直嶋正行

なおしままさゆき



当選回数回

直嶋正行の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号
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○直嶋正行君 私は、委員長に真鍋賢二君を推薦することの動議を提出いたします。
02月16日第147回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○直嶋正行君 会長、どうもありがとうございます。  私の方からも一つ意見を言わせていただきたいと思います。  私は昭和二十年生まれでございまして、今五十四歳です。ちょうど私が生まれたころから今の憲法の体制下で日本の国が動いてきたということでありますが、ごらんのとおり大分頭が白...全文を見る
02月29日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第6号
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○直嶋正行君 きょうは、参考人の先生方、どうもありがとうございました。それぞれのお立場から大変幅広い御意見をちょうだいしまして、本当に年金の問題というのは難しいなというふうに改めて思いました。  それで、順次幾つか、お話の中でお触れにならなかった部分等も含めて確認の意味で質問さ...全文を見る
○直嶋正行君 では、桝本さん、多分お考えがあると思いますので、今の点についてちょっと補強していただければと思います。
○直嶋正行君 ちょっと神野先生にお伺いしたいんですが、さっきお話の中で、積立金制度を含めて今の仕組みの中で年金を運用しようとしても将来的にこの制度の維持は無理じゃないか、こういう御指摘があったように思うんですが、神野先生は今の年金積立金、これは大体百四十兆円、年金基金を入れますと...全文を見る
○直嶋正行君 さっきお話の中で触れられなかったんですが、桝本参考人はこの積立金についてどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○直嶋正行君 それからもう一点、年金水準といいますか、私の記憶でいいますと、五年前の改正のときに、当時、名目賃金に対する年金額、年金水準というのをはじいてそれをもとに給付額、モデルで計算してやっていたのを五年前の改正で、いわゆる可処分所得スライドというんですか、これに変更したとい...全文を見る
○直嶋正行君 水準の話で、さっきお話の中で桝本さんからこの表、要は年金水準というのはいわゆる四十年加入モデルで議論されることが多いのだけれども、実際は違いますよと。それから、社会保険料負担等を除いた手取りで見ると水準がかなり変わってきます、こういうお話があったんですが、都村先生の...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、要は、分母の方はモデルで四十年モデルを分子の方に置かれていると、こういう理解でよろしいですね。  ちょっとこの辺はまたいろいろと委員会の中で議論もさせていただきたいと思いますが、あと雇用との関係をやはり私たちも検討しておかなければいけないと思うんです。 ...全文を見る
○直嶋正行君 私も、今の雇用情勢を考えると年金支給年齢をさらにおくらせていくというのは大変問題が多いと思うんです。  実は、前回改正のときに、桝本さんからお話がありましたが、定年が六十歳だ、支給開始年齢は六十五だよと。では、五年間のこの谷間といいますか、これをどうやって埋めるん...全文を見る
○直嶋正行君 終わります。
03月03日第147回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。  まず初めに国家公安委員長にお伺いしたいと思うんですが、この数日、新聞紙上をにぎわしております一連の警察の不祥事についてでありますが、昨日夜、大変長時間の国家公安委員会を持たれた。そして、報道されていますような長官の懲戒処分をお決めにな...全文を見る
○直嶋正行君 今、公安委員長の方から長官の監督責任ということで、要するに特別監察に関する局長に対する監督責任ということでこの処分が決まったというお話があったんですが、この参議院における二日間の審議の中でさまざまな問題があったわけですが、一つは、今申された局長に関する行為に関する問...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今回の国民の皆さんの怒りは、やはり当初の二月二十四日、それから二月二十八日に再度協議されても、俗に言いますと甘い処分に終わった、ここにあったと思うんですよね。この部分については、今のお話だと協議はされたわけですか、そして公安委員会としての何か問題意識というよう...全文を見る
○直嶋正行君 私が申し上げたかったのは、できれば見直していただきたいということなんですが、長官がおっしゃっているように法的にいろいろ問題がある、あるいはもう引責辞任されていると。じゃ、しからば公安委員会としてそのことに関して反省はなかったのかという議論があったのかなかったのかとい...全文を見る
○直嶋正行君 法的にいろいろ議論はあるかもしれませんが、私はやはり基本的に今回のこの処分の問題について国家公安委員会としての判断が問われた、このように思うんですけれども、そういう受けとめはなかったわけですか。
○直嶋正行君 では、公安委員長としてはどうなんですか、この公安委員会としての判断は正しかったと、こういうふうにお考えなんですか。
○直嶋正行君 二日間、国会であれだけの議論をした。確かに、その途中で退職金を辞退するとか、それからさっき委員長がおっしゃった長官の処分ということがあったんですけれども、私は本質的にもう一つやはり問われている問題は、国家公安委員会として本当にきちっと警察を管理して監督しているのか、...全文を見る
○直嶋正行君 警察庁長官にちょっとお伺いしたいんですが、国家公安委員会の事務局は警察庁にあると、こういうふうに説明を受けているんですが、警察庁の中には専門の例えば部課というのは置いておられるんでしょうか。どういうぐあいになっているんでしょうか、ちょっと御説明いただければと思うんで...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、今お話しありましたが、国家公安委員会というのは警察庁の中に事務局があると、こういう説明なんですが、実は官房総務課がほかの仕事と一緒に兼務している。ですから、私は今のこの仕組みの中から思いますと、例えば国家公安委員会のホームページで国家公安委員会の役割というの...全文を見る
○直嶋正行君 さっき申し上げたこの国家公安委員会のホームページにもあることなんですが、国家公安委員会制度というのは「国民の良識を代表する者が警察を管理する」と書いてあるわけです、「管理する」と。私は、今は管理していないと思うんです。確かに個々のことまで管理監督せよとは言いませんが...全文を見る
○直嶋正行君 私がお伺いしたのは、だから今御説明された現状から見て、国家公安委員会は今回のこの処分の件に関して責任を負うことはないということですか。その御判断をお聞きしたいんですよ。
○直嶋正行君 落ち度がなければあれだけ国民から批判の、ホームページ等にも批判のメッセージが来ている、あるいは方々からそういう批判が上がっている、あるいはまた国会の中でもきのう、おとといと二日間さまざまに議論された、こういうことにはならないんじゃないでしょうか。やはりそのことに過ち...全文を見る
○直嶋正行君 私は、きのう行われた処分で警察の中でもさまざまな混乱もあったと思うんですが、これで今回の問題が全部つじつま合わせをされて終わってしまってはいけないと思うんです。やはりこの機会に、戦後続いてきた国家公安委員会というもののあり方ももちろん議論しなければいけないでしょうが...全文を見る
○直嶋正行君 私は重ねて申し上げておきます。  この件に関しては、今申されたようなさまざまな将来のことを議論したり、あり方を整備していくということは当然必要なことでありますが、私はその前にやはり国家公安委員会としての大きな責任をどうするかということが問われなければいけない、この...全文を見る
○直嶋正行君 この間、私どもの峰崎委員が、国家公安委員の方々に、この予算委員会に証人喚問でしたね、お願いを申し上げたと思いますが、ぜひこれを委員会において議論していただきたいと思います。委員長にお願いを申し上げたいと思います。  それから、官房長官、もうちょっとお伺いしたいんで...全文を見る
○直嶋正行君 兼職をしている人はかなり高額な日当をいただいているというような報道になっています。私はちょっと国民的な常識から考えても問題があるんじゃないかと個人的には思っておりますが、ぜひこれは真剣に受けとめて御議論いただきたい。  それから、実はきのう、国家公安委員会の開催に...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁も含めて、これからのあり方の中でぜひ議論しなきゃいけないというふうに思います。  それから、官房長官にもう一点お伺いしたいんですが、先ほど内閣の責任について免れ得ないというようなニュアンスの御答弁がございました。この点についてはさらに内閣の中でもぜひ議論...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと私の申し上げたニュアンスとは違う御答弁のようですが、この問題はまた同僚議員が後日も継続してお尋ねをするというふうに思いますので、私の方はきょうはこのぐらいで、別の問題に行きたいというふうに思います。  それで、農水大臣、昨日、農水省の元課長補佐が逮捕された...全文を見る
