中川秀直

なかがわひでなお



当選回数回

中川秀直の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第1号
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○国務大臣(中川秀直君) このたび橋本内閣発足に伴い科学技術庁長官を拝命いたしました中川秀直でございます。  委員長を初め委員各位には日ごろより科学技術行政の推進に当たり格別の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。  昨年、皆様の御尽力により科学技術基本法が成立...全文を見る
02月07日第136回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○中川国務大臣 ただいま委員御指摘のとおり、今回の事故につきましては、事故の発生はもとより、その後の情報公開の不手際などによりまして、総理もおっしゃいましたが、国民各界各層、また特に地元の多くの皆さんに不安感、不信感を与える結果を招来した、このように認識しております。その意味で、...全文を見る
○中川国務大臣 委員御案内のように、今回の事故そのものは放射性物質を含まない二次系ナトリウムの漏えいでありましたので、放射性物質による周辺環境や従事者への影響はございませんでしたし、また災害防止上の観点からは、炉心の冷却も維持をされまして、原子力施設全体の安全は確保されたわけであ...全文を見る
○中川国務大臣 先ほど、この事故についての見解、事故そのものに対しての見解は申し上げましたが、そういういろいろな意味で動燃事業団の責任は重いものがあると考えておりますし、また、委員御指摘のその責任の所在の明確化についても、判断すべきときは判断しなければならないもの、このように考え...全文を見る
○中川国務大臣 私も就任後現地へ直ちに参りまして、反対派の代表の方にもじっくりお話を伺いたい、こういうことで多数の方にお会いをして、ただいま委員御指摘のような御見解も承ってまいりました。  今何よりも大事なのは、原子力の開発利用に当たっては安全が大前提であるということであろうと...全文を見る
○中川国務大臣 御専門の委員御案内のとおり、我が国はウラン資源も含めてほとんどの資源を輸入に頼っておるわけでございます。エネルギー資源の確保は、その意味で重大な課題でございます。  ウラン資源は、数十年分の埋蔵量と、確認埋蔵量と言われておりますが、原子力発電所から発生する使用済...全文を見る
02月13日第136回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○中川国務大臣 「もんじゅ」事故につきましては、事故の発生はもとより、その後の情報公開等において不手際、不適切な対応がございまして、国民の皆さんにいろいろな不信感と不安感を与えたことは、極めて遺憾であると思っております。その意味で動燃事業団の責任は重いものがございますが、それを監...全文を見る
02月14日第136回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○中川国務大臣 閣僚になるまで務めておりました。
○中川国務大臣 この会社は、私の先代が昭和三十年代ぐらいにつくりました会社で、その先代が死にましてからしばらくおいて私が社長に就任しておる会社でございます。事業は、もろもろの機械あるいはまた石油製品、そうしたものを取り扱っている商事会社でございます。
○中川国務大臣 突然のお尋ねなんで、全然資料を用意しておりませんから確答できませんが、恐らくそのぐらいの数字にはなっておるのではないかと記憶をいたしております。
○中川国務大臣 最初の、社長をやっていながら売り上げがわかっていないのかという委員のおしかりでございますが、数字を持っていないので正確な数字を今このぐらいだと申し上げられないということで、大体そういうことであろうとお答えしたつもりでございます。  それから、今扱っているものの仕...全文を見る
○中川国務大臣 委員の御見解は御見解として承りますが、ペーパーカンパニーと、こうお決めつけいただいておりますけれども、現にもう四十年以上の事業をやっておりまして、毎年きちんと納税もいたしまして、そして私が引き継ぐ前からそのような営業を現にいたしてきたわけで、恐らくそれは、そういう...全文を見る
○中川国務大臣 二点お尋ねでございますが、元売からもお買いになれますけれども、元売は元売でそれなりにまたコストというものがございます。納入というのは単に紙の上だけで売るのではなくて、現にタンカーが着いて、そして発電所で油を納入する、それに立ち会いをいたしまして間違いのないようにい...全文を見る
○中川国務大臣 いつでも現場を御案内いたしますが、同じ場所にございますけれども、中へ入りますと明確に会社とそれから事務所と仕切りで全部分けておりまして、また政治団体の方はそのことについての家賃を会社の方に払っている、たしか月額五十万ぐらいだったと、四、五十万だと思いますが、そうい...全文を見る
○中川国務大臣 私自身は、そういう公人としての立場と、それからまた会社としての立場と、そういうものを混同しないようにきちんとけじめをつけてやってきたつもりですし、これからもそうしていくつもりであります。
○中川国務大臣 報酬を受ける営利法人の役員は、閣僚、政務次官、これはやめることになっておりまして、私は国会の科学技術委員長をやらせていただいたときも含めまして、政務次官も含めまして、その都度やめさせていただいております。たまたま今回閣僚まで復帰しましたのは、前回、私は落選をしまし...全文を見る
○中川国務大臣 ちょっと記憶が定かでないのですが、科学技術委員長ですね、衆議院の科学技術委員長、そのときはやめました。政務次官のときはまだ社長になっていなかったような気がいたし  ます。それは訂正します。
○中川国務大臣 何度も先ほども御答弁させていただきましたが、実体という、その実体でございますけれども、重油にしても資材にしても、納入するには単なる書類上の決済だけではないわけでございます。現実に現場へ参りまして、そしてうちの社員が立ち会い業務をいたしまして、それに対する業務料、手...全文を見る
○中川国務大臣 それは雑誌の名前でございまして、その当時、出したときは育秀会という政治団体が発行いたしております。政治団体でございます。今は新法に変わりまして名前を変えております、一本化したものですから。
○中川国務大臣 記者会見で御質問いただいたのは住専からあるか、こういうお尋ねでございました。それで、私は住専とは全く、知っている人も一人もおりませんのでございませんとお答えをいたしました。
○中川国務大臣 たしか一九八九年、平成元年であったと存じます。当時、育秀会が発行したその後援会誌に委員御指摘の三社から広告賛助をいただいた、一部新聞でもこれを御指摘いただきましたので、事務所で調べましたところ、そういうことでございました。七年前なので、申しわけないのですが、当時の...全文を見る
○中川国務大臣 いずれも、三社とも社長は私個人も存じ上げておりますが、おつき合いは担当の秘書が中心にやっておりました。何回か、まあ二、三回だったような記憶がございますけれども、当時の経済の話とか仕事の話とか、いろいろそういう情報というか状況をお聞かせいただいたこともございました。
○中川国務大臣 お答えします。  最近はほとんどお目にかかっておりません。つき合いの時期がいつかということはちょっと調べてみないとわからぬのですが、私自身の記憶は、その二、三年前ぐらいから始まったおつき合いであった。二、三年前、つまりそれは平成元年のことで七年前のことですが、し...全文を見る
○中川国務大臣 全く間違いございません。
02月15日第136回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○国務大臣(中川秀直君) このたび科学技術庁長官を命ぜられました中川秀直でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。  今井先生お尋ねの、核燃料リサイクル政策についてるる御指摘がございました。私ども真摯にそうした御意見を伺いながら、真剣にエネルギー政策の遂行、確立に対処して...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) そうですか。  いずれにしても、他のエネルギー源と比較しましても、簡単に言えば九円前後でこういうキロワット時当たりのコストは原子力の場合は維持できると。いろんな試算の仕方はございますけれども、他の水力だと十三円とか火力だと十円とかということで、基本的に...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) ただいま御決議になりました新型転換炉の実証炉計画の中止に関連する事項につきましては、御決議の趣旨を十分踏まえ、一層努力してまいる所存であります。
02月15日第136回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(中川秀直君) お答え申し上げます。  「もんじゅ」の運転再開の社会的、科学的な条件というお尋ねであろうと存じますが、まず前段のことにつきましては橋本総理からも、ともかく地元の同意がない限り原子力行政というものは進められない、「もんじゅ」の運転再開のためには地元の皆さ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 「もんじゅ」の今回の事故を見ますと、二次系のナトリウム漏れということで、放射能漏れはなかったということでございました。また、原子炉の安全というものも一応は確保されたと。しかし、そういう科学的な安全といいましょうか技術の面での安全というのと、それからまた国...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先生御指摘のとおり、第一点目のところは私どもも本当に真剣にそう考えておりまして、いろいろこれまでの調査でこのたび取りまとめた結果等を踏まえまして、例えば温度計などのいろいろな当庁関係の研究開発にかかわるさまざまな、「もんじゅ」のようなサイトでの設備、細部...全文を見る
02月20日第136回国会 衆議院 本会議 第7号
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○国務大臣(中川秀直君) 昨年末に発生した高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい事故につきまして御報告を申し上げます。  「もんじゅ」は、実験炉「常陽」等での研究開発成果を踏まえ、高速増殖炉としての安全性や信頼性の確立を目指して開発を進めているものであり、一昨年四月、核分...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 温度計が安全審査項目に入っていないこと等、「もんじゅ」の安全審査のあり方等についてのお尋ねでございますが、御指摘の点は事実でございます。今回の事故の原因究明作業の結果を踏まえ、設計、検査及び品質管理等に係る安全規制面における改善策の検討の中でしっかりと取...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) まず、事故の責任についてのお尋ねでございますが、今回の事故については、周辺公衆及び従事者への放射性物質による影響はなく、原子炉は安全に停止し、炉心への影響もございませんでした。  しかし、先ほど報告いたしました三点、すなわち、高い信頼性を有することとし...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 大変申しわけありません。今村議員のお尋ねの答弁が一つ漏れました。補足をさせていただきます。  プルトニウム利用計画等の見直し及び高速増殖炉計画の再検討についてのお尋ねがございました。  資源に乏しい我が国としては、将来にわたるエネルギーの安定確保と放...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先ほど答弁漏れしましたことを心からおわびします。  お答えします。  事故発生後の措置についてのお尋ねでありますが、今回の調査取りまとめにおいて指摘しておりますが、ナトリウム漏えいを初期の段階で掌握し、火災拡大に至らないよう適切に対応できなかったとい...全文を見る
