永井哲男

ながいてつお



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永井哲男の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月31日第129回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○永井(哲)委員 日本社会党・護憲民主連合の永井哲男でございます。社会党はこれまで質問する機会がなかったので、私が初めてということになりますが、よろしくお願いします。  ただいま岸田委員の質問に答えて、大臣は機械的試算のことについて御説明しました。なぜ七%から始まったのか。特に...全文を見る
○永井(哲)委員 やはり新聞等で言われているように、不確実なもののうち歳出を多く見積もる、そしてまた歳入を少なく見積もった。初めに消費税ありきではないかというような印象を持たざるを得ないと思うわけであります。  そもそも、試算をしたという意味は、この考え方でも示されておりますけ...全文を見る
○永井(哲)委員 これをもとにしてと言われますけれども、試算では、七%以上のそういった試算しかなされていないわけでありますから、十分な広い議論ということにはならないのではないか、そういうふうに思います。  社会保障の増額の見通しというものを切り離したものをつくったらどうか。また...全文を見る
○永井(哲)委員 税制改革はあくまでも国民のしっかりとした理解を得られて、それで解決しなければならない、納得を得なくてはならない、そういうふうに思います。御要望があればというふうなことでありましたけれども、当局としても、国民がこの試算をどう考えるのだろうかということを含めて、試算...全文を見る
○永井(哲)委員 政策減税ということばかりでなく、いろいろ言われている部分、このようにすればこうなる。一つには、ある本によって、こういうことをすれば先ほど言ったように十一兆円以上の金も生まれるということもあるわけです。私は、その本は必ずしも正しいとは思っておりませんけれども、これ...全文を見る
○永井(哲)委員 そこで示されている一定の試算、細かな税額を立てて試算というものをこの本は出しているわけですけれども、こういうものを示して、こういったことが現実に起こるのかどうか、こういうことを実行すればどうなるのかといったことに対する試算であれば、試算を出すことは可能なんでしょ...全文を見る
○永井(哲)委員 消費税のことについてそれではちょっとお聞きしますが、消費税のいわゆる国庫不入、益税についてであります。これについて、一兆五千億というものから八千億というものまでいろいろあるわけですけれども、この益税と言われているものは一体どのくらいになるのでしょうか、お答えいた...全文を見る
○永井(哲)委員 国庫不入になる金額が具体的に幾らになるかということについて、お答えいただきたいと思います。
○永井(哲)委員 免税制度については、これは幾ら転嫁ができるのかというところで、丸々それが益税というわけではないということもわかりますが、三百八十三万社、六三%のものが免税を受けている。これは、国民としては、額の多寡とかそれはどうあれやはり納得がいかない、そういうふうに思います。...全文を見る
○永井(哲)委員 消費税について、選択の余地のない食料そしてまた生活必需品というものについて軽減税率を採用する複数税率がどうか、そういった問題もあります。また、ガット・ウルグアイ・ラウンドというような状況を受けて、これから消費者負担型の制度から財政負担型の農業保護の制度にという形...全文を見る
○永井(哲)委員 時間も余りないので、次の質問に移らせていただきます。  所得課税の関係でありますが、言われているのは直間比率、ほかに比べて日本は直接税の比率が高いという形で言われておるわけですけれども、実際の所得税の負担はそれほど多いものではない。所得税への依存度、そして個人...全文を見る
○永井(哲)委員 今聞いたように、諸外国に比して所得税はそれほど高いものではないという中で、消費課税を充実しなければならないといったことについて、そのお考えを聞かせていただきたいと思います。
○永井(哲)委員 累進構造のことについてちょっとお伺いしますが、幾ら段階を細かくしても、そこで段階がある。五%にしろ一〇%にしろ、段階状になると、そこには格差というものが生じてくるわけですけれども、ドイツみたいにこれが滑らかになるような方式を日本でとるという考えはないのかどうかと...全文を見る
