長尾立子

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長尾立子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第118回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○政府委員(長尾立子君) お答えをさせていただきます。  今先生の御質問がございました国際障害者年日本推進協議会からは、一元的、総合的な福祉法の制定をという形の御提言をいただいております。
○政府委員(長尾立子君) 「総合的」の意味でございますが、一つには障害の原因、種類のいかんにかかわらず差別なく包括的に法の対象とすること。    〔委員長退席、理事平井卓志君着席〕 二つにはサービスの体系化でございます。障害種別、程度別ではなくて、ニードに応じてサービスが調整...全文を見る
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○長尾政府委員 まず最初に、全体として身体障害者の方に対します私どもの対策の基本的な枠組みから御説明をさせていただきたいと思います。  御承知のように身体障害者の方の持っておられますさまざまな要望、ニード、そういうものの中で今先生が御指摘になりました社会の一員として仕事を持つ、...全文を見る
○長尾政府委員 まず最初に、訂正をさせていただきたいと思いますが、今お答えしております最中に、私どもが補助いたします要件といたしまして五名以上ということを申したということでございますが、社会局の障害者の場合は十名以上、児童家庭局の精神薄弱者の場合は十五名程度以上、それから精神保健...全文を見る
○長尾政府委員 ただいま先生御質問になられました社会福祉士、介護福祉士の養成施設の問題でございます。  今後の在宅福祉対策を充実していきます上で、おっしゃいますように、マンパワーの充実問題というのは大変重要なことだと私どもも認識しております。そういう観点から、従来身分法がござい...全文を見る
○長尾政府委員 先生御承知のように、厚生省は昭和二十八年に隣保館の整備費を初めて予算に計上いたしまして以来、地区の道路でございますとか下水排水路など、そういった対象事業を拡大をしてまいったわけでございます。地区の生活環境の改善ということに努めてきたつもりでございます。  現時点...全文を見る
○長尾政府委員 同和問題の解決のために地域改善対策特定事業といわば法律で定められたものを推進していくということはもう当然のことであると思っておりますが、これだけで十分であるということはないという御指摘はそのとおりであると私どもも認識をいたしております。そういう意味では、その他の一...全文を見る
○長尾政府委員 昭和六十一年の十一月に厚生省所管の残事業量として把握されましたものは千四百三十二億円でございます。これは今先生御指摘のように地対財特法の施行期間でございます平成三年度末に達成を図るべく毎年度の予算を確保していかなければならないというものであると思います。  この...全文を見る
○長尾政府委員 今、地区の保護率についてお答えがあったわけでございますが、これに見合う全国の保護率、同じくパーミルで申し上げますと、四十六年が一二・六、五十年が一二・一、五十五年が一二・二、六十年が一一・八という状況になっております。
○長尾政府委員 今、数字を申し上げましたように、地区の保護率は全国平均の保護率に比べまして確かに高いように思います。この原因でございますが、さまざまな要因が複合していることの結果であると思いますし、保護率の高さの分析というのは、正直申し上げまして難しいと思っております。  保護...全文を見る
○長尾政府委員 今生活保護を受給する原因につきまして申し上げたわけでございますが、確かにその中の一つの大きな問題といたしまして、安定的な就労の場がなかなか確保できにくいという原因があるであろうということは推定されるわけでございます。こういった被保護者の方々が安定した職業に従事をさ...全文を見る
05月23日第118回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○政府委員(長尾立子君) お答えさせていただきます。  ノーマライゼーションの理念はなかなかに広い深い意味を持った言葉だと思いますが、障害を持った方々が健常者と同じような生活を社会の中でできるような、そういったことを理念として進まなければならないという一つの大きな我々の人類の目...全文を見る
05月28日第118回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○政府委員(長尾立子君) お答えさせていただきます。  先生が今お話しになりましたのは、地方におきます社会福祉主事のそういった資格の者がどういった状況であるかという御質問であるかと思います。社会福祉主事はいわば行政官でございまして、福祉事務所におきます地方公務員という形でござい...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) お答えをさせていただきます。  今回の法律改正の中で、地方公共団体がその地域において福祉の需要、これはさまざまに違うと思いますので、それから先生がさっきおっしゃいましたように社会的な資源その他の状況、これはいろいろ違うと思います。それぞれの地域に合った...全文を見る
05月29日第118回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○政府委員(長尾立子君) 私からお答えをさせていただきます。  先生御承知のように、措置費の体系の中で、今おっしゃいましたような資格のちゃんとした、責任を持ってお仕事をしていただけるような方を確保していくということはどうしても必要な要請だと思っております。そうなりますと、そうい...全文を見る
