中川秀直

なかがわひでなお



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中川秀直の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第87回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○中川(秀)委員 新自由クラブの中川秀直ですが、証人には大変お疲れだと思いますけれども、時間はあと非常に短いわけでありますから、お答えはひとつ、イエス、ノーで結構でございますので、簡潔にお願いしたいと思います。  まず、日商岩井とハリー・カーン氏との間のE2Cの売り込みに関する...全文を見る
○中川(秀)委員 済みません。  日商でも今回の問題が社内的に問題になりまして、一月の二十四日の日に、つまり島田さんが植田社長に対して実は密約があったのだと言う前日に、一月の二十四日の日に植田社長に海部さん御自身も呼ばれて、そしてそういうカーン氏との間に契約があるのか、密約があ...全文を見る
○中川(秀)委員 私がお尋ねいたしましたのは、すでにこれは新聞等でも報ぜられているのでありますけれども、海部さんも入院先から東京へ出てこられて、一月の二十四日の日に植田社長に呼ばれて、島田さんと二人で実はそういう密約があったのかということを社長に聞かれた。海部さんと島田さんはその...全文を見る
○中川(秀)委員 ちょっとお伺いをいたしますが、そうすると、植田社長に呼ばれた際に、島田さんは海部さんの目の前でそういう契約があったということを言われた。海部さんはそのときに、もう社長の前で島田さんがそう言われたということを御存じだったわけでありますか。そこに立ち会われていたわけ...全文を見る
○中川(秀)委員 ちょっと一般に伝えられるところと違うのでありますが、新しい事実だといまの御発言は私は思うのであります。  一月三十日の記者会見で証人は、いまも海部さんおっしゃっておられましたが、入院前に島田さんから――話し合っているうちに、カーン氏との密約があることを思い出さ...全文を見る
○中川(秀)委員 それじゃ私がかわりに見させていただきますが、二十一日は日曜日でございます。  先ほどのお話だと、それでは社長が聞かれたときにもう海部さんも島田さんもお認めになった、こういまの御証言では理解をするわけでありますが、いままではそうはおっしゃっておられなかった。社長...全文を見る
○中川(秀)委員 証人もお疲れですから、余りこのことでお話は申し上げませんが、いまのお話だと若干矛盾をするのです。証人は一月三十日の記者会見で、入院前に島田常務からお話を聞いて密約があることを思い出した、こうもおっしゃっておられる。思い出されていながら、二十四日に社長に聞かれたら...全文を見る
○中川(秀)委員 私どもの調査ではそのように出ているのでありますが、あえてそれでは申し上げません。入院しても海部さんはお仕事をなかなか忘れない、本当に仕事熱心の方であるという印象を私ども持っておったわけであります。その海部さんが、証人がカーン氏との契約を忘れてしまうということ、特...全文を見る
○中川(秀)委員 私が訪米中に調査したところでは、SEC筋やグラマン社幹部との話でも、このカーン氏から政府高官のリベート支払いの可能性についてのSECの報告書は明確な事実、確証に基づいて書かれていて、グラマン社の弁護士などが三万点の文書を九千時間もかけて調べた結果、何らかの文書を...全文を見る
○中川(秀)委員 なかったというのとなかったと思うというのは若干違うのでありますが、グラマン・インターナショナル社のオラム社長は、カーン氏が政府高官にリベートを支払う意思表示をしていたことを確信したとこう言った。確信したとおっしゃっている。では、いま一度お伺いいたしますけれども、...全文を見る
○中川(秀)委員 証人は会われていないのですか。
○中川(秀)委員 肯定も否定もなさらぬということになるわけですが、チータムさん自身は一九七三年か七四年、御自分の商用で、ビジネスで、いま証人がおっしゃいましたように、ボーイング社のコンサルタントを当時グラマン社をおやめになってやっていたときでありますから、そういう御用だったかもし...全文を見る
○中川(秀)委員 時間がありませんので最後の一つの問題に触れさせていただきますが、現在このE2Cの問題につきましては手数料の問題が問題になっているのであります。先ほどの証人の御発言も、午前中の植田社長の御発言も、機体本体も部品もすべてFMSであり、その意味ではE2Cはノーマージシ...全文を見る
○中川(秀)委員 最後にいたしますが、一方の会社のグラマン社の社長がそこまで御存じで明確に確言をされておられるのに、一方の日商の総責任者であられる海部証人がそれをよく御存じないというのはちょっと解せないことであります。そして同時に、私どもが心配をいたしますのは、この地上支援テスト...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
02月15日第87回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○中川(秀)委員 参考人にお尋ねをいたします。  同僚議員のいろいろなお尋ねをずっと聞いておりまして、参考人が防衛庁の前身の保安庁にお入りになったのが昭和二十七年、それから防衛庁をおやめになる昭和四十二年の七月、そして、その後国防会議に転出をされて、それをおやめになる四十七年十...全文を見る
○中川(秀)委員 防衛庁やあるいは政治家、商社あるいは在日米軍幹部との交際について不明朗な交際があった、そういう思いをなさったり体験をなさったことはありませんか。
○中川(秀)委員 それでは後になって不可解だと思われたりあるいは政治の介入があってちょっと曲がっちゃったんじゃないかと思われたことは、後になって振り返ったときはあったわけでありますか。
○中川(秀)委員 それから第二点のお尋ねで、その不明朗なということは意味がわからないけれどもといういまお答えがございましたが、それでは参考人が、これは好ましくないとお感じになったことはあるのでありますか。
○中川(秀)委員 時間がありませんから先を急ぎますが、私も参考人がお書きになった著書の印税に貢献をした方でありますが、その「日本防衛体制の内幕」という本を読みますと、先ほど来同僚議員がいろいろ聞いておりますから省略いたしますが、いわゆる怪文書のきっかけになった帝都日日新聞の記事に...全文を見る
○中川(秀)委員 続いて、「それによって、某商社の策動が暴露されていたかもしれないし、」「依頼主の名は出なかったとしても、現在裁判が進行中であるという事実が、怪文書の発行を抑える効果を持ったであろう、と考えられるからである。」こうおっしゃっておられる。この場合の某商社あるいは依頼...全文を見る
○中川(秀)委員 そうすると、大人の推理でありますが、日商岩井を指す。依頼主も同じでありますか。
○中川(秀)委員 先を急ぎますが、先ほどもちょっと触れられましたが、いわゆるT38導入が某防衛庁長官筋から「ファントム戦闘機の後部座席を活用せよ」という指示を受けて「それが「結構な案」となった。」「これは、六本木での「公然の秘密」である。」そういう御表現をこの本の中でされているわ...全文を見る
○中川(秀)委員 しかし、相談に行くというのと「〃天の声〃として受け取る」というのは意味が違う。「〃天の声〃として受け取る」というのはどういう意味ですか。
○中川(秀)委員 時間がありませんので先を急ぎます。  参考人自身の更迭の問題でありますけれども、四十二年の七月の二十七日、一時間以内に返事をしろ、こう言われた。しかも、その人事異動の発表は夜八時発表である。そして参考人が増田防衛庁長官に呼ばれたのは、じりじりじりじりしながら、...全文を見る
○中川(秀)委員 時間がありませんので先を急ぎますが、先ほどE2C、AEWあるいはPXLの国産化問題白紙還元を決めました国防会議の議論が出ておりました。私は、当時防衛局長だった久保さん、この方は、そのこちょこちょと最後に文書に書かれた五、六人の中に入っておられたお一人だと先ほどの...全文を見る