○直嶋正行君 農水省の昨年十二月の調査報告書では、今回の逮捕の原因になったような便宜供与は、事実関係はなかった、認定できなかったと、こういう報告があるんですが、この調査と今回の逮捕についてはどのようにお考えでしょうか。
○直嶋正行君 事実の確認に至らなかったことと今回の結果とをどのようにお考えですかと私はお尋ねしているんです。
○直嶋正行君 質問に答えていただきたいんですよ。このような確認ができなかったということと今の結果とをあなたはどう思っておられるんですかということなんです。
○直嶋正行君 それだけでは済まないんじゃないでしょうかね、農林大臣。その調査のやり方だって問題があったんじゃないんですか。そういうことは出ないんでしょうか。どうですか、大臣。
○直嶋正行君 私は大変問題があると思うんですよ。調査も、マスコミ報道等であるいは世論に批判されて何回もまた調査をやり直したり、そして今回のような結果もその調査では発見できなかった。この問題はまた私どもの同僚議員が後日質問をさせていただきます。  午前中これで終わりたいと思うんで...全文を見る
○直嶋正行君 それでは、財政問題について午後はお伺いをしたいと思います。  まず、大蔵大臣にお伺いをしたいのでありますが、大蔵大臣は衆議院の方の予算委員会の答弁で財政に触れられまして、平成十三年度及び十四年度の予算は中立型、財政再建は平成十五年度からというような趣旨の御発言をさ...全文を見る
○直嶋正行君 本当はそういった全体的な話をぜひ総理からお伺いしたいところだったんですが、きょうは残念ながら御出席されないということで、今の大蔵大臣のお話を本当は続けると大変いいと思うんです。  それで、今もお話があったんですが、経済が立ち直った後も二年ぐらい要るということなんで...全文を見る
○直嶋正行君 大蔵大臣は今のお話でも独特のやわらかい口調でおっしゃるからそんなに危機感が出てこないんですが、私なんかはもうこれは大変じゃないかなと。  今おっしゃったように、かなり経済成長率が高くても毎年毎年三十兆円ぐらい出さなきゃいかぬ。だから、これは経済が回復する回復しない...全文を見る
○直嶋正行君 経済のベースは大きくなる可能性があると、こういうふうにおっしゃったんですが、しかし今の大蔵大臣のお話を聞いていると、向こう五年から十年はやっぱり赤字がふえちゃうんじゃないかと。  例えば税収をとりましても、この計算も、中期展望もそうですが、経済成長率の差は余り関係...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、今、大蔵大臣の頭の中には税制について問題意識がかなりある、お持ちであると、一・一を変えるということも含めてという理解でよろしいんでしょうか。
○直嶋正行君 相当そういう意味では、思い切った課税ベースの拡大も含めて、税のあり方もこれから課題になる、こういう理解でよろしいですか。
○直嶋正行君 私も大蔵大臣を余り深みにはめるつもりはないんですが、今のお話と、もう一つ私が気になっていることは、いわゆる国債費が今税収の大体三分の二を占めているんです、金額的に見ますと。これは税収から地方交付税を除いた額で、国が使えるお金ということで見ますと、これは参議院の予算調...全文を見る
○直嶋正行君 もう私、本当にサラ金地獄に近い状態に今数字だけ見ていると思えるんですけれども、やはりこういう状態というのは、私はやはり政府の政策的な面もあると思うんですよ。  もう一つ申し上げますと、ペイオフを延期されましたね、二〇〇一年四月実施を。二〇〇一年四月実施からというこ...全文を見る
○直嶋正行君 ペイオフの問題はまた議論させていただく機会はあるかと思うんですが、ただ私が心配するのは、大蔵大臣はいろいろお考えになっておっしゃっているんですけれども、結局どんどん問題の解決が先に行ってしまう。その間は常に財政負担が伴ってくるというのがこの数年間の我が国の姿ですから...全文を見る
○直嶋正行君 一つ一つの問題は大蔵大臣がおっしゃるようなことかもしれません。後ほどもちょっと議論させていただきますが、どうも最近は与党間でいろんなことを決めてきて、財政を統括している大蔵大臣もそれをのまざるを得ない、こういうことが多いんじゃないか、こういうふうに思うんですけれども...全文を見る
○直嶋正行君 どうも何か大蔵大臣を信頼してどんどんついていくとますます泥沼に入りそうな感じが、大変失礼なんですが、するんです。国債残高は今六百四十五兆円、国と地方を合わせてですが。これはもちろん膨大な借金だということで議論になっているんですが、もう一つさっき大蔵大臣おっしゃったん...全文を見る
○直嶋正行君 結局、いろんな問題がたくさん積もり積もっているんですが、全部トレードオフの関係になりつつあるんです、今、大蔵大臣が説明されたように。だから私さっきこれを泥沼と言ったんですけれども、表現は悪いかもしれませんが。  それで、この国債の話で最後に大蔵大臣にお伺いしたいん...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今も大蔵大臣おっしゃったんですが、十年度あるいは十一年度の状況と十二年度、恐らく違うと思うんです。もう一つは、大蔵大臣も今おっしゃったんですが、幾ら使っても、どんどん使ってもと、こういう傾向はやはり昨年からすごく強くなっているんです。ですから、そこがさっきから...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと今の二兆円の四分野の話とこの総理枠で言っておられる、例えば総理枠二千五百億円ですよね、公共事業だけでいいますと、数字が合わないんですけれども、これ違う話じゃないんでしょうか。ちょっと私理解できなかったんですけれども。
○直嶋正行君 与党枠もまた後で議論したいんですが、これはしかし、今、大蔵大臣は構造を変えていくというような感じのお話があったんですが、むしろこれは予算編成における技術論かもしれません。  僕は、例えば総理枠、これは閣議で決まっていますけれども、総理枠そのものをつくることでも、こ...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、具体的に手をつけていくということになると、改善をしていこうということになると、今のようなお話で、これはすごく時間がかかる。本当は、やはり大蔵大臣が蛮勇を振るわないと、さっきからるるお話ししてきたような財政事情、それからさっきもお話がありましたね、来年度は、...全文を見る
○直嶋正行君 なかなかここはかみ合わないところなんです。  この与党枠というのは、一体、これは与党が勝手に使えると、こういう意味ですか。
○直嶋正行君 つまり、これはさっきから議論しています大蔵省、大蔵大臣の責任と権限、それから政府としての各省庁、これと別のところで生活関連枠三千億円というのは従来からある。しかし、この与党の人たちというのは財政責任は負われないんですね、申しわけないんですけれども、政府の大臣とは違う...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、私は大蔵大臣として問題がある、権限の中でなされるものだということでそういうことをやっておられるから。だから部会だとか地域なんでしょう。部会とか地域の代表が入って、要するに皆さんで決めてくださいと、こういうことなんですよ。これはとんでもない話じゃないですか。...全文を見る
○直嶋正行君 理解できないんですね。私の頭が悪いのか、大蔵大臣の説明が上手なのかよくわかりませんが。  では、ちょっと別の話にしたいと思います。  今の与党のかかわりで言うと、もう一つ私は与党のかかわりの部分で言いますと、公共事業予備費、これは昨年五千億、ことしも五千億です。...全文を見る
○直嶋正行君 いや、大臣、それは私ちょっと違うと思うんです。これ二つ問題があるんですよ。今の、大蔵大臣もお認めになった使い道の問題、これ一つあります。それから、例えば平成十一年度の公共事業予備費を見ますと、もう既に補正予算をつくることが前提になっている、決まっているんです、もうお...全文を見る
○直嶋正行君 もう一つ。今お触れになったんですが、問題は補正予算なんです。  補正予算も、最近はもう補正予算を組むことが当たり前になっていまして、来年度はどうか知りませんが、過去の、例えば平成十一年度を見ましても八兆円以上組まれた。それから、十年度の補正予算、これも小渕内閣にな...全文を見る
○直嶋正行君 私は補正予算を否定しているんじゃないんですよ。  しかし、補正予算を使って上手にシーリング逃れしている。例えば、ウルグアイ・ラウンド対策費、平成六年から今日までの支出で一兆六千七百四十一億円あります。そのうち一兆三千二百一億円は補正予算もしくは予備費で使っているん...全文を見る
○直嶋正行君 だけれども、なぜそんなに長年続けなきゃいけないんでしょうか、平成六年から、当初だけならまだわかるんです。当初は、その初年度分は予備費で使っているんですよ、確かに、予測できなかったと。後がおかしいんです。  これは時間がありませんからもう一つ申し上げます、あえて。 ...全文を見る