05月30日第118回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○政府委員(長尾立子君) お答えをさせていただきます。  施設の職員に対する研修でございますが、これは施設長自身もいろいろな意味で御苦労いただいておるわけでございますが、国それから都道府県におきましても研修につきましては積極的に実施を考えております。  まず国の状況について申...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 介護福祉士の資格の取得の方法は、試験を受けていただきます方法と、指定をいたしました養成施設を卒業して資格を取得する、二つの方法があるわけでございます。現在までに二回国家試験を実施いたしております。第一回の国家試験におきまして二千七百八十二人、第二回の国家...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○政府委員(長尾立子君) 今お話がございましたアメリカのADA法案でございますが、この法律が成立をいたしますと、アメリカにおきます雇用や移動に関するアクセスの確保を通じまして障害者の方の社会参加が非常に大きく促進されるというふうに期待されるわけでございまして、大変喜ばしいことであ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 私どもは、この法案につきましてはアメリカ障害者法という形で、いろいろな私どもの内部の資料でございますとか、皆さんとお話をするときに使わせていただいておるわけでございまして、今先生がおっしゃいました保護という言葉を使うということは私どもは考えておりません。...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今先生がおっしゃった問題点、私どもも非常に大きな問題であるというふうに認識をいたしております。お話のように、身体障害者の授産施設は身体障害者で雇用が困難な方に必要な訓練を行うということでございまして、おっしゃるように通過施設という性格のものでございますけ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) お話は大変ごもっともであると思います。おっしゃるように、基本的には障害者の方が適切な就労の場が確保できるような、障害の程度に応じていろいろな条件はあると思いますけれども、就労の場が確保できるような、そういった基本的な方向を労働省と十分御相談しながら、私ど...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 生活保護法の原則ではその保有されておられる資産を活用するということを前提といたしまして、それで足らざる部分を保護の適用の対象としていくという考え方でございますので、被保護者の方が資産を保有されるということは原則としてはないわけでございますけれども、居住用...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 本格実施の場合の前に試行的なことをやらしていただきますので、そこの部分につきましては、今申し上げましたような、不動産鑑定士への御依頼ということも考えております。
○政府委員(長尾立子君) 不動産鑑定士を依頼するということにつきましての問題点でございますが、確かにプライバシーの問題でございますとか、そういう御指摘になると思われます問題があることは十分承知をいたしております。その点につきましては、十分に留意をしなくてはいけないと思いますし、ま...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) さっき申し上げましたように、こういった正式な指示ということになりますと、当然のことながら文書で責任の所在を明確にした形の文書の指示ということになるわけでございますが、現時点におきまして私どもはいろいろな意味で内部の検討を積み重ねてきた過程を、さらに地方の...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) ただいま、私どもの方で御説明を申し上げるにつきまして、大変申しわけないことがあったというふうなお話でございます。気をつけさせていただきます。
○政府委員(長尾立子君) 生活保護におきます資産活用の問題でございますが、今先生がおっしゃいましたように、保護を受けておられる方のいろいろな御事情、いろいろな周囲の御事情もあるわけでございますから、きめ細かな配慮ということが必要であるということは十分わきまえてやらしていただきたい...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) お答えさせていただきます。  パンフレットの問題とちょっと外れるかと思いますが、生活保護の適用の問題ということでお答えをさせていただきたいと思うのでございますが、先生御承知のように、生活保護の適用関係につきましては、私どもはこういう原則でやらせていただ...全文を見る
06月14日第118回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
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○長尾政府委員 お答えさせていただきます。  先生からお話がございましたように、今後の福祉行政を進めてまいりますためには、住民にとりまして最も身近な市町村が在宅福祉サービス、施設福祉サービス、こういったさまざまな福祉サービスを一元的に実施をする体制が望ましいという各方面の御意見...全文を見る
