長尾立子

ながおりつこ



当選回数回

長尾立子の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○長尾政府委員 先生から婦人の地位向上につきまして大変ありがたいお言葉をいただきまして、まずお礼を申し上げたいと思います。  私どもの所管をいたしております母子寡婦福祉法、児童扶養手当法、こういった母子家庭に対します法律の基本的な理念はどういうところにあるのかという御質問かと思...全文を見る
○長尾政府委員 先生の御指摘は、現在、母子世帯という形でいろいろな福祉対策を講じておりますが、これをもう少し概念を広げて対策を考えていくべきではないかという御指摘かと思います。  もう一つの、いわば単親の世帯ということでは父子家庭があるわけでございますが、父子家庭につきましては...全文を見る
○長尾政府委員 この父子世帯の調査をいたしましたのは、先生御指摘のように昭和五十八年が初めてでございますが、この調査に着手いたしましたのは、先ほど来に申し上げますように、やはり児童家庭局といたしましても、父子の問題を施策の中に取り上げていかなくてはいけないという問題認識があったこ...全文を見る
○長尾政府委員 これは我が国に限りませんで、いわば母子家庭の所得対策というものを考えていきますと、やはり一番中心になります例えば年金制度というものを考えましても、また経済的な自立のための職業訓練ということを考えましても、母子家庭に着目してやってきたというのが全体的な傾向ではないか...全文を見る
○長尾政府委員 養護児童の実態調査の数字を申し上げたいと思いますが、里親に委託しておりますケースについて見ますと、里親に委託前に実母と同居しておられた方というのが全体で見まして七・五%、実父のみとの同居が一四・三%でございます。この里親委託児の圧倒的な多数は、養護施設等に入ってお...全文を見る
○長尾政府委員 筋拘縮症の調査、昭和五十九年の調査の内容について御説明を申し上げます。  地域でございますが、北海道、山梨県、神奈川県等で患者が登録されておりまして、全数といたしまして三千九百八十二件というふうに承知をいたしております。患者さんの年齢でございますが、四十二年一月...全文を見る
○長尾政府委員 恐縮でございますが、制度の仕組みだけ御説明をさせていただきます。  先生お話しの育成医療でございますが、これは児童福祉法の中で行われておる措置でございます。児童福祉法は、満十八歳というのを児童福祉法の体系の中で考えておりまして、本来育成医療は、例えば子供さんがお...全文を見る
○長尾政府委員 重症心身障害児の全体の数でございますけれども、私どもは大体一万七千人程度というふうに理解をいたしております。このうち現在一万一千七百人程度の方がお宅におられまして、そのほかの方が施設に現実に入所しておられるということでございます。  先生の御質問の待機の状況でご...全文を見る
○長尾政府委員 重症心身障害児の方につきまして、こういった施設に入所せざるを得ない御事情というのが御家庭にもある場合があると思います。御家庭で御両親が相当な老齢に達せられたというようなケースもございますので、御家庭が今先生が御提案のような一定期間引き受けられるような余力がない場合...全文を見る
03月18日第112回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○政府委員(長尾立子君) お答えを申し上げます。  ただいま先生がお読みになりましたように、児童福祉法の法制定時は非常に大きな社会問題でございました戦災孤児の問題があったわけでございますが、こういった要保護児童に限りませんで、日本の将来を児童の将来にかけるという意味で児童一般の...全文を見る
03月22日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○政府委員(長尾立子君) 確かに現在保育所に対します保育の需要の形、これは先生のお話のようにさまざまの形のものがあると思います。特に赤ちゃんの乳児保育、それから時間を少し延長する形の延長保育、それからこれは数がそれほどないかと思いますが夜間まで保育をしてほしいという夜間保育、こう...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 全国の保育所自体は乳児を扱っております。これが全国で三万六千六百七十人乳児が入っておりますが、今さっき申し上げました指定保育所となっておりますのは三千二百カ所でございます。
○政府委員(長尾立子君) 夜間保育所は非常昨数が少ないわけでございますが、これは実際の実施いたしております県の数も少のうございます。需要自体も地域性があるのかと思いますので、全国の市町村が夜間保育に取り組むという必要はないのかと思います。お話のように、この夜間保育を行います際は職...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 延長保育の場合には、通常保育単価という形でお一人のお子様一人当たりの金額を私どもで予算措置をいたしておるわけでございますが、延長が七時までの場合には一〇%増しをいたしまして、八時までの場合は二〇%増しをするという形で対応をいたしておるわけでございます。 ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今先生からお話がございましたように、児童を取り巻く環境、大変変化をいたしておると思います。  保育所行政について申し上げますと、婦人の方の就労の状況に合わせまして四十年代後半から五十年代へかけまして施設をつくっていくということが私どもの大きな課題であっ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 現実の保育料は父兄の方の税収に応じまして費用負担額を決めておりますので、これは国の地方公共団体に対する決済区分でございますが、そういう意味では先生がおっしゃいましたようにいわゆるD階層、特にD階層の上部の方がふえてまいりますと全体としての徴収金の比率が高...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 保育所にお子さんをお預けになった場合の措置費について保護者の方にどの程度の負担をお願いすればいいかということは大変難しい問題だと思いますけれども、現実に保育所にお預けにならなかった御両親もやはり税金を納めていただいておるわけでございまして、そういった方と...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 現在全国で二万二千ほどの保育所がございますが、私ども承知している限り、保育所の施設長さん、保母さん、大変いい保育をしていただいておりますし保育に情熱を持って当たっていただいておると思っております。無認可保育所の問題が先生から御指摘ございましたが、こういっ...全文を見る
03月28日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○政府委員(長尾立子君) 六十三年度の予算案におきまして母子・寡婦等福祉対策費が百七十億円減額となっております。これはほとんどが児童扶養手当の関係予算額の減額によるものでございます。  児童扶養手当予算額が減額となりました主な理由でございますが、児童扶養手当は離婚をされました母...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 母子家庭にとりまして就労等によって自立をしていくということは大変大きな重要なことであると考えております。今先生からもお話がございましたように、お母様方御自身が技術を身につけていただくためには自立促進事業というのを既にやっておったわけでございますけれども、...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 大変ありがたいお言葉でありがとうございます。今後とも努力させていただきます。
○政府委員(長尾立子君) 先ほど先生がおっしゃいましたように保育所の問題、非常に保育需要が多様化いたしておりまして、こういった多様化した保育需要に大変熱心に取り組んでいただいておる保育所があるわけでございますが、御承知のように児童数の減少がございましていわば定員割れということが起...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 予算額で申し上げまして四億五千百二十六万五千円でございます。
○政府委員(長尾立子君) 新規の予算でございますのでなかなか対象経費の算定に難しい要素があるわけでございますが、一応私どもはこれで足りると考えております。
○政府委員(長尾立子君) 我が国の社会全体、いろいろな意味で社会経済構造の変革期にあると思うのでございます。家族の問題にいたしましても、核家族化の進展でございますとか婦人の就労構造が大変変化をいたしております。いわば児童を取り巻きます環境の大変な激変があるわけでございますが、こう...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先生十分よく御承知かと思いますけれども、私どもの抱えております児童の中で養護施設がございますが、養護施設の子供さんにつきましては、高校へ進学されます場合はともかくといたしまして、例えば中学卒業だけで就職をされますケースがございます。社会的にもまだ成人とい...全文を見る
04月13日第112回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第4号
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○政府委員(長尾立子君) 資料の2につきまして御説明をさせていただきます。  我が国の現在の人口構造の変動の問題は、老人の問題であると同時に児童の問題であると認識をいたしておりますので、児童と家庭をめぐります私どもの対策の現状について御説明をさせていただきます。  一ページを...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先ほどお時間の関係で追加いたしました資料につきまして御説明を省略いたしまして失礼をいたしました。  児童手当の諸外国の例でございますけれども、正直申しまして細かい部分まで承知いたしておら ない部分がございますので御了解をいただきたいと思うのでございま...