直嶋正行

なおしままさゆき



当選回数回

直嶋正行の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第154回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○直嶋正行君 民主党の直嶋です。  今日、早朝から私どものために三人の公述人の皆様、わざわざ来ていただきまして、大変参考になるお話、ありがとうございました。まずお礼を申し上げたいと思います。  それから、実はこの憲法調査会で私、フリー討議のときに、是非、参議院の在り方について...全文を見る
○直嶋正行君 済みません。ちょっと持ち時間に関係があるものですから、申し訳ありません、できるだけ手短にひとつお願いいたします。
○直嶋正行君 続きまして、早川公述人にお尋ねしたいんですが、なかなか面白い提言といいますか、いろいろいただいておりまして、ありがとうございます。  それで、ただ、例えば早川さんのこのレジュメと先ほどのお話お聞きしたあれで申し上げますと、例えば参議院を衆議院の暴走を防ぐための監視...全文を見る
○直嶋正行君 あと一つ、隅野先生にお伺いしたいんですが、大体この参議院の役割等について議論をしますと、先ほどのお三方の公述人の中にも、お話にもありましたが、例えば参議院は大臣の指名を受けない、あるいは首班指名は行わない、それと並んで、必ず出てくるもう一つが、政党に属さない個人中心...全文を見る
○直嶋正行君 終わります。  ありがとうございました。
03月07日第154回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○直嶋正行君 おはようございます。民主党・新緑風会の直嶋でございます。  今日からいよいよ参議院の予算委員会ということになります。私は、今日は経済問題中心に総理の御見解をお伺いしたいと思っておりますが、ただその前に、やはり鈴木宗男衆議院議員の件及び外務省の問題について触れないわ...全文を見る
○直嶋正行君 私は、日本外交の信頼を回復するためには、まず、政府が自浄能力があるということをきちっと内外に示すことだと思うんです。  今回のこの報告書を見ますと、なぜ鈴木議員が外務省にあれほど異常な影響力を持つに至ったのか、どこでどのようにして外務省の方針がゆがめられたのか、こ...全文を見る
○直嶋正行君 いつごろ、どのようにして実施をされますか。
○直嶋正行君 つまり、外務省のこの調査でおしまいということではないと、必要なら改めて政府として調査も含めて実行すると、こういうことでよろしゅうございますか。
○直嶋正行君 私は必要があるとさっきから申し上げておりまして、総理もそのような方針であるとさっき申し上げられました。是非実行するというふうにおっしゃってください。
○直嶋正行君 外務省調査はその実行するためのものであるということですね。じゃ、間違いなく政府は新たな調査に着手すると、こういうことですね。
○直嶋正行君 まあ、この調子なんですよ。私は余り総理にそういう意欲感じられないんですがね。  総理、田中前外務大臣の更迭以来、内閣支持率が急激に下がっています。私は、この鈴木宗男さんの問題も含めてこの支持率に、最近の支持率に表れていると思うんです。  そこで、私はつくづく感じ...全文を見る
○直嶋正行君 是非、先ほど申し上げました、なぜこうなったかという経緯も含めて、誠実に、かつきちっと内外に対処されますよう御要請申し上げたいと思います。これ以降の問題については、同僚議員から後ほど質問さしていただきます。  じゃ、続きまして、経済の問題に入らしていただきたいと思い...全文を見る
○直嶋正行君 今、総理、るるお話しされましたが、改革とおっしゃるんですが、国民生活にその改革をした後の姿が見えてこないんです。  いろいろ議論させていただきますが、その前にちょっと現状をお話しさせていただきたいと思います。資料を配ってください。    〔資料配付〕
○直嶋正行君 これの方が見やすいから、こちらを見ていただければと思います。(図表掲示)  この数年間の日本経済の主な、幾つかの指標を取りました。明らかに経済はデフレ傾向にあるわけです。このグリーンの線が消費者物価指数です。これはもう既に九八年の後半から低下傾向は続いているわけで...全文を見る
○直嶋正行君 私は、総理、総理、今の経済の状況はそんな悠長なこと言っておれないと思うんです。  私も改革は必要だと思いますよ。しかし、デフレなんですよ。私は、今や実はこれはデフレじゃなくてもうデフレスパイラルに入っていると思います。幾つかの、何人かの識者もそういうふうにおっしゃ...全文を見る
○直嶋正行君 これ、下がっているんです。下がっているじゃないですか、これ。どうなんでしょう、下がっていると思いますが。
○直嶋正行君 これ、大変な開き直りですよ。今の竹中大臣の話は、消費者が悪いから今まで手を打てなかったんだと、こうおっしゃっているわけですよ。あとは世界の、世の中が悪い。そんな発想では、経済政策をおやりになっているんですか。どうなんですか。人のせいにしないでください。御自分の政策に...全文を見る
○直嶋正行君 世界が、物価が鎮静化傾向にあることは知っています。しかし、現実にデフレにあえいでいるのは日本だけです。  それから、さっきのお話も、たしか年末まで国民の議論の成熟を待って我々が言ったんだと、そうおっしゃったじゃないですか。さっき見せたでしょう。あれほったらかして、...全文を見る
○直嶋正行君 じゃ、次の話に行きましょう。  これは、二月二十六日の各紙の朝刊の見出しを集めました。(図表掲示)政府は総理の指示の下で思い切ったデフレ対策を打つんだ。期待感はすごく高かったんです。しかし、これ見てくださいよ。みんな、何というんですかね、失望というよりも拍子抜けし...全文を見る
○直嶋正行君 最近の世論調査見ましても、どれもトップは景気、経済の回復なんですよ。先日の世論調査も六五%の方がそうおっしゃっていました。結局、総理は改革は進んでいるとおっしゃっていますが、私に言わせれば、経済面の改革は本当に遅いんです。だからこうなっているんですよ。
○直嶋正行君 遅いんですよ。手を打つのが遅いんですよ。そう思いませんか。
○直嶋正行君 じゃ、野党も言わなかったような、総理が始められた経済面の改革というのをおっしゃってください。
○直嶋正行君 私に言わせれば、そういうことをやっている間に日本経済おかしくなってきたんですよ。僕は、別に総理が今おやりになっているものを否定するつもりはありません。否定するつもりはありませんが、どちらかというとそれは経済、目先の経済をほったらかしておいてやってきたことなんです。そ...全文を見る