○長尾政府委員 まず最初に、今回の法律全体の、八法案を一括とし、名称等についても変更したのではないかという、全体の法律の改正の仕組みにつきましてお答えをさせていただきます。  今先生から、この法律改正は何十年ぶりの改正ではないかというような御指摘をいただきました。確かに今回の八...全文を見る
○長尾政府委員 お答えをいたします。  御指摘のように、本法案の施行につきましては関係者への周知徹底、それから所要の期間を要するものがございますので、原則といたしましては平成三年一月一日ということを施行として決めたわけでございます。しかしながら、いろいろな意味で地方公共団体の御...全文を見る
○長尾政府委員 町村へ措置権を移譲することに伴いまして、町村に福祉のケースワーカーと申しますか、そういう専門職を設置していかなくてはいけないんじゃないかという御指摘でございますが、この点につきましては先生御指摘のとおりと私どもも考えておるわけでございます。  今回の改正におきま...全文を見る
○長尾政府委員 今回の法律改正につきましては、今申し上げましたように、法律改正の中で社会福祉主事の規定を改めておりますが、この件は政府提案でございますので、政府全体として一致した方向ということで提案させていただいているわけでございます。
○長尾政府委員 世界ろう者会議の受け入れ体制は整っているかという御質問でございます。  先生、お話がございましたように、今回第十一回の世界ろう者会議が来年の七月五日から七月十一日まで、東京都におきまして開催をされるわけでございますが、この世界ろう者会議が始まりましてから初めてい...全文を見る
○長尾政府委員 身体障害者更生施設、身体障害者療護施設、身体障害者授産施設、特別養護老人ホーム、それから養護老人ホームの町村部における設置状況ということでお答えをさせていただきます。  まず、平成元年六月一日の状況でございますが、身体障害者の更生施設でございますが、その設置され...全文を見る
○長尾政府委員 在宅福祉サービスの提供主体について、今回の法律改正の中でどういうような考え方をしておるかということをまず御説明させていただきたいと思います。  今回、社会福祉事業法上、この在宅福祉サービスを社会福祉事業ということで第二種社会福祉事業としての位置づけをいたしており...全文を見る
○長尾政府委員 今先生御質問の小規模作業所でございますが、これは現在、私ども社会局と児童家庭局と保健医療局、三局それぞれに実施をいたしておりまして、法律上の根拠はございません。いわば予算上の助成事業をやっておるということでございます。  現在の対象数を申し上げます。社会局で実施...全文を見る
○長尾政府委員 先生の御質問を取り違えまして申しわけございませんでした。  一般に親御さん等が障害を持つお子さんのために自発的にこういう作業所をつくっておられるというケースが多いわけでございまして、その対象の定義がそういう意味では大変難しいものでございますから、私どもでその実態...全文を見る
○長尾政府委員 先生の御指摘は、私どもとしても大変ごもっともだと思っておるわけでございます。障害者の方が御自分の住宅のそばで働く場所をよりよくつくっていくということは私どもの課題だと思っております。それで、重い障害をお持ちの方のためのいわば福祉就労といいますか、そういう仕事が今後...全文を見る
○長尾政府委員 社会福祉施設の措置費でございますが、これは昭和六十年十二月の補助金問題検討会報告におきまして、措置事務の団体事務化と施設の最低基準の簡素合理化というこの二本のことを行うということによりまして、地方公共団体の自主性に基づいた行政に改めるということに合わせまして二分の...全文を見る
○長尾政府委員 お答えをさせていただきます。  今先生からは施設の共同利用ということを例としておっしゃいました。確かに町村の中には過疎などの事情で行財政基盤の弱い町村があるというのは御指摘のとおりだと思っております。したがいまして、私どももそういった点の配慮を十分していかなくて...全文を見る
○長尾政府委員 体の御不自由な方、それからお年寄りについて今の御質問でございますが、補装具、いわば義手、義足というものと、それから日常生活の上でいろいろ御不自由な場合の日常生活用具、このいずれも公的な対応をいたしておるわけでございます。今のお話は、こういったものを利用する費用につ...全文を見る
06月15日第118回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○長尾政府委員 お答えをさせていただきます。  先生御指摘のように、従来私どもの福祉の体制は福祉事務所を中心に行われていた部分が大きかったわけでございまして、その意味では福祉事務所がこういった皆様方のいろいろな相談に応じる窓口的な役割を果たしてきたわけでございますが、この法律の...全文を見る
○長尾政府委員 先生の御質問は、福祉事務所における五法ワーカーの充足状況ということと伺っておりますが、昨年の六月一日現在におきまして福祉事務所に配置されております五法担当現業員数は、五十三年に示した配置標準に比して五九・二%の充足率となっております。
○長尾政府委員 私どもといたしましては、福祉事務所が住民の方の福祉のさまざまなニードに対応できるような体制をつくっていただきたいということは基本的に思っておるわけでございます。そういう意味では、こういった五法現業職員につきましては、それに相応する対応、財政的な裏づけも国の段階では...全文を見る