○直嶋正行君 今そういう御説明なんですが、国と地方の負担はもう制度的にきちっと決まっているんですよ、介護保険制度は。私ももう持ち時間が余りございませんのであえて申しませんが、ずっとるる今財政の問題を議論させていただきましたが、やはり別枠が多過ぎるんですよ、今のウルグアイ・ラウンド...全文を見る
○直嶋正行君 では、ちょっと残り時間で、今度は雇用問題について質疑をさせていただきたいと思います。  まず、労働大臣にお伺いしたいんですが、今の雇用状況、それから政府の経済計画では、失業率の見通しを四・五と置かれています。この四・五という数字について、労働大臣はどのように今認識...全文を見る
○直嶋正行君 さらにお伺いしたいんですけれども、今お話があったんですが、大臣はミスマッチと、こういう言葉を使われたんですけれども、まさにそこが問題だと思うんですよ。  最近の失業は世帯主失業が多いんです。それから非自発的失業者は、これは百万人を超えている。だから、大臣は明るい部...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、大臣は今も、これ以上総体として悪くなることはないと、こうおっしゃったんですが、問題は質の問題なんですよ。失業率が依然として高くて、さっきもおっしゃったけれども、非自発的失業者は百万人を超えている。ここをどう手当てしていくかということなんですよ。  ことし...全文を見る
○直嶋正行君 今、保険のお話があったんですけれども、私が問題にしているのは、税金をわずか六百億円しか使っていない。それも、使い道を見ると雇用対策じゃないんですよ。雇用対策として使っているんじゃないんですよ。さっきの二十一世紀に向けた人材育成に少しとか、あちこち少しずつなんですよ。...全文を見る
○直嶋正行君 私は、さっきから議論しているんですが、労働大臣は全然違うことをおっしゃっているんですよ。なぜ税金を使ってこれだけの雇用情勢なのに手をお打ちにならないんですか。今、大蔵大臣としての御説明はありました。私は、何でそのことを今年度まで続けているのか大変疑問なんです。労働省...全文を見る
○直嶋正行君 去年の夏に確かにそういうことがあったのは事実なんです。しかし、平成十二年度も、それからさっきも議論いたしましたが、依然として四%台半ば以上の失業率が続くんですから、それこそ大蔵大臣、さっきのお話じゃありませんが、私は雇用政策特別枠ぐらいつくってやるべきだと思うんです...全文を見る
○直嶋正行君 もう時間がありませんし、今の御答弁には私ももうあえて申し上げるつもりはありません。ぜひ小渕内閣としてきちっと手を打っていただきたい。  それから最後に、残った時間で外務大臣、防衛庁長官にちょっとお伺いしたいんですが、例の日米安保のガイドライン、あれの中で、自自公合...全文を見る
○直嶋正行君 私は一言だけ最後に言わせていただきたいんですが、精力的に三党で御協議されるのはいいんですよ。だけれども、政府はきちっと責任を果たさなければいけない。それから、三党任せはやはりそういう意味では問題があるというふうに最後に申し上げたいと思います。  それから、きょうは...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第7号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。  今回、年金制度の改定ということなんですが、私は、大きく申し上げますと三つの点で大変な問題があるというふうに思っております。一つは、いわゆる六十五歳問題ということであります。現行の定年年齢と支給開始年齢との開き、つまり雇用と年金に大きな...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、今は接続はされていない、だけれどもこれから二〇一三年まで時間があるので努力したい、こういう趣旨に受けとめさせていただきました。  ということは、大臣は年金支給開始年齢と雇用との接続はやはり必要だ、こういうふうに思っておられるんですか。
○直嶋正行君 それで、今の大臣の御答弁の中にもございました六十歳定年が定着していると。ただ、私もこれをさかのぼって調べてみますと、五十五歳から六十歳に定年を延ばそうという話が始まりましたのは実は昭和四十八年なんです。このときに労働省からそういう基本計画がつくられてスタートしたんで...全文を見る
○直嶋正行君 問題は先ほどもお話し申し上げた雇用と年金の接続なんです。だから、大臣がおっしゃるように間違いなく進んでいくということは、多分そうだろうと思いますけれども、問題はこういう最悪のと言っていい雇用情勢下でそのことがなされようとしている、私はここに大変大きな問題があるという...全文を見る
○直嶋正行君 私は今の御答弁、もちろん安い賃金で採用するんじゃなくて普通の形態でというふうに今おっしゃった、これはあり方としてはそうだと思います。ただ、問題は、今まで五年前から始まってきた部分就労、部分年金等の考え方を含めて、それを使って何とか六十歳代前半の雇用の確保をしようとい...全文を見る
○直嶋正行君 今、政務次官の方からいろいろ労働省のお考えになっていることのお話があったんですが、厚生大臣もお聞きになっていてお気づきだと思いますが、要はこれからなんですよ、制度面も含めて、さっき賃金の問題とかさまざまなお話をされましたけれども。例えば、今六十歳代前半の方々の有効求...全文を見る
○直嶋正行君 今、厚生大臣は逆に延ばさないと年金制度に対する信頼を失うとおっしゃったんですが、今、年金不安と言われている中で一番不安を持っているのはどの層かというと四十代、五十代、これからもらう人たちなんです。その人たちが雇用的に言うと今一番厳しいところにいらっしゃるわけです。だ...全文を見る
○直嶋正行君 今、大臣がお話しされたことでちょっと私なりに申し上げますと、四十代、五十代は不安なんです。二十代、三十代は不安じゃなくて不信なんです。年金制度に対する不信を持っている。この問題は、また改めて議論させていただきたいと思います。  私は、今の四十代、五十代の方々が年金...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今の大臣の答弁は全然納得できないですよ。  大臣がおっしゃった、最近ふえているというのは平均的な有効求人倍率、一月が〇・〇二ふえました。しかし、私が申し上げているのは、今議論しているのは六十歳代前半です。これはさっきも申し上げたように全然変わっていない。〇・...全文を見る
○直嶋正行君 今、大臣は将来に対して責任を持たなきゃいけない、こうおっしゃっている。それは、恐らく私は年金財政的に見て、さっき御説明された、ですからその考え方を一〇〇%否定するつもりはないんです。もちろん財政は大事だと思います。しかし私は、やり方が悪い。なぜこの六十代前半のところ...全文を見る
○直嶋正行君 もう私の持ち時間がなくなってきましたので、今、厚生大臣が御答弁されましたけれども、解消に努力していきたい、こういうようにおっしゃったけれども、それは本当に責任持てるんですか。  さっきも申し上げたように、五十五歳から六十歳まで定年を延ばすのに、このことでさえ二十数...全文を見る
○直嶋正行君 私の持ち時間が終わりましたのでこれで終了したいと思うんですが、私は、さっきから申し上げておるように、大臣は安定した給付と年金、こういうふうにおっしゃっていますが、この仕組みで、今の改定で支給開始年齢を六十五歳まで先送りしてしまう、このことについて言いますと、さっきか...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第9号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。  今井委員の怒りの声が委員会室に響きわたりましたが、私も今回の年金改定は大変大きな問題があるというふうに思います。  先週の質疑で、一つの問題点として六十歳から六十五歳までの雇用の問題を議論させていただきました。私は、あのときも申し上...全文を見る
○直嶋正行君 済みません。ちょっと数字がはっきり聞こえない。何%とおっしゃいましたか。
○直嶋正行君 今、この保険料率の方でお話になったんですが、いわゆる給付水準、モデル年金の面でいいますとどんなぐあいに変化するんですか。
○直嶋正行君 今、大臣は平成十一年度価格と平成三十七年度の数字をおっしゃったんですが、五年前の前回改定で議論しましたときは平成六年度価格で議論しました。そのときに、厚生省の計算で可処分所得スライドにした場合は平成六年度で二十三万一千円と、こういう数字が出ていました。これは、今の十...全文を見る
○直嶋正行君 今、厚生大臣が平成十一年度価格でおっしゃったこの金額は二十三万八千円が二十三万二千円になる、こういう説明なんですが、これはこの前の議論と私はかなり違うと思うんです。  厚生省がお出しになった「年金を「選択」する」の百九十一ページに、賃金スライドから可処分所得スライ...全文を見る
○直嶋正行君 最後の大臣がおっしゃった部分で申し上げれば、私が言いたいのは、そういう議論をされるわけですから、この段階でなぜかというと、前回こういうふうなお話をしましたけれども、将来の負担もあいまいである。後で議論させていただきますが、いわゆる足元の問題がたくさんあるんですよ、今...全文を見る