02月21日第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
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○中川国務大臣 先月、橋本内閣発足に伴い、科学技術庁長官を命ぜられました中川秀直でございます。  委員長初め、委員各位におかれましては、日ごろより科学技術行政の推進に当たり格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。今後ともよろしく御指導を賜りますよう、心よりお願...全文を見る
○中川国務大臣 先般の「もんじゅ」の事故につきましては、地元の方々や国民の皆様に大変な不安感、不信感を与えるという極めて遺憾な結果を引き起こし、原子力行政を預かる者として心からおわびを申し上げます。私自身、就任直後に現地を訪問し、地元自治体を初めとする皆様のお話を直接伺い、一刻も...全文を見る
02月21日第136回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○中川国務大臣 委員長らくエネルギー問題を御専門にやってこられましたので、概要はもうつとに御案内のことであろうと存じますが、今回の事故そのものは、炉心で発生した熱を直接取り出す一次系ナトリウムではなくて、その一次系ナトリウムの熱を水や蒸気に伝える二次系ナトリウムの漏えい事故でござ...全文を見る
○中川国務大臣 委員御指摘の、前段の「もんじゅ」はプルトニウムの再利用、またその冷却材としてナトリウムを使うということで特殊であるという御指摘、その両方の物質について専門的な配慮を、従前の軽水炉とは全く違う意味で万全の安全対策を講じていかなければならぬという点、全くおっしゃるとお...全文を見る
○中川国務大臣 今大蔵大臣が御答弁になったことは、安全性を確保していくその重要性、その上で平和利用というものを含んだ御答弁であろうと思います。基本的にはそんなに変わっているとは思いません。
○中川国務大臣 基本的に変わっていると思いません。
○中川国務大臣 エネルギーの長期計画は、もちろん安全が大前提であり、平和利用、これが大前提であります。そういう上で長期計画を立てておるわけでありますから、今の御答弁で制約を受ける、そういうことはございません。
○中川国務大臣 原子力の開発につきましては、常に民主、自主、公開、この公開ということが三原則の一つに入っておりまして、その意味でそのような指導をしてきたはずでございます。  今回の事故の情報公開については甚だ遺憾な点があった、御指摘のとおりでございまして、私どももその意識で一層...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘の点は全くそのとおりでございます。  現在は、核物質防護また不拡散上の情報、こういうものは非開示、また実は特許、実用新案あるいはノウハウ、技術提携に基づくそうした情報、商業上の機密というものに属する部分は、これはやはり損害賠償を請求されますので非開示にせざ...全文を見る
○中川国務大臣 現在、この三県の知事さんからの御要望を受けまして、私ども科学技術庁としても、また原子力委員会としても、その三点についての対応、具体策というものを目下早急に詰めるべく検討いたしております。  いろいろなそうした国民合意を得るための体制、あるいはまたさまざまなシンポ...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘の諸点、十分踏まえて、今対応策をとれるものからとっておりますし、これからも万全にやってまいります。
○中川国務大臣 先日の大洗で行われた漏えい実験の映像は拝見をいたしました。先生お持ちなのは十年前のビデオ、こういうことでございましたら、拝見いたしておりません。
○中川国務大臣 本会議で御報告を申し上げ、御質疑をいただいた際にも申し上げておりますが、今回の事故は、現実にナトリウム漏えいを起こしている、また、その火災の防止を早期に抑制できなかったという意味で、極めて重く受けとめておるわけでございます。高速増殖炉の研究開発におきましては、プル...全文を見る
○中川国務大臣 私も現場を就任直後確認をさせていただきました。科学的なことは吉井委員のように専門学科を出ておるわけではないのでわかりませんが、少なくともナトリウムが漏えいし、そして火災を起こしたということは、私もその現場で確認をいたしております。  それをどう行政的に規定するか...全文を見る
○中川国務大臣 先ほど御指摘のあった温度計等の問題については、我々与党の議員でも、この「もんじゅ」の技術開発に参加した議員も現実におります。それは、かつて国会議員でない前に。そういう議員からもいろいろな御意見を私自身がお伺いしたこともございまして、今委員御指摘のような一部御指摘も...全文を見る
02月22日第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○中川国務大臣 平成八年度予算案における科学技術関係経費総額は二兆六千七百二十一億円で、前年度の当初と比べますと、二兆四千九百九十五億円という前年度の予算でありますが、それに対して六・九%増になったということでございます。科学技術振興費の方は七・四%ということになったわけでありま...全文を見る
○中川国務大臣 第一点のお尋ねでございますが、文部省の科学研究費補助金、科研費でございますが、平成八年度予算政府案によりますと一千十八億円ということで、これは初めて一千億円台の案になっておる。また、科学技術庁所管の各省にまたがりまして使わせていただく科学技術振興調整費でございます...全文を見る
○中川国務大臣 先生御指摘のように、日本の宇宙開発というものは、古くは東大の生産技術研究所のロケット研究の開始以降約四十数年、四十年以上にわたりまして営々たる努力を積み重ねてきたわけであります。その結果、欧米並みの二トン程度の静止衛星の打ち上げを可能にする能力を持ったHⅡロケット...全文を見る
○中川国務大臣 ハイフレックスの実験装置、実機の回収に失敗したことは極めて遺憾である、また、貴重な血税を使ってのことでございますから、これは心からおわびをしなければいけない、こう申し上げているところでございます。  私が大臣談話等で発表したものは、さはさりながら実験データは十四...全文を見る
○中川国務大臣 科学の進歩、技術の進歩と人類社会ということについて、長年にわたって研さん、努力をされてこられ、また高い見識を有する小野委員のただいまの御指摘は、私自身全く同感でございます。  科学技術の役割というものは、私は、単に国民生活の向上に資するというだけではなくて、今や...全文を見る
○中川国務大臣 まず第一点の核燃料リサイクル政策についての御指摘でございますけれども、御案内のように、核燃料、ウラン燃料自身も四十三年ぐらいの確認埋蔵量、また、それによる原子力発電に伴いまして放射性廃棄物というものが必ず出てまいります。プルトニウムも出てまいります。そういう使用済...全文を見る
○中川国務大臣 小野委員より、かねてそうしたいろいろな意義を有するロボリンピックのプランについて私もお伺いしていて高い関心を寄せてきたところでございますが、今般、長官になりまして、改めてその点も確認をさせていただきました。  平成八年度予算では、九百万円の予算で、今年度中に開催...全文を見る
○中川国務大臣 上田委員御指摘のとおりでございまして、目下長官として当然科学技術政策推進の全般的な仕事もございますが、我が国の将来を踏まえまして、エネルギーの重要性等々から、この「もんじゅ」の事故というものによって生じた国民のクレジビリティーといいましょうか信頼を損なったというこ...全文を見る
○中川国務大臣 就任一カ月でわかったようなことを言うことは慎みたいという気持ちもいたしますが、少なくともこの一カ月間、いろいろな方々の幅広い御意見も伺いながら私なりに考えてまいりました。  これは原子力行政のみならず全般に言えることだと思いますけれども、これから二十一世紀を迎え...全文を見る
○中川国務大臣 原因究明という問題と、ただいま先生のおっしゃる中には、事故時における情報公開とか、あるいはまた原子力政策全般にわたる国民合意の形成の仕方とか、いろんなレベルのものを含んだお尋ねであった、こう思うのでございます。  原因究明に関しては、確かにスリーマイルのときには...全文を見る
○中川国務大臣 局長からるる御答弁申し上げましたが、私自身も、就任後、事故が起きた後の我が庁から派遣している運転管理専門官あるいは検査官、そういうことはそのときにどういうふうにしていたのかということを、きちっと全部聴取をいたしました。  先般、二月九日に発表したこの事故調査の取...全文を見る
○中川国務大臣 結論から申し上げますと、基本的認識は斉藤委員と変わりはありません。  一、二点敷衍をして申し上げさせていただきますと、いずれにしても、需要と供給の関係というのが極めて大きなファクターとして、二十一世紀のエネルギー問題にあると思います。途上国が経済発展をし、そして...全文を見る
○中川国務大臣 御専門の斉藤委員に私の方から御説明をするなどという能力は持ち合わせておらぬのでございますけれども、ワンススルーの場合でも、そのバックエンドといいましょうか、処理処分方法というものは、私の聞くところ、アメリカでもまだ完全に確立されていない。ましてや日本の場合、どうい...全文を見る
○中川国務大臣 委員御指摘のとおり、商業原子力発電が開始されてから既に約三十年が経過をして、御指摘にもございました東海一号を初めとする原子炉の廃止が、現実の問題としてとらえられる時期になってきていると認識をいたしております。  また、ただいまお触れになりました我が国の長期計画に...全文を見る
○中川国務大臣 極めて重要な問題でございます。さらなる高度化を進めていくためにも、そういう解体廃止措置の高度化を研究していくためにも、いろいろなそういう御議論を踏まえて、安全かつ合理的にやっていく。安全も極めて重要でございます。そういう見地で真剣に取り組んでまいります。
○中川国務大臣 お答え申し上げます。  既にこの点も委員御高承の上でお尋ねでございますが、立場上、当初から少しお話をさせていただきますけれども、今回の事故そのものは二次系のナトリウムの漏えいでございまして、放射性物質による周辺公衆及び従事者には影響はなかったわけでございます。原...全文を見る
○中川国務大臣 今回の事故が、地元の多くの住民の方々、あるいはまた国民の多くの皆様方に、我が国の原子力政策全体に対する疑問や不信やあるいはまた不安というものを与えている、クレジビリティーを損ねる、信頼を損ねる結果になった、そう御指摘が各方面からなされていますが、私もそのように重く...全文を見る