○直嶋正行君 どうも総理には時間の経過という観念がないんですね。今回のデフレ対策の後、経済財政諮問会議の民間委員がコメントを出しています。これのしょっぱなに書いているのは、総理、読まれたでしょう、「デフレ対策は時間との競争である。」と冒頭に書いてあるんですよ。森内閣のいいところは...全文を見る
○直嶋正行君 時間との競争であるという意味は、時間を掛ければ駄目ですよという意味含んでいるんですよ、総理。だから、僕はさっき言ったように総理の改革は否定していません。この方たちも多分否定していないんですよ。否定しない上でこういうふうにおっしゃっているんです。  すぐ効果は出ない...全文を見る
○直嶋正行君 なぜ話がかみ合わないか分かりました。さっきも言いましたけれども、総理は着々と進んでいるとおっしゃっているんですが、さっきも言いましたように、森さんのときから延々とやっていることをまだやり続けている。時間掛かるのはしようがないと、こうおっしゃっています。  例えば、...全文を見る
○直嶋正行君 じゃ、ちょっと後でまたお伺いしましょう、それは。  もう一つ、ちょっとお伺いしておきたいんです、総理に。  今度の中期展望で、今総理がおっしゃった構造改革との関係で集中調整期間というのが設けられています。しかし、ここは、例えば平成十四年度の失業率を見ますと、この...全文を見る
○直嶋正行君 じゃ、ちょっとその経済問題で大変重要な部分に次に入っていきたいと思います。  日銀総裁、いらっしゃっていますか。  日銀統計における家計の金融資産残高について、平成九年以降のその残高と増加額をお教えいただきたいんですが。
○直嶋正行君 今、一九九四年度から二〇〇〇年度で一二%増加している、こういうお話です、千四百十八兆円。  こんなに増えてきた理由は、原因はどこにあると日銀総裁はお考えでしょうか。
○直嶋正行君 日銀総裁、今、私申し上げたのは、この今の変化も含めてその原因をお聞かせいただきたい、どのようにお考えされているか、お願いいたしたいと思います。
○直嶋正行君 竹中大臣、恐縮ですが、個人消費の動向についてお聞かせいただきたいと思います。これも近年四、五年で結構です。
○直嶋正行君 家計調査を見ましても、家計支出は着実に減少しています。  それで、総理にお伺いしたいんですが、これだけ国民が貯蓄に走る、私は、そういう背景にはやはり雇用や社会保障も含めた先行き不安があると思うんですが、総理はどのようにお考えでしょう。
○直嶋正行君 いろいろある中で、先行き不安についてはどうですかと私はお尋ねしたんですけれども。
○直嶋正行君 私は、その先行き不安に備えて貯蓄をする中の一つの要因に、日本の社会保障制度に対する信頼が揺らいできていると思う。本当は社会保障制度というのは安心するためにあるんです。安心して生活にお金を掛けられるように、振り向けられるように。しかし、私は、近年は、日本の社会は安心の...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと数字で、じゃ、やってみましょう。(図表掲示)これもお手元に資料を配っていると思いますが、一九八〇年から二〇一〇年までグラフ化しています。折れ線グラフは国民所得の伸びです。棒グラフは社会保障にかかわる国民の負担、保険料と税金を合わせたものです。八〇年を一〇〇に...全文を見る
○直嶋正行君 私が言いたいことは、さっき総理と経済の議論をしましたが、いずれデフレから抜けるためには、やはり消費の拡大が不可欠なんですよ。今この経済はデフレ傾向になっているから、二〇〇〇年から二〇一〇年、こんなに伸びませんよ。ますますこれは落ちるんですよ。だれが見たって、うわっ、...全文を見る
○直嶋正行君 これも遅いんですよ。  総理は、改革なくして成長なしとおっしゃっています。改革の前に今国民負担を増やしているんですよ。医療でいうと、そういう提案をされているんですよ。これは総理の方針と合わないじゃないですか。違うことをおっしゃっている。
○直嶋正行君 総理が今おっしゃった、いろいろ改革をやっています、進んでいますと。しかし、日本の医療費が、伸び率が相変わらず国民所得、国民経済の伸びに対してかなり高い水準になることは変わっていないんですよ。これもさっき言った、追い付いていないんですよ、小手先の改革だから。さっき見せ...全文を見る
○直嶋正行君 今の厚生大臣の議論に乗りたいんですが、その前に総理に一つだけちょっと申し上げておきたいと思います。  今、自己負担の話をされました。これも厚生労働省のデータでいいますと、さっきと同じ八〇年、八〇年に医療費に占める自己負担の、患者負担の割合は一一%。それが、九〇年は...全文を見る
○直嶋正行君 今、後ろから出ましたけれども、これだけ負担を、僕は三割負担云々言っているんじゃないんですよ。既に実績としてあれだけ国民負担を上げて、しかも自己負担だってこの二十年間で三・五倍になっているよと、こう申し上げているんですよ。総理はまだそこから上げようとおっしゃるんですか...全文を見る
○直嶋正行君 結局、突き詰めてみますと、総理の、改革とおっしゃるんですが、総理は今の制度をどうやって財政のつじつま合わせして維持していくかしか考えていないんですよ。  厚生省の、僕、資料を、古い資料をひっくり返しましたが、昭和三十八年、年金制度を作ったころから、いずれ昭和九十年...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、総理の話はあちこち行くんですけれども、具体的なものは見えないんですよ。さっきもいみじくもおっしゃった、関係団体が多いから調整大変なんだ、そうなんです、調整ばっかりやっているんですよ。その歴史じゃないんでしょうかね。  僕、厚生労働大臣に一つ疑問があるのは...全文を見る
○直嶋正行君 今、後ろから出ましたけれども、中身が見えないんです。私は今のやり方を、再計算をしてその都度その都度変えていくというやり方は、経済が伸びているときはいいんです、伸びているときは。国民所得も付いていきますから。しかしこれから、今なんか伸びないんですよね。だから、言ってみ...全文を見る
○直嶋正行君 僕、厚生労働大臣、悠長なことをおっしゃっていると思うんですね。もう百歳まで生きる時代に来たと言いながら、これからやる。  総理は、実は五年前に抜本改革やると、こうおっしゃって、そのままになっているんですよね。私は、ちょうど厚生大臣のときに総理に質問させていただきま...全文を見る