○直嶋正行君 それで、今、大臣はそういう御説明なんですが、この前のときもこの可処分所得スライドを入れると、二〇二五年を見通して、保険料は三〇%弱、従来の名目賃金スライドのままだと三四、五%になるんですけれども、可処分所得スライドを入れて、その他の改正もありましたが、とにかく三〇%...全文を見る
○直嶋正行君 つまり計算が変わっていったということですね。
○直嶋正行君 五年たったらまた変わるんじゃないですか。今回は二〇五〇年までは計算されていますけれども、これは五年ごとに与件がめちゃくちゃ変わるんですよ。  それで、私が申し上げたいことは、一つはこんなに五年で与件が変わることを、変わるたびに給付がどうだ、負担がどうだという議論を...全文を見る
○直嶋正行君 今のようなお話なんですが、五年前に決めて二〇二五年まで見通すと、一応こういうルールにしましょうと決めた。それが実はまだ五年しかたっていなくて、制度として成熟化するところまで行っていないんです、前回の議論が。  だから、今、厚生大臣おっしゃるように、人口統計が思って...全文を見る
○直嶋正行君 厚生大臣のお考えはよくわかった。私は順番が逆だったと思うんです。確かにそれは二・二兆円要るかもしれない。しかし、御案内のように、あれだけ国会で議論をして、一致した意見として決議をされた。ですから、当然私たちも二分の一が前提になって今回の改定の議論が始まったと思う。と...全文を見る
○直嶋正行君 今の議論は後ほどもう一度させていただきたいと思います。  それで、年金水準の話でもう一点確認をしておきたいんですが、今回は賃金スライドをなくすということになりますと、新規裁定時、六十五歳段階では現役時代の賃金スライドは反映される、裁定時の年金水準は五九%、こういう...全文を見る
○直嶋正行君 もうちょっと詳しく言いますと、十年後が五四%ぐらい、大体五%落ちていく。  そうすると、これもさっきの議論になるんですが、二つ問題がありまして、一つは前回の出だしのところで可処分所得のスライドの数字のとらえ方が違っていたんですけれども、例えば連合なんかが計算します...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、これによって年金生活者の生活が年々苦しくなっていくのじゃないかと。
○直嶋正行君 ちょっとそこまで私はまだ聞いていないです。今、モデルと平均の話を大臣はされたんですが、そこまで時間の関係で多分いかないと思いますので。  私が今申し上げているのは、今回の改正で、厚生省は現役は年収の約二割の負担で六割の給付と、こういう説明をされているんですが、実は...全文を見る
03月17日第147回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。江田委員に引き続いて御質問させていただきたいと思います。  まず最初に、ちょっと質問に入る前に、警察庁長官いらっしゃいますか。  先ほど御報告のございました桶川の件でありますが、調査をして後刻御報告します、こういうお話だったんですが、私...全文を見る
○直嶋正行君 では、よろしくお願い申し上げたいと思います。  それで、きょうは総理が久しぶりに御出席でございますので、特に経済・財政問題を中心に総理のお考えをお伺いしたいと思うんですが、その前に一点、私、ぜひ総理がいらっしゃればお伺いしたいというふうに思ったことがございますので...全文を見る
○直嶋正行君 私は、野党の発言は与党のいわゆる政権内の発言とは違うと思うんですよ。これは野党は当たり前の話です、解散に追い込んでいこうというのは。当然のことだと思うんですよ、政権をねらうからには。  問題は与党の中なんですね。今だから総理がおっしゃったように、これは非常に慎重に...全文を見る
○直嶋正行君 これで総理を私は別に問い詰めるつもりはございません。  ただ、こういう発言がどんどんなされている一方で、さっき江田さんがお話しされていたように、警察のああいう問題が出たり、あるいは前の金融再生委員長の発言があったり、そしておかわりになる、こういうことが起こってくる...全文を見る
○直嶋正行君 一番指導力を発揮していただかなければいけないのは、私はやはり経済とか財政の問題じゃないかと思います。  それで、まず率直にお聞きしたいんですが、けさも議論ありました、昨年十—十二月の経済成長率がマイナス一・四になりました。こういう数字から見ますと、いわゆる平成十一...全文を見る
○直嶋正行君 先日でしたか、ちょっと私テレビのニュースで拝見したんですが、官房長官が記者会見をされまして、〇・六というのはなかなか大変だ、何とかプラスになればいいんではないかというような趣旨の御発言をされたと思います。  総理にお伺いしたいんですが、この〇・五というのはやっぱり...全文を見る
○直嶋正行君 これはちょっと委員長、御記憶あると思うんですが、我が党の久保委員がこの間御質問させていただいたときに大蔵大臣がお答えになっている。これはどういう性格ですか、この〇・五とか〇・六は。そのときに大蔵大臣は、久保委員への答弁の中で、平成十一年度の〇・五は政府としてのコミッ...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、約束だから私は政府の責任があると思うんです。だから小渕総理にお伺いしたんです。経企庁長官にお伺いしているわけじゃないんです。
○直嶋正行君 まあ企画庁長官それだけ頑張られるから、私、申し上げます。  おととしの平成十一年度基本的態度の中で、さっき長官おっしゃったように、はっきりとしたプラス成長、こうおっしゃった。それは何だと言ったら、まあだから〇・五なんですよと。だから、さっき私は、ホールインワンとい...全文を見る
○直嶋正行君 それで、なおもう一つ申し上げます。  ことし、今度はこれを〇・六に上方修正された。コンマ一上方修正されたんです。それはますます、そうじゃないですか、〇・五というものの重みは増してくるんじゃないんですか。上方修正したときの判断は完全に間違っているんですか。どうなんで...全文を見る
○直嶋正行君 総理、これはどのように、今やりとりしていましたけれども、総理の御認識をお伺いしたいんですけれども。
○直嶋正行君 余り押し問答になってもいけませんので一言だけ申し上げておきたいと思います。  私はやはりこの〇・五%程度で、今度は〇・六に変えられた。それをさっき大蔵大臣が言われたように、その数字を置いてもうあらゆる手だてを講じて、後ほどまた財政問題でやらせていただきますが、大変...全文を見る
○直嶋正行君 十二年度も含めて。
○直嶋正行君 私は、もちろん政府がいろいろ政策的におやりになるということなんですが、一番大事なポイントは、やっぱり突き詰めればこれは消費が回復するかどうかだというふうに思うんですけれども、この点についてはどんなふうな見通しを持っておられるんでしょうか。
○直嶋正行君 それで、経企庁長官にもう一点ちょっとお伺いしたいんですが、きょう出されました月例経済報告の中に、総括判断として「自律的回復に向けた動きが徐々に現れている。」という表現──お手元にありますか。ちょっとこれは通告していませんので申しわけないんですが、きょう出ましたもので...全文を見る
○直嶋正行君 さっき長官の方からは、消費が明るい動きが出ているというんですか、そういうお話があったんですが、さっき議論させていただいた去年の十—十二月の数字が出た直後、経済の専門家がマスコミ等含めていろいろ分析されたものが報道されています。私もいろいろ読ませていただきましたが、そ...全文を見る
○直嶋正行君 むしろ、私がさっき申し上げたのは、予断を許さない、まだ予断はなかなか許せない、このように思うわけであります。今所得の話もありましたが、決してこれは、昨今のちょうど春の賃上げの結果にも見られますように、これはなかなかふえるという展望が持てない。それから、時間外の話も、...全文を見る
○直嶋正行君 私は別に水をかけるつもりはないんですが、結局、ずっとこの間政府が説明されているのは、いわゆる現場現場の、いわば供給サイドの方々の話を総合してお話しされているんですが、需要サイドの方の指標で見る限りはまだいい数字は出ていないんです。  私は、実は総理にちょっとここで...全文を見る
○直嶋正行君 総理、その総合的に判断して展望を示すというのはいつごろ示されるんですか。
○直嶋正行君 私は、ですから、今、総理のおっしゃっていることは間違っていないと思うんです。それがないのが今一番不安を呼んでいるんです、その今、総理のおっしゃったものができていないことが。  さっき医療費三十兆円とおっしゃいました。それはもう二年前にお約束されているんです、政府が...全文を見る
○直嶋正行君 私は、厚生大臣が今みたいな説明をしながら、言葉の端々に厳しいこともお願いしなきゃいかぬとか、こう言うものですから、余計国民の不安を招くんです。何をおっしゃっているかさっぱりわからないじゃないですか。私はこうしますというのを示してほしいんです。  だから、私はきょう...全文を見る
○直嶋正行君 きょうは社会保障の話をするつもりはありません。予算の総括ですから、この話はまた来週にでも厚生大臣と一週間も二週間もかけて議論させていただきたいと思います。  最後にちょっと申し上げておきますが、結局、今お話しはされるんですが、結論がないんですよ、どうするかという。...全文を見る
