かるかもしれませんが、...全文を見る
06月10日第156回国会 参議院 文教科学委員会 第19号
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○内藤正光君 おはようございます。  民主党・新緑風会の内藤正光でございますが、本日は私は一時間の時間をいただきまして、質疑をさせていただきたいと思います。  まず最初、私がお伺いしたいのは、高等教育機会の確保という点で何点か質問させていただきたいと思います。  ここにまず...全文を見る
○内藤正光君 遠藤局長、いろいろ述べていただいたわけなんですが、さっぱり分かりません、何を言っているのか、何を言っているのか。  私が聞いたのは、これまで私学との格差をなくすための方向でどんどんどんどん、今四十九万六千八百円と値上げが続いてきた、急激な勢いで。これからもそれを容...全文を見る
○内藤正光君 実は、国立大学の授業料というのは、単なる授業料にとどまることなく、国がどう考えているか、高等教育行政というものに対してどういう考えを持っているのか、これが如実に表れてくるのが正にこのあれですよ、授業料ですよ。  皆さん御案内のように、ヨーロッパでは授業料、ほとんど...全文を見る
○内藤正光君 本当に、今の段階でその程度の見解で本当に省令できるんですか。いつ明確な形で考え方を対外的に発表できるんですか。各大学はその文部科学省の方針が決まらないから、これ、募集さえもできないんですよ。  いつですか、いつぐらいに明確にする御予定ですか。
○内藤正光君 決まっていくだろうと思われる、人ごとじゃないんですよ。どういう方針を持って授業料を決めるか、考えているのか、これを今の段階でお示しいただかないと駄目なんですよ。  その程度なんですか、でも、今。まあ大体一・六倍程度云々というのはあったけれども。
○内藤正光君 本当にできるだけ早く決めていただきたい。ただ単にそれは数字を決めればいいというものではなくて、高等教育行政という観点からどうあるべきか、授業料、というのをもっと総合的に考えて決めていただきたいなとは思うんですが、大臣はいろいろ家計に余り負担にならないような形で決めて...全文を見る
○内藤正光君 副大臣は地方の国立大学のことをおっしゃいました。私も同感なんです。やはり、地方の国立大学というのは、高等教育の機会を地方の在住者の方々に与えるという意味では大変大きな役割を担っているわけなんですが、その辺の御認識は持たれているということは確認をさせていただきました。...全文を見る
○内藤正光君 そういった地方の国立大学の地域の特性を生かした活動に対して文科省としても積極的に理解を示し、そしてまた支援をしていくというお考えは確認をさせていただきました。  そして、更にそれをしっかり担保するために、やはり評価委員会、国立大学法人評価委員会のメンバー構成もやっ...全文を見る
○内藤正光君 ちなみに、国立大学法人評価委のメンバー数というのは何人ぐらいになるんですか。
○内藤正光君 ということは、局長のおっしゃったことをもっと数字上で言うならば、その十数名の中に少なくとも一名は地方の国立大学の実情に精通した人を入れるという、そういう理解でよろしいわけですね。
○内藤正光君 分かりました。  引き続きまして、高等教育機会の確保という観点で、やはり奨学制度のことについて触れないわけにはいきません。  先ほども申し上げましたように、ヨーロッパというのは、もう本当に国立大学の授業料そのものがないか、あったとしてもそんなに高くないし、そして...全文を見る
○内藤正光君 大体、諸外国で奨学制度といったら、やはりそこの根幹には給費制度というものがあるわけですよね。日本のように無利子ローンにしろ有利子ローンにしろ、あれはしょせん学生ローンなんですよ。それははっきり言えば奨学制度の名に値するのかなと私は大きな疑問符を持っています。疑問を持...全文を見る
○内藤正光君 この奨学制度については、また場を改めて議論をさしていただきたいわけでございますが、やはり最後に、この項目で最後に申し上げさしていただきたいのは、やはり今の日本に問われているのは、いかに優秀な人材を育て上げることができるかどうか、それも数多くでございます。ところが、も...全文を見る
○内藤正光君 今の答弁じゃ、今回の国立大学改革、何なのかというのが分からなくなるんですよ。  いいですか。通常の独法というのは、あくまで各行政機関のエージェントとして、執行機関として設けているわけですよ。今回の国立大学改革なるものは、大学の自律性を高めるための取組なわけですよ。...全文を見る
○内藤正光君 本当に文科省としてそういったことでいいのかどうか、私は聞いてみたいと思うんですが、その前に総務省にお尋ねしたいのは、別の観点とおっしゃいましたが、じゃ、具体的にどういう観点、国立大学法人評価委員会とは具体的にどう違う評価をなさるんですか。
○内藤正光君 何か、今のは余り、ちょっと納得しかねる答弁ですよね。ある程度、こういう違った角度から評価しなきゃいけないという答弁が得られたならば私も納得できたかもしれないんですが、まだやってもいないから分からないと。結局、空手形を切るようなものですよ、これ、これ。