○永井(哲)委員 ドイツではそういう意味で、階段状ではなくて直線的に累進構造になっているといったことについてお聞きしたかったのです。
○永井(哲)委員 ちまたで言われているように、同じ百万円でも、標準世帯で九百五十万円から百万円ふえると、これは住民税の関係もあり一挙に一五%上がるという形になる。そこにおかしいというような意見もあるわけですけれども、例えば、なだらかにそういったドイツ的なことをすれば、所得に応じて...全文を見る
○永井(哲)委員 要するに、ブラケットを設ければ、そこの境目、多い、狭いありますけれども、そこを乗り越えて別な段階に行けば、そこでは大きく変わるということが、これは必然的に生じるわけですから、そういったことをお聞きしたかったわけです。  特に、公平な税制といったものが一体どうい...全文を見る
○永井(哲)委員 移転価格の認定に際して、日本とアメリカが意見が異なるといった場合に、これは租税条約に基づいて相互協議をされるわけですが、そういった中で、このアメリカのごり押しに負けないような形でしっかりと我が国の言い分を十分主張できているのかどうか、そういうところが心配にもなる...全文を見る
○永井(哲)委員 時間もなくなってまいりましたので、外国税額の控除制度、その問題をお聞きしたいと思いますが、一つはみなし外国税額控除。これは、二重課税の排除という目的を逸脱してむしろ税の空白を招くといった点で見直しが必要ではないかというものと、もう一つは、一括限度額方式といいます...全文を見る
○永井(哲)委員 時間が参りました。  今、一説には、海外での脱税というもの、この取り締まりを強化すれば三千百億円もの財源が生 まれるというようなことも指摘されております。国際化の中で、今移転価格、OECDでガイドラインの改定作業中でありますが、一刻も早く一定の国際ルールの確...全文を見る
06月03日第129回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○永井(哲)委員 私はまず、証券取引法の関係についてお話し申し上げたいと思います。  まず、今なぜこの自己株式の取引を認めることが必要なのかということに関連して、この商法の改正、いつごろから議論することになったのか、そしてその立法理由は何なのかということについて法務省の見解をお...全文を見る
○永井(哲)委員 この今回の商法の改正に、従業員持ち株会のために会社が自己株式を取得できるということが理由の一つとして言われているわけですけれども、これについては新聞社などでは、別にわざわざ変えてまでやる必要はない、今まで二十五日という一日だけで、特定日でやっていたので問題があっ...全文を見る
○永井(哲)委員 今そういう説明もあったわけですけれども、この改正作業が緊急経済総合対策の一環であるということから考えても、これは株式を活性化させるため、そしてまた株式の持ち合いによりそれが不況で市場に多く流通した、それを自己株でもって買い入れて株価の維持を図るといったところが本...全文を見る
○永井(哲)委員 今回のこの改正に関して、こういった指摘があるというふうに新聞にも書いてあるわけです。「企業による株価操作につながる恐れもないではないが、産業界には「お上の指導で保有株の売却やエクイティファイナンスを自粛するといった株価維持の手法よりは健全」という指摘もある。」と...全文を見る
○永井(哲)委員 こういうものは特にしっかりといろいろな監視システムを充実していくということが必要かと思いますけれども、その点、証券取引監視委員会の最近の活動状況について御報告をお願いします。
○永井(哲)委員 今度の法では、会社が先行取得をして、そしてそれを後に従業員の方に売るといったときに、そこで価格の相違が生じてまいります。そのときに、会社が買ったときよりも譲渡するときに価格が低くなった場合、それから逆の場合と二通り考えられます。  そういったときに、会社が買っ...全文を見る
○永井(哲)委員 今の例でいいますと、千円で買って、千五百円の時価のときに千円で売却したといったときに、五百円の差額が出ます。これは従業員から見れば、購入時五百円の利得を受けたという形になると思いますけれども、これについては税法上どのような形になるでしょうか。
○永井(哲)委員 この証取法のときに審議された平成六年二月二十一日の証券取引審議会の、これは九ページのところに、相場操縦禁止規定の適用に関する考え方についてということで、この中に「相場が一定の価格を下回ったときに自己株式の買付けの委託を反復継続して行う」ということは問題があるとい...全文を見る