○長尾政府委員 現在、社会福祉事業法上は、福祉事務所の職員につきまして生活保護世帯を基準にして現業員の配置を決めておるわけでございます。これに加えまして五法担当職員についての基準を決めるべきではないかという御提案かと思いますが、基本的には福祉事務所は地方公共団体の機関でございまし...全文を見る
○長尾政府委員 福祉事務所がこの新しい体系のもとに変更しました場合に、福祉事務所としてどういうような役割を担っていただけるか、その場合に、その点についての人員配置といいますか対応をどういうふうにしていくかということかと思います。  今回、住民にとって最も身近な市町村がこういった...全文を見る
○長尾政府委員 そのとおりでございます。
○長尾政府委員 確かに、先生が今おっしゃいましたように、地域の福祉が大変活発に充実した形で実施をしていただいているところではすばらしい方がおられるというのは、全く御指摘のとおりだと思います。そういう方々は、実はある地域では市町村の職員の方であったり、ある地域では社協の方であったり...全文を見る
○長尾政府委員 老人や身体障害者についての福祉行政は市町村一般が行える事務と位置づけたところでありますが、その行政の水準を維持するためにはケースワーク業務に精通した者を置くことが望ましく、今回の改正において措置権の移譲を受ける町村についても新たに社会福祉事業法上社会福祉主事を置く...全文を見る
○長尾政府委員 具体的に社会福祉主事を配置するかは町村の判断でありますけれども、町村における社会福祉主事の確保のために町村職員に対する研修の実施等、町村職員が社会福祉主事の資格を取得できる体制づくりを行うなど、国としても必要な措置を講じていきたいと考えております。
○長尾政府委員 今回の改正によりまして入所措置等の事務が都道府県から町村に移譲されることに伴い、都道府県としては福祉事務所が個別の身体障害者の相談に応じることがなくなりましたので、身体障害者の福祉に関する専門的、技術的指導等を業務とする身体障害者福祉司の都道府県福祉事務所における...全文を見る
○長尾政府委員 都道府県の身体障害者福祉司は、事務移譲された後の市町村による援護の実施を支援する上で重要な役割を担うものでありますから、必置場所が変更になるとしても、現に身体障害者福祉司として勤務している人員を下回るような配置が行われることにならないよう関係省庁と協議し、円滑な実...全文を見る
○長尾政府委員 お答えをいたします。  市町村レベルの社会福祉協議会につきましては、民間の自主的な福祉活動の推進の中核として地域住民に密着した地域福祉活動を行うことが期待されておりますが、現在の規定ぶりは必ずしもその活動実態等に即しておりません。このため本年一月、中央社会福祉審...全文を見る
○長尾政府委員 措置費の人件費でございますが、これは原則といたしまして国家公務員の給与等に準じて定めておるところでございまして、そのベースアップ状況を見まして、今お話しの非常勤の単価につきましても改善を図ってきておるものでございます。
○長尾政府委員 今回の法律改正で音声情報を取得することが困難な聴覚障害者のための字幕とか手話等が入ったビデオテープ等を貸し出すライブラリー事業、それから手話通訳サービス、コミュニケーション機器を提供する施設などを視聴覚障害者情報提供施設として法律上に位置づけたわけでございます。 ...全文を見る
06月19日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○政府委員(長尾立子君) 今先生から御指摘がございましたように、住民の方のこういったサービスにつきましてのこちらの受け取り部分について、サービスという観点から非常に欠けているのではないかという御指摘は、大変私どもにとって耳の痛い話であると思っております。おっしゃるとおりこういった...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回の身体障害者福祉法の第一条の目的の改正についてのお尋ねでございますが、今回の改正の身体障害者の国際障害者年の理念でございます「平等と参加」というものをこの新しい法律の改正の中で表現をしたいという考え方から、今回の改正によりまして「身体障害者の自立と社...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 「生活の安定に寄与する」という現行の法律のものを、今申し上げましたように非常に包括的に表現をいたしたわけでございますが、当然のことながら国、地方公共団体及び国民の責務の中に、こういったいろんな保護をしなければならないということの中には、例えばこの法律の中...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 療護施設についてのお問い合わせでございますが、福祉施設全体を通じまして、正直申し上げまして、地域による格差というのは大なり小なりあるように思います。療護施設の場合に、今おっしゃいましたような地域差があります理由といたしましては、この施設のいわば制度化自身...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 施設の規模を現在五十人としておりまして、これを前提として施設全体の運営のためのいろいろな基準、職員の配置でございますとか、それからいろんな施設の整備の問題でございますとか、そういうものを前提に組み立てておるわけでございます。これを三十人に引き下げて、用地...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回の法律改正によりまして入所の決定事務が町村に移譲をされます。