○中川国務大臣 渡海委員から身に余るお言葉をちょうだいしましたが、命ぜられまして、ともかくこの科学技術の発展ということが人類全体の生き残りをかけた重要な仕事である、こういう認識で取り組んでまいりたい、こう考えておりますし、また、委員は昨年成立した科学技術基本法の与党プロジェクトチ...全文を見る
○中川国務大臣 まさに渡海委員おっしゃるとおりだと考えております。  我が国の独自の科学技術活動というものを主体的に進めていく、その上でその力をまた国際的な協力のもとで国際貢献に生かしていくというのがやはり基本姿勢でなければならぬ、こう思うのでございます。  その際に、先ほど...全文を見る
○中川国務大臣 総理の変革と創造という中身として、総理御自身は、第一に強靱な日本経済の再建、こういうことを挙げております。直ちに着手すべきものとして、自由で創造的な発展基盤の確立ということを挙げておられるわけですが、科学技術の振興というのはまさしく発展基盤そのものだと考えておりま...全文を見る
○中川国務大臣 冒頭、身に余るお励ましと非常に重要な御見解をいただきまして、感謝をいたします。  基本法に基づきます今後の政策の展開ということで、三点お尋ねがございました。  第一点のポストドクターのことでございますが、この重要性は委員御指摘のとおりでございまして、組織も大事...全文を見る
○中川国務大臣 今村委員とは、予算委員会等、本会議を通じましてこの議論をして、さらに詰めたお尋ねをただいまいただいた、このように思います。  今回の事故につきましては、科学技術庁の安全規制部局である安全局に設けられました専門家、特に大学や研究機関の専門家を中心とするタスクフォー...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘のとおり、法的根拠ということになりますと、現状では地元自治体、関係自治体と事業者との間の安全協定というものによっておるわけでございまして、情報公開そのものについては、政府全体が今情報公開の基本法的な法律をつくる作業を行革委員会等を中心にいたしている最中でござ...全文を見る
○中川国務大臣 アドホックにその都度、重大事故の場合は第三者の原因調査機関、究明機関をつくるというやり方は、例えば当時そういう委員会がなかったアメリカにおいて、特にスリーマイル島の事故というあの重大な炉心溶融、住民の避難という重大事故において、カーター大統領が設けた例がございます...全文を見る
○中川国務大臣 ただいまの、全体像、将来像を、国民的なコンセンサスを得るように、いろいろと一連のことを踏まえて示す努力をしろということ、それからまた、事故時の連絡通報、情報公開等について、三県知事からの御要望等々に沿いながらさらに一層努力しろ、こういう御指摘については、両方とも私...全文を見る
○中川国務大臣 率直に申しまして、三点ございますが、動燃と科学技術庁、規制監督官庁との関係というものは、科技庁はあくまで規制監督官庁でございますから、今後改善すべきは改善しなきゃいかぬ。保安規定というものもございます。それに基づいて本当に事故時対応しておるか、そういうことを二十四...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘の動燃の責任の明確化は、二度とこういうことを起こさないためにもしかるべき時期にきちんとさせてまいります。また、当庁の責任という点についても、反省すべき点をしっかりと改めて、そういう中で責任を果たしていくと同時に、またこれについても明確にしてまいりたいと考えて...全文を見る
02月23日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○国務大臣(中川秀直君) 先月、橋本内閣発足に伴い、科学技術庁長官を命ぜられました中川秀直でございます。  委員長を初め委員各位におかれましては、日ごろより科学技術行政推進に当たり、格段の御理解、御支援を賜り、まことにありがとうございます。今後ともよろしく御指導賜りますよう、心...全文を見る
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○中川国務大臣 委員御出身の敦賀での「もんじゅ」において今回のような事故が起きたということは、本当に重く受けとめておりますし、また、心からおわびを申し上げているところでございます。  御指摘の二次系配管のナトリウム漏えいをなぜ防げなかったか、あるいは漏えい後の拡大火災発生という...全文を見る
○中川国務大臣 委員御指摘のとおり、我が国の原子力発電所は、現在五十基、発電設備容量で四千百三十六万キロワットが運転中である。電力供給の約三割を現状では賄っておる次第でございます。  お尋ねの将来の電力の供給見通しにつきましては、平成六年九月の石油代替エネルギーの供給目標という...全文を見る
○中川国務大臣 六ケ所の再処理工場の建設費の見直しの概要とかあるいはまたそれに伴う影響とかということは局長から御答弁いたさせますが、全体的なことで、委員御指摘の国民にわかりやすく情報開示をしていけということについては、私も全く同感でございまして、やはりコンセンサスというものが一番...全文を見る
○中川国務大臣 御地元の問題で、地元の県民の皆さんの今の率直な気持ちを代表して委員がいろいろ御指摘いただいていることは、私は大変よく理解をいたします。私自身も就任後、事実関係、また二月九日の中間取りまとめの中で、この点についても関心を寄せてまいりました。  先ほど来局長が答弁し...全文を見る
○中川国務大臣 物理的に体制がそういう体制でございまして、その時点では現場におれなかった、そういう基本的な背景があったということをまず御理解いただきたい、このように思います。  それからもう一点は、運転管理専門官が実はオペレーションルームにいたのではなくて、現実には管理官室で情...全文を見る
○中川国務大臣 お答えする前に、先ほどの答弁がちょっと足りなかったような気がいたしますが、すべて適切であったかどうかについては、私はそれは適切であったとは申し上げておりません。それは、運転管理専門官あるいはまたその当時の状況、今委員が地元の皆さんの率直な疑問を代表しておっしゃって...全文を見る
○中川国務大臣 基本的にそういうことです。
○中川国務大臣 お答えをいたします。  NHKの「クローズアップ現代」という特集番組の制作過程の中でインタビューを求められました。その中で、今後の特に原子力政策の進め方について、福井、新潟、福島三県知事が御提言になったこと、こういうことを踏まえて科学技術庁を中心にこの政策の進め...全文を見る
03月01日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○国務大臣(中川秀直君) おはようございます。よろしくお願いいたします。  ただいまの海老原委員の冒頭の御見解につきましては、全く私も同感でございます。日本は資源のない国ですから技術立国しかない、これは国民の皆さんもそう感じておられることだろうと思います。  しかし、フロント...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先般、教育白書を閣議で文部大臣が御説明になられた折に、私から文部大臣、総理にお願いをしたことがございます。  長官になりましてから、全くこちらからお願いしたことではないんですが、いろんな方からお手紙をいただいたり、あるいはまた御注意をいただいたことの中...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 委員御指摘のとおり、民間の研究費も、九一年から九二年、私が聞いているところではマイナス十数%という状況のようでございます。また、政府負担研究費のGDP比等々を見ましても、欧米に比べて日本の方が約半分、特にフランスなんかに比べると半分というような水準である...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 御案内のとおり、「もんじゅ」の二次系配管はA、B、Cと三ループございます。事故が起きましたのはCループのちょうど二次系配管の始まるところの温度計であった、このように承知しておりますが、そのA、B、Cで先ほど答弁ありましたように四十八本の温度計がある。現在...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) まさに海老原委員御指摘のとおりでございまして、きのうも現地敦賀の市長さんがお越しになられて、るる地元の状況等も伺う機会を得ました。  おっしゃるとおり、市民の皆さんも、放射能漏れを一般周辺、公衆、あるいは環境、従事者にまで与える、そういうことはないとい...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 就任早々、こういうまことにつらい、痛ましいことに遭遇をいたしまして、すぐ私も当日、御遺族のもとへ弔問に上がらせていただきました。一言で言えば、本当に大変残念で痛ましいの一語に尽きるわけでございます。  私どもとしては、本当に二度とこんなことを起こさない...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 委員おっしゃるとおり、今回の事故を教訓といたしまして、国民各界各層の方々に御理解がいただけるそういう原子力の開発利用に鋭意懸命になって取り組んでまいりたい、こう決意をいたしております。  いま一点、委員御指摘のとおり、ウラン燃料そのものも確認埋蔵量は四...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 科学技術の二十一世紀に向かいます重要性は、先ほど来申し上げたとおりでございます。また同時に、自由主義経済の動脈でもある金融システムを、預金者保護の観点からも、また我が国の経済の安定的な発展のためにも、その金融システムを安定的に維持していくという重要性も劣...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 山崎委員おっしゃる御指摘は私も同感でございます。  今度おつくりいただいた基本法は、まさに我が国の全体の科学技術政策、この目指すべき方向をお示しいただいたものだと認識しておりますし、政府においても、とりあえずこの基本計画は、策定に当たっては当庁が中心に...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 委員御指摘の件でございますが、今週初め、NHKにおきまして「クローズアップ現代」という番組で「もんじゅ」を再び取り上げる、原因究明の科学的な実験等もなさった、そういう番組であるが、最後に大臣としての一連の経緯を踏まえた今後の方針を聞きたい、こういうお申し...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 極めて核心に触れる重要な御指摘であろうと存じます。  科学技術の施策の実施というものに対しても国民の理解、共鳴、共感、支持がなければ、これはもう先ほどの若者の科学技術離れもそうでございますけれども、御協力は得られないと思いますし、本当の力が出てこない、...