○直嶋正行君 総理がそういう御認識だとは私、思いませんでした。あれは二〇〇〇年に抜本改革をやると言ったんですよね。(「実施すると言っていた」と呼ぶ者あり)そうです、実施すると言ったんです。で、案は作った。しかし、それ以降もう骨抜きの歴史じゃないですか。  もう今日は細かい議論は...全文を見る
○直嶋正行君 だから、今おっしゃった、やっぱり詭弁なんですよ。二〇〇〇年のやつは方向とおっしゃっているんですよ。方向なんか決まっていますよ、当たり前ですよ。問題は中なんですよ。  今、総理おっしゃったですけれども、保険料を下げられるなら本人負担を増やした方がいいと、本人負担減ら...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、そういう議論も含めて二〇〇〇年にやりますとおっしゃったんじゃなかったんですか、総理は。私はそこを言っているんですよ。あと半年後に基本方針出して、その先ですよなんて言っている。のんびりしたことを言っている。だから、借金返してください、先に、それが先なんじゃな...全文を見る
○直嶋正行君 きめの細かいというより、私はもっと思い切った対策が必要だと思うんです、きめの細かい対策じゃなくて、これだけ減るんですから。この方が、今失業の方が三百四十四万人いる。この年代の方だけで四、五十万いらっしゃるんです。さっき申し上げましたね、失業保険が切れた方が百万近くい...全文を見る
○直嶋正行君 医療保険の中で見直すということですか。ちょっと遅いんじゃないですかね。  もうちょっと、じゃ各論に入りたいと思いますが、その前に大事なことを一つ厚生労働大臣にお伺いをしておきたいと思いますが、失業というのはこの先どのように見ておられますか。失業率あるいは失業の状況...全文を見る
○直嶋正行君 先ほど来の総理とのやり取りから見ますと、私はこの五・六というのは、さっきのようにすごく難しいと思います。まだ構造改革をやれば痛みが増えるとおっしゃっている、総理は。厚生労働大臣はそのように思われないんでしょうか。
○直嶋正行君 私は、特に先ほど申し上げた経済の集中調整期間、この間は相当やはり思い切った雇用対策をやるべきだと思うんです。  三つあると思うんです。今失業されている方、さっきから申し上げておる。それから二つ目には、さっき厚生労働大臣もおっしゃいましたが、雇用のミスマッチを解消し...全文を見る
○直嶋正行君 ワークシェアリングの話もしたいんですが、その前に一つ厚生労働大臣にお伺いしたいんですが、今、雇用のミスマッチの中で最大のものは、いろんな調査を見ますと、私は年齢だと思うんです。年齢は差別してはいけないことになっているんですが、現実には後を絶たないんですけれども、この...全文を見る
○直嶋正行君 今、厚生労働大臣もおっしゃったんですが、まだ二割なんですよね。上がったとはいえまだ二割なんです。これは、それで、罰則規定がないんですよ。ですから、いろんな理由を付けて実質的な年齢制限をしているんですね。  ですから、私は、行政指導も大事ですが、思い切って法律の強化...全文を見る
○直嶋正行君 次に、人事院総裁、いらっしゃっていますか。──はい。実は公的部門、公務員の世界なんですね。これは実は、例えば公務員の資格試験、ほとんどが年齢、付いているんですよ。例えば、Ⅲ種というのは二十一歳とかⅡ種は二十九歳とか上限が付いているんです。  能力のある人はどんどん...全文を見る
○直嶋正行君 今のお答えの中で六〇%の能力選考というのは、要するにあれですか、資格がなくても採用していると、こういうことなんですか。
○直嶋正行君 ですから私は、申し上げたのは、資格試験の年齢制限を外したらどうなんでしょうかということを申し上げているんです。
○直嶋正行君 いや、人事院の所管になっている。
○直嶋正行君 国家公務員のⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種というのは人事院の管轄じゃないんですか。
○直嶋正行君 Ⅰ種、Ⅱ種はどうなんですか。ちゃんと丁寧に答えてくださいよ。
○直嶋正行君 ですから、さっき厚生労働大臣がおっしゃったように、民間企業はもう募集の年齢制限を外そうということになっているわけですよ。なぜ公務員はおやりにならないんですか。
○直嶋正行君 これ総理、ちょっとお願いしたいんですが、今こういう情勢ですから雇用対策というのは積極的なものが要るんですよ。今みたいな話は、政府が法律を作って、差別しちゃいかぬと、こう言っているわけですよ。そういうものについて民間の定着を見てからというのは、それはないですよ、公務員...全文を見る
○直嶋正行君 今、ワークシェアリングの話じゃないんですよ。公務員の応募の年齢制限の話をしているんです。ワークシェアリングは後で聞きますから、いいですよ。答えてください。  つまり、政府はもう法律を作って、罰則規定はないですよ、だけれども、法律を作って年齢差別をしてはいけませんと...全文を見る
○直嶋正行君 全部取っ払えと言っていないんですよ。やれというときは、なかなか進みませんというのは、民間はまだ余り進んでいないとおっしゃっているんですよ。だけれども、民間並みにはできるんじゃないですか。検討だけですか、まだ。こんな雇用情勢でそういう状況ですか。
○直嶋正行君 こういうのは、年齢制限をなくすというのは新しい試みなんですよ。だから、これを、国策なんです、一種の国策をやるんですよ。国策をやるときに民間の状況を見てからなんて、それは公的セクターとしてはサボっているということですよ、はっきり言って。  じゃ、ちょっとワークシェア...全文を見る
○直嶋正行君 今、先駆的な意味があるというふうにおっしゃったんですが……
○直嶋正行君 先行的。結局、時間外手当とか、あるところは知事以下賃金をカットしてそれを財源にして人を雇い入れていると、そういう都道府県もありますが、こういう時間外手当を拠出してとか賃金をカットして雇用、人を雇うと、こういうやり方について、総務大臣はどう思われます。
○直嶋正行君 ちょっと最後のところは私がよく理解できなかったんですが、ちょっと調べられた方がいいですよ。やっているんですよ、賃金カットね、鳥取県があります。鳥取県。  それで、こういうことはあれですか、こういう非常事態ですから、国ではどうなんですか。例えば、これは嫌みじゃなくて...全文を見る
○直嶋正行君 分かっています。やりませんかという意味です。
○直嶋正行君 僕も、いいですか、その時間外手当を出して人を新たに雇うというのは、これはもうワークシェアリングでも何でもないと思うんですよ。まさに緊急避難だと思うんですよ。地域の経済情勢を見てやっておると思うんですよ。  だから、本当はやるなら、今、総務大臣がおっしゃった部分なん...全文を見る