○直嶋正行君 もちろん景気が本格的に、経済が本格的に回復するというのは大事なことだと思うんです。  私が申し上げているのは、今の財政の状況をそのままにして判断すると、これは景気が回復しようが、しなくても財政赤字は増大する、こういう御認識が総理におありになるのかどうか、これはどう...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、私はちょっと総理にお伺いしたかったのは、要するに、もうこういう状況になっているんですから、例えばこの平成十二年度予算だって、別に景気の、経済の足を引っ張れとは言っていないんです。しかし、もっと総理が、例えばこの十二年度予算を組むときにどんな御指示を出された...全文を見る
○直嶋正行君 例えば、よく公共事業の話なんかもします。今回、総理枠というのがありましたよね、総理枠というものが、総理特別枠というのが。例えば、こういうものは今おっしゃったようなそういうめり張りの話としておやりになったんですか。
○直嶋正行君 前回これで大蔵大臣と議論させていただいたので、きょう余り深入りするつもりはなかったんですが、今お答えになったので。ちょっと私も実は勉強しました。ミレニアムプロジェクトの方ですね、非公共は確かに新しいものがたくさん入っています。これは私たちがここのところはもっと強化し...全文を見る
○直嶋正行君 それで、今のやりとりでもう少し申し上げれば、私たちが言っていることは公共事業そのものを否定しているわけじゃないんですよ。もっと重点化していいんじゃないか。ですから、この点、ぜひお願いしたいと思うんです。  それで、私がもっとだめだと思うのは、この与党枠なんです。三...全文を見る
○直嶋正行君 四番目に、都市部と地方部双方の生活・居住水準の向上。これも都市と地方ですから日本じゅうですよ。これは日本じゅうで与党に枠を与えて好きにばらまいてくださいと、こういうものなんですよ。それを省庁が大蔵省に予算要求してくる。枠内ですから認められると。  だから、もう委員...全文を見る
04月12日第147回国会 参議院 本会議 第15号
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○直嶋正行君 私は、民主党・新緑風会を代表して、森総理の所信表明演説に対して質問をいたします。  質問に入ります前に、小渕前総理を心からお見舞い申し上げ、一日も早く健康を回復されますことを念願いたします。  また、有珠山の噴火で不自由な生活を余儀なくされておられます被災者の皆...全文を見る
04月26日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。  この国会はどういうわけか予算以外に予算関連法案を含めて非常に大蔵関係の法案が、また重要なものがたくさんございまして、私どもも大蔵大臣も相当お疲れだというふうに漏れ聞いておるのでございますが、やはりこの議論をする場合も大蔵大臣の御見解を...全文を見る
○直嶋正行君 次に行政府の政策的な問題とかお伺いをしたかったんですが、今、大臣御答弁の中で行政の問題等についてもお触れになりました。  結局、業界の横並び体質だとか、あるいはそのときに、今まさにおっしゃったように現状認識の甘さといいますかこういう問題があって、今日のような非常に...全文を見る
○直嶋正行君 その辺の話、特に信用組合の話は後ほどまたゆっくりお伺いしようと思っていたんですが。  それで、今の信用組合の問題があるので一年先送りして、最悪の事態を越えている、だから余り実害はないという御判断なんですが、ただ私、多少大臣のこれまでお話しされてきたことというのは、...全文を見る
○直嶋正行君 信組の実態の話は後ほど伺うとして、結局しかし大蔵大臣、信用組合の問題があったんだと。  たしか前の再生委員長ですか信用組合がやっぱり問題なんだということをおっしゃって、何かあのあたりから随分信用組合の話が出てきたんですが、当時の再生委員長の御発言がどういう影響があ...全文を見る
○直嶋正行君 当時のことはいろんなマスコミなんかでも報道されているんですが、例えば、信用組合について延期が必要だと、こういう話が出たことに対して、これは当時の、今もどうか知りませんが、地方銀行協会の会長さんが、信用組合について延期が必要ならば全業態を延期の対象にすべきだと、何かこ...全文を見る
○直嶋正行君 結局そこのところなんですね。当時の新聞を持ってきましたけれども、こういう「貸し渋り再燃」というような大きな見出しが躍って報道されているんですけれども、これを心配している。私はどうもそういう政治的なプレッシャーがやはりかなり強く作用したんじゃないか。  ただし、よく...全文を見る
○直嶋正行君 僕も大臣のおっしゃられようとしていることがわからないわけじゃない。  私もちょっと信用組合の方にもお話を聞かせていただきましたが、やはり取引相手に非常に零細なところが多くて、おっしゃるように確かに地域の零細企業が相手ですから、金融監督庁が言うようにBSとかPLを出...全文を見る
○直嶋正行君 これは議論をいろいろもっとしたいんですが、私の持ち時間も大分少なくなってまいりましたので、もう少し具体的な問題、さっきからお話ししているんですが、協同組織金融機関の問題について少し踏み込んで御見解をお伺いしたいと思うんです。  それで、さっきのペイオフ延期の話に戻...全文を見る
○直嶋正行君 それで、実務方の方はやれると言ったんだけれども、まあいろんなことが必要なので、心配なので延ばした、こういうふうに聞こえたんですけれども。そこのところに私はちょっとさっき申し上げたような選挙が非常に近いということもあるんじゃないかという勘ぐりは持っているんですが、その...全文を見る
○直嶋正行君 結局それが、さっき申し上げたことでいえば、護送船団が復活したと、こうさっき申し上げたんですけれども。  それで、少なくとも、確かに預金の話はあったんですが、大手銀行、都銀ですとかあるいはいわゆる地銀の中でも大手、このあたりまではよかったんじゃないんでしょうかね。 ...全文を見る
○直嶋正行君 次に、少し信組問題について、検査の話についてちょっと再生委員長にお伺いしたいんですけれども。  さっきもお話があったように以前から監督者が都道府県になっていたんですけれども、ただ、さっき申し上げた東京二信組の問題を初め幾つかの、これは信用金庫ですかね、組合もありま...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、さっきの実務家と大臣の御判断の話じゃないんですが、私も、例えば去年の暮れあたりの新聞報道を見ても、今再生委員長がおっしゃったように、国からも通達を出されて、状況の悪いところというか問題のあるところは何か基準を示して、きちっと検査しなさい、それも二〇〇〇年の...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと私はそこが腑に落ちないんですが。もう一度やり直してみないとどうも安心できないというか、そういうお考えのようですが。  結構問題のあるところ、どこかの報道にもありましたが、三百弱とさっき大臣おっしゃったんですが、三百弱のうち百弱ぐらいがかなりしっかり調べなき...全文を見る
○直嶋正行君 大蔵大臣のお言葉ですが、これはやってみぬとわからぬ話ですからここでやり合ってもしようがないのかもしれませんが、例えば、日本の金融資産は約一千三百兆円と言われますが、いわゆるその中で個人の預金というのを調べますと、平均しますと世帯別に見て大体六百数十万円ですよね。一番...全文を見る
○直嶋正行君 二年延長だというのはお答えがなかったんですけれども、もう一つ言いますと、決済預金というのは、さっきもちょっと似たようなことを言いましたけれども、個人じゃなくて大企業を含めて決済預金を保護するというのは、結局そちらを保護していくということになるんじゃないかと思うんです...全文を見る
○直嶋正行君 余りしつこく言うつもりはないんですが、金融審議会がペイオフ問題を議論したときにパブリックコメントというのを募集しまして、もちろんこれは賛否両論入っています。  ただ、おもしろいのは、モラルハザードの抑止を含む金融システムの信頼性維持、国民負担の最小化を考えると、全...全文を見る
○直嶋正行君 あとちょっと一点だけ、時間がなくなりましたので、一点だけ御確認をさせていただきたいんです、また時間がありましたら改めて議論させていただきたいと思っていますが。これは大蔵大臣にやはり。  今回の預金保険法の中で、金融機関の破綻によって、これは恒久措置として入っている...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっともう一点。じゃ、小川議員の御好意でちょっと時間をいただいて確認させていただきたいんですが、その中に危機対応勘定を新たに設けるというのがあるんです。それで、今回の法改正でいわゆる財政措置として幾つかプラスされているものがあるんですが、ここには例えば一般勘定から...全文を見る
○直嶋正行君 それはつまり、いわゆるこの公的資金ということでいうと、それはその段階で決めるということですか、実際にそのお金をどうするかということは。ちょっとこれも確認質問で恐縮なんですが。
○直嶋正行君 じゃ、委員長、済みません。私の質問はこれで終わりまして、あとまた改めてやらせていただくというふうにしまして、同僚の小川議員の方に譲りたいと思います。
05月15日第147回国会 参議院 本会議 第24号
