直嶋正行

なおしままさゆき



当選回数回

直嶋正行の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第136回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○直嶋正行君 それでは、泉委員の関連ということで、引き続き質問させていただきます。  住専についていろいろお伺いしたいのでありますが、その前に一、二、高速増殖炉「もんじゅ」の事故について総理及び科学技術庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。  昨年末に起きました「もんじゅ」の...全文を見る
○直嶋正行君 今、地元の理解も含めて御答弁がありました。私は、いつもこういう問題の場合、感じることが一つあります。それは、どうしても今回のような事故が起きた場合には、国といいますか中央の感覚と、現実にああいう施設が目の前にあって、それゆえに非常に安全問題に関しては敏感であるという...全文を見る
○直嶋正行君 それでは、先ほど議論がありましたが、住専の問題に入っていきたいと思います。  私も住専の問題について幾つかお伺いしたいと思うのでありますが、まず最初に大蔵大臣にお伺いしたいのでありますが、今回の国民のこの住専処理に対する最大の疑念は、さっきもやりとりありましたが、...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、私は去年のたしか臨時国会で、住専の問題は大変なんだからもう本当は処理していなければいけないはずだと。さっき田中経企庁長官も、この不良債権問題が経済のネックの一つだと、こうおっしゃったんですけれども、そのときからそうだったんですよ。そのときに大蔵大臣も農水大...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今の大蔵大臣の答弁はちょっと話が変わっていると思うんですよ。今おっしゃったように、この処理スキームを遂行していく、債権回収する過程で責任が明らかになって、それを明らかにしていく、責任もとってもらう、これは個別のたくさんいる利害関係者にとっては当たり前の話なんで...全文を見る
○直嶋正行君 今、日本全体の責任だというお話がその辺から出てきました。これは明らかに国民にツケを回す話だと思うんです。  金融システムをどうするかという話の前に、なぜ税金を使わなきゃいけないのというところがはっきりしていないんですよ。こうなった、税金を使わざるを得なくなった理由...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今の総理の御説明を聞いても納得できないんです。というのは、今も総理がおっしゃったんです、これ以上引き延ばしちゃうとだめだと。まさしくこういう見方が、金融システムに不安を生じるから入れなきゃいけないんだ、いいんですか、金融システムがどうなってもと。そういうところ...全文を見る
○直嶋正行君 そうとは限りませんよ。それはちょっと勉強不足だな。
○直嶋正行君 総理は大変頭のいい方で、私はここで今、破産法とか会社更生法と政府の処理スキームとどちらがいいのかという議論を別にしているつもりはないんですよ。
○直嶋正行君 それで、例えばもっと端的に言いますと、これは数日前のある新聞なんですが、武村前大蔵大臣のインタビュー記事が出ています。これはお読みになったと思うんですが、この中で武村前大蔵大臣はこうおっしゃっているんですね、今回の処理フレームの決定について。つまり、母体行、一般行が...全文を見る
○直嶋正行君 ここで私は大蔵大臣とマクロ論議するつもりはありません。  それじゃちょっと時間がありますからお伺いしますが、この中で、さっきもちょっと申し上げましたが、今回の一次損失なら一次損失の税金の投入は、さっき武村さんは明らかにこれは農協、確かに農協金融システムの問題もある...全文を見る
○直嶋正行君 時間が来ましたのでこれでやめますが、明日またこの住専の問題、継続して質問させていただきますので、本日は一応これでやめたいと思います。
02月16日第136回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○直嶋正行君 それでは、昨日に引き続き、住専の問題について御質問させていただきたいと思います。  きょうは二次処理スキームを中心にお伺いしたいと思うんですが、その前に、きのうまでの議論を整理する意味を含めて、最初にちょっと総理に御確認をさせていただきたいと思うんです。  昨日...全文を見る
○直嶋正行君 ということは、基本的に公的資金  は使わないということですね。
○直嶋正行君 もう一点ちょっと確認をさせていただきたいんですが、これは農水省と大蔵省の局長の覚書にもかかわることなんです。  これは大蔵大臣にお聞きしたいんですが、きのうの衆議院の参考人質疑の中でもありましたが、母体行側はもう最大限の法的な責任をとった、だから一次のスキームの債...全文を見る
○直嶋正行君 今の答弁だと、またきのうの話に戻っちゃうんですよ。簡単に言うと、みんなが、おれはここまでならいいよ、できるよ、私はここまでならできるよと、こういったものを足して、足らず前は税金で入れた、こういうことになるんですよね。どうなんですか。
○直嶋正行君 今の答弁は私の質問に答えていないと思うんです。私の質問に答えてくださいよ。みんなができる範囲をやって、残りは税金を入れたんですかと、こう言っているんです。
○直嶋正行君 じゃ、逆に聞きます。  みんなが最大限やって残りは税金を入れたということは、いろいろ議論されている大蔵省の行政責任をとってその部分を入れたと、こういうことですか。
○直嶋正行君 ですから、それはつながっているということでしょう。みんなができる範囲をやって残りを税金で処理したわけですから、責任論を突き詰めれば、これは大蔵省なりの行政責任で入れたということになるんじゃないですか。どうなんですか。
○直嶋正行君 委員長、これは同じ答弁ばっかりなんですよ。私の質問に答えていないんですよ。  また改めてこれは議論したいと思いますが、もう一点、大蔵大臣、ちょっと御確認したいんです。きのうここでもやりとりがありましたが、例の覚書の件なんです。  きのうの参考人招致の中で、農水省...全文を見る
○直嶋正行君 今、大臣が理解をしておるとおっしゃいましたが、それは経過について理解をしているということですね。しかし、結果としてこういう非常に重要な問題が大臣に知らされることなしに調印されたということですよね。このことは非常に重要な問題なんじゃないでしょうか。