それから在宅サービスについて各町村が今後さらに積極的に実施をしていただくということになるわけでございますが、この件についての財政的な裏づけはどうなっているかというお尋ねかと思います。  今...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) これは、今先生お話しのは、福祉関係法律におきまして従来国庫補助率が八割でございましたこういった入所に伴います費用につきまして、補助率の変更を行ったことに伴う国庫支出金の減をお話しになっておられるのかと思います。  この補助率の変更でございますが、今補助...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回、八本の法律を一括いたしまして改正をお願いをいたしておるわけでございますが、これは福祉の分野での老人福祉対策、身体障害者福祉対策、それから児童福祉対策、主なこの三つの分野が現在の社会経済諸情勢の大きな変革の中で新しい方向としてどういう方向を持つべきか...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 身体障害者という用語でございますが、一九〇六年の廃兵院法、これは初めは傷兵——傷を受けた傷兵院法という名称であったようでございますが、その法律におきまして身体の損傷や機能低下を示す用語としてショウガイという言葉——これは漢字ではいしへんの障碍でございます...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 二十四年に身体障害者福祉法ができましたときに、身体障害者という言葉をどこの方からということでございますが、実は御承知のように、身体障害者という言葉自体、肢体不自由それから感覚機能障害、そういうさまざまな障害全体を持つ者として概念をするということで身体障害...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 一つには、戦後のこの時期におきまして国の大きな課題といたしましては、戦争の結果、戦争に出られて傷を受けられた多くの障害者の方がおられたわけでございまして、その方々に対する対策というものが緊急の大きな課題としてございましたので、障害者対策の中でそういった戦...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 福祉関係の法律の中では児童福祉法がこの身体障害者福祉法より前に制定をしておるわけでございますが、その中では障害を持たれた子供さんのための対策というものが児童福祉施設という形で既に入っておるわけでございまして、障害者全体の対策の中で児童の部分につきましては...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 「自立」という言葉は、私どもとしては非常に広い意味で考えておるわけでございます。通常の意味の自立とはやや少し幅が広いかと思いますが、障害を持つ方々が社会の中で障害を持っておられることを特にいわばハンディキャップとしてでなく、社会の一員として生活できるよう...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 現行の二条、これは現在の改正もそのままでございますが、「自ら進んでその障害を克服し、その有する能力を活用することにより、社会経済活動に参加することができるように努めなければならない。」、こういうふうな表現をとっておるわけでございますが、いわば第一条はこの...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) ちょっと御質問の趣旨を取り違えておるかと思いますが、「自立と社会経済活動への参加を促進するため、」とございまして、これは社会経済活動への身体障害者の参加ということと身体障害者の自立ということを二つ並べまして、このために援助、必要に応じて保護するということ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 社会経済活動への参加、「社会経済活動」の「経済」とは何かということでございますが、その中には、今お話がございました職業といいますか、生産活動に従事されるということはもちろん当然入っておると私どもも思います。しかし、障害者の方、これはさまざまな障害をお持ち...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今先生のお話のございました、地方公共団体等が差別的取り扱いをしてはならないという禁止の規定を改めたことについてどのようにそのとき考えていたのかというお問い合わせかと思います。  昭和四十二年の、私どもがこの法律を改正いたしました際に、事務次官名でここの...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先生のお言葉でございますが、やはり私どもとしては、今の規定の仕方自体が差別をしてはならないということだけでございますと、それだけをすることが国、地方公共団体の責務ではもちろんないと思いますし、それも含めました意味で総体として国、地方公共団体が身体障害者の...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 五十九年の法改正のときに「更生」という言葉について早急に改めろという附帯決議をいただいております。今回の改正に当たりまして実はこういった「更生」という言葉をできる限り改めたいということで内部で検討をいたしたわけでございます。それで「更生」という言葉を今回...