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○直嶋正行君 私は、民主党・新緑風会を代表して、商法の一部改正案並びに労働契約承継法案に対して質問いたします。  質問に入ります前に、昨日の小渕前総理の御逝去に対し、深甚なる哀悼の意を表しますとともに、御家族を初めとする関係者の皆様に心からお悔やみを申し上げます。  さて、ま...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第13号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。  法案審議に入る前に、簡単に、十六日に発表されました雇用対策について労働大臣のお考えをお聞きしたいと思います。  今回、先ほどもるる御説明ございましたのでもう各論の方は結構でございますが、基本的に内容は私も拝見をさせていただきましたが...全文を見る
○直嶋正行君 あと一点、これはもう後の時間の関係がございますので答弁は結構でございますので、指摘だけさせていただきたいと思うんです。  今回の対策を見まして、雇用創出三十五万人という具体的な数字が挙がっております。今までの緊急雇用対策等の内容を見ますと、残念ながら実績がほとんど...全文を見る
○直嶋正行君 それで、私がぜひ必要だというふうに申し上げているのは、今まさに大臣がいろんな意見を伺うと、こういうふうにおっしゃったんですが、その意見を伺って検討する上で、立法措置を前提に、前提というのはちょっとあれかもしれませんが、立法措置を念頭に置きながらやはり御検討いただきた...全文を見る
○直嶋正行君 それで、法的性格ということがやたら強調されているんですが、今お話しになったように、例えば現実の判例を見ますと、必ずしも特定承継だけを判断基準にしているわけではなくて、今局長おっしゃったようにまさにさまざまな状況を確認しながら、むしろどっちかというと、できるだけ理由を...全文を見る
○直嶋正行君 私、冒頭申し上げましたように、できるだけ衆議院でのやりとりも含めて前提にして議論させていただきたい、こういうふうに申し上げたんですが。  要するに、今大臣おっしゃったように、検討するということはよく理解しています。しかし、その文言を注意深く読むと、検討、検討と二回...全文を見る
○直嶋正行君 これも二点、改めて注文をつけさせていただきたいと思います。  今、大臣、速やかにと、こういうふうにおっしゃった。ぜひそれは速やかにお願いしたいんですが、やはりさっきも言いましたように、これから分割法が施行されますと、もちろん企業を取り巻く状況を考えても、大変こうい...全文を見る
○直嶋正行君 ぜひよろしく、私の申し上げたこと、お願いを申し上げたいと思います。  それじゃ、時間の関係もございますので、次の方へ移っていきたいと思うんですが、次は、承継法における労働者への通知のタイミングでございます。  商法の規定では、この分割計画書等を二週間前より備え置...全文を見る
○直嶋正行君 それから、続きまして労働者あるいは労働組合と企業側との協議についてお伺いしたいと思います。  山本政務次官、大変お忙しいところ、来ていただきましてありがとうございました。  まず最初に、法務省の方に御見解をお伺いしたいと思うのでありますが、今回の商法改正案は衆議...全文を見る
○直嶋正行君 これは法務省の領域ではないかもしれませんが、今の御答弁に関連してもう一つ、お答えいただければ御見解を伺いたいんです。  今の、いわゆる代理権が労働組合に付与されるかどうかという点なんですが、例えば、通常の労働組合における機関決定を行って、組合員の総意としてこれにつ...全文を見る
○直嶋正行君 続きまして、今の件について別の角度から労働省の方に確認させていただきたいのでありますが、今度の労働契約承継法で第七条が追加修正をされました。その七条に、労働者の理解と協力を得るということの内容が規定されまして、大臣の衆議院での確認答弁の中で、労働省令において労働者の...全文を見る
○直嶋正行君 ということは、これは事前協議という言葉の定義がなかなか難しいんですが、いずれにしても、事の前に労働組合と話し合うということは、もちろん労働組合がある場合は原則になる、こういうことになるのでしょうか、今のお答えでいえば。
○直嶋正行君 次にお伺いしたいんですが、今の御答弁を受けて、要は、労働者あるいは労働組合と会社分割に当たり話し合う、これの実効を高めていくということを考えますと、今のお話しになったことをきちっと周知徹底していくといいますか、実質的には事に当たり事前に労働組合とあるいは従業員代表と...全文を見る
○直嶋正行君 山本政務次官、ありがとうございました。結構でございます。  続きまして、これはさっきも御議論ございましたが、包括承継をされる労働者の不同意、できないといいますか、不同意権がないということについてお伺いしたいと思うんです。  先ほどの議論にもございましたが、個々の...全文を見る
○直嶋正行君 ぜひ実効の上がる形での御指導を、どちらが所管かということは別にしまして、お願いを申し上げたい、これは政府としてお願いを申し上げたいというふうに思います。  それで、今のいわゆる当然承継といいますか、この部分についてもう一点ちょっと確認をさせていただきたいのでありま...全文を見る
○直嶋正行君 改めまして、個別事情に対する協議をぜひ推進していただくということでお願いを申し上げておきたいと思います。  続きまして、省令あるいは指針の内容について質問をさせていただきたいと思うのであります。  まず最初に、先ほどもちょっと議論がございましたが、会社分割におい...全文を見る
○直嶋正行君 それから次に、指針の問題でありますが、今もちょっと触れましたし、先ほど来指針でこういうことを折り込んでいただきたいということを申し上げていますように、指針が非常にこのケースでは重要な役割を果たすのではないか、このように受けとめております。  したがいまして、今のい...全文を見る
○直嶋正行君 じゃ最後にもう一点、この指針について伺わせていただきたいと思うんですが、今、労使の意見も十分聞いてと、こういうことで御答弁をいただきましたので、当然お考えになっておられるのかなと思うんですが、ぜひ指針の検討においては、その場に労使の代表を入れるというような形で御検討...全文を見る
○直嶋正行君 私は終わります。
05月23日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第12号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋でございます。  きょうは、本委員会として多分最終的な質疑になると思いますので、ちょうどこの委員会の質疑が始まりました初日に、大蔵大臣を初め、御質問させていただきました。その結果も踏まえながら、若干御見解をさらに伺っていきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○直嶋正行君 大蔵大臣は前回の発言の中でも過去の経験を踏まえてと、こういうふうにおっしゃっていましたので、今の話は多分そういうことだと思うんですが、もう一つ、今お話があったんですが、私どもとしては、信組をこれから検査して、さらにいわゆる資本注入というんですか、この道も開くというこ...全文を見る
○直嶋正行君 今の部分についてぜひお願いしたいのは、具体的な処理の段階でやはりきちっと国民に説明をしていただきたいということでございます。  私も法案を拝見してこういう仕組みが入っているということに改めて気がついたような次第でございまして、もちろん、今までこういうスキームがなか...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁は、結局、ポイントとして、これからも存続可能か否かという意味での資産の健全性にポイントを置きたい、こういうお話でしたが、ということは、その検査によってそのままの状態で今後もおやりいただけるのか、ある程度何らかの対応が必要か、こういうところのある種判断もその...全文を見る
○直嶋正行君 それでは続きまして、信組への公的資金注入についてなんですが、公的資金の注入については、当初は国全体のシステミックリスクに対応するためだと、それが次には地域の、要するに一種のシステミックリスクというんですか、それに対応するということで地方銀行等にもこれは拡大されたわけ...全文を見る
○直嶋正行君 それで、ちょっと今のかかわりで、全国信用組合中央協会会長さんのインタビュー記事を私手元に持っているんですが、これはことしの二月のインタビュー記事なんです。公的資金注入の仕組みの中でこういう御発言があるんですね。「金融再生委員会が作成する予定の協同組織金融機関向けの注...全文を見る
○直嶋正行君 ぜひこの点をお願い申し上げたいと思うんです。何かそういうパイプをつくってそれぞれ、ちょっと言葉は悪いんですけれども、余り明確な基準なしに中央団体が配るような感じになっちゃいますので、この点はちょっと、私はこの記事を見てびっくりしたので、申しわけありません、通告せずに...全文を見る
○直嶋正行君 これはお答えは特にやりにくければ要りませんが、地域に密着した信用組合という性格から考えますと、一番の問題は結局私は郵貯だと思うんです。結局郵貯との競合に負けているんです。さっき御紹介した中央協会の会長さんのインタビュー記事の中にもそういうくだりがございます。結局地域...全文を見る
○直嶋正行君 次に、協同組織金融機関における外部監査制度と員外監事の点についてお伺いしたいんですが、これからいよいよ公的資金も含めてさまざまな方策を考えようということなんですが、そうなりますと、私は外部監査制度の導入とか、あるいは員外監事というのは基本的には、今政令で定められてい...全文を見る