○直嶋正行君 必要ありません。政府委員の話じゃないんです、これは。大蔵省の最高責任者は大臣ですから、大臣はどのように今受けとめておられるんでしょうかということを私はお聞きしているんですよ。  しかも、第二次再建計画は今報告されているとおっしゃいましたが、その重要な裏づけになって...全文を見る
○直嶋正行君 ということは、決裁はしないけれども話は聞いていた、こういうことですか。
○直嶋正行君 それでは、きのうの寺村さんの話は間違っている、こういうことになるわけですね。どうなんですか。
○直嶋正行君 きのうのやりとりをもう一度私もしっかり文言を精査してこの問題はまた改めてやりたいと思いますが、仕事の回しとして、農水省の方はきちっと相談をした、こうおっしゃっているんです。これは事前相談なのか事後報告も含めておやりになったのかわかりませんが、どうもきのうのそこの部分...全文を見る
○直嶋正行君 今お話があったとおり、回収率が非常に悪いわけです。これ多分八%ぐらいになると思いますが、これはどういう理由に基づくものか分析されていると思うんですが、ちょっとその分析の状況をお伺いしたいと思います。
○直嶋正行君 もう一つ教えていただきたいんですが、この買取機構は株式会社だと思うんですが、今は経営状態どうですか。赤字ですか、黒字ですか、収益はどれぐらい上がっていますか。
○直嶋正行君 それでは、あわせて東京共同銀行の収益状況もお願いします。
○直嶋正行君 肝心のデータがわからないので質問がちょっとやりにくいんですけれども、いろいろお聞きしていますと、大臣、今度の住専処理機構で扱う物件というのは、共国債権買取機構で今扱っている物件に比べますと、数が多いということはもちろんあるんでしょうが、例えば土地の形状なんかも非常に...全文を見る
○直嶋正行君 この二次処理スキームも、出た損失の半額は財政から充当すると、こういうことになっているわけですね。常識的に考えると、今までの買取機構の実績とか、今全力でやりますとおっしゃっていますが、例えばこういう債権回収なんかやっている専門家の意見を聞きますと、債権回収というのはや...全文を見る
○直嶋正行君 はっきり申し上げますが、大蔵大臣、今回の不良債権で一次損失分を除きますと回収見込み三・二九と試算に書いているんですが、このうちの一・二兆円というのは回収困難だと、最初の去年の大蔵省の検査で指摘した分が入っているんです。そうすると、常識的にはこれはもう難しい、かなりの...全文を見る
○直嶋正行君 私は、ちょっと申し上げておきますが、放置せよという意味で申し上げているんじゃないんです。見通しが非常に厳しいんじゃないか、今回の処理は甘いんじゃないか、こう申し上げているんです。  もう一つお聞きします。今回、住専から住専処理機構に資産譲渡する際に、大蔵省の方でつ...全文を見る
○直嶋正行君 後段の部分、私は聞いていないです。それはよくわかっている話なんですよ。  今までの説明によると、例えばこれは昨年の路線価をベースにしてこの損失分というのははじいていますね。御承知のように、ことしになっても土地の値段というのは下がっているんです。結果的には、これは去...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、路線価は公示価格の八掛けだから安全率を見込んでいる、こういうことかもしれませんが、しかし今の土地の状況というのはそういう状況じゃないですね。もうきのうさんざん話があったばかりですよ。  住専処理機構というのは株式会社でしょう。普通、株式会社が破綻した先の債...全文を見る
○直嶋正行君 一言申し上げます。今の局長の答弁につけ加えておきますが、去年の価格で慎重に評価した、こういうことですね。どうですか。
○直嶋正行君 ですから、去年の評価でしょう。  この部分はさっきの議論の当事者の責任の問題ともかかわるんですが、結局は今のやり方というのは、一次損失分をあの六兆四千億の枠におさめて、ほかのものは皆結果的には二次損失スキームの方に先送りしているんです。しかもその中で、公的財源を入...全文を見る
○直嶋正行君 今以上の損失が出ないように努力するだけでしょう。本当にそういうことがあり得るんですか。もう一回ちゃんと答えてください。どういう見通しがあってそうおっしゃるんですか。
○直嶋正行君 第三者みたいなことを言わないでくださいよ、期待をしておるなんということは。  これは水かけ論になりますから、それじゃ大蔵省得意の誓約書か念書を入れていただけませんか。参議院予算委員長あてで結構ですわ。万が一のために、税金で半額を出すことを決めてもらったけれどもこれ...全文を見る
○直嶋正行君 もう時間がありませんから、大臣、最後に申し上げておきますが、本当にこれは国民から見たら見えないんですよ、どれだけ財政資金が投入されるのか。  皆さんは努力をすると。当然努力はされるんだと思うんです。しかし、今までの例えば東京共同銀行とか債権買取機構なんかの状況を見...全文を見る
02月28日第136回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○直嶋正行君 私の今から申し上げますことは、会派としての統一した見解ではなく、直嶋個人の意見であるということをまず申し上げておきたいと思います。  最初に、日本を取り巻く国際情勢の認識でありますが、世界は冷戦後の新秩序形成に至る過渡期にある。したがって、過渡期特有の不安定かつ不...全文を見る
○直嶋正行君 私は、安全保障の問題を考えるときに、確かに、あるべき姿あるいは理想的な姿というのを議論することも必要でありますが、しかしやっぱりもう一つは、現実のアジア地域なりあるいは世界の情勢を見る中で、私たちの日本の国益は何か、そういう視点に立ってやはり冷静に考えていくことが必...全文を見る
03月28日第136回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○直嶋正行君 平成会の直嶋でございます。きょうは税制中心に大蔵大臣にお伺いをしたいと思います。  まず最初に、大蔵大臣にお伺いしたいのでありますが、来年四月以降の消費税の税率について、一昨日の当委員会の答弁の中でもこの税率の五%を動かすことは難しいというような趣旨の御答弁がござ...全文を見る