○永井(哲)委員 株式の活性化という美名のもとに証券市場の信用を失わないようなしっかりとした規制、取り締まり、指導を行っていただきたい、そういうふうに思います。  次に、本日は藤井経済教室だということで、私が四番目の生徒としていろいろとお聞きしたいと思うわけであります。  先...全文を見る
○永井(哲)委員 最高税率が高いからこそ、国民の五段階で分けた部分の格差が少なくなっている。急カーブであるからこそ、そういった平等型の社会が実現しているというふうにも言えるのではないかと思うのですけれども、なぜその急カーブがよくないのかというところがいま一つわからないのです。よろ...全文を見る
○永井(哲)委員 税率構造が急カーブであるというようなことも言われるわけですけれども、特にこの税率の各段階を見てみると、国税自体ですと、これは課税ベースで三百万、六百万、一千万、二千万という段階になっております。ここに住民税が加わって、これも課税ベースで見ますと、百六十万と五百五...全文を見る
○永井(哲)委員 特にこの収入ベースで見て九百六十三万、この前後で非常に角度が急になるということが、ある意味で住民税のブラケットが邪魔をしている結果として起きているということはよくわかります。では、その解消ということであれば、その部分のブラケットを広くしてあげるということで十分で...全文を見る
○永井(哲)委員 先ほどもこれは言いましたけれども、世界一高いが、そういう意味で世界一格差の少ない平等型の社会をつくっているではないか。世界一高いからといって決して悪くはないというふうに思うのであります。ちょっと繰り返しになるかと思いますが、その点とうなんでしょうか。
○永井(哲)委員 ここで前にもそういう点でお尋ねしたわけですけれども、フラット化といいますか、所得累進構造の階段状というものをなくして、そういった平準化を図るというような意味であれば、ドイツ型のなだらかに順次にその税率が変わっていくというもの、これを採用するのも非常に公平なものだ...全文を見る
○永井(哲)委員 よく強調されるのは、先ほど言った日本の累進構造の中で、収入ベースで見ると九百六十三万円、ここの後の百万円というところ、このブラケットが八十三万円である、非常に狭いということを、そこだけを強調します。  それで、同じ百万の収入が上がっても、状況によっては一挙に一...全文を見る
○永井(哲)委員 先ほどからもいろいろな議論の中でも出ておりましたけれども、今本当にどういう税制にするかというのは非常に重要な問題であります。その中で、国民にしっかりと理解していただくということは、これは何をおいても必要なことだと思います。その中では、ごまかしの議論という、本当に...全文を見る
○永井(哲)委員 主権者である国民の前にあらゆる材料をいろいろな形で提示していくということで、例えばこれも前にもお聞きいたしましたけれども、こういうような不公平税制といいますか、こういった税制をもっと手直しするといいますか、そうするだけでこういった財源が生まれるといった試算という...全文を見る
○永井(哲)委員 では、ある程度こういったところでどれだけの財源を得られるのかといったものをお聞きすれば、そういった試算はやっていただけるのでしょうか。
○永井(哲)委員 私が言っているのは、いわゆる不公平ということで、それ自体が不公平ということで断定しているわけではございません。  そういう中で、いわゆる不公平と言われているものが総額どのくらいあるのか、そしてそれが一体本当に不公平なのかどうなのか、これはきちっとその類とその質...全文を見る
○永井(哲)委員 やはり主権者である国民が適正に判断できる、そういった材料をあらゆる努力をして大蔵省の方にも提示していただきたいと思います。何といってもこれから痛みを覚えるのは国民であります。そして、それには行政改革、財政改革というものも必要であります。規制緩和の中で、ダイエーの...全文を見る
06月07日第129回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○永井(哲)分科員 日本社会党・護憲民主連合の永井哲男でございます。  きょうは農業問題、とりわけ畑作の問題についてお聞きいたしたい、そういうふうに思います。  最初に、五月二十三日付の北海道新聞、これは産経新聞にも同様な記事が載っておりますが、その中で、「米麦価、段階下げへ...全文を見る
○永井(哲)分科員 それを聞いて生産者の皆さんも少しは安心するのではないか、そういうふうに思います。  さて、今回の麦価では大臣にも大変お骨折りいただきました。関係省庁の皆さん、そしてまた財政当局の方にも大変お世話になったことを感謝申し上げたいと思います。生産者からも、今回の麦...全文を見る