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 前段の点につきましては、私は、「我が国の進むべき方向」というのは、我が国のみならず二十一世紀の人類共通の課題、先ほど四重苦ということも申し上げましたが、まさに人類の生き残りをかけた取り組みというものがこの科学技術に今求められている。環境、食糧、人口、資源...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 戦略的の定義について私非常に大まかなことを申し上げましたが、せっかくのお尋ねでございまして、政府委員からもより詳細な定義といいましょうか、ねらいもお聞き取りを賜りたいと存じますが、今、川橋委員の御指摘は投資の倍増の具体的な中身をお尋ねであろうと存じます。...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 私もその点について正直、岡部先生の論文等もこれから読ませていただくということで、率直に申し上げて勉強が十分ではございません。  現状でも、もちろん、科学技術会議あるいは原子力で言えば原子力委員会、宇宙開発委員会、その都度政策大綱をつくるときに見直すとか...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 御指摘の点は、私自身も感ずるところがいろいろございます。その意味で、この事故を教訓に、監督官庁、規制官庁として  の科学技術庁のやってまいります今後の進め方、やり方についても、反省すべき点、改善すべき点はきちんと改めてまいりたい、そのように決意を  ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 委員御指摘の具体的な国際的な比較の数字を初め趨勢についてはまた政府委員よりお答えをさせていただきますが、いずれにしても、御指摘のとおり、研究支援体制の整備を図るために平成七年度から新たに研究支援協力員制度というものをスタートさせまして、確かに予算額そのも...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) ヒアリングのこと等もまたその都度ブリーフをしていただいて、私なりにもそういうお声が上がっているということは聞き及んでおります。  今、局長が答弁したような気持ちで、各省庁の連携ももちろんでございますけれども、科学技術庁が強いリーダーシップを発揮してめり...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 再々申し上げておりますが、さまざまな科学技術の進展の中で安全確保というのが大前提である。他方、現実のエネルギー消費はまだまだ二十一世紀に拡大をしていく、これは国際的にもそうであろう。その中で、具体的、現実的に何をもってそれを賄っていくかという国民的な御議...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 委員もうお詳しいわけで、そういう意味ではだらだらとは申し上げませんが、CTBTの全面核実験禁止条約の本年中の交渉完了、それから、それまでの核実験の最大限の自制ということを、我が国はこの問題に関して基本方針にしていることは御案内のとおりでございます。  ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) これもまた何回か御答弁いたしておりますが、公開の原則、その内容は、説明する責任を事業者はもとより行政の側が負っておる。我が国の戦後五十年のもろもろの進め方を、やはり新世紀、新時代に向けてアカウンタビリティーという格好で、形で、哲学で変えていかなければ、本...全文を見る
03月27日第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
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○中川国務大臣 科学技術振興事業団法案について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  昨年十二月二十五日に閣議決定されました「当面の行政改革の推進方策について」におきまして、新技術事業団及び日本科学技術情報センターの二法人を平成八年度において統合することが決定されたとこ...全文を見る
○中川国務大臣 委員御指摘の、中小企業、特に研究開発型の中小企業を重視して新しい産業の創造に資したらいかがかという御意見には、私も全く同意見でございます。  いろいろ生活関連の新しい技術開発というものにも、いろいろな委託事業も重点化を絞りつつあるようですが、一層そっちの面でも力...全文を見る
○中川国務大臣 ただいま委員御指摘の点に関しましては、大変お世話になりました科学技術基本法の第五章第十九条にも、「青少年をはじめ広く国民があらゆる機会を通じて科学技術に対する理解と関心を深めることができるよう、学校教育及び社会教育における科学技術に関する学習の振興」こういうような...全文を見る
○中川国務大臣 今委員の御指摘の一つの見方というのは、決して委員お一人だけの御意見でなくて、そういう御指摘をする御意見もあるということも承知をいたしております。  二つございますけれども、第一点のお尋ねに関しましては、これまた二つありますが、前内閣、また前々内閣もそうだったと思...全文を見る
○中川国務大臣 委員御指摘のとおり、科学技術基本法を受けまして抜本的に強化していこう、これはもう国家戦略と言っていい、そんな位置づけを国会でも賜ったのだろうと存じておりますし、私も全く同意見でございます。  そういう国全体の限られた資源をどういう分野に投入していくか、こういう観...全文を見る
○中川国務大臣 基本法の提案者の一人でもある委員の御指摘でございますが、先ほど来御論議を伺っておりましたけれども、事業団法の法案の目的は、今まで両法人のやってきたこと、そこから 基本法を受けてさらに発展させていくという、多少のそういうニュアンスがあろうかと思います。  しかし...全文を見る
○中川国務大臣 両法人ともこれまでも我が国の科学技術の振興に貢献を、一定の役割を果たしてきた存在であろうと存じますが、今委員御指摘のとおり、新しい時代に向けての一層の要請を受けてこれを統合し、極めて重要な科学技術振興のための基盤の整備、並びに先端的、独創的な研究開発の推進、これを...全文を見る
○中川国務大臣 両法人には従来の経緯がございまして、委員御指摘のとおり、給与体系ほか何項目か労働条件に差異があるわけでございます。これにつきましては、当然法律が成立してからということになりますが、労使間で十二分に話し合って適切な解決を図っていくべきであろう。  ただ、監督官庁と...全文を見る
○中川国務大臣 先ほど局長からも答弁がございましたが、新しい基本計画においても、御指摘の人当研究費また研究支援者の確保、充実ということは、かなり重要な優先課題として位置づけられていくのではないかと思います。  前段につきましては、財政当局と大変な折衝をずっと続けて、新予算におい...全文を見る
○中川国務大臣 ただいま御決議いただきました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重しまして、適切に実施してまいりますように努めてまいります。  ありがとうございました。(拍手)     ―――――――――――――
03月28日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○国務大臣(中川秀直君) 科学技術振興事業団法案について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  昨年十二月二十五日に閣議決定されました「当面の行政改革の推進方策について」におきまして、新技術事業団及び日本科学技術情報センターの二法人を平成八年度において統合することが決定...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) これまで、新技術事業団においては研究交流の促進等の業務、また日本科学技術情報センターにおきましては科学技術情報の流通の業務をそれぞれ行うことによりまして、我が国の科学技術振興のための重要な役割を果たしてまいりました。これらの業務は、研究者及び技術者が研究...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 委員御案内のように、行革については前々内閣、また前内閣、今次内閣もそれぞれ内閣の最も重要な課題として取り組んでいるところでございます。また、数次にわたる閣議決定においても、この社会情勢の変化を踏まえて、国民の期待にこたえるために簡素で効率的な政府をつくっ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先ほど来の御質疑でも申し上げましたが、他方、科学技術の振興、それによる新しい産業やまた新しい技術による国民生活の一層の向上というものを求める時代の要請、国民のニーズというものも非常に強いものがあるわけでございます。今般御提案申し上げている科学技術振興事業...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 我々人類社会というのは、常に技術の進歩に伴って発展してきたということは委員御指摘のとおりでございまして、まして二十一世紀、資源、環境、そして経済、また人口、食糧、さまざまな人類共通の直面する課題が山積をしておる新世紀、まことに厳しい世紀になろうと思われま...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) スペースシャトル・エンデバ一号に我が国の若田光一宇宙飛行士も搭乗いたしまして、日本人宇宙飛行士としては初めてミッションスペシャリスト、いわば研究者というよりもまさに宇宙飛行士、操縦者、そういう役割を果たして、大変冷静沈着に、我が国の昨年三月に打ち上げまし...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) ただいま御指摘賜りましたとおり、まさに基本法に基づきます科学技術創造立国を目指します主要な役割、中核的な担い手、また研究者や科学者にとりましては研究開発、そうした活動をしっかり支える縁の下の力持ち役、こういうものを果たしてまいりたいというのが新事業団発足...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 法案成立の御可決を賜りました以降の具体的な人選等の問題については、ただいま御指摘をいただいたことも十分参考にして総合的に判断をしてまいりたい、こう考えておりますが、まず、閣議了解等でも官庁のOBはもう半分以下にするという、原則としてそういう閣議了解等もご...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 御指摘のとおりの閣議了解等に従いまして、公務員出身にこだわることなく、広く各界から役員として十分な能力やあるいは識見に富んだ方をお願いするというのが原則であろう、そうしてまいりたい、こう考えております。  一点だけ申し上げますと、科学技術庁全体としては...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 三六協定を新法人ではどうすべきかというお尋ねと理解をいたさせていただきますが、先ほど来申し上げておりますとおり、一方が三六協定を結んで一方がない、こういう状態でございますが、統合に当たって労働条件について職員に不利益を生じさせないというのが我々の考え方で...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) いずれにしても、委員の御指摘も十分頭の中に入れて考えてまいりたいと存じますが、閣議了解等がございます。そして、今要請されているのは、必ずしも公務員出身にこだわることなく、広く各界から役員として十分な能力あるいは識見に富んだ者を登用するというのが時代の要請...全文を見る