○直嶋正行君 この早期是正措置についての受けとめですが、確かに当局としてはそのことによって金融機関の改善を促進するということはもちろんこの制度の目的であるわけですが、同時にこれはやはり預金者とか関係者から見ると非常にこれは重要な情報になるわけです。  それで、さっき申し上げたよ...全文を見る
○直嶋正行君 今、詳しく御説明いただいたんですが、金融債というのは基本的商品になるのかどうか、さっき三つの条件をおっしゃった。  それから、今のお話で、例えば公金預金というのは企業との対比上とおっしゃったんですが、企業は預金保険で保護する対象というふうにお考えになっているんです...全文を見る
○直嶋正行君 特にその二点目の方については私はどうも筋が通らないんじゃないかと思いますが、これはちょっとその指摘だけにさせていただきたいと思います。今、次官がおっしゃったように、ぜひこの点はまた見直しをしていただければと思うんです。  それから、次に、預金保険料についてお伺いを...全文を見る
○直嶋正行君 今、預金保険機構の一般勘定、特例業務勘定等を見ますと、これは大変な赤字なんですよね。一般勘定で十事業年度で七千五百七十九億円、特例業務勘定でも四千二百九十六億円、合わせますと一兆一千八百七十六億円、大変な赤字ですよ。  それで、これは預金保険法の五十一条、その中の...全文を見る
○直嶋正行君 角を矯めて牛を殺すというお話もありましたが、先般来この場でも議論がございましたように、我が国の金融機関の危機的状況というのはある程度脱して、まだ正常には戻っていないかもしれませんが徐々に戻りつつあると、そういう認識でおりますので、逆に言うと、一番大変だった時期のまま...全文を見る
○直嶋正行君 続きまして、流動性預金の問題について議論させていただきたいんですが、これは前回もやりとりさせていただきましたが、結局、流動性預金を全額保護の対象にする、しかも一年ほかのものよりも長く保護の対象にするということになるわけでございますが、私は、前回も申し上げたように、こ...全文を見る
○直嶋正行君 あれですか、ほかよりも重い保険料を課すというお考えである、金利もそういう今申し上げたようなことで配慮するという確認、よろしいですか。  それで、この運営委員会というのは、ちょっと私もメンバーを拝見しましたけれども、大半が金融機関の関係者なんですね。だから、ここで決...全文を見る
○直嶋正行君 続きまして、いわゆる破綻処理のコストについてお伺いしたいんですが、今回の預金保険法の改正では、例えばロスシェアリングという考え方の導入とか、非常に幅広い選択肢を持てるように、破綻処理に当たって、決められているわけですが、ここら辺を私ども運用面で非常に心配しておるとこ...全文を見る
○直嶋正行君 それで、次に、金融再生委員会が国会に御報告をいただいていますね、国会報告というんですか、破綻処理について。今も御報告いただいておるわけなんですが、この報告のあり方についても、今、再生委員長から御答弁があったように、タイミングの問題というのは確かにあるのかもしれません...全文を見る
○直嶋正行君 続きまして、今の国会報告とよく似た性格なんですが、今、例えばこういう議論をされておる金融審議会の議事録というのは公表されていません、答申は公表されていますが。  私は、これもやはり重要な問題に関する審議をされるわけですから、金融審議会の議事録の公開も前向きに取り組...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと残り時間が少なくなりましたので、一点、情報開示について、これは特に金融機関の情報開示ということなんです。  先日、これはある新聞で報道されましたが、今、アメリカの方で銀行の情報開示についてまた議論を始めたと。これは、チェース・マンハッタン銀行の前会長をトッ...全文を見る
○直嶋正行君 終わります。     ─────────────
○直嶋正行君 私は、ただいま可決されました預金保険法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党・改革クラブ、社会民主党・護憲連合、参議院クラブ及び二院クラブ・自由連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。 ...全文を見る
07月04日第148回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号
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○直嶋正行君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
07月18日第148回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 閉会後第1号
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○直嶋正行君 民主党・新緑風会の直嶋でございます。  西村頭取、そして八城社長、きょうは私どもの審議のためにお忙しい中御出席をいただきまして、ありがとうございました。  早速、八城さんの方に御質問をさせていただきたいと思うのでありますが、きのう衆議院の大蔵委員会でもさまざまに...全文を見る
○直嶋正行君 そちらへかけていただけますか、遠いものですから。  ということは、今のお答えからしますと、この債権放棄、再建計画そのものについては特段検討されなかったと、こういうことでございますか。その点いかがでしょうか。
○直嶋正行君 今、体力の問題と、いわゆる引き当て基準、社内の引き当て基準との関係で引当金を積み立てることが難しいので断ったということなんですが、これはあれですか、契約上、法的処理、今回民事再生法の申請ということになったんですが、この法的処理の場合はやはり同様にこれは預金保険機構に...全文を見る
○直嶋正行君 それで、今のお答えから推測しますと、結局、預金保険機構はいずれにしても、法的整理になっても、あるいは債権放棄を今のように新生銀行さんはどうしてもとれない、社内の引き当ての関係でとれないということになるわけですから、これはもう買い取らざるを得ないと、得なかったというこ...全文を見る
○直嶋正行君 この件に関してもう一点お伺いしたいんですが、先ほどのお話の中で、直接の理由ではないけれども一応再建計画も検討させてもらったと。それで、十二年間にわたって、十二年近く債務超過の状態が続く、これについてはコメントはございましたが、私もいろんな会社の再建計画というのを拝見...全文を見る
○直嶋正行君 続きまして興業銀行の西村頭取にお伺いをいたしたいのでございますが、どうぞこちらへお座りいただけますか。一々歩いていただくのも大変でございますので、どうぞ。  それで、そごうが、当初は預金保険機構が債権放棄に応じてと、そういう予定だったんですが、御承知のとおり、与党...全文を見る
○直嶋正行君 済みません、手短にひとつ。
○直嶋正行君 つまり、これは大衆の反発といいますか、感情をよく理解していなかった、そこが盲点だった、こういうことじゃないかと思うんです。  それで、あとちょっとそごうの経営についてお伺いしたいんですけれども、きのうの衆議院の議論で、たしか頭取は、九四年ですか、以降、いろいろやり...全文を見る
○直嶋正行君 それで今、そういう株式会社そごうについてお話があったんですが、昨年の決算、九九年二月期の決算もやはり監査法人から指摘されて、その引当金の問題をどうするかでかなり協議があったというふうに伺っております。  そうしますと、頭取おっしゃったように、グループ全体で債務超過...全文を見る
○直嶋正行君 二〇〇〇年の二月期決算で債務超過というのはもちろんこれも公表されている話でございますから、じゃその数字が本当に正しいのかどうか、今申し上げたように過去にさかのぼって本当にその決算が適切になされたのかどうか、こういう御検討はされていないんですか。
○直嶋正行君 これは、そごうが債務超過であるということを発表したときに、本当に債務超過の実態が、あの数字が正しいのかどうかというのはいろいろ議論があったところであります。これは再生委員長にちょっとお伺いしたいんですけれども、大丈夫ですか。  私は、こういう経営実態を考えますと、...全文を見る
○直嶋正行君 確かに手続上は今、委員長のおっしゃったとおりかもしれません。  しかし、もう申し上げるまでもなく今回の発端は、長銀を三兆六千億のお金をかけて処理をして、そしてその残った債権、つまり国民の税金を使った債権であります。その債権の債権放棄に応じるか否かを議論する、検討す...全文を見る