○中川(秀)委員 最後のお尋ねにいたします。  参考人は、いろいろな新聞記事で、今回の騒ぎは刑事事件にはならない、こうおっしゃっておられる。なぜ事件にならないのですか。一番事件を知っておられるというか、いろいろなことを御存じの参考人が、国会でいろいろまたこういうふうに疑惑を提起...全文を見る
○中川(秀)委員 いまのお答えに対して一つだけ。  それでは評論家として刑事事件のことまでおっしゃっておられるわけですから、グラマン事件以外の、たとえばRF4Eとか、いろいろ問題はまた別途提起をされている、あるいは第三次FXのF15についてもいろいろな話がある、これはまた国会で...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
02月22日第87回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中川(秀)委員 皆さん大変お疲れだと存じますが、わが党で最後でございますので、よろしくお願いいたします。  私は、きょうは安全保障の問題を中心に幾つかのお尋ねをさせていただきます。私どもは、これまでの日本の狭義の防衛政策を総合的な安全保障政策に統合し転化させるために、国防会議...全文を見る
○中川(秀)委員 国防はどうでございますか。
○中川(秀)委員 意味は大体似ておるわけで、ほぼ同じというふうにお伺いしたわけでありますが、国防と安全保障というものは違いましょうか、定義は。いかがでございましょう。
○中川(秀)委員 国防会議の事務局長、お越しだと思いますが、ただいまの大臣の御見解、私は了とするものでありますけれども、もう少し詰めた議論をしたことがありませんか。
○中川(秀)委員 私もそう思うわけであります。私どもは、もしそれをあえて議論をするならば、国防と安全保障の違いは、国防の場合は軍事的手段による直接間接の侵略というものが対象でしょうし、安全保障になりますと、その軍事的手段を背景にした非軍事的手段というものも当然対象になる。そして同...全文を見る
○中川(秀)委員 これはそのときの現物で、御確認いただけますか。
○中川(秀)委員 一部もう内容は報ぜられているところでありますから、あえて詳しく申し上げませんが、要するに、そのときの議論の中身、それをまとめたものというのは、いまの国防会議の審議対象について、より時代の趨勢に合わせたものにしていこう、そのために名称を国防会議から国家安全保障会議...全文を見る
○中川(秀)委員 長官、前任者の金丸長官は、昨年のもう六月ごろから、国防会議の改組は必ず実現したいと大臣として御発言になっている。いまの現大臣の御発言は、どうも現行国防会議の姿のままで運用の改善をという御趣旨に聞こえる。大分違ってしまったような気がするのですが、いかがでございます...全文を見る
○中川(秀)委員 どうも久保さんの時代にこういう案をおつくりになって、法文までおつくりになって、現行法との対照表までおつくりになって、現国会には何とか出そうということで、時の総理、官房長官まで一応その文章を、いま作業中とおっしゃっておられるけれども、お見せになった。そして参事官会...全文を見る
○中川(秀)委員 議論をしていれば長くなりますから適当にいたしますけれども、ともかくやろうということでスタートをして、せっかく一つの方向が出かかったら、先ほど申し上げたような理由で一とんざしてしまって、どこかへ行ってしまうということでは、最初御議論した安全保障の時代の要請というも...全文を見る
○中川(秀)委員 単なる議論のための議論ではないので、大臣、私の提案がパーフェクトなんて言っているつもりはありませんが、まじめに言っているつもりでございますので、先ほどお話ししたような運用の改善、たちまちできることも真剣に取り組んでいただきたい、こう思うのであります。  これは...全文を見る
○中川(秀)委員 おっしゃることはわかりますよ。おっしゃることはわかるけれども、私の尋ねていることとはちょっとすれ違い、いささか我田引水の御答弁のような気がいたします。いずれにしても、そういうコストというものを位置づけて、超長期に、先ほど申し上げたような国民生活の発展というような...全文を見る
○中川(秀)委員 大変恐縮ですが、質問通告をしたところで文化交流のことがあります。これについて申し上げたいことがずいぶんあるのでありますけれども、たとえば文化庁の統計を見ると、文化、そういうものの輸出、輸入という統計を比較をいたしますと、一例を挙げれば、フランスヘの雑誌の輸出、こ...全文を見る
○中川(秀)委員 フィリピンが、これはアメリカ対フィリピンの関係で、対外広報費をどのぐらい使っているかというと、大体三年計画で年百五十万ドルずつ使っている。貿易量からすれば日本はフィリピンの十七倍、そういう計算でいきますと、対アメリカのPR費だけだって五十一億円ぐらい使っても不思...全文を見る
○中川(秀)委員 一財政の立場とかいうことでない物の見方から財政を考えていかなければいけない。日本国家全体の損得はどちらにありやという観点から、翻って財政もどうあるべきかということを考えなければいけないという意味で言うと、はっきり申し上げて、いまの御答弁には私は大変不満足でありま...全文を見る
○中川(秀)委員 イギリス、フランス、西ドイツといったような西欧先進国の大使館が、こういうロビイストやこういう団体に仕事を依頼しているというところが全くない、一件もない、あるいは司法省の届け出を見る限り、そういうところへのレポートには顔をそういう国は出していないということ等考え合...全文を見る
○中川(秀)委員 私の提案について。
○中川(秀)委員 結構です。  いよいよ時間がなくなってしまいましたが、依田議員の質問もございますので、私はちょっと大事な問題が最後に残ってしまったのでお許しを得たいと思いますが、あと数問させていただきます。  航空機の導入に対する疑惑の問題でありますが、捜査当局として事件解...全文を見る
○中川(秀)委員 大いに御努力を願いたいと思います。  最後の質問、これは一括してお伺いをいたします。  E2CにしてもあるいはF15にしても、それからRF4Eにしても、たとえば数十億するのだという価格を聞かされても国民には意味がよくわからない。どうしてそんなに高いのだ。それ...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
02月27日第87回国会 衆議院 本会議 第10号
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○中川秀直君 私は、新自由クラブを代表して、ただいま説明のありました昭和五十四年度地方財政計画及び地方交付税法の一部を改正する法律案について、総理大臣並びに自治大臣に質問をいたします。  私たちは、今後の日本の課題として、集権と画一から分権と多様の論理に立った個性豊かな、活力あ...全文を見る
04月13日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○中川(秀)委員 御苦労さまです。私は新自由クラブの中川でございます。  私どもは元号の、理由はくどくど申し上げませんが、存続というものに賛成の立場であります。文化的伝統、そういうものの価値を尊重して、何よりもまず国民の大多数が元号の使用を希望している、あるいは西暦との併用を望...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
04月17日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○中川(秀)委員 私に与えられました質疑時間は二時間、百二十分でありますが、できる限り繰り返しの論議を避けまして、要領よくお尋ねを申し上げますので、御答弁の方も明快に、かつまた要領を得た御答弁を願いたいと思うのであります。     〔委員長退席、村田委員長代理着席〕  まず、...全文を見る
○中川(秀)委員 同じようなお尋ねになりますが、元号そのものが日本の国の統合の象徴だとする見解があるわけです。この見解を政府としてはどう評価され、そしてまた評価されるとするならば、今回の元号法制化による元号存続との関係をどのようにお考えになるのか、お尋ねをしてみたいと思います。