○直嶋正行君 分かっています。
○直嶋正行君 その部分はよく分かっているんですよ。だから、私が申し上げている、まあ鳥取県の話はもういいです、あれはおっしゃるとおりです。  私が申し上げているのは、その再任用を、法律を変えて、そうでない方にももう採用できるようにすべきじゃないですか。そんなに難しくないんですよ。...全文を見る
○直嶋正行君 これはいろいろ、僕も例えば労働組合の方とも話をしているんです。彼らも、短期公務員制度という、短時間公務員制度というんですか、こういうものはやはりやるべきだと言っているんですよ。さっき言いましたけれども、私も研究しまして、法律、どの法律変えなきゃいけないか研究しました...全文を見る
○直嶋正行君 急に言われてもということかもしれませんが、しかし、いいと思ったことはすぐやった方がいいですよ、本当に。今大変なんです。さっき私もちゃんと図で説明したでしょう、雇用だって経済だって大変なんですよ。  私は、ワークシェアリングというのは痛みのシェアリングだと思うんです...全文を見る
06月27日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第20号
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○直嶋正行君 民主党・新緑風会の直嶋でございます。  今日は、自動車リサイクル法ということなんですが、最初に、本題に入る前に何点か大臣にお考えを確認をしておきたいと思うんですが、今も今度のリサイクル制度で議論がございました。このリサイクル費用はユーザーが負担をすると、こういうこ...全文を見る
○直嶋正行君 是非、今の負担の見直しの中というお話ありましたが、軽減する方向で見直していただきたいと、こういうふうにお願いも申し上げたいと思うんです。  ちょっと申し上げますと、今の自動車の税金で一番直近に決められたもの、これは自動車重量税でありまして、導入されたのが昭和四十六...全文を見る
○直嶋正行君 今、大臣もお触れになりましたが、ちょうど道路特定財源の在り方も今議論されています。例えば、さっき重量税のお話を申し上げましたが、重量税も本則に対していわゆる暫定税率で、道路を急いで造らなきゃいけない、こういうことで今二・五倍になっていますよね。もう一々あれですが、自...全文を見る
○直嶋正行君 付け加えることあれば。
○直嶋正行君 それでは、本題の自動車リサイクル法の方の議論をさせていただきたいと思います。  今日は環境省の方からも山下副大臣に御出席いただいておりますが、最初にお伺いしたいのは、今回のリサイクル法を制度化しようという発想の一つにあると思うんですが、最終処分場、いわゆる産廃の最...全文を見る
○直嶋正行君 それで、ちょっとこれ調べているときに変なことに気が付いたんですが、実は処分場の数字は残余量で、これは容量なんですね。つまり、かさの大きさで表しているんですが、処分する方の産廃はすべてこれ重量で表されているんですよね。だから、全然レベルが違う数字で僕らは議論をしている...全文を見る
○直嶋正行君 いや、実は何か私も聞いたところ、大体一トンが一立方メートルで計算されているというふうに聞いたんですが、それは平均値でそういうふうになるということですね。すべて水とみなして計算されているのかなと思ったんで、そうじゃなくて、そういう意味ですね、分かりました。  それで...全文を見る
○直嶋正行君 よろしくお願いを申し上げたいと思います。  それで、今度は自動車の最終処分費用についてお伺いしたいんですけれども、処分場の話はさっきお話あったとおりなんですが、そういう関係もあるんでしょうが、これは鉄リサイクル工業会というところで作っている資料で、シュレッダー関係...全文を見る
○直嶋正行君 もう一つ、ちょっと基本的なことをお教えいただきたいんですが、自動車のシュレッダーダストですね、さっき言いましたように重量でしか分からなかったんですが、いろいろ専門家にも聞きまして、私の方で計算をしました、粗い計算ですが。  そうしますと、大体年間の廃車台数を四百万...全文を見る
○直嶋正行君 今の最後のくだりのところはそのとおりだと思うんですが、それぞれ考える上で、今私が申し上げた部分というのも大変重要な話だと思うんですよ。それで、先ほどお願いしたようなデータも含めて、やはり例えば限られているなら限られているなりに、捨て場所をいろいろ工夫すればこれはまた...全文を見る
○直嶋正行君 これは一つの経過的な対応ということになるのかもしれませんが、今お話にあったようなシュレッダーダストをある程度処理していかないとまた逆に燃やせないという面もあろうかと思うんですが、そのことと併せて、是非御対応の方も考えていただければと思います。  それで、ちょっとも...全文を見る
○直嶋正行君 それで、経済産業省にお伺いしたいんですが、さっきちょっと言いましたように、これは法律ができたら二年か二年半の準備期間が必要でありますし、それから最終処分費用の状況を見ると、どこまでこれ上がっていくのかよく分からない。今、この四、五年は右肩上がりです、かなり。そうする...全文を見る
○直嶋正行君 それで、あと、これ、大臣にちょっとお尋ねしたいんですが、この産構審の答申の中でも触れておりますけれども、さっき地方自治体の焼却炉の話しましたけれども、そもそもリサイクルはマテリアルリサイクルでいって、ある程度サーマルリサイクルを組み合わさないとなかなか高いリサイクル...全文を見る
○直嶋正行君 是非、今お話しになったように、EUの動向なんかも含めて、EUはもう一〇%と言って明確にしておるわけでありますが、是非御検討いただきたいということをお願い申し上げたいと思います。  それから、実はここで大臣に、今お話あったような自動車リサイクル率の現状なんかも含めて...全文を見る
○直嶋正行君 それで、実は私が申し上げたいのは、今回の法律を作る目的の一つに不法投棄車対策というのが大きな要因になっているわけですね。そうすると、実はこの不法投棄車というのは、今お話がありましたように、例えば罰則なんかも強化されていますし、それから個別にそういう地域特性に合わせて...全文を見る
○直嶋正行君 次に、今回はいわゆる三品目に限定をされたわけですね、メーカーが責任を持って対応するということでありますが。  それで、それぞれちょっと見ますと、実はこの法律上、例えばフロンを見ますと、これはフロン回収・破壊法という法律に基づいてこれは破壊をする、地球温暖化対策と、...全文を見る