○直嶋正行君 ですから委員長、私が申し上げたように、今の松田さんの答えは私の申し上げたことと全然違うんです。きちっと議論してないんです、調べてないんです、そごうそのもののありようについて。私はこれはぜひおやりになるべきだったと思うんですが、どうでしょう。そうすべきじゃなかったんで...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、根拠があいまいなまま再生委員会としては了承したと、こういうことになるわけですけれどもね、そういうことで申し上げますと。  これは監督官庁は金融庁になるんじゃないんですか、こういった金融機関の。どうなんでしょう、こういう問題をもっと精査されるべきだと思うんで...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、委員長の御答弁だと、役割分担上、預金保険機構の結論をイエスかノーか言うしかない、これが金融再生委員会だ、こういうことですから、そうじゃなくて、事は税金を使った、処理をした債権の問題なんで、行政府のしかるべき監督庁、監督をするところがきちっともっとお調べにな...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、委員長は、その手続の話をされているんです、手続の話を。私は、そもそも検討するときに、過去数年間もうグループとしては債務超過の状態だったんだから、しかもこれは税金を使って処理した問題ですから、これは場合によったら、経営責任論がいろいろありますけれども、ひょっ...全文を見る
○直嶋正行君 この件は、私は本当に行政庁として、税金を使って処理をした債権の問題でありますから、もっときちっと精査をされるべきでありますし、そこにやはり何らかの問題があればこれは摘発をされるべきだ、こういうことをもう一度申し上げておきたいと思います。  これ以上ちょっとやってい...全文を見る
○直嶋正行君 結論だけで結構です、結論だけで。きのうと変わらないかという質問ですから。
○直嶋正行君 随分使っちゃいました。  それで、ちょっと私、不思議なことがあるんです。ずっと、預金保険機構もそうなんですが、残った約一千億の債権について、これは再建計画は合理的だから国民負担のこれ以上の増加にはならないんだと、こういうふうにおっしゃっている。しかし、これは十二年...全文を見る
○直嶋正行君 私が申し上げているのは、最初の引当金の一千億ではなくて、残りの残債一千億に対してきちっと引き当てをすべきじゃないですか。皆さん方は民間の銀行に対してそういう指導をされているじゃないですか。  債権放棄に応ずればこれはもう実質破綻先になります。さっきの新生銀行の八城...全文を見る
○直嶋正行君 しかし、あなた方は銀行免許は持っていないけれども取引をしているんですよ。取引でしょう、これ。二千億の債権を一千億で買い取ったんですよ。買い取ったものをこれから回収していくわけでしょう。当然引き当てすべきじゃないですか。  それを説明をせずに、少なくとも説明のときに...全文を見る
○直嶋正行君 私はそんな説明聞いていないんですよ。だから、そこにあなた方数字のレトリックがあるんですよ、国民に説明するときに。  だって、銀行にはちゃんと引き当てをしなさいと、こういう指導をしていて、なぜあなた方は現在価値でそのことを国民に説明しないんですか。十二年後に回収をさ...全文を見る
○直嶋正行君 回収の確率が増したから損害はゼロですと、こういうことを言っていいんですかと私は言っているんですよ。一〇〇%保証ないでしょう。十二年たった時点で興銀さんは確かにリファイナンスしてくれるかもしれない。しかし、その前にとんざするかもしれないじゃないですか。  だから、あ...全文を見る
○直嶋正行君 もうこれで私の質問を終わりますが、ちょっと今の大蔵大臣の御説明にも納得いかないところがございますので、また予算委員会でも機会があれば議論をさせていただきたい。  では、同僚の浅尾議員の方に移らせていただきたいと思います。
07月28日第149回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号
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○直嶋正行君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
08月09日第149回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第1号
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○直嶋正行君 おはようございます。民主党の直嶋でございます。  吉川大臣、釜本総括政務次官、お二人とも参議院の御出身でございまして、これまでも大変お世話になってまいりました。今の厳しい雇用情勢の中で労働行政に対する国民の期待には大変大きなものがあるというふうに思います。お二方の...全文を見る
○直嶋正行君 今のお答えの中にも少しあったんですが、私は、やはり去年の段階でお出しになった七十万人雇用というのは、さっき大臣がお話しになったように、いわゆる緊急的な雇用拡大策といいますか臨時的な雇用拡大策、これが中心であって、今問題になっている構造的な問題に対する対策効果はほとん...全文を見る
○直嶋正行君 ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。  それで、以下ちょっとミスマッチの問題を中心に御所見を伺いたいと思うのでありますが、先ほどお話にございましたように新規・成長分野雇用創出特別奨励金というのがございます。これはいわゆる成長十五分野に関して雇用を拡大しようと...全文を見る
○直嶋正行君 きょうは一般質疑でございますから余り具体的に追及するつもりはございませんが、今、枠を拡大して効果が出ているというお話がありましたが、さっき局長から答弁ありましたように、これからの実績の御報告を注目したいとは思います。しかし、現実、現時点では、例えば支給金額を見まして...全文を見る
○直嶋正行君 今大臣がお答えになったように、この新規・成長分野は、もともとは特定求職者雇用開発助成金をベースにして、つまり就職困難者対策であったのを、それをベースにして上乗せをしてきたと、より間口を広げてということであります。  したがいまして、その政策意図がやはり実現できます...全文を見る
○直嶋正行君 これは、実はこの成長十五分野対策というのは、たしか政府の中では通産省が中心になっておつくりになった。私は、政府としてかなり鳴り物入りでお始めになった事業といいますか政策だと、こういうふうに思っていまして、局長お話しのようにいろいろ関連団体へPRを今されているというこ...全文を見る
○直嶋正行君 今、大臣から重大な研究課題だというふうにお話がございましたが、私どもは以前から年齢制限を廃止する法律をつくるべきだ、こういうふうに申し上げています。  ですから、結局、私は年齢の問題というのはどう見るかなんですが、これはミスマッチの問題じゃないと思うんです。つまり...全文を見る
○直嶋正行君 今お話ございました、特に年齢制限の実態とか、そのいわゆる非合理さというんですか、何で四十五歳ならよくて四十七ならだめなんだと、こういう話も今されましたけれども、これもやはり行政当局でなかなかちゃんとした分析がないんですね。  それで、今、もう一つ、確かに労働条件と...全文を見る
○直嶋正行君 特に、この問題については年齢全体、よくいわゆるエイジフリーということが言われるんですけれども、なかなかおっしゃったように難しい部分があるんです。ですから、私はせめてまず入り口としていわゆる募集とか求職、何と言うんですか求人の募集とか採用の部分についてやはりまず手をつ...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、いわゆる政策のあり方をどうするかという議論だけではなくて、そういうあり方の中でこの三事業の収支、確かに御指摘のこの二年間ぐらい大きな逆ざやになっています。ですから、そういう収支を含めて検討する、こういう理解でよろしゅうございますか。  それで、それに関して...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと助成のあり方をまたこの後議論させてもらいたいと思うんですが、やはりお金の使い方としてバランスがとれているのかという見直しは、大臣いいですか、ぜひお願いします。  要するに、これだけ財政が厳しくなってきていて、例えばこの中でいいますと雇用安定事業なんというの...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁は、ちょっとこれから私がお聞きしようとしている部分に対してのお答えになっちゃったんですが、実は今御指摘させてもらったことは、雇用保険三事業のあり方そのものの議論ではなくて、雇用保険事業におけるお金の使い方として大臣ぜひよくチェックしていただきたいと思うんで...全文を見る
○直嶋正行君 今お話があったように、いわゆる一般財源というんですか、いわゆる税金を使った雇用対策というんですか、ぜひそちらに軸足を置いていっていただきたいなと。  結局、保険制度でこれをずっと突き詰めていきますと、やはり保険制度で雇用対策をやっていくということの事業主に対する直...全文を見る
○直嶋正行君 そうなんですね。今おっしゃったように、今までは雇用保険三事業というのは雇用の問題について連帯して責任を持つ、そういう趣旨なんですが、それはある程度産業構造が安定していて、経済が大きく変わっていない時期であればそれはそれで納得性あるんですが。  この問題は余りこれ以...全文を見る
○直嶋正行君 では、これで終わりたいと思いますが、最後に一点だけ。  今お答えがあったんですが、労働省の案を決めた後は通常の手続だと、こういうふうにおっしゃったんですけれども、ぜひ通常の手続に入る前により議論を深めていただきますよう重ねて申し上げて、私の質問は終わりたいと思いま...全文を見る