○中川(秀)委員 そのことと、今回の元号法制化による元号存続との関係はどういうことになりますか。
○中川(秀)委員 さて、その元号ですが、その法的根拠についてもすでにいろいろな質疑がなされたわけであります。現行憲法以前には、行政官布告とか旧皇室典範あるいは登極令によって法的根拠があった。政府は、現行憲法以前の法的根拠は、現行憲法施行の直前に公布された、皇室典範及皇室典範増補廃...全文を見る
○中川(秀)委員 そうすると、現在の、現時点の昭和元号は人々が法的確信を持つに至ってない程度の慣習である、こういうことになるわけですね。  では、その法的確信を持つに至っていない現在、現時点の昭和元号は期限がついていないわけですから、その存続期間と現在の天皇の御生涯とは関係がな...全文を見る
○中川(秀)委員 とすれば、その事実たる慣習の基礎になる国民の理解、これも言ってみれば事実たる慣習の主要な内容の一部ですね。当然そういうことになると思いますね。その主要な内容の一部は、少なくとも昭和という事実たる慣習の内容としては、現在の陛下の御在世中は使用するという認識、これが...全文を見る
○中川(秀)委員 法制局長官、私は、そんな長官ほど法律の専門家ではありませんが、いまの御答弁はいろいろ問題を含んでいると思いますよ。もし改元そのものが事実たる慣習として成立しているということになれば、それに基づいて改元したらいいじゃないかという議論が当然出てくる。すでにそういう説...全文を見る
○中川(秀)委員 先ほど長官は、私が、一世一元も事実たる慣習になっているか、もしなっておれば、改元も事実たる慣習に基づいてできるのではないかという説がある、これはどうなんですかと聞いたら、それはできるかもしれないとおっしゃった。後で速記録をよくお読みになったらおわかりになりますよ...全文を見る
○中川(秀)委員 長官にいま一度改めて御確認をいたしますが、その辺を余りあいまいな御見解にしていると、法制化は要らない、慣習でやればいいじゃないかという議論が、先ほど当委員会でも行われたように行われるのです。法制局としての見解をきちっと出してもらわなければ困る。改元は事実たる慣習...全文を見る
○中川(秀)委員 法制局長官、法制局長官としての御答弁をしていただきたい。つまり、改めてお伺いをいたしますが、一世一元というところには、一世が終わりましたら改元というものがあるのです。元号を新たにつくるという手続があるわけですね。そうでなければ一世一元にならないでしょう。その手続...全文を見る
○中川(秀)委員 そうしますと、この議論をしておると何時間でもかかってしまいますが、——レクチュアしているから、また後で聞きましょう。よく私の趣旨を伝えてくださいよ。
○中川(秀)委員 そういうふうに最初からはっきりおっしゃっていただければ議論が分かれない。そこの辺をあいまいにしておくと、法制化なんかする必要はない、内閣告示も要らない、事実たる慣習で続ければいいじゃないか、先ほどもこの委員会で、改元そのものもそうやる方法もあるかもしれないという...全文を見る
○中川(秀)委員 なぜという言い方が正しいかどうかわかりませんが、あえてなぜと申し上げますけれども、では、なぜ元号について法制化なり内閣告示なりいずれにしても改元について、元号を改めるその法的手続あるいは方法について、いま現時点でそういう措置をとらなければならないかということにつ...全文を見る
○中川(秀)委員 審議室長にお伺いをいたします。  このままでは元号制度は空白になりますという、法的根拠なしの事実たる慣習で続いているわけですが、それもなくなります、このままでは元号は選定できません、内閣告示なりあるいは法制化なり、この点は後で議論いたしますが、いずれにしても、...全文を見る
○中川(秀)委員 私は、今日、この事態でいろいろ元号問題について議論が交わされ、ある意味で不幸なことでありますけれども、意見が対立をしたりする、そのこと自体、いま室長が御答弁になったような、いわば奥歯に物がはさまったような心理的な遠慮というか、そういうものが今日のそういう意見が対...全文を見る
○中川(秀)委員 先ほど法制局長官も、最後には長官としての御見解で、改元そのものは事実たる慣習にはなっていない、こうはっきりおっしゃった。これからの国会審議を通じて、それは一貫した政府の見解である、私は堂々と発表すべきだと思う。ここで言うということは発表するのと同じですけれども、...全文を見る
○中川(秀)委員 では、改元の手続、方式について議論を進めます。  かつて政府は、内閣告示の方式による元号存続の考えを表明したことがあるわけであります。近くは、昭和五十一年十月二十八日、西村元総務長官が国会でその考えを表明いたしております。ところが今回は、政府は元号法制化へと方...全文を見る
○中川(秀)委員 先ほど私が、国民の理解を深める努力を政府がもっとしなければいけなかったということを御指摘申し上げましたが、それと同じようなお尋ねになって恐縮ですが、私も、元号のような国民が日常使用する、そうして将来も使用していくような重大な問題が単に内閣告示で決められてしまうこ...全文を見る
○中川(秀)委員 総務長官、この点については総務長官としての御見解も聞いておきたいと思うのです。  つまり、お聞き取りいただいていたと思いますが、いささか潜越かもしれませんが、法制化と内閣告示の違いについて国民の理解が十分とは私は思えない。少なくとも、政府は法制化の方針をお決め...全文を見る
○中川(秀)委員 先に進みます。  これは国会のことでございますから、立法府が決めることでございますから、もし仮に法制化が実現しないような事態となった場合には、政府としては元号をどのようにお扱いになるおつもりですか。たとえば、再び内閣告示の方式に変える、戻るなどということをお考...全文を見る
○中川(秀)委員 立法府が独自の判断をするわけでありますから、これは分けて考えなければいけないと思います。もし法制化が行われない場合、また内閣告示の方式でやるなどということはお考えにはならない、あくまで法制化を目指して努力を続けていく、仮に今国会、法制化が無理であったという場合で...全文を見る
○中川(秀)委員 その点はわが党としても同じ見解を持っておるわけでありますので、念のため申し上げておきたいと思います。  ところで、政府が提出した法案について、さらに進めさせていただきます。  これはきわめて簡単なものであります。「元号は、政令で定める。」元号を定めると申して...全文を見る
○中川(秀)委員 長官は、本会議での趣旨説明の際の御答弁でも、元号の選定は最良のものが選定されなければならぬということで、ただいま御答弁になった具体的なことも多少お話しにはなっておられるわけでございます。  そこで、お尋ねでありますけれども、数名の学識経験者に策定を委嘱をするわ...全文を見る
○中川(秀)委員 元号の選定について速やかに行いたいと政府は言われておられます。また、この観点から、いまのような理由で審議会方式はとらないけれども、何人かの学識経験者にも相談をして、その原案といいますか、そういうものを選定、原案をおつくりになるというような意向も表明をされているわ...全文を見る
○中川(秀)委員 ただいまの長官の御発言、重要でございますが、私もそのように思います。ひとつそういう御方針で、法案成立後にはおかかりをいただきたい、このように思うのであります。  元号制度というものが法制化された場合には、国会でまた議論があって、その法律の効力を失わせる新たな措...全文を見る
○中川(秀)委員 ひとつよろしくお願いをしたいと思います。  私は、数名の学識経験者に御委嘱なさるという場合に、わが国の最高の学識経験者がお集まりになっているたとえば学士院とか芸術院とか、政府の機関と言ったらまた異議があるかもしれません、疑義があるかもしれませんが、そういう現存...全文を見る
○中川(秀)委員 改めて御提案をするわけでありますけれども、元号は国民生活に深いかかわりを持つことでありますから、国会で案出をされてきたところの元号名あるいは案出をされるかもしれない元号名、あるいは委嘱をされそうな学識経験者のお話を聞く機会があるとするならば、それは恐らく報道機関...全文を見る
○中川(秀)委員 そこで二つばかりのお尋ねでありますけれども、従来の元号の出典は、たとえば中国の史書、古典というようなものから引用されているわけでありますね。ほかにもありますか、それ以外のものは。