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 障害者の方が地域社会の中で、今先生はいろんな方と開かれた生活をとおっしゃいましたけれども、そういう生活が保障できるような対策というのは確かに今後の我々の大きな課題だと思っております。それは施設という形をもう少し越えた広い形で考えていかなくてはいけないと思...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 社会福祉士、介護福祉士の資格でございますが、これは制度ができまして法律が施行されましてからようやく二年になったばかりでございます。その意味では、この両制度の資格制度が社会的に定着するにはある程度の時間が必要ではないかというふうに考えておりますので、需給の...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 確かに市町村の財政事情さまざまでございますし、その置かれました社会経済的な状況または地理的な状況、さまざまであろうと思います。したがいまして、私どもとしては、市町村がそれぞれの地域の中で特色を生かしながら福祉の内容を充実していただきたいという気持ちを持っ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回の全体の財政措置でございますが、政府全体といたしましてこの財政措置については検討していかなければならないものと思っております。私どもは、いわば国が直接負担します部分につきましての予算措置をするわけでございますが、地方財政全体といたしましては、関係省庁...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回の全体の法律改正の中で、我々の住んでおります地域を福祉の意味でさまざまな形で充実したサービスのネットワークができるようなものに変えていきたいと、こういうことが全体の考え方の基礎にあるわけでございますが、その意味では地域の中にありますさまざまな団体、こ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 幾つと言われまして、急にでございますので、ちょっと数を正確に申し上げられないかと思いますが、概略申し上げます。  今回、在宅福祉サービスを法律上きちんと位置づけたいということでございますために、それを全体として位置づけたいということが非常に大きな改正で...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 申しわけございません。数は後で申し上げます。
○政府委員(長尾立子君) 今御指摘のように、福祉のサービスが地域の実情に応じてきめ細かく提供される必要がありますが、その格差があってはならないというのは御指摘のとおりだと思っております。このため改正法案におきまして、都道府県は市町村相互間の連絡調整や情報提供等の必要な援助、それか...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先ほど乾先生から御質問がありました社会福祉事業に追加するものの数について先ほどお答えを逃しまして失礼をいたしました。  第一種の方につきましては二事業でございます。第二種社会福祉事業の追加は十八でございますので、合わせまして二十事業は追加でございます。...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 社会労働委員会 第10号
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○政府委員(長尾立子君) 先生からお話しございましたように、確かに今回の法律の改正だけではノーマライゼーションの理念の実現というのは完成するものではないというような御指摘は、そのとおりであると思います。  私どもは従来、体に障害を持つ方々が地域社会の中で地域社会のいろいろな活動...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回の改正に伴いまして、住民に最も身近な市町村において福祉サービスの提供が円滑に行われるということは大変重要でございます。そのためには、今御指摘いただきました必要な財源の確保、これはもう私どもも十分その点は承知をしておるつもりでございます。関係省庁とも協...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 今回の法案の附則二条についてのお尋ねであるかと思います。今回の法律改正は高齢者保健福祉推進十カ年戦略等を踏まえて行われるものでございますが、こういった十カ年戦略における在宅福祉サービスの整備目標の達成は政府として大変重大な課題である、重大な責任を持つもの...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 措置権の移譲等の今回の改正の非常に大きな変更につきましては、平成五年の実施を考えておるわけでございますが、この点につきましては、措置権の移譲ということを考えますと、町村の担当職員に対する研修等の事務などの執行体制、これを確立していかなくてはいけません。そ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 特別養護老人ホーム等の施設の入所措置の事務の移譲に伴いまして、地方交付税上の措置として必要な人員の増員を盛り込むことといたしております。  また、今回の改正に伴いまして、高齢者保健福祉推進十カ年戦略を踏まえた在宅福祉サービスの大幅な拡充、それから老人保...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 先生が今御指摘になりましたように、措置権を町村が実施するという形に変更いたしますけれども、都道府県の福祉事務所の仕事といたしましては、こういった老人、身体障害者両方の対策を通じまして、在宅、施設を通じます市町村相互間の連絡調整、これが大きな仕事として出て...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 地方交付税上の配置の際、どういう形の算定基礎であるかというのは示されるわけでございます。