○内藤正光君 文科省にお伺いしたいんですが、効率性の観点からの評価は国立大学法人評価委員会ではやらないんですか。
○内藤正光君 つまり、総務省の評価委は二重チェックが必要だという、そういうあれですか、御心配からやられるということですか。
○内藤正光君 つまり、総務省の評価は、これまではそうだったんですが、大学の場合、教育研究の自由だとか大学の自律性とか自治とか、そういったものを配慮して、霞が関だとか、そういった国の関与は極めて抑制的であったわけですよ。ですよね。総務省の二次的評価なるものも極めて限定的、極めて抑制...全文を見る
○内藤正光君 ただ、この法律を素直に読んでいきますと、この総務省の独法評価委はかなりの権限があるわけですよ。評価に対する評価というのもあるんですが、もう一つとして、中期目標の期間終了時における大学法人の主要な事務事業の改廃に関する文部大臣への勧告、そこまであるんですよ。これ、ちょ...全文を見る
○内藤正光君 この時点でその程度の答弁だと、なかなかちょっと安心できないというか、正にもう大学を普通の独法と同列に位置付けた扱いしかするつもりがないということにしか聞こえないんですが、じゃもっと具体的に聞きます。  ここに独法評価委の第一次意見書があります。これを見ますと、文科...全文を見る
○内藤正光君 ただ、でも先ほどおっしゃったのは評価に対する評価だとか、そういうことをおっしゃったわけですよね。何で一つ一つの大学法人に対して総務省という、独法評価委という立場でコメントできるんですか。よく分からないんです。
○内藤正光君 どうも何か納得できないんですよね。まだ考え方が固まっていないというのが本当のところなんでしょうが、私は、学問の自由だとか大学の自治というものに配慮したならば極めて限定的でなければならないし、ましてや評価に対する評価、評価の統一性確保のための評価とおっしゃっているわけ...全文を見る
○内藤正光君 つまり、それぞれの中期目標の達成具合に対してチェックをするとかおっしゃるんですが、でも文科省の評価委もそれを評価されるわけですよね。それを、中期目標の達成度合いとかそういったものをちゃんとチェックするわけですよね。それ、しないんですか。
○内藤正光君 そうですよね、それをやらなかったら国立大学法人評価委員会の存在意義が全くないわけですからね。  その辺、何か答弁を聞いていると全くもって、ちょっと整合性というか、調整がなされていないように思うんですが、でもこの評価というのは、私はすごく大事なものなんですよ、ここ、...全文を見る
○内藤正光君 私はそれが正しい方向だと思っているんです。違いますか。もう一度改めて整理して答弁をいただきたいですが。
○内藤正光君 じゃ、先ほど冒頭の答弁は取り消されるということでよろしいんですね。
○内藤正光君 この辺は大変大事な問題ですので、評価の在り方というのは、しっかりと行き違いが、両省で行き違いがないように文科省と総務省との間で話合いを行っていただきたいと思いますが、ちょっと総務省の方がもし勘違いされていたら困るんですが、副大臣、よろしいですね。
○内藤正光君 本当はもっといろいろこの点についてもやりたいんですが、ちょっとまだ大事な問題があります。役員の任命についてちょっと残された十数分の時間を使ってやらせていただきたいと思いますが、役員の任命といっても特に監事の任命についてお尋ねしたいと思います。  総務省さん、これで...全文を見る
○内藤正光君 法案、法文を読んで気付いたのは、調査検討会議の報告ではこういう文言があったかと思いますが、監事には大学の教育研究及び大学運営に関し高い識見を有する学外者を登用するという文言がありました。ところが、法案の中にはそういった文言は一切見ることができないんですが、当然これは...全文を見る
○内藤正光君 学外者は分かりました。  ただ、ここの検討会議の中で言っている教育研究及び大学運営に関し高い識見を、じゃ持たなくてもいいわけですね、ということになるわけですか。それは当然尊重するんですよね。
○内藤正光君 大学の業務って幅広いわけですよね。文部行政に精通した人もある意味大学の業務に精通しているわけですよね。私は、文部科学省として、今世間の批判をどの程度真剣に受け止めているのか、私はその姿勢を問いたいと思うんですよ。例えば、もう既に幾つも独法化なされていますよ。これはあ...全文を見る
○内藤正光君 正に同じことをおっしゃりながら、この百六十八名の常勤ポストのうち九割もの霞が関OBが横滑りなり天下っているわけですよ、ふさわしい者として。ですよね。さっき、基準って聞いたんですが、あんな基準だれだって当てはまりますよ。あんなの基準と言いませんよ。  そして、もっと...全文を見る
○内藤正光君 ちょっとこの点で大臣あるいは副大臣にお尋ねしたいんですが、正に政治家としての考え方をお尋ねしたいと思いますが、大臣は申し訳ございません、違いました。済みません。  大臣あるいはまた副大臣にお尋ねしたいと思うんですが、私は世間、先ほどから申し上げておりますようにいろ...全文を見る
○内藤正光君 もう時間がないんで、私、一言だけ申し上げます。  結果として九割だとか、あるいはまた八割、七割でもそうなんですが、が霞が関OBであったということになると、今回の法改正の趣旨が全く生かされないことになるわけですよ。今回は、文部科学省から自立させて、本当に自律的な大学...全文を見る