○永井(哲)分科員 今度の麦価の関連でも、新品種である北見六六号の一類格付という点は、麦作農家に対して大きな希望というものを与えている一因になるというふうにも思います。ただ、その作付面積が減っているというのは、単なる転作緩和の影響ばかりではなく、北海道においても、おととしの天候が...全文を見る
○永井(哲)分科員 新農政の方向についての問題でありますけれども、地元では、こういった大規模化というのが一体実現可能なのか、そういった生産者の声も寄せられております。また北海道では、これから十五年先には現在九万戸の農家が六万八千戸になるだろう、そういうような予測を立てているところ...全文を見る
○永井(哲)分科員 これからの農業という点では、特に安全性というものにも十分な考慮を払っていかなければいけないと思っているところでございます。  ところで、コーデックス委員会を初めとするその中での残留農薬の国際比較、これもちょっと調査いたしましたけれども、その中で、例えばピリミ...全文を見る
○永井(哲)分科員 そういう観点からも、有機の肥料、これがたしか六百万トンぐらいのところ、ふん尿といいますか、そういう堆肥としては四百万トンぐらいである、そういうようなことも聞いております。畜産の関係で、そういった堆肥というものを新たな土壌改良剤というような位置づけでもって、この...全文を見る
○永井(哲)分科員 資材関係について。
○永井(哲)分科員 経団連の規制緩和の中でも、農業、食料品に関していろいろと指摘されているところでございます。  その規制緩和の中で、若干そこの担当者とも話したことがあります。これまでの消費者負担型といった政策というのはある程度限界があるのかもわからない。そのときには財政負担型...全文を見る
○永井(哲)分科員 これからの農業政策は、当然広く国民の理解というものを得ていかなければ成り立たないと思います。そういう中で、世界の食糧の事情というものを考えて、日本の国際的な貢献というようなことも含めてどう考えていくのか、また安全な食糧というものをどう位置づけ、これにどういう価...全文を見る
○永井(哲)分科員 私たちも農業を守るために全力で頑張ることをお約束申し上げて、私の質問を終了させていただきます。  ありがとうございました。
06月21日第129回国会 衆議院 規制緩和に関する特別委員会 第4号
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○永井(哲)委員 日本社会党・護憲民主連合の永井哲男です。今回の一括法案について質問させていただきたいと思います。  先ほどの答弁では、今回の一括法案を含み平成六年度中には中期行革大綱で示された千五百九十一項目のうち九五・一%を処理したいという意向のようでありますが、今後、平成...全文を見る
○永井(哲)委員 早期の規制緩和というものに向かって頑張っていただきたいと思うわけであります。  特に、今回のこの一括法案というものを国民の皆さんが見て、これはよく頑張ってやったという印象を持たれるよりは、むしろ、なぜ今までかような規制というものが残っていたのだろうか、こういっ...全文を見る
○永井(哲)委員 規制緩和ということによって許認可を廃止するというような形になれば、当然それは行政事務の簡素化となり、行政関係でも余剰の要員が出てくるというようなことも、これも図っていかなければならないと思います。  そういう点で特に行政事務、そういったものを、これは必要なとこ...全文を見る
○永井(哲)委員 先ほどの質問で出ておりましたけれども、規制緩和の実効性、それを目に見える形ではかるものとして経済効果とかそういった行政効果、これを単に数ばかりでなく、そういった点からしっかりと国民に見える形で示していただきたい、そういうふうに思います。  さて、特に社会的規制...全文を見る
○永井(哲)委員 特に、自己責任を問う前提である情報、その格差の是正というものについてはしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  そこで、特に、これは一般的な自己責任の問題でありますけれども、本当に自己責任という形で責任を問えるのかどうかといった問題も、この規制緩和という...全文を見る
○永井(哲)委員 先ほどのこのジュリストに中では、そういった消費者保護を図るためにはむしろ開業規制、そういった貸金業法のより強化といったものも重要ではないかというふうに提言しているところでございます。ところが、この貸金業規制法は経済的な規制というものに分類されているわけであります...全文を見る