○中川(秀)委員 かなり前の論文でありますけれども、津田左右吉博士がこの元号の選定について、こういうことをおっしゃっているのです。今後の元号は「国民みずからの現実の生活を如何なる方向に進めてゆこうとするかの目標を、国民の日常用いていることば、即ち日本語によって示すという方針で」定...全文を見る
○中川(秀)委員 そうすると、先ほど私が選定の基準として申し上げた中に、三番目として、出典を有するというのがあるわけであります。この出典を有するという意味合いは、従来のような中国の古典、五経とかあるいはいろいろなものがありますね、それから史書——史記、漢書、後漢書とかいう歴史書で...全文を見る
○中川(秀)委員 そのように私も思うのであります。  次にお尋ねをいたしますが、新しい元号が選定されるその経過、あるいは数案あったならば、その案はどういう案であったということ、また、どういう理由でその候補案のうちこの新しい元号が選ばれたかという理由、また、新元号の持つ意味、解釈...全文を見る
○中川(秀)委員 ぜひそう願いたいと思います。  それと同時に、新しい元号の持つ意味、あるいはわかりやすい言葉でいこうということですから、そこまでしなくてもいいという理由があるかもしれませんが、私は、意味というものを政府が、それがすべての意味合いではないかもしれないけれども、政...全文を見る
○中川(秀)委員 私は、国民に開かれた元号というのはそういうかっこうでいいと思うのです。幾通りか案があった、おれはその選に漏れたあれがよかったけれども、しようがない、そう決まったんだからこっちを使おう、あるいはおれはあれがよかった、そんな議論がもっとうんと行われるくらい開かれた明...全文を見る
○中川(秀)委員 一番早い施行時期は、公布ということではありませんか。もし、その政令の細則というのですか、そういうものにいついつから始めますと書いてあれば、公布とは関係なしにその日から効力を持ち得ると、こういうことでございますか。
○中川(秀)委員 私もそうだろうと思いますね。最高裁の判例もあるのですけれども、公布の時点というのは、官報が全国の官報販売所に発送されて、一般の国民の方々がそのいずれかの官報の販売所やあるいは印刷局の官報課へ行って目にしたときからでしょう、最高裁の判例では。そんなことを言っておっ...全文を見る
○中川(秀)委員 とするならば、同僚議員も質問を当委員会でしたのですが、私は踰年方式が一番ふさわしいと思うのです。どのみち皇位継承のときに改めると元号法案の第二項でなっているわけですけれども、皇位継承と新元号の発効というのがぴったりすることはあり得ない。それは後からさかのぼって、...全文を見る
○中川(秀)委員 少なくとも、この点については、国凡は余り理解をしていません。元号の選定というのは、自分の一生のうち一回あるか、二回も三回もあるというのは珍しいことでしょう。いまの幾つぐらいの世代ですかね、二回御経験なさった方もいらっしゃるでしょうが、明治生まれの方は少なくとも二...全文を見る
○中川(秀)委員 私は、冒頭私どもの立場をお話をいたしましたが、元号の使用は国民に絶対に強制しない、もちろん法案もそういうことだという御見解がたびたび政府から出されているわけでありますけれども、元号法が成立しましたら、いま公の機関での使用について格別の指示は考えていないということ...全文を見る
○中川(秀)委員 法務省の民事局長がお越しでございますので、具体的にお伺いいたしますが、戸籍法第二十八条の「届書の様式」では、第一項に「法務大臣は、事件の種類によつて、届書の様式を定めることができる。」こう規定しておりまして、第二項では「前項の場合には、その事件の届出は、当該様式...全文を見る
○中川(秀)委員 ぜひそうあるべきだと思います。審議室長の御答弁があったからあえて伺いませんが、これは法務省のみならず、いろいろな国民生活の接点でそういう強制はないのだということを、協力を求めるという御答弁はあるわけでありますけれども、強制ではないのだということを、仮にそれに従わ...全文を見る
○中川(秀)委員 これは日教組の資料ですが、日本出版労働組合連合会というところが出している「「日教組第二八次・日高教第二五次教育研究全国集会」への報告書 79教科書レポート」、元号を使わないで書いてあります。それによりますと、いろいろなことがたくさん書いてあるのです。「今回、元号...全文を見る
○中川(秀)委員 お尋ねを続けますが、従来教科書には、歴史の場合は長い時代の流れ、長尺の場合、これはその中での位置づけを見るという場合は、それに見合う長い物差しとして西暦を主体に記述をし、場合によっては元号を併記する、しかし、それ以外、日本の歴史とかあるいは短い物差しではかるとか...全文を見る
○中川(秀)委員 最後に結論を申し上げますが、最近の世論調査等を踏まえて、元号の審議にもっと時間をかけて、国民的合意を煮詰めていくことが望ましいという社説や見解もつい最近出されております。こうした意見に関して、政府としてはどんなふうに現時点で考えておられますか。
○中川(秀)委員 私どもは、元号の存続を国民が強く望んでいらっしゃる、それにおこたえをしたい、おこたえしなければいけないという立場から、いま何らかの元号の存続についての措置、これをとるべきだ、こう考えておるのであります。そして、もしその措置をとらなければ、いまの元号に法的な根拠が...全文を見る
○中川(秀)委員 国民に使用を強制しない歯どめ、通達とか、そういうものをこの審議を通じて御提案申し上げているように、幾つかの点において政府の強い決意と御努力をしていただかなければいけない。これは最大の問題であるし、大前提だ、こう思うのです。そのことについて長官から最後の御答弁、決...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
04月19日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○中川(秀)委員 与えられている時間はわずか八分でございますので、総理に簡潔にお尋ねをいたします。  まず総理、これからの元号についての基本的な考え方についてであります。  私どもの新自由クラブの元号に対する見解につきましては、当委員会でも申し上げておりますので、要点のみしか...全文を見る
○中川(秀)委員 ところが総理、いまも議論がありましたが、最近の各種の世論調査では、元号在続は必要だけれども法制化までするほどのことはないという意見が六四%、四九%というふうに、多数意見という結果が次々と出てきているわけであります。また、いまなぜ元号の制定手続について改めて措置を...全文を見る
○中川(秀)委員 若干時間がありますから、もう少し具体的にお伺いをいたしますが、そういう元号が強制されるという、あるいは義務づけられるという国民の中の一部にある危惧に対して、それは元号の運用に当たっての細かい配慮、こういうことで克服をすることもできると思いますが、と同時に、元号の...全文を見る
○中川(秀)委員 最後に、先日法務省から、元号の使用に当たって国民の協力を求め、国民に元号の使用を強制したり義務づけたりしないために西暦届けでも受け付けるなどという、どちらを使うかは国民の自由選択であるという旨を行政の末端まで通達を出すという御答弁がありました。これは単に法務省に...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
04月20日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○中川(秀)委員 私は、新自由クラブを代表して、内閣提出の元号法制化のための元号法案に、主として次の三つの見解を表明し、賛成の討論を行います。(拍手)  第一に、元号は、長い伝統を有し、千三百年の間国民が共通に使うことによって、同一の社会文化に帰属している意識を持つのに大きな役...全文を見る
05月08日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○中川(秀)委員 当委員会でいま審議を進められております給与法の一部改正案について若干のお尋ねをし、そしてまた、さらには、防衛問題全般にわたりましてきょうはお尋ねをさせていただきます。  まず、職員給与法について簡単にお尋ねをいたしますが、予備自衛官手当の月額を現行の二千円から...全文を見る