○直嶋正行君 それで、仮に五%が動かしがたいということになった場合に、今大臣もお触れになりましたが、いわゆる附則第二十五条の検討条項というのがございます。ここでは、社会保障の財源の確保あるいは行財政改革等四項目の観点を総合的に検討を加えと、こういう表現で記載をされているわけであり...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁をお伺いしますとちょっとあいまいなんですけれども、その御答弁の中にもありましたように、そもそも税制改正論議がなぜ始まったかということを考えますと、これは今もちょっと触れられましたが、今後の少子・高齢社会に対応した福祉財源が必要になるはずだと。だから、それを...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、ちょっとこれおかしいんですよね。要するに、今ちょっとお触れになりましたが、あのときに、当時の武村大蔵大臣も答弁の中で、本来は福祉ビジョンとか行財政改革の数字を詰めて税率を決めなきゃいけないんだけれども、今回は時間がなくて詰め切れなかった、だからこの検討条項...全文を見る
○直嶋正行君 いや、ですから大蔵大臣、そこの最後のくだりのところがやっぱりおかしいと私は思うんですよ。要するに、税制は税制として見直しを続けていく、こういう話ではなかったはずなんです、税制改革をやったときの議論は。  要するに、もうちょっと申し上げますと、少なくともこれからの高...全文を見る
○直嶋正行君 この点は、ちょっとくどいようですがもう一つ申し上げておきます。さっき薄井局長の御答弁の中にもありましたが、この前の税制改革、結局は、基本的には所得税のフラット化をやって、その部分を消費税のアップで対応したと。多少の財源は残ったかもしれませんが、基本的にはそういう内容...全文を見る
○直嶋正行君 それでは、続きまして、財政の方に少し質問を移してまいりたいと思います。  昨年の十一月十四日でありましたか、いわゆる財政危機宣言というのが出されました。これについてちょっとお伺いをしたいわけであります。  今のいわゆる検討条項の中にも財政状況だとかあるいは行政改...全文を見る
○直嶋正行君 今お答えがあったんですけれども、もう一つこの財政危機宣言についてお伺いしたいんですけれども、改めてきのうもう一度これを読ませていただきましたが、率直に言ってこれの目的というのがよくわからないんです。  ここで財政危機宣言というふうに言われていますが、今ちょっとお話...全文を見る
○直嶋正行君 今のお話で、これからの議論というふうにおっしゃられたんですけれども、例えばおとといの委員会でも、伏屋さんは答弁でクリントンのアメリカの財政計画を御説明されましたね。ああいうものの中に、例えば二〇〇二年を一応目標にして進めるということについては、あれは与野党含めてター...全文を見る
○直嶋正行君 今お話があったんですが、ぜひこれは大蔵省は今後十年か二十年ぐらいもう鬼だと言われるぐらいに頑張っていただかないと、本当に財政を構造的に立て直すということは難しいと思います。  それから、今、審議会等にもその目標のつくり方なんかを含めて諮っていきたいというお話がござ...全文を見る
○直嶋正行君 ぜひお願いをしたいと思います。  それからもう一点、財政の問題でちょっと申し上げたいのでありますが、結局なぜ今、日本の財政がこんなに急に悪化したかといいますと、バブル崩壊以降いろいろな経済対策を打ってまいりました。そのことによって、もちろん不況で税収が落ちたという...全文を見る
○直嶋正行君 私の持ち時間が来ましたのでこれで終わりますが、いろいろと財政の問題についても、きのう御連絡をした質問のまだ半分ぐらいしかやっておりませんので、また次の機会に改めて議論をさせていただきたいと思います。  これで終わります。
○直嶋正行君 私は、ただいま可決されました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、平成会、社会民主党・護憲連合及び新社会党・平和連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     租税特別措置法の一部を改正する...全文を見る
04月11日第136回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○直嶋正行君 私は、ただいま可決されました塩事業法案に対し、自由民主党、平成会、社会民主党・護憲連合、日本共産党及び新社会党・平和連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     塩事業法案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項に...全文を見る
04月19日第136回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○直嶋正行君 平成会の直嶋正行でございます。  本日は、橋本、玉置両参考人、大変御多用の中をこうして私どもの審議のためにお越しをいただきまして、本当にありがとうございました。まずもって御礼を申し上げます。  時間の関係もありますので、早速質問をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○直嶋正行君 では一つお伺いをいたしますが、今般太平洋銀行が破綻をしました。これは、さくら銀行さんを初めあと三行だったと思いますが、関係の深い金融機関で再建をされるといいますか、新たな会社をおつくりになる、こういうふうに聞いています。  今一〇〇%子会社の場合はそうだけれどもほ...全文を見る
○直嶋正行君 この点、また後で議論したいと思いますが、今のお話で私がやっぱり腑に落ちないのは、政府、日銀の要請もあって今まで協力してきた、それで太平洋銀行については再建に協力するんだ、こういうことでありますが、そうすると公的なそういう要請があれば対応するということで、それも太平洋...全文を見る
○直嶋正行君 さっき拝見したという雑誌等、玉置参考人のインタビューから私が推測しますと、一般事業会社の処理に財政資金を投入せざるを得なくなった背景は、率直に言いますと系統の体力問題だと、このように私は受け取ったんですが、いかがでございますか。
○直嶋正行君 先ほどのやりとりの中で橋本参考人も、やはり系統に対する負担といいますか問題がその背景だというお話をされております。私は今のお二人の発言から、今回の処理スキームについて銀行サイドの皆さんはそのような見方をされているということを改めて感じた次第でございます。  続きま...全文を見る
○直嶋正行君 私は、本当に銀行のといいますか、金融機関のこの問題に関する責任は重いと思います。  ただ、今のお話を受けて一言確認したいのでありますが、確かに政府が閣議決定をしました後出されました具体的方策の中では、住専問題の処理方策ということでうたっていますのは、与党のガイドラ...全文を見る
○直嶋正行君 もうちょっと明確にその認識をお伺いしたいのでありますが、いかがですか、承知をしておるということだけでございますか。