○永井(哲)委員 規制について、経済的規制は廃止するのが本則だ、社会的規制は最小限だ、この原則にとらわれることなく、あくまでも国民の生活、消費者ということを重視して規制緩和について大胆に進めていただきたい、そう要望して、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
10月25日第131回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○永井(哲)委員 私は、自由民主党、新党さきがけの御了解を得て、与党三党を代表して質問させていただきます。日本社会党・護憲民主連合の永井哲男でございます。なお、この質問の作成に当たっては三党間でいろいろと協議させていただいたことも、あわせてつけ加えたいと思います。  時間があり...全文を見る
○永井(哲)委員 共済年金制度は、公的年金としての位置づけのほかに、公務員制度の一環としての重要な役割を担っている、そう思いますが、このような共済年金制度の特殊性というものについて本改正でどのように配慮しているか、その点についてお聞きいたします。
○永井(哲)委員 特に高齢者雇用の取り組みについてでありますが、民間では、高齢者が雇用を継続していける、そういった社会システムとしての取り組みというものをこれからやろうとしているところでございますが、特に公務部門において、高齢者雇用、六十歳代前半のこういった雇用問題にどのように取...全文を見る
○永井(哲)委員 今後の高齢化社会に向けて、公的年金制度全体の安定性、そして整合性、そういうものと調和した発展というものを図っていく必要がある、そういうふうに思います。そのためには公的年金制度の全体の一元化を、ぜひとも、しかも早期に実現しなければならない、そういうふうに思いますが...全文を見る
○永井(哲)委員 一元化に向けて、適切にしかもできるだけ早期に一元化を図っていただきたい、重ねて要請をしておきます。  その一元化とも関連しますが、特に鉄道の共済年金の関係であります。これは本法でも、平成六年度の標準報酬の再評価というものについては平成十一年十月までその実施を繰...全文を見る
○永井(哲)委員 最後の質問に移らせていただきます。  今回の改正、支払う立場に立ちまして、ゴルフで言うといわゆるグロスというような給与の基準を手取りというもののネットにした、グロスからネットにしたといったような配慮や、また四十五年以上の長期加入者や三級以上の障害者に対する措置...全文を見る
○永井(哲)委員 ぜひ前向きに取り組んでいただくことを重ねて要望いたしまして、私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
11月08日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第8号
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○永井(哲)委員 日本社会党・護憲民主連合の永井哲男でございます。  本日は、共産党以外の野党の皆さんの協力が得られないでこのようにして審議を行うこと、一度ならず二度も審議を拒否して、国民の負託にこたえる、そういうような国会活動ができるのか、大いに疑問に思わざるを得ません。非常...全文を見る
○永井(哲)委員 その中で、租税特別措置の中で非常に古い制度が、いわば一部の企業の既得権として長期間これが存続されているというふうに言われておりますが、企業関係の租税特別措置のうち創設後四十年以上を経過した、そういうものは一体どのくらいあるんでしょうか。
○永井(哲)委員 三十年以上を経過しているものはそのほかに十二件もあるといったような状況で、企業関係の租税特別措置、これは全部で二百二項目のうち八十二件が企業関係の租特であるといった中で、これだけの多くが相当長期間経過している、政策目的も既に十分に達したのではないかというような期...全文を見る
○永井(哲)委員 いろいろな事情があると思いますが、今の数字、非常に大企業に偏っているのではないか、このように思うのでありますが、その点、大蔵大臣はどのようにお考えでしょうか。
○永井(哲)委員 現行の同じく企業関係の租特でありますが、これも非常に複雑で、一般の国民にはわかりにくいというところが、国民の不公平感というものの一因になっている、そのようにも思います。  ところで、この企業関係の租特でありますが、これまでの整理合理化とその状況について教えてい...全文を見る