○中川(秀)委員 いまお挙げになった理由は、物価にしろ、ベア上昇にしろ、従来の上げ幅にしろ、財政事情にしろ、いずれにしても経済情勢というか、そういう部分の理由ですね。言葉じりをとらえるわけではありませんが、提案理由説明には「経済情勢の変化等にかんがみ、」と、「等」というのが入って...全文を見る
○中川(秀)委員 観点を少し変えてお尋ねいたしますが、自衛隊法の予備自衛官に関する規定を拝見いたしましても、あるいは訓令等の規定を拝見いたしましても、あるいは施行令等の規定を拝見いたしましても、予備自衛官の任務、つまり国の安全を守る上での予備自衛官の役割りというものの具体的な内容...全文を見る
○中川(秀)委員 先日の委員会でもこのやりとりがあったのですけれども、訓練期間が「年に二回以内」「二十日をこえない」というふうに自衛隊法ではなっていますが、現実では年一回五日間ぐらいのものであるという御答弁もあるわけであります。このような訓練で、ただいま防衛局長が言われた後方警備...全文を見る
○中川(秀)委員 大臣、お聞きになっていて、そういう後方支援とか後方警備とか、あるいは場合によっては正規部隊の損耗の補充もあるわけですが、いまのような状態でそういう役割りが果たせるとお考えになっていますか。
○中川(秀)委員 法律では二十日の範囲内で訓練をするということになっているわけですけれども、量ばかりではなくて訓練の質も問題だろうと思います。そういう役割りを期待するからにはやはりそれだけの訓練もしなければいけない、努力をお願いしなければいけない点もあろうかと思います。  重複...全文を見る
○中川(秀)委員 報道によりますと、国民の世論調査で「「自衛隊に参加して戦う」と答えた人が全体の七%あった。志願者は多いと思う」と同庁幹部の話なんてこう出ているわけですね。いまの御答弁ではそこまで考えていないというお話でありますが、内部的にも検討する場合にはしっかり方針を定めてや...全文を見る
○中川(秀)委員 そうしますと、中期業務見積もりでは、四次防の際に検討された、たとえば六万人程度、人数はまだ決めてないというお話ですけれども、その程度の増員と、あるいは同時にまた編成としての警備連隊、郷土防衛隊、そういうものをおつくりになる、こういうことを予定しておるわけですか。
○中川(秀)委員 わかりました。それでは予備自衛官の問題については、その程度にさしていただきます。  いま出た中期業務見積もり等にも関連をいたしまして、これからこの日本の安全保障、とりわけ総理並びに防衛庁長官の訪米あるいは訪韓、東アジアの軍事情勢、そんな問題にしぼりまして、あと...全文を見る
○中川(秀)委員 この「防衛計画の大綱」は、いわゆる基盤的防衛力構想というふうに別名で呼ばれているわけで、これについては制服の方々からもあるいは元制服OBの方々からもいろいろな批判の声というか、この点についてのいまの長官の御答弁とは違う声があちこちで上がっているわけです。その最大...全文を見る
○中川(秀)委員 相手のあることでもありますし、後ほどるる細かくお尋ねをいたしますが、情勢というものはまさに流動し、質的にもあるいは量的にも変化をしてきておるわけであります。そういう中で国防の任に当たられる大臣御自身が、やはりそういうものを冷静にお踏まえになって、余りあちこちに右...全文を見る
○中川(秀)委員 そうすると、この連休中というか、氷が解け始めたこの十日ぐらいといいますか、その辺ではまだそういう徴候はないということかどうか。  それからもう一点、一部の情報では、地対空ミサイルも配備をされたという情報がありますね。この点はいかがなんですか。
○中川(秀)委員 確認をしてないというお話ですが、おやめになった統幕議長の栗栖さんが——たしか栗栖さんの時期に、この国後、択捉のソ連軍の基地づくり、地上部隊の駐留というものが始まった。その栗栖さんがその後おやめになって書いている論文によりますと、戦車、大口径砲、火砲ですね、それと...全文を見る
○中川(秀)委員 引き続きおさおさ怠りなくという御答弁でしたが、その方向で御努力を願いたいと思います。  極東ソ連軍の増強に関連して、さらに具体的にお伺いをするわけでありますが、ソ連の超音速戦略爆撃機バックファイアがもうすでに数カ月前極東へ配備されたという情報、これはすでに報道...全文を見る
○中川(秀)委員 そうすると、この報道は誤りですね。このバックファイアの極東配備の情報を米情報機関の高官が訪日して防衛庁当局に通報した、この報道は誤りである、あるいは政府筋が確認をしたというのも誤りである、こういうふうに理解してよろしいですか。
○中川(秀)委員 わかりました。  もう一つお尋ねをいたしますが、キエフ級空母の二番艦ミンスク、これも六、七月ごろまでには極東に配備されていると言われていますね。いまどこにいるのですか。
○中川(秀)委員 その随伴艦の中には、水陸両用強襲輸送艦イワン・ロゴフも随伴していますか。
○中川(秀)委員 わかりました。いずれにしてもインド洋までは一緒に、随伴していたようですね。そしてまたその随伴艦も一緒に極東に配備されると私どもは伺っておるわけです。この海空の二つの新しい増強は日本の安全に対してどのような脅威になるのか、もうすでにいろいろな報道が出ているわけであ...全文を見る
○中川(秀)委員 どういう脅威になるのですか。
○中川(秀)委員 大体わかりますが、抽象論でなくて、より具体的に言いますならば、まず、バックファイアについては、非常に航続距離の長い、そしてまた超音速の、しかも打撃力の高いこの戦略爆撃機が配備されることによって、第七艦隊が相当の脅威を受けて、米空母の行動そのものが非常に用心深く慎...全文を見る
○中川(秀)委員 ことさらソ連を敵視するようであってはならないと思いますけれども、脅威を与える能力をソ連が持っているとすれば、脅威は脅威として冷静に受けとめて、そのための対応策は講じる、これが国の安全の基本だと思います。  長官にお伺いいたしますが、長官は、今回訪米の予定がある...全文を見る
○中川(秀)委員 なかなか、外交交渉でもあり、しかも、日本側にとっても、米側にとっても事安全に関する事柄でありますから、いかに国会の場とはいえ、おっしゃりにくいこともあろうかとは私も思います。しかし長官、また栗栖さんの話を出して恐縮ですが、栗栖さんはおやめになってからこういうこと...全文を見る
○中川(秀)委員 私、お尋ねをしたいのは、長官、基本的な姿勢はそのとおりです。私何も申し上げることはありません。ただ、先ほど来の話の連関で御答弁願いたいのでありますが、お尋ねをしているような極東でのわが国の安全に深くかかわってきているミンスクの配備だとかバックファイアの配備だとか...全文を見る
○中川(秀)委員 よくわかりました。言いにくいこともあろうかと存じます。ひとつ国の安全の問題でありますから相当の御決意で行っていただきたい、このように思うわけであります。  時間がいよいよなくなってまいりました。お尋ねしたいことがたくさんあったのですが、あとはポイントだけをお尋...全文を見る
○中川(秀)委員 この点についても一言だけ申し上げておきますが、大変口幅ったいことを素人が申し上げるようでありますけれども、中期業務見積もりで海上自衛隊のこの部分についての記述も御計画も読みました。対潜水艦戦、対航空機戦中心に整備が進められていたものを、今度の業務見積もりではミサ...全文を見る
○中川(秀)委員 毎度お伺いをする御答弁なのでありますけれども、わかりました。  それならそれで結構でございますが、永野陸幕長が四月三十日に韓国を訪問いたしましたが、これはどういう目的だったのか。山下長官が訪韓をするための露払いだという観測記事も一部には流れておりますけれども、...全文を見る
○中川(秀)委員 さらにお伺いをいたしますが、ソ連政府の機関紙のイズベスチヤは、山下防衛庁長官がベトナムにソ連が空軍基地を建設したと述べたことを取り上げて、全く根拠のないことだと真っ向から基地建設説を否定したとあるのです。長官は、何かソ連がベトナムに基地を建設したというようなこと...全文を見る