○直嶋正行君 では、今のやりとりを受けてもう一点お伺いしたいのであります。  ということは、政府サイドから今いろいろ出ている追加要求というのは、スキームをつくった時点から考えると、これは約束違反だと。つまり、世論の非常に厳しい批判の中で、さらに母体行を初めとする銀行に上乗せの要...全文を見る
○直嶋正行君 今の後段の低利融資の方は私はちょっとおかしいと思います。といいますのは、今の全額放棄が政府との話し合いの中での合意であるならば、これも昨年の閣議決定の文書の中に、母体行に対しては三兆五千億円の全額放棄とあわせて、住専処理機構への出資及び低利融資を要請するということが...全文を見る
○直嶋正行君 私は、きちっと過去の事実を踏まえて政府にも非のあることを今申し上げたのでありますけれども、何か政府の応援をされるようなお答えで大変心外でございます。私は、やっぱりこういうことはきちっと話をしなきゃいけないと思うんです。  ですから、橋本参考人が今おっしゃったように...全文を見る
○直嶋正行君 玉置参考人にお伺いしたいのでありますが、これもさっきちょっとお話が出ましたが、特に地銀生保ローンの場合は母体行が八十九社ある。これも以前、玉置参考人は、要するにいろいろ責任を持つというのは銀行ということでいえばメーンバンクなんだと、そうじゃなくて、八十九社も母体行が...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、今回のやり方というのは、一括で七社処理するというのは非常に問題がある、私はこう思うのであります。  例えば、もう一つちょっと玉置会長に御確認したいんですが、さっきのお話の中にありました地銀生保ローンの場合は、第一次損失部分だけを考えますと、母体行が債権全...全文を見る
○直嶋正行君 私は、そういう中で七社一括でやるというのは、さっきも言いましたが、大変疑問が多いと思うわけであります。  橋本参考人にお伺いしたいのでありますが、大変恐縮なんですが、参考人が今頭取をされています、さくら銀行が母体行でもございます日住金についてでございます。  先...全文を見る
○直嶋正行君 今、もしできない場合には法的手続も含めてというお話がございました。  これは、もう和議を考えているというような一部の報道もございましたが、やはりそういったことも念頭に置いて今お考えになっていると、こういうことでよろしゅうございますか。
○直嶋正行君 万が一という大変慎重な言い回しをされているわけでありますけれども、もしそうなった場合にはこの七社一括で処理をする、こういうことが極めて難しくなるんじゃないかと思っております。  それからもう一つ、これは先ほども議論がございましたが、紹介融資についてお伺いしたいので...全文を見る
○直嶋正行君 ありがとうございました。  実は、住専各社が予算委員会に提出をいたしました紹介融資の資料がございます。これを債権ベースで見ると、地銀生保ローンの場合には母体機関が紹介をして住専各社が紹介を受けたと、こういうことで報告をしているということでありますが、その紹介の中で...全文を見る
○直嶋正行君 先ほどもちょっと議論がございました。今の議論でも、紹介融資に関して母体行と一般銀行という分けた議論の仕方を一律にやるというのはかなり問題があるような気もするわけであります。  橋本参考人にお伺いしたいのでありますけれども、この紹介融資に関して、一般行と母体行でどの...全文を見る
○直嶋正行君 したがいまして、私は、紹介融資という場合、今のお答えにもありましたが、これも母体行は紹介融資の責任がある、こういう言い方は必ずしも当を得た表現ではなくて、これは母体行、一般行共通して言える問題である、そういう視点に立って議論すべきだ、このように思うわけであります。 ...全文を見る
○直嶋正行君 ありがとうございました。  もう一つ、さっきこういう仕組みだったというふうに申し上げたんですが、それまではいろいろ紹介もいただきながら住専という会社が伸び続けてきたわけでありますが、これがやっぱり変わったのはバブルの崩壊あるいはバブルのピークのころからだと思うので...全文を見る
○直嶋正行君 あと一点、玉置参考人にお伺いしたいのでありますが、これもちょうどことしの四月ぐらいのインタビューの中で、それに答える形で参考人がお話しされているのは、第二次再建計画のときに地価の見方を、三年間ぐらい横ばいでその後上がるという判断をして間違えてしまったと、こういうふう...全文を見る
○直嶋正行君 最後の部分はちょっと私は見方が違っていまして、またこれはこの予算委員会でも政府と議論したいと思っています。  今までのずっと議論を踏まえて私率直に所感を申し上げますと、この処理スキームというのは非常に拙速でかつ無理があるつくり方をされたんじゃないかなと。先ほど来議...全文を見る
○直嶋正行君 時間超過しますので、もうこれで切りたいと思います。大変恐縮ですが、申しわけございません。
04月23日第136回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○直嶋正行君 まず最初に、総理にお伺いをいたしたいと思います。  もう何回か同僚議員も質問されておりますが、去る四月十日の新進党と与党三党との国対委員長合意の中で、六千八百五十億円、これは第一項に記載されていますが、「制度を整備した上で措置する」と。「制度を整備した上で措置する...全文を見る
○直嶋正行君 続きまして、法制局長官にお伺いしたいと思うんですけれども、今申し上げた文書の中に「措置する」という言葉が入っています。法令用語として見た場合に、この「措置」という言葉の意味をちょっと御説明いただきたいんですが。
○直嶋正行君 今の御見解にかかわってもう一点お聞きしたいんですが、今「措置」というお言葉をお聞きしたんですが、一般論で結構ですから、もう一つよく似た言葉に「処置」という言葉があります。法令上この「処置」と「措置」の違いというのをちょっと解説していただきたいんですが。
○直嶋正行君 法令用語辞典を見ますと、最後の大体は同じであるというだめ押しは何か解説にはないのでありますが、今の解説でおわかりのように、この問題は、「措置」という言葉は「処置」に比べて割合幅広くとられている。それから、今最初にお話がありましたように、もろもろの手段を用いて始末をす...全文を見る
○直嶋正行君 この議論はこれで一応終えたいと思います。  続きまして、大蔵大臣、お帰りになったばかりで大変御苦労さまでございますが、住専の問題について幾つかお伺いをしたいと思います。  まず、大蔵大臣は最近、特に住専の問題については母体行に対する追加負担といいますか、もっと母...全文を見る
○直嶋正行君 住専の追加負担、母体行の追加責任というお話です。
