中川義雄

なかがわよしお



当選回数回

中川義雄の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月24日第171回国会 参議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○中川義雄君 今日は、大きく分けて二点について内閣府の考え方をただしたいと思っています。第一点は道州制について若干質問させていただきたいと同時に、もう一つは科学技術の振興について、いろんな問題があると思いますのでただしたいと思っています。  まず、道州制についてでありますが、道...全文を見る
○中川義雄君 確かに、今言われたことが目的だと思います。また、それがこの法が制定された経緯の本質だと思っておりますが、ただ、まだ道州制という制度がこの国では取り上げられていませんので、この法律においては道州制という話は全然、特区の話は出ていますが、入っていないわけです。しかし、法...全文を見る
○中川義雄君 そこで、今も説明がありましたが、平成二十年に北海道知事から、観光地として魅力を高めるために、道内の空港において携帯輸入品について関税を免税するよう新たな立法措置を求めてきているわけでありますが、その結果はどうなったのか、お知らせいただきたいと思います。
○中川義雄君 そこで、関税制度を担当している財務省の担当者に対して、これを財務省としてはやはり否定した結果がこうなったと思うんですが、財務省の見解をお伺いしたいと思います。
○中川義雄君 今この国内にはない関税制度で穴を空けると言ったが、それはそうなんですか。これは全国的に全然ないんですか。
○中川義雄君 沖縄の特殊性を維持するというか、やっぱり一時米国の施政権下にあった沖縄のいろいろな問題から考えたとき、これをつくったということは私は非常に立派なことだったと思いますし、高く評価しているんです。  ただ、これはやっぱり国内法で制定されているんであって、もし北海道でや...全文を見る
○中川義雄君 今、ちょっと変わった説明をしているわけですけれども、私が聞きたかったのは、今あなたが説明したような話は、フリー・トレード・ゾーンじゃないんですよ、これは。  そして、関税暫定措置法の中でこの問題が取り上げられています。その十三条の中では、沖縄振興措置法に基づいてそ...全文を見る
○中川義雄君 そんな話はもう知っていますから。そんなことはあなたに聞かなくても。
○中川義雄君 要するに、この中で、自由貿易地域の指定という規定があるんです。いいですか。しかし、これどこを読んでも保税制度を使っているだけなんです。あのロッテルダムでさえそんな言葉は使っていない。自由港より自由な、自由港じゃありませんよと、自由港より自由なロッテルダムということで...全文を見る
○中川義雄君 あなた、そういう説明すると、全く素人に説明するような言い方してもらったら困るんですよ。  昭和三十三年というと、当時は沖縄はまだアメリカの施政権下にあったんですよ。そして、沖縄から見ると、本国の日本が外国だったんですよ。沖縄が一番その当時から経済的に取引していたの...全文を見る
○中川義雄君 もうちょっと分かりやすく言うと、このゾーンですから、ゾーンで団地を形成して、団地を売っているはずですね、日本の製造業者に。その結果はどうなっているんですか。一〇〇の面積があったとしたら何%、さっき四十何の業者があるというけど、零細企業から大きな企業からいろんなことが...全文を見る
○中川義雄君 これはもう話にならぬ。六%ですよ。全然話にならない制度、魅力のない制度なんですよ、実質は魅力のない制度で、さも魅力のあるような大げさな名前を付けているところに沖縄県民をばかにしているような制度だと私は思うんですよ。だから、これはきちっとした現実に合った、間違った解釈...全文を見る
○中川義雄君 このことについて余り北海道の話ばかりすると、何か道益だけを代表する政治家に聞こえますからちょっと我慢して、もうちょっとやるときはしっかりやらせていただきますけど。  それでは、今、野田大臣が見えておりますが、科学技術の振興というのは、この国のように非常に面積が小さ...全文を見る
○中川義雄君 今、野田大臣の意気込みというものは私も高く評価しますし、そうなってほしいと思いますが、現実はそうなっていないというのが、調べれば調べるほどそういう事実が出てくるんです。  そこで、まず科学技術に関する教育の問題から取り上げていきたいと思っております。  OECD...全文を見る
○中川義雄君 随分大きな声で三位と言って、立派なことを言いましたが、このPISAの、何というんですかね、年次別の結果を見ていただきたいと思います。おたくの方で出した、文部省の出した資料に基づいて私が言います。  数学的リテラシーという項目があります。二〇〇〇年には一位だったんで...全文を見る
○中川義雄君 そのOECD平均の中で、今の話でも、科学について学ぶことに子供たちはどんな興味を持っているかというと、OECDの平均では六五%ぐらいそれに興味を持っていると。残念ながら日本は五〇%なんです。これも将来のことを考えると大変厳しい数字になっているんです。そう余り自慢した...全文を見る