○中川(秀)委員 この問題につきましては、どうも外務省と防衛庁の間に若干の意思疎通に欠ける点があるというか意見の違いがあるような気がしてならない。これはかなり情報にお詳しい方から聞いた話でもあります。これはもうお尋ねをいたしません。防衛庁、外務省、この問題は経済援助の絡みもござい...全文を見る
○中川(秀)委員 終わりますが、いまの御答弁に関連をして一つだけお話をしておきます。また、お答えがあればなおのことありがたいですが、ポストバッジなんかの大型プロジェクトは、長官は国産で考えておられるのか、輸入で考えておられるのか、あるいは共同開発、機能分担方式で考えておられるのか...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
05月24日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○中川(秀)委員 私どもは毎国会、行政改革について私どもなりの主張を盛り込みながらいつもお尋ねしているわけでございますが、今国会では、当委員会で行政改革の議論をさせていただくのは初めてでございますので、行政改革全般について、大臣、いささかの演説になるかもしれませんが、私どもの考え...全文を見る
○中川(秀)委員 長官、福田内閣のときと基本的には姿勢は変わっていないという御答弁でございますが、冒頭お話をしましたように、福田内閣のときの行政改革も、評価としては批判的というか、余り高くないわけですね。それはつまり質的に、構造的に高度成長から安定成長に変わった、そういう時代が変...全文を見る
○中川(秀)委員 どういう方向でお考えをいただけるのか。新聞論調がそう出ておるということに対して、そういう批判を受けておることについて、どういう方向でそれじゃ考えなければいけないのか、長官のお考えがもしございましたら、お伺いをさせていただければと思います。
○中川(秀)委員 いましばらくちょっと一方的な演説になるかもしれませんが、大事な問題ですから、お許しをいただきたいと思います。  私どもは、先ほどちょっと不正確でしたが、五十二年の六月に行財政改革に関する第一次提案というのを行っているのですが、その中で、政府が早急に実効ある改革...全文を見る
○中川(秀)委員 さらに、その点もう少し触れさせていただきますと、経済における政府の役割りというものももう戦後三十年たって明らかに再検討されなければならないところに来ていると思いますよ。これまで日本経済は自由主義経済といいながら、本来市場のメカニズムにゆだねるべき部分まで政府によ...全文を見る
○中川(秀)委員 大臣、いまの政府委員の加地さんのお話をお開きになって、恐らく研究会の方向も大臣のことですから、御承知だと思いますけれども、すぐこれといった具体策が出るのではないにしろ、一つの理念、方向、目標というものをつくろうという作業でありますから、それを単なる一行政管理庁内...全文を見る
○中川(秀)委員 わかりました。ひとつぜひともお願いをいたします。  自治省にちょっとお伺いをいたしますが、先般五月の二十日に「田園都市構想と地方分権の推進」という文書をお出しになりましたですね。自治省お越しでございますか。——これを読みまして、私どもは、国と地方自治体の間での...全文を見る
○中川(秀)委員 だから、答申がこの文書の方向で出たとしたら——出てほしいですよね。出たとしたら、それを具体的に、そういう答申が得られたら、自治省としてはどういうふうに進めるのですか。具体的に国と地方自治体の役割り分担あるいは行政事務の再配分、財源の配分、いろいろあるでしょう。具...全文を見る
○中川(秀)委員 ぜひそういう方向で努力をしていただきたいと思います。  総論はその程度にいたしますが、いささか総論が長くなりましたけれども、これは大事な問題でございますので、お許しをいただきたいと思います。  附属機関、地方支分部局等に関する規定の整理等に関する法律案、これ...全文を見る
○中川(秀)委員 私は、法律上の理屈をお尋ねしているわけで、御趣旨はよくわかります。また、現実にそうされていることもよくわかる。地方自治法百五十六条で、新設に関しては国会で承認を得なければならないという規定がございますね。しかし、新設という形をとらないで、既存の機関を再編するよう...全文を見る
○中川(秀)委員 どうも私のお尋ねと御答弁の間に、私の言い方が悪いのかもしれませんが、すれ違いがあるような気がいたしますけれども、そうじゃなくて、たとえばもう一つのこの法律案の内容でブロック機関の内部組織、部ですね、この設置を今度は政令で定めるようにするわけですね。国税局、陸運局...全文を見る
○中川(秀)委員 ただいま長官のおっしゃられたような御決意で臨んでいただければそれでいいわけで、新自由クラブといたしましても、簡素で効率的な政府の実現のために行政改革の積極的な推進を主張しておるわけでありますから、この法案に関してもこれが附属機関の整理合理化に寄与するものであれば...全文を見る
○中川(秀)委員 申し上げておきますが、閣議決定されたのは五十二年の十二月二十三日、いま五十四年ですからもう一年半もたっておるわけですね。政省令化してもそんなに時間がかかってしまっておるのですよ。そんなことは相当の決意でやらないとできないのです。幾ら今度の法律案のように簡単にいた...全文を見る
○中川(秀)委員 御答弁に当たりまして一つお願いがあるのですが、どんな組織でも目的や必要性はあるのですよ。目的や必要性のない組織が、なお国家行政機構の中にあるはずがない。やはり設置目的というのはあるのです。だけれども、全体の行政改革の中でここらはスクラップしましょうという議論をし...全文を見る
○中川(秀)委員 同じような御答弁ならそれは閣議了解を読めばいいので、とにかく具体的にいつごろまでにやるという御答弁がなければ、もう御答弁に立っていただかなくて結構でございます。鋭意具体的に進めるのはあたりまえのことでございますから、結構でございます。  通産省関係、「繊維製品...全文を見る
○中川(秀)委員 なるほど、もうすでにやっておれば、どうしても答弁なさりたいわけでございまして、大変結構なことでございます。  運輸省、「海員学校については、昭和五十四年度に、船員の需給動向等を勘案の上、組織の再編整理の問題を含め、その在り方を検討する。」とあります。これは閣議...全文を見る
○中川(秀)委員 最後に、昭和五十二年十二月二十三日の「行政改革の推進について」という閣議決定に関して、農林水産省に、食糧事務所についてお尋ねをいたします。  閣議決定では、食糧事務所の出張所を三年以内に全廃することと、支所の一割を整理統合することを決めているわけですが、その進...全文を見る
○中川(秀)委員 確かに、詳しく読めば時期は三年以内とは書いていない。ただ、文章の続きを見ますと、おかしい文章ですね、これは。食糧事務所の出張所を三年以内に全廃すること、支所についても一割を整理統合を行うこと。おっしゃるとおり、確かにこれは、三年以内は係っていない文脈です。しかし...全文を見る
○中川(秀)委員 御趣旨はよくわかるのですけれども、行政管理庁、この点についてどうなのですか。食品流通改善指導員というかっこうで、閣議決定で食糧事務所の整理統合、定員の削減をやっていくのだという一方で、そういう別の仕事が加わって、むしろ増員という措置がとられる。行政管理庁としてこ...全文を見る
○中川(秀)委員 時間がありませんから、その問題はまた別の機会に議論させていただきます。私は、どうしても納得のいかない部分もございます。案外行政管理庁の本質が問われる問題かとも思うので、これはまた別途議論させていただきます。  いま持ち時間を大体二分ぐらい過ぎたところであります...全文を見る
○中川(秀)委員 よくおわかりのようでございますから、あえてさらにくどくどしくは申しませんが、閣議決定から大方四年、七十五国会からでももう大分期間がたっておるわけです。国会がしかるとかなんとかではなくて、国民がしかっておるわけです。余りずるずるとやらないでお進めをいただきたいと思...全文を見る
○中川(秀)委員 御説明の御趣旨はよくわかるのでございますけれども、現実に働いていない、だけれども不都合はない、将来この商船の水難救護のその費用の共済、そういうようなことも考えて検討しておる、これは前にもそんなことを伺ったような気がするのですけれども、いずれにしても、要らない法律...全文を見る