04月10日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第5号
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○国務大臣(中川秀直君) 昨年末の「もんじゅ」の事故につきましては、地元の方々や国民の皆様に大変な不安感、不信感を与えるという極めて遺憾な結果を引き起こし、原子力行政を預かる者として心からおわびを申し上げます。  私は、徹底した原因究明を進め、万全の安全対策を講ずるとともに、積...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 原子力安全委員会は、何回も申し上げておりますけれども、委員も御承知でございますが、総理府のもとに設置された諮問委員会でございます。下部組織として延べ約四百人に及ぶ各分野の専門家から構成される二つの審査会並びに十六の専門部会を持っている。そして、五人の委員...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) まずもって、これまで我が国の原子力政策に最も大きく貢献をされ、そしてまた現に多くの原子力施設と背中合わせに暮らしておられる、そうした福井県民を代表されて御質疑をいただいている委員に対しまして、今回の事故で地元福井県民の方々にいろいろな不信感、不安感、そう...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) まさに三県の知事からの御提言を踏まえ、また総理からの御指示も受けまして、いろいろ関係者間で協議を進め、三月十五日に発表させていただいた原子力政策円卓会議の運営方法は、委員御指摘のような考え方、基本方針で臨んでまいりたい、こう考えております。  具体的に...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 前段の核燃料リサイクル政策につきましては、委員の御主張、御意見を踏まえまして、幅広い御理解をいただいていけるように引き続き全力で努めてまいる所存でございます。  また、地元の風評被害を初め、どう地域振興方策に取り組むかというお尋ねでございますが、電源地...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 基本的に、資源小国の我が国にとりましては、将来にわたるエネルギーの安定確保は国の政策の中でも極めて重要な基本政策であろう、こう考えております。  委員御案内であると存じますが、現状の一般の軽水炉等におきましても、現実には、原子炉の中で発生するプルトニウ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 突然のお尋ねで、詳細に事実関係を承知しない上でのお答えになりますが、基本的に、国民の理解、協力を得るためには、積極的な情報開示ということを私の方針にいたしております。また、委員会の質疑ということであればなおさらそういう努力をしていくべきものである、このよ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 現在、事故の徹底的な原因究明、万全な安全対策等の作業を継続してやっている最中でございます。そういう結論をまとめますまだ前の段階でございますが、基本的にはこの事故を十分に教訓として、改善すべきものは徹底的に改善するという方針でその責任を全うしなきゃいかぬ。...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 何回もこれについてお尋ねをいただきまして、答えがそう変わらないのでございますが、今の原子力安全委員会は行政庁とは独立した独自の立場からいろいろな原因究明や、また安全確保等の調査、あるいはまた審議を行うということで進めておるものでございます。いろいろ御指摘...全文を見る
04月10日第136回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(中川秀直君) 昨年末に発生した高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい事故につきまして御報告を申し上げます。  「もんじゅ」は、実験炉「常陽」等での研究開発成果を踏まえ、高速増殖炉としての安全性や信頼性の確立を目指して開発を進めているものであり、一昨年四月、核分...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 科学技術庁の安全に対する責任、日ごろの安全審査体制及び安全審査の見直しについてのお尋ねがございました。  現在の法体系に基づきます原子炉施設の規制につきましては、原子炉等規制法に基づきまして、災害を防止する、すなわち最終的に一般公衆の安全が確保されるこ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 照屋議員にお答え申し上げます。  「もんじゅ」全体の安全性の見直し及び国の安全審査や検査体制の再検討の必要性についてお尋ねがございました。  「もんじゅ」については、徹底的な原因究明を継続し、二度とこのようなことが起こらないようさまざまな角度から安全...全文を見る
04月15日第136回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(中川秀直君) 今度の事故で率直に私が感じましたことは、エネルギーの問題は国民的な合意をつくっていかなきゃいけないということでございました。  明らかに言えますことは、万々が一の事故が起きたときには直接被害をこうむるのは立地点の住民であり市民でございます。したがって、...全文を見る
04月24日第136回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(中川秀直君) 委員おっしゃるとおり、私は今、今日までの日本の社会を支えてきた高信頼社会というものがいろいろな面で、原子力に対する信頼あるいはまた行政、政治に対する信頼が揺らいでいると思いますが、今後の自由主義的な政治経済体制の活力のためにも、やはり健全なダイナミックな...全文を見る
05月07日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第6号
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○国務大臣(中川秀直君) ただいま委員御指摘のとおり、今回の原子力安全に関するサミットは、世界規模で原子力安全に対する認識を高め、より緊密な国際協力を進めていくという上でまことに有意義な機会であったと考えております。  このサミットにおける首脳間の合意事項として、「原子力安全モ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 「もんじゅ」の事故を契機といたしまして、立地地域を中心に原子力政策全般について国民的な合意形成を図るべきである、国も前面に出て一層努力しなければならぬというのが三県知事の御提言であった、このように考えております。また、三県知事のみならず、報道等で寄せられ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 今後とも増加し続けます世界のエネルギー消費に対して、そのエネルギー資源の八割以上を海外からの輸入に依存しだければならない我が国の社会経済が、次の世代にまでわたって豊かなそして安定した発展を図っていくためにエネルギーの安定確保は不可欠である、こう考えており...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 今般、当院のお許しもいただきまして、日米科学技術協力協定に基づく第六回合同高級委員会出席のために米国へ出張させていただきました。これは毎年一回日本とアメリカで交互に開催をするということになっている会議でございますが、日米関係の一層の発展のためにもこの分野...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) いずれにしても、先ほどの質疑にもございましたけれども、資源が乏しい我が国の状況の中で将来にも責任を持ったエネルギーも確保しなきゃならぬということ、また同時に、現実三割を超える原子力発電をいたしております過程の中でも、使用済み燃料を初め放射性廃棄物というも...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先般アメリカでレセプションをいたしました折に、原子力規制委員会の委員長であるジャクソンさんもお見えになりまして、ちょっと立ち話ですがお話をいたしました。日本へお越しになったこともあるようでございますが、新聞記事で原子力に対する市民の信頼というものは本質的...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 基本的には、先ほど来の御質疑の中でも御答弁申し上げておりますけれども、我々は、円卓会議等でいただきます御議論の中で一定の方向、合意というものをしっかりと取り上げながら柔軟に政策に反映させていくと。本当に覚悟はあるかとある会見でただされたことがございますけ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先におまえしゃべれと、こういうことでございますから、基本的なことだけ。  委員おっしゃるとおり、原子力の安全に関しては、まさか起きないだろうではなくて、もしや起きるかもしれぬというような、常に謙虚な、そして絶対に安全を図るという真剣な取り組みというもの...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 報道が必ずしもすべて正確であるかどうか、元新聞記者の私にも時々違うのじゃないかと思うこともあるわけでございますが、委員のおっしゃりたい趣旨は、そういうことがあった場合に、常に長官、最高責任者が陣頭に立てという御趣旨だろうと思います。  私も全くそのとお...全文を見る
05月10日第136回国会 衆議院 本会議 第23号
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○国務大臣(中川秀直君) ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案にっきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、海洋法に関する国際連合条約の実施に伴い、...全文を見る
05月14日第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○中川国務大臣 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。  この法律案は、海洋法に関する国際連合条約、いわゆる国連海洋法条約の実施に伴い、...全文を見る