○政府委員(長尾立子君) 都道府県の身体障害者福祉司は、事務移譲された後の市町村による援護の実施を支援する上で大変重要な役割を担っていただかなくてはならないと思っております。必置場所は変更になるといたしましても、現に身体障害者福祉司として勤務している人員を下回るような配置が行われ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 身体障害者福祉法の目的である第一条につきましては、完全参加と平等の理念に沿い昭和五十九年の身体障害者福祉法改正に際して、国会の附帯決議などで指摘された幅広い障害者福祉の考え方に立脚したものとするために「身体障害者の自立と社会経済活動への参加を促進する」と...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 視聴覚障害者情報提供施設でございますが、これは視覚障害者のために点字図書を貸し出す点字図書館、それから点字図書を製作する点字出版施設、それから聴覚障害者のために、今先生お話しございました字幕や手話などが入ったビデオの貸し出しなどを行う施設の総称でございま...全文を見る
11月01日第119回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
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○政府委員(長尾立子君) 小規模の授産施設についてのお尋ねでございますが、分場方式を認めた考え方でございますが、今先生からお話がございましたように、地域の中で障害者の方の施設利用を容易にしていきまして就労を促進するという観点では、確かにお話のように小規模であるという形のものが望ま...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 現在、小規模作業所というふうに言われておりますものの実態、これは実に千差万別と申しますか、さまざまでございます。こういった小規模作業所のいわば社会的に生まれてきました経緯の中には、精神障害者、精神薄弱者の親の会の皆様のいろいろな御活動があったわけでござい...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 冒頭に先生が、在宅福祉対策というのが単に家庭にあればいいということではないはずだという御指摘でございますが、これは全く私どももそう思っております。障害者の方が地域社会の中で職業を持たれないでも社会への参加をするという場をつくっていくということは大変重要な...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 大臣から御答弁ございます前に私どもの状況を御説明させていただきます。  まず勉強の点でございますが、先生御承知のように小規模作業所と言われておりますものは俗に三種類ございまして、身体障害者の方を中心とするもの、それから精神薄弱者の方を中心とするもの、そ...全文を見る
○政府委員(長尾立子君) 来年度予算の要求の中に、私どもで福祉人材バンク事業を創設したいという要求を出しておりますので、その内容につきまして御説明をさせていただきます。  今、先生からもお話しございましたように、福祉の分野では今後マンパワーの確保ということがもう非常に大きな課題...全文を見る
12月18日第120回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○長尾政府委員 御説明させていただきます。  施設に児童の方とかお年寄りの方のお世話を委託いたしました費用、今先生は措置費とおっしゃいましたが、この計算でございますが、非常に大まかに申し上げますと、その施設の所在地、それからその施設の入所定員の規模別に必要とされます入所者御本人...全文を見る
○長尾政府委員 各施設の職員でございますが、これは施設に最低基準がございまして、入所者の数に応じまして職員の配置、職員の資格等が決まっております。その職員の資格につきまして、例えば一番数の多い保母さんを例にとりますと、保母さんは高校卒二年の養成期間を経ないといけませんので、短大卒...全文を見る
○長尾政府委員 お答えをさせていただきます。  先生おっしゃいましたとおり、その一つ一つの施設をとりますと、今先生は開設の年月日でおっしゃったわけでございますが、何といいますか、職員の異動の激しい施設と非常に長い勤続年数の方がおられます施設とによりましても差が出てまいるわけでご...全文を見る
○長尾政府委員 確かに先生がおっしゃるような御事情は各施設施設それぞれにおいてはあるかと思うのでございますが、私どもは一種の、一種のというのは、さまざまな種類の施設、それから全国さまざまな地域にわたります施設を対象といたしまして全体の予算措置を講じておるわけでございます。そういう...全文を見る
○長尾政府委員 前段の、各施設の給与の差というものを何か国のレベルで補正していくということはできないかということでございますが、この点につきましては、非常に数多くの施設を抱えておりますので、現実問題といたしましてはそういった交付要綱をつくっていくということは非常に難しいと思います...全文を見る