○直嶋正行君 それで、今の関連でいいますと、例えばこのシュレッダーダストの処理を考えた場合に、今、逆有償化の部分でいいますと、大体平均すると二万五千円ぐらいと言われています、一トン当たり。これはまあ地域によってかなり開きがあるようですが。  そうすると、大体シュレッダーダストの...全文を見る
○直嶋正行君 それぞれメーカーに車種別に設定させることによっていわゆる価格メカニズムが働く、そのことによって競争が促進されていくと、こういうことなんですが、実際の、何といいますか、商売の上で、このリサイクル費用が二万円ぐらいとしますと、それがどのぐらいの競争要因になってくるかとい...全文を見る
○直嶋正行君 もう私の持ち時間がほぼ尽きそうなんで、もう一度質問させていただく機会があるようですから、あとは後日にまたさせていただきたいと思います。  最後に一言ちょっと申し上げますと、今、古屋副大臣の方から競争の話がありましたが、このリサイクルシステムをうまく促進させながらメ...全文を見る
07月04日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第21号
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○直嶋正行君 どうもおはようございます。  先日に続きまして、自動車リサイクル法について質問させていただきます。  実は、先回、ちょっと時間がなくなりまして、最後の、特にこの法案で言っていますリサイクル料金が、メーカーがそれぞれ車種ごとに設定するということについて、本当にメー...全文を見る
○直嶋正行君 おっしゃることを私も否定はしているわけじゃなくて、むしろおっしゃるような方向に行けばこれは非常にいいことではあるなとは思うんですが、古屋副大臣にちょっと質問を、仮説の質問をしたいと思うんですが、例えばAという車があります。リサイクル料は三万円です。Bという車がありま...全文を見る
○直嶋正行君 なかなか実務的にも大変なことだと思うんですが、ある程度これは経験、経験値みたいなものがたまってくればいろいろ判断はできるのかもしれません。  それで、このリサイクル費用の適否についてなんですが、例えば家電の場合は四品目、冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機等あるんです...全文を見る
○直嶋正行君 今、大臣がおっしゃったように、競争の結果としてどこかに収れんしていく、こういうケースもあり得ますし、二年後スタートですから、そんなに処理技術が画期的に進むということではないんで、取りあえず出だしはこんなものかというようなこともあり得るかもしれませんが、いずれにしても...全文を見る
○直嶋正行君 こういう仕組みを考える場合に、私は今の大臣の御見解等に異論として言うわけじゃないんですが、さっきオランダの例を挙げましたけれども、やはり自動車生産国といいますか、日本の場合は自動車が、自動車産業が、例えば雇用面でも関係分野含めると約一割と、こういうふうに言われており...全文を見る
○直嶋正行君 なるほど、基本的にはそれは違ってしかるべきだと、こういうことでありますね。  それから、今度は解体業者の分野について、この前もちょっと申し上げましたが、いわゆるこの静脈産業部分での競争、価格メカニズムの競争とメーカーの競争がつながってこないと、全体としてのリサイク...全文を見る
○直嶋正行君 確かに、逆有償の部分が有償になるということはこの法律によって可能だと思うんです。ただ、解体業者、今の御答弁でいくと、一つは許可をすると、だからこれは最低限の、これはクリアしなければ扱えないと、こういうことになりますね。これは言ってみれば一つの規制として、このバーを越...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、環境政策上いろんなもろもろの条件が厳しくなってくると、当然それが許可基準に反映されて、更にクリアする基準が厳しくなると、こういうことなんですが、それで、ちょっと経済産業省にお伺いしたいのは、今大体、解体業者が全国で五千社と、こう言われているわけですね。それで...全文を見る
○直嶋正行君 これであともう一つお聞きしたいのは、その許可を取った後の解体業者がきちっとやっているかどうかという、このモニタリングは何かこれ、どのようにお考えになっているんですかね。
○直嶋正行君 なかなかこれも数が多いだけに大変だと思いますが、よろしくお願い申し上げたいと思います。  それで、あと一点、次にお伺いしたいのは、一つは、昨年まとめられました産構審の小委員会の報告書の中に実はこういうくだりがありまして、「新たな自動車リサイクルシステムの立ち上げま...全文を見る
○直嶋正行君 今の答弁で、要は、確認なんで、要するに、指定品目になっている部分というのは、さっきから御議論ある逆有償化を解消する、その静脈部分の、今既にリサイクルとして回っている部分を円滑に回す、こういう発想で僕は今度の法案というのはできていると思うんですが、そういう視点で指定品...全文を見る
○直嶋正行君 それでは次に、結局、このシステムで見ていきますと、さっき静脈産業分野の競争の問題を少しやり取りさせていただいたんですが、今、例えばドイツなんかはかなりそういう傾向にあるというふうに、私、これも話聞いているだけなんですけれども、結局、さっきから議論しているように、価格...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと、どちらからどういうふうに合理化されていくのかちょっとよく分からなかったんですが、いずれにしても価格競争を貫徹させようとするとある程度、メーカー、引取り業者、解体業者と、こういうところの連携というんですかね、意思疎通もよくしていかなきゃいけないでしょうし、情...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと分かりにくいんです。二万円の数%の下の方、台当たりということですね。一台当たりということですか、なるほど、ぐらいの運営コストになるでしょうということなんでしょうか。  そうすると、あれですかね、今のお答えの中で、その前にあれかな、ちょっとこれは大臣の、先日...全文を見る
○直嶋正行君 よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。  それから、この各指定法人の業務の範囲についてお伺いしたいんですけれども、例えば資金管理法人を例に挙げますと、一つは、預託されたリサイクル費用等の管理、それからリサイクル費用等の預託に関する証明を行う、そのほか三...全文を見る