○中川(秀)委員 答弁をお願いした各省の方におわびを申し上げておきますが、時間がなくなりましてお尋ねができなかったことをお許しをいただきたいと思います。後でメモをお渡ししますので、それについてはまたお答えをちょうだいしたいと思います。  どうもありがとうございました。
05月31日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○中川(秀)委員 外交案件等の、いろいろな現実に起きておりますことにつきましてもお尋ねをしたいことがたくさんございますが、それはまた別の機会もあると存じますので、きょうは提案をされております外務省設置法の一部を改正する法律案並びに在外公館の関係の法律案、これに関連をする問題にしぼ...全文を見る
○中川(秀)委員 先週でございましたか、委員会でも申し上げましたが、私どもは何も行政需要があるのにそれに対応することをしなくていいなどということを言っているわけではない。しかし、やらなくていい仕事も出てくるわけですから、やはり行政の総量というか、そういうものはどの程度であるか、ど...全文を見る
○中川(秀)委員 その合意事項には「その際、一局削減を検討する。」という項目が入っているようですが、これはそういう方向でその作業グループはお進みになっていらっしゃるわけですか、お尋ねをいたします。
○中川(秀)委員 私もあえて局の数がどうのこうのということにこだわるわけではないのですが、あえて言わせていただきますと、ともすればやはり局というものができると定員もふえてまいる。現実に、大体外務省の局の定員は小さな局でも五十人弱ぐらいですね。中近東アフリカ局で四十九人ですか、今度...全文を見る
○中川(秀)委員 私も機構上の問題は、ただいま御答弁がありましたように、よく理解をしておるつもりなんですが、ただ、これは大臣にひとつぜひともお聞き取りを願いたいのですけれども、これからのわが国の国益ということを考え、そしてまた現状を考えた場合に、いまの文化交流あるいは情報収集とで...全文を見る
○中川(秀)委員 ただいまの大臣の御答弁で、もういろいろお尋ねする必要もないような気もいたしますが、せっかく時間をちょうだいしておりますので、私どもの意見を申し上げるという意味で、さらに前へ進ませていただきたいと思うわけであります。  国益にのっとった外交という立場に立ってみま...全文を見る
○中川(秀)委員 ひとつぜひとも御努力を願いたいと思うわけです。  さらに、同じことの繰り返しになるかもしれませんが、やはり予算委員会でお尋ねをしたときに、対外広報費のことを取り上げさせていただきました。つまり、民間の対外広告費、たとえばソニー六十一億円、松下電器七十億円という...全文を見る
○中川(秀)委員 大臣の御認識は、私も全く同感でありますが、先ほどちょっと触れました西独の自己評価といいますか、戦後新聞情報庁をつくって、西独に対する対外イメージというものを改善しようといってつくったその役所が、みずからどう自己評価をしているかということを申し上げました。正確にち...全文を見る
○中川(秀)委員 民間からの出資金がいま六百十万円ですか、法案審議の際には民間の出資金、寄付金をかなり集める、寄付金四十六億は多いとお考えになるのかどうかは見解が分かれますけれども、政府が四百五十億出して数年で一千億にしようというその期待、希望の中には、五百億ぐらい出せば民間から...全文を見る
○中川(秀)委員 大臣、きょうはそれが言いたくてここまでずるずるやってきたのですが、ぜひひとつお聞き取りをいただきたい。  私は二月二十二日の予算委員会で一つ提案をしたのです。それは、対外広報のための、海外広報活動のみを目的とした非課税法人ぐらいつくったらどうだとか、あるいは交...全文を見る
○中川(秀)委員 終わりますが、まさしく大臣のおっしゃるとおりで、国内に対しても、私も同じ認識であります。同時にまた、対外への説得の対象を一般大衆に広げるという努力。たとえば、ニューヨークでは十三チャンネルというのがありますが、一切コマーシャルなしで、あらかた二十四時間近い放送を...全文を見る
07月10日第87回国会 衆議院 内閣委員会 第17号
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○中川(秀)委員 総裁初め皆さん、長い審議になりまして本当に御苦労でございます。  私、簡単にお伺いいたしますので簡潔に御答弁を願いたいと思うのですが、午前中来質疑が行われた中に、今度の人事院勧告とほぼ時期を同じくして週休二日制並びに定年制導入の問題について人事院が見解というか...全文を見る
○中川(秀)委員 了解いたしました。その考え方での御見解が示されることを大いに期待したい、このように思います。  そこで、ひとつ具体的に、いままでの試行の中から週休二日制の場合にどのような問題があったのか、あるいはどのような問題が生じそうなのか、ちょっとお伺いをしてみたいと思い...全文を見る
○中川(秀)委員 いまの御答弁に関連をいたしますが、人事局長いらっしゃるのでちょっとお伺いをしたいのです。  週休二日制については総理府人事局としてもいろいろ御研究、御検討なさっているはずでございますけれども、増員をする必要が生じるかどうかというところあたりについて、何らかの御...全文を見る
○中川(秀)委員 先ほど来当委員会でもいろいろ御指摘があったようですけれども、現業部門といいますか、現業部門というのは正確じゃないかもしれませんが、医療あるいは公安、治安の関係の仕事、あるいは法務省関係の仕事、こういうようなところで定員をふやさなければ四週五休もむずかしいのではな...全文を見る
○中川(秀)委員 私もいまの御見解を強く支持したいと思います。まだこれから示されるわけですから、それを拝見してからまたいろいろお尋ねをいたしますけれども、そのような方向で、これは行政の簡素化ということとあわせて、行管あたりともいろいろ御協議をされて、当初の目的、福祉の面でもあるい...全文を見る
○中川(秀)委員 わかりました。  それでは、長い審議でお疲れでございましょうから、次の問題に早速移らせていただきますが、定年制の問題に移る前に、昨年の人事院勧告でも出ましたいわゆる高齢層職員の給与の問題。  いわゆる民間との比較を見ましても、五十五歳以上の公務員は、公務員の...全文を見る
○中川(秀)委員 ここで総裁は「昇給停止あるいは昇給延伸の強化等の措置」「俸給の調整額についての改善の措置」こう比較的具体的におっしゃっておる。また、昨年の人事院勧告でも「昇給の停止を含め、」「適切な措置」こうおっしゃっている。  二年ほど前になりますか、当委員会で当時の西村行...全文を見る
○中川(秀)委員 その際、お立場はよくわかりますから、一般論としての御議論をお伺いしたいのですが、退職金割り増し制度というのが現在ございますけれども、六十歳になると適用除外をするというようなことは、これは人事院の範囲ではなくて総理府人事局、あわせて同じようなことをお考えになるとい...全文を見る
○中川(秀)委員 ちょっとこの問題、もう一度後で長くなりませんが触れさせていただきますけれども、定年制導入についての人事院が総務長官に拝復と言って出される御見解、その内容をいろいろ推定をするわけでありますが、その一つの骨子は、たとえば国家公務員一般職の定年を六十歳を原則とする、こ...全文を見る
○中川(秀)委員 当然のこととして、六十歳の定年制ということになれば、その実施の段取り、方法はまあ時間もかかる、一定の経過期間がなければなかなかそうすぐ実施というのはむずかしい。それから省庁や職場によってやはりいろいろ事情もある。そういうことからいまのような推定が出てくるし、それ...全文を見る
○中川(秀)委員 人事局長、この点いかがですか。
○中川(秀)委員 よくわかりました。私も同じような感想を持っておるものであります。  そこで、先ほどの問題に、また同じようなことになりますが返るわけですけれども、人事局長、私ちょっと先ほど申し上げましたが、現在ございます五割増しというような退職金の割り増し制度の適用除外、たとえ...全文を見る