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 平均の金額でございますが、これは今お手元に資料がお配りしてあるかと思いますが、一応円換算でさせていただきまして、西ドイツの場合に第一子が大体四千円、第二子が八千円、第三子になりますと一万七千八百二十七円、第四子以降になりますと一万九千四百四十七円というこ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) まことに申しわけないのでございますが、私どもの所管で申し上げますと健康政策局なり保健医療局の問題になるかと思うのでございますけれども、その者が来ておりませんので、まことに申しわけございませんがちょっと方針を申し上げられない、お許しをいただきたいと思います...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先ほど申し上げましたように、私どもといたしましても保育対策の重点は保育需要の多様化に対応していくことだというふうに考えております。  乳児保育につきましての対策でございますが、乳児は御承知のように保護をいたしますのに慎重に注意深く、それから熟練をした者...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先生の御趣旨、大変ごもっともだと思っておるわけでございますが、先ほど申し上げましたように、乳児保育につきましては、保育所で積極的に引き受けていくということに対しまして相当に強い御反対の御意向もあるという事実もお酌み取りいただきたいと思いますし、それから、...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 障害児を保育所でお預かりしていくということを当初導入いたしますときに、正直言いまして実は保育担当者からもさまざまな御意見がございました。非常に重い障害児についてはこれを保育所で引き受けるということは非常に問題があると、現実に保母さんの方からはそういう場合...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今、先生は全盲のお子さんの例をお挙げになっておられるんでございますが、障害の態様というのは非常にさまざまでございますし、保育の専門家のお話でも、全盲のお子さんについて、一応その障害の専門の機関である程度の訓練を経た上で保育所で引き受けるというような形の方...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) まず、児童手当の関係の御質問でございますが、諸外国の児童手当と比べまして額に大きな差があるのではないか、それから児童手当の制度の趣旨自体が同じかどうかという御質問でございますが、児童手当の御説明で申し上げましたように、我が国では児童手当が諸外国に比べます...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 年金局におりませんので大変お答えが難しいのでございますが、私どもが申してまいりましたのは、公的年金制度といいますのは、いろいろさまざまな所得階層を含んだ方にお互い強制的にある一定額を拠出していただきまして老後の生活を保障するという仕組みでございます。その...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先生の御質問の第一点でございますが、保育所の措置費の国庫負担率の問題でございます。  先生御指摘のように、費用徴収分、保護者の方が保育所の総経費の中でどれくらいを負担していただいておるかという比率、確かに五十三年三八・九%でございましたのが現実時点では...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 一番最初の今後社会保障福祉関係のマンパワーについてどういうふうに考えていくのかという御質問でございますが、御承知のように、昭和四十五年から現在までの時点を見ましても、実は百数十万人のマンパワーが我我の分野にふえておるわけでございます。今後百五十万人程度の...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 父子家庭の対策でございますが、五十八年に全国の母子世帯等実態調査をやりましたときに父子家庭につきましても調査をいたしました。父子世帯は先生お話しございましたように十六万七千三百世帯のようでございます。それで、こういった父子家庭の実態でございますが、経済的...全文を見る
04月21日第112回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
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○長尾政府委員 お答え申し上げます。  私どもの方で全国の母子世帯の実態調査を五年に一回やっておりますので、昭和五十八年度の古い数字で大変恐縮でございますが、その母子世帯の実態調査の内容につきまして申し上げたいと思います。  母子世帯全体、平均的な収入は、平均いたしまして二百...全文を見る
○長尾政府委員 児童扶養手当の本人の所得制限限度額でございますが、これは従来から、最近の所得の上昇等を勘案いたしまして、いわゆるとんとんベース的な考え方で引き上げをやってきておるわけでございますが、今年八月から、現在の限度額、二人世帯、扶養親族一人の場合でございますが、二人世帯の...全文を見る