○直嶋正行君 それで、ということは、あれですかね、基本的にはこの制度の立ち上がりに当たってかなりやらなければいけないことをやると、こういう理解でよろしいんでしょうかね。よろしいですか。
○直嶋正行君 それで、今のお話のところで一つお伺いしたいのは、リサイクルを施行する場合にユーザーに告知するというお話がありましたが、例えば、特に既販車の場合、保有台数が約七千万台あります。この人たちに、仮に車検のときにこういうふうにしてくださいというようなことをお知らせするという...全文を見る
○直嶋正行君 それから、ちょっと細かいことになるんですが、この指定法人の中の再資源化機関の業務なんですが、この指定再資源化機関は以下の業務を、次に掲げる業務を行うものとするということで法律上業務が明記されているんですけれども、実はその七項目めなんですが、七項目めに、「使用済自動車...全文を見る
○直嶋正行君 済みません、若林議員の御配慮でちょっと時間をいただきまして。  それで、あとお伺いしたい点だけちょっと絞ってお聞きをしたいと思うんですが、一つは、預かったリサイクル費用の資金管理法人における運用の話なんですが、それで実はこの種の議論のときに、これかなり大きな金額に...全文を見る
○直嶋正行君 いろいろなケースがありますから、なかなか断定的にここでお話しされるのは難しいと思うんですが、たしかこれ運用益が出た場合は、メーカーがリサイクル費用を見積もった、十年先の費用を見積もるわけですから、そのリスクを負っていますから、その運用益はリサイクル費用に要するに返し...全文を見る
○直嶋正行君 ありがとうございました。  おっしゃるとおりで、万々が一にもあり得ないようにもちろん考えるんですけれども、このお金を積み立てて、それを運用していろいろ充てていくというやり方が、やはり私は、この十年の間の環境の変化で、いろんなところでそごを来してきているものですから...全文を見る
○直嶋正行君 これは政府参考人の方でも結構ですが、この今のシステムのイニシアルコストなんですが、大体金額的にどれぐらい掛かるというふうに今想定されているんでしょうか。
○直嶋正行君 以上で私の質問、終わりまして、若林さんに。  ありがとうございました。
07月23日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第26号
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○直嶋正行君 民主党・新緑風会の直嶋でございます。  今日は、民主党・新緑風会で提案をいたしました下請代金遅延等防止法の一部改正案についての審議ということでございます。  今も議論がございましたが、まず最初に提案者にお伺いをさせていただきたいと思います。  現行の下請代金遅...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今の御答弁をお伺いして、先ほどの山崎さんの御質問との兼ね合いで、非常に山崎さんから重要な指摘があったと思うんです。というのは、特に今は経済が非常に良くない状態ですから、この法律によって今困っている中小企業を救済しようと、そういうことであればちょっと話が違うよと...全文を見る
○直嶋正行君 ありがとうございました。  今、将来はという御答弁があったわけでございますが、先ほどの御議論にもございましたように、ガイドラインで今対応しているわけでございますけれども、やはりそういう意味でいいますと、ここには限界があって、一定の限界があると。したがって、先々考え...全文を見る
○直嶋正行君 それで、私も先ほどの御答弁を伺って、正に心強く思ったのでありますが、例えばこの下請法で対応しております、処理しております違反行為、これは年間ここのところ千件以上ございます。これは近年増加傾向をたどっているということでございます。しかし一方で、いわゆる独占禁止法上の優...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁にもありましたように、役務等はこの下請法の対象になりませんので、独禁法上の扱いですから、これは申告制になっています。ですから、申告がないと俎上に上らないと、こういうことになります。  それから、もちろんその後審判ということになるわけでありまして、そうしま...全文を見る
○直嶋正行君 今御答弁あった点についてでありますが、これは公正取引委員会としてどのように見ておられますか、お答えいただきたいと思います。
○直嶋正行君 今、最後にございましたように、さっき答弁にもありましたが、取引比率で見ると、これは公取の調査、中小企業庁調査ですか、これによりましても約二七%占めているということでございますので、人間社会ほど親と子の間の差はないかもしれませんけれども、是非ここは、やはり非常に不自然...全文を見る
○直嶋正行君 この点についても公取の御見解を伺いたいと思います。  特に、先ほどもちょっと申し上げましたように、今、下請法の違反件数見ましても年々増加傾向を見せておりまして、そういう意味でいいますと、この今の罰金ではやはり抑止力がないのではないかと、このように思うわけであります...全文を見る
○直嶋正行君 それで、この罰則規定についてちょっと申し上げますと、よく言われるようにこれは日本の法制度の特徴かもしれませんが、特に経済事犯といいますか、この行為に対する罰金が、私ちょっと今手元に、例えばほかの割賦販売法とか宅地建物取引業法とか直接管轄じゃ、法的には公取の管轄外のと...全文を見る
○直嶋正行君 今の売り掛け債権担保融資保証制度のやはり実効性を是非上げていただきたいと、このことを改めてお願い申し上げたいと思いますし、今やはり中小企業の資金繰り対策が大変でございますので、その点の努力も併せてお願いを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがと...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 経済産業委員会 第3号
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○直嶋正行君 どうもおはようございます。民主党の直嶋でございます。  今日は一般質疑ということなんですが、今の日本の経済、大変、大変な状況にあるというふうに思っております。恐らく平沼大臣も同じような御認識ではないかと思います。したがいまして、今日は日本のこの経済あるいは産業の状...全文を見る