○中川義雄君 これも文部科学当局と私の見解は大いに違っております。  いいですか。このTIMSSの調査結果によると、一九七〇年第一回から今まで四回やっているんです。一九七〇年では小学校も中学校も理科は一位だったんです、全世界で。それが、最近の第四回調査では、中学校は六位に低下し...全文を見る
○中川義雄君 そこで、このTIMSSの調査で興味があるのは子供たちの生活態度なんです。これも非常に危機的なんです。いいですか。宿題をするというのは、OECD平均で、子供、中学生一日当たりの平均が一・七時間宿題をすると言っている。日本は約半分、一時間弱なんです。それに対して、テレビ...全文を見る
○中川義雄君 いいところだけ言うなって、ちょっと。
○中川義雄君 野田大臣、これが教育の現場なんです。これは学校教育ばかりじゃありません。家庭教育も非常に大きな問題があると思うんです。しかし、全体から見ますと、科学技術立国を目指す我が国としては、これでは将来に非常に黄色い信号が、ひょっとしたら赤信号がつきかかっているんではないかと...全文を見る
○中川義雄君 私は、ここにちょっと統計数字をうっかりして忘れてきましたが、持っていませんが、間違いなく私の記憶では、OECDのこの調査の中で、基礎教育段階、小学校、中学校の段階で数学や理科といったものを勉強して、将来科学技術を使って自分たちの社会のために貢献する、そういう気持ちが...全文を見る
○中川義雄君 そこまではだれが考えたって分かることなんです。  それじゃ、具体的に、文部科学省では教育の中でこの問題をどのような施策で解決しようとしているのか示していただきたいと思うんです。
○中川義雄君 私は非常に残念なのは、これは人間教育が欠けているんだと思うんです。今、辛うじて理数科でも国際水準の中ではそんなひどい数字になっていない。辛うじて数字は残しているんです。しかし、これは、進学するためだとか、上の学校に入るためだとか、学校の先生がそういう指導をするから、...全文を見る
○中川義雄君 それでは、第三期科学技術基本計画についてお伺いしたいと思うんですけれども、その中で成果の還元、人材育成と競争的環境の重視ということを大きく掲げておりますが、この背景にある問題意識、そして現時点での成果について当局のお話をお聞きしたいと思います。
○中川義雄君 大変いいことずくめで、立派になることを私は期待しています。しかし、期待どおりにはなかなかいかないということで、これからお話しさせていただきます。  それでは、この基本計画では、平成十八年度から二十二年度までの五年間で政府の研究開発投資の総額規模を二十五兆円とたしか...全文を見る
○中川義雄君 聞いていること、間違っていることを聞いたら訂正してもらってもいいけど、聞いている話を同じことを繰り返さないでください。時間がなくてやっているわけですから、ちょっと協力してほしいんですよ。私が言ったことと同じことを繰り返さないでくださいよ。間違っていたらこれは違います...全文を見る
○中川義雄君 九兆円ですよね。これ、二十二年度予算で九兆円しっかり手当てすることができるんですか。できないと、これ、二十五兆円は紙に書いた、それだけにすぎなくなってしまうんですよ。それに対する考え方を示していただきたいと思います。
○中川義雄君 言い訳みたいな話しないでくださいよ。これ、できないですよ。できないから、どうするかということを今考えぬとならないんですよ。何か努力すればできる、しかも地方の責任に。今財政事情は地方ほど厳しいですよ。そんな中で、できっこないんですよ。それをちゃんと認めた上で、次善の策...全文を見る
○中川義雄君 年々悪くなっていっているんですよね。これだけはちゃんと認識して、大臣もそのことだけはちゃんとしっかり覚えておいてください。  この科学技術基本計画のこの額、諸外国の数字と比較したら、どうなっておりますか。
○中川義雄君 そこで、委員長の了解をいただいて、世界の科学技術政策の動向という表を出させていただいております。  これ見たら、今言っていることが全く、いいですか、まず伸び率。二〇〇〇年を一〇〇として、二〇〇五年までの伸び率は日本は九七でありました。米国は一四六、EU合わせて一六...全文を見る
○中川義雄君 ただいまの大臣の率直なお話、私は期待します。そういう率直な大臣がしっかりとした施策をやってこそ、日本の国は将来があるし、野田大臣の若さも私は非常に期待しておりますので、よろしくお願いします。  それから、もう一つ問題は、科学技術者の処遇の問題なんです。  我が国...全文を見る
○中川義雄君 時間がないから短くして。
○中川義雄君 大臣にだけですね、政府参考人への質問は、要りません、もう。  我が国の自然科学ノーベル賞受賞者は十三人。他の分野から見たら群を抜いていると思いますが、大臣はこれをどう評価しておりますか。
○中川義雄君 大臣の今のお話は結構なんです、それは。ただ、否定するつもりはありませんが、どうも他の国で研究した成果が評価されてノーベル賞の対象になっている人が日本で多いんです。逆に本当は欲しいのは、他の国から来た科学者が日本でいろんな研究をした結果、ノーベル賞を受けたというのはも...全文を見る