○直嶋正行君 ちょっと確認なんですが、今の答弁の中でも申されたような気がしたんですけれども、二月の終わりか三月ぐらいだったと思いますが、大蔵大臣が母体行トップに引責辞任を迫ったと。これは真意のほどは別にして、そういう報道がされて話題になったことがあります。今お話しされたさらなる負...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっとそこのところは微妙なところなんでしょうが、話を先に進めたいと思います。  先日、参議院で母体行のトップもお越しいただいて参考人質疑をやりました。そのときに母体行の代表は、大蔵大臣のおっしゃる新たな追加負担を求められるということになると現在のスキームが崩れて...全文を見る
○直嶋正行君 非常にわかりづらいんですよ、おっしゃっておる趣旨が。  結局、このスキームが本当に母体行の、さっきちょっとおっしゃった住専の経営責任だと、こういうもの等を踏まえたものというのであれば、その根拠といいますか、もっと申し上げれば、政府の住専処理が出されましたときに、一...全文を見る
○直嶋正行君 今いろいろとお話しになった中で、大変重要なことをお話しになったと思うんです。つまり、六千八百億円を帳消しにするようなそういうことではないが、今の大臣のお言葉をかりれば、こういう国会等の議論の中で、あるいはこれからまだ法案審議がありますが、そういう審議、それから実際に...全文を見る
○直嶋正行君 それでは、大臣、こういうやり方もあるんじゃないですか。  もう六千八百億円削除しておいて、今お話があったように法案審議とかやりながらいろいろと責任を明らかにしていき、税金が必要だというのは最後の判断をして入れればよろしいんじゃないですか。どうなんでしょう。どこが違...全文を見る
○直嶋正行君 大臣の御説明は一見もっとものようなんですが、今状況はこうなんですね。まだ住専処理法案というのは審議されていないんです。スキームそのものも法案の中でこれから審議をするんです。ですから、今、政府が御提案になったのは、あの六千八百五十億円というお金を緊急金融安定化資金に投...全文を見る
○直嶋正行君 私は別にテクニカルな問題を申し上げているんじゃなくて、物事の進め方として後でやってもいいんじゃないか、そういうやり方というのは十分間に合うんじゃないかと、まだこれから法案審議するわけですから。  もともとこういうものはそういう性格かもしれませんが、順序の話はここで...全文を見る
○直嶋正行君 今のお話も要するによくわからないんですが、国庫に還流するとか損害賠償の話を私はここで議論しているんじゃないですよ、一緒にしないでいただきたいと思うんです。大臣も多分そういうお考えでさっきからお話しされているんじゃないと思うんです。ちょっとそこら辺、今の御説明ではすっ...全文を見る
○直嶋正行君 今、行政は結果責任だというふうにおっしゃいました。それから、これからの行政のあり方等もお話しなさいました。ただ、母体行の問題点として大臣は、経営に深くかかわっていた、人事の問題とかかわっていたと、さっきこのようにおっしゃいましたね。  そうすると、この間も議論があ...全文を見る
○直嶋正行君 私は、この国会で衆議院で二百時間を上回る議論、参議院もこれだけ議論してきました中で、区切りがついたところで大蔵大臣のお考えとしてしかるべき取りまとめをして話をされるということはやはり大事なことではないかと思っておりまして、この点申し上げておきたいと思います。  そ...全文を見る
○直嶋正行君 さっきちょっと申し上げたことともかかわるかもしれませんが、僕はそれは非常に重要なことだと思っています。今、大臣がいみじくも住専各社に対するかかわり方がそれぞれ違うと、こういうふうにおっしゃいました。その話をきちっとやっていこうとすれば、これは七社まとめて一括処理とい...全文を見る
○直嶋正行君 この問題、もう少しやりたいんですが、ここで同僚の大森議員に関連質問をお許しいただきたいと思います。
○直嶋正行君 それでは、残る時間で、今ちょっと議論ございましたが、二次損失について大蔵大臣にお伺いしたいと思います。  まず、政府の御決定では、二次処理スキームの中で、損失が生じたときは「政府・民間の共同の責任で処理することとし、」というふうにうたわれているわけでありますけれど...全文を見る
○直嶋正行君 今の答弁は納得できないんですよ。金融システムとかシステム全体の安定と言われると、何となく筋が通っているように思うんですけれども、そのためにやるということであれば何だってできると思うんですよ。すべてのことが金融システムの安定とかかわってくると思うんです。  大事なこ...全文を見る
○直嶋正行君 そこの考え方がすっきりしないんですよ。  さっきのあなたの言い方だと、もう二次ロスは、この閣議決定された政府と民間が半々ずつ責任を持つ、こういう条項は要らないんですよ。なぜこんなの決めるんですか。そして、やった結果、それこそほとんど出なくて、万が一出たときにやるん...全文を見る
○直嶋正行君 それじゃお伺いしますが、万が一の場合生じる二次ロスの上限は幾らぐらいだとお考えでしょうか。
○直嶋正行君 つくっていないということは、ないということですね。青天井ということですか。
○直嶋正行君 それじゃ、西村さんにお伺いします。  去年の十二月二十五日付の日経金融新聞なんですが、あなたはこのインタビューを受けて、二次ロスについてこういうふうに答えられています。「今想定しているのは一兆二千四百億円を限度とするものであり、今後、今までにないような回収努力をす...全文を見る
○直嶋正行君 今の答弁は全く間違っているといいますか、わざと違うことをおっしゃっていると思うんです。このインタビューは後でお見せします。すべてこれは住専のスキームが決まった後の二次ロスの話の中であなたは一兆二千四百億円が上限だ、このようにおっしゃっているんです。だから、今の答弁は...全文を見る
○直嶋正行君 午前中はこれで終わります。
○直嶋正行君 私は、休憩前の銀行局長の答弁について納得がいきませんので、理事間で協議をお願いします。
○直嶋正行君 つまり、一兆二千四百億円が限度だと。今あなたはいろいろ言葉を挟んで説明されたんですけれども、そういうことを明言しておられるんですよ。これはいいです、あなたを責めるのが目的じゃないから。  私が申し上げたいのは、大臣、閣議で財政資金を半額入れますということを決めると...全文を見る
○直嶋正行君 何も答えていないですね。  大体どれぐらいと見通しを立てて閣議で財政資金を半額入れるという決定をされたわけでしょう。税金を使うわけですから、当然きちっとした見通しを立てて議論されたと私は思うんです。だから、それを言っていただければいいんですよ。
○直嶋正行君 だから、万一ということであれば全く決める必要はないんです。  大蔵大臣、これは撤回していただけませんか、そういう決め方なら。