○長尾政府委員 児童扶養手当を全額支給するか否かの限度額でございますが、これは先ほどの先生が御指摘になりました昭和六十年の本法の改正をいたしましたときに、母子家庭の生活の状況、必要度に応じて給付の重点化ということを中心に改正をお願いしたわけでございまして、全額支給の限度ラインの考...全文を見る
○長尾政府委員 先ほど申し上げました昭和五十八年の全国母子実態調査で、初めて父子家庭それから養育者家庭、養育者が祖父母である家庭につきましての調査を実施をいたしました。このときに父子世帯として把握いたしました数は十六万七千三百世帯でございまして、養育者が祖父母である世帯数は二万七...全文を見る
○長尾政府委員 今先生から父子家庭のお話がございまして、私どもも、父子家庭問題というのはどういうふうな取り組みをするのかということについては、いろいろな意味で大変難しい問題をはらんでおる家庭であると思うわけでございます。  確かに我々がやってきました母子家庭対策は、一家の生計を...全文を見る
○長尾政府委員 先生の御指摘のとおりでございます。私どももそのように考えております。母子家庭のお母様方につきましては、保育所に入所せざるを得ないという事情になりましたときには、すべてに優先をして入所措置をするようにということで指導をいたしてまいったつもりでございますが、今後とも円...全文を見る
○長尾政府委員 確かに最近の女の方の就労の状況を見ますと、就労の数自体も大変ふえてまいりましたし、お子様を抱えた女の方の就労が大変ふえているという状況にあると思います。このことはいろいろな職場、いろいろな職種につかれる女の方がふえてくるということをも意味していると思いますので、先...全文を見る
○長尾政府委員 最近は核家族化の進展がございまして、また都会へ人口が集中しているという時代でもございまして、おじいちゃん、おばあちゃんの子育てについてのいろいろな知恵がかりにくいということでございますから、子育てについての不安を持っておるお母様方が多いというふうに私どもも思ってお...全文を見る
○長尾政府委員 まず、父子家庭、養育者家庭の実態でございますが、私どもが実施をいたしております全国母子世帯等実態調査、五十八年に実施いたしました際に、父子世帯及び養育者が祖父母である世帯の実態調査を初めて実施をいたしました。この調査の数字で申し上げますと、父子世帯数は十六万七千三...全文を見る
○長尾政府委員 今先生の御指摘は、父子家庭の場合でも、低所得層の家庭については貸付金の対象として考えていく、それから母子福祉のいろいろな対策について、そういう家庭に対する周知徹底を図っていく必要があるのではないかという御指摘だと思います。  これは、先生の御指摘はごもっともだと...全文を見る
05月17日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第15号
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○政府委員(長尾立子君) 先生御指摘いただきましたことは、今回の各種手当の引き上げについて、物価の動向等を勘案したものとしても大変額が少ない、今後どういうふうに考えていくのか、こういうことかと思います。  こういった諸手当、年金の引き上げにつきましては、社会経済情勢の動向、具体...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) まず、受給者数の減少について申し上げます。  児童扶養手当は受給者の中の圧倒的な多数の方がいわゆる離婚による受給者の方でございますが、先生御承知のように、離婚件数が昭和五十八年をピークにいたしまして減少傾向にございます。また、対象児童の年齢到達、母の婚...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今先生御指摘のケースは、母が受給者ということでございますので、母親御本人が公的年金給付をお受けになる場合には児童扶養手当は遠慮していただく、こういう原則的な考え方に立ちまして併給調整をいたしておりますので、その観点から出てくる具体的な差かと思います。 ...全文を見る
05月24日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第17号
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○政府委員(長尾立子君) 今先生から御指摘がございましたが、私どもの中央児童福祉審議会では、乳児の保育所への受け入れに関しては、特に三カ月未満の乳幼児については慎重にという趣旨の御意見をいただいております。  これは、先生御承知のとおり、三カ月未満の乳児の場合には、体の発達がま...全文を見る
10月26日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第15号
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○長尾政府委員 児童手当制度についての先生の御質問でございます。  児童手当制度は、御承知のように児童を養育いたします家庭の生活安定、それから児童の健全育成を目的といたしまして実施されてまいりまして、昭和六十年には、従来支給対象が第三子以降とされていたものを第二子以降に拡大する...全文を見る