05月14日第136回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○中川国務大臣 お答え申し上げます。  今回の改正は、国連海洋法条約において各国の海洋汚染防止法令の適用範囲、執行手続が定められたことに伴いまして、放射性物質の海洋投棄に関しまして、排他的経済水域等における外国船舶による違反に対する罰則の整備、第二に、違反を行った外国船舶に対す...全文を見る
○中川国務大臣 旧ソ連、ロシアが行いました日本海における放射性廃棄物の海洋投棄の影響については、今御指摘ございましたとおり、平成五年の春、過去に旧ソ連、ロシアにより海洋投棄が行われたことが判明した後、直ちに日本海の二百海里内において、海上保安庁、気象庁、水産庁等の御協力をいただい...全文を見る
05月16日第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
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○中川国務大臣 先ほど委員御指摘のとおり、海洋投棄を禁止するというロンドン条約改定に伴う国際的な取り組みが進展し、今回また海洋法の関連で排他的経済水域の中におけるそういう規制も国際的に強化をされるという観点から、おっしゃるとおり、放射性廃棄物の処分が陸上処分ということに、さらにそ...全文を見る
○中川国務大臣 まず、「もんじゅ」の原因究明また調査結果の報告についてのお尋ねにお答えをさせていただきます。  連休前にぜひその時点での調査状況を取りまとめる報告を、二月九日の第一回の調査状況についての御報告に続いてやる予定でございました。しかし、温度計のさや管そのものの発見、...全文を見る
○中川国務大臣 今回のモスクワ原子力安全サミットの意義については、ただいま委員御指摘の全くそのとおりであろう、このように思うのでございます。世界的な規模で原子力の安全に対する認識を高めて、より緊密な国際協力を進めていくという大きな合意、コンセンサスを得て、本格的にこれから取り組ん...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘を伺っておりまして、率直な感想を言えば、十五年前ですか、大来外務大臣が御答弁をされたことは極めて重要な問題だ、検討していくということは当然であるし、また、ますますその必要性は高まっている、このように認識をいたします。  私の今の立場の一存でこうできるという...全文を見る
○中川国務大臣 科学技術庁としましては、ともかく、そういう事故が起こる、あるいはまた海洋投棄が行われる、また放射性物質が排出されるということを未然防止するということがまず何よりの仕事でございまして、そういうための情報の収集や、あるいはまた海上保安庁等々とるる連携を密にして、監視も...全文を見る
○中川国務大臣 ロンドン条約、憲法で条約は遵守しなければならぬと、まずそれが大前提にございましての炉規法であり、またRI法だろうと思います。したがいまして、確認ということはしないということであろう、こう考えます。ただし、三号に人命とか船舶とか、やむを得ない場合というケースも絶無と...全文を見る
○中川国務大臣 平成五年四月にロシア政府が公表しました白書によりますと、これまで旧ソ連、ロシアは、日本海やオホーツク海、カムチャツカ沖の極東海域において、一九六六年から一九九二年まで液体及び固体の放射性廃棄物を投棄したとしているほか、平成五年十月にはロシアが日本海において液体放射...全文を見る
○中川国務大臣 長官としてのお答えは、政府が提出するものは最善のものを出さなければまたこれはおかしいわけで、長官としての立場としては、修正していただきたくないというのが正しい答え方であろう、かように思います。  しかし、個人の政治家として申し上げますならば、私、国会へ出させてい...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘のとおり、我が国にとりまして、海洋国家でございますので、長期的かつ総合的な国益のためにも、海洋一般についていろいろな調査研究をやっていくことは極めて重要な課題だと認識しております。  この海洋の科学的調査に関しましては、本条約の第十一二部に規定がございまし...全文を見る
○中川国務大臣 ただいま局長から御答弁も申し上げましたように、また委員御指摘のとおり、この放射性廃棄物の処理処分問題は、国際的にもまた国内的にも避けて通れない極めて重要な課題でございます。一方で、発電所にたくさんの使用済み燃料が蓄積をされておるという現状もあるわけでございまして、...全文を見る
05月24日第136回国会 衆議院 外務委員会農林水産委員会運輸委員会科学技術委員会連合審査会 第1号
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○中川国務大臣 お答え申し上げます。  科学技術庁においては、海洋の実態解明を目指した研究、また、その基盤となる技術の開発、この二点に重点を置いた海洋科学技術の推進を図っている次第でございます。  具体的には、海洋科学技術センターにおきまして、「しんかい六五〇〇」「かいこう」...全文を見る
○中川国務大臣 いずれにしても、我が国の基本方針として、政策の基本として、私どもの場合は、自国の原子力発電所からの使用済み燃料を再処理し、回収されるプルトニウムその他の核物質をエネルギー源として平和利用する、そういう意味の核燃料リサイクルというのを政策の基本にいたしております。一...全文を見る
○中川国務大臣 まず第一点の領海外排他的経済水域等における外国船舶による放射性物質の海洋投棄について、この罰則を罰金刑にしたのはこれで十分か、こういうお尋ねでございましたが、これは従来、そういった領海外の海洋投棄については基本的に沿岸国の管轄権が及ばないということで、規制を実施し...全文を見る
05月30日第136回国会 衆議院 決算委員会第三分科会 第1号
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○中川国務大臣 科学技術庁の平成四年度決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。  平成四年度の当初歳出予算額は四千百十八億六千五百五十九万円余でありましたが、これに予算補正追加額百八十二億五千二百二十一万円余、予算補正...全文を見る
○中川国務大臣 平成四年度決算科学技術庁について会計検査院から御指摘いただきました件について申し上げます。  平成四年度の決算検査報告において掲記されております処置済み事項につきましては、会計検査院の御指摘に基づき、平成五年八月に千葉県知事に対し特二類看護に係る承認申請を行い、...全文を見る
05月31日第136回国会 参議院 海洋法条約等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(中川秀直君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明いたします。  この法律案は、海洋法に関する国際連合条約、いわゆる国連海洋法条約の実...全文を見る
05月31日第136回国会 参議院 本会議 第22号
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○国務大臣(中川秀直君) ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、海洋法に関する国際連合条約の実施に伴い、...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) まず、海洋科学技術の研究開発についてお尋ねがございましたが、海洋は食料、鉱物等の膨大な資源を持っておると同時に、豊富なエネルギーと広大な海洋空間の利用についても大きな可能性を有しております。  四方を海に囲まれた我が国にとりまして、その研究開発の基礎と...全文を見る
06月04日第136回国会 参議院 海洋法条約等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(中川秀直君) 御指摘の放射性物質の海洋投棄につきましては、いわゆるロンドン条約により国際的に禁止をされておるわけでございます。これを各国が忠実に遵守していくことがまず何よりも重要であるわけでございます。  科学技術庁としましても、そういう観点からも放射性物質の管理を...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 詳しいそういうチェルノブイリと同量のものがあるという御指摘は、国際的にそうだと断定しておるまでは十分いっていないんではないかと、こう理解をいたします。  いずれにしても、我々は、そういうような実態、特にロシアが白書で公表した事実については直ちに二度とそ...全文を見る
06月06日第136回国会 参議院 海洋法条約等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(中川秀直君) 政府の一員として、官房長官談話で明らかにした政府見解、今、外務大臣からお話がございましたが、その見解を支持しております。
06月13日第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号
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○中川国務大臣 昨年末の「もんじゅ」の事故につきましては、地元の方々や国民の皆様に大変な不安感、不信感を与えるという極めて遺憾な結果を引き起こし、心からおわびを申し上げます。  今回の事故については、専門家の参画を得て鋭意調査を進めてまいりましたところ、事故の原因となった温度計...全文を見る
○中川国務大臣 今原田委員お尋ねの安全委員会のことは、あくまで独立した第三者機関でございますので、私どもが言及する立場にございませんが、安全委員会から、やはり同じような分野の仕事をしておるわけですから、伺っているところでは、二、三カ月のうちに報告書をおまとめになる、このように聞い...全文を見る
○中川国務大臣 委員御指摘のとおり、この事故を契機に原子力全般に対する信頼というものが相当損なわれてきているということは、もう大変重いことだ、重大なことだ、こう受けとめております。  既に御案内のとおり、そういう意味で原子力委員会のもとに原子力政策円卓会議というのを設けまして、...全文を見る
○中川国務大臣 委員には広範な見地からの御意見を賜りましたことは、心から感謝をいたします。  まず、今度の事故に何を教訓として得たかということでございますが、現地へ参りましても、また当委員会におきましても、また、さまざまな場でも申し上げていることは三点ございます。  やはり、...全文を見る
○中川国務大臣 ただいま小野委員御指摘の点は極めて重要な点だと思います。もちろん「もんじゅ」の事故に関連してのお尋ねでございますから、その限りに置きかえてお答えを申し上げたいと存じますが、やはり高速増殖炉の開発を企図して今日まで進めてまいりました理由というのは当然あるわけでござい...全文を見る
○中川国務大臣 大変そこのところが今問われているし、また求められていることであろう、こう思います。  精いっぱいまた我々も最善を尽くしていきたい、こう考えている点でございまして、従来からも確かにいろいろな努力を、双方向の意見交換のために、対話のために、勉強会、さまざまな討論会に...全文を見る