○中川義雄君 科学技術立国日本の復活に向けての処方せんをどう描くか、非常に大切なことだと思いますので、最後になりますが、野田大臣の決意をお聞かせいただきたいと思います。
○中川義雄君 終わります。
05月20日第171回国会 参議院 予算委員会 第21号
議事録を見る
○中川義雄君 まず最初に、私は農業問題についていろいろとお聞きしたいと思っております。  まず、御承知のように、世界的に見ると、中国やインドにおける人口増、そしてまた温暖化による食料の大変不安定性といったものが、我が国のように多く食料を輸入に依存しているこの国にとっては食料の自...全文を見る
○中川義雄君 もう十数年来、この四〇%、四〇%、もうぎりぎりのところで全然進展していない。  そこで、農水大臣に、専門的な考え方から、これまでの農政ではどうしてもこの四〇%の壁を越えることができなかった、これからはどんなことを手を打っていくのかといった点で、その政策について具体...全文を見る
○中川義雄君 一つ大きな問題としては、この国で農地面積が小さい割には遊休農地が非常に多い、これもひとつ何とか担い手に農地を集積して農地の利用を高めるということも非常に大事だと、こう思っているわけであります。私はそういう点で、そのためには担い手にとって農業という職業、これが魅力ある...全文を見る
○中川義雄君 まあ農水大臣の話ではありますが、私は反論するわけじゃありませんが、農家がこの農業公共事業に負担するそれだけの力がなくなってきていることも間違いない事実なんです。本当はもっといい農地にしたい、しかし、そのためには、北海道のように一戸当たりの経営面積が大きいとどうしても...全文を見る
○中川義雄君 時間がありませんから端的に言わせていただきますが、農村、農業の将来を考えたとき、やっぱり魅力ある職業でなければならないわけです。そのためには、農家所得がやはり一定の水準に達しなければなりません。それと同時に、過疎化が進んでおります。集落排水事業だとかまた農村医療の充...全文を見る
○中川義雄君 農林水産業というのは、これはまた職業としても大切な職業であります。しかし、それとはまた別に、農村、漁村、山村の持つ多面的機能、これも正当に評価していかないと立派な政策が実行されないと思うんです。  たしか平成十三年ぐらいだったと思いますが、農水省、我々自民党の農林...全文を見る
○中川義雄君 今、総務大臣から非常にいい答弁をいただいたんですが、何となく言い訳みたく聞こえて、もっともっと、いいですか、大臣が日ごろ環境問題を非常に大切にしております。この九十兆円の農山漁村の多面的機能の中で占めているのは、ほとんど環境問題です。環境が示している価値を計数的に金...全文を見る
○中川義雄君 あと、地方問題につきましては後ほどまた質問しますが、今参考人でお呼びしました社長さんがお見えになりましたので、非常に忙しい中をここに来ていただいたものですから、端的に質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  郵政事業、特にかんぽの問題について...全文を見る
○中川義雄君 その点はよく理解しました。  しかし、このかんぽの宿売却については大きな社会問題になっております。いろんな問題が提起されております。四月三日には総務大臣から西川社長に対して業務改善命令が出された。このことを西川社長はどう受け止めて、これからの日本郵政の経営の実情に...全文を見る
○中川義雄君 総務大臣にお聞きしたいと思うんですが、私は、総務大臣がこの問題でこれまでいろんな発言をされておりました。私の知る限りは、この国会においても、そしてまた、いろんな国民の声を聞いても、鳩山総務大臣は大したものだと、そういう声が大きくなってきていると思うんです。  特に...全文を見る
○中川義雄君 大臣の決意がよく分かりました。  西川社長、お忙しいところ出席いただきましてありがとうございました。退席して結構であります。  それでは、あとまだ少し時間がありますので、地財対策、先ほどちょっと聞きましたが、地財対策についてもう少しお話を聞きたいと思っています。...全文を見る
○中川義雄君 今大臣から地方分権推進会議からの二次の勧告についての話がありましたが、問題は、今地域主権型社会とか地方分権という中で、地方が非常に警戒していることがあるんです。今大臣もちょっと言いましたが、仕事は地方に来るが、財源がそれに合って移譲されるのかどうかということなんです...全文を見る
○中川義雄君 この問題は国家の統治機構の問題にも関連する大きな問題だと思います。そこで、麻生総理のこの問題に対する考え方をここでお示しいただきたいと思います。
○中川義雄君 あとの時間は午後からに向けたいと思いますので、委員長の取り計らいをお願いしたいと思います。
○中川義雄君 それでは、午前中に引き続きまして、午後からは道州制に関してお尋ねしたいと思っています。  当然のことですが、地方のことを一番よく知っているのは地方であると思います。住民の身近なことは基礎自治体になるべく権限を移譲すべきが基本だと思っております。  そしてまた、一...全文を見る
○中川義雄君 終わります。