○直嶋正行君 ということは、既に政府の方で決定された方針の追加である、こういう位置付けになるわけでございますか。  そうだとすると、なかなかこれは今の経済の状況からいいますと、基本方針は従来と変わらないと、さらにそれの追加であるということになると、国民的な期待あるいは今回の総合...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと私がそこのところで大臣にお伺いしたかったのは、要するに、不良債権処理といっても実はそれを加速化をすると、こう言っているわけですね、加速化をする。大臣の今の御答弁をお聞きしていると、そのセーフティーネットも含めてセットでと、こういうふうに聞こえるんですけれども...全文を見る
○直嶋正行君 今のお答えの中で、実は私もいろいろ自問自答しながらこの問題を考えてきたんですが、私は結論的には、やはり今ここで不良債権はできるだけ早く処理した方がいいと、こう思っています。実は思っていますが、今の大臣のお答えになったように、長期的に今このデフレ経済の下にあるわけです...全文を見る
○直嶋正行君 今の点は、恐らく与党の中でもいろいろ御議論があると思いますけれども、私ども野党の中でもいろいろ議論があるんです。極端なことを言えば、デフレを先に克服してから不良債権処理やればいいじゃないかと、こういう議論がありますが、そうではないということですよね、大臣の御認識は。...全文を見る
○直嶋正行君 ややあいまいなところはあるんですけれども、さっきの御答弁の中では、デフレを克服する上でも不良債権処理は急がなければいけないと。これは一つの大きな認識だということで承っておきたいと思います。  それで、この議論、なぜやったかといいますと、これからのいろいろ経済考えて...全文を見る
○直嶋正行君 今の御答弁で、ちょっと私もそれで思うのは、産業再生法を次の通常国会にというお話ですが、最初にお伺いした総合対応策の位置付けの関係になるんですけれども、ということは、これは基本的には金融分野でもまだ具体的に詰めなければいけないことはたくさんありますし、ということは、政...全文を見る
○直嶋正行君 できることは前出しにということなんですが、私は、正直言って、この枠組みも含めて、最初に言いましたように一体ですから、金融の部分も含めてやはりもっと早く立ち上げないと、これはどんどん事態が悪くなっていくんじゃないかと。  というのは、最初に大臣がおっしゃったように、...全文を見る
○直嶋正行君 御答弁の最後の部分は、またいずれ近いうちに多分法案の審議があると思いますので、そこで具体的にやりたいと思いますが、今の御答弁で言うと、金融再生プログラムにかなり中小企業についてはケアはされている、これまでと違ってケアはされている、きめ細かくだからこれ具体化をしていく...全文を見る
○直嶋正行君 私は、今の御答弁のとおり、短期的には問題出るかもしれません、それはそうかもしれません。ただ、対策を考えていく上で、そうすると中長期的にはかなり改善される、したがって対策は短期的な対策を考えていく、こういうやっぱり視点に立って検討すべきだと。していかなければ、何といい...全文を見る
○直嶋正行君 今の大臣の御答弁の中で、ちょっと二つばかりお願いを申し上げておきたいと思います。  一つは、今のお話の中で、従来のように土地担保ではなくて事業計画を元に融資をしていくと、こういうお話ございました。  私は、これは実は是非、大臣に閣議なんかでも御提案いただきたいと...全文を見る
○直嶋正行君 よろしくお願い申し上げたいと思うんです。実はこの事業計画に基づく融資等についても、私も大阪の出身でして、非常に中小企業がたくさんある地域で、昔はそういうケースが随分あったというのは、実際に私も実例よく知っています。ですから、土地神話とともにやはり日本の銀行の融資の仕...全文を見る
○直嶋正行君 もう時間が余りありませんので、ちょっともう一つお願いをしておきたいと思うんですが、今、大臣のお答えになったことは非常に重要なことだと思いますから。  ただ私は、いろんな研究開発、新しいものを生み出していく、これはもう非常に大事なことですが、同時に、やはり日々の中で...全文を見る
○直嶋正行君 それで、もう一つは、今の研究開発、設備投資、それとどうしても大事なことは、国際的な競争力ということでいうと、やはり日本全体の、例えばよく人件費の話が出ますけれども、それだけじゃないと思うんです。日本全体のやはり物づくり環境というんですかね、例えば物価が高いとかよく言...全文を見る
○直嶋正行君 ありがとうございました。
11月14日第155回国会 参議院 経済産業委員会 第5号
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○直嶋正行君 どうもおはようございます。民主党の直嶋でございます。  今日は、先週に引き続いて、今日は法案審査ということでございますが、大臣中心に御見解を承りたいというふうに思います。できるだけ今回の法案にかかわる制度を中心にお伺いしたいと思いますが。  先週、一般質問をさせ...全文を見る
○直嶋正行君 大分はっきりしてきたというふうに思います。  それで、次に具体的な信用保証制度の在り方の問題に入っていきたいと思うんですが、実は今回の法改正でいわゆる部分保証制度というのが制度上は取り入れられると、こういうことになるわけであります。そのことはいいかもしれません。 ...全文を見る
○直嶋正行君 つまり、あれですか、DIP保証制度をやるために部分保証ができるようにしたと。先々のことはもちろん可能性としてはあるわけですけれども、当面はそういうことであると。したがって、その他の制度については従来どおりであると。そういう理解でよろしいわけでしょうか。
○直嶋正行君 その前に、今ちょっとお触れになったような気もするんですが、もう少し踏み込んで、どんな条件が、どんな状況が整ってくればこのDIP保証以外の部分にこういう部分保証制度を取り入れることができると、このようにお考えなんでしょうか。
○直嶋正行君 何か物すごい遠い先のような気もしますし、すぐ来る。  例えば、具体的に言うと、小泉内閣としては、平成十六年でしたっけ、不良債権問題は一応正常化すると。何が正常化かという議論はちょっと置いておいて、一応そういう目標を持っていますよね。そうすると、そういうもの等を含め...全文を見る
○直嶋正行君 ですから、一応制度は置いておいたけれども、しばらくはDIPだけだよと、こういう理解でよろしいわけですね。──はい、分かりました。  続きまして、保証料を今回上げると、こういうことになっておりますが、この目的は何なのでしょうか。ただ、セーフティーネット部分は据置きだ...全文を見る