○中川国務大臣 科学技術庁所管の宇宙開発事業団も含めた御指摘でございますので、私からお答えさせていただきます。  委員御指摘の情報の集中あるいは共有化、そういうものを図るためのシステムインテグレーションといいましょうか、そういうことについての御指摘は、本当にそのとおりだろうと思...全文を見る
○中川国務大臣 常陽から「もんじゅ」ということに関しての御言及がございましたが、常陽の技術者は「もんじゅ」へ異動し、そして引き続き担当する等、人事の交流もやっておりますし、技術の継続性また共有化という点の配慮はそれなりにはされてきたのだと思います。また、建設段階においてもそういう...全文を見る
○中川国務大臣 かねてからいろいろなところで申し上げておりますけれども、まず何よりも、まさか起きないだろうではなくて、もしやという気持ちで非常に基本的なところ、イロハのイのところから徹底的な点検をし、またチェックをしながら進めていくということでなければならない、このように考えてお...全文を見る
○中川国務大臣 御指摘賜りましたように、この円卓会議は単に聞きおく場として設けたものではございません。そしてまた、一時的なものではなく、原子力委員会に常設した場として今後は位置づけてまいりたいと考えております。  と申しますのも、今現に起こっている原子力政策に対する各界各層から...全文を見る
○中川国務大臣 けさ、笹木委員からの資料の御要求についての経緯を、ほんの短い時間ですが、報告を聞きました。事実関係の正確を期するために調査に時間がかかったこと等々の説明もございました。少し時間がかかったことは申しわけなく思っております。  第二のお尋ねの点ですが、私は、ともかく...全文を見る
○中川国務大臣 そのことについて、あるという断定も、ないという断定も、する材料を私は持ち合わせておりません。  したがいまして、今度の中間報告書の中でも、そういう点についてこれから全体的な安全総点検というものを徹底させる。また、そのための基準あるいは考え方、評価、確認、これを当...全文を見る
○中川国務大臣 いろいろ御指摘を賜りましたが、ただ一点、前もって申し上げておきたいことは、事実は事実、事実でないことは事実でないということは正直に申し上げなければなりません。いろいろ報道もなされておりますけれども、それについても、真剣に、真摯に確認をいたしました。  ビデオのこ...全文を見る
○中川国務大臣 お答えをいたします。  今村委員御指摘の点は、私も理解しているつもりでございます。  先ほど、午前中の質疑のときにも申し上げましたが、地元のお立場からすれば、ともかく社会的な安心、安全まで確保しなければ、安全とは言えないわけでございます。生命にかかわる安全、こ...全文を見る
○中川国務大臣 やりとりを聞いていまして、いささか説明の十分でない点が、表現の仕方が若干足らないような気もいたしますので、あえて答弁させていただきます。  今村委員御指摘のとおり、この問題は重要な問題だと思って、この床ライナーについては最初から再現実験をやるという予定で、この報...全文を見る
○中川国務大臣 まず、プルサーマルについてのお尋ねでございますけれども、我が国のエネルギー自給率というものは一六%ぐらいと言われております。これは電力もその他のものも全部含めてでございますけれども、原子力発電の電力寄与度が三割ぐらいでありますが、そういうものを差し引きますと、本当...全文を見る
○中川国務大臣 あえてお答え申し上げますが、ともかく、現在でも、四千万キロワットを超えて軽水炉でウラン燃料を燃しておるわけでございます。その中で使用済み燃料がどんどん出てくるわけでございます。それを現在は海外で再処理をすることにいたしておりますが、再処理したものは引き取らなければ...全文を見る
○中川国務大臣 今御議論を伺っていまして、一、二点つけ加えて御答弁申し上げたいと存じます。  大洗等々のさまざまな過去の実験、いろいろそういうものも、最新の科学的知見といいましょうか、そういうものに常に柔軟に反映させていく姿勢が重要である、こう思っております。  その意味で、...全文を見る
○中川国務大臣 私も、過去、通産政務次官あるいはまた商工部会長等をさせていただきまして、原発の、普通の軽水炉の現場等は訪れておりました。「もんじゅ」へ参りまして、理論は承知していたつもりでございますけれども、現実に事故の現場へ立ちまして、ナトリウム漏えい後の堆積物等はもう取り除れ...全文を見る
○中川国務大臣 事故の現場を見た感じは、やはりナトリウムが漏えいしたということで、私も、崩れたところあたりはまだ残っておりましたから、拝見したわけでございます。それを見た市民の方は大変な御心配をされただろう、まず最初にそれを思いました。  それから、二番目に、先ほどもお尋ねがあ...全文を見る
○中川国務大臣 まず最初の、先生、村山党首の記者会見あるいは敦賀へ参りました御発言の前に触れられた点についてお尋ねだと思いますので、ちょっと私お答え申し上げますが、ともかく原子力関係者に対する、あるいは原子力に対する市民の信頼というものは私は本当に極めてもろいものがある、このよう...全文を見る
06月14日第136回国会 参議院 科学技術特別委員会 第7号
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○国務大臣(中川秀直君) 昨年末の「もんじゅ」事故につきましては、地元の方々や国民の皆様に大変な不安感、不信感を与えるという極めて遺憾な結果を引き起こし、心からおわびを申し上げます。  今回の事故については、専門家の参画を得て鋭意調査を進めてまいりましたところ、事故の原因となっ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) お答えの前に、先ほど阪神・淡路大震災について先生からお話がございましたが、震災直後はもとより、その後につきましてもまた新たな地域開発の観点から御提案も当庁にいただいておりますので、そういうようなことも鋭意努力をして、私ども全力を挙げてまいりますことをあら...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 円卓会議は、今回の「もんじゅ」の事故を契機といたしまして、国民的な原子力政策に対する共通の認識あるいは合意といったようなものを形成すべきである、それについて国や原子力委員会が一層前面に出て努力をしなきゃいかぬ、こういういろいろな各界各層の御意見、特に三県...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 先ほど来、御質疑を賜っておりますけれども、「もんじゅ」の安全確保についての設計、施工、運転、保守等すべてにおいて、まず第一義的な安全確保の責任というものは、これは原子炉設置者である動燃の責任というふうに法律上もなっておるわけでございます。  また、国の...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 第一点のお尋ねでございますが、これも確かに先ほど来委員みずから御指摘をいただきましたけれども、今私どもが置かれている状況というものは、今回の事故の原因究明を徹底させるということ、そこから何が必要かということをまずデスクワークではございますけれども明らかに...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 私は、放射能災害を防止する、いかなる場合でも公衆の安全を守る、この原子力安全確保のための今の法体系、原子炉等規制法がございますが、その観点での災害というものは防止し得た事故であったと、これは現実の問題として言えると思うのでございます。そして、そういう意味...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 安全委員会についての御見解は、安全委員長もお見えでございますので、私は行政庁の代表という立場でお答えをさせていただきたいと存じます。  委員御指摘のとおり、今回の当庁の原子力安全技術顧問を中心とした事故調査のタスクフォースに、従来から原子力施設の安全性...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 安全委員会の方はよろしいですか、ワーキンググループの。
○国務大臣(中川秀直君) ちょっとお答えする前に、安全委員会のあり方の問題について再度御言及ございましたが、今私は行政庁の責任者という立場でございます。そういうことでの御答弁を申し上げました。安全委員会委員長からもまた安全委員会としてのお立場の御言及がございましたが、これはもう今...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 今委員から、科技庁は動燃に、動燃はメーカーに、メーカーは製造業者に責任をどんどん押しつけるだけであると、こういう御指摘がございましたが、私どもは、午前中の質疑でも申し上げましたが、所管をする原子炉等規制法上、安全規制をするという責任を持っておるわけでござ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 私は、今委員御指摘のようには受けとめておりません。今施政方針演説、そのくだりのところを手にいたしておりますけれども、総理がおっしゃるのは、予期せぬ困難な事態が発生することは避けて通れないが、重要なことは、そうした事態を直視して国民や専門家の前にその事実を...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 何度も繰り返しますが、居直りということではなくて、まずそういう技術的な初歩のものも含めてそういう事態が起こり得るんだということ、ヒューマンエラーもございます。機械が本当に足元のところで汎用品だということで見逃されてこういう事故も起こる。そういう事態を直視...全文を見る
06月20日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(中川秀直君) 廃棄物の処分については、各国が国際基準に従って処理処分を行うということが重要であろうと、このように思っておりますが、その国際基準としては、IAEAが指針として放射性廃棄物管理安全基準、RADWASSというものを定めております。  これについては、既に放...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 今度の事故で起こりましたことは、非放射性の二次系配管室の温度計のさやが折れましてナトリウムが漏えいしたという事故でございます。  我が国の原子力施設については、周辺公衆に、あるいは環境に影響を及ぼさない、放射性災害だけは起こさない、こういう考え方で、多...全文を見る
07月23日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(中川秀直君) 放射線による健康への影響としては、脱毛、白血球の一時的減少など急性影響と、がん、白血病などの晩発的、つまり何年か置いて影響が出るという影響等があるとされております。  これらの放射線障害を防止し、公共の安全を確保するため、放射線障害防止法においては、放...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 国際会議の報告書の件でございますので、政府委員から答弁させます。