○直嶋正行君 今のはちょっと答えになっていません。  では、ちょっと申し上げますが、債権回収するとロスが出るというのはもう常識なんですよ。今ロス見込みと言われるⅢ分類だけの話をされましたが、例えばこういう資料があります。これは東京地裁で競売に付された物件の状況を整理したものです...全文を見る
○直嶋正行君 いい事例ばかりとって楽観的に見るというのは問題だと思うんです。  例えば、もう一つ申し上げます。民間のシンクタンクが最近試算したもので、仮に今後地価が横ばいで推移したと、そしてその上で従来の経験的な債権回収率をもとにはじきますと、地価が横ばいでも今回の債権の計算を...全文を見る
○直嶋正行君 これは非常におかしいと思います。  終わります。
05月07日第136回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
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○直嶋正行君 それでは、私の方からは、きょうはまず自動車重量税についてお伺いをしたいと思います。  自動車重量税については、これは車の登録とかあるいは車検のときに、例えば新車の場合は三年間一括払いするわけです。車検をとって有効期間二年の場合は二年分一括払いする。この税金の制度の...全文を見る
○直嶋正行君 この問題は、昨年も、参議院のこれは運輸委員会ですが、今の社民党の同僚議員が、やはり還付制度とか一括納入というのはおかしい、こういう質問をされております。  今、権利創設税だと、こういうことなんですが、明らかにこれはおかしいんですね。といいますのは、この税金が導入さ...全文を見る
○直嶋正行君 私は、特定財源か一般財源かの議論じゃなくて、今あなたがこれは権利創設税だとこのようにおっしゃったから、これはそうじゃないんじゃないですかと。そもそもこの税金は、つくるときのいきさつからいいますと、道路整備を推進するために議論があってできた税制ですと。それから、今、道...全文を見る
○直嶋正行君 よく登録免許税というのは挙げられるんですけれども、これは一回払ったらその一回で終わりですよね。まさに権利創設税というのはそういうものだと思うんですよ。  今おっしゃらなかったけれども、私もいろいろ調べましたけれども、まだ幾つかあるんですよ、権利創設税と言われるもの...全文を見る
○直嶋正行君 今、権利創設税としてこういう重量でかけるのは適当だとおっしゃいましたけれども、私は本当にそれは適当な考え方だと思いますよ。  権利創設税でこういうかけ方をしているものはあるんですか。ちょっとお尋ねします。
○直嶋正行君 だから、今の権利創設税ですというところの理屈が通らないんですよね。今、登録免許税のお話をされましたけれども、これは一回払えばいいんですよ。権利というのはそういう何回も払わなきゃいかぬものなんですかね。国が権利創設税だということで税金をかけ出したら、何にでもかんにでも...全文を見る
○直嶋正行君 これは議論すればするほどあなたの答弁に矛盾が出てくるんですよ。今は権利に着目してとおっしゃったけれども、車が道路を走るときは燃料に揮発油税がかかっているんですよね、ガソリンの場合は揮発油税がかかっている。要するに燃料課税がなされているわけです。それから、車を持ってい...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと重ねて申し上げるようですけれども、やっぱり一番問題は還付制度がないということなんですよね、何回も申し上げますけれども。実際自動車は、税の水準とか、さっきからお話しありますように保有税的な自動車税とか燃料課税だとか幾つも税金がありますから、こういうものをどうす...全文を見る
○直嶋正行君 今お話があったように、これで関係する省庁がたしか厚生省、通産省等も含めて従来からかなりふえてくるということもあって、今お話があったように詰めなければいけないことが大変たくさんございます。その部分はぜひ各省庁間で精力的にお詰めいただきたいと、こう思うんです。  その...全文を見る
○直嶋正行君 特に、この料率、今これは料率団体が、略称自算会ですが、料率算定を行っているわけなんですけれども、この料率団体がどういうデータに基づいて料率算定を行っているかということもやはり透明にしていかなきゃいけない。それだけ対象が広がってくるというふうに思うわけであります。今ま...全文を見る
○直嶋正行君 従来、ややもすると、特に保険の分野というのは非常に専門的な領域であることもあってわかりにくいという点もありますし、どういう形で保険料あるいはその料率が設定されているかということも非常にわかりにくい面があったと思うんですね。ですから、こういう法改正を機に、かなりこれは...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁の中で消費生活協同組合と農業協同組合のイコールフッティングのお話がございました。それは大事な面だと思うんですが、もう一点、この制度がやはり難しいのは、いわゆる協同組合組織のところと損保会社のような株式会社組織のところとが国の制度としての自賠責保険を共同で担...全文を見る
○直嶋正行君 今、運輸省から答弁いただいたんですが、いろんな運用益を使って事業をやるという部分についてちょっと大蔵省の見解を求めておきたいんですが、保険の制度からいうと、今ちょっとそれも還元だということをおっしゃったんですけれども、基本的にはやはり料率との関係でノーロス・ノープロ...全文を見る
○直嶋正行君 終わります。
05月15日第136回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○直嶋正行君 本日はどうもお三方ありがとうございます。  私、岡崎参考人と阪中参考人にお聞きしたいんですが、まず岡崎参考人には、先ほどのお話の中で、日本の近代史を振り返るとアングロアメリカとの協調というのが非常に日本の安定にとっては重要だ、こういうお話がございました。このさっき...全文を見る
05月22日第136回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○直嶋正行君 私は、二月二十八日の前回のフリー討議で、アジアには領土、民族、宗教等に根差す紛争の火種が存在する、特に東アジアでは朝鮮半島、中台、南沙諸島など多くの不安定要素を抱えているというふうに申し上げましたが、東アジアについて、今の馳委員との重複を少し避けながらもう少し掘り下...全文を見る