○直嶋正行君 セーフティーネット、一種の安全弁は据置き、ただしその他は上げますと。売り掛け債権は、ちょっと状況がよくないですから、普及促進ということでインセンティブを付けると、こういうことになるわけですね。  それで、次にこの信用保険の財政問題をお伺いしようと思ったんですが、今...全文を見る
○直嶋正行君 そうすると、ちょっと全体の赤字が九千億とか一兆円とか、向こう三年見通すとですね、そういうふうに言われている中で、今、三年で一千億と、こういうことなんですが、そういう点からすると、確かにちょっとでも持てというのは一つの発想かもしれませんが、さっきは部分保証の話はかなり...全文を見る
○直嶋正行君 介護保険も本人負担一割ですから、そういう、せめて一割ぐらいはということなんでしょうかね。ちょっと、今のお答えなんですが、ちょっと納得しづらいところもあるんですが。  次に、じゃ、それはそれとして承っておいて、信用保険制度の財政の話、さっき政務官の方から向こう三年で...全文を見る
○直嶋正行君 たしかこの事業団は独立行政法人化をするということになっていたように思ったんですが、ただ、この業務はどこか別のところへ引き継ぐということになるんでしょうか。ちょっとそことの、そこと今の財政面の手当てとの関係というのはどういうふうに考えればよろしいんでしょうか。
○直嶋正行君 普通、大臣、やはり新しい組織に業務を引き渡すとかいう場合は、例えばRCCに売られた、何といいますか、債権の中で再生可能なものと再生できないものを分けていろいろやるというのと同じで、やはり健全な形にして新しい組織に渡してやはり運営してもらうというのがこれは普通だと思う...全文を見る
○直嶋正行君 よろしくお願いしたいと思います。  それで次に、もう既に制度は一応ストップしているんですが、なくなったんですが、特別保証というのがございました。これは平成十年十月から十三年三月にかけて行ったものでありますが、これは、今議論していました保険財政の悪化等を含めて、いろ...全文を見る
○直嶋正行君 分かりました。  その部分については後でもう一度ちょっと議論させていただきたいと思うんですが、その前に、この種のこれから今、大臣のお話のように大胆なものを仮にいろいろ御検討されるとして、一つだけ私も気掛かりな点があります。  というのは、この特別保証制度を実行す...全文を見る
○直嶋正行君 回収に努めるのは当たり前なんですよ。僕が聞いているのはそうじゃなくて、今後の検討のときにきちっとした数字を置いてやはり枠組みを作っていただきたいと。今お話があったように、回収率がそんなシングルの数字で、元々五〇%と見込んだものとは大違いでしょう。僕は回収が悪いと言っ...全文を見る
○直嶋正行君 それで、新しいものといいますか、実は私もいろいろ取材してみて気が付いたことがありまして、これは今の無担保保証と、それからセーフティーネットを組み合わせると、無担保の場合、上限、両方合わせて二千五百万ですかね。やはり今の中小企業によっては、それだとなかなか資金規模が自...全文を見る
○直嶋正行君 私もいろいろ取材してみますと、やはり全体的にこの資金量が、もちろん限度はあるんですけれども、政府の今回の措置だけではやはりまだ足らないという声が結構大きいものですから、そこはやっぱり力のあるところも割合多いんですよね。是非ひとつ御検討いただきたいと思います。  そ...全文を見る
○直嶋正行君 この点に関してちょっと私、二つばかりいろいろ聞いてきたことで申し上げますと、一つは、金融機関が例えば支店を統廃合して新しい支店になると、実はそこでやはり担保、担保の見直しが入ってどうしても担保価値は今までより低くなっちゃう。そうすると、実は、新しい支店になってそこと...全文を見る
○直嶋正行君 それから次に、八号なんですが、これはRCCに債権が譲渡された者ということなんですが、これも先ほど、この再生可能な者をだれがどういうふうに判断するのかというようなことはちょっと御議論があったんですが、そうですね、まだ時間あるから、ちょっと簡単にまた御答弁いただけますか...全文を見る
○直嶋正行君 それで、これもちょっと二つばかり申し上げておきたいんですが、一つは、この種のもので中小企業の場合は例えば再建計画を作るというのがなかなか難しいということなんです。大変なんですよね。要するに、今みたいに特に先の見通しがなかなか見極めづらいときは、再生可能ということにな...全文を見る
○直嶋正行君 それで、もう一つちょっとお伺いしたいのは、このRCCに持ち込まれたものだけではないのかもしれませんが、そこで中小企業とはいえ、例えば事業の、いわゆる再生可能な事業とやっぱりここはもう駄目というものといろいろあると思います。そういういわゆる選択、事業選択というんですか...全文を見る
○直嶋正行君 これは、例えば今みたいなケースは、本当は債権が焦げ付かないうちに、もうそういうことが可能なら相談できるようなことを考えた方が本当はいいと思うんですけれどもね。今のこういう制度ではそこはやれるようにはなっていないんですかね、ほかのものを活用しても。どうなんでしょう、長...全文を見る
○直嶋正行君 次に、DIP保証についてお伺いをしたいというふうに思います。  これもさっき若干御議論があったんですが、このDIP保証、さっきお答えにあったように、DIP保証のために部分保証制度を取り入れたというようなお答えもありましたが、これはDIP保証だけこういう部分保証にす...全文を見る
○直嶋正行君 それと、今回DIP保証が法案に何も触れていないんですよね。さっき御答弁、部分保証できるようにしたと。これは別にDIP保証だけじゃなくていろんなところでできる。私は、やっぱりこうやって新しい仕組みを入れるということであれば本当は法案に入れてきちっと打ち出すべきだと、こ...全文を見る
○直嶋正行君 ちょっと話が行ったり来たりしちゃうんですけれども、さっきの部分保証等の話でいいますと、例えばDIP保証でさっきお話あったように、もう既に中小企業金融公庫とか実行しているんですけれども、ほとんどが一つ民間の金融機関とのいわゆる融資が前提になっている。  実はこの実績...全文を見る
○直嶋正行君 私の持ち時間使いました。もう終わりたいと思いますが、さっきちょっと申し上げたように、RCCの場合はなかなか中小企業が自分で再建計画を作るというのは難しい。一回破綻来したとはいえ、民事再生法とか会社更生法の方は、逆に言うと、それはみんな債権者も含めて裁判所がきちっと入...全文を見る