09月03日第136回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○国務大臣(中川秀直君) 守住委員にはいつも科学技術分野で党の部会長としても御指導を賜り、また当委員会の委員の先生方に昨年十一月、科学技術基本法を制定していただいて、それに基づきまして本年七月、基本計画を定めさせていただきました。  平成九年度の新予算はまさにその科学技術創造立...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 御指摘のとおり、研究開発の成果等に対する評価を適切に実施することはこれからの科学技術振興にとって不可欠の重要課題であると考えております。先般、閣議決定されました科学技術基本計画におきましても、すぐれた研究開発成果を上げるために厳正な評価の必要性ということ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 御指摘のとおり、自主、民主、公開という原子力基本法の精神を今の時代、国民の信頼と理解を得るためにさらにどう具体的に実現していくかということは、今我々に課せられた極めて重要な課題であると考えております。  円卓会議はそういう気持ちで四月から始めたものでご...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 官業による民業の圧迫をどう是正するかという問題につきましては、行政というものは民間の活動領域を侵すことなく必要最小限の活動領域にしていく、そして民間が自律的かつ主体的に活動できるようなシステムを構築して、行政はそれをまた支えるような必要最小限の分野にとど...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 私の知る限りで御報告申し上げます。  常陽で使いました温度計、テイパー状になっておるというものについては「もんじゅ」も一次系の温度計は同じような形状であったと、このように聞いております。  問題は、二次系のいわゆる非放射性のナトリウムが循環しているそ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 合意を形成するということは非常に容易ではない、困難を伴うのではないかというお尋ねでございますが、まことにそのとおりであろうと思っております。それぞれに国、社会全体のエネルギーをどう確保するか、現実性また技術性すべてを踏まえてどう確保するかということと、そ...全文を見る
○国務大臣(中川秀直君) 事実関係については政府委員の答弁したとおりでございますが、委員御指摘の御趣旨は、我が国の財政事情を考えて一円といえども本当にむだなく効率的に会計処理が行われるべきだ、こういう御趣旨であろうと存じます。  会計検査院からも御指摘をいただいて、国立大学等が...全文を見る
12月06日第139回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○中川(秀)委員 広島県第四区選出の中川秀直であります。  新制度で行われた総選挙後初の予算委員会で、与党第一党、自由民主党を代表して質問に立たせていただくことは、私にとりましても大変な名誉でありまして、同僚議員の皆さんに感謝を申し上げたいと存じます。  総理、昨日は、沖縄訪...全文を見る
○中川(秀)委員 ぜひそうお願いを申し上げたいと存じます。  さて、今お触れになった行政改革ですが、現内閣では、行革委員会あるいはまた行革推進本部、各委員会が精力的な提言を今取りまとめておられまして、きょうも大きな報告が新聞に規制緩和で出たとおりでございますが、それ以外にも、二...全文を見る
○中川(秀)委員 一つ例を挙げてみたいと思いますが、いわゆる国会に行政監察、行政監視の何らかの機能、機関を設けたらどうか。こういうことについても、我が党も今の行政の自己検証体制の確立は十分だとは考えていない。  党の公約では第三者評価・監査制度を導入すべきだとうたっておりますし...全文を見る
○中川(秀)委員 総理、その点なんですが、これもアメリカの例で恐縮でございますけれども、そういう意味の人事交流と、例えばお互いにチェック・アンド・バランスでチェックしていかなければならないという機関間の人事交流とは分けておるのですね。  つまり、例えば今我が国の行政監察局には、...全文を見る
○中川(秀)委員 次いで、公共投資一本だけの景気対策では、財政赤字を積み増すだけで、十分に効果的な政策とは言いがたいということは先ほど申し上げたわけですが、個人消費、住宅投資といった一般家計部門ですね、この家計部門の潜在成長力は、生産部門が陰りを見せているのとは逆に極めて大きく、...全文を見る
○中川(秀)委員 総理の思いは私の思いでもございまして、慎重に慎重に、そういったすべてのことを考えて御判断なさらなきゃならぬということだと思いますが、他方補正予算の議論もございまして、これもまた重要なことでございますが、私は、個人の意見でもございますけれども、その補正予算の議論も...全文を見る
○中川(秀)委員 ありがとうございます。与党の三党の間でもこれについては、一部新聞では四倍ぐらいに引き上げるという報道もなされておりますが、真剣に今検討して、政府にお願いしようということを今議論している最中でございますが、あえてそのことを申し述べておきたいと存じます。  さて、...全文を見る
○中川(秀)委員 まさにそれを実現するためにも行政改革が必要だ。その意味では、財政再建と行政改革は本当に車の両輪、表裏一体だ、こう思うわけであります。  これまでの行革、いろいろな答申が出たものが十分実効性を持ったかというと、私は必ずしもそうとは言えない。そういった経験にかんが...全文を見る
○中川(秀)委員 我が国の場合は、西暦二〇〇〇年、もうあとわずかですが、生産年齢人口が減り始めるのですね。今までずっとふえていたのですが、逆に減っていくわけですね。二〇〇五年にはベビーブーマー世代が退職し始める。そういうことですから、やはり本当にそういう気持ちで財政再建法を行政府...全文を見る
○中川(秀)委員 極めて重要な点だと思いますので、また議論を続けさせていただき、本当に総理の熟慮そしてまたリーダーシップを心からお願いしたいと思う次第であります。  私は、今議論の中に、ちょっと時間が迫りますので省略をしようと思ったのですが、財投クランチという言葉が最近言われる...全文を見る
○中川(秀)委員 もう一点、これも総理にお伺いをしたいと思うのですが、公共事業では、例えば欧米諸国では、かなり活発にビルド・オペレーション・トランスファーという方式をとっているのですね、アメリカでもヨーロッパでも東南アジア諸国でも。  ちょっともう時間がないから例を挙げませんが...全文を見る
○中川(秀)委員 総理もワシントンヘ行かれてダレス国際空港なんかもおおりになったことがあると思いますが、あれとワシントン市内を通ります道路は、まさにBOTであります。そのようにアメリカや、ロンドンの橋もそうですし、いろいろなものが幅広くやっております。そして、かえって公共財源を節...全文を見る
○中川(秀)委員 いろいろな観点からの御検討を賜りたいと存じます。  総理、お戻りになられてすぐで恐縮ですが、行政改革委員会の官民活動分担小委員会で、官民分担の基準を近々に御提言なさるという記事が報道されました。  その原案によれば、基準と考え方、二部構成になっていて、基準の...全文を見る
○中川(秀)委員 次に、金融の検査・監督の新機関のことについてお伺いをしたいのですが、この発足の時期やら、またそのトップとして閣僚を置く形がいいのか、あるいは官僚を置く形、総理府の外局の機関として二元化をして官僚を置くという形では、まあ宮内庁なんかもそうなのかもしれませんが、ある...全文を見る
○中川(秀)委員 わかりました。  今、世界で一番高い日本の法人税、これをやはり何とかしないと空洞化を防げないではないかという議論の中で、かといって財政難の昨今でございますから、課税ベースを少し広げようか、そのかわり法人税を下げようか、こんな議論も行われているようですが、実は、...全文を見る
○中川(秀)委員 国民の理解なしには行政も行政改革も進まないのでございますから、そういう観点からもぜひ御検討賜りたいと思います。  同じように、私は、アカウンタビリティー、情報公開は非常に大事であると考えておりますが、国、地方公共団体、そしてまた特殊法人、公益法人、この間の補助...全文を見る
○中川(秀)委員 今度の厚生省の不祥事では、実は国民の税金が、補助金が、大変巨額なものが贈収賄の関係で使われた。行政不信、国民の怒りは、本当にあきらめにも似た底深いものがあると思うのでございます。  やはり、そういう意味でも、そういう問題を解決するためには、補助金などの流れにつ...全文を見る
○中川(秀)委員 ぜひよろしくお願いいたします。  また、事件に絡む話ですけれども、小山容疑者が国立国際医療センターの医療廃棄物収集運搬業務、これを実績なしで、しかも都の許可が出る前に指名に参加して落札をし、都の許可が出た翌日から業務を始める、全く異常な形になった経緯についても...全文を見る
○中川(秀)委員 公費の支出に関するところは、これはやはり国民の納得が得られぬと思います。そういう意味でも、そういう点について御決定いただいたというのはいいことだし、さらに、民間の経済活動についてもいろいろな問題点もないわけではございませんので、そういう面も含めてさらに御検討を願...全文を見る
○中川(秀)委員 今回の事件で、この小山容疑者がスポンサーをしていた医療福祉研究会、そういうことで便宜供与や利益供与があったことがもう数名出ておるわけですが、私は、こういう業者や利害関係者が中心になったり、あるいはメンバーになったりしている役所の中の私的研究会というのは、やはり癒...全文を見る
○中川(秀)委員 今回の場合は、新聞報道によると、厚生省のこれは幹部なんですが、岡光さんに安心してついていったら、僕らを運んでいった先は地獄だった。こういうことを語っている。今度の事件の罪深さは、疑惑もさることながら、庁内の倫理観を麻痺させたり、癒着の空気をはびこらせた。次官にな...全文を見る
○中川(秀)委員 オレンジ共済事件についてお尋ねいたします。  近々この事件は年内にも強制捜査の方向、こう聞いておりますが、オレンジ共済組合あるいは年金会に、捜索をした際に現金は数万円しかなかった。また、ほかの、口座、預金等を調べても、これは報道ですが、八百万か二千万か、幅が多...全文を見る
○中川(秀)委員 焦点は、この五十億円の使途ですね。当然、捜査としては、例えばAという人がこの共済へいつどこへ振り込んだか、そして共済組合の年金会がどこでおろしてどこへ持っていったか、帳簿や会計処理はどうなっているかということを確定していかなきゃいかぬわけですね。当然、使途は、い...全文を見る
○中川(秀)委員 さらにさらに、こういう事犯が本当に続いています、KKCもそうですが、いろいろな観点から行政の責任としても検討してもらいたい。これは本当に、捜査当局、司法当局ともよく相談なさるべきだと思いますよ。それはよくお願いを申し上げておきます。  もう先ほどから申している...全文を見る
○中川(秀)委員 いろいろ報道がなされているだけに、事実関係はきちんとされて、堂々と公表する、そういう姿勢が正しいのだろうと思います。  おおむね時間が近づいておりますので、最後に二点ばかり。  公務員倫理法、公職倫理法の中身として、米国等では贈り物や接待の金額にまで、例えば...全文を見る
○中川(秀)委員 終わりますが、関連に同僚の柳沢議員から質問をお願い申し上げたいと存じます。ありがとうございました。