○直嶋正行君 先ほど申し上げたもの以上に詳しいことというのは持ち合わせていないんですけれども、今中国の高度経済成長が続いていますし、それからこの間発表された九・五計画というんですか第九次五カ年計画、これも従来に比べて少し抑制ぎみですけれどもかなり高い成長を維持する、こういう計画に...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと二点申し上げたいと思うんですけれども、私も、きょうはアジア太平洋地域における安全保障ということなんですが、さっきちょっとお話に出ました、いわゆる集団安全保障というのは確かに理想の姿ではないかなというふうに思います。  ただ、現実には、これは先ほど来お話あり...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今、上田先生からるるお話がありましたが、理想を持つことは決して悪いことだと言いませんが、やはり私たちは特に安全保障の問題というのは現実的な選択の中からしていかなきゃいけないと思うんです。  例えば、非同盟諸国に入って日本がリーダーシップをとるべきだ、こういう...全文を見る
06月11日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第3号
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○直嶋正行君 平成会の直嶋正行でこざます。まず私は、最初にやはり住専問題について総理及び大蔵大臣の御見解をお伺いしたいと思います。  住専の問題については、衆参両院でこの国会が始まって以来議論をしてきたわけでありますが、さっき同僚の林議員も指摘されましたように、やはりいまだに、...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、総理が今おっしゃったように、財政支出を抑えるように努力していくと、このことは私はそうだと思うんです。そういうまた御尽力をいただきたいと思うんです。  今、総理はその二次ロスが発生する可能性は否定し得ないと、こうおつしゃったですね。ここでやっぱり発生すると...全文を見る
○直嶋正行君 なかなかこれ以上総理としておっしゃりにくいかもしれませんが、しかし私が申し上げたいのは、既に閣議でこの住専処理の方針をお決めになって、そして一月三十日ですから、これは橋本総理、久保副総理のときに閣議了解の中で要するに政府と民間とで二分の一ずつ負担するよと、こういうこ...全文を見る
○直嶋正行君 大蔵大臣のおっしゃる立場はわかるんですよ。しかし、これからの地価とか経済状況というお話をされましたが、既にこの住専のスキームが決まって、あるいはもっと言えば、その決定は、昨年、大蔵省が実施された検査に基づいて債権の処理が決まっているわけですから、それ以降の地価の動向...全文を見る
○直嶋正行君 今、大蔵大臣から公示地価の話が出ましたので、ちょっと私の方も申し上げてみたいと思うんです。  今非常に厳しい状況になっているというお話がございました。ことしの一月の公示地価を見ますと、大都市のいわゆる商業地といいますか、こういうところは確かに二〇%ぐらいのマイナス...全文を見る
○直嶋正行君 努力するというのと現実はやっぱり違うと思うんですね。  今、隠し財産のお話がありました。願わくは、債務者の方がたくさん隠し財産を持っておられることを私は祈りたいと思うんです。確かにそういう話もありますが、じゃ、もう一つちょっと例を挙げましょうか。  私の手元に今...全文を見る
○直嶋正行君 さっき私が申し上げた数字は、確かに担保額と実績との数字ですから乖離が大きいのは当たり前かもしれません。ただ、さっき、その他に私は最低売却価格という数字を一つ申し上げたつもりなんです。ですから、私が申し上げた一六とか一七というのは確かに路線価でどうということで、仮に推...全文を見る
○直嶋正行君 今お答えがあったんですが、ちょっと大蔵省にお聞きしたいんですけれども、単純計算で結構ですから、きのうちょっと計算していただくようにお願いしたのですけれども、九千億円の原資を年利四・五%で運用した場合の利息の総額、十五年間運用した場合の利息の総額は幾らになりますか。計...全文を見る
○直嶋正行君 私は、ですから二次処理スキームというのは非常に心配なんですよね。要するに、今私が聞いたことにお答えにならなかったんです。四・五は難しいというお話。  それで、私の方で計算した数字がございます。これは四・五で十五年間運用すると、金利は単純計算でいきますと六千七十五億...全文を見る
○直嶋正行君 ということは、十五年間という期間はこの資金運用の面からいうとやっぱり必要だったと、こういうことはその中でやれますよというのが今のお答えだと思うんですね。ですから、そういう意味では、当初から一兆二千、これは今の西村局長の言葉をそのまま言いますと、これ以上の損は想定して...全文を見る
○直嶋正行君 だから、結局損失は一兆二千億出るということなんですよね。そういうことなんですよね。それはもう明らかなんですよ。だけれども、今までそのことをおっしゃってこなかったんですよ。どうですか、大蔵大臣、そうじゃないんですか。
○直嶋正行君 それで、率直に言って、大蔵大臣、額を想定したんじゃないと、こういうふうにおっしゃいますけれども、もともとこの第Ⅲ分類というのは回収困難だと。くしくもこの政府のスキームを見ると、民間の基金の金利計算をしてみるとその半額負担の六千億ぐらいの金利が想定されている、民間の出...全文を見る
○直嶋正行君 根拠がないんですよね。折半と今最後におっしゃったんですけれども、要するに足して二で割ったわけですね。  私は、ここではっきりしておきたいのは、恐らくさっきの説明の背景には金融システムの維持という大きな、公共のためということの中にはそういう意味合いも含まれているんで...全文を見る
○直嶋正行君 今、後ろで声が出ていましたが、国民は回収に関係ないんですよね。関係者ではないんですよ。  もう一つ今申し上げておきますが、さっきから議論していますように、今も答弁の中で万一損が出た場合、損が出ないように頑張って万一損が出た場合、私はそれを繰り返される限りはやつぱり...全文を見る
○直嶋正行君 それで、ちょっと西村さんにその先をお聞きしたいんですけれども、今お話をさあた、つまり預金保険機構から繰り入れなければいけないような状態になるまで、幾らぐらい損が出ればそういう状態になるんでしょうか、ちょっとお答えいただきたいと思います。
○直嶋正行君 ということは、元本が毀損するということは、つまり九千億ということですね、七千億に傷がつくという意味ですね。違うんですか、ちょっと言っていただけますか。
○直嶋正行君 あと住専の問題でちょっと総理の見解をお伺いしておきたいんですけれども、けさの議論にもございましたが、これは二次損失の評ではなくて追加措置の話になるのかもしれませんが、例えば基金をつくって金融機関にも出資してもらって、さらに日銀にも融資をしてもらって掛金の負担がかから...全文を見る