○永井(哲)委員 整理合理化のその状況、大幅な改正のときにどのようなことをしたか、その点、もう一度お願いします。
○永井(哲)委員 今の、五十五年のこの整理合理化の割合というのは、廃止それから縮減合理化というものを含めて六八・三%、五十一年に、これも六〇・二%という大幅な整理をしておりますが、六〇%を超えたのは、五十一年以降のデータでありますが、この二年だけ。あとはいずれも四〇%以下というよ...全文を見る
○永井(哲)委員 私は、何も法人だけを、まあ食い物にすればいいとか、そのように思っているわけではありません。与党の税調の中でも、法人課税一般について、課税ベースの拡大、そして税率の引き下げ、これも検討を要する課題だ、そのように述べているところであります。日本の法人課税を見た場合、...全文を見る
○永井(哲)委員 法人課税一般の問題は適切な処理が必要でありまして、また、それとは別個に法人に関する租特というものも、これも抜本的にきっちりと見直していただきたい、そのことを強く要請しておきたい、そういうふうに思います。  次に、資産課税の問題についてお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○永井(哲)委員 そういう中で、最近証券市場の空洞化論、これと絡めて株式の取引に課される有価証券取引税の廃止という、これを求める論調が一部にあります。しかし、資産課税の充実というような点から見ても、また株式譲渡益の課税というものがいまだ十分に適正化されていないというような現状から...全文を見る
○永井(哲)委員 資産課税ということで考えれば、土地に対する課税というのは、これは避けて通れないという問題だと思います。バブルが崩壊して地価が下がっているという中で、土地税制をバブル以前に戻せというような、こういう声も聞かれているようなところであります。これらは、戦後の我が国にお...全文を見る
○永井(哲)委員 今大臣がおっしゃられたように、土地が他の資産よりも有利であるといういわば土地神話というものも、これは解消していかなければならない、そういうふうに思います。  ところが、ことしの二月、総理府が行った世論調査では、これだけ地価が下落しているというような状況になって...全文を見る
○永井(哲)委員 まあ、資産課税の中で特に分離課税というものを、総合課税がなかなかできないということで、ある意味でやむを得ずとっているというところだと思います。  ところが、分離課税というのは、同所得同負担という水平的な公平というものから、これは違う、所得でたくさん取った人、普...全文を見る
○永井(哲)委員 最後でありますが、今私たちは、将来を見通した本格的な税制改革といったものが国民に十分に受け入れられるかどうか、その大きな岐路に立っているのではないか、そういうふうに思います。  自民党は昨年の選挙で下野しました。私たちも昨年の選挙では敗北しました。しかし、私た...全文を見る
○永井(哲)委員 どうもありがとうございました。終わります。
11月11日第131回国会 衆議院 税制改革に関する特別委員会 第10号
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○永井(哲)委員 日本社会党・護憲民主連合の永井哲男でございます。私は、与党三党を代表しまして、政府提案の関連四法案について、賛成討論をいたします。  まず、所得税、個人住民税の減税について。  活力ある福祉社会の実現を目指すため、働き盛りの中堅所得者層を中心とする税率構造の...全文を見る
11月11日第131回国会 衆議院 本会議 第11号
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○永井哲男君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、あわせて自由民主党、新党さきがけの御了解を得て、与党三党の代表として、ただいま議題となりました政府提案の所得税法及び消費税法の一部を改正する法律案外三法案につき賛成の意見を表明するものであります。(拍手)  我が国は、急速に...全文を見る
11月29日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第8号
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○永井(哲)委員 きょうはお忙しいところお越しいただきまして、大変貴重な意見を陳述していただきましたことを御礼申し上げたいと思います。  私のところは網走管内というところで、農地が十七万五千ヘクタール、ほぼ福島と同じだけの農地があるところでございまして、きょう皆さんがおっしゃっ...全文を見る