10月02日第157回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○内藤正光君 おはようございます。  民主党・新緑風会の内藤正光でございます。  本日は、国民の最大の関心事であります年金に絞って、総理を始め皆様方に御質問をさせていただきたいと思います。  我が国の年金制度は、改めて言うまでもなく、厚生年金制度におきましては世代間の大変な...全文を見る
○内藤正光君 総理は、衆議院の本会議におきまして、公明党の議員に対する答弁だったかと思いますが、経済財政諮問会議で国民の意見も聞きながら議論し、結論を年内に出していくというふうにおっしゃったかと思います。ところが、厚生労働大臣もおっしゃっているように、厚生省としての結論は、考え方...全文を見る
○内藤正光君 竹中大臣にお伺いしたいと思うんですが、経済財政諮問会議の問題は大変山積しているわけでございます。そしてまた、体制からいっても、もう、ここにもありますが、一枚紙で済んでしまうぐらいな体制で、民間の議員も、実質、年金問題に一番精通しているのは本間先生と、あと吉川先生です...全文を見る
○内藤正光君 巷間、間もなくの解散・総選挙が言われているわけなんですが、よもや解散・総選挙に配慮して、万が一解散になったらその間は財政諮問会議では議論をしないと、十一月末に厚生労働省試案が出てくるのを待ってから本格的に議論しようということはないですね。  実際に、もう十月から、...全文を見る
○内藤正光君 総理、この件については最終的に確認をさしていただきたいんですが、あくまでこの最終的な改革案をまとめ上げる場は経済財政諮問会議であると。そして、十一月末に出される予定の厚生労働省の試案はあくまで一つの考え方であって、経済財政諮問会議の場で財務省だとか、あるいはまた経済...全文を見る
○内藤正光君 しっかり、竹中大臣、経済財政諮問会議という場でいろいろな意見を検討をして、本当に持続性のある年金改革というものを再構築をしていっていただきたい、このことをお願いを申し上げます。  さて、次は基礎年金の二分の一への引上げについてお尋ねしたいと思います。  御案内の...全文を見る
○内藤正光君 ただ、この附則は、この五年間の間にこれを徹底的に考えて、そして平成十六年度にはちゃんとその財源を確保した上で、ちゃんと三分の一から二分の一へ引き上げるべきことと書いてあるのがこの附則なんですよ。附則とはいえ、これは法律ですよ。  要は、私が聞いているのは、プロセス...全文を見る
○内藤正光君 正にその解釈は詭弁ですよ。この主文はどこにあるのかといったら、国庫負担の割合を二分の一へ引き上げると。そして、その前にある二行は、こういったことを十分検討した上で、そして財源を確保した上で平成十六年度には二分の一へ引き上げるべきと、附則はこう書いてあるんですよ。これ...全文を見る
○内藤正光君 総理、お答えください。厚生労働大臣でも財務大臣の話でもないんです。これは総理がお答えすべきことなんです、内閣のトップとして。二分の一へ引き上げるかどうか。  総理はかつて、公約なんて守らなくたって大したことじゃないとおっしゃったんですが、今度あれですか、法律守らな...全文を見る
○内藤正光君 じゃ、財務大臣、お尋ねします。  じゃ、この財源の確保を総理からちゃんとオーダーを受けて、そして今、必死になってその財源確保に向けて努力をされているわけですか。
○内藤正光君 昨日も、衆議院予算委員会で小泉総理は、このことは税制改革も考慮しながら進めていかなきゃいけないと。これは当然なプロセスですよ。これはやらなきゃいけないことですよ。私たちが聞いているのは、そのプロセスがどうのこうのと言っているんじゃなくて、このプロセスを経た上で、最終...全文を見る
○内藤正光君 時間の関係もあります。小泉内閣は余り法律を重視しない内閣だということを理解した上で、次に移りたいと思います。  さて、その年金改革に向けた基本的な考え方を議論させていただきたいと思います。  今の厚生年金によりますと、こうなっています。(図表掲示)  一九四〇...全文を見る
○内藤正光君 結局、そういったことを加味しても、正直言ってそんなのはもう将来分からないんですよ。そして、ほとんどこの傾向は変わらないんですよ、基本的には。変わらないんですよ。このことが若い人たちの不信感にこたえたものとなっているのかというのが私の質問なんです。本当にこたえているん...全文を見る
○内藤正光君 厚生大臣は正にもう本当に負担を先送り、今さえよければいいという、これじゃもう年金制度そのものに対する信頼感は到底戻りませんよ。  そこで、ちょっと給付水準に対する考え方をお尋ねしますが、厚生大臣はあくまで現役時代の賃金代替ということを、主軸を置いています。ところが...全文を見る
○内藤正光君 もう時間、切れてしまいました。この辺りでやめなきゃいけませんが、しかし年金という問題は国民の最大の関心事であります。本当に一厚生労働省の試案だけで政府案が決定されることは何としても避けなきゃいけない。そんな思いで私はこれからも年金制度の問題、党を挙げて、全党を挙げて...全文を見る