○中川(秀)委員 またうんと前の答弁に返って恐縮ですが、五十二年十一月十七日当委員会で、先ほどお話ししたように、西村国務大臣は、私がいま申し上げている実質的な定年制、いわゆる退職金の割り増しを六十歳からやめる、定期昇給は一切行わない、このことについて五十三年度に実施をして、五十四...全文を見る
○中川(秀)委員 その方向で御努力していただきますようお願いをして、私の質問は終わります。ありがとうございました。
07月11日第87回国会 衆議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第9号
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○中川(秀)委員 新自由クラブの中川ですが、早速お尋ねをいたします。  昨日の報道で、海部さん、あなたは喚問に応じないのではないかという報道がございました。というのも、政治家の松野さんの方は喚問も偽証告発もされない、喚問は一度はございましたけれどもなかなかされない、あなたのよう...全文を見る
○中川(秀)委員 そのお気持ちは大変よく理解できるのでありますが、片やお金を要求された政治家の側は刑事訴追も受けない、本日も喚問されていない、このことについてのあなたの御印象、御感想はいかがでございますか。
○中川(秀)委員 では結構です。  松野さんの証言では日商からの四億ないし五億——松野さんはそう言っておられるわけですが、これは政治献金だ、こう証言をされておるわけです。これはあなたも新聞等でよく御承知だと思います。ところが国会での法務省の伊藤刑事局長の答弁は、あなたやあなたの...全文を見る
○中川(秀)委員 先ほど海部証人は、最初に三百万円持っていったときに、ファントムの売り込みについていろいろお世話になったことについてお礼をしなければならないが、その担当は島田さんなので彼と打ち合わせをしてくれ、こう松野さんにおっしゃった、こう御証言になりました。その意味で初めにフ...全文を見る
○中川(秀)委員 そういたしますと、ずっとお伺いをいたしますが、第一に五億円は松野さんの方が要求をされた、これは伊藤刑事局長が答弁をしておるところでございます。ところが松野さんはそれをお認めになっていない。それからその五億円は工作資金、成功報酬と認定をしている。松野さん御自身もそ...全文を見る
○中川(秀)委員 印象ではなくて、ひとつ事実関係をはっきりさせる上でお伺いをしたかったわけですが、どうしても答えにくいということであるならば、言外の意味をとらせていただくことにしたいと思います。  海部メモについて一点お伺いをいたしますが、先ほど海部メモをなぜ、何のために書いた...全文を見る
○中川(秀)委員 では、その二万ドルは支払われていない。支払われていないのにそういうメモをお書きになったのは、海部さん御自身が会社からお金を何らかの目的のために引き出すためにそういうメモを書かれたのか、あるいはもう一つのケースを申し上げますが、岸さんや福田さんに金が流れていないと...全文を見る
○中川(秀)委員 そうすると、第一のケースの、海部さん御自身が、私申し上げにくいのですが、会社からお金を何らかの目的で引き出すためにそういうことをお書きになった、このケースについては否定なさらないけれども、そうだと考えていいのでしょうか。
○中川(秀)委員 とすると、ほかのだれかにということでもない。あるいは、たとえば政治家本人でなくとも代理人だったのかという推測やそういう疑惑を報道機関でも書いているところがあるのですが、そういうことでもない。海部さん御自身がそういうほかの目的でお金を引き出すためでもないということ...全文を見る
○中川(秀)委員 もう一点お伺いをいたします。  代理店変更の経緯をいろいろ追ってまいりますと、カーンさんがかなり克明にわが国の報道機関にお話しになったも一のによりますと、日商岩井の方とカーンさんが接触を持たれたのは実は昭和四十三年以前からだ、こうカーンさんは言っておられます。...全文を見る
○中川(秀)委員 残念ですが、時間がありませんので、一、二点だけ御質問いたしまして終わりにさせていただきます。  これまで海部さんは国会の御証言でも、いわゆる四〇%の日商・カーンさんとの間の覚書、これは一九六九年の八月十五日前後に東京の日本橋の旧日商本社で島田さん立ち会いのもと...全文を見る
○中川(秀)委員 最後に一つ。日高証人がお越しでございますので、一つだけお伺いをいたします。  今回の疑惑事件についての国会でのいろいろな喚問並びに刑事当局での捜査の結果、こういうものが日高御証人にも新聞あるいは各誌の報道でおわかりになっただろうと思います。その現段階で、住友商...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。
○中川(秀)委員 まず法務省に最初からいささかきついお尋ねをいたしますが、お許しを願って御答弁を願いたいと思います。  きょう法務大臣はおかぜで当委員会に出席が不可能になりましたが、法務大臣御自身が今回の疑惑が表面化する寸前にある新聞のインタビューで、「政財界には疑惑が幅広くあ...全文を見る
○中川(秀)委員 そこまで御答弁になったのにいささか御無礼でありますが、重ねて新聞論調を一つだけ御紹介をいたします。  「ロッキード事件にしろ、今度の事件にしろ、時の権力の主流からは、決して傷つくものは出てこない。これは不思議に共通の図式である。」これが一つ。  「それでもな...全文を見る
○中川(秀)委員 防衛庁長官にお伺いをいたします。  改めてのお尋ねになって恐縮でございますが、E2Cに関して日商岩井が受け取る手数料は幾らぐらいになるかということ、これは以前に予算委員会で議論もされ、私もいたしました。しかし、重要なことなので、改めてお尋ねをしたいと思うのであ...全文を見る
○中川(秀)委員 私もただいまの長官の御答弁の範囲は承知をした上でお伺いをしておるわけでありますが、実は前にもお尋ねをいたしましたけれども、グラマン社と日商岩井の間に契約がございました。この契約はもちろんFMSということになりましてからは、一回本体の全部がFMSに昨年なりましたの...全文を見る
○中川(秀)委員 装備局長、私がお伺いしたのは、もちろん防衛庁と米政府との間であるいはグラマン社との間でそういう部品についての契約はないと思います。まだないと思います。しかし、日商岩井とグラマン社の間の代理店契約では、グラマン社は初度部品以降の補用部品と地上支援機材については五%...全文を見る
○中川(秀)委員 防衛庁上長官、これだけ疑惑が露呈をされて、提起をされて、まだ日商岩井とグラマン社との間で代理店契約がある。そして、その代理店契約では、初度部品、大体二年以降ですね、この部品のコミッションについては契約があるのです。それは、実際防衛庁が発注するのに当たって、どこに...全文を見る
○中川(秀)委員 本当に残念なんですが、時間がありません。飛ばしてお尋ねをいたしますが、米議会に国防総省から提出をされている議事録によりますと、E2Cにかかわる価格資料というものがあるわけなんですが、これによると、一九七九米会計年度予算では、米軍調達にかかわるE2C一機当たりのフ...全文を見る
○中川(秀)委員 わかりました。  それでは最後になりますが、きょうは再発防止のこともお伺いしたかったのですけれども、時間が全然ありませんので、防衛庁長官にお伺いいたします。  航空機疑惑問題等対策協議会で疑惑事件などの再発防止が検討されている。これは実は奇妙なことに、五十一...全文を見る
○中川(秀)委員 もう終わりますが、せっかく内閣官房からもこれの再発防止の関係の方も、審議室長来られておるので、一つだけお伺いします。  つまり、先ほどお話ししたように、過去に同じようなことを、黒い霧事件のときにも再発防止みたいな議論があってそういうことが行われた。五十一年のロ...全文を見る
○中川(秀)委員 同僚議員にお許しを願って、もう一問だけ質問させていただきますが、自治省お越しになっておるので、最後に私なりの再発防止のシステムについて簡単に提言をいたします。  結局、要するに政治腐敗の問題として、有識者の発言を見てみますと、従来支配的であった考え方は、企業献...全文を見る
○中川(秀)委員 終わります。