○直嶋正行君 私もそうだと思うんですね。ですから、確かに今の税金を使わないというお話がございますけれども、それを減らすために公的な次金をまた別のところから使うというようなことは、結局は何をやっているのかよくわからなくなってしまう、こういうことになるんじゃないかと思います。時間の関...全文を見る
○直嶋正行君 実は、私がもうちょっとお聞きしたがったのはそこから先の話なんですよ。それをやってどうなるんでしょうかと。  つまり、今、総理がおっしゃったように、自己責任原則だとかあるいは透明性を高めていく、これは一体なぜこんなことをしなきゃいけないのか、ここのところをやっぱりち...全文を見る
○直嶋正行君 私は、日本の経済環境とか、日本のというのは国際的な日本の経済環境とか、それからその中における金融機関の、例えば日本の今の金融機関の状況を考えると、今、総理がおっしゃったような自己責任原則というものをきちっとしていく、それから預金者も国際的に物が通用するような視点でや...全文を見る
○直嶋正行君 もう時間がございませんので、最後に一点、そういう意味でちょっと申し上げておきたいんです。  例えば不良債権のディスクローズということを考えた場合に、大蔵省の案では、これは金融制度調査会で議論されたものだと思うんですが、九八年三月末まで順次ディスクローズする範囲を拡...全文を見る
○直嶋正行君 私は、そういう意味では今回の法案ではまだまだ不十分だというふうに思いますので、この点だけつけ加えて質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。(拍手)
06月17日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第7号
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○直嶋正行君 私は、平成会を代表いたしまして、ただいま議題となっております住専処理法案を初めとする金融六法案に反対の討論を行うものであります。  以下、その理由を申し述べます。  まず、今回の住専処理法案の大枠を定めている住専処理スキームの作成が、そして六千八百五十億円の財政...全文を見る
11月12日第138回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○委員長(直嶋正行君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  去る六月十九日の本会議におきまして運輸委員長に選任されました直嶋正行でございます。  本委員会の運営に当たりましては、委員各位の御協力のもとに、公正、円満に行ってまい...全文を見る
○委員長(直嶋正行君) まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が四名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。  ...全文を見る
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に佐藤泰三君、二木秀夫君、真鍋賢二君及び戸田邦司君を指名いたします。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、運輸事情等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) この際、古賀運輸大臣及び衛藤運輸政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。古賀運輸大臣。
○委員長(直嶋正行君) 衛藤運輸政務次官。
○委員長(直嶋正行君) 次に、運輸事情等に関する調査を議題といたします。去る九月二十五日、二十六日の両日行いました中部・関西地方における空港及び港湾の整備状況等運輸事情に関する実情調査のための委員派遣について、派遣委員の報告を聴取いたします。真鍋賢二君。
○委員長(直嶋正行君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十六分散会
12月09日第139回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○直嶋正行君 今のやりとりも含めて非常に参考になる御報告をありがとうございました。御報告をお伺いして、私なりの所感を二、三点申し上げたいと思うんです。  一つは、受けた印象としまして、ASEAN各国とも、このレポートを見ましても平和と安定という言葉がキーポイントになっているんで...全文を見る
12月17日第139回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○委員長(直嶋正行君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  本委員会は委員が一名欠員となっておりましたが、去る十一月十九日、芦尾長司君が選任されました。  また、同二十九日、川橋幸子君が委員を辞任され、その補欠として中尾...全文を見る
○委員長(直嶋正行君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。  ...全文を見る
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に中尾則幸君を指名いたします。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、運輸事情等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、請願の審査を行います。  第一七九号港湾整備財源の充実強化に関する請願外一件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、...全文を見る
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  運輸事情等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(直嶋正行君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(直嶋正行君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時三分散会      —————・—————