○永井(哲)委員 安田さんに、できればということでちょっとお伺いしたいのですけれども、平成六年にはこの福島県では六十二人の新規参入だというふうに聞いておりますが、これは、できればこの程度いてほしいという人数として、毎年どのくらいの人たちが参加してほしいというふうに農業側では考えて...全文を見る
○永井(哲)委員 それで、生産者の立場としてお伺いしたいのですけれども、先ほど西さんの方も息子さんはつかせていないというふうにもお伺いしました。その中で、なぜなかなか就農ができないのか、いろいろな理由があると思いますが、その点、再度というような形になるかもわかりませんけれどもお聞...全文を見る
○永井(哲)委員 ありがとうございました。  酪農は本当に労働時間が非常に長い大変なお仕事であります。農業、すべてこの時間というものも、今の千八百時間労働とかいう中で、大変に大きな問題であるという中で、大変な御苦労だと思います。  そこで、これも西さんにお伺いしたいのですが、...全文を見る
○永井(哲)委員 斉藤さんにお聞きいたしますが、今の新規就農が少ないという問題のほかに、やはり生産者自体が高齢化している、そして高齢化していく中でなかなか農作業自体が対応できていない、いきづらいといったような問題もあると思います。  また、大規模化していけばどんどんそこに住む人...全文を見る
○永井(哲)委員 先ほど佐々木さんの方からも言われておりましたけれども、日弁連の方で新たな安全の対策をする。実は私、弁護士もしておりまして、八八年だったと思いますけれども、旭川で人権大会というのがありまして、人権大会は毎年二つぐらいの大きなテーマでやるのですけれども、農薬の問題と...全文を見る
○永井(哲)委員 はい、わかります。
○永井(哲)委員 時間が参りましたので、もう終わりにしますが、コーデックス委員会のあれで一言言えば、緩和されている面もあれば逆に強化されている面もあるということも御報告しておきたいと思います。  今度のものは自由化というふうに一般的に言われていますが、そういう高くTEを張るよう...全文を見る
11月30日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第9号
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○永井(哲)委員 今、連日、銃器による犯罪が報道をにぎわしているところでございます。そういう中で、昨日、関係閣僚会議が行われた。また外国の取り締まり当局との関係国際会議も行われているという状況であります。  特に、何といっても指摘されているのは、水際作戦で上陸を防ぐということが...全文を見る
○永井(哲)委員 ぜひ国民の安全のために頑張っていただきたいと思っております。  それで今、昭和五十八年から比べますと、税関の人数というのは、これはほとんどふえていない、定員一・〇三倍というような状況であります。ところが、この五十八年から平成五年の間には、空港の旅客数というのは...全文を見る
○永井(哲)委員 次に、今回のガットによりまして、特に本協定に基づく関税化品目については、SSG、特別緊急関税というものが設けられているわけであります。数量ベースのものと価格ベースのものと二つの基準で規制するという形でありますが、この点について、特に農家の皆さんは今までのセーフガ...全文を見る
○永井(哲)委員 今回の措置により自動的に、しかも短期間にそういうような措置をして流入を防げるということであって、農家の皆さんの不安というものもある程度解消したのではないか、そういうふうに思います。  次に、農水大臣の方にお伺いいたしますが、今回、芋でん粉関税化ということになり...全文を見る
○永井(哲)委員 次に、砂糖についてであります。  砂糖についても今回、今までの調整金を含めて関税とともにオファーして各国の承認を得ているというような状況でありますが、その中で、これは糖価安定法、国内にも一部異論が出されているようなところもありますが、こういった糖価安定法、これ...全文を見る
○永井(哲)委員 ほかに農安法の関係の若干の質問等もありますが、時間もありません。  今大臣が言われたように、抱き合わせ、そして糖安法というものの制度としての維持というものは、農家がやっていけるかどうかという非常に大きな問題でございますので、ぜひしっかりとした維持と、そしてこの...全文を見る